事業の概要
- 経営コンサルティング事業タナベコンサルティンググループは、純粋持株会社と7つの事業会社で構成され、全国の企業を対象に経営コンサルティングを提供しています。創業から68年の実績を持ち、多岐にわたる経営課題に対応するサービスを展開しています。
- チームコンサルティング顧客企業の多様な経営課題に対し、最適な複数名のコンサルタントがチームを組んで支援します。これにより、特定の個人にノウハウが集中するリスクを避け、質の高いサービスを安定的に提供できる体制を構築しています。
- 一気通貫の支援経営戦略の策定から、デジタル変革(DX)サービスによる具体的な経営オペレーションの実装・実行まで、経営の上流から下流までを一貫してサポートします。これにより、顧客企業の「決断」に寄り添い、持続的な成長を支援するビジネスモデルです。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 経営コンサルティング事業このセグメントは、タナベコンサルティンググループの主力事業であり、売上高56.42億円、営業利益10.98億円を計上しています。主に企業の経営戦略策定から実行支援まで、幅広いコンサルティングサービスを提供しており、グループ全体の収益の大部分を占める稼ぎ頭です。
- マーケティングコンサルティング事業このセグメントは、売上高35.71億円、営業利益0.83億円を計上しています。BtoB企業向けのデジタルマーケティングやブランド戦略、PRコンサルティングなどを手掛けており、企業の顧客創造やブランド力強化を支援しています。
- 単一セグメント構成タナベコンサルティンググループは、経営コンサルティング事業の単一セグメントとして事業を展開しています。これは、グループ全体が経営コンサルティングという共通の軸で事業を多角化しているため、セグメント別の詳細な記載が省略されていることを意味します。
2021-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ManagementConsultingBusiness | 地域 | 56 | 11 | 19.5% |
| MarketingConsultingBusiness | 地域 | 36 | 1 | 2.3% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】タナベコンサルティンググループ(TCG)は、主に純粋持株会社である当社と連結子会社である事業会社の株式会社タナベコンサルティング、株式会社リーディング・ソリューション、グローウィン・パートナーズ株式会社、株式会社ジェイスリー、株式会社カーツメディアワークス、株式会社Surpass、ピースマインド株式会社の8社により構成されており、全国に顧客基盤を持つ経営コンサルティンググループとして創業から68年間、実績を重ねてまいりました。当社グループは、以下の経営コンサルティング領域を展開しており、経営コンサルティング事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 経営コンサルティング領域サービス詳細ストラテジー&ドメイン・成長戦略(業種別)・中長期ビジョン・パーパス&バリュー・マーケティング&セールス・グローバル戦略・行政/公共支援デジタル・DX・DX戦略・マーケティングDX・マネジメントDX・ERPコンサルティングHR・人事戦略・人事システム・人材採用・人材育成&アカデミー・DE&I組織開発・コーポレートウェルビーイングファイナンス・M&A・企業価値ビジョン・ホールディングス&グループ経営・成長戦略/事業承継M&A・IPO支援・経営管理システムブランド&PR・ブランド戦略・クリエイティブデザイン・戦略PR・広報・海外PR・Global PR Wire・国内・海外デジタルマーケティングその他・ブルーダイアリー(手帳)・プロモーション商品 なお、当社グループの事業系統図は下記のとおりであります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 中程度 創業から67年間の実績と、多岐にわたる経営コンサルティング領域の展開。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | ブランド 創業から67年間、全国に顧客基盤を持つ経営コンサルティンググループとしての実績。 |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 軽い(資本不要) |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 低い |
会社が挙げる主要リスク:コンサルタント人材の大量流出や採用・育成・定着の遅れ / 機密情報及び顧客情報の漏洩 / M&Aによるグループ企業の急速な拡大に伴う経営管理問題
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
タナベコンサルティンググループは、長年のコンサルティング実績とそこで培われたノウハウ、顧客からの信頼を無形資産として有している。特に、特定の業界や経営課題に特化した専門知識は、模倣困難な要素となり得る。しかし、ブランド力や特許のような明確な保護は限定的。
スイッチングコスト★★☆☆☆
一度契約したコンサルティングファームを変更することは、プロジェクトの引き継ぎや新たな関係構築の手間、情報共有のコストが発生するため、一定のスイッチングコストが存在する。特に、長期的な伴走支援を受けている顧客にとっては、乗り換えのハードルは高まる傾向にある。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
同社のビジネスモデルは、顧客との直接的な関係構築が中心であり、プラットフォーム型のようなネットワーク効果は基本的に見られない。顧客が増えることでサービス価値が向上するような構造ではない。
コスト優位☆☆☆☆☆
コンサルティング業界は、高度な専門知識を持つ人材の獲得・育成がコストの大部分を占める。同社が構造的に競合他社よりも大幅に低いコストでサービスを提供できる優位性は見られない。
規模の経済★★☆☆☆
国内のコンサルティング市場において、一定の規模と知名度を有している。特に中堅・中小企業向けコンサルティングでは、長年の実績からくる顧客基盤は強みとなり得る。しかし、グローバルな大手ファームと比較すると、規模の経済による圧倒的な優位性は限定的。
- 独自のポジション中堅企業を中心に、大企業から中規模企業まで多様な業種に対し、経営戦略策定からDX実装まで一貫して支援できる経営コンサルティング企業は稀です。特定の業種や機能に特化する競合が多い中で、独自の強固な地位を確立しています。
- 豊富な実績とメソッド創業68年間で培った約22,100社以上の経営コンサルティング実績と、「1・3・5の成長戦略」などの成功メソッドを保有しています。これにより、顧客企業は実績に基づいた信頼性の高いコンサルティングサービスを受けることができます。
- 多角的なサービス領域ストラテジー、デジタル、HR、ファイナンス、ブランド&PRなど、幅広い経営コンサルティング領域を展開しています。これにより、顧客企業の様々なニーズにワンストップで対応でき、顧客との長期的な関係構築に繋がっています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
- 唯一無二のファーム2030年までに「唯一無二のグローバル経営コンサルティングファーム」を目指し、売上高250億円、営業利益30億円、ROE15%、時価総額500億円、従業員数1,250名を目標としています。これは、持続的成長と企業価値向上を加速させるための具体的な数値目標です。
- 多角化と伴走型支援中堅企業を中心とした経営者層の課題解決のため、新しい経営コンサルティング領域の開発・多角化とM&A投資を推進します。また、「Consulting & BPaaSモデル」を導入し、コンサルタントが顧客企業に深く入り込み、実務を伴走型で支援することで、プロフェッショナル人材不足に対応します。
- 人的資本経営の推進多様なプロフェッショナル人材の採用・育成・活躍・定着システムを実装し、男女比率50:50などのKPIを設定した人的資本経営を推進します。これは、コンサルティング事業の根幹である人材の質と量を確保し、組織全体のパフォーマンス向上を目指すものです。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)経営方針当社グループは、「企業を愛し、企業とともに歩み、企業繁栄に奉仕する」という経営理念(創業時からの不変の志)を起点とし、「その決断を、愛でささえる、世界を変える。」というパーパス(貢献価値)を掲げております。中堅企業を中心とした大企業から中規模企業のトップマネジメント(経営者層)を主要顧客とし、全国主要都市10地域に常駐するインダストリー(産業)・戦略課題・地域に精通したプロフェッショナルがチームとなり、経営戦略の策定からプロフェッショナルDXサービスによる経営オペレーションの実装・実行まで、経営の上流から下流までを一気通貫で支援しております。これら「チームコンサルティング」「一気通貫の支援」により、トップマネジメントの「決断」に寄り添い(トップマネジメントアプローチ)、企業等の成功とその従業員・家族等の豊かさの実現のみならず、その企業等の商品・サービスを利用する顧客にも良い影響を与え、結果として社会全体・地域全体の発展にも貢献していきたいと考えております。 (2)経営環境及び中長期的な経営戦略2027年3月期の経営環境については、引き続き世界的な地政学的紛争リスクや物価の上昇により、先行き不透明な状況が続くと予想されます。そして、当社グループの主要顧客であり、日本経済や地域経済をささえるこれからの主役となる中堅企業を中心とした大企業から中規模企業のトップマネジメント(経営者層)の経営ニーズはますます多様化・高度化しております。その中で、政府は国家戦略として「中堅企業成長ビジョン」を策定し、成長を志向する中堅企業層に対し、事業環境の整備から資金面や人材面に至るまで幅広い支援を実施する意向であるため、国内における中堅企業層の活性化が予想され、これらを主要顧客とする当社グループにもより一層、追い風となります。創業68年間で培ってきた約22,100社以上の経営コンサルティング実績及び「1・3・5の成長戦略」を始めとする成功済みのメソッドを駆使し、企業等の経営全般を支援できる当社グループの役割は、より一層増してきていると認識しております。コンサルティング業界においては、特定の業種や機能に特化するコンサルティング企業は多く存在しますが、中堅企業を中心に大企業から中規模企業の多様な業種に対し、経営戦略の策定からプロフェッショナルDXサービスによる経営オペレーションの実装・実行まで、経営の上流から下流までを一気通貫で支援できる経営コンサルティング企業は稀であり、競合他社も比較的少なく、当社グループは独自のポジションを構築できていると認識しております。以上を踏まえ、後述「1(3)②中期経営計画(2026~2030)「TCG Future Vision 2030」の推進」で掲げる5点が、当社グループの中長期的な経営戦略となります。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題前述の経営方針や経営環境及び中長期的な経営戦略も踏まえ、今後の当社グループの対処すべき課題については、次のとおりであります。①グループ経営の強化当社グループは現在、純粋持株会社である当社、そして事業会社7社(以下)のTCG(タナベコンサルティンググループ)8社体制でグループ経営を推進しております。事業会社名事業内容株式会社タナベコンサルティング戦略・経営コンサルティング株式会社リーディング・ソリューションBtoB企業向けデジタルマーケティンググローウィン・パートナーズ株式会社海外M&A全般やバックオフィス部門のBPR/DX株式会社ジェイスリーブランディングやCXデザイン株式会社カーツメディアワークス国内外における戦略PRコンサルティング株式会社Surpass女性チームによる顧客創造や組織開発・人材育成(DE&I)ピースマインド株式会社コーポレートウェルビーイング全般 当社がグループ全体の成長戦略や資本戦略をリードし、経営コンサルティング領域の多角化戦略のもと、今後もM&Aにより事業会社数を拡大させてまいります。そして、グループ横断での経営資源の最適配分・効率的活用を推進してまいります。一方で、東京証券取引所プライム市場上場企業に求められるトップマネジメント体制を志向しながら、各事業会社に権限を適切に委譲し、各社が迅速な意思決定や業績責任を果たす経営を通じて次世代経営者・リーダー人材を多く育成・登用し、グループ全体の人的資本価値の向上を実現してまいります。結果、グループ全体のガバナンスは維持しつつ、各事業会社が積極的に連携して最大限のシナジーを発揮し、企業価値を最大化できると考えております。 ②中期経営計画(2026~2030)「TCG Future Vision 2030」の推進経営理念やパーパスの実現を追求し、中長期的に持続的成長及び企業価値の向上を加速させるために、「唯一無二のグローバル経営コンサルティングファーム」を目標とする中期経営計画(2026~2030)「TCG Future Vision 2030」を新たに策定し、推進しております。最終年度である2031年3月期目標としての売上高250億円・営業利益30億円・ROE(株主資本当期純利益率)15%・時価総額500億円・従業員数1,250名を実現するべく、以下の5点を成長モデルと設定し、推進してまいります。a.中堅企業を中心とした大企業から中規模企業(重点約5万社)の経営者層(トップマネジメント)の経営課題に対し、「社会課題×インダストリー×戦略テーマ」のチームコンサルティングを提供していくために、新しい経営コンサルティング領域を開発・多角化し続け、そのためのM&A投資も推進していく。b.企業のプロフェッショナル人材不足に対応するために、新たに「Consulting & BPaaS モデル」(顧客企業の主体性を尊重しつつ、コンサルタントが現場に赴き、伴走型で実務を支援)を推進していく。c.中堅企業を中心とした大企業から中規模企業(重点約5万社)をすべてカバーする独自のクロスマーケティングモデルを確立し、またLTV(契約単価×契約継続率)もより一層、向上させていく。d.経営コンサルティング領域の開発・多角化に伴い、新たなコンサルティングチームを組成し、チームを率いるリーダー人材の育成も推進していく。e.世界中の多彩なプロフェッショナル人材を対象とする採用・育成・活躍・定着システムを実装し、男女比率50:50に代表される独自のKPIによる人的資本経営を推進していく。 ③コーポレート戦略a.プライム市場上場企業として、さらなる企業価値の向上を実現していくための株式・資本政策を推進していく。また、株主還元としては増収増益に伴う増配(増収・増益・増配の経営)を継続し、「配当性向70~80%目安」「DOE(株主資本配当率)7%以上」「機動的な自己株式の取得」「連結総還元性向100%目安」「株主優待(デジタルギフト®)」を還元方針とする。 b.サステナビリティ経営を実現していくために、統合報告書等を通じてパーパス&バリューや価値創造、マテリアリティ(社会課題の解決と持続可能な発展に向けた重要課題)等を広く発信し、その取り組みを推進していく。c.DX認定事業者としてAI等への「スマートDX/AX投資」を推進することにより、AIネイティブ経営を推進し、より一層の生産性向上を実現していく。d.コーポレートブランディングや、商品・サービス、コンサルタント等の戦略PRを推進することにより、中堅企業を中心とした大企業から中規模企業を主要ターゲットとする「唯一無二のグローバル経営コンサルティングファーム」のポジションを確立していく。e.多様な人材がお互いを知り、尊重し合い、より活躍できるためのオフィス環境投資や健康経営投資、インターナルコミュニケーション等を積極的に実施し、DE&I/ウェルビーイングを推進していく。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループが、経営コンサルティングの提供により企業等の持続的成長に貢献し、延いては社会全体・地域全体の発展にも寄与していくこと、そして当社グループ自身も持続的成長及び中長期的な企業価値の向上を実現していくうえで、売上高成長率と営業利益額及び売上高営業利益率の向上を目標としております。また、売上高成長を推進する従業員数の増加も目標としております。そして、安定的な利益確保により有事にも動じない高い安定性を備えた最適資本構成を実現し、そのうえで中期経営計画において目標としている株主資本コストを上回るROE(株主資本当期純利益率)15%を実現してまいります。結果、成長性・収益性・効率性のバランスが取れた企業を目指してまいります。そのために、「売上高」「営業利益」「売上高営業利益率」「ROE(株主資本当期純利益率)」「従業員数」を重要な指標として位置付けております。当連結会計年度における売上高は162億82百万円、営業利益は18億13百万円、売上高営業利益率は11.1%、ROE(株主資本当期純利益率)は10.5%、期末従業員数は843名でした。引き続き、これら指標の改善・向上に向けて取り組んでまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)経営方針当社グループは、「企業を愛し、企業とともに歩み、企業繁栄に奉仕する」という経営理念(創業時からの不変の志)を起点とし、「その決断を、愛でささえる、世界を変える。」というパーパス(貢献価値)を掲げております。中堅企業を中心とした大企業から中規模企業のトップマネジメント(経営者層)を主要顧客とし、全国主要都市10地域に常駐するインダストリー(産業)・戦略課題・地域に精通したプロフェッショナルがチームとなり、経営戦略の策定からプロフェッショナルDXサービスによる経営オペレーションの実装・実行まで、経営の上流から下流までを一気通貫で支援しております。これら「チームコンサルティング」「一気通貫の支援」により、トップマネジメントの「決断」に寄り添い(トップマネジメントアプローチ)、企業等の成功とその従業員・家族等の豊かさの実現のみならず、その企業等の商品・サービスを利用する顧客にも良い影響を与え、結果として社会全体・地域全体の発展にも貢献していきたいと考えております。 (2)経営環境及び中長期的な経営戦略2027年3月期の経営環境については、引き続き世界的な地政学的紛争リスクや物価の上昇により、先行き不透明な状況が続くと予想されます。そして、当社グループの主要顧客であり、日本経済や地域経済をささえるこれからの主役となる中堅企業を中心とした大企業から中規模企業のトップマネジメント(経営者層)の経営ニーズはますます多様化・高度化しております。その中で、政府は国家戦略として「中堅企業成長ビジョン」を策定し、成長を志向する中堅企業層に対し、事業環境の整備から資金面や人材面に至るまで幅広い支援を実施する意向であるため、国内における中堅企業層の活性化が予想され、これらを主要顧客とする当社グループにもより一層、追い風となります。創業68年間で培ってきた約22,100社以上の経営コンサルティング実績及び「1・3・5の成長戦略」を始めとする成功済みのメソッドを駆使し、企業等の経営全般を支援できる当社グループの役割は、より一層増してきていると認識しております。コンサルティング業界においては、特定の業種や機能に特化するコンサルティング企業は多く存在しますが、中堅企業を中心に大企業から中規模企業の多様な業種に対し、経営戦略の策定からプロフェッショナルDXサービスによる経営オペレーションの実装・実行まで、経営の上流から下流までを一気通貫で支援できる経営コンサルティング企業は稀であり、競合他社も比較的少なく、当社グループは独自のポジションを構築できていると認識しております。以上を踏まえ、後述「1(3)②中期経営計画(2026~2030)「TCG Future Vision 2030」の推進」で掲げる5点が、当社グループの中長期的な経営戦略となります。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題前述の経営方針や経営環境及び中長期的な経営戦略も踏まえ、今後の当社グループの対処すべき課題については、次のとおりであります。①グループ経営の強化当社グループは現在、純粋持株会社である当社、そして事業会社7社(以下)のTCG(タナベコンサルティンググループ)8社体制でグループ経営を推進しております。事業会社名事業内容株式会社タナベコンサルティング戦略・経営コンサルティング株式会社リーディング・ソリューションBtoB企業向けデジタルマーケティンググローウィン・パートナーズ株式会社海外M&A全般やバックオフィス部門のBPR/DX株式会社ジェイスリーブランディングやCXデザイン株式会社カーツメディアワークス国内外における戦略PRコンサルティング株式会社Surpass女性チームによる顧客創造や組織開発・人材育成(DE&I)ピースマインド株式会社コーポレートウェルビーイング全般 当社がグループ全体の成長戦略や資本戦略をリードし、経営コンサルティング領域の多角化戦略のもと、今後もM&Aにより事業会社数を拡大させてまいります。そして、グループ横断での経営資源の最適配分・効率的活用を推進してまいります。一方で、東京証券取引所プライム市場上場企業に求められるトップマネジメント体制を志向しながら、各事業会社に権限を適切に委譲し、各社が迅速な意思決定や業績責任を果たす経営を通じて次世代経営者・リーダー人材を多く育成・登用し、グループ全体の人的資本価値の向上を実現してまいります。結果、グループ全体のガバナンスは維持しつつ、各事業会社が積極的に連携して最大限のシナジーを発揮し、企業価値を最大化できると考えております。 ②中期経営計画(2026~2030)「TCG Future Vision 2030」の推進経営理念やパーパスの実現を追求し、中長期的に持続的成長及び企業価値の向上を加速させるために、「唯一無二のグローバル経営コンサルティングファーム」を目標とする中期経営計画(2026~2030)「TCG Future Vision 2030」を新たに策定し、推進しております。最終年度である2031年3月期目標としての売上高250億円・営業利益30億円・ROE(株主資本当期純利益率)15%・時価総額500億円・従業員数1,250名を実現するべく、以下の5点を成長モデルと設定し、推進してまいります。a.中堅企業を中心とした大企業から中規模企業(重点約5万社)の経営者層(トップマネジメント)の経営課題に対し、「社会課題×インダストリー×戦略テーマ」のチームコンサルティングを提供していくために、新しい経営コンサルティング領域を開発・多角化し続け、そのためのM&A投資も推進していく。b.企業のプロフェッショナル人材不足に対応するために、新たに「Consulting & BPaaS モデル」(顧客企業の主体性を尊重しつつ、コンサルタントが現場に赴き、伴走型で実務を支援)を推進していく。c.中堅企業を中心とした大企業から中規模企業(重点約5万社)をすべてカバーする独自のクロスマーケティングモデルを確立し、またLTV(契約単価×契約継続率)もより一層、向上させていく。d.経営コンサルティング領域の開発・多角化に伴い、新たなコンサルティングチームを組成し、チームを率いるリーダー人材の育成も推進していく。e.世界中の多彩なプロフェッショナル人材を対象とする採用・育成・活躍・定着システムを実装し、男女比率50:50に代表される独自のKPIによる人的資本経営を推進していく。 ③コーポレート戦略a.プライム市場上場企業として、さらなる企業価値の向上を実現していくための株式・資本政策を推進していく。また、株主還元としては増収増益に伴う増配(増収・増益・増配の経営)を継続し、「配当性向70~80%目安」「DOE(株主資本配当率)7%以上」「機動的な自己株式の取得」「連結総還元性向100%目安」「株主優待(デジタルギフト®)」を還元方針とする。 b.サステナビリティ経営を実現していくために、統合報告書等を通じてパーパス&バリューや価値創造、マテリアリティ(社会課題の解決と持続可能な発展に向けた重要課題)等を広く発信し、その取り組みを推進していく。c.DX認定事業者としてAI等への「スマートDX/AX投資」を推進することにより、AIネイティブ経営を推進し、より一層の生産性向上を実現していく。d.コーポレートブランディングや、商品・サービス、コンサルタント等の戦略PRを推進することにより、中堅企業を中心とした大企業から中規模企業を主要ターゲットとする「唯一無二のグローバル経営コンサルティングファーム」のポジションを確立していく。e.多様な人材がお互いを知り、尊重し合い、より活躍できるためのオフィス環境投資や健康経営投資、インターナルコミュニケーション等を積極的に実施し、DE&I/ウェルビーイングを推進していく。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループが、経営コンサルティングの提供により企業等の持続的成長に貢献し、延いては社会全体・地域全体の発展にも寄与していくこと、そして当社グループ自身も持続的成長及び中長期的な企業価値の向上を実現していくうえで、売上高成長率と営業利益額及び売上高営業利益率の向上を目標としております。また、売上高成長を推進する従業員数の増加も目標としております。そして、安定的な利益確保により有事にも動じない高い安定性を備えた最適資本構成を実現し、そのうえで中期経営計画において目標としている株主資本コストを上回るROE(株主資本当期純利益率)15%を実現してまいります。結果、成長性・収益性・効率性のバランスが取れた企業を目指してまいります。そのために、「売上高」「営業利益」「売上高営業利益率」「ROE(株主資本当期純利益率)」「従業員数」を重要な指標として位置付けております。当連結会計年度における売上高は162億82百万円、営業利益は18億13百万円、売上高営業利益率は11.1%、ROE(株主資本当期純利益率)は10.5%、期末従業員数は843名でした。引き続き、これら指標の改善・向上に向けて取り組んでまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における連結経営成績は以下のとおりであります。中期経営計画(2021~2025)「TCG Future Vision 2030」の最終年度であった当連結会計年度における経営成績は、1957年の創業以来で過去最高となる売上高162億82百万円(対前期増減率+12.0%)、営業利益18億13百万円(同比+20.9%)、経常利益18億43百万円(同比+16.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益11億円(同比+8.2%)となり、増収増益を達成いたしました。また、ROE(株主資本当期純利益率)10.5%となったことにより、中期経営計画で掲げる売上高・利益・ROE目標も全て達成いたしました。タナベコンサルティンググループ(TCG)は、中堅企業を中心に大企業から中規模企業の経営者層(トップマネジメント)に対し、経営戦略の策定からプロフェッショナルDXサービスによる経営オペレーションの実装・実行まで、経営の上流から下流までを一気通貫で支援するチームコンサルティングを提供しております。そして、チームコンサルティングの専門領域(戦略課題/業種/国内外の地域特性)を引き続き強化・拡大し、中期ビジョン「唯一無二のグローバル経営コンサルティングファーム」の実現を目指しております。当連結会計年度においては、国内ではインバウンド需要の回復や雇用・所得環境が改善する等、緩やかな景気回復基調が続く一方で、物価の高止まりや米国の通商政策による市場への影響、そして世界的な地政学的紛争リスク等により、企業の経営環境も先行き不透明な状況が続きました。このような環境下で、顧客企業のトップマネジメントが常に抱える経営課題を解決する経営コンサルティングの提供を通じ、企業と社会の課題解決に貢献してまいりました。また、2025年6月30日付でピースマインド株式会社を新たにグループ企業として迎えました。同社は、日本及びアジアにおけるEAP(従業員支援プログラム)サービスのパイオニアとして「働く人と組織のコンサルティング」を提供しております。臨床心理士や産業カウンセラー、公認心理師等の有資格者等、約100名のプロフェッショナル社員を有し、また提携先も含めて多数のバイリンガルカウンセラーも在籍しており、その活動は日本のみならず、提携ネットワークも含めて200以上の国・地域に拡がり、大企業を中心とした約1,400社に対して価値提供しております。同社のグループインにより、TCGは当社と連結子会社7社によるグループ8社/約900名(男女比率50:50)のDE&Iをより一層、推進できる組織体制となるとともに、「コーポレートウェルビーイング」領域のソリューションが追加されることでHRコンサルティングのメニューが拡大・強化されました。なお、当連結会計年度の連結財務諸表の作成にあたり、同社の2025年7月~2026年3月(9ヶ月分)の業績を連結しております。 (単位:千円) 2025年3月期連結会計年度2026年3月期連結会計年度対前期増減額対前期増減率売上高14,543,58116,282,565+1,738,984+12.0%売上総利益6,612,0807,962,192+1,350,111+20.4% 売上総利益率45.5%48.9%+3.4pt-販売費及び一般管理費5,111,7716,148,284+1,036,512+20.3%営業利益1,500,3081,813,908+313,599+20.9% 営業利益率10.3%11.1%+0.8pt-経常利益1,589,0471,843,264+254,217+16.0%税金等調整前当期純利益1,586,8401,840,792+253,951+16.0%当期純利益1,100,3901,308,799+208,409+18.9%親会社株主に帰属する当期純利益1,016,7281,100,261+83,533+8.2% <経営コンサルティング領域別の売上高分析>経営コンサルティング領域別売上高の概況は、次のとおりであります。なお、株式会社Surpassのマーケティング・セールス支援事業が提供する「営業戦略の策定から現場における顧客創造までの一気通貫支援」は、ストラテジー&ドメインコンサルティングとの親和性が高く、当該支援機能のより一層の強化とシナジー創出を目的に、当連結会計年度より下記「HR」から「ストラテジー&ドメイン」に分類変更しております。これに伴い、2025年3月期連結会計年度の下記「HR」及び「ストラテジー&ドメイン」の売上高実績も組み替えて表示しております。 (単位:千円)経営コンサルティング領域内容2025年3月期連結会計年度2026年3月期連結会計年度対前期増減額対前期増減率ストラテジー&ドメイン・成長戦略(業種別)・中長期ビジョン・パーパス&バリュー・マーケティング&セールス・グローバル戦略・行政/公共支援2,846,0253,151,009+304,984+10.7%デジタル・DX・DX戦略・マーケティングDX・マネジメントDX・ERPコンサルティング3,255,0693,582,547+327,478+10.1%HR・人事戦略・人事システム・人材採用・人材育成&アカデミー・DE&I組織開発・コーポレートウェルビーイング2,609,3793,384,016+774,637+29.7%ファイナンス・M&A・企業価値ビジョン・ホールディングス&グループ経営・成長戦略/事業承継M&A・IPO支援・経営管理システム2,172,6532,447,287+274,634+12.6%ブランド&PR・ブランド戦略・クリエイティブデザイン・戦略PR・広報・海外PR・Global PRWire・国内・海外デジタルマーケティング2,939,2083,019,308+80,099+2.7%その他・ブルーダイアリー(手帳)・プロモーション商品721,244698,395△22,849△3.2%計―14,543,58116,282,565+1,738,984+12.0% [ストラテジー&ドメイン]当該領域における当連結会計年度の売上高は、31億51百万円(対前期増減額+3億4百万円、対前期増減率+10.7%)となりました。また、概況は以下のとおりとなります。≪概況≫①主な顧客は、上場企業や業界トップ企業、地域を代表する企業を含む大企業から中堅企業(業種:製造、教育、建設、物流、システムインテグレーション、小売、観光等)や行政/公共。②成長に向けたコンサルティングニーズが高く、「長期ビジョン・中期経営計画の策定・推進」「ビジネスモデルの変革」「新規事業開発(産学連携を含む)/PMO(プロジェクト支援)」「グローバル戦略の策定/海外進出」等のテーマが好調であり、「100億企業創出加速に関する調査」「地域企業の成長加速手段としての戦略的グループ化促進要因分析」等の行政/公共案件も増加。③上場企業に対しては、「長期ビジョン・中期経営計画の策定・推進」「統合報告書の制作(ESG対応)」のテーマが伸長。④前連結会計年度に新たにグループに加わった株式会社Surpassのマーケティング・セールス領域のサービスも増収に寄与。⑤当社独自の「長期ビジョン・中期経営計画策定」「建設業のための経営支援」「製造業のための経営支援」「グローバルビジネス戦略」「日本市場参入」「政府・公共・サービス」専門サイトを通じたリード情報も、コンサルティング案件の創出に貢献。 [デジタル・DX]当該領域における当連結会計年度の売上高は、35億82百万円(対前期増減額+3億27百万円、対前期増減率+10.1%)となりました。また、概況は以下のとおりとなります。≪概況≫①主な顧客は、上場企業や業界トップ企業、地域を代表する企業を含む大企業から中堅企業(業種:製造、インフラ、運輸、不動産、システム開発、金融、ホテル等)や行政/公共。②生産性向上やデータ利活用による新たな価値創造へのコンサルティングニーズが高く、「IT化構想・DXビジョンの策定」から「ERPシステムの導入・実装」、「DX戦略アドバイザリー」「AI導入・実装」「BPO・業務改善」「ブランディングDX(Webサイト・SNS)」「DX認定の取得」等のテーマが好調。③上場企業に対しては、「マーケティングDX(デジタルマーケティング・セールスプロセス変革等)」「システムリプレイス/PMO(プロジェクト支援)」「サイバーセキュリティ対策」のテーマが伸長。④様々なITテクノロジー企業とのアライアンス拡大に伴うプロフェッショナルDXサービスの開発や共同提案等が増加。また、自治体や金融機関と連携した地域在住女性のデジタル人材への育成、資格取得や就業機会の創出支援を行う「TECH WOMAN®」(テックウーマン)も推進。⑤当社独自の「デジタル・DXの戦略・実装」専門サイトを通じたリード情報も、コンサルティング案件の創出に貢献。 [HR]当該領域における当連結会計年度の売上高は、33億84百万円(対前期増減額+7億74百万円、対前期増減率+29.7%)となりました。また、概況は以下のとおりとなります。≪概況≫①主な顧客は、上場企業や業界トップ企業、地域を代表する企業を含む大企業から中堅企業(業種:製造、建設、物流、卸売、生活関連サービス、システム開発、外食等)や行政/公共。②経営戦略・事業ポートフォリオの見直しに伴う人材基盤の拡充や人材ポートフォリオの再構築、人的資本経営へのコンサルティングニーズが高く、「人事処遇制度の再構築」「企業内大学(アカデミー)設立」「人材育成(リスキリング含む)」「ジュニアボード(次世代経営チームの育成)」「女性活躍/DE&Iの推進」「EAP(従業員支援プログラム)」等のテーマが好調。③上場企業に対しては、「経営者人材の育成」「サクセッションプラン」「コーポレートウェルビーイング」「役員報酬制度の構築」「HRBP」のテーマが伸長。④前連結会計年度に新たにグループに加わった株式会社Surpassの女性活躍/DE&I領域のサービス及び当連結会計年度に新たにグループに加わったピースマインド株式会社のコーポレートウェルビーイング領域のサービスも増収に寄与。⑤当社独自の「経営者・人事部門のためのHR」「企業価値を高める人材育成・研修」専門サイトを通じたリード情報も、コンサルティング案件の創出に貢献。 [ファイナンス・M&A]当該領域における当連結会計年度の売上高は、24億47百万円(対前期増減額+2億74百万円、対前期増減率+12.6%)となりました。また、概況は以下のとおりとなります。≪概況≫①主な顧客は、上場企業や業界トップ企業、地域を代表する企業を含む大企業から中堅企業(業種:製造、情報通信、物流、エネルギー、商社、建設、外食等)。②企業価値向上や第三者承継も見据えた事業承継のコンサルティングニーズが高く、「企業価値ビジョン」「資本政策」「ホールディングス化・グループ経営」「海外M&Aを含むM&A一貫コンサルティング(戦略策定からFA、デューデリジェンス、PMIまでを一貫支援)」「事業承継」「IPO支援」等のテーマが好調。③上場企業に対しては、「コーポレート・ガバナンスの強化」「内部統制システムの構築」「資本コストや株価を意識した経営の実現」「IR支援」のテーマが伸長。④当社独自の「ファイナンス・M&A」「成長M&A/承継M&A」専門サイトを通じたリード情報や金融機関等のアライアンス先からの積極的な顧客紹介も、コンサルティング案件の創出に貢献。 [ブランド&PR]当該領域における当連結会計年度の売上高は、30億19百万円(対前期増減額+80百万円、対前期増減率+2.7%)となりました。また、概況は以下のとおりとなります。≪概況≫①主な顧客は、上場企業や業界トップ企業、地域を代表する企業を含む大企業から中堅企業(業種:製造、小売、ビューティー・コスメ、商社、アパレル、ヘルスケア、教育等)や行政/公共。②パーパスやブランドの構築、グループブランディング等のコンサルティングニーズが高く、「ブランドビジョンの策定」「広報機能の立ち上げ(研修含む)」「メディアPR(Global PR Wire(海外向けプレスリリース配信サービス)や記者会見等)」「大阪・関西万博関連」「インナーブランディング」等のコンサルティングテーマが好調。③上場企業に対しては、「ブランド戦略」「戦略PR」「クリエイティブ&デザイン」「UI・UXデザイン」のテーマが伸長。④当社独自の「ブランディング・戦略PR」専門サイトを通じたリード情報や「Global PR Wire」の利用企業数の増加も、コンサルティング案件の創出に貢献。 [その他]当該領域における当連結会計年度の売上高は、6億98百万円(対前期増減額△22百万円、対前期増減率△3.2%)となりました。 <その他の経営活動>[上場支援コンサルティングの強化]主要な事業会社である株式会社タナベコンサルティングにおいて、これまでの多数の上場企業向け支援実績・ノウハウ等も生かしてTOKYO PRO Market「J-Adviser」資格及びFukuoka PRO Market「F-Adviser」資格を取得し、上場支援機能を強化いたしました。 [研究・開発]主要な事業会社である株式会社タナベコンサルティングの戦略総合研究所内にある中堅企業経営研究所が、「中堅企業白書2026」を発刊いたしました。TCGの22,100社以上へのコンサルティングを通じて蓄積した知見や独自調査を基に、中堅企業の価値と未来への成長戦略を示したものであり、TCGの主要顧客である中堅企業へのアプローチをさらに強化しております。また、戦略総合研究所を中心に、引き続き経営コンサルティング領域ごとの経営オペレーションの実装・実行における業種別のプロフェッショナルDXサービス(「Executive KARTE®」(経営者適性診断)「360°FEEDBACK」「HR KARTE®」(人材アセスメント)「ACADEMY CLOUD+®」(LMSシステム)「財務価値分析」「Global PR Wire(海外向けプレスリリース配信サービス)」「Working Better Cloud(メンタルヘルスプラットフォーム)」等)の開発・販売促進を強化するとともに、当社グループにおけるナレッジマネジメントやAI研究・開発も推進しております。 [コーポレート]①資本政策中期経営計画(2021~2025)「TCG Future Vision 2030」の最終年度であった当連結会計年度に、先述したROE(株主資本当期純利益率)10%の達成を確実にするために、積極的な株主還元を実行してまいりました。中間・期末配当金に加えて株主優待制度も導入し、また東京証券取引所における市場買付による機動的な自己株式の取得も実施いたしました。 ②成長M&A投資中期事業戦略として掲げる「経営コンサルティング領域の多角化」戦略のもと、積極的な成長M&A投資を実施しております。2021年3月期を中期経営計画の発射台として、当連結会計年度の売上高162億円のうち、計画どおり売上高約25億円を、手元現預金10億円以上を活用した成長M&A投資により実現いたしました。 ③人的資本投資様々な業界における実務経験者のキャリア採用に加え、新卒採用も強化していくとともに、グループ全社員向けのデジタル教育コンテンツ「TCGアカデミー」(企業内大学)のリーダーシップ学部、ストラテジー&ドメイン学部、デジタル学部、HR学部、ファイナンシャル学部、M&A学部、マーケティング学部等によりプロフェッショナル人材の育成を強化しております。また、「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」「人的資本経営品質2025 シルバー」認定企業としてDE&I/ウェルビーイングを実現する取り組みも推進しております。 ④デジタル・DX投資ERPシステムを軸にマーケティングオートメーションシステム、デジタルマーケティング、CRM、ナレッジデータベース、コミュニケーション、そしてマネジメントオペレーションまで一気通貫のOneプラットフォームでDXを推進し、あらゆる業務の生産性を向上しております。また、AIの活用・推進により業務の効率化やサービス品質の継続的な向上を図っております。セキュリティ面においても、社内外を問わず全てのアクセスを検証・厳しく監視するゼロトラストの導入及び端末やクラウドサービスへのアクセス等の厳格管理により、サイバー攻撃や情報漏洩等の重大インシデントを未然に防ぐ仕組みを確立しております。 ⑤コーポレートコミュニケーションパーパスムービー等の制作によりパーパス&バリューの社内外浸透を進めていくとともに、「唯一無二のグローバル経営コンサルティングファーム」を実現するためのコーポレートブランディング活動や、商品・サービス、コンサルタント等の戦略PR活動を推進しております。 ②キャッシュ・フローの状況キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報」に記載のとおりであります。 ③仕入及び売上実績a.仕入実績当連結会計年度の仕入実績を示すと、次のとおりであります。当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)対前期増減率(%)金額(千円)2,124,084△8.3 (注)1.当社グループは単一セグメントであるため、グループ全体の仕入実績を記載しております。2.仕入品目が複雑多岐にわたるため数量表示は省略しております。3.仕入金額には原材料費を含んでおります。b.売上実績当連結会計年度の売上実績を経営コンサルティング領域ごとに示すと、次のとおりであります。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 対前期増減率(%)金額(千円)ストラテジー&ドメイン3,151,009+10.7%デジタル・DX3,582,547+10.1%HR3,384,016+29.7%ファイナンス・M&A2,447,287+12.6%ブランド&PR3,019,308+2.7%その他698,395△3.2%合計16,282,565+12.0% (注)サービス・商品の内容が多岐にわたるため、数量表示は省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態(資産)当連結会計年度末における資産合計は、151億69百万円となり、前連結会計年度末比8億40百万円増加いたしました。流動資産は86億46百万円となり、前連結会計年度末比4億45百万円減少いたしました。主な要因は、有価証券が増加した一方で、現金及び預金が減少したためであります。固定資産は65億22百万円となり、前連結会計年度末比12億86百万円増加いたしました。主な要因は、のれんや投資有価証券、退職給付に係る資産が増加したためであります。(負債)当連結会計年度末における負債合計は、37億97百万円となり、前連結会計年度末比6億9百万円増加いたしました。流動負債は28億18百万円となり、前連結会計年度末比2億81百万円増加いたしました。主な要因は、前受金や賞与引当金、1年内返済予定の長期借入金が増加したためであります。固定負債は9億78百万円となり、前連結会計年度末比3億28百万円増加いたしました。主な要因は、長期借入金が増加したためであります。(純資産)当連結会計年度末における純資産合計は、113億72百万円となり、前連結会計年度末比2億31百万円増加いたしました。主な要因は、剰余金の配当と自己株式の取得を行った一方で、親会社株主に帰属する当期純利益の計上及び非支配株主持分が増加したためであります。 b.経営成績(売上高)当連結会計年度の売上高の概況は、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。(売上原価)当連結会計年度の売上原価は、83億20百万円となりました。(売上総利益)当連結会計年度の売上高から売上原価を控除した売上総利益は79億62百万円となり、売上総利益率は48.9%となりました。(販売費及び一般管理費)当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、61億48百万円となりました。主な内訳は、給料及び手当17億23百万円、広告宣伝費7億9百万円、役員報酬7億4百万円、福利厚生費5億6百万円、支払手数料4億29百万円です。(営業利益)売上総利益から販売費及び一般管理費を控除した営業利益は18億13百万円となり、売上高営業利益率は11.1%となりました。(営業外収益・費用)営業外損益は、純額29百万円の利益となりました。(経常利益)営業利益に営業外収益・費用を加減算した経常利益は18億43百万円となり、売上高経常利益率は11.3%となりました。(特別利益・損失)特別損益は、固定資産除売却損2百万円により、純額2百万円の損失となりました。 (税金等調整前当期純利益)経常利益から特別利益・損失を加減算した税金等調整前当期純利益は、18億40百万円となりました。(親会社株主に帰属する当期純利益)法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の合計が5億31百万円となった結果、親会社株主に帰属する当期純利益は11億円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は64億90百万円となり、前連結会計年度末比11億74百万円減少いたしました。なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、14億8百万円の収入(前連結会計年度は14億54百万円の収入)となりました。これは、税金等調整前当期純利益18億40百万円等の増加要因があったことによるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、10億88百万円の支出(前連結会計年度は18億96百万円の収入)となりました。これは、有価証券の取得による支出10億円等の減少要因があったことによるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、14億95百万円の支出(前連結会計年度は13億25百万円の支出)となりました。これは、自己株式の取得による支出4億49百万円や配当金の支払額8億45百万円等の減少要因があったことによるものです。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、事業活動に必要な資金を安定的に確保し、十分な流動性を維持するとともに、健全な財政状態を維持することを基本方針としております。また、資本財源につきましては、安定的な営業キャッシュ・フローの創出を最優先としております。当社グループにおける主な資金需要は、運転資金、人的資本投資、デジタル・DX投資を含む設備投資並びにM&Aを含む成長投資であり、これらの資金は主として自己資金により充当しております。運転資金需要の主なものは、コンサルタントの人件費、セミナー等の開催に係る会場費、デザインプロモーション商品等の商品仕入、ブルーダイアリー(手帳)等の生産に必要な原材料仕入及び外注加工費、事務所の維持費(家賃)、並びに新規採用・育成に係る人材募集費等の管理費であります。人的資本投資につきましては、様々な業界における実務経験者のキャリア採用に加え、新卒採用の強化を進めるとともに、TCGアカデミー(企業内大学)等を活用し、プロフェッショナル人材の育成強化に取り組んでおります。デジタル・DX投資を含む設備投資需要の主なものは、事務所の建物附属設備、情報システム関連及び器具備品等の固定資産の取得並びにERPシステムを軸とした各種デジタル基盤の整備・拡充であります。これらの投資により、業務の効率化、生産性の向上及びサービス品質の継続的な向上を図っております。また、中期事業戦略として掲げる「経営コンサルティング領域の多角化」戦略のもと、M&Aを含む成長投資を積極的に実施する方針であり、既存事業により得られた自己資金を新たな事業領域の拡大に活用してまいります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者により一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りに不確実性が伴うため、実際の結果は、これらとは異なることがあります。 以下の会計方針が当社グループの連結財務諸表の作成において使用される重要な見積りと判断に大きな影響を及ぼすものと認識しております。a.のれんのれんの減損については、少なくとも1年に一回、又は事業環境や将来の業績見通しの悪化、事業戦略の変化等、減損の兆候が発生した場合に減損の判定を行っております。報告単位の回収可能額を評価し、回収可能額が報告単位の帳簿価額を下回っていると判断される場合には、その下回る額について減損損失として計上することになります。b.繰延税金資産繰延税金資産については、将来の利益計画に基づく課税所得の十分性を慎重に検討し、回収可能性を判断したうえで計上しております。繰延税金資産の回収可能性は、将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積額が減少した場合は、繰延税金資産が減額され、税金費用が計上される可能性があります。c.固定資産の減損「固定資産の減損に係る会計基準」(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企業会計審議会 平成14年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第6号 平成15年10月31日)を適用しております。減損を判定する際のグルーピングは各事業所単位で行い、減損の兆候が認められる場合は、各事業所単位の将来キャッシュ・フローの見積りに基づいて行っております。将来キャッシュ・フロー及び回収可能価額の見積りは合理的であると考えておりますが、将来の予測不能なビジネスの前提条件の変化によって見積りが変更されることにより、将来キャッシュ・フローや回収可能価額が減少し、減損損失が発生する可能性があります。
事業リスク
- コンサルタント人材流出顧客の評価を得られる人材の採用・育成・定着が進まない場合や、人材の大量流出が発生した場合、事業拡大が制約され、経営成績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。チームコンサルティングで属人化は避けていますが、全体の人材力は重要です。
- 情報漏洩リスク顧客から得た機密情報や顧客情報を多数管理しており、外部からの不正侵入や内部関係者の過誤により情報が漏洩した場合、企業の信用が低下し、経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。情報管理は経営の最重要事項の一つと位置付けています。
- M&Aによるグループ拡大M&Aを重要な戦略オプションとしており、グループ企業の急速な拡大に伴い、グループ経営管理に問題が生じる可能性があります。これにより、適切な事業運営が困難になり、経営成績や財政状態に影響を及ぼすリスクがあります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、重要性等が高いと考えられる項目から記載しております。(1) コンサルタント人材について当社グループでは、顧客企業ごとの経営課題に応じて複数名の最適なコンサルタントがチームを組成する「チームコンサルティング」を提供しており、特定のコンサルタントへの業務・ノウハウの属人化を避けております。しかし万一、人材の大量流出が発生した場合や顧客の評価を得られる人材の採用及び育成・活躍・定着が進まない場合には事業拡大の制約となり、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。前記のリスクの顕在化を避けるために、採用においては採用ブランディング投資等により新卒採用とキャリア採用を共に強化しており、育成においてはオンラインで場所と時間を選ばず学習できるデジタル教育コンテンツを用いてコンサルタントを養成する「TCGアカデミー」により、新入社員の早期戦力化を推進しております。活躍においては「ファーストコールカンパニー 100年先も一番に選ばれる会社®(FCC)」の創出がコンサルタント個人の成果へと反映される人事制度によりモチベーションアップ・パフォーマンスアップを推進すると共に、積極的なスマートDX投資により労働環境等も整備し、コンサルタントが活躍できる体制を強化しております。そして、定着においては各コンサルタントがグレード・キャリア・ライフステージ等に応じて長く活躍できる制度等を構築しております。 (2) 機密情報及び顧客情報の管理について当社グループでは、提携先やコンサルティングを通じて顧客から得た機密情報の他に、過去に当社グループと取引を行った企業に関する情報を収集、整理し顧客情報として管理しております。万一、外部からの不正手段によるコンピュータ内への侵入や会社関係者の過誤等により、機密情報や顧客情報が漏洩し、信用の低下を招いた場合、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。前記のリスクの顕在化を避けるために、「情報管理」を経営の最重要事項の1つと位置付け、情報管理体制の強化、情報管理に対する社内啓発及び意識向上の活動を推進する等、様々な角度から機密情報及び顧客情報の漏洩防止策を検討し実行しております。また、社内では個人情報保護規則、情報システム管理規則及び情報システム利用者規則等に則した情報管理に関する社員への意識付けを行うと共に、データを取り扱う外部委託先との間で秘密保持の契約を取り交わし、当該外部委託先に対して必要かつ適切な監督を行っております。 (3) インサイダー取引当社グループは情報管理の徹底を図ると共に、当社「コンプライアンス倫理憲章」においてインサイダー取引禁止や業務上知り得た情報の取り扱いについて定める等、インサイダー取引防止の観点から役員・従業員に対し守秘義務遵守のための指導・教育を行っております。しかし万一、当社グループの役員・従業員が当社又は顧客企業の機密情報を元にインサイダー取引を行った場合、当社グループの信用を著しく毀損し、当社グループの事業戦略及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 (4) グループ企業管理について当社グループでは、「経営コンサルティング」により顧客課題・社会的課題を解決することを通じて、持続的成長及び中長期的な企業価値の向上を実現するために、経営コンサルティング領域の多角化戦略を推進しており、M&Aを重要な戦略オプションの1つと位置付けております。しかし万一、M&Aによるグループ企業の急速な拡大により、グループ経営管理において問題が生じる場合には、適切な事業運営が困難となり、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。前記のリスクの顕在化を避けるために、当社及び当社の100%子会社で主要な事業会社である株式会社タナベコンサルティングより、取締役や幹部従業員をグループ企業の役員として派遣し、適切に監督を行っております。また、コーポレート戦略本部も関係各部門と連携し、グループ企業の取締役会・経営会議等に出席して営業成績及びそれに係る重要事項等について定期的に報告を受け、進捗を当社取締役会及び経営会議にて確認する等、適切なグループ企業管理を実施しております。 (5) 重大な不良品の発生について当社グループは、外部の加工業者に委託して商品と手帳を製造し、顧客や一般消費者に提供しております。不良品の発生防止のため、品質管理、生産管理等には十分注意しておりますが、何らかの事情により不良品が発生した場合、値引きや製品の再生産、再検品、回収、廃棄等の負担が発生し、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。商品の欠陥が理由で事故が生じた場合、商品の種類によっては製造物責任法(PL法)により損害賠償請求を受ける可能性があります。当社グループでは、このような事故が生じないように、仕入先の管理を含め品質管理体制の整備に注力すると共に、万一、事故が生じた時のために、製造物賠償責任保険(PL保険)に加入しております。もし当該法律に抵触する事態が生じた場合、顧客企業からの信用及び社会的信用の失墜等により、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) システムトラブルについて当社グループでは、ACADEMY CLOUD+®(アカデミークラウドプラス)利用者向けに、クラウドシステムを通じて各種の教育コンテンツを提供しております。通常の運用において、想定されるシステム障害に対する対応策(外部アクセス制御、認証、ウイルスチェック、データのバックアップ等)と障害時の復旧体制を講じており、システムへの信頼性向上に努めております。万一、災害や停電等で通信ネットワークにシステム障害が発生し、それが長期化した場合、教育コンテンツの提供ができず、顧客の離反を招き、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 知的財産権当社グループは知的財産権(著作権等)の保護について、当社コーポレート戦略本部法務部において専門的知見に基づき、細心の注意を払って対応しております。しかし万一、当社グループが認識していない第三者の所有する知的財産権を侵害した場合、又は当社グループのコンサルティングに関わるノウハウ、顧客企業へ提案するブランディングにまつわる意匠デザイン、DXに関する技術等、当社が保有する知的財産権について第三者から侵害された場合は、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 海外での事業活動当社グループで行う、クロスボーダーM&A、海外PR等、海外領域での事業活動において、当社が予見し得ない法令の改廃・新設や各種規制の変更、テロ・戦争・地域紛争その他の要因による社会的又は政治的混乱、為替変動等、海外事業が持つ特有のリスクが顕在化することにより、海外での事業活動に支障が生じ、当社グループの事業戦略及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 (9) デジタル分野での新技術に関するリスク当社グループでは、顧客企業のDX/AXを推進させるため、デジタルマーケティングやバックオフィス部門のBPR/DX、AIの導入・活用等の支援を行い、新たな情報技術に基づくコンサルティング活動を遂行しております。今後、更なる技術革新により、予測できない不具合や情報管理上のリスクが発生することにより事業に支障が生じる、あるいは顧客企業へ損害を生じさせる可能性があり、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 法的規制等について現在のところ、特に関係省庁の許認可等の制限を受けることはありませんが、今後、法令等の制定改廃により何らかの制限を受けることとなった場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。