事業の概要
- 幼児体育指導が主力幼稚園や保育園で体育の授業を教える「正課体育指導」、園の施設を借りてスポーツクラブを運営する「課外体育指導」が中心です。運動会の企画や年間カリキュラム作成のアドバイスも行い、子どもたちの健全な成長をサポートすることで収益を得ています。
- イベント企画で付加価値課外体育指導の一環として、サッカー大会やスキー教室、合宿などのイベントを企画・実施しています。これはクラブ会員向けに提供され、子どもたちの自律心を育むことを目的としており、通常の指導に加えて収益機会を創出しています。
- コンサルティングも展開幼稚園や保育園の経営・運営指導、職員研修、幼児教育に関する企画制作など、多岐にわたるコンサルティングサービスを提供しています。これにより、施設の魅力を高め、安定的な運営を支援することで、指導事業以外の収益源も確保しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 幼児活動指導関連事業この事業は、幼稚園や保育園での体育指導、子ども向けのスポーツクラブ運営、サッカー大会やスキー教室などのイベント企画が中心です。売上高は67.91億円、営業利益は10.87億円と、同社の収益の大部分を占める主力事業であり、子どもたちの健全な成長を支援しています。
- コンサルティング関連事業幼稚園や保育園の経営・運営指導、職員研修、幼児教育に関する企画制作などを行う事業です。売上高は2.83億円、営業利益は0.77億円で、主力事業を補完し、顧客である教育機関の魅力を高めることで、間接的に指導事業の安定にも貢献しています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| InfantActivityGuidanceRelated | 事業 | 68 | 11 | 16.0% |
| ConsultingRelated | 事業 | 3 | 1 | 27.2% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3 【事業の内容】当社は、幼児体育指導関連事業、並びにコンサルティング関連事業により構成されております。このうち、幼児体育指導関連事業においては、幼稚園、保育園及びこども園の保育の一環として行う正課体育指導、幼児及び児童を対象とした課外体育指導、障がい児向けの体育教育指導を行う療育事業や小規模保育事業の経営等を行い、コンサルティング関連事業においては、幼稚園、保育園及びこども園に対する経営指導並びに運営指導等を行っております。当社の事業内容に係る位置付けは次のとおりであります。なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1.財務諸表等 (1)財務諸表 注記」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 (1)幼児体育指導関連事業正課体育指導業務………………幼稚園、保育園及びこども園が保育時間内(正課)に行う体育の授業に関し、契約に基づいて指導を行っております。具体的には、各園の意向・基本方針をふまえて、運動会等の構成企画をはじめ、1年間のカリキュラムの策定のアドバイスを行うと同時に、楽しく健全で効果的な授業が行えるよう、当社社員が各園に赴いて直接指導にあたっております。 課外体育指導業務………………幼稚園、保育園及びこども園の施設を借用して、園児から卒園児である小学生を対象にスポーツクラブ、サッカークラブ、新体操クラブ等を主宰する事業を運営し、独自のカリキュラムに従って体育指導を行っております。 イベント企画業務………………上記課外体育指導の一環として、サッカー大会、遠足、合宿、冬期のスキー・スケート教室やドッジボール大会、新体操の発表会等のイベントを企画し実践しております。原則として、クラブ会員を対象に募集を行い、保護者は参加・同行いたしません。イベントの運営・引率・添乗等は、当社社員が行い、幼児・児童の躾や自律心を育むことを主目的に指導しております。 その他事業…………………………障がい児向けの体育教育指導を行う療育事業や小規模保育事業、幼児・学童向けの学習塾等を運営し、地域にお住まいの方々にご満足のいただける保育サービスを提供しております。 (2)コンサルティング関連事業……魅力的で元気な幼稚園・保育園・こども園づくりのための経営コンサルティング、教育コンサルティング、運営指導、園職員の研修、幼児教育に関するあらゆるコミュニケーション活動の企画及び印刷物の企画制作等を行っております。 [事業系統図]以上に述べました当社の事業内容に係る事項を事業系統図によって示しますと、次のとおりとなります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 中程度 競合との差別化や高品質なサービス展開に努めているため |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | なし 独自の指導ノウハウがあるが、模倣できるものではないと考えているため影響は軽微 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 中程度 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | ディフェンシブ |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:少子化の影響 / 売上高の変動(天候不順・災害) / 特有の法的規制に係るもの
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 9 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★★☆☆☆
幼児活動研究会は、独自の教育ノウハウやブランド力を有している可能性がある。しかし、具体的な特許や商標、ブランド認知度に関する情報は限定的であり、その強固さは現時点では判断しにくい。幼児教育分野における長年の実績がブランド価値に寄与していると考えられる。
スイッチングコスト★★★☆☆
幼児教室の乗り換えには、子供の適応、親の送迎負担、費用などが考慮されるため、一定のスイッチングコストが存在する。特に、長期間通っている場合や、特定のカリキュラムに慣れている場合は、乗り換えのハードルが高くなる傾向がある。
ネットワーク効果★☆☆☆☆
幼児教室は、地域コミュニティや保護者間の口コミが影響を与える可能性があるが、明確なネットワーク効果(利用者が増えるほど価値が増す)は限定的である。保護者同士のつながりは存在するものの、事業の収益性に直接的な大きな影響を与えるほどのネットワーク効果は見られない。
コスト優位★☆☆☆☆
幼児教育サービスは、講師の質や教材開発にコストがかかるが、参入障壁となるほどの規模の経済やコスト優位性は明確ではない。競合他社との差別化要因として、独自の教材や指導法がコスト競争力に繋がる可能性はあるが、現時点では不明瞭。
規模の経済★★☆☆☆
直近3期で売上は横ばい傾向であり、営業利益は微減している。一定の規模はあるものの、急速な成長や圧倒的な市場シェアを示すものではない。今後の事業拡大には、新たな教室展開やオンラインサービスの強化などが鍵となるだろう。
- 長年の指導ノウハウ創業以来培ってきた独自の指導ノウハウとカリキュラムが強みです。これにより、楽しく効果的な体育指導を提供し、他社との差別化を図っています。このノウハウは容易に模倣されにくく、市場での優位性を支える基盤となっています。
- 多角的な事業展開幼児体育指導だけでなく、障がい児向けの療育事業、小規模保育事業、学習塾の運営、さらには幼稚園・保育園向けの経営コンサルティングまで幅広く手掛けています。これにより、多様な顧客ニーズに応え、収益源を分散させることで事業の安定性を高めています。
- 地域密着型サービス幼稚園や保育園の施設を借用して課外指導を行うことで、地域の子どもたちに身近な場所でスポーツの機会を提供しています。また、イベント企画を通じて地域社会との連携を深め、保護者からの信頼を得ることで、安定的な顧客基盤を構築しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。(1)会社の経営の基本方針当社は、「お客さまを喜ばし、社員を喜ばす」を経営理念としております。また、額に汗し働く指導と幼稚園・保育園・こども園を経営、教育の両面からサポートすることを本業とし、以下の点に留意しながら「本業に専念する」ことを経営方針として事業展開してまいります。①人間として正しいか正しくないかを経営判断とする・損得でなく善悪で判断する・高い倫理道徳観を持って行動する②我社は指導で社会に貢献する・物・設備でなく、サービス・ノウハウで貢献する③子供に的をしぼり多角化する・子供に関係する周辺分野に進出する④成長拡大と安定・お客さまの数を増やす・同じお客さまに繰り返し、繰り返し利用していただく(年間契約、月謝、会員制)⑤伸びるところを伸ばす (2)目標とする経営指標当社は「高成長・高収益企業」の実現を目指し、持続的な売上成長を図るとともに、売上高経常利益率15%以上を達成することを目標としています。 (3)中長期的な会社の経営戦略当社は、幼児体育、幼児教育を通して未来を背負う子供たちの成長の支援をしてまいりました。これまで全国の幼稚園・保育園・こども園に対するサービスを通じて、蓄積されたノウハウや人材といった経営資源を有効に活用し、幼児教育総合サービス・指導・教育企業として幼児体育、幼児教育日本一を目指します。幼児体育指導関連事業では、既存契約園の安定化と新規契約園の開拓を推進してまいります。そのために当社は既存サービスの高付加価値化を図り、他社との差別化に努め、契約園の倍増を目指します。また、園児から小学生を対象にしたスポーツクラブ、サッカークラブ、新体操クラブを主宰する課外体育指導では、独自のカリキュラムを進化、発展させクラブ員の倍増を図ります。さらに、今まで対応できていなかった児童発達支援のサービスを充実させ、すべての子供たちに「できる」ことを体現してもらい、その能力を最大限に伸ばせるようサポートしてまいります。コンサルティング関連事業では、全国約5,000園の指導を積み重ねた経験をもとに、幼稚園・保育園・こども園の問題点や改善点をセミナーや研修、視察によって伝えていきます。特に、情報提供会員制度の特別個別研修コンサルティング事業に注力し、会員の倍増を図ってまいります。 (4)会社の対処すべき課題当社は、幼稚園・保育園・認定こども園、及びその園児を主要顧客としております。少子化の進行により、子供の人口を分母とした市場規模は縮小傾向にありますが、一方で子供一人ひとりに対する「教育の質」への期待はかつてないほど高まっております。このような市場環境において、当社は必要とされるサービスに「高付加価値・高品位・高品質」を追求することが、持続的な成長の鍵であると考えております。これまで以上に質の高いサービスを開発・提供するとともに、それらを現場で具現化する指導スタッフの育成に注力いたします。研修体制の抜本的な拡充を通じて全社的な指導レベルの底上げを図り、多角的かつ専門性の高いプログラムを展開することで、他社との差別化及び高収益体質の確立を推進してまいります。それぞれの対処すべき課題は次のとおりであります。 (1)事業の確立①幼児体育指導関連事業(正課体育指導業務)顧客ニーズが多様化・高度化する中、市場動向を的確に把握し、迅速にサービスへ反映させる体制が重要となっております。長年「コスモ」ブランドで培った信頼に安住することなく、既存サービスのさらなる高付加価値化を推進し、既存顧客の維持と新規顧客の開拓を両立させることが最重要課題であります。指導員の徹底した社員研修を通じて、各園の期待を超える専門人材を育成し、付加価値に見合った収益性の向上と売上拡大を目指してまいります。(課外体育指導業務)提携会場数の拡大による市場シェアの向上、各会場における会員数の最大化、及び園児数に対する入会率の向上が最重要課題であると認識しております。保護者の皆様に対し、幼児期における体育教育の重要性について一層の理解を促すとともに、お子様の成長を実感していただける質の高いサービスを提供してまいります。あわせて、合同練習会や階層別研修の実施により指導スキルの標準化を図り、すべての会場において均一かつ高品質な指導を提供できる体制を強固に構築してまいります。(イベント企画業務)安全対策の徹底と維持を最優先事項とし、季節性・地域性を活かした当社独自の体験型イベントを提供することで、顧客満足度の向上に努めてまいります。変化の激しい社会情勢において、常に新鮮な体験価値を求めるニーズに応えるべく、新規コンテンツの開発を推進いたします。また、イベントを「課外体育指導業務(スポーツ・サッカー・新体操各クラブ)」のロイヤリティ向上に繋げ、入会促進及び退会抑制に寄与する魅力ある施策として展開してまいります。(その他業務)療育事業(障がい児向け体育指導)や保育事業で蓄積したノウハウを、正課体育指導の提案や既存契約園への付加価値サービスとして積極活用してまいります。専門性の高い知見を既存事業に還元することで、よりきめ細やかでインクルーシブな保育プログラムの開発に努め、競合他社との差別化要因としてまいります。②コンサルティング関連事業園の経営及び教育サポートを通じて、各園独自の特色づくりと園児数確保に貢献してまいります。職員の経験年数に応じた階層別研修の実施や、全国展開する当社ならではの広範な情報提供を行うことで、顧客満足度の向上と、園自体の教育の質向上を伴走型で支援してまいります。 (2)内部管理体制の強化とコーポレート・ガバナンスの充実当社は、持続的な成長と企業価値の向上を実現するためには、事業規模の拡大に即した内部管理体制の構築が不可欠であると認識しております。内部統制の強化に加え、コンプライアンスの遵守とリスク管理を徹底し、透明性の高いコーポレート・ガバナンスの充実に継続的に取り組んでまいります。 (3)危機管理体制の強化当社の事業継続能力を高めるため、現在、事業継続計画(BCP)の見直しと再策定、及び社内体制の再構築を進めております。その一環として、物理的な制約を低減する仮想サーバへの移行等、ITインフラの強靭化を図ることで、不測の事態においても迅速な業務復旧が可能な環境を構築してまいります。今後も情報セキュリティを含むリスク管理を徹底し、企業価値の維持・向上に努めます。 (4)資金調達手段の多様化と財務基盤の健全性確保持続可能な成長投資に向けた資金余力を確保するため、財務基盤の健全性を維持しつつ、市場環境に応じた柔軟かつ多様な資金調達手段の確保に取り組んでまいります。 (5)経営戦略面での取組み経営戦略の要として、園の経営・運営面を全方位からサポートすることにより、当社の経営理念及び教育プログラムの網羅的な浸透を図ってまいります。これにより、単なる指導業務の受託を超えた、教育現場における不可欠なパートナーとしての地位を確固たるものにしてまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。(1)会社の経営の基本方針当社は、「お客さまを喜ばし、社員を喜ばす」を経営理念としております。また、額に汗し働く指導と幼稚園・保育園・こども園を経営、教育の両面からサポートすることを本業とし、以下の点に留意しながら「本業に専念する」ことを経営方針として事業展開してまいります。①人間として正しいか正しくないかを経営判断とする・損得でなく善悪で判断する・高い倫理道徳観を持って行動する②我社は指導で社会に貢献する・物・設備でなく、サービス・ノウハウで貢献する③子供に的をしぼり多角化する・子供に関係する周辺分野に進出する④成長拡大と安定・お客さまの数を増やす・同じお客さまに繰り返し、繰り返し利用していただく(年間契約、月謝、会員制)⑤伸びるところを伸ばす (2)目標とする経営指標当社は「高成長・高収益企業」の実現を目指し、持続的な売上成長を図るとともに、売上高経常利益率15%以上を達成することを目標としています。 (3)中長期的な会社の経営戦略当社は、幼児体育、幼児教育を通して未来を背負う子供たちの成長の支援をしてまいりました。これまで全国の幼稚園・保育園・こども園に対するサービスを通じて、蓄積されたノウハウや人材といった経営資源を有効に活用し、幼児教育総合サービス・指導・教育企業として幼児体育、幼児教育日本一を目指します。幼児体育指導関連事業では、既存契約園の安定化と新規契約園の開拓を推進してまいります。そのために当社は既存サービスの高付加価値化を図り、他社との差別化に努め、契約園の倍増を目指します。また、園児から小学生を対象にしたスポーツクラブ、サッカークラブ、新体操クラブを主宰する課外体育指導では、独自のカリキュラムを進化、発展させクラブ員の倍増を図ります。さらに、今まで対応できていなかった児童発達支援のサービスを充実させ、すべての子供たちに「できる」ことを体現してもらい、その能力を最大限に伸ばせるようサポートしてまいります。コンサルティング関連事業では、全国約5,000園の指導を積み重ねた経験をもとに、幼稚園・保育園・こども園の問題点や改善点をセミナーや研修、視察によって伝えていきます。特に、情報提供会員制度の特別個別研修コンサルティング事業に注力し、会員の倍増を図ってまいります。 (4)会社の対処すべき課題当社は、幼稚園・保育園・認定こども園、及びその園児を主要顧客としております。少子化の進行により、子供の人口を分母とした市場規模は縮小傾向にありますが、一方で子供一人ひとりに対する「教育の質」への期待はかつてないほど高まっております。このような市場環境において、当社は必要とされるサービスに「高付加価値・高品位・高品質」を追求することが、持続的な成長の鍵であると考えております。これまで以上に質の高いサービスを開発・提供するとともに、それらを現場で具現化する指導スタッフの育成に注力いたします。研修体制の抜本的な拡充を通じて全社的な指導レベルの底上げを図り、多角的かつ専門性の高いプログラムを展開することで、他社との差別化及び高収益体質の確立を推進してまいります。それぞれの対処すべき課題は次のとおりであります。 (1)事業の確立①幼児体育指導関連事業(正課体育指導業務)顧客ニーズが多様化・高度化する中、市場動向を的確に把握し、迅速にサービスへ反映させる体制が重要となっております。長年「コスモ」ブランドで培った信頼に安住することなく、既存サービスのさらなる高付加価値化を推進し、既存顧客の維持と新規顧客の開拓を両立させることが最重要課題であります。指導員の徹底した社員研修を通じて、各園の期待を超える専門人材を育成し、付加価値に見合った収益性の向上と売上拡大を目指してまいります。(課外体育指導業務)提携会場数の拡大による市場シェアの向上、各会場における会員数の最大化、及び園児数に対する入会率の向上が最重要課題であると認識しております。保護者の皆様に対し、幼児期における体育教育の重要性について一層の理解を促すとともに、お子様の成長を実感していただける質の高いサービスを提供してまいります。あわせて、合同練習会や階層別研修の実施により指導スキルの標準化を図り、すべての会場において均一かつ高品質な指導を提供できる体制を強固に構築してまいります。(イベント企画業務)安全対策の徹底と維持を最優先事項とし、季節性・地域性を活かした当社独自の体験型イベントを提供することで、顧客満足度の向上に努めてまいります。変化の激しい社会情勢において、常に新鮮な体験価値を求めるニーズに応えるべく、新規コンテンツの開発を推進いたします。また、イベントを「課外体育指導業務(スポーツ・サッカー・新体操各クラブ)」のロイヤリティ向上に繋げ、入会促進及び退会抑制に寄与する魅力ある施策として展開してまいります。(その他業務)療育事業(障がい児向け体育指導)や保育事業で蓄積したノウハウを、正課体育指導の提案や既存契約園への付加価値サービスとして積極活用してまいります。専門性の高い知見を既存事業に還元することで、よりきめ細やかでインクルーシブな保育プログラムの開発に努め、競合他社との差別化要因としてまいります。②コンサルティング関連事業園の経営及び教育サポートを通じて、各園独自の特色づくりと園児数確保に貢献してまいります。職員の経験年数に応じた階層別研修の実施や、全国展開する当社ならではの広範な情報提供を行うことで、顧客満足度の向上と、園自体の教育の質向上を伴走型で支援してまいります。 (2)内部管理体制の強化とコーポレート・ガバナンスの充実当社は、持続的な成長と企業価値の向上を実現するためには、事業規模の拡大に即した内部管理体制の構築が不可欠であると認識しております。内部統制の強化に加え、コンプライアンスの遵守とリスク管理を徹底し、透明性の高いコーポレート・ガバナンスの充実に継続的に取り組んでまいります。 (3)危機管理体制の強化当社の事業継続能力を高めるため、現在、事業継続計画(BCP)の見直しと再策定、及び社内体制の再構築を進めております。その一環として、物理的な制約を低減する仮想サーバへの移行等、ITインフラの強靭化を図ることで、不測の事態においても迅速な業務復旧が可能な環境を構築してまいります。今後も情報セキュリティを含むリスク管理を徹底し、企業価値の維持・向上に努めます。 (4)資金調達手段の多様化と財務基盤の健全性確保持続可能な成長投資に向けた資金余力を確保するため、財務基盤の健全性を維持しつつ、市場環境に応じた柔軟かつ多様な資金調達手段の確保に取り組んでまいります。 (5)経営戦略面での取組み経営戦略の要として、園の経営・運営面を全方位からサポートすることにより、当社の経営理念及び教育プログラムの網羅的な浸透を図ってまいります。これにより、単なる指導業務の受託を超えた、教育現場における不可欠なパートナーとしての地位を確固たるものにしてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(経営成績等の状況の概要)当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況(以下、「経営成績等」という。)の概要は次のとおりであります。 (1)財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善や、インバウンド需要の増加により緩やかな回復基調を維持しました。一方で、中東情勢の緊迫化による資源・エネルギー高や物価上昇は継続しており、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような中で当社では、現在の様々な物価高騰および社員待遇の改善による人件費の高騰にて、2025年4月より正課・課外クラブ共に値上げを実施させて頂きました。営業を強化し、新規獲得に向けて2歳児クラスの拡大に努めた結果、契約件数においては、値上げにもかかわらず正課・課外クラブ共に前年同期を上回ることができました。 今後もお客様により満足頂けるよう、よりよい指導サービスの向上に努めてまいります。 このような事業環境を背景に、当事業年度における売上高は、7,480百万円(前期比5.7%増)、経常利益1,419百万円(前期比14.4%増)、当期純利益1,143百万円(前期比31.1%増)となりました。 当事業年度の1株当たり当期純利益は105円86銭となりました。前事業年度における1株当たり当期純利益は80円75銭でした。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。① 幼児体育指導関連事業正課体育指導の実施会場数は前事業年度末の1,279園から17園増加し、当事業年度末は1,296園となりました。また当事業年度末における課外体育指導の実施会場数及び会員数は、1,318カ所66,971名となりました。前事業年度末における課外体育指導の実施会場数及び会員数は、1,300カ所67,955名でした。課外体育指導の会員数は、前事業年度末の会員数に対して1.4%減少となりました。課外クラブ会員数は伸び悩みましたが、正課契約件数の獲得、課外クラブの新規獲得と2歳児クラスの拡大に努めた結果、売上高・セグメント利益共に前年同期を上回ることができました。その結果、幼児体育指導関連事業に係る売上高は7,194百万円(前期比5.9%増)、セグメント利益は1,238百万円(前期比13.9%増)となりました。 ② コンサルティング関連事業コンサルティング契約件数は、前事業年度末の221件から12園増加し、当事業年度末は233件となりました。お客様のニーズに応え、園発展のための総合的なサポート指導、個別研修に注力した結果、売上高は前年同期を上回ることができました。一方で、セグメント利益は人件費の増加に伴い、前年同期を上回ることができませんでした。その結果、コンサルティング関連事業に係る売上高は285百万円(前期比0.9%増)、セグメント利益は69百万円(前期比9.1%減)となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末より621百万円増加し、9,872百万円(前期比6.7% 増)となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)当事業年度における営業活動の結果得られたキャッシュ・フローは、1,196百万円の収入となりました(前事業年度は922百万円の収入)。これは営業利益1,308百万円、資産・負債の変動139百万円、税金等の支出389百万円等に因るものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当事業年度における投資活動の結果使用したキャッシュ・フローは、316百万円の支出となりました(前事業年度は360百万円の支出)。これは、投資有価証券の取得による支出600百万円、投資有価証券の売却による収入309百万円、業務系のシステム投資24百万円等に因るものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当事業年度における財務活動の結果使用したキャッシュ・フローは、258百万円の支出となりました(前事業年度は248百万円の支出)。これは配当金の支払による支出258百万円に因るものです。 (3)生産、受注及び販売の状況当社は幼児体育指導を主たる事業としているため、生産実績及び受注状況は記載しておりません。販売実績当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円)セグメントの名称当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前年同期比(%)幼児体育指導関連事業7,194,863105.9コンサルティング関連事業285,188100.9合計7,480,051105.7 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容1)当事業年度の経営成績等a. 財政状態(単位:百万円) 2025年3月期2026年3月期増減資産の部13,49114,486995負債の部3,2133,483270純資産の部10,27811,003724 当事業年度末における総資産残高は14,486百万円となっており、前事業年度末に対して995百万円の増加となりました。流動資産については、前事業年度末に対して625百万円の増加となりました。これは主に、現金及び預金が621百万円、売掛金が22百万円それぞれ増加したためです。固定資産については、前事業年度末に対して370百万円の増加となりました。これは主に、投資有価証券が271百万円、繰延税金資産が121百万円それぞれ増加したためです。当事業年度末における負債残高は3,483百万円となっており、前事業年度末に対して270百万円の増加となりました。流動負債については、前事業年度末に対して280百万円の増加となりました。これは主に、未払法人税等が158百万円、賞与引当金が80百万円それぞれ増加したためです。固定負債については、前事業年度末に対して10百万円の減少となりました。これは主に、退職給付引当金が10百万円減少したためです。当事業年度末における純資産残高は、11,003百万円となっており、前事業年度末に対して、724百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金が884百万円増加、その他有価証券評価差額金が159百万円減少したためです。 b. 経営成績 当事業年度における売上高は、7,480百万円(前期比5.7%増)となりました。正課、課外クラブの月謝値上げによる売上増加に加え、療育事業の売上増加により増収となりました。 また、経常利益は1,419百万円(前期比14.4%増)となりました。売上高経常利益率は19.0%で経営指標の15%を達成することができました。お客様の満足度アップを利益の源泉ととらえ、今後も売上最大、経費最小に努め、お客様の満足最大を図ってまいります。[セグメントの状況] (金額:百万円) 2025年3月期2026年3月期増減増減率幼児体育指導関連売上高6,7907,1944035.9%営業利益1,0871,23815013.9%コンサルティング関連売上高28228520.9%営業利益7769△7△9.1% <幼児体育指導関連> 幼児体育指導関連事業の売上高は、7,194百万円と前事業年度末に比べ403百万円(5.9%)の増収となりました。営業利益は、1,238百万円と前事業年度末に比べ150百万円(13.9%)の増収となりました。これは、正課、課外クラブの月謝値上げによる売上増加に加え、療育事業の売上増加により増収増益となりました。<コンサルティング関連> コンサルティング関連事業の売上高は、285百万円と前事業年度末に比べ2百万円(0.9%)の増収となりまし た。 営業利益は、69百万円と前事業年度末に比べ7百万円(9.1%)の減益となりました。これは、総合的なサポート 指導と個別研修の増加により、売上は前年を上回ることができましたが、セグメント利益は人件費の増加に伴い、 前年同期を上回ることができず、増収減益となりました。 2)当社の経営成績に重要な影響を与える要因当社の経営成績に重要な影響を与える要因として、少子化の問題があります。詳細及び他の要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 3)当社の資本の財源及び資金の流動性当社は持続的成長のために、財務基盤の健全性を確保し、適切な流動性を維持することを基本方針としています。当社は、主な短期的な資金需要として、営業活動上の運転資金に加えて、設備投資や配当金等を見込んでいます。当社の短期的な資金調達の源泉は、主に営業活動によって得られる資金です。当事業年度末現在、流動資産は10,267百万円、流動負債は1,267百万円となりました。その結果、流動比率は809.9%と前事業年度末に対し、166.7ポイントの減少となりました。営業活動から得られるキャッシュ・フロー、流動性の水準に基づき、当社は流動ニーズや将来の債務不履行のための手段を十分に確保しているものと考えます。なお、当事業年度末において現金及び現金同等物を9,872百万円保有しております。 4)経営者によるキャッシュ・フローの状況の分析当事業年度末における現金及び現金同等物は、9,872百万円と前事業年度末に比べ621百万円増加となりました。なお、キャッシュ・フローの詳細は「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載のとおりであります。 ②重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表を作成するにあたって、負債と費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
事業リスク
- 少子化による影響日本の出生数減少は、主要顧客である幼稚園・保育園の園児数減少に直結し、契約園数や会員数の伸び悩みを引き起こす可能性があります。差別化や高品質なサービス提供で対応していますが、効果が薄い場合は業績に悪影響を及ぼす恐れがあります。
- 天候不順・災害リスクイベント企画業務は、遠足や合宿など特定の期間に集中して行われるため、天候不順や災害によって中止せざるを得ない場合があります。これにより、売上高が変動し、業績に影響を与える可能性があります。オンライン指導などで代替策を講じています。
- 法的規制の変更旅行業法、労働者派遣法、職業安定法など、事業に関連する複数の法的規制が存在します。これらの規制が将来的に変更された場合、必要な許認可に影響が出たり、事業運営に予期せぬ制約が生じたりして、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に係る事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)少子化の影響について当社の事業主体である幼児体育指導関連事業は、主に幼稚園・保育園・こども園及びその園児並びに卒園児である小学生が対象ですが、最近の出生数の減少という少子化の問題に直面しております。このような状況下で当社におきましては、幼稚園・保育園及びこども園に対しては、園児獲得、経営の安定に向けて他園との差別化を推し進め、通園児・その保護者に対しては、高品質できめ細やかなサービスの展開に努めてまいります。しかしながら、これらの差別化、高品質化に向けた施策が効果的に行われない場合は、少子化の影響を直接被ることになり、契約園数や会員数の伸び悩みといった事象に見舞われ、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)売上高の変動に係るもの当社の幼児体育指導関連事業のうち、とりわけ、イベント企画業務については、園児を対象とした遠足・合宿等を春・夏・冬休みといった限られた期間に集中的に実施することから、天候等の影響により、中止とせざるを得ない状況になることがあります。このように、天候不順・災害等の予期せぬ要因により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。当社は、オンライン映像指導等を実施し、代替できる仕組みを構築しております。 (3)特有の法的規制に係るもの当社は、幼児体育指導関連事業において、旅行業に関しては「旅行業法」による規制、幼稚園・保育園・こども園に対する職員の派遣(労働者派遣事業)に関しては「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」による規制、また、有料職業紹介事業に関しては「職業安定法」による規制を受けております。将来、これらの規制等の変更により、当社の持つ許認可等に予期せぬ措置が及んだ場合に、当社の業績及び事業に影響を及ぼす可能性があります。当社は、担当部署で、関連する法規制を総務省の法令データベースサービス等を随時利用して監視するようにしています。 (4)新たな法規制等の導入や変更について当社が行う幼児体育指導関連事業、並びにコンサルティング関連事業において、学校法人法、社会福祉法人法等、幼児教育に関する法規制等が新たに導入、変更、廃止された場合には、当社の業績及び事業に重要な影響を及ぼす可能性があります。当社は、担当部署で、関連する法規制を総務省の法令データベースサービス等を随時利用して監視するようにしており、また、過年度において設立または継承してきました学校法人または社会福祉法人から情報を入手するようにしています。 (5)重要な訴訟事件等の発生に係るもの当社は、実技を通して指導を行うことを主な業務としておりますので、指導を受ける児童は、転ぶ、ぶつかる、落ちる等の事故にあう可能性があります。正課体育指導中においては、当社の指導員の過失により事故等が発生した場合には、当社に責任が発生する可能性があります。また、課外体育指導中及びイベント・合宿等の旅行中の事故についても、当社に責任が発生する可能性があります。このように、当社の業務中に事故が発生した場合には、損害賠償責任等の金銭的な負担が発生する可能性があり、当社の業績及び事業に影響を及ぼす可能性があります。当社は、コンプライアンス規程において、リスク管理・統括する機関として、リスク・コンプライアンス委員会が設けられており、事後対応と再発防止策の検討等を行っております。さらには、訴訟案件に発展しそうな事案につきましては、顧問弁護士及び損害保険会社と連携し、善後策を講じる体制が組まれております。 (6)個人情報保護法について個人情報の保護に関する法律(以下「個人情報保護法」)は、個人情報を利用して事業活動を行う法人、団体等に対して、個人情報の適正な取得、利用及び管理等を義務付け、個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権益保護を図ることを目的とした法律であり、2005年4月1日より全面施行されております。当社は、業務の性質上、園児及びその保護者等の個人情報を保有・管理しております。当社においては、各々の部署が同法の定める義務規則を遵守し業務を遂行しているかを内部監査上の監査項目として厳格な監査を実施しており、個人情報保護に向けて組織的に対応し、システムによる管理体制を強化しておりますが、当該法令に違反し、同法に基づく勧告若しくは命令又は罰則を受けるようなこととなった場合には、当社の信用の低下、当社に対する損害賠償請求等によって、当社の業績及び事業に影響を及ぼす可能性があります。当社は、全従業員のPCの操作ログの収集や、媒体を使ったデータの持ち出しができないように制御できる管理システムを構築し、個人情報の外部流出を防ぐ管理体制をとっております。 (7)情報システムについて当社では、システム管理体制の整備に努めておりますが、運用上のトラブルの発生等により、当社の業績及び事業に影響を及ぼす可能性があります。また、コンピュータウィルスの侵入や不正アクセス等の外的要因を遮断するための対策、管理を強化し、システムを管理、監視するデータセンターの安全性の向上、システムバックアップ体制の整備に努めておりますが、システム障害の要因は予測不能な面もあり、重要なシステム障害が発生した場合には、当社の業績及び事業に影響を及ぼす可能性があります。当社は、日々サーバーの死活監視を実施すると同時に、データの自動バックアップを行い、システム障害の発生に備えています。万が一障害が発生した場合でも、第三者に機能回復作業を委託しており、短期間での回復が可能であります。 (8)ノウハウの流出について当社は、幼稚園・保育園・こども園での正課体育指導、園児に対する課外体育指導並びに幼稚園・保育園・こども園に対するコンサルティング業務を行なっており、これら業務のすべてを創業以来独自の手法により展開してまいりました。これらの蓄積された当社特有の指導ノウハウ等に関わる情報が、何らかの形で社外に流出した場合、市場での優位性を確保できなくなり、結果として当社の業績及び事業に影響を及ぼす可能性があります。しかしながら当社では、指導ノウハウ等、独自性があり、模倣できるものではないと考えているため、影響は軽微であります。 (9)特殊な契約にかかわるものについて当社は、幼稚園・保育園・こども園に対して正課体育指導を行う場合には、その設置者である学校法人あるいは社会福祉法人と正課体育指導契約を締結します。その契約の条項には、当社の定める契約金額等の諸条件を満たす場合に限って、「契約する園が、競合となる近隣の園4園までを指定して、当社がそれらの園と同種の契約をできないようにすることができる」という規定があります。当該制限条項が将来的に当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。当社では、特殊の契約以外の新規園については、制限条項を設けないことにしています。 (10)流行性疾患の蔓延に伴う事業機会の滅失について近年蔓延いたしました新型コロナウイルス感染症や新型インフルエンザに代表されます流行性疾患が、全国規模または地域的に蔓延した場合、当社の主要顧客であります幼稚園・保育園・こども園においては、園児たちの安全性を確保する意味合いから、即時に休園措置がとられることが通例であります。このような事態に備え、当社においては、振替措置等の対策を講じ、業績への影響を最小限に抑えるよう努めておりますが、万が一、事態が長期化または深刻化するような場合には、振替措置に至らず、結果として、体育指導の中止を余儀なくされ、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社の事業所内において流行性疾患が蔓延し、活動停止を余儀なくされるような場合においても、同様に振替措置に至らず、結果として、体育指導サービスの提供機会がなくなり、当社の業績及び事業に影響を及ぼす可能性があります。これらへの対策として、当社では業務の効率化・適正化に向けたオフィスの集約を進める一方、有事におけるテレワーク体制の整備や従業員の行動ガイドラインの策定等を行い、業務継続性の確保とリスクの最小化を推進しております。 (11)寄附金の拠出に伴う経営成績への影響について当社は、経営戦略の一端として、学校法人、社会福祉法人を設立する経営方針を有しており、過年度において学校法人4件、社会福祉法人4件を設立または承継してきました。学校法人または社会福祉法人を設立するための資金を拠出する場合、または既存の学校法人または社会福祉法人に対して資金供与を行う場合の会計処理は、営業上の投資としての会計処理ではなく、寄附金として一括費用計上を行うこととなるため、学校法人または社会福祉法人の設立または資金供与を行う場合は、当社の業績に重要な影響を与える可能性があります。当社は、原則として学校法人または社会福祉法人の設立に際し、新たな資金供与は行わず、既存の学校法人、社会福祉法人の園で新たに設立できるように努めております。