3916

デジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

情報・通信業 情報通信・サービスその他

事業の概要

  • ソフトウエア開発事業
    金融、医薬、通信、製造業など幅広い業界の企業向けに、業務システムや組み込みシステムの開発を受託しています。Webシステムから基幹システム、新規開発から保守まで多岐にわたり、大手企業との安定した取引を通じて収益を上げています。
  • システム販売事業
    中小企業向けに経営支援システム「楽一」を販売しています。自社開発のソフトウエアだけでなく、他社製品の販売も手掛けることで、顧客の多様なニーズに応え、収益源を確保しています。
  • プロダクトソリューション事業
    ウェブサイト改ざん検知・復旧ソリューション「WebARGUS」やフィッシングメール対策「APMG」といったサイバーセキュリティ製品、Excel業務自動化ツール「xoBlos」などを自社開発・販売しています。また、クラウド移行ツールやデータ消去ソフト、PDF編集ソフトなども取り扱い、幅広い顧客層にサービスを提供しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • ソフトウエア開発事業
    この事業は、金融、医薬、通信、製造業など幅広い分野の企業向けに、業務システムや組み込みシステムの開発、運用サポートを提供しています。売上高は232.9億円、営業利益は29.3億円と、グループ全体の収益の大部分を占める主力事業です。
  • システム販売事業
    主に中小企業向けに経営支援基幹システム「楽一」の販売を行っています。売上高は8.7億円、営業利益は0.8億円で、ソフトウエア開発事業に比べると規模は小さいですが、グループの事業ポートフォリオの一部を構成しています。
  • 地域別構成
    有価証券報告書には地域別の詳細な内訳は記載されていませんが、組み込みシステム検証事業において海外(北米、アジア、ヨーロッパ等)でのフィールド試験を実施しており、子会社DIT America, LLC.を通じて海外でのサービス提供も行っていることから、一部国際的な事業展開もしています。
2025-06 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
SoftwareDevelopmentBusiness 地域 233 29 12.6%
SystemSalesBusiness 地域 9 1 9.2%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|2,009 文字
3【事業の内容】 当社グループは、独立系の情報サービス企業として当社及び連結子会社5社により構成されており、ソフトウエア開発事業及びシステム販売事業を営んでおります。 (1)ソフトウエア開発事業①ビジネスソリューション事業イ.業務システム開発事業 業務システム開発事業は、金融業、医薬業、通信業、流通業、運輸業、製造業、公共等の幅広い各分野において、エンドユーザーや情報システム子会社からの受託開発を中心に行っております。その他、大手SIベンダーからの受託開発も行っております。具体的には各分野で培った技術により、Web系や基幹系、フロント業務からバックオフィス業務、新規システム開発や保守開発を行い、各分野の大手企業との信頼関係を築き上げ、安定した受注を確保しております。また、コンサルティングファーム等との協業による伴走型(共創型)モデルの推進や、生成AIを活用したAI駆動開発による生産性・品質の向上にも取り組んでおります。ロ.運用サポート事業 運用サポート事業は、顧客の業務システムの運用をサポートする事業であり、顧客の社内ユーザーからの問い合わせに対応するサポートデスク業務、インフラ(サーバ、ネットワーク等)の構築・維持管理運用を行っております。大手顧客の事業ドメインに沿った形での継続的なビジネスであるため、安定した収益を見込むことができております。また、従来のユーザーサポート業務に加え、DXを起点としたクラウド基盤の構築等のサービス展開も行っております。②エンベデッドソリューション事業イ.組込みシステム開発事業 組込みシステム開発事業は、車載機器、モバイル機器、情報家電機器及び通信機器のソフトウェア開発を行っております。この内、車載機器、モバイル機器、情報家電機器においては機器のファームウェア、デバイス機器の制御、アプリケーション等、システム全体にわたるソフトウェア受託開発を行っております。 車載領域においては、AD/ADAS等の高度なテクノロジーやクラウド連携(Out-Car領域)に取り組んでおります。また、最近では組込み製品全般に対する国内外のセキュリティ法規対応の需要増の取り込みのほか、車載領域に次ぐ柱として、産業系に加え、防衛、航空・宇宙などへの領域拡大を図っております。ロ.組込みシステム検証事業 組込みシステム検証事業は、車載機器や医療機器など様々な製品に対する品質や性能の検証業務の受託、および検証業務を通じた機能や製品の改善提案を行っております。 専門的な機器を使用し動作や性能を検証するラボ試験や、国内・海外(北米、アジア、ヨーロッパ等)の実際の環境で検証するフィールド試験から、最終的な品質検証として第三者の観点で実施するシステム総合試験まで、様々な検証業務を行っております。海外でのフィールド試験については、子会社のDIT America,LLC.に委託することにより、迅速なサービス提供と現地スタッフの感性も踏まえたユーザビリティの検証を行っております。 また、最近はAIを活用した品質保証サービス『Qualicia』等を展開し、検証の自動化と品質向上サービスも提供しております。③プロダクトソリューション事業イ.サイバーセキュリティ商品 ウェブサイト改ざんの瞬間検知・瞬間復旧ソリューション「WebARGUS」、ランサムウェア対策ソリューション「SentinelARGUS」に加え、IoT対応組込み機器向けセキュリティ対策ソリューション「RezOT」の開発・提供を推進しております。ロ.業務効率化商品 Excel業務イノベーションプラットフォームである「xoBlos」やExcelデータをCSV形式の構造化データへ変換するシステム連携ツール「xFormly」は、Excel業務を自動化することで劇的に業務の効率化を可能にするとともに、各種RPAやERP製品とシームレスに連携する機能を兼ね備えた商品など市場のニーズに応じたサービスを積極的に提供しております。また、電子契約サービス「DD-Connect」による企業のDX化支援も展開しております。ハ.法人向け商材 独占販売権を有するクラウド環境への高速データ移行ツール「Data Migration Box」、プラチナリセラーとして販売している多機能型PDF統合ソフト「PDF-Xchangeシリーズ」、自社で著作権を有するUSBメモリ型のデータ消去ソフト「DiskDeleter」等を販売しております。(2)システム販売事業 システム販売事業は主として、当社及び子会社のDITマーケティングサービス株式会社が中小企業向け経営支援基幹システム「楽一」等の販売を行っております。また、カスタマーサクセスの体制を強化し、顧客の課題解決に向けた伴走型支援を通じた事業展開を進めております。事業の系統図は次のとおりです。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 中程度
技術者不足や人件費高騰による協力会社からの値上げを顧客に転嫁できないリスクがあるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
技術革新のスピードが速く、先進のノウハウと開発環境を継続的に進化させる必要がある。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 軽い(資本不要)
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:必要な技術の確保 / 価格競争激化の可能性 / 人材の確保、育成
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 2 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

公開されている情報からは、特許、ブランド、規制ライセンスなどの具体的な無形資産に関する情報は確認できませんでした。事業内容も一般的な情報サービス提供であり、特異な無形資産の存在を示唆する要素は見当たりません。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

同社は主に企業向けにクラウド型業務管理システムを提供しています。一度導入したシステムを他社製品へ切り替える際には、データ移行や従業員の再教育などのコストが発生する可能性がありますが、その程度は限定的と考えられます。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

同社の提供するサービスは、個々の企業が独立して利用する形態が主であり、ユーザー数の増加がサービス価値を直接的に高めるネットワーク効果は期待できません。プラットフォーム型ビジネスとは異なります。

コスト優位☆☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

情報通信業であり、特にコスト優位性を示すような製造プロセスや規模の経済に関する具体的な情報は公開されていません。同業他社との価格競争力に関する優位性も確認できません。

規模の経済★☆☆☆☆
根拠:弱い規模が参入障壁になる

情報通信業全体としては規模の経済が働く可能性がありますが、同社単独で業界規模に対して最適な少数寡占を形成しているとは言えません。市場シェアや業界内でのポジションに関する具体的な情報は限定的です。

  • 幅広い受託開発実績
    金融、医薬、通信、製造、公共など多岐にわたる業界で業務システム開発の実績があり、大手企業との信頼関係を構築しています。これにより安定した受注を確保し、特定の業界に依存しない事業基盤を築いています。
  • 専門性の高い技術力
    車載機器、モバイル機器、情報家電機器などの組み込みシステム開発において、ファームウェアからアプリケーションまでシステム全体をカバーする技術力を持っています。特にCASE(コネクテッド、自動運転)分野に注力し、将来の成長市場に対応しています。
  • 自社プロダクトと検証体制
    サイバーセキュリティ製品「WebARGUS」や業務効率化ツール「xoBlos」といった自社プロダクトを有し、他社との差別化を図っています。また、組み込みシステムの品質や性能を検証する専門的な体制(ラボ試験、海外フィールド試験)も強みです。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは「社員の生活を守り、且つ社会に貢献する」の経営理念のもと、「顧客起点」を企業理念の中核としてサービスを提供しております。変化の激しい経営環境にあって、中期経営方針を「付加価値の追求と変化対応への取り組みから、経営の安定成長を目指す」として、事業に取り組んでおります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、事業の発展を通じて、企業価値の継続的向上を目指しております。売上高成長率、営業利益率および経常利益率の向上、1株当たり当期純利益の向上、高水準でのROEの維持に努めてまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 次の戦略で、中期経営方針の実現をめざします。 ①5つの基本的な事業戦略 ・リノベーション(既存事業の改革による事業基盤の強化・安定化) ・イノベーション(自社商品を軸とした新しい価値創造) ・競合から協業へ(協業による事業拡大) ・開発からサービスへ(サービス視点での事業拡大) ・人材調達・人材育成(採って育てる) ②「分散(部分最適)と集中(全体最適)」の組織戦略 ・カンパニー制による部分最適の推進(変化対応・専門特化・経営者育成) ・本部制/営業統括機能による全体最適の推進(統制・統括・コラボレーション) ③今後の具体的なビジネス展開 「事業基盤の安定化」と「成長要素の強化」の2軸に力を入れてまいります。 「事業基盤の安定化」 ・経営資源を成長分野で且つ得意領域の分野に傾斜配分 ・安定収益基盤で成長著しい運用サポート事業を拡充 「成長要素の強化」 ・システムレジリエンス思想によるセキュリティ商品のファミリー化と拡販、同思想に基づき、WebARGUSの機能向上並びにIoT版WebARGUSの適用領域の拡大、外部サイバーセキュリティ企業との協業によるトータルサイバーセキュリティサービスの提供 ・Excel業務イノベーションプラットフォームである「xoBlos」や各種RPAやERP製品とシームレスに連携する機能を備えた商品などの販売促進 ・新たな自社商品への開発投資 (4)経営環境 我が国経済は雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな持ち直しが期待されるものの、長期化する中東情勢を背景とした原油価格の上昇やサプライチェーンへの影響から、企業のコスト負担増や消費者心理の冷え込みが懸念されており、事業環境の先行きについては引き続き不透明な状況が予想されます。 一方、情報サービス産業界全体に目を向けますと、日銀短観(2026年6月調査)においても企業のソフトウェア投資計画が引き続き高い伸びを見込んでいる通り、企業は業務のデジタル化によってコスト削減や業務効率化を実現する「守りのDX」だけでなく、生成AIをはじめとする最新技術を活用し、新たなビジネスモデルや顧客価値を創出し、売上・利益の増大、競合優位性の構築を目指す「攻めのDX」に向けたソフトウェア投資を急ピッチで進めています。 このような環境のもと、当社グループにおきましては、「攻め」と「守り」の両輪からなる堅調なDX需要を、ビジネスソリューション事業やプロダクトソリューション事業などの各事業領域で確実に取り込み、グループ全体として17期連続の増収増益を全力で目指してまいります。 (5)会社の対処すべき課題 当社グループは経営の安定化と成長性を目指すために、次の課題を継続的に対処してまいります。①収益力の強化について 付加価値の追求と変化対応への幅広い取り組みにより、現業の業容拡大を図ってまいります。また、市場ニーズに対応した商品を継続的に開発販売することにより、技術者数に依存しない新たな高収益モデルを確立してまいります。 ②人材の確保と育成について 当社の継続的な発展を実現するためには、優秀な人材の確保と社員一人ひとりの成長を支える育成の強化が必要であると認識しております。しかしながら少子化が進む中、新卒、即戦力である中途採用及び協力会社からの技術者確保が厳しくなっております。このような状況の中、以下の取り組みを推進してまいります。・社員の定着、社員満足度向上のための環境作り・優秀な外注要員の安定的な調達を図るための協力会社との紐帯強化・地方拠点(松山市、仙台市、函館市、北斗市)を活かした地元志向の優秀な人材の採用・育成による、あらゆる仕事に対応するIT多目的センターの構築及びこの地方モデルの他の新たな地域への展開・相乗効果を発揮できると期待される会社との積極的なM&A・専門性と実務力の向上を図るため、集合研修の充実やeラーニングの活用による継続的なスキルアップ支援 ③価格競争への対応について顧客のコスト競争力の追求は依然として続いており、国内市場の競争は厳しさを増しております。当社は、顧客の求めるQCD(*1)を提供することで、顧客満足度を上げる取り組みを行っております。その中で、技術者の付加価値を向上させ、顧客にとって無くてはならない立ち位置を築き、価格競争に巻き込まれない対応を図ってまいります。一方、地方拠点のIT多目的センターを活用した「高度ニアショア開発」(*2)により、低価格競争への対応も図ってまいります。(*1)顧客の求めるQCDとは、高品質(Quality)、低価格(Cost)、短納期(Delivery)を意味します。(*2)「高度ニアショア開発」とは、国内の地方拠点において、付加価値の高い技術者集団によって行うコストパフォーマンスの高い開発方式です。 ④内部管理体制の強化について 継続的な成長を続けることができる企業体質の確立に向けて、リスク管理や業務運営効率化のための内部管理体制の強化が重要な課題であると認識しております。業容の拡大に合わせ、内部統制システムの適切な運用と整備を推進し、経営の公正性・透明性を確保するため、継続的に体制強化に取り組んでまいります。 ⑤プロジェクトマネジメントの強化について 下記プロジェクトマネジメント強化の取り組みを通して、不採算案件の抑制に努め、収益性と顧客満足度の向上を図ってまいります。・一定規模以上の案件を対象に、開発プロセスの重要なフェーズごとにプロジェクトレビューを実施・品質管理部門にて、プロジェクト開発における実行可能性検証、進捗管理、品質管理、リスク管理等全般を統括・品質管理部門による受注段階からのレビュー強化によるリスクの早期発見と品質・プロジェクト管理の徹底・プロジェクトマネージャの育成・パートナー企業との関係強化・顧客折衝力の強化 ⑥景気動向に影響されない収益基盤の確立について ソフトウエア開発事業においては、主な顧客と定期的な情報交換を行うことで、安定的な仕事の確保を行い、景気動向に左右されにくい収益基盤の構築を図ってまいります。 また、景気の変動を受けにくい運用サポート事業や維持保守業務(*3)の領域に注力し、業務知識の深耕と顧客に寄り添った行動を進め、顧客の信頼を獲得することで事業の拡大を図ってまいります。 なお、当社は海外との直接取引は少ないものの、当社の顧客が国際情勢や他国の政策の影響を受ける可能性があるため、今後の外部環境の変化に注視し、柔軟に対応してまいります。(*3)維持保守業務とは、開発後にシステムを安定稼働させるため継続的に障害対応や機能改善を行う業務です。 ⑦技術革新への対応について 近年、生成AIをはじめとする先端技術の進展が著しく、その活用はさまざまな業種・業務に広がりを見せています。こうした技術の進化は、新たなサービスやビジネスモデルの創出を促進するとともに、産業構造の変革をもたらす可能性があり、当社においても、この流れを的確に捉え、新たな技術の研究開発を強化して取り組んでまいります。また、これらの技術を活用し、生産性および収益性の向上を図り、持続的な収益基盤の強化に努めてまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは「社員の生活を守り、且つ社会に貢献する」の経営理念のもと、「顧客起点」を企業理念の中核としてサービスを提供しております。変化の激しい経営環境にあって、中期経営方針を「付加価値の追求と変化対応への取り組みから、経営の安定成長を目指す」として、事業に取り組んでおります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、事業の発展を通じて、企業価値の継続的向上を目指しております。売上高成長率、営業利益率および経常利益率の向上、1株当たり当期純利益の向上、高水準でのROEの維持に努めてまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 次の戦略で、中期経営方針の実現をめざします。 ①5つの基本的な事業戦略 ・リノベーション(既存事業の改革による事業基盤の強化・安定化) ・イノベーション(自社商品を軸とした新しい価値創造) ・競合から協業へ(協業による事業拡大) ・開発からサービスへ(サービス視点での事業拡大) ・人材調達・人材育成(採って育てる) ②「分散(部分最適)と集中(全体最適)」の組織戦略 ・カンパニー制による部分最適の推進(変化対応・専門特化・経営者育成) ・本部制/営業統括機能による全体最適の推進(統制・統括・コラボレーション) ③今後の具体的なビジネス展開 「事業基盤の安定化」と「成長要素の強化」の2軸に力を入れてまいります。 「事業基盤の安定化」 ・経営資源を成長分野で且つ得意領域の分野に傾斜配分 ・安定収益基盤で成長著しい運用サポート事業を拡充 「成長要素の強化」 ・システムレジリエンス思想によるセキュリティ商品のファミリー化と拡販、同思想に基づき、WebARGUSの機能向上並びにIoT版WebARGUSの適用領域の拡大、外部サイバーセキュリティ企業との協業によるトータルサイバーセキュリティサービスの提供 ・Excel業務イノベーションプラットフォームである「xoBlos」や各種RPAやERP製品とシームレスに連携する機能を備えた商品などの販売促進 ・新たな自社商品への開発投資 (4)経営環境 我が国経済は雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな持ち直しが期待されるものの、長期化する中東情勢を背景とした原油価格の上昇やサプライチェーンへの影響から、企業のコスト負担増や消費者心理の冷え込みが懸念されており、事業環境の先行きについては引き続き不透明な状況が予想されます。 一方、情報サービス産業界全体に目を向けますと、日銀短観(2026年6月調査)においても企業のソフトウェア投資計画が引き続き高い伸びを見込んでいる通り、企業は業務のデジタル化によってコスト削減や業務効率化を実現する「守りのDX」だけでなく、生成AIをはじめとする最新技術を活用し、新たなビジネスモデルや顧客価値を創出し、売上・利益の増大、競合優位性の構築を目指す「攻めのDX」に向けたソフトウェア投資を急ピッチで進めています。 このような環境のもと、当社グループにおきましては、「攻め」と「守り」の両輪からなる堅調なDX需要を、ビジネスソリューション事業やプロダクトソリューション事業などの各事業領域で確実に取り込み、グループ全体として17期連続の増収増益を全力で目指してまいります。 (5)会社の対処すべき課題 当社グループは経営の安定化と成長性を目指すために、次の課題を継続的に対処してまいります。①収益力の強化について 付加価値の追求と変化対応への幅広い取り組みにより、現業の業容拡大を図ってまいります。また、市場ニーズに対応した商品を継続的に開発販売することにより、技術者数に依存しない新たな高収益モデルを確立してまいります。 ②人材の確保と育成について 当社の継続的な発展を実現するためには、優秀な人材の確保と社員一人ひとりの成長を支える育成の強化が必要であると認識しております。しかしながら少子化が進む中、新卒、即戦力である中途採用及び協力会社からの技術者確保が厳しくなっております。このような状況の中、以下の取り組みを推進してまいります。・社員の定着、社員満足度向上のための環境作り・優秀な外注要員の安定的な調達を図るための協力会社との紐帯強化・地方拠点(松山市、仙台市、函館市、北斗市)を活かした地元志向の優秀な人材の採用・育成による、あらゆる仕事に対応するIT多目的センターの構築及びこの地方モデルの他の新たな地域への展開・相乗効果を発揮できると期待される会社との積極的なM&A・専門性と実務力の向上を図るため、集合研修の充実やeラーニングの活用による継続的なスキルアップ支援 ③価格競争への対応について顧客のコスト競争力の追求は依然として続いており、国内市場の競争は厳しさを増しております。当社は、顧客の求めるQCD(*1)を提供することで、顧客満足度を上げる取り組みを行っております。その中で、技術者の付加価値を向上させ、顧客にとって無くてはならない立ち位置を築き、価格競争に巻き込まれない対応を図ってまいります。一方、地方拠点のIT多目的センターを活用した「高度ニアショア開発」(*2)により、低価格競争への対応も図ってまいります。(*1)顧客の求めるQCDとは、高品質(Quality)、低価格(Cost)、短納期(Delivery)を意味します。(*2)「高度ニアショア開発」とは、国内の地方拠点において、付加価値の高い技術者集団によって行うコストパフォーマンスの高い開発方式です。 ④内部管理体制の強化について 継続的な成長を続けることができる企業体質の確立に向けて、リスク管理や業務運営効率化のための内部管理体制の強化が重要な課題であると認識しております。業容の拡大に合わせ、内部統制システムの適切な運用と整備を推進し、経営の公正性・透明性を確保するため、継続的に体制強化に取り組んでまいります。 ⑤プロジェクトマネジメントの強化について 下記プロジェクトマネジメント強化の取り組みを通して、不採算案件の抑制に努め、収益性と顧客満足度の向上を図ってまいります。・一定規模以上の案件を対象に、開発プロセスの重要なフェーズごとにプロジェクトレビューを実施・品質管理部門にて、プロジェクト開発における実行可能性検証、進捗管理、品質管理、リスク管理等全般を統括・品質管理部門による受注段階からのレビュー強化によるリスクの早期発見と品質・プロジェクト管理の徹底・プロジェクトマネージャの育成・パートナー企業との関係強化・顧客折衝力の強化 ⑥景気動向に影響されない収益基盤の確立について ソフトウエア開発事業においては、主な顧客と定期的な情報交換を行うことで、安定的な仕事の確保を行い、景気動向に左右されにくい収益基盤の構築を図ってまいります。 また、景気の変動を受けにくい運用サポート事業や維持保守業務(*3)の領域に注力し、業務知識の深耕と顧客に寄り添った行動を進め、顧客の信頼を獲得することで事業の拡大を図ってまいります。 なお、当社は海外との直接取引は少ないものの、当社の顧客が国際情勢や他国の政策の影響を受ける可能性があるため、今後の外部環境の変化に注視し、柔軟に対応してまいります。(*3)維持保守業務とは、開発後にシステムを安定稼働させるため継続的に障害対応や機能改善を行う業務です。 ⑦技術革新への対応について 近年、生成AIをはじめとする先端技術の進展が著しく、その活用はさまざまな業種・業務に広がりを見せています。こうした技術の進化は、新たなサービスやビジネスモデルの創出を促進するとともに、産業構造の変革をもたらす可能性があり、当社においても、この流れを的確に捉え、新たな技術の研究開発を強化して取り組んでまいります。また、これらの技術を活用し、生産性および収益性の向上を図り、持続的な収益基盤の強化に努めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)当期の経営成績の概況 当連結会計年度(2025年7月1日~2026年6月30日)における国内経済は、高水準の企業収益や雇用・所得環境の改善に下支えされ、緩やかな回復基調を維持しました。企業活動においても、円安の進行や原材料価格の高騰によるコスト上昇が見られましたが、世界的なAI関連需要の拡大などが経済を下支えし、全体として底堅く推移しました。一方で、米国の通商動向に加え、長期化する中東情勢を背景としたエネルギー価格の変動やサプライチェーンへの影響から、消費者心理の冷え込みが懸念されるとともに自動車関連分野をはじめとして企業活動に慎重な動きがみられる場面もあり、先行きについては不透明感の残る事業環境となりました。 当社グループが属する情報サービス産業界におきましては、慢性的な人手不足を背景とした生産性向上や、新たな価値創造を目的とした企業のDX(Digital Transformation)および省力化・自動化に向けた動きが一段と加速しました。日銀短観の2026年6月調査においても企業のソフトウェア投資計画が前年度比13.1%増という高い伸びが示されており、生成AIをはじめとする最新技術の活用や、既存システムのモダナイゼーション・クラウド移行、サイバーセキュリティ対策などに向けた企業のIT投資は、継続して堅調に推移しました。 当社グループにおいても、DXの実現を加速する生成AI活用をはじめ、既存システムのモダナイゼーション、システム開発のスピードアップを実現するローコード開発等の進展により、ビジネス参入機会の増加と事業領域の拡大に繋がりました。 また、企業のデータを暗号化し、復旧のために身代金を要求するランサムウェア被害が相次ぎ、企業活動に深刻な支障をきたす事例が顕在化する中、サイバーセキュリティ対策の強化に対する要望が高まりました。さらに、物価の高騰に伴う人件費の上昇を背景として、業務効率化および省力化に対するニーズも拡大し、これらの課題に対して有効なソリューションを提供する当社グループにとって、追い風となる事業環境が継続しました。 なお、生成AIをはじめとする先端技術については、研究・開発を専門とするR&D部門を中心に市場動向を注視し、技術検証を行うとともに、事業部門と一体となって開発工程への適用や新たなサービス創出などの事業展開を進めております。 このような環境のもと、当社グループでは次の5つを経営方針に掲げ、積極的な取り組みを継続しております ・リノベーション(既存事業の改革による事業基盤の拡大・安定化) ・イノベーション(自社商品を軸とした新しい価値創造) ・競合から協業へ(協業による事業拡大) ・開発からサービスへ(サービス視点での事業拡大) ・人材調達・人材育成(採って育てる) また、2024年8月9日に発表した中期経営計画(2024年度~2026年度)では、当社の企業理念と存在意義の結びつきをパーパスとして、『「進歩」を続けるデジタル社会(変化)をITの力(対応力)で支え、人々の生活を豊かに。』と定め、全社一丸となって成長していくことを掲げました。また、引き続き、2030年ビジョンとして「信頼され、選ばれるDITブランド」の構築を掲げると共に「売上高500億円(フィフティbillion)、営業利益50億円(フィフティhundred million)、配当性向50%(フィフティpercent)以上」を示す新たなスローガン「50(フィフティ)、50(フィフティ)、50(フィフティ)超えへの挑戦!」を掲げ、目標達成に向けて全力で挑戦しております。 この2030年ビジョンの実現ステップとして、2025年6月期から2027年6月期までの期間を、事業構造改革の推進時に認識された課題に対応すると共に、パーパス経営を推進し、事業スタイルを確立させ、事業全般を成長軌道に乗せる「成長軌道の実現」の期間とし、続く、2028年6月期から2030年6月期の期間を、パーパスを定着させ、全てのステークホルダーから信頼され、選ばれる「DITブランドの確立」の期間としています。 ■2026年6月期業績概要 当連結会計年度は、第2・第3四半期において前年同期比でやや減益となるなど必ずしも順調とは言えませんでしたが、結果的に売上・営業利益ともに過去最高を更新し、16期連続の増収増益を達成しました。売上は、積極的な需要の取り込みや過年度に実施したM&Aの効果による業績寄与により、前期比5.7%増となりました。また、営業利益は、エンベデッドソリューション事業における主要顧客のIT投資の縮減、プロダクトソリューション事業のSI開発における一部追加対応の発生、及び期初計画に沿ったAIや戦略商品開発に向けた成長投資に伴う販売管理費増等がありましたが、グループ全体でカバーし、伸びは緩やかですが同1.3%増となりました。 以上の結果、当連結会計年度における業績は、売上高25,546,464千円(前期比5.7%増)、営業利益3,053,299千円(同1.3%増)、経常利益3,076,676千円(同1.6%増)、一方、親会社株主に帰属する当期純利益は、資本業務提携先の投資有価証券評価損(77,253千円)を特別損失に計上したことを主要因に、2,092,783千円(同3.9%減)となりました。 セグメント別の経営成績は以下のとおりであります。 なお、以下の事業別売上高、セグメント利益(営業利益)は、セグメント間の内部取引相殺前の数値であります。 ①ソフトウエア開発事業 ビジネスソリューション事業分野(業務システム開発、運用サポート)は、旺盛な需要を確実に捉えるとともに、利益改善が進み、売上総利益の伸び率(+10.9%)が売上の伸び率(+7.0%)を上回りました。 業務システム開発では、前期に計上した高単価な公共系案件の剥落があったものの、通信関連案件の増加、ERPおよび医薬系案件の回復も寄与し、売上、売上総利益ともに増収(+7.8%)増益(+8.3%)を達成しました。また、当事業における生成AI活用については、複数のAIツールを顧客ニーズに応じて適用する形で活用を進めており、蓄積したノウハウをガイドラインとして取りまとめ、活用基盤を整えました。 運用サポートでは、主要顧客におけるシェアが着実に拡大したほか、クラウドインフラ構築に加え、Microsoft Power Platform関連、データ分析等の付加価値サービスが伸び、大幅な利益改善が図られ、売上・売上総利益ともに増収(+5.8%)増益(+15.1%)を達成しました。 エンベデッドソリューション事業分野(組込みシステム開発、組込みシステム検証)は、第3四半期以降、主軸である車載関連の需要の弱含みが加速したものの、多様な業種の案件を着実に積み上げ、結果的に売上・売上総利益は増収(+6.5%)増益(+1.1%)を維持しました。しかしながら、案件構成の変化により売上総利益率は1.7pt低下しました。 組込みシステム開発では、車載系および半導体系の主要顧客におけるIT投資縮減の影響があったものの、産業機器向けなど他分野の案件拡大により売上・売上総利益は、増収(+9.2%)増益(+4.2%)を確保しました。 組込みシステム検証においては、車載向けの大型検証案件が想定より早期に終了したことに加え、第3四半期以降、米国子会社において日系企業のEV投資の見直しが影響し、売上は前年並み(+0.1%)、売上総利益は減益(-7.0%)となりました。従来から視野に入れていた組込み分野以外の案件拡大を本格的に目指すとともに、AIを活用したテスト工程の自動化サービスの営業活動を開始しました。 プロダクトソリューション事業分野は、自社商品の定期ライセンス販売やジャングル社の法人向け商材の販売が増加しましたが、前期に売上を押し上げていたジャングル社の年賀状ソフトの販売終了やxoBlosの前期の売切りライセンスの剥落に伴い、売上は6.6%の減収となりました。更に、電子契約サービス関連の周辺開発において、需要拡大に伴う案件増加に対して要員リソースが一時的にひっ迫し、一部案件で追加対応が発生したことが加わり、売上総利益についても10.2%の減益となりました。 サイバーセキュリティビジネスについては、WebARGUS(*1)の既存顧客からのライセンス売上やサイバー攻撃の増加を背景とした脆弱性診断サービスが増加し、売上・利益とも前期を着実に上回りました。IoT版WebARGUSとも言える組込み機器向けセキュリティ対策ソリューション「RezOT(レジオット)」は、産業分野に豊富な知見・実績を持つパートナー企業様と共に市場投入を実現すべく、実機搭載に向けたカスタマイズ開発を行うなどの準備を進めてまいりました。 また、業務効率化ビジネスについては、xoBlos(*2)において前期の売切りライセンスの反動減で減収となったものの、展示会等で獲得したリード顧客の取り込みが進展したほか、ExcelデータをノーコードでCSV形式の構造化データへ変換するシステム連携ツール「xFormly(フォームリー)」の販売を4月から開始しました。 その他については、電子契約サービス関連のSI開発において追加対応が発生した2案件について、1件は顧客折衝を残すものの作業としては収束し、もう1件はリスケジュールを顧客と合意の上、継続して作業を進めることとなりました。共に必要と思われる引当金は計上済みで、翌期への影響を極小化しています。ジャングル社は年賀状ソフトの撤退により減収となりましたが、法人向け商材が順調に伸び、収益性が大きく改善しました。 以上の結果、ソフトウエア開発事業の売上高は24,568,484千円(前期比5.5%増)、セグメント利益は2,918,097千円(同0.6%減)となりました。 (*1)Webセキュリティソリューション「WebARGUS(ウェブアルゴス)」は、ウェブサイ卜等の改ざんを発生と同時に検知し、瞬時に元の正常な状態に復元する方式のセキュリティソリューションです。改ざんの瞬間検知・瞬間復旧により、悪質な未知のサイバー攻撃の被害から企業のウェブサイト等を守ると同時に、改ざんされたサイトを通じたウイルス感染などの被害拡大を防ぎます。 (*2)Excel業務イノベーションプラットフォーム「xoBlos(ゾブロス)」は、Excelベースの非効率な業務を自動化します。これにより短期間で劇的に業務を効率化することができます。(Excel®は、米国Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。) ②システム販売事業 カシオヒューマンシステムズ株式会社製の中小企業向け業務・経営支援システム「楽一」を主力とするシステム販売ビジネスにおいては、前期下期に事業を承継した北陸営業所の販売体制が当期に入り着実に定着するとともに、Windows 11対応によるPC需要の取り込み、及び楽一保守の価格改定が寄与し、売上、売上総利益ともに大幅な増収(+11.6%)増益(+20.3%) となりました。 この結果、システム販売事業の売上高は1,014,830千円(前期比11.6%増)、セグメント利益は134,481千円(同69.0%増)となりました。 (2)当期の財政状態の概況当連結会計年度における資産、負債及び純資産の状況は以下のとおりであります。①流動資産前連結会計年度末に比べ771,062千円増加し、10,245,121千円となりました。これは、主に現金及び預金が813,596千円並びに契約資産が69,205千円それぞれ増加し、受取手形及び売掛金が84,805千円減少したことによるものです。②固定資産前連結会計年度末に比べ248,236千円増加し、2,045,300千円となりました。これは、主に投資有価証券が284,920千円増加し、のれんが163,608千円が減少したことによるものです。③流動負債前連結会計年度末に比べ407千円増加し、2,791,928千円となりました。これは、主に未払法人税等が48,400千円増加し、未払金が40,582千円減少したことによるものです。④固定負債前連結会計年度末に比べ19,477千円増加し、316,853千円となりました。これは、主に株式給付引当金が7,528千円増加したことによるものです。⑤純資産前連結会計年度末に比べ999,414千円増加し、9,181,640千円となりました。これは、主に資本剰余金が140,491千円、利益剰余金が923,363千円それぞれ増加したことによるものです。 (3)当期のキャッシュ・フローの概況当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ562,564千円増加し、5,900,317千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は、次のとおりであります。 ①営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の計上(2,999,423千円)、法人税等の支払額による支出(894,563千円)などにより2,531,392千円の収入(前連結会計年度は2,394,103千円の収入)となりました。 ②投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出(250,000千円)、投資有価証券の取得による支出(403,339千円)などにより736,785千円の支出(前連結会計年度は10,944千円の収入)となりました。 ③財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額による支出(1,175,291千円)などにより1,246,538千円の支出(前連結会計年度は1,546,191千円の支出)となりました。 (4)生産、受注及び販売の実額 ①生産実績 当社グループの事業には生産に該当する事項がないため、記載を省略しております。 ②受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)ソフトウエア開発事業24,083,787100.94,866,74390.9システム販売事業954,943102.8127,42484.7合計25,038,730101.04,994,16890.8 ③販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年7月1日至 2026年6月30日)前年同期比(%)ソフトウエア開発事業(千円)24,568,440105.5システム販売事業(千円)978,024112.9合計(千円)25,546,464105.7 (注)セグメント間の取引については、相殺消去しております。 [経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析] 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、財政状態及び経営成績に影響を与える会計上の見積りを行う必要があります。当社グループはこの見積りを行うに当たり、過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。当社グループが連結財務諸表の作成に際して採用している重要な会計方針につきましては、「第5経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。 (2)経営成績の分析当社グループの当連結会計年度の経営成績について、売上高は前連結会計年度に比べて5.7%増の25,546,464千円、営業利益は同1.3%増の3,053,299千円、経常利益は同1.6%増の3,076,676千円となりました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券評価損を計上したこと等により、同3.9%減の2,092,783千円となりました。 ①売上高当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比1,387,428千円増(5.7%増)の25,546,464千円となりました。主力のソフトウエア開発事業におきましては、プロダクトソリューションにおける年賀状ソフトの販売終了や前期に計上した一括ライセンス販売の反動等の減収分を、ビジネスソリューションにおける通信関連、ERP関連及び医薬系案件の拡大、ならびにクラウドインフラ構築やデータ分析等の高付加価値案件の堅調な推移に加え、エンベデッドソリューションにおける車載関連の維持を産業機器関連案件の拡大等がカバーし、同事業全体として増収を牽引いたしました。また、システム販売事業におきましても、事業承継の定着等により伸長いたしました。 ②売上原価、販売費及び一般管理費(営業利益)当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度比1,107,671千円増(6.1%増)の19,120,917千円となり、売上総利益は同279,757千円増(4.6%増)の6,425,547千円となりました。売上高の増加に伴い売上総利益は増加したものの、車載関連市場の変化に伴うエンベデッドソリューションでの案件構成の変化や、プロダクトソリューションにおける電子契約SI等の追加対応の発生により、売上総利益率は前連結会計年度の25.4%より0.2ポイント低下し、25.2%となりました。当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、同240,450千円増(7.7%増)の3,372,247千円となりました。これは主に、人材育成への継続的な投資に加え、生成AI活用の推進や戦略商品の開発、本社フロア増床等に係る成長投資を期初計画に沿って実施したことによるものです。 この結果、営業利益は、増大した戦略投資等を吸収し、同39,307千円増(1.3%増)の3,053,299千円となり増益を確保したものの、営業利益率は前連結会計年度の12.5%より0.5ポイント低下し、12.0%となりました。 ③営業外損益(経常利益)当連結会計年度の営業外収益は、助成金収入、受取利息及び配当金、保険解約返戻金等を計上したことにより65,962千円となり、営業外費用は、投資事業組合運用損、支払手数料等を計上したことにより42,585千円となりました。これらを合わせますと営業外損益としては前連結会計年度とおおむね同水準で推移しました。この結果、経常利益は、前連結会計年度比48,891千円増(1.6%増)の3,076,676千円となりました。 ④特別損益(税金等調整前当期純利益)当連結会計年度の特別損失は、資本業務提携先企業の株価変動等に伴う投資有価証券評価損を計上したことにより77,253千円となりました。この結果、税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度比28,442千円減(0.9%減)の2,999,423千円となりました。 ⑤親会社株主に帰属する当期純利益当連結会計年度の税金費用は、法人税、住民税及び事業税に税効果会計適用に伴う法人税等調整額を併せ893,032千円となりました。以上の結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比85,585千円減(3.9%減)の2,092,783千円となりました。 当連結会計年度は、主力であるビジネスソリューションの成長により増収増益を確保した一方で、営業利益の伸び率は売上高の伸び率を下回る結果となりました。これは、エンベデッドソリューションにおける市場環境の変化への対応に加え、AI活用の推進や戦略商品の開発、本社機能強化等、将来の成長を見据えた投資を計画的に実施したことによるものです。当社グループは、これらの取り組みを中長期的な競争力強化及び高付加価値事業への転換に向けた重要な先行投資と位置付けており、当連結会計年度は、短期的な利益成長が緩やかになったものの、今後の利益成長に向けて基盤整備を進めた一年であったと認識しております。 (3)財政状態の分析当連結会計年度の財政状態の状況につきましては、[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](2)当期の財政状態の概況に記載のとおりであります。なお、利益剰余金の増加により純資産額は増加し、自己資本比率は73.7%となりました。 (4)資本の財源及び資金の流動性についての分析当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](3)当期のキャッシュ・フローの概況に記載のとおりであります。なお、当社は営業活動によるキャッシュ・フローにつきましては、運転資金は基本的には手元資金でまかなえると考えております。また、投資活動によるキャッシュ・フローの支出は、主に投資有価証券の取得及び定期預金の預入等によるものであります。財務活動によるキャッシュ・フローの主な支出は、配当金の支払によるものであり、配当性向は50%以上を目標としております。当座借越契約及びリボルビング・クレジット・ファシリティ契約により、急な運転資金増加にも対応できると考えておりますが、M&Aや大幅な人員増加、設備投資等が必要となった場合には、改めて借入実行等を適宜判断してまいります。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2022年6月期2023年6月期2024年6月期2025年6月期2026年6月期自己資本比率(%)72.373.568.171.673.7時価ベースの自己資本比率(%)271.2293.6272.4313.2215.7キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)0.00.00.10.00.0インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)3,124.92,322.01,300.91,574.71,692.0自己資本比率:自己資本/総資産時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フローインタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (5)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、事業の発展を通じて企業価値の継続的向上を目指しており、売上高成長率、営業利益率、経常利益率、1株当たりの当期純利益およびROE(自己資本利益率)を重要な経営指標と位置付け、その向上及び高水準での維持に努めてまいります。2026年6月期につきましては、売上高は当初計画に届かなかったものの、営業利益及び経常利益は当初計画を上回りました。一方、1株当たり当期純利益及びROE(自己資本利益率)については、投資有価証券評価損を特別損失に計上したことにより、当初計画を下回りました。 指標(2026年6月期)当初計画実績当初計画比売上高 26,000百万円25,546百万円△454百万円 (1.7%減)営業利益営業利益率3,050百万円11.7%3,053百万円12.0%3百万円 (0.1%増)0.3ポイント増経常利益経常利益率3,050百万円11.7%3,076百万円12.0%26百万円 (0.9%増)0.3ポイント増1株当たり当期純利益 74.70円71.06円△3.64円 (4.9%減)ROE(自己資本利益率) 25%以上24.4%0.6ポイント減 (6)経営戦略の現状と見通し当社の経営戦略につきましては、「第2[事業の状況]1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等]」に記載のとおり、「5つの経営方針」に基づいており、引き続き「事業基盤の安定化」と「成長要素の強化」の2軸の事業推進により経営の安定と成長に注力してまいります。なお、当社は2024年8月9日に中期経営計画(2025年6月期~2027年6月期)を発表しました。本中期経営計画では、当社の企業理念と存在意義の結びつきをPurposeとして『「進歩」を続けるデジタル社会(変化)をITの力(対応力)で支え、人々の生活を豊かに。』と定め、全社一丸となって成長していくことを掲げました。これまで概ね順調に進捗しておりますが、今後の事業環境の変化等も踏まえ、最終年度である2027年6月期の業績目標については当初計画を据え置いております。また、急速なAIの進化によるSIerのビジネスモデルの変化を踏まえ、AIを活用して一人ひとりの生産性及び提供価値を高める取り組みを進めております。2028年6月期からの次期中期経営計画では付加価値の向上を優先し、2030年ビジョンの「売上高500億円、営業利益50億円、配当性向50%以上」の目標についても、収益力の向上を重視した目標設定に向けて、一部目標の見直しを含めて検討してまいります。

事業リスク

  • 技術革新への対応
    情報サービス業界は技術革新のスピードが速く、常に新しい技術や開発環境を取り入れる必要があります。想定を超える技術変化に対応できない場合、競争力が低下し、事業活動や業績に影響が出る可能性があります。
  • 人材確保と育成の困難
    ソフトウエア開発事業は、優秀な情報処理技術者の能力に大きく依存しています。国内外の競合との人材獲得競争が激化する中で、計画通りに人材を確保・育成できない場合、受注案件に対応できなくなり、事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。
  • 不採算プロジェクトの発生
    受託開発では、開発規模の見積もりが困難な場合や、予期せぬ仕様変更によりプロジェクトの採算が悪化するリスクがあります。また、製品の不具合やサービス不良が発生した場合、追加コストや損害賠償が発生し、業績に悪影響を与える可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|3,769 文字
3【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の投資判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもリスク要因に該当しないと考えられる事項についても、投資家の投資判断上、有用であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、その発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項も慎重に検討したうえで行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生する可能性のあるリスクのすべてを網羅するものではありません。 (1)市場環境に関するリスクについて①必要な技術の確保について 当業界においては技術革新のスピードが速いため、当社グループは先進的なノウハウや開発環境を保有するとともに、それらを継続的に進化させていく必要があります。特に、近年における生成AIの急速な進化・普及は、システム開発やテストにおける自動化・効率化(AI駆動開発等)を促進し、開発プロセスそのものに変化をもたらしております。当社グループにおいては、「AI共生モデル」の構築によるAI駆動開発の適用推進や、テスト自動化基盤のさらなる強化を図ることにより、急速に変化する技術環境に迅速に対応できるよう努めております。しかしながら、想定を超える技術革新が生じ、これらへの対応が遅れた場合には、当社グループの価格競争力や付加価値の低下を招き、当社グループの事業活動及び業績に影響を与える可能性があります。②価格競争激化の可能性について 当業界においては、技術者の不足や人件費の高騰に伴い、安価な労働力を大量に得られる等の理由から、“オフショア開発”を行う企業があります。“オフショア開発”とは、システム開発・運用管理などを海外の事業者や海外子会社に委託することです。現在、アジア諸国企業の日本進出も始まっており、今後価格競争が一層激化することが予測されます。当社グループはこうした状況に対し、営業力や技術力の強化、生産性向上等により対応する所存でありますが、予想以上に競争が激化した場合には当社グループの事業活動及び業績に影響を与える可能性があります。③国際的な経済政策等の影響について 国際的な経済政策や貿易摩擦、関税措置、地政学的リスク、資本市場の変動などの外部環境の変化は、顧客企業の投資判断や開発需要に影響を及ぼす可能性があります。特に、自動車業界に代表される輸出産業においては、関税政策の変更が事業環境に大きな影響を与えるおそれがあり、その結果として当社グループの受注動向や業績に波及する可能性があります。 (2)当社グループ事業に関するリスクについて①人材の確保、育成について 当社グループのビジネスソリューション事業及びエンベデッドソリューション事業においては、人材、特に情報処理技術者の能力や資質に大きく依存しております。当業界においては、国内外の競合各社との厳しい競争に直面しており、さらに近年の生成AIの台頭等に伴い、先端技術を高度に活用できるITスキルを備えた技術者の重要性が一段と高まるとともに、こうした人材の獲得競争も激化しております。当社グループは、人材こそが他社との差別化戦略の鍵であると位置付け、研修等を通じた実践的な生成AI活用スキルの向上や、高度な技術力を有する技術者、業務ノウハウの保有者及び管理者等の確保・育成に努めております。しかし、こうした技術者の確保・育成が計画通り行えなかった場合、当社グループが受注した案件や高度化する顧客ニーズに対応し得る十分な体制を確保できなくなり、当社グループの事業活動及び業績に影響を与える可能性があります。②契約形態の変更について 当社グループのソフトウエア開発事業における顧客との契約形態には、請負契約と派遣契約とがあり、業務の実態に合わせて適切な契約形態を選択しておりますが、派遣契約の場合、顧客の事業場における外部委託の活用が出来ません。当社グループの契約全体に占める派遣契約の割合が増加した場合、技術者の確保に支障が生じ、当社グループの事業活動及び業績に影響を与える可能性があります。③不採算プロジェクトについて 当社グループの受託ソフトウエア開発では、業務の性質により受注時に開発規模等を正確に見積もることが困難な場合や受注後の諸条件の変更により、プロジェクトの採算が悪化する場合があります。また、当社グループの提供するソフトウエア製品・サービスにおいて、不具合(バグ)の発生やサービス不良等の品質上の問題により手直し等の追加コストの発生や損害賠償が発生する可能性があります。これらは、当社グループの事業活動及び業績に影響を与える可能性があります。④売上原価について 当社グループの売上原価の大部分は、技術者に係る人件費・外注費で構成されております。当社グループ社員の人件費は固定費であり、当社グループの受注量が急減して稼働率が低下した場合においても、それに応じて技術者に係る人件費が減少するわけではなく、当社グループの収益性が悪化する可能性があります。また、業界全体で技術者不足が発生した場合、協力会社(外部委託先)から単価の値上げを求められる可能性があります。 当該値上げ分を顧客への販売単価に転嫁できなかった場合、当社グループの収益性に影響を与える可能性があります。 (3)その他のリスクについて①知的財産権の保護に関するリスクについて 近年、当業界においては、自社技術保護のための特許申請が増加する傾向にあります。このような環境において、当社グループも自社技術保護、他社との差別化及び競争力のあるサービスを永続的に提供するために、知的財産権の取得・保護活動を行っていく所存であります。当社グループでは、第三者の知的財産権を侵害しないよう努めており、現時点において侵害はないものと認識しておりますが、将来において第三者の知的財産権への侵害が生じてしまう可能性は否定できません。当社グループがサービスを提供する上で第三者の知的財産権を侵害していることが発覚した場合、当社グループへの損害賠償請求、信用の低下により、当社グループの事業活動及び業績に影響を与える可能性があります。また、当社グループの知的財産について第三者によって侵害される可能性もあります。このような場合には、かかる侵害者に対する訴訟及びその他防衛策を講じる為、経営資源を割くことを余儀なくされる事態が生じ、当社グループの事業活動及び業績に影響を与える可能性があります。②個人情報・機密情報漏えいに関するリスクについて 当社グループは、業務に関連して顧客や取引先の個人情報及び機密情報を取り扱う場合があります。 情報管理に関する全社的な取り組みとして、情報管理規程をはじめとする諸規程を制定するとともに、社員及び協力会社社員に対しても年1回以上のセキュリティ教育による情報管理への意識向上等の施策を実施しております。また、個人情報につきましては、個人情報保護方針の公表、プライバシーマーク認証の取得等、個人情報漏えいの防止に努めております。 しかしながら、万が一、個人情報・機密情報が外部に漏えいするような事態となった場合には、当社グループの信用失墜による売上の減少又は損害賠償による費用の発生等により、当社グループの事業活動及び業績に影響をおよぼす可能性があります。なお、当社グループは業務の一部について外部委託の活用をしており、協力会社(外部委託先)に対しても一定水準の管理体制を求めております。しかしながら、協力会社(外部委託先)による情報漏えいが発生した場合、それが協力会社(外部委託先)に起因するものであっても、当社グループの信用の失墜、損害賠償の請求等が発生する可能性があり、当社グループの事業活動及び業績に影響を与える可能性があります。③情報システムトラブルについて 当社グループは、社内のコンピュータシステムに関して、クラウドサービスの利用やバックアップ体制を確立することによる災害対策を講じておりますが、地震や火災などの災害、コンピュータ・ウィルス、電力供給の停止、通信障害、通信事業者に起因するサービスの中断や停止など、現段階では予測不可能な事由によりシステムトラブルが生じた場合、当社グループの事業活動及び業績に影響を与える可能性があります。④投融資について 当社グループでは、将来的な事業との相乗効果や関係強化を期待して、顧客企業や協力会社(外部委託先)等に対し、投資や融資を実施する場合があります。投融資を実施するにあたっては、事前に調査・検討を行っておりますが、事前に期待した効果が得られない可能性があります。また、投融資先の業績が悪化した場合、減損処理が必要となる可能性があり、当社グループの事業活動及び業績に影響を与える可能性があります。

このページのバフェット流コメンタリーは順次自動生成中です。生成されると、ここに「数値の読み解き方」「同業比較」「投資判断のポイント」を表示します。

もっと深く分析したい?

モート先生 AI が デジタル・インフォメーション・テクノロジー の事業を 4 賢人の理論で詳しく解説します

モート先生に聞く →