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森尾電機(6647)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

電気機器 電機・精密

事業の概要

  • 電気機器製造販売
    森尾電機グループは、主に鉄道、自動車、船舶向けの電気機器を製造・販売しています。具体的には、鉄道車両用の配電箱や行先表示器、高速道路向けの自走式標識車、船舶用のLED照明や情報案内装置など、交通インフラを支える多岐にわたる製品を提供しており、これがグループの主要な収益源となっています。
  • 不動産賃貸事業
    東京都葛飾区と千葉県松戸市に合計5棟の賃貸マンションを所有し、不動産賃貸事業も展開しています。この事業は、電気機器製造販売事業とは異なる安定的な収益源として、グループ全体の収益構造を補完する役割を担っています。
  • 交通インフラ特化型
    同社は、鉄道、自動車(高速道路関連)、船舶といった特定の交通インフラ分野に特化した電気機器を提供することで収益を上げています。これらの分野は、公共性が高く、安定した需要が見込める一方で、技術的な専門性や高い品質が求められるため、参入障壁が高いビジネスモデルと言えます。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 電気機器製造販売事業
    この事業は、鉄道、自動車、船舶向けの電気機器の製造と販売を担っています。最新年度の売上高は約90.58億円、営業利益は約7.87億円と、グループの収益の大部分を占める主力事業です。鉄道車両用部品、高速道路用標識、船舶用照明など、交通インフラに不可欠な製品を提供しています。
  • 不動産関連事業
    東京都葛飾区と千葉県松戸市に計5棟の賃貸マンションを所有し、不動産賃貸事業を展開しています。最新年度の売上高は約1.55億円、営業利益は約0.83億円であり、電気機器製造販売事業に比べ規模は小さいものの、安定した収益源としてグループに貢献しています。
  • 事業構成と収益性
    グループ全体の事業は、電気機器製造販売事業が圧倒的な売上と利益を稼ぎ出す「稼ぎ頭」であり、不動産関連事業がそれを補完する形となっています。電気機器製造販売事業は、交通インフラという専門性の高い分野で高い収益性を維持していることが伺えます。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
ElectricalEquipmentManufacturingAndSalesBusinesses 地域 91 8 8.7%
RealEstateRelated 事業 2 1 53.4%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|582 文字
3 【事業の内容】当社グループは、当社及び連結子会社1社により構成されており、電気機器製造販売事業及び不動産関連事業に取り組んでおります。当社及び連結子会社の事業における位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分はセグメントと同一の区分であります。〔電気機器製造販売事業〕鉄道関連事業は、鉄道事業者、鉄道車両メーカー等に販売する配電箱、配電盤、行先表示器、旅客情報表示装置、車両用モニタリングシステム、暖房器、主幹制御器、補助回路機器、LED照明器具、各種照明配線器具、各種保安機器、地上用設備機器等を製造販売しております。自動車関連事業は、高速道路会社各社、国土交通省等に販売する自走式標識車、各種車載標識装置、地上設備用分電盤、各種保安機器、投光器、道路用各種情報装置等を製造販売しております。船舶等関連事業は、LED照明灯、各種防爆灯及び防爆器具、艦艇用照明配電器具、船用各種照明器具、船用情報案内装置、船用電気通信器具等、大型情報表示装置、各種情報ボード、セキュリティー関連機器等を製造販売しております。〔不動産関連事業〕不動産関連事業は、東京都葛飾区に所有する賃貸マンション4棟、千葉県松戸市に所有する賃貸マンション1棟、計5棟の不動産賃貸事業を運営しております。当社グループについての事業系統図は次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
鉄道車両用モニタリングシステム、自走式標識車、各種防爆灯など専門性の高い製品を製造販売。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 高い(依存)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:特定業界(鉄道車両産業)への高い依存度 / 受注・納期等の変動による生産・出荷への影響
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

森尾電機は、特定のブランド力や特許、規制ライセンス、独占的IPといった、他社との明確な差別化要因となる無形資産に関する情報は公開情報からは確認できません。主力事業であるリレーやスイッチの分野では、技術革新や品質が重要ですが、それが直接的な無形資産として競争優位に結びついているとは言えません。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

森尾電機のリレーやスイッチは、産業機器や自動車、家電製品などに組み込まれる部品であり、一度採用されると、設計変更や認証取得の手間から、顧客が他社製品へ切り替えることには一定のコスト(スイッチング・コスト)が発生する可能性があります。しかし、部品単価が比較的低く、代替品も多いため、そのコストは限定的と考えられます。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

森尾電機の事業は、リレーやスイッチといったハードウェア部品の製造・販売が中心であり、ユーザーが増えることで製品の価値が向上するようなネットワーク効果は発生しません。プラットフォーム型ビジネスとは異なり、個々の製品の機能や品質が競争力の源泉となります。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

森尾電機は長年の製造業としての経験を有しており、一定の生産効率は確保していると考えられます。しかし、グローバルな価格競争に晒される部品産業であり、他社と比較して構造的に圧倒的なコスト優位性を確立しているという明確な証拠は、公開情報からは見当たりません。為替変動や原材料価格の影響を受けやすいと考えられます。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

森尾電機はリレー・スイッチ分野において、一定の生産規模と販売網を有しており、業界内で一定の地位を占めています。しかし、グローバル市場全体で見ると、より大規模な競合他社も存在するため、業界規模に対して最適な少数寡占を形成しているとまでは言えません。規模の経済による優位性は限定的と考えられます。

  • 交通インフラ専門技術
    長年にわたり培ってきた鉄道、自動車、船舶といった交通インフラ分野における電気機器の製造・販売技術が強みです。配電盤、表示装置、監視システムなど、多岐にわたる専門製品を提供しており、これらの分野で顧客からの信頼と実績を築いています。
  • 多品種少量生産体制
    同社は、顧客の多様なニーズに応える多品種少量生産を得意としています。これにより、個別のプロジェクトや特定の要求仕様に合わせた製品を効率的に供給できる体制を確立しており、顧客満足度の向上と競争力の維持に貢献しています。
  • 品質と信頼性への注力
    ISO9001(品質マネジメントシステム)やISO14001(環境マネジメントシステム)に適合した体制を推進しており、製品の品質と信頼性を重視しています。特に交通インフラ分野では、安全性と耐久性が極めて重要であるため、高品質な製品提供は同社の競争優位性となっています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

  • 交通インフラ事業の強化
    創業以来の使命である「電気機器を通じて交通インフラの発展に寄与する」ことを基本方針とし、電気機器製造販売事業を主力としています。環境変化が激しい時代においても、社是に立ち返り、足元を固めながら着実な成長を目指し、企業価値の継続的な向上を図る方針です。
  • 経営指標と目標達成
    自己資本当期純利益率(ROE)を主要な経営指標として位置づけ、積極的な営業活動と生産性の向上、コストダウンを通じて利益目標の達成を目指しています。株主の期待に応えるため、効率的な経営と収益性の改善に注力する姿勢が見られます。
  • 新技術開発と海外展開
    多品種少量生産の強みを活かしつつ、新技術開発に挑戦し、高品質な製品を提供し続けることで顧客からの信頼獲得を目指します。特に、成長が見込まれる海外市場での評価確立のため、ISO9001、ISO14001適合体制の推進や米国現地法人を中心とした海外鉄道案件への積極的な対応を図る方針です。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。(1)会社の経営の基本方針当社は創業以来「電気機器を通じて交通インフラの発展に寄与する」ことを使命として事業を展開しております。当社は、今後も電気機器製造販売事業を主力事業といたします。環境変化が激しい時代だからこそ、常に社是に立ち返って、足下を固め、着実な成長を目指して努力してまいります。そのことが企業価値を継続的に向上させ、株主の皆様に報いることになると確信しております。<社是>第一条 我々は電機事業を通じて社会の繁栄に貢献する。第二条 我々は積極果敢な商品開発と市場創造に努力する。第三条 我々は三者共栄(社会、顧客、従業員)の精神で繁栄に努力する。 (2)目標とする経営指標積極的な営業活動と生産性の向上に努め、コストダウンを実現することで利益目標の達成を目指します。当社は株主の皆様のご期待に応えるため、自己資本当期純利益率(ROE)を主要な経営指標として位置づけております。 (3)中長期的な会社の経営戦略多品種少量生産という当社製品の置かれた環境のもとで、顧客第一主義を貫き、新技術開発にチャレンジし、高度な品質の製品を確実に提供し続けることにより、顧客に愛され信頼される企業になることを目指します。特に、成長する海外市場での確固とした評価を得るため、引き続きISO9001、ISO14001に適合した体制づくりを推進してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題わが国経済は、雇用・所得環境の改善などを背景に緩やかな回復基調で推移しました。一方で人手不足に伴う人件費・物流費の上昇や、米国の通商政策、円安の進行などの影響を受けて、幅広い品目で物価上昇が続きました。またロシアによるウクライナ侵攻の長期化や中東情勢など地政学リスクの高まりにより、企業活動を取り巻く環境は依然として不透明な状況が続いております。このような環境下の中、当社といたしましては、中長期的な経営目標を達成するため、対処すべき課題として次の項目を全社的に推進してまいります。① 持続的成長の実現に取り組んでまいります。持続的成長を牽引できる経営人材をはじめとした、多様な人材の育成・確保に取り組み、事業活動を通じて社会的責任を果たし、地域経済及び地域社会の持続的な発展と企業価値の向上に取り組んでまいります。② 既存事業の一層の強化を進めてまいります。当社の強みである少量多品種生産の効率化と、品質向上を図りながら、顧客が求める製品・サービスを探り、既存の製品のブラッシュアップ(付加価値の向上)を目指してまいります。③ 生産性向上のための生産設備の更新と職場環境の改善に取り組んでまいります。竜ヶ崎事業所の生産設備を順次最新鋭のものに更新し、生産性及び品質の向上、省エネルギーと職場環境の整備・改善に取り組んでまいります。④ 新製品の開発・改良を引き続き推進してまいります。企業価値を中長期的に向上させていくために、最先端技術を取り入れた製品や、持続可能な社会発展のための環境負荷の少ない製品の開発など高付加価値化に取り組み、次世代の主力となる製品開発を推進してまいります。⑤ サステナビリティへの取り組みを推進してまいります。当社は、ESG(環境・社会・ガバナンス)に取り組み、全ての企業活動を通じてSDGs の実現に向けて、暮らしと社会を支える交通インフラに貢献してまいります。 ⑥ 組織力の一層の強化に取り組んでまいります。人材育成の充実と、活発なコミュニケーションがとれる企業文化を醸成し、当社のビジョンや戦略の実現に向け、一体となって取り組んでいく組織づくりを目指してまいります。⑦ デジタル技術の活用デジタル技術の活用を進めるための人材育成・能力開発に取り組み、業務プロセスの効率化や再現性の向上、作業負担の軽減や作業効率の改善・最適化に取り組んでまいります。⑧ 次世代への技術と技能の伝承を進めてまいります。(次世代のものづくり)長年培ってきた、ものづくりの高度な技術や技能とデジタル技術の融合により、多様な人材が活躍できる環境整備に取り組んでまいります。⑨ 海外向け鉄道車両案件への積極的な対応を図ってまいります。米国現地法人を中心に、海外鉄道案件に積極的に取り組み、当社の高い技術力と信頼性、そして経験とノウハウを活かして、海外鉄道事業の持続的な発展に貢献してまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。(1)会社の経営の基本方針当社は創業以来「電気機器を通じて交通インフラの発展に寄与する」ことを使命として事業を展開しております。当社は、今後も電気機器製造販売事業を主力事業といたします。環境変化が激しい時代だからこそ、常に社是に立ち返って、足下を固め、着実な成長を目指して努力してまいります。そのことが企業価値を継続的に向上させ、株主の皆様に報いることになると確信しております。<社是>第一条 我々は電機事業を通じて社会の繁栄に貢献する。第二条 我々は積極果敢な商品開発と市場創造に努力する。第三条 我々は三者共栄(社会、顧客、従業員)の精神で繁栄に努力する。 (2)目標とする経営指標積極的な営業活動と生産性の向上に努め、コストダウンを実現することで利益目標の達成を目指します。当社は株主の皆様のご期待に応えるため、自己資本当期純利益率(ROE)を主要な経営指標として位置づけております。 (3)中長期的な会社の経営戦略多品種少量生産という当社製品の置かれた環境のもとで、顧客第一主義を貫き、新技術開発にチャレンジし、高度な品質の製品を確実に提供し続けることにより、顧客に愛され信頼される企業になることを目指します。特に、成長する海外市場での確固とした評価を得るため、引き続きISO9001、ISO14001に適合した体制づくりを推進してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題わが国経済は、雇用・所得環境の改善などを背景に緩やかな回復基調で推移しました。一方で人手不足に伴う人件費・物流費の上昇や、米国の通商政策、円安の進行などの影響を受けて、幅広い品目で物価上昇が続きました。またロシアによるウクライナ侵攻の長期化や中東情勢など地政学リスクの高まりにより、企業活動を取り巻く環境は依然として不透明な状況が続いております。このような環境下の中、当社といたしましては、中長期的な経営目標を達成するため、対処すべき課題として次の項目を全社的に推進してまいります。① 持続的成長の実現に取り組んでまいります。持続的成長を牽引できる経営人材をはじめとした、多様な人材の育成・確保に取り組み、事業活動を通じて社会的責任を果たし、地域経済及び地域社会の持続的な発展と企業価値の向上に取り組んでまいります。② 既存事業の一層の強化を進めてまいります。当社の強みである少量多品種生産の効率化と、品質向上を図りながら、顧客が求める製品・サービスを探り、既存の製品のブラッシュアップ(付加価値の向上)を目指してまいります。③ 生産性向上のための生産設備の更新と職場環境の改善に取り組んでまいります。竜ヶ崎事業所の生産設備を順次最新鋭のものに更新し、生産性及び品質の向上、省エネルギーと職場環境の整備・改善に取り組んでまいります。④ 新製品の開発・改良を引き続き推進してまいります。企業価値を中長期的に向上させていくために、最先端技術を取り入れた製品や、持続可能な社会発展のための環境負荷の少ない製品の開発など高付加価値化に取り組み、次世代の主力となる製品開発を推進してまいります。⑤ サステナビリティへの取り組みを推進してまいります。当社は、ESG(環境・社会・ガバナンス)に取り組み、全ての企業活動を通じてSDGs の実現に向けて、暮らしと社会を支える交通インフラに貢献してまいります。 ⑥ 組織力の一層の強化に取り組んでまいります。人材育成の充実と、活発なコミュニケーションがとれる企業文化を醸成し、当社のビジョンや戦略の実現に向け、一体となって取り組んでいく組織づくりを目指してまいります。⑦ デジタル技術の活用デジタル技術の活用を進めるための人材育成・能力開発に取り組み、業務プロセスの効率化や再現性の向上、作業負担の軽減や作業効率の改善・最適化に取り組んでまいります。⑧ 次世代への技術と技能の伝承を進めてまいります。(次世代のものづくり)長年培ってきた、ものづくりの高度な技術や技能とデジタル技術の融合により、多様な人材が活躍できる環境整備に取り組んでまいります。⑨ 海外向け鉄道車両案件への積極的な対応を図ってまいります。米国現地法人を中心に、海外鉄道案件に積極的に取り組み、当社の高い技術力と信頼性、そして経験とノウハウを活かして、海外鉄道事業の持続的な発展に貢献してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。① 財政状態及び経営成績の状況a. 経営成績当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などを背景に緩やかな回復基調で推移しました。一方で人手不足に伴う人件費・物流費の上昇や、米国の通商政策、円安の進行などの影響を受けて、幅広い品目で物価上昇が続きました。またロシアによるウクライナ侵攻の長期化や中東情勢など地政学リスクの高まりにより、企業活動を取り巻く環境は依然として不透明な状況が続いております。このような経営環境の中、営業活動・生産活動を展開した結果、当連結会計年度の売上高は86億38百万円(前年同期比5億73百万円、6.2%減)となり、受注高は121億14百万円(前年同期比16億47百万円、15.7%増)となりました。セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。[電気機器製造販売事業] 電気機器製造販売事業の売上高は84億85百万円(前年同期比5億72百万円、6.3%減)となり、受注高は121億14百万円(前年同期比16億47百万円、15.7%増)となりました。主力の鉄道関連事業につきましては、国内鉄道車両需要向けを中心に受注活動を展開した結果、売上高は69億93百万円(前年同期比11億50百万円、19.7%増)となり、受注高は89億4百万円(前年同期比9億82百万円、12.4%増)となりました。自動車関連事業につきましては、各高速道路会社等に対し車載標識車を中心に受注活動を展開した結果、売上高は11億81百万円(前年同期比7億7百万円、37.5%減)となり、受注高は14億28百万円(前年同期比0百万円、0.0%増)となりました。船舶等関連事業につきましては、防衛省関連等への船舶用機器を中心に受注活動を展開した結果、売上高は3億11百万円(前年同期比10億15百万円、76.5%減)となり、受注高は17億80百万円(前年同期比6億64百万円、59.5%増)となりました。[不動産関連事業]不動産関連事業につきましては、各賃貸マンションが堅調な売上を維持しており、売上高は1億53百万円(前年同期比1百万円、1.1%減)となりました。 利益につきましては、主力の鉄道関連事業の業績が堅調に推移したことにより、当連結会計年度の営業利益は8億56百万円(前年同期比1億20百万円、16.4%増)、経常利益は8億71百万円(前年同期比1億26百万円、17.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は6億48百万円(前年同期比79百万円、14.0%増)となりました。 b. 財政状態流動資産は、前連結会計年度末に比べて3.7%増加し、59億49百万円となりました。固定資産は、前連結会計年度末に比べて13.5%増加し、35億99百万円となりました。この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて7.2%増加し、95億48百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度末に比べて10.8%減少し、28億5百万円となりました。固定負債は、前連結会計年度末に比べて13.3%増加し、6億83百万円となりました。この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて6.9%減少し、34億88百万円となりました。株主資本は、前連結会計年度末に比べて11.7%増加し、50億22百万円となりました。その他の包括利益累計額合計は、前連結会計年度末に比べて56.6%増加し、10億37百万円となりました。この結果、純資産合計は、前連結会計年度末に比べて17.5%増加し、60億59百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ32百万円減少し、6億60百万円となりました。a. 営業活動によるキャッシュ・フロー営業活動の結果獲得した資金は45百万円(前連結会計年度は91百万円の使用)となりました。この主な要因は、収入については税金等調整前当期純利益8億71百万円、減価償却費2億15百万円、売上債権の減少額5億17百万円等であり、支出については棚卸資産の増加額6億74百万円、仕入債務の減少額5億68百万円、未収消費税等の増加額57百万円、未払消費税等の減少額1億円、法人税等の支払額2億4百万円等によるものです。b. 投資活動によるキャッシュ・フロー投資活動の結果使用した資金は2億29百万円(前連結会計年度は96百万円の使用)となりました。この主な要因は、支出について有形固定資産の取得による支出1億63百万円、無形固定資産の取得による支出62百万円等によるものです。c. 財務活動によるキャッシュ・フロー財務活動の結果獲得した資金は1億45百万円(前連結会計年度は1億44百万円の獲得)となりました。この主な要因は、収入については短期借入金の増加額3億68百万円等であり、支出についてはリース債務の返済による支出61百万円、配当金の支払額80百万円等によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の状況a. 生産実績当連結会計年度における電気機器製造販売事業の生産実績を示すと、次のとおりであります。営業事業部門別生産高(千円)前年同期比(%)鉄道関連事業6,999,43521.3自動車関連事業1,215,275△30.9船舶等関連事業337,177△74.5合計8,551,889△3.4 (注) 金額は、販売価格によっております。 b. 受注実績当連結会計年度における電気機器製造販売事業の受注実績を示すと、次のとおりであります。なお、一部製品については、見込み生産を行っております。営業事業部門別受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)鉄道関連事業8,904,75512.412,237,73918.5自動車関連事業1,428,8030.01,257,68224.5船舶等関連事業1,780,55459.52,650,169124.4合計12,114,11315.716,145,59129.0 c. 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。事業の種類別セグメント販売高(千円)前年同期比(%)電気機器製造販売事業鉄道関連事業6,993,00919.7自動車関連事業1,181,352△37.5船舶等関連事業311,542△76.5合計8,485,905△6.3不動産関連事業153,072△1.1合計8,638,977△6.2 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合相手先前連結会計年度当連結会計年度販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)三菱電機㈱1,520,67516.51,225,19114.2Kawasaki Rail Car Lincoln, Inc.――1,152,38913.3 (注) 前連結会計年度のKawasaki Rail Car Lincoln, Inc.に対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a. 当連結会計年度の経営成績の分析当連結会計年度の経営成績は、売上高は86億38百万円(前年同期比5億73百万円、6.2%減)となり、受注高は121億14百万円(前年同期比16億47百万円、15.7%増)となりました。利益につきましては、主力の鉄道関連事業の業績が堅調に推移したことにより、当連結会計年度の営業利益は8億56百万円(前年同期比1億20百万円、16.4%増)、経常利益は8億71百万円(前年同期比1億26百万円、17.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は6億48百万円(前年同期比79百万円、14.0%増)となりました。 b. 目標とする経営指標の達成状況について当社は株主の皆様のご期待に応えるため、自己資本当期純利益率(ROE)を主要な経営指標として位置づけております。当連結会計年度における自己資本当期純利益率(ROE)は11.6%(前年同期比0.1ポイント上昇)でした。本指標につき、上昇するよう取り組んでまいります。 c. 当連結会計年度の財政状態の分析(a)資産、負債及び純資産の状況(流動資産)流動資産は、前連結会計年度末に比べて3.7%増加し、59億49百万円となりました。これは、主として電子記録債権が92百万円、棚卸資産が6億95百万円増加し、売掛金が5億79百万円減少したこと等によります。(固定資産)固定資産は、前連結会計年度末に比べて13.5%増加し、35億99百万円となりました。これは、主として投資有価証券が5億10百万円増加し、建物及び構築物(純額)が54百万円減少したこと等によります。この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて7.2%増加し、95億48百万円となりました。(流動負債)流動負債は、前連結会計年度末に比べて10.8%減少し、28億5百万円となりました。これは、主として短期借入金が3億77百万円増加し、電子記録債務が5億59百万円減少したこと等によります。(固定負債)固定負債は、前連結会計年度末に比べて13.3%増加し、6億83百万円となりました。これは、主として繰延税金負債が1億54百万円増加したこと等によります。この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて6.9%減少し、34億88百万円となりました。(純資産)株主資本は、前連結会計年度末に比べて11.7%増加し、50億22百万円となりました。これは、主として利益剰余金が5億67百万円増加したこと等によります。その他の包括利益累計額合計は、前連結会計年度末に比べて56.6%増加し、10億37百万円となりました。これは、主としてその他有価証券評価差額金が3億49百万円増加したこと等によります。この結果、純資産合計は、前連結会計年度末に比べて17.5%増加し、60億59百万円となりました。(b)セグメント資産の状況電気機器製造販売事業における資産は前連結会計年度に比べて7.2%増加し、80億93百万円となり、不動産関連事業における資産は前連結会計年度に比べ6.4%減少し、5億66百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報a. キャッシュ・フローの状況(営業活動によるキャッシュ・フロー)主な内容は、収入については税金等調整前当期純利益8億71百万円、減価償却費2億15百万円、売上債権の減少額5億17百万円等であり、支出については棚卸資産の増加額6億74百万円、仕入債務の減少額5億68百万円、未収消費税等の増加額57百万円、未払消費税等の減少額1億円、法人税等の支払額2億4百万円等によるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー)主な内容は、支出について有形固定資産の取得による支出1億63百万円、無形固定資産の取得による支出62百万円等によるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー)主な内容は、収入については短期借入金の増加額3億68百万円等であり、支出についてはリース債務の返済による支出61百万円、配当金の支払額80百万円等によるものです。b. 財務政策運転資金及び設備投資資金につきましては、内部資金又は金融機関からの借入により資金調達することとしております。なお、金融機関には当座借越枠の設定をしております。金融機関からの借入による資金調達に関しましては、2026年3月31日現在、短期借入金の残高は13億11百万円、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)の残高は3億20百万円であります。 ③ 重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。これらの連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における資産・負債及び当連結会計年度における収益・費用の数値に影響を与える事項について、過去の実績や現在の状況に応じた合理的と考えられる様々な要因に基づき見積りを行ったうえで、継続して評価を行っております。ただし、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、見積りと異なる場合があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

事業リスク

  • 特定業界への依存度
    同社グループの主力事業である鉄道車両産業は成熟しており、国内外の代替需要や新線建設の変動に業績が大きく左右される可能性があります。海外子会社も鉄道関連事業に限定されているため、この業界の動向がグループ全体の収益に与える影響は大きいと考えられます。
  • 受注・納期の変動リスク
    鉄道車両の受注は、代替需要の規模や海外案件の発生時期によって集中することがあり、その生産・出荷に迅速に対応できない場合、経営成績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。需要の波に対応するための生産体制の柔軟性が求められます。
  • 国際情勢と経済変動
    世界的な金融引き締めによるインフレや円安の進行、ロシア・ウクライナ情勢の長期化など、不安定な国際情勢や経済変動が事業に影響を与える可能性があります。原材料価格の高騰やサプライチェーンの混乱は、製造コストの増加や供給遅延につながる恐れがあります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|429 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。1)特定業界への高い依存度によるもの当社グループが主力とする鉄道車両産業は成熟化しており、国内外の鉄道車両の代替需要及び、新線建設等の需要変動があることや、海外子会社も受注が鉄道関連事業に限定されていることから、同業界の動向により当社グループの業績に大きく影響を及ぼす可能性があります。2)受注・納期等の変動によるもの鉄道車両は、代替需要の規模及び海外車両案件の発生等により、受注・納期等が時期的に集中し、その生産・出荷に機敏に対応することにより、当社グループの経営成績及び財政状態に大きく影響を及ぼす可能性があります。

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