事業の概要
- 飲食店経営:テンアライドは、「旬鮮酒場天狗」や「和食れすとらん天狗」など7つの異なる業態の飲食店を直接経営しています。これらの店舗での飲食サービスの提供が主な収益源であり、お客様に食事や飲み物を提供することで売上を上げています。
- 食材・酒類等の輸入販売:連結子会社のテンワールドトレーディング株式会社が、飲食店で提供する酒類や食料品などの輸入販売を行っています。これにより、グループ内で食材調達の一部をまかなうことで、コスト管理や品質維持に貢献していると考えられます。
- 単一セグメントでの事業展開:テンアライドグループの事業は、飲食店の経営とその補完的な活動が中心であり、これら全てを「外食産業」という単一のセグメントとして管理しています。これは、事業の柱が明確であり、経営資源が外食事業に集中していることを示しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 飲食店経営事業:テンアライドグループの主要な事業であり、外食産業を営んでいます。「旬鮮酒場天狗」や「和食れすとらん天狗」など、7つの異なる業態の店舗を通じて、お客様に飲食サービスを提供しています。これがグループ全体の売上の大部分を占める稼ぎ頭です。
- 酒類・食料品等輸入販売事業:連結子会社のテンワールドトレーディング株式会社が担う事業で、グループ内の飲食店で使用する酒類や食料品などの輸入販売を行っています。これは、飲食店の運営を支える補完的な役割を果たしており、グループ全体のサプライチェーンの一部を構成しています。
- 単一セグメントでの事業構成:テンアライドグループは、飲食店の経営とその関連事業を「外食産業」という一つのセグメントとして報告しています。これは、事業の柱が明確であり、経営資源が外食事業に集中していることを示しており、地域的な構成についても日本国内が中心であると推測されます。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社(テンワールドトレーディング株式会社)の計2社で構成されております。 当グループの事業における位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、当社グループの事業は、飲食店の経営を営むものとして外食産業及びその補完的事業であり、単一のセグメントとしております。 (1)飲食店経営関連 当社は、「旬鮮酒場天狗」、「和食れすとらん天狗」、「テング酒場」、「神田屋」、「ミートキッチンlog50」、「てんぐ大ホール」、「湊や磯吉食堂」の7業態の店舗において外食産業を営んでおります。 連結子会社のテンワールドトレーディング株式会社は酒類、食料品等の輸入販売を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 競合店の出店や食材仕入価格の上昇、人件費高騰が業績に影響を及ぼす可能性があるため |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | なし 外食産業は参入障壁が低いと考えられるため |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 低い(分散) |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | シクリカル |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:売上の変動 / 食材調達のリスク / 衛生管理上の事故
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 6 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
テンアライドは特定の強力なブランドや特許、規制ライセンスに依存するビジネスモデルではない。個別の店舗ブランド力やメニュー開発力はあるものの、業界全体で模倣されやすく、持続的な無形資産としての競争優位性は限定的と判断される。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
飲食店の利用は顧客の嗜好や利便性に大きく依存するため、スイッチング・コストは低い。ただし、一部の常連客にとっては、長年の利用による愛着や特定のメニューへのこだわりが、多少のスイッチング・コストを生む可能性はある。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
飲食業は基本的に個々の店舗が独立してサービスを提供するため、ネットワーク効果は発生しない。顧客が増えることで店舗の価値が直接的に向上するような構造は見られない。
コスト優位★★☆☆☆
外食産業は競争が激しく、仕入れコストや人件費の管理が重要となる。テンアライドは複数店舗展開による一定の購買力や効率化の余地はあるが、業界全体でコスト競争力は激しく、突出したコスト優位性は見出しにくい。
規模の経済★★★☆☆
テンアライドは「天狗」「テング酒場」など複数のブランドを展開し、国内に多数の店舗を持つ。一定の規模を持つことで、仕入れや物流における効率化、ブランド認知度の向上といった規模の経済性を享受していると考えられる。しかし、業界全体で見ると、より巨大な競合も存在するため、最適規模の少数寡占とは言えない。
- 多様なブランド展開:「旬鮮酒場天狗」や「和食れすとらん天狗」など、7つの異なる業態を展開しており、顧客の多様なニーズや利用シーンに対応できる強みがあります。これにより、幅広い客層を取り込み、市場の変化にも柔軟に対応できる可能性があります。
- セントラルキッチンとプライベートブランド:セントラルキッチンでの商品開発を強化し、プライベートブランド商品の拡大を進めています。これにより、品質管理の徹底、コスト削減、他社との差別化を図り、独自の強みを持つ商品を提供できる可能性があります。
- 生産者・取引業者との連携強化:生産者や取引業者とのコミュニケーションを密にすることで、食材の安定調達、価格高騰の回避、そして安全性の確保に努めています。これは、食の安全が重視される外食産業において、顧客からの信頼を得る上で重要な競争優位となり得ます。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
- 顧客満足度の追求:「良いものを安く、早く、清潔に、最高の雰囲気で」という「お客様への四つの誓い」を経営の基本方針としています。これは、お客様に「驚き」と「感動」を提供することで企業価値を高め、リピーターを増やすことを目指す戦略です。
- 収益構造の改善と効率化:小型店舗の新規出店や既存店舗の複数ブランド展開による小型店舗化、既存店舗の業態転換を進めることで、収益性の高い事業構造への転換を図っています。また、テーブルオーダーシステムなどのIT機器導入による業務改善も推進し、運営効率を高めることを目指しています。
- 安定的な食材調達と商品開発:生産者や取引業者との連携を強化し、食材の安定調達と価格高騰の回避、安全性の確保に努めています。さらに、セントラルキッチンでの開発強化やプライベートブランド商品の拡大を通じて、店舗だけでなく小売ルートでの販売も視野に入れたオリジナル商品の展開を進めることで、新たな収益源の確保を目指しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社の企業価値は、ご来店いただいたお客様が感じる「驚き」と「感動」によって決まるものと考えており、それが当社の行動指針を決定する価値基準になると認識しております。そのため常に日々の行いを自問自答し、謙虚にお客様の声にお応えすべく「お客様への四つの誓い」を立てております。「良いものを安く、早く、清潔に、最高の雰囲気で」 この誓いは当社の行動指針であり、基本理念であります。 社会のグローバル化やネット環境の進化により、外食産業のサービスや業態も多様化を極め、お客様の選択の目もより厳しさを増しており、「自ら挑み続けた本物」のみが生き残ることができると考えております。 当社は常にこの「お客様への四つの誓い」に立ち返り、「自ら挑み続けた本物」に挑み続けてまいります。 (2)目標とする経営指標 当社の目標とする経営指標としましては、株主に対する利益配当を経営の重要課題としており、第一に1株当たりの当期純利益と株主資本利益率の増加を、第二にキャッシュ・フローの増加を目指しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 外食産業界におきましては、経済活動の正常化に伴い緩やかな回復傾向にありますが、資源や人件費の高騰に伴う物価の上昇、加えて国際情勢の悪化や急激な為替変動によるエネルギー資源や原材料価格の高騰が懸念されております。このため、厳しい経営環境は依然として継続しております。 このような状況下において、消費者のライフスタイルや行動態様が大幅に変化しており、そのニーズに対応した形で付加価値を高めていくとともに店舗オペレーションの効率化を推進することにより来客数の向上を訴求し、店舗の収益基盤の更なる強化を推し進めてまいります。 (4)会社の対処すべき課題 外食産業においては、厳しい経営環境が依然として継続している状況にあり、当社としては小型店舗の新規出店の促進や既存の大型店舗における複数ブランドの展開による小型店舗化に取り組んでおります。また既存店舗の業態転換を進めることにより、収益構造の改善を推し進めてまいります。 加えて、テーブルオーダーシステム等のシステム改善についても取り組んでおり、IT機器整備により業務改善を実現し、収益性の高い事業構造の構築に努めてまいります。 また、生産者・取引業者とのコミュニケーションを維持・強化することにより、安定した食材の調達、価格の高騰回避、安全性の確保等を図ってまいります。 商品(飲物・料理)につきましては、蔵元やメーカーとの一層の連携強化を図り、プライベートブランド商品拡大を進めると同時に、セントラルキッチンにおける開発強化により、店舗運営にとどまらず小売りルートの開拓を推し進めることによりオリジナル自社製品の販売拡大を図ってまいります。 更に、事業計画に基づき、従業員の雇用維持を前提として、金融機関からの資金調達等による手元資金の確保によって当社グループ経営の安定化を図るとともに、不要不急のコスト削減、年間設備投資額の再考、店舗賃料削減交渉などの対策を進め固定費の圧縮を図ります。加えて、人材確保と教育システムの確立、店舗の作業システムの改善等の諸施策に取り組み、収支改善に注力してまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社の企業価値は、ご来店いただいたお客様が感じる「驚き」と「感動」によって決まるものと考えており、それが当社の行動指針を決定する価値基準になると認識しております。そのため常に日々の行いを自問自答し、謙虚にお客様の声にお応えすべく「お客様への四つの誓い」を立てております。「良いものを安く、早く、清潔に、最高の雰囲気で」 この誓いは当社の行動指針であり、基本理念であります。 社会のグローバル化やネット環境の進化により、外食産業のサービスや業態も多様化を極め、お客様の選択の目もより厳しさを増しており、「自ら挑み続けた本物」のみが生き残ることができると考えております。 当社は常にこの「お客様への四つの誓い」に立ち返り、「自ら挑み続けた本物」に挑み続けてまいります。 (2)目標とする経営指標 当社の目標とする経営指標としましては、株主に対する利益配当を経営の重要課題としており、第一に1株当たりの当期純利益と株主資本利益率の増加を、第二にキャッシュ・フローの増加を目指しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 外食産業界におきましては、経済活動の正常化に伴い緩やかな回復傾向にありますが、資源や人件費の高騰に伴う物価の上昇、加えて国際情勢の悪化や急激な為替変動によるエネルギー資源や原材料価格の高騰が懸念されております。このため、厳しい経営環境は依然として継続しております。 このような状況下において、消費者のライフスタイルや行動態様が大幅に変化しており、そのニーズに対応した形で付加価値を高めていくとともに店舗オペレーションの効率化を推進することにより来客数の向上を訴求し、店舗の収益基盤の更なる強化を推し進めてまいります。 (4)会社の対処すべき課題 外食産業においては、厳しい経営環境が依然として継続している状況にあり、当社としては小型店舗の新規出店の促進や既存の大型店舗における複数ブランドの展開による小型店舗化に取り組んでおります。また既存店舗の業態転換を進めることにより、収益構造の改善を推し進めてまいります。 加えて、テーブルオーダーシステム等のシステム改善についても取り組んでおり、IT機器整備により業務改善を実現し、収益性の高い事業構造の構築に努めてまいります。 また、生産者・取引業者とのコミュニケーションを維持・強化することにより、安定した食材の調達、価格の高騰回避、安全性の確保等を図ってまいります。 商品(飲物・料理)につきましては、蔵元やメーカーとの一層の連携強化を図り、プライベートブランド商品拡大を進めると同時に、セントラルキッチンにおける開発強化により、店舗運営にとどまらず小売りルートの開拓を推し進めることによりオリジナル自社製品の販売拡大を図ってまいります。 更に、事業計画に基づき、従業員の雇用維持を前提として、金融機関からの資金調達等による手元資金の確保によって当社グループ経営の安定化を図るとともに、不要不急のコスト削減、年間設備投資額の再考、店舗賃料削減交渉などの対策を進め固定費の圧縮を図ります。加えて、人材確保と教育システムの確立、店舗の作業システムの改善等の諸施策に取り組み、収支改善に注力してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国の経済は、賃上げの動きや個人消費の需要の増加が見られ、経済活動の正常化が進んでいることに加え、インバウンド需要も回復し、景気は緩やかな回復基調で推移しました。 その一方で、国際情勢の悪化や円安によるエネルギー資源や原材料価格の高騰、人手不足に伴う人件費の上昇により、特に外食産業は依然として厳しい経営環境が継続し、予断を許さない状況となっております。 当社は、「食を通して「驚き」と「感動」を」という企業理念を体現するために、良質な食材等の仕入、低価格による提供、人材教育、衛生管理を徹底してまいりました。 また、店舗の営業についても多様化する消費者ニーズに対応した業態への転換を進めると同時に、店舗オペレーションの効率化を目指した二毛作業態の開発・展開を実施しております。 以上の結果、当連結会計年度における連結売上高は、前年同期比101.7%の120億93百万円となりました。 利益面につきましては、仕入原価や人件費の高騰の影響により営業損失は1億20百万円(前年同期は営業利益2億32百万円)、経常損失は1億16百万円(前年同期は経常利益2億29百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は4億62百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益1億45百万円)となりました。 なお、当連結会計年度末における当社の店舗数は、「旬鮮酒場天狗」5店舗、「和食れすとらん天狗」14店舗、「テング酒場」14店舗、「神田屋」24店舗、「てんぐ大ホール」40店舗、「ミートキッチンlog50」2店舗、「湊や磯吉食堂」3店舗の合計102店舗であります(内フランチャイズ1店舗)。 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて7億52百万円減少し、67億88百万円となりました。この主な要因といたしましては、投資有価証券が1億23百万円増加したことに対し、現金及び預金が7億35百万円、有形固定資産合計が1億円、敷金及び保証金が1億5百万円減少したことによるものであります。 負債合計は、前連結会計年度末に比べて5億99百万円減少し、40億50百万円となりました。その主な要因といたしましては、短期借入金が6億12百万円、退職給付に係る負債が1億2百万円減少したことによるものであります。 また、純資産につきましては、前連結会計年度末に比べて1億53百万円減少し、27億37百万円となりました。その主な要因といたしましては、新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ1億26百万円増加したことに対し、種類株式に係る剰余金の配当により資本剰余金が60百万円、親会社株主に帰属する当期純損失の計上で利益剰余金が4億62百万円減少したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ7億35百万円減少し、当連結会計年度末には25億67百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況については下記のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果増加した資金は、49百万円となりました。これは主に税金等調整前当期純損失による支出に対し、減価償却費及び減損損失による収入が多額であったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、3億4百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、4億79百万円となりました。これは主に株式の発行による収入に対し、短期借入金の減少額及び配当金の支払額によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況a.生産実績 当連結会計年度における生産実績を品目別ごとに示すと、次のとおりであります。品目数量単位前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前年同期比数量金額(千円)数量金額(千円)%そば(P/C)395,67623,857419,60825,809108.2もつ煮--23,182-18,99581.9豆乳--23,755-25,020105.3各種ぎょうざ--77,798-61,84979.5各種デザート(P/C)58,47537,12658,15538,343103.3各種ドレッシング・ソース--63,703-50,75079.7各種しゅうまい--7,069-4,44362.8魚類煮込み--26,875-48,581180.8干物等--102,202-120,108117.5その他--673,859-765,399113.6合計--1,059,431-1,159,302109.4(注)1 金額は、当社の製造原価によっております。2 上記は当社の生産実績であります。子会社1社は生産活動を行っておりません。 b.受注実績 該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績を品目別ごとに示すと、次のとおりであります。品目前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前年同期比金額(千円)金額(千円)%料理類7,463,0157,648,563102.5飲物類4,424,4644,444,928100.5合計11,887,48012,093,492101.7 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、見積り特有の不確実性により、財政状態及び経営成績に重要な影響が及ぶ可能性があると考えられるものは以下のとおりであります。 a.減損会計における将来キャッシュ・フロー 当該会計上の見積り及び仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 b.退職給付債務の算定 当社グループは、確定給付制度を採用しております。確定給付制度の退職給付債務及び関連する勤務費用は、数理計算上の仮定を用いて退職給付見込額を見積り、割り引くことにより算定しております。数理計算上の仮定には、割引率、退職率、昇給率等の様々な計算基礎があります。当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する退職給付に係る負債及び退職給付費用の金額に重要な影響を与える可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析a.売上高及び営業損失 売上高は前年同期比2億6百万円増の120億93百万円となりました。新規出店や多様化する消費者ニーズへ対応した業態へ転換したことによる来客増加、加えて経済活動の正常化が進み、緩やかに景気が回復したことによる既存店売上高の増加によるものであります。 売上原価は前年同期比2億28百万円増加し、36億7百万円となりました。これは主に、原材料の高騰による仕入価格の増加によるものであります。 販売費及び一般管理費は前年同期比3億30百万円増加し、86億6百万円となりました。この主な内訳として、人件費において、売上の増加及び賃率の上昇により雑給が61百万円、賞与手当の増加により53百万円、その他経費において、減価償却費が44百万円、非接触決済利用者の増加により支払手数料が26百万円増加したことによるものであります。 上記の結果、前年同期比3億53百万円減益となり、1億20百万円の営業損失となりました。 b.営業外損益及び経常損失 営業外収益は受取配当金が5百万円増加し、貸倒引当金戻入額が6百万円減少したことにより前年同期比で概ね同水準となり、営業外費用は支払利息が8百万円減少したことにより41百万円となりました。 上記の結果、前年同期比3億45百万円減益となり、1億16百万円の経常損失となりました。 c.特別損益、法人税等及び当期純損失 特別損失は前年同期比2億55百万円増加し、2億94百万円となりました。これは主に減損損失計上額及びリース解約損失計上額の増加によるものであります。 税金等調整前当期純損失は前年同期比6億1百万円減少し、4億10百万円となり、税効果会計適用後の法人税等負担額は前年同期比6百万円増の52百万円となりました。 その結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純損失は前年同期比6億8百万円増加し、4億62百万円となりました。 ③ 財政状態の分析 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ7億52百万円減少し、67億88百万円となりました。 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は33億98百万円で、前連結会計年度末に比べ6億59百万円減少しております。これは現預金7億35百万円の減少が主な要因であります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は33億90百万円で、前連結会計年度末に比べ93百万円減少しております。これは投資有価証券1億23百万円の評価益による増加、有形固定資産1億円及び預け保証金84百万円の減少が主な要因であります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は26億44百万円で、前連結会計年度末に比べ40百万円減少しております。これは短期借入金6億12百万円の返済による減少、1年以内返済の長期借入金5億円の増加が主な要因であります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は14億6百万円で、前連結会計年度末に比べ5億58百万円減少しております。これは長期借入金5億円の流動負債への振替、退職給付に係る負債1億2百万円の減少が主な要因であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は27億37百万円で、前連結会計年度末に比べ1億53百万円減少しております。これは利益剰余金4億62百万円の減少、その他資本剰余金1億92百万円の増加が主な要因であります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資金の源泉は、「現金及び現金同等物」と「営業活動によるキャッシュ・フロー」であります。 一方、当社グループの主な運転資金需要は、当社グループ販売商品に係る原材料費、店舗運営に係る人件費及び店舗オーナーへの支払賃借料等であり、主な設備投資需要は、新規出店、店舗改修及び工場設備投資に係る投資資金であります。 したがいまして、運転資金と設備投資資金については、営業キャッシュ・フローで充当することを基本とし、必要に応じて資金調達を実施しております。 新型コロナウイルス感染拡大の影響により財務基盤が大きく毀損したことから、2022年4月、2023年12月に新株予約権の第三者割当による発行を行い、その行使により当期に2億52百万円の資金の調達を実施いたしました。 当連結会計年度の設備投資額は3億30百万円で、その主なものは、4店舗の新規出店及び4店舗のリニューアル費用、各種の店舗設備に係るDX化および改修、セントラルキッチンの改修によるものであります。
事業リスク
- 売上変動のリスク:景気後退、戦争・テロ、自然災害(洪水、地震、疫病など)、競合店の増加、新規出店の遅れなど、様々な要因によって売上が計画を下回る可能性があります。これにより、会社の業績に悪影響が及ぶ可能性があります。
- 食材調達・価格変動のリスク:鳥インフルエンザなどの疫病発生、天候不順による農産物の不作、海の汚染による魚介類への影響、国際情勢の悪化などにより、食材の調達が困難になったり、仕入れ価格が高騰したりする可能性があります。これは、原価の上昇を通じて会社の利益を圧迫する可能性があります。
- 衛生管理・食中毒のリスク:食品衛生法に基づき厳格な衛生管理を行っていますが、万が一食中毒などの事故が発生した場合、営業停止命令や営業許可の取り消し処分を受ける可能性があります。これにより、売上の大幅な減少やブランドイメージの失墜につながり、会社の業績に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。 (1)売上の変動について 当社グループの売上は、景気の後退や戦争やテロ等の人為的社会不安、洪水、地震、疫病等の自然災害、競合店の出店、当社グループの出店の遅れ等により、計画を下回ることがあり、当社グループの連結業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)食材調達について 外食産業における最も重要なことは、食の安全確保であり、お客様に安全で良質の食材を調達して提供することが最大の使命であります。 鳥インフルエンザ等の発生により、食材の調達上のリスクが発生する可能性に加え、冷夏等の天候不順や異常気象による米、野菜及び穀物等の農産物不作の状況や海の汚染等による魚介類への影響等の経済情勢の変化から、これに伴う食材の仕入価格の上昇、ひいては調達自体が困難となるリスクが生じる可能性があり、当社グループの連結業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)衛生管理について 当社は食品の安全確保のために「食品衛生法」に基づく必要な規制その他の措置を講じております。日々の食材の検品の強化、店舗・セントラルキッチンの衛生環境の整備、衛生への意識づけのための教育、これらの運用状況等のチェックのため衛生監査・細菌検査の全店実施等を行っております。 しかし、食中毒等の事故が発生した場合は、営業停止や営業許可の取消等を命じられることがあり、当社グループの連結業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)人材確保について 外食産業は、人手不足による人件費の高騰に直面しております。当社では人材の枯渇に対応するべく各種対策を実施し、必要数の充足に努めておりますが、必要とする人材が十分に確保できない場合、当社グループの連結業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)労務関連について 関連法令や労働環境に変化がある場合、人件費が増加し当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (6)顧客情報管理について 当社はお客様のアンケート情報や会員情報により、新メニュー・各種フェアー・宴会のご案内のダイレクトメールによる販売促進を活用しております。これらに関する個人情報については個人情報保護法に基づく厳正な管理を行っておりますが、不正行為等の発生により顧客情報が漏洩した場合は、損害賠償の発生や信用低下等により、当社グループの連結業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)ロシア・ウクライナ情勢について ロシア・ウクライナ情勢の影響により、原材料価格の高騰、エネルギー不足による電気・ガス料金の高騰等のリスクが生じる可能性があり、当社グループの連結業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)中東情勢について 中東情勢の影響により、エネルギー不足による電気料金の高騰、原油価格の高騰に起因するナフサ価格高騰に伴う包材やプラスチック等の価格高騰のリスクが生じる可能性があり、当社グループの連結業績に影響を及ぼす可能性があります。