研究開発費(時系列)
| 年度 | R&D費用(億円) | 設備投資(億円) |
| 2025-03 |
- |
19 |
| 2024-03 |
- |
42 |
| 2023-03 |
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38 |
| 2022-03 |
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41 |
| 2021-03 |
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60 |
研究開発活動(本文)
FY2025|2,494 文字
6【研究開発活動】 当社は、Fine Precision Products(超精密機能製品)の機能拡大を通じてお客様の問題解決を図り、事業を拡大することを使命ととらえております。 自動車の電動化の加速、一方で内燃機関の需要継続、AIなどによるデーターセンターの拡大等々、変化が激しい昨今、当社は得意とする精密塑性加工技術と電子情報通信部品製造技術を応用し、自動車や二輪車、電子情報通信機器、あるいは産業機器などに搭載されるキーパーツの開発と量産化を柔軟に進め、お客様の要望に応えると共に新たなソリューションを提案してまいります。 更に、医療・環境事業へ新規事業開拓を進め、事業基盤・領域の拡大を目指し、環境・エネルギー関連市場、医療・介護機器市場での取り組みを加速してまいります。 なお、当連結会計年度の研究開発活動に要した費用は1,106百万円であります。主な研究開発の成果は下記のとおりであります。 また、下記は主な製品区分ごとに記載し、対応セグメントは[ ]書きしております。 (1) 開発グループ[日本]◎オルソボット(歩行支援ロボット) 脳卒中後のリハビリ用途以外での使用例も増加傾向にあるため、オルソボットが多岐に使用できるように改良を進めています。また、知的財産権の権利化も進みリハビリテーションのコア病院にも採用頂いており、引き続き過疎地でのリハビリや高齢者のフレイル予防に向けた機能アップを行い多彩なニーズに応えてまいります。 ◎竹炭 宮津市の竹害竹を活用し、竹/竹炭を活用した”タステナブルな製品”を開発しBtoB以外にBtoCへの展開も進めています。また、竹炭を用いたビーガンレザーの開発も進めており、それら技術を「2025年大阪・関西万博」の関西パビリオン・京都ブース(2025年8月4日~8月17日)に出展いたします。 ◎竹材 竹害対策を加速化させるため、竹繊維を用いた竹バイオマスプラスチックの開発を進め、脱石油由来プラスチックを目指しカーボンニュートラルへ貢献してまいります。 (2) 材料関連製品[日本]◎新高強度ワイヤー 当社のワイヤー加工の強みである線材表面性状に関して、生産性改善に寄与する新工法の開発に取り組んでおります。 ◎非鉄材料 鋼材で培った生産技術を非鉄材料(銅・アルミ)に適用し、マグネットワイヤー材やバスバー材などの塑性加工データ積上げ、顧客の試作要望に取り組んでおります。これらの商材は自動車の電動化によりますます需要が拡大するため、更なる顧客要望に応えられるよう、情報収集に注力し、生産体制を整えてまいります。 ◎マグネットワイヤー コア技術である精密異形加工を駆使した素材開発と耐高温特性に優れた絶縁被膜塗布技術を組み合わせたマグネットワイヤーを開発中です。EVおよびHVやPHV等を含めた電動車、家電、ドローンなど省エネに寄与するモーター用製品材としての活用を目指します。 (3) 自動車関連製品[日本]◎バスバー 自動車の電動化に伴い、ますますバスバーの需要が高まる中、当社は高耐熱仕様やアルミ材など、様々な仕様のバスバー開発に取り組んでおります。この分野の事業拡大を見据え、一貫生産による生産効率化を目的として、成形性のタクトアップ、新たな自動化設備の導入、及び各工程の最適化したスマートラインの開発・導入が完了し、2025年度からの本格稼働を予定しております。また、このラインはグローバルにも展開し、さまざまなお客様のニーズに応えてまいります。 ◎フレキシブルバスバー 将来ニーズの増加に着目し、バスバー製品のバリエーション展開として部分的に可撓性を有するフレキシブルバスバーの開発を推進中です。組付け性の向上や振動対策として今後、使用範囲が拡大の見込みであり、ソリッドバスバーやシャントセンサーと組み合わせるなど、保有している様々な加工技術を活かし、加速しているEV等電動化製品の需要に対応すべく引続き開発・拡販を目指します。 ◎バルブスプリング 自動車の電動化がグローバル市場で延びていく中、いまだHEV含めたエンジン付き車両の需要も継続しております。当社のコア技術を集約して生産しているバルブスプリングも更なる付加価値追求できる商材と考え工法の発明を推進しております。ばね製造時の荷重バラツキを高精度に制御することにより、高品質・高強度の製品開発を推進いたします。 ◎電流センサー 磁気式電流センサーは新規引き合いが増えており、また顧客要求に応じて製品ラインアップ拡充に取り組んだ結果新規受注が確定しました。またICサプライヤーであるAllegro Microsystems(Crocus社の買収会社)と新製品開発を進めており、併せて先方ホームページとのリンクや展示会ブースへサンコール製品を展示頂く等拡販活動でも連携を深めています。 ◎LED関連製品 車載用として製品化に成功、受注も好調に推移しています。新しい用途や新規顧客発掘を目的に展示会へ出品、顧客へPRに取り組みます。 (4) プリンター関連[日本]◎プリンター関連製品 環境負荷物質削減のため有機溶剤を使用しない新塗装の量産化技術を開発/継続中です。有機溶剤レスと共にCO2削減効果も期待されておりサンコールグループGHG排出量削減への貢献を目指して参ります。 (5) 通信関連[日本]◎光通信用コネクタ・アダプタ データセンター向け需要が高まっており、ラインナップを拡充するべく様々な課題解決を目的としたアダプタ・コネクタの開発を進めています。 ハイパースケールデータセンターで使用されるMPOコネクタの高密度実装下での挿抜を容易にするプッシュプル機能を付加したコネクタの開発を完了し量産を開始しました。また、MPOアダプタ製品ではシングル、デュアル、クラスタアダプタ全製品にインターナルシャッター機能を付加してシリーズ化を完了し、需要が増加しているMPO型製品を広く市場に投入してまいります。また、引き続きテレコム市場向け新規製品の開発を進めます。
FY2024|1,928 文字
6【研究開発活動】 当社は、Fine Precision Products(超精密機能製品)の機能拡大を通じてお客様の問題解決を図り、事業を拡大することを使命ととらえております。 自動車の電動化が加速し、電子化製品の需要増加と素材転換が進む中、当社は得意とする精密塑性加工技術と電子情報通信部品製造技術を応用し、電動車や電子情報通信機器などに搭載されるキーパーツの開発と量産化を進め、将来の中核事業へ育成してまいります。 更に、成長分野として医療・環境事業へ新規事業開拓を進め、事業基盤・領域の拡大を目指し、環境・エネルギー関連市場、医療・介護機器市場での取り組みを加速してまいります。 なお、当連結会計年度の研究開発活動に要した費用は1,206百万円であります。主な研究開発の成果は下記のとおりであります。 また、下記は主な製品区分ごとに記載し、対応セグメントは[ ]書きしております。 (1) 開発グループ[日本]◎オルソボット(歩行支援ロボット) 脳卒中後のリハビリ用途以外にも適用例が増加し、地方自治体の通所型運動トレーニング総合事業にも採用されております。今後は過疎地でのリハビリや高齢者のフレイル予防に向けた機能アップを行い多彩なニーズに応えてまいります。 ◎超音波センサー 自動車用途や自立ロボットへの利用に向けて小型化、ユニット化を目指して開発継続中です。 ◎環境関連製品 宮津市の竹害対策の一環として伐採された竹/竹炭を活用した“タステナブルな”(竹を使ったサステナブル活動)竹ノート、カップとコースター、線香を開発し百貨店でテスト販売を実施しております。 今後も環境関連製品を開発しSDGs活動に寄与してまいります。 (2) 材料関連製品[日本]◎新ワイヤー加工技術の開発 将来的にICE関連部材の減少が見込まれる中、これまで鋼材で培った生産技術(伸線・圧延)を非鉄材料(銅・アルミ)に応用し、マグネットワイヤ分野やバスバー分野へ参入すべく、製造・評価技術の確立に取組んでおります。 (3) 自動車関連製品[日本]◎バスバー次世代製品の開発 自動車の電動化に伴い、益々バスバーの需要が大きくなってくる中、当社は、高耐熱仕様やアルミ材など、様々な仕様のバスバー開発に取り組んでおります。 加えて、この分野の事業拡大を見据え、バスバー製品の一貫生産による生産効率化を目的として、成形性のタクト向上、新たな自動化設備の導入、及び各工程の最適化に向けたスマートラインの開発を推進しております。2024年度の量産開始に向け、低コストを実現させ、お客様のニーズに応えてまいります。 ◎フレキシブルバスバーの開発 将来ニーズにおける増加に着目し、バスバーのバリエーション展開として一部分が自由に曲がるフレキシブルバスバーを開発中であります。組付け性の向上や振動対策として今後使用範囲が増加する見込みとなっており、バスバーやシャントセンサーと組み合わせるなど、保有している様々な加工技術を活かし、加速しているEV関連製品需要に対応すべく今後も開発・拡販を目指します。 ◎電流センサーの開発 磁気式電流センサーにおいては、引き合いが増える中、顧客要求に応じた製品ラインナップ拡充に取り組んでおります。またICサプライヤーであるAllegro Microsystems(Crocus社の買収会社)との連携も深め、製品開発及び事業拡大にも取り組んでおります。 ◎LED関連製品の開発 車載用として製品化に成功し需要が増加しておりますが、今後は更に省エネ性を高める機能を付加した製品を開発してまいります。 (4) プリンター関連[日本]◎プリンター関連製品の開発 有機溶剤を使用しない新たな塗装の量産化技術を開発中であり、同工程の改善によりCO2削減効果も期待されております。サンコールグループGHG排出量削減への貢献を目指してまいります。 (5) 通信関連[日本]◎光通信用コネクタの開発 新たな製品ラインナップとして、LCプルユニブーツコネクター及びMPOクラスターインターナルシャッターアダプターの開発が成功し、量産を開始しました。引き合いも急増しており2024年度は増産体制を強化してまいります。 また昨今、ハイパースケールデータセンターに向けた光通信用コネクタの需要が伸びており、広帯域高速の情報送受信が要求される中、これまで弊社が開発に取り組み市場投入してきました高性能・高付加価値の光コネクタが多くのユーザーに選ばれております。当社は引続き、高密度、低損失、耐高周波、多芯、小型化、防塵防水等のニーズに応える製品の研究開発に取り組んでまいります。
FY2023|1,957 文字
6【研究開発活動】 当社は、Fine Precision Products(超精密機能製品)の機能拡大を通じてお客様の問題解決を図り、事業を拡大することを使命ととらえております。 自動車の電動化が加速し、電子化製品の需要増加と素材転換が進む中、当社は得意とする精密塑性加工技術と電子情報通信部品製造技術を応用し、電動車や電子情報通信機器などに搭載されるキーパーツの開発と量産化を進め、将来の中核事業へ育成してまいります。 更に、成長分野として医療・環境事業へ新規事業開拓を進め、事業基盤・領域の拡大を目指し、環境・エネルギー関連市場、医療・介護機器市場での取り組みを加速してまいります。 なお、当連結会計年度の研究開発活動に要した費用は1,076百万円であります。主な研究開発の成果は下記のとおりであります。 また、下記は主な製品区分ごとに記載し、対応セグメントは[ ]書きしております。 (1) 開発グループ[日本]◎電流センサー 開発を続けていたシャントセンサーが北米の電気自動車に採用され量産が拡大しました。また新たな電流センサーとして米国CROCUS社より供給されるTMR(トンネル磁気抵抗効果)ICチップを搭載した磁気式電流センサーをラインナップに加え、電動車・省エネ分野への拡大を図ってまいります。 ◎オルソボット(歩行支援ロボット) 今年度、サービス/生活支援ロボットの安全規格であるISO13482を取得しました。また使用現場の声を反映した無線タブレット型オルソボットをリリースし有線型・無線タブレット型の2モデル体制とし、それぞれの特徴を生かした活用方法で事業拡大を目指して参ります。今後はロボットリハビリテーションの普及に向け、更なる新機能を追加し多様な使用ニーズに応えてまいります。 ◎超音波センサー 展示会で得られた市場ニーズより、フェイズドアレイ式超音波センサーの空中使用用途としての特徴を生かせるアプリケーションを模索中です。 ◎環境関連製品 宮津市の竹害対策の一環として伐採された竹を活用した新製品を開発中です。 従来より取り組んでいる竹炭に関しては、製造時に発生する乾留活性ガスの有効利用や排熱を無駄無く活用するサーマルリサイクルに力を入れながら、カーボンニュートラル・SDG'sを意識した環境配慮型の竹ならではの特徴を活かした素材・複合材の開発を目指します。 (2) 材料関連製品[日本]◎新ワイヤー加工技術の開発 当社が得意な精密異形ワイヤーにおいて、従来引抜線材の課題であった線材表面性状を改善する新工法を開発し、量産供給を行っています。今後はさらにワイヤー加工技術の開発を進めると共に、より信頼性向上が図れる新規材料開発を行い事業拡大を進めてまいります。 (3) 自動車関連製品[日本]◎バスバー次世代製品の開発 バスバーは、HEV・EV関連の車載用バッテリーユニット、インバーター、ジャンクションBOX用の電源供給ターミナルとして需要が増加傾向にあり、仕様の多様化も加速しております。複雑な3D形状や短・中・長・超長尺に分類され、また高電流・耐熱仕様の要求も高まっており断面積も大きくなります。22年度は超長尺バスバーの技術開発を経て新たな製品の量産を開始しました。更なる曲げ加工技術力UPと付属部品の仕様及びAssy技術・自動加工技術を導入し、市場価格の先端を走ります。材料では銅価格より安価・軽量であるアルミ材の技術開発にも着手しました。多様な複合技術を交えた加工技術開発により、市場ニーズに沿った様々な仕様の提供を目指し事業の拡販を進めてまいります。 ◎自動車用シートベルト用ぜんまいの開発 自動運転時代の到来を想定し、シートベルトの機能が増加していくとともに、ぜんまいに求められる要求事項も高度化していくと考えております。バルブスプリングで培った技術力を応用し、材料組成/素材形状/ぜんまい加工(形状)の各種最適化を図ることで、市場ニーズに対応していくとともに、死亡事故ゼロに向けた取り組みに貢献してまいります。 (3) 通信関連◎光通信用コネクター 発展する情報通信分野における送受信情報トラフィックの更なる拡大・高速化による、通信システムの小型化へのニーズに応える為、また、高速通信においても光データを支障なく送受信する為に、高密度化と高密度実装環境での利便性の高い製品、及び防塵性・耐環境性の優れた製品の研究と開発を継続して進めて参ります。 また、携帯端末機器との情報通信の高周波化に伴うEMI対策を施した製品の需要増加や、多芯型のファイバーの商用化の拡大による調芯機能を有した製品の需要増加が見込まれており、新たな課題として研究と開発に取り組んでおります。
FY2022|1,575 文字
5【研究開発活動】 当社は、Fine Precision Products(超精密機能製品)の機能拡大を通じてお客様の問題解決を図り、事業を拡大することを使命ととらえております。自動車の電動化、軽量化が加速し、電子化製品の需要増加と素材転換が進む中、当社は得意とする精密塑性加工技術と電子情報通信部品製造技術を応用し、電動車等に搭載されるキーパーツの開発と量産化を進め、将来の中核事業へ育成してまいります。 更に、成長分野として医療・環境事業へ新規事業開拓を進め、事業基盤・領域の拡大を目指し、環境・エネルギー関連市場、医療・介護機器市場での取り組みを加速してまいります。 なお、当連結会計年度の研究開発活動に要した費用は1,078百万円であります。主な研究開発の成果は下記のとおりであります。 また、下記は主な製品区分ごとに記載し、対応セグメントは[ ]書きしております。 (1) 開発グループ[日本]◎シャントバスバー/シャントセンサー 当社開発のシャントバスバーは、欧州・北米の自動車メーカーにてサンプル評価、量産供給が始まりました。 これら海外のOEMやTier-1からの要求に応えるべく体制強化し、当社京都南工場にてIATF16949を取得しました。引き続き高機能を付加したシャントバスバー/シャントセンサーの開発を続けて参ります。 ◎オルソボット(歩行支援ロボット) 文部科学省のCOI(センターオブイノベーション)で京都大学が最高のSランク評価を受けた中のヘルスケア分野テーマとして歩行学習支援ロボット開発プログラムを完了しました。引き続き医療用ISOを取得し、新用途に向けて機能を付加したロボットの開発を進めて参ります。 ◎LED基板 当社絶縁塗装技術及びHDDサスペンションの微細加工技術を用いた車載用LEDの基板として開発し、昨年より量産が開始されました。今後普及が進む自動車のLED化へ需要が期待できる製品として期待されます。 ◎超音波センサー 試作品完成し22年1月EV/HEV駆動システム技術展(東京)に出品しました。フェイズドアレイ式超音波センサーの空中使用用途として自動車や自立移動型ロボットなどへの採用を目指します。 (2) 材料関連製品[日本]◎新表面性状改善技術の開発 当社が得意な精密異形ワイヤーにおいて、従来引抜線材の課題であった線材表面性状を改善する新工法を開発し、量産供給開始しています。今後はさらにワイヤー加工技術の開発を進めると共に、より信頼性向上が図れる新規材料開発を行い事業拡大を進めてまいります。 (3) 自動車関連製品[日本]◎バスバー次世代製品の開発 バスバーは、HEV・EV関連の車載用バッテリーユニット、インバーター、ジャンクションBOX用の電源供給ターミナルとして需要が増加傾向にあり、仕様の多様化も加速しております。バスバーターミナルは、複雑な3D形状や中・長尺バスバー及び高電流・耐熱仕様の要求も高まっております。22年度では長尺バスバーの技術開発を経て量産開始。更に近年の銅価格高騰によりアルミ材バスバーの技術開発にも着手。多様な複合技術を交えた加工技術及び絶縁塗膜の開発も着手しながら市場ニーズに沿った様々な仕様の提供を目指して参ります。 ◎自動車用新規バルブスプリングの開発 内燃機関の性能向上の観点より、バルブスプリングの信頼性向上の研究開発を実施しております。自動車メーカーをはじめ各種業界メーカーと共に開発を推進していきます。 当社製品は2022年、2023年とお客様の新規エンジンに採用が決定しており、需要が続く限りバルブスプリングの開発を継続していきます。 今後も新規開発を継続していくことで、お客様の更なる性能向上とカーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。
FY2021|1,555 文字
5【研究開発活動】 当社は、Fine Precision Products(超精密機能製品)の機能拡大を通じてお客様の問題解決を図り、事業を拡大することを使命ととらえております。自動車業界が安全、環境、運転支援技術の開発による自動車の電動化、軽量化が加速し、電子化製品の需要増加と素材転換が進む中、当社は得意とする精密塑性加工技術と電子情報通信部品製造技術を応用し、HEV・EV・FCV等に搭載されるキーパーツの開発と量産化を進め、将来の中核事業へ育成してまいります。 更に、成長分野として医療・環境事業へ新規事業開拓を進め、事業基盤・領域の拡大を目指し、環境・エネルギー関連市場、医療・介護機器市場での取り組みを加速してまいります。 なお、当連結会計年度の研究開発活動に要した費用は1,174百万円であります。主な研究開発の成果は下記のとおりであります。 また、下記は主な製品区分ごとに記載し、対応セグメントは[ ]書きしております。 (1) 開発グループ[日本]◎DST(多機能デジタルシャントセンサー) 自動車メーカー/Tier-1メーカーからの要求を受け、シャントセンサーに常時電流検出機能とECU(車載電子制御装置)とのCAN通信機能、そして電流を遮断して乗員の安全を守るためのFuseデバイス高速起動機能を付加した製品を開発しました。本製品は独立行政法人製品評価技術基板機構Nite様の評価設備用にも採用されました。また近年自動車用電気電子システムに要求されるISO26262(機能安全保障)ASILを準拠する予定で、欧米市場への拡販を進めてまいります。 ◎竹炭(電気自動車、環境関連) 通常の竹炭とは異なる電気特性を生かし、国産電気自動車のインパネ用塗料として採用されました。今後自動車の内装品はタッチパネル式が増加する予想で更なる竹炭の拡大が期待されます。竹害削減、CO²削減効果で環境改善にも貢献してまいります。 (2) 材料関連製品[日本]◎新表面性状改善技術の開発 当社が得意な精密異形ワイヤーにおいて、従来引抜線材の課題であった線材表面性状を改善する新工法を開発し、量産供給開始しています。今後はさらにワイヤー加工技術の開発を進めると共に、より信頼性向上が図れる新規材料開発を行ない事業拡大を進めてまいります。 (3) 自動車関連製品[日本]◎バスバー次世代製品の開発 バスバーは、HEV・EV関連の車載用バッテリーユニット、モーター、インバーター用の電源供給ターミナルとして需要が増加傾向にあり、仕様の多様化も加速しております。バスバーターミナルの仕様は、複雑な3D形状が多く安定した絶縁塗装が求められます。絶縁塗装技術による均一膜厚の設備開発を推進し21年度の稼働を計画しております。また複合技術を交えた加工技術及び絶縁塗膜の開発へも着手し、市場ニーズに沿った様々な仕様の提供を目指しております。 ◎自動車用新規バルブスプリングの開発 各種製品の性能向上、省スペース化や軽量化の観点より、高強度材・異形断面材を用いたスプリングのニーズは絶えず有り、当社の強みである線材〜ばね加工の一貫生産が求められる新製品の開発を、自動車メーカーはじめ各種業界メーカーと共に開発を推進しています。 当社製造技術の向上により、公差を既存製品の30%未満にまで圧縮した製品を2020年量産開始の高出力エンジンに採用されました。 次に、新たなばね製法を確立し(特許出願済)、新規高強度仕様のバルブスプリングを開発しました。これが、2022年量産開始の新規開発ハイブリッドエンジンへの採用が決まりました。 今後も、お客様の更なる製品性能向上とカーボンニュートラルの実現に向けて、新規開発を進めてまいります。
FY2020|1,851 文字
5【研究開発活動】 当社は、Fine Precision Products(超精密機能製品)の機能拡大を通じてお客様の問題解決を図り、事業を拡大することを使命ととらえております。自動車業界が安全、環境、運転支援技術の開発による自動車の電動化、軽量化が加速し、電子化製品の需要増加と素材転換が進む中、当社は得意とする精密塑性加工技術と電子情報通信部品製造技術を応用し、HV・EV・PHV・FCVに搭載されるキーパーツの開発と量産化を進め、将来の中核事業へ育成してまいります。 更に、成長分野として医療・環境事業へ新規事業開拓を進め、事業基盤・領域の拡大を目指し、環境・エネルギー関連市場、医療・介護機器市場での取り組みを加速してまいります。 なお、当連結会計年度の研究開発活動に要した費用は1,097百万円であります。主な研究開発の成果は下記のとおりであります。 また、下記は主な製品区分ごとに記載し、対応セグメントは[ ]書きしております。 (1) 開発グループ[日本]◎装着型歩行支援ロボットの開発(医療関連) 2018年度は装着型歩行支援ロボットKAI-R(カイアール)の販売(リース)を開始しましたが、2019年度は京都大学COIプログラムにおいて研究開発を進めてきた歩行学習支援ロボットOrthobot(オルソボット)の販売(リース)を開始いたしました。◎インテリジェンスセンサー(電気自動車、ハイブリッド自動車関連) 昨年開発が完了しましたヒューズセンサーに、電流の入出量をモニターし、バッテリーへの充電量コントロールを高精度に行うための機能を付加した電流センサーを開発致しました。高性能化・小型化および多機能化を図り、電池寿命と航続距離の向上ならびに安全部品としての機能を向上できるよう開発を進めてまいります。 (2) 材料関連製品[日本]◎新表面性状改善技術の開発 当社が得意な精密異形ワイヤーにおいて、従来引抜線材の課題であった線材性状を改善する新工法を開発し、量産供給開始しています。今後はさらにワイヤー加工技術の開発を進めると共に、より信頼性向上が図れる新規材料開発を行い事業拡大を進めてまいります。 (3) 自動車関連製品[日本]◎バスバー次世代製品の開発 バスバーは、EV・HV・PHEV関連の車載用バッテリーユニット、モーター、インバーター用の電源供給ターミナルとして開発された製品であり、需要増加や仕様の多様化が加速しています。多様化仕様の中でも取り扱い難いとされている中・長尺バスバーの需要も高まってきており、アイディアを交えた加工工法や評価が必要になってきております。新たな加工工法・海外材・絶縁体の開発に着手し、安価且つグローバル展開も含めた中・長尺バスバーの拡販を目指しております。 ◎自動車用新規バルブスプリングの開発 各種製品の性能向上、省スペース化や軽量化の観点より、高強度材・異形断面材を用いたスプリングのニーズは絶えず有り、当社の強みである線材〜ばね加工の一貫生産が求められる新製品の開発を、自動車メーカーはじめ各種業界メーカーと共に開発を推進しています。 今回、当社主力製品の自動車用バルブスプリングにおいて、新規開発製品が誕生する予定です。 まずは、当社製造技術の向上により、公差を既存製品の30%未満にまで圧縮した製品です。2020年量産開始の高出力エンジンに採用されました。 次に、新たなばね製法を確立し(特許出願済)、新規高強度仕様のバルブスプリングを開発しました。これが、2022年量産開始の新規開発ハイブリッドエンジンへの採用が決まりました。 今後も、お客様の更なる製品性能向上に貢献できるよう、新規開発を進めてまいります。 ◎生産技術向上に向けた取組み 2020年〜2021年度にかけてばね生産ラインの刷新を行い、最新の生産技術を取り入れることで生産性向上を図っています。 特に、ばねの外観検査装置にAIを採用することでラインの自動化と精度向上を進め、既存製品の生産性・製品品質の向上を行っていきます。 (4) HDD用サスペンション[日本]◎新機構アクチュエーター搭載サスペンションの生産設備開発 データセンター向けHDDの更なる高記録密度向上に対応する新機構搭載アクチュエーターサスペンションの生産設備を開発、量産を開始いたしました。 今後、データセンター用高容量HDD需要拡大に向け更なる高速・高精度量産設備の開発を進めてまいります。
FY2019|1,339 文字
5【研究開発活動】 当社は、Fine Precision Products(超精密機能製品)の機能拡大を通じてお客様の問題解決を図り、事業を拡大することを使命ととらえております。自動車業界が安全、環境、運転支援技術の開発による自動車の電動化、軽量化が加速し、電子化製品の需要増加と素材転換が進む中、当社は得意とする精密塑性加工技術と電子情報通信部品製造技術を応用し、HV・EV・PHV・FCVに搭載されるキーパーツの開発と量産化を進め、将来の中核事業へ育成してまいります。 更に、成長分野として医療・環境事業へ新規事業開拓を進め、事業基盤・領域の拡大を目指し、環境・エネルギー関連市場、医療・介護機器市場での取り組みを加速してまいります。 なお、当連結会計年度の研究開発活動に要した費用は、933百万円であります。主な研究開発の成果は下記のとおりであります。 また、下記は主な製品区分ごとに記載し、対応セグメントは[ ]書きしております。 (1) 開発グループ[日本]◎装着型リハビリロボットの開発(医療関連) 装着型歩行支援ロボットKAI-Rを2019年3月に販売(リース)を開始しました。また京都大学COIプログラムで取り組んでいる脳卒中後の歩行支援ロボットも量産型プロトタイプが完成し、販売に向け準備を進めています。◎シャントセンサーの開発(電気自動車、ハイブリッド自動車関連) KOA社と共同開発している電流センサーで200~1000アンペアもの大電流を精度よく測定する製品です。電流検出回路モジュール品もアナログ、デジタル出力に絶縁・非絶縁型を加え用途範囲を拡げ採用実績も増加しています。また異常電流検出回路を組み込んだヒューズセンサーの開発が完了し更なる用途拡大を目指します。 (2) 材料関連製品[日本]◎新表面性状改善技術の開発 当社が得意な精密異形ワイヤーにおいて、従来引抜線材の課題であった線材性状を改善する新工法を開発し、量産供給開始しています。今後はさらにワイヤー加工技術の開発を進めると共に、より信頼性向上が図れる新規材料開発を行ない事業拡大を進めてまいります。 (3) 自動車関連製品[日本]◎バスバー次世代製品の開発 バスバーは、EV・HV・PHEV関連の車載用バッテリーユニット、モータ、インバーター用の電源供給ターミナルとして開発された製品であり、需要増加や仕様の多様化が加速しています。多様化に対応するため、様々な仕様評価を推進し次期モデルであるバッテリーユニットやインバータ用にも採用されました。新たな海外材や絶縁体の開発を着手しグローバル展開を目指しております。 (4) HDD用サスペンション[日本]◎マイクロアクチュエータ搭載サスペンション検査技術の開発 マイクロアクチュエータ搭載サスペンションの外観検査にAIを用いた自動検査技術の開発に着手しました。この自動検査技術を2020年度から量産工程に適用させるように検査装置の精度検証を進めています。 (5) プリンター関連[日本]◎プリンター向け新用途ローラの開発 樹脂被膜鋼管ローラ技術を応用したインクジェットプリンター用の色補正ローラを新規開発し2019年より量産採用されました。
FY2018|1,998 文字
5【研究開発活動】 当社は、Fine Precision Products(超精密機能製品)の機能拡大を通じてお客様の問題解決を図り、事業を拡大することを使命ととらえております。自動車業界が安全、環境、運転支援技術の開発による自動車の電動化、軽量化が加速し、電子化製品の需要増加と素材転換が進む中、当社は得意とする精密塑性加工技術と電子情報通信部品製造技術を応用し、HV・EV・PHV・FCVに搭載されるキーパーツの開発と量産化を進め、将来の中核事業へ育成して参ります。 更に、成長分野として医療・環境事業へ新規事業開拓を進め、事業基盤・領域の拡大を目指し、環境・エネルギー関連市場、医療・介護機器市場への参入を図ります。 なお、当連結会計年度の研究開発活動に要した費用は、8億10百万円であります。主な研究開発の成果は下記のとおりであります。 また、下記は主な製品区分ごとに記載し、対応セグメントは[ ]書きしております。 (1) 開発グループ[日本]◎装着型リハビリロボットの開発(医療関連) 装着型リハビリロボットの上市に向けて量産仕様の準備が概ね完了し、安全性に対するリスクマネジメントを進めています。また京都大学COIプログラムで取り組んでいます脳卒中後の歩行リハビリロボットも量産型プロトタイプが完成し、リハビリ施設での社会実装の準備を進めています。◎シャントセンサーの開発(電気自動車、ハイブリッド自動車関連) KOA社と共同開発している大電流センサーで200~800アンペアもの大電流を精度よく測定する製品で昨年から量産用として販売を開始しました。また電流検出回路モジュール品も開発してバリュエーションを増やし更なる用途拡大を目指します。 (2) 材料関連製品[日本]◎新表面性状改善技術の開発 当社が得意な精密異形ワイヤーにおいて、従来引抜線材の課題であった線材性状を改善する新工法を開発し、量産供給開始致しました。今後はさらにワイヤー加工技術の開発を進めると共に、より信頼性向上が図れる新規材料開発を行ない事業拡大を進めてまいります。◎ダイヤモンドワイヤー量産販売開始 太陽電池用シリコンウエハ切断及び次世代パワーデバイス(SiC、GaN)切断用の電着ダイヤモンドワイヤーは開発ステージを終え、製造部署へ移管し本格量産体制を整えました。 太陽電池用途においては単結晶のみならず多結晶切断用も展開中で、市場では切断ロス低減による細線化したワイヤーニーズが多い事より当社の得意とする高強度極細素線(φ70、φ60)を用いた電着ダイヤモンドワイヤーの提案を行い、日々高まるダイヤモンドワイヤー需要に対し、国内外のスライシングユーザ-へ拡販中であり中長期の売上拡大に向け能増を計画中です。 (3) 自動車関連製品[日本]◎高圧燃料ポンプ用プランジャースプリングの開発 ガソリン直噴エンジンの高圧燃料ポンプに使用される高性能プランジャースプリングを開発、特許を出願しています。フリクションを押えて発熱量の低減効果があり、国内自動車メーカーでの採用が決定し、2017年1月から量産を開始しました。現在、次期モデル用(2020年量産目標)の開発を進めています。◎シートベルトリトラクター用高トルクぜんまいの開発 高トルクぜんまいばね用圧延材(SWRS62A)の開発により、トルク値を現行比約10%高めることが出来ました。これにより板厚を下げ全長削減が実現できる為、高トルクモデルに採用できます。この度、客先評価に合格し、2018年度より量産化となりました。また、他新規案件についても採用し拡販推進中です。◎バスバー次世代製品の開発 バスバーは、EV・HV・PHEV関連の車載用バッテリーユニット、モータ、インバーター用の電源供給ターミナルとして開発された製品であり、複雑な3D形状が求められます。多様なニーズ形状への対応としてフォーミング成型を採用し、短・中尺バスバー以外の長尺バスバーや絶縁塗装のためのマスキングの自動化及び価格競争力を施した絶縁被膜の開発に着手しております。 (4) HDD用サスペンション[日本]◎マイクロアクチュエータ搭載サスペンション検査技術の開発 マイクロアクチュエータ搭載サスペンションに実装されたアクチュエータ素子の動作及び電気接合状態を検知できる新たな検査技術を開発し、この検査技術を2017年度第1四半期から量産工程に適用させ素子の不良を事前に検知することが出来るようになりました。 (5) プリンター関連[日本]◎小径トルクリミッターの開発 従来の安定トルク・高寿命という性能をそのままに外径をφ8mmからφ6mmまで小さくした小径トルクリミッターを開発しました。これにより取付けスペースの問題を解決し普及版インクジェットプリンターへの採用を図ります。
FY2017|2,229 文字
6【研究開発活動】 当社は、Fine Precision Products(超精密機能製品)の機能拡大を通じてお客様の問題解決を図り、事業を拡大することを使命ととらえております。自動車業界が安全、環境、運転支援技術の開発による自動車の電動化、軽量化が加速し、電子化製品の需要増加と素材転換が進む中、当社は得意とする精密塑性加工技術と電子情報通信部品製造技術を応用し、HV・EV・PHV・FCVに搭載されるキーパーツの開発と量産化を進め、将来の中核事業へ育成して参ります。 また、既存製品に代わる素材の研究開発に取り組んで参ります。更に、成長分野として医療・環境事業へ新規事業開拓を進め、事業基盤・領域の拡大を目指し、環境・エネルギー関連市場、医療・介護機器市場への参入を図ります。 なお、当連結会計年度の研究開発活動に要した費用は、8億7百万円であります。主な研究開発の成果は下記のとおりであります。 また、下記は主な製品区分ごとに記載し、対応セグメントは[ ]書きしております。 (1) 開発グループ[日本]◎装着型リハビリロボットの開発(医療関連) KAI-R(人工膝関節置換手術後のリハビリロボット)の製造販売ライセンスを取得し、2018年度の上市に向けて準備を進めています。また京都大学COIプログラムで取り組んでいます脳卒中後の歩行リハビリロボットは好結果であった1号機の改良型2号機が完成し、今年度より評価データ収集を本格化させ完成度を高めて参ります。◎シャントセンサーの開発(電気自動車、ハイブリッド自動車関連) KOA社と共同開発している大電流センサーで200~800アンペアもの大電流を精度よく測定する製品です。国際見本市(電気自動車展)などでのPRが奏功し、国内はもとより海外からの引き合いも多く今後自動車分野をはじめ産業機器分野・蓄電池分野で成長が期待できる製品です。量産用として正式採用が決まり今年度より販売を開始いたします。 (2) 精密機能材料[日本]◎表面性状改善及び新規精密ピストンリング線材の開発 近年自動車産業は性能向上及びコスト低減が加速している背景から、線材形状精度及び表面清浄を極限まで高め、リング成形後の機械加工廃止及び低減(ニアネット線材)を求められております。当社は従来引抜線材の課題であった線材性状を改善する新工法を開発し、量産供給開始致しました。今後はさらに追加工法の開発を進めると共に、より信頼性向上が図れる代替材開発を行ない事業拡大を進めてまいります。◎ダイヤモンドワイヤー量産販売開始 太陽電池用シリコンウエハ切断及び次世代パワーデバイス(SiC、GaN)切断用の電着ダイヤモンドワイヤーは開発ステージを終え、製造部署へ移管し本格量産体制を整えました。 太陽電池用途においては単結晶のみならず多結晶切断用も展開中で、市場では切断ロス低減による細線化したワイヤーニーズが多い事より当社の得意とする高強度極細素線(φ70、φ60)を用いた電着ダイヤモンドワイヤーを提案、日々高まるダイヤモンドワイヤー需要に対し、国内外のスライシングユーザ-へ拡販中であり中長期の売上拡大に向け能増を計画中です。 (3) 精密機能部品[日本]◎高圧燃料ポンプ用プランジャースプリングの開発 ガソリン直噴エンジンの高圧燃料ポンプに使用される高性能プランジャースプリングを開発、特許を出願しています。フリクションを押えて発熱量の低減効果があり、国内自動車メーカーでの採用が決定し、2017年1月から量産を開始しました。現在、次期モデル用の開発を進めています。◎シートベルトリトラクター用高トルクぜんまいの開発 高トルクぜんまいばね用圧延材(SWRS62A)の開発により、トルク値を現行比約10%高めることが出来ました。これにより板厚を下げ全長削減が実現できる為、高トルクモデルへの参入が可能となりました。2017年度の国内量産化及びメキシコ合弁会社での拡販に向けて顧客と評価推進中です。◎バスバー次世代製品の開発 バスバーはEV・HV・PHEV関連の車載用バッテリーユニット、モータ、インバーター用の電源供給ターミナルとして開発された製品です。多様な形状への対応や加工ロス低減の為にフォーミング成型を採用し、粉体塗装を活用し複雑な形状のバスバーの絶縁を可能にしています。次世代製品としてベース材のアルミ化、薄膜絶縁塗装、多層樹脂モールド化の開発に着手しています。 (4) サスペンション[日本]◎マイクロアクチュエータ搭載サスペンション検査技術の開発 マイクロアクチュエータ搭載サスペンションに実装されたアクチュエータ素子の動作及び電気接合状態を検知できる新たな検査技術を開発しました。この検査技術を量産工程に適用するための検査設備の準備を進めており、2017年度第1四半期からの稼働を予定しております。 (5) プリンター関連[日本]◎軽量トルクリミッターの開発 送紙時の二重送り防止に利用されるトルクリミッターは安定トルク・高寿命という特長を備え高級~中級機種では好評を得ていますが、質量が大きく設計上の制限を受けることとコストが難点でした。この問題点を解決した軽量型ローコスト製品の開発によりラインナップを拡げ、高級機から普及機まで幅広い対応が可能となりました。今年度は普及機モデルへの拡販を進めシェアUPを目指します。
FY2016|1,964 文字
6【研究開発活動】 当社は、Fine Precision Products(超精密機能製品)の機能拡大を通じてお客様の問題解決を図り、事業を拡大することを使命ととらえております。自動車業界が安全、環境、運転支援技術の開発による自動車の電動化、軽量化が加速し、電子化製品の需要増加と素材転換が進む中、当社は得意とする精密塑性加工技術と電子情報通信部品製造技術を応用し、HV・EV・PHV・FCVに搭載されるキーパーツの開発と量産化を進め、将来の中核事業へ育成して参ります。 また、既存製品に代わる素材の研究開発に取り組んで参ります。更に、成長分野として医療・環境事業へ新規事業開拓を進め、事業基盤・領域の拡大を目指し、環境・エネルギー関連市場、医療・介護機器市場への参入を図ります。 なお、当連結会計年度の研究開発活動に要した費用は、9億40百万円であり、主な研究開発の成果は下記のとおりであります。費用は、品種別に対応させることが困難なため、総額で記載しております。 また、下記は主な製品区分ごとに記載し、対応セグメントは[ ]書きしております。 (1) 開発グループ[日本]◎ダイヤモンドワイヤー開発・量産体制 太陽電池用シリコンウエハ切断及び次世代パワーデバイス(SiC、GaN)切断用の電着ダイヤモンドワイヤーの開発を行っております。太陽電池用途においては、単結晶のみならず多結晶切断も視野に入れ展開中、市場はカーフロス低減による細線化が急速に進んでおり、当社の得意とする極細素線(φ70μm以下)を用いた電着ダイヤモンドワイヤーで国内外のスライシングメーカーへPRし販売を進めてまいります。◎装着型リハビリロボットの開発(医療関連) 京都大学COIプログラムで取組んでおります脳卒中後の装着型歩行リハビリロボット1号機が完成し2016年度より検証を進めてまいります。またKAI-R(人口膝関節置換手術後歩行リハビリロボット)の2018年上市に向け医療機器製造販売ライセンス取得も合わせて進めてまいります。◎シャントonバスバーの開発(電気自動車、ハイブリッド自動車関連)200~800アンペアもの大電流を直接測定し、高精度な電流計測を可能とする電流センサーでKOA株式会社と共同開発し展示会などで広くPRを行っています。バッテリーの管理用途として電気自動車やハイブリッド自動車、電動産業車両などに採用が期待されています。 (2) 精密機能材料[日本]◎表面性状改善精密ピストンリング線材の開発 近年自動車は性能向上のためピストンリングは鋳物製からスチール線材(精密異形線)が主流となりました。今後更なる性能向上及びコスト低減のため、線材形状精度及び表面清浄を極限まで高め、リング成形後の機械加工廃止及び低減(ニアネット線材)を求められております。 当社は従来引抜線材の課題であった線材性状を改善する新工法を開発し、量産供給開始致しました。線材表面性状改善新技術をベースに今後事業拡大を進めてまいります。 (3)精密機能部品[日本]◎新可変動弁機構用ぜんまいの開発 次世代エンジンの新可変動弁機構用部品として、弁ばねと同等の高品質を有する異形断面材を用いたぜんまいバネの開発を行っておりましたが、国内外自動車メーカーでの採用が決定し、2014年5月から国内大手自動車メーカー向けに量産を開始しました。その後、順次同メーカー他エンジンにも展開され、2015年9月には外国自動車メーカー向けの量産も開始されました。また、次期モデル用の開発にも着手しています。◎シートベルトリトラクター用高トルクぜんまいの開発 高トルクぜんまいばね用異形圧延材の開発により、トルク値を現行比10%高めることが出来ました。これにより、ぜんまい材の薄板化と全長削減が実現でき、重量軽減によるコスト低減が可能となります。2016年度の製品量産化とその後の拡販を目指し、顧客と開発推進中です。 (4) サスペンション[日本]◎マイクロアクチュエータ搭載サスペンションの量産設備開発 磁気ヘッドの精密位置決めを可能にする次世代マイクロアクチュエータ搭載サスペンションの量産設備の開発を行いました。アクチュエータ素子を高速・高精度で実装出来る生産設備を設計・製作し、これを用いて2015年度第3四半期から量産を開始しました。 (5) プリンター関連[日本]◎プリンターローラー用チューブシャフトの開発 インクジェットプリンター及びレーザビームプリンターで使用されるローラーとして、真直性が高く、軽量化を実現したチューブシャフトの開発から製品化を進めてまいりました。今後さらに適用品を拡大するために、周辺の応用技術を開発しながら顧客へのPRを進めております。