事業の概要
- 機械部品の販売(動伝事業)椿本興業グループは、機械の動きを伝えるための部品(動伝部品)を販売しています。これは、工場などで使われる機械の心臓部とも言える部分で、様々な産業の設備投資の動向に売上が大きく左右される傾向があります。安定した産業基盤を支える重要な事業です。
- 搬送設備等の販売(設備装置事業)工場内の自動化や省力化、環境対応に貢献する搬送設備や関連サービスを提供しています。例えば、生産ラインでの製品の移動や、倉庫での自動仕分けシステムなどがこれにあたります。顧客のニーズに合わせたオーダーメイドの提案力が強みです。
- 不織布・加工品の販売(産業資材事業)様々な用途に使われる不織布(織らずに繊維を結合させたシート状の素材)やその加工品、製造機械を販売しています。衛生用品、建材、自動車部品など幅広い分野で活用されており、新しい素材や技術の需要を取り込むことで成長を目指しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 東日本本部東日本エリアにおける事業活動を統括するセグメントです。売上高446.27億円、営業利益32.27億円と、グループ内で最も大きな売上と利益を上げています。主に機械部品(動伝事業)や搬送設備(設備装置事業)の販売を通じて、地域の産業発展に貢献しています。
- 西日本本部西日本エリアにおける事業活動を統括するセグメントです。売上高445.62億円、営業利益29.52億円と、東日本本部に次ぐ規模で、グループの主要な収益源の一つです。こちらも主に機械部品や搬送設備を中心に、西日本の顧客ニーズに対応しています。
- 開発戦略本部海外エリア全体を対象とした戦略事業セグメントです。売上高172.33億円、営業利益5.47億円。産業資材事業や新商品開発部門を含み、東南アジアを中心とした海外市場での事業拡大と、新しい技術や商品の開発・導入を推進しています。グループの将来の成長を担う重要な役割を担っています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| EasternJapanHeadquarters | 地域 | 446 | 32 | 7.2% |
| WesternJapanHeadquarters | 地域 | 446 | 30 | 6.6% |
| CentralJapanHeadquartersReportableSegment | 地域 | 179 | 11 | 6.3% |
| StategicBusinessDevelopmentCenter | 地域 | 172 | 5 | 3.2% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3 【事業の内容】当企業グループは、当社及び子会社19社で構成され、その主な事業内容と、各社の当企業グループの事業に係る位置付け及び報告セグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、下記の事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に掲げるセグメントの関連情報「1 製品及びサービスごとの情報」として記載しているものと同一であります。 当社は、機械部品の販売(動伝事業)、搬送設備等の自動化・省力化・環境対応化商品やその付帯サービスの販売(設備装置事業)、各種不織布及びその加工品や製造機械の販売(産業資材事業)を主な事業としております。一方、報告セグメントは、当企業グループの営業拠点所在地を中心とした販売エリアで区分しており、販売エリアを国内3エリア(地区)に区分し、東・西・中日本本部セグメントとして管理をしております。さらに、海外エリア全体については開発戦略事業と位置付け、産業資材事業及び新商品開発部門を加えた包括的な戦略事業として開発戦略本部セグメントとしております。 各子会社の主たるセグメントに係る位置付けは下記の通りであり、該当箇所に〇印を付しております。 事業区分報告セグメント会社名動伝事業設備装置事業産業資材事業東日本本部西日本本部中日本本部開発戦略本部(連結子会社) ツバコー北日本㈱〇 〇 ツバコー北陸販売㈱〇 〇 ツバコー北関東㈱〇 〇 ツバコー西関東㈱〇 〇 ツバコー東関東㈱〇 〇 ㈱ツバコー・ケー・アイ〇 〇 ツバコー東海㈱〇 〇 ㈱ツバコー・エス・ケー〇 〇 ツバコー関西㈱〇 〇 ツバコー四国㈱〇 〇 ツバコー・ウエスト㈱〇 〇 ツバコー九州㈱〇 〇 TSUBACO SINGAPORE PTE.LTD.〇〇 〇TSUBACO KTE CO.,LTD.〇〇 〇上海椿本商貿有限公司〇〇〇 〇(非連結子会社) TSUBACO(HONG KONG)CO.,LTD.〇 〇TSUBACO KOREA CO.,LTD.〇 〇PT.TSUBACO INDONESIA〇〇 〇TSUBACO VIETNAM CO.,LTD.〇 〇 <事業系統図>事業の系統図は次のとおりであります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 中程度 顧客価値を高める新商品開発、エンジニアリング力を生かしたトータル提案 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 顧客価値を高める新商品の開発、エンジニアリング力を生かしたトータルな設備導入提案 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 低い(分散) |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | シクリカル |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 中程度 |
会社が挙げる主要リスク:設備投資需要の変動 / 競合の激化 / 人材の確保
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 6 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
椿本興業は特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという明確な証拠は見当たらない。事業は主に工業用機械部品の卸売であり、無形資産による競争優位性は限定的と考えられる。
スイッチングコスト★★☆☆☆
顧客は特定の産業機械部品サプライヤーに依存する傾向がある。長年の取引関係や、特定の機器に適合する部品の調達において、サプライヤー変更には一定の手間やリスクが伴う可能性がある。しかし、代替サプライヤーも存在し、スイッチングコストは中程度と推測される。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
椿本興業の事業モデルは、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接高めるネットワーク効果を生み出すタイプではない。部品の供給と需要のマッチングが中心であり、ネットワーク効果は期待できない。
コスト優位★☆☆☆☆
卸売業として、一定の仕入れ交渉力や物流効率化によるコスト管理は行っていると考えられる。しかし、製造業ではないため、構造的な製造コスト優位性はなく、競合他社との価格競争力は限定的である可能性が高い。
規模の経済★★★☆☆
工業用機械部品の卸売市場において、椿本興業は長年の実績と広範なサプライヤー・顧客ネットワークを持つ。一定の市場シェアを確保しており、規模の経済による効率的な事業運営が可能である。しかし、市場全体が巨大であるため、絶対的な寡占状態ではない。
- 広範な販売ネットワーク国内では東・西・中日本の3つの本部、海外では東南アジアを中心に多数の子会社を展開し、広範な販売ネットワークを構築しています。これにより、多様な顧客ニーズに対応し、地域に密着したサービスを提供できる点が強みです。
- エンジニアリング力単に商品を販売するだけでなく、顧客の課題解決に向けたトータルな設備導入提案を行うエンジニアリング力を有しています。これにより、高付加価値な商品販売を実現し、競合との差別化を図っています。顧客の生産性向上に貢献することで、長期的な信頼関係を築いています。
- 多様な事業ポートフォリオ機械部品、搬送設備、産業資材と異なる事業分野を持つことで、特定の市場変動リスクを分散しています。例えば、設備投資需要の変動があった場合でも、他の事業でカバーできる可能性があります。これにより、安定した収益基盤を構築しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
- 企業価値最大化と社会貢献社是「吾々は社業を通じて社会に貢献することをモットーとする。」に基づき、事業活動の効率化、財務体質の強化、キャッシュ・フロー重視を推進しています。同時に、気候変動を含むサステナビリティ課題への対応を優先し、企業価値の最大化と社会的使命の達成を目指しています。
- 「ATOM2025」中期経営計画2023年度から2025年度までの3カ年を対象とした中期経営計画『ATOM2025』を策定しています。スローガン「Advanced Technology for Optimum Machinery」のもと、最先端技術で最適な機械を提供することを目指し、経常利益53億円、ROE10%の達成を財務目標としています。
- 重点施策とDX推進物流、環境、自動車、健康、食品、交通インフラ、先端技術・素材関連などの重点業界の深耕、半導体生産設備、ロボティクス、EV、ヘルスケアなどの新分野へのアプローチ強化を図ります。また、メーカーとの協働による高付加価値商品の開発・販売拡大、脱炭素社会における事業機会の探索、人的資本への投資、DX推進を通じて、持続的な成長と社会課題解決を目指します。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当企業グループが判断したものであります。 (1)経営方針、経営戦略等当企業グループは、社是に加え、経営理念・経営戦略として事業活動の効率化、財務体質の強化及びキャッシュ・フロー重視の事業活動を推進しております。一方でこれらの事業活動の持続的な成長を維持するために、中長期的な課題である気候変動を含むサステナビリティ課題について、優先順位を上げて対応しております。具体的には、企業価値の最大化を目指すために、また、広く社会的使命を果たすために社是に加え、社是に基づいたミッション・ステートメントを策定し、これらを行動計画の基礎としながら日々実践しております。 (社是)「吾々は社業を通じて社会に貢献することをモットーとする。 吾々はその繁栄を、常に怠りなき商品の開発と、たゆみなき販路の開拓によって達成させる。」 (ミッション・ステートメント)「Our Mission(社会に果たすべき使命)」私達は、長年機械と技術の総合商社として培った技術力を活かし、最適商品のマネジメントにより、産業界の顧客に新たな価値を提供します。 「Our Vision(実現したい内容)」私達は、機械と技術の総合商社として、産業界の未来価値創造企業を目指します。“Advanced Technology for Optimum Machinery”「ATOM」 「Our Concept(達成の為の基本的考え方)」①私達は、社会に対する公正さを堅持し、地球環境の保全等社会の要請への積極的な対応により、企業の社会的責任を全うします。②私達は、顧客への最適商品の供給を通じて、産業界の発展に寄与し、社会に貢献します。③私達は、常に世界のトレンドと市場のニーズに目を向けて、先端技術商品を取り込み、新市場の開拓を行い、顧客とメーカーの信頼に応えます。④私達は、情報力、技術力、提案力を常に錬磨し、結集して、価値を創造し、企業価値を高めて株主の負託に応えます。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当企業グループは、経営指標として、受注高・売上高の前期比成長率、各利益の前期比成長率、総資産経常利益率、売上高経常利益率、自己資本利益率(ROE)などを採用しております。これらの指標は業績拡大の目安であり、基本的に前期に比べ増加しているかどうかをもって会社成長の目安としております。特に利益額については、簡単にかつ正確に計測でき、株主をはじめとしたステークホルダーへの還元や社会貢献の原資でもある重要なものと考えております。また、連結ROEの目標は2028年度に12%以上となることとしており、これにより、株主資本コスト以上の水準が確保できると考え、毎期達成努力しております。これらを重要な指標として認識し、今後も事業の効率化や販売促進策等の推進により目標の達成に努めてまいります。(単位:百万円) 前連結会計年度当連結会計年度前期比(%)受注高128,935130,093100.9売上高124,323131,032105.4営業利益6,0216,513108.2経常利益6,5137,094108.9親会社株主に帰属する当期純利益4,6915,023107.1 自己資本利益率(ROE)(%)11.210.7 売上高経常利益率(%)5.25.4 総資産経常利益率(%)6.77.1 (3)中期経営計画方針当企業グループは、業績の向上や企業体質の強化に加え、持続可能な社会の実現へ寄与することを目指し、2026年度から2028年度までの3カ年を対象とする新たな中期経営計画『ATOM2028』を策定いたしました。 ①基本方針中期経営計画である2026年度(2027年3月期)から3年の基本方針として、「強靭な収益基盤の構築と財務戦略の高度化」を掲げました。競争優位性を生み出す強みをさらに磨き上げ、企業価値向上を実現いたします。 ②基本戦略1.事業領域の価値向上・牽引領域、発展領域双方における商品力拡充と、保全・メンテナンスを含む総合ソリューションの強化により、持続的な成長を図ってまいります。・EV・先端半導体・物流自動化など投資拡大分野を中心に、既存の強みを持つ商材に加え、需要拡大が見込まれる領域の関連部品・機器・ソフトまで取り込み、提供価値の幅を拡大します。・競争優位性「エンジニアリング×ソリューション」を基に、顧客の潜在課題の具体化から導入後の運用まで一気通貫で提供し、受注の拡大と保全・メンテナンスを含む収益安定化を図ります。 2.資本構成の最適化と株主還元強化・人的資本を中心としたオーガニック投資と成長ドライバーとなるインオーガニック投資を推進してまいります。・株主還元方針としてDOE(株主資本配当率)を取り入れ、業績変動や株価による影響を最小限に抑えます。・配当性向35%またはDOE4%のいずれか高い水準を基準として決定し、累進配当を基本方針とした上で、機動的な自己株式取得を実施いたします。・資本効率の改善と収益性の向上により、最終年度には、ROE12%を達成できるようにしてまいります。 3.ESG経営の深化・人的資本・DXへの積極投資、サステナビリティ商材の拡充、サプライチェーンの強靭化などESG経営を着実に進化させ、企業価値向上と社会価値創造の両立を図ります。・『ATOM2028』人材目標に向けて、個、組織、働く基盤それぞれへの投資を加速し、当企業グループの競争優位性である「エンジニアリング×ソリューション」を進化させる人材を継続的に輩出してまいります。 ③定量目標指 標(連結)2028年度目標売上高 1,500億円営業利益75億円経常利益80億円ROE 12%以上 中期経営計画『ATOM2028』の詳細は、当社ホームページに掲載しております。https://www.tsubaki.co.jp/ja/ir/ir_news/ (4)対処すべき課題当企業グループは、2023年度から2025年度までの3カ年を対象とする中期経営計画『ATOM2025』において、持続的な企業価値向上のための経営指標としてROEを重要視し、経常利益の増加を目標として掲げてまいりました。最終年度となる2025年度は、積極的な販売子会社との連携による顧客深耕および商品開拓を推進した結果、連結売上高は前年度を上回り過去最高の結果となりました。成長投資や省人化・自動化需要の拡大、AI・ロボット関連の技術発展を追い風に、設備・インフラ需要は拡大基調にあります。一方で、地政学的・資源高・労働力不足等の外部脅威も顕在化しており、戦略分野など勝ち筋のある領域に資源を集中し、提供価値の高度化と人材・組織基盤の強化が不可欠となっております。新たな3カ年を対象とした中期経営計画『ATOM2028』の初年度となる2026年度は、このような外部環境の変化を背景とした社会課題の解決に向けて適切に取組むとともに、強靭な収益基盤の構築と財務戦略の高度化を目指し、持続的な成長を実現してまいります。 ①事業領域の価値向上当企業グループは、3つの強み(①提案人材、②ワンストップ体制、③取引基盤)の相互作用による競争優位性「エンジニアリング×ソリューション」を確立しております。顧客の潜在課題の具体化から導入後の運用まで一気通貫で提供し、受注の拡大と収益安定化を図っております。既存領域で収益基盤を確実に伸ばしつつ、外部環境の変化を捉えた新商品開発・仕入先開拓の拡大による商品力の拡充と、保全・メンテナンスまで含む総合ソリューション化を進めてまいります。成長分野を中心に、重点プロダクトラインを強化すべく、既存の商材に加え、需要拡大が見込まれる領域の関連部品・機器・ソフトまで取り込み、提供価値の幅を拡大してまいります。 ②資本構成の最適化と株主還元強化企業価値向上につながる次世代に向けた投資とステークホルダーへの還元の側面から成長投資戦略を推進してまいります。ROE12%以上の実現を見据え、人的資本の充実を中心としたオーガニック(内部成長)投資と成長ドライバーとなるインオーガニック(外部成長)投資を推進してまいります。ステークホルダーへの還元として株主還元強化に向けて、業績変動や株価による影響を最小限に抑えるべくDOEを配当方針に取り入れ、機動的な自己株式取得を実施してまいります。 ③ESG経営の深化DXへの投資、サステナビリティ商材の拡充、サプライチェーンの強靭化をはじめ人的資本への投資を推し進めることによりESG経営を着実に深化させてまいります。DXに対応した人材を含め、事業成長に資する高い専門性と技術力向上を重視した人材を、採用と育成の両面から確保していくことが重要であると考え、経験者採用や新卒の通年採用など採用方法の多角化に取組んでまいります。環境負荷低減への貢献やコーポレートガバナンスの維持向上はもとより、『ATOM2028』の人材目標である人的資本への積極投資に向けて、個、組織、働く基盤、それぞれへの投資を加速させ、価値創造を生み出す人材を持続的に輩出してまいります。 資本コストや株価を意識し、3つの基本戦略により競争優位性を生み出す強みをさらに磨き上げ、「稼ぐ力」の拡大と資本効率の向上により、企業価値の最大化を目指してまいります。加えて、経営を取り巻く外部環境の変化を踏まえ、機械と技術の総合商社として、社会に対し価値を提供すべく変革と進化を続け、産業界の未来価値創造に貢献してまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当企業グループが判断したものであります。 (1)経営方針、経営戦略等当企業グループは、社是に加え、経営理念・経営戦略として事業活動の効率化、財務体質の強化及びキャッシュ・フロー重視の事業活動を推進しております。一方でこれらの事業活動の持続的な成長を維持するために、中長期的な課題である気候変動を含むサステナビリティ課題について、優先順位を上げて対応しております。具体的には、企業価値の最大化を目指すために、また、広く社会的使命を果たすために社是に加え、社是に基づいたミッション・ステートメントを策定し、これらを行動計画の基礎としながら日々実践しております。 (社是)「吾々は社業を通じて社会に貢献することをモットーとする。 吾々はその繁栄を、常に怠りなき商品の開発と、たゆみなき販路の開拓によって達成させる。」 (ミッション・ステートメント)「Our Mission(社会に果たすべき使命)」私達は、長年機械と技術の総合商社として培った技術力を活かし、最適商品のマネジメントにより、産業界の顧客に新たな価値を提供します。 「Our Vision(実現したい内容)」私達は、機械と技術の総合商社として、産業界の未来価値創造企業を目指します。“Advanced Technology for Optimum Machinery”「ATOM」 「Our Concept(達成の為の基本的考え方)」①私達は、社会に対する公正さを堅持し、地球環境の保全等社会の要請への積極的な対応により、企業の社会的責任を全うします。②私達は、顧客への最適商品の供給を通じて、産業界の発展に寄与し、社会に貢献します。③私達は、常に世界のトレンドと市場のニーズに目を向けて、先端技術商品を取り込み、新市場の開拓を行い、顧客とメーカーの信頼に応えます。④私達は、情報力、技術力、提案力を常に錬磨し、結集して、価値を創造し、企業価値を高めて株主の負託に応えます。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当企業グループは、経営指標として、受注高・売上高の前期比成長率、各利益の前期比成長率、総資産経常利益率、売上高経常利益率、自己資本利益率(ROE)などを採用しております。これらの指標は業績拡大の目安であり、基本的に前期に比べ増加しているかどうかをもって会社成長の目安としております。特に利益額については、簡単にかつ正確に計測でき、株主をはじめとしたステークホルダーへの還元や社会貢献の原資でもある重要なものと考えております。また、連結ROEの目標は2028年度に12%以上となることとしており、これにより、株主資本コスト以上の水準が確保できると考え、毎期達成努力しております。これらを重要な指標として認識し、今後も事業の効率化や販売促進策等の推進により目標の達成に努めてまいります。(単位:百万円) 前連結会計年度当連結会計年度前期比(%)受注高128,935130,093100.9売上高124,323131,032105.4営業利益6,0216,513108.2経常利益6,5137,094108.9親会社株主に帰属する当期純利益4,6915,023107.1 自己資本利益率(ROE)(%)11.210.7 売上高経常利益率(%)5.25.4 総資産経常利益率(%)6.77.1 (3)中期経営計画方針当企業グループは、業績の向上や企業体質の強化に加え、持続可能な社会の実現へ寄与することを目指し、2026年度から2028年度までの3カ年を対象とする新たな中期経営計画『ATOM2028』を策定いたしました。 ①基本方針中期経営計画である2026年度(2027年3月期)から3年の基本方針として、「強靭な収益基盤の構築と財務戦略の高度化」を掲げました。競争優位性を生み出す強みをさらに磨き上げ、企業価値向上を実現いたします。 ②基本戦略1.事業領域の価値向上・牽引領域、発展領域双方における商品力拡充と、保全・メンテナンスを含む総合ソリューションの強化により、持続的な成長を図ってまいります。・EV・先端半導体・物流自動化など投資拡大分野を中心に、既存の強みを持つ商材に加え、需要拡大が見込まれる領域の関連部品・機器・ソフトまで取り込み、提供価値の幅を拡大します。・競争優位性「エンジニアリング×ソリューション」を基に、顧客の潜在課題の具体化から導入後の運用まで一気通貫で提供し、受注の拡大と保全・メンテナンスを含む収益安定化を図ります。 2.資本構成の最適化と株主還元強化・人的資本を中心としたオーガニック投資と成長ドライバーとなるインオーガニック投資を推進してまいります。・株主還元方針としてDOE(株主資本配当率)を取り入れ、業績変動や株価による影響を最小限に抑えます。・配当性向35%またはDOE4%のいずれか高い水準を基準として決定し、累進配当を基本方針とした上で、機動的な自己株式取得を実施いたします。・資本効率の改善と収益性の向上により、最終年度には、ROE12%を達成できるようにしてまいります。 3.ESG経営の深化・人的資本・DXへの積極投資、サステナビリティ商材の拡充、サプライチェーンの強靭化などESG経営を着実に進化させ、企業価値向上と社会価値創造の両立を図ります。・『ATOM2028』人材目標に向けて、個、組織、働く基盤それぞれへの投資を加速し、当企業グループの競争優位性である「エンジニアリング×ソリューション」を進化させる人材を継続的に輩出してまいります。 ③定量目標指 標(連結)2028年度目標売上高 1,500億円営業利益75億円経常利益80億円ROE 12%以上 中期経営計画『ATOM2028』の詳細は、当社ホームページに掲載しております。https://www.tsubaki.co.jp/ja/ir/ir_news/ (4)対処すべき課題当企業グループは、2023年度から2025年度までの3カ年を対象とする中期経営計画『ATOM2025』において、持続的な企業価値向上のための経営指標としてROEを重要視し、経常利益の増加を目標として掲げてまいりました。最終年度となる2025年度は、積極的な販売子会社との連携による顧客深耕および商品開拓を推進した結果、連結売上高は前年度を上回り過去最高の結果となりました。成長投資や省人化・自動化需要の拡大、AI・ロボット関連の技術発展を追い風に、設備・インフラ需要は拡大基調にあります。一方で、地政学的・資源高・労働力不足等の外部脅威も顕在化しており、戦略分野など勝ち筋のある領域に資源を集中し、提供価値の高度化と人材・組織基盤の強化が不可欠となっております。新たな3カ年を対象とした中期経営計画『ATOM2028』の初年度となる2026年度は、このような外部環境の変化を背景とした社会課題の解決に向けて適切に取組むとともに、強靭な収益基盤の構築と財務戦略の高度化を目指し、持続的な成長を実現してまいります。 ①事業領域の価値向上当企業グループは、3つの強み(①提案人材、②ワンストップ体制、③取引基盤)の相互作用による競争優位性「エンジニアリング×ソリューション」を確立しております。顧客の潜在課題の具体化から導入後の運用まで一気通貫で提供し、受注の拡大と収益安定化を図っております。既存領域で収益基盤を確実に伸ばしつつ、外部環境の変化を捉えた新商品開発・仕入先開拓の拡大による商品力の拡充と、保全・メンテナンスまで含む総合ソリューション化を進めてまいります。成長分野を中心に、重点プロダクトラインを強化すべく、既存の商材に加え、需要拡大が見込まれる領域の関連部品・機器・ソフトまで取り込み、提供価値の幅を拡大してまいります。 ②資本構成の最適化と株主還元強化企業価値向上につながる次世代に向けた投資とステークホルダーへの還元の側面から成長投資戦略を推進してまいります。ROE12%以上の実現を見据え、人的資本の充実を中心としたオーガニック(内部成長)投資と成長ドライバーとなるインオーガニック(外部成長)投資を推進してまいります。ステークホルダーへの還元として株主還元強化に向けて、業績変動や株価による影響を最小限に抑えるべくDOEを配当方針に取り入れ、機動的な自己株式取得を実施してまいります。 ③ESG経営の深化DXへの投資、サステナビリティ商材の拡充、サプライチェーンの強靭化をはじめ人的資本への投資を推し進めることによりESG経営を着実に深化させてまいります。DXに対応した人材を含め、事業成長に資する高い専門性と技術力向上を重視した人材を、採用と育成の両面から確保していくことが重要であると考え、経験者採用や新卒の通年採用など採用方法の多角化に取組んでまいります。環境負荷低減への貢献やコーポレートガバナンスの維持向上はもとより、『ATOM2028』の人材目標である人的資本への積極投資に向けて、個、組織、働く基盤、それぞれへの投資を加速させ、価値創造を生み出す人材を持続的に輩出してまいります。 資本コストや株価を意識し、3つの基本戦略により競争優位性を生み出す強みをさらに磨き上げ、「稼ぐ力」の拡大と資本効率の向上により、企業価値の最大化を目指してまいります。加えて、経営を取り巻く外部環境の変化を踏まえ、機械と技術の総合商社として、社会に対し価値を提供すべく変革と進化を続け、産業界の未来価値創造に貢献してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度における当企業グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状況、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、経営成績等)の状況の概要及び経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績の分析①経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容当連結会計年度における世界経済は、世界的なインフレの継続や中国で長引く景気不振により先行き不透明な状況で推移いたしました。加えて、年度末には中東における紛争が勃発したことにより、原油価格は急騰し、さらには供給不安にまで発展するような事態となり、日本はもとより世界景気の下振れリスクが、ますます高まっております。国内においても、食料品を中心とした物価高や円安の継続に加え、人手不足の常態化などにより経済活動は盛り上がりを欠き、先行き不透明な状況が継続しております。このような状況下にあって、売上高は、豊富な受注残高を概ね納期通りに売上計上することができたことから、前年同期に比べ大きく増加いたしました。また、利益面でも、増収により売上利益が増益したため、各段階利益も増益となりました。当期は第12次中期経営計画の最終年度であり、目標としていた経常利益水準も上回り、初めて70億円を超えることができました。以上により、当期の業績において、売上高及び各段階利益は5期連続で増収増益を果たしたことになり、いずれも過去最高となりました。 (単位:百万円) 前連結会計年度当連結会計年度前期比(%)受注高128,935130,093100.9売上高124,323131,032105.4営業利益6,0216,513108.2経常利益6,5137,094108.9親会社株主に帰属する当期純利益4,6915,023107.1 自己資本利益率(ROE)(%)11.210.7 売上高経常利益率(%)5.25.4 総資産経常利益率(%)6.77.1 受注高は、前連結会計年度に比べ0.9%増加し、1,300億93百万円となりました。売上高は、前連結会計年度に比べ5.4%増収の1,310億32百万円となりました。営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益は、それぞれ65億13百万円(前期比108.2%)、70億94百万円(前期比108.9%)、50億23百万円(前期比107.1%)となり、前連結会計年度に比べ増収増益となりました。 ②経営指標による連結経営成績の状況経営指標による連結経営成績の状況は、上記の状況の結果、受注高の前期比成長率が0.9%、売上高の前期比成長率が5.4%、営業利益の前期比成長率が8.2%、経常利益の前期比成長率が8.9%、親会社株主に帰属する当期純利益の前期比成長率が7.1%となり、前連結会計年度に比べ増加いたしました。売上高経常利益率は5.4%、総資産経常利益率が7.1%となりました。また、かねてより10%維持を目標としておりましたROEは10.7%となっております。今後は12%以上を目標として収益性の向上に努めてまいります。受注高・売上高の拡大並びに収益力を堅持し、客先をはじめとするステークホルダーへの貢献や、喫緊の課題である環境問題への対処などの社会的責任について事業を通じて果たしていきたいと考えております。 ③報告セグメントの業績の状況 報告セグメントの業績は次のとおりであります。 (単位:百万円) 受注高 (外部顧客からの受注高)売上高 (外部顧客への売上高)前連結会計年度当連結会計年度前期比(%)前連結会計年度当連結会計年度前期比(%)東日本本部46,14241,84890.744,62744,54899.8西日本本部46,16848,356104.744,56249,000110.0中日本本部18,75621,348113.817,90018,780104.9開発戦略本部17,86818,540103.817,23318,703108.5合計128,935130,093100.9124,323131,032105.4 (東日本本部)北海道・東北・甲信越・関東地区が担当エリアであり、全体の売上高の約34%を占めております。当連結会計年度の売上高は、445億48百万円(前期比99.8%)となりました。当年度は、前年度の受注残高を順調に売上計上しております。このうち動伝部品の売上高につきましては、一般産業向けの部品は堅調でありましたが、自動車関連部品及び半導体製造装置関連部品が需要の減少や変化のあおりを受け、前年同期に比べ減少いたしました。設備装置関連につきましては、一般産業機械等を堅調に売上計上しており、前年同期を上回る実績となりました。この結果、営業利益は、28億83百万円(対前期3億44百万円減)となりました。受注高につきましては418億48百万円(前期比90.7%)となりました。 (西日本本部)北陸・関西・中国・四国・九州地区が担当エリアであり、全体の売上高の約38%を占めております。当連結会計年度の売上高は、490億0百万円(前期比110.0%)となりました。当年度は、本部全体の受注高が引き続き増加しております。また、売上高につきましても、動伝部品については、総じてエリア内の各産業への需要が幅広く強かったことから、前年同期を堅調に上回りました。設備装置関連では、中国向けの大口設備をはじめ、その他の設備工事についても、工事進捗割合に応じた売上計上を順調にしており、前年同期を大きく上回りました。この結果、営業利益は、34億63百万円(対前期5億10百万円増)となりました。受注高につきましては483億56百万円(前期比104.7%)となりました。 (中日本本部)東海地区が担当エリアであり、全体の売上高の約14%を占めております。当連結会計年度の売上高は、187億80百万円(前期比104.9%)となりました。当年度は、本部全体の受注高が引き続き増加しております。また、売上高につきましても、動伝部品については、重工業向けや一般産業向けを中心に前年同期を上回りました。設備装置関連につきましては、重工業向けや自動車関連産業向け、食品業界向け等の受注残高を確実に売上計上することで、前年同期を上回りました。この結果、営業利益は、13億34百万円(対前期2億11百万円増)となりました。受注高につきましては213億48百万円(前期比113.8%)となりました。 (開発戦略本部)当企業グループ全体の海外ビジネスやマテリアルビジネスを担当し、それらビジネスの拡大や、制御・センシングビジネスに向けた新商品の開発にも取り組んでいる部門で、その売上高は全体の約14%を占めております。当連結会計年度の売上高は、187億3百万円(前期比108.5%)となりました。当年度は、中国やASEAN各国の景気は横ばいながらも、タイや中国子会社は特定の大口案件の設備装置関連の売上があったため、前年同期を上回りました。その他の親会社による海外直接取引にかかるものでは、前年同期に比べ、設備装置関連が増加いたしました。マテリアルビジネスにつきましては、一般消費財の需要回復や新型の紅茶包装機のリリースなどにより受注高・売上高ともに前年同期に比べ増加しております。また、新規事業であるセンシング・画像処理ビジネスの売上高につきましては、当年度は若干減額となりました。この結果、営業利益は7億9百万円(対前期1億61百万円増)となりました。受注高につきましては185億40百万円(前期比103.8%)となりました。 (2)受注、販売及び仕入の状況当連結会計年度における報告セグメントの業績を一覧表として示すと以下のとおりであります。 ①受注実績(単位:百万円)セグメントの名称前連結会計年度当連結会計年度前期比(%) 東日本本部46,35942,09490.8 西日本本部47,72750,217105.2 中日本本部19,26922,018114.3 開発戦略本部18,91620,002105.7 調整額△3,338△4,238―合計128,935130,093100.9 ②受注残高実績(単位:百万円)セグメントの名称前連結会計年度末当連結会計年度末前期比(%) 東日本本部26,92724,23290.0 西日本本部40,36439,57498.0 中日本本部8,91911,359127.4 開発戦略本部7,1687,213100.6 調整額△2,623△2,562―合計80,75779,81898.8 ③販売実績(単位:百万円)セグメントの名称前連結会計年度当連結会計年度前期比(%) 東日本本部44,87644,78999.8 西日本本部46,09751,007110.7 中日本本部18,29419,578107.0 開発戦略本部18,43819,957108.2 調整額△3,382△4,300―合計124,323131,032105.4 ④仕入実績(単位:百万円)セグメントの名称前連結会計年度当連結会計年度前期比(%) 東日本本部37,68337,826100.4 西日本本部39,94543,594109.1 中日本本部15,05316,579110.1 開発戦略本部15,78416,923107.2 調整額△3,382△4,300―合計105,083110,624105.3 (3) 財政状態の分析(単位:百万円) 前連結会計年度末当連結会計年度末増減額流動資産81,08277,117△3,965固定資産19,59022,9473,357資産合計100,672100,064△608 流動負債52,01644,197△7,818固定負債4,6395,6651,026負債合計56,65549,863△6,792純資産合計44,01750,2016,184 自己資本比率(%)43.449.9 当連結会計年度末の資産合計は1,000億64百万円であり、前連結会計年度末の1,006億72百万円に比べ、6億8百万円減少いたしました。このうち流動資産は、前連結会計年度末に比べ、39億65百万円減少いたしました。主な要因は、現金及び預金が48億53百万円減少した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が12億20百万円増加したこと等によるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ、33億57百万円増加いたしました。主な要因は、投資有価証券の時価が上昇したことにより前連結会計年度末に比べ34億92百万円増加したこと等によるものであります。当連結会計年度末の負債合計は498億63百万円であり、前連結会計年度末の566億55百万円に比べ、67億92百万円減少いたしました。このうち流動負債は、前連結会計年度末に比べ、78億18百万円減少いたしました。主な要因は、電子記録債務が86億39百万円、前受金が15億47百万円減少した一方で、支払手形及び買掛金が25億29百万円増加したこと等によるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ、10億26百万円増加いたしました。主な要因は、繰延税金負債が12億27百万円増加したこと等によるものであります。当連結会計年度末の純資産合計は502億1百万円であり、前連結会計年度末の440億17百万円に比べ、61億84百万円増加いたしました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益を50億23百万円計上したこと、投資有価証券の時価が前連結会計年度末に比べ上昇したことにより、その他有価証券評価差額金が25億85百万円増加した一方で、配当金の支払い15億82百万円を実施したこと等によるものであります。この結果、自己資本比率は49.9%となり、財務安全性指標として維持する目標の30%を大きく超え、前連結会計年度に引き続き財務安全性を確保することができました。 (4)キャッシュ・フローの分析(単位:百万円) 前連結会計年度当連結会計年度増減額営業活動によるキャッシュ・フロー3,592△3,553△7,146投資活動によるキャッシュ・フロー461250△211財務活動によるキャッシュ・フロー△2,051△1,629422現金及び現金同等物の期末残高28,95324,100△4,853 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、資金)は、241億0百万円となり、前連結会計年度末より48億53百万円減少いたしました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ71億46百万円多い35億53百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益74億48百万円等による資金の増加があった一方、仕入債務の減少額61億48百万円、法人税等の支払額24億69百万円、売上債権の増加額11億4百万円、前受金の減少額15億84百万円等の資金の減少があったことによるものであります。手形取引の廃止及び現金決済への移行により、支払時期が前倒しとなったことから営業運転資金が増加し、当連結会計年度においては資金が減少しております。なお、当該影響は決済方法の変更に伴う一過性のものであり、今後は平準化される見込であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動の結果得られた資金は、前連結会計年度に比べ2億11百万円少ない2億50百万円となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入9億40百万円等の資金の増加があった一方、投資有価証券の取得による支出3億93百万円、固定資産の取得による支出3億52百万円等の資金の減少があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動によって使用した資金は、前連結会計年度に比べ4億22百万円少ない16億29百万円となりました。これは主に、配当金の支払額15億82百万円等の資金の減少によるものであります。 (5)資本の財源及び資金の流動性①財務戦略の基本的な考え方当企業グループは、強固な財務体質と資本効率を両立しつつ、企業価値向上のために戦略的に経営資源を配分することを財務戦略の基本方針としております。当連結会計年度末の自己資本比率は49.9%でありました。また、短期・長期借入金は必要最小限となるよう資金繰りを徹底し、増加運転資金には手元資金を効率的に運用することで対応しており、加えて、万一に備えての資金調達が行えるよう金融機関と貸出コミットメント契約を締結しております。一方、適切な情報開示・IR活動を通じて株主資本コストを低減できる様に努めております。 ②経営資源の配分に関する考え方当企業グループでは、適正な手元現預金の水準について目安を持っており、時期によっては、大口取引案件にかかる残高の上下があるものの、概ね年間売上高の1~2か月分が安定的な経営に必要な手元資金水準と考えております。この水準を大きく超えることが継続すると予想されるものについては、企業価値向上に資する経営資源として適正に配分できるように努めております。 ③資金需要及び資金調達資金需要につきましては、売上原価又は棚卸資産に該当する仕入高、並びに販売費及び一般管理費の営業費用が、当企業グループの運転資金として要する主なものであります。販売費及び一般管理費の主なものは、人件費、出張旅費を主体とする旅費交通費、及び事務所家賃を主体とする地代家賃であります。また今後、当企業グループの新たな収益の源泉となり、企業価値向上に貢献していくとの判断から、新規事業や海外事業について子会社の新設やM&Aも含めた投資の検討を行ってまいります。資金調達につきましては、手元資金を効率的に運用することで対応しており、加えて、万一に備えての資金調達が行えるよう金融機関と貸出コミットメント契約を締結しております。 (6)重要な会計方針及び見積り当企業グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、重要な会計方針については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」の項目に記載の通りであります。重要な見積りについては、財務状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り・予測・判断が必要となり、当企業グループでは過去の実績値や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報に基づき、継続的に見積り・予測・判断を行っております。しかしながら、見積り特有の不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 当企業グループにおける重要な見積りとして、以下の事項が考えられます。(進捗度に基づく売上高の計上) 進捗度に基づく売上高の計上は、工事ごとの管理体制を整備した上で、受注時に工事内容が特定され、その見積原価が反映していること、また受注後に工事内容に変化があった場合には、速やかに見積原価の変更を行うなど進捗管理を厳正に管理することで進捗率を合理的に見積り、それに見合った売上高を算定しております。 これらの見積りに対し、将来発生する様々な要因に伴い追加原価及び工期遅延が発生する可能性があるため、実際に生じた金額が見積りと異なる可能性があります。 なお、詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」として記載しております。 (7)その他①重要な取引先との関係当企業グループにおいて、重要な取引先として株式会社椿本チエイン及びそのグループ会社があります。その取引内容につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 関連当事者情報」の事項に記載の通りでありますが、株式会社椿本チエイングループの製品は当企業グループの事業戦略展開上の重要なコアの一つであり、従来から販売面のみならず、商品開発面及び相互間の業務処理の効率化といった面から継続的な協力・協働を進めてきております。同グループ製品群に係る市場でのコスト面、品質面での競争は激化しており、製・販一体となった更なる販売力・商品力の強化が求められております。このような状況を踏まえ、当企業グループは、株式会社椿本チエイングループと共に統一した営業戦略の下での協力・協働関係を更に強化することとし、ターゲットとした事業領域・商品領域については、両者によるワーキングチームの編成等、一歩進めた共同営業の展開により同グループ製品の販売拡大を図って行くと共に、IT化により、相互間の事業処理面でも効率化を更に進めていくこととしております。 ②資本収益性や市場評価への対応当連結会計年度につきましてはROEは10.7%となり、CAPMによる推定の株主資本コストを上回る資本収益性は達成できていると認識しております。しかしながら、以下のとおり、PBR(株価純資産倍率)は1倍であり、十分な市場評価を得られておりません。このため、株主資本コストや資本収益性を十分に意識し、ROE12%以上を達成することを中期経営計画にて表明しております。更には、ROE向上のための資本政策や利益計画を策定し、投資家をはじめとするステークホルダーの期待に応えながら、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を図ってまいります。 前連結会計年度末当連結会計年度末ROE(自己資本利益率)(%)11.210.7連結会計年度末株価終値(円)2,0722,7071株当たり純資産額(円)2,382.172,717.46PBR(株価純資産倍率)(倍)0.871.00 (注)1 上記の連結会計年度末株価終値は、東京証券取引所におけるものであります。2 PBRは、各年度末の株価終値を1株当たり純資産額で割って算出しております。
事業リスク
- 設備投資需要の変動主力事業である動伝事業と設備装置事業は、国内外の景気や各産業の設備投資動向に大きく依存します。景気低迷により設備投資が抑制されると、売上や利益が減少し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。グローバル経済の動向を注視し、迅速な対応が求められます。
- 海外事業と為替変動東南アジアを中心に海外事業を拡大しており、進出地域の政情不安、商習慣の違い、テロなどが業績悪化につながるリスクがあります。また、現地通貨建ての売上や費用は円換算されるため、為替レートの変動が連結業績に影響を与える可能性があります。為替予約取引などでリスクヘッジを図っています。
- 人材確保と育成中長期的な成長は従業員の能力に大きく依存しており、優秀な人材を計画通りに確保できない場合や、人材育成が滞る場合は成長が阻害される恐れがあります。サステナビリティ推進委員会で人的資本・多様性リスクを重点課題とし、採用手法の多角化や教育制度、働きやすい環境整備を進めています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当企業グループはこれらのリスクの可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。特に、経営戦略上のリスクについては、必要に応じて経営会議や取締役会において審議を行っており、事業運営上のリスクについては、必要に応じて執行役員会において議論し、対応策を検討しております。また、それらを組織的かつ体系的に管理する必要があるため、リスクマネジメント規定を制定し、グループ全体のリスク全般の監視及び対応を当社のリスクマネジメント委員会が主導しております。一方、サステナビリティの課題に関しては、当社にサステナビリティ推進委員会を設置した上、当企業グループの各部門から実務担当者を中心に選抜し、気候変動リスク及び人的資本・多様性リスクを中心にその回避策を策定し、グループの持続的成長を阻害する中長期的なリスク要因を特定・評価しております。特定・評価されたリスクが重大である場合は連携したリスクマネジメント委員会とともに取締役会等に報告し、適切な対応策の検討をすることとしております。なお、以下の記載は当企業グループに関するリスクをすべて網羅するものではありません。文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において入手可能な情報に基づいて当企業グループが判断したものであります。 (1) 事業環境にかかるリスクリスク項目リスク概要基本的対応方針発生可能性影響度設備投資需要の変動当企業グループの主力事業である動伝事業及び設備装置事業の売上は、各産業界における設備投資の動向や、メーカーの製品に組み込まれる部品供給量に大きく依存する傾向にあります。従って、景気の低迷等により設備投資や部品供給量が抑制される場合には、当企業グループ全体の業績に少なからぬ影響を及ぼす可能性があります。当企業グループでは、グローバルでの経済状況の変化を注意深く見守り、各業界の設備投資需要やメーカーの生産計画の予測情報を入手するなどして、状況に応じた対応を迅速に取れるように対策を行っております。これらについては、定期的に取締役会や執行役員会で報告、検討をしております。中高競合の激化当企業グループが関連するそれぞれの事業分野において、競合会社との競争激化により、価格競争や品質競争の結果、売上高や利益が減額するという事態になり、業績に悪影響が出る可能性があります。当企業グループでは、各事業分野において、顧客価値を高める新商品の開発を継続的に実施しており、また、従来商品については、得意とするエンジニアリング力を生かしたトータルな設備導入提案を実施すること、顧客ニーズを徹底的にくみ取った商品提案を実施することなどにより、付加価値を高めた商品販売に尽力しています。これらについては、定期的に取締役会や執行役員会で報告・検討をしております。低中人材の確保当企業グループの中長期的な成長は、従業員個々の力量に大きく依存しております。当企業グループで最も重要な資産は人材であるという認識のもと、人材の配置・育成を推進しておりますが、適切な時期に優秀な人材を計画通りに確保できない場合や人材の成長が滞る場合などは、当企業グループの中長期の成長が阻害される恐れがあります。当企業グループでは、左記をサステナビリティ関連リスクと認識し、人的資本・多様性リスクに対処するためにサステナビリティ推進委員会での中心テーマに据えております。この中で、人材採用と育成が現在の対処すべき課題に加え、将来のリスクでもあるものと認識しており、当社独自のきめ細かい人事制度の検討やOJTをはじめとした社員教育、待遇の改善や働きやすい環境整備や制度構築などを継続的に実施しております。低高海外事業の拡大と為替レートの変動当企業グループでは、東南アジアを中心とした海外市場において事業の拡大を図っております。このため、海外子会社の進出地域を中心にそれぞれの国や地域において、テロや政情悪化、商習慣の違い等が発生した場合には、当該子会社の業績悪化に加え、当企業グループの海外における業績に悪影響を及ぼす可能性があります。海外の事業環境の全般についての情報については、海外子会社や駐在員事務所を通じ、必要に応じ収集することにしております。特にアジア各国企業・業界の設備投資動向、環境関連規制、輸出入関連規制等が当企業グループの業績へ与える影響を中心に情報収集しております。高中在外連結子会社の売上、費用、資産を含む現地通貨建ての項目は、連結財務諸表の作成において円換算するため、換算時の為替レートが大幅に変動した場合には、円換算後の価値も大幅に変動し、当企業グループの経営成績及び財政状態が悪影響を受ける可能性があります。当企業グループでは、為替相場の変動による影響を受ける外国通貨建ての取引については、外貨預金口座を通じての決済や為替予約取引等を原則とすることとしており、為替変動リスクをヘッジしております。 (2) 事業運営にかかるリスクリスク項目リスク概要基本的対応方針発生可能性影響度長期大型工事案件の想定外の採算悪化や工期の遅延工事の進捗度に基づく売上を計上する物件などの長期大型工事案件については、仕様変更や追加工事、下請業者や協力工場の経営悪化、納期遅延の要因等により追加原価の発生や工期遅延が発生する可能性があります。また、案件によっては将来の工事損失に備えるため、工事損失引当金の計上をする場合があり、それらにより収益性が低下する恐れがあります。当企業グループでは、工事ごとの管理体制を整備し、受注時における見積及び受注後の進捗管理を厳正に管理しております。採算性に変化があった場合は、速やかに見積原価の変更を行うなど、売上計上時に相応の精度を確保するように徹底しております。中高売上時期の変動設備物件の顧客納期は年度末である3月期末時に集中する傾向にあります。従って、納品・稼動時期の遅れにより3月末予定の売上が翌期にずれ込む場合には、当企業グループの事前に予想していた期間の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当企業グループでは、客先・仕入先との納品・稼働時期に関するスケジュール管理を厳格にするために、情報交換を緊密にすることを日頃から該当部門に指示することをはじめ、執行役員会では、各部門の当初の売上計画に対する進捗度を毎月報告するなどにより状況の推移を監視しており、可能な限り正確な3月末予定売上額の把握に努めております。低中与信管理当企業グループの販売先は1万数千社を超える社数となっており、それら販売先には中小の事業者が相当数存在し、設備投資の状況等国内景気の動向によっては、今後、貸倒引当金の積増しを要する事態や貸倒損失が生じる可能性があります。当企業グループでは、法務・審査室を中心に、債権管理には各販売先別にその業容、資力に応じた与信設定を行うと共に、必要に応じ預り保証金の入手を行うほか、年1回必ずその見直しを実行し、信用状態の継続的な把握を行っており、不良債権の発生が極力少なくなるよう努めております。また、貸倒引当金の計上に関しては、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。低中情報セキュリティ当企業グループでの情報セキュリティを構築する上で、コンピュータウイルスの感染や不正アクセスその他不測の事態により、社外に情報が漏洩した場合は、当企業グループの社会的な信用力の低下を招き、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。当企業グループにおける情報セキュリティの確保については、サイバー攻撃に強いシステムの導入を行うとともに、個人情報や機密情報の保護のためグループ管理体制の下で徹底を図り、定期的に情報セキュリティ上の脆弱性の検証を行い、それに対する対策を行っております。低高有価証券投資当企業グループでは、グループ企業の株式を保有すると共に、事業上の関係緊密化及び投資採算性等に鑑み、客先・仕入先・金融機関等に対し有価証券投資を行っております。有価証券投資は主として当社が行っており、連結貸借対照表上に計上されている投資有価証券の大半は、当社が保有するものであります。これらの時価については、今後の経済環境や企業収益の動向によって大幅に下落する可能性があります。また、「その他有価証券」で市場価格のないものについては、移動平均法による原価法で評価しておりますが、今後、投資先企業の財政状態が著しく低下したこと等の事実がある場合には評価減を行う可能性があります。政策保有株式については、保有先との業務提携や取引の維持・強化のために保有を継続しているものがありますが、その意義が薄れたと判断したものについては、計画的に売却しております。なお、当社では年度末において、継続保有が適当かどうかの判断を銘柄ごとに取締役会で審議しております。中中 (3) 環境・災害、その他にかかるリスクリスク項目リスク概要基本的対応方針発生可能性影響度災害の発生大地震等の自然災害や突発的な事故等によりグループの事業活動が不能になる場合に加え、客先・仕入先において生産設備等に多大な損害を受けた場合やインフラに問題が発生した場合には、予定している機械設備等の販売・仕入に支障が生ずる可能性があります。また、感染症の発生等により当企業グループの活動全般が阻害された場合には、当企業グループの経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。当企業グループでは、自然災害に対し当企業グループに被る災害・事故等の発生を防ぎ、災害が発生した場合の被害を最小限に抑えるために、定期的に設備点検、防災訓練等を実施しており、社員の安否確認システムも導入しております。また、BCP(事業継続計画)の考え方を導入しており、業務全般の地域分散対応(他地域にて業務を代替して継続すること)や、営業活動や商品納入指示活動が在宅でも一部実施可能な仕組みを導入しております。これにより被災時でも重要な事業を継続し、早期に事業復旧できるよう準備を行っております。低高気候変動による移行リスク、物理リスク気候変動リスクに関しては、産業革命前からの気温上昇を+1.5℃未満に抑えるシナリオ(主として移行リスク)においては、社会の脱炭素化に向けた規制強化によるコストの増加(炭素税等)が業績に与える可能性があります。一方、産業革命前からの気温上昇が+4℃となるシナリオ(主として物理リスク)においては、自然災害の甚大化の影響を被り、上記のような具体的な支障が生ずる可能性があります。サステナビリティ推進委員会を設置し、当企業グループ全体にわたる気候変動リスクや人的資源・多様性リスクを特定・評価しております。このうち、気候変動に関連する移行リスク及び物理リスクについては、シナリオ分析を踏まえたうえで、リスクと機会を特定し、財務的な影響を踏まえて重要性を評価し、対応策を合わせて検討することにしております。又、特定・評価されたリスクは適宜取締役会等に報告し、適切な対応策の検討をすることとしております。低中訴訟の提起当企業グループでは、グローバルで多岐にわたる事業展開をしており、様々な訴訟を受ける可能性があります。訴訟が提起された場合に、その結果によっては、当企業グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。当企業グループでは、事業に関わる各種法令を遵守するとともに、当事者との協議の実施に努めるなどにより紛争の発生を未然に防ぐよう努めております。低中特定の仕入先への依存当企業グループにおいて、重要な仕入先として株式会社椿本チエイン及びそのグループ会社があります。株式会社椿本チエイングループの製品は当企業グループの事業戦略展開上の重要なコアの一つであり、当企業グループ全体の仕入金額の約30%を占めております。同社製品の供給が万一滞る事態が発生する場合には、当社の商品販売について客先への商品納入義務や納期を遵守できない可能性があり、売上高も減少する可能性があります。当企業グループでは、同社グループと緊密な情報交換等を実施し、同社グループの生産計画等の情報も入手しながら継続的な商品供給体制を構築しております。低高