事業の概要
- 高齢者向け配食サービスシルバーライフは、一人暮らしや要介護の高齢者が抱える「毎日の食事準備の困難さ」というニーズに応えるため、調理済み食材の販売を主力事業としています。フランチャイズ(FC)加盟店への食材提供を通じて、全国の高齢者の自宅へ温かい弁当を届けるビジネスモデルです。
- FC本部運営と食材販売同社は「まごころ弁当」「配食のふれ愛」「宅食ライフ」の3ブランドを展開し、FC加盟店に経営指導と調理済み食材(おかず、米、備品など)を販売しています。FC加盟店は利用者からの注文を受け、盛り付け・配達・代金回収を行い、シルバーライフは食材代金とロイヤリティを回収する仕組みです。
- 多様な販売チャネルFC加盟店への販売に加え、高齢者施設や障がい者施設への食材販売、ECサイトを通じた冷凍弁当の直接販売(BtoC)、他社ブランドの製造受託(OEM、BtoB)、さらには倉庫業も手掛けています。これにより、幅広い顧客層にサービスを提供し、収益源を多角化しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 食材製造販売事業シルバーライフの主な事業は、高齢者向け配食サービスのフランチャイズ本部運営と、FC加盟店等への調理済み食材の販売です。この事業は単一セグメントとして報告されており、同社の収益の大部分を占める主力事業です。
- FC加盟店への食材販売同社は「まごころ弁当」など3ブランドのFC加盟店に対し、調理済みのおかずや米、備品などを販売しています。FC加盟店は全国に展開し、高齢者の自宅へ弁当を配達しており、同社は食材代金とロイヤリティを収益としています。
- 高齢者施設等への販売と直販FC加盟店以外にも、高齢者施設や障がい者施設へ自社製造・仕入れ食材を販売しています。また、ECサイトを通じた冷凍弁当の直接販売(BtoC)や、他社からの製造受託(OEM、BtoB)、倉庫業も手掛けており、多様なチャネルで食材を供給しています。
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3 【事業の内容】当社グループは、「我々シルバーライフは、食の観点から誰もが安心して歳を重ねていける社会を作ります」を経営理念として、高齢者向け配食サービスのフランチャイズ本部の運営及びフランチャイズ加盟店(以下、「FC加盟店」という。)等への調理済み食材の販売を主な事業としております。一人暮らしや要介護の高齢者には、自ら調理をすることや買い物に行くことが困難である等の理由で、手間をかけずに毎日の食事を用意したいというニーズが生じております。当社グループはこうしたニーズに応えることをミッションとし、自社工場や仕入先等で製造された食材を一般消費者を含めた取引先に販売しております。なお、当社グループは、食材製造販売事業の単一セグメントであります。 (1) 販売先について① FC加盟店当社グループは「まごころ弁当」「配食のふれ愛」「宅食ライフ」の3つのブランドによる配食店舗をフランチャイズ方式によりチェーン展開しております。当社グループはFC加盟店に対して経営指導を行うとともに、弁当の食材等を販売しております。当社グループがFC加盟店に販売する食材は、主におかずとして調理された調理済み食材であり、FC加盟店が弁当用に炊飯する米や使用する備品等も販売しております。調理済み食材には、自社工場で製造された食材と、仕入先工場で製造された食材があり、日本全国のFC加盟店に対して販売を行っております。各FC加盟店は、利用者である高齢者から指定の日時に応じた注文を受け、その他の見込み分を含めて当社グループから食材を仕入れております。各FC加盟店は、配食スケジュールに合わせて米を炊飯するとともに、当社グループから仕入れた食材を店舗で弁当容器に盛りつけ、利用者の自宅に直接配達し、弁当代金を回収しております。弁当は、利用者の希望に合わせ、利用者が食べやすいように食材を細かく刻む等の個別対応も行っております。当社グループは各FC加盟店から食材代金とロイヤリティ等を回収しております。当社グループのFC加盟プランには、通常プランやゼロプラン(初期費用の一部とロイヤリティ等が無料)、特例プラン(初期費用が無料)の3つがあり、食材代金とロイヤリティ等は各プランにおいて設定された条件に基づいて回収しております。当社グループの高齢者向け配食サービスのFC加盟店の店舗数は、2026年7月末現在、「まごころ弁当」479店舗、「配食のふれ愛」263店舗、「宅食ライフ」157店舗を展開しております。 ② 高齢者施設等当社グループは、自社製造した食材及び仕入食材を、高齢者施設や障がい者施設等に販売しております。食材の配送は、当社グループや当社グループのFC加盟店より行っております。当社グループのFC加盟店より食材を発送している場合には、当社グループがFC加盟店に対して、食材配送委託料を支払っております。 ③ 直販・その他当社グループは、ECを主体とした冷凍弁当の直接販売(BtoC)のほか、OEM受託における製造品の販売(BtoB)や加須倉庫と成田冷蔵株式会社にて冷凍商材のピッキング及び保管業務等を内容とする倉庫業の運営を行っております。 (2)事業系統図について以上述べた事項を事業系統図によって示すと以下のとおりであります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 仕入・製造コストの変動リスクがあり、価格転嫁の記載がないため |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | ネットワーク 「まごころ弁当」「配食のふれ愛」「宅食ライフ」の3ブランドで全国にFC店舗を展開 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 中程度 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | ディフェンシブ |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:仕入・製造コストの変動 / 食の安全性 / 代表取締役への依存
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
シルバーライフは、高齢者向け配食サービス「まごころ弁当」および「ごちそうキッチン」を展開している。特定の強力なブランド力や特許、規制ライセンスによる独占的な優位性は見られない。事業は主に地域密着型であり、無形資産による競争優位性は限定的である。
スイッチングコスト★★☆☆☆
高齢者向け配食サービスは、一度利用を開始すると、食事の味や配達員の対応などに慣れるため、顧客が他のサービスへ乗り換えることへの心理的・物理的なハードルは一定程度存在する。特に、健康状態や食の好みが細かく指定される場合、乗り換えの手間が増える可能性がある。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
配食サービスは基本的に個々の顧客との一対一のサービスであり、ユーザーが増えることでサービスの価値が向上するネットワーク効果は発生しない。プラットフォーム型ビジネスではないため、ネットワーク効果による競争優位性は期待できない。
コスト優位★★☆☆☆
セントラルキッチン方式による効率的な調理や、自社配送網の活用により、一定のコスト効率化を図っていると考えられる。しかし、食材費の高騰や人件費の上昇圧力は避けられず、構造的なコスト優位性を確立しているとは言い難い。規模の経済によるコスト削減効果も限定的。
規模の経済★★★☆☆
高齢者向け配食市場において、シルバーライフは一定のシェアと知名度を有しており、特に地域によっては寡占的な地位を築いている可能性がある。セントラルキッチン方式や効率的な配送網は、事業規模の拡大に伴い、より一層の効率化とコスト優位性を生み出す可能性がある。しかし、市場全体としてはまだ競争の余地がある。
- 高齢者配食のFC展開同社は「まごころ弁当」など3ブランドで全国に931店舗(2025年7月末現在)を展開するフランチャイズネットワークが強みです。この広範なネットワークにより、地域密着型のきめ細やかなサービス提供と、安定した食材供給体制を構築しています。
- 自社工場と仕入れ力自社工場での食材製造と、仕入れ先工場からの調達を組み合わせることで、安定した品質と供給量を確保しています。これにより、FC加盟店や高齢者施設など多様な顧客ニーズに対応し、製造のスケールメリットを活かしたコスト競争力を追求しています。
- 個別対応と商品開発力利用者の希望に応じて食材を細かく刻むなどの個別対応が可能であり、高齢者の多様な食のニーズに応えています。また、冷凍弁当のEC販売やOEM受託など、新たな顧客層獲得に向けた商品開発やサービス展開にも積極的で、市場の変化に対応する柔軟性を持っています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
- 高齢者配食市場でのシェア拡大急速な高齢化が進む日本において、高齢者向け配食サービス市場は今後も拡大が見込まれています。同社はこの成長市場でシェアを拡大するため、FC加盟店の新規獲得と既存店の売上増加、高齢者施設等への営業強化、冷凍弁当のEC販売拡大に取り組んでいます。
- 製造・保管体制の内製化と強化現在外部委託している食材製造や保管、発送の一部を内製化し、体制を強化することで、スケールメリットを追求しコスト競争力を高める方針です。これにより、安定供給と利益率の改善を目指しています。
- 財務目標と株主還元2028年7月期には売上高180億円、営業利益12億円を目標としています。株主還元については、内部留保の充実と事業拡大への投資を両立させつつ、配当性向30%を目途に中長期的に安定した配当を継続する方針です。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1) 会社の基本の経営方針 当社グループは、経営理念として「我々シルバーライフは、食の観点から誰もが安心して歳を重ねていける社会を作ります」を掲げ、主に、高齢者向け配食サービスのフランチャイズ本部の運営及びフランチャイズ加盟店(以下、「FC加盟店」という。)等への調理済み食材の販売を事業としております。 経営理念の実現に向け、当社の競争優位性を強める成長戦略を着実に推進し、さらなる業績拡大と企業価値の向上を図ってまいります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (2) 経営環境及び優先的に対処すべき課題 高齢化が急速に進む我が国において、当社グループの属する高齢者向け配食サービス市場は年々拡大しております。こうした社会背景とスケールメリットを活かした競争優位性により、当社グループの売上は、創業以来、順調に推移してまいりました。当社グループが今後も継続して成長していくためには、成長が見込まれている市場において如何にシェアを拡大していくかが重要であると捉えております。そのためには、現在の競争優位性をさらに進化させていくことが必須となります。 今後は、各販売区分別の売上拡大に取り組みつつ、製造体制の強化を進めることで利益改善をしていく必要があります。当社グループはこれらの中長期的な課題に対して、次のとおり計画しております。 ① 当社グループの属する高齢者向け配食サービス市場の環境我が国は75歳以上の後期高齢者の人口が2025年以降30年間増加すると予想されています。高齢者人口が増えるに従い、独居の高齢者も増えていきます。そして、国が介護・福祉にかける財源確保はさらに困難を増し、介護事業者の運営は厳しくなるものと予想しております。 それらの環境下、高齢者のご自宅までお弁当を届ける当社の配食サービスや高齢者施設向けの食材サービスのニーズはさらに高まるものと考えております。 ② 外部環境を背景とした売上増の施策・FC加盟店既存店は店舗支援の強化を図り、店舗売上の増加に繋げてまいります。オンデマンド型説明会や撤退店舗の近隣オーナーへの引継ぎを通じて売上増に繋げてまいります。・高齢者施設等利用施設に対する営業活動や利用施設からの要望に応える商品・サービス開発などを積極的に行うことで、冷蔵・冷凍両食材の拡販を目指し、売上の増加に繋げてまいります。・直販・その他冷凍弁当は、新たな顧客層獲得のための商品開発及び積極的な広告宣伝活動により、新規顧客の獲得とともに定期顧客を増やす施策を行ってまいります。 ③ 製造・保管体制の確立 当社グループでは食材製造や保管、発送の一部を外部委託しておりますが、それらの内製化を進めております。これらの活動は進行中であり、今後もその体制を強化することで、スケールメリットの追求と併せ、コスト面での競争優位性を高めていく考えです。 ④ 目標とする経営指標2028年7月期の売上高180億円、営業利益12億円を目指してまいります。 ⑤ 株主還元について当社グループは、株主に対する利益還元を重要な経営課題であると認識しており、内部留保を充実させ経営基盤の安定化を図るとともに、事業拡大のための投資等によって一層の企業価値向上を図る方針であります。財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況を勘案し、内部留保とのバランスを取りつつ、配当性向30%を目途に中長期的に安定し、継続して配当を実施してまいります。 ⑥ その他基盤強化に向け取り組むべき課題 企業価値の向上を実現するために、サステナビリティ・ESGの観点をより一層重視し、気候変動への対応、人的資本への投資、ガバナンス強化とリスクマネジメント力の向上等、持続可能な社会の実現に向けた取り組みにも注力してまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1) 会社の基本の経営方針 当社グループは、経営理念として「我々シルバーライフは、食の観点から誰もが安心して歳を重ねていける社会を作ります」を掲げ、主に、高齢者向け配食サービスのフランチャイズ本部の運営及びフランチャイズ加盟店(以下、「FC加盟店」という。)等への調理済み食材の販売を事業としております。 経営理念の実現に向け、当社の競争優位性を強める成長戦略を着実に推進し、さらなる業績拡大と企業価値の向上を図ってまいります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (2) 経営環境及び優先的に対処すべき課題 高齢化が急速に進む我が国において、当社グループの属する高齢者向け配食サービス市場は年々拡大しております。こうした社会背景とスケールメリットを活かした競争優位性により、当社グループの売上は、創業以来、順調に推移してまいりました。当社グループが今後も継続して成長していくためには、成長が見込まれている市場において如何にシェアを拡大していくかが重要であると捉えております。そのためには、現在の競争優位性をさらに進化させていくことが必須となります。 今後は、各販売区分別の売上拡大に取り組みつつ、製造体制の強化を進めることで利益改善をしていく必要があります。当社グループはこれらの中長期的な課題に対して、次のとおり計画しております。 ① 当社グループの属する高齢者向け配食サービス市場の環境我が国は75歳以上の後期高齢者の人口が2025年以降30年間増加すると予想されています。高齢者人口が増えるに従い、独居の高齢者も増えていきます。そして、国が介護・福祉にかける財源確保はさらに困難を増し、介護事業者の運営は厳しくなるものと予想しております。 それらの環境下、高齢者のご自宅までお弁当を届ける当社の配食サービスや高齢者施設向けの食材サービスのニーズはさらに高まるものと考えております。 ② 外部環境を背景とした売上増の施策・FC加盟店既存店は店舗支援の強化を図り、店舗売上の増加に繋げてまいります。オンデマンド型説明会や撤退店舗の近隣オーナーへの引継ぎを通じて売上増に繋げてまいります。・高齢者施設等利用施設に対する営業活動や利用施設からの要望に応える商品・サービス開発などを積極的に行うことで、冷蔵・冷凍両食材の拡販を目指し、売上の増加に繋げてまいります。・直販・その他冷凍弁当は、新たな顧客層獲得のための商品開発及び積極的な広告宣伝活動により、新規顧客の獲得とともに定期顧客を増やす施策を行ってまいります。 ③ 製造・保管体制の確立 当社グループでは食材製造や保管、発送の一部を外部委託しておりますが、それらの内製化を進めております。これらの活動は進行中であり、今後もその体制を強化することで、スケールメリットの追求と併せ、コスト面での競争優位性を高めていく考えです。 ④ 目標とする経営指標2028年7月期の売上高180億円、営業利益12億円を目指してまいります。 ⑤ 株主還元について当社グループは、株主に対する利益還元を重要な経営課題であると認識しており、内部留保を充実させ経営基盤の安定化を図るとともに、事業拡大のための投資等によって一層の企業価値向上を図る方針であります。財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況を勘案し、内部留保とのバランスを取りつつ、配当性向30%を目途に中長期的に安定し、継続して配当を実施してまいります。 ⑥ その他基盤強化に向け取り組むべき課題 企業価値の向上を実現するために、サステナビリティ・ESGの観点をより一層重視し、気候変動への対応、人的資本への投資、ガバナンス強化とリスクマネジメント力の向上等、持続可能な社会の実現に向けた取り組みにも注力してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当社グループは、当連結会計年度が連結初年度であり、また、連結子会社のみなし取得日を連結会計年度末日としていることから、当連結会計年度においては、貸借対照表のみを連結しているため、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書及び連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。そのため、損益及びキャッシュ・フローに関する記載につきましては、個別財務諸表に係る数値を記載しています。 (1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における我が国の経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が続いたものの、緊迫化する中東情勢等のリスクを背景としたエネルギー・原材料価格の高騰に加え、円安の長期化に伴う輸入コストの上昇など、引き続き予断を許さない状況で推移いたしました。当社の属する高齢者向け配食サービス市場においては、高齢者人口の増加を背景に底堅い需要が継続する一方、物流コストの上昇や深刻な配達人材不足が顕在化しており、業界全体での効率化対応が急務となっております。高齢者施設向け食材販売市場においては、食材費・光熱費等の高騰に加え、人材不足が施設運営の圧迫要因となっております。こうした中で、調理工程の簡略化やコスト削減を目的とした外部委託ニーズは一段と強まっており、当社の提供する食材サービスの重要性は、より高まっているものと認識しております。冷凍弁当の販売市場においては、単身世帯の増加や健康意識の高まりを背景に市場は活性化しておりますが、新規参入企業の増加により競争環境は引き続き激化しております。このような状況のもと、売上面においては、FC加盟店向けにおける上半期のコメ価格の上昇や、高齢者施設向けでの冷凍食材需要の増加、及び2025年9月の価格改定が寄与いたしました。さらに、直販・その他の冷凍弁当における2025年10月以降の段階的な価格改定施策もあり、全体として増収を達成いたしました。製造面においては、外部委託食材の内製化を推進したことで、労務費や製造経費が増加したものの、高齢者施設等や直販における需要増加が奏功し、売上総利益は改善いたしました。販売管理費については、運賃コストの上昇に伴う物流費の増加に加え、売上拡大を目的とした広告宣伝費を積極的に投入いたしました。また、2026年6月には東海・関西方面の配送効率の向上、物流網の強化を目的として、成田冷蔵株式会社の株式を取得し、連結子会社化いたしました。この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態当連結会計年度における財政状態は、総資産は10,945,661千円となりました。負債は3,317,991千円、純資産は7,627,669千円となりました。 b.経営成績当事業年度における経営成績は、売上高は16,212,562千円(前事業年度比8.7%増)、営業利益は1,034,923千円(同21.7%増)、経常利益は1,191,586千円(同17.4%増)、当期純利益は825,681千円(同17.5%増)となりました。 販売先別の経営成績は次のとおりであります。なお、当社は食材製造販売事業の単一セグメントであるため、販売区分別に記載しております。 (FC加盟店)FC加盟店については、オンデマンド型説明会や撤退店舗の近隣オーナーへの引継ぎ強化等を行い、当連結会計年度末の店舗数は899店舗となりました。また、原材料価格や人件費の上昇に対応するため、2025年12月に価格改定を実施しております。この結果、当事業年度の売上高は9,392,288千円(前事業年度比0.3%増)となりました。 (高齢者施設等)高齢者施設等においては、人手不足による省力化ニーズから冷凍食材を中心とした営業活動を推進いたしました。また、原材料価格や人件費等の上昇に伴い、2025年9月に価格改定を行いました。同時に、より利便性の高いご飯付き冷凍弁当の取扱いを開始いたしました。この結果、当事業年度の売上高は2,516,497千円(前事業年度比33.2%増)となりました。 (直販・その他)直販・その他においては、ECを主体とした冷凍弁当の直接販売(BtoC)において、広告宣伝の最適化やWEBプロモーションによる積極的な販促活動を展開いたしました。また、製造コストの上昇に伴い、2025年10月より段階的な価格改定を行っております。この結果、当事業年度の売上高は4,303,776千円(前事業年度比17.3%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度より79,284千円増加し、1,678,156千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は、1,718,867千円(前事業年度は1,519,421千円の獲得)となりました。収入の主な内訳は、税引前当期純利益1,182,026千円、減価償却費942,267千円であり、支出の主な内訳は、法人税等の支払額337,301千円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は、1,128,683千円(前事業年度は1,000,072千円の使用)となりました。支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出959,312千円、子会社株式の取得による支出116,654千円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は、510,900千円(前事業年度は185,568千円の使用)となりました。支出の主な内訳は、長期借入金の返済による支出339,396千円、配当金の支払額174,714千円であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績a.生産実績当事業年度の生産実績は、以下のとおりであります。なお、当社は食材製造販売事業の単一セグメントであり、販売区分ごとに製造を分けておりませんので販売区分別の記載はしておりません。 セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年8月1日至 2026年7月31日)金額(千円)前事業年度比(%)食材製造販売事業8,131,734112.3合計8,131,734112.3 (注) 金額は製造原価によっております。 b.受注実績当社は、概ね受注から販売までの期間が短いため、受注実績に関する記載を省略しております。c.販売実績当事業年度における販売実績を販売区分別に示すと、以下のとおりであります。 販売区分の名称当連結会計年度(自 2025年8月1日至 2026年7月31日)金額(千円)前事業年度比(%)FC加盟店9,392,288100.3高齢者施設等2,516,497133.2直販・その他4,303,776117.3合計16,212,562108.7 (注) 1.当社は食材製造販売事業の単一セグメントであるため、販売区分別の販売実績を記載しております。2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。3.主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績の10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者により一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されています。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っていますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なることがあります。当社の財務諸表を作成するにあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりです。 (貸倒引当金)債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については、個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。なお、期末日現在に保有する債権の信用リスクが、外部環境等の変化によって過去に有していた債権の信用リスクと著しく異なる場合には、貸倒実績率を補正すること等が必要となり、貸倒引当金の金額が増減する可能性があります。 (固定資産の減損処理)減損損失は、減損の兆候が見られる資産グループについて減損損失の認識を判定し、当該資産グループから得られる将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失を計上することとしています。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては決算時点で入手可能な情報に基づき合理的に判断していますが、経営環境の変化や地価の変動等、前提とした条件や仮定に変更が生じ回収可能価額が減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。 (繰延税金資産)繰延税金資産の回収可能性は、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性、タックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性及び将来加算一時差異の十分性に基づき、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかにより判断しています。当該見積り及び仮定について、外部環境の変化等により見直しが必要となった場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 (のれん)企業結合等により発生したのれんについては、被取得企業の今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力として、企業結合日における当該株式の取得原価と識別可能な資産及び負債に配分された純額との差額から算出しております。この超過収益力は、被取得企業の取得時点及び将来の事業計画を前提とした評価を基礎としております。将来の事業計画は市場環境の変化等による不確実性を伴うものであり、見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ、被取得企業の業績が悪化した場合等には、翌連結会計年度の連結財務諸表においてのれんの金額に影響を及ぼす可能性があります。 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容当社の当事業年度の経営成績は次のとおりであります。 当連結会計年度における我が国の経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が続いたものの、緊迫化する中東情勢等のリスクを背景としたエネルギー・原材料価格の高騰に加え、円安の長期化に伴う輸入コストの上昇など、引き続き予断を許さない状況で推移いたしました。当社の属する高齢者向け配食サービス市場においては、高齢者人口の増加を背景に底堅い需要が継続する一方、物流コストの上昇や深刻な配達人材不足が顕在化しており、業界全体での効率化対応が急務となっております。高齢者施設向け食材販売市場においては、食材費・光熱費等の高騰に加え、人材不足が施設運営の圧迫要因となっております。こうした中で、調理工程の簡略化やコスト削減を目的とした外部委託ニーズは一段と強まっており、当社の提供する食材サービスの重要性は、より高まっているものと認識しております。冷凍弁当の販売市場においては、単身世帯の増加や健康意識の高まりを背景に市場は活性化しておりますが、新規参入企業の増加により競争環境は引き続き激化しております。このような状況のもと、売上面においては、FC加盟店向けにおける上半期のコメ価格の上昇や、高齢者施設向けでの冷凍食材需要の増加、及び2025年9月の価格改定が寄与いたしました。さらに、直販・その他の冷凍弁当における2025年10月以降の段階的な価格改定施策もあり、全体として増収を達成いたしました。製造面においては、外部委託食材の内製化を推進したことで、労務費や製造経費が増加したものの、高齢者施設等や直販における需要増加が奏功し、売上総利益は改善いたしました。販売管理費については、運賃コストの上昇に伴う物流費の増加に加え、売上拡大を目的とした広告宣伝費を積極的に投入いたしました。また、2026年6月には東海・関西方面の配送効率の向上、物流網の強化を目的として、成田冷蔵株式会社の株式を取得し、連結子会社化いたしました。この結果、当事業年度の売上高は16,212,562千円(前事業年度比8.7%増)、営業利益は1,034,923千円(同 21.7%増)、経常利益は1,191,586千円(同17.4%増)、当期純利益は825,681千円(同17.5%増)となりました。今後は、外部委託食材のさらなる内製化を推進し、調達コストの低減と利益率の改善を実現してまいります。また、物流コストの高騰リスクに備え、全国におけるルート便網の整備を強化し、安定かつ効率的な配送体制を構築することで、事業の競争力向上を目指してまいります。 ③ 当事業年度の財政状態の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態」に記載しております。 (3) 経営成績に重要な影響を与える要因について当社は、「3 事業等のリスク」に記載のとおり、食品の安全性への信頼を揺るがす事故・事件の発生等、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、当社は、定期的な第三者機関による品質・安全性の検査の実施等により、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散し、リスクの発生を抑え、適切に対応していく所存であります。 (4) 経営戦略の現状と見通し 当社グループの属する高齢者向け配食サービス市場は、団塊の世代が2025年に75歳に到達し、後期高齢者人口及び一人暮らし高齢者世帯は拡大傾向にあります。 フランチャイズを展開しているFC加盟店では、需要が継続している一方で、エネルギー・原材料価格の上昇や慢性的な配達人材不足等により、FC加盟店の店舗数は減少傾向となっております。 このような状況を踏まえ、外部のM&Aサイトを活用した撤退店舗の近隣オーナーへの引継ぎ強化等の施策を継続するとともに、店舗数の拡大による成長から、1店舗あたりの売上増加による成長へと方針を転換し、事業拡大に注力してまいります。 高齢者施設等では、介護にあたる人材不足が一層深刻化しており、介護に従事されるスタッフの負担軽減や業務の効率化が求められています。このような状況から、完調品である冷凍商材の需要が高まっており、冷凍商材の営業強化を継続することで売上の拡大を見込んでいます。 直販・その他では、EC販売(BtoC)において、当事業年度では市場全体の競争が激化している中、競合よりも安価な価格設定を維持していることで販売数は増加し、売上は拡大傾向にあります。引き続きWEBプロモーションやSNSを活用した販売促進活動を行うことで売上が拡大すると予想しております。 (5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析① キャッシュ・フロー当事業年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ② 財政政策当社の運転資金需要のうち主なものは、原材料及び貯蔵品の調達や製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、生産設備への投資等によるものであります。当社は、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資等は自己資金で賄うことを基本方針としております。なお、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は、1,678,156千円となっております。 (6) 経営者の問題認識と今後の方針について経営者の問題認識と今後の方針につきましては、この文中に記載したほか、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
事業リスク
- 仕入・製造コストの変動野菜、肉魚類、穀物などの原材料価格は商品市況や為替変動の影響を受けやすく、輸送費や人件費の上昇も製造コストに影響します。これらのコストが大幅に高騰した場合、製品の製造原価が上昇し、同社の業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 食の安全性に関するリスク食品への異物混入、偽装表示、食中毒などの問題は、消費者の信頼を大きく損なう可能性があります。同社は国際規格「FSSC22000」を取得し衛生管理を徹底していますが、万一事故が発生した場合、ブランドイメージの毀損や業績への重大な影響が懸念されます。
- 代表取締役への依存代表取締役の清水貴久氏が経営方針や事業戦略において中心的な役割を担っています。経営組織の強化や指名・報酬委員会の設置を進めていますが、何らかの理由で代表取締役の業務継続が困難になった場合、同社の事業運営や業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、当社として必ずしも特に重要なリスクとは考えていない事項についても、投資判断のうえで、あるいは当社グループの事業活動を理解するうえで重要と考えられる事項について、積極的な情報開示の観点から記載し「特に重要なリスク」と「重要なリスク」に分類しております。文中にある一部将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生可能性のある全ての事項を網羅するものではありません。 (特に重要なリスク) (1) 仕入・製造コストの変動について当社グループの製品の原材料は、野菜、肉魚類、穀物等の食材でありますが、食材の価格は国内外の商品市況の影響を受けるほか、輸送費の増加や為替変動の影響を受け、仕入コストが大きく変動することがあります。また、昨今のエネルギー・原材料価格の上昇、労働人口減少に起因する人件費上昇により、製造コストについても大きく変動することが見込まれます。当社グループは、こうした仕入・製造コストの上昇を極力抑えるため、原材料調達先の複数確保や仕入価格の低い代替食材によるメニューの組み換え、太陽光発電設備導入によるエネルギーコスト削減への取り組みなどの対策を行っております。しかしながら、想定を超える大幅な市況の変化や為替変動が生じた場合には、仕入・製造コストの高騰による製造原価上昇により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 食の安全性について近年、食品への異物混入による健康被害や食品の偽装表示あるいはウィルス感染に起因する集団食中毒の発生等、消費者の「食の安全性」に対する業界の信頼を損なう問題が発生しております。当社グループは、食品マネジメントシステムに関する国際規格である「FSSC22000」(Food Safety System Certification 22000)を取得し、規格に基づいた衛生管理、品質管理を実践することで、安全・安心な商品提供のための体制構築に努めております。しかしながら、当社グループの内外において、生産者や流通過程等による異物混入や虚偽表示等の事故・事件が発生した場合、顧客の食品一般に対する不信感や当社製品に対する信頼・信用の毀損等により、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (3) 代表取締役への依存について当社グループの代表取締役である清水貴久氏は、経営方針や事業戦略策定をはじめ中期経営計画立案及び推進、新規事業立案及び推進において重要かつ中心的な立場にあります。現在、代表取締役に過度に依存しない経営体制となるよう、取締役会等における情報共有・議論の活性化が図られるよう経営組織の強化を進めるとともに、任意の指名・報酬委員会を設置して、取締役会の監督強化を図ってまいりますが、何らかの事由により代表取締役の業務継続が難しくなった場合には、当社グループの事業及び経営内容・業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (重要なリスク)(1) 市場環境及び競合他社との競争について当社グループの属する高齢者向け配食サービス市場は、高齢者人口の増加、社会保障費用の増加による自治体の補助費削減による民間への依存度拡大、配食サービスの浸透等により、堅調に拡大しております。今後もさらに拡大が見込める市場であると考えております。当社グループは上記の市場環境を勘案して積極的な展開を図り、FC加盟店の拡大、高齢者施設等向け食材販売、OEMによる販売や冷凍弁当のEC販売を含めた事業も展開することで製造のスケールメリットを活かし、当該市場においての地位確立に努めております。しかしながら、市場に強い影響力を有する大手企業の参入や、食品小売業等、周辺の他業界並びに同業他社等との競争が激化した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 法的規制について当社グループの事業活動は、食品衛生法、中小小売商業振興法、私的独占の禁止及び公正取引確保に関する法律(以下、「独占禁止法」という)や、各種消費者法、各種環境法令等の適用を受けております。当社グループはこれらの法的規制を遵守すべく、コンプライアンスの重要性についての教育を実施し、日常行動の基本的な考え方や判断基準を定めたコンプライアンス規程に基づき行動しております。しかしながら、今後これら法的規制の強化や新たな規制により事業活動が制限された場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社グループの事業に関わる法規制のうち、特に影響が大きいと考えられるものは以下のとおりであります。 ① 食品衛生法について当社グループは、高齢者向け配食サービス事業運営にあたって食品衛生法の規制を受けております。FC加盟店の出店にあたっては食品衛生法に基づき、食品衛生責任者配置のもと営業許可を取得しております。また、SVの定期的な訪問により、継続的に店舗の衛生管理体制の確認を実施しております。工場の運営にあたっても、食品衛生法等を順守した衛生管理・品質管理等を行っております。当社グループは今後においても食品衛生法を順守するため衛生管理に留意していく方針でありますが、万一食中毒等が発生した場合、行政機関による営業の停止処分等や違反者の公表が行われるとともに、損害賠償等により当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 中小小売商業振興法及び独占禁止法について当社グループは、フランチャイズチェーンの運営に関して「中小小売商業振興法」及び「独占禁止法」の規制を受けております。「中小小売商業振興法」においては、当社グループのフランチャイズ事業の内容や加盟契約内容等を記載した法定開示書面の事前交付が義務付けられております。また、「独占禁止法」においては当社グループがフランチャイズシステムによる営業を適切に実施する範囲を超えて、FC加盟店に対して正常な商習慣に照らし不利益を与えること及び優越的地位の濫用を禁止しております。当社グループはこれらの法令を順守しておりますが、法令等の改廃、新たな法令等の制定により当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 各種消費者法について当社グループは、ECサイト運営を通じて、当社グループ商品を直接消費者へ販売する直販事業を展開しており、その事業運営にあたっては、消費者契約法、特定商取引に関する法律(特定商取引法)、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)、食品表示法、健康増進法等の法的規制を受けております。当社グループは、社外専門家との連携や役職員への法令に関する教育を実施することで、関連法令への遵守に努めておりますが、将来的な法令の変更や新たな法令の施行等があった場合、当社グループの事業活動が制限される可能性があります。 ④ 各種環境法令について当社グループは、工場における食品製造及び直販事業における商品販売にあたって、「食品リサイクル法」「容器包装リサイクル法」などをはじめとする各種環境法令の規制を受けております。「食品リサイクル法」においては、食品残渣の発生量の減少及び飼料・肥料等への再生利用の促進を求められております。また、「容器包装リサイクル法」においては、提供する商品に使用する包材が同法に規定する容器包装に該当することから、リサイクルを行う義務を負っております。また、加須倉庫の稼働や各拠点における生産量の拡大により、「温暖化対策推進法」「省エネ法」といった法令についても適用を受けており、必要な体制の整備が求められているところです。事業にあたっては、生産部門と法務部門の連携を強化することにより、各種環境法令の順守に努めておりますが、今後、法令等の改廃や新たな法令等の制定により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) FC加盟店について① 店舗運営・経営内容について当社グループはFC加盟店との間でフランチャイズチェーン加盟契約を締結し、食材の供給とSV等を通じた店舗運営指導や経営支援を行っております。しかしながら、FC加盟店は独自の経営をしており、当社グループの管理が細部まで行き届かない可能性があります。そのため、当社グループの指導が及ばない範囲でFC加盟店等において当社グループのブランドに悪影響を及ぼすような事態が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、FC加盟店は個人事業者が多く、財務基盤は必ずしも安定していないため、経済状況や市場動向、災害、その他の事由によりFC加盟店の経営状況が悪化する事態となった場合、当社グループへの未払金の増加やFC加盟店の撤退等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 出店政策について当社グループの積極的なFC加盟店展開にあたり、加盟希望者が他のフランチャイズチェーンに流れたり、新規参入やその他の要因により高齢者向け配食サービス業界の競争が激化し、当社グループのフランチャイズチェーンの魅力が相対的に低下したりすることなどによって、計画どおりに新規出店が確保できない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 人材の確保及び育成について当社グループが安定的な成長を達成するためには、優秀な人材の確保が必要です。当社グループは、FC加盟店の運営を指導する営業人員だけでなく、製造人員や商品開発、システム・マーケティング分野の人材など、様々な技能を有した人材を確保するため、新卒採用だけでなく、パート・アルバイトからの社員登用や中途採用、特定技能制度の活用などを通じて、優秀な人材の獲得に取り組んでいます。また、人材教育に関しては、主に実践的な技術指導を行い、社外研修も活用して人材育成を行っています。 当社グループは今後の事業拡大に伴い、必要な人材の確保と育成に努める方針ですが、必要な人員の確保が計画どおり進まなかった場合や、人員の流出が生じた場合、又は人材の育成が想定どおり進まなかった場合には、競争力の低下や事業拡大の制約要因となり、当社グループの事業及び経営内容・業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 自然災害及び感染症拡大等の発生について当社グループの本社、工場・倉庫及びFC加盟店の出店地域において大規模な地震や台風、大雨などの災害が発生し、本社、工場・倉庫及びFC加盟店が損壊したり、道路や通信網が寸断されたりすることで、店舗運営や仕入・生産・配送が困難になった場合、一時的に営業活動が阻害される恐れや、修繕費など多額の費用が発生する可能性があります。 また、当社グループの工場及び倉庫内で新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症が発生した場合、一時的に操業停止や出荷遅延などにより事業活動が阻害される可能性がありますが、それらの事態に備えて、工場の分散化を図り、提携工場との連携を強化しています。しかしながら、そのような事態が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) システムトラブルについて当社グループは、通信ネットワークやコンピュータシステムを使用し、商品の調達や販売など多岐にわたるオペレーションを実施しています。システムの運用・管理には万全を期していますが、想定外の自然災害や事故などにより設備に甚大な被害があった場合や、コンピュータウィルスの不正侵入、従業員の過誤などによるシステム障害が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 個人情報の管理について当社グループは、高齢者向け配食サービス事業の特性として、多くの個人情報を取り扱っており、適正な取得及び取扱者の限定、配布先の制限などの安全管理措置、社内規程に則った厳重な管理体制の整備と徹底的な周知に取り組んでおります。しかしながら、万一、システム障害や不正流出により情報が漏洩した場合には、法令違反や損害賠償などにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 風評被害について当社グループは、SNSやインターネットの掲示板等において、当社グループや当社グループの製品・サービスに対する不適切な書き込みが発生しないよう、監視・分析を行っております。しかしながら、当社グループや当社グループの製品・サービスに関する誤った情報が発信され拡散した場合、企業や商品イメージの毀損により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。