事業の概要
- D2Cデジタルマーケティング支援D2C(ネット通販)事業者向けに、インターネット広告の効果を最大化するクラウドサービス「売れるD2Cつくーる」を提供しています。このサービスは、ランディングページ制作から申し込みフォーム、フォローメール配信までをワンストップで提供し、月額14万9,800円(年間契約)で利用できます。クライアントの広告費用対効果を改善し、業績拡大を支援することで収益を得ています。
- マーケティング支援サービス上記クラウドサービス「売れるD2Cつくーる」のクライアントに対し、インターネット広告の配信を支援するサービスです。単に広告を出稿するだけでなく、クライアントのネット広告費用対効果を改善することを目的としています。これにより、顧客の集客をサポートし、サービスの付加価値を高めています。
- その他サービス越境EC支援やM&A支援など、D2C業界に特化した幅広いサービスを提供しています。特に、2,600回以上のA/Bテストで培ったノウハウを活かしたクリエイティブ制作サービス「売れるネット広告でざいん」(1商材あたり98万円以上)や、専門コンサルタントによる「売れるネット広告こんさる」(月額50万円)など、多角的な収益源を確保しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- D2C(ネット通販)向けデジタルマーケティング支援事業この事業は、D2C事業者向けに「ネット広告/ランディングページ特化型クラウドサービス」や「マーケティング支援サービス」を提供しています。売上高は6億6,195万9,000円、営業利益はマイナス1億318万6,000円です。主に健康食品・化粧品を取り扱うD2C事業者がクライアントで、広告効果改善を支援しています。
- D2C(ネット通販)事業自社でD2C事業を展開しており、製品の企画・開発から販売までを一貫して行っています。売上高は2億1,747万1,000円、営業利益はマイナス4,046万円です。この事業は、自社のノウハウを実践する場でもあり、市場の動向を直接把握することで、他の支援事業にも活かされています。
- グローバル情報通信事業この事業は、グローバルな情報通信サービスを提供しています。売上高は6億8,811万8,000円、営業利益は7,632万円です。同社の事業ポートフォリオの中で唯一黒字を計上しており、グループ全体の収益に貢献しています。海外市場での事業展開を通じて、新たな成長機会を追求しています。
2025-07 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| DigitalMarketingSupportBusinessForD2COnlineShoppingReportableSegment | 地域 | 7 | -1 | -15.6% |
| D2COnlineShoppingBusinessReportableSegment | 地域 | 2 | -0 | -18.6% |
| GlobalInformationAndCommunicationsBusinessReportableSegmentMemberReportableSegment | 地域 | 7 | 1 | 11.1% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3 【事業の内容】 当社グループは、当社と連結子会社15社(売れるネット広告社株式会社、オルクス株式会社、株式会社売れる越境EC社及びその子会社1社、SHILDFORCE株式会社(旧売れるAIマーケティング社)、株式会社JCNT及びその他子会社2社、株式会社SOBAプロジェクト及びその子会社1社、ビットコイン・セイヴァー株式会社、愛徳威広告(上海)有限公司、ADWAYS ASIA HOLDINGS LIMITED、株式会社国際漢方研究所、BCDC.Ai.GPU Data Center株式会社)により構成されております。 当社グループは創業以来「“最強の売れるノウハウ®”を用いて関わるすべての企業を100%成功に導くことで世界中にたくさんのドラマを創る」という企業理念を掲げ、D2C(ネット通販)事業者が当社グループサービスを活用し、インターネット広告の費用対効果を改善し、業績を拡大することを目的とする「ダイレクトマーケティング」分野に特化して事業を展開してまいりました。 上場後は、「世界中をダイレクトマーケティングだらけにする」というビジョンを掲げ事業領域の拡大を進めており、2024年2月に運用型広告事業を行う「株式会社グルプス」、自社国内D2C事業を行う「株式会社オルリンクス製薬」の2社の株式を取得し、子会社化するとともに、2024年2月に越境ECサービス事業を行う「株式会社売れる越境EC社」、M&A仲介サービスを行う「株式会社売れるD2C業界M&A社」を設立しております。 2024年8月に株式会社JCNTの株式を取得し、子会社化しております。また、2025年1月に当社は社名を「売れるネット広告社グループ株式会社」へ変更し、持株会社体制へ移行するとともに、新たに「売れるネット広告社株式会社」を設立し、吸収分割により事業を承継させました。これにより、「売れるネット広告社株式会社」が新たに連結子会社となり、「売れるネット広告社グループ株式会社」を親会社とする連結財務体制へ移行しております。 さらに、当社グループの100%子会社である株式会社グルプス(運用型広告会社)と株式会社オルリンクス製薬(D2C会社)は、2025年1月1日付で吸収合併を実施し、株式会社グルプスを存続会社とするとともに、商号を「オルクス株式会社」へ変更いたしました。 当事業年度につきましては、2025年8月27日開催の取締役会に基づき、2025年10月に「株式会社SOBAプロジェクト」の株式を取得し子会社化しております。また、2025年9月15日開催の取締役会に基づき、2025年12月に暗号資産の復旧・保全サービスを提供する「ビットコイン・セイヴァー株式会社」を設立しております。また、2025年8月に株式会社売れるD2C業界M&A社を「売れるAIマーケティング社株式会社」へと社名変更し、事業内容をM&A事業からAI事業へ転換してAI事業領域に参入しました。 さらに、2026年4月30日開催の取締役会に基づき、2026年5月に「愛徳威広告(上海)有限公司」及び「ADWAYS ASIA HOLDINGS LIMITED」の株式を取得し子会社化しております。2026年6月2日付で売れるAIマーケティング社株式会社を「SHILD FORCE株式会社」へと社名変更し、事業内容をAI事業からオンラインスクール事業へと転換しております。また、2026年6月29日開催の取締役会に基づき、2026年6月に「株式会社国際漢方研究所」の株式を取得し子会社化しております。また、2026年6月30日開催の取締役会に基づき、2026年7月にAIインフラ及びGPUデータセンターの構築・運営サービスを提供する「BCDC.Ai.GPU Date Center株式会社」を設立しております。 現在では、マーケティング支援事業、コマース事業、グローバル情報通信事業、デジタルアセット・Web3事業の4事業を運営しております。関係会社については、「第1 企業の概況-4 関係会社の状況」をご参照ください。以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (1) マーケティング支援事業当事業では、D2C(ネット通販)向けに「ネット広告/ランディングページ特化型クラウドサービス」、「マーケティング支援サービス」、「その他サービス(越境EC支援・M&A支援)」を提供しております。 (a) ネット広告/ランディングページ特化型クラウドサービス当社グループはD2C(ネット通販)事業者のインターネット広告の費用対効果を改善させる「ネット広告/ランディングページ特化型クラウドサービス」として「売れるD2Cつくーる」を株式会社Fusic(福岡県福岡市)と共同開発いたしました。2019年には、「売れるD2Cつくーる」の開発スピードアップによる利便性向上を目的とし、株式会社Fusicより当サービスを吸収分割し、当社グループ単独事業として現在もサービスの拡充に努めております。本サービスについては「売れるD2Cつくーる」を主力サービスとしつつ、「売れるD2Cつくーる」をご契約頂いているクライアントに対して「売れるネット広告こんさる」及び「売れるネット広告でざいん」の提供も行っております。なお、サービスを利用する主なクライアントは健康食品・化粧品を取り扱うD2C(ネット通販)事業者でございます。 ① 売れるD2Cつくーる「売れるD2Cつくーる」は「ランディングページ制作」「申し込みフォーム」「フォローメール配信/フォローLINE®配信/フォローSMS®配信」まで、D2C(ネット通販)の広告に必要な機能をワンストップで提供しており、レスポンス獲得から引上施策までのフローを作成することができるクラウドサービスとなっております。「売れるD2Cつくーる」は1クライアントにつき、月額利用料14万9,800円(年間契約・契約から2ヶ月の無料期間あり)の収入を得ております。「売れるD2Cつくーる」の最大の競争優位性としては、当社グループが実施した2,600回以上のA/Bテストの結果のうち5社中4社以上で費用対効果の改善があったノウハウの結果が反映されているサービスであることがあげられます。 D2C(ネット通販)事業者がネット広告の費用対効果をあげるためには、集客用のクリエイティブ(ランディングページ等)を複数作成し、ネット広告を実施。実施後、それぞれのクリエイティブごとの広告の結果に基づきクリエイティブを改善し続ける必要があります。このクリエイティブを複数作成し、ネット広告を実施し、結果を比較することをA/Bテストといいます。当社グループは創業以来、このA/Bテストを下記フローにより2,600回以上実施した結果を蓄積しております。 (当社グループのA/Bテストの実施フロー)1.「売れるD2Cつくーる」によりランディングページ等のD2C(ネット通販)の仕組みを構築 2.インターネット広告を出稿3.広告の効果を計測して、「売れるD2Cつくーる」により構築した仕組みの改善点の検討4.改善点について「売れるD2Cつくーる」に実装し「A/Bテスト」を実施 「売れるD2Cつくーる」についてはこの2,600回以上のA/Bテストのうち5社中4社以上で広告の費用対効果が改善された機能を一つの基準として搭載しており、クライアントは、導入当初から低コストで簡単にネット広告の費用対効果を改善できる最適な仕組みを構築することができます。 (サービスの全体像) また、フローを構築するにあたって専門的な知識が一切なくても、「最強の売れるノウハウ®クリエイティブ自動制作」という機能を有しており、「商品名」「商品カテゴリ」「本商品画像」「ビジネスモデル」「本商品価格」「本商品容量」「モニター商品画像」「モニター商品容量」「ブランド名/ブランドロゴ」「フォローメール差出人」の10項目を入力することで簡単にランディングページ制作から、引上・クロスセルを上げるための「フォローメール配信/フォローLINE®配信/フォローSMS®配信」までを実施することができるサービスとなっております。 ② 売れるネット広告でざいん2,600回以上のA/Bテストの結果に基づきクリエイティブの制作を実施するサービスでございます。すべての新規にご契約頂く「売れるD2Cつくーる」クライアントには原則提供をしております。サービス内容としましては、クライアント商材に合わせたレスポンスの高いランディングページ企画・ディレクション、コーディング作業、広告原稿のクリエイティブの制作を提供しております。売れるネット広告でざいんにつきましては、ランディングページ制作の場合には1商材あたり98万円以上の収入を得ております。 ③ 売れるネット広告こんさる2,600回以上のA/Bテストの結果に基づき専任のコンサルタントがコンサルティングを実施するサービスでございます。サービス内容としましては、ネット広告活動全般の企画・ディレクション・相談、広告原稿の企画・ディレクション、LTV向上CRM・企画を行う有料のコンサルティングを提供しております。売れるネット広告こんさるにつきましては、1クライアントにつき、月額50万円の収入を得ております。 (クラウドサービスフロー図) (b)「マーケティング支援サービス」マーケティング支援サービスは、「売れるD2Cつくーる」クライアントにのみ提供をしているサービスであり、クラウドサービスで制作されたランディングページに一般消費者を集客することを目的として、インターネット上に広告を配信するサービスです。当サービスを「売れるD2Cつくーる」クライアントのみに提供している理由としましては、当社グループは広告を出稿するだけのサービスではなく、「クライアントのネット広告の費用対効果を改善する」ことをサービスの本質と考えているためでございます。つまり、マーケティング支援サービスにて広告出稿を行った後、改善点を分析し「売れるD2Cつくーる」で構築した仕組みを改善するというところまでを一連のサービスと捉えておりますので、当サービスは「売れるD2Cつくーる」クライアントにのみ提供をおこなっております。 本サービスにおいては、掲載した媒体に対して一般消費者によるコンバージョンが発生し、メディアプラットフォーム上で計測されることによって料金が発生する成果報酬型広告を中心としつつ、純広告・運用型広告の提供も実施しております。なお、コンバージョンとは、一般消費者がクライアントの目標を達成するために、望ましい行動を起こすことを指します。当社グループにおいては、ご依頼いただいているクライアントの期待する具体的な行動の多くは商品の購入でございますので、商品の購入(モニター商品の購入・定期商品の購入)がコンバージョンとなります(資料請求等をコンバージョンとする場合には、資料請求の件数がコンバージョンとなります)。当サービスの最大の特徴としましては、成果報酬型で広告を出稿することが可能なサービス「最強の売れるメディアプラットフォーム」を提供している点です。「最強の売れるメディアプラットフォーム」とは、「売れるD2Cつくーる」クライアントの希望成果単価により、当社グループと契約した媒体社に広告配信し、一般消費者の集客が可能な成果報酬型のマーケティング支援サービスでございます。なお、対価は一般消費者1名獲得につき報酬を受領する成果報酬型であることからリスクを抑えた広告配信を実現することができるサービスとなっており、すべての「売れるD2Cつくーる」クライアントが利用可能な環境を整えております。 また、「最強の売れるメディアプラットフォーム」上に蓄積された過去の発注データ、広告の計測データや顧客・販売データなどの解析をふまえた純広告・運用型広告も提供しております。純広告:Webメディアの特定の広告枠に出稿するWeb広告運用型広告:クリエイティブ(配信内容)やターゲット、広告予算などをリアルタイムで変更し、広告効果の最適化を目指して運用するWeb広告 (マーケティング支援サービスフロー図) (c)「その他サービス(越境EC支援)」 越境EC支援事業では、「世界にも通用する“最強の売れるノウハウ®”を蓄積しながら日本と世界の架け橋にな ることで関わるすべての企業を 100%成功に導く」を企業理念とし、米国 Amazon・eBayを活用した越境 EC 事 業、中国における中国ECショップ構築・販売事業、中国SNS運営代行、中国マーケティング支援事業(オンライ ン・オフライン)を提供しております。 (2) コマース事業当事業では、「人々の生活環境を豊かにするお手伝いを担う」を企業理念とし、化粧品・サニタリー用品・健康食品、機能性表示食品等のD2C(ネット通販)事業を行っております。2018年7月に事業参入して以来、広告運用事業で培ったプロモーション戦略のノウハウを活かしながら販路を広げており、「国内生産」にこだわった商品開発を行い、微生物美容成分90%以上高濃度配合のプレミアム美容液など、独自性のある商品を提供しております。 (3) グローバル情報通信事業海外・国内 Wi-Fi を中心としたBtoBに特化した通信機器レンタル事業(海外及び国内)を行っており、現在世界150カ国のビジネスシーンで利用可能なサービスを提供しております。 (4) デジタルアセット・Web3事業 当事業では、特許取得の「SOBAフレームワーク」を活用した教育・会議・Web3向けサービスと、暗号資産の復旧・保全支援サービスを提供しております。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 中程度 成果報酬型サービスであり、クライアントの成果に基づいて売上が確定するため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | なし デジタル広告領域は参入障壁が低い。 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 成長投資 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:インターネット広告市場の変動 / 技術革新への対応遅れ / 競合環境の激化
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
現時点では、特許、ブランド、規制ライセンスなどの強力な無形資産に関する具体的な情報は確認できませんでした。今後の事業展開やM&A戦略において、無形資産の構築が鍵となる可能性があります。
スイッチングコスト★★☆☆☆
広告運用プラットフォームの利用には一定の学習コストやデータ蓄積があり、顧客が他社サービスへ乗り換える際には、運用ノウハウや過去データの移行といった手間が発生する可能性があります。しかし、乗り換えによる直接的な金銭的損失は限定的と考えられます。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
現時点では、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるようなネットワーク効果が明確に観察される事業モデルではありません。今後のプラットフォーム展開によっては、ネットワーク効果の構築も考えられます。
コスト優位★☆☆☆☆
広告運用業務の効率化や自動化を進めることで、一定のコスト優位性を築く可能性はありますが、現時点では構造的な圧倒的コスト優位性を示す証拠は確認できません。競合他社との差別化は、サービス品質や成果に依存する部分が大きいと考えられます。
規模の経済★☆☆☆☆
広告代理店業界は多数のプレイヤーが存在する競争環境であり、同社が業界規模に対して最適化された少数寡占を形成しているとは言えません。今後のM&Aや事業拡大により、規模の経済を追求していく可能性があります。
- 独自のA/Bテストノウハウ2,600回以上のA/Bテストから得られた「最強の売れるノウハウ®」が最大の強みです。このノウハウは、ランディングページや広告クリエイティブの最適化に活用され、導入企業の80%以上で広告費用対効果の改善実績があります。これにより、他社には真似できない効果的なマーケティング支援を提供し、競争優位性を確立しています。
- ワンストップサービス提供D2C事業に必要な「ランディングページ制作」「申し込みフォーム」「フォローメール配信」といった機能を「売れるD2Cつくーる」で一元的に提供しています。これにより、クライアントは複数のツールを導入する手間なく、効率的にネット広告運用が可能です。この利便性の高さが、顧客の囲い込みとスイッチングコストの増加に繋がっています。
- 専門知識不要の自動制作機能「最強の売れるノウハウ®クリエイティブ自動制作」機能により、商品名など10項目を入力するだけでランディングページからフォローメールまでを自動生成できます。これにより、専門知識がないD2C事業者でも簡単に効果的な広告運用を開始でき、幅広い顧客層へのサービス提供を可能にしています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
- ダイレクトマーケティングの課題解決企業理念として「“最強の売れるノウハウ®”を用いて関わるすべての企業を100%成功に導くことで世界中にたくさんのドラマを創る」を掲げています。上場後は「世界中をダイレクトマーケティングだらけにする」というビジョンを掲げ、M&Aや新規事業を通じて、ダイレクトマーケティング領域のあらゆる課題を解決できる企業を目指しています。
- 収益力の向上と事業多角化売上高、売上総利益、営業利益を客観的な指標として重視し、中長期的な向上を図る経営を目指しています。インターネット広告市場とD2C市場の成長を背景に、既存事業の強化に加え、M&Aや新規事業(越境EC支援、M&A仲介、運用型広告、自社D2C事業など)を通じて事業領域を拡大し、収益基盤の強化を図っています。
- 新規顧客獲得とサービス品質向上新規クライアントの獲得増加、サービス満足度の向上、継続率の向上が重要な課題です。積極的な広告宣伝活動と商品力の強化を継続し、広範な営業活動を展開することで新規クライアントを獲得し、サービス品質を高めることで既存クライアントの継続率向上を目指しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において入手可能な情報に基づいて当社グループが判断したものであり、当該将来に関する事項については、その達成を保証するものではありません。 (1)経営方針当社グループは、「マーケティングの力で、関わるすべての人と企業の可能性を開花させ、ともに成長を実現する」という企業理念のもと、「価値を見つけ、価値を高め、価値を必要とする人へ届け、成長につなげること。」という経営ビジョンの実現を目指しております。当社グループは、これまでダイレクトマーケティング分野を中心として、インターネット広告及びD2C(ネット通販)に関するマーケティング支援事業を展開してまいりました。また、上場後は、M&A、資本業務提携及び新規事業への投資等を通じて事業領域の拡大及び収益基盤の多様化を推進しております。現在は、マーケティング支援事業、コマース事業、グローバル情報通信事業及びデジタルアセット・Web3事業の4つの事業セグメントを中心に事業を展開するとともに、AI、Web3、暗号資産及びGPU・AIインフラ等の成長領域における新たな事業機会の創出にも取り組んでおります。今後は、当社グループが培ってきたマーケティングノウハウ、営業力、顧客基盤及びテクノロジー等をグループ共通の経営資源として活用し、既存事業の収益力向上、グループシナジーの創出及び新規事業の収益化を推進することで、持続的な成長及び中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、持続的な成長及び中長期的な企業価値の向上を実現するためには、事業規模の拡大に加え、収益性及び財務健全性の向上が重要であると認識しております。このため、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、売上高、売上総利益及び営業利益を重視するとともに、営業利益率及び自己資本比率等についても重要な経営指標として認識しております。特に、当連結会計年度においては、M&A及び新規事業への先行投資等に伴い営業損失を計上していることから、既存事業の収益性改善、M&Aにより参画した企業の業績寄与及びグループ全体のコストコントロールを通じた営業損益の黒字転換を優先的な経営目標としております。また、当連結会計年度末において自己資本がマイナスとなっていることを踏まえ、利益の積み上げ及び適切な資金調達等による財務基盤の強化を推進し、財務健全性の回復及び向上に取り組んでまいります。なお、2027年7月期の連結業績予想については、売上高5,004百万円、営業利益202百万円、経常利益152百万円、親会社株主に帰属する当期純利益130百万円を見込んでおります。 (3)経営環境について当社グループを取り巻く経営環境につきましては、国内経済が雇用・所得環境の改善等を背景に緩やかな回復基調で推移する一方、物価上昇による個人消費への影響、金融資本市場の変動及び国際情勢の不確実性等により、先行きは依然として不透明な状況が続いております。当社グループの事業に関連する市場環境は、以下のとおりであります。 ① マーケティング支援事業 当社グループの主力事業が属するインターネット広告市場につきましては、株式会社電通の「2025年 日本の 広告費」によると、2025年の日本の総広告費は8兆623億円(前年比105.1%)となり、このうちインターネッ ト広告費は4兆459億円(前年比110.8%)と、引き続き高い成長率を維持しております。 また、経済産業省の「令和6年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、 2024年の国内消費者向け電子商取引市場規模は26兆1,225億円(前年比105.1%)となり、このうち物販系分野 の市場規模は13兆9,997億円(前年比103.7%)となっております。 一方、インターネット広告市場においては、広告媒体の多様化、広告配信アルゴリズムの変更、顧客獲得単 価の変動及び競争環境の激化等への対応が求められております。また、景品表示法、医薬品医療機器等法及び 個人情報保護法等の関連法令への適切な対応も重要性を増しております。 さらに、生成AIの普及等に伴い、広告運用、クリエイティブ制作、データ分析及び検索行動等が変化してお り、AIを活用したマーケティングソリューションやAEO(AI検索最適化)等の新たなサービス領域における事業 機会が生じているものと認識しております。 ② コマース事業 コマース事業が属するD2C及び電子商取引市場については、消費者の購買行動のデジタル化及び販売チャネル の多様化等を背景に、今後も一定の市場成長が期待されるものと認識しております。 一方で、広告費の高騰、主要集客チャネルにおけるアルゴリズム変更、競争の激化及び消費者ニーズの多様 化等により、顧客獲得効率及び収益性の確保が重要な課題となっております。 当社グループにおいては、化粧品等の自社D2C事業に加え、M&Aにより取得した企業が有する商品開発力、ブ ランド及び顧客基盤と、当社グループのマーケティングノウハウを組み合わせることにより、販売機会の拡大 及び収益性の向上を図ってまいります。 ③グローバル情報通信事業 グローバル情報通信事業が属するモバイル通信関連市場については、教育旅行、法人活動、国内外の旅行及び 各種イベント等における通信需要に加え、SIM・eSIM及びIoT等の通信技術の普及に伴い、サービスの多様化が進 んでおります。 一方で、通信サービスの価格競争、技術革新及び顧客ニーズの変化等への対応が求められております。 当社グループにおいては、教育旅行向け通信機器レンタル事業を基盤としつつ、法人、イベント、インバウン ド及び新たな通信サービス領域への展開を通じて、顧客基盤の拡大及び収益機会の創出を図ってまいります。 ④ デジタルアセット・Web3事業及び新規事業領域 デジタルアセット・Web3事業に関連する市場については、デジタル技術の高度化、AIの普及及びブロックチ ェーン技術の活用等により、新たな商品・サービス及び事業機会の創出が期待されております。 一方で、技術革新の速度が速く、事業モデルの変化、関連法令及び規制環境の動向、情報セキュリティ上の リスク等への適切な対応が必要となっております。 当社グループにおいては、教育・会議・Web3分野向けソリューションサービス及び暗号資産復旧支援事業等 の展開に加え、AI及びGPU・AIインフラ等の成長領域における新規事業の事業化及び収益化に取り組んでおりま す。 これらの新規事業については、市場動向及び技術動向を注視するとともに、事業性、収益性及び投資回収可 能性を慎重に検証しながら、持続的な収益基盤の構築を目指してまいります。 (4)対処すべき課題当社グループは、これまでM&A及び新規事業への積極的な投資を通じて、事業領域及びグループ経営基盤の拡大を進めてまいりました。一方、当連結会計年度においては、既存事業の一部における売上高の計画未達、M&A及び新規事業に係る先行投資、貸倒引当金の計上並びに保有資産の減損損失等により、営業損失及び親会社株主に帰属する当期純損失を計上しております。当社グループは、こうした状況を踏まえ、2027年7月期を「グループの力で利益を生み出す一年」と位置付け、既存事業の収益力向上、M&Aによるグループシナジーの創出、新規事業の収益化及び財務基盤の強化を重要な経営課題として認識しております。この方針のもと、当社グループは「GROWTH STRATEGY 2027」を策定し、以下の5つの重点戦略を推進するとともに、経営基盤の強化に取り組んでまいります。 ① GROUP GROWTH ― 各事業セグメントの収益力向上マーケティング支援事業、グローバル情報通信事業、コマース事業及びデジタルアセット・Web3事業の4つの事業セグメントについて、それぞれが有する顧客基盤、商品・サービス、技術、人材及びノウハウ等の経営資源を最大限活用し、売上高の拡大及び収益性の向上に取り組んでまいります。特に、既存事業の営業力及びマーケティング力の強化、新規顧客の獲得、サービスラインアップの拡充、販売チャネルの多様化、新規事業の早期収益化等を進めることで、各事業の収益力の向上を図ってまいります。② GROUP SYNERGY ― グループシナジーの創出M&A等により拡大したグループ各社が有する顧客基盤、商品・サービス、マーケティング、AI、テクノロジー、営業力、人材及びデータ等をグループ共通の経営資源として活用し、グループ内クロスセル、共同営業・共同提案、共同サービス開発、マーケティング機能の共有及び人材・ノウハウの相互活用等を推進してまいります。これにより、グループ各社単独での成長に加え、グループ全体としての売上高及び収益力の向上を図ってまいります。 ③ MARKETING M&A ― M&Aによる持続的な成長当社グループは、M&Aを引き続き重要な成長戦略の一つと位置付けております。当社グループのマーケティング力そのものを強化する「マーケティングの力を伸ばすM&A」と、優れた商品・サービス・技術等を有する企業に当社グループのマーケティングノウハウを提供することで成長を促進する「マーケティングの力で伸ばすM&A」を軸として、当社グループとのシナジー及び企業価値向上への寄与を慎重に検討しながら、M&Aを推進してまいります。また、M&Aの実行のみならず、取得後のPMI(Post Merger Integration)を重要な課題と位置付け、グループ各社の収益力向上及びシナジーの早期実現に取り組んでまいります。 ④ AI TRANSFORMATION ― AI活用による生産性及び収益性の向上AIを単独の事業領域としてのみ捉えるのではなく、グループ全体の売上拡大、生産性向上及び利益率改善を実現するための重要な経営基盤として位置付け、マーケティング、営業、システム開発、バックオフィス等の幅広い業務へのAI活用を推進してまいります。また、AIを活用した新たな商品・サービスの開発及び提供を進め、新たな収益機会の創出にも取り組んでまいります。 ⑤ NEXT GROWTH ENGINE ― 新たな成長事業の創出既存事業及びM&Aによる成長に加え、AI、Web3、暗号資産、GPU・AIインフラ等の成長領域における新規事業について、早期の事業化及び収益化を推進してまいります。新規事業については、事業性、収益性及び投資回収可能性を適切に検証するとともに、当社グループが有するマーケティング力、営業力、顧客基盤及びテクノロジー等を活用することで、新たな収益の柱となる事業の育成に取り組んでまいります。 また、上記の重点戦略に加え、以下の課題にも取り組んでまいります。 ⑥ 人材の確保と育成の強化当社グループは、今後も事業を拡大していくためには、優秀な人材の確保と育成が必要不可欠であると考えております。この課題に対処するために、当社グループは、知名度の向上、教育の充実を図り、優秀な人材が長期にわたってやりがいを感じて働くことができる職場環境の整備を進めるとともに、採用活動の柔軟化により適時人材の確保と育成に努めてまいります。 ⑦ 情報セキュリティ体制の更なる整備当社グループは、クライアントと取引を行うにあたり、クライアント情報、個人情報及び営業機密等の機密情報を取り扱うことがあります。情報セキュリティ体制の整備を引き続き推進していくとともに、情報の取り扱いに関する社内規程の適切な運用、役職員の機密情報管理に関するリテラシーの向上、役職員による機密情報の取り扱いに関する内部監査等を通じ、情報セキュリティ体制の強化を図ってまいります。 ⑧ 内部管理体制の強化当社グループは、急速な事業環境の変化に適応し、継続的な成長を維持していくために、内部管理体制の強化が重要であると認識しております。このため、事業規模や成長ステージに合わせバックオフィス機能を拡充していくとともに、経営の公正性・透明性を確保するための内部管理体制強化に取り組んでおります。具体的には、事業運営上のリスク管理や定期的な内部監査の実施によるコンプライアンス体制の強化、社外役員の招聘・監査等委員監査の実施によるコーポレート・ガバナンス機能の充実等を行ってまいります。 ⑨ システムの安定性確保当社グループは、インターネット上で顧客にサービスを提供しており、安定した事業運営を行うにあたり、市場シェア拡大や新規プロダクトの提供を念頭に置いた、サーバー設備の増強や負荷分散システムの導入等が必要不可欠であると認識しております。今後のクライアント数増加を見据え、中長期的な視点から設備投資を行い、システムの安定稼働及びセキュリティ管理体制の維持構築に取り組んでまいります。 以上の取り組みにより、当社グループは、既存事業の収益力向上、M&Aによるグループシナジーの創出、新規事業の収益化及び財務基盤の強化を推進し、2027年7月期における営業損益の黒字転換を実現するとともに、中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において入手可能な情報に基づいて当社グループが判断したものであり、当該将来に関する事項については、その達成を保証するものではありません。 (1)経営方針当社グループは、「マーケティングの力で、関わるすべての人と企業の可能性を開花させ、ともに成長を実現する」という企業理念のもと、「価値を見つけ、価値を高め、価値を必要とする人へ届け、成長につなげること。」という経営ビジョンの実現を目指しております。当社グループは、これまでダイレクトマーケティング分野を中心として、インターネット広告及びD2C(ネット通販)に関するマーケティング支援事業を展開してまいりました。また、上場後は、M&A、資本業務提携及び新規事業への投資等を通じて事業領域の拡大及び収益基盤の多様化を推進しております。現在は、マーケティング支援事業、コマース事業、グローバル情報通信事業及びデジタルアセット・Web3事業の4つの事業セグメントを中心に事業を展開するとともに、AI、Web3、暗号資産及びGPU・AIインフラ等の成長領域における新たな事業機会の創出にも取り組んでおります。今後は、当社グループが培ってきたマーケティングノウハウ、営業力、顧客基盤及びテクノロジー等をグループ共通の経営資源として活用し、既存事業の収益力向上、グループシナジーの創出及び新規事業の収益化を推進することで、持続的な成長及び中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、持続的な成長及び中長期的な企業価値の向上を実現するためには、事業規模の拡大に加え、収益性及び財務健全性の向上が重要であると認識しております。このため、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、売上高、売上総利益及び営業利益を重視するとともに、営業利益率及び自己資本比率等についても重要な経営指標として認識しております。特に、当連結会計年度においては、M&A及び新規事業への先行投資等に伴い営業損失を計上していることから、既存事業の収益性改善、M&Aにより参画した企業の業績寄与及びグループ全体のコストコントロールを通じた営業損益の黒字転換を優先的な経営目標としております。また、当連結会計年度末において自己資本がマイナスとなっていることを踏まえ、利益の積み上げ及び適切な資金調達等による財務基盤の強化を推進し、財務健全性の回復及び向上に取り組んでまいります。なお、2027年7月期の連結業績予想については、売上高5,004百万円、営業利益202百万円、経常利益152百万円、親会社株主に帰属する当期純利益130百万円を見込んでおります。 (3)経営環境について当社グループを取り巻く経営環境につきましては、国内経済が雇用・所得環境の改善等を背景に緩やかな回復基調で推移する一方、物価上昇による個人消費への影響、金融資本市場の変動及び国際情勢の不確実性等により、先行きは依然として不透明な状況が続いております。当社グループの事業に関連する市場環境は、以下のとおりであります。 ① マーケティング支援事業 当社グループの主力事業が属するインターネット広告市場につきましては、株式会社電通の「2025年 日本の 広告費」によると、2025年の日本の総広告費は8兆623億円(前年比105.1%)となり、このうちインターネッ ト広告費は4兆459億円(前年比110.8%)と、引き続き高い成長率を維持しております。 また、経済産業省の「令和6年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、 2024年の国内消費者向け電子商取引市場規模は26兆1,225億円(前年比105.1%)となり、このうち物販系分野 の市場規模は13兆9,997億円(前年比103.7%)となっております。 一方、インターネット広告市場においては、広告媒体の多様化、広告配信アルゴリズムの変更、顧客獲得単 価の変動及び競争環境の激化等への対応が求められております。また、景品表示法、医薬品医療機器等法及び 個人情報保護法等の関連法令への適切な対応も重要性を増しております。 さらに、生成AIの普及等に伴い、広告運用、クリエイティブ制作、データ分析及び検索行動等が変化してお り、AIを活用したマーケティングソリューションやAEO(AI検索最適化)等の新たなサービス領域における事業 機会が生じているものと認識しております。 ② コマース事業 コマース事業が属するD2C及び電子商取引市場については、消費者の購買行動のデジタル化及び販売チャネル の多様化等を背景に、今後も一定の市場成長が期待されるものと認識しております。 一方で、広告費の高騰、主要集客チャネルにおけるアルゴリズム変更、競争の激化及び消費者ニーズの多様 化等により、顧客獲得効率及び収益性の確保が重要な課題となっております。 当社グループにおいては、化粧品等の自社D2C事業に加え、M&Aにより取得した企業が有する商品開発力、ブ ランド及び顧客基盤と、当社グループのマーケティングノウハウを組み合わせることにより、販売機会の拡大 及び収益性の向上を図ってまいります。 ③グローバル情報通信事業 グローバル情報通信事業が属するモバイル通信関連市場については、教育旅行、法人活動、国内外の旅行及び 各種イベント等における通信需要に加え、SIM・eSIM及びIoT等の通信技術の普及に伴い、サービスの多様化が進 んでおります。 一方で、通信サービスの価格競争、技術革新及び顧客ニーズの変化等への対応が求められております。 当社グループにおいては、教育旅行向け通信機器レンタル事業を基盤としつつ、法人、イベント、インバウン ド及び新たな通信サービス領域への展開を通じて、顧客基盤の拡大及び収益機会の創出を図ってまいります。 ④ デジタルアセット・Web3事業及び新規事業領域 デジタルアセット・Web3事業に関連する市場については、デジタル技術の高度化、AIの普及及びブロックチ ェーン技術の活用等により、新たな商品・サービス及び事業機会の創出が期待されております。 一方で、技術革新の速度が速く、事業モデルの変化、関連法令及び規制環境の動向、情報セキュリティ上の リスク等への適切な対応が必要となっております。 当社グループにおいては、教育・会議・Web3分野向けソリューションサービス及び暗号資産復旧支援事業等 の展開に加え、AI及びGPU・AIインフラ等の成長領域における新規事業の事業化及び収益化に取り組んでおりま す。 これらの新規事業については、市場動向及び技術動向を注視するとともに、事業性、収益性及び投資回収可 能性を慎重に検証しながら、持続的な収益基盤の構築を目指してまいります。 (4)対処すべき課題当社グループは、これまでM&A及び新規事業への積極的な投資を通じて、事業領域及びグループ経営基盤の拡大を進めてまいりました。一方、当連結会計年度においては、既存事業の一部における売上高の計画未達、M&A及び新規事業に係る先行投資、貸倒引当金の計上並びに保有資産の減損損失等により、営業損失及び親会社株主に帰属する当期純損失を計上しております。当社グループは、こうした状況を踏まえ、2027年7月期を「グループの力で利益を生み出す一年」と位置付け、既存事業の収益力向上、M&Aによるグループシナジーの創出、新規事業の収益化及び財務基盤の強化を重要な経営課題として認識しております。この方針のもと、当社グループは「GROWTH STRATEGY 2027」を策定し、以下の5つの重点戦略を推進するとともに、経営基盤の強化に取り組んでまいります。 ① GROUP GROWTH ― 各事業セグメントの収益力向上マーケティング支援事業、グローバル情報通信事業、コマース事業及びデジタルアセット・Web3事業の4つの事業セグメントについて、それぞれが有する顧客基盤、商品・サービス、技術、人材及びノウハウ等の経営資源を最大限活用し、売上高の拡大及び収益性の向上に取り組んでまいります。特に、既存事業の営業力及びマーケティング力の強化、新規顧客の獲得、サービスラインアップの拡充、販売チャネルの多様化、新規事業の早期収益化等を進めることで、各事業の収益力の向上を図ってまいります。② GROUP SYNERGY ― グループシナジーの創出M&A等により拡大したグループ各社が有する顧客基盤、商品・サービス、マーケティング、AI、テクノロジー、営業力、人材及びデータ等をグループ共通の経営資源として活用し、グループ内クロスセル、共同営業・共同提案、共同サービス開発、マーケティング機能の共有及び人材・ノウハウの相互活用等を推進してまいります。これにより、グループ各社単独での成長に加え、グループ全体としての売上高及び収益力の向上を図ってまいります。 ③ MARKETING M&A ― M&Aによる持続的な成長当社グループは、M&Aを引き続き重要な成長戦略の一つと位置付けております。当社グループのマーケティング力そのものを強化する「マーケティングの力を伸ばすM&A」と、優れた商品・サービス・技術等を有する企業に当社グループのマーケティングノウハウを提供することで成長を促進する「マーケティングの力で伸ばすM&A」を軸として、当社グループとのシナジー及び企業価値向上への寄与を慎重に検討しながら、M&Aを推進してまいります。また、M&Aの実行のみならず、取得後のPMI(Post Merger Integration)を重要な課題と位置付け、グループ各社の収益力向上及びシナジーの早期実現に取り組んでまいります。 ④ AI TRANSFORMATION ― AI活用による生産性及び収益性の向上AIを単独の事業領域としてのみ捉えるのではなく、グループ全体の売上拡大、生産性向上及び利益率改善を実現するための重要な経営基盤として位置付け、マーケティング、営業、システム開発、バックオフィス等の幅広い業務へのAI活用を推進してまいります。また、AIを活用した新たな商品・サービスの開発及び提供を進め、新たな収益機会の創出にも取り組んでまいります。 ⑤ NEXT GROWTH ENGINE ― 新たな成長事業の創出既存事業及びM&Aによる成長に加え、AI、Web3、暗号資産、GPU・AIインフラ等の成長領域における新規事業について、早期の事業化及び収益化を推進してまいります。新規事業については、事業性、収益性及び投資回収可能性を適切に検証するとともに、当社グループが有するマーケティング力、営業力、顧客基盤及びテクノロジー等を活用することで、新たな収益の柱となる事業の育成に取り組んでまいります。 また、上記の重点戦略に加え、以下の課題にも取り組んでまいります。 ⑥ 人材の確保と育成の強化当社グループは、今後も事業を拡大していくためには、優秀な人材の確保と育成が必要不可欠であると考えております。この課題に対処するために、当社グループは、知名度の向上、教育の充実を図り、優秀な人材が長期にわたってやりがいを感じて働くことができる職場環境の整備を進めるとともに、採用活動の柔軟化により適時人材の確保と育成に努めてまいります。 ⑦ 情報セキュリティ体制の更なる整備当社グループは、クライアントと取引を行うにあたり、クライアント情報、個人情報及び営業機密等の機密情報を取り扱うことがあります。情報セキュリティ体制の整備を引き続き推進していくとともに、情報の取り扱いに関する社内規程の適切な運用、役職員の機密情報管理に関するリテラシーの向上、役職員による機密情報の取り扱いに関する内部監査等を通じ、情報セキュリティ体制の強化を図ってまいります。 ⑧ 内部管理体制の強化当社グループは、急速な事業環境の変化に適応し、継続的な成長を維持していくために、内部管理体制の強化が重要であると認識しております。このため、事業規模や成長ステージに合わせバックオフィス機能を拡充していくとともに、経営の公正性・透明性を確保するための内部管理体制強化に取り組んでおります。具体的には、事業運営上のリスク管理や定期的な内部監査の実施によるコンプライアンス体制の強化、社外役員の招聘・監査等委員監査の実施によるコーポレート・ガバナンス機能の充実等を行ってまいります。 ⑨ システムの安定性確保当社グループは、インターネット上で顧客にサービスを提供しており、安定した事業運営を行うにあたり、市場シェア拡大や新規プロダクトの提供を念頭に置いた、サーバー設備の増強や負荷分散システムの導入等が必要不可欠であると認識しております。今後のクライアント数増加を見据え、中長期的な視点から設備投資を行い、システムの安定稼働及びセキュリティ管理体制の維持構築に取り組んでまいります。 以上の取り組みにより、当社グループは、既存事業の収益力向上、M&Aによるグループシナジーの創出、新規事業の収益化及び財務基盤の強化を推進し、2027年7月期における営業損益の黒字転換を実現するとともに、中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況当連結会計年度は、M&Aによる事業基盤の拡大及びエクイティ・ファイナンスによる資金調達を実施する一方、固定資産の減損損失及び投資有価証券評価損等を計上いたしました。この結果、資産合計及び負債合計はいずれも増加し、株主資本合計は前連結会計年度末の677,003千円から△124,749千円となりました。自己資本比率は△5.3%となっております。 (資産)当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ438,816千円増加し2,345,683千円となりました。これは主に、現金及び預金が139,499千円、売掛金が480,690千円増加した一方で、ソフトウェアの減損損失の計上等によりソフトウェアが120,767千円、ソフトウェア仮勘定が76,796千円、投資有価証券評価損の計上等により投資有価証券が91,601千円減少したことによるものであります。 (負債)当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,023,927千円増加し2,253,760千円となりました。これは主に、買掛金が602,123千円、未払金が230,037千円増加したことによるものであります。 (純資産)当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ585,110千円減少し91,922千円となりました。これは主に、資本金が152,384千円、資本剰余金が153,170千円、非支配株主持分が216,060千円それぞれ増加した一方で、親会社株主に帰属する当期純損失の計上により利益剰余金が1,107,308千円減少したことによるものであります。この結果、自己資本比率は△5.3%となりました。 なお、東京証券取引所の上場維持基準における純資産の額は、連結貸借対照表の純資産の部の合計額から非支配株主持分を控除した額とされているため、当連結会計年度末においては△124,137千円となっております。この点につきましては、2026年8月10日を効力発生日として実施した株式会社国際漢方研究所との株式交換並びに株式会社Step y's及びパロットビーク株式会社に係る株式交付により、株主資本が増加するとともに、株式会社国際漢方研究所の完全子会社化に伴い同社に係る非支配株主持分が減少したことから、同日時点における純資産の額は正の状態となっております。上場維持基準への適合に向けた計画につきましては、別途開示いたします。 ② 経営成績の状況経営環境も踏まえた概況としては、当社グループの主力事業が属するインターネット広告市場におきましては引き続き成長を続けており、2025年は前年比110.8%の4兆459億円(株式会社電通「2025年 日本の広告費」より)となっております。一方、WEBマーケティング広告における「不当景品類及び不当表示防止法(景表法)」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」の規制は厳しさを増しており、より慎重な広告表現が求められる状況です。保守的な広告表現への見直しによって広告効率が悪化する場合もありますが、当社グループでは、これらの法規制等を遵守しながら、A/Bテストを繰り返し、広告効率の向上に努めております。このような環境の中、当社グループは既存事業の収益力強化に取り組むとともに、M&A及び新規事業への投資を通じて事業ポートフォリオの拡大を進めてまいりました。 なお、当社グループは第2四半期連結会計期間より報告セグメントの名称を変更しております。変更内容は以下のとおりであり、セグメント区分及び業績管理方法に変更はありません。前年同期比較については変更後の名称に基づき記載しております。また、以下の説明では変更後のセグメント名称を使用しております。 (旧セグメント名称) (新セグメント名称) D2C(ネット通販)向けデジタルマーケティング支援事業 マーケティング支援事業 D2C(ネット通販)事業 コマース事業 ビジュアルコミュニケーションDX・Web3事業 デジタルアセット・Web3事業 デジタルアセット・Web3事業においては、株式会社SOBAプロジェクトの株式を取得したほか、2025年12月にビットコイン・セイヴァー株式会社を設立いたしました。 マーケティング支援事業においては、株式会社売れる越境EC社が米国子会社Ureru Global EC Inc.を設立し、米国市場における事業展開に向けた取り組みを進めました。また、中国においてインターネット広告事業を展開する愛徳威広告(上海)有限公司及びADWAYS ASIA HOLDINGS LIMITEDを子会社化いたしました。 コマース事業においては、株式会社国際漢方研究所を子会社化し、商品開発力及び顧客基盤と当社グループのマーケティングノウハウを組み合わせた事業拡大に向けた取り組みを開始しております。 また、新たな事業領域として、AIインフラ事業への参入を目的にBCDC.Ai.GPU Data Center株式会社を設立するなど、中長期的な成長に向けた事業基盤の構築を進めてまいりました。 セグメントごとの経営成績セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (マーケティング支援事業)マーケティング支援事業は、売れるネット広告社株式会社が提供するネット広告/ランディングページ特化型クラウドサービス「売れるD2Cつくーる」、マーケティング支援サービス「最強の売れるメディアプラットフォーム」及び「運用型広告」、並びに株式会社売れる越境EC社が提供する越境EC支援サービス等を中心に事業を展開しております。 売れるネット広告社株式会社においては、前連結会計年度に発生した不正注文問題及び一部大手クライアントにおける広告費用対効果悪化の影響が残る中、各種対策を進めたことにより、マーケティング支援サービスは回復基調で推移しました。一方、既存顧客からの受注及び新規案件の獲得が当初想定を下回ったことに加え、一部案件の開始時期が後ろ倒しとなったこと等により、売上高は当初計画を下回りました。 また、「運用型広告」については、新たな広告媒体への対応を進めるなど売上拡大に向けた取り組みを実施したものの、一部大手クライアントの広告予算減少等により、当初計画を下回りました。 株式会社売れる越境EC社については、中国市場向けTikTokライブコマース及びTikTok Shop運営代行サービス等を受注したものの、現地におけるライブ配信の準備及び運営体制の構築等に当初想定以上の期間を要したことから、一部案件のサービス提供開始が翌連結会計年度以降となりました。 この結果、当セグメントの売上高は704,514千円(前期比106.4%)、セグメント損失は64,039千円(前連結会計年度はセグメント損失103,186千円)となりました。 (コマース事業)コマース事業は、オルクス株式会社が開発した化粧品等を販売する自社D2C事業を中心に展開しております。 前連結会計年度に発生した主要集客チャネルにおけるアルゴリズム変更の影響から回復傾向にあったものの、顧客獲得効率及び販売件数について当初想定した水準までの回復には至りませんでした。また、広告・販促施策の見直し等を進めたものの、その効果発現に時間を要したことから、売上高は当初計画を下回りました。 これに対し、集客チャネルの多様化、販売効率の改善及びコスト構造の見直し等を進め、収益性の改善に取り組んでおります。 この結果、当セグメントの売上高は106,458千円(前期比49.0%)、セグメント損失は99,674千円(前連結会計年度はセグメント損失40,460千円)となりました。 (グローバル情報通信事業)グローバル情報通信事業は、株式会社JCNTが展開する携帯端末・Wi-Fiルーター等のモバイル通信機器総合レンタルサービスを中心に事業を展開しております。 主力である教育旅行向け需要を中心に受注は堅調に推移しました。一方、海外利用及びイベント向け等の新規領域については、売上拡大のペースが当初想定を下回ったこと等から、事業全体の売上高は当初計画を下回りました。 この結果、当セグメントの売上高は653,005千円(前期比94.9%)、セグメント利益は8,873千円(前期比11.6%)となりました。 (デジタルアセット・Web3事業)デジタルアセット・Web3事業は、株式会社SOBAプロジェクトによる「SOBAフレームワーク」を活用した教育・会議・Web3分野向けソリューションサービス及びビットコイン・セイヴァー株式会社による暗号資産復旧支援事業等を展開しております。株式会社SOBAプロジェクトについては、受託開発案件の受注及び売上計上が当初想定を下回りました。 ビットコイン・セイヴァー株式会社については、暗号資産の復旧に向けた手続きを進めている複数の案件があるものの、当連結会計年度末までに復旧完了及び売上計上に至らなかったことから、当連結会計年度における業績寄与は限定的となりました。 この結果、当セグメントの売上高は197,085千円、セグメント損失は10,585千円となりました。 以上の結果、売上高は1,661,063千円、営業損失は543,363千円、経常損失は540,444千円となりました。前連結会計年度と比較し、売上高は増加した一方で、M&A及び新規事業に係る先行投資、事業拡大に伴う人員体制の強化及び貸倒引当金の計上等により、営業損失及び経常損失は拡大いたしました。また、連結子会社におけるソフトウェア及びのれんの減損損失並びに当社における投資有価証券評価損等を特別損失に計上したことなどから、親会社株主に帰属する当期純損失は1,107,308千円となっております。 ③ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、620,883千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度において営業活動の結果支出した資金は214,164千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失の計上1,076,696千円、仕入債務の減少額126,456千円及び未収入金の増加額72,928千円があった一方、減損損失388,924千円、未払金の増加額171,350千円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度において投資活動の結果118,315千円の収入となりました。これは主に、子会社株式取得による収入286,954千円があった一方で、有形固定資産の取得69,294千円、当社のD2C(ネット通販)クラウドサービス「売れるD2Cつくーる」の新機能開発に関するソフトウェア等の固定資産の取得52,252千円による支出であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度において財務活動の結果230,860千円の収入となりました。これは主に、株式の発行による収入218,920千円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績a 生産実績 当社グループが営む事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載に馴染まないため、当該記載を省略しております。b 受注実績 当社グループが営む事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載に馴染まないため、当該記載を省略しております。c 販売実績 当連結会計年度における販売実績を示すと、次のとおりであります。 (単位:千円)報告セグメントサービスの名称内容外部顧客への売上高前連結会計年度比(%)マーケティング支援事業ネット広告/ランディングページ特化型クラウドサービス売れるD2Cつくーる142,01079.1%売れるネット広告でざいん27,82441.6%売れるネット広告こんさる33,50098.9%マーケティング支援サービス454,179134.6%その他サービス(越境EC支援)47,000106.1%コマース事業D2C(ネット通販)106,45849.0%グローバル情報通信事業グローバル情報通信サービス653,00594.9%デジタルアセット・Web3事業ビジュアルコミュニケーション107,606-暗号資産復旧支援89,478-合計1,661,063106.0% (注)1.各サービス内容及び内訳の詳細は「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載のとおりであります。2.当連結会計年度における販売実績の著しい変動の要因については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。3.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりであります。相手先前連結会計年度当連結会計年度販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)株式会社ランクアップ123,2557.8183,61611.0 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成にあたっては、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表等の作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態の分析 「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況」をご参照ください。b.経営成績の分析 「(1)経営成績等の状況の概要 ②経営成績の状況」をご参照ください。c.キャッシュ・フローの分析 「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ③ 資本の財源及び資金の流動性について 当社グループにおける主な資金需要は、売上原価、販売費及び一般管理費の営業費用による運転資金及び設備投資資金であります。当社グループは自己資金でまかなうことを基本とし、必要に応じて借入による資金調達を実施します。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載したリスク等の要因により重大な影響を受ける可能性があります。当社グループは、内部統制の運用、コンプライアンスに関する教育等を行うことにより、これらのリスク要因に対応してまいります。 ⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、売上高、売上総利益、営業利益、売れるD2Cつくーるクライアント社数の4指標を重視しております。当社グループはマーケティング支援事業における収益基盤の強化、セミナー開催の実施等による積極的な営業活動を行うことで、売上高、売上総利益、営業利益、売れるD2Cつくーるクライアント社数を成長させ企業価値の向上を目指してまいります。
事業リスク
- インターネット広告市場の変動インターネット広告市場はD2C市場と連動しており、企業の広告宣伝予算は景況感に左右される可能性があります。市場が拡大傾向にあるものの、経済状況や新たな法的規制の導入などにより市場の発展が阻害された場合、同社の事業や業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
- 技術革新への対応遅れインターネット業界は技術革新のスピードが速く、顧客ニーズも常に変化しています。新しい広告手法やテクノロジーが次々と開発される中で、同社の技術革新への対応が遅れた場合、競合他社がより優れたサービスを提供し、競争力が低下するリスクがあります。
- 競合環境の激化デジタル広告領域は参入障壁が比較的低く、競合が激化する可能性があります。同社は独自のA/Bテストノウハウで競争優位性を維持していますが、既存競合の競争力向上や新規参入により、同社のサービスに対する評価や信頼性が低下したり、優位性が失われたりする可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当社グループは、リスク・コンプライアンス規程に基づき、四半期ごとにリスク・コンプライアンス委員会を開催し、事業活動に伴う各種リスクの把握、評価及び対応策の検討等を行っております。また、必要に応じて取締役会への報告及び外部専門家との連携を行い、リスク管理体制の強化に努めております。 なお、各リスクに付記した顕在化の可能性、顕在化の時期(又は頻度)及び影響度は、当社グループの事業環境及び経営状況等を踏まえた定性的な評価であり、実際の発生可能性や影響を保証するものではありません。 また、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営環境及び事業戦略に関するリスク① インターネット広告市場及び経済環境の変化について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度): 常時、影響度:大)当社グループのマーケティング支援事業が属するインターネット広告市場は、デジタル化の進展及び企業のマーケティング活動の高度化等を背景として、引き続き成長しております。株式会社電通が公表した「2025年 日本の広告費」によると、2025年のインターネット広告費は前年比10.8%増の4兆459億円となっております。一方、企業の広告宣伝費は、国内外の景気動向、消費者の購買動向、広告主の業績及び経営方針等の影響を受ける可能性があります。当社グループは、顧客基盤の拡大、サービスラインアップの拡充及びグループ各社との連携等を通じて、特定の市場環境への依存度の低減及び収益基盤の強化に努めております。しかしながら、景気後退等による広告予算の縮小、インターネット広告市場の成長鈍化又は広告主の投資方針の変化等が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 技術革新及びAI等への対応について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度: 大)当社グループが事業を展開するデジタルマーケティング及びIT関連市場においては、AIをはじめとする技術革新が急速に進展しており、顧客ニーズ、サービスの提供方法及び競争環境が継続的に変化しております。当社グループは、AIを活用したマーケティングソリューションの開発、AEO等の新たな領域への展開及びグループ各社におけるAI技術の導入を推進しております。また、株式会社SOBAプロジェクト等を中心として、新たな商品・サービスの企画及び開発等に取り組んでおります。しかしながら、技術革新への対応が遅れた場合、開発した商品・サービスが市場のニーズに適合しなかった場合、又は競合他社が優位性の高い技術やサービスを提供した場合には、当社グループの競争力が低下し、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、AIの利用に伴う情報漏えい、生成情報の正確性、著作権その他の知的財産権の侵害等の問題が発生した場合には、損害賠償請求や社会的信用の低下等につながる可能性があります。 ③ 競争環境の激化について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:中)当社グループが展開するマーケティング支援事業、コマース事業、グローバル情報通信事業及びデジタルアセット・Web3事業は、それぞれ異なる競争環境に置かれております。特に、デジタルマーケティング関連市場は、技術革新及び新規参入が活発であり、サービスの高度化や価格競争等が進展する可能性があります。当社グループは、これまで培ってきたマーケティングノウハウ、顧客基盤及び各事業会社の専門性を活用するとともに、グループ内での共同営業、クロスセル及び新たなサービス開発等を推進することで、競争優位性の維持・向上に努めております。しかしながら、競合他社の競争力の向上、新規参入企業の増加、価格競争の激化又は顧客ニーズの変化等に十分に対応できなかった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ M&A、資本業務提携及びPMIについて(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):随時、影響度: 大)当社グループは、M&A及び資本業務提携等を重要な成長戦略の一つとして位置付け、事業領域の拡大及び収益基盤の強化を推進しております。M&A等の実施にあたっては、対象企業の事業内容、財務状況、収益性、法務・税務上の問題及び事業上のリスク等についてデューデリジェンスを実施し、取得価額の妥当性、投資回収可能性及びグループシナジー等を慎重に検討する方針としております。また、取得後のPMIを重要な経営課題と位置付け、経営管理体制の整備、内部統制の強化、グループ各社の経営資源の相互活用及び収益力向上等に取り組んでおります。しかしながら、買収前に認識できなかった偶発債務や法的問題が判明した場合、想定した事業計画及びシナジーが実現しなかった場合、又は取得後の経営統合が円滑に進まなかった場合には、追加費用の発生、事業計画の見直し、のれん及び取得資産の減損損失等が発生する可能性があります。なお、当連結会計年度においては、減損損失388,924千円及び投資有価証券評価損147,327千円を計上しております。今後も、事業環境の変化及び投資先の業績動向等によっては、追加的な損失が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 新規事業及び成長領域への投資について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):随時、影響 度:大)当社グループは、既存事業の成長に加え、AI、Web3、暗号資産、GPU・AIインフラ等の成長領域における新規事業の開発及び事業化を推進しております。これらの新規事業については、市場動向、技術的実現可能性、収益性、必要な投資額及び投資回収可能性等を検証するとともに、当社グループが有するマーケティング力、営業力及び顧客基盤等を活用し、早期の収益化を目指しております。しかしながら、新規事業は市場環境や技術動向の変化が大きく、当初想定した需要を確保できない場合、事業化が遅延した場合、又は必要な設備・技術・人材等を確保できなかった場合には、先行投資の回収が困難となる可能性があります。また、GPU等の関連機器については、調達価格、供給状況、技術の陳腐化及び販売先の需要等の影響を受ける可能性があります。さらに、暗号資産及びWeb3関連事業については、価格変動、関連法令及び規制の変更、技術的な問題並びに市場の流動性等の影響を受ける可能性があります。これらの事象が発生した場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 法的規制及びコンプライアンスについて(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響 度:大)当社グループは、マーケティング支援事業、コマース事業、グローバル情報通信事業及びデジタルアセット・Web3事業等を展開しており、各事業に関連する法令及び規制の適用を受けております。特に、広告及び通信販売に関しては、不当景品類及び不当表示防止法、医薬品医療機器等法、健康増進法、特定商取引に関する法律、個人情報の保護に関する法律等への対応が求められます。また、事業内容に応じて、電気通信事業、金融商品取引、暗号資産その他の関連法令及び規制への対応が必要となる場合があります。当社グループは、社内規程の整備、広告制作物等の確認、リスク・コンプライアンス委員会の開催及び必要に応じた外部専門家との連携等を通じて、法令遵守体制の維持・強化に努めております。しかしながら、法令の改正、新たな規制の導入、行政当局による法令解釈の変更又は当社グループにおける法令違反等が生じた場合には、行政処分、事業活動の制約、損害賠償請求又は社会的信用の低下等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 海外事業及びカントリーリスクについて(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響 度:中)当社グループは、海外との取引及び海外市場に関連する事業を展開しており、海外における政治・経済情勢、法令・税制、貿易規制、為替相場並びに商慣習等の影響を受ける可能性があります。当社グループは、現地の事業環境及び関連法令等の把握に努めるとともに、必要に応じて現地専門家等と連携し、適切な事業運営及びリスク管理に取り組んでおります。しかしながら、海外における政情不安、国際紛争、経済制裁、貿易制限、為替相場の急激な変動又は法制度の変更等が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)各事業の運営に関するリスク① 成果報酬型サービスについて(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:大) 当社グループのマーケティング支援事業においては、顧客企業に対する広告運用及びマーケティング支援等 のサービスの一部について、成果報酬型の契約形態を採用しております。 成果報酬型サービスは、広告施策等による成果に応じて報酬が確定するため、広告配信費用その他の費用が 先行して発生する一方、成果が当初の想定を下回った場合には、十分な収益を確保できない可能性がありま す。 当社グループは、広告運用ノウハウの活用、案件ごとの採算管理及び費用対効果の検証等を通じて、収益性 の確保に努めております。 しかしながら、広告単価の上昇、広告効果の低下、顧客の販売状況の悪化等により、想定した成果を得られ なかった場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性 があります。 ② 広告品質及び不適切な広告配信について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響 度:大)当社グループは、広告制作、広告運用及びマーケティング支援等を提供するにあたり、広告内容の適法性、正確性及び適切性の確保が重要であると認識しております。当社グループが制作又は取り扱う広告については、景品表示法、医薬品医療機器等法、健康増進法、著作権法等の関連法令及び広告媒体の掲載基準等に従い、制作物の確認及び必要な審査を実施する体制としております。しかしながら、広告内容に不適切な表示が含まれていた場合、広告媒体の掲載基準に違反した場合、又は第三者が制作した広告物等に問題が生じた場合には、広告配信の停止、顧客からの損害賠償請求、行政上の措置及び社会的信用の低下等が発生する可能性があります。これらの事象が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ コマース事業における商品販売及び原材料等について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度): 常時、影響度:中)当社グループのコマース事業は、消費者の嗜好、購買行動、市場競争、商品価格及び販売チャネル等の影響を受ける可能性があります。当社グループは、商品開発、販売チャネルの多様化、マーケティング施策の改善及び在庫管理等を通じて、収益性の向上に取り組んでおります。しかしながら、消費者ニーズの変化、競合商品の登場、原材料価格及び物流費の上昇、商品の品質問題、在庫の滞留又は販売不振等が発生した場合には、売上高の減少、販売費用の増加及び棚卸資産の評価損等が生じる可能性があります。これらの事象が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ グローバル情報通信事業の運営について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響 度:中)当社グループのグローバル情報通信事業は、通信関連サービス及び関連機器等の提供に伴い、通信インフラ、外部事業者、機器の調達状況並びに国内外の通信需要等の影響を受ける可能性があります。当社グループは、サービス品質の維持、取引先との連携及び適切な設備・資産管理等を通じて、安定的な事業運営に努めております。しかしながら、通信障害、外部事業者によるサービス条件の変更、機器の調達遅延、設備の故障又は市場競争の激化等が生じた場合には、サービス提供の停止、追加費用の発生及び収益性の低下等につながる可能性があります。これらの事象が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ システム障害及びサイバーセキュリティについて(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常 時、影響度:大)当社グループが提供する各種サービス及び社内業務の多くは、インターネット、クラウドサービス及び情報システム等に依存しております。当社グループは、システムの安定稼働、アクセス管理、バックアップ及び情報セキュリティ対策等を通じて、システム障害及びサイバー攻撃等によるリスクの低減に努めております。しかしながら、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウイルス、ソフトウェアの不具合、外部サービスの障害又は自然災害等により、システムの停止、情報の消失又は漏えい等が発生した場合には、サービス提供の中断、復旧費用の発生、顧客からの損害賠償請求及び社会的信用の低下等が生じる可能性があります。これらの事象が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 個人情報及び機密情報の管理について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度: 大)当社グループは、事業活動を通じて、顧客、取引先及び従業員等に関する個人情報並びに営業上及び技術上の機密情報等を取り扱っております。当社グループは、個人情報保護及び情報セキュリティに関する社内規程の整備、アクセス権限の管理並びに役職員への周知等を通じて、情報管理体制の維持・強化に努めております。しかしながら、不正アクセス、人的ミス、内部不正又は外部委託先における管理不備等により、個人情報及び機密情報の漏えい、滅失又は不正利用等が発生した場合には、行政上の措置、損害賠償請求、対応費用の発生及び社会的信用の低下等につながる可能性があります。これらの事象が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 知的財産権について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:中)当社グループは、商標、著作物、ソフトウェア、技術及びノウハウ等の知的財産を事業活動における重要な経営資源と認識しております。当社グループは、自社の知的財産権の保護に努めるとともに、第三者の知的財産権を侵害することのないよう、必要に応じて外部専門家等と連携し、適切な確認を行っております。しかしながら、当社グループの知的財産権が第三者に侵害された場合、又は当社グループが意図せず第三者の知的財産権を侵害した場合には、損害賠償請求、使用差止請求、訴訟費用の発生及び社会的信用の低下等につながる可能性があります。 ⑧ 外部委託先及び取引先への依存について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響 度:中)当社グループは、広告制作、システム開発、商品製造、物流及びその他の業務の一部を外部事業者に委託しております。当社グループは、外部委託先の選定、品質管理及び取引先との継続的な関係構築等を通じて、安定的なサービス提供に努めております。しかしながら、外部委託先の経営状況の悪化、業務品質の低下、納期遅延、取引条件の変更又は取引停止等が発生した場合には、サービス提供の遅延、追加費用の発生及び収益性の低下等につながる可能性があります。 ⑨ 顧客との契約継続及び解約について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度: 中)当社グループは、クラウドサービス、マーケティング支援及びその他の継続的なサービスを提供しております。当社グループは、サービス品質の向上、顧客ニーズの把握及び機能改善等を通じて、顧客との継続的な取引関係の維持に努めております。しかしながら、競合サービスの登場、顧客の経営状況の悪化、サービスに対する評価の低下又は契約条件の変更等により、契約の解約又は取引規模の縮小が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)財務及び資本政策に関するリスク① 継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象又は状況について(顕在化の可能性:既に顕在化、顕在化の 時期(又は頻度):当連結会計年度、影響度:大)当社グループは、当連結会計年度まで3期連続で営業損失を計上していることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。当社グループを取り巻く経営環境については、デジタルマーケティング市場の継続的な成長が見込まれる一方、競争環境の激化、AIをはじめとするテクノロジーの急速な進展、顧客ニーズの多様化等、事業環境は大きく変化しております。当社グループは、これまでM&A及び新規事業への積極的な投資を通じて事業領域及びグループ経営基盤の拡大を進めてまいりました。2027年7月期については、これまで構築してきた事業基盤を活用し、「グループの力で利益を生み出す一年」と位置付け、各事業の収益力向上、グループシナジーの創出及びコスト構造の改善を進めることが重要な経営課題であると認識しております。この方針のもと、当社グループは「GROWTH STRATEGY 2027」を策定し、5つの重点戦略を推進してまいります。これらの取り組みにより、2027年7月期については、これまで実施してきたM&Aによる新規連結会社の業績寄与、既存事業の収益性改善、新規事業の収益化及びグループ全体でのコストコントロールを進めるとともに、当連結会計年度末において636百万円の手元資金を確保しており、子会社化した各社を含めたグループ全体の資金繰りの状況を踏まえても、当面の間の事業運営に必要な資金は確保されております。以上により、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。なお、「GROWTH STRATEGY 2027」の詳細については「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)対処すべき課題」に記載のとおりであります。 ② 上場維持基準への適合について(顕在化の可能性:既に顕在化、顕在化の時期(又は頻度):当連結会計年 度末、影響度:大)当社グループは、当連結会計年度末において、連結貸借対照表上の純資産合計が91,922千円となっております。一方、東京証券取引所の上場維持基準における純資産の額は、連結貸借対照表の純資産の部の合計額から非支配株主持分を控除した額とされており、当連結会計年度末においては124,137千円のマイナスとなっております。なお、2026年8月10日を効力発生日として実施した株式会社国際漢方研究所との株式交換並びに株式会社Step y's及びパロットビーク株式会社に係る株式交付により、同日時点における上場維持基準上の純資産の額は正の状態となっております。当社グループは、今後も各事業の収益力向上、財務基盤の強化及び必要な資本政策等を通じて、上場維持基準への継続的な適合に努めてまいります。しかしながら、今後の業績悪化、追加的な損失の計上又はその他の要因により、上場維持基準に適合しない状態が継続し、所定の期間内に改善が認められない場合には、当社株式が上場廃止となる可能性があります。この場合、当社株式の流動性及び市場価格並びに当社グループの資金調達力及び社会的信用等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ③ 資金調達及び財務基盤について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):随時、影響度:大)当社グループは、既存事業の運転資金、M&A関連費用、新規事業への投資及び財務基盤の強化等を目的として、金融機関からの借入れ、第三者割当増資、新株予約権の発行その他の資金調達手段を活用又は検討しております。当社グループは、資金繰りの管理、事業計画に基づく投資判断並びに資金調達手段の多様化等を通じて、必要な資金の確保に努めております。しかしながら、金融市場の変動、当社株式の市場価格の下落、金融機関の融資方針の変更、当社グループの業績及び財政状態の悪化等により、必要な資金を適時かつ適切な条件で調達できない可能性があります。また、借入金に係る金利の上昇、返済負担の増加又は資金調達条件の変更等が生じた場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 株式の希薄化及び資本政策について(顕在化の可能性:高、顕在化の時期(又は頻度):随時、影響度: 大)当社グループは、M&A、資本業務提携及び事業成長に必要な資金の調達等を目的として、第三者割当増資、株式交換、株式交付及び新株予約権の発行等を実施又は検討しております。これらの資本政策は、当社グループの成長及び財務基盤の強化に資することを目的としておりますが、新株式の発行又は新株予約権の行使等により発行済株式総数が増加した場合には、既存株主の持株比率及び1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。また、新株式の発行条件、市場環境及び割当先の株式保有方針等によっては、当社株式の需給関係及び市場価格に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、資本政策の実施にあたり、資金調達の必要性及び合理性、発行条件の妥当性、既存株主への影響並びに関連法令及び東京証券取引所の諸規則への適合性等を慎重に検討する方針としております。しかしながら、想定した資金調達が実現しなかった場合、又は資本政策に伴う希薄化及び市場環境の変化等により当社株式の市場価格が下落した場合には、当社グループの資金調達力及び今後の事業展開等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 保有資産の評価及び減損について(顕在化の可能性:既に顕在化、顕在化の時期(又は頻度):随時、影響 度:大) 当社グループは、M&A及び事業投資等に伴い、のれん、無形固定資産、投資有価証券その他の資産を保有して おります。 これらの資産については、事業計画及び将来の収益見通し等を踏まえて評価しておりますが、市場環境の変 化、投資先の業績悪化又は当初想定した収益の未達等により、資産価値が低下する可能性があります。 当連結会計年度においては、減損損失388,924千円及び投資有価証券評価損147,327千円を計上しておりま す。 今後も、保有資産及び投資先の状況等によっては、追加的な減損損失又は評価損等が発生し、当社グループ の財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (4)組織体制及びガバナンスに関するリスク① 人材の確保及び育成について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:中)当社グループは、事業領域及びグループ会社数の拡大に伴い、各事業における専門人材及びグループ経営を担う管理人材の確保・育成が重要な経営課題であると認識しております。当社グループは、採用活動の強化、教育・研修機会の充実、人事異動及びグループ会社間の人材交流等を通じて、人材の確保及び育成に努めております。しかしながら、必要な人材を適時に確保できなかった場合、重要な役職員が退職した場合、又は人材育成が事業拡大に追いつかなかった場合には、事業運営及び経営管理に支障が生じ、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 内部管理体制及びグループガバナンスについて(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、 影響度:大)当社グループは、M&A等による事業領域及びグループ会社数の拡大に伴い、グループ全体の内部管理体制及びコーポレート・ガバナンスの強化が重要な経営課題であると認識しております。当社グループは、社内規程の整備、権限及び責任の明確化、内部監査、リスク・コンプライアンス委員会の運営並びにグループ会社に対する経営管理等を通じて、適切な業務運営及び財務報告の信頼性の確保に努めております。しかしながら、グループ会社間における管理体制及び業務運営方法の相違、管理人材の不足、情報共有の不備又は内部統制の整備・運用の遅延等により、不適切な業務処理、法令違反、財務報告上の誤り等が発生する可能性があります。これらの事象が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績並びに社会的信用に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ③ 適時開示及び情報発信管理について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度: 大)当社グループは、上場会社として、金融商品取引法、会社法及び東京証券取引所の諸規則等に基づき、適時かつ適切な情報開示を行うことが重要な責務であると認識しております。当社グループは、M&A、資本政策、新規事業及び業績に関する情報等について、管理部門を中心とした確認体制を整備するとともに、必要に応じて外部専門家及び東京証券取引所等への事前相談を行い、適切な情報開示に努めております。また、当社グループの役職員によるSNS、動画配信その他の媒体を通じた情報発信についても、未公表の重要情報及び投資判断に影響を及ぼす情報の取扱いに留意し、情報管理体制の強化に取り組んでおります。しかしながら、情報開示の要否及び時期の判断の誤り、開示内容の不備、社内外の関係者間における情報共有の不足又は役職員による不適切な情報発信等が生じた場合には、開示資料の訂正、行政上又は取引所規則上の措置、株主及び投資家からの信頼の低下等につながる可能性があります。これらの事象が発生した場合には、当社グループの社会的信用、資金調達力及び当社株式の市場価格等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ④ 特定の役職員及び経営人材への依存について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影 響度:中)当社グループの各事業においては、経営、営業、技術開発及び事業運営等に関する専門的な知識及び経験を有する役職員が重要な役割を担っております。当社グループは、権限委譲、業務の標準化、情報共有及び後継人材の育成等を通じて、特定の役職員への過度な依存の低減に努めております。しかしながら、重要な役職員の退任、退職又は長期不在等が発生し、適切な後任者の確保及び業務の引継ぎが円滑に進まなかった場合には、事業運営及び経営管理に影響を及ぼす可能性があります。 (5)その他のリスク① 大株主及び株式保有構成について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):随時、影響度:中)当社には、一定割合の議決権を保有する大株主が存在しており、これらの株主による議決権行使及び株式保有方針の変更等が、当社の経営及び資本政策に影響を及ぼす可能性があります。当社は、少数株主の利益保護及び経営の公正性・透明性の確保を重要な課題と認識し、関連法令及び社内規程等に基づく適切な意思決定に努めております。しかしながら、大株主による大量の株式売却、議決権保有割合の変動又は株主間の利害関係の変化等が生じた場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 訴訟及び紛争について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):随時、影響度:中)当社グループは、事業活動に伴い、取引先、顧客、従業員その他の関係者との間で、契約上の紛争、損害賠償請求、知的財産権に関する紛争及びその他の法的紛争が発生する可能性があります。また、M&Aにより取得したグループ会社において、取得前から存在する契約関係及び法的紛争等に起因して、追加的な費用又は債務が発生する可能性があります。当社グループは、契約管理及びコンプライアンス体制の強化に努めるとともに、必要に応じて弁護士等の外部専門家と連携し、適切な対応を行う方針としております。しかしながら、訴訟及び紛争の内容又は結果によっては、多額の損害賠償金、和解金及び訴訟費用等が発生し、当社グループの財政状態、経営成績及び社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 ③ レピュテーションリスクについて(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:大)当社グループは、事業活動及び情報発信等において、法令遵守、適切な情報開示及び社会的信用の維持が重要であると認識しております。当社グループは、情報発信に関する管理体制の整備、コンプライアンス教育及び必要に応じた外部専門家との連携等を通じて、レピュテーションリスクの低減に努めております。しかしながら、役職員による不適切な言動又は情報発信、広告表示に関する問題、取引先との紛争、インターネット上での風評又は事実と異なる情報の拡散等が発生した場合には、顧客及び取引先からの信用の低下、取引の縮小並びに採用活動への悪影響等が生じる可能性があります。これらの事象が発生した場合には、当社グループの財政状態、経営成績及び当社株式の市場価格等に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 自然災害、感染症及び事業継続について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):随時、影響 度:大)当社グループは、地震、台風、豪雨、火災、停電、感染症の拡大及び国際紛争等の発生により、事業活動が制約される可能性があります。当社グループは、情報システムのバックアップ、必要な代替手段の確保及び柔軟な勤務体制の活用等を通じて、事業継続に係るリスクの低減に努めております。しかしながら、大規模な自然災害等により、事業拠点、情報システム、通信インフラ又は取引先等に被害が生じた場合には、事業活動の停止又は縮小、復旧費用の発生及び売上高の減少等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 配当政策について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):毎期、影響度:中)当社は、株主に対する利益還元を重要な経営課題の一つとして認識しておりますが、事業成長に必要な投資資金の確保及び財務基盤の強化を優先し、業績、財政状態及び今後の資金需要等を総合的に勘案して配当の実施を判断する方針としております。しかしながら、当社グループの業績及び財政状態、事業環境並びに今後の投資計画等によっては、配当を実施できない、又は配当の実施時期が想定より遅れる可能性があります。 ⑥ 当社株式の流動性について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:中)当社株式の市場における流動性は、株主構成、発行済株式総数、株式の売買状況、市場環境及び投資家の投資判断等の影響を受けます。当社は、適切な情報開示及びIR活動等を通じて、投資家との対話及び当社に対する理解の促進に努めております。しかしながら、株式の売買が減少した場合、特定の株主による大量の株式売却が行われた場合、又は市場環境が悪化した場合には、当社株式の流動性及び市場価格に影響を及ぼす可能性があります。