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ショクブン(9969)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

小売業 小売

事業の概要

  • 夕食材料の宅配小売
    ショクブンは、一般家庭向けに夕食の材料を宅配するサービスを主要業務としています。中部圏(愛知県、岐阜県、三重県)と関西圏(滋賀県、京都府、大阪府)を中心に展開しており、販売員が配送、販売、集金を一貫して行う独自のシステムを確立しています。これにより、顧客との直接的な接点を持ち、きめ細やかなサービスを提供しています。
  • 食材の販売とフランチャイズ支援
    夕食材料の宅配だけでなく、フランチャイズ加盟会社やその他の企業への食材販売も行っています。また、フランチャイズ加盟会社に対しては、メニュー企画の提供や経営指導を通じて事業をサポートしています。これにより、自社のノウハウを他社にも展開し、事業規模の拡大を図っています。
  • 食に関する調査研究と卸売
    連結子会社の株式会社食文化研究所は、食に関する専門的な調査研究を行い、ショクブンの夕食材料宅配事業にメニュー供給などのノウハウを提供しています。さらに、通販事業を通じて顧客に直接食材を販売するほか、食料品や家庭用品、ギフト・ノベルティ商品の卸売業も手掛けており、多角的な収益源を構築しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 食品事業
    ショクブンは、当社および連結子会社1社(株式会社食文化研究所)で構成され、すべての事業が「食品事業」という単一のセグメントに属しています。これは、一般家庭への夕食材料等の宅配による小売を主要業務とし、フランチャイズ加盟会社やその他の企業への食材販売など、食に関連する多様な活動を統合して運営していることを示します。
  • 夕食材料等の宅配
    この事業は、中部圏(愛知県、岐阜県、三重県)と関西圏(滋賀県、京都府、大阪府)の一般家庭向けに、夕食材料を宅配するサービスです。株式会社ショクブンが中心となり、独自の販売員による配送・販売・集金一体のシステムで運営されています。これは、ショクブンの主要な収益源であり、顧客との直接的な関係を築く基盤となっています。
  • 食に関する調査研究と卸売
    連結子会社の株式会社食文化研究所が担う事業で、食に関する専門的な調査研究を通じて、親会社であるショクブンの夕食材料宅配業にメニュー供給などのノウハウを提供しています。また、通販事業による食材販売や、食料品、家庭用品、ギフト・ノベルティ商品の卸売業も行っており、グループ全体の事業範囲を広げ、収益の多様化に貢献しています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|588 文字
3 【事業の内容】当社グループは、当社及び連結子会社1社(株式会社食文化研究所)により構成され、一般家庭への夕食材料等の宅配による小売を主要業務とし、フランチャイズ加盟会社・その他の企業への食材の販売など、すべて同一セグメントに属する「食品事業」を営んでおります。当該事業に係る当社及び子会社の位置付けは、次のとおりであります。 食品の小売 株式会社ショクブンは、夕食材料等の宅配及び業務用食材の販売などの業務を行っております。 また、フランチャイズ(FC)加盟会社へのメニュー企画等の提供及び経営指導なども行っております。 夕食材料等の宅配は、中部圏では愛知県、岐阜県、三重県、関西圏では滋賀県、京都府、大阪府で一般家庭向けに行っております。 当社は、設立以来独自の総菜宅配システムを確立し、販売員による配送・販売・集金一体の宅配システムを採っております。食に関する調査研究及び食料品・雑貨の卸売 連結子会社である株式会社食文化研究所は、食に関して専門的に調査研究することを事業目的とし、当社の夕食材料宅配業に対して、メニューの供給等の専門的なノウハウを提供する役割を果たす一方、通販事業を通して直接顧客へ食材の販売を行っております。 また、株式会社食文化研究所は、食料品や家庭用品及びギフト・ノベルティ商品の卸売業を営んでおります。 事業の系統図は、次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
競合先が出現し客数が減少した場合、業績に影響を与える可能性があるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 なし
総菜宅配業界は生鮮食品類の小売事業として位置付けられ、多様な業態と競合する。
会社が挙げる主要リスク:競合による客数減少 / 販売人員の確保と育成の困難 / 生鮮野菜、精肉及び魚介類等の調達状況の変動
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

ショクブンは、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的な知的財産権によって裏付けられた無形資産の明確な兆候を示していません。事業は主に商品調達と販売チャネルに依存しており、これらは模倣されやすい性質を持っています。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

顧客はショクブンから他の食品宅配サービスへの乗り換えを比較的容易に行えます。ただし、長年の利用による習慣や、特定の地域での配送網の利便性から、一部の顧客には軽微なスイッチング・コストが存在する可能性があります。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

ショクブンのビジネスモデルには、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果は観察されません。プラットフォーム型ビジネスではなく、個々の顧客との取引が中心です。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

長年の事業運営で培われた仕入れルートや物流ノウハウにより、一定のコスト効率は実現していると考えられます。しかし、競合他社も同様の効率化を進めている可能性があり、決定的なコスト優位性とは言えません。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

食品宅配業界において、ショクブンは一定の規模を有していますが、業界全体で見ると多数の競合が存在します。規模の経済による圧倒的な優位性を確立しているとは言い難く、最適な少数寡占状態にはありません。

  • 独自の宅配システムと顧客接点
    ショクブンは、販売員が配送、販売、集金を一貫して行う独自の宅配システムを確立しています。これにより、顧客との間に直接的な信頼関係を築きやすく、きめ細やかなサービス提供が可能です。このシステムは、単なる物流に留まらず、顧客のニーズを直接把握し、商品やサービスの改善に活かせる強みとなります。
  • 管理栄養士監修のメニュー
    主力商品は管理栄養士が考案したメニューであり、1週間通して注文することで栄養バランスの取れた食事ができる点を強みとしています。健康志向の高まりや共働き世帯の増加を背景に、手軽に栄養バランスの取れた食事を求める顧客層に訴求できます。この専門性により、他社の単なる食材販売とは異なる付加価値を提供しています。
  • 地域密着型の事業展開
    中部圏と関西圏に特化して夕食材料の宅配事業を展開しており、地域に根ざしたサービスを提供しています。これにより、地域の顧客ニーズに合わせた柔軟な対応や、配送効率の最適化が可能です。特定の地域で高い顧客満足度を維持することで、競合他社との差別化を図り、安定した顧客基盤を構築しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

  • 顧客満足度向上と企業価値向上
    ショクブンは「安全で安心な食材」を提供し、「健康とおいしさ」を届けることを経営の基本としています。常にお客様を第一に考え、顧客満足度の高いサービスを提供することで、企業価値を高め、株主や社会に貢献する企業として永続的に存在することを目指しています。これは、長期的な視点での事業成長と社会貢献を両立させる方針です。
  • 「新鮮食材の宅配」を核とした事業展開
    企業概念を「新鮮食材の宅配」とし、個人顧客向けの宅配事業を事業の柱としています。既存エリア内での配送効率や販売体制を強化することで販路拡大を目指し、魅力的なメニュー内容の充実にも取り組んでいます。この市場規模は大きく、積極的な事業展開により売上高の増加と利益率の向上を目指す戦略です。
  • 事業構造改革と新規事業への挑戦
    食品宅配業界の市場規模拡大を見据え、同業他社とのアライアンス、自社PB商品の強化、関西地区への事業拡大など、第2、第3の柱となるような新規事業にも積極的に取り組む方針です。また、製造現場でのシフト制や多能工化、作業自動化、配送効率の自動化など、事業構造の大幅な見直しに着手し、「稼ぐ力」の醸成を図ります。
出典: FY2024 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針社 是私たちは大地の恵みに感謝をし、食文化と健康づくりに貢献します。経営の基本 私たちは「安全で安心な食材」により、お客さまに「健康とおいしさ」をお届けし、常にお客さまを第一に考え、顧客満足度の高いサービスを提供します。 これらの実現のために、役員及び社員が一体となり、感謝の気持ちを忘れず、前向きで明るい企業風土づくりに励み行動し、企業価値を高めることによって、株主様や社会に貢献する企業として永久に存在していることが大事であると認識しております。 (2)目標とする経営指標当社は、株主様に対する利益還元を経営の最重要課題の一つとして考え、これらを高めるために、売上高・収益基盤・財務基盤の強化を図ってまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略当社は企業概念を「新鮮食材の宅配」として、個人客様向けの宅配を事業の柱とし、食品販売の総合企業としての展開を図ってまいります。個人客様向けに、安全で安心な美味しい食材を、一般家庭に直接お届けしている宅配事業は、既存エリア内での配送効率や販売体制を強化することにより販路拡大を行ってまいります。また、魅力的なメニュー内容の充実にも取り組んでまいります。この市場規模は大きく、積極的な事業展開をすることによって、売上高の増加や利益率の向上を目指してまいります。 (4)経営環境並びに事業上及び財務上の対処すべき課題当社グループは社会のインフラとしての役割を果たすべく、また、神明グループのラストワンマイルを担う企業として、お客様のニーズにあった、安全・安心で美味しい食材を追求してまいります。今後も、食品宅配業界の市場規模は拡大していくものと予想されますが、同業他社とのアライアンス、自社PB商品強化、関西地区への事業拡大等、第2、第3の柱となるような新規事業にも積極的に取り組んでまいります。また、事業構造の大幅な見直しに着手し、製造の現場においてはシフト制と多能工化等の積極導入による作業工程の見直し、作業の自動化、作業工数の削減に取り組み、個人宅への配送の現場においては、配送効率の自動化と「自由な働き方」に対応できる仕組みを作り、これらを中心とした事業構造の転換により「稼ぐ力」の醸成を図ってまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針社 是私たちは大地の恵みに感謝をし、食文化と健康づくりに貢献します。経営の基本 私たちは「安全で安心な食材」により、お客さまに「健康とおいしさ」をお届けし、常にお客さまを第一に考え、顧客満足度の高いサービスを提供します。 これらの実現のために、役員及び社員が一体となり、感謝の気持ちを忘れず、前向きで明るい企業風土づくりに励み行動し、企業価値を高めることによって、株主様や社会に貢献する企業として永久に存在していることが大事であると認識しております。 (2)目標とする経営指標当社は、株主様に対する利益還元を経営の最重要課題の一つとして考え、これらを高めるために、売上高・収益基盤・財務基盤の強化を図ってまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略当社は企業概念を「新鮮食材の宅配」として、個人客様向けの宅配を事業の柱とし、食品販売の総合企業としての展開を図ってまいります。個人客様向けに、安全で安心な美味しい食材を、一般家庭に直接お届けしている宅配事業は、既存エリア内での配送効率や販売体制を強化することにより販路拡大を行ってまいります。また、魅力的なメニュー内容の充実にも取り組んでまいります。この市場規模は大きく、積極的な事業展開をすることによって、売上高の増加や利益率の向上を目指してまいります。 (4)経営環境並びに事業上及び財務上の対処すべき課題当社グループは社会のインフラとしての役割を果たすべく、また、神明グループのラストワンマイルを担う企業として、お客様のニーズにあった、安全・安心で美味しい食材を追求してまいります。今後も、食品宅配業界の市場規模は拡大していくものと予想されますが、同業他社とのアライアンス、自社PB商品強化、関西地区への事業拡大等、第2、第3の柱となるような新規事業にも積極的に取り組んでまいります。また、事業構造の大幅な見直しに着手し、製造の現場においてはシフト制と多能工化等の積極導入による作業工程の見直し、作業の自動化、作業工数の削減に取り組み、個人宅への配送の現場においては、配送効率の自動化と「自由な働き方」に対応できる仕組みを作り、これらを中心とした事業構造の転換により「稼ぐ力」の醸成を図ってまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(経営成績等の状況の概要)(1) 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による新型コロナウイルス感染症の行動制限緩和を受けて、人流の活発化やインバウンド需要の拡大等により経済正常化が一層進み、景気は緩やかな回復基調で推移しました。その一方、資源・原材料価格の上昇、円安の進行等による物価上昇が続くことにより、消費者の節約志向が高まり、経済の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 ①財政状態資産の部では、現金及び預金等が1億70百万円減少したこと等に伴い、資産合計は前連結会計年度末に比べ1億75百万円減少の55億34百万円になりました。負債の部では、繰延税金負債(固定負債)等が73百万円増加しましたが、リース債務(固定負債)が62百万円、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が1億45百万円減少したこと等に伴い、負債合計は前連結会計年度末に比べ1億43百万円減少の29億37百万円になりました。純資産の部では、退職給付に係る調整累計額が60百万円増加しましたが、剰余金の配当により繰越利益剰余金が76百万円減少したこと等に伴い、純資産合計は前連結会計年度末に比べ32百万円減少の25億97百万円になりました。 ②経営成績当連結会計年度において当社グループは、従来以上に社会のインフラとしての役割を果たすとともに、新たな取り組みを積極的に展開してまいりました。昨年12月からは、有名外食チェーンとのコラボレーションによる、主力メニューキットを展開し、更には、地方のご当地グルメのメニュー化も企画しております。昨年9月に開始した施設向けの事業食メニューの件数は徐々に増加しております。今後も当社の経営資源を投下し、売上の拡大を加速させていきます。当社グループが属する食品宅配事業におきましては、行動規制の緩和による、中食機会の減少による影響が大きく厳しい結果となりましたが、これを機に事業構造の大幅な見直しに着手いたしました。製造の現場においては、シフト制と多能工化等の積極導入による作業工程の見直し、作業の自動化、作業工数の削減に重点的に取り組み、個人宅への配送の現場においては、配送効率の自動化と「自由な働き方」に対応できる仕組みを作り、これらの効果は徐々に表れてきておりますので、今後もコスト構造の改善は継続して取り組んでまいります。またweb戦略も積極的に推進してまいりました。自社アプリによる販売力の強化を目指し、下期よりマーケティング部門を強化することで新たな顧客開拓のための訴求力強化を行ってまいりました。以上のような施策により、当連結会計年度の業績は、売上高が63億93百万円(前年度比91.1%)、経常利益は50百万円(前年度比26.3%)、親会社株主に帰属する当期純損失は△15百万円(前年度は2億68百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1億70百万円減少し、16億87百万円になりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動の結果、増加した資金は2億19百万円(前連結会計年度は83百万円の増加)になりました。これは、税金等調整前当期純利益47百万円、減価償却費1億52百万円等を計上しましたが、仕入債務の減少額23百万円等を計上したことによるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動の結果、減少した資金は63百万円(前連結会計年度は3億14百万円の増加)になりました。これは、有形固定資産の取得による支出63百万円等により資金が減少したことによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動の結果、減少した資金は3億26百万円(前連結会計年度は6億5百万円の減少)になりました。これは、主に長期借入れによる収入6億65百万円がありましたが、長期借入金の返済による支出8億10百万円、リース債務の返済による支出1億4百万円等により資金が減少したことによるものであります。(生産、受注及び販売の状況)(1) 仕入実績当社グループは生産活動を行っておりませんので、生産実績に代えて、仕入実績を記載しております。当連結会計年度における仕入実績を商品別に示すと、以下のとおりであります。 商品別仕入高(千円)前連結会計年度比(%)メニュー商品2,806,19490.1特売商品316,61492.1合計3,122,80890.3 (注)金額は仕入価格によっております。 (2) 販売実績当連結会計年度における販売実績を商品別に示すと、以下のとおりであります。 商品別販売高(千円)前連結会計年度比(%)メニュー商品5,851,15290.6特売商品542,03397.0合計6,393,18591.1 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)(1) 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容① 概要 売上高は63億93百万円(前年度比91.1%)になりました。有名外食チェーンとのコラボレーションによる、主力メニューキットの展開や、法人施設向けの事業食メニューでの開発と販売に注力してまいりました。しかし、行動規制緩和による、中食機会の減少による影響が大きく厳しい結果となりました。これを機に事業構造の大幅な見直しに着手し、製造の現場においてはシフト制と多能工化等の積極導入による作業工程の見直し、作業の自動化、作業工数の削減に取り組み、個人宅への配送の現場においては、配送効率の自動化と「自由な働き方」に対応できる仕組みを作る取り組みを行い、コスト削減は一定の効果が出ておりますが、経常利益50百万円(前年度比26.3%)になりました。また、繰延税金資産の取崩しによる法人税等調整額42百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は15百万円(前年度は2億68百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。② 売上高売上高は63億93百万円で前年度に比べ6億23百万円減少しました。これは、行動規制緩和に伴い、中食機会の減少したことが大きな理由であります。 総売上高の約9割を占めるメニュー商品の売上高は58億51百万円(前年度比90.6%)、特売商品の売上高は5億42百万円(前年度比97.0%)になりました。③ 売上総利益売上総利益は24億32百万円(前年度比89.5%)になりました。物価高に伴う原材料や包装資材、油燃料費の高騰により、売上原価率は62.0%と前年度の61.3%に比べて0.7ポイント増加いたしました。④ 販売費及び一般管理費販売費及び一般管理費は1億34百万円減少の23億80百万円になりました。この主な理由は、広告宣伝費をSNS中心の戦略に切り替えたことにより費用が減少したことによるものです。⑤ 営業利益営業利益は、事業構造の改善を進めたことにより、販売費及び一般管理費は減少しましたが、売上高減少による営業が大きく、51百万円(前年度比25.4%)になりました。⑥ 営業外収益(費用)営業外収益(費用)は、取引先からの広告料収入等の受取手数料11百万円を計上する一方、金融機関への借入金の支払利息14百万円を計上したこと等により、1百万円の費用(純額)になりました。⑦ 税金等調整前当期純利益税金等調整前当期純利益は47億円(前年度比15.7%)になりました。主に売上の減少によることが大きな理由です。⑧ 法人税等法人税等は、法人税、住民税及び事業税20百万円、法人税等調整額42百万円の計上を行ったことにより、62百万円(前年度比194.3%)になりました。⑨ 親会社株主に帰属する当期純利益以上の結果、親会社株主に帰属する当期純損失15百万円(前年度は2億68百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)になりました。1株当たり当期純損失は、1.03円(前年度は1株当たり当期純利益17.41円)になりました。 (2) 経営成績に重要な影響を与える要因についての分析 「第一部 企業情報 第2事業の状況 3事業等のリスク」をご参照ください。 (3)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析① キャッシュ・フロー「第一部 企業情報 第2事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 (キャッシュ・フロー関連指標の推移) 第46期第47期第48期 2022年3月期2023年3月期2024年3月期自己資本比率(%)43.046.146.9時価ベースの自己資本比率(%)59.564.574.0キャッシュ・フロー対有利子負債比率(倍)15.228.710.1インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)10.95.015.0 (注)1. 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値によっており、以下の算式で算定しております。自己資本比率:自己資本/総資産時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フローインタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い2. 株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに算出しております。3. キャッシュ・フローは営業キャッシュ・フローを使用しております。4. 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 ② 資金需要当社グループの運転資金需要のうち主なものは、当社商品の原価を構成する原材料、包装資材の購入のほか、加工費、販売費及び一般管理費等の営業費用に係るものであります。営業費用の主なものは人件費及び販売促進費であります。 ③ 財務政策当社グループの運転資金及び設備投資資金については、内部留保資金または借入れ等により資金調達することとしております。このうち借入れ等による資金調達に関し、運転資金については、期限が1年以内の短期借入金によっております。また、設備投資資金は、長期借入れ及び第三者割当増資によっております。当社グループは、その健全な財務状況及び営業活動によりキャッシュ・フローを生み出す能力並びに実行を確約していない未使用の借入枠により、今後の成長を維持するために必要な運転資金及び設備投資資金を調達することが可能と考えております。 資本の財源及び資金の流動性当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資であります。運転資金及び設備投資資金については、主として内部資金又は金融機関からの借入を基本としております。当社グループは、今後も営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達していく考えであります。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)に記載しております。

事業リスク

  • 競合激化による業績影響
    ショクブンの事業は「生鮮食品類の小売事業」に位置付けられ、ファミリーレストラン、ファストフード、スーパーマーケットなど多様な業態と競合します。主力商品の品質、価格、サービスレベルを上回る競合先が出現し、顧客数が減少した場合、売上高や利益が低下し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 販売人員確保と育成の課題
    事業拡大には販売ルートの増加と販売人員の確保・育成が不可欠です。しかし、販売社員の確保が困難な場合や、魅力的な商品開発、迅速正確な宅配オペレーションシステムの構築が進まない場合、今後の事業拡大や業績に影響が出る可能性があります。人材不足はサービス品質の低下にも繋がりかねません。
  • 原材料の調達リスク
    主要仕入品目である野菜、精肉、魚介類の調達状況は業績に大きく影響します。異常気象や大規模災害による急激な相場変動、飼料・燃料価格の高騰、疫病発生などにより、市場価格や需給バランスが崩れた場合、仕入れコストが増加したり、食材の調達自体が困難になったりする可能性があります。これは利益率の悪化や商品提供の不安定化を招く恐れがあります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,796 文字
3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況などに関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあると考えております。なお、当該事項は、本書提出日現在において入手し得る情報に基づいて判断したものであります。 (1) 競合について当社グループが行っている事業は「総菜宅配業界」に分類されておりますが、当該事業は一般家庭に夕食材料を宅配により提供するものであり、基本的には「生鮮食品類の小売事業」として位置付けられるものと考えております。また、当社グループが顧客に提供する商品は、大別すると、「総菜として販売する商品」、「素材のまま販売する商品」に分類することができます。したがって、「総菜として販売する商品」は、ファミリーレストラン、ファストフード、一般飲食店等及び持ち帰り総菜等の業態と、また、「素材のまま販売する商品」は、食品スーパー、肉屋、魚屋及び八百屋などの一般小売店等の業態と競合する可能性があります。当社グループが提供する主力商品は、管理栄養士がメニューを考案し、1週間通してご注文頂く事で栄養バランスに優れた食事をとることが出来ます。当社グループが提供する主力商品の品質、価格、或いはサービスレベルを上回る競合先が出現し客数が減少した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (2) 販売人員の確保と育成について当社グループが、当社商品の利用顧客数を増加させる上で重要な課題と認識している点は、販売ルート数の増加と、それに伴う販売人員の確保増強及び魅力ある商品開発ならびに迅速正確な宅配オペレーションシステムの構築であります。従って、万一、販売ルート数に見合う適正規模の販売社員数の確保が困難な場合や充分な商品開発及び宅配オペレーションシステムの構築が進まない場合には、今後の業容拡大や業績等に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、この課題に対して、求人活動を強化し、優秀な人材の確保に努めるとともに、人材育成に関しては、研修の実施、配送効率化システム活用による宅配オペレーションの効率化、全体朝礼による指示・方針の一本化等により今後の業容の拡大に対応すべく取り組んでおります。 (3) 生鮮野菜、精肉及び魚介類等の調達について当社グループの業績は、当社グループの主要仕入品目である野菜、精肉及び魚介類の調達状況により影響を受ける傾向があります。メニュー冊子の内容決定から仕入までに一定期間がかかるため、異常気象や大規模災害により急激に野菜相場が変動する場合、また、飼料・燃料価格の上昇、疫病の発生等による畜産・水産資源の枯渇、大量消費需要の発生等による、市場価格・需給バランスが崩れることにより、急激に精肉及び魚介類の相場が変動する場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、災害により食材の調達そのものが困難になることにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 固定資産の減損会計について当社グループの保有する固定資産につき、固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。当社グループでは、今後とも収益性の向上に努める所存でありますが、地価の動向及び対象となる固定資産の収益状況によっては、減損損失を追加計上する場合が見込まれ、今後の当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 借入金の依存度について当社グループは、必要資金を金融機関からの借入により調達しているため、総資産に占める有利子負債(借入金、リース債務)の割合が39.6%と高い水準にあります。有利子負債(借入金、リース債務)は減少傾向にありますが、金利情勢、その他の金融市場の変動が業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)繰延税金資産について当社グループは現行の会計基準に基づき、税務上の繰越欠損金及び将来減算一時差異に対して将来の課税所得を合理的に見積り回収可能性を検討した上で繰延税金資産を計上しております。グループ会社の業績や経営環境の著しい変化により、繰延税金資産の全部または一部の回収可能性がないと判断した場合や、税率変更を含む税制改正、会計基準の改正等が行われた場合、当該繰延税金資産は減額され当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

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