有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中における経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において判断したものであり、不確実性が内在されておりますので、将来生じる実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 経営方針当社グループは、国内外で物流サービスの提供を行っており、「ADD SYSTEM」(当社グループが物流システムの創造にたゆまぬ努力を続け、顧客に貢献すること)を社是として、顧客目線を大切にしながら、革新的なサービス開発とより高い信頼性をめざす確実な業務の実行によって、顧客はもとより、広く社会に貢献してまいります。 (2) 中長期的な経営戦略当社グループは、2025年度から“既存事業の収益力強化と新たな収益構造を確立する”ことをテーマとして、下記のとおり年度ごとに取組むべき課題を明確にしながら「足元の業績立て直し」「事業基盤の強化」「新たな事業領域・価値の創造」「骨太の収益構造の確立」に向けてグループ一丸となって積極的にチャレンジしてまいります。 ◆既存の経営資源(人材・施設)を有効活用し「業績立て直し」と 「事業基盤強化」へのチャレンジ(2025年度)◆・既存顧客との関係をさらに強化し、当社グループの柱である国内物流・国際物流業務の規模拡大に努める。・当社グループの強みである人の手を用いたきめ細やかな流通加工業務に、機械およびシステムを組み合わせることで提供するサービスに磨きをかけ、競合他社との差別化を図ると同時に、省人化並びに業務効率化を図り、利益率の改善に努める。・「医療機器製造業」免許等を活用した医療機器物流業務の規模拡大に努める。・湾岸地区にある自社保有施設の強みを最大限に発揮できるよう、立地特性に合わせた業務と顧客の配置転換を行うことで、資産の有効活用に努める。・海外事業については、2024年度の不振要因を丁寧に分析し、最適な海外事業の展開、新たな海外事業戦略を検討する。◆当社グループのこれまでの事業基盤に新たな事業領域・価値をプラス(2026年度)◆・当社グループの既存サービスであるCOL(コンテンツクラウド+オンデマンドプリント+ロジスティクス)と医療機器物流を掛け合わせる新サービスを構築し、国内物流業務における柱として育成する。・協業することでシナジーを創造することが可能な企業とのM&Aを検討し、当社グループの取扱いサービスの拡大とサービスの深化を実現する。・既存業務の効率化に資するような(適地展開)倉庫物件の取得を検討し、営業収益および利益の拡大を図る。・当社グループの柱である国内物流業務・国際物流業務を補う事業として倉庫物件を中心とした収益物件を取得し、営業収益の拡大を図る。 3年目にあたる2027年度においては、3年間の集大成として「骨太の収益構造の確立」のために、2025年度からの2年間で積上げた取組を業績として顕在化させることを目標に取組んでまいります。◆「事業基盤の強化」「新たな事業領域・価値の創造」により「骨太の収益構造を確立」する(2027年度)◆・既存事業の基盤強化による利益率改善、新たな事業領域・価値の創造による営業収益拡大の集大成としてさらに「国内事業」「国際事業」を磨き上げ、それに「賃貸事業」を加えることによって、より骨太で安定した収益構造を確立する。・次なるステップへ向けた既存施設の用途転換(冷凍冷蔵倉庫への転換も含む)については、経済環境の動向も踏まえながら最大限の効果が得られるようにさらに検討を進める。 (3) 目標とする経営指標翌連結会計年度以降においても、地政学リスクに起因した資源高に伴う物価高および急激な為替の変動等の影響は依然として残り、経済環境の先行きには不透明感が残ることが予見されます。そのような中で当社は、中長期的な定量目標は掲げてはおりませんが、翌連結会計年度においては、中長期的な戦略を実行することにより、期初に策定した単年度の事業計画を達成させるよう取組んでまいります。当連結会計年度の事業計画に対する達成状況および翌連結会計年度の事業計画は、次のとおりであります。 2025年度事業計画2025年度実績差異達成率(%)2026年度事業計画営業収益(千円)8,600,0008,491,508△108,49198.78,850,000営業利益(千円)200,000212,02812,028106.0370,000経常利益(千円)230,000245,08815,088106.6420,000親会社株主に帰属する当期純利益(千円)180,000159,162△20,83788.4320,000 (4) 経営環境当連結会計年度における我が国の経済環境は、雇用や所得環境の改善が進み、日経平均株価が史上最高値を更新するなど、全体的には緩やかな回復基調で推移しましたが、依然として物価は高止まりしており、日中関係悪化による経済への影響が懸念されるなど、先行き不透明な状況でありました。また、これまでの地政学リスクに加え、イラン情勢の悪化による原油の安定供給についての問題が勃発するなど新たな不安定要素も抱えており、今後の景気先行きに不透明感が増しております。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題今後につきましても、社訓「まごころ」、社是「ADD SYSTEM」を念頭に、顧客目線を大切にした品質第一のサービス提供を行うことにより、当社グループを選んで頂けるように努め、これまでも重点課題として取組んできた「社会貢献度の高い分野への物流サービス提供」、顧客の理解を得ながらの「適正価格の収受」、「新規顧客の獲得」についてグループ一丸となって積極的に取組んでまいります。また、2025年度から当社グループのテーマとして掲げている“既存事業の収益力強化と新たな収益構造を確立する”における、2年目の課題である「新たな事業領域・価値の創造」に向けて、既存顧客との対話および協議を進めることによる共創関係の構築や、人の手を活かしたきめ細やかな流通加工業務に磨きをかけることによる競合他社との差別化による営業収益の拡大に向けて取組んでまいります。財務上の課題につきましては、現時点におきまして特段の課題は無いものと認識しておりますが、中長期的な経営戦略における成長に向けた施策を支えるべく、設備投資等の事象が発生した際には、適時に機動的な投資を実現できるよう対処してまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中における経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において判断したものであり、不確実性が内在されておりますので、将来生じる実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 経営方針当社グループは、国内外で物流サービスの提供を行っており、「ADD SYSTEM」(当社グループが物流システムの創造にたゆまぬ努力を続け、顧客に貢献すること)を社是として、顧客目線を大切にしながら、革新的なサービス開発とより高い信頼性をめざす確実な業務の実行によって、顧客はもとより、広く社会に貢献してまいります。 (2) 中長期的な経営戦略当社グループは、2025年度から“既存事業の収益力強化と新たな収益構造を確立する”ことをテーマとして、下記のとおり年度ごとに取組むべき課題を明確にしながら「足元の業績立て直し」「事業基盤の強化」「新たな事業領域・価値の創造」「骨太の収益構造の確立」に向けてグループ一丸となって積極的にチャレンジしてまいります。 ◆既存の経営資源(人材・施設)を有効活用し「業績立て直し」と 「事業基盤強化」へのチャレンジ(2025年度)◆・既存顧客との関係をさらに強化し、当社グループの柱である国内物流・国際物流業務の規模拡大に努める。・当社グループの強みである人の手を用いたきめ細やかな流通加工業務に、機械およびシステムを組み合わせることで提供するサービスに磨きをかけ、競合他社との差別化を図ると同時に、省人化並びに業務効率化を図り、利益率の改善に努める。・「医療機器製造業」免許等を活用した医療機器物流業務の規模拡大に努める。・湾岸地区にある自社保有施設の強みを最大限に発揮できるよう、立地特性に合わせた業務と顧客の配置転換を行うことで、資産の有効活用に努める。・海外事業については、2024年度の不振要因を丁寧に分析し、最適な海外事業の展開、新たな海外事業戦略を検討する。◆当社グループのこれまでの事業基盤に新たな事業領域・価値をプラス(2026年度)◆・当社グループの既存サービスであるCOL(コンテンツクラウド+オンデマンドプリント+ロジスティクス)と医療機器物流を掛け合わせる新サービスを構築し、国内物流業務における柱として育成する。・協業することでシナジーを創造することが可能な企業とのM&Aを検討し、当社グループの取扱いサービスの拡大とサービスの深化を実現する。・既存業務の効率化に資するような(適地展開)倉庫物件の取得を検討し、営業収益および利益の拡大を図る。・当社グループの柱である国内物流業務・国際物流業務を補う事業として倉庫物件を中心とした収益物件を取得し、営業収益の拡大を図る。 3年目にあたる2027年度においては、3年間の集大成として「骨太の収益構造の確立」のために、2025年度からの2年間で積上げた取組を業績として顕在化させることを目標に取組んでまいります。◆「事業基盤の強化」「新たな事業領域・価値の創造」により「骨太の収益構造を確立」する(2027年度)◆・既存事業の基盤強化による利益率改善、新たな事業領域・価値の創造による営業収益拡大の集大成としてさらに「国内事業」「国際事業」を磨き上げ、それに「賃貸事業」を加えることによって、より骨太で安定した収益構造を確立する。・次なるステップへ向けた既存施設の用途転換(冷凍冷蔵倉庫への転換も含む)については、経済環境の動向も踏まえながら最大限の効果が得られるようにさらに検討を進める。 (3) 目標とする経営指標翌連結会計年度以降においても、地政学リスクに起因した資源高に伴う物価高および急激な為替の変動等の影響は依然として残り、経済環境の先行きには不透明感が残ることが予見されます。そのような中で当社は、中長期的な定量目標は掲げてはおりませんが、翌連結会計年度においては、中長期的な戦略を実行することにより、期初に策定した単年度の事業計画を達成させるよう取組んでまいります。当連結会計年度の事業計画に対する達成状況および翌連結会計年度の事業計画は、次のとおりであります。 2025年度事業計画2025年度実績差異達成率(%)2026年度事業計画営業収益(千円)8,600,0008,491,508△108,49198.78,850,000営業利益(千円)200,000212,02812,028106.0370,000経常利益(千円)230,000245,08815,088106.6420,000親会社株主に帰属する当期純利益(千円)180,000159,162△20,83788.4320,000 (4) 経営環境当連結会計年度における我が国の経済環境は、雇用や所得環境の改善が進み、日経平均株価が史上最高値を更新するなど、全体的には緩やかな回復基調で推移しましたが、依然として物価は高止まりしており、日中関係悪化による経済への影響が懸念されるなど、先行き不透明な状況でありました。また、これまでの地政学リスクに加え、イラン情勢の悪化による原油の安定供給についての問題が勃発するなど新たな不安定要素も抱えており、今後の景気先行きに不透明感が増しております。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題今後につきましても、社訓「まごころ」、社是「ADD SYSTEM」を念頭に、顧客目線を大切にした品質第一のサービス提供を行うことにより、当社グループを選んで頂けるように努め、これまでも重点課題として取組んできた「社会貢献度の高い分野への物流サービス提供」、顧客の理解を得ながらの「適正価格の収受」、「新規顧客の獲得」についてグループ一丸となって積極的に取組んでまいります。また、2025年度から当社グループのテーマとして掲げている“既存事業の収益力強化と新たな収益構造を確立する”における、2年目の課題である「新たな事業領域・価値の創造」に向けて、既存顧客との対話および協議を進めることによる共創関係の構築や、人の手を活かしたきめ細やかな流通加工業務に磨きをかけることによる競合他社との差別化による営業収益の拡大に向けて取組んでまいります。財務上の課題につきましては、現時点におきまして特段の課題は無いものと認識しておりますが、中長期的な経営戦略における成長に向けた施策を支えるべく、設備投資等の事象が発生した際には、適時に機動的な投資を実現できるよう対処してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の概要① 経営成績の状況当連結会計年度において当社グループは、社訓である「まごころ」、社是「ADD SYSTEM」(当社グループが物流システムの創造にたゆまぬ努力を続け、顧客に貢献すること)を基礎として、これまで頂いてきた当社グループのサービスへの信頼をさらに深め、顧客目線を大切にした品質第一のサービス提供を行うべく、グループ一丸となり業務に取組んでまいりました。特に、「社会貢献度の高い分野への物流サービス提供」、「新規顧客の獲得」、「適正料金の収受」の実現については、重点課題として積極的に取組を進めてまいりました。また、2025年度から“既存事業の収益力強化と新たな収益構造を確立する”ことをテーマとして掲げており、2025年度の課題であった「足元の業績立て直し」については、利益率改善へ向けて、新たに事業推進担当部長および首都圏営業所のメンバーを中心に、作業コスト削減に向けた手作業に機械およびシステムを組み合わせた業務効率化のための施策にも取組んでまいりました。しかしながら、重点課題である「社会貢献度の高い分野への物流サービス提供」「新規顧客の獲得」「流通加工業務にかかるコスト削減」については、満足のいく結果が得られたとは考えておらず、営業活動をさらに強化するとともに、営業所における作業コスト削減に対しては、全社を挙げて、これまで以上に取組む必要があると認識しております。「適正料金の収受」についても、当連結会計年度において一部顧客との間で収受料金改定が実現したものの、コスト上昇は継続しており、今後も粘り強く取組んでまいります。以上の結果、営業収益については、輸出業務に係る取扱量は減少したものの、国内業務における主要顧客の業務取扱量増加ならびに既存顧客の取扱業務範囲拡大や、海外現地法人における業務取扱量増加の影響により、前年同期間と比較して、1.8%増の84億91百万円となりました。利益面につきましては、流通加工業務におけるコスト削減に課題は残ったものの、一部顧客との間で収受料金の改定による利益率改善が実現したこと、当社所有倉庫における保管貨物受託量増加の影響が大きく、営業利益は、前年同期間と比較して167.0%増の2億12百万円となりました。改善に向けて取組んだ営業利益率は、前連結会計年度から1.5%改善するなど、一定の効果が出ております。経常利益においては、営業外収益の受取賃貸料は増加したものの、営業外費用に支払補償費および解約違約金等を計上したことにより、同109.2%増の2億45百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度において計上した子会社清算益1億13百万円、子会社清算損27百万円の影響がそれぞれ剥落したことから、同2.7%増の1億59百万円となりました。 ② 報告セグメントの状況A.総合物流事業におきましては、輸出にかかる業務取扱量が減少したものの、国内主要顧客の業務取扱量は堅調であり、海外現地法人における業務取扱量も回復基調で推移したことから、営業収益が前年同期間と比較して2.1%増の84億42百万円となりました。営業利益は、一部主要顧客との間で収受料金の改定による利益率改善が実現したことに加え、中国現地法人におけるコスト削減が進んだことにより、前年同期間と比較して193.4%増の1億83百万円となりました。B.運送事業におきましては、当事業が、総合物流事業に対する運送分野を担っております。営業収益は、主要顧客における業務取扱量が減少したことにより、前年同期間と比較して4.3%減の2億65百万円になりました。営業損益は、営業収益減少の影響を受けたものの、コスト削減により原価率が改善したことから、3百万円の営業損失であった前年同期間から5百万円増加し、2百万円の営業利益となりました。C.流通加工事業におきましては、当事業が、主に総合物流事業に対する倉庫内オペレーション分野を担っております。国内物流業務取扱量が増加したことにより、営業収益は前年同期間と比較して7.0%増の10億55百万円となりました。営業損益は、営業収益増加の影響により、2百万円の営業損失であった前年同期間から7百万円増加し、5百万円の営業利益となりました。 (注)上記営業収益は、セグメント間取引消去前の金額で記載しております。 ③ 財政状態の状況当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ2億85百万円(3.0%)増加し、98億1百万円となりました。この主な要因は、売掛金及び契約資産が67百万円、有形固定資産が1億61百万円減少した一方で、流動資産の「その他」が87百万円、投資有価証券が4億40百万円増加したことによるものであります。当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ29百万円(1.4%)減少し、21億37百万円となりました。この主な要因は、流動負債の「その他」が1億12百万円、繰延税金負債が1億14百万円増加した一方で、一年内返済予定の長期借入金が1億円、長期借入金が1億48百万円減少したことによるものであります。当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ3億14百万円(4.3%)増加し、76億64百万円となりました。この主な要因は、自己株式が91百万円増加(純資産は減少)した一方で、利益剰余金が86百万円、その他有価証券評価差額金が3億4百万円増加したことによるものであります。 ④ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローが5億72百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローが1億48百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローが4億24百万円の減少となり、現金及び現金同等物に係る換算差額を調整し、当連結会計年度末には、18億1百万円となりました。この結果、当連結会計年度末の資金残高は、前連結会計年度末より3百万円の増加となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とこれらの要因は、次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果獲得した資金は、5億72百万円(前年同期間対比3億14百万円の資金獲得増)となりました。この主な要因は、資金増加要因として税金等調整前当期純利益が2億45百万円(前年同期間対比50百万円の資金増)、減価償却費が2億97百万円(前年同期間は3億56百万円)、売上債権及び契約資産の増減額が71百万円(前年同期間対比1億10百万円の資金増)あった一方で、資金減少要因として「その他」が74百万円あったことによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果支出した資金は1億48百万円(前年同期間対比60百万円の支出増)となりました。この主な要因は、資金減少要因として有形固定資産の取得による支出が92百万円(前年同期間対比1億54百万円の支出減)、「その他」が55百万円あったことによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果支出した資金は、4億24百万円(前年同期間対比18百万円の支出減)となりました。この主な要因は、資金増加要因として長期借入れによる収入が1億円あった一方で、資金減少要因として長期借入金の返済による支出が3億48百万円(前年同期間は3億65百万円の支出)、配当金の支払額が70百万円(前年同期間は69百万円)あったことによるものであります。 ⑤ 生産、受注及び販売の状況当社グループは、「運送」「保管」「作業」といった物流サービスを組み合わせて提供しておりますが、そのサービス内容は多種多様であり、相互に密接に関連しているほか、受注生産形態をとらない事業であることから、セグメントごとに生産規模および受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。a.生産実績該当事項はありません。b.受注状況該当事項はありません。c.販売実績当連結会計年度のセグメント別販売実績は、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度金額(千円)前年同期比(%)総合物流事業8,410,7791.8運送事業52,102△10.8流通加工事業――その他の事業28,626△0.2合計8,491,5081.8 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は 次のとおりであります。相手先前連結会計年度当連結会計年度金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)ピクシブ㈱995,90011.91,036,99712.2㈱東宝ステラ935,83411.21,004,07011.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。① 経営成績の分析経営成績の概略につきましては、上記「(1) 経営成績等の概要 ①経営成績の状況」に記載しておりますので、ご参照願います。また、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成および進捗状況につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)目標とする経営指標」に記載しておりますので、ご参照願います。 a.営業収益営業収益につきましては、総合物流事業においては、収受価格の改定および主要顧客における業務取扱量が増加したことを受け、前年同期間と比較して1億52百万円増加し、84億10百万円となりました。運送事業においては、一部主要顧客の業務取扱量が減少したことから、前年同期間と比較して6百万円減の52百万円となりました。以上の結果、当社グループの営業収益は、前年同期間と比較して1億46百万円増加し84億91百万円となりました。なお、当連結会計年度のセグメント別営業収益は、次のとおりであります。<セグメント別の状況>セグメントの名称前連結会計年度(千円)当連結会計年度(千円)比較増減(千円)総合物流事業8,258,2568,410,779152,523運送事業58,41652,102△6,314流通加工事業―――その他の事業28,67128,626△45合計8,345,3458,491,508146,163 (注)上記営業収益は、セグメント間取引消去後の金額で記載しております。 b.営業利益、経常利益営業原価につきましては、営業収益が増加(前年同期間対比1億46百万円の増加)した一方で、営業原価を抑制したことにより、前年同期間と比較して15百万円の減少(営業原価率は1.7%の良化)となり、73億55百万円となりました。販売費および一般管理費は、前年同期間と比較して29百万円の増加(販管費率は0.2%の悪化)したものの、営業収益増加に加えて営業原価削減の影響により、営業原価率は、前年同期間と比較して、1.7%改善した86.6%となったことから、営業利益率は同1.5%良化した2.5%となっております。営業原価率良化の主な要因は、2025年10月の最低基準賃金改定による賃金上昇により倉庫内の流通加工業務にかかる作業コストは増加したものの、収受料金の改定ならびに当社倉庫施設における保管貨物受託量増加により営業収益が増加したことによるものであります。また、営業外収益は、前年同期間と比較して受取賃貸料の増加等により10百万円増加いたしました。その結果、経常利益率は前年同期間と比較して1.5%良化し、前年同期間から1億27百万円増加した2億45百万円となりました。なお、当連結会計年度の営業費用、営業利益および経常利益は、次のとおりであります。 前連結会計年度(千円)当連結会計年度(千円)比較増減(千円)営業原価(営業原価率)7,370,673(88.3%)7,355,083(86.6%)△15,589(△1.7%)販売費及び一般管理費(販管費比率)895,249(10.7%)924,396(10.9%)29,147(0.2%)営業利益(営業利益率)79,422(1.0%)212,028(2.5%)132,606(1.5%)経常利益(経常利益率)117,179(1.4%)245,088(2.9%)127,909(1.5%) c.親会社株主に帰属する当期純利益前連結会計年度において計上した子会社4社の清算が結了したことによる、子会社清算益1億13百万円(雅達貨運(中山)有限公司・株式会社システム創研・萬警備保障株式会社)および子会社清算損27百万円(エーディーディー・エクスプレス株式会社)の影響が剥落したことから、前年同期間から4百万円増加した1億59百万円となりました。 前連結会計年度(千円)当連結会計年度(千円)比較増減(千円)親会社株主に帰属する当期純利益(当期純利益率)155,002(1.9%)159,162(1.9%)4,160(0.0%) ② 財政状態の分析財政状態の分析につきましては、上記「(1) 経営成績等の概要 ③財政状態の状況」に記載しておりますので、ご参照願います。 ③ キャッシュ・フローの分析・検討内容並びに資本の財源および資金の流動性についての分析キャッシュ・フローの分析につきましては、上記「(1) 経営成績等の概要 ④ キャッシュ・フローの状況」に記載しておりますので、ご参照願います。なお、資本の財源及び資金の流動性に係る情報に関して、当社グループの主要な資金需要は、営業活動にかかる営業原価および販売費及び一般管理費の支払によるものであり、営業活動によるキャッシュ・フローおよび手許資金並びに金融機関からの短期借入金による運転資金で賄われております。また、借入金の返済および配当金の支払についても、主に営業活動によるキャッシュ・フローおよび手許資金で賄う予定にしております。設備等の投資については、その金額規模および資金ポジションを考慮しつつ、大規模となる事案については、金融機関からの長期借入金による資金調達により対応することとしております。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中における経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、当連結会計年度末(2025年3月31日)現在において判断したものであり、不確実性が内在されておりますので、将来生じる実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 経営方針当社グループは、国内外で物流サービスの提供を行っており、「ADD SYSTEM」(当社グループが物流システムの創造にたゆまぬ努力を続け、顧客に貢献すること)を社是として、顧客目線を大切にしながら、革新的なサービス開発とより高い信頼性をめざす確実な業務の実行によって、顧客はもとより、広く社会に貢献してまいります。 (2) 中長期的な経営戦略当社グループは、2025年度から”既存事業の収益力強化と新たな収益構造を確立する”ことをテーマとして、下記のとおり取組むべき課題を明確にしながら「足元の業績立て直し」「事業基盤の強化」「新たな事業領域・価値の創造」「骨太な収益構造の確立」に向けてグループ一丸となって積極的にチャレンジしてまいります。 ◆既存の経営資源(人材・施設)を有効活用し、「業績立て直し」と「事業基盤強化」へ向けたチャレンジ◆・既存顧客とのパートナーシップをさらに強化し、当社グループの柱である国内物流業務・国際物流業務の規模拡大に努める。・当社グループの強みである人の手を用いたきめ細やかなアセンブリ作業に、機械およびシステムを組み合わせることで提供するサービスに磨きをかけ、競合他社との差別化を図ると同時に、省人化並びに業務効率化を図り、利益率の改善に努める。・「医療機器製造業」免許等を活用した医療機器物流業務の規模拡大に努める。・湾岸地区にある自社保有施設の強みを最大限に発揮できるよう、立地特性に合わせた業務と顧客の配置転換を行うことで、資産の有効活用に努める。・海外事業については、2024年度の不振要因を丁寧に分析し、最適な海外事業の展開、新たな海外事業戦略を検討する。◆当社グループのこれまでの事業基盤に新たな事業領域・価値をプラス◆・当社グループの既存サービスであるCOLサービス(コンテンツクラウド+オンデマンドプリント+ロジスティクスの頭文字をとった略語で、顧客は印刷物を保管することなく、必要なタイミングで当社でデータ印刷、製本を行い、指定の配送先に届けるサービス)と医療機器物流業務を掛け合わせる新サービスを構築し、国内物流業務における柱として育成する。・協業することでシナジーを創造することが可能な企業とのM&Aを検討し、当社グループにおける取扱いサービスの拡大と深化を実現する。・既存業務の効率化に資するような(適地展開)倉庫物件の取得を検討し、営業収益並びに利益の拡大を図る。・当社グループの柱である国内物流業務・国際物流業務に続く3本目の柱として倉庫物件を中心とした収益物件取得の検討を行い、営業収益並びに利益の拡大を図る。◆「事業基盤の強化」、「新たな事業領域・価値の創造」により「骨太な収益構造を確立」する◆・既存事業の基盤強化による利益率改善、新たな事業領域・価値の創造による営業収益拡大の集大成として「国内事業」「国際事業」「賃貸事業」を3本柱として磨き上げ、骨太な収益構造を確立する。・次なるステップへ向かって2025年度から計画する既存施設の用途転換(冷凍冷蔵倉庫への転換も含め)の完了を目指す。3年目である2027年度においては、3年間の集大成として「骨太の収益構造の確立」のために、2025年度から2年間かけて積上げた取組を業績として顕在化させることを目標に取組んでまいります。 (3) 目標とする経営指標翌連結会計年度以降においては、地政学リスクを起因とした資源高に伴う物価高および急激な為替の変動等の影響は依然として残り、米国の政権交代に伴う通商政策など不安定な要素も多く、経済環境の先行きには不透明感が残ることが予見されます。そのような中で当社は、中長期的な定量目標は掲げてはおりませんが、翌連結会計年度においては、中長期的な戦略を実行することにより、期初に策定した単年度の事業計画を達成させるよう取組んでまいります。当連結会計年度の事業計画に対する達成状況および翌連結会計年度の事業計画は、次のとおりであります。 2024年度事業計画2024年度実績差異達成率(%)2025年度事業計画営業収益(千円)8,300,0008,345,34545,345100.58,600,000営業利益(千円)300,00079,422△220,57726.5200,000経常利益(千円)330,000117,179△212,82035.5230,000親会社株主に帰属する当期純利益(千円)285,000155,002△129,99754.4180,000 (4) 経営環境当連結会計年度におけるわが国経済は、これまで続いていたデフレ経済からインフレ経済への転換点となりました。雇用や所得環境の改善、インバウンド消費の伸長により個人消費に若干の持ち直しが見られ、日経平均株価が史上最高値を更新するなど、緩やかな回復が見られましたが、依然として実質賃金の伸びを上回る物価高は続いており、本格的な景気回復には至りませんでした。また、ウクライナ情勢および中東情勢の停戦は難航しているほか、米国の政権交代に伴う通商政策など不透明な要素は多く、今後の景気先行きに不安定感を抱える状況で推移しました。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題今後につきましても、社訓「まごころ」、社是「ADD SYSTEM」を念頭に、顧客目線を大切にした品質第一のサービス提供を行うことにより、当社グループを選んで頂けるように努め、「足元の業績立て直し」に向けて、国内物流業務、国際物流業務の規模拡大、強みであるアセンブリ作業に磨きをかけることによる競合他社との差別化、機械およびシステム導入による省人化並びに業務効率化を図り、利益率の改善を実現するためにグループ一丸となって積極的に取組んでまいります。財務上の課題につきましては、現時点におきまして特段の課題は無いものと認識しておりますが、中長期的な経営戦略における成長に向けた施策を支えるべく、設備投資等の事象が発生した際には、適時に機動的な投資を実現できるよう対処してまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中における経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、当連結会計年度末(2025年3月31日)現在において判断したものであり、不確実性が内在されておりますので、将来生じる実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 経営方針当社グループは、国内外で物流サービスの提供を行っており、「ADD SYSTEM」(当社グループが物流システムの創造にたゆまぬ努力を続け、顧客に貢献すること)を社是として、顧客目線を大切にしながら、革新的なサービス開発とより高い信頼性をめざす確実な業務の実行によって、顧客はもとより、広く社会に貢献してまいります。 (2) 中長期的な経営戦略当社グループは、2025年度から”既存事業の収益力強化と新たな収益構造を確立する”ことをテーマとして、下記のとおり取組むべき課題を明確にしながら「足元の業績立て直し」「事業基盤の強化」「新たな事業領域・価値の創造」「骨太な収益構造の確立」に向けてグループ一丸となって積極的にチャレンジしてまいります。 ◆既存の経営資源(人材・施設)を有効活用し、「業績立て直し」と「事業基盤強化」へ向けたチャレンジ◆・既存顧客とのパートナーシップをさらに強化し、当社グループの柱である国内物流業務・国際物流業務の規模拡大に努める。・当社グループの強みである人の手を用いたきめ細やかなアセンブリ作業に、機械およびシステムを組み合わせることで提供するサービスに磨きをかけ、競合他社との差別化を図ると同時に、省人化並びに業務効率化を図り、利益率の改善に努める。・「医療機器製造業」免許等を活用した医療機器物流業務の規模拡大に努める。・湾岸地区にある自社保有施設の強みを最大限に発揮できるよう、立地特性に合わせた業務と顧客の配置転換を行うことで、資産の有効活用に努める。・海外事業については、2024年度の不振要因を丁寧に分析し、最適な海外事業の展開、新たな海外事業戦略を検討する。◆当社グループのこれまでの事業基盤に新たな事業領域・価値をプラス◆・当社グループの既存サービスであるCOLサービス(コンテンツクラウド+オンデマンドプリント+ロジスティクスの頭文字をとった略語で、顧客は印刷物を保管することなく、必要なタイミングで当社でデータ印刷、製本を行い、指定の配送先に届けるサービス)と医療機器物流業務を掛け合わせる新サービスを構築し、国内物流業務における柱として育成する。・協業することでシナジーを創造することが可能な企業とのM&Aを検討し、当社グループにおける取扱いサービスの拡大と深化を実現する。・既存業務の効率化に資するような(適地展開)倉庫物件の取得を検討し、営業収益並びに利益の拡大を図る。・当社グループの柱である国内物流業務・国際物流業務に続く3本目の柱として倉庫物件を中心とした収益物件取得の検討を行い、営業収益並びに利益の拡大を図る。◆「事業基盤の強化」、「新たな事業領域・価値の創造」により「骨太な収益構造を確立」する◆・既存事業の基盤強化による利益率改善、新たな事業領域・価値の創造による営業収益拡大の集大成として「国内事業」「国際事業」「賃貸事業」を3本柱として磨き上げ、骨太な収益構造を確立する。・次なるステップへ向かって2025年度から計画する既存施設の用途転換(冷凍冷蔵倉庫への転換も含め)の完了を目指す。3年目である2027年度においては、3年間の集大成として「骨太の収益構造の確立」のために、2025年度から2年間かけて積上げた取組を業績として顕在化させることを目標に取組んでまいります。 (3) 目標とする経営指標翌連結会計年度以降においては、地政学リスクを起因とした資源高に伴う物価高および急激な為替の変動等の影響は依然として残り、米国の政権交代に伴う通商政策など不安定な要素も多く、経済環境の先行きには不透明感が残ることが予見されます。そのような中で当社は、中長期的な定量目標は掲げてはおりませんが、翌連結会計年度においては、中長期的な戦略を実行することにより、期初に策定した単年度の事業計画を達成させるよう取組んでまいります。当連結会計年度の事業計画に対する達成状況および翌連結会計年度の事業計画は、次のとおりであります。 2024年度事業計画2024年度実績差異達成率(%)2025年度事業計画営業収益(千円)8,300,0008,345,34545,345100.58,600,000営業利益(千円)300,00079,422△220,57726.5200,000経常利益(千円)330,000117,179△212,82035.5230,000親会社株主に帰属する当期純利益(千円)285,000155,002△129,99754.4180,000 (4) 経営環境当連結会計年度におけるわが国経済は、これまで続いていたデフレ経済からインフレ経済への転換点となりました。雇用や所得環境の改善、インバウンド消費の伸長により個人消費に若干の持ち直しが見られ、日経平均株価が史上最高値を更新するなど、緩やかな回復が見られましたが、依然として実質賃金の伸びを上回る物価高は続いており、本格的な景気回復には至りませんでした。また、ウクライナ情勢および中東情勢の停戦は難航しているほか、米国の政権交代に伴う通商政策など不透明な要素は多く、今後の景気先行きに不安定感を抱える状況で推移しました。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題今後につきましても、社訓「まごころ」、社是「ADD SYSTEM」を念頭に、顧客目線を大切にした品質第一のサービス提供を行うことにより、当社グループを選んで頂けるように努め、「足元の業績立て直し」に向けて、国内物流業務、国際物流業務の規模拡大、強みであるアセンブリ作業に磨きをかけることによる競合他社との差別化、機械およびシステム導入による省人化並びに業務効率化を図り、利益率の改善を実現するためにグループ一丸となって積極的に取組んでまいります。財務上の課題につきましては、現時点におきまして特段の課題は無いものと認識しておりますが、中長期的な経営戦略における成長に向けた施策を支えるべく、設備投資等の事象が発生した際には、適時に機動的な投資を実現できるよう対処してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の概要① 経営成績の状況当連結会計年度において当社グループは、社訓である「まごころ」、社是「ADD SYSTEM」(当社グループが物流システムの創造にたゆまぬ努力を続け、顧客に貢献すること)を基礎として、これまで頂いてきた当社グループのサービスへの信頼をさらに深め、顧客目線を大切にした品質第一のサービス提供を行うべく、グループ一丸となり業務に取組んでまいりました。特に、「社会貢献度の高い分野への物流サービス提供」、「新規顧客の獲得」、「適正料金の収受」の実現については、重点課題として積極的に取組を進めてまいりました。また、期初に事業構造改革によるコスト削減を目的として発足したプロジェクトにおいて基幹営業所の業績改善に取組んだことに加え、当社グループの強みである流通加工業務において、高いサービスレベルを維持することを前提としながら、作業人員数の見直しや適正な配置、作業費に占める固定費圧縮にも引続き取組み、業務効率化についても取組んでまいりました。しかしながら、「社会貢献度の高い分野への物流サービス提供」、「新規顧客の獲得」、「流通加工業務にかかるコスト削減」については、満足できる結果は得られておらず、営業活動をさらに強化するとともに、営業所における作業コスト削減に対しては、全社を挙げて、これまで以上に取組む必要があると認識するものであります。「適正料金の収受」についても、当連結会計年度において一部顧客との間で収受料金改定が実現したものの、コスト上昇は継続しており、今後も粘り強く取組む必要があると考えております。以上の結果、営業収益が期初からの収受料金改定効果、主要顧客における業務取扱量が増加したことを受け、前年同期間と比較して、1.9%増の83億45百万円となりました。利益面につきましては、一部顧客との間で収受料金の改定による利益率改善が実現したものの、最低基準賃金上昇等の作業コスト上昇を補うには至らなかったこと、流通加工業務におけるコスト削減が当初の計画どおりに進まなかったこと、建物および設備の維持にかかる修繕費が増加したことに加え、中国現地法人において年度を通じてコスト削減が進まなかった影響もあり、営業利益は、前年同期間と比較して、53.8%減の79百万円となり、経常利益においては、営業外収益の受取賃貸料が減少した影響が大きく、同47.8%減の1億17百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、当連結会計年度において子会社4社の清算が結了したことにより、内3社(雅達貨運(中山)有限公司・株式会社システム創研・萬警備保障株式会社)の清算による子会社清算益1億13百万円、エーディーディー・エクスプレス株式会社の清算による子会社清算損27百万円をそれぞれ計上したものの、前連結会計年度において「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」上の会社分類を変更したことによる繰延税金資産の追加計上があったことの反動から、同49.3%減の1億55百万円となりました。 ② 報告セグメントの状況A.総合物流事業におきましては、収受価格の改定および主要顧客における業務取扱量が増加したことを受け、営業収益が前年同期間と比較して1.9%増の82億70百万円となりました。営業利益は、一部顧客との間で収受料金の改定による利益率改善が実現したものの、最低基準賃金上昇等の作業コスト上昇を補うには至らなかったこと、コスト削減が当初の計画どおりに進まなかったこと、建物および設備の維持にかかる修繕費が増加したことに加え、中国現地法人におけるコスト削減が進まなかった影響もあり、前年同期間と比較して52.9%減の62百万円となりました。B.運送事業におきましては、当事業が、総合物流事業に対する運送分野を担っております。営業収益は、一部の顧客で業務取扱量が増加したものの、主要顧客における業務取扱量減少の影響が大きく、前年同期間と比較して6.1%減の2億77百万円になりました。営業利益は、営業収益減少の影響が大きく、前年同期間から1百万円減少し、3百万円の営業損失となりました。C.流通加工事業におきましては、当事業が、主に、総合物流事業に対する倉庫内オペレーション分野を担っております。国内物流業務取扱量の減少により、営業収益は前年同期間と比較して3.8%減の9億86百万円となりました。営業利益は、労務コストの削減に努めたものの、最低賃金の改定などによるコスト増加が響き、前年同期間から20百万円減少し、2百万円の営業損失となりました。 (注)上記営業収益は、セグメント間取引消去前の金額で記載しております。 ③ 財政状態の状況当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ3億92百万円(4.0%)減少し、95億16百万円となりました。この主な要因は、売掛金及び契約資産が53百万円、前払費用が66百万円増加した一方で、現金及び預金が2億72百万円、有形固定資産が1億3百万円、投資有価証券が1億36百万円減少したことによるものであります。当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ5億15百万円(19.2%)減少し、21億66百万円となりました。この主な要因は、流動負債の「その他」が67百万円、長期借入金が3億48百万円、退職給付に係る負債が47百万円減少したことによるものであります。当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ1億23百万円(1.7%)増加し、73億49百万円となりました。この主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益により1億55百万円、為替換算調整勘定が75百万円増加した一方で、前連結会計年度にかかる期末配当金により70百万円、連結範囲の変更により49百万円減少したことによるものであります。 ④ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローが2億58百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローが87百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローが4億43百万円の減少となり、現金及び現金同等物に係る換算差額等を調整し、当連結会計年度末には、17億98百万円となりました。この結果、当連結会計年度末の資金残高は、前連結会計年度末より2億80百万円の減少となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とこれらの要因は、次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果獲得した資金は、2億58百万円(前年同期間対比4億9百万円の資金獲得減)となりました。この主な要因は、資金増加要因として税金等調整前当期純利益が1億94百万円(前年同期間対比32百万円の資金減)、減価償却費が3億56百万円(前年同期間は3億46百万円)あった一方で、資金減少要因として退職給付に係る負債の減少が47百万円(前年同期間は15百万円の資金増)、「その他」が42百万円(前年同期間対比30百万円の支出増)あったほか、子会社清算損益85百万円を調整したことによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果支出した資金は87百万円(前年同期間対比1億2百万円の支出減)となりました。この主な要因は、資金増加要因として子会社の清算による収入が1億90百万円あった一方で、有形固定資産の取得による支出が2億47百万円(前年同期間対比60百万円の支出増)あったことによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果支出した資金は、4億43百万円(前年同期間対比52百万円の支出減)となりました。この主な要因は、長期借入金の返済による支出が3億65百万円(前年同期間は4億81百万円の支出)、配当金の支払額が69百万円(前年同期間は69百万円の資金減)あったことによるものであります。 ⑤ 生産、受注及び販売の状況当社グループは、「運送」「保管」「作業」といった物流サービスを組み合わせて提供しておりますが、そのサービス内容は多種多様であり、相互に密接に関連しているほか、受注生産形態をとらない事業であることから、セグメントごとに生産規模および受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。a.生産実績該当事項はありません。b.受注状況該当事項はありません。c.販売実績当連結会計年度のセグメント別販売実績は、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度金額(千円)前年同期比(%)総合物流事業8,258,2561.9運送事業58,4168.0流通加工事業――その他の事業28,671△4.8合計8,345,3131.9 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は 次のとおりであります。相手先前連結会計年度当連結会計年度金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)ピクシブ㈱565,2226.9995,90011.9㈱東宝ステラ860,38910.5935,83411.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。① 経営成績の分析経営成績の概略につきましては、上記「(1) 経営成績等の概要 ①経営成績の状況」に記載しておりますので、ご参照願います。また、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成および進捗状況につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)目標とする経営指標」に記載しておりますので、ご参照願います。 a.営業収益営業収益につきましては、総合物流事業においては、収受価格の改定および主要顧客における業務取扱量が増加したことを受け、前年同期間と比較して1億54百万円増加し、82億58百万円となりました。運送事業においては、一部主要顧客の業務取扱量は減少したものの、その他外部顧客における業務取扱量増加が、主要顧客の減少を補ったことから、前年同期間と比較して4百万円増の58百万円となりました。流通加工事業においては、外部顧客への売上は無くなり、2百万円の減収となりました。以上の結果、当社グループの営業収益は、前年同期間と比較して1億55百万円増加し83億45百万円となりました。なお、当連結会計年度のセグメント別営業収益は、次のとおりであります。<セグメント別の状況>セグメントの名称前連結会計年度(千円)当連結会計年度(千円)比較増減(千円)総合物流事業8,103,5908,258,256154,666運送事業54,08658,4164,330流通加工事業2,325―△2,325その他の事業30,11028,671△1,438合計8,190,1138,345,345155,231 (注)上記営業収益は、セグメント間取引消去後の金額で記載しております。 b.営業利益、経常利益営業原価につきましては、営業収益の増加(前年同期間対比1億55百万円の増加)は見られたものの、営業原価はそれを上回る前年同期間対比2億28百万円の増加となり、73億70百万円となりました。販売費および一般管理費率は、前年同期間と同様の10.7%であったものの、営業原価率は、前年度同期間と比較して、1.1%悪化した88.3%となったことから、営業利益率は同1.1%悪化した1.0%となっております。営業原価率悪化の主な要因は、収受料金の改定による効果が上昇するコスト増加を補うには至らなかったこと、倉庫内の流通加工業務ならびに中国現地法人においてコスト削減が当初の計画どおりに進まなかったことによるものであります。また、営業外収益は、前年同期間と比較して受取賃貸料の減少等により15百万円減少いたしました。その結果、経常利益率は前年同期間と比較して1.3%悪化し、前年同期間から1億7百万円減少した1億17百万円となりました。なお、当連結会計年度の営業費用、営業利益および経常利益は、次のとおりであります。 前連結会計年度(千円)当連結会計年度(千円)比較増減(千円)営業原価(営業原価率)7,141,828(87.2%)7,370,673(88.3%)228,844(1.1%)販売費及び一般管理費(販管費比率)876,394(10.7%)895,249(10.7%)18,855(0.0%)営業利益(営業利益率)171,890(2.1%)79,422(1.0%)△92,468(△1.1%)経常利益(経常利益率)224,296(2.7%)117,179(1.4%)△107,116(△1.3%) c.親会社株主に帰属する当期純利益子会社4社の清算が結了したことにより、内3社(雅達貨運(中山)有限公司・株式会社システム創研・萬警備保障株式会社)の清算による子会社清算益1億13百万円、エーディーディー・エクスプレス株式会社の清算による子会社清算損27百万円をそれぞれ計上したものの、前連結会計年度において「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」上の会社分類を変更したことによる繰延税金資産の追加計上があったことの反動から、前年同期間から1億50百万円減少した1億55百万円となりました。 前連結会計年度(千円)当連結会計年度(千円)比較増減(千円)親会社株主に帰属する当期純利益(当期純利益率)305,967(3.7%)155,002(1.9%)△150,965(△1.9%) ② 財政状態の分析財政状態の分析につきましては、上記「(1) 経営成績等の概要 ③財政状態の状況」に記載しておりますので、ご参照願います。 ③ キャッシュ・フローの分析・検討内容並びに資本の財源および資金の流動性についての分析キャッシュ・フローの分析につきましては、上記「(1) 経営成績等の概要 ④ キャッシュ・フローの状況」に記載しておりますので、ご参照願います。なお、資本の財源及び資金の流動性に係る情報に関して、当社グループの主要な資金需要は、営業活動にかかる営業原価および販売費及び一般管理費の支払によるものであり、営業活動によるキャッシュ・フローおよび手許資金並びに金融機関からの短期借入金による運転資金で賄われております。また、借入金の返済および配当金の支払についても、主に営業活動によるキャッシュ・フローおよび手許資金で賄う予定にしております。設備等の投資については、その金額規模および資金ポジションを考慮しつつ、大規模となる事案については、金融機関からの長期借入金による資金調達により対応することとしております。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中における経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、当連結会計年度末(2024年3月31日)現在において判断したものであり、不確実性が内在されておりますので、将来生じる実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 経営方針当社グループは、国内外で物流サービスの提供を行っており、「ADD SYSTEM」(当社グループが物流システムの創造にたゆまぬ努力を続け、顧客に貢献すること)を社是として、顧客目線を大切にしながら、革新的なサービス開発とより高い信頼性をめざす確実な業務の実行によって、顧客はもとより、広く社会に貢献してまいります。 (2) 中長期的な経営戦略当社グループは、下記の「取組指針」に基づき「基本戦略」および「取組むべき課題」に取組んでおります。当社グループの新たな挑戦として位置付けております「取組むべき課題」のひとつである「品質向上/営業強化」に掲げる「将来を見据えた、より社会貢献度の高い分野への物流サービス提供」については、「医療機器製造業」免許等を活用した医療機器物流業務拡大並びに「フェムテック」を推進する企業への物流面での協力等による支援は、今後も積極的に行ってまいります。また、人の手を介することによって細やかな発注にも対応できる流通加工業務に磨きをかけ、特に輸出入業務にとって利便性の高い湾岸地区に営業所を持つ当社の強みを活かし輸出入品の流通加工に積極的に取組み、同業他社との差別化を図ることで、営業収益の拡大に取組んでまいります。また、「新しいタカセ」への変貌に向け、「深化」と「探査」をキーワードとして、翌連結会計年度から事業構造改革に向けたプロジェクトを発足いたします。最初の一歩として、プロジェクトを中心に、国内物流事業および国際物流事業における支出改革並びに業務工程の見直しを行うことにより、不要なコストの削減、業務の効率化を強力に進め、徹底的にムリ・ムラ・ムダの排除に努めてまいります。併せまして、新規営業拠点の展開につきましても、プロジェクトを立ち上げ、今後の社会情勢を見据え、新たな視点および発想を加えながら当社グループ全体の事業戦略を構築し、具体的な検討を行ってまいります。 ■取組指針■ ~ 社訓「まごころ」を持って不断な創意工夫を重ね、 社是である「ADD SYSTEM」により新しい価値を顧客に提供する ~ 基本戦略・顧客目線でスピード感のあるサービスを高品質で提供する。・多品種商品管理の物流スペシャリストとして、市場で認知されるような高度な物流ノウハウや物流サービスを、海外を含むグループ各社で蓄積共有し、当社にしかできない高品質な物流サービスを提供する。・労働集約型の産業から脱却し、デジタル化/機械化の研究導入により労働分野における社員の単純作業負担を軽減し、市場のニーズに応える創造的業務に人材を集中することで生産性を高める。 取組むべき課題 1.品質向上/営業強化 ・将来を見据えた、より社会貢献度の高い商品分野へ新しい物流サービスの提供 ・外部に向けての情報発信強化 ・顧客が満足する物流現場の品質維持向上 2.物流技術/情報システム強化 ・物流機器導入による業務効率化および自動化への具体的な取組 ・物流技術の革新による物流業界環境、物流サービスの変化に対する研究の継続 ・省力化を実現する既存情報システムの改善、新規情報システムの構築 3.海外事業強化 ・日本を含めた各海外拠点間での営業連携促進 ・商圏拡大に向けたサービスメニューの拡大 ・海外拠点運営能力を有する人材の育成 4.人材育成 ・人材の育成と優秀な人材確保 ・物流業界を取り巻く人手不足等、諸問題への対応と法に則した社内ルールの整備 (3) 目標とする経営指標翌連結会計年度以降においては、地政学リスクを起因とした資源高に伴う物価高および急激な為替の変動等の影響は依然として残り、中国経済の回復が遅れることによる世界的な景気低迷等、再び景気後退の局面を迎えることも懸念されるなど、当社を取巻く経済環境の先行きに不透明感が残ることから、中長期的な経営指標策定については引続き慎重に検討を進めている段階であります。翌連結会計年度においては、期初に策定した単年度の事業計画を達成させるよう取組んでまいります。当連結会計年度の事業計画に対する達成状況および翌連結会計年度の事業計画は、次のとおりであります。 2023年度事業計画2023年度実績差異達成率(%)2024年度事業計画営業収益(千円)8,250,0008,190,113△59,88699.38,300,000営業利益(千円)210,000171,890△38,10981.9300,000経常利益(千円)260,000224,296△35,70386.3330,000親会社株主に帰属する当期純利益(千円)200,000305,967105,967153.0285,000 (4) 経営環境当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが第5類感染症に移行したことにより景気の循環を制約していた要因が解消されたことに加え、30年ぶりの高い賃上げや企業の高い投資意欲の回復等、前向きな動きが見られました。一方、物価の伸びが所得の伸びを上回り、個人消費は力強さを欠くなど、本格的な景気回復にはもう一歩及ばないというところであり、また、世界的な地政学リスクは依然として高まる中、資源高に伴う物価高も続いており、再び景気後退の局面を迎えることも懸念されるなど、依然として今後に不透明さが残る状況でありました。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題今後につきましては、社訓「まごころ」、社是「ADD SYSTEM」を念頭に、顧客目線を大切にした品質第一のサービス提供を行うことにより、当社グループを選んで頂けるように努め、これまでも重点的に取組んできた「社会貢献度の高い分野への物流サービス提供」、顧客の理解を得ながらの「適正価格の収受」、「新規顧客の獲得」については、グループ一丸となって積極的に取組んでまいります。また、利益額の確保を優先課題と考えており、2024年度より各本部から選出したメンバーで構成される事業構造改革に向けたプロジェクトを発足し、利益率の改善に向けた事業支出改革の実行からスタートしてまいります。財務上の課題につきましては、現時点におきまして特段の課題は無いものと認識しておりますが、上記のような成長に向けた施策を支えるべく、設備投資等の事象が発生した際には、適時に機動的な投資を実現できるよう対処してまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中における経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、当連結会計年度末(2024年3月31日)現在において判断したものであり、不確実性が内在されておりますので、将来生じる実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 経営方針当社グループは、国内外で物流サービスの提供を行っており、「ADD SYSTEM」(当社グループが物流システムの創造にたゆまぬ努力を続け、顧客に貢献すること)を社是として、顧客目線を大切にしながら、革新的なサービス開発とより高い信頼性をめざす確実な業務の実行によって、顧客はもとより、広く社会に貢献してまいります。 (2) 中長期的な経営戦略当社グループは、下記の「取組指針」に基づき「基本戦略」および「取組むべき課題」に取組んでおります。当社グループの新たな挑戦として位置付けております「取組むべき課題」のひとつである「品質向上/営業強化」に掲げる「将来を見据えた、より社会貢献度の高い分野への物流サービス提供」については、「医療機器製造業」免許等を活用した医療機器物流業務拡大並びに「フェムテック」を推進する企業への物流面での協力等による支援は、今後も積極的に行ってまいります。また、人の手を介することによって細やかな発注にも対応できる流通加工業務に磨きをかけ、特に輸出入業務にとって利便性の高い湾岸地区に営業所を持つ当社の強みを活かし輸出入品の流通加工に積極的に取組み、同業他社との差別化を図ることで、営業収益の拡大に取組んでまいります。また、「新しいタカセ」への変貌に向け、「深化」と「探査」をキーワードとして、翌連結会計年度から事業構造改革に向けたプロジェクトを発足いたします。最初の一歩として、プロジェクトを中心に、国内物流事業および国際物流事業における支出改革並びに業務工程の見直しを行うことにより、不要なコストの削減、業務の効率化を強力に進め、徹底的にムリ・ムラ・ムダの排除に努めてまいります。併せまして、新規営業拠点の展開につきましても、プロジェクトを立ち上げ、今後の社会情勢を見据え、新たな視点および発想を加えながら当社グループ全体の事業戦略を構築し、具体的な検討を行ってまいります。 ■取組指針■ ~ 社訓「まごころ」を持って不断な創意工夫を重ね、 社是である「ADD SYSTEM」により新しい価値を顧客に提供する ~ 基本戦略・顧客目線でスピード感のあるサービスを高品質で提供する。・多品種商品管理の物流スペシャリストとして、市場で認知されるような高度な物流ノウハウや物流サービスを、海外を含むグループ各社で蓄積共有し、当社にしかできない高品質な物流サービスを提供する。・労働集約型の産業から脱却し、デジタル化/機械化の研究導入により労働分野における社員の単純作業負担を軽減し、市場のニーズに応える創造的業務に人材を集中することで生産性を高める。 取組むべき課題 1.品質向上/営業強化 ・将来を見据えた、より社会貢献度の高い商品分野へ新しい物流サービスの提供 ・外部に向けての情報発信強化 ・顧客が満足する物流現場の品質維持向上 2.物流技術/情報システム強化 ・物流機器導入による業務効率化および自動化への具体的な取組 ・物流技術の革新による物流業界環境、物流サービスの変化に対する研究の継続 ・省力化を実現する既存情報システムの改善、新規情報システムの構築 3.海外事業強化 ・日本を含めた各海外拠点間での営業連携促進 ・商圏拡大に向けたサービスメニューの拡大 ・海外拠点運営能力を有する人材の育成 4.人材育成 ・人材の育成と優秀な人材確保 ・物流業界を取り巻く人手不足等、諸問題への対応と法に則した社内ルールの整備 (3) 目標とする経営指標翌連結会計年度以降においては、地政学リスクを起因とした資源高に伴う物価高および急激な為替の変動等の影響は依然として残り、中国経済の回復が遅れることによる世界的な景気低迷等、再び景気後退の局面を迎えることも懸念されるなど、当社を取巻く経済環境の先行きに不透明感が残ることから、中長期的な経営指標策定については引続き慎重に検討を進めている段階であります。翌連結会計年度においては、期初に策定した単年度の事業計画を達成させるよう取組んでまいります。当連結会計年度の事業計画に対する達成状況および翌連結会計年度の事業計画は、次のとおりであります。 2023年度事業計画2023年度実績差異達成率(%)2024年度事業計画営業収益(千円)8,250,0008,190,113△59,88699.38,300,000営業利益(千円)210,000171,890△38,10981.9300,000経常利益(千円)260,000224,296△35,70386.3330,000親会社株主に帰属する当期純利益(千円)200,000305,967105,967153.0285,000 (4) 経営環境当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが第5類感染症に移行したことにより景気の循環を制約していた要因が解消されたことに加え、30年ぶりの高い賃上げや企業の高い投資意欲の回復等、前向きな動きが見られました。一方、物価の伸びが所得の伸びを上回り、個人消費は力強さを欠くなど、本格的な景気回復にはもう一歩及ばないというところであり、また、世界的な地政学リスクは依然として高まる中、資源高に伴う物価高も続いており、再び景気後退の局面を迎えることも懸念されるなど、依然として今後に不透明さが残る状況でありました。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題今後につきましては、社訓「まごころ」、社是「ADD SYSTEM」を念頭に、顧客目線を大切にした品質第一のサービス提供を行うことにより、当社グループを選んで頂けるように努め、これまでも重点的に取組んできた「社会貢献度の高い分野への物流サービス提供」、顧客の理解を得ながらの「適正価格の収受」、「新規顧客の獲得」については、グループ一丸となって積極的に取組んでまいります。また、利益額の確保を優先課題と考えており、2024年度より各本部から選出したメンバーで構成される事業構造改革に向けたプロジェクトを発足し、利益率の改善に向けた事業支出改革の実行からスタートしてまいります。財務上の課題につきましては、現時点におきまして特段の課題は無いものと認識しておりますが、上記のような成長に向けた施策を支えるべく、設備投資等の事象が発生した際には、適時に機動的な投資を実現できるよう対処してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の概要① 経営成績の状況当連結会計年度において当社グループは、社訓である「まごころ」、社是「ADD SYSTEM」(当社グループが物流システムの創造にたゆまぬ努力を続け、顧客に貢献すること)を基礎として、これまで頂いてきた当社グループのサービスへの信頼を更に深め、顧客目線を大切にした品質第一のサービス提供を行うべく、グループ一丸となり業務に取組んでまいりました。特に、「将来を見据えた、より社会貢献度の高い商品分野へ新しい物流サービスの提供」の実現に向け、「医療機器製造業」免許を活用した営業活動に重点的に取組むとともに、当社グループの強みである好立地に存する当社施設のメリットを活かした新規業務の受託に向けた営業活動も引続き強化してまいりました。また、営業収益の拡大に取組む一方で、コスト上昇への対策として、高いサービスレベルを維持することを前提としながら、主として流通加工に係る作業人員数の見直しや適正な配置、作業費に占める固定費圧縮にも引続き取組みました。同時に、新たに主要営業所において物流機器を導入し、省人化と効率化に向けた取組も開始いたしました。加えて、上昇するコストを価格へ転嫁すべく慎重に交渉も進めてまいりました。その結果、期初からの収受価格改定、新規顧客の獲得等による増収要因はあったものの、前連結会計年度の上期まで継続していた海上運賃の高止まりによる収受価格上昇の効果が剥落したことに加え、国際貨物の荷動きが依然低調であったことにより、営業収益が前年同期間と比較して8.0%減の81億90百万円となりました。利益面につきましては、前述のとおり、作業人員数の見直しや適正な配置、物流機器の導入によりグループ全体でのコスト削減に努め、顧客に対しては、コスト上昇分の収受価格改定を要請し、一部実現したものの、いずれも増加したコストを吸収するには至らず、期初から続く中国経済の低迷による中国現地法人の不振に加え、営業収益減少の影響が大きく、営業利益は前年同期間と比較して41.9%減の1億71百万円となり、経常利益は同39.6%減の2億24百万円となりました。一方で、親会社株主に帰属する当期純利益は、「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」上の会社分類を変更したことにより、繰延税金資産を追加計上したことから、同9.7%増の3億5百万円となりました。 ② 報告セグメントの状況A.総合物流事業におきましては、収受価格の改定および新規顧客の獲得による増収要因はあったものの、前連結会計年度の上期まで続いていた海上運賃の高止まりを受けた収受価格上昇の反動減の影響が大きく、輸出入貨物の取扱減少もあったことから、営業収益が前年同期間と比較して8.1%減の81億12百万円となりました。営業利益は、コスト削減並びに収受価格改定交渉に努めたものの、その効果を上回る営業収益の減少により、前年同期間と比較して46.0%減の1億32百万円となりました。B.運送事業におきましては、当事業が、総合物流事業に対する運送分野を担っております。営業収益は、業務取扱量が増加した顧客はあったものの、主要顧客における業務取扱量減少の影響が大きく、前年同期間と比較して10.9%減の2億95百万円となりました。営業利益は、営業収益減少の影響が大きく、前年同期間から11百万円減少し、2百万円の営業損失となりました。C.流通加工事業におきましては、当事業が、主に、総合物流事業に対する流通加工(倉庫内オペレーション)分野を担っております。国内物流業務取扱の増加により、営業収益は前年同期間と比較して1.9%増の10億25百万円となりました。営業利益は、最低賃金の改定などによるコスト増加の影響を受けたものの、営業収益増加の影響が大きく、前年同期間と比較して30.9%増の18百万円となりました。 (注)上記営業収益は、セグメント間取引消去前の金額で記載しております。 ③ 財政状態の状況当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ88百万円(0.9%)減少し、99億8百万円となりました。この主な要因は、投資有価証券が69百万円、繰延税金資産が65百万円増加した一方で、売掛金及び契約資産が1億30百万円、有形固定資産が1億2百万円減少したことによるものであります。当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ4億23百万円(13.6%)減少し、26億82百万円となりました。この主な要因は、1年内返済予定の長期借入金が1億33百万円、長期借入金が2億48百万円、固定負債の「その他」が56百万円減少したことによるものであります。当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ3億34百万円(4.9%)増加し、72億25百万円となりました。この主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益により3億5百万円、その他有価証券評価差額金が49百万円増加した一方で、前連結会計年度にかかる期末配当金により69百万円減少したことによるものであります。 ④ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローが6億67百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローが1億90百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローが4億95百万円の減少となり、現金及び現金同等物に係る換算差額等を調整し、当連結会計年度末には、20億78百万円となりました。この結果、当連結会計年度末の資金残高は、前連結会計年度末より2百万円の増加となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とこれらの要因は、次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果獲得した資金は、6億67百万円(前年同期間対比50百万円の資金獲得減)となりました。この主な要因は、資金増加要因として税金等調整前当期純利益が2億26百万円(前年同期間対比1億44百万円の資金減)、減価償却費が3億46百万円(前年同期間は3億31百万円)、売上債権及び契約資産の増減額が1億45百万円(前年同期間対比1億63百万円の資金獲得増)あった一方で、法人税等の支払額81百万円(前年同期間対比0百万円の支出減)があったことによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果支出した資金は、1億90百万円(前年同期間対比80百万円の支出減)となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出が1億87百万円(前年同期間対比75百万円の支出減)あったことによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果支出した資金は、4億95百万円(前年同期間対比1億1百万円の支出増)となりました。この主な要因は、新規借入による長期借入金の増加が1億円(前年同期間は2億97百万円の資金増)あったものの、長期借入金の返済による支出が4億81百万円(前年同期間は3億18百万円の支出)、配当金の支払額が69百万円(前年同期間は72百万円の資金減)あったことによるものであります。 ⑤ 生産、受注及び販売の状況当社グループは、「運送」「保管」「作業」といった物流サービスを組み合わせて提供しておりますが、そのサービス内容は多種多様であり、相互に密接に関連しているほか、受注生産形態をとらない事業であることから、セグメントごとに生産規模および受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。a.生産実績該当事項はありません。b.受注状況該当事項はありません。c.販売実績当連結会計年度のセグメント別販売実績は、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度金額(千円)前年同期比(%)総合物流事業8,103,590△8.1運送事業54,0861.3流通加工事業2,325△29.9その他の事業30,110△1.5合計8,190,113△8.0 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は 次のとおりであります。相手先前連結会計年度当連結会計年度金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)㈱東宝ステラ721,5558.1860,38910.5㈱アニメイト1,193,88013.4718,0048.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。① 経営成績の分析経営成績の概略につきましては、上記「(1) 経営成績等の概要 ①経営成績の状況」に記載しておりますので、ご参照願います。また、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成および進捗状況につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)目標とする経営指標」に記載しておりますので、ご参照願います。 a.営業収益営業収益につきましては、総合物流事業においては、収受価格の改定および新規顧客の獲得による増収要因はあったものの、2022年度の上期まで続いていた海上運賃の高止まりを受けた収受価格上昇の反動減の影響が大きく、輸出入貨物の取扱減少もあったことにより、前年同期間と比較して7億13百万円減少し、81億3百万円となりました。運送事業においては、取引が終了した顧客があったものの、一部主要顧客の貨物取扱量が増加したこともあり、前年同期間からほぼ横ばいの54百万円となりました。流通加工事業においては、外部顧客への売上が低調であったことから、2百万円と若干の減収となりました。以上の結果、当社グループの営業収益は、前年同期間と比較して7億13百万円減少し81億90百万円となりました。なお、当連結会計年度のセグメント別営業収益は、次のとおりであります。<セグメント別の状況>セグメントの名称前連結会計年度(千円)当連結会計年度(千円)比較増減(千円)総合物流事業8,816,7728,103,590△713,181運送事業53,37054,086716流通加工事業3,3162,325△990その他の事業30,56330,110△452合計8,904,0218,190,113△713,908 (注)上記営業収益は、セグメント間取引消去後の金額で記載しております。 b.営業利益、経常利益営業費用につきましては、営業収益の減少(前年同期間対比7億13百万円の減少)に伴い、営業原価が前年同期間と比較して5億24百万円減少した71億41百万円となりました。営業収益の減少を営業原価並びに販売費および一般管理費の削減によって補うことができず、前年度同期間と比較して、営業原価率が1.1%、販管費比率が0.1%悪化したことから、営業利益率は同1.2%悪化した2.1%となっております。営業原価率悪化の主な要因は、燃料費高騰が続いたことによる電力料金の高止まり、2023年10月からの最低賃金改定などのコスト上昇等に加え、営業収益減少による固定費の負担増加によるものであります。また、営業外収益は、前年同期間と比較して為替差益および助成金収入の減少等により31百万円減少し、営業外費用は、借入金の返済が進んだことによる支払利息の減少等により、8百万円減少いたしました。その結果、経常利益率は前年同期間と比較して1.4%悪化し、前年同期間から1億47百万円減少した2億24百万円となりました。なお、当連結会計年度の営業費用、営業利益および経常利益は、次のとおりであります。 前連結会計年度(千円)当連結会計年度(千円)比較増減(千円)営業原価(営業原価率)7,666,316(86.1%)7,141,828(87.2%)△524,487(1.1%)販売費及び一般管理費(販管費比率)941,736(10.6%)876,394(10.7%)△65,341(0.1%)営業利益(営業利益率)295,969(3.3%)171,890 (2.1%)△124,078(△1.2%)経常利益(経常利益率)371,474(4.2%)224,296 (2.7%)△147,117(△1.4%) c.親会社株主に帰属する当期純利益タカセ株式会社において「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」上の会社分類を変更し、繰延税金資産を追加計上したことにより、法人税等調整額(△は益)が△1億33百万円となったことから、親会社株主に帰属する当期純利益は9.7%増の3億5百万円となりました。 前連結会計年度(千円)当連結会計年度(千円)比較増減(千円)親会社株主に帰属する当期純利益(当期純利益率)278,999(3.1%)305,967(3.7%)26,968(0.6%) ② 財政状態の分析財政状態の分析につきましては、上記「(1) 経営成績等の概要 ③財政状態の状況」に記載しておりますので、ご参照願います。 ③ キャッシュ・フローの分析・検討内容並びに資本の財源および資金の流動性についての分析キャッシュ・フローの分析につきましては、上記「(1) 経営成績等の概要 ④ キャッシュ・フローの状況」に記載しておりますので、ご参照願います。なお、資本の財源及び資金の流動性に係る情報に関して、当社グループの主要な資金需要は、営業活動にかかる営業原価および販売費及び一般管理費の支払によるものであり、営業活動によるキャッシュ・フローおよび手許資金並びに金融機関からの短期借入金による運転資金で賄われております。また、借入金の返済および配当金の支払についても、主に営業活動によるキャッシュ・フローおよび手許資金で賄う予定にしております。設備等の投資については、その金額規模および資金ポジションを考慮しつつ、大規模となる事案については、金融機関からの長期借入金による資金調達により対応することとしております。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。