1788

三東工業社(1788)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

建設業 建設・資材

事業の概要

  • 建設工事請負業が主軸
    三東工業社グループは、主に建設工事の請負を事業の中核としています。具体的には、道路や上下水道、港湾などのインフラを整備する土木工事、オフィスビルや学校、病院などの建物を建てる建築工事、そして環境関連の企画・調査や不動産事業を行う環境開発事業の3つの柱で収益を上げています。
  • 元請けと下請けのバランス
    土木事業と建築事業では、発注者から直接工事を請け負う「元請け」と、元請け会社を通じて工事の一部を請け負う「下請け」の両方の形態で事業を展開しています。特に土木事業の地下技術部門は下請けが中心で、専門性の高い技術を提供することで安定的な受注を目指しています。
  • 多岐にわたる専門技術
    土木事業では、治山・治水工事、舗装工事、地盤改良工事など、幅広い専門技術を駆使しています。特に地下技術では、JST工法やTRD工法といった独自の技術開発にも力を入れており、これにより他社との差別化を図り、競争力を高めています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 土木事業(PUBLICWORKS)
    この事業は、道路、上下水道、港湾、地盤改良など、社会の基盤となるインフラ整備を行う工事が中心です。最新年度の売上高は約46.97億円、営業利益は約2.73億円と、同社グループの主要な稼ぎ頭となっています。公共工事の比率が高く、専門性の高い技術が強みです。
  • 建築事業(CONSTRUCTIONWORKS)
    オフィスビル、学校、病院、商業施設などの一般建築工事を手掛けています。最新年度の売上高は約34.50億円、営業利益は約0.28億円です。元請け受注が大半を占め、顧客のニーズに応じた多様な建物の建設を行っています。
  • 不動産・環境開発事業(REALESTATE)
    環境に関する企画、調査、設計、工事、運営に加え、不動産の売買、賃貸、仲介、管理、鑑定を行っています。最新年度の売上高は約0.53億円、営業利益は約0.26億円です。規模は小さいものの、環境と不動産という将来性のある分野で事業を展開しており、新規事業として成長が期待されます。
2025-06 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
PUBLICWORKS 事業 47 3 5.8%
CONSTRUCTIONWORKS 事業 34 0 0.8%
REALESTATE 事業 1 0 49.3%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|850 文字
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社2社及び関連会社1社により構成されております。 当社グループは建設工事請負業を主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の3事業は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。(1)土木事業 当事業は、一般土木、舗装、地下技術の三部署により構成されております。一般土木は、治山・治水工事、上・下水道工事、土地造成工事、港湾・空港関連工事、道路工事等の一般土木工事を担当しております。舗装は、用地・道路等の舗装工事、また岩盤等の緑化に有効な特殊緑化工事(バイオ・オーガニック工法等)を担当しております。地下技術は、地盤改良工事(JST工事)、連続地中壁造成工事(TRD工事)、地下埋設管における高精度小口径管推進工事及びこれらに関する工法の研究開発、設備の改良等を担当しております。各部署の受注経路については、一般土木及び舗装は、発注者より直接受注する元請の場合と発注者より元請会社を通し、下請として受注する場合とがあります。地下技術は、発注者より元請会社を通し、下請として受注しております。当該事業は、当社、㈱古澤建設及び草津栗東火葬サービス㈱が携わっております。(2)建築事業 当事業は、事務所・庁舎、宿泊施設、店舗・工場、学校・病院等の一般建築工事を行っております。受注経路については、工事を発注者より直接受注する元請受注が大半であります。当該事業は、当社及び草津栗東火葬サービス㈱が携わっております。(3)環境開発事業 当事業は、環境等に関する企画、調査、設計、監理、工事及び運営と不動産の売買、賃貸、仲介、管理及び鑑定を行っております。当該事業は、当社及び㈱アンビエンタが携わっております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
業界の受注競争激化に伴うリスクがあり、指名ランクが下がる可能性が懸念されるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
独自の連続地中壁工法(TRD工法)、地盤改良工法(JST工法)などの技術開発。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:業界の受注競争激化に伴うリスク / 取引先の信用リスク / 建設業界の就業者不足に関するリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 8 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

ブランド力や特許などの無形資産は、建設業という性質上、限定的である。特定の技術やノウハウの蓄積はあると考えられるが、それが明確な競争優位性となるかは不明。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

顧客が他の建設業者へ乗り換える際のコストは、プロジェクトの進行度や仕様変更の難易度によって変動する。特に大規模プロジェクトでは、一度契約すると乗り換えは困難になる傾向がある。

ネットワーク効果★☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

建設業においては、長年の取引実績による信頼関係や、建設業者間のネットワークが一定の優位性をもたらす可能性がある。しかし、それが強力なネットワーク効果を生み出すかは疑問。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

規模の経済によるコスト優位性は限定的。建設業は個別のプロジェクトごとに仕様が異なるため、標準化による大幅なコスト削減は難しい。ただし、長年の経験による効率的な施工ノウハウは存在する。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

売上高は微増傾向にあるものの、業界内での圧倒的な規模とは言えない。大手ゼネコンと比較すると規模の経済による優位性は小さい。地域密着型のビジネスモデルの可能性。

  • 多様な工事対応力
    三東工業社は、一般土木、舗装、地下技術、一般建築、環境開発と多岐にわたる事業を展開しており、幅広い工事に対応できる総合力が強みです。これにより、顧客の多様なニーズに応え、安定した受注機会を確保しています。
  • 専門技術と研究開発
    地下技術部門では、地盤改良工事や連続地中壁造成工事において独自の工法(JST工事、TRD工事など)の研究開発と設備改良を行っています。これにより、高度な技術力を要する専門工事に対応でき、技術的な優位性を確立しています。
  • 公共工事と民間工事の柔軟な対応
    同社グループは公共工事と民間工事の両方を事業領域としており、市場環境に応じて注力する分野を柔軟に切り替える戦略をとっています。これにより、景気変動や政策変更による影響を緩和し、安定した経営基盤を維持しようとしています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

  • 高品質・高付加価値の追求
    同社グループは「技術を社会に笑顔をあなたに」をモットーに、環境負荷の少ない高品質な商品や高付加価値のサービスを提供することを目指しています。これにより、顧客からの信頼を獲得し、持続的な成長と収益向上を図る方針です。
  • 環境保全と地域社会への貢献
    滋賀県が目指す「脱炭素社会の構築」や「琵琶湖環境の再生」に挑戦し、環境保全に貢献することを経営方針の柱の一つとしています。また、循環型地域社会の形成や安全・安心な地域づくりに寄与することで、地域全体の発展に貢献することを目指しています。
  • 利益率向上と強固な経営基盤
    売上高よりも利益率の向上を重視し、売上高営業利益率の改善に取り組んでいます。中長期的には、優れた環境技術の企画・提案を通じて事業領域を拡大し、経常利益3億円以上を目標に掲げ、強固な経営基盤を確立することを目指しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)経営方針 当社グループは、「技術を社会に笑顔をあなたに」をモットーに常にお客様へ高品質な環境低負荷商品、高付加価値商品・サービスを還元することで、社会のすべてのステークホルダーから信頼され、喜びと感動を与えられる企業を目指します。現況を直視し、グループをあげて収益向上に取り組み、財政基盤および経営基盤の一層の強化を図るため、次の基本方針を実行する所存であります。①環境保全責任 環境負荷の少ない生産システムへ転換を求められる中、持続可能な社会へ向けて、滋賀が目指す「脱炭素社会の構築および琵琶湖環境の再生」に挑戦する。②地域社会への貢献 循環型地域社会の形成と安全・安心な地域づくりに寄与し発展することにより、地域全体の環境・雇用・経済の充実と安定に貢献する。③働きがいのある会社づくり 社員は最も信頼できるパートナーであると認識し、その基本である人間対人間の「人を敬う」精神を高め、公平性重視による活力ある社内風土を確立し、共に育ちあうことを目指す。④市場創造に関する方針 常にお客様の立場に立って考え行動し、高品質で環境低負荷商品などの時代を先取りした商品を研究・開発し、新たな需要を創出する。⑤業績向上に関する方針 売上高重視よりも高付加価値商品・サービスを社会に提供することにより、安定的に適正な利益を計上し、社会のすべてのステークホルダーから信頼され常に発展する企業グループを目指す。 (2)目標とする経営指標 当社グループは利益率の向上を第一に考えており、売上高営業利益率の改善に取り組んでまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは厳しい経済環境の中でこの難局を乗り越え、限られた市場の中における生存競争に勝ち抜くため、優位性を活かした体制強化への取り組みはもちろん、市場に新たな建設価値の醸成を図り、強固な経営基盤を確立してまいります。①顧客にとって ・お客様に高品質の商品を提供することにより、安心、安全、そして誇りを感じていただける企業グループになる。 ・お客様に高付加価値のある提案をすることにより、喜びと感動を与える企業グループになる。②自社にとって ・企業を構成する現場自らが問題を発見し、解決する。現場からの「否定」が当たり前のように上がってくる企業風土になる。 ・「優れた環境技術」を企画・提案し事業領域の拡大と建設事業の進化を成し遂げて、3億円以上の経常利益を上げる企業グループになる。③社員にとって ・豊かな生活と雇用の保障を基盤として、社員が誇りを持って仕事に取り組める状態になる。④株主にとって ・優位性を活かした経営基盤を築き、株主の皆様への安定的な配当を継続し、経営成績に応じた利益還元を行う。 これらのビジョンを全ての社員が共有し、確固たる経営基盤を築くべく、全力で取り組んでまいります。 (4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループをとりまく環境は、建設従事者の高齢化が深刻な問題となっており、将来における人手不足が懸念されております。また、昨今では仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)が重視され、職場環境の改善が喫緊の課題となっています。人が何よりの財産であり、働きやすい環境を構築することが、持続可能な経営を行ううえで最重要課題と認識しております。また、昨今の国際情勢の影響による円安やエネルギー高、ナフサ等の原料不足に伴う資材の高騰は建設業界においても多大な影響をうけております。そのため、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進による業務効率化や施工現場の生産性向上にグループ一丸となって取り組むとともに、地域密着の強みを活かした強固な施工パートナーシップのもと、品質管理と合理的なコストプロセスの推進により、このような課題に取り組んでまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)経営方針 当社グループは、「技術を社会に笑顔をあなたに」をモットーに常にお客様へ高品質な環境低負荷商品、高付加価値商品・サービスを還元することで、社会のすべてのステークホルダーから信頼され、喜びと感動を与えられる企業を目指します。現況を直視し、グループをあげて収益向上に取り組み、財政基盤および経営基盤の一層の強化を図るため、次の基本方針を実行する所存であります。①環境保全責任 環境負荷の少ない生産システムへ転換を求められる中、持続可能な社会へ向けて、滋賀が目指す「脱炭素社会の構築および琵琶湖環境の再生」に挑戦する。②地域社会への貢献 循環型地域社会の形成と安全・安心な地域づくりに寄与し発展することにより、地域全体の環境・雇用・経済の充実と安定に貢献する。③働きがいのある会社づくり 社員は最も信頼できるパートナーであると認識し、その基本である人間対人間の「人を敬う」精神を高め、公平性重視による活力ある社内風土を確立し、共に育ちあうことを目指す。④市場創造に関する方針 常にお客様の立場に立って考え行動し、高品質で環境低負荷商品などの時代を先取りした商品を研究・開発し、新たな需要を創出する。⑤業績向上に関する方針 売上高重視よりも高付加価値商品・サービスを社会に提供することにより、安定的に適正な利益を計上し、社会のすべてのステークホルダーから信頼され常に発展する企業グループを目指す。 (2)目標とする経営指標 当社グループは利益率の向上を第一に考えており、売上高営業利益率の改善に取り組んでまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは厳しい経済環境の中でこの難局を乗り越え、限られた市場の中における生存競争に勝ち抜くため、優位性を活かした体制強化への取り組みはもちろん、市場に新たな建設価値の醸成を図り、強固な経営基盤を確立してまいります。①顧客にとって ・お客様に高品質の商品を提供することにより、安心、安全、そして誇りを感じていただける企業グループになる。 ・お客様に高付加価値のある提案をすることにより、喜びと感動を与える企業グループになる。②自社にとって ・企業を構成する現場自らが問題を発見し、解決する。現場からの「否定」が当たり前のように上がってくる企業風土になる。 ・「優れた環境技術」を企画・提案し事業領域の拡大と建設事業の進化を成し遂げて、3億円以上の経常利益を上げる企業グループになる。③社員にとって ・豊かな生活と雇用の保障を基盤として、社員が誇りを持って仕事に取り組める状態になる。④株主にとって ・優位性を活かした経営基盤を築き、株主の皆様への安定的な配当を継続し、経営成績に応じた利益還元を行う。 これらのビジョンを全ての社員が共有し、確固たる経営基盤を築くべく、全力で取り組んでまいります。 (4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループをとりまく環境は、建設従事者の高齢化が深刻な問題となっており、将来における人手不足が懸念されております。また、昨今では仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)が重視され、職場環境の改善が喫緊の課題となっています。人が何よりの財産であり、働きやすい環境を構築することが、持続可能な経営を行ううえで最重要課題と認識しております。また、昨今の国際情勢の影響による円安やエネルギー高、ナフサ等の原料不足に伴う資材の高騰は建設業界においても多大な影響をうけております。そのため、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進による業務効率化や施工現場の生産性向上にグループ一丸となって取り組むとともに、地域密着の強みを活かした強固な施工パートナーシップのもと、品質管理と合理的なコストプロセスの推進により、このような課題に取り組んでまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 経営成績は次のとおりであります。 当連結会計年度におけるわが国経済は、地政学リスクや米国の通商政策による影響を一部に受けたものの、堅調な企業収益を背景とした、雇用・所得環境の改善から緩やかな回復基調が続きました。 建設業界につきましては、公共投資は底堅く推移するとともに、民間の旺盛な設備投資意欲に支えられ、総じて高水準の需要が継続いたしました。 一方で、依然として高止まりする建設コストへの対応や、人手不足といった構造的な課題を抱える中、厳しい経営環境が続きました。 このような経営環境のもと、当社グループでは、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進による業務効率化や施工現場の生産性向上にグループ一丸となって取り組むとともに、地域密着の強みを活かした強固な施工パートナーシップのもと、品質管理と合理的なコストプロセスの推進に取り組んでまいりました。 この結果、当連結会計年度の経営成績は売上高10,380百万円(前期比26.6%増)、営業利益445百万円(前期比36.2%増)、経常利益456百万円(前期比34.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益295百万円(前期比27.6%増)となりました。 各セグメント別の概況は次のとおりであります。 (土木事業) 土木事業におきましては、一般土木、地下技術、舗装等の工事を行っております。 当連結会計年度の経営成績は、完成工事高5,270百万円(前期比12.2%増)、セグメント利益342百万円(前期比25.7%増)となりました。 (建築事業) 建築事業におきましては、店舗、福祉施設、工場等の建築工事を行っております。 当連結会計年度の経営成績は、完成工事高5,068百万円(前期比46.9%増)、セグメント利益89百万円(前期比220.8%増)となりました。 (環境開発事業) 環境開発事業におきましては、環境等の企画、調査、設計、監理、工事及び運営に関する事業並びに不動産の売買等を行っております。 当連結会計年度の経営成績は、売上高42百万円(前期比20.5%減)、セグメント利益12百万円(前期比51.5%減)となりました。 財政状態の状況は次のとおりであります。 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は、4,593百万円となり、前連結会計年度末に比べ850百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が1,251百万円増加したことによるものであります。 固定資産は、1,641百万円となり、前連結会計年度末に比べ297百万円増加いたしました。これは主に投資有価証券が226百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は6,234百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,147百万円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は、2,246百万円となり、前連結会計年度末に比べ696百万円増加いたしました。これは主に、未成工事受入金が590百万円増加したことによるものであります。 固定負債は、139百万円となり、前連結会計年度末に比べ32百万円増加いたしました。これは主に繰延税金負債が36百万円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は2,386百万円となり、前連結会計年度末に比べ729百万円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は3,848百万円となり、前連結会計年度末に比べ418百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が232百万円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は、60.9%(前連結会計年度末は66.5%)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に対し1,221百万円増加し、2,362百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は1,468百万円(前期は79百万円の獲得)となりました。これは、主として未成工事受入金の増加額590百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は171百万円(前期は157百万円の使用)となりました。これは、主として有形固定資産の取得による支出97百万円によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は76百万円(前期は75百万円の使用)となりました。これは、主として配当金の支払額62百万円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため、「生産実績」は記載しておりません。 また、受注高については当社グループ各社の受注概念が異なるため、「受注実績」は記載しておりません。 売上実績セグメントの名称当連結会計年度(自 令和7年7月1日至 令和8年6月30日)前年同期比(%)土木事業(千円)5,270,380112.2建築事業(千円)5,068,072146.9環境開発事業(千円)42,28079.5合計(千円)10,380,733126.6(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。2.主な相手先別の売上実績及び当該売上実績の総売上実績に対する割合は次のとおりであります。相手先前連結会計年度当連結会計年度(自 令和6年7月1日(自 令和7年7月1日至 令和7年6月30日)至 令和8年6月30日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)滋賀県1,911,55823.31,823,41217.6 なお、参考のため提出会社個別の事業の実績は次のとおりであります。 受注及び販売の実績 土木事業及び建築事業 1)受注工事高、完成工事高、繰越工事高及び施工高期別報告セグメント前期繰越工事高(千円)期中受注工事高(千円)計(千円)当期完成工事高(千円)次期繰越工事高(千円)第71期自 令和6年7月1日至 令和7年6月30日土木事業1,947,7585,197,0157,144,7744,255,5872,889,187建築事業2,665,7845,516,1148,181,8983,449,7834,732,114計4,613,54310,713,13015,326,6737,705,3717,621,302第72期自 令和7年7月1日至 令和8年6月30日土木事業2,889,1874,321,1117,210,2984,752,7112,457,587建築事業4,732,1146,582,05511,314,1705,068,0726,246,097計7,621,30210,903,16718,524,4699,820,7848,703,685 (注) 前期以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額に増減のあるものについては、当期期中受注工事高にその増減額を含めております。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれます。 2)官公庁、民間別完成工事高期別報告セグメント官公庁(千円)民間(千円)合計(千円)第71期自 令和6年7月1日至 令和7年6月30日土木事業2,874,7721,380,8144,255,587建築事業3403,449,4433,449,783計2,875,1124,830,2587,705,371第72期自 令和7年7月1日至 令和8年6月30日土木事業2,527,6732,225,0374,752,711建築事業580,0834,487,9895,068,072計3,107,7576,713,0269,820,784 (注)1.完成した工事のうち請負金額1億円以上の主なものは、次のとおりであります。第71期に完成した工事のうち主なもの発注者工事名完成年月近畿地方整備局湖西道路真野地区他道路改良他工事令和7年3月滋賀県八日市蒲生ライン横山工区他管路更新工事令和6年9月滋賀県大津能登川長浜線補助道路整備工事令和7年3月大津市送配水管推進工事(35-36)令和6年10月㈱テクノスマート新実験棟建設及び開発区整備事業令和6年9月TCSホールディングス㈱トヨタカローラ近江八幡店新築工事令和7年3月 第72期に完成した工事のうち主なもの発注者工事名完成年月㈱中村製作所㈱中村製作所守山工場新築工事令和7年7月滋賀県彦根近江八幡線(愛知川橋)補助道路橋梁耐震補強工事令和7年7月滋賀県甲南阿山伊賀線補助道路整備工事令和7年10月滋賀県道路公社真野川護岸工事E令和7年10月㈱信英技研工業㈱信英技研工業(仮称)本社・第2工場棟新築工事令和8年2月滋賀県企業庁南部工水竜王山之上ライン管路更新工事令和8年3月 2.売上高総額(環境開発事業を除く。)に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。第71期滋 賀 県1,756,492千円(22.8%)第72期滋 賀 県1,822,597千円(18.6%) 3)工事種類別完成工事高明細表報告セグメント第71期(自 令和6年7月1日至 令和7年6月30日)第72期(自 令和7年7月1日至 令和8年6月30日)完成工事高(千円)構成比(%)完成工事高(千円)構成比(%)土木事業上・下水道1,020,79813.2752,7197.7土地造成910.0210,5312.1道路1,965,01625.51,393,24914.2地盤改良工事147,6991.9704,4287.2その他1,121,98214.61,691,78217.2 計4,255,58755.24,752,71148.4建築事業事務所・庁舎221,5942.91,317,44413.4店舗521,1046.81,005,17210.2倉庫・流通施設110,4761.45,7760.1工場・発電所1,906,84824.71,701,27517.3住宅14,6430.27,0290.1医療・福祉施設402,0115.2852,8778.7その他273,1053.5178,4971.8 計3,449,78344.85,068,07251.6合 計7,705,371100.09,820,784100.0 環境開発事業 第71期(自 令和6年7月1日 至 令和7年6月30日)の売上実績 53,179千円 第72期(自 令和7年7月1日 至 令和8年6月30日)の売上実績 42,716千円 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当期の経営成績等は、現場力の強化、経費削減及びリスク管理の強化を重点的に取り組み、競争力を高める努力をしてまいりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、建設業においては請負契約が主であり、工事受注が大きな割合を占めております。工事受注の増加はもちろんですが、早期に受注できるかによっても経営成績が変わりますので重点管理しております。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、収益の改善を目標に掲げており、具体的な数値目標はありませんが、売上高営業利益率の向上を目指しております。当連結会計年度の売上高営業利益率は、4.3%となりました。 また、財政状態についても「(1)経営成績等の状況の概要 ➀財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 売上高営業利益率の推移は以下のとおりであります。回次第68期第69期第70期第71期第72期決算年月令和4年6月令和5年6月令和6年6月令和7年6月令和8年6月 売上高営業利益率(%)-4.92.74.04.3(注)第69期より連結財務諸表を作成しているため、それ以前については記載しておりません。 セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。(土木事業) 工事内容変更につき請負金額変更交渉に努めました。当連結会計年度の売上高営業利益率は6.5%となりました。(建築事業) 利益率の高い工事の受注及び大型工事の受注に努めました。当連結会計年度の売上高営業利益率は1.8%となりました。(環境開発事業) 当連結会計年度の売上高営業利益率は30.1%となりました。 前述の結果、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりとなりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性 キャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、自己資金を運転資金として活用し、運転資金が不足する場合は、金融機関からの短期借入により資金調達を行っております。借入した資金については、期末までに返済しております。 当社の資金需要は大きく分けて運転資金需要と設備資金需要の二つがあります。 運転資金需要の主なものは、工事の外注費や材料費等の費用、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。また、設備資金需要の主なものは、建設機械等の購入によるものであります。 また、当社は事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、短期運転資金や設備投資の調達は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積に用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

事業リスク

  • 受注競争激化のリスク
    公共工事の比率が高い同社グループにとって、業界内の競争激化は大きなリスクです。競争が激しくなると、工事の受注価格が下がる可能性があり、また経営事項審査の総合評価点が低下することで、指名ランクが下がり、結果として経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 取引先の信用リスク
    建設工事は個々の契約金額が大きいため、取引先が倒産するなどして工事代金が回収できなくなる場合、会社の経営成績に深刻な影響を与える可能性があります。同社は契約前に取引先の信用情報を確認することで、このリスクの軽減を図っています。
  • 建設資材価格高騰のリスク
    建設資材の価格が請負契約後に上昇した場合、当初の想定よりもコストが増加し、利益が圧迫される可能性があります。同社は資材価格の調査を常に行い、必要に応じて購買時期を前倒しするなどの対策を講じています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|1,387 文字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。 なお、文中に記載している将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(令和8年9月28日)現在において当社グループが判断したものであります。 ①業界の受注競争激化に伴うリスク 公共工事比率が高い当社グループにとっては競争激化及び経営事項審査の総合評価点が下がることにより指名ランクが下がり経営成績への懸念材料となる可能性が予想されます。 当社グループは、公共工事と民間工事の両方を事業領域としており、公共工事が少ないときは、民間工事に注力し、民間工事が少ないときは、公共工事に注力する戦略をとっております。 ②取引先の信用リスク 建設工事は個々の取引における請負金額が多額であり、工事代金を受領する前に取引先が法的整理等に至った場合、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 対策として、工事請負契約を締結する前に、取引先の信用情報を入手し、財務状況を確認しております。 ③工事災害及び品質不良のリスク 建設業においては、工事災害及び品質不良が発生した場合、社会的にも大きな影響を及ぼす可能性があります。また、工事災害若しくは瑕疵担保責任等により損害賠償の発生が懸念されます。 対策として、全国建設業協同組合連合会の全建協連総合補償制度に加入しております。 ④建設業界の就業者不足に関するリスク 建設業界に従事する就業者が減少傾向にありますので、就業者不足により、受注が確保できない場合や、人件費の高騰により、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 対策として、外国人の採用、新規学卒採用や中途採用の継続や取引業者による協力会等で就業者確保に努めております。 ⑤建設資材の物価上昇によるリスク 請負契約後において建設資材の高騰により経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 対策として、常に建設資材の価格調査を行っており、必要となれば購買時期を前倒しした購買等で対応しております。 ⑥労働災害発生時のリスク 建設現場においては安全管理面で万全を期しておりますが、万一重大な労働災害が発生した場合、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 対策として、品質安全室を中心に安全パトロール等の安全活動を行っております ⑦保有資産の時価相場による減損処理等のリスク 不動産及び有価証券を事業を行う上で保有しておりますが、時価相場の変動によって経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 対策として、定期的に保有の必要性を見直しております。 ⑧自然災害・感染症リスク 地震、津波、風水害等の自然災害や、感染症の世界的流行が発生した場合は、当社が保有する資産や従業員に直接被害が及び、事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 対策として、BCP(事業継続計画)の継続的見直しや訓練計画の決定及び実施状況のフォローを行っております。 ⑨新規事業に関するリスク 環境開発事業の一部においては、受注から契約に至るまで相当の期間を要するため、対応するコストが先行して計上され、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。今後、早期の受注獲得に注力致します。

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