有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。当社グループは、中期的な企業価値向上に向け、2018年3月期より「基盤構築フェーズ」として既存事業の基盤強化に取り組んでまいりました。2022年3月期からは「成長フェーズ」に移行し、成長戦略を推進しています。「成長フェーズ」の中心的な柱となるのが、リユース事業を中心とした「オーガニック成長戦略」と、ホビーサーチ事業の成長を図る「インオーガニック成長戦略」です。「オーガニック成長戦略」は、総合リユース事業、スピンオフ事業、海外事業の3つの事業から構成されています。基盤構築フェーズを経て、利益構造改革が順調に進展しており、今後も生産性の向上に努めてまいります。「インオーガニック成長戦略」は、2021年7月に子会社化したホビーサーチ事業の成長戦略です。こちらの戦略では、事業の成長を見据え、各種施策を展開しております。これら2つの成長戦略を確実に遂行することにより、更なる飛躍を図り、中期的な企業価値の向上を目指してまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。当社グループは、中期的な企業価値向上に向け、2018年3月期より「基盤構築フェーズ」として既存事業の基盤強化に取り組んでまいりました。2022年3月期からは「成長フェーズ」に移行し、成長戦略を推進しています。「成長フェーズ」の中心的な柱となるのが、リユース事業を中心とした「オーガニック成長戦略」と、ホビーサーチ事業の成長を図る「インオーガニック成長戦略」です。「オーガニック成長戦略」は、総合リユース事業、スピンオフ事業、海外事業の3つの事業から構成されています。基盤構築フェーズを経て、利益構造改革が順調に進展しており、今後も生産性の向上に努めてまいります。「インオーガニック成長戦略」は、2021年7月に子会社化したホビーサーチ事業の成長戦略です。こちらの戦略では、事業の成長を見据え、各種施策を展開しております。これら2つの成長戦略を確実に遂行することにより、更なる飛躍を図り、中期的な企業価値の向上を目指してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。(1)経営成績当連結会計年度における国内及び海外経済は、新型コロナウイルス感染症拡大への警戒が続くも、行動制限緩和も進みました。また最近のインフレ傾向や日用品・消費財における供給ひっ迫は、リユース市場でのニーズの高まりも生起しました。この様にリユース業の市場環境は概ね堅調ではあるものの、個別のジャンル毎に好不調のサイクルに偏りがあり、またインフレ傾向による買取状況の動向判断等、好調な市場環境の継続については予断できない状況にあります。当社グループは、このような外部環境に対応し、前連結会計年度に引き続き成長のための体制づくりとマネジメント力の強化を積極的に進めるとともに、リユース市場でのニーズの高まりに応えることで、収益の改善に努めてまいりました。具体的には、コア事業・スピンオフ事業・海外事業の成長を通じたオーガニックな成長、及び前連結会計年度に本格化したインオーガニック面での事業成長を進めました。営業政策面では、前連結会計年度に引き続き、ネット通販の強化、専門ジャンル強化、高粗利率ジャンル強化による粗利率改善等を進めました。店舗政策面では、2023年6月に、「ワットマンテック・スタイル本厚木店」、10月に「ワットマンホビーOSC湘南シティ店」、2024年3月に「ロードバイクカウマン鎌倉手広店」をオープンいたしました。また、ワットマンタイランドにおいてwarehouse(倉庫)型店舗への集約を進め、2023年2月にWATTMANN Sai3店をオープンし、当連結会計年度末時点でタイ王国内の全4店舗すべてwarehouse型となりました。更に、前第3四半期以降、リユース事業セグメントを全社グローバルの観点で効率化するため、グループ企業の物流管理/在庫管理の見直しと改善活動を進めました。(売上高)当連結会計年度の売上高は、前年と比べ4億31百万円(5.8%)増収の78億51百万円となりました。これは既存事業売上においてはリユース事業・新品EC事業の両セグメントが共に伸長し前年同期と比べ3億12百万円(4.5%)増収の72億67百万円、および新規/撤退事業売上が1億19百万円(25.7%)増収により5億84百万円となったことによります。リユース事業における商品カテゴリー別売上高は、電化製品等が前年と比べ22百万円(2.6%)増収の8億86百万円、服飾等が1億5百万円(7.4%)増収の15億21百万円、パッケージメディア(本・CD/DVD・ゲーム)が4百万円(0.5%)増収の8億56百万円、ホビーが1億33百万円(17.7%)増収の8億86百万円、その他は47百万円(6.6%)増収の7億72百万円となりました。また、ホビーサーチにおける売上高は、前年と比べ1億18百万円(4.2%)増収の29億27百万円となりました。(売上総利益)売上総利益は、売上増収に伴い前年と比べ2億29百万円(6.7%)増益の36億35百万円、売上総利益率46.3%となりました。既存事業は1億36百万円(4.3%)増益の33億円、新規/撤退事業は93百万円(38.8%)増益の3億34百万円となりました。リユース事業の商品カテゴリー別の売上総利益については、電化製品等が前年と比べ21百万円(3.7%)増益の5億96百万円、服飾等が97百万円(11.3%)増益の9億56百万円、パッケージメディア(本・CD/DVD・ゲーム)が9百万円(1.8%)増益の5億67百万円、ホビーが37百万円(11.4%)増益の3億65百万円、その他は50百万円(9.3%)増益の5億99百万円となりました。また、ホビーサーチにおける売上総利益は、前年と比べ12百万円(2.4%)増益の5億49百万円となりました。(販売費及び一般管理費)販売費及び一般管理費については、上記新店初期費用等により前年と比べ89百万円(3.1%)増加し29億85百万円となりました。既存事業では12百万円減少(-0.5%)し26億24百万円、新規/撤退事業では1億1百万円(38.9%)増加の3億61百万円となりました。(営業利益)上記の結果、ワットマンテック・スタイル本厚木店、及びWATTMANN Sai3店の新店初期費用等を計上したものの、リユース事業セグメント及び新品EC事業セグメントが共に伸長し、営業利益は、前年と比べ1億40百万円(27.6%)増益の6億49百万円となりました。既存事業は1億48百万円(28.1%)増益の営業利益6億76百万円、新規/撤退事業は7百万円減益の営業損失26百万円となりました。(経常利益以下)経常利益以下については、経常利益が前年同期と比べて1億48百万円(29.1%)増益の6億56百万円となりました。税金等調整前当期純利益が前年と比べ1億58百万円(30.0%)増益の6億84百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1億4百万円(29.3%)増益の4億59百万円となりました。セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。①リユース事業リユース事業セグメントにおいてはタイ王国と国内の新店開店と既存店増収により、外部顧客への売上高は前年に比べ3億13百万円増収の49億24百万円(前年比106.8%)となりました。以上の結果、セグメント利益は売上増加により前年に比べ1億16百万円増益の7億99百万円(前年比117.1%)となりました。 ②新品EC事業新品EC事業においては外部顧客への売上高は前年に比べ1億18百万円増収の29億27百万円(前年比104.2%)となりました。以上の結果、セグメント利益は前年に比べ12百万円増益の1億79百万円(前年比107.4%)となりました。 経営者の視点による認識及び分析・検討内容当連結会計年度においてはウクライナ情勢や、北米におけるインフレとそれに伴う金融引き締めにより、物流コストの上昇や供給ひっ迫が発生しましたが、一方でこの様なインフレおよび供給ひっ迫はリユース市場でのニーズの高まりも生起しました。そのような状況下において当社グループは前連結会計年度に引き続き、ネット通販の強化、スポーツ・酒類・工具等のジャンル強化を進め在庫水準の維持及び売上総利益率・額の向上を目指しました。また、タイ王国子会社においてはwarehouse(倉庫)型店舗のスクラップアンドビルドを進めました。その結果、リユース事業セグメントにおいては全体として業績も伸長し、また新品EC事業セグメント(ホビーサーチ)の業績も貢献し当連結会計年度の営業利益は6億49百万円(前年比127.6%)となりました。2025年3月期においても引き続きネット通販強化、スポーツ・アウトドア・酒類・工具等のジャンル強化とスピンオフ新業態の開発を進める予定です。また、全社グローバルでのリユース事業セグメントのオペレーション適正化をすすめ、タイ王国子会社の黒字転換を目指します。現時点でのリユース事業は堅調に成長しており、ホビーサーチ事業(新品EC事業)も当連結会計年度下半期の業績不調から回復傾向にありますが、外部環境の動向は不確実であると認識しております。上記を踏まえ、2025年3月期の業績予想につきましては、リユース事業およびホビーサーチ事業ともに、不確定要素の影響を除いた比較的達成可能性が高い業績予想を算出しております。その結果、2025年3月期の連結売上高84億30百万円(7.4%増収)、営業利益7億30百万円(12.4%増益)、経常利益7億32百万円(11.6%増益)、親会社株主に帰属する当期純利益5億10百万円(10.9%増益)を見込んでおります。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。①商品仕入実績当連結会計年度における商品仕入実績は、次のとおりであります。事業品目金額(千円)構成比(%)前年同期比(%)オーガニック事業電化製品等317,20915.7110.9服飾等585,62229.0109.6パッケージメディア281,79313.993.8ホビー654,85632.4126.8その他181,6959.0111.7合計2,021,178100.0112.3ホビーサーチホビー2,349,332100.099.9合計2,349,332100.099.9総合計4,370,510-105.3 (注) 1. 金額は仕入価格によっております。2. パッケージメディアは本、CD/DVD、ゲーム全般から構成されております。 ②販売実績当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。事業品目金額(千円)構成比(%)前年同期比(%)オーガニック事業電化製品等886,87918.0102.6服飾等1,521,23330.9107.4パッケージメディア856,76217.4100.5ホビー886,81218.0117.7その他772,63015.7106.6合計4,924,319100.0106.8ホビーサーチホビー2,927,486100.0104.2合計2,927,486100.0104.2総合計7,851,805-105.8 (注) 1. 金額は販売価格によっております。2. パッケージメディアは本、CD/DVD、ゲーム全般から構成されております。 (2)財政状態(流動資産)当連結会計年度末における流動資産の残高は、34億55百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億35百万円増加しております。これは、商品が1億56百万円増加する一方、売掛金が40百万円減少したこと等が主な要因であります。(固定資産)当連結会計年度末における固定資産の残高は、14億88百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億11百万円増加しております。これは、有形固定資産が1億26百万円増加したこと等が主な要因であります。この結果、総資産は49億43百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億46百万円の増加となりました。(流動負債)当連結会計年度末における流動負債の残高は、12億77百万円となり、前連結会計年度末に比べ46百万円減少しております。これは、買掛金が46百万円、契約負債が65百万円、それぞれ減少した一方、未払費用が59百万円、未払法人税等が42百万円増加したこと等が主な要因であります。(固定負債)当連結会計年度末における固定負債の残高は4億27百万円となり、前連結会計年度末に比べ58百万円減少しております。 これは、長期借入金が1億8百万円減少した一方、新店開店に伴う資産除去債務が45百万円増加したこと等が主な要因であります。この結果、負債合計は17億5百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億4百万円の減少となりました。(純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、32億38百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億51百万円増加しております。これは、親会社株主に帰属する当期純利益が4億59百万円計上されたこと、配当金が1億31百万円あったことにより利益剰余金が3億28百万円増加したこと等が主な要因であります。これらの結果、自己資本比率が65.2%となりました。 経営者の視点による認識及び分析・検討内容連結会計年度末時点の総資産49億43百万円のうち流動資産が34億55百万円です。流動資産の中では商品が12億4百万円、現金及び預金が18億76百万円を占めております。現金及び預金約18億円の保有目的としましては、成長機会を逸失しないための「攻めのキャッシュ」として約3~5億円、運転資金及びドミナント展開に伴うハザードリスクに備える「守りのキャッシュ」として約10~13億円、配当原資約1億74百万円と考えております。固定資産14億88百万円のうち、有形固定資産は6億70百万円、敷金及び保証金が4億14百万円を占めております。これらは事業用の資産であり営業活動により投資回収を進めます。また(株)ホビーサーチの取得に伴うのれん2億17百万円は、同社の取得時点における利益計画を実績が上回っている事から減損の兆候はないと判断しております。負債合計は17億5百万円、純資産合計は32億38百万円となっております。主に親会社株主に帰属する当期純利益の増加によって、自己資本比率は65.2%と改善し、財務体質は安定的と判断しております。一方、純資産の絶対額はまだ小規模であり今後の積極成長フェーズにおいて一定の財務リスクは存在していると判断しております。よって現時点においては、Equity spread及びROIC spreadを毀損しない範囲において、財務の健全性は維持する方針です。 (3)キャッシュ・フローの分析当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、18億76百万円となり前連結会計年度末に比べ、64百万円増加しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、4億9百万円の収入となり前年同期と比較し1億46百万円減少しました。これは主に、法人税等の支払額が1億28百万円増加、売上債権等の増減額が1億38百万円増加、仕入債務の増減額が1億32百万円減少したこと等によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、93百万円の支出となり前年同期と比較して81百万円支出増加となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が67百万円増加したこと等によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、2億53百万円の支出となり前年同期と比較して24百万円の支出増加となりました。これは主に、配当金の支払額が43百万円増加したこと等によるものであります。 経営者の視点による認識及び分析・検討内容営業活動によるキャッシュ・フローは税金等調整前当期純利益が1億58百万円増益となる一方、増益に伴う法人税等の支出増や契約負債の減少等により前連結会計年度を1億46百万円下回る4億9百万円の収入となりました。投資キャッシュ・フローは、新店投資等の成長投資に係る支出等が前連結会計年度に比して増加し93百万円の支出となりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは新規借入調達等が無く、借入金の約定弁済及び配当金の支払増により支出が増加し2億53百万円の支出となりました。上記のように当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、前連結会計年度の急速な増益による租税負担増が1連結会計年度経過後に計上され、営業キャッシュ・フロー収入は前連結会計年度から若干減少するも、投資活動によるキャッシュ・フロー支出および財務活動によるキャッシュ・フロー支出を上回り、現金及び現金同等物は前連結会計年度末から64百万円増加しました。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。当社グループは、中期的な企業価値向上に向け、2018年3月期より「基盤構築フェーズ」として既存事業の基盤強化を図っております。基盤強化に際しては、中期的に利益を増大するための「攻め」と、中期的かつ継続的に利益を確保するための「守り」両面の強化をへて、リユース業の競争優位の源泉である買取力(仕入力)を強化する体制、多様な商品を効率的に買取、商品化、販売、輸出のサイクルを高速回転させる体制を確立させました。この「トコトン買取」体制が当社の強みであり、買取のお客様の流入を促し、離脱を防ぐ仕組みとなっております。2023年3月期においては引き続き「攻め」と「守り」の戦略を継続・発展させ「コア事業」「スピンオフ事業」「海外事業」が有機的に結びついたオーガニック成長戦略による企業価値の向上を進めてまいりました。「コア事業」においては、大型店の出店・既存店の増床による大型化、強みである「トコトン買取」をさらに強化し事業成長を図ります。「スピンオフ事業」においては、既存事業の取扱商材を切り出し業態として独立させることで専門性の向上を図ります。また既存売場とスピンオフ事業業態の複合店化により「コア事業」への成長寄与を進めてまいります。「海外事業」においては、国内でリユースが難しい商材を海外にて再リユースする事により販売力を強化するとともに、国内における「トコトン買取」のさらなる強化を通じて「コア事業」への成長寄与を図ります。更に2021年7月に株式会社ホビーサーチの株式を100%取得し、インオーガニック成長戦略も本格化させました。これらの施策を強力に推進することにより、更なる飛躍を図り、企業価値の向上へ繋げてまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。当社グループは、中期的な企業価値向上に向け、2018年3月期より「基盤構築フェーズ」として既存事業の基盤強化を図っております。基盤強化に際しては、中期的に利益を増大するための「攻め」と、中期的かつ継続的に利益を確保するための「守り」両面の強化をへて、リユース業の競争優位の源泉である買取力(仕入力)を強化する体制、多様な商品を効率的に買取、商品化、販売、輸出のサイクルを高速回転させる体制を確立させました。この「トコトン買取」体制が当社の強みであり、買取のお客様の流入を促し、離脱を防ぐ仕組みとなっております。2023年3月期においては引き続き「攻め」と「守り」の戦略を継続・発展させ「コア事業」「スピンオフ事業」「海外事業」が有機的に結びついたオーガニック成長戦略による企業価値の向上を進めてまいりました。「コア事業」においては、大型店の出店・既存店の増床による大型化、強みである「トコトン買取」をさらに強化し事業成長を図ります。「スピンオフ事業」においては、既存事業の取扱商材を切り出し業態として独立させることで専門性の向上を図ります。また既存売場とスピンオフ事業業態の複合店化により「コア事業」への成長寄与を進めてまいります。「海外事業」においては、国内でリユースが難しい商材を海外にて再リユースする事により販売力を強化するとともに、国内における「トコトン買取」のさらなる強化を通じて「コア事業」への成長寄与を図ります。更に2021年7月に株式会社ホビーサーチの株式を100%取得し、インオーガニック成長戦略も本格化させました。これらの施策を強力に推進することにより、更なる飛躍を図り、企業価値の向上へ繋げてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。(1)経営成績当連結会計年度における国内及び海外経済は新型コロナウイルス感染症拡大への警戒が続くも、行動制限緩和も進み、感染防止と経済活動再開の両立を模索する動きがみられました。また、ウクライナ情勢や、北米におけるインフレとそれに伴う金融引き締めにより、物流コストの上昇や供給ひっ迫が発生し景気の下振れ懸念が続いております。一方で、この様なインフレおよび供給ひっ迫はリユース市場でのニーズの高まりも生起しております。当社グループはこのような外部環境に対応し、前連結会計年度に引き続き成長のための体制づくりとマネジメント力の強化を積極的に進めるとともに、リユース市場でのニーズの高まりに応える事で、収益の改善に努めてまいりました。具体的には、コア事業の成長・スピンオフ事業の成長・海外事業の成長を通じたオーガニックな成長及び前連結会計年度に本格化したインオーガニック面での事業成長を進めました。営業政策面では、前連結会計年度に引き続き、ネット通販の強化、専門ジャンル強化、高粗利率ジャンル強化による粗利率改善等を進めました。店舗政策面では、2022年6月に、平塚梅屋事業所・雑色事業所を移転統合した「ワットマンテック・スタイル ワットマン OSC湘南シティ店」をオープンいたしました。また、ワットマンタイランドにおいてwarehouse(倉庫)型店舗への集約を進め、2022年4月にWATTMANN Lam Luk Ka 店、2023年2月にWATTMAN Sai3店をオープンし、当連結会計年度末時点でタイ王国内の全5店舗すべてwarehouse型となりました。(当連結会計年度末で5店舗とあるが、2023年2月のSai3は厳密には、24年3月期の連結対象。)更に、当連結会計年度第3四半期以降、リユース事業セグメントを全社グローバルの観点で効率化するため、グループ企業の物流管理/在庫管理の見直しと改善活動をすすめました。以上の結果、当連結会計年度の売上高は、前年と比べ20億11百万円(37.2%)増収の74億20百万円となりました。これは株式会社ホビーサーチを中心とした開閉店売上が前年同期と比べ17億47百万円(115.8%)増収の32億57百万円、および既存店売上が2億63百万円(6.7%)増収により41億62百万円となったことによります。オーガニック事業における商品カテゴリー別売上高は、電化製品等が前年と比べ56百万円(7.1%)増収の8億64百万円、服飾等が1億61百万円(12.9%)増収の14億16百万円、パッケージメディア(本・CD/DVD・ゲーム)が68百万円(7.5%)減収の8億52百万円、ホビーが専門業態(ワットマンホビー・ゲームステーション(GS))のスタートにより1億50百万円(24.9%)増収の7億53百万円、その他は各種専門業態(ワットマンSC(スポ・キャン)・ワットマンカメラ)のスタート等により1億7百万円(17.4%)増収の7億25百万円となりました。またホビーサーチにおける商品カテゴリー別売上高は、ホビーが前年と比べ16億3百万円(133.0%)増収の28億8百万円となりました。売上総利益は、売上増収に伴い前年と比べ4億92百万円(16.9%)増益の34億5百万円、売上総利益率45.9%となりました。既存店は1億37百万円(5.5%)増益の26億49百万円、開閉店は3億55百万円(88.8%)増益の7億55百万円となりました。オーガニック事業における商品カテゴリー別の売上総利益については、電化製品等が前年と比べ46百万円(8.8%)増益の5億74百万円、服飾等が74百万円(9.5%)増益の8億59百万円、パッケージメディア(本・CD/DVD・ゲーム)が44百万円(7.3%)減益の5億57百万円、ホビーが48百万円(17.5%)増益の3億28百万円、その他は50百万円(10.0%)増益の5億49百万円となりました。またホビーサーチにおける商品カテゴリー別売上総利益は、ホビーが前年と比べ3億16百万円(144.4%)増益の5億36百万円となりました。販売費及び一般管理費においては、前年同期に計上されたM&A費用が減少したものの、主にホビーサーチ社連結による経費増加や上述のリユース事業セグメントオペレーション適正化等に伴う各種費用発生により、前年と比べ2億53百万円(9.6%)増加し28億96百万円となりました。既存店では59百万円(2.7%)増加し22億67百万円、開閉店では主に上述のホビーサーチ社連結等により1億93百万円(44.5%)増加の6億29百万円となりました。上記の結果、営業利益は、前年と比べ2億39百万円(88.7%)増益の5億8百万円となりました。既存店は77百万円(25.4%)増益の営業利益3億82百万円、開閉店は1億61百万円増益の営業利益1億26百万円となりました。経常損益は前年同期と比べて2億16百万円(74.2%)増益の5億8百万円となりました。経常利益以下については、平塚梅屋事業所立退等に伴う受取補償金45百万円の計上により、税金等調整前当期純利益が前年と比べ2億56百万円(94.7%)増益の5億26百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は91百万円(34.8%)増益の3億55百万円となりました。なお、上記記述においては2021年3月以前より同一業態で営業中の事業所を既存店、その他事業所を開閉店としております。セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。①リユース事業リユース事業セグメントにおいてはタイ王国と国内の新店開店と既存店増収により、外部顧客への売上高は前年に比べ4億7百万円増収の46億11百万円(前年比109.7%)、セグメント利益は売上増加により前年に比べ1億3百万円増益の3億41百万円(前年比143.8%)となりました。②新品EC事業新品EC事業においては外部顧客への売上高は前年に比べ16億3百万円増収の28億8百万円(前年比233.0%)、セグメント利益は前年に比べ1億35百万円増益の1億67百万円(前年比519.0%)となりました。 経営者の視点による認識及び分析・検討内容当連結会計年度においてはウクライナ情勢や、北米におけるインフレとそれに伴う金融引き締めにより、物流コストの上昇や供給ひっ迫が発生しましたが、一方でこの様なインフレおよび供給ひっ迫はリユース市場でのニーズの高まりも生起しました。そのような状況下において当社グループは前連結会計年度に引き続き、ネット通販の強化、スポーツ・アウトドア・家具等へジャンル移行を進め在庫水準の維持及び売上総利益率・額の向上を目指しました。また、タイ王国子会社においてはwarehouse(倉庫)型店舗への集約を進めました。その結果、リユース事業セグメントにおいては全体として業績も伸長し、また新品EC事業セグメント(ホビーサーチ)の業績も貢献し当連結会計年度の営業利益は5億8百万円(前年比188.7%)となりました。2024年3月期においても引き続きネット通販強化、スポーツ・アウトドア・家具等へジャンル移行とスピンオフ戦略による新業態の開発を進める予定です。また、全社グローバルでのリユース事業セグメントオペレーション適正化をすすめ、タイ王国子会社の黒字転換を目指します。2024年3月期の業績予想は国内リユース事業の営業利益は2023年3月期水準と同程度と仮定し、一過性費用や成長投資につき現時点での情報に基づき業績予想を行っております。また、ホビーサーチ事業は、仕入の停滞リスク等を考慮に入れつつも、概ね順調に成長すると仮定し業績を予想しております。これらの結果、2024年3月期の業績予想は連結売上高80億53百万円(8.5%増収)、営業利益6億80百万円(33.6%増益)、経常利益6億82百万円(34.2%増益)、親会社株主に帰属する当期純利益4億55百万円(27.9%増益)を見込んでおります。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。①商品仕入実績当連結会計年度における商品仕入実績は、次のとおりであります。事業品目金額(千円)構成比(%)前年同期比(%)オーガニック事業電化製品等286,05215.998.0服飾等534,12329.7108.9パッケージメディア300,47816.794.3ホビー516,26428.7131.0その他162,7199.0108.4合計1,799,638100.0109.4ホビーサーチホビー2,351,158100.0236.9合計2,351,158100.0236.9総合計4,150,796―157.4 (注) 1 金額は仕入価格によっております。2 パッケージメディアは本、CD/DVD、ゲーム全般から構成されております。 ②販売実績当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。事業品目金額(千円)構成比(%)前年同期比(%)オーガニック事業電化製品等864,62418.7107.1服飾等1,416,15730.7112.9パッケージメディア852,54218.592.5ホビー753,29916.3124.9その他725,09115.8117.4合計4,611,715100.0109.7ホビーサーチホビー2,808,662100.0233.0合計2,808,662100.0233.0総合計7,420,378―137.2 (注) 1 金額は販売価格によっております。2 パッケージメディアは本、CD/DVD、ゲーム全般から構成されております。 (2)財政状態(流動資産)当連結会計年度末における流動資産の残高は、33億20百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億53百万円増加しております。これは、現金及び預金が3億17百万円、売掛金が98百万円、商品が1億42百万円増加したことなどが主な要因であります。(固定資産)当連結会計年度末における固定資産の残高は、13億76百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億76百万円減少しております。これは、敷金及び保証金が72百万円、有形固定資産が53百万円、のれんが29百万円減少したことなどが主な要因であります。この結果、総資産は46億96百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億76百万円の増加となりました。(流動負債)当連結会計年度末における流動負債の残高は、13億23百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億70百万円増加しております。これは、買掛金が83百万円、未払法人税等が86百万円、契約負債が74百万円それぞれ増加したことなどが主な要因であります。(固定負債)当連結会計年度末における固定負債の残高は4億86百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億91百万円減少しております。 これは、長期借入金が1億19百万円、長期預り保証金が79百万円減少したことなどが主な要因であります。この結果、負債合計は18億10百万円となり、前連結会計年度末に比べ78百万円の増加となりました。(純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、28億86百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億98百万円増加しております。これは、親会社株主に帰属する当期純利益が3億55百万円計上されたこと、配当金が87百万円あったことにより利益剰余金が2億68百万円増加したことが主な要因であります。これらの結果、自己資本比率が61.0%となりました。 経営者の視点による認識及び分析・検討内容連結会計年度末時点の総資産46億96百万円のうち流動資産が33億20百万円です。流動資産の中では商品が10億48百万円、現金及び預金が18億11百万円を占めております。現金及び預金約18億円の保有目的としましては、成長機会を逸失しないための「攻めのキャッシュ」として約3~5億円、運転資金及びドミナント展開に伴うハザードリスクに備える「守りのキャッシュ」として約9~12億円、配当原資約1億31百万円と考えております。固定資産13億76百万円のうち、有形固定資産は5億43百万円、敷金及び保証金が4億13百万円を占めております。これらは事業用の資産であり営業活動により投資回収を進めます。また(株)ホビーサーチの取得に伴うのれん2億46百万円は、同社の取得時点における利益計画を実績が上回っている事から減損の兆候はないと判断しております。負債合計は18億10百万円、純資産合計は28億86百万円となっております。主に親会社株主に帰属する当期純利益の増加によって、自己資本比率は61.0%と改善し、財務体質は安定的と判断しております。一方、純資産の絶対額はまだ小規模であり今後の積極成長フェーズにおいて一定の財務リスクは存在していると判断しております。よって現時点においては、Equity spread及びROIC spreadを毀損しない範囲において、財務の健全性は維持する方針です。 (3)キャッシュ・フローの分析当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、18億11百万円となり前連結会計年度末に比べ、3億17百万円増加しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、5億56百万円の収入となり前年同期と比較し3億72百万円増加しました。これは主に、キャッシュ・フロー増加要因として税金等調整前当期純利益が2億56百万円、役員退職慰労引当金の増減額が1億円増加、仕入債務の増減額が40百万円増加した一方、減少要因として売上債権の増減額が65百万円増加したこと等によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、11百万円の支出となり前年同期と比較して54百万円支出減となりました。これは主に、預り保証金の返還による支出が79百万円増加した一方、有形固定資産の取得による支出が38百万円減少、敷金及び保証金の回収による収入が96百万円増加したこと等によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、2億28百万円の支出となり前年同期と比較して1億5百万円の支出増となりました。これは主に、自己株式の取得による支出が3億47百万円減少した一方、長短借入金の収支(純額)が4億31百万円増加したこと等によるものであります。 経営者の視点による認識及び分析・検討内容営業活動によるキャッシュ・フローは前年のホビーサーチM&A関連支出、付随支出が解消し、また新品EC事業セグメントの貢献により前連結会計年度を3億72百万円上回る5億56百万円の収入となりました。投資キャッシュ・フローは、新店投資及びM&A投資案件は積極的に検討しておりますが、結果的にそれらの成長投資に係る支出等が前連結会計年度に比して減少しております。また、財務活動によるキャッシュ・フローは前年の(株)ホビーサーチ株式取得資金の借入による調達等が無く、借入金の約定弁済及び配当金の支払による支出が中心となった事により支出が増加しました。上記のように当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、前年のインオーガニック投資が早くも営業キャッシュ・フロー収入の大幅増加に結実し、投資活動によるキャッシュ・フロー支出および財務活動によるキャッシュ・フロー支出を賄った上で余剰が生じた結果、現金及び現金同等物はほぼ前連結会計年度末の水準から大幅に増加しました。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。当社グループは、中期的な企業価値向上に向け、2018年3月期より「基盤構築フェーズ」として既存事業の基盤強化を図っております。基盤強化に際しては、中期的に利益を増大するための「攻め」と、中期的かつ継続的に利益を確保するための「守り」両面の強化をへて、リユース業の競争優位の源泉である買取力(仕入力)を強化する体制、多様な商品を効率的に買取、商品化、販売、輸出のサイクルを高速回転させる体制を確立させました。この「トコトン買取」体制が当社の強みであり、買取のお客様の流入を促し、離脱を防ぐ仕組みとなっております。2022年3月期においては「攻め」と「守り」の戦略を継続・発展させ「コア事業」「スピンオフ事業」「海外事業」が有機的に結びついたオーガニック成長戦略による企業価値の向上を進めてまいりました。「コア事業」においては、大型店の出店・既存店の増床による大型化、強みである「トコトン買取」をさらに強化し事業成長を図ります。「スピンオフ事業」においては、既存事業の取扱商材を切り出し業態として独立させることで専門性の向上を図ります。また既存売場とスピンオフ事業業態の複合店化により「コア事業」への成長寄与を進めてまいります。「海外事業」においては、国内でリユースが難しい商材を海外にて再リユースする事により販売力を強化するとともに、国内における「トコトン買取」のさらなる強化を通じて「コア事業」への成長寄与を図ります。更に2021年7月に株式会社ホビーサーチの株式を100%取得し、インオーガニック成長戦略も本格化させました。これらの施策を強力に推進することにより、更なる飛躍を図り、企業価値の向上へ繋げてまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。当社グループは、中期的な企業価値向上に向け、2018年3月期より「基盤構築フェーズ」として既存事業の基盤強化を図っております。基盤強化に際しては、中期的に利益を増大するための「攻め」と、中期的かつ継続的に利益を確保するための「守り」両面の強化をへて、リユース業の競争優位の源泉である買取力(仕入力)を強化する体制、多様な商品を効率的に買取、商品化、販売、輸出のサイクルを高速回転させる体制を確立させました。この「トコトン買取」体制が当社の強みであり、買取のお客様の流入を促し、離脱を防ぐ仕組みとなっております。2022年3月期においては「攻め」と「守り」の戦略を継続・発展させ「コア事業」「スピンオフ事業」「海外事業」が有機的に結びついたオーガニック成長戦略による企業価値の向上を進めてまいりました。「コア事業」においては、大型店の出店・既存店の増床による大型化、強みである「トコトン買取」をさらに強化し事業成長を図ります。「スピンオフ事業」においては、既存事業の取扱商材を切り出し業態として独立させることで専門性の向上を図ります。また既存売場とスピンオフ事業業態の複合店化により「コア事業」への成長寄与を進めてまいります。「海外事業」においては、国内でリユースが難しい商材を海外にて再リユースする事により販売力を強化するとともに、国内における「トコトン買取」のさらなる強化を通じて「コア事業」への成長寄与を図ります。更に2021年7月に株式会社ホビーサーチの株式を100%取得し、インオーガニック成長戦略も本格化させました。これらの施策を強力に推進することにより、更なる飛躍を図り、企業価値の向上へ繋げてまいります。
MD&A(経営者による分析)
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。(1) 経営成績文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。当連結会計年度における国内及び海外経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にありました。当社が店舗を展開する東京都・神奈川県におきましても9月末まで緊急事態宣言が発令され自粛要請の強化による消費環境や消費マインドの悪化により個人消費は低迷を続けました。9月以降は国内感染者数が劇的に減少したものの、年末から変異株による流行第6波も発生し、またタイ王国においてもいまだ沈静化せず、不透明な状況が継続しております。当社グループはこのような新型コロナウイルス感染症流行下においても前連結会計年度に引き続き、成長のための体制づくりとマネジメント力の強化を積極的にすすめるとともに、収益の改善に努めてまいりました。具体的には、コア事業・スピンオフ事業・海外事業の3つの事業の成長を通じたオーガニックな成長を図っております。営業政策面では、「新しい日常」に対応すべく、ネット通販の強化、スポーツ・アウトドア、ホビー、カメラ等の専門ジャンル強化を進めました。店舗政策面では、2021年6月に、カメラ専門店「ワットマンカメラ マルイシティ横浜カメラ買取センター店」をグランドオープンし、10月に総合リユース店「ワットマンベイタウン本牧5番街店」をグランドオープンいたしました。更に2021年7月に株式会社ホビーサーチの株式を100%取得し、インオーガニック成長戦略も本格化させました。また、ワットマンタイランドにおいてwarehouse(倉庫)型店舗への集約を進め、Wattmann Sukhumvit 39店(Buy&Sell型)を閉店しWattmann Saimai店(warehouse型)をオープンし、収益性改善を進めました。以上の結果、当連結会計年度の売上高は、前年と比べ17億74百万円(48.8%)増収の54億9百万円となりました。これは新たに子会社化した株式会社ホビーサーチ及びタイ王国と国内の海老名店・本厚木・上大岡・本牧を中心とした開閉店売上が前年同期と比べ16億62百万円(845.2%)増収の18億59百万円、および既存店売上が昨年4月全店休業からの回復により1億11百万円(3.3%)増収により35億50百万円となったことによります。オーガニック事業における商品カテゴリー別売上高は、電化製品等が前年と比べ64百万円(8.7%)増収の8億7百万円、服飾等が63百万円(5.3%)増収の12億54百万円、パッケージメディア(本・CD/DVD・ゲーム)が14百万円(1.6%)減収の9億21百万円、ホビーが専門業態(ワットマンホビー・ゲームステーション(GS))のスタートにより3億19百万円(112.8%)増収の6億2百万円、その他は各種専門業態(ワットマンSC(スポ・キャン)・ワットマンカメラ)のスタート等により1億36百万円(28.3%)増収の6億17百万円となりました。またホビーサーチにおける商品カテゴリー別売上高は、ホビーが12億5百万円となりました。売上総利益は、売上増収に伴い前年と比べ5億36百万円(22.6%)増益の29億12百万円、売上総利益率53.8%となりました。既存店は1億14百万円(5.0%)増益の23億93百万円、ホビーサーチ及び開閉店は4億22百万円(437.0%)増益の5億19百万円となりました。オーガニック事業における商品カテゴリー別の売上総利益については、電化製品等が前年と比べ26百万円(5.4%)増益の5億28百万円、服飾等が52百万円(7.2%)増益の7億85百万円、パッケージメディア(本・CD/DVD・ゲーム)が6百万円(1.1%)減益の6億1百万円、ホビーが1億23百万円(79.1%)増益の2億78百万円、その他は1億20百万円(31.9%)増益の4億98百万円となりました。またホビーサーチにおける商品カテゴリー別売上総利益は、ホビーが2億20百万円となりました。販売費及び一般管理費においては、前連結会計年度に特別損失に計上した休業期間中の人件費、家賃、減価償却費等の固定費39百万円相当額増加、ホビーサーチの子会社化、営業再開による変動費の増加及び店舗数増加による経費増加により、前年と比べ5億36百万円(25.5%)増加し26億43百万円となりました。既存店では前述の事由により92百万円(4.8%)増加の20億42百万円、ホビーサーチ及び開閉店ではタイ王国子会社の店舗増加、海老名事業所増床、GS事業店舗増加、ワットマンカメラ・ベイタウン本牧5番街店開店、株式会社ホビーサーチ子会社取得に伴う一過性費用及び同社の連結開始により4億43百万円(282.4%)増加の6億円となりました。上記のように、第2四半期連結累計期間における成長に向けた新店投資やM&Aに伴う一過性費用が発生しましたが、第3、第4四半期連結期間の業績復調とホビーサーチの貢献により、営業利益は前年とほぼ同水準の2億69百万円(前年比100.1%)となりました。既存店では基盤構築フェーズを経て利益構造改革を達成しつつあり21百万円増益の3億50百万円(前年比106.4%)、ホビーサーチ及び開閉店では20百万円(65.2%)減益の営業損失81百万円となりました。これらの結果、経常利益は前年同期と比べて16百万円増益の2億91百万円(前年比106.0%)となりました。 経常利益以下については、ワットマンタイランドの閉店決定店舗と本邦の収益性悪化店舗に関する減損損失38百万円計上の一方、補助金収入15百万円の計上により、税金等調整前当期純利益が前年と比べ34百万円(前年比114.4%)増益の2億70百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は56百万円(前年比127.2%)増益の2億63百万円となりました。セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。なお、当連結会計年度より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当連結会計年度の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。①リユース事業リユース事業セグメントにおいてはタイ王国と国内の新店開店により、外部顧客への売上高は前年に比べ5億69百万円(前年比115.7%)増収の42億4百万円、セグメント利益はホビーサーチ社のM&A関連費用36百万円の計上により前年に比べ32百万円(前年比88.1%)減益の2億37百万円となりました。②新品EC事業新品EC事業においては外部顧客への売上高は12億5百万円、セグメント利益は32百万円となりました。なお、上記記述においては、2020年3月以前より同一業態で営業中の事業所を既存店、その他事業所を開閉店としております。また、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等の適用により、当連結会計年度の売上高は22百万円減少し、売上原価は18百万円減少し、販売費及び一般管理費は4百万円減少しております。なお営業利益、経常利益及び税金等調整前当期純利益、並びに利益剰余金の当期首残高に与える影響はありません。経営者の視点による認識及び分析・検討内容当連結会計年度においては新店投資及びM&Aの実行により、第2四半期連結累計期間業績は前年同時期を下回りました。タイ王国子会社においても、新型コロナ感染症の流行により損失が先行しました。そのような状況下で当社グループは、ネット通販の強化、スポーツ・アウトドア・家具等へジャンル移行を進め在庫水準の維持及び売上総利益率・額の向上を目指しました。また、タイ王国子会社において新型コロナ感染症の影響を大きく受けるバンコク市内のWattmann Sukhumvit 39店(Buy&Sell型)を閉店しwarehouse(倉庫)型店舗への集約を進めました。その結果、第3四半期連結会計期間以降においては業績も復調し、またホビーサーチの業績も貢献し当連結会計年度の営業利益はほぼ前年と同水準の2億69百万円(前年比100.1%)となりました。このように現時点でコロナウイルス感染症の沈静化には至っておりませんが、当社の第3四半期連結会計期間以降の業績は順調に回復しており、第2四半期累計期間の業績悪化は一時的と認識しております。2023年3月期においても引続きネット通販強化、スポーツ・アウトドア・家具等へジャンル移行とスピンオフ戦略による新業態の開発を進める予定です。また、タイ王国子会社はwarehouse(倉庫)型店舗に集中するとともに、当社グループ外からの商品調達を強化し早期黒字転換を目指します。2023年3月期の業績予想はホビーサーチの貢献により連結売上高69億28百万円(28.1%増収)、営業利益4億円(48.4%増益)、経常利益4億円(37.2%増益)、親会社株主に帰属する当期純利益3億22百万円(22.0%増益)を見込んでおります。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。①商品仕入実績当連結会計年度における商品仕入実績は、次のとおりであります。事業品目金額(千円)構成比(%)前年同期比(%)オーガニック事業電化製品等291,95117.7129.8服飾等490,45929.8119.7パッケージメディア318,60319.4104.0ホビー394,02824.0168.6その他150,1599.1135.0合計1,645,201100.0127.9ホビーサーチホビー992,609100.0-合計992,609100.0-総合計2,637,810-205.1 (注) 1 金額は仕入価格によっております。2 パッケージメディアは本、CD/DVD、ゲーム全般から構成されております。 ②販売実績当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。事業品目金額(千円)構成比(%)前年同期比(%)オーガニック事業電化製品等807,63319.2108.7服飾等1,254,58629.8105.3パッケージメディア921,33321.998.4ホビー602,96514.3212.8その他617,54014.7128.3合計4,204,059100.0115.7ホビーサーチホビー1,205,190100.0-合計1,205,190100.0-総合計5,409,250-148.8 (注) 1 金額は販売価格によっております。2 パッケージメディアは本、CD/DVD、ゲーム全般から構成されております。 (2)財政状態(流動資産)当連結会計年度末における流動資産の残高は、27億66百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億47百万円増加いたしております。これは、主に株式会社ホビーサーチの子会社化等により、売掛金が84百万円、商品が3億11百万円、その他流動資産が58百万円増加したことなどが主な要因であります。(固定資産)当連結会計年度末における固定資産の残高は、15億53百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億95百万円増加しております。これは、株式会社ホビーサーチの子会社化によりのれんが2億75百万円、繰延税金資産が66百万円増加したこと等が主な要因であります。この結果、総資産は43億19百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億43百万円の増加となりました。(流動負債)当連結会計年度末における流動負債の残高は、10億53百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億79百万円増加いたしております。これは、株式会社ホビーサーチの子会社化等により買掛金が合計2億20百万円、同社の契約負債が29百万円増加し、また短期借入金が34百万円、未払費用1億38百万円、その他流動負債が1億25百万円それぞれ増加したこと等が主な要因であります。(固定負債)当連結会計年度末における固定負債の残高は6億78百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億87百万円増加しております。 これは、長期借入金が2億83百万円増加したこと等が主な要因であります。この結果、負債合計は17億31百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億67百万円の増加となりました。(純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、25億88百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億23百万円減少しております。これは、親会社株主に帰属する当期純利益が2億63百万円計上されたこと、配当金が65百万円あったこと等により利益剰余金が1億98百万円増加、譲渡制限付株式の役員報酬交付により資本剰余金が2億78百万円、自己株式の取得と譲渡制限付株式の役員報酬交付により自己株式が43百万円それぞれ減少したことが主な要因であります。これらの結果、自己資本比率が59.3%となりました。経営者の視点による認識及び分析・検討内容連結会計年度末時点の総資産43億19百万円のうち流動資産が27億66百万円です。流動資産の中では商品が9億5百万円、現金及び預金が14億94百万円を占めております。現金及び預金約15億円の保有目的としましては、成長機会を逸失しないための「攻めのキャッシュ」として約3~5億円、運転資金及びドミナント展開に伴うハザードリスクに備える「守りのキャッシュ」として約6~9億円、配当原資約87百万円と考えております。固定資産15億53百万円のうち、有形固定資産は5億97百万円、敷金及び保証金が4億86百万円を占めております。これらは事業用の資産であり営業活動により投資回収を進めます。また(株)ホビーサーチの取得に伴うのれん2億75百万円は、同社の取得時点における利益計画を実績が上回っている事から減損の兆候はないと判断しております。負債合計は17億31百万円、純資産合計は25億88百万円となっております。主にホビーサーチの子会社化とそれに伴う借入金の増加により、自己資本比率は59.3%と若干減少しましたが60%程度の水準は維持し財務体質は安定的と判断しております。一方、純資産の絶対額はまだ小規模であり今後の積極成長フェーズにおいて一定の財務リスクは存在していると判断しております。よって現時点においては、ROE spread及びROIC spreadを毀損しない範囲において、財務の健全性は維持する方針です。 (3)キャッシュ・フローの分析当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、14億94百万円となり前連結会計年度末に比べ、6百万円減少しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、1億83百万円の収入となり前年同期と比較し30百万円減少しました。これは主に、キャッシュ・フロー増加要因として税金等調整前当期純利益が34百万円、未払費用の増減額が27百万円増加、法人税等の支払額が33百万円減少、未払消費税等の増減額が25百万円増加、のれん償却額14百万円増加、株式報酬費用が25百万円増加、減損損失が31百万円増加した一方、減少要因として役員退職慰労金の増減額が1億円減少、棚卸資産の増減額が1億62百万円増加したこと等によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、66百万円の支出となり前年同期と比較して48百万円支出減となりました。これは主に、子会社株式の取得による18百万円の支出、有形固定資産の取得による支出が13百万円増加した一方、営業譲受による支出が48百万円減少、敷金及び保証金の差入れによる支出が19百万円減少したこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、1億23百万円の支出となり前年同期と比較して1億62百万円の支出増となりました。これは主に、長短借入金による収入(純額)が2億2百万円増加した一方、自己株式の取得により3億47百万円支出したこと等によるものであります。 経営者の視点による認識及び分析・検討内容営業活動によるキャッシュ・フローは前連結会計年度を30百万円下回る1億83百万円の収入となりました。これは(株)ホビーサーチの退職慰労金支給による支出1億円、同社の株式取得関連支出42百万円等の一過性の要因によるものであり、これらを除けば営業キャッシュ・フローは安定的と判断しております。一方、投資キャッシュ・フローは、(株)ホビーサーチの子会社化による支出が、株式取得額と同社の保有する現金同等物の差引18百万円にとどまったため、48百万円支出減の66百万円の支出となりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは(株)ホビーサーチ株式取得資金の借入等により長期借入を純額2億55百万円実行した一方、自己株式取得による支出3億47百万円等により1億23百万円の支出となりました。上記のように当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、営業キャッシュ・フロー収入は減少したものの、投資活動によるキャッシュ・フロー支出および財務活動によるキャッシュ・フロー支出と概ね均衡しインオーガニック成長投資を実行しつつ現金及び現金同等物はほぼ前連結会計年度末の水準を維持しました。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。当社グループは、中期的な企業価値向上に向け、平成30年3月期より「基盤構築フェーズ」として既存事業の基盤強化を図っております。基盤強化に際しては、「攻めと守りの5つの戦略」を遂行し、今後の継続的な成長の土台を形成しております。攻めを強くする3つの戦略テーマA) 商品と売り場の強化新規出店を通じて成長を図るとともに、商品構成を見直し、特に売上総利益率の低い法人仕入については適正化を行い、売上総利益率の改善を図っております。B) 買取強化出張買取や宅配買取といった店頭買取以外の手段を拡充していくとともに、海外再リユースの仕組みを構築し、当社グループの強みである「トコトン買取」の更なる強化を図っております。C) ネット事業の拡大既存事業のEC売上比率の適正化を図り、店舗運営とバランスの取れたEC販売体制を構築するとともに、高級オーディオや高額ロードバイクの専門EC業態を立ち上げ、専門性の向上による買取や販売の強化を図っております。 守りを強くする2つの戦略テーマ D) 店舗の生産性向上販売管理費適正化策を推進し、店舗オペレーションの改善による生産性の向上や投資対効果の判断基準の厳格化を通じた経費の削減を図っております。 E) 人材マネジメントの確立戦略の遂行に必要なポジションとその要件を明確化したうえで、ポジション要件と現有人材のスキルギャップを明らかにし、人材マネジメント(採用/育成/評価/配置)にてギャップを埋めております。特に採用は、自社にマッチする人材がいないポジションを充足するための手段として重要視しております。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。当社グループは、中期的な企業価値向上に向け、平成30年3月期より「基盤構築フェーズ」として既存事業の基盤強化を図っております。基盤強化に際しては、「攻めと守りの5つの戦略」を遂行し、今後の継続的な成長の土台を形成しております。攻めを強くする3つの戦略テーマA) 商品と売り場の強化新規出店を通じて成長を図るとともに、商品構成を見直し、特に売上総利益率の低い法人仕入については適正化を行い、売上総利益率の改善を図っております。B) 買取強化出張買取や宅配買取といった店頭買取以外の手段を拡充していくとともに、海外再リユースの仕組みを構築し、当社グループの強みである「トコトン買取」の更なる強化を図っております。C) ネット事業の拡大既存事業のEC売上比率の適正化を図り、店舗運営とバランスの取れたEC販売体制を構築するとともに、高級オーディオや高額ロードバイクの専門EC業態を立ち上げ、専門性の向上による買取や販売の強化を図っております。 守りを強くする2つの戦略テーマ D) 店舗の生産性向上販売管理費適正化策を推進し、店舗オペレーションの改善による生産性の向上や投資対効果の判断基準の厳格化を通じた経費の削減を図っております。 E) 人材マネジメントの確立戦略の遂行に必要なポジションとその要件を明確化したうえで、ポジション要件と現有人材のスキルギャップを明らかにし、人材マネジメント(採用/育成/評価/配置)にてギャップを埋めております。特に採用は、自社にマッチする人材がいないポジションを充足するための手段として重要視しております。
MD&A(経営者による分析)
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較・分析の記載はしておりません。当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。(1) 経営成績当連結会計年度における我が国経済は、政府・日銀による経済政策や金融政策により、設備投資や企業収益の緩やかな拡大が継続しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により実体経済に多大な影響が発生し、厳しい状況に転じました。当社グループにおいても営業時間短縮や休業等の影響を受けました。このような状況にあっても市場環境に適合すべく、成長のための体制づくりとマネジメント力の強化を積極的にすすめるとともに、収益の改善に努めてまいりました。具体的には前事業年度に引続き、「攻めと守りの5つの戦略」(商品と売場の強化、買取強化、ネット事業の拡大、店舗の生産性向上、人材マネジメントの確立)を通じて既存コア事業の強い足腰の形成を進めております。営業政策面では、取扱ジャンルの拡大、店頭での積極的な買取に加えてネット買取強化等、仕入経路を強化拡大し、良品在庫の増大に努めてまいりました。また、適宜の売価変更と売場への継続的な商品供給を行い商品鮮度を維持するとともに、お客様目線の売場づくりを進め、お客様の購買意欲を高め、売上高の増加と売上総利益額の増加に努めてまいりました。更に生産性向上施策による効率化、低コスト化により、営業利益額・率の向上を目指しました。また売上総利益率向上のため法人仕入の取捨選択を進めました。店舗政策面では、マルイファミリー海老名店を開店し、サクラス戸塚事業所に新業態であるワットマンホビーを開店いたしました。また、令和元年7月に初の海外店舗となるWattmann Phraek Sa店、9月に海外2号店Wattmann Terminal21 ASOK店、令和2年1月に海外3号店Wattmann BangPhliYai店をオープンいたしました。以上により当連結会計年度末における営業拠点は前連結会計年度末から4事業所6店舗増加し23事業所54店舗となっております。以上の結果、当連結会計年度の売上高は、既存店が海外向け売上の貢献により前年単体既存店とおおむね同一水準の35億17百万円となりました。開閉店は新店の貢献により1億64百万円となりました。その結果、当社グループ全体では36億81百万円となりました。商品カテゴリー別の売上高では、電化製品等が7億65百万円、服飾等が14億8百万円、パッケージメディア(本・CD/DVD・ゲーム)が9億58百万円、その他は5億48百万円となりました。売上総利益については、主に海外売上の貢献により既存店は23億48百万円となりました。開閉店は新店の貢献により94百万円となりました。その結果、当社グループ全体で24億43百万円となりました。売上総利益率は66.4%となりました。商品カテゴリー別の売上総利益は、電化製品等が5億5百万円、服飾等が9億8百万円、パッケージメディアが6億5百万円、その他が4億23百万円となりました。販売費及び一般管理費においては、生産性向上による人件費の減少等により既存店で20億1百万円、店舗数の増加に伴う人件費、地代家賃の増加の結果、開閉店で1億31百万円、当社グループ合計で21億32百万円となりました。上記の結果、既存店は営業利益3億47百万円、開閉店では営業損失37百万円となり、グループ全体では営業利益3億10百万円となりました。経常利益は3億11百万円となりました。一部店舗の減損損失7百万円、投資有価証券評価損1百万円を計上しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は2億56百万円となりました。なお、平成30年3月以前より同一業態で営業中の事業所を既存店、その他事業所を開閉店としております。また、当社のセグメントの区分は単一の事業セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。経営者の視点による認識及び分析・検討内容当社グループは、平成30年3月期より基盤構築フェーズと位置づけ、「攻めと守りの5つの戦略」を通じて、既存コア事業の強い足腰の形成を図っております。令和2年3月期は、売上高36億81百万円、売上総利益額24億43百万円、営業利益額310百万円となり、売上高営業利益率は8.4%と、前期単体実績と比較し、2.3ポイント改善し、基盤構築が更に進捗しております。売上高につきましては、新規開店(国内新店3店舗、海外新店3店舗)によるところが大きく、前期単体実績より5.7%増収となりました。売上総利益率につきましては、暖冬により高利益率の衣料品が不振だったものの、従前より進めている売上総利益率改善策が奏功し、前期単体実績より0.2ポイント改善しております。また販売費及び一般管理費につきましては、従前より進めている販管費適正化策が前事業年度に引き続き効果を創出し、売上高販管費率を60.0%から57.9%まで低減することに成功しました。前事業年度においては雑色店1事業所のみの新規出店であったのに対し、当連結会計年度においては、マルイファミリー海老名店新規開店、サクラス戸塚事業所を改装しワットマンホビーサクラス戸塚店を開店、海外店舗を3店開店しておりますが、それらの開店費用と初期赤字を負担しつつの大幅増益となりました。令和3年3月期につきましては、4月7日に政府より発令された緊急事態宣言を踏まえ、従業員の安全確保と地域の感染拡大防止に向け、4月11日から30日まで全事業所を休業いたしました。当社グループは従来進めてきた基盤構築フェーズにより利益構造改革を達成しつつあり、かつ5月から順次営業を再開しているため、現時点では4月度の休業による損失は一時的、限定的と考えております。しかし、新型コロナウイルス感染症の再流行の可能性もあり、不透明な状況が継続している事から、令和3年3月期の業績につき、合理的に見積もる事は困難であるため未定としております。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。①商品仕入実績当連結会計年度の商品仕入実績を示すと、次のとおりであります。 事業品目当連結会計年度(自 平成31年4月1日至 令和2年3月31日)金額(千円)前年同期比(%)リユース事業電化製品等 253,740-%服飾等 468,709-%パッケージメディア 353,483-%その他 147,747-%合計 1,223,680-% (注) 1 金額は仕入価格によっております。2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。3 パッケージメディアは本、CD/DVD、ゲーム全般から構成されております。4 当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比率は記載しておりません。 ②販売実績当連結会計年度の販売実績を示すと、次のとおりであります。 事業品目当連結会計年度(自 平成31年4月1日至 令和2年3月31日)金額(千円)前年同期比(%)リユース事業電化製品等 765,703-%服飾等 1,408,615-%パッケージメディア 958,892-%その他 548,710-%合計 3,681,922-% (注) 1 金額は販売価格によっております。2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。3 パッケージメディアは本、CD/DVD、ゲーム全般から構成されております。4 当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比率は記載しておりません。(2)財政状態 (流動資産)流動資産は、21億9百万円となりました。主な内訳は、現金及び預金が13億64百万円、商品が5億68百万円、売掛金が70百万円となっております。 (固定資産)固定資産は、12億30百万円となりました。主な内訳は、有形固定資産が6億44百万円、敷金保証金が4億83百万円となっております。この結果、総資産は33億40百万円となりました。 (流動負債) 流動負債は、4億31百万円となりました。主な内訳は、1年内返済予定の長期借入金が1億20百万円となっております。 (固定負債) 固定負債は、3億56百万円となりました。主な内訳は、長期借入金が2億36百万円となっております。 この結果、負債合計は7億87百万円となりました。 (純資産) 当事業年度末における純資産の残高は、25億52百万円となりました。 主な内訳は、資本金が5億円、資本剰余金が16億59百万円、利益剰余金が5億39百万円、自己株式が△57百万円、土地再評価差額金が△95百万円となっております。 これらの結果、自己資本比率が76.2%となりました。経営者の視点による認識及び分析・検討内容連結会計年度末時点の総資産33億40百万円のうち流動資産が21億9百万円です。流動資産の中では商品が5億68百万円、現金及び預金が13億64百万円を占めております。現金及び預金の保有高につきましては、有利子負債相当額約3億50百万円を除き、ネットキャッシュで約10億円保有しております。その保有目的としましては、成長機会を逸失しないための「攻めのキャッシュ」として約2億50百万円、運転資金及びドミナント展開に伴うハザードリスクに備える「守りのキャッシュ」として約6億円、海外子会社への貸付で約1億円、配当原資約65百万円と考えております。なお、新型コロナウイルス感染症の流行による経営環境の変化に備えるため有価証券報告書提出日現在、長短あわせて3億円の借入による資金調達を行いました。固定資産12億30百万円のうち、有形固定資産は6億44百万円、敷金及び保証金が4億83百万円を占めております。これらは事業用の資産であり営業活動により投資回収を進めます。負債合計は7億87百万円、純資産合計は25億52百万円となっております。自己資本比率は76.2%と安定的ですが、純資産の絶対額はまだ小規模であり今後の積極成長フェーズにおいて一定の財務リスクは存在していると判断しております。よって現時点においては、ROE spread及びROIC spreadを毀損しない範囲において、財務の健全性は維持する方針です。(3)キャッシュ・フローの分析当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、13億64百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、3億92百万円の収入となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が3億2百万円、減価償却費が77百万円、減損損失が7百万円、たな卸資産の減少15百万円、未払消費税等の増加31百万円それぞれ計上された一方、法人税等の支払額が45百万円計上されたこと等によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、31百万円の支出となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が34百万円計上されたことなどによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、1億50百万円の支出となりました。これは主に、長短借入金の返済が1億24百万円、配当金の支払が32百万円計上されたことなどによるものであります。 経営者の視点による認識及び分析・検討内容従前から取り組んでいた生産性向上施策により販売管理費の適正化が更に進行した結果、営業活動によるキャッシュ・フローが3億92百万円の収入となりました。一方、財務活動によるキャッシュ・フローは借入金の約定弁済を進め、1億50百万円の支出となりました。さらに、海老名事業所の新規出店、海外子会社の設立と3店舗出店など、投資活動によるキャッシュ・フローの支出は31百万円となりました。当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、税金等調整前当期純利益を3億2百万円計上し営業キャッシュ・フロー収入が、投資活動によるキャッシュ・フローおよび財務活動によるキャッシュ・フローを上回りました。当社の資本の財源及び資金の流動性について、前述の通り平成30年3月期より進めてきた基盤構築フェーズにより利益構造改革を達成しつつあり、現時点では4月度の休業による影響は一時的、限定的と考えております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (a)繰延税金資産の回収可能性繰延税金資産の回収可能性は、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかで判断しております。当該判断は、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性、タックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性及び将来加算一時差異の十分性のいずれかを満たしているかどうかにより判断しております。収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性を判断するにあたっては、一時差異等の解消見込年度及び繰戻・繰越期間における課税所得を見積っております。課税所得は、令和2年3月期実績を基礎として「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表注記事項 (追加情報)新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に関する会計上の見積り」記載の仮定を用いております。当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。(b)減損会計における将来キャッシュ・フロー減損損失を認識するかどうかの判定及び使用価値の算定において用いられる将来キャッシュ・フローは、令和2年3月期以前の趨勢を基礎として、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表注記事項 (追加情報)新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に関する会計上の見積り」記載の仮定を用いております。当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において追加の減損損失(特別損失)が発生する可能性があります
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。当社は平成25年6月1日より新ブランド「Super Recycle Shop WATTMANN」(スーパーリサイクルショップ ワットマン)を立ち上げました。当社は規模拡大と利益体質の維持を重要課題と考えており、そのために以下の課題に取り組んでまいります。① 買い取りと商品化力を強化するとともに売価変更を適宜に行い、お客様に魅力ある新鮮な商品と豊富な品揃えを提供してまいります。② リユース事業のレベルアップと利益率向上のため、マニュアルの充実による従業員の人材育成(マネジメント力の強化)を集中的に実施してまいります。③ 現状のオペレーションを徹底的に見直し、作業分担の明確化を図り人的生産性向上によるローコスト経営を目指してまいります。④ 企業成長の源泉となる事業所の新設を進めるとともに、新設事業所の経営効率を高め、投資回収を強力に進めてまいります。⑤ 営業政策面の課題解決をスピーディかつ徹底的に実行してまいります。 (会社の支配に関する基本方針)当社は、平成30年5月23日開催の当社取締役会において、「当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針」(以下「基本方針」といいます。)ならびに「基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み(買収防衛策)」(以下「本プラン」といいます。)を導入することを決定し、平成30年6月28日開催の当社第42期定時株主総会(以下「本定時株主総会」といいます。)において、株主の皆様のご承認をいただきました。 (1)当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針の内容の概要当社は、公開会社である当社の株券等については、株主、投資家の皆様による自由な取引が認められており、当社の株券等に対する大量買付行為(下記(3)①で定義されます。)があった場合、これに応じるか否かの判断は、最終的には当社の株主の皆様のご判断に委ねられるべきものであると考えます。しかしながら、近時わが国の資本市場においては、対象となる企業の経営陣の賛同を得ずに、一方的に大量買付行為を強行する動きが見受けられます。こうした大量買付行為の中には、対象会社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益に資さないものも想定されます。当社といたしましては、このような当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益の向上に資さない大量買付行為を行う者は、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者としては不適切であると考えており、このような者が現れた場合には、必要かつ相当な対抗手段を講じることが必要であると考えます。 (2)基本方針の実現に資する特別な取組みの内容の概要① 当社の企業価値の源泉当社は、昭和53年に家電量販店としてスタートしましたが、中期的な企業価値向上の観点から、時代の流れや顧客の要望に対応し、その都度、変革を実現してきました。このような歴史の中で培われた当社の企業価値の源泉は、以下のとおりであると考えます。a 過去の成功体験に固執することなく、常に市場動向や顧客のニーズを見極め、業態を柔軟に変革し、中期的な企業価値を確保・向上させてきた経営力b 業態の変革に合わせ、迅速にあるべき人材を育成し、最適配置する人材マネジメント力c 駅前店・郊外店・大中小規模店等、様々な形態での出店により構築された店舗開発ノウハウd 家電量販店時代から神奈川県を中心とするドミナント戦略(特定の地域に集中して店舗展開を行うこと)を展開してきたことにより得られた顧客認知度および出店候補地の選定に関する知見e 低価格・高回転率のビジネスモデルを実現するオペレーション力② 企業価値向上への取組み(中期的な経営戦略)上記の企業価値の源泉を最大限に発現させ、当社の企業価値ひいては株主共同の利益の向上を図るためには、中期的な視点で経営戦略を展開し、市場動向を見極めたタイムリーな施策により継続的な成長を実現していく必要があると考えます。当社は、中期的な企業価値の向上および株主共同の利益の確保を図るために、平成29年4月より新たな経営戦略に取り組んでおります。具体的には、中期的に利益を増大するための「攻めの強化」と、中期的かつ継続的に利益を確保するための「守りの強化」の両面より、企業価値の向上を図っております。③ コーポレート・ガバナンス体制の構築以上の取組みに加え、当社は、企業価値の向上ひいては株主共同の利益を確保するため、コーポレート・ガバナンスの充実を図り、経営の透明性・健全性を確保・維持していくことを重要課題としてとらえております。そのために、経営の意思決定の迅速化、監査機能の強化、適時な情報開示が必要不可欠と考えております。取締役および従業員が取るべき行動の規範を示した「企業行動規範」を制定し、取締役および従業員が法令・定款等を遵守することを徹底しております。詳細については、下記「第4(1) コーポレート・ガバナンスの状況」をご参照下さい。 (3)基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みの内容の概要当社としては、当社株券等の大量買付行為が行われた場合、当該大量買付行為が当社の企業価値の向上および会社の利益ひいては株主共同の利益の実現に資するものであるか否か、株主の皆様に適切にご判断いただき、当社株券等の大量買付行為に関する提案に応じるか否かを決定していただくためには、大量買付者(下記(3)①で定義されます。)および当社取締役会の双方から適切かつ十分な情報が提供され、検討のための十分な期間が確保されることが不可欠であると考えます。また、当社取締役会は、当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益の確保または向上の観点から大量買付行為の条件・方法を変更・改善させる必要があると判断する場合には、大量買付行為の条件・方法について、大量買付者と交渉するとともに、株主の皆様に対して代替案の提案等を行う必要もあると考えておりますので、そのために必要な時間も十分に確保されるべきであります。当社は、このような考え方に立ち、上記のとおり、本プランの導入を決定し、本定時株主総会にて株主の皆様のご承認をいただきました。本プランは、大量買付者に対し、本プランの遵守を求めるとともに、大量買付者が本プランを遵守しない場合、ならびに大量買付行為が当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益を著しく害するものであると判断される場合の対抗措置を定めております。① 本プランの対象となる行為本プランの対象となる行為は、概ね当社の株券等の20%以上の買付けその他の有償の譲受けまたはこれらに類似する行為(以下「大量買付行為」といいます。)であり、本プランは大量買付行為が行われる場合に、大量買付行為を行いまたは行おうとする者(以下「大量買付者」といいます。)に対し、事前に株主の皆様及び当社取締役会による当該大量買付行為の内容の検討に必要な情報の提供を求め、かつ、株主の皆様及び当社取締役会による大量買付行為についての情報の収集及び検討のために必要な一定の期間を確保したうえで、必要に応じて、大量買付者との間で大量買付行為に関する条件・方法について交渉し、また、当社取締役会として、株主の皆様に代替案を提示するなどの対応を行うための手続を定めております。② 対抗措置の概要本プランは、大量買付者が大量買付行為を行うに当たり、所定の手続に従うことを要請するとともに、かかる手続に従った場合であっても当該大量買付行為が当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益を著しく害するものであると判断される場合には、かかる大量買付行為に対する対抗措置として、原則として新株予約権を株主の皆様に無償で割り当てるものです。本プランに従って割り当てられる新株予約権(以下「本新株予約権」といいます。)には、①大量買付者やその関係者による行使を禁じる行使条件や、②当社が本新株予約権の取得と引換えに大量買付者およびその関係者以外の株主の皆様に当社株式を交付する取得条項を付すことが予定されています。本新株予約権の無償割当てが実施された場合、かかる行使条件や取得条項により、当該大量買付者及びその関係者の有する議決権の当社の総議決権に占める割合は、大幅に希釈化される可能性があります。③ 独立委員会の設置本プランに定めるルールが遵守されたか否か、ならびに、本プランに定めるルールが遵守された場合に当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益を確保しまたは向上させるために必要かつ相当と考えられる一定の対抗措置を講じるか否かについては、当社取締役会が最終的な判断を行いますが、その判断の合理性および公正性を担保するために、当社は、当社取締役会から独立した組織として、独立委員会を設置しております。独立委員会の委員は、3名とし、社外取締役、社外監査役、弁護士、税理士、公認会計士、学識経験者、投資銀行業務に精通している者および他社の取締役または執行役として経験のある社外者等の中から当社取締役会が選任するものとします。④ 本プランの有効期間本プランの有効期間は、本定時株主総会の終結の時から、その後3年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する当社定時株主総会の終結の時までとします。ただし、本プランは、有効期間の満了前であっても、当社の株主総会において本プランを廃止する旨の決議が行われた場合、または当社の株主総会で選任された取締役で構成される当社取締役会において本プランを廃止する旨の決議が行われた場合には、その時点で廃止されるものとします。 (4)上記(2)(3)の具体的取組みが基本方針に沿い、当社株主の共同の利益を損なうものではなく、当社役員の地位の維持を目的とするものではないことおよびその理由当社取締役会は、以下の理由により、上記(2)(3)の具体的取組みが、上記(1)の基本方針に沿うものであり、当社株主の共同の利益を損なうものではなく、また当社役員の地位の維持を目的とするものでもないと考えております。① 本プランは、経済産業省および法務省が平成17年5月27日に発表した「企業価値・株主共同の利益の確保又は向上のための買収防衛策に関する指針」の定める三原則を完全に充足していること② 企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益の確保または向上を目的として導入されていること③ 株主意思を重視するものであること④ 独立性の高い社外者(独立委員会)の判断を重視していること⑤ 対抗措置発動に係る合理的な客観的要件を設定していること⑥ 独立した地位にある第三者専門家の助言を取得できること⑦ デッドハンド型買収防衛策やスローハンド型買収防衛策ではないこと なお、本プランの詳細につきましては、インタネット上の当社のウェブサイト(http://www.wattmann.co.jp/)に掲載されている平成30年5月23日付「当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針ならびに当社株券等の大量買付行為への対応策(買収防衛策)の導入に関するお知らせ」をご参照ください。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。当社は平成25年6月1日より新ブランド「Super Recycle Shop WATTMANN」(スーパーリサイクルショップ ワットマン)を立ち上げました。当社は規模拡大と利益体質の維持を重要課題と考えており、そのために以下の課題に取り組んでまいります。① 買い取りと商品化力を強化するとともに売価変更を適宜に行い、お客様に魅力ある新鮮な商品と豊富な品揃えを提供してまいります。② リユース事業のレベルアップと利益率向上のため、マニュアルの充実による従業員の人材育成(マネジメント力の強化)を集中的に実施してまいります。③ 現状のオペレーションを徹底的に見直し、作業分担の明確化を図り人的生産性向上によるローコスト経営を目指してまいります。④ 企業成長の源泉となる事業所の新設を進めるとともに、新設事業所の経営効率を高め、投資回収を強力に進めてまいります。⑤ 営業政策面の課題解決をスピーディかつ徹底的に実行してまいります。 (会社の支配に関する基本方針)当社は、平成30年5月23日開催の当社取締役会において、「当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針」(以下「基本方針」といいます。)ならびに「基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み(買収防衛策)」(以下「本プラン」といいます。)を導入することを決定し、平成30年6月28日開催の当社第42期定時株主総会(以下「本定時株主総会」といいます。)において、株主の皆様のご承認をいただきました。 (1)当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針の内容の概要当社は、公開会社である当社の株券等については、株主、投資家の皆様による自由な取引が認められており、当社の株券等に対する大量買付行為(下記(3)①で定義されます。)があった場合、これに応じるか否かの判断は、最終的には当社の株主の皆様のご判断に委ねられるべきものであると考えます。しかしながら、近時わが国の資本市場においては、対象となる企業の経営陣の賛同を得ずに、一方的に大量買付行為を強行する動きが見受けられます。こうした大量買付行為の中には、対象会社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益に資さないものも想定されます。当社といたしましては、このような当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益の向上に資さない大量買付行為を行う者は、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者としては不適切であると考えており、このような者が現れた場合には、必要かつ相当な対抗手段を講じることが必要であると考えます。 (2)基本方針の実現に資する特別な取組みの内容の概要① 当社の企業価値の源泉当社は、昭和53年に家電量販店としてスタートしましたが、中期的な企業価値向上の観点から、時代の流れや顧客の要望に対応し、その都度、変革を実現してきました。このような歴史の中で培われた当社の企業価値の源泉は、以下のとおりであると考えます。a 過去の成功体験に固執することなく、常に市場動向や顧客のニーズを見極め、業態を柔軟に変革し、中期的な企業価値を確保・向上させてきた経営力b 業態の変革に合わせ、迅速にあるべき人材を育成し、最適配置する人材マネジメント力c 駅前店・郊外店・大中小規模店等、様々な形態での出店により構築された店舗開発ノウハウd 家電量販店時代から神奈川県を中心とするドミナント戦略(特定の地域に集中して店舗展開を行うこと)を展開してきたことにより得られた顧客認知度および出店候補地の選定に関する知見e 低価格・高回転率のビジネスモデルを実現するオペレーション力② 企業価値向上への取組み(中期的な経営戦略)上記の企業価値の源泉を最大限に発現させ、当社の企業価値ひいては株主共同の利益の向上を図るためには、中期的な視点で経営戦略を展開し、市場動向を見極めたタイムリーな施策により継続的な成長を実現していく必要があると考えます。当社は、中期的な企業価値の向上および株主共同の利益の確保を図るために、平成29年4月より新たな経営戦略に取り組んでおります。具体的には、中期的に利益を増大するための「攻めの強化」と、中期的かつ継続的に利益を確保するための「守りの強化」の両面より、企業価値の向上を図っております。③ コーポレート・ガバナンス体制の構築以上の取組みに加え、当社は、企業価値の向上ひいては株主共同の利益を確保するため、コーポレート・ガバナンスの充実を図り、経営の透明性・健全性を確保・維持していくことを重要課題としてとらえております。そのために、経営の意思決定の迅速化、監査機能の強化、適時な情報開示が必要不可欠と考えております。取締役および従業員が取るべき行動の規範を示した「企業行動規範」を制定し、取締役および従業員が法令・定款等を遵守することを徹底しております。詳細については、下記「第4(1) コーポレート・ガバナンスの状況」をご参照下さい。 (3)基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みの内容の概要当社としては、当社株券等の大量買付行為が行われた場合、当該大量買付行為が当社の企業価値の向上および会社の利益ひいては株主共同の利益の実現に資するものであるか否か、株主の皆様に適切にご判断いただき、当社株券等の大量買付行為に関する提案に応じるか否かを決定していただくためには、大量買付者(下記(3)①で定義されます。)および当社取締役会の双方から適切かつ十分な情報が提供され、検討のための十分な期間が確保されることが不可欠であると考えます。また、当社取締役会は、当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益の確保または向上の観点から大量買付行為の条件・方法を変更・改善させる必要があると判断する場合には、大量買付行為の条件・方法について、大量買付者と交渉するとともに、株主の皆様に対して代替案の提案等を行う必要もあると考えておりますので、そのために必要な時間も十分に確保されるべきであります。当社は、このような考え方に立ち、上記のとおり、本プランの導入を決定し、本定時株主総会にて株主の皆様のご承認をいただきました。本プランは、大量買付者に対し、本プランの遵守を求めるとともに、大量買付者が本プランを遵守しない場合、ならびに大量買付行為が当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益を著しく害するものであると判断される場合の対抗措置を定めております。① 本プランの対象となる行為本プランの対象となる行為は、概ね当社の株券等の20%以上の買付けその他の有償の譲受けまたはこれらに類似する行為(以下「大量買付行為」といいます。)であり、本プランは大量買付行為が行われる場合に、大量買付行為を行いまたは行おうとする者(以下「大量買付者」といいます。)に対し、事前に株主の皆様及び当社取締役会による当該大量買付行為の内容の検討に必要な情報の提供を求め、かつ、株主の皆様及び当社取締役会による大量買付行為についての情報の収集及び検討のために必要な一定の期間を確保したうえで、必要に応じて、大量買付者との間で大量買付行為に関する条件・方法について交渉し、また、当社取締役会として、株主の皆様に代替案を提示するなどの対応を行うための手続を定めております。② 対抗措置の概要本プランは、大量買付者が大量買付行為を行うに当たり、所定の手続に従うことを要請するとともに、かかる手続に従った場合であっても当該大量買付行為が当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益を著しく害するものであると判断される場合には、かかる大量買付行為に対する対抗措置として、原則として新株予約権を株主の皆様に無償で割り当てるものです。本プランに従って割り当てられる新株予約権(以下「本新株予約権」といいます。)には、①大量買付者やその関係者による行使を禁じる行使条件や、②当社が本新株予約権の取得と引換えに大量買付者およびその関係者以外の株主の皆様に当社株式を交付する取得条項を付すことが予定されています。本新株予約権の無償割当てが実施された場合、かかる行使条件や取得条項により、当該大量買付者及びその関係者の有する議決権の当社の総議決権に占める割合は、大幅に希釈化される可能性があります。③ 独立委員会の設置本プランに定めるルールが遵守されたか否か、ならびに、本プランに定めるルールが遵守された場合に当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益を確保しまたは向上させるために必要かつ相当と考えられる一定の対抗措置を講じるか否かについては、当社取締役会が最終的な判断を行いますが、その判断の合理性および公正性を担保するために、当社は、当社取締役会から独立した組織として、独立委員会を設置しております。独立委員会の委員は、3名とし、社外取締役、社外監査役、弁護士、税理士、公認会計士、学識経験者、投資銀行業務に精通している者および他社の取締役または執行役として経験のある社外者等の中から当社取締役会が選任するものとします。④ 本プランの有効期間本プランの有効期間は、本定時株主総会の終結の時から、その後3年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する当社定時株主総会の終結の時までとします。ただし、本プランは、有効期間の満了前であっても、当社の株主総会において本プランを廃止する旨の決議が行われた場合、または当社の株主総会で選任された取締役で構成される当社取締役会において本プランを廃止する旨の決議が行われた場合には、その時点で廃止されるものとします。 (4)上記(2)(3)の具体的取組みが基本方針に沿い、当社株主の共同の利益を損なうものではなく、当社役員の地位の維持を目的とするものではないことおよびその理由当社取締役会は、以下の理由により、上記(2)(3)の具体的取組みが、上記(1)の基本方針に沿うものであり、当社株主の共同の利益を損なうものではなく、また当社役員の地位の維持を目的とするものでもないと考えております。① 本プランは、経済産業省および法務省が平成17年5月27日に発表した「企業価値・株主共同の利益の確保又は向上のための買収防衛策に関する指針」の定める三原則を完全に充足していること② 企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益の確保または向上を目的として導入されていること③ 株主意思を重視するものであること④ 独立性の高い社外者(独立委員会)の判断を重視していること⑤ 対抗措置発動に係る合理的な客観的要件を設定していること⑥ 独立した地位にある第三者専門家の助言を取得できること⑦ デッドハンド型買収防衛策やスローハンド型買収防衛策ではないこと なお、本プランの詳細につきましては、インタネット上の当社のウェブサイト(http://www.wattmann.co.jp/)に掲載されている平成30年5月23日付「当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針ならびに当社株券等の大量買付行為への対応策(買収防衛策)の導入に関するお知らせ」をご参照ください。
MD&A(経営者による分析)
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。(1) 経営成績当事業年度における我が国経済は、政府・日銀による経済政策や金融政策により、設備投資や企業収益の緩やかな拡大が継続しているものの、地政学的リスクの顕在化および米中貿易摩擦や保護主義の台頭等への警戒感が広がりました。これらの先行き不透明な状況のもと個人消費は依然として低調に推移しております。このような状況のもと、急速に変化する市場環境に適合すべく、成長のための体制づくりとマネジメント力の強化を積極的にすすめるとともに、収益の改善に努めてまいりました。また前事業年度に引続き、売場の強化、買取強化、ネット事業の拡大、店舗の生産性向上、人材マネジメントの確立、及び新規出店等による企業成長を目指しております。具体的な営業政策面では、取扱ジャンルの拡大、店頭での積極的な買取に加えてネット買取強化等、仕入経路を強化拡大し、良品在庫の増大に努めてまいりました。また、適宜の売価変更と売場への継続的な商品供給を行い商品鮮度を維持するとともに、お客様目線の売場づくりを進め、お客様の購買意欲を高め、売上高の増加と売上総利益額の向上に努めてまいりました。更に生産性向上施策による効率化、低コスト化により、営業利益額・率の向上を目指しました。特に売上総利益率改善のため法人仕入の選別を進めました。店舗政策面では、ネット買取ブランド、「カウマン」のリアル店舗を戸塚事業所に開設しました。また、ネットによる買取・販売強化と良品在庫の拡大のための拠点として横浜市瀬谷区の物流倉庫を拡張・移転し本格稼動を開始いたしました。更に平成31年2月にワットマン雑色店を開店し当事業年度末の営業拠点は前事業年度末から1事業所2店舗増加し20事業所48店舗となっております。以上の結果、当事業年度の売上高は、前年同期と比べ66百万円(1.9%)減収の34億83百万円となりました。これは開閉店の売上は、新店の寄与により41百万円(320.7%)増収の53百万円となったものの、既存店の売上は前年同期と比べ1億7百万円(3.0%)減収の34億30百万円となった事により、全店では減収となったものです。商品カテゴリー別の売上高では、電化製品等が前年同期と比べ30百万円(4.1%)減収の7億21百万円、服飾等が59百万円(4.2%)減収の13億63百万円、パッケージメディア(本・CD/DVD・ゲーム)が21百万円(2.2%)減収の9億38百万円となりました。一方、その他が45百万円(10.8%)増収の4億61百万円となりました。売上総利益は、既存店は売上減少により、前年同期と比べ47百万円(2.0%)減益の22億70百万円となりました。開閉店は新店の売上高が増加したため、前年同期と比べ31百万円増益の33百万円となりました。その結果、全社で15百万円(0.7%)減益の23億4百万円となりました。一方売上総利益率は66.2%と前事業年度と比べ0.8ポイント増加いたしました。商品カテゴリー別の売上総利益は、電化製品等が前年同期と比べ2百万円(0.5%)増益の4億83百万円、服飾等が31百万円(3.5%)減益の8億79百万円、パッケージメディアが11百万円(1.8%)減益の6億2百万円、その他が25百万円(8.1%)増益の3億40百万円となりました。販売費及び一般管理費においては、生産性向上による人件費の減少等により既存店で前年同期と比べ90百万円(4.3%)減少の20億25百万円、店舗数の増加に伴う人件費、地代家賃の増加の結果、開閉店で47百万円(251.3%)増加の66百万円、全社合計で43百万円(2.0%)減少の20億92百万円となりました。上記の結果、既存店は前年同期と比べ43百万円(21.5%)増益の営業利益2億45百万円、開閉店では15百万円減益の営業損失32百万円となり、全社では27百万円増益の営業利益2億12百万円となりました。経常損益は前年同期と比べ28百万円(15.2%)増益の経常利益2億18百万円となりました。当期純損益は,増益要因として減損損失が7百万円減少した一方、前期違約金収入26百万円の減少、税金費用の6百万円増加等があったため、前年同期と比べ3百万円(2.2%)増益の当期純利益1億74百万円となりました。なお、平成29年3月以前より同一業態で営業中の事業所を既存店、その他事業所を開閉店としております。また、当社のセグメントの区分は単一の事業セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。経営者の視点による認識及び分析・検討内容としては中期的に利益を増大するための「攻めの強化」と、中期的かつ継続的に利益を確保するための「守りの強化」を推し進めた結果、売上高は前年比1.9%減収、当期純利益は3百万円の増益となりました。売上減収につきましては、法人仕入の取捨選択を行った結果によるもので、粗利率は0.8%改善しております。また店舗の生産性向上施策により、販売費及び一般管理費は前事業年度に引続き削減が進み、売上高に対する販管費率を60.1%から60.0%に低減しました。更に、前事業年度において新店オープンを行わなかったのに対し、平成31年2月に雑色店をオープンし新店開店費用と初期赤字を負担しつつの増益となりました。成長性と収益性を両立が達成したと判断しております。令和2年3月期も引続き「攻めの強化」「守りの強化」を進めております。特に「攻めの強化」の為、新店出店、既存店リニューアル、物流倉庫の機能強化、ネット事業の拡大、海外展開等の投資を実行する予定です。これらの投資が予定通り進捗した場合は売上高37億96百万円、当期純利益1億36百万円、令和3年3月期以降にずれ込んだ場合は売上高37億20百万円、当期純利益2億円を予想しております。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。①商品仕入実績当事業年度の商品仕入実績を示すと、次のとおりであります。 事業品目当事業年度(自 平成30年4月1日至 平成31年3月31日)金額(千円)前年同期比(%)リユース事業電化製品等228,828△17.1%服飾等466,918△9.2%パッケージメディア345,444△2.7%その他122,5156.8%合計1,163,706△7.7% (注) 1 金額は仕入価格によっております。2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。3 パッケージメディアは本、CD/DVD、ゲーム全般から構成されております。 ②販売実績当事業年度の販売実績を示すと、次のとおりであります。 事業品目当事業年度(自 平成30年4月1日至 平成31年3月31日)金額(千円)前年同期比(%)リユース事業電化製品等721,409△4.1%服飾等1,363,042△4.2%パッケージメディア938,101△2.2%その他461,32510.8%合計3,483,879△1.9% (注) 1 金額は販売価格によっております。2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。3 パッケージメディアは本、CD/DVD、ゲーム全般から構成されております。 (2)財政状態 (流動資産) 当事業年度末における流動資産の残高は、19億6百万円となり、前事業年度末に比べ51百万円増加いたしております。これは、現金及び預金が54百万円増加、売掛金が9百万円増加し、商品が15百万円減少したことなどが主な要因であります。 (固定資産) 当事業年度末における固定資産の残高は、12億75百万円となり、前事業年度末に比べ62百万円減少いたしております。これは、有形固定資産が45百万円、敷金保証金が20百万円減少したことなどが主な要因であります。この結果、総資産は31億81百万円となり、前事業年度末に比べ11百万円の減少となりました。 (流動負債) 当事業年度末における流動負債の残高は、3億81百万円となり、前事業年度末に比べ50百万円減少いたしております。 これは、未払法人税等が11百万円、未払消費税等が24百万円、未払費用が10百万円減少したことなどが主な要因であります。 (固定負債) 当事業年度末における固定負債の残高は、4億78百万円となり、前事業年度末に比べ1億12百万円減少いたしております。 これは、長期借入金が1億21百万円減少したことなどが主な要因であります。 この結果、負債合計は8億59百万円となり、前事業年度末に比べ1億63百万円の減少となりました。 (純資産) 当事業年度末における純資産の残高は、23億21百万円となり、前事業年度末に比べ1億52百万円増加いたしております。 これは、当期純利益が1億74百万円計上されたこと、配当金が21百万円あったこと等によりその他利益剰余金が1億52百万円増加したことが主な要因であります。 これらの結果、自己資本比率が73.0%(前事業年度末比5.0ポイント増)となりました。経営者の視点による認識及び分析・検討内容としては中期的に利益を増大するための「攻めの強化」と、中期的かつ継続的に利益を確保するための「守りの強化」を推し進めた結果、流動資産は増益による現金及び預金が54百万円増加および売掛金の9百万円増加、法人仕入の取捨選択により商品の減少15百万円となりました。固定資産は新店等の設備投資を減価償却費が上回ったため、有形固定資産が45百万円、無形固定資産が14百万円減少、減損損失計上等により敷金保証金が20百万円減少しました。流動負債は中間納付額増加により未払法人税等が11百万円、未払消費税等が24百万円減少しました。固定負債は長期借入金が1億12百万円減少しました。 (3)キャッシュ・フローの分析当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、前事業年度末に比べ54百万円増加し、11億56百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、2億37百万円の資金の増加となりました。その主な内訳は、税引前当期純利益の計上2億8百万円と非現金支出項目である減価償却費が87百万円、減損損失9百万円等の増加要因と、法人税等の支払額54百万円、未払消費税等の減少24百万円があったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、31百万円の資金の減少となりました。その主な内訳は、敷金及び保証金の回収による収入が17百万円の一方、有形固定資産の取得による支出が33百万円、無形固定資産の取得による支出が7百万円、敷金及び保証金の差入による支出が8百万円あったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、1億51百万円の資金の減少となりました。その主な内訳は、長期借入金の返済による支出が純額で1億29百万円、配当金の支払いによる支出が21百万円あったことなどによるものであります。経営者の視点による認識及び分析・検討内容としては前事業年度に引続き、中期的に利益を増大するための「攻めの強化」と、中期的かつ継続的に利益を確保するための「守りの強化」を推し進めた結果、増益により営業活動によるキャッシュ・フローが2億37百万円の収入となりました。一方、財務活動によるキャッシュ・フローは借入金の約定弁済を進め、1億51百万円の支出となりました。さらに、物流センターの増床、雑色事業所の新規出店など、投資活動によるキャッシュ・フローの支出を増加させました。当事業年度のキャッシュ・フローの状況は、前事業年度と比較し利益の増加に伴い法人税等及び消費税等の支出が増加し、営業キャッシュ・フロー収入が減少したものの、投資活動によるキャッシュ・フローおよび財務活動によるキャッシュ・フローを上回りました。当社の資本の財源及び資金の流動性については、令和2年3月期も引続き「攻めの強化」「守りの強化」を進めております。特に「攻めの強化」の為、新店出店、物流倉庫の機能強化、海外展開等の新規事業投資を実行する予定です。営業キャッシュ・フローの改善の結果、財務内容を悪化させずにこれらの「攻めの強化」に必要な資金調達が可能となったと判断しております。
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。当社は平成25年6月1日より新ブランド「Super Recycle Shop WATTMANN」(スーパーリサイクルショップ ワットマン)を立ち上げました。当社は規模拡大と利益体質の維持を重要課題と考えており、そのために以下の課題に取り組んでまいります。① 買い取りと商品化力を強化するとともに売価変更を適宜に行い、お客様に魅力ある新鮮な商品と豊富な品揃えを提供してまいります。② リユース事業のレベルアップと利益率向上のため、マニュアルの充実による従業員の人材育成(マネジメント力の強化)を集中的に実施してまいります。③ 現状のオペレーションを徹底的に見直し、作業分担の明確化を図り人的生産性向上によるローコスト経営を目指してまいります。④ 企業成長の源泉となる事業所の新設を進めるとともに、新設事業所の経営効率を高め、投資回収を強力に進めてまいります。⑤ 営業政策面の課題解決をスピーディかつ徹底的に実行してまいります。 (会社の支配に関する基本方針)当社は、平成30年5月23日開催の当社取締役会において、「当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針」(以下「基本方針」といいます。)ならびに「基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み(買収防衛策)」(以下「本プラン」といいます。)を導入することを決定し、平成30年6月28日開催の当社第42期定時株主総会(以下「本定時株主総会」といいます。)において、株主の皆様のご承認をいただきました。 (1)当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針の内容の概要当社は、公開会社である当社の株券等については、株主、投資家の皆様による自由な取引が認められており、当社の株券等に対する大量買付行為(下記(3)①で定義されます。)があった場合、これに応じるか否かの判断は、最終的には当社の株主の皆様のご判断に委ねられるべきものであると考えます。しかしながら、近時わが国の資本市場においては、対象となる企業の経営陣の賛同を得ずに、一方的に大量買付行為を強行する動きが見受けられます。こうした大量買付行為の中には、対象会社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益に資さないものも想定されます。当社といたしましては、このような当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益の向上に資さない大量買付行為を行う者は、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者としては不適切であると考えており、このような者が現れた場合には、必要かつ相当な対抗手段を講じることが必要であると考えます。 (2)基本方針の実現に資する特別な取組みの内容の概要① 当社の企業価値の源泉当社は、昭和53年に家電量販店としてスタートしましたが、中期的な企業価値向上の観点から、時代の流れや顧客の要望に対応し、その都度、変革を実現してきました。このような歴史の中で培われた当社の企業価値の源泉は、以下のとおりであると考えます。a 過去の成功体験に固執することなく、常に市場動向や顧客のニーズを見極め、業態を柔軟に変革し、中期的な企業価値を確保・向上させてきた経営力b 業態の変革に合わせ、迅速にあるべき人材を育成し、最適配置する人材マネジメント力c 駅前店・郊外店・大中小規模店等、様々な形態での出店により構築された店舗開発ノウハウd 家電量販店時代から神奈川県を中心とするドミナント戦略(特定の地域に集中して店舗展開を行うこと)を展開してきたことにより得られた顧客認知度および出店候補地の選定に関する知見e 低価格・高回転率のビジネスモデルを実現するオペレーション力② 企業価値向上への取組み(中期的な経営戦略)上記の企業価値の源泉を最大限に発現させ、当社の企業価値ひいては株主共同の利益の向上を図るためには、中期的な視点で経営戦略を展開し、市場動向を見極めたタイムリーな施策により継続的な成長を実現していく必要があると考えます。当社は、中期的な企業価値の向上および株主共同の利益の確保を図るために、平成29年4月より新たな経営戦略に取り組んでおります。具体的には、中期的に利益を増大するための「攻めの強化」と、中期的かつ継続的に利益を確保するための「守りの強化」の両面より、企業価値の向上を図っております。③ コーポレート・ガバナンス体制の構築以上の取組みに加え、当社は、企業価値の向上ひいては株主共同の利益を確保するため、コーポレート・ガバナンスの充実を図り、経営の透明性・健全性を確保・維持していくことを重要課題としてとらえております。そのために、経営の意思決定の迅速化、監査機能の強化、適時な情報開示が必要不可欠と考えております。取締役および従業員が取るべき行動の規範を示した「企業行動規範」を制定し、取締役および従業員が法令・定款等を遵守することを徹底しております。詳細については、下記「第4 6 (1) コーポレート・ガバナンスの状況」をご参照下さい。 (3)基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みの内容の概要当社としては、当社株券等の大量買付行為が行われた場合、当該大量買付行為が当社の企業価値の向上および会社の利益ひいては株主共同の利益の実現に資するものであるか否か、株主の皆様に適切にご判断いただき、当社株券等の大量買付行為に関する提案に応じるか否かを決定していただくためには、大量買付者(下記(3)①で定義されます。)および当社取締役会の双方から適切かつ十分な情報が提供され、検討のための十分な期間が確保されることが不可欠であると考えます。また、当社取締役会は、当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益の確保または向上の観点から大量買付行為の条件・方法を変更・改善させる必要があると判断する場合には、大量買付行為の条件・方法について、大量買付者と交渉するとともに、株主の皆様に対して代替案の提案等を行う必要もあると考えておりますので、そのために必要な時間も十分に確保されるべきであります。当社は、このような考え方に立ち、上記のとおり、本プランの導入を決定し、本定時株主総会にて株主の皆様のご承認をいただきました。本プランは、大量買付者に対し、本プランの遵守を求めるとともに、大量買付者が本プランを遵守しない場合、ならびに大量買付行為が当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益を著しく害するものであると判断される場合の対抗措置を定めております。① 本プランの対象となる行為本プランの対象となる行為は、概ね当社の株券等の20%以上の買付けその他の有償の譲受けまたはこれらに類似する行為(以下「大量買付行為」といいます。)であり、本プランは大量買付行為が行われる場合に、大量買付行為を行いまたは行おうとする者(以下「大量買付者」といいます。)に対し、事前に株主の皆様及び当社取締役会による当該大量買付行為の内容の検討に必要な情報の提供を求め、かつ、株主の皆様及び当社取締役会による大量買付行為についての情報の収集及び検討のために必要な一定の期間を確保したうえで、必要に応じて、大量買付者との間で大量買付行為に関する条件・方法について交渉し、また、当社取締役会として、株主の皆様に代替案を提示するなどの対応を行うための手続を定めております。② 対抗措置の概要本プランは、大量買付者が大量買付行為を行うに当たり、所定の手続に従うことを要請するとともに、かかる手続に従った場合であっても当該大量買付行為が当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益を著しく害するものであると判断される場合には、かかる大量買付行為に対する対抗措置として、原則として新株予約権を株主の皆様に無償で割り当てるものです。本プランに従って割り当てられる新株予約権(以下「本新株予約権」といいます。)には、①大量買付者やその関係者による行使を禁じる行使条件や、②当社が本新株予約権の取得と引換えに大量買付者およびその関係者以外の株主の皆様に当社株式を交付する取得条項を付すことが予定されています。本新株予約権の無償割当てが実施された場合、かかる行使条件や取得条項により、当該大量買付者及びその関係者の有する議決権の当社の総議決権に占める割合は、大幅に希釈化される可能性があります。③ 独立委員会の設置本プランに定めるルールが遵守されたか否か、ならびに、本プランに定めるルールが遵守された場合に当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益を確保しまたは向上させるために必要かつ相当と考えられる一定の対抗措置を講じるか否かについては、当社取締役会が最終的な判断を行いますが、その判断の合理性および公正性を担保するために、当社は、当社取締役会から独立した組織として、独立委員会を設置しております。独立委員会の委員は、3名とし、社外取締役、社外監査役、弁護士、税理士、公認会計士、学識経験者、投資銀行業務に精通している者および他社の取締役または執行役として経験のある社外者等の中から当社取締役会が選任するものとします。④ 本プランの有効期間本プランの有効期間は、本定時株主総会の終結の時から、その後3年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する当社定時株主総会の終結の時までとします。ただし、本プランは、有効期間の満了前であっても、当社の株主総会において本プランを廃止する旨の決議が行われた場合、または当社の株主総会で選任された取締役で構成される当社取締役会において本プランを廃止する旨の決議が行われた場合には、その時点で廃止されるものとします。 (4)上記(2)(3)の具体的取組みが基本方針に沿い、当社株主の共同の利益を損なうものではなく、当社役員の地位の維持を目的とするものではないことおよびその理由当社取締役会は、以下の理由により、上記(2)(3)の具体的取組みが、上記(1)の基本方針に沿うものであり、当社株主の共同の利益を損なうものではなく、また当社役員の地位の維持を目的とするものでもないと考えております。① 本プランは、経済産業省および法務省が平成17年5月27日に発表した「企業価値・株主共同の利益の確保又は向上のための買収防衛策に関する指針」の定める三原則を完全に充足していること② 企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益の確保または向上を目的として導入されていること③ 株主意思を重視するものであること④ 独立性の高い社外者(独立委員会)の判断を重視していること⑤ 対抗措置発動に係る合理的な客観的要件を設定していること⑥ 独立した地位にある第三者専門家の助言を取得できること⑦ デッドハンド型買収防衛策やスローハンド型買収防衛策ではないこと なお、本プランの詳細につきましては、インタネット上の当社のウェブサイト(http://www.wattmann.co.jp/)に掲載されている平成30年5月23日付「当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針ならびに当社株券等の大量買付行為への対応策(買収防衛策)の導入に関するお知らせ」をご参照ください。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。当社は平成25年6月1日より新ブランド「Super Recycle Shop WATTMANN」(スーパーリサイクルショップ ワットマン)を立ち上げました。当社は規模拡大と利益体質の維持を重要課題と考えており、そのために以下の課題に取り組んでまいります。① 買い取りと商品化力を強化するとともに売価変更を適宜に行い、お客様に魅力ある新鮮な商品と豊富な品揃えを提供してまいります。② リユース事業のレベルアップと利益率向上のため、マニュアルの充実による従業員の人材育成(マネジメント力の強化)を集中的に実施してまいります。③ 現状のオペレーションを徹底的に見直し、作業分担の明確化を図り人的生産性向上によるローコスト経営を目指してまいります。④ 企業成長の源泉となる事業所の新設を進めるとともに、新設事業所の経営効率を高め、投資回収を強力に進めてまいります。⑤ 営業政策面の課題解決をスピーディかつ徹底的に実行してまいります。 (会社の支配に関する基本方針)当社は、平成30年5月23日開催の当社取締役会において、「当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針」(以下「基本方針」といいます。)ならびに「基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み(買収防衛策)」(以下「本プラン」といいます。)を導入することを決定し、平成30年6月28日開催の当社第42期定時株主総会(以下「本定時株主総会」といいます。)において、株主の皆様のご承認をいただきました。 (1)当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針の内容の概要当社は、公開会社である当社の株券等については、株主、投資家の皆様による自由な取引が認められており、当社の株券等に対する大量買付行為(下記(3)①で定義されます。)があった場合、これに応じるか否かの判断は、最終的には当社の株主の皆様のご判断に委ねられるべきものであると考えます。しかしながら、近時わが国の資本市場においては、対象となる企業の経営陣の賛同を得ずに、一方的に大量買付行為を強行する動きが見受けられます。こうした大量買付行為の中には、対象会社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益に資さないものも想定されます。当社といたしましては、このような当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益の向上に資さない大量買付行為を行う者は、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者としては不適切であると考えており、このような者が現れた場合には、必要かつ相当な対抗手段を講じることが必要であると考えます。 (2)基本方針の実現に資する特別な取組みの内容の概要① 当社の企業価値の源泉当社は、昭和53年に家電量販店としてスタートしましたが、中期的な企業価値向上の観点から、時代の流れや顧客の要望に対応し、その都度、変革を実現してきました。このような歴史の中で培われた当社の企業価値の源泉は、以下のとおりであると考えます。a 過去の成功体験に固執することなく、常に市場動向や顧客のニーズを見極め、業態を柔軟に変革し、中期的な企業価値を確保・向上させてきた経営力b 業態の変革に合わせ、迅速にあるべき人材を育成し、最適配置する人材マネジメント力c 駅前店・郊外店・大中小規模店等、様々な形態での出店により構築された店舗開発ノウハウd 家電量販店時代から神奈川県を中心とするドミナント戦略(特定の地域に集中して店舗展開を行うこと)を展開してきたことにより得られた顧客認知度および出店候補地の選定に関する知見e 低価格・高回転率のビジネスモデルを実現するオペレーション力② 企業価値向上への取組み(中期的な経営戦略)上記の企業価値の源泉を最大限に発現させ、当社の企業価値ひいては株主共同の利益の向上を図るためには、中期的な視点で経営戦略を展開し、市場動向を見極めたタイムリーな施策により継続的な成長を実現していく必要があると考えます。当社は、中期的な企業価値の向上および株主共同の利益の確保を図るために、平成29年4月より新たな経営戦略に取り組んでおります。具体的には、中期的に利益を増大するための「攻めの強化」と、中期的かつ継続的に利益を確保するための「守りの強化」の両面より、企業価値の向上を図っております。③ コーポレート・ガバナンス体制の構築以上の取組みに加え、当社は、企業価値の向上ひいては株主共同の利益を確保するため、コーポレート・ガバナンスの充実を図り、経営の透明性・健全性を確保・維持していくことを重要課題としてとらえております。そのために、経営の意思決定の迅速化、監査機能の強化、適時な情報開示が必要不可欠と考えております。取締役および従業員が取るべき行動の規範を示した「企業行動規範」を制定し、取締役および従業員が法令・定款等を遵守することを徹底しております。詳細については、下記「第4 6 (1) コーポレート・ガバナンスの状況」をご参照下さい。 (3)基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みの内容の概要当社としては、当社株券等の大量買付行為が行われた場合、当該大量買付行為が当社の企業価値の向上および会社の利益ひいては株主共同の利益の実現に資するものであるか否か、株主の皆様に適切にご判断いただき、当社株券等の大量買付行為に関する提案に応じるか否かを決定していただくためには、大量買付者(下記(3)①で定義されます。)および当社取締役会の双方から適切かつ十分な情報が提供され、検討のための十分な期間が確保されることが不可欠であると考えます。また、当社取締役会は、当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益の確保または向上の観点から大量買付行為の条件・方法を変更・改善させる必要があると判断する場合には、大量買付行為の条件・方法について、大量買付者と交渉するとともに、株主の皆様に対して代替案の提案等を行う必要もあると考えておりますので、そのために必要な時間も十分に確保されるべきであります。当社は、このような考え方に立ち、上記のとおり、本プランの導入を決定し、本定時株主総会にて株主の皆様のご承認をいただきました。本プランは、大量買付者に対し、本プランの遵守を求めるとともに、大量買付者が本プランを遵守しない場合、ならびに大量買付行為が当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益を著しく害するものであると判断される場合の対抗措置を定めております。① 本プランの対象となる行為本プランの対象となる行為は、概ね当社の株券等の20%以上の買付けその他の有償の譲受けまたはこれらに類似する行為(以下「大量買付行為」といいます。)であり、本プランは大量買付行為が行われる場合に、大量買付行為を行いまたは行おうとする者(以下「大量買付者」といいます。)に対し、事前に株主の皆様及び当社取締役会による当該大量買付行為の内容の検討に必要な情報の提供を求め、かつ、株主の皆様及び当社取締役会による大量買付行為についての情報の収集及び検討のために必要な一定の期間を確保したうえで、必要に応じて、大量買付者との間で大量買付行為に関する条件・方法について交渉し、また、当社取締役会として、株主の皆様に代替案を提示するなどの対応を行うための手続を定めております。② 対抗措置の概要本プランは、大量買付者が大量買付行為を行うに当たり、所定の手続に従うことを要請するとともに、かかる手続に従った場合であっても当該大量買付行為が当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益を著しく害するものであると判断される場合には、かかる大量買付行為に対する対抗措置として、原則として新株予約権を株主の皆様に無償で割り当てるものです。本プランに従って割り当てられる新株予約権(以下「本新株予約権」といいます。)には、①大量買付者やその関係者による行使を禁じる行使条件や、②当社が本新株予約権の取得と引換えに大量買付者およびその関係者以外の株主の皆様に当社株式を交付する取得条項を付すことが予定されています。本新株予約権の無償割当てが実施された場合、かかる行使条件や取得条項により、当該大量買付者及びその関係者の有する議決権の当社の総議決権に占める割合は、大幅に希釈化される可能性があります。③ 独立委員会の設置本プランに定めるルールが遵守されたか否か、ならびに、本プランに定めるルールが遵守された場合に当社の企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益を確保しまたは向上させるために必要かつ相当と考えられる一定の対抗措置を講じるか否かについては、当社取締役会が最終的な判断を行いますが、その判断の合理性および公正性を担保するために、当社は、当社取締役会から独立した組織として、独立委員会を設置しております。独立委員会の委員は、3名とし、社外取締役、社外監査役、弁護士、税理士、公認会計士、学識経験者、投資銀行業務に精通している者および他社の取締役または執行役として経験のある社外者等の中から当社取締役会が選任するものとします。④ 本プランの有効期間本プランの有効期間は、本定時株主総会の終結の時から、その後3年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する当社定時株主総会の終結の時までとします。ただし、本プランは、有効期間の満了前であっても、当社の株主総会において本プランを廃止する旨の決議が行われた場合、または当社の株主総会で選任された取締役で構成される当社取締役会において本プランを廃止する旨の決議が行われた場合には、その時点で廃止されるものとします。 (4)上記(2)(3)の具体的取組みが基本方針に沿い、当社株主の共同の利益を損なうものではなく、当社役員の地位の維持を目的とするものではないことおよびその理由当社取締役会は、以下の理由により、上記(2)(3)の具体的取組みが、上記(1)の基本方針に沿うものであり、当社株主の共同の利益を損なうものではなく、また当社役員の地位の維持を目的とするものでもないと考えております。① 本プランは、経済産業省および法務省が平成17年5月27日に発表した「企業価値・株主共同の利益の確保又は向上のための買収防衛策に関する指針」の定める三原則を完全に充足していること② 企業価値および会社の利益ひいては株主共同の利益の確保または向上を目的として導入されていること③ 株主意思を重視するものであること④ 独立性の高い社外者(独立委員会)の判断を重視していること⑤ 対抗措置発動に係る合理的な客観的要件を設定していること⑥ 独立した地位にある第三者専門家の助言を取得できること⑦ デッドハンド型買収防衛策やスローハンド型買収防衛策ではないこと なお、本プランの詳細につきましては、インタネット上の当社のウェブサイト(http://www.wattmann.co.jp/)に掲載されている平成30年5月23日付「当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針ならびに当社株券等の大量買付行為への対応策(買収防衛策)の導入に関するお知らせ」をご参照ください。
MD&A(経営者による分析)
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。(1) 経営成績当事業年度における我が国経済は、政府・日銀による経済政策や金融政策により、設備投資や企業収益の緩やかな拡大が継続しているものの、個人消費は依然として低調に推移しております。このような状況のもと、当社は事業拡大と黒字化の両立を当事業年度の至上命題と位置付けており、急速に変化する市場環境に適合すべく、成長のための体制づくりとマネジメント力の強化を積極的にすすめるとともに、収益の改善に努めてまいりました。また前事業年度に引続き、売場の強化、買取強化、ネット事業の拡大、店舗の生産性向上、人材マネジメントの確立、及び新規出店等による企業成長を目指しております。具体的な営業政策面では、取扱ジャンルの拡大、店頭での積極的な買取に加えてネット買取強化等、仕入経路を強化拡大し、良品在庫の増大に努めてまいりました。また、適宜の売価変更と売場への継続的な商品供給を行い商品鮮度を維持するとともに、お客様目線の売場づくりを進め、お客様の購買意欲を高め、売上高の増加と売上総利益額の向上に努めてまいりました。更に生産性向上施策による効率化、低コスト化により、営業利益額・率の向上を目指しました。店舗政策面では、当事業年度におきましては、前事業年度末と同じく19事業所44店舗となっております。新店舗の開店はありませんでしたが、ネットによる買取・販売強化と良品在庫の拡大のための拠点として横浜市瀬谷区に物流倉庫を開設いたしました。以上の結果、当事業年度の売上高は、前年同期と比べ2億34百万円(7.1%)増収の35億50百万円となりました。これは既存店の売上が前年同期と比べ13百万円(0.4%)減収の30億69百万円となりましたが、開閉店の売上は、新店の寄与により2億47百万円(105.9%)増収の4億80百万円となり全店では増収となったものです。商品カテゴリー別の売上高では、ネット販売の売上増と新店の寄与により電化製品等が前年同期と比べ70百万円(10.3%)増収の7億52百万円、服飾等が1億26百万円(9.7%)増収の14億22百万円、その他が50百万円(14.0%)増収の4億16百万円となりました。一方、パッケージメディア(本・CD/DVD・ゲーム)は既存店の落込みにより13百万円(1.3%)減収の9億59百万円となりました。売上総利益は、既存店は売上減少により、前年同期と比べ32百万円(1.6%)減益の20億23百万円となりました。開閉店は新店の売上高が増加したため、前年同期と比べ1億36百万円(85.3%)増益の2億96百万円となりました。その結果、全社で1億3百万円(4.7%)増益の23億20百万円となりました。一方売上総利益率は65.4%と前事業年度と比べ1.5ポイント減少いたしました。商品カテゴリー別の売上総利益は、電化製品等が前年同期と比べ44百万円(10.1%)増益の4億80百万円、服飾等が39百万円(4.5%)増益の9億10百万円、パッケージメディアが17百万円(2.8%)減益の6億13百万円、その他が38百万円(13.8%)増益の3億14百万円となりました。販売費及び一般管理費においては、生産性向上による人件費の減少等により既存店で前年同期と比べ1億80百万円(9.0%)減少の18億24百万円、店舗数の増加に伴う人件費、地代家賃の増加の結果、開閉店で1億円(47.7%)増加の3億10百万円、全社合計で79百万円(3.6%)減少の21億35百万円となりました。上記の結果、既存店は前年同期と比べ1億47百万円(285.1%)増益の営業利益1億99百万円、開閉店では36百万円増益の営業損失14百万円となり、全社では1億83百万円増益の営業利益1億84百万円となりました。経常損益は前年同期と比べ1億79百万円(前年同期は経常利益9百万円)増益の経常利益1億89百万円となりました。当期純損益は違約金収入26百万円計上,減損損失が59百万円減少した一方、税金費用の16百万円増加等があったため、前年同期と比べ2億55百万円(前年同期は当期純損失84百万円)増益の当期純利益1億70百万円となりました。なお、平成28年3月以前より同一業態で営業中の事業所を既存店、その他事業所を開閉店としております。また、当社のセグメントの区分は単一の事業セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。経営者の視点による認識及び分析・検討内容としては中期的に利益を増大するための「攻めの強化」と、中期的かつ継続的に利益を確保するための「守りの強化」を推し進めた結果、売上高は前年比7.1%増収、当期純利益は2億55百万円の増益となりました。特に店舗の生産性向上施策により、販売費及び一般管理費の大幅適正化に成功し売上高に対する販管費率を66.8%から60.1%に低減しました。また、前事業年度以前において新店の黒字化遅れが経営成績の大きな減少要因でしたが、平成29年1月にオープンしたサクラス戸塚店、3月に3業態化リニューアルオープンした横須賀佐原店が早期黒字化の見通しであり、成長性と収益性を両立が達成したと判断しております。平成31年3月期も引続き「攻めの強化」「守りの強化」を進めております。特に「攻めの強化」の為、新店出店、既存店リニューアル、物流倉庫の機能強化、ネット事業の拡大の投資を実行する予定です。これらの成長のための投資により増収減益を予想しております。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。①商品仕入実績当事業年度の商品仕入実績を示すと、次のとおりであります。 事業品目当事業年度(自 平成29年4月1日至 平成30年3月31日)金額(千円)前年同期比(%)リユース事業電化製品等276,018△0.9%服飾等514,3754.6%パッケージメディア355,1443.6%その他114,75314.9%合計1,260,2913.9% (注) 1 金額は仕入価格によっております。2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。3 パッケージメディアは本、CD/DVD、ゲーム全般から構成されております。 ②販売実績当事業年度の販売実績を示すと、次のとおりであります。 事業品目当事業年度(自 平成29年4月1日至 平成30年3月31日)金額(千円)前年同期比(%)リユース事業電化製品等752,01910.3%服飾等1,422,7049.7%パッケージメディア959,269△1.3%その他416,18014.0%合計3,550,1747.1% (注) 1 金額は販売価格によっております。2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。3 パッケージメディアは本、CD/DVD、ゲーム全般から構成されております。 (2)財政状態 (流動資産) 当事業年度末における流動資産の残高は、18億94百万円となり、前事業年度末に比べ2億41百万円増加いたしております。これは、現金及び預金が1億96百万円増加、商品が30百万円、繰延税金資産が12百万円増加したことなどが主な要因であります。 (固定資産) 当事業年度末における固定資産の残高は、13億3百万円となり、前事業年度末に比べ1億30百万円減少いたしております。これは、有形固定資産が97百万円、無形固定資産が14百万円、敷金保証金が12百万円減少したことなどが主な要因であります。この結果、総資産は31億97百万円となり、前事業年度末に比べ1億11百万円の増加となりました。 (流動負債) 当事業年度末における流動負債の残高は、4億31百万円となり、前事業年度末に比べ55百万円増加いたしております。 これは、未払法人税等が31百万円、未払消費税等が23百万円、賞与引当金が11百万円増加したことなどが主な要因であります。 (固定負債) 当事業年度末における固定負債の残高は、5億95百万円となり、前事業年度末に比べ93百万円減少いたしております。 これは、長期借入金が83百万円減少したことなどが主な要因であります。 この結果、負債合計は10億27百万円となり、前事業年度末に比べ37百万円の減少となりました。 (純資産) 当事業年度末における純資産の残高は、21億69百万円となり、前事業年度末に比べ1億48百万円増加いたしております。 これは、当期純利益が1億70百万円計上されたこと、配当金が21百万円あったこと等によりその他資本剰余金が21百万円減少、その他利益剰余金が1億70百万円増加したことが主な要因であります。 これらの結果、自己資本比率が67.9%(前事業年度末比2.4ポイント増)となりました。経営者の視点による認識及び分析・検討内容としては中期的に利益を増大するための「攻めの強化」と、中期的かつ継続的に利益を確保するための「守りの強化」を推し進めた結果、流動資産は増益による現金及び預金が1億96百万円増加、買取強化・新店及び物流倉庫開設による商品の増加30百万円、繰延税金資産の増加12百万円となりました。固定資産は新店開店時期が後倒しとなったため、有形固定資産が97百万円、無形固定資産が14百万円、敷金保証金が12百万円減少しました。流動負債は増益により未払法人税等が31百万円、未払消費税等が23百万円が増加しました。固定負債は長期借入金の93百万円減少しました。 (3)キャッシュ・フローの分析 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、前事業年度末に比べ1億96百万円増加し、11億2百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、3億8百万円の資金の増加となりました。その主な内訳は、税引前当期純利益の計上1億97百万円と非現金支出項目である減価償却費が98百万円、減損損失17百万円等がありあったことなどによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、8百万円の資金の減少となりました。その主な内訳は、敷金及び保証金の回収による収入が17百万円の一方、有形固定資産の取得による支出が16百万円、敷金及び保証金の差入による支出が6百万円あったことなどによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、1億3百万円の資金の減少となりました。その主な内訳は、長期借入金の返済による支出が純額で80百万円、配当金の支払いによる支出が22百万円あったことなどによるものであります。経営者の視点による認識及び分析・検討内容としては中期的に利益を増大するための「攻めの強化」と、中期的かつ継続的に利益を確保するための「守りの強化」を推し進めた結果、増益により営業活動によるキャッシュ・フローが3億8百万円の収入となりました。一方、財務活動によるキャッシュ・フローは借入金の約定弁済を進め、1億3百万円の支出となりました。前事業年度においては営業活動によるキャッシュ・フローの不足を財務活動によるキャッシュ・フローで充足し投資キャッシュ・フローに充てましたが、当事業年度においては営業キャッシュ・フローで、投資活動によるキャッシュ・フロー・財務活動によるキャッシュ・フローをまかなう状況だったと判断しております。当社の資本の財源及び資金の流動性については、平成31年3月期も引続き「攻めの強化」「守りの強化」を進めております。特に「攻めの強化」の為、新店出店、既存店リニューアル、物流倉庫の機能強化、ネット事業の拡大の投資を実行する予定です。当事業年度においてキャッシュ・フローの構造改善の結果、財務内容を悪化させずにこれらの「攻めの強化」に必要な資金調達が可能となったと判断しております。
経営方針・経営戦略
3 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。当社は平成25年6月1日より新ブランド「Super Recycle Shop WATTMANN」(スーパーリサイクルショップ ワットマン)を立ち上げました。当社は規模拡大と利益体質の維持を重要課題と考えており、そのために以下の課題に取り組んでまいります。① 買い取りと商品化力を強化するとともに売価変更を適宜に行い、お客様に魅力ある新鮮な商品と豊富な品揃えを提供してまいります。② リユース事業のレベルアップと利益率向上のため、マニュアルの充実による従業員の人材育成(マネジメント力の強化)を集中的に実施してまいります。③ 現状のオペレーションを徹底的に見直し、作業分担の明確化を図り人的生産性向上によるローコスト経営を目指してまいります。④ 企業成長の源泉となる事業所の新設を進めるとともに、新設事業所の経営効率を高め、投資回収を強力に進めてまいります。⑤ 営業政策面の課題解決をスピーディかつ徹底的に実行してまいります。
対処すべき課題
3 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。当社は平成25年6月1日より新ブランド「Super Recycle Shop WATTMANN」(スーパーリサイクルショップ ワットマン)を立ち上げました。当社は規模拡大と利益体質の維持を重要課題と考えており、そのために以下の課題に取り組んでまいります。① 買い取りと商品化力を強化するとともに売価変更を適宜に行い、お客様に魅力ある新鮮な商品と豊富な品揃えを提供してまいります。② リユース事業のレベルアップと利益率向上のため、マニュアルの充実による従業員の人材育成(マネジメント力の強化)を集中的に実施してまいります。③ 現状のオペレーションを徹底的に見直し、作業分担の明確化を図り人的生産性向上によるローコスト経営を目指してまいります。④ 企業成長の源泉となる事業所の新設を進めるとともに、新設事業所の経営効率を高め、投資回収を強力に進めてまいります。⑤ 営業政策面の課題解決をスピーディかつ徹底的に実行してまいります。