2055

日和産業(2055)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

食料品 食品

事業の概要

  • 飼料の製造販売
    日和産業グループは、鶏、豚、牛、魚などの家畜や養殖魚が食べる配合飼料を製造し、販売することを主な事業としています。この飼料は、穀物を主原料としており、家畜の成長に必要な栄養素をバランス良く配合しています。グループ全体で飼料の製造から販売までを一貫して手掛けることで、安定した供給体制を築いています。
  • 畜産物の生産販売
    配合飼料事業に加えて、日和産業グループは畜産物の生産と販売も行っています。具体的には、連結子会社である東和畜産株式会社が肉鶏や肉豚を育て、市場に販売しています。これにより、飼料の供給先を確保するとともに、畜産物の生産から販売までを手掛けることで、事業の多角化と収益源の安定化を図っています。
  • グループ会社との連携
    日和産業グループは、日和産業、連結子会社1社(東和畜産株式会社)、関連会社1社(みちのく飼料株式会社)で構成されています。飼料事業では、一部の配合飼料を東和畜産に販売し、また、養牛用配合飼料の一部はみちのく飼料に製造を委託しています。これにより、グループ内で効率的な生産・販売体制を構築し、事業間の連携を強化しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 飼料事業
    この事業は、家畜(牛、豚、鶏など)や養殖魚向けの配合飼料を製造し、販売することを主な内容としています。日和産業グループの売上高の大部分を占める主力事業であり、最新年度の売上高は466.98億円、営業利益は10.87億円と、グループの収益を牽引しています。一部の飼料はグループ内の畜産事業子会社にも供給されています。
  • 畜産事業
    この事業では、肉鶏や肉豚などの畜産物を生産し、販売しています。連結子会社である東和畜産株式会社がこの事業を担っており、飼料事業で培ったノウハウを活かしながら、畜産物の安定供給を目指しています。最新年度の売上高は18.79億円ですが、営業利益は-1.27億円と赤字であり、事業の収益性改善が課題となっています。
  • 事業間の連携と規模
    日和産業グループは、飼料事業と畜産事業の二つの主要セグメントで構成されています。飼料事業が圧倒的な規模と収益性を持ち、グループ全体の基盤を支えています。畜産事業は規模は小さいものの、飼料事業との連携を通じて、グループ全体のサプライチェーンを強化し、事業の多角化に貢献しています。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
Feeding 事業 467 11 2.3%
StockRaising 事業 19 -1 -6.8%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|424 文字
3 【事業の内容】当社グループは当社及び連結子会社1社並びに関連会社1社で構成されており、穀物を主原料として養鶏用、養豚用、養牛用、養魚用等の配合飼料の製造販売を主たる事業とし、その他に畜産物の生産及び販売を行っております。なお、当社グループの事業に係わる位置づけ及びセグメントとの関連は次のとおりであり、「第5 経理の状況1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。飼料事業…畜産用、水産用等の配合飼料を製造販売しております。配合飼料の一部を、得意先を通じて連結子会社東和畜産㈱に販売しております。養牛用配合飼料の一部を、関連会社みちのく飼料㈱に製造委託しております。また、得意先が生産した畜産物の売買を行っております。(関係会社)当社及びみちのく飼料㈱畜産事業…連結子会社東和畜産㈱において、畜産物の生産及び販売を行っております。(関係会社)東和畜産㈱ 事業の系統図は、次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
穀物相場や為替相場の変動を売上原価に転嫁しきれない可能性があるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 設備
全国5工場での配合飼料製造設備や直営農場等の家畜飼育設備が必要。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:穀物相場リスク / 為替相場リスク / 畜産物相場リスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

日和産業は食料品卸売業であり、特定の強力なブランドや特許といった無形資産は限定的である。一部、長年の取引で培われた信頼関係やノウハウは存在する可能性があるが、明確な競争優位性とは言えない。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

顧客である小売店や飲食店にとって、取引先の変更には一定の手間やリスクが伴う。特に、長年の取引で納品体制や商品ラインナップが最適化されている場合、乗り換えコストは無視できない。しかし、競合他社も同様のサービスを提供できるため、スイッチングコストは限定的。

ネットワーク効果★☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

食料品卸売業において、サプライヤーや顧客とのネットワークは重要だが、日和産業に特化した強力なネットワーク効果は見られない。多くの競合他社も同様のネットワークを構築している可能性があり、ネットワークによる優位性は限定的。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

規模の経済によるコスト優位性は限定的。食料品卸売業は一般的に薄利多売であり、効率的な物流網や仕入れルートの構築が重要だが、日和産業が突出したコスト競争力を持っている証拠は乏しい。規模の経済による優位性は小さい。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

売上高は400億円台後半であり、食料品卸売業としては中堅規模と言える。一定の規模があることで、仕入れ交渉力や物流効率において多少の優位性を持つ可能性がある。しかし、業界全体で見ると、さらに大規模な競合も存在する。

  • 飼料製造の専門性
    日和産業グループは、長年にわたり養鶏用、養豚用、養牛用、養魚用といった多岐にわたる配合飼料の製造販売を主たる事業としています。穀物を主原料とした飼料の配合技術や生産ノウハウは、家畜の健康と成長を支える上で不可欠であり、この専門性が顧客からの信頼を得る基盤となっています。
  • 畜産事業との連携
    グループ内に畜産物の生産・販売を行う連結子会社(東和畜産株式会社)を持つことで、飼料事業と畜産事業の間の連携が強化されています。自社で生産した飼料を子会社の畜産事業に供給することで、飼料の品質や安全性に関するフィードバックを直接得ることができ、製品改善に繋げやすい構造です。
  • 安定供給体制の構築
    関連会社であるみちのく飼料株式会社への製造委託や、得意先を通じて連結子会社への販売を行うなど、グループ内外の協力体制を構築しています。これにより、特定の生産拠点に依存することなく、飼料の安定的な製造・供給体制を維持し、市場の需要変動に対応できる柔軟性を持っています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針当社グループはお客様第一主義を掲げ、安全で良品質な配合飼料を安定的にお客様に供給することにより、飼料畜産業界の発展に寄与することを経営方針としております。 (2) 経営戦略等当社グループは、飼料事業並びに畜産事業において持続的な成長と企業価値の向上のため、販売の強化に加え、設備の更新等による固定費や生産コストの削減に注力することで、業績の向上に努めてまいります。以上の施策に取り組むことで、来期の業績は、売上高500億円、営業利益5億円、経常利益5億円、親会社株主に帰属する当期純利益3億円を見込んでおります。 (3) 経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題今後の飼料業界並びに畜産業界につきましては、先行きの見えない外国為替相場に加え、不安定な国際情勢により引き続き厳しい状況であります。このような状況のもとで、当社グループといたしましては、業績の向上を目指し、生産コスト削減への注力や多様な人材確保及び育成、家畜疾病の予防に努めて参ります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針当社グループはお客様第一主義を掲げ、安全で良品質な配合飼料を安定的にお客様に供給することにより、飼料畜産業界の発展に寄与することを経営方針としております。 (2) 経営戦略等当社グループは、飼料事業並びに畜産事業において持続的な成長と企業価値の向上のため、販売の強化に加え、設備の更新等による固定費や生産コストの削減に注力することで、業績の向上に努めてまいります。以上の施策に取り組むことで、来期の業績は、売上高500億円、営業利益5億円、経常利益5億円、親会社株主に帰属する当期純利益3億円を見込んでおります。 (3) 経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題今後の飼料業界並びに畜産業界につきましては、先行きの見えない外国為替相場に加え、不安定な国際情勢により引き続き厳しい状況であります。このような状況のもとで、当社グループといたしましては、業績の向上を目指し、生産コスト削減への注力や多様な人材確保及び育成、家畜疾病の予防に努めて参ります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などにより緩やかな回復基調が続く一方で、不安定な国際情勢や円安基調による物価の上昇など、依然として先行き不透明な状況にあります。配合飼料業界におきましては、主原料であるとうもろこしは、米国での順調な作付や南米での豊作により、価格は下落しておりましたが、米国からの輸出需要が好調なことから8月以降上昇いたしました。その後米国での豊作見通しから下落に転じましたが、中東情勢の緊迫化による運送コストの高騰などを受け上昇傾向となりました。副原料である大豆粕も、とうもろこしと同様に大豆の豊作見通しから価格は下落傾向でしたが、中国での需要や中東情勢の緊迫化を受け価格は上昇しております。外国為替相場におきましては、日米金利差や中東情勢により円安で推移しました。畜産物市況におきましては、鶏卵相場は、継続して発生する鳥インフルエンザの影響から供給量が減少し、年間を通して高値を維持しております。鶏肉相場は、需要が増加した影響から前年を超える高値で推移しました。豚肉相場は、一時は気温上昇による生産量の減少で高値で推移しましたが、下半期は生産量が回復したことから前年並みの相場推移となりました。牛肉相場は、需要回復傾向となるも前年比ほぼ横ばいの価格推移となりました。このような状況のなか、当社は2025年4月、7月、10月の3度にわたり配合飼料価格の値下げを行いましたが、2026年1月には値上げを行いました。その結果、売上高は455億79百万円(前年同期比6.2%減)となりました。利益面につきましては、営業利益は14億56百万円(前年同期比60.7%増)、経常利益は14億40百万円(前年同期比26.0%増)、減損損失を計上したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は3億78百万円(前年同期比22.1%増)となりました。セグメントの経営成績は、次のとおりであります。飼料事業飼料事業では、売上高は436億69百万円(前年同期比6.5%減)となり、原材料価格の影響から、セグメント利益(営業利益)は14億85百万円(前年同期比36.6%増)となりました。畜産事業畜産事業では、売上高は19億10百万円(前年同期比1.7%増)となり、セグメント利益(営業利益)は5百万円(前年同期のセグメント損失(営業損失)は1億27百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、93億90百万円となり、前連結会計年度末より3億71百万円増加しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果取得した資金は、11億54百万円(前年同期取得した資金24億44百万円)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が8億7百万円、減価償却費が5億11百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は、10億68百万円(前年同期使用した資金3億21百万円)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が3億77百万円、貸付けによる支出が5億85百万円あったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果取得した資金は、2億84百万円(前年同期使用した資金1億44百万円)となりました。これは主に、配当金の支払額1億8百万円があったものの、長期借入れによる収入10億円があったことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績a. 生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称生産高(百万円)前年同期比(%)飼料事業37,151△8.7畜産事業2,0505.6合計39,202△8.0 (注) 金額は製造原価によっております。 b. 受注実績当社グループは受注生産を行っていないため、該当事項はありません。 c. 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称販売高(百万円)前年同期比(%)飼料事業43,669△6.5畜産事業1,9101.7合計45,579△6.2 (注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。2 相手先別の販売実績につきましては、総販売実績に対して100分の10を超える相手先はありませんので記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されております。当社グループは、貸倒引当金や固定資産の減損等について、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる可能性があります。なお、連結財務諸表の作成のための重要な会計基準等は「第5 経理の状況 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載されているとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a. 財政状態の分析(流動資産)当連結会計年度末における流動資産の合計は240億50百万円(前連結会計年度末236億25百万円)となり、4億25百万円増加しました。この要因は、仕掛品が35百万円、原材料及び貯蔵品が38百万円減少しましたが、現金及び預金が3億71百万円、売掛金が98百万円増加したことによるものであります。 (固定資産)当連結会計年度末における固定資産の合計は、67億65百万円(前連結会計年度末60億81百万円)となり、6億84百万円増加しました。この要因は、建物及び構築物が5億51百万円、建設仮勘定が1億95百万円減少したものの、投資有価証券が9億58百万円、長期貸付金が4億42百万円増加したことによるものであります。 (流動負債)当連結会計年度末における流動負債の合計は、103億40百万円(前連結会計年度末112億19百万円)となり、8億79百万円減少しました。この要因は、買掛金が3億17百万円、短期借入金が5億90百万円減少したことによるものであります。 (固定負債)当連結会計年度末における固定負債の合計は、14億36百万円(前連結会計年度末2億49百万円)となり、11億87百万円増加しました。この要因は、長期借入金が7億83百万円、繰延税金負債が4億11百万円増加したことによるものであります。 (純資産)当連結会計年度末における純資産の合計は、190億39百万円(前連結会計年度末182億37百万円)となり、8億1百万円増加しました。この要因は、利益剰余金が2億70百万円、その他有価証券評価差額金が5億21百万円増加したことによるものであります。 b. 経営成績の分析(売上高)当連結会計年度の売上高は455億79百万円(前連結会計年度485億77百万円)となり、29億97百万円減少しました。 (営業利益)当連結会計年度の営業利益は14億56百万円(前連結会計年度営業利益は9億6百万円)となり、5億50百万円増加しました。この要因は、売上総利益が5億73百万円増加したことによるものであります。 (営業外損益)当連結会計年度の営業外収益は2億19百万円(前連結会計年度3億89百万円)となり、1億69百万円減少しました。また、営業外費用は2億34百万円(前連結会計年度1億51百万円)となり、83百万円増加しました。 (親会社株主に帰属する当期純利益)当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は3億78百万円(前連結会計年度3億10百万円)となり、68百万円増加しました。 c.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容当連結会計年度のセグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 d.キャッシュ・フローの状況の分析当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 e.資本の財源及び資金の流動性についての分析当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料及び貯蔵品の調達や製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、生産設備への投資等によるものであります。当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの借入れを基本としており、設備投資等は自己資金でまかなうことを基本方針としております。なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、93億90百万円となっております。

事業リスク

  • 穀物相場の変動
    配合飼料の主原料であるとうもろこしなどの穀物価格は、米国のシカゴ穀物相場に連動し、主要生産地の作付状況や天候によって大きく変動します。穀物相場が予想外に高騰した場合、飼料の製造コストが上昇し、日和産業グループの売上原価に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 為替相場の変動
    日和産業グループが仕入れる飼料原料の大部分は輸入品であるため、為替相場の変動が仕入コストに直接影響します。円安が進行すると、輸入コストが増加し、売上原価が上昇することで利益が圧迫される可能性があります。為替予約でリスク軽減を図っていますが、完全に回避できるわけではありません。
  • 家畜伝染病の発生
    日和産業グループは畜水産事業者へ飼料を販売しており、また自社でも肉鶏・肉豚を生産しています。家畜伝染病が発生した場合、飼料の販売が減少したり、自社の家畜が大量処分されたりする可能性があります。これにより、飼料事業と畜産事業の両方で売上高や利益が大幅に減少するおそれがあります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|1,329 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 穀物相場リスク配合飼料原料の大半を占めるとうもろこし等の仕入価格は米国のシカゴ穀物相場を基準としており、穀物相場は主生産地での作付状況や天候条件によって変動します。穀物相場の予想しがたい高騰によって、売上原価に影響を及ぼすおそれがあります。 (2) 為替相場リスク当社グループの仕入原料の大半は輸入品のため、為替相場の変動により仕入コストが影響を受けることがあります。為替予約を行うことにより、為替変動リスクの低減を図っておりますが、必ずしも完全に回避できるものではなく、予期せぬ円安が発生した場合は、売上原価が増加することで損失を被ることがあります。なお、当社グループは投機目的の外国為替予約は行っておりません。 (3) 畜産物相場リスク畜産物相場は、需給関係に応じて変動します。需給関係や生産コストと関係なく騰落することもあります。このため、畜産事業者にとって畜産相場低迷時には生産コストに見合う収入を獲得できない場合があり、当社グループは債権回収に困難を来すことがあります。また、当社グループは、子会社において畜産物を生産しており、販売価格の低下により、売上高に影響を及ぼすおそれがあります。 (4) 配合飼料価格安定基金原料価格の高騰等による配合飼料価格の変動に備え、畜産事業者の経営安定を目的として、飼料価格安定基金制度があります。この制度は、畜産事業者と飼料メーカーが基金の負担金を拠出し、配合飼料価格が上昇した際、畜産事業者に補てん金が支払われるものです。飼料基金負担金の動向によっては、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼすおそれがあります。 (5) 家畜等の疾病当社グループは、畜水産事業者に配合飼料を販売しており、畜水産事業者において伝染性疾病が発生した場合、配合飼料の製造及び販売に影響し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼすおそれがあります。また、当社グループの子会社の各家畜飼育設備では、消毒等の衛生対策及び異常家畜の早期発見に努めておりますが、家畜伝染病が発生した場合においては、生産物の大量処分や沈静化するまでの飼育の禁止等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼすおそれがあります。 (6) 気候変動及び自然災害当社グループは、畜水産事業者に配合飼料を販売しており、気候変動及び自然災害等により製造設備の破損や工場の機能停止、原材料価格の高騰で、売上高の減少や売上原価の増加等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼすおそれがあります。また、当社グループの子会社におきましても、自然災害等により設備の破損や畜産物へ被害が発生することで、売上高の減少や復旧費用の発生等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼすおそれがあります。

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