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栗林商船(9171)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

海運業 運輸・物流

事業の概要

  • 海陸一貫輸送
    栗林商船グループは、内航船社として海上運送業を主軸に、輸送貨物の集配から積揚げまでを一貫して手掛けています。これにより、顧客は複数の業者に依頼する手間なく、効率的な物流サービスを受けられます。日本国内の内航海運に加え、東南アジアでの外航海運も展開し、広範囲な輸送ニーズに対応しています。
  • 多角的な事業展開
    海運事業だけでなく、港湾運送業、船舶用物品販売業、ホテル事業、不動産事業、青果卸事業など、多岐にわたる事業を展開しています。これにより、特定の事業に依存することなく、グループ全体で安定した収益基盤を築いています。特に、海運事業を核としつつ、関連性の高い事業でシナジー効果を生み出しています。
  • グループシナジーの活用
    当社グループは、当社と13の連結子会社、7のその他関係会社で構成されており、各社が連携して事業を推進しています。例えば、栗林物流システムや青函フェリーが海運を、栗林運輸や八千代運輸が港湾運送を担うことで、海陸一貫輸送の効率性とサービス品質を高め、顧客への付加価値を最大化しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 海運事業(Shipping)
    栗林商船グループの主力事業であり、売上高487.97億円、営業利益23.09億円と、グループ収益の大部分を占めています。日本国内の内航海運に加え、東南アジアでの外航海運も手掛け、海陸一貫輸送サービスを提供しています。栗林物流システムや青函フェリーなどがこの事業を支えています。
  • ホテル事業(Hotel)
    北海道登別市でホテル事業を展開しており、売上高25.48億円、営業利益2.31億円を計上しています。地域に根差した観光需要に応えることで、グループ全体の収益源の一つとなっています。㈱登別グランドホテルが主要な役割を担い、地域経済への貢献も果たしています。
  • 不動産事業(Real Estate)
    北海道室蘭市を中心に店舗等の不動産賃貸業を行っており、売上高5.77億円、営業利益2.83億円となっています。安定した賃料収入を確保することで、グループの収益基盤を多様化しています。㈱セブンがこの事業を担い、地域の不動産ニーズに対応しています。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
Shipping 事業 488 23 4.7%
Hotel 事業 25 2 9.1%
RealEstate 事業 6 3 49.0%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|792 文字
3 【事業の内容】当社グループは、当社及び連結子会社14社並びにその他関係会社7社で構成され、海上運送業を主たる事業としている内航船社であり、輸送貨物の集配及び積揚げなどをグループとして行い、海陸一貫輸送の事業に従事しております。当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関係は次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。 (海運事業) 内航海運業日本国内での内航運送業、内航運送取扱業、内航船舶貸渡業、一般旅客フェリー事業に従事しております。 <主な連結子会社> 栗林物流システム㈱、青函フェリー㈱、栗林マリタイム㈱ 外航海運業東南アジア地域での外航定期航路運送業、外航不定期航路運送業、外航船舶貸渡業に従事しております。 <主な連結子会社> 栗林物流システム㈱ 港湾運送業等日本国内での港湾運送業、港湾荷役業、港湾運送関連事業、利用運送業に従事しております。 <主な連結子会社及びその他関係会社> 栗林運輸㈱、八千代運輸㈱、共栄陸運㈱、三陸運輸㈱、三陸輸送㈱、大和運輸㈱、他関係会社6社 船舶用物品販売業等関係会社への船舶用燃料油販売、船舶用品販売、船舶小口修理、船舶管理、トレーラー賃貸等の事業に従事しております。 <主な連結子会社> ㈱ケイセブン、栗林マリタイム㈱、㈱セブン(ホテル事業)北海道登別市でホテル事業に従事しております。 <主な連結子会社及びその他関係会社> ㈱登別グランドホテル、他関係会社1社(不動産事業)北海道室蘭市を中心に店舗等の不動産賃貸業に従事しております。 <主な連結子会社> ㈱セブン(その他)青果卸事業、豆類・雑穀卸事業等に従事しております。 <主な連結子会社及びその他関係会社> 北千生氣㈱、㈱鈴木商店、他関係会社1社 事業の系統図は以下のとおりであります(社名のあるものは連結子会社であります。)。(事業の系統図)

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 中程度
燃料油価格変動調整金の協力をお願いしているため、価格転嫁の余地がある。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 設備
船舶や港湾設備、車両などの大規模な設備投資が必要となる。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:自然災害による業務遂行への支障 / 船舶運航上の不慮の事故や自然災害、テロ / 船舶燃料油価格の著しい変動
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 8 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

栗林商船は特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPに依存する事業モデルではない。海運業はコモディティ性が高く、差別化要因は限定的である。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

一部の長期契約や特定顧客との関係性により、一定のスイッチング・コストは存在する可能性がある。しかし、運賃やサービス内容で代替可能な場合も多く、顧客の乗り換え障壁は高くない。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

海運業はネットワーク効果が働きにくいビジネスモデルである。顧客が増えることでサービスの価値が直接的に向上するわけではない。

コスト優位★★★☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

長年の事業運営で培われた船舶管理、運航効率、調達力などによるコスト優位性は一定程度存在する。特に、特定の航路や貨物に対する専門性と効率化が競争力の源泉となりうる。

規模の経済★★★★☆
根拠:強い規模が参入障壁になる

海運業は規模の経済が働きやすい産業であり、栗林商船は国内フェリー・内航海運分野で一定のシェアを持つ。特に、特定の航路や貨物輸送において、規模による効率的な運航とコスト削減が実現できている。

  • 海陸一貫輸送体制
    栗林商船グループは、海上運送を核に、貨物の集配から港湾での積揚げまでを一貫して提供できる体制を構築しています。これにより、顧客は複数の運送業者と契約する手間を省き、物流プロセス全体を効率化できます。この統合されたサービスは、他社との差別化要因となり、顧客にとっての利便性を高めます。
  • 多角的な事業ポートフォリオ
    海運事業を主軸としながらも、港湾運送、船舶用品販売、ホテル、不動産、青果卸など、幅広い事業を展開しています。これにより、特定の市場変動リスクを分散し、安定した収益基盤を築いています。各事業が相互に補完し合うことで、グループ全体の経営の安定性を高める効果が期待されます。
  • 長年の実績と信頼
    内航船社として長年にわたり海上運送業を営んできた実績は、顧客からの信頼に繋がっています。安全運航や品質の高いサービス提供を通じて培われた信頼は、新規顧客獲得や既存顧客との関係強化において重要な競争優位となります。特に、専門性の高い船員や陸上職員の育成にも力を入れ、サービスの質を維持向上させています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

  • サステナビリティ経営の推進
    栗林商船グループは、「環境保全に努め、安全で効率的な海陸一貫輸送を通して社会に貢献する」ことを経営理念としています。中期経営計画では、CO2削減目標を設定し、船舶関連技術の導入や次世代燃料への転換を進めることで、持続可能な社会の実現と企業価値向上を目指しています。
  • モーダルシフトの推進と効率化
    環境負荷の低減と物流効率化のため、トラック輸送から船舶輸送への転換(モーダルシフト)を重要な戦略と位置付けています。ドライバー不足や2024年問題に対応し、最適な輸送手段を提案することで、持続可能な物流体制を構築します。また、適正な配船計画で効率的な運航形態を追求し、収益力向上を図ります。
  • 人材育成と内部統制の強化
    船員や陸上職員の確保・育成を重視し、技術伝承のマニュアル化、働き方改革、研修制度の充実を通じて、優秀な人材の定着とスキル向上を図ります。また、グループ全体のリスクマネジメントと内部統制を強化し、サイバーセキュリティ対策や情報管理体制の整備にも注力することで、経営の健全性と信頼性を確保します。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社及びグループ各社の役職員が日々の業務遂行にあたり、常に心する精神的バックボーンとして、平成19年4月1日より三つの社是を定めております。 (社是)1)誠実企業経営を進めるにあたり、誠実を第一の指針として運営していくこと、また個人としてもあらゆる場面において誠実を旨として行動すること。2)信頼社会人、企業人として社会の信頼を高めるよう努めるとともに、株主、取引先などのステークホルダーの信頼に充分応えられるよう努めること。3)社会貢献企業は「社会の公器」であるとの認識を深め、社会的に責任と公共的使命を果たすため、社会貢献に尽力すること。 (経営理念)当社グループは「環境保全に努め、安全で効率的な海陸一貫輸送を通して社会に貢献する」ことを経営理念としてまいります。 (経営方針)当社グループは「付加価値の高いサービスの提供」、「顧客ニーズに的確に応える輸送体制の確立」、「株主、顧客、従業員等すべてのステークホルダーの信頼に応える」企業を目指します。 (2)中期経営戦略当社及び当社グループの今後3年間の方向性として、中期経営計画(令和7年度から令和9年度)において、経営ビジョンを定めました。当社グループ全体の令和9年度の数値目標として、経常利益35億円、ROE8%を設定いたしました。 (3)対処すべき課題①モーダルシフトへの対応 当社グループは、持続可能な社会の実現に向けた取り組みの一環として、環境負荷の低減および物流の効率化を目的に、モーダルシフトへの対応を重要な経営戦略と捉えております。近年、深刻化するトラック乗務員の不足問題や、労働時間規制への対応、温室効果ガス(GHG)排出削減に関する社会的要請の高まりを背景に、トラック輸送から船舶等のより環境負荷の少ない輸送手段への転換は喫緊の課題となっております。当社グループでは、北海道定期航路において令和7年10月より運航するRORO船を一隻増やし、6隻体制とすることで輸送能力の強化を図るとともに、お客様のニーズに応じた最適な輸送サービスの提供を推進しております。今後も、持続可能な物流体制の構築と企業価値の向上に向け、モーダルシフトへの対応および輸送サービスの充実に積極的に取り組んでまいります。 ②安全対策の強化当社グループは、船舶の安全運航を企業活動の根幹と位置づけており、乗組員の生命・財産を守ることを最優先課題として認識し、より一層の安全対策の強化を重要課題と捉えております。これを踏まえ、船舶安全管理室が中心となり、運輸安全マネジメント制度や船種別システムを活用した統括的安全管理や、船員および関係職員への助言・指導教育、ISM認証の取得を行うことで、安全管理体制の強化と安全運航意識の周知徹底に努めております。また、乗組員に対する定期的な安全教育・訓練を実施し、緊急時対応力の向上を図っております。今後も「安全はすべてに優先する」という意識の徹底を図り、グループ全体で安全文化の醸成に努め、信頼性の高い輸送サービスの提供を継続してまいります。 ③効率的な運航形態の追求当社グループは、安定的かつ効率的な船舶運航体制の確立を収益力の向上および競争力の強化に向けた重要な課題と認識しております。人口減少やトラック乗務員不足といった社会的課題に対応し、且つ、輸送需要の多様化・変動に柔軟に対応するためには、船舶運航の効率性向上とサービス品質の両立が求められるため、当社グループでは、需要に応じて適正な配船計画を行い、効率的な運航形態を追求することで、さらなる運航体制の強化を進めてまいります。 ④人材の確保当社グループは、海陸一貫の複合輸送を展開しており、船員・乗務員・港湾荷役作業員など専門性の高い人材の確保・育成を重要な経営課題と認識しております。このような課題に対応するため、良好な就業環境の整備や外部機関との連携による採用強化に取り組むとともに、教育訓練、デジタル技術の活用を含めた技術伝承等を通じて、安定的な人材基盤の強化を図ってまいります。また、陸上職員(事務職)につきましては、ジェネラリスト育成のための研修体系の構築と実施、各種人事制度の見直し、従業員満足度調査を踏まえた客観的なデータに基づいた人事施策の推進を行っております。社員のスキル向上とキャリア形成を支援する教育制度の導入により、従業員エンゲージメントの強化を図っております。多様な人材が個性と能力を発揮できるよう、今後も人的資本に対する戦略的な投資を継続し、末永く顧客とともに社会に貢献できる人材開発を目指します。 ⑤内部統制の強化グループ各社のリスクマネジメントを確立し、業務および財務などにおける全社的な内部統制を行い、適宜見直すことで、財務報告の信頼性を確保しております。さらに、近年のサイバーセキュリティリスクや情報管理リスクの高まりを受け、IT統制の強化や情報セキュリティ管理体制の整備にも注力してまいります。 ⑥金利の変動当社グループは、設備投資や運転資金等に係る資金調達は主に金融機関からの借入により賄っており、今後の景気動向および金利動向は当社グループの財務状況に影響を及ぼす可能性があります。特に、将来的な金利の上昇が当社の業績およびキャッシュ・フローに大きな影響を与えないよう、金利の固定化や資金調達の多様化を図ることで安定した財務基盤の維持に努めてまいります。 ⑦サステナビリティ経営当社グループは、持続可能な社会の実現と中長期的な企業価値の向上の両立を可能とするサステナビリティ経営を目指しております。サステナビリティ委員会を設置し、当社グループの環境等、サステナビリティ課題の適切な把握・解決方法の策定を行っております。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社及びグループ各社の役職員が日々の業務遂行にあたり、常に心する精神的バックボーンとして、平成19年4月1日より三つの社是を定めております。 (社是)1)誠実企業経営を進めるにあたり、誠実を第一の指針として運営していくこと、また個人としてもあらゆる場面において誠実を旨として行動すること。2)信頼社会人、企業人として社会の信頼を高めるよう努めるとともに、株主、取引先などのステークホルダーの信頼に充分応えられるよう努めること。3)社会貢献企業は「社会の公器」であるとの認識を深め、社会的に責任と公共的使命を果たすため、社会貢献に尽力すること。 (経営理念)当社グループは「環境保全に努め、安全で効率的な海陸一貫輸送を通して社会に貢献する」ことを経営理念としてまいります。 (経営方針)当社グループは「付加価値の高いサービスの提供」、「顧客ニーズに的確に応える輸送体制の確立」、「株主、顧客、従業員等すべてのステークホルダーの信頼に応える」企業を目指します。 (2)中期経営戦略当社及び当社グループの今後3年間の方向性として、中期経営計画(令和7年度から令和9年度)において、経営ビジョンを定めました。当社グループ全体の令和9年度の数値目標として、経常利益35億円、ROE8%を設定いたしました。 (3)対処すべき課題①モーダルシフトへの対応 当社グループは、持続可能な社会の実現に向けた取り組みの一環として、環境負荷の低減および物流の効率化を目的に、モーダルシフトへの対応を重要な経営戦略と捉えております。近年、深刻化するトラック乗務員の不足問題や、労働時間規制への対応、温室効果ガス(GHG)排出削減に関する社会的要請の高まりを背景に、トラック輸送から船舶等のより環境負荷の少ない輸送手段への転換は喫緊の課題となっております。当社グループでは、北海道定期航路において令和7年10月より運航するRORO船を一隻増やし、6隻体制とすることで輸送能力の強化を図るとともに、お客様のニーズに応じた最適な輸送サービスの提供を推進しております。今後も、持続可能な物流体制の構築と企業価値の向上に向け、モーダルシフトへの対応および輸送サービスの充実に積極的に取り組んでまいります。 ②安全対策の強化当社グループは、船舶の安全運航を企業活動の根幹と位置づけており、乗組員の生命・財産を守ることを最優先課題として認識し、より一層の安全対策の強化を重要課題と捉えております。これを踏まえ、船舶安全管理室が中心となり、運輸安全マネジメント制度や船種別システムを活用した統括的安全管理や、船員および関係職員への助言・指導教育、ISM認証の取得を行うことで、安全管理体制の強化と安全運航意識の周知徹底に努めております。また、乗組員に対する定期的な安全教育・訓練を実施し、緊急時対応力の向上を図っております。今後も「安全はすべてに優先する」という意識の徹底を図り、グループ全体で安全文化の醸成に努め、信頼性の高い輸送サービスの提供を継続してまいります。 ③効率的な運航形態の追求当社グループは、安定的かつ効率的な船舶運航体制の確立を収益力の向上および競争力の強化に向けた重要な課題と認識しております。人口減少やトラック乗務員不足といった社会的課題に対応し、且つ、輸送需要の多様化・変動に柔軟に対応するためには、船舶運航の効率性向上とサービス品質の両立が求められるため、当社グループでは、需要に応じて適正な配船計画を行い、効率的な運航形態を追求することで、さらなる運航体制の強化を進めてまいります。 ④人材の確保当社グループは、海陸一貫の複合輸送を展開しており、船員・乗務員・港湾荷役作業員など専門性の高い人材の確保・育成を重要な経営課題と認識しております。このような課題に対応するため、良好な就業環境の整備や外部機関との連携による採用強化に取り組むとともに、教育訓練、デジタル技術の活用を含めた技術伝承等を通じて、安定的な人材基盤の強化を図ってまいります。また、陸上職員(事務職)につきましては、ジェネラリスト育成のための研修体系の構築と実施、各種人事制度の見直し、従業員満足度調査を踏まえた客観的なデータに基づいた人事施策の推進を行っております。社員のスキル向上とキャリア形成を支援する教育制度の導入により、従業員エンゲージメントの強化を図っております。多様な人材が個性と能力を発揮できるよう、今後も人的資本に対する戦略的な投資を継続し、末永く顧客とともに社会に貢献できる人材開発を目指します。 ⑤内部統制の強化グループ各社のリスクマネジメントを確立し、業務および財務などにおける全社的な内部統制を行い、適宜見直すことで、財務報告の信頼性を確保しております。さらに、近年のサイバーセキュリティリスクや情報管理リスクの高まりを受け、IT統制の強化や情報セキュリティ管理体制の整備にも注力してまいります。 ⑥金利の変動当社グループは、設備投資や運転資金等に係る資金調達は主に金融機関からの借入により賄っており、今後の景気動向および金利動向は当社グループの財務状況に影響を及ぼす可能性があります。特に、将来的な金利の上昇が当社の業績およびキャッシュ・フローに大きな影響を与えないよう、金利の固定化や資金調達の多様化を図ることで安定した財務基盤の維持に努めてまいります。 ⑦サステナビリティ経営当社グループは、持続可能な社会の実現と中長期的な企業価値の向上の両立を可能とするサステナビリティ経営を目指しております。サステナビリティ委員会を設置し、当社グループの環境等、サステナビリティ課題の適切な把握・解決方法の策定を行っております。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。① 経営成績の状況当連結会計年度における日本経済は、総合経済対策の価格抑制策によりエネルギー価格の伸びが低下したほか、食料価格の騰勢も鈍化したことから消費者物価の伸びは鈍化基調にあり、雇用の改善や賃金が上昇していることから個人消費は回復の動きが見られ、緩やかに回復しています。 海外においては、米国では政府機関の一部閉鎖による政府支出が大幅に減少したほか、雇用情勢の悪化や消費者物価の上昇による個人消費の伸びが鈍化しているものの、投資減税やAI需要により設備投資は堅調で底堅く成長しています。欧州では米国の関税政策の影響を受けているものの、政府消費や民間消費が堅調に増加しており、景気は持ち直しの動きを示しており、緩やかに回復しています。中国では政府主導のインフラ投資は拡大しているものの、不動産市況の低迷が続き、若年失業率の高止まりなどによる内需が弱く停滞しています。この様な経済情勢の中で当社グループは、海運事業における国内定期航路事業では、陸上輸送から海上輸送へのモーダルシフトの流れが緩やかに進む中、太宗貨物である紙製品は増加したものの、天候不良による農産品減、建設需要の低迷による鋼材減など輸送量が減少したことに加え、燃料費や貨物費などの運航費が増加したことから、減収・減益となりました。 近海航路では、中国経済の停滞により荷動きに大きな動きはなかったものの、採算性を重視してスポット貨物を取り込んだことから、減収・増益となりました。ホテル事業においては、国内観光客の入り込みが堅調で安定的に推移したものの、物価高に伴う原価、経費の増加から、減収・減益となりました。不動産事業においては、事業用地の一部を自社利用にしたことから減収となりましたが、補修工事が発生しなかったこと等から増益となりました。以上の結果、売上高が前年度に比べて7億5千3百万円増(1.4%増)の538億2千5百万円、営業利益が前年度に比べて6億2千4百万円減(23.1%減)の20億8千1百万円、経常利益が前年度に比べて4億1千9百万円減(12.7%減)の28億8千3百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が前年度に比べて17億1千万円増(84.9%増)の37億2千4百万円となりました。 なお、事業セグメントの経営成績は次のとおりであります。 (海運事業)国内定期航路事業においては、太宗貨物である紙製品は、国内需要が減少する中にあっても、製紙業界における供給体制の変化により増加しました。一方、天候不順による農産品の不作や物価高による買い控えの影響を受け、一般消費材の輸送量は減少しました。また、商品車両については、モーダルシフトが加速し、中短距離に加え長距離航路においても順調に進展したことから、輸送量は増加しました。しかし、燃料油価格が高値で推移したことに加え、作業費や船員費、資機材の上昇などにより原価は増加となり、減収・減益となりました。近海航路では、低調な運賃市況が長期的に継続したため、採算性を重視したスポット案件の取り込みや効率配船に努めたことにより減収・増益となりました。これらの結果、売上高は前年度に比べて4億1千1百万円減(0.8%減)の487億1千1百万円、営業費用が前年度に比べて、1億6千3百万円増(0.4%増)の469億7千7百万円、営業利益は前年度に比べて5億7千5百万円減(24.9%減)の17億3千4百万円となりました。 (ホテル事業)国内観光客の入り込みは堅調であったものの、春節、雪まつりなど冬季ハイシーズン期間に中国からの旅行客が減少し、物価高により原材料費、水道光熱費、人件費等の経費が軒並み増加したことから、売上高は前年度に比べて4千2百万円減(1.7%減)の25億2千万円、営業費用が前年度に比べて1億4千9百万円増(6.4%増)の24億8千1百万円、営業利益は前年度に比べて1億9千1百万円減(83.2%減)の3千8百万円となりました。 (不動産事業)事業用地の一部を自社利用にしたことから減収となったものの、変更に付随する費用や補修工事が発生しなかったため、売上高は前年度に比べて7百万円減(1.2%減)の6億5千9百万円、営業費用が前年度に比べて1千2百万円減(3.3%減)の3億7千1百万円、営業利益は前年度に比べて5百万円増(1.8%増)の2億8千7百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、営業活動による収入が、投資活動及び財務活動による支出を下回ったため、前連結会計年度末に比べて13億4千9百万円減少して、122億3千5百万円となりました。各キャッシュ・フロー状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払額が増加したことなどにより、前期に比べて11億7千4百万円減少し、56億4千万円の収入となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による収入が増加したことなどにより、前期に比べて3億6千万円増加し、11億9千2百万円の支出となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の返済による支出が増加したことなどにより、前期に比べて17億4千万円減少し、58億1千7百万円の支出となりました。 (参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移 令和4年3月期令和5年3月期令和6年3月期令和7年3月期令和8年3月期自己資本比率(%)29.130.433.937.441.4時価ベースの自己資本比率(%)8.410.123.319.026.3キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)6.46.47.34.14.7インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)16.919.615.922.919.1 (注)1.上記指標の計算式は次のとおりです。自己資本比率:自己資本÷総資本時価ベースの自己資本比率:株式時価総額÷総資産キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債÷営業キャッシュ・フローインタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー÷利払い2.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。3.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。4.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 ③ 財政状態の状況当連結会計年度末における財政状態の状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (資産)当連結会計年度末の資産の残高は、前期末に比べて20億8千1百万円増加の823億5千5百万円となりました。これは主に、連結対象子会社追加に伴う商品及び製品、建設仮勘定などの増加によるものであります。 (負債)負債の残高は、前期末に比べて3億4千2百万円減少の462億1千4百万円となりました。これは主に、社債、借入金などの減少によるものであります。(純資産)純資産の残高は、前期末に比べて24億2千3百万円増加の361億4千万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加によるものであります。当期末の連結自己資本比率は41.4%(前期末は37.4%)となりました。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは、主に国内貨物輸送サービスの提供をしております。従って、サービスの性格上、生産実績を定義することが困難であるため生産実績の記載は省略しております。 b.受注実績 生産実績と同様の理由により、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。セグメントの名称前連結会計年度当連結会計年度増減(千円)増減比(%)営業収益金額(千円)割合(%)営業収益金額(千円)割合(%)海運事業48,797,37691.948,411,41889.9△385,957△0.8ホテル事業2,548,3174.82,507,7094.7△40,607△1.6不動産事業577,1821.1568,6571.1△8,524△1.5その他事業1,148,7262.22,337,3434.31,188,617103.5合計53,071,602100.053,825,129100.0753,5271.4 (注)1.金額は、セグメント間の内部売上高又は振替高を除いた外部顧客に対する売上高によっております。2.その他の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、青果卸等の事業を含んでおります。3.主な相手先別の販売実績は、総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がいないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の損益に関する分析当期における売上高は、7億5千3百万円増(1.4%増)の538億2千5百万円となりました。各セグメントの売上高の概要は、「(1) 経営成績等の状況の概要①経営成績の状況」に記載の通りであります。営業利益は、前年度に比べて6億2千4百万円減(23.1%減)の20億8千1百万円となりました。各セグメントの営業利益の概要は、「(1) 経営成績等の状況の概要①経営成績の状況」に記載の通りであります。経常利益は、前年度に比べて4億1千9百万円減(12.7%減)の28億8千3百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前年度に比べて17億1千万円増(84.9%増)の37億2千4百万円となりました。 ② 当連結会計年度の財政状態の分析に関する分析当期における財政状態の概要は「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ③ 財政状態の状況」の項目をご参照ください。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループの主な資金需要につきましては、運転資金需要として海運事業の運用に関わる貨物費・燃料費・港費・船員費等の海運業費用や労務費等の役務原価、商品、材料等の仕入原価、人件費、その他物件費等の一般管理費があり、設備資金需要としては船舶や物流設備等への投資があります。その他の需要として借入金の返済、社債の償還等があります。これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、必要に応じて金融機関からの借入等による資金調達にて対応してまいります。なお、キャッシュ・フローの状況の詳細につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」の項目をご参照ください。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たっては、会計上の見積りを行う必要があり、貸倒引当金や賞与引当金等の各引当金や退職給付に係る負債の計上、繰延税金資産の回収可能性の判断等につきましては、過去の実績や他の合理的な方法等により見積りを実施しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性が存在するため、これらの見積りと異なる場合があります。なお、当社グループの連結財務諸表で採用しております重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

事業リスク

  • 自然災害と事故のリスク
    地震や台風などの自然災害は、船舶の運航や港湾荷役、車両運行に支障をきたし、売上減少に繋がる可能性があります。また、船舶運航上の不慮の事故やテロも業績に影響を及ぼすリスクがあります。事業継続計画の策定や海陸合同演習を通じて、これらのリスクへの対応力を高めています。
  • 燃料油価格と金利変動
    船舶燃料油価格の急激な変動は、運航コストに直接影響し、業績を圧迫する可能性があります。また、設備投資や運転資金の調達に際して、金利が上昇すると借入コストが増加し、収益性を損なうリスクがあります。燃料油価格変動調整金の協力要請や金利の固定化でリスク軽減を図っています。
  • 人材確保とサイバーリスク
    労働集約型の事業であるため、船員など専門性の高い人材の確保が重要です。人件費の増加や人材不足は業績に影響を及ぼす可能性があります。また、データシステムを活用する中で、サイバーインシデントが発生すると経済的損失や社会的信用の失墜に繋がるリスクがあります。良好な就業環境整備やセキュリティ強化で対応しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|2,137 文字
3 【事業等のリスク】当社グループの業績は、今後起こり得る様々な要因により影響を受ける可能性があります。以下には当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しています。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 自然災害のリスク当社グループでは、船舶による海上貨物輸送を主な業務としております。このため、地震・台風等の自然災害によって、船舶の運航、港湾荷役、車両運行などの業務遂行に支障をきたすことがあります。この様な場合、売上高の減少等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクに対応するため、当社グループでは、事業継続計画の策定により、災害時の初動対応や連絡体制を確立し、有事におけるバックアップ拠点の体制を整備するなどの対策を講じております。 ② 船舶運航上のリスク当社グループの海運事業において、船舶の運航、港湾荷役等は平素より安全運航・安全作業に最大限の注意を払い、安全管理規程を遵守するとともに、各種保険への加入等の備えを講じておりますが、不慮の事故や自然災害、テロ等に遭遇する可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクに対応するため、当社グループでは、年1回海陸合同演習を実施し、全社的な教育・訓練を行うなどの対策を講じております。 ③ 石油関連製品(船舶燃料油等)の価格および需給の影響 当社グループが運航する船舶の燃料油価格は、昨今の世界情勢による影響を受けて高騰が続いており、価格に応じ取引先に対して「燃料油価格変動調整金」の協力をお願いしております。然しながら、燃料油価格の著しい変動等によって、業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは引き続き運航の効率化に努めるとともに、燃料油価格にかかる情報収集を進め、安定した燃料油等の調達を実施し持続的なサービスを提供してまいります。 ④ 金利の変動 当社グループの設備資金および運転資金は、主に金融機関から調達しております。当期においては大きな調達金利の上昇は見られなかったものの、足元では金利上昇の動きが続いており、今後、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 こうした環境を踏まえ、当社グループはキャッシュ・マネジメント・システムを導入し、グループ内の資金効率改善による外部調達の削減を図ると共に、コミットメントラインの活用や借入条件の見直し、金利の固定化等を通じて、調達コストの抑制および資金調達の安定性確保に努めております。 ⑤ 人材の確保 当社グループは、労働集約型の事業を展開しており、船員・乗務員・港湾荷役作業員など専門性が高く質の高い人材の確保が必要であり、人材確保のために人件費の増加が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクに対応するため、当社グループでは、引き続き良好な就業環境の整備など優秀な人材の定着に向けた対策を講じるとともに、マニュアルの整備・運用に加え、デジタル技術の活用による業務効率化や技術・ノウハウの蓄積・共有を推進し、世代間の円滑な技術伝承に努めております。 ⑥ 資産価格の変動に対するリスク 当社グループは、保有する資産(船舶、土地、建物、投資有価証券等)について、経済情勢や市況の変化等によって資産価値が大幅に下落した場合は、当該資産の処分等に伴う損失や減損損失の認識によって、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは引き続き業績のモニタリングにより、リスクへの対策を講じるよう努めております。 ⑦ サイバーリスク 当社グループでは、業務全般においてデータシステムを活用しており、サイバーインシデントが発生した場合には、経済的損失や社会的信用の低下を招くリスクがあります。サイバー攻撃や不正アクセス等の外部脅威については、侵入検知・防止およびインシデント対応体制の強化を推進し、情報資産の保護および事業継続性の確保に努めております。また、情報漏洩や誤操作等の内部要因によるリスクについては、生成AIの活用拡大を踏まえ、既存の情報管理体制を基盤とした規程の見直しと、従業員への教育・訓練の実施により、運用強化に努めております。サイバー攻撃は近年高度化・巧妙化しており、サイバーリスクへの防御・回避だけでなくサイバーレジリエンスの強化を進めてまいります。 ⑧ 経営戦略に関連する環境保全のリスク 当社グループが中期経営計画で掲げるサステナビリティ経営の目標として、令和12年度(2030年度)までに内航海運事業におけるCO2排出量を平成25年度(2013年度)比で17%削減することとしております。当社グループの海運事業において、当該目標の達成に向けた省エネルギー効果の高い船舶や船舶関連技術の導入、次世代燃料への転換等に伴い、追加的な設備投資や燃料コストの増加が生じる可能性があります。当社グループでは、船舶関連技術の導入や設備投資の実施などにあたり、費用と効果の試算を進め本リスクの低減に努めます。

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