事業の概要
- 純粋持株会社体制NFKホールディングスは、自社では直接事業を行わず、グループ全体の経営戦略の立案や子会社への経営指導を行う「純粋持株会社」です。これにより、各事業子会社はそれぞれの専門分野に集中し、効率的な経営を目指しています。
- 工業炉燃焼装置関連事業子会社の日本ファーネス株式会社が手掛ける主力事業で、鉄鋼、自動車、石油化学などの幅広い産業向けに、工業炉の燃焼装置や関連設備を提供しています。環境装置、熱処理炉、ボイラ用機器など多岐にわたる製品・サービスを展開し、顧客の生産活動を支えています。
- エレクトロニクス事業2025年8月に連結子会社となった株式会社キャストリコが担う事業です。半導体検査装置用検出基板や舶用機器用センサー部品、カスタムLSIの設計・開発など、高度なエレクトロニクス技術を活かした製品・サービスを提供しており、新たな収益の柱として期待されています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 工業炉燃焼装置関連事業NFKホールディングスの主力事業の一つで、日本ファーネス株式会社が担当しています。鉄鋼、自動車、石油化学など幅広い産業向けに、工業炉の燃焼装置や環境装置、熱処理炉などを提供しており、2025年8月期の売上高は208.22億円、営業利益は0.08億円です。
- エレクトロニクス事業2025年8月に連結子会社となった株式会社キャストリコが手掛ける新たな事業セグメントです。半導体検査装置用の検出基板や舶用機器用のセンサー部品、カスタムLSIの設計・開発など、高度な技術を要する製品・サービスを提供し、グループの成長を牽引する役割を担っています。
- その他事業主に連結子会社の管理業務などを行っています。NFKホールディングスは純粋持株会社として、グループ全体の経営戦略の立案や事業子会社への経営指導を通じて、各事業の円滑な運営と成長をサポートしています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| IndustrialFurnaceAndCombustionEquipment | 地域 | 21 | 0 | 0.0% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社NFKホールディングス)、連結子会社2社及び持分法適用関連会社2社より構成されております。当社は、純粋持株会社として、グループ全体の経営戦略の立案、事業子会社に対する経営指導を行っております。また、子会社は工業炉燃焼装置関連及びそれに付帯する事業(日本ファーネス株式会社)及び、エレクトロニクス事業(株式会社キャストリコ)を行っております。なお、株式会社キャストリコは当連結会計年度において連結子会社となったことに伴い、エレクトロニクス事業を新たな報告セグメントとして当社グループの事業に加えております。当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 (1)工業炉燃焼装置関連事業工業炉燃焼装置関連事業の事業内容を部門別に記載すると以下の通りであります。区分主要製品環境装置石油化学部門・産業廃棄物焼却、脱臭無害化装置・各種熱交換機、圧力容器、冷却器、集塵器・不活性ガス発生装置・石油化学用低NOxバーナ、各種ガスバーナ・プロセス反応炉、焼却炉・NFK・SD型スタックダンパー・排煙再加熱装置・エアーインテークダンパー・産業用各種燃焼装置・自動安全制御装置・活性炭再生装置・汚泥焼却溶融装置・管式加熱炉・FCC用燃焼装置工業炉部門・アルミ熱処理炉(回転炉床式・連続式・バッチ式)・各種熱処理炉(連続式・バッチ式)・焼成炉(連続式・バッチ式)・加熱炉(連続式・バッチ式)・各種硝子加工炉(連続式・バッチ式)・雰囲気炉(ロー付炉、無酸化炉他)・ガス発生装置(DXガス)・蓄熱型ラジアントチューブバーナ(熱処理炉向)ボイラ用機器部門・ボイラ用低NOxバーナ、ボイラ用省エネルギー装置・ボイラ用パッケージバーナ、各種大・中型ボイラ用バーナ工業炉用機器部門・各種工業炉用バーナ・各種工業炉用低NOxバーナ(NFK・CLN型)・各種工業炉用省エネルギー機器及び製造産業機械用機器部門・各種ロータリーキルン用バーナ・各種シャフトキルン用バーナ・各種石灰バーナ及び石油コークスバーナ・噴霧ユニット設備・カルサイナー燃焼装置メンテナンスサービス部門・各種燃焼設備の整備、工事、メンテナンス等部品部門・各種バーナ用付帯部品HRS部門・鉄鋼、鋳鍛鋼産業向蓄熱型バーナシステム(RTバーナ、DLバーナ)・自動車、非鉄金属産業向蓄熱型バーナシステム (2)エレクトロニクス事業エレクトロニクス事業の事業内容を事業部門別に記載すると以下の通りであります。区分主な内容プロダクツ事業・半導体検査装置用の検出基板・舶用機器用のセンサー部品・分光器用の筐体・工作器向け制御基板エンジニアリング事業(ハードウェア)・デバイス開発:カスタムLSI、ASIC(※4)、FPGA、SOC(※5)の設計、レイアウト設計・検証・システム開発:回路設計、実機検証(ソフトウェア)・ファームウェア/アプリケーションソフトウェアの設計・検証(メカトロニクス)・設計開発・組立・配線・調整・保守等システム事業・半導体関連装置における搬送装置 (3)その他 当事業においては、主に連結子会社の管理等の業務を行っております。 [事業系統図]
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 中程度 顧客ニーズに合わせた開発・製造と高度な仕様の製品受注が多いが、コスト上昇を転嫁できないリスクがあるため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 独自の技術に基づき熱処理に関する顧客の高度なニーズに応える製品を供給している。 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | シクリカル |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 成長投資 |
会社が挙げる主要リスク:経済情勢及び景気動向による設備需要の低下 / 資材等の調達コスト上昇が製品価格に転嫁できない / 製品の不具合発生や見積額を上回るコスト発生
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 3 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
公開情報からは、特許、ブランド力、規制ライセンスなどの明確な無形資産に関する情報は確認できませんでした。特定の技術やノウハウが競争優位の源泉となっている可能性はありますが、その具体的な内容や持続性を示す証拠は現時点では不足しています。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
主要顧客との長期契約や、特殊な仕様への対応などが考えられますが、顧客が他社へ乗り換える際の具体的なコストや手間に関する情報は公開されていません。現時点では、スイッチング・コストが競争優位の主要因であると断定できるほどの情報は得られていません。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
同社の事業内容からは、ユーザー数の増加がサービスの価値を高めるネットワーク効果が発生するビジネスモデルとは考えにくいです。特定の業界内での情報共有やプラットフォーム提供といった要素は見られません。
コスト優位★☆☆☆☆
製造業であるため、生産効率や調達コストの最適化は競争力の源泉となり得ますが、同業他社と比較して構造的なコスト優位性があることを示す具体的な情報は現時点では確認できません。規模の経済や独自の生産技術による優位性は不明です。
規模の経済★☆☆☆☆
機械業界は一般的に設備投資や研究開発費がかさむため、一定の事業規模は競争優位に繋がりやすいですが、NFKホールディングスが業界内で圧倒的なシェアや、効率的な少数寡占を形成しているという証拠は現時点では見当たりません。市場におけるポジションは中程度と考えられます。
- 長年の燃焼技術とノウハウ工業炉燃焼装置関連事業では、長年にわたり培ってきた独自の燃焼技術と豊富なノウハウが強みです。顧客の多様なニーズに応じたオーダーメイドの製品開発・製造が可能であり、高度な技術力を競争優位としています。
- 幅広い産業への貢献鉄鋼、自動車、石油化学、半導体など、多岐にわたる産業分野に製品やサービスを提供しているため、特定の産業の景気変動リスクを分散できる可能性があります。これにより、安定した事業基盤の構築を目指しています。
- エレクトロニクス技術の獲得半導体関連市場で高い技術力を持つ株式会社キャストリコを連結子会社化したことで、エレクトロニクス分野という新たな成長領域を獲得しました。これにより、事業ポートフォリオの多角化と、将来的なシナジー効果が期待されます。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
- 持続的成長の実現2030年に向けたサステナブルグロース(持続的成長)を目指し、「事業基盤の強化」「成長戦略を支える強固な経営基盤の構築」「環境・社会・ガバナンスを重視した経営」の3つの基本方針を掲げています。企業価値向上と社会貢献の両立を目指します。
- 事業ポートフォリオの多角化収益性・成長性を基準とした積極的なM&Aを継続し、事業ポートフォリオの多角化を図ることで、グループ全体のリスク分散と企業価値向上を目指します。純粋持株会社として資本配分の最適化や情報開示の充実にも努めます。
- 工業炉燃焼装置事業の安定化と技術革新大型案件に左右されやすい収益構造を改善するため、メンテナンスや部品販売などのストック型収益の拡大を目指します。また、カーボンニュートラル対応として、水素・アンモニアなどの次世代燃料対応技術における優位性確立に取り組みます。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、長年培った燃焼技術を基に、絶え間ない努力とチャレンジによって、最先端技術を社会に提供し、地球環境保全と循環型社会の実現に貢献するとともに、株主の皆様は勿論、企業を支えるお客様や取引先、社員、地域社会等の全てのステークホルダーの繁栄を目指して事業活動を行います。 また、当社グループはコーポレート・ガバナンスの強化並びにコンプライアンスの徹底を絶えず念頭において経営革新を推進し、企業の発展に努力してまいります。 (2)中長期的な経営戦略 当社グループでは、経営理念の実現と2030年に向けてサステナブルグロウス(持続的成長)を実現するため、「事業基盤の強化」、「成長戦略を支える強固な経営基盤の構築」、「環境・社会・ガバナンスを重視した経営」の3つの基本方針を掲げて邁進してまいります。 (3)当社グループを取り巻く経営環境我が国経済の先行きにつきましては、不安定な国際情勢や急激な円安等の影響によるエネルギー価格や原材料価格の高騰など、当社グループの業績に影響を与える国内外の経済は不透明感が益々高まる状況となっております。このような状況の中、当社グループでは「事業基盤の強化」、「成長戦略を支える強固な経営基盤の構築」、「環境・社会・ガバナンスを重視した経営」の3つの経営基本方針を掲げて全社を挙げて取り組み、年度計画の実現に向け全力で取り組んでまいります。 (4)会社の対処すべき課題 当社グループでは経営理念の実現と2030年に向けた持続的な企業価値の向上を実現するため、以下の課題に取り組んでまいります。 ①グループ全体のポートフォリオ多角化とコーポレート・ガバナンスの充実 当社グループは今後も収益性・成長性を基準とした積極的なM&Aを継続し、事業ポートフォリオの多角化によるグループ全体のリスク分散と企業価値の向上を図ってまいります。あわせて純粋持株会社として資本配分の最適化、情報開示の充実及びグループガバナンス体制の強化を通じて経営の透明性向上に努めるとともに、資本効率を意識した経営を推進し、収益基盤の拡充に努めてまいります。 ②工業炉燃焼装置関連事業の収益基盤の安定化と技術革新 工業炉燃焼装置関連事業においては大型案件の有無により業績が変動しやすい構造にあります。引き続き営業体制の強化及び受注残の積み上げに努めるとともに、メンテナンス・部品販売等のストック型収益の拡大を図り、収益の安定化を推進してまいります。またカーボンニュートラルへの対応が業界全体の喫緊の課題となっている中、水素・アンモニアなどをはじめとした次世代燃料対応における技術的優位性の確立を目指してまいります。 ③エレクトロニクス事業の成長・人材確保と内部管理体制の強化 2025年8月に連結子会社化した株式会社キャストリコにおいては、既存顧客への依存度を低減すべく新規顧客の開拓及び既存顧客との取引拡大・強化による営業基盤の強化を推進してまいります。あわせて増産体制の整備を支援し受注能力の拡充を図ってまいります。また人材が重要な経営資源であるとの認識のもと、国内外の大学・教育研究機関との連携を強化し採用応募者の増加に努めるとともに、社内研修の充実による専門知識の向上を図り、優秀な人材の確保・育成に取り組んでまいります。リスク管理及び内部管理体制の強化についても重要な課題として認識しており、適正な運用体制の構築による業務改善を積極的に推進してまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、長年培った燃焼技術を基に、絶え間ない努力とチャレンジによって、最先端技術を社会に提供し、地球環境保全と循環型社会の実現に貢献するとともに、株主の皆様は勿論、企業を支えるお客様や取引先、社員、地域社会等の全てのステークホルダーの繁栄を目指して事業活動を行います。 また、当社グループはコーポレート・ガバナンスの強化並びにコンプライアンスの徹底を絶えず念頭において経営革新を推進し、企業の発展に努力してまいります。 (2)中長期的な経営戦略 当社グループでは、経営理念の実現と2030年に向けてサステナブルグロウス(持続的成長)を実現するため、「事業基盤の強化」、「成長戦略を支える強固な経営基盤の構築」、「環境・社会・ガバナンスを重視した経営」の3つの基本方針を掲げて邁進してまいります。 (3)当社グループを取り巻く経営環境我が国経済の先行きにつきましては、不安定な国際情勢や急激な円安等の影響によるエネルギー価格や原材料価格の高騰など、当社グループの業績に影響を与える国内外の経済は不透明感が益々高まる状況となっております。このような状況の中、当社グループでは「事業基盤の強化」、「成長戦略を支える強固な経営基盤の構築」、「環境・社会・ガバナンスを重視した経営」の3つの経営基本方針を掲げて全社を挙げて取り組み、年度計画の実現に向け全力で取り組んでまいります。 (4)会社の対処すべき課題 当社グループでは経営理念の実現と2030年に向けた持続的な企業価値の向上を実現するため、以下の課題に取り組んでまいります。 ①グループ全体のポートフォリオ多角化とコーポレート・ガバナンスの充実 当社グループは今後も収益性・成長性を基準とした積極的なM&Aを継続し、事業ポートフォリオの多角化によるグループ全体のリスク分散と企業価値の向上を図ってまいります。あわせて純粋持株会社として資本配分の最適化、情報開示の充実及びグループガバナンス体制の強化を通じて経営の透明性向上に努めるとともに、資本効率を意識した経営を推進し、収益基盤の拡充に努めてまいります。 ②工業炉燃焼装置関連事業の収益基盤の安定化と技術革新 工業炉燃焼装置関連事業においては大型案件の有無により業績が変動しやすい構造にあります。引き続き営業体制の強化及び受注残の積み上げに努めるとともに、メンテナンス・部品販売等のストック型収益の拡大を図り、収益の安定化を推進してまいります。またカーボンニュートラルへの対応が業界全体の喫緊の課題となっている中、水素・アンモニアなどをはじめとした次世代燃料対応における技術的優位性の確立を目指してまいります。 ③エレクトロニクス事業の成長・人材確保と内部管理体制の強化 2025年8月に連結子会社化した株式会社キャストリコにおいては、既存顧客への依存度を低減すべく新規顧客の開拓及び既存顧客との取引拡大・強化による営業基盤の強化を推進してまいります。あわせて増産体制の整備を支援し受注能力の拡充を図ってまいります。また人材が重要な経営資源であるとの認識のもと、国内外の大学・教育研究機関との連携を強化し採用応募者の増加に努めるとともに、社内研修の充実による専門知識の向上を図り、優秀な人材の確保・育成に取り組んでまいります。リスク管理及び内部管理体制の強化についても重要な課題として認識しており、適正な運用体制の構築による業務改善を積極的に推進してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、企業の設備投資意欲や個人消費に一定の持ち直しが見られたほか、インバウンド需要の拡大など緩やかな回復基調で推移いたしました。その一方で、原材料価格の高止まりや円安基調の継続、米国の関税引き上げの影響など、先行きについては依然として慎重な見方が広がっている状況が続いております。当社グループにおきましても、引き合い等については確実に上向いてきているものの、依然として厳しい状況で推移いたしました。このような環境下、当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を見据え、受注・採算管理の徹底、原価低減及び収益体質の強化に取り組んでまいりました。あわせて、当社ではこれまで持分法適用関連会社であった株式会社キャストリコの持ち分比率を52.06%まで引き上げ株式会社キャストリコを連結子会社として取り込み、同社の業績を連結業績に反映しております(当社持分52.06%、非支配株主持分47.94%)。これらの結果、当連結会計年度の業績は、売上高は36億8千3百万円(前年比76.9%増)、また、利益面につきましては、営業利益は2億7千2百万円(前年比98.9%増)、経常利益につきましては2億7千8百万円(前年比80.9%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、株式会社キャストリコにおいてDX事業の事業整理損1億6千4百万円などを計上したことなどから、8千8百万円(前年比16.4%減)となりました。 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して24億2千1百万円増加し、81億6千4百万円となりました。また、当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末と比較して10億3千9百万円増加し、16億2千4百万円となりました。当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べて26.8%増加し、65億3千9百万円となりました。これは資本剰余金が5億3千5百万円増加したこと、親会社株主に帰属する当期純利益8千8百万円を計上したことなどによります。 セグメントごとの業績を示すと、次のとおりであります。 当連結会計年度より、株式会社キャストリコを子会社化したことに伴い、従来の「工業炉燃焼装置関連事業」及び「その他」の2セグメントから、「工業炉燃焼装置関連事業」、「エレクトロニクス事業」及び「その他」の3セグメントに変更しております。 (a)工業炉燃焼装置関連事業工業炉燃焼装置関連事業は、当社グループの中核子会社である日本ファーネス株式会社が担う事業セグメントであります。同社は、工業炉・バーナ・燃焼機器等の設計、製造、販売を主たる事業とし、鉄鋼、化学、窯業をはじめとする幅広い産業向けに省エネルギー・低NOx燃焼技術を提供しております。また、納入済み設備の保守・点検サービス及び交換部品の供給も手掛けており、製品の設計・製造から据付・メンテナンスに至るまで一貫したサービスを提供しております。当連結会計年度におきましては、自動車関連企業からの大型案件の継続や、前連結会計年度に落ち込んでいた環境装置石油化学関連及び産業機械用機器関連の回復、ならびに部品部門における海外受注の増加等により増収となったものの、ボイラ用機器の受注低迷及び蓄熱バーナシステムの鉄鋼関連向け製品の不振が一部これを相殺したことから、当セグメントの売上高は前年比9.3%減の18億8千7百万円、営業利益は3千7百万円(前連結会計年度は80万円)となりました。 (b)エレクトロニクス事業エレクトロニクス事業は、当連結会計年度より当社グループに加わった株式会社キャストリコが担う事業セグメントであります。同社は、ハードウェア・ソフトウェア・メカトロニクスの技術を基盤として、LSI・FPGA等の半導体デバイス設計やファームウェア・アプリケーションの開発を行うエンジニアリング事業、半導体・電子部品の供給及び電子機器受託製造サービス(EMS)を行うプロダクツ事業、メカトロニクスの設計から組立・調整・保守に至るまで一貫して対応するシステム事業の3事業で構成されております。エレクトロニクス事業につきましては、当社の属する半導体業界においては、AI需要の拡大を背景に技術進化と供給体制の増強が進んでおります。デジタルトランスフォーメーション(DX)やIoT化の動きが継続する中、生成AI向けの演算用半導体や電気自動車(EV)向けのパワー半導体などの需要が伸長し、また、ノートパソコンやスマートフォンなど民生品向け需要が回復基調にあるなど、半導体製造装置市場は中長期的な成長が見込まれます。このような経営環境下において、売上高は17億9千1百万円、営業利益は1億1千5百万円となりました。(c)その他その他の事業につきましては、不動産賃貸収入、経営指導料等が収益の中心となっております。当連結会計年度での売上高は2億8千6百万円、営業利益は2億4千2百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して12億5千3百万円増加し、38億3千7百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フロー及びその主要な要因は以下のとおりです。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、獲得した資金は2億7千万円(前連結会計年度は4百万円の獲得)となりました。これは主として税金等調整前当期純利益1億5千6百万円、減価償却費3千4百万円、のれん償却額3千3百万円、事業整理損1億6千4百万円、売上債権の減少額8千万円などによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果、獲得した資金は8億8千4百万円(前連結会計年度は6千6百万円の使用)となりました。これは主として有形及び無形固定資産の取得による支出3千6百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入8億2千4百万円、貸付金の回収による収入1億円などによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果、獲得した資金は9千7百万円(前連結会計年度は2百万円の使用)となりました。これは主として短期借入金の純減額1億1千2百万円、長期借入れによる収入2億5千万円、長期借入金の返済による支出3千8百万円などによるものであります。 (生産、受注及び販売の実績)(1)生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、エレクトロニクス事業については、2025年8月20日付で株式会社キャストリコを連結子会社化したことに伴い、当連結会計年度より新たな報告セグメントとして追加しております。セグメント等の名称生産高(千円)前年同期比(%)工業炉燃焼装置関連事業1,887,640△9.3エレクトロニクス事業関連事業1,791,204-その他--合計3,678,844-(注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。2.金額は、販売価格によっております。 (2)商品仕入実績当連結会計年度の商品仕入れ実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメント等の名称商品仕入高(千円)前年同期比(%)工業炉燃焼装置関連事業--エレクトロニクス事業関連事業1,173,266-その他--合計1,173,266-(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (3)受注実績当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。工業炉燃焼装置関連事業においては、顧客の仕様に基づく個別受注生産を中心としているため受注実績を記載しております。一方、エレクトロニクス事業においては、継続的な設計・開発業務及び製品販売を中心としていることから、受注実績の開示になじまないため記載を省略しております。セグメント等の名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)工業炉燃焼装置関連事業784,722△61.3926,52376.8エレクトロニクス事業関連事業2,566,245-1,732,009-その他----合計3,350,967△61.32,658,533-(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (4)販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメント等の名称販売高(千円)前年同期比(%)工業炉燃焼装置関連1,887,640△9.3エレクトロニクス事業関連1,791,204-その他--合計3,678,844-(注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先の別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合相手先前連結会計年度当連結会計年度販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)トヨタ自動車株式会社444,36721.3305,2708.2レーザーテック株式会社--1,529,57941.5 3.主な相手先別の販売実績のうち、該当販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されています。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財務状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容(a)財政状態の分析(資産の部)当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して24億2千1百万円増加し、81億6千4百万円となりました。この増加は主として、株式会社キャストリコの連結子会社化に伴い同社の資産が連結の範囲に含まれたことによるものであります。 流動資産は前連結会計年度末と比較して22億6千8百万円増加し、60億4千1百万円となりました。主な内訳としては現金及び預金が12億6千4百万円の増加となったこと、受取手形、売掛金及び契約資産が4億3千6百万円増加したことなどによります。固定資産は前連結会計年度末と比較して1億5千3百万円増加し、21億2千3百万円となりました。主な内訳としてはキャストリコの連結子会社化に伴い、のれん4億3千8百万円を計上した一方、同社株式の投資有価証券が約5億9千8百万円減少したこと、建物及び構築物(純額)が1億1千9百万円増加したこと、繰延税金資産が1億1千万円増加したこと、差入保証金が5千9百万円の増加したことなどによります。 (負債の部)当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末と比較して10億3千9百万円増加し、16億2千4百万円となりました。流動負債は前連結会計年度末と比較して5億6千8百万円増加し、9億7千7百万円となりました。主な内訳としては支払手形及び買掛金が1億6千6百万円増加したこと、電子記録債務が8千4百万円増加したことと、1年内返済予定の長期借入金が9千万円増加したことなどによります。固定負債は前連結会計年度末と比較して4億7千万円増加し、6億4千7百万円となりました。主な内訳としては退職給付に係る債務が1千1百万円減少、長期借入金が4億7千3百万円増加したことなどによります。(純資産の部)当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べて26.8%増加し、65億3千9百万円となりました。これは資本剰余金が5億3千5百万円増加したこと、親会社株主に帰属する当期純利益8千8百万円を計上したことなどによります。 (b)経営成績の分析(売上高)当連結会計年度における売上高は、36億8千3百万円(前年比76.9%増)となりました。これは、2025年8月に株式会社キャストリコを連結子会社化したことが主な要因であります。セグメント別の売上高につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 (売上総利益)当連結会計年度における売上総利益は11億5千9百万円(前年同期比96.9%増)となりました。売上総利益率は前連結会計年度比3.2ポイント増加し、31.5%となりました。 (営業利益)当連結会計年度における営業利益は2億7千2百万円(前年比98.9%増)となりました。 (c)資本の財源及び資金の流動性当社グループの運転資金需要のうち主なものは、工業炉燃焼装置関連事業及びエレクトロニクス事業における、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用と、M&A及び新規事業関連、純投資関連などの投資を目的とした資金となります。当社グループでは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを目指しております。運転資金の調達につきましては、自己資金及び金融機関からの借入、株式の発行などを基本としております。 当社グループの当連結会計年度末における設備の新設、改修等に係る投資予定金額とその資金調達については、「第3 設備の状況 3.設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであります。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は5億9千8百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は38億3千7百万円となっております。 (d)キャッシュ・フローの分析キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
事業リスク
- 経済情勢と景気変動工業炉燃焼装置関連事業は、鉄鋼や自動車などの設備投資需要に左右されやすく、景気悪化や金利上昇、競争激化により業績に悪影響が出る可能性があります。エレクトロニクス事業も半導体市場の需給変動の影響を強く受け、売上計上時期の遅延や機会損失のリスクがあります。
- 資材調達とコスト上昇工業炉燃焼装置関連事業では鉄鋼などの金属製品、エレクトロニクス事業では材料・部品の調達コストが重要です。原油高騰や為替変動、仕入先の災害・事故などにより調達コストが上昇した場合、製品価格に転嫁できなければ利益を圧迫する可能性があります。
- 製品の不具合と競争激化顧客ニーズに合わせたオーダーメイド製品が多いため、製造過程でのコスト超過や納入後の不具合が発生するリスクがあります。また、同業他社の技術開発や低コスト製品の供給、エレクトロニクス事業における技術革新の遅れは、競争力低下や業績悪化につながる可能性があります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況などに関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。2025年8月に株式会社キャストリコを連結子会社化したことに伴い、エレクトロニクス事業に関連するリスクが新たにグループ全体のリスクとして加わっております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経済情勢及び景気動向について 当社グループの工業炉燃焼装置関連事業は、国内外の鉄鋼、自動車、産業機械、紙・パルプ、石油化学などの産業に従事する企業に燃焼関連設備を提供しております。これらの産業における設備需要が、総需要の減少、金利上昇などのマクロ要因や、コストの上昇、競争激化などのミクロ要因により低下した場合、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループのエレクトロニクス事業は、主要販売先が属する半導体関連市場の需給動向の影響を強く受けます。同市場は短期的に需給バランスが大きく変動することがあり、顧客の設備投資の中止・延期により売上計上時期が遅延するほか、想定外の需要急増時には供給が追いつかず機会損失が発生する可能性があります。 (2)資材等の調達について 当社グループの工業炉燃焼装置関連事業においては、鉄鋼などの金属製品を用いた機械部品がコストの中で大きな要因を占めております。原油高騰や為替相場の変動、その他の理由により仕入先においてコストが上昇した場合、当社グループの製品コストも上昇する可能性があり、これが製品価格に転嫁できなければ当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループのエレクトロニクス事業においては、材料・部品をメーカーや商社から調達しておりますが、仕入先や品目によっては代替が容易でないものもあります。仕入先の災害・事故・経営悪化、または市場変動による供給不足や価格高騰が発生した場合、生産計画やコスト構造に影響を与える可能性があります。また、外注先の稼働不能により生産の遅延や納期の遅れが発生するおそれがあります。 (3)製品の不具合等について 当社グループの工業炉燃焼装置関連事業における製品は、大部分が顧客のニーズに合わせて開発・製造するものであり、他社との競争上、従来製品以上の高度な仕様の製品を受注する事例も多くあります。業務においては当社グループの培った技術力と経験豊富な人材により十分な検討と確認がなされておりますが、製造の過程で見積額を上回るコストの発生や、納入後に不具合が発生した場合、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループのエレクトロニクス事業においても、自社設備における事故や製品不具合・品質問題が生じた場合、顧客からの信頼低下や損害賠償の発生などにより業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)競争について 当社グループの工業炉燃焼装置関連事業においては、独自の技術に基づき熱処理に関する顧客の高度なニーズに応える製品を供給することで事業が成立しております。同業他社が高度な技術を開発したり、低コストの製品を供給したりすることにより、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループのエレクトロニクス事業においては、技術革新のスピードが速く顧客ニーズの変化も激しいため、これらへの対応が遅れた場合、競争力の低下や業績悪化を招く可能性があります。 (5)知的財産権について 当社グループの技術とノウハウの一部は、特定の地域では法的制約により知的財産としての十分な保護が受けられない場合があります。そのため、第三者が当社グループの知的財産権を使って類似品等を製造・販売することを防止できない可能性があります。また、他社が類似若しくはより優れた技術を開発した場合、当社グループの知的財産の価値が低下する可能性があります。加えて、当社グループのエレクトロニクス事業において新技術を製品に導入する際に、意図せず第三者の知的財産権を侵害してしまうリスクも存在し、訴訟や損害賠償等により当社グループの財政状態に影響を与えるおそれがあります。 (6)訴訟について 当社グループの国内外の活動に関して訴訟、紛争その他の法的手続きが提起されるおそれがあります。当社グループに対してなんらかの訴訟が提起され、当社グループに不利な判決が出た場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7)情報セキュリティ及び自然災害等について 当社グループは、顧客企業から預かる機密情報や技術情報など、極めて重要な情報を扱っております。不正アクセスやサイバー攻撃、従業員の過失等により情報漏洩が発生した場合、当社グループの信用失墜や損害賠償の発生など、業績に重大な影響を与える可能性があります。また、地震・風水害などの自然災害や火災・事故、感染症の拡大、電力供給の途絶などにより本社及び各拠点が被害を被った場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8)為替相場の変動について 当社グループでは、連結売上高に占める海外売上高比率が増加する一方、製造コスト削減のために海外からの部品調達についても増加傾向にあります。また、当社グループのエレクトロニクス事業においても為替変動や原材料価格の上昇が採算性に影響を与える可能性があります。為替相場の大幅な変動が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)法令遵守及び経営管理体制について 当社グループは、事業運営に際して各種法令・規制に基づく許認可を受けており、万一これらの許可要件に違反した場合、営業停止や許可取消などの行政処分を受ける可能性があります。 また、事業拡大や新規事業推進に伴い、システム投資や人件費等の支出が一時的に増加し、利益率が低下するおそれがあります。さらに、事業規模の拡大に対して適切な内部管理体制の整備が遅れた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10)人材の確保及び育成について 当社グループの事業は、燃焼技術、熱処理技術、LSI・FPGA設計技術等の専門性の高い技術者に支えられており、人材は重要な経営資源であります。 少子高齢化や労働人口の減少に伴い、必要な人材の確保及び育成が計画どおりに進まない場合や、熟練技術者の退職等により技術・技能の継承が十分に行われない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11)子会社管理について 当社グループは、2025年8月に株式会社キャストリコを連結子会社化いたしました。同社は当社グループの連結子会社となってからの期間が短く、また今後の事業成長に管理体制の整備が追い付かない可能性があります。当社の管理部門において内部統制を含めた管理体制の強化に努めておりますが、管理体制が不十分であることにより、法令違反や許認可に関わる手続き不備等が生じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)特定の販売先への依存について 当社グループのエレクトロニクス事業においては、売上高の大部分を特定の販売先との取引が占めており、当該顧客の業績悪化、投資方針の変更または取引関係の縮小が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、新規顧客の開拓及び既存顧客との取引拡大・強化を積極的に推進することにより、特定の販売先への依存度の低減に努めてまいります。 (13)M&Aについて 当社グループは、企業価値向上を目的として企業買収を実施する場合があります。買収にあたっては十分な調査・検討を行いますが、買収後に事業環境の変化や競合状況の悪化等により対象会社の業績が買収時の想定を下回り、当初想定していた超過収益力が低下した場合、のれんについて減損損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。