有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社は「お客様の衣食住遊を豊かにする商品及びサービスをより高い利便性、経済性、ファッション性をもって提供し社会に貢献する」ことを経営理念とし、安定性、成長性、継続性、収益性、のバランスのとれた真のエクセレントカンパニーを目指すことによって、株主、投資家の期待に応えていくことを経営の基本方針としております。 (2)目標とする経営指標当社は、2028年3月期を最終年度とする3ヵ年計画を策定しており、1年目目標を達成したことを踏まえ、2年目目標値を上方修正しました。3年目目標については、事業環境の変化や業績進捗を踏まえ、現在精査を行っており、未定であります。 2026年3月期目標2026年3月期実績2027年3月期当初目標2027年3月期修正目標① 売上高2,146億円2,180億円2,296億円2,210億円② 営業利益135億円164億円150億円175億円③ ROE8.0~10.0%7.9%8.0~10.0%8.0~10.0% (3)中長期的な会社の経営戦略1つ1つの事業を太く強くし、外部環境の急激な変化にも対応できるよう引き続きポートフォリオ経営の成熟を進めて参ります。インバウンドの更なる拡大が期待できるホテル展開を軸としたプロパティ事業と消費マインドの影響を受けにくい専門的事業領域である化粧品健康食品事業、グルメ事業、ナース関連事業については利益成長を担う事業と位置づけ積極的に展開をして参ります。また、アパレル・雑貨事業、呉服関連事業、データベース活用事業については収益性・効率性の最大化を目指し展開をして参ります。各セグメント目標の達成を目指すと共に、外部環境に適応した事業推進、実践的人材の育成強化を重点的に進めて参ります。 (4)経営環境当連結会計年度におけるわが国経済は、訪日外客数が過去最多となる年間4,000万人を突破したインバウンド需要の拡大に加え、企業収益の改善や賃上げによる雇用・所得環境の改善などを背景に緩やかな回復基調で推移しました。一方で、物価上昇が継続する中、消費者の節約志向や選別消費の傾向は根強く、個人消費の先行きには不透明感が残りました。また、米国の通商政策や中東情勢等の地政学リスクの影響、為替及び長期金利の動向など懸念材料が多岐にわたっており、依然として先行きが不透明な状況が続いております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社グループは、インバウンド需要の更なる拡大を好機と捉え、ホテル展開を軸としたプロパティ事業を当社グループの重要な成長ドライバーと位置づけ注力して参ります。これに加え、化粧品健康食品事業、グルメ事業、ナース関連事業といった消費マインドの影響を受けにくい専門的事業領域の成長を優先し、安定的な拡大を進めます。アパレル・雑貨事業におきましては、顧客ニーズをとらえた商品開発を強化することにより効率的な新規顧客の獲得及びリピート率の改善を図り営業利益の早期黒字化を目指して参ります。また、収益性の改善が見込めない不採算事業については、事業からの撤退もしくは縮小を図ります。引続き外部環境の変化に対応し、経営資源の最適な配分を行い企業価値の最大化を目指して参ります。 (6)コーポレート・ガバナンスに関する課題当社グループは、経営上の意思決定、執行及び監督に係るガバナンス体制に加え、昨今のコンプライアンス上のリスク管理の重要性が高まっている状況を受け、コンプライアンスを含めたガバナンス体制・リスク管理体制の整備及び運用の強化に努めております。「リスク管理業務」については、内部監査室・法務部・経営企画室の3部門で連携を図ることで、更なるガバナンス体制の強化に取り組んでおります。当社グループは、今後も継続してこれらの体制を維持・活用し、当社の文化として根付かせることを目指して参ります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社は「お客様の衣食住遊を豊かにする商品及びサービスをより高い利便性、経済性、ファッション性をもって提供し社会に貢献する」ことを経営理念とし、安定性、成長性、継続性、収益性、のバランスのとれた真のエクセレントカンパニーを目指すことによって、株主、投資家の期待に応えていくことを経営の基本方針としております。 (2)目標とする経営指標当社は、2028年3月期を最終年度とする3ヵ年計画を策定しており、1年目目標を達成したことを踏まえ、2年目目標値を上方修正しました。3年目目標については、事業環境の変化や業績進捗を踏まえ、現在精査を行っており、未定であります。 2026年3月期目標2026年3月期実績2027年3月期当初目標2027年3月期修正目標① 売上高2,146億円2,180億円2,296億円2,210億円② 営業利益135億円164億円150億円175億円③ ROE8.0~10.0%7.9%8.0~10.0%8.0~10.0% (3)中長期的な会社の経営戦略1つ1つの事業を太く強くし、外部環境の急激な変化にも対応できるよう引き続きポートフォリオ経営の成熟を進めて参ります。インバウンドの更なる拡大が期待できるホテル展開を軸としたプロパティ事業と消費マインドの影響を受けにくい専門的事業領域である化粧品健康食品事業、グルメ事業、ナース関連事業については利益成長を担う事業と位置づけ積極的に展開をして参ります。また、アパレル・雑貨事業、呉服関連事業、データベース活用事業については収益性・効率性の最大化を目指し展開をして参ります。各セグメント目標の達成を目指すと共に、外部環境に適応した事業推進、実践的人材の育成強化を重点的に進めて参ります。 (4)経営環境当連結会計年度におけるわが国経済は、訪日外客数が過去最多となる年間4,000万人を突破したインバウンド需要の拡大に加え、企業収益の改善や賃上げによる雇用・所得環境の改善などを背景に緩やかな回復基調で推移しました。一方で、物価上昇が継続する中、消費者の節約志向や選別消費の傾向は根強く、個人消費の先行きには不透明感が残りました。また、米国の通商政策や中東情勢等の地政学リスクの影響、為替及び長期金利の動向など懸念材料が多岐にわたっており、依然として先行きが不透明な状況が続いております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社グループは、インバウンド需要の更なる拡大を好機と捉え、ホテル展開を軸としたプロパティ事業を当社グループの重要な成長ドライバーと位置づけ注力して参ります。これに加え、化粧品健康食品事業、グルメ事業、ナース関連事業といった消費マインドの影響を受けにくい専門的事業領域の成長を優先し、安定的な拡大を進めます。アパレル・雑貨事業におきましては、顧客ニーズをとらえた商品開発を強化することにより効率的な新規顧客の獲得及びリピート率の改善を図り営業利益の早期黒字化を目指して参ります。また、収益性の改善が見込めない不採算事業については、事業からの撤退もしくは縮小を図ります。引続き外部環境の変化に対応し、経営資源の最適な配分を行い企業価値の最大化を目指して参ります。 (6)コーポレート・ガバナンスに関する課題当社グループは、経営上の意思決定、執行及び監督に係るガバナンス体制に加え、昨今のコンプライアンス上のリスク管理の重要性が高まっている状況を受け、コンプライアンスを含めたガバナンス体制・リスク管理体制の整備及び運用の強化に努めております。「リスク管理業務」については、内部監査室・法務部・経営企画室の3部門で連携を図ることで、更なるガバナンス体制の強化に取り組んでおります。当社グループは、今後も継続してこれらの体制を維持・活用し、当社の文化として根付かせることを目指して参ります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。① 経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、訪日外客数が過去最多となる年間4,000万人を突破したインバウンド需要の拡大に加え、企業収益の改善や賃上げによる雇用・所得環境の改善などを背景に緩やかな回復基調で推移しました。一方で、物価上昇が継続する中、消費者の節約志向や選別消費の傾向は根強く、個人消費の先行きには不透明感が残りました。また、米国の通商政策や中東情勢等の地政学リスクの影響、為替及び長期金利の動向など懸念材料が多岐にわたっており、依然として先行きが不透明な状況が続いております。 このような状況下におきまして、当社グループは前期より8つのセグメントを今後の成長性・収益性の拡大を担う「グロース領域」と安定した収益性・継続性・社会性を主眼においた「サステナブル領域」の2つにグルーピングをし、それぞれに適した経営資源の配分や事業展開を図っております。 その結果、当連結会計年度の売上高は218,098百万円(前年同期比3.4%増)、営業利益は16,478百万円(同38.6%増)となりました。経常利益は前年同期と比べ為替差益が増加した一方で、支払利息の増加やシンジケートローンの締結にかかわる支払手数料が発生したことなどにより16,274百万円(同22.8%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は11,542百万円(同31.2%増)となりました。 セグメント別の経営成績は以下のとおりであります。 〔プロパティ事業〕 国内ホテル事業においては、国内旅行需要の高まりや訪日外客数が増加したことなどにより増収増益となりました。国内都市型ホテルにおいては、すべてのホテルが堅調に推移し増収増益となりました。特に当期より本格稼働した札幌ホテルbyグランベルや2025年7月に開業した小樽グランベルホテル、万博が開催された大阪エリアのホテルにおいて稼働率及び客室単価が上昇したため好調な推移となりました。なお、訪日中国人観光客の減少による影響は当期末時点においても限定的となっております。国内リゾート型ホテルにおいては、2025年9月に取得した秋保温泉のホテル瑞鳳及び秋保グランドホテルの上乗せ効果もあり増収増益となりました。また販売用不動産の売却により1,042百万円の売却益が発生しました。この結果、売上高は49,701百万円(同38.3%増)となり、セグメント利益は8,553百万円(同62.7%増)となりました。 〔化粧品健康食品事業〕 化粧品通販事業においては、新規顧客の獲得数減少や新規購入者の定期コースへの引上げ率低下などにより減収となりました。一方で、非効率な広告宣伝を控え収益性の確保を優先したため増益となりました。健康食品通販事業においては、新規顧客の獲得効率改善は不十分であったものの、既存顧客の定期コース継続率が改善傾向となったため減収増益となりました。この結果、売上高は11,439百万円(同17.4%減)となり、セグメント利益は735百万円(同2.3%増)となりました。 〔グルメ事業〕 グルメ通販事業においては、食品頒布ジャンルが好調に推移したことに加え、卸売上の増加により増収となりました。一方で、原価率の高い卸売上の構成比が上昇したことなどにより減益となりました。ワイン通販事業においては、円安の影響により原価率は悪化したものの、新規顧客獲得が好調に推移したため増収増益となりました。この結果、売上高は33,736百万円(同5.2%増)となり、セグメント利益は1,316百万円(同5.1%増)となりました。 〔ナース関連事業〕 看護師向け通販事業においては、一部販売経路における商品価格やサービスレベルの見直し、カタログ媒体の発行数量を抑制するなど収益性の改善を重視したため減収増益となりました。不採算事業であった看護師転職サイト「ナースキャリアネクスト」のサービスを2025年6月30日に終了したこともあり、この結果、売上高は12,304百万円(同2.5%減)となり、セグメント利益は651百万円(同60.6%増)となりました。 〔呉服関連事業〕 和装販売事業においては、出店するショッピングセンターの閉鎖に伴う既存店舗の減少や1店舗当りの購入者数が前年同期と比べ減少したことなどにより減収となりました。一方で、仕入原価の改善及び販売単価が上昇したため増益となりました。衣裳レンタル事業においては、キャンセル率の増加はあったものの、早期受注会の実施による卒業式袴レンタルの受注増加により増収増益となりました。この結果、売上高は22,562百万円(同1.5%減)となり、セグメント利益は1,375百万円(同10.0%増)となりました。 〔アパレル・雑貨事業〕 アパレル・雑貨通販事業においては、原材料・資材価格の高止まりを受け仕入原価が上昇する中、DM配送費の値上げも受けたため収益性を重視し広告宣伝費の抑制を図りました。不採算事業であったファッションECモールとインポートブランド品ECサイトのサービスを終了したことにより減収となりましたが収益性は改善しました。この結果、売上高は68,910百万円(同7.9%減)となり、セグメント損失は408百万円(前年同期は1,696百万円のセグメント損失)となりました。 〔その他の事業〕 アパレル卸売事業においては、クライアント各社の展開縮小が継続しており今後の収益性の改善が見込めないことや委託販売方式を主にしていることによる在庫リスクの拡大を回避するため事業の縮小を図りました。また、今後は委託販売方式による卸売からは撤退することといたしました。旅行代理店事業においては、成長性を優先した事業展開を図ったため増収となり収益性は改善しました。この結果、売上高は2,839百万円(同0.4%増)となり、セグメント損失は189百万円(前年同期は399百万円のセグメント損失)となりました。 〔データベース活用事業〕 封入・同送サービス事業においては、アパレル・雑貨通販事業におけるカタログ発行数及び商品発送数の減少などにより減収減益となりました。フルフィルメント受託サービス事業においては、物流サービス及びコールセンターサービスにおいて新規クライアントが順調に獲得できたことや既存クライアントの売上が拡大した一方で、人件費が上昇したことやコールセンターの新設に伴いイニシャルコストが発生したことなどにより増収減益となりました。ファイナンス事業においては、ネット経由の新規申込数が増加する中、ターゲットとする顧客層を効率的に獲得できたことなどにより増収増益となりました。この結果、売上高は17,949百万円(同4.9%増)となり、セグメント利益は4,514百万円(同12.5%減)となりました。 ② 財政状態の状況(資産)当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末比15百万円増加し、131,458百万円となりました。これは主に、商品及び製品が2,100百万円、仕掛販売用不動産が1,690百万円減少した一方で、営業貸付金が3,288百万円、販売用不動産が1,657百万円増加したことによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末比27,660百万円増加し、208,679百万円となりました。これは主に、建物及び構築物が12,243百万円、リース資産が1,661百万円、土地が7,995百万円、建設仮勘定が6,022百万円、投資有価証券が1,654百万円増加したことによるものであります。この結果、資産合計は、前連結会計年度末比27,675百万円増加し、340,137百万円となりました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末比8,284百万円減少し、53,332百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が1,320百万円、短期借入金が6,193百万円、未払費用が1,091百万円減少したことによるものであります。固定負債は、前連結会計年度末比26,162百万円増加し、135,351百万円となりました。これは主に、長期借入金が24,324百万円、リース債務が1,585百万円増加したことによるものであります。この結果、負債合計は、前連結会計年度末比17,877百万円増加し、188,683百万円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末比9,797百万円増加し、151,454百万円となりました。この結果、自己資本比率は44.5%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末比345百万円増の36,558百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、18,465百万円(前年同期は9,689百万円の増加)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益16,671百万円、減価償却費7,303百万円、棚卸資産の減少2,049百万円、その他流動資産の減少2,122百万円などであります。主な減少要因は、営業貸付金の増加3,302百万円、仕入債務の減少2,316百万円、その他の流動負債の減少1,221百万円、利息支払額1,413百万円、法人税等の支払額4,957百万円などであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、32,288百万円(前年同期は17,792百万円の減少)となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出33,307百万円、投資有価証券の取得による支出1,931百万円などであります。主な増加要因は、投資有価証券の売却による収入2,762百万円などであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の増加は、13,907百万円(前年同期は6,721百万円の増加)となりました。主な増加要因は、短期借入金の純増減額1,040百万円、長期借入れによる収入50,150百万円などであります。主な減少要因は、長期借入金の返済による支出33,927百万円、配当金の支払額2,838百万円などであります。 (生産、受注及び販売の状況)当社グループは、主にカタログ等を媒体とする通信販売により一般顧客を対象に小売販売を行っており、製品の製造は行っておりません。従って生産実績の記載は行っておりません。また、通信販売の特質上受注から商品発送までのリードタイムは極めて短いものであり受注状況の記載を行っておりません。(1) 商品仕入実績当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称 仕入高(百万円) 前年同期比(%)グロ|ス領域プロパティ事業7,457122.1化粧品健康食品事業2,77784.3グルメ事業19,739103.6ナース関連事業5,31395.6サステナブル領域呉服関連事業7,84392.2アパレル・雑貨事業31,53988.0その他の事業86766.6データベース活用事業--合計75,53794.8 (注) 金額は仕入価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 (2) 販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称 販売高(百万円) 前年同期比(%)グロ|ス領域プロパティ事業49,106138.7化粧品健康食品事業11,43882.6グルメ事業33,295105.2ナース関連事業12,30497.5サステナブル領域呉服関連事業22,46798.4アパレル・雑貨事業68,80492.2その他の事業2,791100.8データベース活用事業17,890104.7合計218,098103.4 (注) 金額は販売実績によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 (2)経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容当社グループは前期より8つのセグメントを今後の成長性・収益性の拡大を担う「グロース領域」と安定した収益性・継続性・社会性を主眼においた「サステナブル領域」の2つにグルーピングをし、それぞれに適した経営資源の配分や事業展開を図っております。その結果、売上高は218,098百万円(前年同期比3.4%増)、営業利益は16,478百万円(同38.6%増)、経常利益は16,274百万円(同22.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は11,542百万円(同31.2%増)となりました。なお、第六次経営計画の1年目である当連結会計年度の目標は売上高214,600百万円、営業利益13,500百万円、ROE8%以上としておりました。売上高は目標比1.6%増、営業利益は目標比21.5%増と達成となりました。ROEは7.9%と目標比0.1pt減と未達成となりました。売上及び営業利益につきましては、1年目目標を既に達成したことを踏まえ、目標とする経営指標に記載の通り2年目目標値を上方修正いたしました。3年目目標については、事業環境の変化や業績進捗を踏まえ、現在精査を行っており、未定であります。主力事業の取り組みは次のとおりであります。 〔プロパティ事業〕 国内ホテル事業においては、国内旅行需要の高まりや訪日外客数が増加したことなどにより増収増益となりました。国内都市型ホテルにおいては、すべてのホテルが堅調に推移し増収増益となりました。特に当期より本格稼働した札幌ホテルbyグランベルや2025年7月に開業した小樽グランベルホテル、万博が開催された大阪エリアのホテルにおいて稼働率及び客室単価が上昇したため好調な推移となりました。なお、訪日中国人観光客の減少による影響は当期末時点においても限定的となっております。国内リゾート型ホテルにおいては、2025年9月に取得した秋保温泉のホテル瑞鳳及び秋保グランドホテルの上乗せ効果もあり増収増益となりました。また販売用不動産の売却により1,042百万円の売却益が発生しました。この結果、売上高は49,701百万円(同38.3%増)となり、セグメント利益は8,553百万円(同62.7%増)となりました。 〔化粧品健康食品事業〕 化粧品通販事業においては、新規顧客の獲得数減少や新規購入者の定期コースへの引上げ率低下などにより減収となりました。一方で、非効率な広告宣伝を控え収益性の確保を優先したため増益となりました。健康食品通販事業においては、新規顧客の獲得効率改善は不十分であったものの、既存顧客の定期コース継続率が改善傾向となったため減収増益となりました。この結果、売上高は11,439百万円(同17.4%減)となり、セグメント利益は735百万円(同2.3%増)となりました。 〔グルメ事業〕 グルメ通販事業においては、食品頒布ジャンルが好調に推移したことに加え、卸売上の増加により増収となりました。一方で、原価率の高い卸売上の構成比が上昇したことなどにより減益となりました。ワイン通販事業においては、円安の影響により原価率は悪化したものの、新規顧客獲得が好調に推移したため増収増益となりました。この結果、売上高は33,736百万円(同5.2%増)となり、セグメント利益は1,316百万円(同5.1%増)となりました。 〔ナース関連事業〕 看護師向け通販事業においては、一部販売経路における商品価格やサービスレベルの見直し、カタログ媒体の発行数量を抑制するなど収益性の改善を重視したため減収増益となりました。不採算事業であった看護師転職サイト「ナースキャリアネクスト」のサービスを2025年6月30日に終了したこともあり、この結果、売上高は12,304百万円(同2.5%減)となり、セグメント利益は651百万円(同60.6%増)となりました。 〔呉服関連事業〕 和装販売事業においては、出店するショッピングセンターの閉鎖に伴う既存店舗の減少や1店舗当りの購入者数が前年同期と比べ減少したことなどにより減収となりました。一方で、仕入原価の改善及び販売単価が上昇したため増益となりました。衣裳レンタル事業においては、キャンセル率の増加はあったものの、早期受注会の実施による卒業式袴レンタルの受注増加により増収増益となりました。この結果、売上高は22,562百万円(同1.5%減)となり、セグメント利益は1,375百万円(同10.0%増)となりました。 〔アパレル・雑貨事業〕 アパレル・雑貨通販事業においては、原材料・資材価格の高止まりを受け仕入原価が上昇する中、DM配送費の値上げも受けたため収益性を重視し広告宣伝費の抑制を図りました。不採算事業であったファッションECモールとインポートブランド品ECサイトのサービスを終了したことにより減収となりましたが収益性は改善しました。この結果、売上高は68,910百万円(同7.9%減)となり、セグメント損失は408百万円(前年同期は1,696百万円のセグメント損失)となりました。 〔その他の事業〕 アパレル卸売事業においては、クライアント各社の展開縮小が継続しており今後の収益性の改善が見込めないことや委託販売方式を主にしていることによる在庫リスクの拡大を回避するため事業の縮小を図りました。また、今後は委託販売方式による卸売からは撤退することといたしました。旅行代理店事業においては、成長性を優先した事業展開を図ったため増収となり収益性は改善しました。この結果、売上高は2,839百万円(同0.4%増)となり、セグメント損失は189百万円(前年同期は399百万円のセグメント損失)となりました。 〔データベース活用事業〕 封入・同送サービス事業においては、アパレル・雑貨通販事業におけるカタログ発行数及び商品発送数の減少などにより減収減益となりました。フルフィルメント受託サービス事業においては、物流サービス及びコールセンターサービスにおいて新規クライアントが順調に獲得できたことや既存クライアントの売上が拡大した一方で、人件費が上昇したことやコールセンターの新設に伴いイニシャルコストが発生したことなどにより増収減益となりました。ファイナンス事業においては、ネット経由の新規申込数が増加する中、ターゲットとする顧客層を効率的に獲得できたことなどにより増収増益となりました。この結果、売上高は17,949百万円(同4.9%増)となり、セグメント利益は4,514百万円(同12.5%減)となりました。 財政状態の分析当連結会計年度末における財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性 キャッシュ・フローの状況当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 財務政策当社グループは、更なる成長を目指すために、設備や不動産開発・取得への投資を行っており、財務の健全性や資本効率など当社グループにとって最適な資本構成を追及するとともに、将来の成長のための内部留保の充実と、株主への利益還元とのバランスを保つことに努めております。資金の調達源としては、営業キャッシュ・フローに加え、金融機関からの借入金を基本としております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務・社債を含む有利子負債の残高は150,037百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は36,558百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における資産・負債の報告数値、並びに報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行う必要があります。当社グループは連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の実績や状況に応じ、合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。この差異は、当社グループの連結財務諸表及びセグメントごとの業績に影響を及ぼす可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社は「お客様の衣食住遊を豊かにする商品及びサービスをより高い利便性、経済性、ファッション性をもって提供し社会に貢献する」ことを経営理念とし、安定性、成長性、継続性、収益性、のバランスのとれた真のエクセレントカンパニーを目指すことによって、株主、投資家の期待に応えていくことを経営の基本方針としております。 (2)目標とする経営指標当社は、2020年3月期から2022年3月期までの第四次経営計画を策定しております。当社グループにおける経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、売上高、営業利益、ROEであり、最終年度までの目標指標は下記のとおりです。 2020年3月期2021年3月期2022年3月期① 売上高1,850億円2,000憶円2,200憶円② 営業利益140億円170億円200億円③ ROE10.0%以上 (3)中長期的な会社の経営戦略当社は「主力4事業の拡大」を基本方針として、海外市場も視野に入れつつ、企業の持続的成長を目指しております。具体的には、1.総合通販事業の安定的な成長、2.専門通販の拡大、3.店舗販売事業の拡大と収益改善、4.稼げるホテルを中心にプロパティ事業の強化に取り組み、売上と営業利益の目標を着実に達成すると共に、新たな事業の成長促進を図って参ります。 (4)経営環境当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な企業収益と良好な雇用・所得環境を背景に、緩やかな回復基調を持続しております。一方で、景気回復と人口減少の両面から、労働需給はひっ迫した状況が続くことが見込まれるとともに、米中貿易摩擦の長期化や、それに伴う中国経済の減速を背景に、外需の牽引力が低下するなど、先行きは依然として不透明な状況が続いております。通信販売業界におきましては、電子商取引(EC)の急成長により市場の拡大は続いているものの、消費者のデフレマインドは根強いうえに、配送コストの上昇や天候不順、自然災害の頻発など、依然として厳しい状況が続いております。 (5)事業上の対処すべき課題当社グループは、環境の変化に対応しながら、更なる成長を実現すべく経営基盤を強化して参ります。① 総合通販事業は、ネットを強化することに加え、カタログ・ネット・店舗のシナジー効果を図ることで、成長を実現して参ります。② 専門通販事業は、商品内容を充実させると共に、サービスレベルを向上させることでリピート顧客を増やすとともに、新規顧客獲得を積極的に行って参ります。③ 店舗販売事業は、お客様満足の高い商品を提供すると共に、店舗を増やし、増収基調を継続して参ります。④ ソリューション事業は、封入・同送サービスの新規顧客拡大と通販代行サービスの収益力強化を図って参ります。⑤ ファイナンス事業は、国内消費者金融事業を主体として残高を伸ばして参ります。⑥ プロパティ事業は、国内外の収益性の高い物件に投資することで、リスク分散を図ると同時に、収益性も確保して参ります。また、ホテル事業も拡充して参ります。 (6)コーポレートガバナンスに関する課題当社グループは、経営上の意思決定、執行及び監督に係るガバナンス体制に加え、昨今のコンプライアンス上のリスク管理の重要性が高まっている状況を受け、コンプライアンスを含めたガバナンス体制・リスク管理体制の整備及び運用の強化に努めております。「リスク管理業務」については、内部監査室・法務部・経営企画室の3部門で連携を図ることで、更なるガバナンス体制の強化に取り組んでおります。当社グループは、今後も継続してこれらの体制を維持・活用し、当社の文化として根付かせることを目指して参ります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社は「お客様の衣食住遊を豊かにする商品及びサービスをより高い利便性、経済性、ファッション性をもって提供し社会に貢献する」ことを経営理念とし、安定性、成長性、継続性、収益性、のバランスのとれた真のエクセレントカンパニーを目指すことによって、株主、投資家の期待に応えていくことを経営の基本方針としております。 (2)目標とする経営指標当社は、2020年3月期から2022年3月期までの第四次経営計画を策定しております。当社グループにおける経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、売上高、営業利益、ROEであり、最終年度までの目標指標は下記のとおりです。 2020年3月期2021年3月期2022年3月期① 売上高1,850億円2,000憶円2,200憶円② 営業利益140億円170億円200億円③ ROE10.0%以上 (3)中長期的な会社の経営戦略当社は「主力4事業の拡大」を基本方針として、海外市場も視野に入れつつ、企業の持続的成長を目指しております。具体的には、1.総合通販事業の安定的な成長、2.専門通販の拡大、3.店舗販売事業の拡大と収益改善、4.稼げるホテルを中心にプロパティ事業の強化に取り組み、売上と営業利益の目標を着実に達成すると共に、新たな事業の成長促進を図って参ります。 (4)経営環境当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な企業収益と良好な雇用・所得環境を背景に、緩やかな回復基調を持続しております。一方で、景気回復と人口減少の両面から、労働需給はひっ迫した状況が続くことが見込まれるとともに、米中貿易摩擦の長期化や、それに伴う中国経済の減速を背景に、外需の牽引力が低下するなど、先行きは依然として不透明な状況が続いております。通信販売業界におきましては、電子商取引(EC)の急成長により市場の拡大は続いているものの、消費者のデフレマインドは根強いうえに、配送コストの上昇や天候不順、自然災害の頻発など、依然として厳しい状況が続いております。 (5)事業上の対処すべき課題当社グループは、環境の変化に対応しながら、更なる成長を実現すべく経営基盤を強化して参ります。① 総合通販事業は、ネットを強化することに加え、カタログ・ネット・店舗のシナジー効果を図ることで、成長を実現して参ります。② 専門通販事業は、商品内容を充実させると共に、サービスレベルを向上させることでリピート顧客を増やすとともに、新規顧客獲得を積極的に行って参ります。③ 店舗販売事業は、お客様満足の高い商品を提供すると共に、店舗を増やし、増収基調を継続して参ります。④ ソリューション事業は、封入・同送サービスの新規顧客拡大と通販代行サービスの収益力強化を図って参ります。⑤ ファイナンス事業は、国内消費者金融事業を主体として残高を伸ばして参ります。⑥ プロパティ事業は、国内外の収益性の高い物件に投資することで、リスク分散を図ると同時に、収益性も確保して参ります。また、ホテル事業も拡充して参ります。 (6)コーポレートガバナンスに関する課題当社グループは、経営上の意思決定、執行及び監督に係るガバナンス体制に加え、昨今のコンプライアンス上のリスク管理の重要性が高まっている状況を受け、コンプライアンスを含めたガバナンス体制・リスク管理体制の整備及び運用の強化に努めております。「リスク管理業務」については、内部監査室・法務部・経営企画室の3部門で連携を図ることで、更なるガバナンス体制の強化に取り組んでおります。当社グループは、今後も継続してこれらの体制を維持・活用し、当社の文化として根付かせることを目指して参ります。
MD&A(経営者による分析)
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な企業収益と良好な雇用・所得環境を背景に、緩やかな回復基調が持続しております。一方で、景気回復と人口減少の両面から、労働需給はひっ迫した状況が続くことが見込まれるとともに、米中貿易摩擦の長期化や、それに伴う中国経済の減速を背景に、外需の牽引力が低下するなど、先行きは依然として不透明な状況が続いております。通信販売業界におきましては、電子商取引(EC)の急成長により市場の拡大は続いているものの、消費者のデフレマインドは依然として根強いうえに、配送コストの上昇や天候不順、自然災害の頻発など、厳しい状況が続いております。 このような環境下におきまして、当社グループは引き続き主力4事業(総合通販事業・専門通販事業・店舗販売事業・プロパティ事業)の強化に取り組んで参りました。その結果、当連結会計年度の売上高は177,648百万円(前年同期比9.9%増)となり、営業利益はDMや商品の配送料値上げ、ホテル開業費用などにより12,005百万円(同7.7%減)となりました。また、為替関連損益が大きくプラスとなり、経常利益は15,309百万円(同15.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は10,343百万円(同7.0%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 〔総合通販事業〕配送料値上げなどの影響により、売上高は77,603百万円(同1.3%減)となり、セグメント利益は3,816百万円(同10.5%減)となりました。 〔専門通販事業〕㈱ベストサンクスの事業縮小や配送料値上げなどの影響があったものの、化粧品事業を中心に好調に推移し、売上高は47,852百万円(同4.0%増)となり、セグメント利益は3,260百万円(同22.4%増)となりました。 〔店舗販売事業〕さが美グループホールディングス㈱を新たに連結グループに加えたことにより、売上高は28,146百万円(同97.3%増)となりました。一方で、新規出店費用などの影響により、セグメント利益は1,000百万円(同13.6%減)となりました。 〔ソリューション事業〕大口クライアントの取引縮小で封入・同送サービスが苦戦したものの、通販代行サービスが堅調に推移し、売上高は6,257百万円(同2.4%増)となりました。一方で、看護師向け転職支援サービス事業開始に伴う先行投資などにより、セグメント利益は2,272百万円(同4.1%減)となりました。 〔ファイナンス事業〕国内消費者金融事業の貸付金残高を伸ばしたことにより、売上高は3,829百万円(同10.8%増)、セグメント利益は1,759百万円(同12.3%増)となりました。 〔プロパティ事業〕新規ホテルの開業に伴い売上が増加したものの開業費用の影響もあり、売上高は8,072百万円(同6.5%増)となり、セグメント利益は244百万円(同76.4%減)となりました。 〔その他の事業〕卸売事業などで売上を伸ばし、売上高は6,912百万円(同6.2%増)となり、セグメント利益は237百万円(同7.7%増)となりました。 ② 財政状態の状況(資産) 当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末比9,255百万円増加し、99,244百万円となりました。これは主に現金及び預金が675百万円減少した一方で、営業貸付金が2,967百万円、商品及び製品が2,880百万円、仕掛販売用不動産が1,215百万円、その他の流動資産が2,620百万円増加したことによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末比8,585百万円増加し、114,542百万円となりました。これは主に建設仮勘定が4,145百万円、投資有価証券が1,842百万円減少した一方で、建物及び構築物が5,834百万円、土地が5,149百万円、その他投資が2,421百万円増加したことによるものであります。この結果、資産合計は、前連結会計年度末比17,840百万円増加し、213,786百万円となりました。(負債)当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末比11,131百万円増加し、53,463百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が1,288百万円減少した一方で、短期借入金が6,715百万円、未払法人税等が1,641百万円、未払費用が1,068百万円、その他負債が3,108百万円増加したことによるものであります。固定負債は、前連結会計年度末比766百万円減少し、59,790百万円となりました。この結果、負債合計は、前連結会計年度末比10,365百万円増加し、113,253百万円となりました。 (純資産)当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末比7,475百万円増加し、100,533百万円となりました。この結果、自己資本比率は46.7%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末比677百万円減の21,351百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、8,558百万円(前年同期は8,924百万円の増加)となりました。主たる増加要因は、税金等調整前当期純利益15,468百万円、減価償却費2,765百万円、売上債権の減少1,123百万円、その他の流動負債の増加2,751百万円などであります。一方で、デリバティブ評価損益1,355百万円、営業貸付金の増加2,914百万円、その他流動資産の増加1,441百万円、法人税等の支払額5,405百万円などが主な減少要因であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、12,724百万円(前年同期は12,853百万円の減少)となりました。主たる増加要因は、定期預金の払戻による収入1,073百万円、投資有価証券の売却による収入1,878百万円などであります。一方で、定期預金の預入による支出1,091百万円、有形固定資産の取得による支出6,141百万円、投資有価証券の取得による支出1,554百万円、子会社株式の取得による支出4,924百万円などが主な減少要因であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の増加は、3,577百万円(前年同期は6,942百万円の増加)となりました。主たる増加要因は、短期借入金の増加1,219百万円、長期借入れによる収入9,312百万円などであります。一方で、長期借入金の返済による支出4,344百万円、配当金の支払額1,337百万円などが主な減少要因であります。 (生産、受注及び販売の状況)当社グループは、主にカタログ等を媒体とする通信販売により一般顧客を対象に小売販売を行っており、製品の製造は行っておりません。従って生産実績の記載は行っておりません。また、通信販売の特質上受注から商品発送までのリードタイムは極めて短いものであり受注状況の記載を行っておりません。(1) 商品仕入実績当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称 仕入高(百万円) 前年同期比(%)総合通販事業36,12196.4専門通販事業23,68598.6店舗販売事業12,275193.7プロパティ事業1,54967.6その他の事業2,723104.6合計76,355105.0 (注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。2.金額は仕入価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 (2) 販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称 販売高(百万円) 前年同期比(%)総合通販事業77,06298.6専門通販事業47,728104.0店舗販売事業28,146197.3ソリューション事業6,054102.7ファイナンス事業3,829110.8プロパティ事業7,990105.7その他の事業6,837106.0合計177,648109.9 (注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。2.金額は販売実績によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 (2)経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における資産、負債の報告数値、並びに報告期間における収入、費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行う必要があります。当社の経営陣は連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の実績や状況に応じ、合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。この差異は、当社グループの連結財務諸表及びセグメントの業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、連結財務諸表作成のための重要な会計基準等は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。 (2) 当連結会計年度の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容当連結会計年度は、主力4事業(総合通販事業・専門通販事業・店舗販売事業・プロパティ事業)の強化に取り組んだ結果、売上高は177,648百万円(前年同期比9.9%増)となりました。なお、第三次経営計画の最終年度である当連結会計年度の目標は、売上高1,600億円、営業利益160億円、ROE8.0%以上確保としておりました。売上とROEについては一期前倒しして目標を達成したものの、営業利益については商品配送料及びカタログ配送料の値上げ、プロパティ事業におけるホテル開業費用や開業時期の後倒しの影響等、当初想定していない外部環境の変化により12,005百万円(同7.7%減)の目標未達となりました。経常利益は、為替関連損益が大きくプラスとなったことで15,309百万円(同15.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券売却益が寄与し、10,343百万円(同7.0%増)となりました。今後、消費環境やネットなどの外部環境の変化に対応するとともにポートフォリオ経営を成熟させ、内部体制を強化することで第四次経営計画の目標達成を目指します。 主力事業の取り組みは次のとおりであります。 〔総合通販事業〕総合通販事業は、商品配送料やカタログ配送料の値上げにより、商品配送効率の向上やカタログ配送方法の見直しなど効率改善に努めたものの減益となりました。今後、紙代の値上げも予定されておりますが、幅広い世代に向けた商品を提供し、「メンズ」「インナー」の商品力強化を軸とした「カタログ販売の拡大」と「ネットの強化」により、持続的成長のための土壌作りを進めて参ります。また、ベルーナらしい商品の開発を行い、紙媒体の復活を実現することで第四次~第五次経営計画にて売上1,000億円を目指します。 〔専門通販事業〕専門通販事業は、化粧品事業や看護師向け通販事業、グルメ事業の売上拡大に加え、収益体質への改善等により、増収増益基調が続いております。今後も商品開発力を磨くとともにEC比率を高めることで、成長性と収益性を両立させていきます。その中でも化粧品事業は、国内では柱となるヒット商品の開発、育成を継続することで高い成長性・収益性を維持・継続しております。台湾での化粧品事業も通期黒字化を達成できたため、今後は台湾に続き、アジア各国への進出を検討して参ります。 〔店舗販売事業〕店舗販売事業は、さが美グループホールディングス㈱を連結したことに加え、アパレル店舗、和装店舗の出店数が増えたことにより増収となりました。和装店舗では、㈱BANKANわものやとさが美グループホールディングス㈱にてシナジー効果を発揮し、第四次経営計画終了時点では、売上300億円、営業利益率10%を実現することで、圧倒的業界No1を目指して参ります。アパレル店舗は、年間出店数を15~20店舗程度に絞ることで、着実な成長を目指し、既存店の営業利益率10%以上目指します。第四次経営計画終了年度には120店舗以上の出店となる予定です。 〔プロパティ事業〕ホテル事業は、国内賃貸事業で安定した収益を獲得しつつ、開発事業とホテル事業で増収を実現して参ります。2019年3月期までに7つのホテルがオープンしており、開業コスト等により減益となったものの、2020年3月期は収益化する見通しとなっております。また、今後3年間で国内4棟、海外1棟の計5棟の開業を予定しており、いずれのホテルもマーケットの需給が逼迫している地域であることから早期の黒字化を見込んでおります。 財政状態の分析当連結会計年度末における財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載の通りであります。 (3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析 キャッシュ・フローの状況当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 財務政策当社グループは、更なる成長を目指すために、主力4事業を中心とした設備や不動産開発・取得への投資を行っており、財務の健全性や資本効率など当社グループにとって最適な資本構成を追及するとともに、将来の成長のための内部留保の充実と、株主への利益還元とのバランスを保つことに努めております。資金の調達源としては、営業キャッシュ・フローに加え、金融機関からの借入金を基本としております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務・社債を含む有利子負債の残高は70,539百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は21,351百万円となっております。
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社は「お客様の衣食住遊を豊かにする商品及びサービスをより高い利便性、経済性、ファッション性をもって提供し社会に貢献する」ことを経営理念とし、安定性、成長性、継続性、収益性、のバランスのとれた真のエクセレントカンパニーを目指すことによって、株主、投資家の期待に応えていくことを経営の基本方針としております。 (2)目標とする経営指標当社は、平成29年3月期から平成31年3月期までの第三次経営計画を策定しております。最終年度の目標指標は下記のとおりです。①売上高1,800億円②営業利益150億円③ROE10.8%以上 (3)中長期的な会社の経営戦略当社は「健全なる冒険」を基本方針として、海外市場も視野に入れつつ、「通信販売総合商社」の成熟により、企業の持続的成長を目指しております。具体的には、ポートフォリオ経営を強化することで複数の収益の柱で支えられた強固なビジネスモデルの創造に取り組むと共に、新たな事業の成長促進を図って参ります。 (4)経営環境当連結会計年度におけるわが国経済は、内外需要の緩やかな回復基調により安定的に推移しており、個人消費においても雇用情勢の改善などを背景に緩やかな持ち直しをみせております。通信販売業界におきましては、電子商取引(EC)の急成長により市場の拡大は続いているものの、消費者の節約志向は根強く、企業間における価格競争の激化や物流コストの上昇など、依然として厳しい状況が続いております。 (5)事業上の対処すべき課題当社グループは、環境の変化に対応しながら、更なる成長を実現すべく経営基盤を強化して参ります。① 総合通販事業は、ネットを強化することに加え、カタログ・ネット・店舗のシナジー効果を図ることで、成長を実現して参ります。② 専門通販事業は、商品内容を充実させると共に、サービスレベルを向上させることでリピート顧客を増やすとともに、新規顧客獲得を積極的に行って参ります。③ 店舗販売事業は、お客様満足の高い商品を提供すると共に、店舗を増やし、増収基調を継続して参ります。④ ソリューション事業は、封入・同送サービスの新規顧客拡大と通販代行サービスの収益力強化を図って参ります。⑤ ファイナンス事業は、国内消費者金融事業を主体として残高を伸ばして参ります。⑥ プロパティ事業は、国内外の収益性の高い物件に投資することで、リスク分散を図ると同時に、収益性も確保して参ります。また、ホテル事業も拡充して参ります。 (6)コーポレートガバナンスに関する課題当社グループは、経営上の意思決定、執行及び監督に係るガバナンス体制に加え、昨今のコンプライアンス上のリスク管理の重要性が高まっている状況を受け、コンプライアンスを含めたガバナンス体制・リスク管理体制の整備及び運用の強化に努めております。「リスク管理業務」については、内部監査室・法務部・経営企画室の3部門で連携を図ることで、更なるガバナンス体制の強化に取り組んでおります。当社グループは、今後も継続してこれらの体制を維持・活用し、当社の文化として根付かせることを目指して参ります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社は「お客様の衣食住遊を豊かにする商品及びサービスをより高い利便性、経済性、ファッション性をもって提供し社会に貢献する」ことを経営理念とし、安定性、成長性、継続性、収益性、のバランスのとれた真のエクセレントカンパニーを目指すことによって、株主、投資家の期待に応えていくことを経営の基本方針としております。 (2)目標とする経営指標当社は、平成29年3月期から平成31年3月期までの第三次経営計画を策定しております。最終年度の目標指標は下記のとおりです。①売上高1,800億円②営業利益150億円③ROE10.8%以上 (3)中長期的な会社の経営戦略当社は「健全なる冒険」を基本方針として、海外市場も視野に入れつつ、「通信販売総合商社」の成熟により、企業の持続的成長を目指しております。具体的には、ポートフォリオ経営を強化することで複数の収益の柱で支えられた強固なビジネスモデルの創造に取り組むと共に、新たな事業の成長促進を図って参ります。 (4)経営環境当連結会計年度におけるわが国経済は、内外需要の緩やかな回復基調により安定的に推移しており、個人消費においても雇用情勢の改善などを背景に緩やかな持ち直しをみせております。通信販売業界におきましては、電子商取引(EC)の急成長により市場の拡大は続いているものの、消費者の節約志向は根強く、企業間における価格競争の激化や物流コストの上昇など、依然として厳しい状況が続いております。 (5)事業上の対処すべき課題当社グループは、環境の変化に対応しながら、更なる成長を実現すべく経営基盤を強化して参ります。① 総合通販事業は、ネットを強化することに加え、カタログ・ネット・店舗のシナジー効果を図ることで、成長を実現して参ります。② 専門通販事業は、商品内容を充実させると共に、サービスレベルを向上させることでリピート顧客を増やすとともに、新規顧客獲得を積極的に行って参ります。③ 店舗販売事業は、お客様満足の高い商品を提供すると共に、店舗を増やし、増収基調を継続して参ります。④ ソリューション事業は、封入・同送サービスの新規顧客拡大と通販代行サービスの収益力強化を図って参ります。⑤ ファイナンス事業は、国内消費者金融事業を主体として残高を伸ばして参ります。⑥ プロパティ事業は、国内外の収益性の高い物件に投資することで、リスク分散を図ると同時に、収益性も確保して参ります。また、ホテル事業も拡充して参ります。 (6)コーポレートガバナンスに関する課題当社グループは、経営上の意思決定、執行及び監督に係るガバナンス体制に加え、昨今のコンプライアンス上のリスク管理の重要性が高まっている状況を受け、コンプライアンスを含めたガバナンス体制・リスク管理体制の整備及び運用の強化に努めております。「リスク管理業務」については、内部監査室・法務部・経営企画室の3部門で連携を図ることで、更なるガバナンス体制の強化に取り組んでおります。当社グループは、今後も継続してこれらの体制を維持・活用し、当社の文化として根付かせることを目指して参ります。
MD&A(経営者による分析)
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(業績等の概要)(1) 業績 当連結会計年度におけるわが国経済は、内外需要の緩やかな回復基調により安定的に推移しており、個人消費においても雇用情勢の改善などを背景に緩やかな持ち直しをみせております。一方で、通信販売業界におきましては、電子商取引(EC)の急成長により市場の拡大は続いているものの、消費者の節約志向は根強く、企業間における価格競争の激化や物流コストの上昇など、依然として厳しい状況が続いております。 このような環境下におきまして、当社グループは引き続き主力4事業(総合通販事業・専門通販事業・店舗販売事業・プロパティ事業)の強化に取り組んで参りました。 その結果、当連結会計年度の売上高は161,673百万円(前年同期比10.7%増)となり、営業利益は店舗販売事業での増益やプロパティ事業での不動産売却などにより13,008百万円(同19.5%増)、経常利益は13,248百万円(同8.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は9,665百万円(同66.6%増)となりました。 セグメントの業績は以下のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、社内の経営管理区分の一部変更として、㈱マイムにて行っている衣裳レンタル事業について、報告セグメントを「店舗販売事業」から「その他の事業」に区分を変更しております。以下の前期比較につきましては、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。 〔総合通販事業〕衣料品・家具雑貨等の売上が好調で、売上高は78,614百万円(同4.5%増)となりました。また、セグメント利益は原価率・媒体費率が改善した一方で、物流費の高騰などにより4,263百万円(同4.7%減)となりました。 〔専門通販事業〕グルメ事業及び化粧品事業の売上が好調だったことにより、売上高は46,005百万円(同12.2%増)となりました。一方で、新規顧客獲得へ向けた積極的な販売戦略等により、セグメント利益は2,662百万円(同3.2%減)となりました。 〔店舗販売事業〕アパレル店舗事業・和装店舗事業共に順調に売上を伸ばしたことで、売上高は14,265百万円(同16.6%増)となりました。セグメント利益も不採算店の閉鎖及び収益性改善により1,157百万円(同682.3%増)となりました。 〔ソリューション事業〕通販代行サービスは堅調に推移したものの、大口クライアントの取引縮小で封入・同送サービスが苦戦したことにより、売上高は6,112百万円(同12.6%増)、セグメント利益は2,370百万円(同1.9%減)となりました。 〔ファイナンス事業〕国内消費者金融事業の貸付金残高を伸ばしたことにより、売上高は3,457百万円(同11.8%増)、セグメント利益は1,567百万円(同33.0%増)となりました。 〔プロパティ事業〕販売用不動産の売却及びホテル事業の売上増が貢献し、売上高は7,582百万円(同108.7%増)となり、セグメント利益は1,036百万円(前年同期はセグメント利益9百万円)となりました。 〔その他の事業〕卸売事業などで売上を伸ばし、売上高は6,511百万円(同7.6%増)、セグメント利益は220百万円(同12.0%増)となりました。 (2) キャッシュ・フロー当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末比2,612百万円増の22,028百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、8,924百万円(前年同期は8,214百万円の増加)となりました。主たる増加要因は、税金等調整前当期純利益13,734百万円、減価償却費2,495百万円、デリバティブ評価損益1,297百万円などであります。一方で、営業貸付金の増加1,884百万円、たな卸資産の増加2,180百万円、法人税等の支払額4,850百万円などが主な減少要因であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、12,853百万円(前年同期は9,945百万円の減少)となりました。主たる増加要因は、定期預金の払戻による収入1,750百万円、有価証券の売却による収入1,061百万円、有形固定資産の売却による収入2,891百万円、投資有価証券の売却による収入1,720百万円などであります。一方で、定期預金の預入による支出1,783百万円、有形固定資産の取得による支出14,910百万円、投資有価証券の取得による支出3,019百万円などが主な減少要因であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動による資金の増加は、6,942百万円(前年同期は2,995百万円の増加)となりました。主たる増加要因は、短期借入金の増加1,363百万円、長期借入れによる収入3,985百万円、社債の発行による収入10,000百万円などであります。一方で、長期借入金の返済による支出4,237百万円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出2,248百万円、配当金の支払額1,215百万円などが主な減少要因であります。 (生産、受注及び販売の状況)当社グループは、主にカタログ等を媒体とする通信販売により一般顧客を対象に小売販売及を行っており、製品の製造は行っておりません。従って生産実績の記載は行っておりません。また、通信販売の特質上受注から商品発送までのリードタイムは極めて短いものであり受注状況の記載を行っておりません。(1) 商品仕入実績当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称 仕入高(百万円) 前年同期比(%)総合通販事業37,481106.1専門通販事業24,015120.1店舗販売事業6,336112.5プロパティ事業2,29341.5その他の事業2,603107.3合計72,730105.6 (注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。2.金額は仕入価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。3. ㈱マイムにて行っている衣裳レンタル事業について、報告セグメントを「店舗販売事業」から「その他の事業」に区分を変更しております。前年同期比は、前年同期の数値をセグメント変更後に組み替えて算出しております。 (2) 販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称 販売高(百万円) 前年同期比(%)総合通販事業78,172104.2専門通販事業45,873112.2店舗販売事業14,265116.6ソリューション事業5,895113.4ファイナンス事業3,457111.8プロパティ事業7,560209.4その他の事業6,448107.4合計161,673110.7 (注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。2.金額は販売実績によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。3. ㈱マイムにて行っている衣裳レンタル事業について、報告セグメントを「店舗販売事業」から「その他の事業」に区分を変更しております。前年同期比は、前年同期の数値をセグメント変更後に組み替えて算出しております。 (経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析)経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における資産、負債の報告数値、並びに報告期間における収入、費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行う必要があります。当社の経営陣は連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の実績や状況に応じ、合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。この差異は、当社グループの連結財務諸表及びセグメントの業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、連結財務諸表作成のための重要な会計基準等は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。 (2) 当連結会計年度の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容当連結会計年度は第三次経営計画の2年目にあたり、主力4事業(総合通販事業・専門通販事業・店舗販売事業・プロパティ事業)の強化に取り組んで参りました。その結果、売上高は161,673百万円となり、前倒しでの売上目標160,000百万円を達成することができました。今後、消費環境やネットなどの外部環境の変化に対応するとともにポートフォリオ経営を成熟させ、内部体制を強化することで第三次経営計画の最終年度の目標達成を目指すとともに、第四次経営計画に向けた土壌作りを進めて参ります。主力事業の取り組みは下記のとおりであります。 〔総合通販事業〕総合通販事業は、CVR改善の施策と集客強化の施策に取り組んで参りました。運送費の高騰により減益となりましたが、各施策が奏功し予算を達成することができました。今後、運送費の高騰等の問題はあるものの、送料の有料化等により利益のコントロールを行い、商品力の強化を軸として、「カタログ販売の拡大」と「ネットの強化」による持続的成長のための土壌作りを進めて参ります。また、ネットでの課題は、ヒット商品の開発力と考えており、定番商品の確立と拡充を図って参ります。 〔専門通販事業〕専門通販事業は、グルメ事業及び化粧品事業等で新商品開発やネットでの新規獲得施策などが奏功し大幅増収となりました。今後も新商品開発に力を入れるなど事業内容の拡充を図り、収益力を強化して参ります。その中でも化粧品事業は、卵殻膜化粧品等が成長を牽引し、増収増益となりました。今後も引き続き高い成長性と収益性を継続する見込みであります。また、2年前より行っている台湾での海外展開も単月黒字化を達成しました。今後、アジア市場を中心とした越境ECに挑戦して参ります。 〔店舗販売事業〕和装店舗は、店舗数が順調に拡大しているとともに成長性と収益性を高水準で維持することができております。今後は、さが美グループホールディングス㈱がグループに加わり、和装売上日本一を目指して参ります。アパレル店舗は、収益性改善に注力し、体質強化に取り組んで参りました。その結果、既存店の売上高が大幅に伸長し、黒字転換しました。今後は、既存店の利益率を維持しながら出店数を拡大し、規模の拡大を目指して参ります。 〔プロパティ事業〕ホテル事業は、裏磐梯レイクリゾートやルグラン旧軽井沢など既存ホテルの稼働率向上と京都グランベルホテルのオープンにより増収増益となりました。平成31年3月期は、軽井沢、スリランカ民主社会主義共和国のゴール地方、モルディブ共和国でのホテルがオープンする予定となっています。今後は、賃貸事業で安定的な賃貸収入を得ながら、開発事業とホテル事業で増収を実現して参ります。 経営成績の分析当連結会計年度の売上高は161,673百万円(前年同期比10.7%増)となり、営業利益は店舗販売事業での増益やプロパティ事業での不動産売却などにより13,008百万円(同19.5%増)、経常利益は13,248百万円(同8.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は9,665百万円(同66.6%増)となりました。 財政状態の分析 (資産)当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末比6,058百万円増加し、90,851百万円となりました。これは主に現金及び預金が2,571百万円、営業貸付金が1,852百万円、商品及び製品が2,002百万円増加したことによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末比10,863百万円増加し、105,094百万円となりました。これは主に土地が2,933百万円、建設仮勘定が8,738百万円、投資有価証券が1,033百万円増加したことによるものであります。この結果、資産合計は、前連結会計年度末比16,921百万円増加し、195,946百万円となりました。 (負債)当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末比1,978百万円増加し、42,331百万円となりました。これは主に短期借入金が1,728百万円増加したことによるものであります。固定負債は、前連結会計年度末比9,658百万円増加し、60,556百万円となりました。これは主に社債が10,000百万円増加したことによるものであります。この結果、負債合計は、前連結会計年度末比11,637百万円増加し、102,888百万円となりました。 (純資産)当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末比5,284百万円増加し、93,058百万円となりました。この結果、自己資本比率は47.1%となりました。 (3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析 キャッシュ・フローの状況当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「1 業績等の概要(2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。 財務政策当社グループは、更なる成長を目指すために、主力4事業を中心とした設備や不動産開発・取得への投資を行っており、財務の健全性や資本効率など当社グループにとって最適な資本構成を追及するとともに、将来の成長のための内部留保の充実と、株主への利益還元とのバランスを保つことに努めております。資金の調達源としては、営業キャッシュ・フローに加え、金融機関からの借入金を基本としておりますが、当連結会計年度におきましては、社債の発行も行っております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は64,332百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は22.028百万円となっております。
経営方針・経営戦略
3 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社は「お客様の衣食住遊を豊かにする商品及びサービスをより高い利便性、経済性、ファッション性をもって提供し社会に貢献する」ことを経営理念とし、安定性、継続性、収益性、活動性のバランスのとれた真のエクセレントカンパニーを目指すことによって、株主、投資家の期待に応えていくことを経営の基本方針としております。 (2)目標とする経営指標当社は、平成29年3月期から平成31年3月期までの第三次経営計画を策定しております。最終年度の目標指標は下記のとおりです。①売上高1,600億円②営業利益160億円③ROE8%以上 (3)中長期的な会社の経営戦略当社は「健全なる冒険」を基本方針として、海外市場も視野に入れつつ、「通信販売総合商社」の熟成により、企業の持続的成長を目指しております。具体的には、ポートフォリオ経営を強化することで複数の収益の柱で支えられた強固なビジネスモデルの創造に取り組むと共に、新たな事業の成長促進を図って参ります。 (4)経営環境当連結会計年度におけるわが国経済は、穏やかな回復基調で推移しましたが、海外経済の不確実性を背景に、景気の先行きは不透明な状況になっております。また、個人消費についても、雇用環境が改善しているものの弱含みで推移しております。通信販売業界におきましては、市場の拡大は続けているものの、競合企業が増加していることもあり価格競争が激化しております。また、近年は中高年齢者層においてもインターネットの普及率が高まっていることから、こうした層のEC利用は着実に進むとみられております。 (5)事業上の対処すべき課題当社グループは、環境の変化に対応しながら、更なる成長を実現すべく経営基盤を強化して参ります。① 総合通販事業は、ネットを強化することに加え、カタログ・ネット・店舗のシナジー効果を図ることで、成長を実現して参ります。② 専門通販事業は、商品内容を充実させると共に、サービスレベルを向上させることでリピート顧客を増やして参ります。③ 店舗販売事業は、お客様満足の高い商品を提供すると共に、スクラップ&ビルドを実施することで高い効率性と更なる収益力強化を図って参ります。④ ソリューション事業は、封入・同送サービスの新規顧客拡大と通販代行サービスの収益力強化を図って参ります。⑤ ファイナンス事業は、国内消費者金融事業を主体として残高を伸ばして参ります。⑥ プロパティ事業は、国内外の収益性の高い物件に投資することで、リスク分散を図ると同時に、収益性も確保して参ります。また、ホテル事業も拡充して参ります。 (6)コーポレートガバナンスに関する課題当社グループは、経営上の意思決定、執行及び監督に係るガバナンス体制に加え、昨今のコンプライアンス上のリスク管理の重要性が高まっている状況を受け、コンプライアンスを含めたガバナンス体制・リスク管理体制の整備及び運用の強化に努めております。「リスク管理業務」については、内部監査室・法務部・経営企画室の3部門で連携を図ることで、更なるガバナンス体制の強化に取り組んでおります。当社グループは、今後も継続してこれらの体制を維持・活用し、当社の文化として根付かせることを目指して参ります。
対処すべき課題
3 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社は「お客様の衣食住遊を豊かにする商品及びサービスをより高い利便性、経済性、ファッション性をもって提供し社会に貢献する」ことを経営理念とし、安定性、継続性、収益性、活動性のバランスのとれた真のエクセレントカンパニーを目指すことによって、株主、投資家の期待に応えていくことを経営の基本方針としております。 (2)目標とする経営指標当社は、平成29年3月期から平成31年3月期までの第三次経営計画を策定しております。最終年度の目標指標は下記のとおりです。①売上高1,600億円②営業利益160億円③ROE8%以上 (3)中長期的な会社の経営戦略当社は「健全なる冒険」を基本方針として、海外市場も視野に入れつつ、「通信販売総合商社」の熟成により、企業の持続的成長を目指しております。具体的には、ポートフォリオ経営を強化することで複数の収益の柱で支えられた強固なビジネスモデルの創造に取り組むと共に、新たな事業の成長促進を図って参ります。 (4)経営環境当連結会計年度におけるわが国経済は、穏やかな回復基調で推移しましたが、海外経済の不確実性を背景に、景気の先行きは不透明な状況になっております。また、個人消費についても、雇用環境が改善しているものの弱含みで推移しております。通信販売業界におきましては、市場の拡大は続けているものの、競合企業が増加していることもあり価格競争が激化しております。また、近年は中高年齢者層においてもインターネットの普及率が高まっていることから、こうした層のEC利用は着実に進むとみられております。 (5)事業上の対処すべき課題当社グループは、環境の変化に対応しながら、更なる成長を実現すべく経営基盤を強化して参ります。① 総合通販事業は、ネットを強化することに加え、カタログ・ネット・店舗のシナジー効果を図ることで、成長を実現して参ります。② 専門通販事業は、商品内容を充実させると共に、サービスレベルを向上させることでリピート顧客を増やして参ります。③ 店舗販売事業は、お客様満足の高い商品を提供すると共に、スクラップ&ビルドを実施することで高い効率性と更なる収益力強化を図って参ります。④ ソリューション事業は、封入・同送サービスの新規顧客拡大と通販代行サービスの収益力強化を図って参ります。⑤ ファイナンス事業は、国内消費者金融事業を主体として残高を伸ばして参ります。⑥ プロパティ事業は、国内外の収益性の高い物件に投資することで、リスク分散を図ると同時に、収益性も確保して参ります。また、ホテル事業も拡充して参ります。 (6)コーポレートガバナンスに関する課題当社グループは、経営上の意思決定、執行及び監督に係るガバナンス体制に加え、昨今のコンプライアンス上のリスク管理の重要性が高まっている状況を受け、コンプライアンスを含めたガバナンス体制・リスク管理体制の整備及び運用の強化に努めております。「リスク管理業務」については、内部監査室・法務部・経営企画室の3部門で連携を図ることで、更なるガバナンス体制の強化に取り組んでおります。当社グループは、今後も継続してこれらの体制を維持・活用し、当社の文化として根付かせることを目指して参ります。