事業の概要
- 教育事業が主力城南進学研究社は、主に大学受験を目指す高校生向けの「城南医志塾」や個別指導の「城南コベッツ」、映像授業の「河合塾マナビス」などを展開しています。乳幼児から社会人まで幅広い年齢層を対象とした多様な教育サービスを提供し、これが収益の大部分を占めています。
- スポーツ事業も展開教育事業の他に、連結子会社である株式会社久ケ原スポーツクラブがスイミングクラブやスポーツジムの運営も行っています。教育事業が売上の9割以上を占める一方で、スポーツ事業もグループ全体の事業の一部を構成しています。
- 多角的な教育サービス大学受験予備校だけでなく、乳幼児教室の「くぼたのうけん」、児童向け英語教室「ズー・フォニックス・アカデミー」、学童保育、保育園、算数教室、企業向けビジネス英語研修など、幅広いニーズに対応した教育サービスを提供することで、多様な顧客層から収益を得ています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 教育事業城南進学研究社の売上の大部分を占める主力事業で、全体の約93.4%を占めています。大学受験予備校、個別指導塾、映像授業、乳幼児・児童教育、保育園運営、ビジネス英語研修など、多岐にわたる教育サービスを提供しており、幅広い顧客層に対応しています。しかし、最新年度では営業利益が約-3.01億円と赤字となっています。
- スポーツ事業連結子会社である株式会社久ケ原スポーツクラブが運営するスイミングクラブやスポーツジムが主な内容です。グループ全体の売上構成比は約6.6%と教育事業に比べて小さいですが、最新年度では営業利益が約0.70億円と黒字を計上しており、グループの収益に貢献しています。
- 個別指導・映像授業・児童教育教育事業の中でも、個別指導部門(直営・FC合計で約21.7%)、映像授業部門(約28.2%)、児童教育部門(約33.1%)が売上の主要な柱となっています。特に児童教育部門が最も大きな割合を占め、乳幼児から児童向けの教育サービスが成長分野であることが伺えます。デジタル教材・ソリューション部門も約5.4%を占めており、オンライン学習の展開も進めています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| EducationBusiness | 地域 | 53 | -3 | -5.7% |
| SportsBusiness | 地域 | 4 | 1 | 18.8% |
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3 【事業の内容】当社及び当社の関係会社は当社、連結子会社((株)久ケ原スポーツクラブ、(株)リンゴ・エル・エル・シー、(株)城南ナーサリー、(株)アイベック、(株)城南KIDS、(株)イオマガジン、非連結子会社((株)ジェー・エル・ティー・シー)の計8社で構成されており、教育事業及びスポーツ事業に取り組んでおります。教育事業では主に大学受験を目指す高校卒業生・現役高校生を対象とした「城南推薦塾」、個別指導教室「城南コベッツ」、映像授業専門教室「河合塾マナビス」、乳幼児教室「Kubotaのうけん/あたまGYM」、児童向け英語教室「ズー・フォニックス・アカデミー」、学童保育「放課後ホームステイE-CAMP」、東京都認証保育所「城南ルミナ保育園」、小規模認可保育園「ふぇありぃ保育園」、算数教室「りんご塾」などの運営を行っております。また、(株)リンゴ・エル・エル・シーが運営するTOEFL等の留学試験専門予備校「LINGO L.L.C.」、(株)城南ナーサリーが運営する小規模認可保育園「星のおうち」などがあります。さらに、(株)アイベックが運営する企業向けビジネス英語研修や英会話スクール、(株)城南KIDSが運営する児童英語教室などがあります。また、デジタル教材・ソリューション部門では出張授業やオンライン学習教材「デキタス」や総合型・学校推薦型選抜対策指導をサポートするWEBアプリサービス「推薦ラボ」の販売を行っております。なお、(株)リンゴ・エル・エル・シーは、2026年1月20日開催の取締役会において、2026年1月31日をもって解散することを決議し、現在清算期間中であります。スポーツ事業については連結子会社である(株)久ケ原スポーツクラブがスイミングクラブ及びスポーツジムの運営を行っております。 セグメント・部門別売上高構成比率(%)第43期(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)第44期(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 個別指導部門(直営)16.614.6個別指導部門(FC)5.15.2映像授業部門28.230.8児童教育部門33.133.5デジタル教材・ソリューション部門5.45.9その他5.03.4教育事業 計93.493.5 スポーツ部門6.66.5スポーツ事業 計6.66.5合計100.0100.0
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 競合が乱立しており、顧客ニーズの多様化と更なる競争激化が想定されるため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | ブランド 生徒第一主義を基本方針とし、集団授業と個別指導教室の融合、AIを取り入れた指導で差別化を図っている。 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 低い(分散) |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | ディフェンシブ |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 成長投資 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 中程度 |
会社が挙げる主要リスク:少子化と教育制度改革 / 競合の激化 / 校舎・教室展開の停滞
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
「城南予備校」ブランドは一定の認知度を持つが、競合他社も多く、絶対的なブランド優位性は限定的。特許やIPによる明確な競争優位性は見られない。
スイッチングコスト★★☆☆☆
学習塾という性質上、生徒や保護者は成績向上や志望校合格のために塾を乗り換える可能性がある。しかし、長年の通塾や友人関係などから一定のスイッチングコストは存在する。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
学習塾事業において、明確なネットワーク効果は確認されない。生徒数の増加が直接的にサービスの質や価値を向上させる構造ではない。
コスト優位★☆☆☆☆
個別指導やオンライン指導など多様なサービスを提供しており、コスト構造の優位性は限定的。規模の経済による圧倒的なコスト削減効果は見られない。
規模の経済★☆☆☆☆
首都圏を中心に展開しているが、全国的な学習塾市場においては、大手と比較して規模の経済による優位性は小さい。少数寡占市場の定義には当てはまらない。
- 多様な教育ブランド大学受験から乳幼児教育、ビジネス英語まで、幅広い年齢層と学習ニーズに対応する多様なブランドを展開しています。これにより、顧客のライフステージに応じた継続的な学習機会を提供し、顧客基盤の安定化を図っています。
- 個別最適化された指導集団授業と個別指導教室を融合させ、AIを取り入れた新たな形態の教場を展開することで、生徒一人ひとりの目標に合わせたきめ細かい指導を実現しています。これにより、競合他社との差別化を図り、質の高い教育サービスを提供しています。
- デジタルと対面の融合オンライン学習教材「デキタス」の提供や出張授業など、デジタル技術を活用した学習ソリューションも展開しています。これにより、対面指導とデジタル学習を組み合わせることで、学習機会の拡大と利便性の向上を図っています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
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経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針当社グループは、役職員の行動規範である「クレド」を中心に「総合教育ソリューション企業として、たくましい知性・しなやかな感性を育む能力開発のLeading Companyとなります」という企業ヴィジョンを実現するため、「学びをアップデートせよ」という企業理念と「生徒第一主義の実践」という経営理念を実践し、中期経営計画をはじめとする経営計画を実行する、という経営循環モデル「JOHNAN SUCCESS LOOP」に基づき、企業活動を推進しております。この「学びをアップデートせよ」という企業理念は、時代の本質をとらえ、凝り固まった常識を打破し、予想を超えたかたちでサービスを提供することを意味しており、経営理念である「生徒第一主義の実践」に基づき、従来の学習塾や学校教育では実現できない「学び」を創造することで、子どもたちのみならず、あらゆる世代の顧客が、未来を豊かに、幸せに生きるための教育サービスを提供したいと考えております。 (2) 経営環境当社グループが属する教育サービス業界は、少子化による受験競争の大幅な緩和、大学受験における総合型・学校推薦型選抜など選抜方法の多様化、社会のグローバル化による英語教育の需要の増加など、顧客ニーズが多様化しております。また、AIを用いた教育関連の商品やサービスが登場し教育の個別最適化が進むとともに、教育格差の拡大や不登校の急増などの社会問題が深刻化しており、教育サービスを取り巻く環境は大きな変化の渦中にあります。 (3) 対処すべき課題当社グループは、幅広い年齢層の皆様へ、未来を生き抜くための力=「たくましい知性・しなやかな感性」を育む教育サービスの提供を推進し、収益を拡大していくことを課題として認識しております。このような課題に対処し、当社グループは総合教育ソリューション企業として、企業価値の最大化を図るため、2025年12月に公表した新中期経営計画(2026–2028)において、次のような取り組みを重点戦略として掲げました。1.日本が抱える社会課題への挑戦 深刻化する教育課題に対する施策2.保育園事業の成長 学習塾に続く「第2の柱」を構築3.学習塾事業の深化 「差別化」推進による再成長へまず、「日本が抱える社会課題への挑戦」についてですが、日本の教育課題のひとつには「理系人材の深刻な不足」があります。理系人材を数多く輩出するためには、幼児期から早い段階で算数に対する興味・関心を抱かせ、算数的思考力を養成していくことが急務ですが、当社グループは、算数特化型個別指導である「りんご塾」を、他社様とのアライアンスにより急速な拡大を図ることで、この課題に挑戦してまいります。また、不登校の増加も、現代における深刻な教育課題となっておりますが、当社グループはオンライン学習教材である「デキタス」の拡販及び、個別指導教室「城南コベッツ」に併設する形で、通信制サポート校である「Gakken高等学院」の開校を推進することで、不登校生への学びの支援を拡大してまいります。重点戦略の2つ目としましては、「保育園事業の成長」を図り、学習塾事業に続く「第2の柱」とすることを掲げております。少子化の続く中、保育園事業につきましては、明確な差別化ポイントを持ち、経営にあたることが必須であると考えられますが、当社グループは0歳児に高い訴求力を発揮する「くぼた式育児法」というメソッドを、グループ内の全保育園に導入することで、売上の向上を達成してまいりました。この強みを最大限に活かし、今後3か年で40~60園に大きく拡大することを計画しております。重点戦略の3つ目である「学習塾事業の深化」につきましては、基幹事業である個別指導教室「城南コベッツ」を学校補習型の学習塾から、多様な学びに対応し合格実績にこだわる塾としての要素を強化してまいります。前述のとおり、大学受験においては、総合型・学校推薦型選抜など選抜方法が多様化しておりますが、これらの入試に対応するノウハウやナレッジが、教育サービス業界全体で不足しており、ニーズへの対応ができていない、あるいは難しい、という現状があります。今般、当社グループは、総合型・学校推薦型選抜対策のワークツール・WEBアプリである「推薦ラボ」という、指導コンテンツを開発いたしました。この「推薦ラボ」などにより、強力な差別化を推進することが可能と考えます。当社グループは「城南コベッツ」を、小学生には算数特化型個別指導である「りんご塾」、中学生にはオンライン学習教材である「デキタス」、そして高校生には「推薦ラボ」など、主力コンテンツの有効活用により、多様な学びに対応し、合格実績にこだわる個別指導教室として強化・深化させてまいります。 これらの取り組みを通して、少子化の進行する現代においても、教育サービス事業の着実な成長を成し遂げ、収益力の強化と企業価値の向上を図ってまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針当社グループは、役職員の行動規範である「クレド」を中心に「総合教育ソリューション企業として、たくましい知性・しなやかな感性を育む能力開発のLeading Companyとなります」という企業ヴィジョンを実現するため、「学びをアップデートせよ」という企業理念と「生徒第一主義の実践」という経営理念を実践し、中期経営計画をはじめとする経営計画を実行する、という経営循環モデル「JOHNAN SUCCESS LOOP」に基づき、企業活動を推進しております。この「学びをアップデートせよ」という企業理念は、時代の本質をとらえ、凝り固まった常識を打破し、予想を超えたかたちでサービスを提供することを意味しており、経営理念である「生徒第一主義の実践」に基づき、従来の学習塾や学校教育では実現できない「学び」を創造することで、子どもたちのみならず、あらゆる世代の顧客が、未来を豊かに、幸せに生きるための教育サービスを提供したいと考えております。 (2) 経営環境当社グループが属する教育サービス業界は、少子化による受験競争の大幅な緩和、大学受験における総合型・学校推薦型選抜など選抜方法の多様化、社会のグローバル化による英語教育の需要の増加など、顧客ニーズが多様化しております。また、AIを用いた教育関連の商品やサービスが登場し教育の個別最適化が進むとともに、教育格差の拡大や不登校の急増などの社会問題が深刻化しており、教育サービスを取り巻く環境は大きな変化の渦中にあります。 (3) 対処すべき課題当社グループは、幅広い年齢層の皆様へ、未来を生き抜くための力=「たくましい知性・しなやかな感性」を育む教育サービスの提供を推進し、収益を拡大していくことを課題として認識しております。このような課題に対処し、当社グループは総合教育ソリューション企業として、企業価値の最大化を図るため、2025年12月に公表した新中期経営計画(2026–2028)において、次のような取り組みを重点戦略として掲げました。1.日本が抱える社会課題への挑戦 深刻化する教育課題に対する施策2.保育園事業の成長 学習塾に続く「第2の柱」を構築3.学習塾事業の深化 「差別化」推進による再成長へまず、「日本が抱える社会課題への挑戦」についてですが、日本の教育課題のひとつには「理系人材の深刻な不足」があります。理系人材を数多く輩出するためには、幼児期から早い段階で算数に対する興味・関心を抱かせ、算数的思考力を養成していくことが急務ですが、当社グループは、算数特化型個別指導である「りんご塾」を、他社様とのアライアンスにより急速な拡大を図ることで、この課題に挑戦してまいります。また、不登校の増加も、現代における深刻な教育課題となっておりますが、当社グループはオンライン学習教材である「デキタス」の拡販及び、個別指導教室「城南コベッツ」に併設する形で、通信制サポート校である「Gakken高等学院」の開校を推進することで、不登校生への学びの支援を拡大してまいります。重点戦略の2つ目としましては、「保育園事業の成長」を図り、学習塾事業に続く「第2の柱」とすることを掲げております。少子化の続く中、保育園事業につきましては、明確な差別化ポイントを持ち、経営にあたることが必須であると考えられますが、当社グループは0歳児に高い訴求力を発揮する「くぼた式育児法」というメソッドを、グループ内の全保育園に導入することで、売上の向上を達成してまいりました。この強みを最大限に活かし、今後3か年で40~60園に大きく拡大することを計画しております。重点戦略の3つ目である「学習塾事業の深化」につきましては、基幹事業である個別指導教室「城南コベッツ」を学校補習型の学習塾から、多様な学びに対応し合格実績にこだわる塾としての要素を強化してまいります。前述のとおり、大学受験においては、総合型・学校推薦型選抜など選抜方法が多様化しておりますが、これらの入試に対応するノウハウやナレッジが、教育サービス業界全体で不足しており、ニーズへの対応ができていない、あるいは難しい、という現状があります。今般、当社グループは、総合型・学校推薦型選抜対策のワークツール・WEBアプリである「推薦ラボ」という、指導コンテンツを開発いたしました。この「推薦ラボ」などにより、強力な差別化を推進することが可能と考えます。当社グループは「城南コベッツ」を、小学生には算数特化型個別指導である「りんご塾」、中学生にはオンライン学習教材である「デキタス」、そして高校生には「推薦ラボ」など、主力コンテンツの有効活用により、多様な学びに対応し、合格実績にこだわる個別指導教室として強化・深化させてまいります。 これらの取り組みを通して、少子化の進行する現代においても、教育サービス事業の着実な成長を成し遂げ、収益力の強化と企業価値の向上を図ってまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における我が国経済は、持続的な賃上げによる名目賃金の上昇がみられる一方、円安や人件費高騰、物価高が進み、また、中東情勢の不安定な動向により景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当業界におきましては、少子化による受験競争の大幅な緩和、大学受験における総合型・学校推薦型選抜など選抜方法の多様化、社会のグローバル化による英語教育の需要の増加など、顧客ニーズが多様化しております。また、AIを用いた教育関連の商品やサービスが登場し教育の個別最適化が進むとともに、教育格差の拡大や不登校の急増などの社会問題が深刻化しており、教育サービスを取り巻く環境は大きな変化の渦中にあります。 このような状況のもと、当社グループは、経営循環モデル「JOHNAN SUCCESS LOOP」に基づいて、乳幼児から社会人まで、幅広い層に対して、学び、成長していく機会と場を提供できる総合教育ソリューション企業としてたくましい知性、しなやかな感性を育む能力開発のLeading Companyを目指して企業活動に取り組んでおります。このような状況のもと、当社グループは、経営循環モデル「JOHNAN SUCCESS LOOP」に基づいて、乳幼児から社会人まで、幅広い層に対して、学び、成長していく機会と場を提供できる総合教育ソリューション企業としてたくましい知性、しなやかな感性を育む能力開発のLeading Companyを目指して企業活動に取り組んでまいりましたが、2025年9月に就任いたしました新社長のもと、2026年度から新たに始まる新中期経営計画を策定し、2025年12月に発表いたしました。当期までの中期経営計画を引き継ぐ形で、「日本が抱える社会課題への挑戦」「保育園事業の成長」「学習塾事業の深化」を重点戦略として掲げ、経営課題に取り組んでまいります。また、当社は2026年3月31日に札幌証券取引所本則市場への上場承認をいただき、2026年4月9日に札幌証券取引所へ重複上場を果たすとともに、前連結会計年度末において東京証券取引所のスタンダード市場における上場維持基準(流通株式時価総額)が不適合となっていた件につきましても2026年4月22日開示の「上場維持基準への適合及び当社株式の監理銘柄(確認中)指定解除に関するお知らせ」の通り、既に上場維持基準に適合となっております。この結果、当連結会計年度における売上高は5,621百万円(前年同期比0.1%減)、営業利益は77百万円(前年同期は営業損失230百万円)、経常利益は80百万円(前年同期は経常損失228百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は減損損失計上の影響などにより4百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失420百万円)となりました。 a.教育事業児童教育部門では、保育園事業については、売上高は堅調に推移しておりますが、「りんご塾」「Kubotaのうけん/アタマGYM」を含むキッズブレインパークが前期の一部教場整理等の影響もあり、減収となっているものの、利益は改善しております。この結果、児童教育部門全体ではほぼ前年並みの売上高となりました。映像授業部門(映像授業教室「河合塾マナビス」)では、生徒数の増加に加え途中退学者の抑制も進んだことから、前年同期を上回る売上高となりました。個別指導部門(個別指導塾「城南コベッツ」)では、直営教室につきましては、りんご塾在籍の小学生の増加や、個別指導の講習会売上の増加などはありましたが、前期に複数の不採算教場の整理統合を行ったことや受験学年の減少などにより、前年同期を下回る売上高となりました。一方でFC教室につきましては新規教室や既存教室の生徒数の増加により、前年同期を上回る売上高となりました。デジタル教材・ソリューション部門では、「りんご塾」のライセンス提供の増加数がやや落ち着いた状況となりましたが、オンライン学習教材「デキタス」や大学受験における総合型・学校推薦型選抜対策教材「推薦ラボ」等の新規契約数が増加しており、ほぼ前年並みの売上高となりました。この結果、当連結会計年度の外部顧客への売上高は5,252百万円(前年同期比0.0%増)となりました。 b.スポーツ事業子会社である株式会社久ケ原スポーツクラブでは、スイミングクラブが退学者抑制策を進めておりますが、前年をやや下回る在籍者数で推移いたしました。一方でスポーツジムの「マイスポーツ」は堅調に推移しておりますが、スポーツ事業全体では売上高は前年同期をやや下回ることとなりました。この結果、当連結会計年度外部顧客への売上高は368百万円(前年同期比1.4%減)となりました。 ① キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、1,762百万円となりました。当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、123百万円の収入となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益65百万円に対し、減価償却費123百万円、減損損失93百万円、売上債権の減少が85百万円あったことなどに対して、投資有価証券売却益77百万円、貸倒引当金の減少が38百万円、法人税等の支払が90百万円あったことなどによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、122百万円の収入となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入48百万、投資有価証券の売却による収入111百万円があったことなどに対して、有形固定資産及び無形固定資産の取得による支出が26百万円あったことなどによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、43百万円の支出となりました。これは長期借入れによる収入が307百万円あったことに対して、長期借入金の返済による支出311百万円、リース債務の返済による支出40百万円があったことなどによるものであります。 ② 販売の状況a. 販売方法 主に募集要項に基づき、直接生徒を募集しております。 b. 販売実績(単位:千円)セグメント・部門別当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)前期比(%) 個別指導部門(直営)822,709△12.0個別指導部門(FC)290,4381.7映像授業部門1,733,3769.4児童教育部門1,881,7281.1デジタル教材・ソリューション部門333,31010.0その他191,396△32.0教育事業 計5,252,9610.0 スポーツ部門368,052△1.4スポーツ事業 計368,052△1.4合計5,621,013△0.1 (注) セグメント間の取引については、相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績等は、以下のとおりであります。 経営成績の分析(売上高) 児童教育部門では、算数教室である「りんご塾」は、締切りを出さざるを得ないほど順調に推移しておりますが、「りんご塾」「Kubotaのうけん/アタマGYM」を含むキッズブレインパークが前期の一部教場整理等の影響もあり、減収となりました。一方、保育園事業については、堅調に推移したことから、児童教育部門全体ではほぼ前年並みの売上高となりました。 映像授業部門(映像授業教室「河合塾マナビス」)では、生徒数の増加に加え途中退学者の抑制も進んだことから、前年同期を上回る売上高となりました。 個別指導部門(個別指導塾「城南コベッツ」)では、直営教室につきましては、受験学年の減少や前期に複数の不採算教場の整理統合を行ったことで前年度期比で減収となりましたが、「りんご塾」導入効果により小学生の在籍数が順調に増加しており、長く在籍していただける生徒様を獲得できております。一方でFC教室につきましては新規教室や既存教室の生徒数の増加により、前年同期を上回る売上高となりました。 デジタル教材・ソリューション部門では、「りんご塾」のライセンス提供の増加数がやや落ち着いた状況となりましたが、オンライン学習教材「デキタス」や大学受験における総合型・学校推薦型選抜対策教材「推薦ラボ」等の新規契約数が増加しており、ほぼ前年並みの売上高となりました。 また、スポーツ事業のスポーツ部門「久ケ原スポーツクラブ」においては、退学者抑制策を進めておりますが、在籍者数が前年をやや下回ったことなどにより前年同期比をやや下回りました。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 当連結会計年度における売上原価は4,268百万円(前年同期比4.1%減)、販売費及び一般管理費は1,274百万円(同9.0%減)となりました。これは主に、不採算教場の整理統合による固定費の削減のほか、RPAの活用やDXの推進により業務の効率化が進み人件費などが適正化されたこと、さらに広告宣伝費の見直しなど経費全般の削減に努めたことなどによります。 (営業外損益) 当連結会計年度における営業外収益は20百万円(前年同期比25.9%増)となりました。これは主に、保険金等の給付があったことなどによるものであります。 営業外費用は17百万円(前年同期比22.7%減)となりました。これは支払利息が3百万円増加したことなどによるものであります。 (特別損益) 特別利益は80百万円となりました。これは補助金収入が2百万円あったことや投資有価証券売却益77百万円を計上したことなどによるものであります。 特別損失は95百万円(前年同期比16.8%減)となりました。これは減損損失を93百万円計上したことなどによるものであります。 経営成績の分析(財政状態)当連結会計年度末の総資産につきましては、5,108百万円となり、前連結会計年度末に比べ121百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が155百万円増加した一方、投資有価証券が105百万円、売掛金が85百万円、建物および構築物(純額)が82百万円減少したことなどによるものであります。負債につきましては、3,715百万円となり、前連結会計年度末に比べ76百万円減少いたしました。これは主にリース債務(長期含む)が34百万円増加した一方、未払金が75百万円、未払法人税等が24百万円、退職給付に係る負債が8百万円減少したことなどによるものであります。純資産につきましては、1,393百万円となり、前連結会計年度末に比べ44百万円減少いたしました。これは主に利益剰余金が4百万円増加した一方、その他有価証券評価差額金が49百万円減少したことなどによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報キャッシュ・フローの状況の分析当社グループのキャッシュ・フローの概況につきましては、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 資本の財源及び資金の流動性当社グループは、財務体質と経営基盤の強化を図るとともに成長のための投資やリスク対応の資金の確保と、株主への安定的な利益還元との最適なバランスを考慮し実施していくことを基本としております。当社グループの資金需要は、運転資金に加え、教場における環境整備や新規開校、移転リニューアル投資、ソフトウェア投資などがあり、当連結会計年度における有形固定資産の取得による支出は22百万円、無形固定資産の取得による支出は4百万円となりました。また、今後の資金需要の動向につきましては、これまでの投資に加え、保育事業の拡大を見据えたM&Aによる投資資金の準備が必要と考えております。これらの運転資金及び投資のための資金並びに株主還元等については、主として営業活動から得られるキャッシュ・フローを源泉とする内部資金又は金融機関からの借入を基本としております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は1,275百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,762百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成に当たり、資産及び負債又は損益の状況に影響を与える会計上の見積りは、過去の実績等の連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
事業リスク
- 少子化と競争激化国内の少子化進行により教育市場が縮小する傾向にあり、文部科学省の教育改革や大学入試改革に伴う顧客ニーズの多様化が競争を激化させています。これにより、市場占有率が停滞し、業績や財務状態に影響を及ぼす可能性があります。
- 人材確保の困難性乳幼児から社会人まで質の高い教育サービスを提供するためには、優秀な社員や講師、アルバイトの確保・育成が不可欠です。計画通りに人材を確保・育成できない場合、サービスの質が低下し、業績や財務状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 情報セキュリティリスク生徒の個人情報を扱っており、情報漏洩や不正アクセスが発生した場合、企業の信頼性が損なわれ、業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また、オンライン学習サービスにおける通信システム障害も、安定的なサービス提供を妨げ、業績に影響を与える可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
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3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (少子化と教育制度改革について)当業界におきましては国内の少子化の進行による市場縮小と、文部科学省の推進する教育改革及びそれに伴う大学入試改革等による顧客ニーズの多様化と更なる競争の激化が想定され、当社グループにおいても業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 (競合について)当社グループが属する教育業界は、当社グループと同様に教育事業を展開する大小の集団塾、個別指導塾が乱立しています。特に、当社グループの現在の出店地及び今後の出店候補地は、いずれも生徒人数が多く、通学利便性の高い地域であり、当社グループと顧客対象を同じくする他社の店舗が多数存在するとともに、異業種からの新規参入の可能性があります。当社グループでは、生徒第一主義を基本方針として、生徒一人ひとりの目標を捉えたきめ細かい指導に対応するため、集団授業と個別指導教室を融合させ、AIを取り入れた指導を行う新たな形態の教場を展開するなど、競合先との差別化を図っておりますが、更なる競争激化によって当社グループの市場占有率が停滞した場合、当社グループの業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 (校舎・教室展開について)当社グループの業績拡大には校舎・教室数の増加が寄与しているため、適切な物件が確保できない場合や、当社グループの知名度が低く、ドミナント形成に時間を要する地域では、当社グループの業績の停滞につながる可能性があります。 (人材の確保について)当社グループでは、乳幼児から社会人までを対象とする多様で質の高い教育サービスを提供していくため、人材の確保・育成が重要な課題と認識しております。そのため、事業運営を担う社員や授業を行う講師及びアルバイト人員についても、当社グループの求める水準の人材の確保や育成が計画通りに行えない場合には、サービスの質的低下を招き、当社グループの業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 (減損会計への対応について)当社グループでは、校舎・教室等設備の有形固定資産や学習システム等の無形固定資産及び子会社買収に伴うのれんを計上しております。これらの固定資産の資産価値につきましては、事業の収益性が計画値を下回るような場合には減損損失を計上する可能性があり、当社グループの業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 (M&A及び業務提携について) 当社グループは、経営環境が変化する中、幼児教育や保育園などの「幼少教育事業」の他、当社グループの事業拡大及び企業価値の最大化を目指し、M&Aや業務提携を行ってまいりました。M&Aや業務提携に際しては対象企業や事業の財務、税務、法務及びビジネス等について詳細なデューデリジェンスを行い、監査等委員会及び取締役会での審議を経て意思決定をしております。しかしながらM&A及び業務提携後において、当社グループが認識していない事項が明らかとなった場合や、市場環境の著しい変化や競合状況の激化及び何らかの事由により事業展開が計画どおりに進まない場合、当社グループの業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 (個人情報の取扱いについて)当社グループでは、生徒の個人情報を扱っております。その管理にあたりましては、厳重な管理体制のもとで遂行し、第三者が不当に触れることがないように、合理的な範囲でセキュリティの強化に努めております。今後も情報セキュリティシステムの強化を継続してまいりますが、システムへの攻撃の高度化や巧妙化等により、当社グループのホームページやシステムに外部からの不正アクセスが発生した場合や、従業員や関係人員の故意又は過失等によって、新たな情報漏洩やサービス停止が発生した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (通信システム障害について) 当社グループが提供しているオンライン学習教材「デキタス」等、インターネット上で提供するサービスについては、通信システムの障害等によりサービスの安定的な提供が行えなくなった場合には、当社グループの業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (自然災害・感染症の発生について)当社グループでは、大規模な地震等の自然災害や新型インフルエンザ等の感染症に対して、対策本部を設置するなど、万全の体制を整備してその対策を講じておりますが、こうした自然災害等が想定を大きく上回る規模で発生した場合には、電力供給の停止による交通やネットワークの遮断、照明不足、感染者・感染地の隔離や外出制限等のため、一部の施設・教場について対面指導の取りやめや新規入学生徒の受け入れ制限が起こりえます。その結果、長期にわたり授業等の実施が困難となる場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 なお、新型コロナウイルス感染症が拡大・再発していくような場合や新たなウィルスによるパンデミックなどが発生した場合、当社グループの業績、財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。