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宮入バルブ製作所(6495)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

機械 機械

事業の概要

  • ガス制御バルブの製造販売
    LPガスやLNGなどのエネルギーガスを中心に、各種ガス体を制御するバルブや関連機器の製造・販売が主力事業です。一般家庭用のLPガス容器から、工業用、タクシー用、さらにはLNG貯蔵設備や輸送用ローリー、医療用ガス、消火設備まで、幅広い分野で製品が使われており、社会のインフラを支える重要な役割を担っています。
  • 黄銅弁と鉄鋼弁が主軸
    製品は大きく黄銅弁と鉄鋼弁に分かれます。黄銅弁は主にLPガス容器用や集合住宅・外食産業向けのバルク貯槽用付属機器弁類として、鉄鋼弁はLPガス貯蔵設備用やLNG関連設備、医療用ガス、消火設備用として提供されています。それぞれの用途に応じた専門性の高い製品群で収益を上げています。
  • 多角化と資源の有効活用
    主力事業のバルブ製造に加え、食品加工工場向けのサニタリーバルブやスマート農業用の散水ノズル、ワインろ過機などの「その他」事業も展開しています。また、黄銅製バルブ製造時に発生する削り屑(黄銅材)を材料メーカーに売却する「屑売上高」も収益の一部となっており、資源の有効活用を図っています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 黄銅弁事業
    LPガスを使用する一般家庭用2~50kg容器、工業用500kg容器、タクシー等の自動車用容器に取り付けられる各種容器用弁が主力です。また、集合住宅や外食産業、工業用に使用されるバルク貯槽用付属機器弁類も含まれます。LPガス市場の成熟化が進む中で、既存シェアの維持拡大と生産性向上による収益確保が課題です。
  • 鉄鋼弁事業
    LPガス貯蔵設備用弁類(陸上用、輸送用、海上輸送用)や液面計などの機器類を製造しています。近年注目されるLNG関連設備(貯蔵、消費、輸送ローリー、船舶)や、医療用酸素・空気制御弁、美術館・博物館の消火設備用弁類など、多岐にわたる分野で社会インフラを支えています。LNGや水素といったクリーンエネルギー分野での成長が期待されます。
  • その他事業
    食品加工工場向けの分解洗浄可能なサニタリーバルブや、スマート農業実践に向けた散水ノズル類の品揃え強化を進めています。ワインろ過機は醤油や日本酒のろ過にも用途が拡大しており、甲府工場敷地での6次化農業(ワイン醸造、きくらげ栽培)も開始し、新たな収益源の確立を目指しています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|775 文字
3【事業の内容】 当社は、LPG(液化石油ガス)・LNG(液化天然ガス)等のエネルギーガスを中心に各種ガス体を制御するバルブや機器類の製造及び販売を行っている企業です。 当社事業は、単一セグメントであるため、製品の種類別に事業の概要を記載しております。(1)黄銅弁 容器用弁は、LPGを使用するための一般家庭で使用されている2~50kgの容器、工業用の500kg容器、あるいはタクシー等の自動車用の容器等各分野で使用されている容器に各種容器用弁が取り付けられて使用されております。バルク貯槽用付属機器弁類は、集合住宅やファミリーレストラン等の外食産業及び工業用に使用されております。(2)鉄鋼弁 LPガス貯蔵設備用弁類は、陸上用設備、陸上輸送用設備、海上輸送用設備等に使用されている弁類や機器類(液面計等)であり、用途に応じた利便性を追求し製作しております。また、最近地球に優しいエネルギーとして脚光を浴びているLNGに関する貯蔵や消費する設備、輸送するためのローリー車の他、LNGを燃料とする船等の弁類の提供や、医療用の酸素や空気を制御する弁類、さらには美術館や博物館等の火災時の消火設備に使用される弁類等多岐に渡って皆様の生活を支えております。(3)その他 食品加工工場向けに分解洗浄可能なサニタリーバルブやスマート農業実践に向けて、散水ノズル類の品揃えを強化しております。また、ワインろ過機については、醤油や日本酒のろ過にも用途が拡大しております。 上記の実践研究のため、甲府工場敷地で6次化農業を開始しております。(4)屑売上高 屑とは、黄銅製のバルブ製作時に発生する黄銅材の削り屑のことであり、当社におきましては、黄銅材の材料価格が一般材料に比べ高価なため材料メーカーへ売却しております。 当社の事業の系統図を示すと、次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
LPガス容器用弁の売上が「高圧ガス保安法」による法的規制に影響される。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 高い(依存)
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:公的規制 / 原材料価格および為替の変動 / 特定の取引先への依存
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 6 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

公開情報からは、特許やブランド力、規制ライセンスといった無形資産に関する具体的な情報は確認できませんでした。ニッチなバルブ製造に特化している可能性はありますが、それを裏付ける情報は不足しています。

スイッチングコスト★★★☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

産業用バルブは、一度導入すると仕様変更や交換にコストと時間がかかるため、顧客は既存サプライヤーからの乗り換えを躊躇する傾向があります。特に、特定の用途に合わせたカスタム品の場合、スイッチング・コストは高くなります。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

バルブ製造業において、ネットワーク効果が働くようなプラットフォームビジネスや、ユーザー数の増加が製品価値を直接高めるような構造は見られません。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

特定の製造技術や効率化によるコスト優位性に関する情報は乏しいです。ただし、長年の経験に基づく生産ノウハウは潜在的なコスト競争力に繋がる可能性はあります。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

産業用バルブ市場は多岐にわたり、宮入バルブ製作所が特定のニッチ市場で一定のシェアを占めている可能性はありますが、業界全体を支配するような規模の経済による寡占状態にあるとは言えません。

  • 高圧ガス分野の専門技術
    LPガスやLNGといった高圧ガスを制御するバルブ製造において、長年の経験と実績に裏打ちされた高度な技術力とノウハウを有しています。特に「高圧ガス保安法」などの厳しい公的規制に対応した製品開発・製造能力は、新規参入が難しい分野での競争優位性となっています。
  • 幅広い用途と製品ラインナップ
    一般家庭用から工業用、医療用、さらにはクリーンエネルギーであるLNG関連まで、多岐にわたるガス制御バルブを提供しています。これにより、特定の市場変動リスクを分散しつつ、多様な顧客ニーズに応えることで安定的な事業基盤を築いています。
  • 品質保証体制と信頼性
    国内および海外の品質基準に準拠した製品製造と、万全な品質保証体制を構築しています。ガス制御バルブは安全性に直結する製品であるため、高品質な製品を提供し続けることで顧客からの信頼を獲得し、長期的な取引関係を維持していると考えられます。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

  • 新製品・新市場への挑戦
    LPガス市場の縮小に対応するため、LNG用弁、水素用弁、食品加工用サニタリー弁、一般配管用汎用弁など、新しい製品群の開発と販売拡大に注力しています。クリーンエネルギー分野や食品加工分野といった成長市場への参入により、事業の多角化と収益源の確保を目指しています。
  • 生産性向上と原価低減
    生産ラインの更新やバーコードによる出来高管理の導入により、生産リードタイムの短縮、作業効率の改善を図っています。不適合品の撲滅や固定費削減、部材調達の多様化を通じて原価低減を持続的に推進し、収益体質の強化と価格競争力の向上を目指しています。
  • 次世代エネルギーと低温弁事業の強化
    LPガスで培った高圧ガスバルブの技術を活かし、CNG、水素、アンモニアといった次世代エネルギーガス供給機器の開発を重点的に進めています。特にLNG、水素、窒素などの低温弁事業を「第2の柱」と位置づけ、合弁会社設立を通じて製品開発と営業力の強化を図り、成長分野での事業拡大を目指しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は「共栄、団結、自律」(注)を経営理念(経営の基本方針)として、以下を実現していきます。① 顧客満足度No.1を目指します。② 新製品・新市場に果敢にチャレンジします。③ 株主、従業員等ステークホルダーに対する利益還元を重視します。 (注) 共栄 : 社会、お客様、役職員、株主様と「共に栄える」を目指します。団結 : 役職員全員が「緊密なチームワーク」をもって共栄を実現します。自律 : 役職員全員が夫々の持ち場で「自らを律して」業務に邁進します。 (2)経営戦略等 主力製品であるLPガス容器用弁市場が縮小傾向にあるなか、会社の成長を支える新しい製品群(LNG用弁、水素用弁、食品加工用サニタリー弁、一般配管用汎用弁等)の開発と販売拡大に力点を置き、一方で、生産性向上、原価低減を進めることにより、収益体質の強化に努めることを主眼として経営を行っています。① 営業戦略 主力製品であるLPガス容器用弁およびLPガス設備用弁の販売においては、既存シェアの維持拡大を目指すとともに、生産ラインの更新による生産性向上、海外OEMによる海外市場の開拓と適正利益の確保を図っています。 LPガスバルク供給システムの各種弁類は2023年度をピークに、当初設置後20年の更新需要が見込まれるため、現在のトップシェアを維持拡大すべく、在庫作りこみによる短納期対応を徹底していきます。 また、既存代理店やさまざまな分野の国内外の優良メーカーとの交流を深め、製品開発と新分野に対する総合的な営業力の拡充、強化を図っていきます。② 製品開発 LPガス用弁類・関連製品の開発に加え、クリーンエネルギーとして注目されているLNG用弁類、液体水素用弁類、圧縮水素用弁類等の超低温弁分野、食品加工分野のサニタリー弁類、一般配管用の汎用弁類の開発を更に加速させていく方針です。③ 生産改善 LPガス容器用弁の効率的な生産体制を確立し、利益確保と価格競争力を高めるため、2018年7月に一貫生産設備の更新を完了させました。また、生産性を追求するため、すべての工程でバーコードによる出来高管理を導入し、生産リードタイムの短縮、作業効率の改善を図っています。さらに、不適合品の撲滅、固定費の削減、VA提案、部材調達の多様化等により原価低減を持続的に推進しています。④ 人材育成 役職員の能力評価、業績評価を定期的に行い、社内外の適切な研修・教育機会を設け、プロ意識の高い人材を育成すべく全社的取り組みを強化・推進しています。 (3)経営環境 当該事業年度における我が国の経済は、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、中東の戦禍、米中露の緊張関係を背景とした資源価格や原材料価格の高止まり、および円安によるそれら価格への影響、および物価の上昇などによって、見かけ上は緩やかな回復を続けましたが、このような全般的なコスト高を持続的に賄っていくだけの力強さには欠け、その結果、依然として先行き不透明な状況といえます。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社のコア事業であるLPガス用各種バルブ(容器用弁および設備用弁)については、LPガスの国内市場が既に成熟しており新たな成長機会は限定的ですが、これに代わる次世代エネルギーガス(CNG、水素、アンモニア)の供給インフラ整備が見込まれますので、LPガスで培った可燃性高圧ガスバルブの知見や技術を活かして、次世代エネルギーガス供給機器の開発を重点的に推進しております。また、各種バルブの生産性を大幅に向上させるべく、3~5年の時間軸をもって、工場建屋と製造設備に対する抜本的な更新投資を行い、収益性の拡大を図ってまいります。 コア事業に次ぐ成長の「第2の柱」となる事業分野として、LNG、水素、窒素、その他産業ガスにおける低温弁事業を強化・拡大しております。2025年9月には、この分野で長年にわたり当社の製品開発をリードしてきて頂いた昌栄機工株式会社と製品開発に関わる合弁会社を設立しました。営業と顧客グリップは昌栄機工株式会社からの出向社員が担当し、設計技術は当社からの出向社員が担当し両者が協働することで、よりユーザーに近い現場で製品開発が行われるようになり、既に活発な開発営業が展開されております。 成長の「第3の柱」となるべき事業分野については、「食品加工」をキー・ワードに以下の取り組みを行っております。その中から事業ボリュームがつき始めた分野に対し経営資源を重点的に配分していく予定です。① 地球温暖化現象を背景とした猛暑対策やスマート農業実践に向けて、散水ノズル類の品揃えを強化しております。② 食品加工工場向けに分解洗浄可能なサニタリーバルブの納入実績を拡大しております。また、食品加工設備に設置される低温ノズル等の開発を進め実績作りを行っております。今後ともサニタリーバルブやサニタリーノズル、カップリングを中心に製品開発を進めてまいります。③ ワイン醸造機器については、ろ過機のみならず、搾汁機、容器洗浄機、充填機やワイン樽の洗浄機を開発し、自社の醸造施設で使用しております。また、甲府工場敷地内の自社圃場で栽培したブドウによって2024年9月からワインの醸造を開始し、2025年4月にはワインの販売も開始しました。こういった取り組みについての情報が徐々に拡散し、ワイン醸造機器に対する問合せや上記②のサニタリーバルブへの引き合いも確実に増えてきております。④ また、甲府工場敷地内で、空調、温度・湿度の管理機器を整備したテント型専用施設での「きくらげ」の一貫栽培体制が確立し小規模の商業生産を行っております。菌床製造の設備も備えておりますので、菌床そのものに対する需要も徐々に拡大しております。さらに、他のキノコ類の一貫栽培に拡大することも可能であり、今後検討していく方針です。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社を取り巻く経営環境の変化が大きいことから、現在、中期経営計画を策定しておりません。当社は2014年9月8日付で中期経営計画を策定し、2018年3月期における中期経営指標として下記の数値目標を掲げましたが、その後の経営環境の変化により達成できておりません。しかしながら、これら指標は現時点においてもそれを達成することが望ましいと考え諸施策を展開しております。よって、数値目標はこのまま維持し、出来るだけ早期に達成するよう努めてまいります。① 売上高 60億円以上② 営業利益率 6%~8%を持続的に達成
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は「共栄、団結、自律」(注)を経営理念(経営の基本方針)として、以下を実現していきます。① 顧客満足度No.1を目指します。② 新製品・新市場に果敢にチャレンジします。③ 株主、従業員等ステークホルダーに対する利益還元を重視します。 (注) 共栄 : 社会、お客様、役職員、株主様と「共に栄える」を目指します。団結 : 役職員全員が「緊密なチームワーク」をもって共栄を実現します。自律 : 役職員全員が夫々の持ち場で「自らを律して」業務に邁進します。 (2)経営戦略等 主力製品であるLPガス容器用弁市場が縮小傾向にあるなか、会社の成長を支える新しい製品群(LNG用弁、水素用弁、食品加工用サニタリー弁、一般配管用汎用弁等)の開発と販売拡大に力点を置き、一方で、生産性向上、原価低減を進めることにより、収益体質の強化に努めることを主眼として経営を行っています。① 営業戦略 主力製品であるLPガス容器用弁およびLPガス設備用弁の販売においては、既存シェアの維持拡大を目指すとともに、生産ラインの更新による生産性向上、海外OEMによる海外市場の開拓と適正利益の確保を図っています。 LPガスバルク供給システムの各種弁類は2023年度をピークに、当初設置後20年の更新需要が見込まれるため、現在のトップシェアを維持拡大すべく、在庫作りこみによる短納期対応を徹底していきます。 また、既存代理店やさまざまな分野の国内外の優良メーカーとの交流を深め、製品開発と新分野に対する総合的な営業力の拡充、強化を図っていきます。② 製品開発 LPガス用弁類・関連製品の開発に加え、クリーンエネルギーとして注目されているLNG用弁類、液体水素用弁類、圧縮水素用弁類等の超低温弁分野、食品加工分野のサニタリー弁類、一般配管用の汎用弁類の開発を更に加速させていく方針です。③ 生産改善 LPガス容器用弁の効率的な生産体制を確立し、利益確保と価格競争力を高めるため、2018年7月に一貫生産設備の更新を完了させました。また、生産性を追求するため、すべての工程でバーコードによる出来高管理を導入し、生産リードタイムの短縮、作業効率の改善を図っています。さらに、不適合品の撲滅、固定費の削減、VA提案、部材調達の多様化等により原価低減を持続的に推進しています。④ 人材育成 役職員の能力評価、業績評価を定期的に行い、社内外の適切な研修・教育機会を設け、プロ意識の高い人材を育成すべく全社的取り組みを強化・推進しています。 (3)経営環境 当該事業年度における我が国の経済は、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、中東の戦禍、米中露の緊張関係を背景とした資源価格や原材料価格の高止まり、および円安によるそれら価格への影響、および物価の上昇などによって、見かけ上は緩やかな回復を続けましたが、このような全般的なコスト高を持続的に賄っていくだけの力強さには欠け、その結果、依然として先行き不透明な状況といえます。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社のコア事業であるLPガス用各種バルブ(容器用弁および設備用弁)については、LPガスの国内市場が既に成熟しており新たな成長機会は限定的ですが、これに代わる次世代エネルギーガス(CNG、水素、アンモニア)の供給インフラ整備が見込まれますので、LPガスで培った可燃性高圧ガスバルブの知見や技術を活かして、次世代エネルギーガス供給機器の開発を重点的に推進しております。また、各種バルブの生産性を大幅に向上させるべく、3~5年の時間軸をもって、工場建屋と製造設備に対する抜本的な更新投資を行い、収益性の拡大を図ってまいります。 コア事業に次ぐ成長の「第2の柱」となる事業分野として、LNG、水素、窒素、その他産業ガスにおける低温弁事業を強化・拡大しております。2025年9月には、この分野で長年にわたり当社の製品開発をリードしてきて頂いた昌栄機工株式会社と製品開発に関わる合弁会社を設立しました。営業と顧客グリップは昌栄機工株式会社からの出向社員が担当し、設計技術は当社からの出向社員が担当し両者が協働することで、よりユーザーに近い現場で製品開発が行われるようになり、既に活発な開発営業が展開されております。 成長の「第3の柱」となるべき事業分野については、「食品加工」をキー・ワードに以下の取り組みを行っております。その中から事業ボリュームがつき始めた分野に対し経営資源を重点的に配分していく予定です。① 地球温暖化現象を背景とした猛暑対策やスマート農業実践に向けて、散水ノズル類の品揃えを強化しております。② 食品加工工場向けに分解洗浄可能なサニタリーバルブの納入実績を拡大しております。また、食品加工設備に設置される低温ノズル等の開発を進め実績作りを行っております。今後ともサニタリーバルブやサニタリーノズル、カップリングを中心に製品開発を進めてまいります。③ ワイン醸造機器については、ろ過機のみならず、搾汁機、容器洗浄機、充填機やワイン樽の洗浄機を開発し、自社の醸造施設で使用しております。また、甲府工場敷地内の自社圃場で栽培したブドウによって2024年9月からワインの醸造を開始し、2025年4月にはワインの販売も開始しました。こういった取り組みについての情報が徐々に拡散し、ワイン醸造機器に対する問合せや上記②のサニタリーバルブへの引き合いも確実に増えてきております。④ また、甲府工場敷地内で、空調、温度・湿度の管理機器を整備したテント型専用施設での「きくらげ」の一貫栽培体制が確立し小規模の商業生産を行っております。菌床製造の設備も備えておりますので、菌床そのものに対する需要も徐々に拡大しております。さらに、他のキノコ類の一貫栽培に拡大することも可能であり、今後検討していく方針です。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社を取り巻く経営環境の変化が大きいことから、現在、中期経営計画を策定しておりません。当社は2014年9月8日付で中期経営計画を策定し、2018年3月期における中期経営指標として下記の数値目標を掲げましたが、その後の経営環境の変化により達成できておりません。しかしながら、これら指標は現時点においてもそれを達成することが望ましいと考え諸施策を展開しております。よって、数値目標はこのまま維持し、出来るだけ早期に達成するよう努めてまいります。① 売上高 60億円以上② 営業利益率 6%~8%を持続的に達成
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度における我が国の経済は、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、中東の戦禍、米中露の緊張関係を背景とした資源価格や原材料価格の高止まり、および円安によるそれら価格への影響、および物価の上昇などによって、見かけ上は緩やかな回復を続けましたが、このような全般的なコスト高を持続的に賄っていくだけの成長力に欠け、その結果、依然として先行き不透明な状況といえます。 このような状況のなか、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態(資産) 流動資産は、前事業年度末に比べて、42百万円増加して3,564百万円となりました。これは主に、電子記録債権の増加33百万円、売掛金及び契約資産の増加50百万円および商品及び製品の増加161百万円による一方で、現金及び預金の減少82百万円、仕掛品の減少12百万円および原材料及び貯蔵品の減少11百万円によるものです。 固定資産は、前事業年度末に比べて、128百万円減少して5,247百万円となりました。これは主に、投資有価証券の増加164百万円による一方で、機械及び装置(純額)の減少126百万円、工具、器具及び備品(純額)の減少16百万円、リース資産(純額)の減少54百万円および関係会社株式の減少42百万円によるものです。 この結果、資産合計は前事業年度末に比べて、86百万円減少して8,811百万円となりました。 (負債) 流動負債は、前事業年度末に比べて、128百万円減少して2,674百万円となりました。これは主に、支払手形から電子記録債務に変更したことにより電子記録債務の増加127百万円、買掛金の増加99百万円および1年内返済予定の長期借入金の増加51百万円による一方で、短期借入金の減少110百万円、支払手形および設備関係支払手形の減少331百万円によるものです。 固定負債は、前事業年度末に比べて、35百万円増加して2,154百万円となりました。これは主に、長期借入金の増加79百万円による一方で、リース債務の減少59百万円によるものです。 この結果、負債合計は前事業年度末に比べて、92百万円減少して4,829百万円となりました。 (純資産) 純資産合計は、前事業年度末に比べて、6百万円増加して3,982百万円となりました。これは主に、当期純利益60百万円の計上および剰余金の配当による減少96百万円によるものです。 この結果、自己資本比率は前事業年度末の44.7%から45.2%となりました。 b.経営成績当事業年度の売上高について、製品商品売上高が5,892百万円(前期比2.0%増)および作業屑売上高が1,151百万円(前期比13.9%増)となり、合計で7,044百万円(前期比3.8%増)となりました。これは、バルク付属機器および車載用は減少したものの、黄銅弁関連製品、船舶用などが増加したことによるものです。また、作業屑の売上高については、工場の稼働率が上昇し、価格が上昇したことにより増加となりました。製品商品売上高のうち、LPガス容器用弁が3,413百万円(前期比8.7%増)、船舶用は346百万円(前期比11.5%増)、鉄鋼弁のその他は153百万円(前期比22.9%増)と増加しました。一方で、バルク付属機器は872百万円(前期比13.9%減) 設備用は851百万円(前期比6.6%減)、車載用は147百万円(前期比16.3%減)と減少しました。損益面については、黄銅材価格の高騰やその他資材価格の上昇、および全般的な物価高による諸経費の上昇に対して、引き続き経費削減や生産性向上などにより原価低減努力を継続しましたので、営業利益は111百万円となり、前期比で35.5%の改善となりました。黄銅材価格の更なる高騰や円安およびインフレの昂進による製造コストへの影響が懸念されますので、原価低減に向けた努力を継続してまいります。また、前期には独占禁止法関連損失として特別損失148百万円を計上しましたが、当期はそのように大きな特別損益の計上はありませんでした。 以上により、当事業年度においては、営業利益111百万円(前期比35.5%増)、経常利益100百万円(前期比35.6%増)となり、当期純利益60百万円(前期純損失74百万円)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比較して82百万円減少し、当事業年度末には260百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は314百万円となりました。これは主に、税引前当期純利益94百万円および減価償却費300百万円により増加する一方で、棚卸資産の増加額138百万円、割引手形の減少額35百万円および利息の支払額28百万円により減少するものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は260百万円となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出101百万円および有形固定資産の取得による支出197百万円により減少するものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は136百万円となりました。これは主に、長期借入金の増加379百万円により増加する一方で、短期借入金の純増減額の減少による支出110百万円、長期借入金の返済による支出247百万円、リース債務の返済による支出61百万円および配当金の支払額96百万円により減少するものです。 ③生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当社は、高圧ガス用バルブおよび関連機器類の製造、販売を主たる業務にしておりますが、製品種類別に示すと下記のとおりになります。 当事業年度の生産実績は、下記のとおりであります。製品種類等当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前期比(%)黄銅弁(千円)4,397,001107.1鉄鋼弁(千円)1,473,31995.9合計5,870,321104.0(注) 金額は、販売価格によっております。 b.受注実績 当社は、一部の製品につき受注生産を行っておりますが、基本的には需要予測に基づく見込み生産を行っておりますので記載を省略しております。 c.販売実績 当事業年度の販売実績は、下記のとおりであります。製品種類等当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前期比(%)黄銅弁(千円)4,317,014104.5鉄鋼弁(千円)1,468,46394.9その他(千円)107,521110.3屑売上高(千円)1,151,210113.9合計7,044,209103.8 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合相手先前事業年度当事業年度販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)サンエツ金属株式会社615,6599.0742,32610.5矢崎エナジーシステム株式会社676,3249.9679,8659.6昌栄機工株式会社668,7089.8600,9448.5 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容a.経営成績等1)財政状態(資産) 流動資産は、前事業年度末に比べて、42百万円増加して3,564百万円となりました。これは主に、電子記録債権の増加33百万円、売掛金及び契約資産の増加50百万円および商品及び製品の増加161百万円による一方で、現金及び預金の減少82百万円、仕掛品の減少12百万円および原材料及び貯蔵品の減少11百万円によるものです。 固定資産は、前事業年度末に比べて、128百万円減少して5,247百万円となりました。これは主に、投資有価証券の増加164百万円による一方で、機械及び装置(純額)の減少126百万円、工具、器具及び備品(純額)の減少16百万円、リース資産(純額)の減少54百万円および関係会社株式の減少42百万円によるものです。 この結果、資産合計は前事業年度末に比べて、86百万円減少して8,811百万円となりました。 (負債) 流動負債は、前事業年度末に比べて、128百万円減少して2,674百万円となりました。これは主に、支払手形から電子記録債務に変更したことにより電子記録債務の増加127百万円、買掛金の増加99百万円および1年内返済予定の長期借入金の増加51百万円による一方で、短期借入金の減少110百万円、支払手形および設備関係支払手形の減少331百万円によるものです。 固定負債は、前事業年度末に比べて、35百万円増加して2,154百万円となりました。これは主に、長期借入金の増加79百万円による一方で、リース債務の減少59百万円によるものです。 この結果、負債合計は前事業年度末に比べて、92百万円減少して4,829百万円となりました。 (純資産) 純資産合計は、前事業年度末に比べて、6百万円増加して3,982百万円となりました。これは主に、当期純利益60百万円の計上および剰余金の配当による減少96百万円によるものです。 この結果、自己資本比率は前事業年度末の44.7%から45.2%となりました。 2)経営成績(売上高)当事業年度の売上高について、製品商品売上高が5,892百万円(前期比2.0%増)および作業屑売上高が1,151百万円(前期比13.9%増)となり、合計で7,044百万円(前期比3.8%増)となりました。これは、バルク付属機器および車載用は減少したものの、黄銅弁関連製品、船舶用などが増加したことによるものです。また、作業屑の売上高については、工場の稼働率が上昇し、価格が上昇したことにより増加となりました。製品商品売上高のうち、LPガス容器用弁が3,413百万円(前期比8.7%増)、船舶用は346百万円(前期比11.5%増)、鉄鋼弁のその他は153百万円(前期比22.9%増)と増加しました。一方で、バルク付属機器は872百万円(前期比13.9%減) 設備用は851百万円(前期比6.6%減)、車載用は147百万円(前期比16.3%減)と減少しました。(営業利益) 黄銅材価格の高騰やその他資材価格の上昇、および全般的な物価高による諸経費の上昇に対して、引き続き経費削減や生産性向上などにより原価低減努力を継続しましたので、営業利益は111百万円となり、前期比で35.5%の改善となりました。(経常利益) 営業外収益は前期比17百万円増の43百万円、営業外費用は前期比19百万円増の53百万円となりました。 この結果、経常利益は100百万円(前期比35.6%増)となりました。(当期純利益) 前期には独占禁止法関連損失として特別損失148百万円を計上しましたが、当期はそのように大きな特別損益の計上はありませんでした。固定資産除却損など特別損失5百万円および法人税等33百万円を計上したことにより、当期純利益は60百万円(前期純損失74百万円)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社の当事業年度のキャッシュ・フローは、営業活動の結果得られた資金は減価償却費の計上などにより前事業年度に比べ314百万円、有形固定資産の取得などにより投資活動の結果使用した資金は260百万円、および長期借入金の返済などにより財務活動の支出は136百万円となりました。この結果、現金及び現金同等物は前事業年度末と比較して82百万円減少し、当事業年度末には260百万円となりました。 当社の資本の財源及び資金の流動性について、主要原材料の黄銅材、鉄鋼材、ステンレス鋼材および鉄鋼鋳鍛造品等の原材料、人件費、外注加工費、製造経費、販売費及び一般管理費等の運転資金は、自己資金および金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金は、金融機関からの長期借入を基本としております。機動的かつ効率的な資金調達をすべく、取引銀行5行と当座貸越契約、取引銀行1行と特殊当座貸越契約を締結しております。 なお、当事業年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は2,497百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 財務諸表の作成にあたっては、期末における資産、負債の報告金額および収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断および仮定を行うことが必要となります。当社は、財務諸表作成の基礎となる見積り、判断および仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り、判断および仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 見積り、判断および仮定により当社の財務諸表に重要な影響を及ぼすと考えている項目は次のとおりです。 (繰延税金資産) 当社は、将来の回収可能性を十分に検討した上で、一定期間における回収可能性が高いと判断した部分に限り繰延税金資産として計上しております。(棚卸資産) 当社は、取得原価をもって貸借対照表価額とし、収益性の低下した棚卸資産については、合理的な見積りにより簿価切り下げを行っております。(退職給付引当金) 当社は、退職給付債務について退職一時金制度に係る期末自己都合要支給額を基に簡便法により計算しております。 なお、詳細は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照ください。

事業リスク

  • 公的規制による影響
    主力製品であるLPガス容器用弁の売上は、「高圧ガス保安法」をはじめとする各種法規制や行政施策の変更に大きく左右されます。規制強化や変更があった場合、製品仕様の変更や新たな対応コストが発生し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 原材料価格と為替の変動
    LPガス容器用弁の主要原材料である黄銅材や鉄鋼製装置用弁の鋳物、その他の副資材の価格は、製造原価に大きな影響を与えます。これらの原材料価格は為替相場にも依存するため、市場価格や為替が大きく変動した場合、採算性が悪化し、財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
  • LPガス市場の縮小傾向
    現在の事業の核であるLPガス用弁類の国内市場は、長期的に緩やかな縮小が予想されています。LPガス関連製品のみに依存した事業展開を続けた場合、市場規模の縮小に伴い売上が減少し、会社の財政状態や経営成績が悪化するリスクがあります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|1,353 文字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、当社は、これらリスクの発生の可能性を認識し、発生の回避および発生した場合の対応に努める所存であります。 文中の将来に関する事項は、事業年度末現在において当社が判断したものであります。(1)公的規制 当社の主力製品でありますLPガス容器用弁の売上は、「高圧ガス保安法」による法的規制に影響されるところが大であります。「高圧ガス保安法」等の関連する各種の法規制および行政施策の変更等により当社の財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。(2)原材料価格および為替の変動 LPガス容器用弁の主要原材料である黄銅材および鉄鋼製装置用弁の主要原材料である鋳物の価格その他の副資材である各種化成品の価格は、製造原価に大きく影響いたします。原材料価格は、為替相場にも依存することが大きく、その市場価格が大きく変動した場合、当社の財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。(3)特定の取引先への依存 当社の取引高は、得意先の上位3社に売上高の28.5%が集中しており、得意先の販売動向、経営成績および財政状況等が当社の財政状態および経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。(4)減少傾向にあるLPガス関連製品の国内市場規模 現在の事業の核となっているLPガス用弁類の国内市場規模は、長期的には緩やかに縮小していくことが予想されております。今後、LPガス用弁類の製造および販売のみに偏った事業展開を長期に継続した場合、当社の財政状態および経営成績が悪化する可能性があります。(5)株価変動 当社は、取引先を中心に市場性のある株式を保有しておりますので、株価の変動により財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。(6)製品の欠陥 当社は、国内および海外の品質基準により製品の製造を行い、全ての製品につき欠陥が発生しないように万全の品質保証体制を整えておりますが、万が一品質不良、品質事故が発生した場合、対外コストや製品の市場評価の低下により、財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。(7)金融コストの変動 当社は、資金調達を金融機関からの借入れおよび社債発行等により実施しておりますが、金融市場の動向および当社の業績等により資金調達コストの変動リスクを負っており、その変動により財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。(8)訴訟 当社は、業務の遂行にあたり法令遵守などコンプライアンス重視の経営に努めておりますが、国内外の事業活動の遂行にあたり、刑事・民事・独占禁止法・製造物責任法・知的財産権・環境問題等に関連した訴訟を提起されるリスクを負っており、その結果、財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。(9)その他 当社は、上記以外の項目に関しても天変地異を含む偶発事象に起因する事業環境の変動リスクを負っており、その変動により財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

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