事業の概要
- 総合建設コンサルタント業オオバは、社会資本整備や民間施設整備を支える総合建設コンサルタントです。地理空間情報、環境、まちづくり、設計、事業ソリューションといった多岐にわたる専門サービスを提供し、これらの業務を複合的に組み合わせることで、顧客の多様なニーズに応えています。公共事業だけでなく、民間企業のプロジェクトも手掛けることで収益を上げています。
- まちづくりソリューション同社は「まちづくり」を核としたソリューション企業として、都市計画からインフラ設計、環境保全、さらには土地活用や相続税務コンサルティングまで、幅広いサービスを一貫して提供しています。これにより、地域社会の課題解決に貢献しつつ、事業機会を拡大しています。
- データとITの活用地理空間情報業務では、最新のIT機器を駆使した測量や補償調査を行い、そのデータをまちづくりに活用しています。GIS(地理情報システム)による上下水道や道路管理システム、防災シミュレーションの提供も行っており、データとテクノロジーを駆使して高付加価値なサービスを提供することで収益を確保しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 単一事業セグメントオオバグループは、地理空間情報業務、環境業務、まちづくり業務、設計業務、事業ソリューション業務を総合的に営む「単一事業」の企業集団であるため、事業セグメント情報は開示していません。これは、各業務が「まちづくり」という共通のテーマのもとに密接に連携し、一体となって事業を推進しているためです。
- 多角的な業務内容地理空間情報業務では測量やGISを活用したデータ提供、環境業務では環境調査や保全計画、まちづくり業務では都市計画や区画整理、設計業務では道路・橋梁などのインフラ設計、事業ソリューション業務では土地区画整理の業務代行や不動産活用コンサルティングなど、多岐にわたるサービスを提供しています。
- 「まちづくり」を核とした統合これらの業務はそれぞれ独立しているのではなく、「まちづくり」という共通の目標に向かって複合的に推進されています。例えば、地理空間情報がまちづくりの基礎データとなり、環境業務が快適なまちづくりを支え、設計業務が具体的なインフラを形にし、事業ソリューションがその実現を支援するといった形で、相互に連携し合っています。
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3【事業の内容】 当社の企業集団は、当社及び連結子会社4社で構成され、総合建設コンサルタント業として社会資本整備や民間企業施設整備などに貢献しております。 業務内容は多岐に亘っており、「地理空間情報業務」、「環境業務」、「まちづくり業務」、「設計業務」、「事業ソリューション業務」を中心として、これらの業務を複合的に推進しております。 なお、当社グループは、まちづくりのソリューション企業として、地理空間情報業務、環境業務、まちづくり業務、設計業務及び事業ソリューション業務を総合的に営む単一事業の企業集団であるため、セグメント情報は記載しておりません。 各業務の内容は次のとおりであります。地理空間情報業務・・・・・・・・地理や地形に関する詳細なデータは、都市・環境づくりの基礎となるだけでなく、資産等の維持管理にも不可欠です。当社では、最新IT機器を駆使した測量や、補償調査業務等を行うとともに、そのデータをまちづくりに展開・活用しております。また、GIS(地理情報システム)による高度の上下水道、道路管理システムの提供や防災シミュレーションなどを展開しております。環境業務・・・・・・・・・・・・快適なまちづくりを進めるためには、環境保全・環境創造の取り組みが欠かせません。環境調査・環境アセスメントに多くの実績を持つ当社は、土壌汚染対策、水質保全や廃棄物処理等に配慮した環境施設計画、そして水やエネルギーの循環計画など、問題を具体的に解決する技術を持っております。さらに、地球環境に配慮した都市環境マスタープランなど、未来の環境づくりにも貢献しております。まちづくり業務・・・・・・・・・都市基本計画、地域計画、地区計画、区画整理等による都市基盤整備事業を通じて、福祉、防犯・防災、緑、賑わいなど様々な角度の魅力を持ったまちづくりを、企画提案・コンサルティングしております。また、土地所有者のニーズに応じた土地活用のご相談や土地利用転換に向けたまちづくりの技術的サポートを行うなど地域貢献に取り組んでおります。設計業務・・・・・・・・・・・・道路・橋梁・上下水道等施設単体の設計はもちろん、まちづくり事業や環境対策等と連携しトータルでまちづくりを提案しております。近年多発する大規模災害に対し、安全安心のためのハザードマップ作成、橋梁・トンネルの耐震補強設計、地すべり・斜面崩壊に係る解析業務等、様々な防災対策に積極的に取り組んでおります。膨大な公共ストックのアセットマネジメントにも豊富な経験を活かしております。事業ソリューション業務・・・・・従来の建設コンサルタントの業務領域を超えて、大きく3つの取り組みを進めております。(1)従来の建設コンサルタント業務領域を超えた「土地区画整理・開発行為の業務代行事業への参画」(2)まちづくり地権者向けワンストップサービス提供のため、税理士法人との連携による「まちづくりと相続税務・不動産活用コンサルティングの実施」(3)老朽化マンションの建て替えコンサルなど「まちづくり技術を活かした社会問題の解決提案」
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 規制 建設コンサルタント登録や測量業登録など、事業に必要な様々な登録・許認可が必要。 |
|---|---|
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 高い(依存) |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:成果品の瑕疵責任と賠償 / 官公庁受注への依存 / 民間取引先の信用リスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 2 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
財務データが不足しており、ブランド力、特許、規制ライセンス、独占的IPなどの無形資産に関する具体的な情報は現時点では評価できません。公開情報が限定的です。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
建設コンサルタント業務は、顧客との長年の信頼関係や実績が重視される傾向があるため、一定のスイッチング・コストが存在する可能性があります。しかし、具体的な顧客維持率や乗り換え障壁を示すデータはありません。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
建設コンサルタント業は、一般的にネットワーク効果が働きにくいビジネスモデルです。顧客が増えることでサービスの価値が直接的に向上するような構造は見られません。
コスト優位☆☆☆☆☆
財務データが不足しており、コスト構造に関する具体的な情報は評価できません。競合他社と比較して構造的なコスト優位性があるかどうかの判断は困難です。
規模の経済★☆☆☆☆
建設コンサルタント業界は多数の企業が存在する競争環境ですが、オオバが業界規模に対して最適な少数寡占を形成しているか、あるいは規模の経済による優位性があるかを示すデータはありません。限定的な情報では判断が難しいです。
- 年の歴史と実績オオバは創業100年を超える歴史を持ち、長年にわたる実績と伝統によって培われた信頼が強みです。特に「まちづくり」を核としたノウハウ、知見、経験の蓄積は、他社にはない独自の競争優位性を生み出しています。これにより、顧客からの安定的な受注に繋がっています。
- 総合的な技術力とワンストップ対応総合建設コンサルタントとして、地理空間情報、環境、まちづくり、設計、事業ソリューションといった幅広い専門分野をカバーし、これらを連携させたワンストップソリューションを提供できる点が強みです。これにより、複雑なプロジェクトにも柔軟に対応し、顧客の手間を省くことで選ばれやすくなっています。
- 民間取引の強さ同社の受注額の約4割から5割は民間企業との取引であり、官公庁への依存度を抑えつつ、多様な顧客基盤を築いています。これにより、公共事業費の変動リスクを分散し、安定した収益源を確保しています。また、民間ならではの多様なニーズに応えることで、新たな事業機会も創出しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
- 技術力の向上と人材育成持続的な成長と企業価値向上のために、技術力の向上を最重要課題としています。技術士やRCCMなどの資格保有者を現在の500名から650名に増やす目標を掲げ、さらに多様な業務に対応できるポリバレントな技術者の育成にも注力しています。これにより、高品質なサービス提供を維持し、競争力を強化します。
- 収益機会の拡大と事業領域の拡大従来のコンサルティング業務に加え、土地区画整理事業の業務代行や土木管財コンサルティングなど、事業ソリューション業務を強化することで収益機会の拡大を目指しています。また、同業他社とのM&Aや異業種との業務提携を通じて、新たな市場や業務を開拓し、事業領域を広げることで持続的な成長を図ります。
- 株主還元の強化と財務体質の改善株主還元を強化し、総還元性向を従来の50%程度から60%程度へ、配当性向を35%程度から50%程度へ引き上げる方針です。これは、業績の伸長と本支店ビルの売却などによる財務体質の強化(無借金化)が背景にあります。これにより、株主価値の向上と投資家からの信頼獲得を目指します。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針当社グループは、「優れた技術と豊富な経験を活かし、高品質のサービスを提供することにより社会の発展に貢献するとともに、顧客・株主・社員の期待に応えること」を経営方針とし事業活動を行っております。 (2)中長期的な会社の経営戦略及び経営指標当グループは、2023年7月に、2024年5月期を初年度とする中期経営計画(2024年5月期~2028年5月期)を以下のとおり、策定のうえ、実行しております。 「中期経営計画の概要」(2023年7月13日公表)1)新たな100年「NEXT CENTURY」に向けて①当社創業100周年当社は、2022年10月、顧客・株主・社員をはじめ皆様のおかげで、創業100周年を迎えることができました。②オオバの強み・100年企業としての歴史、伝統、実績・社是「誠」「積極進取」「和」の精神に基づく信頼・まちづくりを核にノウハウ、知見、経験蓄積 (まちづくり技術力、ワンストップ対応力、合意形成に向けた調整力、総合力)・総合建設コンサルタントによるワンストップソリューション・民間に強い(官庁:民間=6:4)・収益力の向上(営業利益12期連続増益、売上総利益率改善)・技術力の向上(有資格者500名体制構築)・財務内容の強化(無借金体質確立、自己資本充実)③収益力の向上オオバの強みである「まちづくり」を核として、12期連続増益を更新するとともに、利益率も改善いたしました。④財務内容の強化業績の伸長と本支店ビルの売却等により、借入金を返済、有利子負債をゼロとし、経営資源の効率的な活用及び財務体質の強化を図ってまいりました。⑤技術力の向上技術力向上の一環として取り組んできた、技術資格保有者(技術士、RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)、1級建築士、APECエンジニア)500名体制を概ね構築することができました。技術資格保有者を更に650名へ増加させるとともに、ポリバレントな技術者の育成(多能工化の推進)に努めてまいります。⑥株主還元の強化株主還元についても、安定配当を基本とし、総還元性向50%程度、配当性向35%程度を目処に、毎期実施してきました。当社の成長とともに、収益力・技術力が着実に向上し、財務内容が一層充実していることから、株主還元を更に強化し、総還元性向60%程度、配当性向50%程度を目処とすることにいたしました。なお、過去20年間の自己株式取得・消却の結果、現在の発行済株式総数は17,250,000株となり、過去の増資による株式の希薄化をほぼ解消することができました。⑦新たな100年への挑戦、飛躍新たな100年「NEXT CENTURY」に向けて、当社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現していくための要諦は、技術力の向上であります。技術力の担い手である社員を大切にし、人的資本等への投資を積極的に行い、社員と目指す姿を共有し、ともに成長してまいります。これまでの歴史、実績を踏まえ、守るべきものと変えるべきものを見極め、「まちづくり」を核としたコア業務を安定的に伸長させるとともに、社会課題の解決に向け、新市場・新規業務の開拓に挑戦し、更なる飛躍を目指します。 2)中期経営計画の骨子①対象期間・2024年5月期~2028年5月期(5ヵ年)・新たな100年「Next Century」を力強く開拓・未来を拓く「挑戦」と「飛躍」のファーストステージ ②基本方針(骨太の方針)当社の持続的成長と中長期的な企業価値向上を実現していくための要諦は、技術力の向上である。技術力の担い手は社員であり、人的資本等への投資を積極的に行い、会社・社員がともに成長していく。 (a) 持続的成長と中長期的な企業価値向上の要諦である、技術力の更なる向上を図り、顧客・株主に信頼される、魅力ある会社づくりを目指す。(b) シニア層を含め、技術力の担い手である社員を大切にし、社員一人ひとりが働きがい・やりがいを感じ、いきいきと働くことができる、職場を創り上げる。(c) 当社の強みである安全と安心で持続可能なまちづくりを核とし、美しい日本の国土建設に貢献する。(d) 100年企業として、社是「誠」「積極進取」「和」の精神をこれからも大切にし、土木技術の研鑽を重ね、新たな100年「Next Century」を力強く開拓していく。 ③定量目標 2026年5月期(実績)2027年5月期(業績予想)2028年5月期(中期経営計画)連結売上高17,011百万円17,500百万円20,000百万円連結営業利益1,965百万円2,050百万円2,400百万円連結営業利益率11.6%-12%ROE10.9%-12%ROIC9.9%-12% ④具体的施策(a) 受注の拡大建設コンサルタント業務の拡大、事業ソリューション業務の伸長(b) 技術力の更なる向上有資格者数の増大(500名→650名)、ポリバレントな技術者の育成(多能工化の推進)(c) 社会課題の解決防災・減災、国土強靭化、防衛土木、都市開発、都市再構築、環境・脱炭素社会構築スマートシティ・まちづくりDX、事業ソリューション・土木管財(老朽化マンション建替え等)(d) 人的資本等への投資経営戦略と人事戦略との連動、人員増強、従業員のモチベーション向上(e) DX推進まちづくりDXの推進(攻めのDX)、生産性の向上(守りのDX)(f) M&A、業務提携同業種とのM&A、異業種との業務提携(g) 株主還元の強化株主還元方針の変更(総還元性向:50%→60%、配当性向:35%→50%)株主優待制度の変更(ショコラボチョコレート菓子贈呈対象:5,000 株以上→2,500 株以上)(h) コーポレートガバナンスの強化取締役会の実効性向上、IR・SR活動の強化 詳細については、「中期経営計画の策定に関するお知らせ」「上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況について」「『資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応』について」に記載のとおりです。 (3)経営環境当社グループを取り巻く経営環境は、建設コンサルタント業界においては、防災・減災、老朽化した社会インフラの維持・管理、国土強靭化への対応など公共投資が引き続き堅調に推移しており、受注環境は概ね前年同等を予想しております。国土強靭化や防災・減災関連業務、防衛土木業務などの官庁需要の増加、生産拠点(ものづくり)の国内回帰と海外資本参入による産業用地・物流用地の開発関連業務などの民間需要の増加などにより、引き続き好調な受注環境を予想しております。 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題当社グループの技術力を基盤として、次の3点を当面の課題に掲げ、持続的な成長と中長期的な企業価値向上に努めてまいります。 ① 技術力の強化 当社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現していくための要諦は、技術力の向上です。 技術力向上の一環として取り組んできた、技術資格保有者(技術士、RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)、1級建築士、APECエンジニア)500名体制を構築することができました。 技術資格保有者を更に増加させるとともに、ポリバレントな技術者の育成(多能工化の推進)に努めてまいります。② 収益機会の拡大 業務代行・土木管財等コンサルティング関連業務への取組強化により、事業ソリューション業務は、着実に伸長しています。 当社グループの強みである区画整理事業での経験・知見や保留地の処分能力を活かし、調査設計業務に加え、優良案件については、当社自ら業務代行者として参画することで、収益機会の一層の拡大を図ってまいります。③ 事業領域の拡大 これまでの歴史、実績を踏まえ、守るべきものと変えるべきものを見極め、「まちづくり」を核としたコア業務を安定的に伸長させるとともに、社会課題の解決に向け、新市場・新規業務の開拓に挑戦し、更なる飛躍を目指します。 幅広い顧客ニーズに対応するため、総合建設コンサルタントによるワンストップソリューションの強みを活かすとともに、同業他社等との提携・協業、M&Aの強化等により、事業領域の拡大を推進してまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針当社グループは、「優れた技術と豊富な経験を活かし、高品質のサービスを提供することにより社会の発展に貢献するとともに、顧客・株主・社員の期待に応えること」を経営方針とし事業活動を行っております。 (2)中長期的な会社の経営戦略及び経営指標当グループは、2023年7月に、2024年5月期を初年度とする中期経営計画(2024年5月期~2028年5月期)を以下のとおり、策定のうえ、実行しております。 「中期経営計画の概要」(2023年7月13日公表)1)新たな100年「NEXT CENTURY」に向けて①当社創業100周年当社は、2022年10月、顧客・株主・社員をはじめ皆様のおかげで、創業100周年を迎えることができました。②オオバの強み・100年企業としての歴史、伝統、実績・社是「誠」「積極進取」「和」の精神に基づく信頼・まちづくりを核にノウハウ、知見、経験蓄積 (まちづくり技術力、ワンストップ対応力、合意形成に向けた調整力、総合力)・総合建設コンサルタントによるワンストップソリューション・民間に強い(官庁:民間=6:4)・収益力の向上(営業利益12期連続増益、売上総利益率改善)・技術力の向上(有資格者500名体制構築)・財務内容の強化(無借金体質確立、自己資本充実)③収益力の向上オオバの強みである「まちづくり」を核として、12期連続増益を更新するとともに、利益率も改善いたしました。④財務内容の強化業績の伸長と本支店ビルの売却等により、借入金を返済、有利子負債をゼロとし、経営資源の効率的な活用及び財務体質の強化を図ってまいりました。⑤技術力の向上技術力向上の一環として取り組んできた、技術資格保有者(技術士、RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)、1級建築士、APECエンジニア)500名体制を概ね構築することができました。技術資格保有者を更に650名へ増加させるとともに、ポリバレントな技術者の育成(多能工化の推進)に努めてまいります。⑥株主還元の強化株主還元についても、安定配当を基本とし、総還元性向50%程度、配当性向35%程度を目処に、毎期実施してきました。当社の成長とともに、収益力・技術力が着実に向上し、財務内容が一層充実していることから、株主還元を更に強化し、総還元性向60%程度、配当性向50%程度を目処とすることにいたしました。なお、過去20年間の自己株式取得・消却の結果、現在の発行済株式総数は17,250,000株となり、過去の増資による株式の希薄化をほぼ解消することができました。⑦新たな100年への挑戦、飛躍新たな100年「NEXT CENTURY」に向けて、当社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現していくための要諦は、技術力の向上であります。技術力の担い手である社員を大切にし、人的資本等への投資を積極的に行い、社員と目指す姿を共有し、ともに成長してまいります。これまでの歴史、実績を踏まえ、守るべきものと変えるべきものを見極め、「まちづくり」を核としたコア業務を安定的に伸長させるとともに、社会課題の解決に向け、新市場・新規業務の開拓に挑戦し、更なる飛躍を目指します。 2)中期経営計画の骨子①対象期間・2024年5月期~2028年5月期(5ヵ年)・新たな100年「Next Century」を力強く開拓・未来を拓く「挑戦」と「飛躍」のファーストステージ ②基本方針(骨太の方針)当社の持続的成長と中長期的な企業価値向上を実現していくための要諦は、技術力の向上である。技術力の担い手は社員であり、人的資本等への投資を積極的に行い、会社・社員がともに成長していく。 (a) 持続的成長と中長期的な企業価値向上の要諦である、技術力の更なる向上を図り、顧客・株主に信頼される、魅力ある会社づくりを目指す。(b) シニア層を含め、技術力の担い手である社員を大切にし、社員一人ひとりが働きがい・やりがいを感じ、いきいきと働くことができる、職場を創り上げる。(c) 当社の強みである安全と安心で持続可能なまちづくりを核とし、美しい日本の国土建設に貢献する。(d) 100年企業として、社是「誠」「積極進取」「和」の精神をこれからも大切にし、土木技術の研鑽を重ね、新たな100年「Next Century」を力強く開拓していく。 ③定量目標 2026年5月期(実績)2027年5月期(業績予想)2028年5月期(中期経営計画)連結売上高17,011百万円17,500百万円20,000百万円連結営業利益1,965百万円2,050百万円2,400百万円連結営業利益率11.6%-12%ROE10.9%-12%ROIC9.9%-12% ④具体的施策(a) 受注の拡大建設コンサルタント業務の拡大、事業ソリューション業務の伸長(b) 技術力の更なる向上有資格者数の増大(500名→650名)、ポリバレントな技術者の育成(多能工化の推進)(c) 社会課題の解決防災・減災、国土強靭化、防衛土木、都市開発、都市再構築、環境・脱炭素社会構築スマートシティ・まちづくりDX、事業ソリューション・土木管財(老朽化マンション建替え等)(d) 人的資本等への投資経営戦略と人事戦略との連動、人員増強、従業員のモチベーション向上(e) DX推進まちづくりDXの推進(攻めのDX)、生産性の向上(守りのDX)(f) M&A、業務提携同業種とのM&A、異業種との業務提携(g) 株主還元の強化株主還元方針の変更(総還元性向:50%→60%、配当性向:35%→50%)株主優待制度の変更(ショコラボチョコレート菓子贈呈対象:5,000 株以上→2,500 株以上)(h) コーポレートガバナンスの強化取締役会の実効性向上、IR・SR活動の強化 詳細については、「中期経営計画の策定に関するお知らせ」「上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況について」「『資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応』について」に記載のとおりです。 (3)経営環境当社グループを取り巻く経営環境は、建設コンサルタント業界においては、防災・減災、老朽化した社会インフラの維持・管理、国土強靭化への対応など公共投資が引き続き堅調に推移しており、受注環境は概ね前年同等を予想しております。国土強靭化や防災・減災関連業務、防衛土木業務などの官庁需要の増加、生産拠点(ものづくり)の国内回帰と海外資本参入による産業用地・物流用地の開発関連業務などの民間需要の増加などにより、引き続き好調な受注環境を予想しております。 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題当社グループの技術力を基盤として、次の3点を当面の課題に掲げ、持続的な成長と中長期的な企業価値向上に努めてまいります。 ① 技術力の強化 当社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現していくための要諦は、技術力の向上です。 技術力向上の一環として取り組んできた、技術資格保有者(技術士、RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)、1級建築士、APECエンジニア)500名体制を構築することができました。 技術資格保有者を更に増加させるとともに、ポリバレントな技術者の育成(多能工化の推進)に努めてまいります。② 収益機会の拡大 業務代行・土木管財等コンサルティング関連業務への取組強化により、事業ソリューション業務は、着実に伸長しています。 当社グループの強みである区画整理事業での経験・知見や保留地の処分能力を活かし、調査設計業務に加え、優良案件については、当社自ら業務代行者として参画することで、収益機会の一層の拡大を図ってまいります。③ 事業領域の拡大 これまでの歴史、実績を踏まえ、守るべきものと変えるべきものを見極め、「まちづくり」を核としたコア業務を安定的に伸長させるとともに、社会課題の解決に向け、新市場・新規業務の開拓に挑戦し、更なる飛躍を目指します。 幅広い顧客ニーズに対応するため、総合建設コンサルタントによるワンストップソリューションの強みを活かすとともに、同業他社等との提携・協業、M&Aの強化等により、事業領域の拡大を推進してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】経営成績等の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 (1)経営成績 当連結会計年度における世界経済は、米国関税政策の影響や、ウクライナ紛争の長期化・中東情勢の悪化を背景とした地政学リスク等により、不透明感は続きました。わが国経済においては、賃上げの動きが広がる一方、物価の上昇により、景気は緩やかな回復に留まりました。 建設コンサルタント業界においては、防災・減災、老朽化した社会インフラの維持・管理、国土強靭化への対応など、公共投資が堅調に推移しました。 このような状況の中、当社グループでは、オオバの強みである「まちづくり業務」の豊富な経験と実績を活かし、「まちづくりのソリューション企業」として、国土強靭化や防災・減災など「安全と安心で持続可能なまちづくり」、都市再生・地方創生業務、公共施設マネジメント業務、防衛土木業務などを重点分野と位置づけ、積極的な営業活動を展開してまいりました。 さらに、区画整理事業での当社のコンサルタントとしての経験・知見や保留地の処分能力を活かして、調査設計業務に加え業務代行者としての参画を企図し、収益機会の拡大を図るとともに、土木管財業務、相続・不動産コンサルティング、PM(プロジェクトマネジメント)/CM(コンストラクションマネジメント)・PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)事業、まちづくりDX(デジタルトランスフォーメーション)など、高付加価値提案型サービスの展開により、事業領域を拡大してまいりました。 当連結会計年度の概況は以下のとおりであります。 官庁では防災・減災、国土強靭化に加えて、防衛土木等の需要が伸び、さらに官庁・民間ともに大型の区画整理案件の継続受注や新規地区の立ち上げ、民間では生産拠点(ものづくり)の国内回帰と海外資本参入による産業用地・物流用地の開発関連業務などに注力した結果、受注高につきましては17,136百万円(前期は17,345百万円)となり、手持受注残高は9,584百万円(前期は9,458百万円)を確保することができました。 売上高につきましては、17,011百万円(前期は18,096百万円)となりました。 営業利益は1,965百万円(前期は1,936百万円)、経常利益は2,141百万円(前期は1,998百万円)となり、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、1,468百万円(前期は1,334百万円)となりました。 (業務区分別売上総利益の状況)前連結会計年度(2024年6月~2025年5月) (単位:百万円) 売上高売上総利益売上総利益率建設コンサルタント業務16,1265,34633.2%事業ソリューション業務(※)1,96939520.1%合 計18,0965,74131.7% 当連結会計年度(2025年6月~2026年5月) (単位:百万円) 売上高売上総利益売上総利益率建設コンサルタント業務16,0815,52634.4%事業ソリューション業務(※)92929431.7%合 計17,0115,82134.2%※事業ソリューション業務には、土地区画整理事業における業務代行収入と、リース取引に関する会計基準 に基づく賃貸料収入等が含まれております。 (2)財政状態当連結会計年度においても、技術力の向上や財務体質の強化等により経営基盤の強化に取り組んだ結果、資格保有者数の増大や無借金体質の確立、自己資本比率の向上等を実現することができました。(資産の部)資産合計は、現金及び預金の1,123百万円増加等により流動資産が1,145百万円増加した結果、前期末より2,816百万円増加し、20,717百万円となりました。(負債の部)負債合計は、未成業務受入金398百万円の増加等により流動負債が730百万円増加した結果、前期末より1,239百万円増加し、5,972百万円となりました。借入金については、0となっており、引き続き無借金体質となっています。(純資産の部)純資産合計は、利益剰余金が595百万円増加する一方、株主還元の一環に伴い、控除(マイナス)項目である自己株式が81百万円減少した結果、前期末より1,577百万円増加し、14,745百万円となりました。 (3)キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比較して1,123百万円増加し、2,812百万円(前期は1,688百万円)となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは2,065百万円の収入(前期は510百万円の支出)であり、主なものは、税金等調整前当期純利益2,140百万円、退職給付に係る資産負債の増減443百万円、未成業務受入金の増加に伴う収入398百万円、法人税等の支払額473百万円等によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは86百万円の支出(前期は119百万円の支出)であり、主なものは、有形固定資産の取得による支出253百万円、有価証券の売却による収入168百万円等によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは855百万円の支出(前年同期は797百万円の支出)であり、自己株式の取得による支出172百万円及び配当金の支払いによる支出683百万円等によるものであります。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いることが必要となります。これらの見積りについては過去の実績等、連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき合理的に判断していますが、これらの見積り及び仮定に基づく金額は、実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 受注の実績 (1)受注高実績当社グループは、単一セグメントであるため、業務の区分別の受注高を記載しております。業務の区分等受注高(千円)構成比(%)前年同期比(%)建設コンサルタント業務地理空間情報業務3,697,38221.6105.2環境業務739,8544.3100.6まちづくり業務7,194,62641.991.2設計業務3,779,28722.184.8事業ソリューション業務1,725,49110.1231.6合計17,136,641100.098.8 (注)前期以前に受注した業務で、契約額の増減があるものについては、変更の行われた期の受注高にその増減額を含んでおります。 (2)手持受注高当社グループは、単一セグメントであるため、業務の区分別の手持受注高を記載しております。業務の区分等手持受注高(千円)構成比(%)前年同期比(%)建設コンサルタント業務地理空間情報業務1,792,68018.7110.0環境業務611,7346.486.7まちづくり業務4,245,99844.391.0設計業務1,396,37014.681.4事業ソリューション業務1,537,30916.0207.4合計9,584,093100.0101.3 経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度の経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。 また、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであり、将来に関する事項には不確実性、あるいはリスクを含んでいるため、将来生じる実際の結果と大きく異なる可能性があります。 なお、当社グループは、まちづくりのソリューション企業として、地理空間情報業務、環境業務、まちづくり業務、設計業務及び事業ソリューション業務を総合的に営む単一の事業の企業集団であるため、セグメント情報は記載しておりません。当社グループを取り巻く経営環境は、官庁需要においては、防災・減災、老朽化した社会インフラの維持・管理、国土強靭化への対応など公共投資が堅調に推移し、当連結会計年度の受注高は17,136百万円(前期は17,345百万円)となりました。(1)経営成績① 売上高 売上高は17,011百万円(前期は18,096百万円)となり、前連結会計年度に比べ1,085百万円減少いたしました。② 売上総利益 売上総利益は5,821百万円(前期は5,741百万円)、売上総利益率は34.2%となり、前連結会計年度に比べ、それぞれ79百万円増加、2.5ポイント増加いたしました。③ 販売費及び一般管理費 販売費及び一般管理費は3,856百万円(前期は3,804百万円)、販売費及び一般管理費率は22.7%となり、前連結会計年度に比べ、それぞれ51百万円増加、1.7ポイント増加いたしました。④ 営業利益 営業利益は1,965百万円(前期は1,936百万円)を計上し、15期連続の増益、営業利益率は11.6%となり、前連結会計年度に比べ、それぞれ28百万円増加、0.9ポイント増加いたしました。⑤ 営業外損益 営業外損益は176百万円の利益(前期は61百万円の利益)となり、前連結会計年度に比べ114百万円増加いたしました。営業外収益は209百万円(前期は79百万円)、その主な要因は受取配当金と有価証券売却益によるものであり、前連結会計年度に比べ129百万円増加いたしました。営業外費用は33百万円(前期は17百万円)、その主な要因は支払利息によるものであり、前連結会計年度に比べ15百万円増加いたしました。⑥ 経常利益 経常利益は2,141百万円(前期は1,998百万円)、経常利益率は12.6%となり、前連結会計年度に比べ、それぞれ143百万円増加、1.6ポイント増加いたしました。⑦ 特別損益 特別損益は0百万円の損失(前期は1百万円の損失)となりました。特別利益は1百万円(前期は1百万円)、その主な要因は固定資産売却益によるものであります。特別損失は2百万円(前期は2百万円)、その主な要因は固定資産売却損と固定資産除却損によるものであります。⑧ 親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は1,468百万円(前期は1,334百万円)となり、前連結会計年度に比べ134百万円増加いたしました。(2)財政状態① 資産、負債及び純資産 当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末から2,816百万円増加して20,717百万円となりました。流動資産は現金及び預金を主な要因として1,145百万円増加し、固定資産は退職給付に係る資産の増加を主な要因として1,670百万円増加いたしました。 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末から1,239百万円増加して5,972百万円となりました。流動負債は未成業務受入金の増加を主な要因として730百万円増加し、固定負債は繰延税金負債の増加を主な要因として508百万円増加いたしました。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末から1,577百万円増加して14,745百万円となりました。利益剰余金は親会社株主に帰属する当期純利益の計上による増加と剰余金の配当による減少により、595百万円増加し、自己株式は消却等により81百万円減少いたしました。その他の包括利益累計額合計は退職給付に係る調整累計額の増加を主な要因として、885百万円増加いたしました。 ② キャッシュ・フロー 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 経営成績等の概要 (3)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。③ 資金需要 当社グループは、地理空間情報業務、環境業務、まちづくり業務、設計業務及び事業ソリューション業務を総合的に営む単一事業(建設コンサルタント業)の企業集団であり、当社グループの運転資金需要の主なものは、建設コンサルタント業務の受注業務遂行のための人件費、業務委託費、材料費等その他経費のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。営業費用の主なものは給与手当、福利厚生費などの人件費、営業活動に伴う交通費等であります。当社グループの研究開発費用は様々な営業費用として計上されておりますが、研究開発に携わる従業員の人件費が研究費用の主要な部分を占めております。④ 契約債務 該当事項はありません。⑤ 財政政策 当社グループは、運転資金及び設備投資資金につきましては、内部資金又は借入により資金調達することとしております。資金調達の方針につきましては、運転資金は返済期限が1年以内の短期借入金で調達し、設備投資資金及び事業規模が1年を超える不動産開発業務資金につきましては、原則として固定金利の長期借入金及び社債で調達しております。 2026年5月31日現在、短期借入金の残高はありません。また、1年内返済予定の長期借入金を含む長期借入金の残高もありません。 (3)中期経営計画の進捗状況中期経営計画(2024年5月期~2028年5月期)の3年目である2026年度5月期の達成状況は以下のとおりです。 2026年度5月期(計画)2026年度5月期(実績)2028年度5月期(中期経営計画)連結売上高17,000百万円17,011百万円20,000百万円連結営業利益2,000百万円1,965百万円2,400百万円連結営業利益率-11.6%12%ROE-10.9%12%ROIC-9.9%12% ① 2023年7月に公表した中期経営計画(2024/5期~2028/5期)に基づき、オオバの強みである「まちづくり」を核としたコア業務を安定的に伸長させるとともに、社会課題の解決に向け、新市場・新規業務の開拓に挑戦することにより、収益力の向上を図りました。② 営業利益は、前期比1.5%増の1,965百万円を計上し、15期連続増益を更新するとともに、営業利益率は、11.6%となりました。③ 1株当たり当期純利益(EPS)は83.68円から92.41円へ8.73円増加、一株当たり純資産(BPS)は、800.33円から902.14円へ101.81円増加しています。ROEは、10.9%となりました。④ 技術資格保有者の増大・新技術の活用等により、技術力の更なる向上を図るとともに、収益機会の拡大を目的とした業務代行・土木管財等コンサルティング業務への取組みを強化しました。当社の持続的成長の要諦は、技術力の向上であり、その礎となる技術資格保有者(技術士、RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)、1級建築士、APECエンジニア)は、毎期着実に増加し、当期(2026年5月期)には510名となり、技術資格保有者500名体制を構築することができました。⑤ 当社のROEは株主資本コストより高く、超過リターンを確保しており、PBR・PERともに業界の中でも高い評価を得ています。株価は堅調に推移しており、流通株式時価総額もプライム市場上場維持基準である100億円を超えました。
事業リスク
- 成果品の契約不適合責任提供する測量データや設計図書などの成果品にミスやエラーがあった場合、契約不適合責任を問われる可能性があります。これにより、損害賠償請求や長期の指名停止処分を受けることになれば、会社の信用失墜や業績に大きな悪影響を及ぼす可能性があります。
- 官公庁受注への依存主要顧客である国や地方公共団体の公共事業費予算が縮小された場合、同社の受注機会が減少し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。公共事業は景気や政策に左右されやすいため、その変動が直接的に会社の収益に影響を与えるリスクがあります。
- 自然災害による業務停止全社員の約半数が東京都に集中しているため、首都直下型地震などの大規模な自然災害が発生した場合、業務が一時的に停止したり、業務能力が著しく低下したりする可能性があります。これにより、プロジェクトの遅延や損失が発生し、業績に悪影響を及ぼすリスクがあります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。記載内容のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであり、当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではありません。 (1)成果品に対する契約不適合責任成果品のチェック体制には万全の注意を払っておりますが、成果品のミス・エラー等による契約不適合があった場合や長期の指名停止を受けた場合は、業績に多大な影響を及ぼす可能性があります。 (2)官公庁受注への依存主要顧客である国及び地方公共団体の公共事業費予算の縮小などがあった場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)民間取引先の信用リスク受注額の4~5割程度は民間企業との取引ですが、今後の経済状況の変化に伴い当該企業の破綻等により業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)保有資産の価格変動 当社は、関東を中心として不動産等を保有しております。 今後の不動産市場の動向如何によっては、当社が保有する資産価値が下落し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)自然災害 当社グループの全社員のうち約半数の社員の勤務が東京都に集中しております。そのため、東京都で地震等の自然災害があった場合、業務不能又は、業務能力の低下が発生して、業務が滞る可能性があります。また、東京都に限らず当社グループの支店、営業所等において、自然災害により操業停止等が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)人材確保 当社グループの成長は、技術部門の優秀な技術者や高度な熟練技能者によって支えられており、当社グループが今後も高い競争力を維持していく上でこれらの人材確保はますます重要となっております。また、技術面のみならず、当社グループの成長過程においては、経営管理面の優秀な人材確保も一層重要になっております。一方、こうした人材への需要は大きく、企業間における人材の獲得競争は激しいものとなっております。これらの有能な人材の確保及び雇用の維持が困難な場合には、当社グループの成長に影響を及ぼす可能性があります。 (7)土地区画整理事業の業務代行中期経営計画において収益機会の拡大策と位置付けている土地区画整理事業の業務代行について、出口戦略のしっかりとした優良案件については、当社自ら不動産リスクを見据えた適切なリスクテイクを行い、従来のコンサル業務領域を超えた収益性の向上を企図してまいります。なお、不動産市場の動向如何によっては当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)新規事業への取り組み 当社グループでは、収益基盤をさらに拡大するために、今後も新規事業への取り組みを進めていく方針ですが、新規事業が安定して収益を生み出すまでには一定の時間を要することが予想されます。このため、当社グループ全体の利益率を低下させる可能性があります。また、将来の事業環境の変化等により、新規事業が当社グループの目論見どおりに推移せず、新規事業への投資に対し十分な回収を行うことができなかった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、北海道北広島市、宮城県多賀城市他における太陽光発電の売電事業の管理運営は、事業環境の著しい悪化等により計画どおりに推移しなかった場合には、太陽光発電所施設の減損損失が発生する可能性があります。 (9)法的規制 当社グループは事業活動を行う上で、独占禁止法、中小受託取引適正化法、個人情報保護法等の様々な法規制の適用を受けております。これからの法規制の遵守を徹底するため、すべての役員及び従業員が、行動規範の基本原則である「法令遵守」の精神を理解し、公正で透明な企業風土の構築に努めております。また、コンプライアンス規程、コンプライアンスマニュアルを定め、運用体制を整備し、当社グループ全体での厳格な運用に努めております。しかしながら、万が一これらの法規制を遵守できなかった場合には、社会的な信用や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、主務官庁から建設コンサルタント登録や測量業登録をはじめとして、様々な登録、許認可を受けて事業を行っていることから、登録、許認可の根拠となる各法令等を遵守し、許認可等の更新に支障が出ないよう、役職員の教育等に努めております。 しかしながら、役員が罰金以上の刑に処されることその他何らかの理由により登録、許認可の取り消しや更新ができない状態が発生した場合及び関連法規の改廃や新たな法的規制が設けられる場合には、当社グループの事業展開及び経営成績等に重大な影響を与える可能性があります。なお、現時点において、当社グループは以下の登録、許認可取り消し事由に抵触しておりません。 登録の種類保有会社有効期限取消事由建設コンサルタント登録当社2029年9月30日建設コンサルタント登録規程第12条、第13条日本都市整備㈱2027年2月23日東北都市整備㈱2029年7月16日近畿都市整備㈱2030年2月26日