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FY2025|7,238 文字|出典 docID: S100W5G6
3【事業の内容】 当社グループは、Salesforce(※1)、Anaplan(※2)、ServiceNow(※3)、AWS(※4)、Microsoft(※5)など、世界最先端のITテクノロジーを活用した業務変革支援及び自社製品SaaS(※6)型クラウドサービス「AGAVE(※7)」の展開を通じて、企業のDX(※8)を推進する複数の事業を展開しております。2025年3月期より、従来の「デジタルプラットフォーム事業」を、「コンサルティング事業」及び「アオラナウ事業」の2つの事業セグメントに再編し、各プラットフォームに特化した専門性の高い支援体制を構築いたしました。 コンサルティング事業では、Salesforce、Anaplan、AWS、Microsoftを中核としたクラウド導入支援や業務設計・開発・運用支援に加え、ノーコード/ローコード(※9)開発や生成AIの活用を含む「AI & Data Innovation」、人材育成を担う「エデュケーション」、業務現場への常駐支援を行う「Onsite Service」、営業・マーケティング・カスタマーサクセスを横断して支援する「ConsulTech」など、多層的かつ実効性の高いサービスを展開しております。また、海外駐在員管理に特化したクラウド製品「AGAVE」を提供しており、人事部門の業務効率化及び内部統制強化に寄与しています。2025年3月末時点で460社以上・11,000ID(※10)超の導入実績を有し、リカーリングビジネス(※11)として安定した収益基盤を確立しています。 アオラナウ事業では、ServiceNowを用いたITサービスマネジメント領域において、導入・設計・開発・定着支援を一貫して提供し、顧客企業のIT運用高度化と業務標準化を支援することで、組織変革及び継続的な業務改善を実現しています。 このように、当社グループは、プロフェッショナルサービスと自社SaaSを両軸に据え、企業の持続的な成長と企業価値の向上に資する付加価値の高いデジタルサービスの提供に努めております。 なお、2025年3月期における各サービスの売上高構成比は、コンサルティング事業が85%、アオラナウ事業が15%となっております。さらに、コンサルティング事業の内訳は、Salesforce・Anaplan・AWS・Microsoft等による導入・構築支援を担う「コンサルティング」が42%、ノーコード開発・生成AI活用・人材育成・常駐支援等を含む「AI & Data Innovation」が39%、加えてSaaSサービスが4%となっており、多層的な専門領域によるバランスの取れた収益構造を構築しています。 (1)事業のセグメントと主なグループ会社セグメント主なグループ会社コンサルティング事業サークレイス株式会社Circlace HT Co., Ltd.アオラナウ事業アオラナウ株式会社 (2) セグメントの内容【コンサルティング事業】 コンサルティング事業は、Salesforce、Anaplan、AWS、Microsoftなどのクラウドテクノロジーの導入・活用を通じて、顧客企業の業務設計、システム構築、データ活用、組織変革、人材育成などを総合的に支援するサービスです。これにより、企業はデジタル競争力を高め、事業の俊敏性や生産性を向上させることが可能となります。当社グループは、業務プロセスの構想策定から成果創出に至るまで、テクノロジーとコンサルティングの両面から一貫した支援を提供しております。 本事業は、「コンサルティングサービス」と「SaaSサービス」の2体系で構成されており、それぞれ以下の領域で構成されています。 ■コンサルティングサービス クラウド導入支援から業務定着・活用支援までを一貫して提供する業務変革支援サービスであり、「コンサルティング」及び「AI & Data Innovation」の2領域で構成されています。 ① コンサルティング Salesforce、Anaplan、AWS、Microsoftなどのクラウドプラットフォームを活用し、顧客企業に対する業務設計、導入支援、開発、連携、運用設計までを包括的に行っております ・Salesforce Consulting Salesforceプラットフォームを活用し、導入支援・開発・運用設計までを一貫して提供しています。Sales CloudやService Cloud等の標準機能を活かした導入から、複雑な業務要件に応じたアプリケーション開発、外部システム連携構築まで対応しています。 ・Anaplan Consulting 企業の事業計画・予算管理・人員配置・需給予測などを支えるクラウド型計画管理ソリューション「Anaplan」の導入を支援しています。業種・業態を問わず共通する業務構造に対して、あらかじめ整備したテンプレートと柔軟なカスタマイズを組み合わせ、導入のスピードと精度を両立させています。 ・その他のコンサルティングサービス 当社グループでは、クラウド環境における多様な開発ニーズに応じたコンサルティングサービスを提供しております。以下に代表的なサービス内容を記載します。 1.AWS Consulting システム・Webサイト開発、コンサルティング、プロジェクトマネジメントサービスを提供しています。Webアプリケーション開発、インフラ構築を得意とし、AWSなどのクラウドインフラを活用した効率的な開発を推進しています。E2Eテストやユニットテストの導入により、開発後半のバグ発生を予防し、安定したサービス提供を実現しています。さらに、大規模データや高トラフィックに対応した設計構築力を活かし、大手ECサイトやエネルギー業界向けの実績も積み重ねております。 2.Microsoft Power Platform(※12) Microsoft Power Platform(Power Apps、Power Automate、Power BI)を活用し、ノーコード・ローコードによる迅速な業務アプリケーション開発を支援しています。Power Automateによる業務プロセス自動化、Power BIによるデータ可視化、Power Appsによる業務アプリ構築により、業務部門自らが主体的にDXを推進できる体制を整備します。導入後も継続的な支援を行うことで、プラットフォームの利活用最大化に貢献しております。 ② AI&Data Innovation(カスタマーサクセス支援・エデュケーション含む) 生成AIやデータを活用した次世代型の業務変革を支援しており、クラウド環境におけるノーコード/ローコード開発、API連携、業務自動化、データ分析・可視化支援などのサービスを展開しています。特に、業務プロセスの定着支援においては「Onsite Service」、人材育成を担う「エデュケーション」、そして業務全体を横断的に改革する「ConsulTech」という異なる性格のサービスを有機的に組み合わせ、顧客のDX実現を多面的に支援しています。最新技術を活用し、IT部門だけでなく業務部門が主体となる変革の推進を支援しております。 ・Onsite Service Salesforce運用の定着支援として、派遣契約により専任スタッフが顧客企業に常駐し、業務部門と連携した運用代行・改善支援を行っています。顧客環境に即した日常的な改善サイクルの実現により、高い定着率と顧客満足度を維持しています。 ・エデュケーション SalesforceやMuleSoftに関する認定資格取得支援を目的とした法人向けエデュケーションサービスも提供しており、Sales Cloud、Service Cloud、Marketing Cloud等を対象に短期集中型の講座を提供。2025年3月末時点では、Salesforce10コース、MuleSoft2コースを提供しており、セールスフォース・ジャパンから表彰された講師も在籍しています。顧客企業の人材育成及び内製化支援に寄与しております。 ・ConsulTech クライアント企業のマーケティングから営業、カスタマーサクセスに至るまでのビジネスプロセスを深く理解し、業務効率を向上させることにより、ビジネスオーナーが求める成果の最大化を伴走支援します。データに基づいた意思決定を可能にするプラットフォーム構築支援だけでなく、マーケティングの戦略立案と実行支援に至るまで包括しています。専門知識が豊富なチームにより、人材育成をはじめ、顧客の開拓からアポイント獲得の向上まで、一貫してサポートします。TheModel型を熟知した担当者によるサポートにより、組織内の商流プロセスを横断して効率化させ、専属のPMが理想のビジネスモデル構築を提案いたします。生成AIを活用し、様々なシステムの実態把握と最適提案を行う組織改革型サービスです。 コンサルティング事業は、近年のデジタル化ニーズの高まりに伴い、顧客数の増加・案件規模の拡大に伴う顧客当たり単価の上昇等、堅調に推移しております。 ■SaaSサービス 当社グループは、海外駐在員向けの管理に特化した「AGAVE」というクラウドサービスを提供しています。海外駐在員へのサポート業務を行う人事部門のために、海外駐在員の赴任前、赴任中、帰任時の煩雑な業務を一元管理できるプラットフォームです。様々な業務とは例えば、人事部門側で実施するタスク管理に加え、赴任中の社員の経費申請・各種ワークフロー等であり、そのような海外駐在員サポートに関わる様々な業務を一元管理し、業務の見える化、効率化を実現できます。機能としましては、マイプロファイル、経費申請/承認、各種申請/承認、お知らせ配信、ドキュメント、プロジェクト管理、給与データ管理があります。2025年3月末現在、460社以上の企業に利用いただいており、ID数としては11,000に達しました。 【アオラナウ事業】 アオラナウ株式会社では、企業のITサービスマネジメント高度化を目的に、「ServiceNow」を活用したコンサルティング及びシステム導入支援サービスを提供しております。ServiceNowは、業務の標準化・可視化・自動化を実現するクラウド型プラットフォームであり、情報システム部門のみならず、人事・総務・経理などのバックオフィス領域、さらには営業・カスタマーサポートといったフロント部門の業務効率化や顧客体験の向上にも寄与する先進的なソリューションです。 当社グループは、ServiceNow導入を検討する企業に対し、業務プロセスの現状分析からソリューション選定、要件定義、設計・開発、社内連携、トレーニングまでを一貫して支援しており、単なるツール導入にとどまらず、組織変革に向けた伴走型の支援を特徴としています。導入後の運用・保守においても、プロアクティブな課題抽出や業務改善提案を通じて、顧客企業がServiceNowを継続的に活用できる体制を構築しております。 また、ServiceNowを活用したアプリケーション開発・業務連携においては、各業務領域に特化したテンプレートや自社開発モジュールも活用することで、スピーディかつ高品質なプロジェクト推進を実現しております。加えて、他クラウドソリューション(SalesforceやMicrosoft製品群など)との連携設計にも注力し、業務全体の統合的なDXを支援しています。 (3)当社グループのビジネスモデル 当社グループは、「コンサルティング事業(コンサルティングサービス/SaaSサービス)」及び「アオラナウ事業」の二つの事業セグメントを通じ、世界最先端のITテクノロジーと専門人材を融合させた価値提供を行っております。 コンサルティング事業では、Salesforce、Anaplan、AWS、Microsoftなどの世界最先端のITプラットフォームを活用し、戦略立案から設計・構築・運用までをワンストップで支援する体制を構築しています。特に、生成AIの活用やカスタマーサクセス支援、エデュケーションによる人材育成など、導入後の活用定着フェーズに重点を置いたサービス体系を有しており、プロジェクト収益に加え、継続的なストック収益の獲得につながるビジネスモデルを構築しています。 また、SaaSプロダクト「AGAVE」においては、導入支援から運用サポートまでを一貫して提供し、月額課金を中心とした安定収益基盤を確立しています。利用継続率も高く、顧客の業務効率化と内部統制強化に貢献しています。 一方、アオラナウ事業では、ServiceNowを活用したITサービスマネジメント領域への展開を進めており、顧客のIT運用高度化と業務最適化を支援しています。導入から開発、運用・定着までを伴走することで、IT基盤の革新とサービス品質の向上を実現しています。 今後も当社グループは、世界最先端のITテクノロジーとコンサルティング機能の融合による付加価値創出を追求し、顧客の事業成長と企業価値向上を共に実現してまいります。 当社グループの強みを活かして高付加価値なサービスを提供することで、下表のとおり売上高や売上総利益等は堅調に推移しております。 当社グループ売上高・営業利益等の四半期推移 2024年3月期2025年3月期第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期売上高(千円)650,336702,007711,650836,802807,455889,6811,004,0981,102,778営業利益(千円)△59,44031,346△62,1234,895△51,28123,19980,338151,377営業利益率(%)△9.14.5△8.70.6△6.42.68.013.7 (注)1.当社グループは、2024年3月期の第3四半期連結会計期間より連結財務諸表を作成しているため、2024年3月期の第1四半期会計期間及び第2四半期会計期間は個別経営成績の数値を記載しております。 (事業系統図) (注記)(※1)Salesforce 米国に本社を構えるSalesforce, Inc.が提供する、企業と顧客をつなぐCRM(顧客管理)ソリューション。マーケティング、営業、コマース、サービス等全ての部署で、顧客一人ひとりの情報を一元的に共有できる統合CRM(顧客管理)プラットフォームです。(※2)Anaplan 米国Anaplan社がサブスクリプションで提供する、クラウドベースの事業計画ソフトウエアです。財務、サプライチェーン、販売実績から人事に至るまでの分野で意思決定の目的で利用されます。(※3)ServiceNow 米国に本社を構えるServiceNowのクラウドベースのプラットフォームで、ITサービス管理(ITSM)を効率化することを目的としています。自動化、オペレーション管理、ビジネスプロセスの統合を提供し、IT・カスタマーサービス・セキュリティオペレーション・HR管理など多岐にわたる業務プロセスに対応し、企業のデジタル変革を支援します。(※4)AWS Amazonが提供する世界最大規模のクラウドサービス群。コンピューティング、ストレージ、ネットワーク、データベースなど多岐にわたるサービスを提供しています。(※5)Microsoft WindowsやOffice製品に加え、Azure、Power Platformなどの業務アプリケーション向けクラウドソリューションを提供する世界的IT企業です。(※6)SaaS Software as a Serviceの略で、クラウド経由で提供されるソフトウエアサービスです。利用者はインストール不要で、月額などの課金制で利用可能です。(※7)AGAVE 当社が提供する、海外駐在員の人事関連業務(赴任・在任・帰任)を一元管理できるSaaS型クラウドサービスです。タスク管理、経費申請、ワークフロー処理、ドキュメント共有、給与計算等を包括的に提供し、人事部門の業務効率化と内部統制強化を実現します。 (※8)DX 「Digital Transformation」の略で、経済産業省によると「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」と定義されています(出典:経済産業省「DX推進ガイドライン」)。(※9)ノーコード/ローコード プログラミングを必要としない、あるいは最小限のコーディングで業務アプリケーションを構築できる開発手法です。開発期間の短縮と属人性の排除に寄与します。(※10)ID 情報システム上で個人を識別するための一意の記号(identifier)で、ユーザー単位での利用管理や権限設定などに用いられます。(※11)リカーリングビジネス 継続収益(リカーリングレベニュー)を得ることを目的としたビジネスモデルであり、定期課金を通じて安定収益と長期的な顧客関係を築く仕組みです。(※12)Microsoft Power Platform Microsoftが提供する業務自動化とデータ分析に特化したローコード開発基盤。Power Apps、Power Automate、Power BIにより、現場主導のDX推進と業務改善を支援します。
FY2024|12,695 文字|出典 docID: S100TTG9
3 【事業の内容】当社グループは、デジタルプラットフォーム事業の単一セグメントとして、「Salesforce」(※1)と「ServiceNow」(※2)を柱としたクラウド先端技術を用いた導入支援や自社サービスの展開を行っております。当社グループの事業領域であるクラウドビジネス分野は、近年テレワークの導入を推進し、自社のデジタライゼーションゼーションを実現し、デジタルビジネスの販路拡大にかけて真のDX(※3)実現への投資意欲は今後益々拡大する傾向にあります。デジタルプラットフォーム事業は、大きく分けてコンサルティングサービス、プラットフォームサービスという2つのサービスを提供しております。コンサルティングサービスとして、当社グループでは「Salesforce」の導入・運用コンサルティングを手掛ける「Salesforce Consulting」、「Anaplan」(※4)の導入・運用コンサルティングを手掛ける「Anaplan Consulting」に加え、「その他のコンサルティング」として、M&Aにより吸収合併したFTL株式会社のWebサービス、連結子会社となるアオラナウ株式会社における、「ServiceNow」導入のコンサルティング、開発、構築、運用保守までのワンストップサービスが新たな収益の基盤として仲間入りをいたしました。プラットフォームサービスとして、リカーリングビジネス(※5)を中心に、「Salesforce」の運用支援・サポートを手掛ける「カスタマーサクセス」、「AGAVE」等の自社製品をSaaS(※6)として販売をする「DX」、Salesforce, Inc.認定のSales Cloud(※7)/Service Cloud(※8)管理者・開発者、そしてそのサービスを利用するユーザーに向けた豊富なトレーニングメニュー等を提供する「エデュケーション」を主なサービスとして展開しております。2024年3月期における各サービスの売上構成比は、コンサルティングサービス66%、プラットフォームサービス34%の比率となっています。さらにコンサルティングサービスのうち、Salesforce Consulting87%、Anaplan Consulting8%、その他コンサルティング5%、プラットフォームサービスのうち、カスタマーサクセス75%、DX14%、エデュケーション11%となっております。 (1)事業のセグメントと主なグループ会社セグメント主なグループ会社デジタルプラットフォーム事業コンサルティングサービスサークレイス株式会社Circlace HT Co., Ltd.アオラナウ株式会社カスタマーサクセスサークレイス株式会社 (2) セグメントの内容 (コンサルティングサービス) コンサルティングサービスは、デジタルコンサルティングサービスとして、デジタル技術を活用したビジネス設計、クラウドによるシステム開発を行っております。クラウド活用による攻めのIT投資領域に特化したコンサルティング、システム開発サービスを提供しています。 具体的には、主にSalesforce Consulting、Anaplan Consulting、及びその他コンサルティングとして、ServiceNowやWebシステム開発という3つのサービスを展開しております。 ① Salesforce Consulting 当社グループは、クラウドソリューションの中で、「Salesforce」を中心に、顧客企業に対して導入支援、コンサルティング及び開発・連携を行っております。 まず、導入支援につきましては、「Salesforce」のクラウド特性を活かし、顧客企業ごとに最適な導入プロジェクトを実施しております。Sales Cloud、Service Cloud等の標準機能をノンカスタマイズで利用できるサービスから、独自のアプリケーション開発、システム連携を伴う大規模開発まで、顧客企業のニーズに合わせたサービスを提供しております。また、顧客企業が独力で導入する場合の支援メニューも用意しております。 次にコンサルティングですが、顧客企業に「Salesforce」を有効に活用していただくために、現状課題解決やビジネス環境にマッチした様々な要望を考慮した上で、要件定義からプラットフォーム選定までの最適なソリューションを提供しております。 最後に開発・連携です。顧客企業の中には、Sales CloudやService CloudのようなSalesforceアプリケーションをメインで使うものの、既成のアプリケーションだけではニーズを満たせない場合も想定されます。その場合に、当社グループは、顧客企業のビジネスにあった独自のアプリケーションを開発するメニューを提案することができます。Salesforceのアプリケーション開発プラットフォーム(※9)には、Lightning Platform(※10) とHeroku(※11)という2つのPaaS(※12)があり、それを利用することにより、一から独自の言語を覚え、アプリケーションを開発する場合と比べ、比較的容易に独自のアプリケーションを開発することができます。 ② Anaplan Consulting 企業が財務上の優先度に基づいて業務を実行するための、ビジネス全体を見渡す可視性を提供するクラウドソリューション「Anaplan」を導入するサービスを提供しています。これは、当社グループがこれまで培ってきた構築ノウハウを提供することに加え、今までの導入経験を基に整備し、業務に必要な機能をあらかじめ整備したテンプレートをベースに顧客企業に合わせたカスタマイズを行い提供するパターンオーダーの導入サービスです。全ての企業に共通して存在する階層構造や管理項目、また、どのような業種にも必要な基幹業務、これらの共通項に対応したテンプレートを枠組みにシステムを構築することで、作業自体のスピードアップを実現すると同時に、仕様設計段階での抜けや漏れが原因の手戻りを減らし、導入プロジェクトを通じて効率化し、テンプレートを使用しない場合に比べて時間、コスト、手間を削減することができます。 ③ その他コンサルティング・Webサービス システム・Webサイト開発、コンサルティング、プロジェクトマネジメントサービスを提供しています。Webアプリケーション開発、インフラ構築を得意とし、AWSなどのクラウドインフラを活用した効率的な開発を提供します。E2Eテストやユニットテストを導入し、プロジェクト後半での予期しないバグを防止し、安定したサービス提供を実現しています。また大規模データ・大規模トラフィックを扱うシステムの設計・構築も提供しており、大手ECサイトやガソリンスタンド向けサービス構築などの実績もあります。・ServiceNowコンサルティング アオラナウ株式会社においては、企業のITサービスマネジメントクラウドソリューション「ServiceNow」を導入するサービスを提供しています。企業活動における様々な業務・サービスを単一プラットフォーム上に統合し、業務の標準化・可視化・自動化をコンセプトにヒト、モノ、カネ、情報を一元管理に導きます。コンサルティングにおいては、お客様のビジネス目標に合わせたServiceNow導入計画とプロセス最適化を行い市場優位性の確立やその実現までご提案し、導入支援においては、DX推進に直結する柔軟かつ迅速なServiceNow環境の構築をサポートします。開発・連携においては、特定の業務要件に応じたカスタムアプリケーション開発を通じて、業務効率と生産性の向上を実現に導きます。また、導入や構築に留まらず、運用・定着化支援まで伴走でサポートし、導入後の新たな課題等をお客様とともに解決に導くことで、真のDXを実現することができます。 コンサルティングサービスは、近年のデジタル化ニーズの高まりに伴い、顧客数の増加・案件規模の拡大に伴う顧客当たり単価の上昇等、堅調に推移しております。また、安定した収益基盤確立のため、大企業とのリレーション及び継続率を重要視しており、コンサルティングサービス売上における大企業である顧客の売上割合は約59%(2024年3月実績)、大企業の契約継続率は約81%を保持しております。 ※大企業は、年商1,000億円以上の企業を表しております。※大企業の契約継続率は、2023年3月末時点のコンサルティングサービスの大企業顧客のうち、2024年3月末時点において取引が継続した件数の割合を示しております。 (プラットフォームサービス) プラットフォームサービスは、カスタマーサクセス、DX、エデュケーションの3つのサービスからなります。当社人材によるデジタル化ツールの運用実務支援を行い(カスタマーサクセス)、顧客のデジタル人材を育成し(エデュケーション)、デジタルツールの提供を行うこと(DX)で、高付加価値で顧客満足度の高いサービスを提供しております。 ① カスタマーサクセス Salesforceプラットフォームや「Anaplan」等、当社グループ取扱いのクラウド製品に関する導入・運用・保守・定着化を支援するサービスとなります。10年以上の実績を持ち、多数の顧客企業にサービスを提供しております。保守だけでなく、業務課題解決に注力したサービスで高い顧客満足度を得ています。提供範囲としては、リモートサービスにより、日本全国をカバーしております。 サービスメニューとして、ノーコード(※13)開発・運用代行・ヘルプデスク・定着化支援・内製化支援・カスタマイズがあります。「Salesforce」を有効活用するためには、Sales CloudやService Cloud等のクラウドアプリケーションの知識はもちろんのこと、業務にも精通しておく必要があります。サービスとして、Salesforce管理者の資格を持ち、最適な運用パターンや最新機能のノウハウを理解している当社グループの社員が、顧客企業においてサービスメニューにある業務を行っております。顧客企業のニーズは、会社に常駐して手厚いサービス提供を希望する場合や、疑問点等に答えるだけの必要最小限のサービス提供を希望する場合等様々です。当社グループはそのあらゆるニーズに対応できるよう以下の4種類の形態でサービスを提供しています。 ・Remote Service 顧客企業の内製化をオンラインで支援するサービスとなります。収益形態はチケット制となっており、1チケットにつき1時間以内で、タスクの問い合わせ、「Salesforce」の設定の作業代行等、顧客の要望に応じて様々なサービスの提供を行います。チケットが不足した場合には、追加でご購入頂くことが可能です。・Onsite Service 派遣契約により、専任のSalesforce管理者が顧客企業に常駐して運用を代行するサービスとなります。顧客社内で支援を行うため、顧客企業の業務に寄り添った、きめ細かく手厚いサポートを行うことができる点が特徴です。・Hybrid Service 専任のチーム制により顧客企業の支援を行います。顧客企業からの指揮命令を受ける派遣契約ではなく、準委任契約で提供しているため、顧客に対して戦略的なコンサルティングサービスが提供できる点が特徴です。また、提供は月50時間以内としており、「Onsite Service」までの手厚いサポートは不要だが、積極的なDX化を図りたいという企業にニーズがあると考えております。 「Remote Service」「Hybrid Service」での対応は、生成AIを活用しながら、サービスの質の向上につなげております。・ConsulTech 当社グループが提供する「ConsulTech」サービスは、クライアント企業のマーケティングから営業、カスタマーサクセスに至るまでのビジネスプロセスを深く理解し、業務効率を向上させることにより、ビジネスオーナーが求める成果の最大化を伴走支援します。データに基づいた意思決定を可能にするプラットフォーム構築支援だけでなく、マーケティングの戦略立案と実行支援に至るまで包括しています。専門知識が豊富なチームにより、人材育成をはじめ、顧客の開拓からアポイント獲得の向上まで、一貫してサポートします。サービスの特徴として、TheModel型を熟知した担当者によるサポートにより、組織内の商流プロセスを横断して効率化させます。また、専属のPM(※14)を配置し、お客様と密にコミュニケーションを図りながら理想のビジネスモデルを提案いたします。ご支援においては、生成AIの技術を活用し、お客様ごとに導入された多様なシステムの実態把握から最適なシステムのご提案もし、現状にとらわれない組織改革型のサービスであります。 ② DX 当社グループが展開するSaaSは、自社開発した海外駐在員管理特化型クラウドサービス「AGAVE」等を展開しています。 ・AGAVE 当社グループは、海外駐在員向けの管理に特化した「AGAVE」というクラウドサービスを提供しています。海外駐在員へのサポート業務を行う人事部門のために、海外駐在員の赴任前、赴任中、帰任時の煩雑な業務を一元管理できるプラットフォームです。煩雑な業務とは例えば、人事部門側で実施するタスク管理に加え、赴任中の社員の経費申請・各種ワークフロー等であり、そのような海外駐在員サポートに関わる様々な業務を一元管理し、業務の見える化、効率化を実現できます。 機能としましては、マイプロファイル、経費申請/承認、各種申請/承認、お知らせ配信、ドキュメント、プロジェクト管理、給与データ管理があります。 2024年3月末現在、93企業グループ8,660ユーザーの方に利用いただいており、ID数としては9,360に達しました。 ③ エデュケーション 当社グループは、Sales Cloud、Service Cloud、Marketing Cloud(※15)等、株式会社セールスフォース・ジャパン認定の管理者/開発者に向けた豊富なトレーニングメニューを提供しています。「Salesforce」を活用して導入効果を高めるために、「Salesforceに関する確かな知識とスキルを短時間で身につけたい」「スキルを持つ人材を育てたい」と考えている顧客企業のために、Salesforce認定トレーナーが現場に役立つ情報を凝縮してお伝えします。サービスの提供をする上で講師が必要になりますが、当社グループの講師陣は、株式会社セールスフォース・ジャパンから賞を受賞する等優秀な講師であり、顧客企業だけでなく、当社の社員教育もあわせて実施しており、当社社員のスキル向上にも貢献しております。 2017年より始めたこのサービスは、2024年3月末現在で累計8,202名の方に受講いただいており、提供しているベンダー認定のトレーニングコースは、Salesforce21コース、MuleSoft(※16)2コースとなっており、このうち、MuleSoftのトレーニングメニューの提供は、2024年3月期より開始いたしました。 提供中のトレーニングコース トレーニングコース名SalesforceSalesforce管理I[前編] (ADX201-1)Salesforce管理I[後編] (ADX201-2)Salesforce管理II (ADX211)Sales Cloud管理アドバンス (ADX251)Service Cloud管理 (ADX261)Experience Cloud サイトの作成と管理(ADX271)Salesforce Platformアプリケーションビルダー 基礎 [前編](DEX403-1)Salesforce Platformアプリケーションビルダー 基礎 [後編](DEX403-2)Salesforce Platform開発者: ApexとUIカスタマイズ[前編] (DEX450-1)Salesforce Platform開発者: ApexとUIカスタマイズ[後編] (DEX450-2)認定テクニカルアーキテクト レビューボード試験対策 Virtual ワークショップ (CTA601V)CRM Analytics:レンズとダッシュボードの構築(ANC201) CRM Analytics:構築と管理(ANC301)Account Engagement基礎(PDX101)Account Engagementコンサルタント(PDX102)ユーザー向け1日研修Sales Cloud編ユーザー向け1日研修Service Cloud編ユーザー向け1日研修LightExperienceでのレポート・ダッシュボードでの分析企業向けカスタマイズ研修アプリケーションアーキテクト・エキスパタイズ (ARC901)システムアーキテクト・エキスパタイズ (ARC902) MuleSoft Anypoint Platform Development: Fundamentals (開発: 基礎) [前編](DEX401-1)Anypoint Platform Development: Fundamentals (開発: 基礎) [後編](DEX401-2) (3)当社グループのビジネスモデル 当社グループは、「コンサルティングサービス」と「プラットフォームサービス」の2つのサービスラインを有しており、これら2つのサービスラインによる包括的な顧客支援により、クライアントの企業価値向上を目指しております。コンサルティングサービスにおいては、高い技術を有したチームにより、お客様ごとのニーズや課題に即したビジネスコンサルから、システム導入時の構想設計、開発設計、導入支援から保守運用まで、ワンストップのサービスを提供しています。また、プラットフォームサービスにおいては、開発規模の比較的小規模な案件を中心に、バラエティ豊かなサービス形態からお客様の状況に応じた最適なプランを選んでいただくことが可能になっています。また、生成AIによるデータ連携を駆使した活用支援、新たなサービスとして、マネージドサービスといったシステム導入と専門部隊による業務改革や経営改革までご支援が可能となっています。 エデュケーションにおいては、Salesforce資格取得に向けた豊富な研修プログラムやMulesoftといったベンター認定のトレーニングに留まらず、当社グループオリジナルのトレーニング、お客様に応じたカスタマイズ研修をご用意しております。 DXにおいては、海外駐在員を抱える大手グローバル企業における海外駐在員の人事管理や給与計算に特化したSaaSを販売しており、多種多様な諸外国に合わせた海外駐在員の人事管理や給与計算までをクラウドサービスにより一元管理を実現いたしました。 当社グループは、顧客企業のDX化を取り巻く課題に対し、以下の3つの価値を提供することで顧客の成功を実現します。 ① プロジェクトを成功に導く実現力 顧客企業のDX化においては、プロジェクトの内容、コスト、納期といった観点から、一般的に必ずしも想定どおりのプロジェクトが実現しない可能性があります。顧客のDX化の実現においては、開発領域だけではなく、構想段階における「顧客のビジネス課題に対する解決力」を提供することが重要だと考えており、これまで培った実績や当社グループ人材により、目の前の課題解決のみでなく、数年後のビジネスを見据えた戦略的なコンサルティングサービスを提供しております。また、アジャイル開発手法(※17)を用いることで、スピード感をもって顧客企業のDX化を実現しております。加えて、請負開発ゼロという指針の元に、プライム&準委任契約を軸とした技術力を活かした高付加価値なサービス提供に特化しています。 ② End to Endのサービス展開 企業のDX化に向けた、「構想」「要件定義」「構築」「保守・運用」「定着化」の一連の領域においては、サービスの提供元企業が複数にまたがることにより、情報等の分断が生まれやすい中、当社グループはコンサルティングサービス、カスタマーサクセスサービスによるワンストップで高品質なサービスを提供することにより、他社との差別化を図っています。 ③ ブラックボックス化・属人化を回避 一般的にDX化プロジェクトにおいては、システムの開発を行う企業に知見が偏る傾向にあり、顧客からは情報が見えづらいため、顧客から見た際のプロジェクトの根幹がブラックボックス化してしまう可能性があります。また、担当者が変わる度に、過去の仕様や経緯が分からなくなるといった課題が存在します。 当社グループは、顧客企業とのやり取りをデータとして可視化し、情報の蓄積を図っています。また、生成AIの活用も推進し、蓄積に留まらず、有用なデータ活用や効率性を高めています。 当社グループの強みを活かして高付加価値なサービスを提供することで、下表のとおり売上高や売上総利益等は堅調に推移しております。 当社グループ売上総利益・営業利益等の四半期推移 2023年3月期2024年3月期第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期売上高(千円)613,978661,237634,761617,160650,336702,007711,650836,802売上総利益(千円)313,551338,335303,076300,414320,155366,632342,888421,114営業利益(千円)8,39229,47222,11827,472△59,44031,346△62,1234,895DX控除後営業利益(千円)43,23161,98138,52336,856△46,82258,484△33,14740,683売上総利益率(%)51.151.247.748.749.252.248.250.3営業利益率(%)1.44.53.54.5△9.14.5△8.70.6DX控除後営業利益率(%)7.09.46.16.0△7.28.3△4.74.9 (注)1.DX控除後営業利益、DX調整後営業利益率は、当社グループの営業利益からプラットフォームサービスのDX事業の営業損失を控除したもの。2.当社グループは、2024年3月期の第3四半期連結会計期間より連結財務諸表を作成しているため、2023年3月期、2024年3月期の第1四半期会計期間及び第2四半期会計期間は個別経営成績の数値を記載しております。 当社グループにおける2024年5月6日現在のSalesforce認定資格者数及びServiceNow認定資格者数(累計)は以下のとおり述べ899名となっており、内訳として、サークレイス株式会社延べ880名、アオラナウ株式会社延べ19名となっております。なお、サークレイス社は前者、アオラナウ株式会社は後者の認定資格のみに限定して記載をしております。(1)サークレイス株式会社分類資格名称資格者数開発者・アーキテクトテクニカルアーキテクト1アプリケーションアーキテクト7システムアーキテクト4Development Lifecycle and Deployment アーキテクト6Identity and Access Management アーキテクト5Integration アーキテクト5Data アーキテクト9Sharing and Visibility アーキテクト9Heroku アーキテクト1上級 Platform デベロッパー10Platform デベロッパー46Platform アプリケーションビルダー156 Salesforce CRM 管理者・コンサルタントSales Cloud コンサルタント68Service Cloud コンサルタント29Field Service コンサルタント2Experience Cloud コンサルタント23上級アドミニストレーター105アドミニストレーター249アソシエイト39セールスエキスパート1AIアソシエイト18CRM AnalyticsCRM Analytics and Einstein Discovery コンサルタント10Marketing CloudMarketing Cloud アドミニストレーター3Marketing Cloud メールスペシャリスト6Marketing Cloud コンサルタント1Marketing Cloud Account Engagement ※18Marketing Cloud Account Engagementコンサルタント13Marketing Cloud Account Engagementスペシャリスト53CPQCPQ スペシャリスト1合計880 (2)アオラナウ株式会社分類資格名称資格者数Certified Implementation SpecialistCIS - Discovery2CIS - Strategic Portfolio Management1CIS - Human Resources3CIS - Software Asset Management 1CIS - Hardware Asset Management1CIS - IT Service Management5CIS - Customer Service Management3CIS - Event Management2CIS - Security Incident Response1合計19 注記 (※1)Salesforce米国に本社を構えるSalesforce, Inc.が提供する、企業と顧客をつなぐCRM(顧客管理)ソリューション。マーケティング、営業、コマース、サービス等全ての部署で、顧客一人ひとりの情報を一元的に共有できる統合CRM(顧客管理)プラットフォームです。(※2)ServiceNow米国に本社を構えるServiceNowのクラウドベースのプラットフォームで、ITサービス管理(ITSM)を効率化することを目的としています。このプラットフォームは自動化、オペレーション管理、ビジネスプロセスの統合を提供し、企業のデジタル変革を支援します。さらに、IT、カスタマーサービス、セキュリティオペレーション、HR管理など、多岐にわたる業務プロセスに対応しています。(※3)DX「Digital Transformation」の略で、経済産業省によると「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」(出典:経済産業省/デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン)と定義しています。(※4)Anaplan米国に本社を構えるAnaplan社がサブスクリプションで提供する、クラウドベースの事業計画ソフトウェアです。財務、サプライチェーン、販売実績から人事に至るまでの分野で意思決定の目的で利用できます。(※5)リカーリングビジネス 継続収益(リカーリングレベニュー)を得ることを目的としたビジネスモデルのことを指します。(※6)SaaSSoftware as a Serviceの略で、クラウドで提供させるソフトウェアのことです。(※7)Sales CloudSalesforce内にある、営業部門を支援するための機能を備えたクラウド型のSFA(営業支援)/CRM(顧客支援)です。顧客管理、商談情報、契約管理等の様々な機能が利用できます。(※8)Service CloudSalesforce内にある、コールセンターや顧客サポートをするカスタマーサービスを支援するための機能を備えたクラウド型のCRM(顧客支援)です。問い合わせ管理、Web・電子メールからの問い合わせ受付等の様々な機能が利用できます。 (※9)「Salesforce」のアプリケーション開発プラットフォーム「Salesforce」のアプリケーションを開発するために作業する環境のことを指します。(※10)Lightning PlatformSalesforce, Inc.が提供するビジネスアプリケーションを開発するためのクラウドプラットフォームのことです。(※11)HerokuRubyやPython等広く普及しているプログラミング言語を使って自由度の高いアプリケーションを開発・実行できるクラウドプラットフォームのことです。(※12)PaaSPlatform as a Serviceの略で、クラウド上で利用できるアプリケーション開発・実行環境のことです。(※13)ノーコード コーティングをしない、つまりコードを書かずにアプリケーション開発をすることです。 (※14)PMプロジェクトマネージャーとは、システム開発のプロジェクトが成功するよう、プロジェクト全体を管理する職種です。プロジェクトチームの責任者のポジションであり、企画から計画立案、人材や資材の確保、工程管理など、幅広い業務を担当します。また、プロジェクトの進行管理、問題発生時の対応、クライアントとの交渉、開発部署への対応も行います。プロジェクト完了後の事後処理も担当範疇です。例えば、プロジェクトを管理するうえで発生した課題・問題、その解決や評価をまとめた報告書を作成することも、プロジェクトマネージャーの重要な仕事のひとつとなります。(※15)Marketing CloudSalesforce内にある、リアルタイムの顧客データを活用し、メール、SNS、Web、Line等、マルチチャネル・デバイスで最適なコミュニケーションを実現するマーケティングプラットフォームです。(※16)MuleSoftあらゆるデータ、システム、AIモデルを安全に接続。レガシーシステムも含めて、あらゆる環境で稼働するタスクやプロセスを自動化します。開発者やビジネスユーザーは、マウス操作やコード、AIによる自然言語プロンプトを通じて効率的に構築を進めることができます。(※17)アジャイル開発手法現在主流になっているシステムやソフトウェアの開発の手法のひとつであり、要件定義、設計、開発、テストといった開発工程を機能単位の小さなサイクルで繰り返す手法のことです。 (※18)Marketing Cloud Account Engagement 2023年8月24日より、旧Pardotから製品名称が変更されました。 (事業系統図)
FY2023|11,095 文字|出典 docID: S100R31F
3 【事業の内容】当社は、「Create Happiness」を企業理念に掲げ、テクノロジーを正しく活用し、地球に優しい、人に優しい、誰もが幸福な世界の実現へ貢献することを目指し、Mission(「お客様の成功」「従業員の成功」「社会問題の解決」)、Vision(WorkHack, LifeHack)、Value(Enjoy!)を軸に事業を展開しております。これらの理念のもと、当社は、デジタルプラットフォーム事業の単一セグメントとして、「Salesforce」(※1)を中心としたクラウド先端技術を用いた導入支援や自社サービスの展開を行っております。当社の事業領域であるクラウドビジネス分野は近年、テレワークの導入、デジタルビジネスの強化等の課題解決のために導入している企業が増加しております。2023年以降においても、人材・スキルの不足を補うツールの発展や産業ノウハウを活用したソリューションの進展により、当社が取り扱うSalesforceを含めた本領域の成長は加速すると予測されております。(出所:Tableau 「IDC Salesforce Economy 2021(The Salesforce Economy COUNTRY INSIGHTS)」、2021/9/10)当社が展開するデジタルプラットフォーム事業は、大きく分けてコンサルティングサービス、プラットフォームサービスという2つのサービスを提供しております。コンサルティングサービスとして、「Salesforce」の導入・運用コンサルティングを手掛ける「Salesforce Consulting」、「Anaplan」(※2)の導入・運用コンサルティングを手掛ける「Anaplan Consulting」を展開しており、プラットフォームサービスとして、リカーリングビジネス(※3)を中心に、「Salesforce」の運用支援・サポートを手掛ける「カスタマーサクセス」、「Circlace®」、「AGAVE」等の自社製品をSaaS(※4)として販売をする「DX」、Salesforce, Inc.認定のSales Cloud(※5)/Service Cloud(※6)管理者・開発者、そしてそのサービスを利用するユーザーに向けた豊富なトレーニングメニュー等を提供する「エデュケーション」を主なサービスとして展開しております。2023年3月期における各サービスの売上構成比は、コンサルティングサービスのうち、Salesforce Consulting54%、Anaplan Consulting7%、プラットフォームサービスのうち、カスタマーサクセス31%、DX4%、エデュケーション4%となっております。各サービスの特徴は以下のとおりであります。 (1) 各サービスの特徴 (コンサルティングサービス) コンサルティングサービスは、デジタルコンサルティングサービスとして、デジタル技術を活用したビジネス設計、クラウドによるシステム開発を行っております。クラウド活用による攻めのIT投資領域に特化したコンサルティング、システム開発サービスを提供しています。 具体的には、主にSalesforce ConsultingとAnaplan Consultingという2つのサービスを展開しております。 ① Salesforce Consulting 当社は、クラウドソリューションの中で、「Salesforce」を中心に、顧客企業に対して導入支援、コンサルティング及び開発・連携を行っております。 まず、導入支援につきましては、「Salesforce」のクラウド特性を活かし、顧客企業ごとに最適な導入プロジェクトを実施しております。Sales Cloud、Service Cloud等の標準機能をノンカスタマイズで利用できるサービスから、独自のアプリケーション開発、システム連携を伴う大規模開発まで、顧客企業のニーズに合わせたサービスを提供しております。また、顧客企業が独力で導入する場合の支援メニューも用意しております。 次にコンサルティングですが、顧客企業に「Salesforce」を有効に活用していただくために、現状課題解決やビジネス環境にマッチした様々な要望を考慮した上で、要件定義からプラットフォーム選定までの最適なソリューションを提供しております。 最後に開発・連携です。顧客企業の中には、Sales CloudやService CloudのようなSalesforceアプリケーションをメインで使うものの、既成のアプリケーションだけではニーズを満たせない場合も想定されます。その場合に、当社は、顧客企業のビジネスにあった独自のアプリケーションを開発するメニューを提案することができます。Salesforceのアプリケーション開発プラットフォーム(※7)には、Lightning Platform(※8) とHeroku(※9)という2つのPaaS(※10)があり、それを利用することにより、一から独自の言語を覚え、アプリケーションを開発する場合と比べ、比較的容易に独自のアプリケーションを開発することができます。 ② Anaplan Consulting 当社は、企業が財務上の優先度に基づいて業務を実行するための、ビジネス全体を見渡す可視性を提供するクラウドソリューション「Anaplan」を導入するサービスを提供しています。これは、当社がこれまで培ってきた構築ノウハウを提供することに加え、今までの導入経験を基に整備し、業務に必要な機能をあらかじめ整備したテンプレートをベースに顧客企業に合わせたカスタマイズを行い提供するパターンオーダーの導入サービスです。全ての企業に共通して存在する階層構造や管理項目、また、どのような業種にも必要な基幹業務、これらの共通項に対応したテンプレートを枠組みにシステムを構築することで、作業自体のスピードアップを実現すると同時に、仕様設計段階での抜けや漏れが原因の手戻りを減らし、導入プロジェクトを通じて効率化し、テンプレートを使用しない場合に比べて時間、コスト、手間を削減することができます。 コンサルティングサービスは、近年のデジタル化ニーズの高まりに伴い、顧客数の増加・案件規模の拡大に伴う顧客当たり単価の上昇等、堅調に推移しております。 また、安定した収益基盤確立のため、大企業とのリレーション及び継続率を重要視しており、コンサルティングサービス売上における大企業である顧客の売上割合は約69%(2023年3月実績)、大企業の契約継続率は約62%を保持しております。 ※大企業は、年商1,000億円以上の企業を表しております。※大企業の契約継続率は、2022年3月末時点のコンサルティングサービスの大企業顧客のうち、2023年3月末時点において取引が継続した件数の割合を示しております。 (プラットフォームサービス) プラットフォームサービスは、カスタマーサクセス、DX、エデュケーションの3つのサービスからなります。当社人材によるデジタル化ツールの運用実務支援を行い(カスタマーサクセス)、顧客のデジタル人材を育成し(エデュケーション)、デジタルツールの提供を行うこと(DX)で、高付加価値で顧客満足度の高いサービスを提供しております。 ① カスタマーサクセス Salesforceプラットフォームや「Anaplan」等、当社取扱いのクラウド製品に関する導入・運用・保守・定着化を支援するサービスとなります。9年以上の実績を持ち、多数の顧客企業にサービスを提供しております。保守だけでなく、業務課題解決に注力したサービスで高い顧客満足度を得ています。提供範囲としては、リモートサービスにより、日本全国をカバーしております。 サービスメニューとして、ノーコード(※11)開発・運用代行・ヘルプデスク・定着化支援・内製化支援・カスタマイズがあります。 「Salesforce」を有効活用するためには、Sales CloudやService Cloud等のクラウドアプリケーションの知識はもちろんのこと、業務にも精通しておく必要があります。 サービスとして、Salesforce管理者の資格を持ち、最適な運用パターンや最新機能のノウハウを理解している当社の社員が、顧客企業においてサービスメニューにある業務を行っております。顧客企業のニーズは、会社に常駐して手厚いサービス提供を希望する場合や、疑問点等に答えるだけの必要最小限のサービス提供を希望する場合等様々です。当社はそのあらゆるニーズに対応できるよう以下の3種類の形態でサービスを提供しています。 ・Remote Service 当社の開発したプラットフォーム「Circlace®」により、顧客企業の内製化をオンラインで支援するサービスとなります。収益形態はチケット制となっており、1チケットにつき1時間以内で、タスクの問い合わせ、「Salesforce」の設定の作業代行等、顧客の要望に応じて様々なサービスの提供を行います。チケットが不足した場合には、追加でご購入頂くことが可能です。 ・Onsite Service 派遣契約により、専任のSalesforce管理者が顧客企業に常駐して運用を代行するサービスとなります。顧客社内で支援を行うため、顧客企業の業務に寄り添った、きめ細かく手厚いサポートを行うことができる点が特徴です。・Hybrid Service プラットフォーム「Circlace®」を活用して、専任のチーム制により顧客企業の支援を行います。顧客企業からの指揮命令を受ける派遣契約ではなく、準委任契約で提供しているため、顧客に対して戦略的なコンサルティングサービスが提供できる点が特徴です。また、提供は月50時間以内としており、「Onsite Service」までの手厚いサポートは不要だが、積極的なDX(※12)化を図りたいという企業にニーズがあると考えております。 近年では新型コロナウイルス感染症を契機に、「Remote Service」「Hybrid Service」のニーズが高まっており、カスタマーサクセス全体で売上高が堅調に推移しております。 また、「Remote Service」「Hybrid Service」での対応は、社内ノウハウとして当社の「Circlace®」内に情報が蓄積され、サービスの質の向上につなげております。 ② DX当社が展開するSaaSは、自社開発した海外駐在員管理特化型クラウドサービス「AGAVE」、統合型デジタルコミュニケーション・プラットフォーム「Circlace®」及び個人情報取得申請管理ツール「Prigister One」というSaaSを展開しています。 ・AGAVE当社は、海外駐在員向けの管理に特化した「AGAVE」というクラウドサービスを提供しています。海外駐在員へのサポート業務を行う人事部門のために、海外駐在員の赴任前、赴任中、帰任時の煩雑な業務を一元管理できるプラットフォームです。煩雑な業務とは例えば、人事部門側で実施するタスク管理に加え、赴任中の社員の経費申請・各種ワークフロー等であり、そのような海外駐在員サポートに関わる様々な業務を一元管理し、業務の見える化、効率化を実現できます。機能としましては、マイプロファイル、経費申請/承認、各種申請/承認、お知らせ配信、ドキュメント、プロジェクト管理、給与データ管理があります。2023年3月末現在、80企業グループ7,284ユーザーの方に利用いただいております。 ・Circlace® 当社は、サポート業務に必要な機能がオールインワンで利用できる統合型デジタルコミュニケーション・プラットフォーム「Circlace®」というクラウドサービスを提供しています。「Circlace®」は、使いやすさと高い機能性を追求し、シンプルなデザインに凝縮されたサービスです。問い合わせ、プロジェクト管理、ナレッジ管理、コミュニケーション、ユーザー管理とロール、アクティビティトラッキングという6つの機能を有しており、2020年4月にリリースしております。 機能としましては、各種ステイタス・ダッシュボード、プロジェクト管理、タスク管理、問い合わせチケット管理、ドキュメント管理、FAQ、強固なセキュリティがあります。 また、当製品は、コンサルティングサービス及びプラットフォームサービスのカスタマーサクセスにおいて、サービスの一環としてほぼすべての顧客に利用いただいており、当社と顧客企業のコミュニケーションを「Circlace®」上で一元化しております。当社のビジネスを展開する上で、当社・顧客双方においての必要不可欠なプラットフォームとして既に機能しております。 ・Prigister One 当社は、プライバシーマークのPMS(個人情報保護マネジメントシステム)運用業務を大幅に効率化することができる、個人情報取得申請管理ツール「Prigister One」というサービスを提供しています。「Prigister One」は、PMS運用者が行うべき個人情報の管理と運用、リスク分析と対策を大幅に効率化することができ、運用状態を可視化することで個人情報管理水準の向上を可能にします。煩雑な作業が効率化されることで、PMSに対する苦手意識を減少することにつながります。 機能としましては、マイプロファイル、経費申請/承認、各種申請/承認があります。なお、このサービスは、2021年7月にリリースしております。 ③ エデュケーション当社は、Sales Cloud、Service Cloud、Marketing Cloud(※13)等、株式会社セールスフォース・ジャパン認定の管理者/開発者に向けた豊富なトレーニングメニューを提供しています。「Salesforce」を活用して導入効果を高めるために、「Salesforceに関する確かな知識とスキルを短時間で身につけたい」「スキルを持つ人材を育てたい」と考えている顧客企業のために、Salesforce認定トレーナーが現場に役立つ情報を凝縮してお伝えします。サービスの提供をする上で講師が必要になりますが、当社の講師陣は、株式会社セールスフォース・ジャパンから賞を受賞する等優秀な講師であり、顧客企業だけでなく、当社の社員教育もあわせて実施しており、当社社員のスキル向上にも貢献しております。2017年より始めたこのサービスは、2023年3月末現在で累計7,004名の方に受講いただいており、提供しているベンダー認定のトレーニングコースは、Salesforce18コース、Tableau(※14)5コースとなっております。また、Tableau社認定のトレーニングメニューの提供を2021年3月期より開始いたしました。 提供中のトレーニングコース トレーニングコース名SalesforceSalesforce管理I[前編] (ADX201-1)Salesforce管理I[後編] (ADX201-2)Salesforce管理II (ADX211)Sales Cloud管理アドバンス (ADX251)Service Cloud管理 (ADX261)Field Serviceの実装 (FSL201)Salesforce Platformアプリケーションビルダー 基礎 [前編](DEX403-1)Salesforce Platformアプリケーションビルダー 基礎 [後編](DEX403-2)Salesforce Platform開発者: ApexとVisualforce[前編] (DEX450-1)Salesforce Platform開発者: ApexとVisualforce[後編] (DEX450-2)Pardot基礎 (PDX101)Pardotコンサルタント (PDX102)Marketing Cloudによるカスタマージャーニーの作成と分析 (MKT101)Marketing Cloud Connect基礎 (MCC201)認定テクニカルアーキテクト レビューボード試験対策 Virtual ワークショップ (CTA601V)アプリケーションアーキテクト・エキスパタイズ (ARC901)システムアーキテクト・エキスパタイズ (ARC902)はじめよう レポート・ダッシュボードでの分析 (RPX101)TableauDesktop I: Fundamentals (初級~中級)Desktop II: Intermediate (中級)Desktop III: Advanced (上級)ビジュアル分析Desktop I & II: Accelerated (速習) (2)当社のビジネスモデル 当社は、「コンサルティングサービス」と「プラットフォームサービス」の2つのサービスラインを有しており、これら2つのサービスラインによる包括的な顧客支援により、クライアントの企業価値向上を目指しております。当社ビジネスモデルの特徴として、自社製品「Circlace®」をコンサルティングサービス・プラットフォームサービス(カスタマーサクセス)の双方に基盤として取り入れることにより、顧客とのコミュニケーションが「Circlace®」上で一元化され、顧客とのやり取りや、顧客の課題、ノウハウ等、様々な情報がこの「Circlace®」内にデータ化されます。これにより、当社はデータとして蓄積された情報をナレッジとして活用ができ、業務品質の向上や業務効率の改善につなげ、顧客へのサービス価値の向上を図ることが可能です。また、「Circlace®」を利用いただいている顧客企業からの要望やニーズにより、適宜「Circlace®」の機能改善を図ることで、プラットフォームとしての価値を向上させております。これらの「サービス価値の向上」、「プラットフォーム価値の向上」により、顧客企業における当社との取引価値を高め、顧客企業の拡大・取引の拡大につながる、好循環なビジネスモデルとなっております。 当社は、顧客企業のDX化を取り巻く課題に対し、以下の3つの価値を提供することで顧客の成功を実現します。 ① プロジェクトを成功に導く実現力 顧客企業のDX化においては、プロジェクトの内容、コスト、納期といった観点から、一般的に必ずしも想定どおりのプロジェクトが実現しない可能性があります。当社は、顧客のDX化の実現においては、開発領域だけではなく、構想段階における「顧客のビジネス課題に対する解決力」を提供することが重要だと考えており、これまで培った実績や当社人材により、目の前の課題解決のみでなく、数年後のビジネスを見据えた戦略的なコンサルティングサービスを提供しております。また、アジャイル開発手法(※15)を用いることで、スピード感をもって顧客企業のDX化を実現しております。加えて、請負開発ゼロという指針の元に、プライム&準委任契約を軸とした技術力を活かした高付加価値なサービス提供に特化しています。 ② End to Endのサービス展開 企業のDX化に向けた、「構想」「要件定義」「構築」「保守・運用」「定着化」の一連の領域においては、サービスを提供できる企業が多く存在し、サービスが分断される可能性がある中、当社はコンサルティングサービス、カスタマーサクセスサービスによる一気通貫した途切れのない高品質なサービスを提供することにより、他社との差別化を図っています。 ③ ブラックボックス化・属人化を回避一般的にDX化プロジェクトにおいては、システムの開発を行う企業に知見が残り、顧客からは情報が見えづらいため、顧客から見た際にプロジェクトの根幹がブラックボックス化してしまう可能性があります。また、担当者が変わる度に、過去の仕様や開発の経緯がわからなくなるといった課題が存在します。当社は、「Circlace®」を利用して顧客企業とのやり取りをデータとして可視化し、情報の蓄積を図っております。これにより、顧客企業が「Circlace®」内の情報を確認することで、誰でもナレッジの活用や過去の経緯等の把握が可能となり、担当者に寄らない体制を構築することが可能です。 当社の強みを活かして高付加価値なサービスを提供することで、下表のとおり売上高や売上総利益等は堅調に推移しております。 全社売上総利益・営業利益等の四半期推移 2022年3月期2023年3月期第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期売上高(千円)492,095551,298609,398613,488613,978661,237634,761617,160 売上総利益(千円)254,843295,705342,237328,051313,551338,335303,076300,414 営業利益(千円)11,70225,04154,66359,0908,39229,47222,11827,472 DX控除後営業利益(千円)57,14164,15680,64481,82643,23161,98138,52336,856 売上総利益率(%)51.853.656.253.551.151.247.748.7 営業利益率(%)2.44.59.09.61.44.53.54.5 DX控除後営業利益率(%)11.611.613.213.37.09.46.16.0 (注)DX控除後営業利益、DX調整後営業利益率は、全社の営業利益からプラットフォームサービスのDX事業の営業利益を控除したもの。 (※1)Salesforce米国に本社を構えるSalesforce, Inc.が提供する、企業と顧客をつなぐCRM(顧客管理)ソリューション。マーケティング、営業、コマース、サービス等すべての部署で、顧客一人ひとりの情報を一元的に共有できる統合CRM(顧客管理)プラットフォームです。また、当社における2023年5月1日現在のSalesforce認定資格者数(累計)は以下のとおり延べ755名となっております。 資格資格者数開発者・アーキテクトテクニカルアーキテクト2アプリケーションアーキテクト5システムアーキテクト4Development Lifecycle and Deployment アーキテクト6Identity and Access Management アーキテクト5Integration アーキテクト5Data アーキテクト6Sharing and Visibility アーキテクト5Heroku アーキテクト2JavaScript デベロッパー7上級 Platform デベロッパー10Platform デベロッパー38Platform アプリケーションビルダー152 資格資格者数Salesforce CRM 管理者・コンサルタントSales Cloud コンサルタント64Service Cloud コンサルタント35Field Service コンサルタント3Experience Cloud コンサルタント16上級アドミニストレーター90アドミニストレーター222CRM AnalyticsCRM Analytics and Einstein Discovery コンサルタント6Marketing CloudMarketing Cloud アドミニストレーター5Marketing Cloud メールスペシャリスト8Marketing Cloud コンサルタント2PardotPardot コンサルタント10Pardot スペシャリスト46CPQCPQ スペシャリスト1合計755 (※2)Anaplan米国に本社を構えるAnaplan社がサブスクリプションで提供する、クラウドベースの事業計画ソフトウェアです。財務、サプライチェーン、販売実績から人事に至るまでの分野で意思決定の目的で利用できます。(※3)リカーリングビジネス 継続収益(リカーリングレベニュー)を得ることを目的としたビジネスモデルのことを指します。(※4)SaaSSoftware as a Serviceの略で、クラウドで提供させるソフトウェアのことです。(※5)Sales CloudSalesforce内にある、営業部門を支援するための機能を備えたクラウド型のSFA(営業支援)/CRM(顧客支援)です。顧客管理、商談情報、契約管理等の様々な機能が利用できます。(※6)Service CloudSalesforce内にある、コールセンターや顧客サポートをするカスタマーサービスを支援するための機能を備えたクラウド型のCRM(顧客支援)です。問い合わせ管理、Web・電子メールからの問い合わせ受付等の様々な機能が利用できます。(※7)「Salesforce」のアプリケーション開発プラットフォーム「Salesforce」のアプリケーションを開発するために作業する環境のことを指します。(※8)Lightning PlatformSalesforce, Inc.が提供するビジネスアプリケーションを開発するためのクラウドプラットフォームのことです。(※9)HerokuRubyやPython等広く普及しているプログラミング言語を使って自由度の高いアプリケーションを開発・実行できるクラウドプラットフォームのことです。(※10)PaaSPlatform as a Serviceの略で、クラウド上で利用できるアプリケーション開発・実行環境のことです。(※11)ノーコードコーティングをしない、つまりコードを書かずにアプリケーション開発をすることです。 (※12)DX「Digital Transformation」の略で、経済産業省によると「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」(出典:経済産業省/デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン)と定義しています。(※13)Marketing CloudSalesforce内にある、リアルタイムの顧客データを活用し、メール、SNS、Web、Line等、マルチチャネル・デバイスで最適なコミュニケーションを実現するマーケティングプラットフォームです。(※14)Tableau Tableau Softwareが提供するクラウドベースの分析プラットフォームです。(※15)アジャイル開発手法現在主流になっているシステムやソフトウェアの開発の手法のひとつであり、要件定義、設計、開発、テストといった開発工程を機能単位の小さなサイクルで繰り返す手法のことです。 事業系統図
FY2022|10,999 文字|出典 docID: S100OCFF
3 【事業の内容】当社は、「Create Happiness」を企業理念に掲げ、テクノロジーを正しく活用し、地球に優しい、人に優しい、誰もが幸福な世界の実現へ貢献することを目指し、Mission(「お客様の成功」「従業員の成功」「社会問題の解決」)、Vision(WorkHack, LifeHack)、Value(Enjoy!)を軸に事業を展開しております。これらの理念のもと、当社は、デジタルプラットフォーム事業の単一セグメントとして、「Salesforce」(※1)を中心としたクラウド先端技術を用いた導入支援や自社サービスの展開を行っております。当社の事業領域であるクラウドビジネス分野は近年、テレワークの導入、デジタルビジネスの強化などの課題解決のために導入している企業が増加しております。2022年以降においても、人材・スキルの不足を補うツールの発展や産業ノウハウを活用したソリューションの進展により、当社が取り扱うSalesforceを含めた本領域の成長は加速すると予測されております。(出所:Tableau 「IDC Salesforce Economy 2021(The Salesforce Economy COUNTRY INSIGHTS)」、2021/9/10)当社が展開するデジタルプラットフォーム事業は、大きく分けてコンサルティングサービス、プラットフォームサービスという2つのサービスを提供しております。コンサルティングサービスとして、「Salesforce」の導入・運用コンサルティングを手掛ける「Salesforce Consulting」、「Anaplan」(※2)の導入・運用コンサルティングを手掛ける「Anaplan Consulting」を展開しており、プラットフォームサービスとして、リカーリングビジネス(※3)を中心に、「Salesforce」の運用支援・サポートを手掛ける「カスタマーサクセス」、「Circlace®」、「AGAVE」などの自社製品をSaaS(※4)として販売をする「DX」、salesforce.com, inc.認定のSales Cloud(※5)/Service Cloud(※6)管理者・開発者、そしてそのサービスを利用するユーザーに向けた豊富なトレーニングメニューなどを提供する「エデュケーション」を主なサービスとして展開しております。2022年3月期における各サービスの売上構成比は、コンサルティングサービスの内、Salesforce Consulting56%、Anaplan Consulting6%、プラットフォームサービスの内、カスタマーサクセス30%、DX3%、エデュケーション5%となっております。各サービスの特徴は以下の通りであります。 (1) 各サービスの特徴 (コンサルティングサービス) コンサルティングサービスは、デジタルコンサルティングサービスとして、デジタル技術を活用したビジネス設計、クラウドによるシステム開発を行っております。クラウド活用による攻めのIT投資領域に特化したコンサルティング、システム開発サービスを提供しています。 具体的には、主にSalesforce ConsultingとAnaplan Consultingという2つのサービスを展開しております。 ① Salesforce Consulting 当社は、クラウドソリューションの中で、「Salesforce」を中心に、顧客企業に対して導入支援、コンサルティング及び開発・連携を行っております。 まず、導入支援につきましては、「Salesforce」のクラウド特性を生かし、顧客企業ごとに最適な導入プロジェクトを実施しております。Sales Cloud、Service Cloudなどの標準機能をノンカスタマイズで利用できるサービスから、独自のアプリケーション開発、システム連携を伴う大規模開発まで、顧客企業のニーズに合わせたサービスを提供しております。また、顧客企業が独力で導入する場合の支援メニューも用意しております。 次にコンサルティングですが、顧客企業に「Salesforce」を有効に活用していただくために、現状課題解決やビジネス環境にマッチした様々な要望を考慮した上で、要件定義からプラットフォーム選定までの最適なソリューションを提供しております。 最後に開発・連携です。顧客企業の中には、Sales CloudやService CloudのようなSalesforceアプリケーションをメインで使うものの、既成のアプリケーションだけではニーズを満たせない場合も想定されます。その場合に、当社は、顧客企業のビジネスにあった独自のアプリケーションを開発するメニューを提案することができます。Salesforceのアプリケーション開発プラットフォーム(※7)には、Lightning Platform(※8) とHeroku(※9)という2つのPaaS(※10)があり、それを利用することにより、一から独自の言語を覚え、アプリケーションを開発する場合と比べ、比較的容易に独自のアプリケーションを開発することができます。 ② Anaplan Consulting 当社は、企業が財務上の優先度に基づいて業務を実行するための、ビジネス全体を見渡す可視性を提供するクラウドソリューション「Anaplan」を導入するサービスを提供しています。これは、当社がこれまで培ってきた構築ノウハウを提供することに加え、今までの導入経験を基に整備し、業務に必要な機能をあらかじめ整備したテンプレートをベースに顧客企業にあわせたカスタマイズを行い提供するパターンオーダーの導入サービスです。全ての企業に共通して存在する階層構造や管理項目、また、どのような業種にも必要な基幹業務、これらの共通項に対応したテンプレートを枠組みにシステムを構築することで、作業自体のスピードアップを実現すると同時に、仕様設計段階での抜けや漏れが原因の手戻りを減らし、導入プロジェクトを通じて効率化し、テンプレートを使用しない場合に比べて時間、コスト、手間を削減することができます。 コンサルティングサービスは、近年のデジタル化ニーズの高まりに伴い、顧客数の増加・案件規模の拡大に伴う顧客当たり単価の上昇など、堅調に推移しております。 また、安定した収益基盤確立のため、大企業とのリレーション及び継続率を重要視しており、コンサルティングサービス売上における大企業である顧客の売上割合は約74%(2022年3月実績)、大企業の契約継続率は約77%を保持しております。 ※大企業は、年商1,000億円以上の企業を表しております。※大企業の契約継続率は、2021年3月末時点のコンサルティングサービスの大企業顧客の内、2022年3月末時点において取引が継続した件数の割合を示しております。 (プラットフォームサービス) プラットフォームサービスは、カスタマーサクセス、DX、エデュケーションの3つのサービスからなります。当社人材によるデジタル化ツールの運用実務支援を行い(カスタマーサクセス)、顧客のデジタル人材を育成し(エデュケーション)、デジタルツールの提供を行うこと(DX)で、高付加価値で顧客満足度の高いサービスを提供しております。 ① カスタマーサクセス Salesforceプラットフォームや「Anaplan」など、当社取扱いのクラウド製品に関する導入・運用・保守・定着化を支援するサービスとなります。8年以上の実績を持ち、多数の顧客企業にサービスを提供しております。保守だけでなく、業務課題解決に注力したサービスで高い顧客満足度を得ています。提供範囲としては、リモートサービスにより、日本全国をカバーしております。 サービスメニューとして、ノーコード(※11)開発・運用代行・ヘルプデスク・定着化支援・内製化支援・カスタマイズがあります。 「Salesforce」を有効活用するためには、Sales CloudやService Cloudなどのクラウドアプリケーションの知識はもちろんのこと、業務にも精通しておく必要があります。 サービスとして、Salesforce管理者の資格を持ち、最適な運用パターンや最新機能のノウハウを理解している当社の社員が、顧客企業においてサービスメニューにある業務を行っております。顧客企業のニーズは、会社に常駐して手厚いサービス提供を希望する場合や、疑問点などに答えるだけの必要最小限のサービス提供を希望する場合など様々です。当社はそのあらゆるニーズに対応できるよう以下の3種類の形態でサービスを提供しています。 ・Remote Service 当社の開発したプラットフォーム「Circlace®」により、顧客企業の内製化をオンラインで支援するサービスとなります。収益形態はチケット制となっており、1チケットにつき1時間以内で、タスクの問い合わせ、「Salesforce」の設定の作業代行等、顧客の要望に応じて様々なサービスの提供を行います。チケットが不足した場合には、追加でご購入頂くことが可能です。 ・Onsite Service 派遣契約により、専任のSalesforce管理者が顧客企業に常駐して運用を代行するサービスとなります。顧客社内で支援を行うため、顧客企業の業務に寄り添った、きめ細かく手厚いサポートを行うことができる点が特徴です。・Hybrid Service プラットフォーム「Circlace®」を活用して、専任のチーム制により顧客企業の支援を行います。顧客企業からの指揮命令を受ける派遣契約ではなく、準委任契約で提供しているため、顧客に対して戦略的なコンサルティングサービスが提供できる点が特徴です。また、提供は月50時間以内としており、「Onsite Service」までの手厚いサポートは不要だが、積極的なDX(※12)化を図りたいという企業にニーズがあると考えております。 近年では新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、「Remote Service」、「Hybrid Service」のニーズが高まっており、カスタマーサクセス全体で売上高が堅調に推移しております。 また、「Remote Service」「Hybrid Service」での対応は、社内ノウハウとして当社の「Circlace®」内に情報が蓄積され、サービスの質の向上につなげております。 ② DX当社が展開するSaaSは、自社開発した海外駐在員管理特化型クラウドサービス「AGAVE」、統合型デジタルコミュニケーション・プラットフォーム「Circlace®」及び個人情報取得申請管理ツール「Prigister One」というSaaSを展開しています。 ・AGAVE当社は、海外駐在員向けの管理に特化した「AGAVE」というクラウドサービスを提供しています。海外駐在員へのサポート業務を行う人事部門のために、海外駐在員の赴任前、赴任中、帰任時の煩雑な業務を一元管理できるプラットフォームです。煩雑な業務とは例えば、人事部門側で実施するタスク管理に加え、赴任中の社員の経費申請・各種ワークフローなどであり、そのような海外駐在員サポートに関わるさまざまな業務を一元管理し、業務の見える化、効率化を実現できます。機能としましては、マイプロファイル、経費申請/承認、各種申請/承認、お知らせ配信、ドキュメント、プロジェクト管理、給与データ管理があります。2022年3月末現在、52企業グループ6,335ユーザーの方に利用いただいております。 ・Circlace® 当社は、サポート業務に必要な機能がオールインワンで利用できる統合型デジタルコミュニケーション・プラットフォーム「Circlace®」というクラウドサービスを提供しています。「Circlace®」は、使いやすさと高い機能性を追求し、シンプルなデザインに凝縮されたサービスです。問い合わせ、プロジェクト管理、ナレッジ管理、コミュニケーション、ユーザー管理とロール、アクティビティトラッキングという6つの機能を有しており、2020年4月にリリースしております。 機能としましては、各種ステイタス・ダッシュボード、プロジェクト管理、タスク管理、問い合わせチケット管理、ドキュメント管理、FAQ、強固なセキュリティがあります。 また、当製品は、コンサルティングサービス及びプラットフォームサービスのカスタマーサクセスにおいて、サービスの一環としてほぼすべての顧客に利用いただいており、当社と顧客企業のコミュニケーションを「Circlace®」上で一元化しております。当社のビジネスを展開する上で、当社・顧客双方においての必要不可欠なプラットフォームとしてすでに機能しております。 ・Prigister One 当社は、プライバシーマークのPMS(個人情報保護マネジメントシステム)運用業務を大幅に効率化することができる、個人情報取得申請管理ツール「Prigister One」というサービスを提供しています。「Prigister One」は、PMS運用者が行うべき個人情報の管理と運用、リスク分析と対策を大幅に効率化することができ、運用状態を可視化することで個人情報管理水準の向上を可能にします。煩雑な作業が効率化されることで、PMSに対する苦手意識を減少することにつながります。 機能としましては、マイプロファイル、経費申請/承認、各種申請/承認があります。なお、このサービスは、2021年7月にリリースしております。 ③ エデュケーション当社は、Sales Cloud、Service Cloud、Marketing Cloud(※13)など、株式会社セールスフォース・ジャパン認定の管理者/開発者に向けた豊富なトレーニングメニューを提供しています。「Salesforce」を活用して導入効果を高めるために、「Salesforceに関する確かな知識とスキルを短時間で身につけたい」「スキルを持つ人材を育てたい」と考えている顧客企業のために、Salesforce認定トレーナーが現場に役立つ情報を凝縮してお伝えします。サービスの提供をする上で講師が必要になりますが、当社の講師陣は、株式会社セールスフォース・ジャパンから賞を受賞するなど優秀な講師であり、顧客企業だけでなく、当社の社員教育もあわせて実施しており、当社社員のスキル向上にも貢献しております。2017年より始めたこのサービスは、2022年3月末現在で累計5,687名の方に受講いただいており、提供しているベンダー認定のトレーニングコースは、Salesforce15コース、Tableau(※14)5コースとなっております。また、Tableau社認定のトレーニングメニューの提供を2021年3月期より開始致しました。 提供中のトレーニングコース トレーニングコース名SalesforceSalesforce管理I[前編] (ADX201-1)Salesforce管理I[後編] (ADX201-2)Salesforce管理II (ADX211)Sales Cloud管理アドバンス (ADX251)Service Cloud管理 (ADX261)Salesforce Platformアプリケーションビルダー 基礎 [前編](DEX403-1)Salesforce Platformアプリケーションビルダー 基礎 [後編](DEX403-2)Salesforce Platform開発者: ApexとVisualforce[前編] (DEX450-1)Salesforce Platform開発者: ApexとVisualforce[後編] (DEX450-2)Pardot基礎 (PDX101)Pardotコンサルタント (PDX102)Marketing Cloudによるカスタ マージャーニの作成と分析 [前 編] (MKT101-1)Marketing Cloudによるカスタ マージャーニの作成と分析 [後 編] (MKT101-2)Marketing Cloud Connect基礎 (MCC201)認定テクニカルアーキテクト レビューボード試験対策 Virtual ワークショップ (CTA601V)TableauDesktop I: Fundamentals (初級~中級)Desktop II: Intermediate (中級)Desktop III: Advanced (上級)ビジュアル分析Desktop I & II: Accelerated (速習) (2)当社のビジネスモデル 当社は、「コンサルティングサービス」と「プラットフォームサービス」の2つのサービスラインを有しており、これら2つのサービスラインによる包括的な顧客支援により、クライアントの企業価値向上を目指しております。当社ビジネスモデルの特徴として、自社製品「Circlace®」をコンサルティングサービス・プラットフォームサービス(カスタマーサクセス)の双方に基盤として取り入れることにより、顧客とのコミュニケーションが「Circlace®」上で一元化され、顧客とのやり取りや、顧客の課題、ノウハウ等、様々な情報がこの「Circlace®」内にデータ化されます。これにより、当社はデータとして蓄積された情報をナレッジとして活用ができ、業務品質の向上や業務効率の改善につなげ、顧客へのサービス価値の向上を図ることが可能です。また、「Circlace®」を利用いただいている顧客企業からの要望やニーズにより、適宜「Circlace®」の機能改善を図ることで、プラットフォームとしての価値を向上させております。これらの「サービス価値の向上」、「プラットフォーム価値の向上」により、顧客企業における当社との取引価値を高め、顧客企業の拡大・取引の拡大につながる、好循環なビジネスモデルとなっております。 当社は、顧客企業のDX化を取り巻く課題に対し、以下の3つの価値を提供することで顧客の成功を実現します。 ① プロジェクトを成功に導く実現力 顧客企業のDX化においては、プロジェクトの内容、コスト、納期といった観点から、一般的に必ずしも想定通りのプロジェクトが実現しない可能性があります。当社は、顧客のDX化の実現においては、開発領域だけではなく、構想段階における「顧客のビジネス課題に対する解決力」を提供することが重要だと考えており、これまで培った実績や当社人材により、目の前の課題解決のみでなく、数年後のビジネスを見据えた戦略的なコンサルティングサービスを提供しております。また、アジャイル開発手法(※15)を用いることで、スピード感をもって顧客企業のDX化を実現しております。加えて、請負開発ゼロという指針の元に、プライム&準委任契約を軸とした技術力を生かした高付加価値なサービス提供に特化しています。 ② End to Endのサービス展開 企業のDX化に向けた、「構想」「要件定義」「構築」「保守・運用」「定着化」の一連の領域においては、サービスを提供できる企業が多く存在し、サービスが分断される可能性がある中、当社はコンサルティングサービス、カスタマーサクセスサービスによる一気通貫した途切れの無い高品質なサービスを提供することにより、他社との差別化を図っています。 ③ ブラックボックス化・属人化を回避一般的にDX化プロジェクトにおいては、システムの開発を行う企業に知見が残り、顧客からは情報が見えづらいため、顧客から見た際にプロジェクトの根幹がブラックボックス化してしまう可能性があります。また、担当者が変わる度に、過去の仕様や開発の経緯がわからなくなるといった課題が存在します。当社は、「Circlace®」を利用して顧客企業とのやり取りをデータとして可視化し、情報の蓄積を図っております。これにより、顧客企業が「Circlace®」内の情報を確認することで、誰でもナレッジの活用や過去の経緯等の把握が可能となり、担当者に寄らない体制を構築することが可能です。 当社の強みを活かして高付加価値なサービスを提供することで、下表のとおり売上高や売上総利益等は堅調に推移しております。 全社売上総利益・営業利益等の四半期推移 2021年3月期2022年3月期第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期売上高(千円)417,896466,066469,443459,807492,095551,298609,398613,488売上総利益(千円)194,321226,587242,869234,495254,843295,705342,237328,051営業利益(千円)△50,2821,50918,584△9,16611,70225,04154,66359,090DX控除後営業利益(千円)△5,73135,78850,91326,86157,14164,15680,64481,826売上総利益率(%)46.548.651.751.051.853.656.253.5営業利益率(%)△12.00.34.0△2.02.44.59.09.6DX控除後営業利益率(%)△1.47.710.85.811.611.613.213.3 (注)DX控除後営業利益、DX調整後営業利益率は、全社の営業利益からプラットフォームサービスのDX事業の営業利益を控除したもの。 (※1)Salesforce米国に本社を構えるsalesforce.com, inc.が提供する、企業と顧客をつなぐCRM(顧客管理)ソリューション。マーケティング、営業、コマース、サービスなどすべての部署で、顧客一人ひとりの情報を一元的に共有できる統合CRM(顧客管理)プラットフォームです。また、当社における2022年5月1日現在のSalesforce認定資格者数(累計)は以下の通り延べ635名となっております。 資格資格者数開発者・アーキテクトテクニカルアーキテクト2アプリケーションアーキテクト5システムアーキテクト3Development Lifecycle and Deployment アーキテクト5Identity and Access Management アーキテクト4Integration アーキテクト4Data アーキテクト6Sharing and Visibility アーキテクト5Heroku アーキテクト2JavaScript デベロッパー3上級 Platform デベロッパー10Platform デベロッパー33Platform アプリケーションビルダー142 資格資格者数Salesforce CRM 管理者・コンサルタントSales Cloud コンサルタント48Service Cloud コンサルタント32Field Service コンサルタント2Experience Cloud コンサルタント15上級アドミニストレーター78アドミニストレーター186Marketing CloudMarketing Cloud メールスペシャリスト5PardotPardot コンサルタント8Pardot スペシャリスト33Tableau CRMTableau CRM and Einstein Discovery コンサルタント4合計635 (※2)Anaplan米国に本社を構えるAnaplan社がサブスクリプションで提供する、クラウドベースの事業計画ソフトウェアです。財務、サプライチェーン、販売実績から人事に至るまでの分野で意思決定の目的で利用できます。(※3)リカーリングビジネス 継続収益(リカーリングレベニュー)を得ることを目的としたビジネスモデルのことを指します。(※4)SaaSSoftware as a Serviceの略で、クラウドで提供させるソフトウェアのことです。(※5)Sales CloudSalesforce内にある、営業部門を支援するための機能を備えたクラウド型のSFA(営業支援)/CRM(顧客支援)です。顧客管理、商談情報、契約管理などの様々な機能が利用できます。(※6)Service CloudSalesforce内にある、コールセンターや顧客サポートをするカスタマーサービスを支援するための機能を備えたクラウド型のCRM(顧客支援)です。問い合わせ管理、Web・電子メールからの問い合わせ受付などの様々な機能が利用できます。(※7)「Salesforce」のアプリケーション開発プラットフォーム「Salesforce」のアプリケーションを開発するために作業する環境のことを指します。(※8)Lightning Platformsalesforce.com, inc.が提供するビジネスアプリケーションを開発するためのクラウドプラットフォームのことです。(※9)HerokuRubyやPythonなど広く普及しているプログラミング言語を使って自由度の高いアプリケーションを開発・実行できるクラウドプラットフォームのことです。(※10)PaaSPlatform as a Serviceの略で、クラウド上で利用できるアプリケーション開発・実行環境のことです。(※11)ノーコードコーティングをしない、つまりコードを書かずにアプリケーション開発をすることです。(※12)DX「Digital Transformation」の略で、経済産業省によると「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」(出典:経済産業省/デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン)と定義しています。 (※13)Marketing CloudSalesforce内にある、リアルタイムの顧客データを活用し、メール、SNS、Web、Lineなど、マルチチャネル・デバイスで最適なコミュニケーションを実現するマーケティングプラットフォームです。(※14)Tableau Tableau Softwareが提供するクラウドベースの分析プラットフォームです。(※15)アジャイル開発手法現在主流になっているシステムやソフトウェアの開発の手法のひとつであり、要件定義、設計、開発、テストといった開発工程を機能単位の小さなサイクルで繰り返す手法のことです。 事業系統図