事業の概要
- 地域密着の総合金融おきなわフィナンシャルグループは、沖縄銀行を中核とする銀行業務を基盤に、リース、証券、クレジットカード、信用保証、コンサルティングなど多岐にわたる金融サービスを提供しています。これにより、地域の個人や企業に対して、預金、融資、資産運用、事業支援といった「金融を核とした総合的なサービス」を提供し、地域経済の活性化に貢献することで収益を上げています。
- 銀行業務が中核収益の大部分は、沖縄銀行が行う預金業務(顧客からお金を預かる)、貸出業務(企業や個人にお金を貸す)、為替業務(送金など)、有価証券投資業務(株式や債券への投資)などから得られています。これらの業務を通じて、地域のお金が循環する仕組みを作り、その手数料や金利差益が主な収入源となります。
- 多様な金融サービス銀行業務以外にも、株式会社おきぎんリースによる設備リース、おきぎん証券株式会社による株式や投資信託の取引支援、株式会社おきぎんジェーシービーによるクレジットカード発行など、幅広い金融ニーズに対応しています。これにより、顧客との接点を増やし、グループ全体での収益機会を最大化するビジネスモデルを構築しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 銀行事業の収益基盤銀行事業は、おきなわフィナンシャルグループの中核をなし、2023年度には421.77億円の売上を計上しています。これは、預金業務、貸出業務、為替業務、有価証券投資業務などを通じて、地域社会の金融ニーズに応えることで得られる収益であり、グループ全体の安定的な収益源となっています。
- リース事業の貢献リース事業は、株式会社おきぎんリースが手掛けており、2023年度の売上は112.97億円です。企業が設備などを導入する際に、購入ではなくリースという形で提供することで、企業の初期投資負担を軽減し、その対価としてリース料を受け取るビジネスモデルです。銀行事業を補完する形で、企業の設備投資ニーズに対応しています。
- その他事業の多様性その他事業には、おきぎん証券株式会社による金融商品取引業務、株式会社おきぎんジェーシービーによるクレジットカード業務、信用保証業務、各種コンサルティング業務などが含まれます。これらの事業は、銀行事業やリース事業だけではカバーしきれない顧客の多様なニーズに応えることで、グループ全体のサービスラインナップを拡充し、収益機会の多角化を図っています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| Banking | 事業 | 422 | − | − |
| Leasing | 事業 | 113 | − | − |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、銀行持株会社である当社及び沖縄銀行を含む連結子会社11社で構成され、銀行業務を中心にリース業務、金融商品取引業務、クレジットカード業務、信用保証業務、各種コンサルティング業務等を通して、地域の皆さまに「金融をコアとする総合サービス」を提供しております。なお、当社は有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。当社グループの事業に係わる位置づけは次のとおりであります。なお、事業の区分は「第5 経理の状況1.(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 [銀行業]株式会社沖縄銀行においては、本店のほか支店60か店、出張所4か所にて、預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務、有価証券投資業務、国債等窓販業務及び信託業務等を行っております。 [リース業]株式会社おきぎんリースにおいては、リース業務及びそれに関連する業務を行っております。 [その他]おきぎん証券株式会社においては、金融商品取引業務、株式会社おきぎんジェーシービーにおいては、クレジットカード業務等、株式会社おきぎんシステムソリューションズにおいては、コンピュータ関連業務を行っております。また、その他の子会社においては、信用保証業務、現金精査整理業務、金融経済の調査・研究業務、債権管理・回収業務及びコンサルティング業務等を行っております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注)1.株式会社おきぎんエス・ピー・オーは2025年10月1日付で株式会社おきぎんシステムソリューションズへ商号変更しております。2.2025年7月1日付で株式会社おきぎんサクセスパートナーズを新規設立しております。3.おきぎん保証株式会社、おきぎんビジネスサービス株式会社、株式会社おきぎん経済研究所、美ら島債権回収株式会社、株式会社みらいおきなわ及び株式会社おきぎんサクセスパートナーズは、株式会社沖縄銀行の連結子会社であります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 中程度 地域金融機関として一定の顧客基盤を持つが、競争環境や金利変動の影響を受ける。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 規制 銀行業免許や金融商品取引業登録など、金融サービス提供には各種法令に基づく許認可が必要。 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:信用リスク / 市場リスク / 流動性リスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 8 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★★☆☆☆
沖縄県内での長年の地域密着型ビジネスにより、地域住民や地元企業からの信頼という無形資産を一定程度有している。しかし、明確なブランド力や特許、独占的IPの強みは限定的。
スイッチングコスト★★★☆☆
沖縄県内の個人・法人顧客にとって、メインバンクとしての地位を確立している場合、他の金融機関への切り替えには手間や関係性の変化が伴うため、一定のスイッチング・コストが存在する。特に中小企業との取引で顕著。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
金融サービスにおいて、ネットワーク効果が明確に現れるビジネスモデルではない。顧客が増えることでサービスの価値が飛躍的に高まる構造は見られない。
コスト優位★☆☆☆☆
地域金融機関として、全国的な大手銀行と比較してコスト構造で明確な優位性を持つ要素は少ない。効率化努力は行われているが、構造的な低コスト競争力は限定的。
規模の経済★★☆☆☆
沖縄県内という限定された地域市場においては、一定のシェアを有しているが、全国規模で見ると規模の経済性は限定的。業界全体が成熟しており、さらなる規模拡大による効率化の余地は小さい。
- 地域金融の強固な基盤沖縄銀行は本店と60の支店、4つの出張所を展開しており、沖縄県内における広範なネットワークと地域に根差した顧客基盤が最大の強みです。長年にわたり培われた地域住民や企業との信頼関係は、新規参入企業が容易に築けない強固な競争優位性となっています。
- 総合金融サービス提供力銀行業務だけでなく、リース、証券、クレジットカード、信用保証、コンサルティングなど、多様な金融サービスをグループ内で一貫して提供できる体制を整えています。これにより、顧客の様々な金融ニーズにワンストップで対応でき、顧客の利便性を高めるとともに、グループ内での顧客囲い込み効果も期待できます。
- 地域経済への深い理解沖縄の経済や産業構造、地域特性を深く理解していることが、的確な融資判断やコンサルティングサービス提供につながっています。これにより、地域企業の成長を支援し、それが巡り巡ってグループの収益基盤を強化するという好循環を生み出しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループは、持続的な地域社会の実現に向け、経営理念である「地域密着・地域貢献」を実践し、気候変動等の環境問題、公正な取引等の社会的問題に取り組み、地域社会価値、経済価値の向上を図る持続可能な経営を目指してまいります。また、金融領域と非金融領域の融合によりカスタマー・エクスペリエンス(CX)を実現し、地域社会とともにレジリエントかつサステナブルに成長する総合サービスグループを目指してまいります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針〈経営理念(ミッション)〉地域密着・地域貢献 〈目指すべき姿(ビジョン)〉金融と非金融の事業領域でお客さまをサポートすることで、カスタマー・エクスペリエンス(CX)を実現し、地域とともに成長する金融をコアとする総合サービスグループ 〈行動規範(バリューアンドスピリット)〉感動:新たな価値を提供し、あなたの感動をいちばんに考動します創造:情熱と新たな発想で未来を創造します挑戦:知性を磨き、品性を高め、創意と進取の精神で挑戦します (2)中長期的な経営戦略① 第2次中期経営計画の概要(2024年4月~2027年3月)当社の第2次中期経営計画の概要は下記の通りとなります。(1) 名称成長の共創 ~おきなわの成長をともに創る~(2) グループ戦略戦略Ⅰ 地域社会の価値向上戦略Ⅱ 人的資本経営戦略Ⅲ 成長基盤の構築 第2次中期経営計画では、「地域社会の価値向上」に向けた中長期的な取組みと、最終年度目標の達成に向けた「成長基盤の構築」を両軸に構え、更に、これらを実現するための「人的資本経営」を中心に据えた3本の戦略に基づき、「成長の共創」に向けた各種施策を展開いたします。 ② 第2次中期経営計画の戦略戦略Ⅰ地域社会の価値向上 ・沖縄県のリーディング産業振興等への貢献・県民所得の向上、資産形成支援・地域事業者の資本基盤の強化と支援・気候変動、地球温暖化への対策・地域社会・地域コミュニティの課題解決 戦略Ⅱ人的資本経営 ・地域社会の価値向上(戦略Ⅰ)に資する人財育成・ダイバーシティの推進・成長基盤の構築(戦略Ⅲ)に資する人財育成・職員の働きがいの創出/向上戦略Ⅲ成長基盤の構築 ・非連続な成長を実現するための構造改革・マーケットインによるサービスの提供・グループシナジーの発揮によるトップライン伸長・企業価値の向上 ③ 目標とする経営指標第2次中期経営計画では、最終年度である2026年度の目標経営指標として、以下の項目を掲げております。 2025年度(実績)2026年度(2027年3月期)連結経常収益704億円800億円連結当期純利益112億円120億円連結ROE6.61%6.70%程度連結自己資本比率11.36%11%程度 ※ 連結当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益※ 連結ROE(株主資本当期純利益率)の算式親会社株主に帰属する当期純利益(期首株主資本+期末株主資本)÷2 (3)対処すべき課題我が国の経済環境は、少子高齢化や人口減少の進行による中長期的な地域経済の縮小が懸念される一方、賃上げの広がりを背景とした個人消費の底堅さや、インバウンド需要の回復・拡大により、緩やかな回復基調を維持しています。とりわけ沖縄県においては、全国と比較して人口減少率が小さいという特性を有するとともに、観光需要の拡大や関連産業の活性化により、地域経済は一定の成長基調にあります。一方で、観光関連産業への依存度の高さ、人手不足の深刻化、物価上昇による事業コストの増加など、沖縄特有の構造的課題も引き続き存在しています。金融機関を取り巻く環境は、異業種からの参入やデジタル技術の進展により競争が一層激化しており、デジタルトランスフォーメーションの進展や、ライフスタイル・価値観の変化を背景に、お客さまのニーズは多様化・高度化しております。特に沖縄県内においては、観光関連事業者や中小企業を中心に、事業成長や業種転換、DXへの対応ニーズが高まっており、地域金融機関には、金融サービスにとどまらない総合的な支援機能の発揮が求められています。金利環境においては、日本銀行の金融政策の見直しを受け、誘導目標金利は上昇局面にあるものの、海外経済や通商政策の動向等を背景に、先行きの不透明感が残る状況にあります。こうした金利環境の変化は、金融機関の収益構造や資金調達・運用に影響を及ぼす可能性があることから、当社グループとしては、環境の変化に機動的に対応できる体制の構築が重要であると認識しています。このような環境のもと、当社グループは「金融をコアとする総合サービスグループ」として、金融サービスと非金融サービスを組み合わせた、DX支援、人材面でのサポート、M&A・事業承継コンサルティングなどの総合的なソリューションの提供を通じ、地域の課題解決と持続的な成長の両立を目指してまいります。加えて、コーポレートガバナンスの強化を重要な経営課題と位置づけ、監査等委員会設置会社として、監査等委員会による業務執行の適法性・妥当性の監査・監督を通じ、経営の透明性と健全性の一層の向上を図ってまいります。今後も、変化する経営環境に柔軟かつ的確に対応し、沖縄経済の持続的発展と当社グループの中長期的な企業価値向上を目指してまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループは、持続的な地域社会の実現に向け、経営理念である「地域密着・地域貢献」を実践し、気候変動等の環境問題、公正な取引等の社会的問題に取り組み、地域社会価値、経済価値の向上を図る持続可能な経営を目指してまいります。また、金融領域と非金融領域の融合によりカスタマー・エクスペリエンス(CX)を実現し、地域社会とともにレジリエントかつサステナブルに成長する総合サービスグループを目指してまいります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針〈経営理念(ミッション)〉地域密着・地域貢献 〈目指すべき姿(ビジョン)〉金融と非金融の事業領域でお客さまをサポートすることで、カスタマー・エクスペリエンス(CX)を実現し、地域とともに成長する金融をコアとする総合サービスグループ 〈行動規範(バリューアンドスピリット)〉感動:新たな価値を提供し、あなたの感動をいちばんに考動します創造:情熱と新たな発想で未来を創造します挑戦:知性を磨き、品性を高め、創意と進取の精神で挑戦します (2)中長期的な経営戦略① 第2次中期経営計画の概要(2024年4月~2027年3月)当社の第2次中期経営計画の概要は下記の通りとなります。(1) 名称成長の共創 ~おきなわの成長をともに創る~(2) グループ戦略戦略Ⅰ 地域社会の価値向上戦略Ⅱ 人的資本経営戦略Ⅲ 成長基盤の構築 第2次中期経営計画では、「地域社会の価値向上」に向けた中長期的な取組みと、最終年度目標の達成に向けた「成長基盤の構築」を両軸に構え、更に、これらを実現するための「人的資本経営」を中心に据えた3本の戦略に基づき、「成長の共創」に向けた各種施策を展開いたします。 ② 第2次中期経営計画の戦略戦略Ⅰ地域社会の価値向上 ・沖縄県のリーディング産業振興等への貢献・県民所得の向上、資産形成支援・地域事業者の資本基盤の強化と支援・気候変動、地球温暖化への対策・地域社会・地域コミュニティの課題解決 戦略Ⅱ人的資本経営 ・地域社会の価値向上(戦略Ⅰ)に資する人財育成・ダイバーシティの推進・成長基盤の構築(戦略Ⅲ)に資する人財育成・職員の働きがいの創出/向上戦略Ⅲ成長基盤の構築 ・非連続な成長を実現するための構造改革・マーケットインによるサービスの提供・グループシナジーの発揮によるトップライン伸長・企業価値の向上 ③ 目標とする経営指標第2次中期経営計画では、最終年度である2026年度の目標経営指標として、以下の項目を掲げております。 2025年度(実績)2026年度(2027年3月期)連結経常収益704億円800億円連結当期純利益112億円120億円連結ROE6.61%6.70%程度連結自己資本比率11.36%11%程度 ※ 連結当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益※ 連結ROE(株主資本当期純利益率)の算式親会社株主に帰属する当期純利益(期首株主資本+期末株主資本)÷2 (3)対処すべき課題我が国の経済環境は、少子高齢化や人口減少の進行による中長期的な地域経済の縮小が懸念される一方、賃上げの広がりを背景とした個人消費の底堅さや、インバウンド需要の回復・拡大により、緩やかな回復基調を維持しています。とりわけ沖縄県においては、全国と比較して人口減少率が小さいという特性を有するとともに、観光需要の拡大や関連産業の活性化により、地域経済は一定の成長基調にあります。一方で、観光関連産業への依存度の高さ、人手不足の深刻化、物価上昇による事業コストの増加など、沖縄特有の構造的課題も引き続き存在しています。金融機関を取り巻く環境は、異業種からの参入やデジタル技術の進展により競争が一層激化しており、デジタルトランスフォーメーションの進展や、ライフスタイル・価値観の変化を背景に、お客さまのニーズは多様化・高度化しております。特に沖縄県内においては、観光関連事業者や中小企業を中心に、事業成長や業種転換、DXへの対応ニーズが高まっており、地域金融機関には、金融サービスにとどまらない総合的な支援機能の発揮が求められています。金利環境においては、日本銀行の金融政策の見直しを受け、誘導目標金利は上昇局面にあるものの、海外経済や通商政策の動向等を背景に、先行きの不透明感が残る状況にあります。こうした金利環境の変化は、金融機関の収益構造や資金調達・運用に影響を及ぼす可能性があることから、当社グループとしては、環境の変化に機動的に対応できる体制の構築が重要であると認識しています。このような環境のもと、当社グループは「金融をコアとする総合サービスグループ」として、金融サービスと非金融サービスを組み合わせた、DX支援、人材面でのサポート、M&A・事業承継コンサルティングなどの総合的なソリューションの提供を通じ、地域の課題解決と持続的な成長の両立を目指してまいります。加えて、コーポレートガバナンスの強化を重要な経営課題と位置づけ、監査等委員会設置会社として、監査等委員会による業務執行の適法性・妥当性の監査・監督を通じ、経営の透明性と健全性の一層の向上を図ってまいります。今後も、変化する経営環境に柔軟かつ的確に対応し、沖縄経済の持続的発展と当社グループの中長期的な企業価値向上を目指してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態当連結会計年度末の預金は、指定金融機関受託数の定期的な変更に伴い公金預金が減少したことなどから、銀行・信託勘定合計で前連結会計年度末比487億円減少の2兆6,469億円となりました。貸出金は、県内景況の拡大基調を背景とした県内事業者の資金需要の高まりに対し積極的に取り組んだことに加え、シンジケートローン等の計画的な取組みによる事業性貸出の増加、制度拡充(融資上限・融資期間)や営業推進強化により生活密着型ローンが増加したことにより、銀行・信託勘定合計で前連結会計年度末比667億円増加の2兆123億円となりました。有価証券は、金利リスクや残存期間に配慮しつつ、資金の効率的運用と安定収益の確保に努めた結果、前連結会計年度末比416億円増加の6,301億円となりました。 前連結会計年度(億円)当連結会計年度(億円)増減(億円)預金(末残)26,95726,469△487銀行勘定26,86526,389△476信託勘定9179△11貸出金(末残)19,45520,123667銀行勘定19,44120,111669信託勘定1312△1有価証券(末残)5,8846,301416 (注) 預金における信託勘定は信託元本であります。 ② 経営成績経常収益は、貸出金利回りの上昇や県内景況の拡大基調を背景とした貸出金残高の増加による貸出金利息の増加や有価証券利息配当金の増加、連結グループ各社のトップライン増加など本業による収益が増加したことに加え、株式等売却益も増加したことなどから、前連結会計年度比116億61百万円増加の704億17百万円となりました。また、経常費用は、与信費用の減少はあったものの、政策金利引き上げに伴う預金利息の増加や、ベースアップ等の人的資本経営の着実な実施による営業経費の増加に加え、国債等債券売却損及び株式等売却損の増加などにより、前連結会計年度比63億48百万円増加の546億18百万円となりました。この結果、経常利益は前連結会計年度比53億12百万円増加の157億99百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比33億51百万円増加の112億92百万円となりました。セグメントごとの業績につきましては、次のとおりであります。銀行業は、経常収益529億1百万円(前連結会計年度比98億72百万円増加)、セグメント利益138億66百万円(前連結会計年度比44億47百万円増加)となりました。リース業は、経常収益123億86百万円(前連結会計年度比10億13百万円増加)、セグメント利益3億92百万円(前連結会計年度比97百万円増加)となりました。その他は、経常収益88億15百万円(前連結会計年度比12億8百万円増加)、セグメント利益22億51百万円(前連結会計年度比9億80百万円増加)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況イ. 現金及び現金同等物当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、1,966億73百万円(前連結会計年度比1,527億15百万円減少)となりました。 ロ. 営業活動によるキャッシュ・フロー当連結会計年度において営業活動の結果使用した資金は、1,016億95百万円(前連結会計年度比1,189億40百万円増加)となりました。これは主として、貸出金の増加による支出669億21百万円及び預金の減少による支出476億11百万円があったことによるものであります。ハ. 投資活動によるキャッシュ・フロー当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は、483億49百万円(前連結会計年度比582億45百万円減少)となりました。これは主として、有価証券の売却による収入962億44百万円及び有価証券の償還による収入594億48百万円があったものの、有価証券の取得による支出1,995億78百万円があったことによるものであります。ニ. 財務活動によるキャッシュ・フロー当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は、27億56百万円(前連結会計年度比8億26百万円増加)となりました。これは主として配当金の支払による支出28億47百万円があったことによるものであります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は以下のとおりであります。文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 第2次中期経営計画の進捗状況当社は2021年10月1日に、沖縄銀行の単独株式移転により設立されました。新たな経営形態のもと、グループ一体経営を更に強化するとともに、経営理念である「地域密着・地域貢献」の実現と、多様化する地域社会の課題解決のため、事業領域の拡大を図り、「金融をコアとする総合サービスグループ」として地域社会の価値向上及び当社グループの持続的な成長を図ってまいります。上記の実現に向け、当社グループでは2024年4月から2027年3月までを計画期間とする第2次中期経営計画「成長の共創~おきなわの成長をともに創る~」を策定しました。 第2次中期経営計画の概要(2024年4月~2027年3月:3年)(1) 名称成長の共創 ~おきなわの成長をともに創る~(2) グループビジョン金融と非金融の事業領域でお客さまをサポートすることで、地域社会の価値向上を牽引し、地域とともに成長する総合サービスグループ(3) グループ戦略戦略Ⅰ 地域社会の価値向上戦略Ⅱ 人的資本経営戦略Ⅲ 成長基盤の構築 その2年目となる2025年度は3つのグループ戦略に基づき、下記の事項へ取り組んでまいりました。 (戦略Ⅰ 地域社会の価値向上)イ)地域社会・地域コミュニティの課題解決当社は2022年3月に座間味村と包括的連携協定を締結し、2023年1月には沖縄本島周辺9離島町村(粟国村、伊江村、伊是名村、伊平屋村、北大東村、久米島町、渡嘉敷村、渡名喜村、南大東村)へと連携を拡大しました。さらに2024年6月には、沖縄電力株式会社様及び沖縄セルラー電話株式会社様とともに、10離島町村を対象とした「離島地域持続可能性推進に関するパートナーシップ協定」を締結し、地域振興や地域社会の発展に向けた連携を強化しています。これらの協定に基づき、当社グループは10離島町村へ計12名の出向者を派遣し、業務のDX・キャッシュレス化、移住促進等に取り組むことで、自治体に直接向き合った課題解決支援を行っています。あわせて、企業版ふるさと納税を通じた地域振興及び地域経済の活性化に取り組むとともに、グループの総合力を活かし、主に以下の支援を展開しています。 <沖縄銀行>コンプライアンス研修の実施<おきぎんリース>自治体向けリース案件対応<おきぎんジェーシービー>キャッシュレス導入提案、役場職員向け金融リテラシー・キャリア教育研修の実施<みらいおきなわ>自治体の調査業務受託、役場職員向け現金取り扱い研修の実施<おきぎん経済研究所>自治体の計画策定業務の受託 ロ)金融経済教育の取組み当社グループは、沖縄県民の金融リテラシー向上を目的として、金融経済教育の拡充に取り組んでいます。沖縄県内の高等学校及び中学校を対象とした出前授業「くらしとお金の教育」では、2025年度には授業の実施回数389回(目標150回)、受講者数延べ14,963名となりました。2024年度からの受講者数累計は延べ23,711名となります。また、当社主催の「金融経済教育シンポジウム」を通じて、沖縄県全体の金融経済教育推進体制の構築に向けた協議を進めてきました。その結果、2026年3月には、沖縄県銀行協会が主導し、沖縄県内の地方銀行3行を中核会員とする「うちなー金融リテラシー向上コミュニティ(略称:U-FLEC)」が設立され、当社も参画しています。U-FLECは、産・官・学・金が連携し、県内の中学校・高等学校を対象に統一教材を用いた金融経済教育の出前授業を実施する取組みであり、公平・中立の立場から、金融リテラシー向上と子どもの貧困問題の解消に寄与することを目的としています。このほか、当社グループは各社の特性を活かした金融経済教育や、ひとり親家庭への就業支援にも取り組んでいます。今後も、未来を担う子どもたちが自立し、安定した人生を歩むために必要な金融リテラシーを育むことを支援し、関係機関との連携を一層強化してまいります。 ハ)気候変動への対応当社は設立と同時に2021年10月1日付でTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明しました。あわせて、持続可能な社会の実現と地域社会との共通価値の創造を目的に、グループ全体のサステナビリティ方針の策定及び浸透を進めています。こうした取組みを推進するため、2022年2月に取締役会の権限委譲会議体としてサステナビリティ推進会議を設置し、同年12月にはサステナビリティ推進室を設置するとともに、当社グループの重要課題(マテリアリティ)を再整理しました。重要課題の一つである「地域環境との共創」については、2023年度より、気候変動・地球温暖化による影響やリスクの特定と対策に取り組んでいます。2030年度までにカーボンニュートラルの実現を目指し、CO2排出量削減目標を定めるとともに、再生可能エネルギー由来電力への切替等を進めています。これらの取組みの結果、気候変動に関する情報開示を評価するCDPスコア(イギリスの非政府組織CDPが年に一度実施する、企業の環境対策レベルのスコアリング)において、8段階評価の上から2番目となるスコア「A-」を取得しました。これは、Scope3排出量の開示対象カテゴリー拡大(資本財、Scope1・2以外の燃料・エネルギー関連活動、廃棄物、出張、通勤)や、サステナビリティ投融資方針の開示、GHG排出量について第三者(株式会社サステナビリティスタンダードパートナーズ)による保証を取得したことなどが評価されたものです。今後は、2026年度におけるCDPスコア「A」取得に向け、脱炭素に関する移行計画の策定や、Scope3(投融資)に係る排出量削減目標の設定などの課題に対応してまいります。引き続き、TCFD提言への対応及び重要課題の解決に資する施策を推進し、サステナビリティ経営の実現に向けた取組みを一層加速してまいります。 (戦略Ⅱ 人的資本経営)当社では地域のDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)浸透及び女性活躍促進に向けて、2023年11月より県内企業を対象とした女性活躍推進カレッジ「フェミエール」を実施しています。2025年度においては、沖縄県内11社(当社含む)より幹部候補の女性職員34名が参加し、マインドセットやマネジメント、キャリアプランについての講義や意見交換を行ったほか、全5回の講義を通じて受講者同士のネットワークを深めました。また2025年2月には職員向け株式交付制度(以下、ESOP信託といいます。)の導入を決定しました。ESOP信託は対象となる職員の職位と業績に連動して当社の株式を交付するものです。当社グループにおける職員のエンゲージメントを高め、企業価値の持続的な向上を図るインセンティブを付与することを目的として、本制度を導入することといたしました。本制度により、当社グループ従業員が経済的な効果を株主の皆さまと共有し、オーナーシップに満ちた企業文化を醸成することで、当社グループ企業価値の持続的な向上を図ってまいります。 (戦略Ⅲ 成長基盤の構築)当社グループではグループ各社それぞれが収益力強化・企業価値向上を図るため以下のような取組みを行ってまいりました。<沖縄銀行>法人向けの営業力強化を目的に、2024年4月より全12エリアにて、法人営業担当者をエリアごとに集約するエリア分室制度をスタートしました。2025年度には配置転換や人財育成、営業推進目標の統一等を行い、エリア分室による営業効率の向上を図ってまいりました。また、個人向け営業においては、2024年10月には営業推進部内にローン統括グループを新設し、アプリ内完結型ローンによる非対面チャネルの拡充や、ハウスメーカー等とのリレーション強化による住宅ローン案件獲得増強を図ってまいりました。また、内部事務の業務フロー見直しや、住宅ローン保証を担う関連会社・おきぎん保証による保証審査の効率化により、審査スピードの向上に取り組んできました。今後は審査システムの更改により、過去の審査・貸出実績データを活用した審査プロセスの構築を検討してまいります。 <おきぎんリース>プロジェクトリースへの参画等により収益源の強化に取り組みました。また、バックオフィス部門から営業部門への人員配置転換、沖縄銀行との顧客トスアップ等の連携強化により、営業力の強化を図っております。 <おきぎんジェーシービー>観光関連事業者や大口取引が見込まれる事業者を中心に加盟店営業を強化し、加盟店手数料収入の拡大を図っております。あわせて、高い決済金額が期待できるプレミアムカードや法人カードの推進を強化することで、利用手数料の増強に取り組んでまいりました。 <おきぎん証券>営業員の顧客接触状況等を可視化し、営業活動に対する適切なフィードバックが可能となる体制を構築しました。また、信託報酬の増強を目的に、新規口座の獲得推進や法人取引の拡充を通じて、預かり資産残高の増強に取り組んできました。 <おきぎんシステムソリューションズ>グループ外からの収益増強に向け、部門別収益管理や採算重視の案件採用により、営業の効率化を図ってまいりました。また、職員のリスキリングにより開発部門への配置転換、人財育成の体系構築など、収益性向上に向けた体制整備も進めてまいりました。 本中期経営計画の2年目計画としてこのような取組みを実施した結果、当連結会計年度の業績は、次のとおりとなりました。 2026年度(目標値)2025年度実績連結経常収益800億円704億円連結当期純利益120億円112億円連結当期純利益ROE6.70%程度6.61%連結自己資本比率11%程度11.36% ※ 連結当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益※ 連結当期純利益ROEは株主資本ベース [連結 (損益の概要)] 2025年3月期(百万円)2026年3月期(百万円)増減(百万円)連結業務粗利益34,79440,2585,464 資金利益31,49837,8006,301 信託報酬37380 役務取引等利益4,3405,3631,022 その他業務利益△1,083△2,944△1,861営業経費24,61125,430819貸倒償却引当費用2,4621,461△1,000 一般貸倒引当金繰入額△163△298△135 個別貸倒引当金繰入額2,2541,435△819 貸出金償却371325△46株式等関係損益2,4102,42413その他3559△346経常利益10,48615,7995,312特別損益1,253316△937税金等調整前当期純利益11,74016,1154,375法人税等合計3,7994,8131,014当期純利益7,94111,3023,361非支配株主に帰属する当期純利益-99親会社株主に帰属する当期純利益7,94111,2923,351 (注) 連結業務粗利益=資金利益+金銭の信託運用見合費用[金銭の信託に係る資金調達費用]+信託報酬+役務取引等利益+その他業務利益 ② 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループにおける貸出金や支払承諾などの債権残高は多額であり、経営成績等に及ぼす影響が大きいため、連結財務諸表作成に際して用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、貸倒引当金については重要なものと判断しております。当社グループでは、適正な償却・引当を実施するために、予め規定した資産の自己査定基準に基づき、営業関連部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しております。貸倒引当金は、当該資産査定による債務者の区分に、予め定めている償却・引当基準を適用し、次のとおり計上しております。破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下、「破綻先」という。)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(以下、「実質破綻先」という。)に係る債権については、以下のなお書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しております。また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(以下、「破綻懸念先」という。)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額に対して今後の予想損失額を見込んで計上しております。破綻懸念先の予想損失額は、損失見込期間(3年間)を算定期間とし、過去の一定期間の貸倒実績を基礎とした貸倒実績率の平均値に基づき損失率を求め、将来見込みに応じてより実態を反映する算定期間とする等必要な修正を加えて算定しております。上記以外の債権については、貸出条件に問題のある債務者、履行状況に問題のある債務者、業況が低調ないし不安定な債務者又は財務内容に問題がある債務者など今後の管理に注意を要する債務者(以下、「要注意先」という。)のうち、当該債務者の債権の全部又は一部が要管理債権である債務者(以下、「要管理先」という。)に対する債権については今後3年間の予想損失額を、また、要管理先以外の要注意先及び業況が良好であり、かつ財務内容にも特段の問題がないと認められる債務者(以下、「正常先」という。)に対する債権については今後1年間の予想損失額を見込んで計上しており、予想損失額は、3算定期間の貸倒実績を基礎とした貸倒実績率の過去の一定期間における平均値に基づき損失率を求め、これに将来見込み等必要な修正を加えて算定しております。なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保の評価額及び保証による回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額として債権額から直接減額しております。当社グループは、貸倒引当金の算出に係る見積り及び仮定に対し、財務諸表等作成時における入手可能な情報に基づき合理的に計上していると判断しておりますが、当該見積り及び仮定には不確実性が含まれているため、予測不能な経済情勢の変化や前提条件の変化等により、当社グループにおける将来の貸倒引当金が増減する可能性があります。また、当該見積り及び仮定の詳細については、「注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報キャッシュ・フローの状況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」における記載のとおりであります。成長分野への投資・新規事業への参入をはじめ、設備投資や株主還元等の支出については、自己資金での対応を基本としております。なお、貸出金や有価証券での運用については、顧客からの預金にて大部分を調達するとともに、主な資金運用手段である貸出金に関しては、資金需要に積極的かつ適切に対応し、有価証券運用に関しては、金融市場動向を睨みながら資金の効率的運用に努める方針です。 (3) 国内・国際業務部門別収支当連結会計年度の資金運用収支は378億円、信託報酬は0億円、役務取引等収支は53億円、その他業務収支は△29億円となりました。 種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度(59)30,557(△59)1,83189031,498当連結会計年度(274)36,539(△274)2,8611,60037,800うち資金運用収益前連結会計年度(59)32,885(-)2,01998133,864当連結会計年度(274)42,259(-)3,1871,75743,415うち資金調達費用前連結会計年度(-)2,328(59)188912,365当連結会計年度(-)5,719(274)3251565,615信託報酬前連結会計年度37--37当連結会計年度38--38役務取引等収支前連結会計年度4,8551076224,340当連結会計年度5,8991016375,363うち役務取引等収益前連結会計年度8,0921451,1267,111当連結会計年度9,2811361,2598,158うち役務取引等費用前連結会計年度3,236375032,771当連結会計年度3,382356222,795その他業務収支前連結会計年度3,558△1,3043,337△1,083当連結会計年度1,934△1,4763,402△2,944うちその他業務収益前連結会計年度18,309-3,88514,423当連結会計年度19,570-4,09915,470うちその他業務費用前連結会計年度14,7511,30454815,507当連結会計年度17,6351,47669718,415 (注) 1.国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。2.資金調達費用は金銭の信託運用見合費用、前連結会計年度-百万円、当連結会計年度2百万円を控除して表示しております。3.「相殺消去額(△)」は、連結会社間の資金貸借取引等について相殺消去した金額を記載しております。4.( )内は国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息(内書き)であり、合計には含めておりません。 (4) 国内・国際業務部門の資金運用/調達の状況当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は2兆8,444億円、利息は434億円、利回りは1.52%となり、資金調達勘定の平均残高は2兆7,583億円、利息は56億円、利回りは0.20%となりました。 ① 国内業務部門種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度(76,142)2,991,643(59)32,8851.09当連結会計年度(133,681)3,015,152(274)42,2591.40うち貸出金前連結会計年度1,868,66126,4431.41当連結会計年度1,956,62632,6281.66うち商品有価証券前連結会計年度0--当連結会計年度0--うち有価証券前連結会計年度665,8285,5830.83当連結会計年度666,5557,9821.19うちコールローン及び買入手形前連結会計年度10,726180.17当連結会計年度3,191200.64うち預け金前連結会計年度368,4057470.20当連結会計年度252,9481,3150.52資金調達勘定前連結会計年度(-)2,798,030(-)2,3280.08当連結会計年度(-)2,786,784(-)5,7190.20うち預金前連結会計年度2,685,3761,6860.06当連結会計年度2,673,9725,0740.18うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度2700.27当連結会計年度27320.74うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度---当連結会計年度---うち借用金前連結会計年度103,2581870.18当連結会計年度105,6712970.28 (注) 1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、株式会社沖縄銀行以外の連結子会社は、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。2.( )内は国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高(内書き)及び利息(内書き)であります。3.資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高、前連結会計年度-百万円、当連結会計年度1,504百万円及び利息、前連結会計年度-百万円、当連結会計年度2百万円を、それぞれ控除しております。4.平均残高及び利息は、相殺消去前の額であります。 ② 国際業務部門種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度(-)80,613(-)2,0192.50当連結会計年度(-)137,396(-)3,1872.32うち貸出金前連結会計年度---当連結会計年度---うち商品有価証券前連結会計年度---当連結会計年度---うち有価証券前連結会計年度61,3491,8262.97当連結会計年度126,4923,0632.42うちコールローン及び買入手形前連結会計年度---当連結会計年度---うち預け金前連結会計年度26100.00当連結会計年度29400.00資金調達勘定前連結会計年度(76,142)81,684(59)1880.23当連結会計年度(133,681)137,911(274)3250.23うち預金前連結会計年度3,966411.04当連結会計年度4,207370.89うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度---当連結会計年度---うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度1,557875.62当連結会計年度---うち借用金前連結会計年度---当連結会計年度--- (注) 1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、株式会社沖縄銀行以外の連結子会社は、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。2.( )内は国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高(内書き)及び利息(内書き)であります。3.平均残高及び利息は、相殺消去前の額であります。 ③ 合計種類期別平均残高(百万円)利息(百万円)利回り(%)小計相殺消去額(△)合計小計相殺消去額(△)合計資金運用勘定前連結会計年度2,996,114174,1702,821,94334,84698133,8641.20当連結会計年度3,018,867174,4032,844,46345,1721,75743,4151.52うち貸出金前連結会計年度1,868,66114,8851,853,77526,443△52226,9661.45当連結会計年度1,956,62615,0901,941,53532,628△47933,1071.70うち商品有価証券前連結会計年度0-0----当連結会計年度0-0----うち有価証券前連結会計年度727,178142,961584,2177,4091,5005,9091.01当連結会計年度793,048143,041650,00611,0452,2228,8231.35うちコールローン及び買入手形前連結会計年度10,726-10,72618-180.17当連結会計年度3,191-3,19120-200.64うち預け金前連結会計年度368,66616,323352,34374747430.21当連結会計年度253,24216,271236,9701,316141,3010.54資金調達勘定前連結会計年度2,803,57232,7812,770,7902,457912,3650.08当連結会計年度2,791,01432,6322,758,3825,7711565,6150.20うち預金前連結会計年度2,689,34317,5682,671,7751,72741,7230.06当連結会計年度2,678,17917,1692,661,0095,112145,0970.19うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度27-270-00.27当連結会計年度273-2732-20.74うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度1,557-1,55787-875.62当連結会計年度-------うち借用金前連結会計年度103,25815,08888,170187841020.11当連結会計年度105,67115,34690,3242971381580.17 (注) 1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、株式会社沖縄銀行以外の連結子会社は、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。2.資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高、前連結会計年度-百万円、当連結会計年度1,504百万円及び利息、前連結会計年度-百万円、当連結会計年度2百万円を、それぞれ控除して表示しております。3.「相殺消去額(△)」は、連結会社間の取引及びその他連結上の調整であります。 (5) 国内・国際業務部門別役務取引の状況当連結会計年度の役務取引等収益は81億円、役務取引等費用は27億円となりました。 種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度8,0921451,1267,111当連結会計年度9,2811361,2598,158うち預金・貸出業務前連結会計年度1,486-01,485当連結会計年度1,655-01,654うち為替業務前連結会計年度1,610142191,733当連結会計年度1,71013471,837うち証券関連業務前連結会計年度1,343-471,296当連結会計年度2,132-872,045うち代理業務前連結会計年度2,012-691,943当連結会計年度1,967-771,890うち保護預り・貸金庫業務前連結会計年度22-022当連結会計年度21-021うち保証業務前連結会計年度1,023398937当連結会計年度1,04221,00341役務取引等費用前連結会計年度3,236375032,771当連結会計年度3,382356222,795うち為替業務前連結会計年度21237-249当連結会計年度22035-255 (注) 「相殺消去額(△)」は、連結会社間の役務取引であります。 (6) 国内・国際業務部門別預金残高の状況○ 預金の種類別残高(末残) 種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度2,703,0214,07320,5202,686,573当連結会計年度2,650,3214,44615,8052,638,962うち流動性預金前連結会計年度2,095,991-12,2452,083,745当連結会計年度2,080,440-7,6922,072,747うち定期性預金前連結会計年度585,117-8,160576,957当連結会計年度547,135-8,080539,055うちその他前連結会計年度21,9114,07311425,870当連結会計年度22,7454,4463327,159 (注) 1.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金2.定期性預金=定期預金3.「相殺消去額(△)」は、連結会社間の預金取引であります。 (7) 国内・海外別貸出金残高の状況① 業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内(除く特別国際金融取引勘定分)1,944,196100.002,011,117100.00製造業49,5452.5555,2222.75農業,林業2,9600.153,0050.15漁業8400.048040.04鉱業,採石業,砂利採取業1,6170.082,3200.11建設業80,3954.1480,1763.99電気・ガス・熱供給・水道業16,7970.8620,0731.00情報通信業13,9920.7211,1090.55運輸業,郵便業15,2590.7921,5681.07卸売業,小売業107,1525.51113,8815.66金融業,保険業65,0173.3473,9253.68不動産業,物品賃貸業569,45729.29593,09129.49各種サービス業223,66811.51226,20011.25地方公共団体157,3588.09143,8837.15その他640,13232.93665,85533.11 (注) 1.「国内」とは当社及び連結子会社であります。2.海外及び特別国際金融取引勘定分については、該当ありません。 ② 外国政府等向け債権残高(国別)「外国政府等」とは、外国政府、中央銀行、政府関係機関又は国営企業及びこれらの所在する国の民間企業等であり、日本公認会計士協会銀行等監査特別委員会報告第4号に規定する特定海外債権引当勘定を計上している国の外国政府等の債権残高を掲げることとしておりますが、前連結会計年度及び当連結会計年度の外国政府等向け債権残高はありません。 (8) 国内・国際業務部門別有価証券の状況○ 有価証券残高(末残) 種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度108,746--108,746当連結会計年度111,753--111,753地方債前連結会計年度146,589--146,589当連結会計年度133,891--133,891社債前連結会計年度160,397--160,397当連結会計年度93,711--93,711株式前連結会計年度165,335-142,96122,374当連結会計年度174,227-143,08131,146その他の証券前連結会計年度67,67482,715-150,389当連結会計年度101,530158,068-259,598合計前連結会計年度648,74382,715142,961588,497当連結会計年度615,113158,068143,081630,100 (注) 1.国際業務部門の「その他の証券」は、外国債券(円建外債含む)及び外国株式であります。2.「相殺消去額(△)」は、連結会社間の資本連結等に伴い相殺消去した金額を記載しております。 (9)「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況連結会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は、株式会社沖縄銀行1社です。 ① 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表/連結) 資産科目前連結会計年度(2025年3月31日)当連結会計年度(2026年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)貸出金1,36514.901,24115.52その他債権00.0000.00銀行勘定貸7,79885.106,75884.48合計9,163100.007,999100.00 負債科目前連結会計年度(2025年3月31日)当連結会計年度(2026年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)金銭信託9,163100.007,999100.00合計9,163100.007,999100.00 ② 貸出金残高の状況(業種別貸出状況)(末残・構成比) 業種別前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)製造業----農業,林業----漁業----鉱業,採石業,砂利採取業----建設業----電気・ガス・熱供給・水道業----情報通信業----運輸業,郵便業----卸売業,小売業554.06524.26金融業,保険業----不動産業,物品賃貸業19714.4817714.27各種サービス業1,08079.1898479.34地方公共団体----その他312.28262.13合計1,365100.001,241100.00 ③ 元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残) 科目前連結会計年度当連結会計年度金銭信託(百万円)金銭信託(百万円)貸出金1,3651,241その他7,7986,758資産計9,1637,999元本9,1367,965債権償却準備金00その他2633負債計9,1637,999 (注) リスク管理債権の状況前連結会計年度末債権1,365百万円のうち、破産更生債権及びこれらに準ずる債権、危険債権、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権は該当金額なしであります。当連結会計年度末債権1,241百万円のうち、破産更生債権及びこれらに準ずる債権、危険債権、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権は該当金額なしであります。 (資産の査定) (参考)資産の査定は、貸出金等の各勘定について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 2.危険債権危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 3.要管理債権要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 4.正常債権正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額債権の区分2025年3月31日2026年3月31日金額(億円)金額(億円)破産更生債権及びこれらに準ずる債権--危険債権--要管理債権--正常債権1312 (自己資本比率の状況) (参考)自己資本比率は、銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第20号)に定められた算式に基づき、連結ベースについて算出しております。なお、当社は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては標準的計測手法を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準)(単位:億円、%) 2025年3月31日2026年3月31日1.連結自己資本比率(2/3)11.3511.362.連結における自己資本の額1,6681,7403.リスク・アセットの額14,69515,3194.連結総所要自己資本額587612 (資産の査定) (参考)資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、株式会社沖縄銀行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 2.危険債権危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 3.要管理債権要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 4.正常債権正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 沖縄銀行(単体)の資産の査定の額債権の区分2025年3月31日2026年3月31日金額(億円)金額(億円)破産更生債権及びこれらに準ずる債権128152危険債権8874要管理債権7345正常債権19,34220,069 (生産、受注及び販売の状況) 「生産、受注及び販売の状況」は、銀行持株会社における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。
事業リスク
- 信用リスクの変動経済環境の悪化や取引先の経営状況の悪化により、貸し出したお金が返済されなくなる(不良債権化する)リスクがあります。これにより、資産の価値が減少し、最終的に会社の業績や財務状況、自己資本に大きな悪影響を及ぼす可能性があります。
- 市場リスクの影響金利の変動(金利リスク)や株式・債券などの価格変動(価格変動リスク)、為替レートの変動(為替リスク)により、保有する資産の価値が変動し、損失が発生する可能性があります。特に、預金と貸出金の金利差や、有価証券投資の成果が収益に大きく影響するため、市場の動向は重要なリスク要因です。
- システム・事務リスクコンピュータシステムの故障や誤作動、または役職員による事務処理のミスや不正行為が発生した場合、顧客へのサービス提供に支障が生じたり、損失が発生したりする可能性があります。また、外部からの不正アクセスによる情報漏洩も、会社の信用失墜や損害賠償につながる重大なリスクです。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、当社グループは、これらのリスク管理が経営の最重要課題の一つであることを認識し、管理態勢の充実・強化に努め、安定的な収益の確保と健全な経営基盤の確立を図ってまいります。本項につきましては将来に関する事項が含まれておりますが、当該リスク情報は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (重要なリスクへの対応)当社グループは金融をコアとする総合サービスグループとして、地域の持続的発展を支える金融仲介機能を担っており、貸出金を中心とした信用リスクをその影響度から最も重要性のあるリスクと認識しております。また、当社グループは預金や借入金等で調達した資金を、貸出金や債券・株式等で運用することで得られる収入を主たる収益源としていることから、金利変動や株価変動などの市場リスクを負っております。当社グループではこれらのリスクを財政状態・経営成績等に影響を与える重要なリスクと認識しております。上記認識のもと当社グループでは、自己査定などを通して取引先の実態把握に努め、統計的手法であるVaR(バリュー・アット・リスク)を用いて、ある確率(信頼区間99%)のもと一定期間(例えば1年間)に被る可能性のある最大損失額(リスク量)を見積り・把握しております。 (1) 信用リスク当社グループは、資産の健全性の維持・向上を図るため、不良債権の圧縮に継続して取組んでおります。しかし、今後の経済環境、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフバランス資産を含む)の価値が減少ないし消滅し、損失が発生するリスクがあります。これら経済環境や与信先動向の変化の結果、当社グループの業績及び財務内容の悪化、自己資本の減少につながる可能性があります。(2) 市場リスク資産・負債の金利又は期間のミスマッチが存在する中、金利変動により損失が発生するリスク(金利リスク)があります。また、有価証券等の価格の変動に伴って資産価値が減少するリスク(価格変動リスク)があります。さらに外貨建資産・負債において、為替レートが変動することにより損失が発生するリスク(為替リスク)があります。これらリスクの発生により、業績及び財務内容の悪化、自己資本の減少につながる可能性があります。(3) 流動性リスク財務内容の悪化等により必要な資金が確保できなくなること、又は通常よりも著しく高い金利での調達を余儀なくされるなど、資金繰りが困難になることにより損失が発生するリスク(資金繰りリスク)があります。また、市場の混乱等により取引ができなくなること、又は通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされるなど、市場流動性の枯渇により損失が発生するリスク(市場流動性リスク)があります。(4) 事務リスク当社グループは、銀行業務を中心に、幅広い金融サービスを提供しておりますが、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等により損失の発生につながる、又は信用が失墜する可能性があります。(5) システムリスク当社グループでは、金融サービスの提供における情報システムの重要性を鑑み、システム障害やサイバー攻撃等による業務への影響を最小限に抑えるため、バックアップ体制の構築、業務継続計画の整備、クラウドサービスの活用など対策を講じています。しかしながら、予期せぬシステム障害や誤作動など、システムの不備に伴い損失の発生に繋がる可能性があります。(6) サイバーセキュリティに関するリスク近年のサイバー攻撃の高度化・巧妙化に伴い、当社グループはサイバー攻撃を経営上のトップリスクとして認識し、お客さまが安心してサービスをご利用いただくためにサイバーセキュリティ管理態勢の強化に努めております。これらの態勢強化にもかかわらず、重大なインシデントが発生した場合、当社グループの業務運営への影響に留まらず、お客さまへ多大な影響を及ぼす可能性があります。 (7) 風評リスク風評の発生や、当社グループに関する誤った情報が伝えられること等により、当社グループの業績や財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。(8) 法務リスク各種取引において法令等違反や不適切な契約等により、損失の発生につながる、又は信用が失墜する可能性があります。(9) コンダクト・リスク法令や社会規範に反する行為、または法令として整備されていないが社会規範に悖る不適切な行為等により、顧客保護、市場の健全性・公正な競争、公共の利益及び当社グループのステークホルダーに悪影響を及ぼす可能性があります。(10) 情報漏洩リスク「個人情報保護法」並びに「行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」により、個人情報の取扱いが厳格化され、罰則規定が設けられています。当社グループでは、顧客に関するデータの漏洩、不正使用や悪用等がないよう最大限の努力をしているものの、今後においてそのような事態が生じた場合には、当社グループが、顧客の信用を失うほか、顧客の経済的・精神的損害に対する賠償等、業績に直接的な影響を与える可能性があります。(11) マネー・ローンダリング及びテロ資金供与・拡散金融、その他金融犯罪防止に関するリスク当社グループは傘下の銀行を中心としてマネー・ローンダリング及びテロ資金供与・拡散金融、その他金融犯罪防止に係る態勢の強化に努めておりますが、当社グループが想定の範囲を超える金融犯罪等に利用された場合、業務の停止、及び不測の損失等が発生するとともに、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。(12) 人的リスク当社グループでは、労働関連法令に基づき適切な労務管理を行っておりますが、人事運営上の不公平・不公正(報酬、手当、解雇等の問題)、差別的行為(セクシャルハラスメント・パワーハラスメント等)等の問題等に起因して損失が発生した場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。(13) 有形資産リスク当社グループが所有又は賃貸中の土地、建物及び車両等の有形資産について、自然災害、犯罪行為、資産管理上の瑕疵等がある場合には、毀損、滅失、あるいは劣化することにより業務の運営に支障をきたす可能性があります。また、固定資産の減損会計適用に伴い、評価額が低下した場合等には損失が発生する可能性があります。これらの有形資産に係るリスクが顕在化した場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。(14) その他のリスク① 感染症の流行にかかるリスク新型コロナウイルスや新型インフルエンザ等、感染症の流行によって、当社グループ役職員の感染者が増加する等により、業務継続に支障をきたす可能性があります。また、感染症の影響が経済・市場全体に波及し、当社グループの信用リスク、市場リスク、流動性リスクが増加する、あるいは当該リスクが顕在化することにより当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。② 持株会社のリスク持株会社である当社は、その収入の大部分を当社が直接保有している銀行子会社から受領する配当金及び経営指導料に依存しております。一定の状況下では、様々な規制上または契約上の制限等により、当該銀行子会社が当社に支払う配当金等が制限される可能性があります。また、銀行子会社が十分な利益を計上することができず、当社に対して配当等を支払えない状況が生じた場合、当社株主に対し配当を支払えなくなる可能性があります。