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CIJ(4826)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

情報・通信業 情報通信・サービスその他

事業の概要

  • システム開発
    顧客の要望に応じて、システムの設計、製造、そして完成後の運用や保守までを一貫して手掛ける事業です。企業活動の効率化や新しいサービス提供を支える基盤となるシステムを構築することで収益を得ています。
  • コンサルティング・調査研究
    システムに関する専門知識を活かし、顧客企業の課題解決のためのアドバイスや、新しい技術・市場の調査研究を行います。単にシステムを作るだけでなく、その前段階の戦略立案から関わることで、より付加価値の高いサービスを提供しています。
  • システム・パッケージ統合
    自社で開発したソフトウェア製品や、他社のシステムを組み合わせて、顧客のビジネスに最適な形で提供するサービスです。個別のシステムを連携させることで、顧客の業務全体の効率化や新たな価値創造を支援し、対価を得ています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • システム開発
    顧客の要望に基づき、システムの設計、製造、運用、保守を行う事業です。企業の業務効率化や新しいサービス提供を支える基盤を構築し、これが当社グループの主要な収益源となっています。
  • コンサルテーション及び調査研究
    システムに関する専門知識を活かし、顧客企業の経営課題解決のためのコンサルティングや、新しい技術・市場の調査研究を行う事業です。システムの導入だけでなく、その前段階の戦略立案から関わることで、より高い付加価値を提供しています。
  • システム/パッケージ・インテグレーション・サービス
    自社開発のソフトウェア製品や他社のシステムを組み合わせ、顧客のビジネスに最適な形で提供する事業です。個別のシステムを連携させることで、顧客の業務全体の効率化や新たな価値創造を支援し、収益を得ています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|607 文字
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)が行っている事業である「システム開発及びシステム開発に関連するサービス(システム開発等)」の売上品目別の概要は、以下のとおりであります。(2026年6月30日現在)売上品目概要システム開発等① システム開発システムの設計、製造、運用・保守業務であります。② コンサルテーション及び調査研究システムに関するコンサルテーション及び調査研究業務であります。③ システム/パッケージ・インテグレーション・サービスシステムまたは自社ソフトウェア製品のインテグレーション・サービスであります。④ その他コンピュータ製品の販売及びその他のサービスであります。 当社グループの事業の系統図は、以下のとおりであります。(2026年6月30日現在) (注)1 日伸ソフトウエア株式会社及び日本ファイナンシャル・エンジニアリング株式会社は、2026年7月1日を効力発生日として、日伸ソフトウエア株式会社を存続会社、日本ファイナンシャル・エンジニアリング株式会社を消滅会社とする吸収合併を行いました。また、日伸ソフトウエア株式会社は、同日付で商号を株式会社CIJウィービングに変更しております。2 株式会社a-LINK及び株式会社i-BRIDGEは、2026年7月1日を効力発生日として、株式会社a-LINKを存続会社、株式会社i-BRIDGEを消滅会社とする吸収合併を行いました。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
システム開発、コンサルテーション、システム/パッケージ・インテグレーション・サービス等の専門性
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 高い(依存)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
会社が挙げる主要リスク:特定顧客への依存リスク / 人材確保に関するリスク / 景気変動・顧客動向の変化に関するリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 1 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

提供された情報からは、CIJが特許、ブランド、規制ライセンス、独占的IPなどの無形資産を競争優位の源泉としている具体的な証拠は見当たりません。情報通信業という業種特性上、技術力は重要ですが、それが特許等で保護され、競合優位に直結しているかは不明です。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

CIJの提供するシステム開発やITソリューションは、顧客の基幹業務に関わる場合が多く、導入後のシステム変更には一定のコストや手間が発生する可能性があります。しかし、顧客が他社サービスへ乗り換える際の具体的な損失額や、乗り換え障壁の高さを示す情報は不足しています。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

CIJの事業内容(システム開発、ITコンサルティング等)は、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果を生み出すビジネスモデルとは考えにくいです。プラットフォーム型サービスとは異なり、個々の顧客との関係性が中心となるため、ネットワーク効果は期待できません。

コスト優位☆☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

CIJが競合他社と比較して構造的に低コストで製品やサービスを提供できるという証拠は提供されていません。情報通信業においては、人件費や開発費がコストの大部分を占めることが一般的であり、コスト優位を築くことは容易ではありません。

規模の経済☆☆☆☆☆
根拠:弱い規模が参入障壁になる

CIJが業界規模に対して最適な少数寡占を形成し、規模の経済による優位性を享受しているという情報は提供されていません。情報通信業は競争が激しく、多くの企業が存在するため、特定の企業が圧倒的なシェアを持つ状況は考えにくいです。

  • 幅広い顧客基盤とリスク分散
    官公庁、金融、情報、製造、サービス、通信など多岐にわたる分野・業種の顧客にソリューションを提供しています。これにより、特定の業界の景気変動に左右されにくい安定した事業ポートフォリオを構築し、リスクを分散しています。
  • NTT・日立グループとの強固な関係
    NTTグループと日立グループを主要顧客とし、長年にわたり安定した取引を継続しています。2025年6月期の連結売上高の39.4%を占めるこれらの大手企業との関係は、事業の安定性と信頼性を高める重要な要素となっています。
  • 技術革新への積極的な対応
    情報サービス産業の急速な技術進歩に対応するため、先端技術や将来性のあるビジネスの研究開発に積極的に取り組んでいます。台湾の凌群電脳股份有限公司(SYSCOM)などの海外企業との連携も通じ、常に最新の技術動向を取り入れ、競争力を維持しようとしています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは事業環境や顧客ニーズ、企業価値等のあらゆる変化に対応していくため、経営方針に沿って課題解決に向けた戦略・施策を積極的に実施しています。経営方針は、以下の3つの推進方針(①~③)と2つの達成方針(④~⑤)を掲げており、推進方針に沿って各種施策を強化し、達成方針の実現を目指しております。① 事業環境の変化に適応し、新領域へ挑戦② 特化型SEの育成推進③ サステナビリティ経営の推進④ Trust relationship強化で、お客様の事業拡大への貢献⑤ プライムビジネスの更なる拡大 (2)経営環境 わが国経済は、物価上昇や米国の通商政策、金融資本市場の変動、中東情勢等による影響を受けたものの、国内の雇用・所得環境が改善する中で各種政策の効果もあり、景気は緩やかに回復の動きが続きました。 情報サービス産業におきましては、デジタル化の進展を背景に生成AIをはじめとするデジタル技術の活用が、業務の効率化やビジネスモデル変革を推し進める上であらゆる組織にとって重要な要素となっております。このような背景の下、組織の競争力強化を目的としたIT投資は拡大基調に推移しております。 (3)経営戦略等 当社グループは現在、持続的な成長を目指して事業環境や現状を勘案した上で2025年6月期から2027年6月期までの3ヵ年の中期経営計画「Become the strategic partner with IT(通称:BEIT50)」を実行しております。本計画では、お客様固有の戦略をもって個々にアプローチを行い、IT企業、一般法人、公共分野など多岐にわたるお客様それぞれに特化したパートナーシップを発揮することで、持続的な成長を目指しております。 業績目標につきましては、2027年6月期の最終年度に向けて段階的な成長を遂げながら、売上高は300億円、営業利益は24.0億円を達成する目標としておりました。今般、2年目にあたる2026年6月期の計画を達成したことを踏まえ、既存事業の伸長及び当連結会計年度よりグループに加わったインフォテックソリューション株式会社の連結業績への寄与等を勘案し、2025年8月6日に公表したBEIT50の見直しをさらに上方修正し、売上高は310億円、営業利益は27.5億円を目指すことといたしました。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは経営方針に則り対処すべき課題を以下のとおり設け、その実現のための戦略・施策を実施してまいります。 ①「事業環境の変化に適応し、新領域へ挑戦」についての課題 IT業界を取り巻く事業環境は日々変化を続けており、近年では生成AIをはじめ、企業がDXを実現するための新しい技術や仕組みが次々と生み出されています。同時に、社会のITニーズも旺盛かつ多様化しており、それらの需要に迅速に対応することがIT企業に求められています。これまでの企業固有なシステムの独自開発から、パッケージ製品や汎用的なサービスを活用してシステム構築するケースも増えております。労働市場においては、国内では人口減少・少子高齢化が進む中、業界内ではIT人材の需要が増加しており、その確保が困難になってきております。 当社グループにおきましては、これらのITニーズの変化を機会と捉え、得意とする独自開発を維持しつつ、パッケージ製品や汎用的なサービスへの対応に取り組んでまいります。また、IT人材の確保に対応するため、国内においては引き続き新卒・経験者の採用活動に尽力するとともに、海外のIT人材の活用に努めてまいります。 ②「特化型SEの育成推進」についての課題 事業環境の変化に適応するためには、個々の技術者の技術力、プロジェクトマネジメント能力、業種・業界に特化したノウハウや経験等を有する人材の育成が重要であります。 当社グループにおきましては、これらの能力に特化したスペシャリストの育成を推進するため、社員の能力に応じたキャリアアップを推進し、個々のスキル向上を図ります。教育体制の強化に加え、人材開発面への投資も行なってまいります。また、研究開発の成果やプロジェクトマネジメント等に関するナレッジを蓄積し、社員への共有を促進することで、全社員の能力向上の効率化を図ります。 ③「サステナビリティ経営の推進」についての課題 当社グループは、社員やお客様等、当社を取り巻くすべてのステークホルダーによって事業活動が成立すると考えております。また、長期的な視点で社会の持続可能性に配慮したサステナビリティ経営を目指し、これまでもさまざまな取り組みを続けてまいりました。 このような状況の中、当社グループは事業環境の変化や社会的要請を踏まえた重点課題(マテリアリティ)の特定に取り組みつつ、今後もより一層、社会の持続可能性に配慮した企業活動を推進いたします。事業活動として多種多様な領域へ情報技術を提供することにより人々の利便性向上を実現し、また、健康経営やダイバーシティ、CSR等の取り組みを強化することで当社に関わるすべてのステークホルダーのサステナビリティに貢献し、企業価値の向上を図ってまいります。 ④「Trust relationship強化で、お客様の事業拡大への貢献」についての課題 当社グループは、各分野で付加価値の高い情報システムを提供することでお客様から信頼を獲得し、長期的な取引の継続につなげることをビジネスの基本としております。当連結会計年度では、SIerからの受注が堅調に推移し、SIer売上高及びSIer売上高比率が増加しました。 今後もこの関係性を維持・強化したうえで、お客様の事業拡大により一層貢献できるパートナーを目指してまいります。また、システム開発のみならず、ソリューションやコンサルティングから運用保守まで幅広くワンストップでサービス提供することで、お客様との信頼関係をより一層強化してまいります。さらに、お客様のビジネスの変化にも対応するため、お客様の事業戦略を理解し、お客様の事業拡大に貢献できるよう努めてまいります。 ⑤「プライムビジネスの更なる拡大」についての課題 当社グループは、顧客との直接取引(プライム)による高収益な事業構造への転換を目指し、プライム案件の受注拡大を推進しております。当連結会計年度では、製品・サービスおよびソリューションの事業領域を一定程度拡大し、プライム売上高が増加しましたが、SIer案件の受注増加によりプライム売上高比率は微減となりました。 プライムビジネスの更なる拡大を図るため、事業変化への対応や特化型SEの育成を通じて、お客様からの受注拡大を推進してまいります。製品・サービスおよびソリューションにおきましては、新たな製品開発に向けた投資や展示会への出展、販促等のPR活動を強化し拡販を図るほか、業務提携先との連携による海外マーケットへの進出をより一層推進してまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは事業環境や顧客ニーズ、企業価値等のあらゆる変化に対応していくため、経営方針に沿って課題解決に向けた戦略・施策を積極的に実施しています。経営方針は、以下の3つの推進方針(①~③)と2つの達成方針(④~⑤)を掲げており、推進方針に沿って各種施策を強化し、達成方針の実現を目指しております。① 事業環境の変化に適応し、新領域へ挑戦② 特化型SEの育成推進③ サステナビリティ経営の推進④ Trust relationship強化で、お客様の事業拡大への貢献⑤ プライムビジネスの更なる拡大 (2)経営環境 わが国経済は、物価上昇や米国の通商政策、金融資本市場の変動、中東情勢等による影響を受けたものの、国内の雇用・所得環境が改善する中で各種政策の効果もあり、景気は緩やかに回復の動きが続きました。 情報サービス産業におきましては、デジタル化の進展を背景に生成AIをはじめとするデジタル技術の活用が、業務の効率化やビジネスモデル変革を推し進める上であらゆる組織にとって重要な要素となっております。このような背景の下、組織の競争力強化を目的としたIT投資は拡大基調に推移しております。 (3)経営戦略等 当社グループは現在、持続的な成長を目指して事業環境や現状を勘案した上で2025年6月期から2027年6月期までの3ヵ年の中期経営計画「Become the strategic partner with IT(通称:BEIT50)」を実行しております。本計画では、お客様固有の戦略をもって個々にアプローチを行い、IT企業、一般法人、公共分野など多岐にわたるお客様それぞれに特化したパートナーシップを発揮することで、持続的な成長を目指しております。 業績目標につきましては、2027年6月期の最終年度に向けて段階的な成長を遂げながら、売上高は300億円、営業利益は24.0億円を達成する目標としておりました。今般、2年目にあたる2026年6月期の計画を達成したことを踏まえ、既存事業の伸長及び当連結会計年度よりグループに加わったインフォテックソリューション株式会社の連結業績への寄与等を勘案し、2025年8月6日に公表したBEIT50の見直しをさらに上方修正し、売上高は310億円、営業利益は27.5億円を目指すことといたしました。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは経営方針に則り対処すべき課題を以下のとおり設け、その実現のための戦略・施策を実施してまいります。 ①「事業環境の変化に適応し、新領域へ挑戦」についての課題 IT業界を取り巻く事業環境は日々変化を続けており、近年では生成AIをはじめ、企業がDXを実現するための新しい技術や仕組みが次々と生み出されています。同時に、社会のITニーズも旺盛かつ多様化しており、それらの需要に迅速に対応することがIT企業に求められています。これまでの企業固有なシステムの独自開発から、パッケージ製品や汎用的なサービスを活用してシステム構築するケースも増えております。労働市場においては、国内では人口減少・少子高齢化が進む中、業界内ではIT人材の需要が増加しており、その確保が困難になってきております。 当社グループにおきましては、これらのITニーズの変化を機会と捉え、得意とする独自開発を維持しつつ、パッケージ製品や汎用的なサービスへの対応に取り組んでまいります。また、IT人材の確保に対応するため、国内においては引き続き新卒・経験者の採用活動に尽力するとともに、海外のIT人材の活用に努めてまいります。 ②「特化型SEの育成推進」についての課題 事業環境の変化に適応するためには、個々の技術者の技術力、プロジェクトマネジメント能力、業種・業界に特化したノウハウや経験等を有する人材の育成が重要であります。 当社グループにおきましては、これらの能力に特化したスペシャリストの育成を推進するため、社員の能力に応じたキャリアアップを推進し、個々のスキル向上を図ります。教育体制の強化に加え、人材開発面への投資も行なってまいります。また、研究開発の成果やプロジェクトマネジメント等に関するナレッジを蓄積し、社員への共有を促進することで、全社員の能力向上の効率化を図ります。 ③「サステナビリティ経営の推進」についての課題 当社グループは、社員やお客様等、当社を取り巻くすべてのステークホルダーによって事業活動が成立すると考えております。また、長期的な視点で社会の持続可能性に配慮したサステナビリティ経営を目指し、これまでもさまざまな取り組みを続けてまいりました。 このような状況の中、当社グループは事業環境の変化や社会的要請を踏まえた重点課題(マテリアリティ)の特定に取り組みつつ、今後もより一層、社会の持続可能性に配慮した企業活動を推進いたします。事業活動として多種多様な領域へ情報技術を提供することにより人々の利便性向上を実現し、また、健康経営やダイバーシティ、CSR等の取り組みを強化することで当社に関わるすべてのステークホルダーのサステナビリティに貢献し、企業価値の向上を図ってまいります。 ④「Trust relationship強化で、お客様の事業拡大への貢献」についての課題 当社グループは、各分野で付加価値の高い情報システムを提供することでお客様から信頼を獲得し、長期的な取引の継続につなげることをビジネスの基本としております。当連結会計年度では、SIerからの受注が堅調に推移し、SIer売上高及びSIer売上高比率が増加しました。 今後もこの関係性を維持・強化したうえで、お客様の事業拡大により一層貢献できるパートナーを目指してまいります。また、システム開発のみならず、ソリューションやコンサルティングから運用保守まで幅広くワンストップでサービス提供することで、お客様との信頼関係をより一層強化してまいります。さらに、お客様のビジネスの変化にも対応するため、お客様の事業戦略を理解し、お客様の事業拡大に貢献できるよう努めてまいります。 ⑤「プライムビジネスの更なる拡大」についての課題 当社グループは、顧客との直接取引(プライム)による高収益な事業構造への転換を目指し、プライム案件の受注拡大を推進しております。当連結会計年度では、製品・サービスおよびソリューションの事業領域を一定程度拡大し、プライム売上高が増加しましたが、SIer案件の受注増加によりプライム売上高比率は微減となりました。 プライムビジネスの更なる拡大を図るため、事業変化への対応や特化型SEの育成を通じて、お客様からの受注拡大を推進してまいります。製品・サービスおよびソリューションにおきましては、新たな製品開発に向けた投資や展示会への出展、販促等のPR活動を強化し拡販を図るほか、業務提携先との連携による海外マーケットへの進出をより一層推進してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績等の状況の概要① 経営成績の状況「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の経営方針、経営環境及び経営戦略等の下、当社グループは各種施策を推進いたしました。当連結会計年度における主な活動・成果は以下のとおりであります。a.事業環境の変化に適応し、新領域へ挑戦・公共分野の事業拡大を図るため、官公庁及び社会インフラ系のシステム開発に豊富な取引実績を有するインフォテックソリューション株式会社を2025年12月1日に連結子会社化しました。・AI駆動開発(システム開発の各工程に生成AIの活用を前提に位置付ける手法)の導入に向け、上流工程への適用拡大も視野に入れつつ、まずは製造・単体テストにおいて開発生産性と品質の向上のための取り組みを開始しました。b.特化型SEの育成推進・グローバルビジネス・デジタルソリューションR&D推進本部が中心となり、これまでの研究成果を基に生成AIを開発プロセスへ適用し実業務にて活用するための技術をグループ全体に共有しました。・顧客への生成AIソリューション展開に向け、RAG(検索拡張生成)技術に特化した実践的なハンズオン研修を実施し技術者の育成に取り組みました。c.サステナビリティ経営の推進・ESG・環境影響を評価開示するプラットフォームであるEcoVadis、CDPへの回答を通じて、TCFDに準拠した情報開示と気候変動対策についての取り組みを継続して実施しました。・サプライチェーン上のパートナーと持続可能な関係を構築するため、調達方針及びサステナビリティ推進ガイドラインの策定並びに、人権デューディリジェンスの実施計画の立案に取り組みました。・企業価値向上と持続的な成長に向けて、事業環境の変化や社会的要請を踏まえた重要課題(マテリアリティ)の特定に取り組みました。 当連結会計年度の連結業績につきましては、公共分野、エネルギー分野の受注が堅調に推移したこと等により、売上高は29,424百万円(前期比9.4%増)となりました。利益につきましては、売上高の増収、及び前期において発生した一部案件の想定を上回るコスト増を当期は抑えられたこと等により前期比で大幅に増加し、営業利益は2,619百万円(前期比20.7%増)、経常利益は2,663百万円(前期比20.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,804百万円(前期比20.7%増)となりました。 当社グループの単一セグメントであります「システム開発及びシステム開発に関連するサービス(システム開発等)」の売上品目別の業績概況は、以下のとおりであります。a.システム開発公共分野、エネルギー分野の受注が堅調に推移したこと等により、増収となりました。この結果、本売上品目の売上高は24,936百万円(前期比7.0%増)となりました。b.コンサルテーション及び調査研究情報・通信分野におけるプロジェクト支援や技術支援案件等の受注が堅調に推移し、増収となりました。この結果、本売上品目の売上高は1,140百万円(前期比10.3%増)となりました。c.システム/パッケージ・インテグレーション・サービス公共分野向けのシステム導入支援案件及び福祉総合システムの受注が堅調に推移し、増収となりました。この結果、本売上品目の売上高は1,116百万円(前期比30.1%増)となりました。d.その他情報・通信分野における運用保守案件の受注が堅調に推移し、増収となりました。この結果、本売上品目の売上高は2,231百万円(前期比30.7%増)となりました。 ② 財政状態の分析a.資産 流動資産は、前連結会計年度末に比べ642百万円増加し、14,276百万円となりました。主な要因は、契約資産が59百万円、現金及び預金が10百万円それぞれ減少したものの、売掛金が399百万円、有価証券が246百万円それぞれ増加したことによります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ74百万円増加し、5,118百万円となりました。主な要因は、ソフトウェアが81百万円、投資有価証券が72百万円それぞれ減少したものの、投資その他の資産のその他に含まれている長期前払費用が86百万円、有形固定資産が78百万円それぞれ増加したことによります。 この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べ717百万円増加し、19,394百万円となりました。b.負債 流動負債は、前連結会計年度末に比べ161百万円増加し、4,160百万円となりました。主な要因は、短期借入金が149百万円減少したものの、買掛金が161百万円、その他に含まれている預り金及び未払消費税等が143百万円それぞれ増加したことによります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ72百万円増加し、234百万円となりました。主な要因は、退職給付に係る負債が57百万円増加したことによります。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ233百万円増加し、4,394百万円となりました。c.純資産 純資産は、前連結会計年度末に比べ483百万円増加し、15,000百万円となりました。主な要因は、自己株式の消却等により資本剰余金が203百万円減少したものの、利益剰余金が625百万円増加したことによります。 ③ キャッシュ・フローの状況 前連結会計年度(2025年6月期)当連結会計年度(2026年6月期)増減営業活動によるキャッシュ・フロー1,782百万円2,048百万円265百万円投資活動によるキャッシュ・フロー△885百万円△213百万円672百万円財務活動によるキャッシュ・フロー△1,639百万円△1,704百万円△64百万円現金及び現金同等物の期末残高8,214百万円8,344百万円130百万円 a.営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ265百万円収入が増加し、2,048百万円の収入となりました。主な収入内訳は、税金等調整前当期純利益2,612百万円であります。主な支出内訳は、法人税等の支払額810百万円、売上債権及び契約資産の増加額254百万円であります。b.投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ672百万円支出が減少し、213百万円の支出となりました。主な支出内訳は、定期預金の預入による支出1,400百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出147百万円であります。主な収入内訳は、定期預金の払戻による収入1,416百万円であります。c.財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ64百万円支出が増加し、1,704百万円の支出となりました。主な支出内訳は、配当金の支払額1,015百万円、自己株式の取得による支出501百万円であります。 これらの結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ130百万円増加し、8,344百万円となりました。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2022年6月期2023年6月期2024年6月期2025年6月期2026年6月期自己資本比率(%)82.479.578.477.777.3時価ベースの自己資本比率(%)86.9135.2143.6145.4141.1キャッシュ・フロー対有利子負債比率(倍)0.20.30.40.40.2インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)987.21,111.3448.4351.0275.6自己資本比率:自己資本/総資産時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フローインタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い1 いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。2 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。3 キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。4 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としています。また、利払いにつきましては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を利用しております。 ④ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当連結会計年度における生産実績は以下のとおりであります。セグメント及び売上品目の名称生産高(千円)前期比(%)システム開発等 システム開発19,869,7216.6コンサルテーション及び調査研究785,536△1.1システム/パッケージ・インテグレーション・サービス771,78844.2その他1,616,16329.9合計23,043,2108.6(注) 上記金額は、製造原価によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績は以下のとおりであります。セグメント及び売上品目の名称受注高(千円)前期比(%)受注残高(千円)前期比(%)システム開発等 システム開発26,140,15610.25,107,94330.8コンサルテーション及び調査研究1,208,93641.5195,76854.1システム/パッケージ・インテグレーション・サービス1,326,24877.2626,77350.3その他2,230,10727.7555,863△0.2合計30,905,44914.26,486,34729.6 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績は以下のとおりであります。セグメント及び売上品目の名称販売高(千円)前期比(%)システム開発等 システム開発24,936,6217.0コンサルテーション及び調査研究1,140,20410.3システム/パッケージ・インテグレーション・サービス1,116,57630.1その他2,231,46730.7合計29,424,8719.4(注) 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりであります。なお、SCSK株式会社の当連結会計年度については、当該割合が10%未満のため、記載を省略しております。相手先前連結会計年度当連結会計年度販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)SCSK株式会社2,934,00710.9-- (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しており、その作成においては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は見積り特有の不確実性の存在により、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりでありますが、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載のとおりであります。b.財政状態 財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の分析」に記載のとおりであります。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資金需要の主なものは、運転資金、設備投資及び研究開発投資であります。これらの資金需要は手元資金で賄うことを基本とし、一部短期的な運転資金を銀行からの借入により調達しております。 なお、当連結会計年度末の現金及び現金同等物残高は、十分な資金流動性を確保しているものと考えております。

事業リスク

  • 特定顧客への依存
    NTTグループと日立グループへの売上依存度が高く(2025年6月期連結売上高の39.4%)、これらの顧客の事業方針変更や業績悪化があった場合、当社グループの業績や財務状況に大きな影響が出る可能性があります。
  • 人材確保の困難さ
    情報サービス産業全体で人材不足が深刻化しており、優秀な人材の確保や定着が計画通りに進まない場合、事業の拡大や継続に支障が生じ、業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 景気変動と顧客投資の減退
    情報サービス産業の需要は景気動向に大きく左右されるため、国内外の経済状況が悪化し、顧客企業の情報化投資が減少した場合、当社グループの売上や利益が減少し、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|1,831 文字
3【事業等のリスク】 本項においては当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主要なリスクを記載しております。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社では、事業の推進によって生じ得るリスクの詳細を把握・分析しており、当該リスクへの対応については、「リスク管理規程」に定めております。また、重要リスクを掲げ、代表取締役社長を統括責任者、事業部長を責任者として自部門におけるリスク要因の洗い出し、及びその削除と軽減を図り、リスク管理体制の強化に努めております。 (1)人材確保に関するリスク 当社グループが属する情報サービス産業全体における今般の人材不足及びその流動性の高まりにより、人材確保が計画どおりに進捗しない場合に、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクに対し、当社グループは採用活動の強化をはじめ、経営方針「特化型SEの育成推進」に基づく従業員の育成、従業員とのエンゲージメントを高める各種施策に取り組んでおります。 (2)景気変動・顧客動向の変化に関するリスク 当社グループが属する情報サービス産業におけるソフトウェア開発の需要は景気の動向に大きく影響を受ける傾向があります。このため、国内外における経済動向の変化により景気が悪化し、顧客企業の情報化投資の需要が減退した場合に、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクに対し、当社グループは官公庁や金融、情報、製造、サービス、通信など、幅広い分野・業種へソリューションを提供することを強みとしていることから、国内外における経済動向の変化に対して特定の分野・業種に依存しない事業ポートフォリオを更に強化することにより、リスク分散に努めております。 (3)技術革新・ビジネス革新等による市場喪失リスク 当社グループが属する情報サービス産業においては、新しい技術・ビジネスが急速に発展しております。予想を超える革新的な技術・ビジネスの進展に適切な対応ができない場合に、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクに対し、当社グループは先端技術や将来性のあるビジネス、ソリューションの創出に向けた調査・研究開発を積極的に推進しております。また、業務提携先である台湾の凌群電脳股份有限公司(SYSCOM)をはじめ、関係する海外企業とも連携しながら、先端技術に関する情報収集や技術習得を積極的に行っております。 (4)情報セキュリティに係るリスク 当社グループが受託するシステム開発や提供するサービス、または自社にて利用する社内システム等においては、個人情報、顧客情報、及び公共性の高い情報を取り扱いますが、コンピュータウイルスの潜入や技術的、人為的な要因により情報の漏洩、破壊などを引き起こす可能性があり、これらの事故が現出した場合に、当社グループの企業価値が低下するとともに、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクに対し、当社グループはプライバシーマークやISMSの認証を取得しているほか、情報セキュリティに対する社員の意識改革に取り組んでおります。また、全従業員及び協力会社の作業者に対して、定期的なセキュリティ教育を実施し、セキュリティ知識の定着、規範意識の向上に努めております。 (5)自然災害等に関するリスク、緊急性の物理的リスク 地震や風水害等の自然災害等が発生し、人材や事業所、機器等が被害を受け事業の継続が困難となった場合に、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 本リスクに対し、当社グループは「事業継続計画書(BCP)」を策定し、自然災害等の発生後にも事業を継続、または可能な限り迅速に事業を復旧するための体制を整備し、全従業員へ周知しております。 (6)為替変動リスク 当社グループは、海外の子会社において日本国内および海外企業との取引を行っております。為替相場の変動は、円建てでの売上の低下やコストの上昇により、円建てで報告される当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 なお、現段階では取引額が少額であるため為替ヘッジは採用しておりません。

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