事業の概要
- 地域金融サービス山梨中央銀行グループは、山梨県と東京地区を主要な営業基盤とし、預金や貸出業務を核に収益を上げています。これに加えて、有価証券投資、国内外為替、国債や投資信託、保険の窓口販売、各種コンサルティング業務など、多岐にわたる金融サービスを提供し、地域経済の発展に貢献しています。
- グループ会社による補完事業連結子会社を通じて、リース業(山梨中銀リース)、クレジットカード業(山梨中銀ディーシーカード)、信用保証業務(山梨中央保証)などを展開しています。これらの事業は、銀行業を補完し、顧客の多様な金融ニーズに応えることで、グループ全体の収益基盤を強化しています。
- 総合金融サービス展開山梨中銀経営コンサルティングによる総合コンサルティングやベンチャーキャピタル業務、やまなし未来インベストメントによる投資助言業務、やまなし地域デザインによる観光価値創造や脱炭素関連業務など、幅広い金融サービスを提供しています。これにより、地域の中核金融機関として、地域社会の繁栄と経済発展に積極的に取り組んでいます。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 銀行業山梨中央銀行の本・支店が担う主要事業で、預金、貸出、商品有価証券売買、有価証券投資、内国為替、外国為替、社債受託、国債等公共債・投資信託・保険の窓口販売、各種コンサルティング業務などを行います。地域の中核金融機関として、地域社会の繁栄と経済発展に貢献しており、グループの主要な収益源です。
- その他金融サービス連結子会社が提供する補完的な金融サービスです。山梨中央保証による信用保証業務、山梨中銀リースによるリース業務、山梨中銀ディーシーカードによるクレジットカード業務などが含まれます。これらの事業は、銀行業の顧客基盤を活かし、多様な金融ニーズに対応することでグループ全体の収益を多角化しています。
- コンサルティング・投資関連山梨中銀経営コンサルティングによる総合コンサルティングおよびベンチャーキャピタル業務、やまなし未来インベストメントによる投資助言業務、やまなし地域デザインによる観光価値創造業務、脱炭素関連業務、広告宣伝・マーケティング業務などを行います。これらは、地域経済の活性化や顧客企業の成長支援を通じて、グループの総合金融サービスを強化しています。
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3 【事業の内容】当行グループ(当行及び当行の関係会社)は、当行及び連結子会社6社で構成され、銀行業を中心にリース業、クレジットカード業等の金融サービスに係る事業を行っております。当行グループの事業に係わる位置づけは次のとおりであります。なお、当行グループは、報告セグメントが「銀行業」のみであり、セグメント情報の記載を省略しているため、事業区分は「銀行業」と「その他」としております。〔銀行業〕当行の本・支店においては、預金業務、貸出業務を中心に、商品有価証券売買業務、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、社債受託業務、国債等公共債・投資信託・保険の窓口販売業務及び各種コンサルティング業務などを行い、地域の中核金融機関として地域社会の繁栄と経済の発展に積極的に取り組んでおり、当行グループの主要業務と位置づけております。また、山梨中央保証株式会社(連結子会社)においては、貸出業務を補完する信用保証業務を行っております。〔その他〕山梨中銀リース株式会社(連結子会社)においてはリース業務、山梨中銀ディーシーカード株式会社(連結子会社)においてはクレジットカード業務、山梨中銀経営コンサルティング株式会社(連結子会社)においては総合コンサルティング及びベンチャーキャピタル業務、やまなし未来インベストメント株式会社(連結子会社)においては投資助言業務、やまなし地域デザイン株式会社(連結子会社)においては観光価値創造業務、脱炭素関連業務、広告宣伝・マーケティング業務などを行い、いずれも総合金融サービスの一部として銀行業の補完業務と位置づけております。以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 他金融機関との競合激化により、戦略が想定した成果を生まない可能性があるため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 規制 銀行業は金融庁の規制下にあり、自己資本比率等の基準を下回ると業務停止命令を受ける可能性がある。 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | シクリカル |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:信用リスク(不良債権、貸倒引当金の増加) / 市場リスク(金利、価格変動、為替リスク) / 流動性リスク(資金繰り悪化、調達コスト増加)
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
地域金融機関としての長年の信頼とブランド力は存在するが、特許や独占的IPのような強力な無形資産は限定的。地域経済への貢献活動はブランド価値向上に寄与する可能性がある。
スイッチングコスト★★☆☆☆
個人顧客においては、給与振込口座や住宅ローンなどで一定のスイッチング・コストが発生する可能性がある。しかし、法人顧客においては、より有利な条件を求めて他行への乗り換えも比較的容易と考えられる。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
銀行業は一般的にネットワーク効果が働きにくいビジネスモデルであり、山梨中央銀行においても顕著なネットワーク効果は見られない。
コスト優位★☆☆☆☆
地域密着型のビジネスモデルにより、特定の地域においては効率的な店舗網を構築している可能性がある。しかし、デジタル化の遅れや規模の経済性の限界から、他行と比較した絶対的なコスト優位性は低いと考えられる。
規模の経済★☆☆☆☆
山梨県という限定された地域での事業展開であり、全国規模の銀行と比較すると規模の経済性は小さい。地域内でのシェアは一定程度あるものの、業界全体で見ると少数寡占とは言えない。
- 地域密着型サービス山梨県および東京地区に深く根ざした営業基盤を持ち、地域の中核金融機関として、預金・貸出業務を中心に地域経済の発展に貢献しています。長年にわたる地域との関係性により、顧客からの信頼と安定した顧客基盤を築いています。
- 多様な金融商品提供銀行業に加え、リース、クレジットカード、信用保証、コンサルティング、投資助言など、連結子会社を通じて幅広い金融サービスを提供しています。これにより、顧客の多様なニーズにワンストップで対応できる総合金融グループとしての強みを持っています。
- 地域課題解決への貢献地域企業の成長支援、東京地区との連携による投資誘致、DXや脱炭素化支援、他機関との連携による地域課題解決など、金融の枠を超えた取り組みを通じて地域社会に貢献しています。これにより、地域における存在感を高め、持続的な成長に繋げています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
- 地域総合金融グループへの進化長期ビジョン「Value Creation Company 2034」を掲げ、地域社会やお客さまの持続的な成長に貢献するため、金融分野に留まらず、幅広いコンサルティング・仲介機能を発揮します。DXやカーボンニュートラルのノウハウ提供、他機関との連携を通じて、新たな価値を創造する地域総合金融グループを目指しています。
- 持続的企業価値の向上中期経営計画「Value Creation Company~1st Stage」では、連結ROE、親会社株主に帰属する当期純利益、OHR(コア業務粗利益経費率)などの財務指標に加え、人的資本ROI、女性管理職比率、エンゲージメントスコアといった非財務指標も重視しています。資本コストや株価を意識した経営を推進し、PBR改善やROE向上、株主還元の充実を図ります。
- 人的資本投資と地域貢献中期経営計画では、山梨の強靭化に向けた地域企業支援、東京地区との連携による投資誘致、生産性向上のための「しごと改革」推進に加え、これらの取り組みを担う職員への人的資本投資を重視しています。また、山梨県の観光消費額や製造業生産額の増加、ベンチャー・スタートアップ支援、金融教育提供、温室効果ガス排出量削減など、地域貢献とサステナビリティへの取り組みも強化しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当行グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。(1) 経営方針当行は、山梨県及び東京地区を主要な営業基盤とする地域金融機関として、預金業務、貸出業務を中心に、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、国債等公共債・投資信託・保険の窓口販売業務及び各種コンサルティング業務などを、グループ会社では、リース業、クレジットカード業等の金融サービスに係る事業を行っており、地域の皆さまに多様な金融商品・サービスを提供しています。また、地域に根ざし、地域社会の繁栄と経済発展に寄与するとともに、お客さまから信頼していただける健全な経営姿勢を堅持し、経営内容の充実に努めることを経営理念としており、この実現に向けて、当行及びグループ各社は、多様化・高度化する地域の金融ニーズに的確かつ迅速にお応えすべく、総力を結集しさまざまな施策に取り組んでおります。 (2) 経営環境少子高齢化の進展に伴う労働力不足、円安、ウクライナ・中東情勢の緊迫化などの地政学リスクを背景としたエネルギー・原材料高などにより、不透明感が強まっています。一方で金融環境は、日本銀行による段階的な政策金利の引き上げに伴い、「金利ある世界」へ回帰したことで収益機会の拡大が期待されるなど、大きな転換期を迎えています。 (3) 中期経営計画当行グループでは長期ビジョン「Value Creation Company 2034」を掲げるとともに、2025年4月から2028年3月の3年間を計画期間とした中期経営計画「Value Creation Company~1st Stage」への取組みを実施しております。 具体的な取組みとして、山梨の強靭化に向けた地域企業の皆さまへの成長のご支援、東京地区との情報連携を通じた物的・人的投資の呼込み、なお一層の生産性向上に向けたしごと改革の推進、これら取組みを担う職員に対する人的資本投資などを着実に進めていきます。本計画においては、「連結ROE」、「親会社株主に帰属する当期純利益」、「OHR(コア業務粗利益経費率)」といった財務指標に加え、人的資本指標や、社会的インパクト指標なども定量目標として掲げております。定量目標は以下のとおりです。指標2028/3KPI2025/3実績(中計スタート時)当該指標の設定理由連結ROE※15.8%以上3.56%資本に対する収益効率性を計るため親会社株主に帰属する当期純利益※2140億円以上76億円当行グループの事業の成長性・収益力を計るためOHR(コア業務粗利益経費率)※358%以下64.0%経営の効率性を計るため連結自己資本比率9%台10.2%経営の安全性を計るため人的資本ROI※40.80倍0.34倍ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンおよび人的資本経営実現に向けた取組みの進捗度合を計るため女性管理職比率10%以上7.4%女性管理・監督職※5比率30%以上21.5%エンゲージメントスコア78.0以上76.8※6山梨県の観光消費額5,500億円3,175億円※7各戦略の遂行による山梨県内への寄与度・実効性を計るため山梨県の製造業生産額1兆6,000億円1兆3,129億円※8ベンチャー・スタートアップ関連支援件数(3年累計)※9500件―金融教育提供者数(3年累計)12,000人以上8,896人※10地域金融リテラシー向上に向けた取組みを可視化するため温室効果ガス(CO2)排出量削減率(2013年度比)※1185%削減69.72%サステナブル社会・脱炭素社会の実現に向けた取組みの進捗を計るため ※1 2026年5月に、2028/3KPIを「5%以上」から「5.8%以上」に引き上げました。※2 2026年5月に、2028/3KPIを「100億円以上」から「140億円以上」に引き上げました。※3 OHR(コア業務粗利益経費率)=経費(除く臨時処理分)÷(業務粗利益-国債等債券損益) 2026年5月に、2028/3KPIを「65%以下」から「58%以下」に引き上げました。※4 顧客向けサービス業務利益÷人件費 2026年5月に、2028/3KPIを「0.50倍」から「0.80倍」に引き上げました。※5 監督職:検印業務・部下評価業務を担う。管理職の候補層(役職は支店長代理、課長代理等)。※6 2024年10月調査実績※7 実績は2023年※8 実績は2021年度※9 直接投資件数、LP出資ファンドによる投資件数、ベンチャーデット対応件数、関連イベントの開催件数、ビジネスマッチング紹介件数※10 実績は2021年~2023年累計※11 目標対象範囲は、Scope1+Scope2。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当行が対処すべき課題は、地域金融力の発揮による地域社会やお客さまの成長への貢献と、当行グループの持続的な企業価値向上です。 <地域社会やお客さまの成長への貢献>地域社会やお客さまの持続的な成長に向け、お客さまの課題に対する共通理解や信頼関係を深め、金融分野での支援にとどまらず、当行グループの幅広いコンサルティング・仲介機能の発揮を通じた支援に、なお一層強力に取り組んでまいります。加えて、当行グループにおいてDXやカーボンニュートラルへの取組みで得られた技術やノウハウを地域の先導役としてお客さまへ提供し、地域全体の成長を支援してまいります。また、他の金融機関や民間事業者、自治体、大学などのさまざまなプレーヤーと連携・協業し、地域課題の解決に取り組んでまいります。これらの取組みを着実に実施していくことにより、長期ビジョンで掲げる新たな価値を創造する「地域総合金融グループ(Value Creation Company)」へ進化してまいります。 <当行グループの持続的な企業価値の向上>地域社会やお客さまの成長に貢献していくうえで、当行グループにとって「持続的成長と中長期的な企業価値向上」は重要課題であります。「資本コストや株価を意識した経営の実現」については、PBR(株価純資産倍率)の改善、ROEの向上と株主資本コストの抑制などに取り組んでまいります。連結ROEについては、中期経営計画で掲げている各種戦略に基づく施策の着実な実行、および日本銀行の政策金利引上げなどにより、最終年度目標である「5%以上」を1年前倒しで達成する内容に見直すとともに、2027年度には「5.8%以上」へと上方修正しました。また、当行グループの企業価値向上に向けた資本・財務戦略の一環として、健全性維持と収益・成長投資のバランスを勘案しつつ株主還元のさらなる充実を図るため、2026年3月期から配当性向を「40%を目安」に変更しました。これにより、当期は1株当たり年間配当金131円(昨年度実績76円)とさせていただく予定です。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当行グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。(1) 経営方針当行は、山梨県及び東京地区を主要な営業基盤とする地域金融機関として、預金業務、貸出業務を中心に、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、国債等公共債・投資信託・保険の窓口販売業務及び各種コンサルティング業務などを、グループ会社では、リース業、クレジットカード業等の金融サービスに係る事業を行っており、地域の皆さまに多様な金融商品・サービスを提供しています。また、地域に根ざし、地域社会の繁栄と経済発展に寄与するとともに、お客さまから信頼していただける健全な経営姿勢を堅持し、経営内容の充実に努めることを経営理念としており、この実現に向けて、当行及びグループ各社は、多様化・高度化する地域の金融ニーズに的確かつ迅速にお応えすべく、総力を結集しさまざまな施策に取り組んでおります。 (2) 経営環境少子高齢化の進展に伴う労働力不足、円安、ウクライナ・中東情勢の緊迫化などの地政学リスクを背景としたエネルギー・原材料高などにより、不透明感が強まっています。一方で金融環境は、日本銀行による段階的な政策金利の引き上げに伴い、「金利ある世界」へ回帰したことで収益機会の拡大が期待されるなど、大きな転換期を迎えています。 (3) 中期経営計画当行グループでは長期ビジョン「Value Creation Company 2034」を掲げるとともに、2025年4月から2028年3月の3年間を計画期間とした中期経営計画「Value Creation Company~1st Stage」への取組みを実施しております。 具体的な取組みとして、山梨の強靭化に向けた地域企業の皆さまへの成長のご支援、東京地区との情報連携を通じた物的・人的投資の呼込み、なお一層の生産性向上に向けたしごと改革の推進、これら取組みを担う職員に対する人的資本投資などを着実に進めていきます。本計画においては、「連結ROE」、「親会社株主に帰属する当期純利益」、「OHR(コア業務粗利益経費率)」といった財務指標に加え、人的資本指標や、社会的インパクト指標なども定量目標として掲げております。定量目標は以下のとおりです。指標2028/3KPI2025/3実績(中計スタート時)当該指標の設定理由連結ROE※15.8%以上3.56%資本に対する収益効率性を計るため親会社株主に帰属する当期純利益※2140億円以上76億円当行グループの事業の成長性・収益力を計るためOHR(コア業務粗利益経費率)※358%以下64.0%経営の効率性を計るため連結自己資本比率9%台10.2%経営の安全性を計るため人的資本ROI※40.80倍0.34倍ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンおよび人的資本経営実現に向けた取組みの進捗度合を計るため女性管理職比率10%以上7.4%女性管理・監督職※5比率30%以上21.5%エンゲージメントスコア78.0以上76.8※6山梨県の観光消費額5,500億円3,175億円※7各戦略の遂行による山梨県内への寄与度・実効性を計るため山梨県の製造業生産額1兆6,000億円1兆3,129億円※8ベンチャー・スタートアップ関連支援件数(3年累計)※9500件―金融教育提供者数(3年累計)12,000人以上8,896人※10地域金融リテラシー向上に向けた取組みを可視化するため温室効果ガス(CO2)排出量削減率(2013年度比)※1185%削減69.72%サステナブル社会・脱炭素社会の実現に向けた取組みの進捗を計るため ※1 2026年5月に、2028/3KPIを「5%以上」から「5.8%以上」に引き上げました。※2 2026年5月に、2028/3KPIを「100億円以上」から「140億円以上」に引き上げました。※3 OHR(コア業務粗利益経費率)=経費(除く臨時処理分)÷(業務粗利益-国債等債券損益) 2026年5月に、2028/3KPIを「65%以下」から「58%以下」に引き上げました。※4 顧客向けサービス業務利益÷人件費 2026年5月に、2028/3KPIを「0.50倍」から「0.80倍」に引き上げました。※5 監督職:検印業務・部下評価業務を担う。管理職の候補層(役職は支店長代理、課長代理等)。※6 2024年10月調査実績※7 実績は2023年※8 実績は2021年度※9 直接投資件数、LP出資ファンドによる投資件数、ベンチャーデット対応件数、関連イベントの開催件数、ビジネスマッチング紹介件数※10 実績は2021年~2023年累計※11 目標対象範囲は、Scope1+Scope2。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当行が対処すべき課題は、地域金融力の発揮による地域社会やお客さまの成長への貢献と、当行グループの持続的な企業価値向上です。 <地域社会やお客さまの成長への貢献>地域社会やお客さまの持続的な成長に向け、お客さまの課題に対する共通理解や信頼関係を深め、金融分野での支援にとどまらず、当行グループの幅広いコンサルティング・仲介機能の発揮を通じた支援に、なお一層強力に取り組んでまいります。加えて、当行グループにおいてDXやカーボンニュートラルへの取組みで得られた技術やノウハウを地域の先導役としてお客さまへ提供し、地域全体の成長を支援してまいります。また、他の金融機関や民間事業者、自治体、大学などのさまざまなプレーヤーと連携・協業し、地域課題の解決に取り組んでまいります。これらの取組みを着実に実施していくことにより、長期ビジョンで掲げる新たな価値を創造する「地域総合金融グループ(Value Creation Company)」へ進化してまいります。 <当行グループの持続的な企業価値の向上>地域社会やお客さまの成長に貢献していくうえで、当行グループにとって「持続的成長と中長期的な企業価値向上」は重要課題であります。「資本コストや株価を意識した経営の実現」については、PBR(株価純資産倍率)の改善、ROEの向上と株主資本コストの抑制などに取り組んでまいります。連結ROEについては、中期経営計画で掲げている各種戦略に基づく施策の着実な実行、および日本銀行の政策金利引上げなどにより、最終年度目標である「5%以上」を1年前倒しで達成する内容に見直すとともに、2027年度には「5.8%以上」へと上方修正しました。また、当行グループの企業価値向上に向けた資本・財務戦略の一環として、健全性維持と収益・成長投資のバランスを勘案しつつ株主還元のさらなる充実を図るため、2026年3月期から配当性向を「40%を目安」に変更しました。これにより、当期は1株当たり年間配当金131円(昨年度実績76円)とさせていただく予定です。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当行グループ(当行及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお、当行グループは、報告セグメントが「銀行業」のみであり、セグメント情報の記載を省略しているため、セグメント別の経営成績等の状況の概要は記載しておりません。 ① 金融経済環境2025年度のわが国経済は、米国の通商政策や外需減速の影響により生産が横ばい圏で推移した一方、需要面では、好調な企業収益を背景に設備投資が堅調さを維持し、個人消費も雇用・所得環境の改善に伴う持ち直しの動きがあったことから、緩やかな回復基調で推移しました。しかし、年度末には中東情勢の悪化を受け、先行きに不透明感が目立ち始めました。山梨県経済におきましては、生産活動は軟調に推移していましたが、秋口以降は、生成AI関連や半導体製造装置などを中心に改善の動きがみられました。一方、物価高に伴う節約志向の高まりにより個人消費が弱含み、資材価格の上昇などから設備投資の一部にも慎重姿勢が窺われるなど、全体としては横ばい圏での推移となりました。また、好調を維持してきた観光関連の需要については、日中関係の緊迫化により年明け以降は鈍化しました。この間の金融情勢をみますと、為替相場は米国景気の底堅さなどから緩やかな円安傾向で推移しました。また、国内長期金利は今後の物価見通しなどを背景に2%台にまで上昇しました。日経平均株価は、企業業績の改善に伴い一時は5万9千円を超え取引時間中の史上最高値を更新しましたが、中東情勢の悪化を受け、年度末にかけて軟調な相場となりました。 ② 事業の経過等このような金融経済環境のなか、中期経営計画「Value Creation Company~1st Stage」(2025年4月~2028年3月)の初年度にあたり、次のような施策を積極的に展開しました。 <成長戦略(Growth>●山梨強靭化戦略山梨県内の企業や地域の成長をめざし、「山梨強靭化戦略」に取り組みました。県内事業者の方に向けては、事業規模や収益の拡大をめざし、中長期視点に立って課題を共有するとともに、お客さまごとの支援プログラムをご提案し、多様化するお客さまニーズへ最適なコンサルティングを実践しました。個人のお客さまに対しては、ライフプラン実現に向けて、将来のさまざまな不安に寄り添って継続的にサポートする「LIFE PLAN with」のサービスを開始するとともに、本サービスを提供するフラッグシップ店「with station」を昭和支店内に出店しました。常に家族のように寄り添ってお話を聞き、金融のプロとして客観的な視点で考え、さまざまな課題解決方法の提案に努めてまいります。また、リニア中央新幹線の開業に向けて、行内の横断的な組織である「リニア中央新幹線地域創造推進プロジェクトチーム」を中心に、関連する地方公共団体や民間事業者と積極的に対話し、地域活性化を見据えたまちづくりの検討を開始しました。地域のリーディングバンクとして、官民連携により多様化・複雑化する地域の課題を効果的に解決し、地域社会の持続的発展に寄与するとともに、地域共創に向けて地方公共団体とのパートナーシップの強化を図ってまいります。 ●シン・東京戦略当行は長年東京都内において営業していますが、都内における営業態勢をさらに強化するため、山梨と東京を一体の店勢圏として再定義し、それぞれの取引先やネットワークをつなぎ、新たな収益機会の創出や巨大マーケットでの持続可能な収益基盤の確立に取り組んでおります。情報活用の最大化を目的としたプラットフォーム「山梨・東京コネクト」を始動し、付加価値の高い情報を当行グループで共有し、お取引先同士をつなげ、地域活性化にも資する新たな価値創造に努めました。また、ウェルスビジネス部を設置し、富裕層や企業オーナーとの関係をより強化させるとともに、山梨と首都圏の持続的な価値の共創に取り組みました。併せて、スタートアップ統括室を新設し、ベンチャー・スタートアップ企業への支援強化に取り組みました。 ●全社戦略当行グループ総合力の強化へ向けて、事業領域と収益の拡大に取り組みました。2025年4月に設立した「やまなし地域デザイン株式会社」が中心となり、地域課題の解決に向けて、観光価値創造業として観光コンテンツの磨き上げと県外からのツアー集客、脱炭素関連事業として再生可能エネルギーを活用した脱炭素化の支援、広告宣伝・マーケティング事業として地方公共団体やお取引先のSNS運用支援、県産品のブランディング支援などに取り組みました。山梨中銀リース株式会社においては、県内お取引先や地方公共団体のニーズの発掘、多様化するご要望への対応により、直近2年間でリース残高を倍増させるなど、業容拡大に取り組んでおります。また、収益基盤拡充のため、ストラクチャードファイナンスなどの新たなファイナンス機能の拡充や、やまなし未来インベストメント株式会社との連携強化による有価証券ポートフォリオの質の向上などに取り組みました。 <基盤戦略(Fundamental)>●チャネル戦略お客さまのインサイト(潜在的ニーズ)を捉え、新たな価値を創造・提供するための接点となるチャネルの強化・連携に取り組みました。お客さまの資産形成ニーズに専門人財が非対面で対応するリモートマネーアドバイザーの設置や、山梨中銀アプリの機能拡充、これまでに蓄積したデジタルデータの有効活用による新たなマーケティング手法の展開などに取り組みました。個人のお客さま向け商品を取扱うライフスクエアにおいても、お客さまへより充実したサービスを提供できる体制を整えるため、荻窪支店内にライフスクエア荻窪を開設し、ライフスクエア相模原と東村山をそれぞれ八王子と立川に集約する再編を行いました。また、「金融×スポーツ×デジタル」の融合により新たなスペースを創出し、お客さまの生活をより豊かにするサービスの提供をめざし、ヴァンフォーレ甲府およびIT企業などとのコラボレーションによる新形態の複合店舗「withKOFU」を旧甲府駅前支店を全面改装しオープンしました。「withKOFU」は、物販・飲食などの異業種と連携するとともに、柔軟性のある営業時間を活かしながら、若年層からシニア層までさまざまな方が交流できる場所をめざし、中心市街地活性化にも寄与してまいります。 ●生産性向上戦略抜本的な業務改革と、デジタル化を通じた生産性向上の実現に向け、取組みの統括部署として「DX・しごと改革推進室」を新設しました。行内の業務プロセスを「廃止」、「縮小」、「変革」の観点で見直し、本部業務の再構築と本部集中業務処理態勢の強化、営業店業務の効率化に取り組みました。また、目覚ましく進歩する生成AIなどデジタル技術を活用した業務改善をめざし、生成AIシステム「YCB-AsIst」を導入しました。さらに、行内で実施した生成AIアイデアコンテストには多数の応募があり、受賞アイデアについては実際の業務への適用に向けた検討を進めています。お客さまのニーズに的確に応え、質の高いコンサルティングを実現していくため、個人ローンに係る関連システムを刷新しました。全体最適の観点から業務フローの見直しと本部集中化を行い、業務を省力化することにより、お客さまへスピーディーな審査結果の回答ができる体制を構築しました。 ●ガバナンス戦略当行グループの一体感を醸成し、さらなる組織力を発揮していくため、当行グループが大切にしている価値観を「バリュー(Values)」として明確化し、経営理念やパーパス、長期ビジョンの実現に向けた考え方の基盤としました。また、ガバナンス機能のなお一層の実効性向上を図るため、取締役会の実効性評価とそれを踏まえた課題への対応、社外取締役や社外監査役とのコミュニケーションの拡大・深化に取り組みました。当行の持続的な成長と中長期的な企業価値向上に向けては、サクセッションプランの導入やステークホルダーのエンゲージメント強化に向けたIR・SR活動を積極的に展開しました。引き続き、ガバナンス態勢の強化を図るとともに、さまざまなステークホルダーとの対話を通じ、企業価値の向上に努めてまいります。 <人財戦略(Human resource)>●人的資本戦略経営戦略と人財戦略の融合を加速させ、多様化・高度化するお客さまニーズに対応可能な専門人財の採用・育成などを通じ、あるべき人財ポートフォリオの構築・実現に取り組みました。特に、法人のお客さまの経営課題や個人のお客さまのライフプランを踏まえ、なお一層付加価値の高い提案や支援を提供可能とするため、コンサルティング人財の採用・育成に努めました。具体的には、外部への出向、研修への派遣、キャリア採用の強化、高難度資格の取得支援などに取り組み、2026年3月末時点では前年比11名増加の68名をコンサルティング人財として認定しました。 2022年度2023年度2024年度2025年度 コンサルティング人財――57名68名 資格取得支援費用3百万円4百万円6百万円5百万円 外部出向・派遣者数32名31名35名39名 外部研修派遣者数30名42名54名68名 ●エンゲージメント向上戦略職員の能力発揮、モチベーション向上のため、職員が安心して働ける職場環境づくりと健康で豊かな生活を実感できる態勢の整備に努めました。2023年10月から職員各々が業務環境や企業風土などについて抱く「期待」と「実感」を調査し、その結果を踏まえてさまざまな対応を続けています。また、経営層がステークホルダーの一員である職員に向けて当行の成長戦略などを直接説明し対話する「行内向けIR」を開催し、職員の経営への参画意識や一体感の醸成を通じたエンゲージメントの向上に取り組みました。さらに、目標設定・評価に係る研修の開催やキャリア形成支援制度の利用促進などへの取組みを進めた結果、2025年度におけるエンゲージメントスコア※は78.6ポイントとなり、前期比で1.8ポイント改善しました。今後も、組織全体での継続した課題への対応に加え、職場ごとの課題解決に向けた仕組みづくりに取り組んでまいります。※エンゲージメントスコアとは、業務環境や企業風土などについて、職員が抱く「期待」と「実感」の高さを調査し、そのギャップをスコア化した指標。 (政策保有株式の縮減)当行では、コーポレートガバナンス・コードの趣旨を踏まえ、株式の政策保有に関する方針を定め、個別銘柄毎の保有意義を定期的に検証するなか、政策保有株式の縮減を順次進めました。2026年3月末までに8先を政策投資先から除外し、連結純資産比率(みなし保有株式含む時価ベース)は22.8%となりました。株式を政策保有しているお取引先企業との対話を強化し、中期経営計画「Value Creation Company~1st Stage」期間の2028年3月末までに連結純資産比率(みなし保有株式含む時価ベース)15%未満とします。なお、中長期的には10%未満へ縮減していく予定です。 (アライアンスの取組み)静岡銀行および八十二長野銀行との「富士山・アルプス アライアンス」では、3行の経営の独立性および固有の企業ブランド・顧客基盤を維持しながら、各行のノウハウや経営リソースを相互に活用することで、地域社会の持続的な成長に貢献してまいります。各県共通の地域課題である「山梨・静岡・長野3県の人口増加(社会増)」に取り組むとともに、「3行合計(5年累計)200億円のシナジー効果」をめざしております。各地域の人口増加に資する「富士山・アルプス アライアンス移住促進プロジェクト」では、就労支援の人財マッチング事業や移住応援ローンの新設を実施しました。なお、2026年3月末時点においては、3行合計(5年累計)で111億円の収益効果を見込んでおります。 (サステナビリティ経営への取組み)サステナビリティ経営において重要な課題である気候変動対策への取組みとして、地域のカーボンニュートラルに向けた「知る」、「測る」、「減らす」をテーマとしたコンサルティングを実施しました。また、2025年7月には、当行グループにおける自然資本・生物多様性保全の取組みを「山梨中銀TNFDレポート2025」として公表しました。2025年9月には、里地里山といった自然環境で、在来種を中心とした多様な動植物種が共存する健全な生態系を保つための「山梨中銀ふれあいの里山」における継続的な取組みが評価され、環境省から「自然共生サイト」として認定されました。本認定は、しずおかフィナンシャルグループの「しずぎんの森(静岡市清水区)」とともに、地域金融機関として初めての事例となりました。さらに、2026年1月の湯村支店建替えに際しては、山梨県内金融機関の建物では初となるZEB認証※を取得しました。※ZEB(Net Zero Energy Building)とは、快適な室内環境を実現しながら、消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることをめざした建物のこと。 ③ 財政状態の状況の概要当連結会計年度末の財政状態について、預金は、公金及び個人・法人預金の増加などにより、期中に1,800億円増加し、期末残高は3兆7,273億円となりました。譲渡性預金を含めた総預金は期中に1,766億円増加し、期末残高は3兆7,961億円となりました。貸出金は、中小企業向け貸出や個人ローンの増加などにより期中に2,689億円増加し、期末残高は3兆178億円となりました。有価証券は、地方債は減少しましたが、国債の増加などにより期中に386億円増加し、期末残高は1兆1,573億円となりました。 前連結会計年度(億円)当連結会計年度(億円)増減(億円)預金35,47337,2731,800譲渡性預金721687△ 33総預金36,19437,9611,766 金融機関2132185 公金1,9632,883920 法人8,6009,188587 個人25,41725,670253 前連結会計年度(億円)当連結会計年度(億円)増減(億円)貸出金27,48830,1782,689 大企業10,81812,1761,358 中小企業等16,39417,6941,299 うち個人5,2805,886605 中堅企業27530631 前連結会計年度(億円)当連結会計年度(億円)増減(億円)有価証券11,18711,573386 国債3,1274,5301,402 地方債2,3941,124△ 1,269 社債1,3021,959656 株式63065929 その他3,7323,300△ 431 うち外国債券248541292 ④ 経営成績の状況の概要当連結会計年度の経営成績について、資金利益(資金運用収支)は、預金利息は増加したものの、貸出金利息及び有価証券利息配当金が増加したことから、前期比76億34百万円増加しました。役務取引等利益(役務取引等収支)は、保険等の販売による代理業務手数料収入の減少などにより、前期比10億38百万円減少しました。その他業務利益(その他業務収支)は、国債等債券損益の減少などにより、前期比107億27百万円減少しました。営業経費は前期比7億58百万円増加しましたが、与信関係費用は前期比10億23百万円減少し、株式等関係損益は前期比70億42百万円増加しました。以上の結果、経常利益は前期比32億11百万円増加し、138億32百万円となりました。特別損益は前期比23百万円増加し、法人税等合計は前期比9億48百万円増加しました。以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比23億17百万円増加し、99億87百万円となりました。 前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減(百万円)連結粗利益 34,13230,001△ 4,131 資金利益 33,76441,3997,634 役務取引等利益 9,1098,071△ 1,038 その他業務利益 △ 8,741△ 19,469△ 10,727 うち国債等債券損益 △ 8,495△ 18,447△ 9,952営業経費 27,12727,885758その他経常損益 3,62011,7338,113 与信関係費用(△)1,455432△ 1,023 貸倒引当金戻入益 ――― 個別貸倒引当金純繰入額(△)1,379442△ 936 一般貸倒引当金繰入額(△)△ 36△ 98△ 62 その他(△)11287△ 24 株式等関係損益 4,93911,9827,042 その他 13618346経常利益 10,62013,8323,211特別損益 △ 42△ 1923税金等調整前当期純利益 10,57813,8133,234 法人税、住民税及び事業税(△)2,8104,3181,508 法人税等調整額(△)49△ 510△ 559法人税等合計(△)2,8603,808948当期純利益 7,71710,0042,286非支配株主に帰属する当期純利益(△)4816△ 31親会社株主に帰属する当期純利益 7,6699,9872,317 ⑤ キャッシュ・フローの状況の概要A 営業活動によるキャッシュ・フロー預金等が1,766億円増加しましたが、貸出金が2,689億円増加し、債券貸借取引受入担保金が937億円及び借用金が541億円それぞれ減少したことなどから、2,210億円のキャッシュアウト(前期は144億円のキャッシュアウト)となりました。B 投資活動によるキャッシュ・フロー有価証券の売却・償還が9,068億円ありましたが、取得を9,521億円行ったことなどから、482億円のキャッシュアウト(前期は1,245億円のキャッシュアウト)となりました。C 財務活動によるキャッシュ・フロー配当金の支払32億円などにより、29億円のキャッシュアウト(前期は19億円のキャッシュアウト)となりました。以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は、2,822億円(前期比2,721億円減少)となりました。 ⑥ 生産、受注及び販売の実績「生産、受注及び販売の実績」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容当連結会計年度における当行グループ経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。また、当行グループは、報告セグメントが「銀行業」のみであり、セグメント情報の記載を省略しているため、セグメント別の分析・検討内容は記載しておりません。 ① 財政状態当連結会計年度末の財政状態について、譲渡性預金を含めた総預金は期中に1,766億円増加し、貸出金は期中に2,689億円増加しました。有価証券は、地方債は減少しましたが、国債の増加などにより期中に386億円増加しました。 ② 経営成績当連結会計年度の経営成績について、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比23億17百万円増加し、99億87百万円となりました。日本銀行の政策金利引き上げを受け、預金等利息の支払いが増加しましたが、中小企業向け貸出や住宅ローンを中心とした個人ローンなど貸出金残高の増加を背景に貸出金利息が順調に増加しました。また、有価証券利息配当金も増加しました。営業経費は生産性向上に向けた物件費の増加及び賃上げによる人件費の増加などにより増加し、与信コストは減少しました。貸出金の増加やコンサルティング分野における非金利収入の拡大によるトップライン増強および業務の抜本的な見直しやDX化による生産性向上などにより、持続可能な収益構造を確立していきます。有価証券運用についても、中長期的な視点で設定した基本ポートフォリオをもとに、投資助言子会社である「やまなし未来インベストメント」と連携し、市場局面分析や個別資産分析などを活用して機動的に資産配分を変更することにより、安定した収益の確保とポートフォリオの質の向上を進めます。 ③ 中期経営計画における目標と実績2025年4月からスタートした中期経営計画「Value Creation Company~1st Stage」(2025年4月~2028年3月)における最終年度(2028/3)のKPIと実績は以下のとおりです。指標2028/3KPI2026/3実績2025/3実績(中計スタート時)連結ROE※15.8%以上4.48%3.56%親会社株主に帰属する当期純利益※2140億円以上99億円76億円OHR(コア業務粗利益経費率)※358%以下58.83%64.0%連結自己資本比率9%台9.84%10.2%人的資本ROI※40.80倍0.49倍0.34倍女性管理職比率10%以上7.4%7.4%女性管理・監督職※5比率30%以上23.2%21.5%エンゲージメントスコア78.0以上78.676.8※6山梨県の観光消費額5,500億円4,685億円※73,175億円※8山梨県の製造業生産額1兆6,000億円1兆381億円※91兆3,129億円※10ベンチャー・スタートアップ関連支援件数(3年累計)※11500件295件―金融教育提供者数(3年累計)12,000人以上6,051人8,896人※12温室効果ガス(CO2)排出量削減率(2013年度比)※1385%削減79.64%69.72% ※1 2026年5月に、2028/3KPIを「5%以上」から「5.8%以上」に引き上げました。※2 2026年5月に、2028/3KPIを「100億円以上」から「140億円以上」に引き上げました。※3 OHR(コア業務粗利益経費率)=経費(除く臨時処理分)÷(業務粗利益-国債等債券損益) 2026年5月に、2028/3KPIを「65%以下」から「58%以下」に引き上げました。※4 顧客向けサービス業務利益÷人件費 2026年5月に、2028/3KPIを「0.50倍」から「0.80倍」に引き上げました。※5 監督職:検印業務・部下評価業務を担う。管理職の候補層(役職は支店長代理、課長代理等)。※6 2024年10月調査実績※7 実績は2024年※8 実績は2023年※9 実績は2023年度※10 実績は2021年度※11 直接投資件数、LP出資ファンドによる投資件数、ベンチャーデット対応件数、関連イベントの開催件数、ビジネスマッチング紹介件数※12 実績は2021年~2023年累計※13 目標対象範囲は、Scope1+Scope2。 ④ 資本の財源及び資金の流動性キャッシュ・フローの状況は、「(1)経営成績等の状況の概要 ⑤ キャッシュ・フローの状況の概要」に記載のとおりであります。なお、資本的支出の予定は「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであり、その資金は自己資金を予定しております。 ⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (3)国内・国際業務部門別収支当連結会計年度の資金運用収支は、預金利息は増加したものの、貸出金利息及び有価証券利息配当金が増加したことから、前期比76億34百万円増加し、413億99百万円となりました。役務取引等収支は、保険等の販売による代理業務手数料収入の減少などにより、前期比10億38百万円減少し、80億71百万円となりました。その他業務収支は、国債等債券損益の減少などにより、前期比107億27百万円減少し、△194億69百万円となりました。 種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度32,2741,489―33,764当連結会計年度38,8732,525―41,399うち資金運用収益前連結会計年度35,0971,6312636,701当連結会計年度48,9932,78620651,573うち資金調達費用前連結会計年度2,822141262,937当連結会計年度10,12026020610,174役務取引等収支前連結会計年度9,04464―9,109当連結会計年度7,99774―8,071うち役務取引等収益前連結会計年度11,834103―11,937当連結会計年度11,314111―11,426うち役務取引等費用前連結会計年度2,78938―2,827当連結会計年度3,31637―3,354その他業務収支前連結会計年度△ 7,932△ 809―△ 8,741当連結会計年度△ 18,679△ 790―△ 19,469うちその他業務収益前連結会計年度5,80441―5,846当連結会計年度7,755948―8,703うちその他業務費用前連結会計年度13,737851―14,588当連結会計年度26,4341,738―28,173 (注) 1 「国内業務部門」は国内店の円建取引、「国際業務部門」は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。2 「相殺消去額(△)」は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借取引の利息であります。3 「資金調達費用」は、金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度4百万円、当連結会計年度16百万円)を控除して表示しております。 (4)国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は、貸出金及び有価証券の増加などにより前年比1,151億円増加し、4兆4,930億円となりました。資金運用勘定利息は、貸出金利息及び有価証券利息配当金の増加などにより前年比148億71百万円増加し、515億73百万円となりました。資金調達勘定の平均残高は、預金の増加などにより前年比1,170億円増加し、4兆3,597億円となりました。資金調達勘定利息は、預金利息の増加などにより前年比72億36百万円増加し、101億74百万円となりました。 ① 国内業務部門 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度4,370,60335,0970.80当連結会計年度4,486,61048,9931.09うち貸出金前連結会計年度2,553,19223,7320.92当連結会計年度2,812,28532,7091.16うち商品有価証券前連結会計年度300.00当連結会計年度7――うち有価証券前連結会計年度1,101,8349,4080.85当連結会計年度1,102,57013,2991.20うちコールローン及び買入手形前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち買現先勘定前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち預け金前連結会計年度655,7391,7770.27当連結会計年度487,0092,6580.54資金調達勘定前連結会計年度4,235,5512,8220.06当連結会計年度4,353,38610,1200.23うち預金前連結会計年度3,572,8832,2190.06当連結会計年度3,702,2527,8510.21うち譲渡性預金前連結会計年度65,825820.12当連結会計年度81,3353720.45うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度―――当連結会計年度9,600510.53うち売現先勘定前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度132,4512420.18当連結会計年度84,7144330.51うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち借用金前連結会計年度470,2032070.04当連結会計年度479,5948450.17 (注) 1 「平均残高」は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、金融業以外の国内連結子会社については、期首と期末の残高に基づく平均残高を利用しております。2 「国内業務部門」は国内店の円建取引であります。 ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。3 「資金運用勘定」は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度23,765百万円、当連結会計年度25,376百万円)を、「資金調達勘定」は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度6,837百万円、当連結会計年度7,054百万円)及び利息(前連結会計年度4百万円、当連結会計年度16百万円)を、それぞれ控除して表示しております。 ② 国際業務部門 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度44,5971,6313.65当連結会計年度77,8622,7863.57うち貸出金前連結会計年度35,3901,3623.84当連結会計年度38,0581,3643.58うち商品有価証券前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち有価証券前連結会計年度5,9651622.72当連結会計年度34,6221,2653.65うちコールローン及び買入手形前連結会計年度2,0691045.06当連結会計年度3,8671544.00うち買現先勘定前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち預け金前連結会計年度―――当連結会計年度―――資金調達勘定前連結会計年度44,4081410.31当連結会計年度77,7752600.33うち預金前連結会計年度5,863641.10当連結会計年度6,091540.88うち譲渡性預金前連結会計年度―――当連結会計年度―――うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち売現先勘定前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度1,058504.78当連結会計年度―――うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち借用金前連結会計年度―――当連結会計年度――― (注) 1 「国際業務部門」は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。2 国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。3 「資金運用勘定」は、無利息預け金の平均残高(前連結会計年度13百万円、当連結会計年度14百万円)を控除して表示しております。 ③ 合計 種類期別平均残高(百万円)利息(百万円)利回り(%)小計相殺消去額(△)合計小計相殺消去額(△)合計資金運用勘定前連結会計年度4,415,20037,2734,377,92736,7282636,7010.83当連結会計年度4,564,47271,4354,493,03751,77920651,5731.14うち貸出金前連結会計年度2,588,582―2,588,58225,094―25,0940.96当連結会計年度2,850,344―2,850,34434,073―34,0731.19うち商品有価証券前連結会計年度3―30―00.00当連結会計年度7―7――――うち有価証券前連結会計年度1,107,799―1,107,7999,570―9,5700.86当連結会計年度1,137,192―1,137,19214,564―14,5641.28うちコールローン及び買入手形前連結会計年度2,069―2,069104―1045.06当連結会計年度3,867―3,867154―1544.00うち買現先勘定前連結会計年度―――――――当連結会計年度―――――――うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度―――――――当連結会計年度―――――――うち預け金前連結会計年度655,739―655,7391,777―1,7770.27当連結会計年度487,009―487,0092,658―2,6580.54資金調達勘定前連結会計年度4,279,96037,2734,242,6862,964262,9370.06当連結会計年度4,431,16171,4354,359,72610,38020610,1740.23うち預金前連結会計年度3,578,746―3,578,7462,284―2,2840.06当連結会計年度3,708,344―3,708,3447,905―7,9050.21うち譲渡性預金前連結会計年度65,825―65,82582―820.12当連結会計年度81,335―81,335372―3720.45うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度―――――――当連結会計年度9,600―9,60051―510.53うち売現先勘定前連結会計年度―――――――当連結会計年度―――――――うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度133,509―133,509293―2930.21当連結会計年度84,714―84,714433―4330.51うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度―――――――当連結会計年度―――――――うち借用金前連結会計年度470,203―470,203207―2070.04当連結会計年度479,594―479,594845―8450.17 (注) 1 「相殺消去額」は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息であります。2 「資金運用勘定」は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度23,778百万円、当連結会計年度25,391百万円)を、「資金調達勘定」は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度6,837百万円、当連結会計年度7,054百万円)及び利息(前連結会計年度4百万円、当連結会計年度16百万円)を、それぞれ控除して表示しております。 (5)国内・国際業務部門別役務取引の状況当連結会計年度の役務取引等収益は、保険等の販売による代理業務手数料の減少などにより前期比5億10百万円減少し、114億26百万円となりました。このうち国内業務部門は、前年比5億19百万円減少し113億14百万円、国際業務部門は、前年比8百万円増加し1億11百万円となりました。役務取引等費用は前年比5億27百万円増加し33億54百万円となりました。このうち国内業務部門は前年比5億27百万円増加し33億16百万円、国際業務部門は前年比0百万円減少し37百万円となりました。 種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度11,83410311,937当連結会計年度11,31411111,426うち預金・貸出業務前連結会計年度4,626―4,626当連結会計年度4,318―4,318うち為替業務前連結会計年度1,470971,567当連結会計年度1,5051061,611うち証券関連業務前連結会計年度1,566―1,566当連結会計年度1,408―1,408うち代理業務前連結会計年度2,008―2,008当連結会計年度1,624―1,624うち保護預り・貸金庫業務前連結会計年度216―216当連結会計年度204―204うち保証業務前連結会計年度3956401当連結会計年度3555361役務取引等費用前連結会計年度2,789382,827当連結会計年度3,316373,354うち為替業務前連結会計年度54937586当連結会計年度61729647 (注) 1 「国内業務部門」は国内店の円建取引、「国際業務部門」は国内店の外貨建取引であります。 ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。2 相殺消去額については、該当ありません。 (6)国内・国際業務部門別預金残高の状況○ 預金の種類別残高(末残) 種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度3,541,5945,7403,547,334当連結会計年度3,721,5725,8153,727,387うち流動性預金前連結会計年度2,573,575―2,573,575当連結会計年度2,621,286―2,621,286うち定期性預金前連結会計年度948,394―948,394当連結会計年度1,076,198―1,076,198うちその他前連結会計年度19,6245,74025,364当連結会計年度24,0865,81529,901譲渡性預金前連結会計年度72,144―72,144当連結会計年度68,771―68,771総合計前連結会計年度3,613,7395,7403,619,479当連結会計年度3,790,3435,8153,796,158 (注) 1 「国内業務部門」は国内店の円建取引、「国際業務部門」は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。2 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金 定期性預金=定期預金3 相殺消去額については、該当ありません。 (7)国内・海外別貸出金残高の状況① 業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別前連結会計年度当連結会計年度金 額(百万円)構成比(%)金 額(百万円)構成比(%)国内(除く特別国際金融取引勘定分)2,748,878100.003,017,800100.00製造業334,26612.16396,94713.15農業、林業7,0370.267,8020.26漁業590.00290.00鉱業、採石業、砂利採取業3,4550.133,0980.10建設業56,3472.0556,0661.86電気・ガス・熱供給・水道業55,2832.0154,9271.82情報通信業32,4411.1831,2111.03運輸業、郵便業163,1075.93185,1496.14卸売業、小売業175,1916.37171,0895.67金融業、保険業194,4497.08216,2617.17不動産業、物品賃貸業645,50623.48706,18723.40その他のサービス業215,0377.82220,0657.29国・地方公共団体338,62412.32380,31412.60その他528,06919.21588,64819.51海外及び特別国際金融取引勘定分――――政府等――――金融機関――――その他――――合計2,748,878―3,017,800― (注) 「国内」とは、当行及び国内連結子会社であります。 ② 外国政府等向け債権残高(国別)該当ありません。 (8)国内・国際業務部門別有価証券の状況○ 有価証券残高(末残) 種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度312,775―312,775当連結会計年度453,017―453,017地方債前連結会計年度239,457―239,457当連結会計年度112,470―112,470社債前連結会計年度130,289―130,289当連結会計年度195,911―195,911株式前連結会計年度63,010―63,010当連結会計年度65,959―65,959その他の証券前連結会計年度347,15326,050373,203当連結会計年度274,64955,381330,030合計前連結会計年度1,092,68526,0501,118,735当連結会計年度1,102,00855,3811,157,390 (注) 1 「国内業務部門」は国内店の円建取引、「国際業務部門」は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。2 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。3 相殺消去額については、該当ありません。 (9)自己資本比率等の状況自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額に係る額の算出においては標準的計測手法を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準)(単位:億円、%) 2025年3月31日2026年3月31日1.連結自己資本比率(2/3)10.219.842.連結における自己資本の額1,9772,0303.リスク・アセット等の額19,36020,6294.連結総所要自己資本額774825 単体自己資本比率(国内基準)(単位:億円、%) 2025年3月31日2026年3月31日1.自己資本比率(2/3)9.699.392.単体における自己資本の額1,8641,9263.リスク・アセット等の額19,22720,4964.単体総所要自己資本額769819 (10)資産の査定資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 2 危険債権危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 3 要管理債権要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 4 正常債権正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額 債権の区分2025年3月31日2026年3月31日金額(百万円)金額(百万円)破産更生債権及びこれらに準ずる債権6,7906,634危険債権12,48812,229要管理債権6,0735,355正常債権2,748,6223,021,397
事業リスク
- 信用リスクの変動景気悪化や取引先の財務状況悪化により、不良債権が増加したり、貸倒引当金が増加する可能性があります。また、債権放棄などの支援策を講じることで、費用が増加し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 市場金利・価格変動リスク金利変動による収益低下や損失、保有有価証券の市場価格変動による減損や評価損、為替相場の変動による損失など、市場リスクが業績に影響を与える可能性があります。これらの変動は、銀行の収益性に直接影響を与えます。
- オペレーショナルリスク事務ミス、システム障害、サイバー攻撃、情報漏洩、法令違反、風評被害、自然災害など、様々な要因で損失が発生する可能性があります。特にサイバー攻撃は、顧客の信頼や金融システム全体に影響を与える重大なリスクとして認識されており、対策が不可欠です。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。 (1) 信用リスク当行グループでは、債務者ごとの個別管理と、与信資産全体の評価をふまえたポートフォリオ管理によって、信用リスクを管理しております。また、格付別・業種別の与信限度額を設定することで与信集中の回避を図るとともに与信先の現況および融資方針について、定期的あるいは随時検証を行っております。信用リスク量については、四半期ごと計測を行い、その結果をALM委員会等へ報告し、信用リスクの抑制に努めておりますが、以下のリスク事象が顕在化する可能性があります。① 不良債権等の増加景気動向等により取引先の財務内容等が悪化した場合、当行グループの不良債権及び与信関係費用が増加し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。② 貸倒引当金の増加当行グループでは、取引先の状況や担保価値等に基づいて貸倒引当金を計上しています。取引先の業況の悪化や担保価値の下落等により、貸倒引当金が増加し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。③ 貸出先への対応による貸倒引当金等費用の増加取引先に債務不履行等が生じた場合であっても、回収の効率・実効性等の観点から当行グループの債権者としての権利を行使しない場合や、取引先への支援のために債権放棄等を実行する場合があり、結果として貸倒引当金等の費用が増加し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 市場リスク当行グループでは、市場取引の運営方針、運用計画ならびに過去の運用実績や経営指標等をふまえた上で、原則半期ごとに運用限度枠の策定・見直しを行っております。また有価証券取引の公正・妥当な時価評価と、リスク量の計測、損益の算定を定期的に実施しております。市場リスクの状況については、ALM委員会等へ報告し、市場リスクの抑制に努めておりますが、以下のリスク事象が顕在化する可能性があります。① 金利リスク資産と負債の金利または期間の不一致がある中で金利が変動した場合、収益の低下や損失が発生する可能性があります。② 価格変動リスク当行グループが保有する有価証券等の市場価格の変動により、減損や評価損が発生する可能性があります。③ 為替リスク外貨建資産と負債について、為替相場の変動により損失が発生する可能性があります。 (3) 流動性リスク当行グループでは、信用力の向上と預金流出に備えた一定量の流動性資産の保持、および適切な資金繰りを行い、資金繰りの見通しについては、リスク管理委員会等へ報告し、流動性リスクの回避に努めておりますが、当行グループの財務内容の悪化等により、資金繰りに悪影響を来たしたり、短期借入金等の調達コストが増加し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、市場の混乱等により市場において取引ができない場合や、通常よりも高い金利での調達を余儀なくされる可能性があります。 (4) オペレーショナル・リスク当行グループでは、業務の見直しや改善および保険の適用などにより、オペレーショナル・リスクの抑止策・軽減策を講じており、損失規模・発生頻度が極めて大きい場合は、当該業務の停止等を検討します。オペレーショナル・リスクの状況については、リスク管理委員会等へ報告し、リスクの抑制に努めておりますが、以下のリスク事象が顕在化する可能性があります。① 事務リスク当行グループの役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより、損失が発生する可能性があります。② システムリスクコンピュータシステムのダウンまたは誤作動等、コンピュータシステムの不具合や、コンピュータの不正使用、データ改ざん、情報漏洩、サイバー攻撃による不正アクセスやコンピュータウイルス感染等が発生した場合に、当行グループの信用や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。サイバー攻撃による業務の中断は、お客さまや金融システムの信頼に影響を与える重大なリスクであると認識しており、日々高度化するサイバー攻撃の脅威に対応しています。具体的には、当行グループ内に設置したサイバーセキュリティに関する専任組織にて、サイバー脅威情報の収集・発信、サイバー攻撃検知時の調査・対応を行い、当行グループ全体のセキュリティレベル向上に努めています。③ 法務リスク各種取引において、法令違反や不適切な契約等により損失が発生する可能性があります。④ 風評リスク当行グループに対する市場やお客さまの間での否定的な世論が広まることによって、収益や資本、顧客基盤等に重大な影響を及ぼす可能性があります。⑤ 人的リスク労務慣行の問題や職場の安全衛生環境の問題等に関連する訴訟等が発生した場合、当行グループの信用や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。⑥ 有形資産リスク自然災害、強盗、事故、資産管理の瑕疵等により、建物、車両、備品等の有形資産が損傷した場合、損失が発生する可能性があります。⑦ サードパーティリスク当行と契約がある先など関係を有する第三者がサイバー攻撃等を受けて、情報漏洩等が発生した場合、当行グループの業務に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5) 自己資本に関するリスク① 自己資本比率2026年3月期の連結自己資本比率は9.84%と、国内基準で要求される4%を上回っていますが、同基準を下回った場合には、金融庁から業務の全部または一部停止等を含む様々な命令を受ける可能性があります。② 繰延税金資産当行グループでは、将来の課税所得の見積額を限度として、既に支払った税金のうち将来回収が可能と判断した額に係る繰延税金資産を計上していますが、課税制度の変更等により繰延税金資産の回収ができない場合には、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6) その他のリスク① 戦略リスク当行グループは「地域密着と健全経営」という経営理念に基づき、中期経営計画に掲げた各種施策に取り組んでおりますが、営業基盤とする山梨県及び東京地区における経済情勢の悪化、あるいは他金融機関との競合激化により、戦略が想定した成果を生まない可能性があります。② 固定資産の減損会計「固定資産の減損に係る会計基準」及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」を適用し、所有する固定資産に損失が発生した場合には、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。③ 大規模災害のリスク東海地震等の大規模な災害で、当行グループの被災による損害のほか、取引先の業績悪化による信用リスクの上昇等を通じて、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。④ 感染症の流行新型インフルエンザ等感染症が大流行した場合、当行グループ役職員の欠勤の増加等により、業務縮小等の可能性があるほか、経済活動への悪影響による取引先の業績悪化により、信用リスクが増加する等、当行の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。⑤ 気候変動リスク気候変動に伴う異常気象や自然災害の発生、脱炭素社会への移行に伴う政策や法規制、市場の変化等は、当行グループの事業の停滞や担保資産の価値毀損のほか、取引先の業績悪化による与信費用の増加など、当行グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。⑥ 外的要因に起因するリスク特定の地域が抱える政治的、軍事的、社会的な緊張が高まり地政学リスクが顕在化することで、その地域や世界の経済活動が停滞した場合、取引先の業績悪化に伴う信用リスクの増加等により、当行グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。