4625

アトミクス(4625)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

化学 素材・化学

事業の概要

  • 塗料販売と施工の二本柱
    アトミクスグループは、主に道路用塗料や建築用塗料(床・屋根・防水など)、家庭用塗料、コンクリート補修材の製造・販売を行っています。これに加え、塗料を使用する工事の請負も手掛けており、製品の販売と施工の両面から収益を得るビジネスモデルです。
  • ソフトウェア開発・販売も展開
    交通安全や生活環境インフラの維持管理に関するソフトウェアの開発・販売も行っています。これは、塗料販売事業の付帯サービスとして、顧客のインフラ管理をサポートし、事業の多角化を図るものです。
  • グループ会社による役割分担
    アトムサポート株式会社が家庭用塗料の販売や塗料関連製品の仕入れ販売を担い、株式会社アブスが物流を、アトム機械サービス株式会社が道路用塗料の施工機製造を担うなど、グループ全体で効率的な事業運営を行っています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 塗料販売事業が収益の柱
    塗料販売事業は売上高115.01411億円、営業利益6.73944億円と、グループ全体の売上と利益の大部分を占める主要な事業です。道路用塗料、建築用塗料、家庭用塗料、コンクリート補修材の製造・販売が主な内容です。
  • 施工事業も重要な役割
    施工事業は売上高8.47087億円、営業利益0.54864億円で、塗料販売事業に次ぐ規模です。アトムテクノス株式会社が道路用塗料やコンクリート補修材を使用する工事を、当社が床用塗料を使用する工事を請け負っており、製品の販売と施工を一体で行っています。
  • 国内市場に特化した事業展開
    有価証券報告書からは、地域別の詳細な記載はありませんが、「国内子会社4社」や「国内の得意先」という記述から、主に日本国内市場に焦点を当てた事業展開を行っていることが伺えます。これにより、国内のインフラ整備や建築需要に業績が左右される可能性があります。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
PaintSaleBusiness 地域 115 7 5.9%
ConstructionBusiness 地域 8 1 6.5%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|632 文字
3 【事業の内容】当社グループ(当社及び当社の関係会社、以下同じ)は、当社及び国内子会社4社で構成し、塗料販売事業と施工事業を行っています。当社グループの主な事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付け、及びセグメントとの関係は次のとおりです。(1) 塗料販売事業当社は道路用塗料、床・屋根・防水などの建築用塗料、家庭用塗料、コンクリート構造物の保護・補修材を製造し、主に当社が国内の得意先に販売しています。また、当社は「交通安全や生活環境インフラの維持管理に係るソフトウェア」の開発と販売を行っています。家庭用塗料は主にアトムサポート株式会社に販売し、アトムサポート株式会社が国内の得意先に販売しています。また、アトムサポート株式会社は塗料関連製品やホームケア製品を独自に仕入れて販売しています。株式会社アブスは主にアトムサポート株式会社が販売する製品の物流業務を請負っています。アトム機械サービス株式会社は道路用塗料の施工機を製造し、主に当社が国内の得意先に販売しています。 (2) 施工事業 施工事業は主にアトムテクノス株式会社と当社が行っています。 アトムテクノス株式会社は当社の道路用塗料やコンクリート構造物の保護・補修材を使用する工事を、当社は床用塗料を使用する工事を請負っています。また、当社製品を使用する工事を行うことで新製品の開発や製品の改良に必要な情報を入手しています。 当社グループの事業系統図は次のとおりです。 (注) ※ 連結子会社

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
原材料の多くが石油関連製品であり、原油・ナフサ価格の動向に影響を受けるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
道路用塗料の施工機製造、コンクリート構造物の保護・補修材、交通安全ソフトウェア開発。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:事業等の変動要因 / 原材料の価格及び調達 / 法的規制
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

アトミクスは特定の強力なブランドや特許、規制ライセンス、独占的IPに関する情報は公開されておらず、無形資産による競争優位性は確認できない。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

塗料や接着剤は、一度採用されると仕様変更や切り替えに手間やコストがかかる可能性がある。しかし、顧客が他社製品に乗り換えることによる損失が極めて大きいとは断言できないレベル。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

アトミクスの事業モデルにおいて、ユーザー数の増加が製品やサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果は存在しない。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

長年の事業継続による生産ノウハウや、一部原材料の調達における規模の経済が働く可能性はあるが、他社と比較して構造的に圧倒的なコスト優位性を持つ証拠は乏しい。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

化学品業界において一定の事業規模は有しているものの、業界全体に対して最適化された少数寡占を形成しているとは言えず、規模の経済による優位性は限定的。

  • 製品開発と施工による相乗効果
    自社製品を使った施工事業を行うことで、新製品の開発や既存製品の改良に必要な現場の情報を直接入手しています。これにより、顧客ニーズに合致した高品質な製品を開発し、競争優位性を高めています。
  • 多様な製品ラインナップと販路
    道路用塗料から建築用、家庭用塗料、さらにはコンクリート補修材まで幅広い製品を取り扱っており、多様な顧客層に対応しています。また、グループ会社を通じて家庭用塗料の販売や物流を効率化し、安定的な販路を確保しています。
  • インフラ関連ソフトウェアの提供
    交通安全やインフラ維持管理に関するソフトウェアを提供することで、単なる塗料メーカーに留まらず、顧客の課題解決を支援するソリューションプロバイダーとしての価値を提供しています。これにより、顧客との関係性を強化し、事業の安定化に寄与する可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 会社の経営の基本方針当社グループの経営理念は、次のとおりです。当社グループは、経営理念のもとESG経営を積極的に推進し、社会に貢献できる企業を目指します。1.製品・サービスを通じて社会課題を解決し、持続可能な社会の実現に向けて貢献する。2.独創性に溢れた発想と高度な複合化技術によって市場を絞り込みその市場でナンバーワン、オンリーワンになることを目指し価値を提供する。3.会社の成長発展を通して、社員の幸福を追求すると同時に社員の自己実現を支援する。 当社グループは、この経営理念のもと、目まぐるしく変化を続ける経営環境の中でグループの総合力を発揮し、 社会の発展に役立つ製品・サービスを提供する企業であり続けることを目指しています。 (2) 目標とする経営指標当社グループは収益を伴った着実な成長を目指した経営活動を実践していくため、売上高と営業利益を基本的な経営指標としていますが、投資者視点を踏まえ、資本コスト、資本収益性をより意識しROE、ROA等の指標を設定していきます。 (3) 中長期的な会社の経営戦略第14次三ヵ年計画(2023-2025年度)の3年目においても、為替の急激な変動、世界各地での政治的緊張の高まり、気候変動など事業環境の大きな変化が続いています。また、アメリカの関税政策による影響が残るなか、中東地域における情勢の不安定化はエネルギー価格の上昇やサプライチェーンの混乱を招いており、当社グループの事業活動に影響を及ぼすリスクとして注視しています。このような環境下で調達ルートの多様化、原材料供給不安定製品における代替え製品の供給、原材料価格の高騰に対する生産性向上及び価格転嫁を進めています。その中で、「市場を絞り込みその市場でナンバーワン、オンリーワンになること」と「社員の顧客志向徹底」を継続するとともに、環境の変化を変革の機会と捉え価値のある製品、サービスの提供に努めてきました。また、新たな経営基盤の構築として事業継続体制(BCP)の強化、社会的責任(ESG・サステナビリティ)を果たすべき行動の推進により、企業価値の向上を目指してきました。第14次三ヵ年計画(2023-2025年度)は、当社グループの価値基準を「安全・安心・快適な社会を創る」とし、事業を通じて社会課題解決に積極的に取り組みました。外部環境が大きく変化するなかで「変革」にも取り組み環境変化がもたらす課題においても成長機会として捉えて「生産効率の向上」「持続可能な社会実現への貢献」「自ら(当社グループ)の持続的な成長」を実現することを目指しました。第15次三ヵ年計画(2026-2028年度)では気候変動への対応として自社のCO2排出量の削減を具現化し、顧客のCO2排出量削減活動においても機会と捉えて事業戦略を展開します。また、水性系塗料の製品開発などを進めて環境負荷物質(VOCなど)を抑制し、顧客の支持を得ることで製品の拡販に努めます。 (4) 対処すべき課題①事業ポートフォリオ最適化による収益基盤の再構築②人材の強化(採用、育成、多様化への対応)③社会の課題解決と新しい価値創造に向けた研究開発の強化④BCP体制の強化(地政学的リスクへの対応と原材料の安定調達)⑤工場の生産性向上、リニューアル⑥SDGs、ESGへの取り組みと企業価値向上
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 会社の経営の基本方針当社グループの経営理念は、次のとおりです。当社グループは、経営理念のもとESG経営を積極的に推進し、社会に貢献できる企業を目指します。1.製品・サービスを通じて社会課題を解決し、持続可能な社会の実現に向けて貢献する。2.独創性に溢れた発想と高度な複合化技術によって市場を絞り込みその市場でナンバーワン、オンリーワンになることを目指し価値を提供する。3.会社の成長発展を通して、社員の幸福を追求すると同時に社員の自己実現を支援する。 当社グループは、この経営理念のもと、目まぐるしく変化を続ける経営環境の中でグループの総合力を発揮し、 社会の発展に役立つ製品・サービスを提供する企業であり続けることを目指しています。 (2) 目標とする経営指標当社グループは収益を伴った着実な成長を目指した経営活動を実践していくため、売上高と営業利益を基本的な経営指標としていますが、投資者視点を踏まえ、資本コスト、資本収益性をより意識しROE、ROA等の指標を設定していきます。 (3) 中長期的な会社の経営戦略第14次三ヵ年計画(2023-2025年度)の3年目においても、為替の急激な変動、世界各地での政治的緊張の高まり、気候変動など事業環境の大きな変化が続いています。また、アメリカの関税政策による影響が残るなか、中東地域における情勢の不安定化はエネルギー価格の上昇やサプライチェーンの混乱を招いており、当社グループの事業活動に影響を及ぼすリスクとして注視しています。このような環境下で調達ルートの多様化、原材料供給不安定製品における代替え製品の供給、原材料価格の高騰に対する生産性向上及び価格転嫁を進めています。その中で、「市場を絞り込みその市場でナンバーワン、オンリーワンになること」と「社員の顧客志向徹底」を継続するとともに、環境の変化を変革の機会と捉え価値のある製品、サービスの提供に努めてきました。また、新たな経営基盤の構築として事業継続体制(BCP)の強化、社会的責任(ESG・サステナビリティ)を果たすべき行動の推進により、企業価値の向上を目指してきました。第14次三ヵ年計画(2023-2025年度)は、当社グループの価値基準を「安全・安心・快適な社会を創る」とし、事業を通じて社会課題解決に積極的に取り組みました。外部環境が大きく変化するなかで「変革」にも取り組み環境変化がもたらす課題においても成長機会として捉えて「生産効率の向上」「持続可能な社会実現への貢献」「自ら(当社グループ)の持続的な成長」を実現することを目指しました。第15次三ヵ年計画(2026-2028年度)では気候変動への対応として自社のCO2排出量の削減を具現化し、顧客のCO2排出量削減活動においても機会と捉えて事業戦略を展開します。また、水性系塗料の製品開発などを進めて環境負荷物質(VOCなど)を抑制し、顧客の支持を得ることで製品の拡販に努めます。 (4) 対処すべき課題①事業ポートフォリオ最適化による収益基盤の再構築②人材の強化(採用、育成、多様化への対応)③社会の課題解決と新しい価値創造に向けた研究開発の強化④BCP体制の強化(地政学的リスクへの対応と原材料の安定調達)⑤工場の生産性向上、リニューアル⑥SDGs、ESGへの取り組みと企業価値向上
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりです。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、各種政策の効果もあり緩やかな回復基調が続いているものの、地政学的リスクの拡大による原材料価格等の高騰に加え、円安や金利引き上げによる物価上昇により依然として先行きが不透明な状況が続いています。このような状況の中、当社グループは第14次三ヵ年計画の最後の期である当期において、その目標を達成させるとともに、新たな組織(営業変革推進室)を立ち上げる等「変革」をキーワードに掲げ各事業部において現業務の見直し等の取り組みを行い効率化、生産性の向上を行い経費低減を進め、自助努力にて補えない部分は価格改定を行い利益確保に努めてきました。この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高127億63百万円(前連結会計年度123億48百万円)、営業利益5億69百万円(同 3億50百万円)、経常利益6億6百万円(同 3億65百万円)、法人税等調整額△1億21百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益9億45百万円(同 2億28百万円)となりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりです。<塗料販売事業>道路用塗料においては、「国土強靭化」「維持・補修」の施策及び自転車道整備関連の公共工事の発注が順調に推移し路面標示塗料、視覚障がい者関連製品が伸長し前年を上回りました。建築用塗料においては、戸建ての需要の低迷により防水材関連は減少したものの、高機能な屋根材が伸長し前年を上回りました。床用塗料においては、新規顧客の獲得と第4四半期期間において、高耐久製品及び水性関連製品が伸長し前年を上回りました。家庭用塗料においては、継続してホームセンターへの企画提案活動を行っていますが個人消費の節約志向が強く前年を若干下回りました。アトムレイズ(水性アクリルゴム系塗膜防水材)は、大型改修物件の獲得により前年を上回りました。この結果、当連結会計年度の塗料販売事業の売上高は、前年同期と比べて3億34百万円増加し、118億36百万円(前年同期比2.9%増)となりました。 <施工事業>床材工事の受注が減少しましたが、子会社アトムテクノスで受注した長期工事が完工し当該工事の設計変更等ににより売上額が増額し前年を上回りました。この結果、当連結会計年度の施工事業の売上高は前年同期と比べて80百万円増加し、9億27百万円(前年同期比9.5%増)となりました。 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて13億40百万円増加し、163億65百万円となりました。当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて4億61百万円増加し、51億34百万円となりました。当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べて8億79百万円増加し、112億31百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況営業活動の結果、得られた資金は6億50百万円(前連結会計年度は10億20百万円獲得)となりました。これは主に、固定資産売却損益で7億28百万円、売上債権の増加で1億77百万円、仕入債務の減少で2億36百万円、法人税等の支払額で1億48百万円減少したものの、税金等調整前当期純利益で13億47百万円、減価償却費で4億97百万円、賞与引当金の増加で1億83百万円増加したことによるものです。 投資活動の結果、使用した資金は1億10百万円(前連結会計年度は6億52百万円使用)となりました。これは主に、有形固定資産の売却による収入で16億65百万円増加したものの、有形固定資産の取得で6億26百万円、無形固定資産の取得で1億45百万円、定期預金の預入れによる支出で9億円支出したことによるものです。 財務活動の結果、使用した資金は35百万円(前連結会計年度は1億31百万円使用)となりました。これは主に、短期借入金により1億円増加したものの、配当金の支払額で96百万円、ファイナンス・リース債務の返済による支出で38百万円支出したことによるものです。 これらの結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べて5億5百万円増加し33億36百万円となりました。 ③生産、受注及び販売の実績-1. 生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%)塗料販売事業10,939,407104.1施工事業934,804110.4合計11,874,211104.5 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しています。2 生産実績は販売価額で表示しています。3 上記生産実績のほかに次のとおり製品の仕入を行っています。 セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%)塗料販売事業546,33389.1合計546,33389.1 -2. 受注実績当社グループの製品は、主として見込生産を行っています。なお、当連結会計年度における施工事業の受注実績を示すと、次のとおりです。 セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)施工事業566,167172.8122,02426.0 (注) セグメント間取引については、相殺消去しています。 -3.販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%)塗料販売事業11,836,000102.9施工事業927,250109.5合計12,763,250103.4 (注) セグメント間取引については、相殺消去しています。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容財政状態当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて13億40百万円増加し、163億65百万円となりました。この要因となった流動資産、固定資産の状況は次のとおりです。流動資産は、前連結会計年度末に比べて15億91百万円増加し、103億円となりました。これは主に、現金及び預金で14億5百万円、受取手形、売掛金及び契約資産で51百万円、電子記録債権で1億25百万円増加したことによるものです。固定資産は、前連結会計年度末に比べて2億50百万円減少し、60億65百万円となりました。これは主に、建物及び構築物で2億57百万円、投資有価証券で1億39百万円、繰延税金資産で98百万円、投資その他の資産のその他で97百万円増加したものの、土地で8億79百万円減少したことによるものです。また、負債及び純資産の状況は次のとおりです。流動負債は、前連結会計年度末に比べて4億70百万円増加し、45億23百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金で1億84百万円、電子記録債務で51百万円減少したものの、短期借入金で1億円、未払法人税等で3億89百万円、賞与引当金で1億83百万円増加したことによるものです。固定負債は、前連結会計年度末に比べて9百万円減少し、6億11百万円となりました。これは主に、株式給付引当金で14百万円増加したものの、役員退職慰労引当金で7百万円、その他で14百万円減少したことによるものです。純資産は、前連結会計年度末に比べて8億79百万円増加し、112億31百万円となりました。これは主に、配当金で97百万円減少したものの、その他有価証券評価差額金で25百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で9億45百万円増加したことによるものです。 上記内容から、自己資本比率は前連結会計年度末と比べて0.3ポイント減少し68.6%、流動比率は12.8ポイント増加し227.7%となりました。流動比率、当座比率ともに高い水準であり、有利子負債比率も低いため、当面の間の資金繰り及び資金調達には問題はないと判断しています。 経営成績(売上高)当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度と比べて4億14百万円増加し、127億63百万円となりました。 (営業利益)当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度と比べて2億18百万円増加し、5億69百万円となり、売上高営業利益率が1.7ポイント増加し4.5%となりました。これは主に、原材料の価格高騰や物価上昇によるコスト上昇が続いていますが、価格改定等で利益確保に努めたことによるものです。 (経常利益)当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度と比べて2億40百万円増加し、6億6百万円となり、売上高経常利益率が1.8ポイント増加し4.8%となりました。これは主に、受取配当金の増加、補助金収入、売上高営業利益率の増加によるものです。 (親会社株主に帰属する当期純利益)当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比べて7億16百万円増加し、9億45百万円となり、売上高親会社株主に帰属する当期純利益率が5.5ポイント増加し7.4%となりました。これは主に、固定資産売却益の増加、投資有価証券売却益の計上によるものです。 当社グループの経営戦略は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)中長期的な会社の経営戦略」に記載のとおりです。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループの運転資金需要の主なものは、原材料の購入費用、生産設備の購入・維持更新費用、研究開発活動費用及び広告宣伝費用です。これらの短期及び長期的な必要資金は自己資金や金融機関からの借入金を中心とし、金融商品等での運用や投機的な取引を行わないことを基本としています。資金の流動性については、事業計画、投資計画に応じた現金及び預金残高の確保と必要に応じて外部資金の調達を行うことにより維持していきます。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。連結財務諸表の作成に当たり採用した重要な会計方針、会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものにつきましては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」及び「(重要な会計上の見積り)」に記載しています。また、引当金、繰延税金資産の計上等の会計上の見積りを要する項目に関して、過去の実績や当該事象の状況を勘案して、合理的と考えられる方法により見積り及び判断を行い、その結果を反映して連結財務諸表を作成していますが、実際の結果は見積りの不確実性があるため異なる場合があります。

事業リスク

  • 経済変動と原材料価格の影響
    設備投資や個人消費の動向、政府・自治体の交通安全対策の実施状況によって業績が変動する可能性があります。特に、主要原材料の多くが石油関連製品であるため、原油・ナフサ価格の変動は経営成績に大きな影響を与える可能性があります。
  • 特定の原材料への依存と供給リスク
    一部の特殊な原材料については、限られたサプライヤーに依存している場合があります。サプライヤーの被災、事故、倒産、または需要急増による供給不足が発生した場合、生産活動が滞り、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 法的規制と事業継続に関するリスク
    環境、化学物質、安全衛生に関する法規制の強化は、事業活動に影響を与える可能性があります。また、工場での火災・爆発事故や大規模な自然災害、サイバー攻撃によるシステム障害などが発生した場合、操業停止や情報漏洩により、経営成績や財務状況に重大な影響を与える可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|1,792 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。当該リスクが顕在化する可能性、時期、顕在化した際の当社グループに与える影響については、合理的に算出することが困難なため記載していません。これらのリスクを認識した上で、発生の回避、影響を最小限にするよう、情報収集、訓練、環境等対策を行っています。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 事業等の変動要因について当社グループの経営成績は、設備投資や個人消費の動向及び政府・自治体の交通安全対策の実施状況ならびに石油系を主とする原材料価格や為替変動、株式市況等の影響を受ける可能性があります。(2) 原材料の価格及び調達について当社グループの主要な原材料の多くは石油関連製品であり、原油・ナフサ価格の動向により当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、原材料の調達について、複数のサプライヤーから購入することにより安定調達を図り、生産に必要な原材料が十分に確保されるよう努めています。しかしながら、一部の特殊な原材料については限られたサプライヤーに依存する場合があります。また、サプライヤーの被災、事故、倒産などによる原材料の供給中断、需要の急増による供給不足が発生した場合には当社グループの業績に悪影響を与える可能性があります。(3) 法的規制について当社グループの事業に関係する法規制には、環境、化学物質、安全衛生などがあり各法規制の強化が進んでいます。当社グループは、コンプライアンスの徹底を図りながら、これらの法規制を遵守し各事業活動を行っています。しかしながら、法令の大幅な変更や規制強化が行われた場合は当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(4) 事業継続について①工場の火災、爆発事故について当社グループは、危険物及び化学薬品を取扱っており、事故発生の防止として安全体制の強化を徹底していますが、万が一大規模な火災事故、爆発事故が発生した場合、一時的に操業を停止するなど、当社グループの経営成績、財務状況等に影響を与える可能性があります。②自然災害について大規模な自然災害(大地震、大雨、洪水など)が数多く発生している昨今、工場の被害、停電など活動の中断事象が発生するだけではなく、原材料、部品の調達先での被害発生により影響を受ける可能性も高まってきています。当社グループでは、これらに対する被害・損害を最小限にするための防災、減災対策、社員の安全確保、システムのバックアップ、製品の安定供給を行うために事業継続計画(BCP)を策定しています。各事象に対応するために社員教育、防災訓練等を行い事業の継続を目指しています。しかしながら、被害状況によっては、正常な事業活動の継続が困難となり、当社グループの経営成績、財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。(5) ITリスク当社グループは、ITを活用し事業を効率的に進めるために、多くの情報、システムを運用しています。これらを安全に運用するために権限責任の明確化、チェック体制、外部からの侵入対策、社員教育など情報セキュリティーの強化を図っています。しかしながら、サイバー攻撃を含む意図的な行為や過失により、情報の漏洩、消失、各種障害等の影響を受け、事業活動が一時的に中断する可能性があります。(6) 製造物責任について当社グループは、品質管理規程に基づき製品の製造を行っていますが、製品に欠陥が生じた場合に備え賠償保険に加入しています。しかし、賠償保険で補填しえない製品欠陥の場合、多額の費用及び当社グループの信頼の低下等により当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(7) 気候変動について当社グループは、温室効果ガスの排出削減に向けて、省エネ化、新製品の開発、改良を行っており、将来的には再生可能エネルギー100%の採用を目指していますが、近年の環境問題への意識の高まりから、環境問題対応遅れによるステークホルダーからの信用低下、さらに受注減少につながる可能性があります。

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