8115

ムーンバット(8115)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

卸売業 商社・卸売

事業の概要

  • 主力事業の概要
    ムーンバットグループは、洋傘、洋品、毛皮、レザー、宝飾品、帽子といったアクセントファッション商品の企画、輸入、製造、仕入れ、販売を主な事業としています。これらの商品は、日々のファッションに彩りを加える小物であり、消費者の多様なニーズに応える幅広いラインナップが特徴です。国内外のメーカーと連携し、商品の企画から販売までを一貫して手掛けることで、市場の変化に柔軟に対応しています。
  • 収益構造
    同社グループの収益は、主に「身の回り品事業」と「情報サービス事業」の二つの柱で構成されています。身の回り品事業では、洋傘、洋品、帽子、毛皮・宝飾品といったファッションアイテムの販売が中心です。情報サービス事業では、システム開発・販売や保守・メンテナンスなどを通じて、企業の情報化を支援しています。これにより、多角的な収益源を確保し、事業の安定化を図っています。
  • ビジネスモデル
    ムーンバットグループは、自社で商品の企画・発注を行い、国内外のメーカーに製造を委託、または子会社を通じて輸入し、販売するビジネスモデルを採用しています。特に、子会社A.F.C. ASIA LIMITEDが輸入業務を担い、子会社ルナ株式会社が宝飾品の企画販売、株式会社グローリーが洋傘の製造を行うなど、グループ会社がそれぞれの専門性を活かして事業を推進しています。これにより、効率的なサプライチェーンを構築し、高品質な商品を市場に提供しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 身の回り品事業
    この事業は、洋傘、洋品、帽子、毛皮、宝飾品といったアクセントファッション商品の企画、輸入、製造、仕入れ、販売を主な内容としています。ムーンバットグループの売上の大部分を占める主力事業であり、最新年度の売上高は114.94億円、営業利益は6.88億円と、グループ全体の収益を牽引しています。国内外のメーカーと連携し、多様な商品を市場に提供しています。
  • 情報システム開発事業
    この事業は、システム開発・販売、保守・メンテナンスなどの情報サービスを提供しています。最新年度の売上高は4.52億円、営業利益は0.24億円であり、身の回り品事業と比較すると規模は小さいですが、グループの多角化を支える重要な事業です。子会社セブンシステム株式会社が中心となり、ITソリューションを通じて顧客企業の業務効率化を支援しています。
  • 事業構成と稼ぎ頭
    ムーンバットグループは、主に「身の回り品事業」と「情報システム開発事業」の2つのセグメントで構成されています。圧倒的な稼ぎ頭は「身の回り品事業」であり、売上高、営業利益ともにグループ全体の9割以上を占めています。この事業は、長年にわたり培ってきた商品企画力と販売チャネルを基盤としており、グループの安定的な収益源となっています。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
PersonalBelongings 事業 115 7 6.0%
InformationSystemsDevelopment 事業 5 0 5.3%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|1,201 文字
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社6社、在外子会社A.F.C.ASIA LIMITEDが出資している子会社1社及びその他の関係会社1社で構成され、洋傘、洋品、毛皮、レザー、宝飾品、帽子などのアクセントファッション商品の企画、輸入、製造、仕入、販売及び情報サービス事業等を主な事業内容としております。 各事業における当社グループ各社の位置付けは、次のとおりであります。なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。〔身の回り品事業〕洋傘部門………………当社が企画・発注した商品について仕入又は子会社 A.F.C. ASIA LIMITED を通じて輸入を行い販売するほか、子会社㈱グローリーが製造した商品について当社で仕入を行い、販売しております。また、国外メーカーに発注して製造された商品について上海慕恩巴特商貿有限公司が仕入を行い、国外で販売する体制を構築中であります。洋品部門………………当社が企画し、国内外のメーカーに発注して製造された商品について仕入又は子会社A.F.C. ASIA LIMITED を通じて輸入を行い、販売しているほか、その他の関係会社より商品の仕入を行い販売しております。また、国外メーカーに発注して製造された商品について上海慕恩巴特商貿有限公司が仕入を行い、国外で販売する体制を構築中であります。帽子部門………………当社が企画・発注した商品について仕入又は子会社 A.F.C. ASIA LIMITED を通じて輸入を行い、販売しているほか、その他の関係会社より商品の仕入を行い販売しております。毛皮・宝飾品部門……毛皮部門につきましては、当社が企画し、国内外のメーカーに発注して製造された商品について仕入又は子会社 A.F.C. ASIA LIMITED を通じて輸入を行い、販売しているほか、その他の関係会社より商品の仕入を行い販売しております。宝飾品部門につきましては、子会社ルナ㈱が企画し、国内外のメーカーに発注して製造された商品について仕入又は輸入を行い、販売しております。〔情報サービス事業〕システム開発・販売、保守・メンテナンス等の業務他情報サービスの提供を事業内容としております。 事業の系統図は次のとおりであります。連結子会社 ルナ㈱毛皮・宝飾商品の企画販売㈱グローリー洋傘・パラソル等の製造、加工、販売エクセレントスタッフ㈱販売業務の業務請負等東京ファッションプランニング㈱物流業務受託・デザイン企画A.F.C.ASIA LIMITED各種当社取扱製品等に係る貿易上海慕恩巴特商貿有限公司洋傘商品、洋品商品等の仕入、販売セブンシステム㈱システム開発・販売、保守・メンテナンス等その他の関係会社 八木通商㈱洋品商品・帽子商品等の仕入

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
同業他社との競争が激しく、消費者のファッショントレンドや嗜好の変化が大きい
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 ブランド
ライセンス契約による商標使用権の取得や、自社ブランドのイメージ維持が重要
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:経済状況、販路に関するリスク / 消費者動向に関するリスク / 天候・気候変動によるリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 6 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★★☆☆☆
根拠:中程度ブランド・特許・許認可

ムーンバットは、老舗の傘・洋品雑貨の専門商社として、長年の歴史と信頼を築いてきた。特に「マッキントッシュ フィロソフィー」や「ハイドロゲン」などのライセンスブランドの展開は、一定のブランド認知度と顧客ロイヤルティに繋がっていると考えられる。しかし、これらのブランドが自社で完全にコントロールできるIPではなく、ライセンス契約に依存する側面もある。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

傘や洋品雑貨といった消費財の性質上、顧客が特定のブランドや店舗に強いスイッチング・コストを感じる可能性は低い。価格やデザイン、利便性で容易に競合製品に乗り換えられると考えられる。ただし、長年愛用しているブランドへの愛着や、特定の店舗での購入体験がわずかなスイッチング・コストを生む可能性は否定できない。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

傘や洋品雑貨の販売事業において、ネットワーク効果が働く要素は見当たらない。ユーザーが増えることで製品やサービスの価値が向上するようなビジネスモデルではない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

卸売業としての効率的な仕入れや物流網の構築は一定のコスト優位に繋がる可能性がある。しかし、競合他社も同様の努力を行っており、決定的なコスト優位性を確立しているとは考えにくい。特に、PB(プライベートブランド)開発や海外ブランドの開拓など、付加価値創出への取り組みがコスト構造に与える影響は限定的と推測される。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

傘・洋品雑貨の卸売業界において、ムーンバットは一定の規模を持つプレイヤーである。しかし、業界全体が成熟しており、寡占化が進んでいるとは言えない。大手百貨店やセレクトショップへの卸売、自社ブランドの展開など、多角的な販売チャネルを持つことで一定の規模の経済性を享受していると考えられるが、業界全体を代表するような圧倒的なシェアではない。

  • 百貨店での高いシェア
    ムーンバットグループは、長年にわたり百貨店を主要な販売チャネルとし、取り扱い商材において業界トップクラスのシェアを維持しています。これは、機能性に優れた高品質な商品を継続的に提供してきた実績と、販売先や消費者からの高い評価に裏打ちされています。百貨店での確固たる地位は、ブランドイメージの構築と安定的な売上基盤に貢献していると考えられます。
  • 多様な商品ラインナップ
    洋傘、洋品、毛皮、レザー、宝飾品、帽子など、幅広いアクセントファッション商品を取り扱っている点が強みです。季節ごとの需要変動に対応できる多様な商品構成は、特定のトレンドに左右されにくい事業構造を構築しています。これにより、消費者の多様なニーズに応え、幅広い顧客層を獲得することが可能になっています。
  • サプライチェーンの構築
    商品の企画から輸入、製造、販売までを一貫して手掛けるサプライチェーンを構築しています。特に、海外生産比率が約85%と高く、子会社A.F.C. ASIA LIMITEDや上海慕恩巴特商貿有限公司を通じて、効率的な海外調達・生産体制を確立しています。これにより、コスト競争力の維持や、市場への迅速な商品投入が可能になっていると考えられます。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

  • 経営理念と目標
    ムーンバットグループは「クオリティ&テイスト」をキーワードに「ぬくもりづくり」で社会に貢献することを目指しています。中期経営計画(2024-2026年度)では、2026年度に売上高125億円、営業利益7億円、営業利益率5%以上、配当性向40%以上、ROE10%以上、ROIC8%以上を目標として掲げ、持続的な成長と株主還元を重視しています。
  • 事業成長戦略
    既存の百貨店販路に加えて、専門店マーケットへの商品開発・マーケティング強化、直営店・小売事業の拡大、Eコマース事業のさらなる拡大(売上比率10%目標)、国内外の新規販路開拓(百貨店外商、ドラッグストア、ホームセンター、海外代理店、越境ECなど)を推進します。これにより、収益源の多様化と市場シェアの拡大を目指します。
  • 事業最適化戦略
    自社ブランドの育成・確立とライセンスブランド活用の最適な組み合わせを構築し、既存取引先の業態変化に対応した収益性確保の取り組みを進めます。また、サプライチェーンのコストと地政学的リスクを考慮したポートフォリオ構築、在庫の最適化、人材投資による生産性向上、グループ全体のシステム投資と業務見直しによる販売管理費の最適化を通じて、事業全体の効率化と収益力強化を図ります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営理念クオリティ&テイストをキーワードに「ぬくもりづくり」で社会に貢献する企業を目指します。 (2)経営方針よりよいアクセントファッションの創造を通じて全てのステークホルダーに持続的な+(プラス)の価値を提供します。● 全てのお客様により高い満足を感じていただくプラスの価値を持った商品をお届けします。● 全ての仕入・調達に関して、環境に配慮した持続的公正公平な取引を目指します。● 全ての役員・従業員が生産性向上に努め、安定した経営を実現し、社会への貢献を目指します。● 全ての株主様に長期的な視野に立った持続的な配当を実現します。 (3)経営環境当社グループの販売先は、永らく全体の8割程度(当連結会計年度では5割程度)が百貨店宛であり、百貨店における当社グループが取り扱う商材の店頭販売状況は業界トップシェアをキープしております。機能性に優れた高品質な商品をマーケットに提供し続けて、販売先や消費者からも高い評価を頂戴しております。しかしながら、茲許、百貨店の閉店・売場の縮小・業態変更等の加速化の影響を踏まえた消費者の消費行動の変化等が進みつつあり、当社グループといたしましても、既存の販売ルート以外のチャネルでの売上げ・収益を拡大することが急務となっております。加えて、為替相場の円安、インフレによる原材料高騰に伴う仕入価格の上昇の影響も受けております。また、春夏向け商材のパラソル(日傘)・帽子、秋冬向け商材の洋品・帽子・毛皮、通年向け商材の雨傘等を取り扱っておりますので、気温・降雨・日照等の天候要因にも大きく影響を受けてしまいます。冷夏・暖冬・少雨といった逆風の場合のリスクにも備える必要があります。足元では、消費者のライフスタイルの変化、購買志向の変化等に対応し、マーケットに合ったモノづくりと販売を推進できるように、努めてまいります。 (4)目標とする業績目標、経営指標当社グループは、中期経営計画〔2024-2026年度〕における業績目標、経営指標を以下の通りに置き、経営理念、経営方針の実現に努めます。 上記、中期経営計画最終年度(2026年度 連結ベース)目標・指標〔業績目標〕 〔経営指標〕 売上高125億円配当性向40%以上営業利益7億円ROE10%以上営業利益率5%以上ROIC8%以上 (5)経営戦略〔事業成長戦略〕として、成長領域に向け経営資源を積極的に投入し、〔事業最適化戦略〕として、既存事業の最適化・効率化を推進し、事業ポートフォリオの見直しと再構築を目指します。 (6)業績目標、経営指標及び経営戦略を実現するための重点施策〔事業成長戦略〕① 専門店マーケットへの商品開発及びマーケティングの強化自社ブランドを確立し、採算性を確保した上でマーケットシェア及び売上の大幅アップを目指します。② 直営店・小売事業の拡大に向けた新たな店舗戦略の展開店舗のスクラップアンドビルドを進めながら、新規マーケットへの出店を積極化させ、売上の増強を図ります。③ Eコマース事業の更なる拡大に向け、DX(デジタルトランスフォーメーション)の高度化も含めた戦略の立案と実行各サイトの特性に応じた施策の実行により採算性の向上に努め、早期にEコマースの売上比率10%を実現します。④ 国内外の新規販路開拓の推進国内においては、百貨店外商ルートへのアプローチ強化、ドラッグストア・ホームセンター等の新規取引先の開拓、海外は、直接取引に止まらず、代理店経由、ブランド供与、越境EC構築等多面的な営業基盤の構築に注力します。 〔事業最適化戦略〕① 自社ブランドの育成・確立とライセンスブランド活用のベストミックスの構築② 既存取引先の業態・販売形態の変化に対応し、収益性を担保した取り組みの構築③ サプライチェーンのコストと地政学的リスクを意識した最適なポートフォリオの構築④ 適時適切な仕入販売コントロールにより在庫の最適化推進⑤ 人材投資の積極化による生産性の向上推進⑥ グループ全体でのシステム投資を含めた業務の見直しによる販売管理費等の最適化推進 (6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題雇用・所得環境の改善が見込まれる一方、中東情勢の緊迫化等地政学的リスクの高まり、石油精製品価格の高騰、円安から物価上昇による消費者マインドの下振れが懸念されるなど不確実性の高まりが予想されます。このような情勢の中、当社グループは、2024年5月14日に公表した「中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)」の最終年度となることを踏まえ、同計画に掲げている事業ポートフォリオの見直しと再構築、販売管理費の適正化を含めた事業構造改革を引き続き推進してまいります。特に、専門店マーケットへの商品開発・販売拡大、直営店・Eコマース事業を中心とした小売事業を強化し、新規商材の取扱開始・開拓、内外の新規顧客の開拓・獲得にも注力し、将来に向けた事業基盤の確立を目指します。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営理念クオリティ&テイストをキーワードに「ぬくもりづくり」で社会に貢献する企業を目指します。 (2)経営方針よりよいアクセントファッションの創造を通じて全てのステークホルダーに持続的な+(プラス)の価値を提供します。● 全てのお客様により高い満足を感じていただくプラスの価値を持った商品をお届けします。● 全ての仕入・調達に関して、環境に配慮した持続的公正公平な取引を目指します。● 全ての役員・従業員が生産性向上に努め、安定した経営を実現し、社会への貢献を目指します。● 全ての株主様に長期的な視野に立った持続的な配当を実現します。 (3)経営環境当社グループの販売先は、永らく全体の8割程度(当連結会計年度では5割程度)が百貨店宛であり、百貨店における当社グループが取り扱う商材の店頭販売状況は業界トップシェアをキープしております。機能性に優れた高品質な商品をマーケットに提供し続けて、販売先や消費者からも高い評価を頂戴しております。しかしながら、茲許、百貨店の閉店・売場の縮小・業態変更等の加速化の影響を踏まえた消費者の消費行動の変化等が進みつつあり、当社グループといたしましても、既存の販売ルート以外のチャネルでの売上げ・収益を拡大することが急務となっております。加えて、為替相場の円安、インフレによる原材料高騰に伴う仕入価格の上昇の影響も受けております。また、春夏向け商材のパラソル(日傘)・帽子、秋冬向け商材の洋品・帽子・毛皮、通年向け商材の雨傘等を取り扱っておりますので、気温・降雨・日照等の天候要因にも大きく影響を受けてしまいます。冷夏・暖冬・少雨といった逆風の場合のリスクにも備える必要があります。足元では、消費者のライフスタイルの変化、購買志向の変化等に対応し、マーケットに合ったモノづくりと販売を推進できるように、努めてまいります。 (4)目標とする業績目標、経営指標当社グループは、中期経営計画〔2024-2026年度〕における業績目標、経営指標を以下の通りに置き、経営理念、経営方針の実現に努めます。 上記、中期経営計画最終年度(2026年度 連結ベース)目標・指標〔業績目標〕 〔経営指標〕 売上高125億円配当性向40%以上営業利益7億円ROE10%以上営業利益率5%以上ROIC8%以上 (5)経営戦略〔事業成長戦略〕として、成長領域に向け経営資源を積極的に投入し、〔事業最適化戦略〕として、既存事業の最適化・効率化を推進し、事業ポートフォリオの見直しと再構築を目指します。 (6)業績目標、経営指標及び経営戦略を実現するための重点施策〔事業成長戦略〕① 専門店マーケットへの商品開発及びマーケティングの強化自社ブランドを確立し、採算性を確保した上でマーケットシェア及び売上の大幅アップを目指します。② 直営店・小売事業の拡大に向けた新たな店舗戦略の展開店舗のスクラップアンドビルドを進めながら、新規マーケットへの出店を積極化させ、売上の増強を図ります。③ Eコマース事業の更なる拡大に向け、DX(デジタルトランスフォーメーション)の高度化も含めた戦略の立案と実行各サイトの特性に応じた施策の実行により採算性の向上に努め、早期にEコマースの売上比率10%を実現します。④ 国内外の新規販路開拓の推進国内においては、百貨店外商ルートへのアプローチ強化、ドラッグストア・ホームセンター等の新規取引先の開拓、海外は、直接取引に止まらず、代理店経由、ブランド供与、越境EC構築等多面的な営業基盤の構築に注力します。 〔事業最適化戦略〕① 自社ブランドの育成・確立とライセンスブランド活用のベストミックスの構築② 既存取引先の業態・販売形態の変化に対応し、収益性を担保した取り組みの構築③ サプライチェーンのコストと地政学的リスクを意識した最適なポートフォリオの構築④ 適時適切な仕入販売コントロールにより在庫の最適化推進⑤ 人材投資の積極化による生産性の向上推進⑥ グループ全体でのシステム投資を含めた業務の見直しによる販売管理費等の最適化推進 (6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題雇用・所得環境の改善が見込まれる一方、中東情勢の緊迫化等地政学的リスクの高まり、石油精製品価格の高騰、円安から物価上昇による消費者マインドの下振れが懸念されるなど不確実性の高まりが予想されます。このような情勢の中、当社グループは、2024年5月14日に公表した「中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)」の最終年度となることを踏まえ、同計画に掲げている事業ポートフォリオの見直しと再構築、販売管理費の適正化を含めた事業構造改革を引き続き推進してまいります。特に、専門店マーケットへの商品開発・販売拡大、直営店・Eコマース事業を中心とした小売事業を強化し、新規商材の取扱開始・開拓、内外の新規顧客の開拓・獲得にも注力し、将来に向けた事業基盤の確立を目指します。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度における当社グループ(当社及び当社の関係会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (1)経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、人手不足を背景とした雇用・所得環境の改善が見られる一方、中東情勢の緊迫化等地政学的リスクの高まり、資源価格の高騰や円安から継続的な物価上昇による消費者マインドの下振れが懸念されるなど、先行き不透明な状況が続いております。服飾雑貨業界におきましても、日中関係の冷え込みによるインバウンド消費の減速、円安傾向の為替相場の影響、資源価格上昇に起因する仕入コスト上昇の恒常化、物価上昇による消費者の節約志向の高まりなど、事業環境へのマイナスの影響が懸念されております。このような経営環境の下、当社グループは2025年3月期から2027年3月期までの「中期経営計画」を策定し、成長戦略として、「専門店マーケットへの商品開発及びマーケティングの強化」、「直営店・小売事業の拡大に向けた新たな店舗戦略の展開」、「Eコマース事業の更なる拡大」、「国内外の新規販路開拓」の4つの施策を実行しております。また、その前提として、自社ブランドの育成・確立、人材投資の積極化による採算性、生産性の向上を目指し、各販路に対する最適な商品・人的配置、リスクとコストを意識したサプライチェーンの再構築と適時適切な仕入販売コントロールによる在庫の最適化、DX(デジタルトランスフォーメーション)の高度化・活用を含めた販売管理費のコントロールを推進しております。業績につきましては、中期経営計画の着実な実行の下、当社グループにおいては、春夏物の販売は、昨年より続く猛暑を背景に、専門店・Eコマースマーケットへの商品開発、マーケティング等のアプローチ強化・高度化も奏功し、好調に推移しましたが、秋冬物の販売が、インバウンド需要の減少と中高級品市場の低迷の影響を受けたため、売上高は前連結会計年度の実績を下回りました。損益面では、引き続き、商品配置の最適化、プロパー販売の促進等に努め、為替相場が通期では前期対比円高に推移した影響もあり、海外よりの仕入コストの低減が図れたことから、売上総利益、売上総利益率ともに前連結会計年度の実績を上回りましたが広告宣伝費を含む販売関連経費及び人的資本投資に関わる人件費の増加を吸収することが出来ず、営業利益は、前連結会計年度の実績を下回りました。その結果、連結売上高は119億33百万円(前年同期比0.1%減)、連結営業利益は6億12百万円(前年同期比12.8%減)、連結経常利益は為替差損益の改善もあり6億75百万円(前年同期比1.5%増)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は物流センター統合に関わる特別利益を前連結会計年度に計上した影響もあり、5億70百万円(前年同期比2.2%減)となりました。セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。①身の回り品事業身の回り品につきましては、猛暑を背景に、春夏物は、専門店を中心に各販路における販売が好調に推移しましたが、秋冬物の販売が、インバウンド需要の減少と中高級品市場の低迷の影響を受け、売上高は前連結会計年度を下回りました。各販路に対応したきめ細かい商品開発・提案、プロパー販売の促進等の販売施策の推進に注力し、為替相場が通期では前期対比円高に推移した影響もあり海外よりの仕入コストの低減が図れたことから、売上総利益は前連結会計年度実績を上回りましたが、販売関連経費、人件費の増加を吸収しきれず、セグメント利益についても前連結会計年度を下回りました。洋傘部門につきましては、前年に引き続き猛暑が到来し、パラソルマーケットが活況を呈したことに加え、専門店・Eコマースマーケットへの商品開発、マーケティング等のアプローチの強化も奏功し、売上高は前連結会計年度を上回りました。洋品及び帽子部門につきましては、一部インポートブランドの導入・自社ブランドの販売展開に注力いたしましたが、2024年12月にインバウンドを中心に人気を博したライセンスブランドの取扱終了に伴うマイナス影響をカバーしきれず、売上高は前連結会計年度を下回りました。毛皮・宝飾部門につきましては、エコファー・リフォーム等のサステナブルな提案、新規商材の開拓、百貨店外商ルートの活用及び催事展開にも注力し、売上高は前連結会計年度を上回りました。以上の結果、身の回り品の売上高は114億51百万円(前年同期比0.4%減)、セグメント利益は、6億円(前年同期比12.8%減)となりました。②情報サービス事業情報サービス業につきましては、業務のIT化、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進ニーズの高まりを捉え、システム開発受託・販売、保守・メインテナンス等に引き続き注力した結果、売上高は前連結会計年度を上回りました。損益面も人件費、販売管理費等の低減もあり、前連結会計年度を上回りました。その結果、売上高は、4億81百万円(前年同期比6.6%増)、セグメント利益は、29百万円(前年同期比20.2%増)となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物は、売上債権の増加等により、前連結会計年度末に比べ2億35百万円減少(前年同期は2億98百万円増加)して11億7百万円(前年同期比17.5%減)となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、3億42百万円の収入(前年同期は7億83百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益を6億75百万円計上(前年同期は7億15百万円計上)したこと、売上債権が1億77百万円増加(前年同期は3億10百万円の減少)したこと、仕入債務が1億51百万円減少(前年同期は1億23百万円の減少)したこと、及び返金負債が1億6百万円減少(前年同期は2億71百万円の減少)したこと等によるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、1億72百万円の支出(前年同期は5百万円の収入)となりました。これは主に投資有価証券の取得による支出が1億7百万円(前年同期は6百万円の支出)となりましたこと、及び有形固定資産の取得による支出が85百万円(前年同期は87百万円の支出)となりましたこと等によるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、4億17百万円の支出(前年同期は4億91百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額が2億55百万円(前年同期は1億57百万円の支出)となりましたこと、及び短期借入金の純増減額が1億円の減少(前年同期は19百万円の減少)となりましたこと等によるものです。 (3)生産、受注及び販売の実績① 商品仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前年同期比(%)身の回り品事業(千円)5,777,78293.0情報サービス事業(千円)356,404164.0合計(千円)6,134,18695.4 ② 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前年同期比(%)身の回り品事業(千円)11,451,71799.6情報サービス事業(千円)481,815106.6合計(千円)11,933,53299.9 (4)財政状態の状況(流動資産)当連結会計年度末における流動資産の残高は、58億43百万円となり、前年度末比1億37百万円減少いたしました。この主な要因は、売掛金が2億31百万円増加したこと、現金及び預金が2億35百万円減少したこと、及び返品資産が72百万円減少したこと等によるものであります。 (固定資産)当連結会計年度末における固定資産の残高は、40億95百万円となり、前年度末比1億41百万円増加いたしました。この主な要因は、投資有価証券が1億74百万円増加したこと等によるものであります。 (流動負債)当連結会計年度末における流動負債の残高は、36億25百万円となり、前年度末比2億94百万円減少いたしました。この主な要因は、返金負債が1億6百万円減少したこと、及び短期借入金が1億円減少したこと等によるものであります。 (固定負債)当連結会計年度末における固定負債の残高は、4億49百万円となり、前年度末比96百万円減少いたしました。この主な要因は、長期借入金が1億23百万円減少したこと等によるものであります。 (純資産)当連結会計年度末における純資産の残高は、58億64百万円となり、前年度末比3億94百万円増加いたしました。この主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益を5億70百万円計上したこと、及び剰余金の配当を2億56百万円実施したこと等によるものです。 (5)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報① キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容当連結会計年度のキャッシュ・フローは、猛暑に対応した販売施策の推進により、昨年より続く猛暑を背景として春夏物の販売が好調に推移したものの、秋冬物の販売はインバウンド需要の減少と中高級品市場の低迷の影響を受け、売上高は前連結会計年度の実績を下回りました。春夏物商品の早期展開の影響もあり売上債権が増加し、棚卸資産の水準感は前連結会計年度並みで推移したため、現金及び預金は減少いたしました。② 資本の財源及び資金の流動性当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入費用及び原材料の購入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。当社グループは、営業キャッシュ・フローで獲得した資金を主な財源として事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保するよう努めております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、リース契約及び金融機関からの長期借入を基本としております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は23億48百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は11億7百万円となっております。 (6)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成しております。この連結財務諸表の作成に当たり、当社経営者は、期末日における資産及び負債、当連結会計年度における収益及び費用に影響を及ぼすような見積りを実施いたします。見積り及びその基礎となる仮定は、過去の実績やその時点での入手可能な情報等を基に、合理的と考えられる様々な要因を考慮した上で判断しておりますが、様々な見積り根拠となる仮定又は条件等の変化により、見積り内容が実際の結果と異なる可能性があります。見積り及び仮定のうち、当社グループの連結財務諸表で認識する金額に重要な影響を与える見積り及び仮定は、以下のとおりであります。① 棚卸資産評価損第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。② 返金負債並びに返品資産当社グループは、販売シーズンの終了に伴う返品の損失に備えるため、返品されると見込まれる商品及び製品について「返金負債」を流動負債に、「返品資産」を流動資産に表示しております。収益は顧客との契約において約束された対価から返品、値引き等を控除した金額で測定しております。これらの商品及び製品の返品については、返品に伴う予想返金額が天候要因を含む各商品のマーケットの好不調の影響等により変動することから、発生し得ると考えられる予想返金額を確率で加重平均した金額(期待値)による方法を用いて算定し、収益より控除する方法を用いて取引価格を算定しております。よって、実際の結果は、見積り根拠となる仮定又は条件等の変化により、見積り内容と異なる可能性があります。 (7)経営上の目標の達成状況当社グループは、株主の皆様に対する利益還元を経営の最重要課題のひとつと位置付けた上で、財務体質の強化と積極的な事業展開に必要な内部留保の充実を勘案し、継続的・安定的な配当を実施したいと考えており、連結配当性向40%以上を指標としております。当連結会計年度は、業績が堅調に推移したことから、創立140周年記念配当10円も踏まえ、1株につき61円とさせていただく予定であります。今後も、中長期的な視点に立って、新事業の開発を含めた成長が見込まれる分野に経営資源を投入することにより、持続的な成長と企業価値の向上並びに株主価値の増大に努めてまいります。

事業リスク

  • 経済状況と販路の変化
    同社グループの主な販売先は百貨店、チェーンストア、専門店といった国内小売店舗であり、マクロ経済状況や各販路の価格戦略、店舗戦略、競合環境の変化が業績に影響を与える可能性があります。特に百貨店の閉店や売場縮小が進む中、既存販路への依存度が高いことはリスクとなり得ます。
  • 消費者動向と競争激化
    取り扱う商品がファッショントレンドやライフスタイル、嗜好の変化に大きく左右されるため、消費者の動向を的確に捉えられない場合、業績に影響が出る可能性があります。また、同業他社との競争が激しいため、市場での優位性を維持するための継続的な努力が求められます。
  • 天候・気候変動の影響
    洋傘や毛皮などの季節商材を多く取り扱っており、冷夏、暖冬、少雨といった異常気象や予測不可能な気候変動が発生した場合、売上高が減少するリスクがあります。気候変動は予測が難しく、売上機会の逸失につながる可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|2,405 文字
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)経済状況、販路に関するリスク当社グループの販売先は、主に百貨店、チェーンストア、専門店の国内小売店舗となります。従いまして、マクロの経済状況に加えて、各販路の価格戦略、店舗戦略、競業環境等の変化により、当社グループの業績に影響を与えるリスクがあります。 (2)消費者動向に関するリスク当社グループの取り扱う商品は同業他社との競争が激しく、消費者のファッショントレンドやライフスタイルや嗜好の変化が大きく、加えて、マクロの所得動向、経済環境の変化にも各消費者が大きな影響を受けることから、当社グループの業績に影響を与えるリスクがあります。 (3)天候・気候変動によるリスク当社グループの取り扱う商品にはパラソル、洋品毛皮など季節商材が含まれております。これら季節商材は、一般に冷夏・暖冬・少雨といった天候不順の場合、売上高の減少が見込まれます。また、最近の気候変動による予測不可能な気象状況によっても売上機会を逸するリスクがあります。 (4)品質管理に伴うリスク当社グループの取り扱う商品は、消費者や取引先へ出荷する前に、その安全性、機能性、規格等について、品質管理室又は第三者の検査機関の検査を実施して万全の体制を取っておりますが、予測しえない品質トラブルや製造物責任に関する事故が発生した場合は、当社グループのブランドイメージの低下、多額の損失が発生するリスクがあります。 (5)ライセンス契約に伴うリスク当社グループは「5 重要な契約等」に記載の契約先をはじめとして、多くの海外企業と商標使用権の取得、デザイン複製品の製造販売に関する契約を結んでおります。現状各契約先とは良好な取引関係を維持しておりますが、契約先との契約が終結した場合には、当社グループの業績に影響を与えます。 (6)海外生産に関するリスク当社グループの販売商品の約85%は、海外生産となっており、生産国における政情不安、予期せぬ法律、規制の変更及び大規模災害等により商品の供給が停滞、途絶した場合には、当社グループの業績に影響を与えるリスクがあります。 (7)為替の変動に伴うリスク当社グループは商品及び原材料の一部をヨーロッパはじめアジア各国から輸入しております。一般に、他の通貨に対する円高は当社グループの事業に好影響をもたらし、円安は当社グループの事業に悪影響を及ぼします。当社グループは、輸入取引に係る為替変動のリスクに備えるため、通常の取引の範囲内で為替予約取引を行っておりますが、中長期的な為替変動は当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (8)自然災害、人的災害によるリスク当社グループは、国内外の取引先から商品の供給を受けており、また、国内外の物流網を通じて各販売先・店舗や消費者に商品を供給しております。従いまして、国内外において自然災害や戦争等の人的災害が発生した場合、当社グループのサプライチェーンが不安定化を招き、事業運営に影響を与えるリスクがあります。 (9)人的資本の確保及び育成に関するリスク当社グループは、持続的成長の実現のために、採用活動や研修等を通じた人的資本の強化に努めておりますが、労働市場における人材不足や流動性の高まりにより、当社グループが求めるスキルや経験を持つ人材が確保できないリスクや、人材が流出した際に当社グループの事業運営や成長戦略に影響を与えるリスクがあります。 (10)知的財産権に関するリスク当社グループでは、特許権、商標権等の知的財産権を所有しており、法令の定め及び社内規程に則って関係する国や地域での商標の取得を含む管理体制を整えておりますが、国内外において、当社グループ商品の模倣品が市場に流通する等、当社グループの知的財産権が第三者により侵害された場合、当社グループ又はそのブランドのイメージを侵害し、当社グループの事業及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (11)法的規制によるリスク当社グループは独占禁止法、下請法、景品表示法、消費生活用製品安全法などに関する法令等に充分留意した事業活動を行い、法令遵守の重要性や内部統制手続の啓蒙を徹底して、コンプライアンス経営に努めておりますが、このような管理体制に関わらず、従業員や取引先の不正および違法行為等に起因して問題が発生し、企業の社会的信頼の低下や損害賠償など多額の費用負担を招くことにより、当社グループの業績に影響を与えるリスクがあります。 (12)個人情報に関するリスク当社グループは、個人情報の取扱いについて厳格に運用管理しておりますが、サイバー攻撃等の不測の事故により重大な情報セキュリティー事故が発生した場合は、当社グループの社会的信用や企業イメージの低下により、当社グループの経営に影響を与えるリスクがあります。 (13)システム障害によるリスク当社グループは、ECサイトや業務システムを構築しておりますが、停電、コンピュータ、ネットワーク又は電気通信の障害、当社グループの従業員による人為的ミス若しくはウイルスや外部からの不正アクセス等により、当社グループのITシステムに障害が発生する可能性があります。このようなITシステムに障害が発生した場合、それらを修復等するために多額の費用が生じるほか、重要なデータ(顧客データ及び営業戦略、商品開発等の企業秘密を含む)の消失・毀損や当社グループの業務の中断又は遅延等が発生するリスクがあります。

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