事業の概要
- 塗料事業の展開アサヒペングループは、塗料の製造と販売を主力事業としています。自社だけでなく、子会社の大豊塗料と連携し、原料や製品を相互に供給し合うことで、効率的な生産体制を構築しています。また、子会社のアサヒペン・ホームイングサービスが塗装工事の請負・施工も手掛けており、塗料の製造から施工まで一貫したサービスを提供しています。
- DIY用品事業の展開インテリア・ハウスケア用品や園芸用品など、DIY関連商品の製造と販売も重要な事業です。子会社のサンパペルが製造を担い、当社や共福産業が販売を行うことで、幅広いDIYニーズに対応しています。製品の供給や原料の提供を通じて、グループ内で連携し、多様な商品を消費者に届けています。
- ペット用品事業とその他ペットフードやペット用品の販売も手掛けており、子会社のザ・ペットがこの事業を担っています。さらに、アサヒロジストが物流サービスを、オレンジタウンが不動産賃貸業を行うなど、グループ全体で多角的な事業を展開しています。これにより、事業間のシナジー効果を生み出し、安定した収益基盤を築いています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 塗料事業の収益貢献塗料事業は、売上高76.39億円、営業利益4.62億円と、アサヒペングループの事業の中で最も大きな売上と利益を上げています。主に塗料の製造と販売を手掛けており、子会社の大豊塗料と連携しながら、塗装工事の請負・施工も行うことで、事業の多角化と収益基盤の強化を図っています。
- DIY用品事業の規模DIY用品事業は、売上高49.06億円、営業利益1.89億円を計上しており、塗料事業に次ぐ規模を持つ事業です。インテリア・ハウスケア用品や園芸用品など、幅広いDIY関連商品を扱っており、子会社のサンパペルや共福産業と協力して、商品の製造・販売を行っています。
- ペット用品事業の展開ペット用品事業は、売上高43.72億円、営業利益1.29億円となっています。子会社のザ・ペットがペットフードやペット用品の販売を担当しており、成長が見込まれるペット市場において、グループの新たな収益源としての役割を担っています。各事業が相互に連携し、グループ全体の安定成長に貢献しています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| Paint | 事業 | 76 | 5 | 6.0% |
| DIYProducts | 事業 | 49 | 2 | 3.9% |
| Pet | 事業 | 44 | 1 | 2.9% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当連結会計年度において保土ヶ谷電子販売株式会社並びに同社グループ3社の全株式を取得し連結子会社としたことにより、当社(㈱アサヒペン)及び子会社11社、合計12社で構成されております。前連結会計年度までは、塗料、DIY用品及びペット用品の製造及び販売を主な事業としておりましたが、当連結会計年度より、新規事業として時計用品の販売を行う時計用品事業を主な事業として追加しております。 この4つの事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。(塗料事業)塗 料 :当社と子会社である大豊塗料㈱が製造及び販売を行っております。大豊塗料㈱は当社へ原料、製品の一部を供給し、当社は大豊塗料㈱へ原料、製品の一部を供給しております。塗 装 :子会社である㈱アサヒペン・ホームイングサービスが塗装工事の請負及び施工を行っております(一部グループ各社からも受注)。当社と大豊塗料㈱は㈱アサヒペン・ホームイングサービスへ塗料を供給しております。塗装用品その他 :当社が販売を行っております。(DIY用品事業)インテリア・ハウスケア用品:子会社である㈱サンパペルが製造を行い、当社と子会社である共福産業㈱及び㈱サンパペルが販売を行っております。㈱サンパペルは当社へ製品の供給し、当社は㈱サンパペルへ原料の一部を供給し、また、当社は共福産業㈱へ製品を供給しております。園芸用品その他 :当社と共福産業㈱が販売を行っております。当社は共福産業㈱へ商品を供給しております。(ペット用品事業)ペットフード・ペット用品 :子会社である㈱ザ・ペットが販売を行っております。(時計用品事業)時計用品 :子会社である保土ヶ谷電子販売㈱、㈱クレファー、㈱サコムが販売を、㈱テクノタイムサービスが時計の修理業を行っております。(その他) ㈱アサヒロジストが物流サービス業、㈱オレンジタウンが不動産賃貸業を行っております。当社、大豊塗料㈱、共福産業㈱及び㈱サンパペルは㈱アサヒロジストに物流業務を委託しております。 事業系統図は次のとおりであります。2026年3月31日現在
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 原材料価格の変動や為替相場の変動が財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があるため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 ユーザーニーズを捉え「安心」「安全」「簡単」「きれい」「便利」「楽しい」に応える新製品開発。 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
会社が挙げる主要リスク:原材料価格の変動による影響 / 為替相場の変動による影響 / 天候不順による影響
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 8 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★★☆☆☆
アサヒペンは「アサヒペン」ブランドの認知度が高く、DIY市場における一定の信頼を得ている。長年の歴史で培われたブランド力は無形資産と言えるが、特許や独自技術による明確な差別化は限定的。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
DIY用品は一般的に価格や機能で比較検討されることが多く、顧客のスイッチングコストは低い。特定の用途でアサヒペン製品が選ばれる理由が薄い場合、乗り換えは容易。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
アサヒペン製品は個人消費者が主であり、プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果は発生しない。
コスト優位★★☆☆☆
長年の製造ノウハウや仕入れルートの最適化により、一定のコスト競争力は有していると考えられる。しかし、同業他社も同様の努力をしており、圧倒的なコスト優位性は見出しにくい。
規模の経済★★★☆☆
国内のDIY・家庭用品市場において、アサヒペンは主要プレイヤーの一つであり、一定の販売網と生産規模を有している。これにより、効率的な生産・流通が可能となっている。
- グループ内連携による効率化アサヒペングループは、塗料事業において、当社と大豊塗料が原料や製品を相互供給し、製造から販売まで効率的に連携しています。DIY用品事業でも、サンパペルが製造、当社と共福産業が販売を担うなど、グループ会社間で役割分担と連携を強化することで、生産・供給体制の最適化を図っています。
- 多角的な事業展開による安定性塗料、DIY用品、ペット用品という異なる市場で事業を展開することで、特定市場の変動リスクを分散しています。さらに、物流サービスや不動産賃貸業といった周辺事業も手掛けることで、グループ全体の収益源を多様化し、経営の安定性を高める戦略をとっていると考えられます。
- 製造から施工までの一貫体制塗料事業においては、塗料の製造・販売だけでなく、子会社のアサヒペン・ホームイングサービスが塗装工事の請負・施工まで手掛けています。これにより、製品の品質管理から最終的な顧客へのサービス提供までを一貫して行うことができ、顧客満足度の向上と競争力の強化に繋がっている可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)経営方針 当社グループは、当社の社是「誠意を貫く 信用第一主義」「不可能を可能にする 積極経営」「高収益・高賃金を実現する 生産性向上」を基本精神とし、『「暮らしを彩り 住まいをまもる」をトータルコンセプトに、優れた製品とサービスをお客様に提供し、住生活の質的向上と充実のために貢献する』ことを経営理念としております。 この経営理念のもと、私たちは次の方針で経営に取り組んでおります。社会に対して・・・・安全の確保と自然環境の保全先見性を持ち、責任ある態度で臨む。顧客に対して・・・・競合他社よりも優れた価値とサービスを提供し、永続的に高い信頼と支持を得る。取引先に対して・・・重要なビジネスパートナーと認識し、誠意と信用第一により共に繁栄することを目指す。株主に対して・・・・株主に信頼され、また、繁栄ある未来のために誠実で魅力的な企業を目指す。社員に対して・・・・会社の繁栄を通じ社員の豊かな生活を実現する。(2)経営戦略等 当社グループは、みんなが笑顔になれる社会の実現を目指し、経営理念のもと持続可能なより良い社会とより豊かな暮らしを実現するために、長期を見据え、より良い未来を作り出すための事業活動の展開を通じて、持続的な事業価値、株主価値の創出を行ってまいります。そのための事業戦略として、成長事業への積極的投資と強化、新規事業への挑戦、新規販路の開拓、業務プロセスの改善と生産性の向上に取り組んでまいります。また、財務・非財務戦略としては、資本効率を意識した経営の推進、総還元性向を意識した株主還元、安全・環境に配慮した取組、人的資本経営による企業体質の強化に取組んでまいります。 このような取組を推進し、企業価値の向上を図ってまいります。(3)経営環境 当社グループを取り巻く経営環境といたしましては、中東情勢や米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクや物価上昇の継続によるリスクなど、当社グループの事業に与える影響は依然として不透明であり、原材料価格の高騰、競合他社との価格競争の激化、主な販売先であるホームセンター業界の趨勢、物流コストの上昇、少子高齢化など、厳しい状況で推移しております。(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの目標としておりますグループ売上高250億円(2031年3月期)の達成に向けて、中長期的な戦略に則り、以下のことに重点的に取組んでまいります。① 収益力の向上 新規販路の開拓やEC事業の強化、商品開発から販売までのスピードアップ等、営業力、商品開発力の強化、生産の内製化を推し進め、グループ全体の収益力の向上を図ってまいります。② 新規事業への取組 当社は、当連結会計年度においては保土ヶ谷電子販売株式会社並びに同社グループ3社(時計用品事業)を取得いたしました。今後も既存事業の枠にこだわらず、当社グループの事業基盤の拡大・強化に資する新規事業の検討、展開について積極的に取り組んでまいります。③ グループ経営の強化と効率化 グループ会社相互にシナジーが得られる事業展開、優秀な人材確保と育成、情報システムや物流等のインフラの拡充等により、グループ全体の経営力及び効率の向上に努めてまいります。④ 内部統制システムの整備・運用の徹底 当社グループ全体として、内部統制システムの整備及び運用を徹底してまいります。(5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、資本効率と株主還元を意識した経営を目指しておりますが、ROEやROICの向上には、収益力の向上が重要な要素であるとの認識に加え、各部門やグループ各社にとってわかりやすく共有しやすいとの考えから、売上高及び営業利益(率)を目標とする経営指標としております。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)経営方針 当社グループは、当社の社是「誠意を貫く 信用第一主義」「不可能を可能にする 積極経営」「高収益・高賃金を実現する 生産性向上」を基本精神とし、『「暮らしを彩り 住まいをまもる」をトータルコンセプトに、優れた製品とサービスをお客様に提供し、住生活の質的向上と充実のために貢献する』ことを経営理念としております。 この経営理念のもと、私たちは次の方針で経営に取り組んでおります。社会に対して・・・・安全の確保と自然環境の保全先見性を持ち、責任ある態度で臨む。顧客に対して・・・・競合他社よりも優れた価値とサービスを提供し、永続的に高い信頼と支持を得る。取引先に対して・・・重要なビジネスパートナーと認識し、誠意と信用第一により共に繁栄することを目指す。株主に対して・・・・株主に信頼され、また、繁栄ある未来のために誠実で魅力的な企業を目指す。社員に対して・・・・会社の繁栄を通じ社員の豊かな生活を実現する。(2)経営戦略等 当社グループは、みんなが笑顔になれる社会の実現を目指し、経営理念のもと持続可能なより良い社会とより豊かな暮らしを実現するために、長期を見据え、より良い未来を作り出すための事業活動の展開を通じて、持続的な事業価値、株主価値の創出を行ってまいります。そのための事業戦略として、成長事業への積極的投資と強化、新規事業への挑戦、新規販路の開拓、業務プロセスの改善と生産性の向上に取り組んでまいります。また、財務・非財務戦略としては、資本効率を意識した経営の推進、総還元性向を意識した株主還元、安全・環境に配慮した取組、人的資本経営による企業体質の強化に取組んでまいります。 このような取組を推進し、企業価値の向上を図ってまいります。(3)経営環境 当社グループを取り巻く経営環境といたしましては、中東情勢や米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクや物価上昇の継続によるリスクなど、当社グループの事業に与える影響は依然として不透明であり、原材料価格の高騰、競合他社との価格競争の激化、主な販売先であるホームセンター業界の趨勢、物流コストの上昇、少子高齢化など、厳しい状況で推移しております。(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの目標としておりますグループ売上高250億円(2031年3月期)の達成に向けて、中長期的な戦略に則り、以下のことに重点的に取組んでまいります。① 収益力の向上 新規販路の開拓やEC事業の強化、商品開発から販売までのスピードアップ等、営業力、商品開発力の強化、生産の内製化を推し進め、グループ全体の収益力の向上を図ってまいります。② 新規事業への取組 当社は、当連結会計年度においては保土ヶ谷電子販売株式会社並びに同社グループ3社(時計用品事業)を取得いたしました。今後も既存事業の枠にこだわらず、当社グループの事業基盤の拡大・強化に資する新規事業の検討、展開について積極的に取り組んでまいります。③ グループ経営の強化と効率化 グループ会社相互にシナジーが得られる事業展開、優秀な人材確保と育成、情報システムや物流等のインフラの拡充等により、グループ全体の経営力及び効率の向上に努めてまいります。④ 内部統制システムの整備・運用の徹底 当社グループ全体として、内部統制システムの整備及び運用を徹底してまいります。(5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、資本効率と株主還元を意識した経営を目指しておりますが、ROEやROICの向上には、収益力の向上が重要な要素であるとの認識に加え、各部門やグループ各社にとってわかりやすく共有しやすいとの考えから、売上高及び営業利益(率)を目標とする経営指標としております。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境に改善の動きが見られ、緩やかな回復傾向にあるものの、中東情勢や、米国の通商政策等による影響がわが国の景気を下押しするリスクもあり、先行きは依然として不透明な状況で推移いたしました。 このような状況のもと、当社グループにおいては、2026年1月30日付で時計用品を取り扱う保土ヶ谷電子販売株式会社並びに同社グループ3社(以下、保土ヶ谷電子販売グループという。)を子会社化としたことにより売上増加はあったものの、前連結会計年度において好調であったペット用品事業の売上が減少したこと、全体的な個人消費の低迷などの影響により当連結会計年度の売上高は168億2千2百万円(前年同期比1.9%減)となりました。 利益面では、経営の効率化に努めましたが、売上の減少並びに原材料の高騰の影響等から営業利益は6億2千8百万円(前年同期比27.4%減)となり、経常利益は7億3千8百万円(前年同期比21.8%減)となりました。特別利益において遊休地の売却による固定資産売却益1億1百万円及び、政策保有株式を一部売却したことによる投資有価証券売却益1億7千4百万円を計上したことや税効果会計の影響により法人税等の負担額が減少したことにより親会社株主に帰属する当期純利益は7億2千7百万円(前年同期比3.7%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。 なお、従来の当社グループの報告セグメントは、「塗料事業」、「DIY用品事業」、「ペット用品事業」、「その他」の4つとしておりましたが、保土ヶ谷電子販売株式会社並びに同社グループ3社の子会社化に伴い、当連結会計年度より「塗料事業」、「DIY用品事業」、「ペット用品事業」、「時計用品事業」、「その他」の5つの報告セグメントに変更しております。 塗料事業の売上高は、前年同期比で4.2%減少し73億4千5百万円となり、売上の減少及び原材料価格高騰の影響などにより、セグメント利益は31.0%減少し3億1千8百万円となりました。 DIY用品事業の売上高は前年同期比で1.7%減少し48億2千1百万円となりましたが、経営の効率化に努めた結果、セグメント利益は13.6%増加し2億1千4百万円となりました。 ペット用品事業の売上高は前年同期比で22.8%減少し33億7千6百万円となり、セグメント利益は58.0%減少し5千4百万円となりました。 当連結会計年度に取得した時計用品事業の売上高は10億5千4百万円となりましたが、保土ヶ谷電子販売グループの株式取得関連費用等の計上により、セグメント利益は7千万円の損失となりました。 その他の事業の売上高は前年同期比で7.3%増加し2億5千2百万円となり、セグメント利益は24.4%増加し1億1千2百万円となりました。 財政状態は、次のとおりです。 当連結会計年度末における資産合計は259億6千3百万円となり、前連結会計年度末に比べて44億3千1百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金の増加9億4千9百万円、受取手形の減少1億8千1百万円、売掛金の増加6億2千万円、電子記録債権の増加1億4千1百万円、商品及び製品の増加6億9千9百万円、流動資産のその他の増加2億1百万円、土地の増加4億8千9百万円、建設仮勘定の増加5億4千万円、のれんの減少1億4千4百万円、投資有価証券の増加8億8千7百万円によるものです。 当連結会計年度末における負債合計は109億7千万円となり、前連結会計年度末に比べて35億9千万円増加いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金の増加2億4千4百万円、電子記録債務の増加4億7千6百万円、短期借入金の増加22億2百万円、流動負債のその他の増加1億1千6百万円、繰延税金負債の増加1億9千9百万円、退職給付に係る負債の増加1億1千7百万円によるものです。 当連結会計年度末における純資産合計は149億9千2百万円となり、前連結会計年度末に比べて8億4千1百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金の増加4億9千3百万円、自己株式の増加3億4百万円、その他有価証券評価差額金の増加6億4千1百万円によるものです。この結果、自己資本比率は57.7%(前連結会計年度末は65.7%)となりました。② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して9億4千9百万円増加し、42億8千1百万円(前年同期比28.5%増)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は12億4千2百万円(前年同期比28.6%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益10億1千8百万円、減価償却費3億1千5百万円、のれん償却額1億7千8百万円、固定資産処分益1億円、投資有価証券売却益1億7千4百万円、売上債権の減少額4億5千万円、棚卸資産の減少額2億6千7百万円、及び法人税等の支払額4億7千5百万円によるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は9億1千2百万円(前年同期は12億7百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出8億3千9百万円、有形固定資産の売却による収入1億7千2百万円、投資有価証券の売却による収入3億3千7百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出7億8千9百万円、保険積立金の解約による収入2億2千3百万円によるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、得られた資金は6億1千6百万円(前年同期は3億3千2百万円の使用)となりました。これは主に、短期借入金の純増加額14億1千5百万円、長期借入金の返済による支出2億7百万円、自己株式の取得による支出3億4千9百万円及び配当金の支払額2億3千3百万円によるものです。 ③生産、受注及び販売の実績a. 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前年同期比(%)塗料事業(千円)5,199,25393.4DIY用品事業(千円)329,003109.2ペット用品事業(千円)--時計用品事業(千円)--報告セグメント計(千円)5,528,25794.2その他(千円)--合計(千円)5,528,25794.2 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 上記のほかに、外注生産され製品、商品として仕入れたものは次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前年同期比(%)塗料事業(千円)1,490,52278.5DIY用品事業(千円)4,395,37291.9ペット用品事業(千円)3,376,77877.2時計用品事業(千円)1,054,175-報告セグメント計(千円)10,316,84893.3その他(千円)--合計(千円)10,316,84893.3 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b. 受注実績 当社グループは主として見込生産によっており、受注及び受注残高については特に記載すべき事項はありません。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前年同期比(%)塗料事業(千円)7,318,03295.8DIY用品事業(千円)4,821,52398.3ペット用品事業(千円)3,376,77877.2時計用品事業(千円)1,054,175- 報告セグメント計(千円)16,570,50998.0その他(千円)252,239107.3合計(千円)16,822,74998.1 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。2.外部顧客への売上高のうち、特定の顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の10%に満たないため、主要な顧客ごとの情報の記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、2026年1月30日付で時計用品を取り扱う保土ヶ谷電子販売株式会社並びに同社グループ3社(以下、保土ヶ谷電子販売グループという。)を子会社化したことによる売上の増加はあったものの、前期において好調であったペット用品事業の売上が減少したこと、全体的な個人消費の低迷などの影響もあり、当連結会計年度の売上高は前年同期に比べ1.9%減少し168億2千2百万円となりました。 利益構造の改善やコストダウンに取組むなど、経営の効率化に努めましたが、売上の減少並びに原材料高騰の影響等から営業利益は前年同期に比べ27.4%減少し6億2千8百万円となり、経常利益は前年同期に比べ21.8%減少し7億3千8百万円となりました。 遊休地の売却による固定資産売却益1億1百万円及び政策保有株式を一部売却したことによる投資有価証券売却益1億7千4百万円などを特別利益に計上いたしましたが、税金等調整前当期純利益は前年同期に比べて8.9%減少し10億1千8百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、繰延税金資産のスケジューリングの見直しなどの影響により法人税等調整額が減少したことで、前年同期に比べて3.7%増加し7億2千7百万円となりました。 当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べて44億3千1百万円増加し、259億6千3百万円となりましたが、これは主に、保土ヶ谷電子販売グループを連結子会社化したことによるものです。 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べて35億9千万円増加し、109億7千万円となりましたが、これは主に保土ヶ谷電子販売グループを連結子会社化したこと及び所要の資金として短期借入金の調達を行ったことによるものです。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べて8億4千1百万円増加し、149億9千2百万円となりました。主に利益剰余金の増加4億9千3百万円によるものです。 この結果、主に借入債務の増加により自己資本比率は前連結会計年度末に比べて8ポイントダウンし57.7%となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、市場の動向、原材料価格の動向、為替の動向、天候不順、自然災害等があります。 市場の動向については、消費者物価の上昇に伴うDIY関連商材の買い控えや、企業間の価格競争などの要因により、主力である塗料事業、DIY用品事業の売上減少傾向が続いており、厳しい経営環境の中で推移しております。 当社グループでは、経常的な需要の維持を目指し、ユーザーニーズに的確に対応した製品を提供することをモットーに、新製品の開発、販売及び競合他社との差別化による商品力の強化、新規販路の開拓、新規事業の創出等に努めてまいります。 原材料価格の動向については、依然として上昇が続いており、さらには最近の中東情勢や米国の通商政策の動向の影響により、先行きが不透明な状況が継続しております。このような状況に対しては、販売価格への転嫁、取引先との関係強化、品質設計の技術力強化、原材料の互換化、代替品購買等によるコスト管理を行ってまいります。 為替の動向については、当社グループの海外取引が外貨建てで行われておりますが、為替変動リスクを最小限に抑えるため、必要に応じ為替予約の活用等によるリスクヘッジに取組んでまいります。 天候不順及び自然災害については、自らコントロールできない要因であり、特に需要期における天候不順は、当社グループの経営成績に大きな影響を及ぼします。これに対しては、新たな事業の獲得などにより、経営の安定化を目指します。自然災害については、当社グループで互いに代替生産を行い、最小限の損害にとどめるよう対策を検討しております。 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、PBRやROICなどがありますが、これらを向上させる要因として、収益力の向上が重要であると認識しており、「売上高」及び「営業利益」を目標とする経営指標に設定しております。 当社グループでは、2025年度を初年度とする中期経営計画「SPEC2」において、最終年度の連結売上高200億円を目標としております。中東情勢など先行き不透明な状況が継続しており、当社グループにどのような影響を及ぼすのか、現状では予想できない要因もございますが、保土ヶ谷電子販売グループの取得により、この目標を達成できる見通しとなりましたので、中期経営計画の2年目となる2026年度は、売上高215億円、経常利益10億5千万円を目標数値としております。 セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。(塗料事業) 物価上昇による個人消費の低迷などの影響により、売上高は前年同期に比べ4.2%減少し、73億4千5百万円となりました。依然として原材料価格の高騰等の影響を受けていることから、セグメント利益は前年同期に比べ31%減少し3億1千8百万円となりました。(DIY用品事業) 塗料事業と同様の要因により、当事業においても売上は前年同期に比べ1.7%減少し48億2千1百万円となりましたが、製品の内製化などの経営の効率化に努めたことにより、セグメント利益は、前年同期に比べ13.6%増加し2億1千4百万円となりました。(ペット用品事業) 前連結会計年度では好調であった当事業ですが、販売先の異動等の要因により、売上高は前年同期に比べ22.8%減少し33億7千6百万円となり、売上減少の影響を受け、セグメント利益は前年同期に比べ58%減少し5千4百万円となりました。(その他) その他の事業は、売上高は前年同期に比べ7.3%増加し2億5千2百万円となり、セグメント利益は前年同期に比べ24.4%増加し1億1千2百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、営業活動により12億4千2百万円の資金を獲得、投資活動においては、主に有形固定資産の取得や時計用品事業である保土ヶ谷電子販売グループの株式取得により9億1千2百万円の資金を使用し、財務活動においては、所要資金として15億円の資金調達を行ったことにより、6億1千6百万円の資金の獲得となりました。これにより、現金及現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末に比べて9億4千9百万円増加し42億8千1百万円となりました。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、必要な資金を安定的に確保するために、内部資金の活用及び金融機関からの借入等による調達を行っております。当連結会計年度における主な資金需要といたしましては、有形固定資産の取得資金、子会社株式の取得資金、自己株式の取得資金、配当金の支払資金等であります。
事業リスク
- 原材料価格の変動リスクアサヒペングループが使用する顔料、石油化学製品、容器包装類などの主要原材料の市場価格は、原油やナフサ、原料鉱石などの国際価格に影響を受けやすいです。これらの価格が変動すると、製品の製造コストが増加し、グループの利益率や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 為替相場の変動リスク海外からの輸入商品を取り扱っているため、為替相場の変動が経営に影響を与える可能性があります。為替予約取引を行うことでリスク軽減を図っていますが、完全に回避できる保証はなく、円安が進行すると輸入コストが増加し、グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
- 天候不順および自然災害リスク家庭用塗料や園芸用品は、季節や天候に需要が大きく左右されます。需要期に天候不順が続くと販売が落ち込み、業績に悪影響を与える可能性があります。また、地震などの自然災害が発生した場合、生産設備の損壊や物流の混乱により、製品の製造・運搬・販売に支障が生じ、グループの財務状況や経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)原材料価格の変動による影響 当社グループの使用する主要原材料は顔料、石油化学製品及び容器包装類であります。これら原材料の市場価格は、原油・ナフサ及び原料鉱石等の価格の影響を受けることがあり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(2)為替相場の変動による影響 当社グループの取扱商品には海外からの輸入商品が含まれており、為替変動の影響を受けております。このため、適時為替予約取引を行っておりますが、これにより当該リスクを完全に回避できる保証はなく、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(3)天候不順による影響 当社グループの取扱商品のうち、家庭用塗料や園芸用品は、季節の移り変り及び天候の良し悪しによって需要に大きな影響を受けます。このため、需要期における天候不順等環境条件によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(4)自然災害による影響 大規模な地震等の自然災害による生産設備の損壊や道路等のインフラの混乱等により、製品の製造、運搬及び販売が影響を受ける可能性があります。その被災規模によっては、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。