6615

ユー・エム・シー・エレクトロニクス(6615)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

電気機器 電機・精密

事業の概要

  • EMS事業が主力
    ユー・エム・シー・エレクトロニクスは、電子回路基板の実装や加工組立製造・開発を国内外のメーカーから受託するEMS(Electronics Manufacturing Service)事業を主軸としています。これは、メーカーが自社で電子部品を製造せず、専門企業に委託するビジネスモデルで、同社は「ものづくり力」を強みとしています。
  • 高信頼性分野に特化
    特に、高い技術力と品質が求められる車載機器、OA機器、産業機器向けの売上比率が高いのが特徴です。これらの分野は参入障壁が高く、特に生命に関わる車載部品では高信頼性が必須であるため、EMS業界にとって成長分野と位置づけられています。
  • グローバルな製造・開発体制
    開発から部材調達、基板実装、完成品までを一貫して手掛ける体制を国内外に展開しています。中国、ベトナム、タイなど海外に多数の連結子会社を持ち、どの拠点でも共通の価値観と高いレベルのサービスを提供できることが強みであり、顧客の設計・開発思想と連動した「ものづくり」を実現しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 車載機器事業
    電動車向け電装系、起動・発電機器、エクステリア系、スピードメーター類、車内環境制御機器、セキュリティ機器など、自動車用電子機器の製造・開発を受託しています。日系だけでなく欧米系の自動車メーカーの一次請け企業を通じて供給しており、特にパワートレイン系や制御系などの重要保安部品は高い技術力が求められ、継続的な取引が期待できる稼ぎ頭です。
  • 産業機器事業
    インバーター、半導体試験装置、サーバー、ストレージ、電源、医療機器などの電子機器を手掛けています。車載機器と同様に、量産開始後の受注量の変動が少なく、工場の安定操業に貢献する製品分野です。主力製品には、ICテスター用電子基板やスマートメーター機器、小型インバーター完成品などがあります。
  • OA機器事業
    プリンターや複写機などの各種基板を製造しており、業界大手メーカーとの取引が多数あります。また、その他事業として、エアコンなどのコンシューマー製品向け電子基板や、ゲーム機用モジュール製品、音声・画像制御基板などのアミューズメント機器も手掛けており、幅広い分野でEMSサービスを提供しています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|2,892 文字
3 【事業の内容】当社グループは、当社(ユー・エム・シー・エレクトロニクス株式会社)及び連結子会社12社により構成され、電子回路基板の実装並びに加工組立製造・開発を国内外有力メーカー等から受託するEMS(Electronics Manufacturing Service)事業を主たる事業としており、「ものづくり力」を企業活力の源泉とする企業であります。なかでも、技術面、品質面での要求水準の高さから参入障壁が高いと言われている車載機器をはじめ、OA機器、産業機器向け売上比率が高いという特徴があります。近年、世界の電機電子業界はコモディティ化に伴う水平分業化が進み、EMS業界の急拡大を支えてきましたが、他方、メカ技術をコアとしてきた業界の電子要素技術の利用も急速に進展しており、とりわけ、車載分野は生命を預かる重要保安部品を抱えるため高信頼性の確保が必須であり、EMS業界にとっての成長分野であると考えております。当社グループは、こうした高い技術力を要する分野に果敢に挑戦することで、自動車、OA、産業機器業界等とともに成長することが可能と考えており、自ら積み上げた「ものづくり力」の社風・企業文化を水平展開することで規模を拡大してきております。本来、EMS事業では、委託メーカーの最終製品に向けた設計・開発思想との連動が前提となりますが、こうした顧客視点に立った考え方は、一朝一夕に確立できるものではありません。「ものづくりは人づくり」と言われるとおり、「日本のものづくり」を世界で実現するには、全社員が思想・考え方を共有し、全社的に課題解決に取り組む姿勢が重要となります。当社グループは、社是に掲げる「心のこもった製品をおとどけします」を礎に、開発・部材調達から基板実装・完成品に至るまで、どの拠点も共通の価値観の下、同レベルのきめ細かなサービスを提供できることが強みであると考えております。当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは下記のとおりであります。 (1) EMS事業製品分野事業内容主な関係会社車載機器(注)1電動車向け電装系、起動・発電機器、エクステリア系、スピードメータ類、車内環境制御機器、セキュリティ機器等向けのプリント基板への電子部品実装等当社UMC Electronics Hong Kong Limited(中国)UMC Electronics (Dongguan) Co., Ltd.(中国)UMC Electronics Products (Dongguan) Co., Ltd.(中国)UMC Dongguan Plastics Co.,Ltd.(中国)UMC Electronics Vietnam Limited(ベトナム)UMC Electronics (Thailand) Limited(タイ)UMC・Hエレクトロニクス株式会社(日本)産業機器(注)2インバーター、半導体試験装置、サーバー、ストレージ、3Dプリンター、電源、医療機器等向けのプリント基板への電子部品実装等当社UMC Electronics Hong Kong Limited(中国)UMC Electronics Manufacturing(Dongguan)Co.,Ltd.(中国)UMC Electronics (Dongguan) Co., Ltd.(中国)UMC Electronics Products (Dongguan) Co., Ltd.(中国)UMC Dongguan Plastics Co.,Ltd.(中国)UMC Electronics Vietnam Limited(ベトナム)UMC・Hエレクトロニクス株式会社(日本)OA機器(注)3プリンター、複写機等向けのプリント基板への電子部品実装等当社UMC Electronics Hong Kong Limited(中国)UMC Electronics Manufacturing(Dongguan)Co.,Ltd.(中国)UMC Electronics (Dongguan) Co., Ltd.(中国)UMC Electronics Products (Dongguan) Co., Ltd.(中国)UMC Dongguan Plastics Co.,Ltd.(中国)UMC Electronics Vietnam Limited(ベトナム)UMC Electronics (Thailand) Limited(タイ)その他(注)4コンシューマー製品向けのプリント基板への電子部品実装、アミューズメント機器等の開発、部品事業等当社UMC Electronics Hong Kong Limited(中国)UMC Electronics Manufacturing(Dongguan)Co.,Ltd.(中国)UMC Electronics (Dongguan) Co., Ltd.(中国)UMC Electronics Products (Dongguan) Co., Ltd.(中国)UMC Dongguan Plastics Co.,Ltd.(中国)UMC Electronics Vietnam Limited(ベトナム) (注) 1.車載機器:日系だけでなく欧米系も含めた自動車完成品メーカーの一次請け企業を通じて、車載用電子機器(電動車向け電装系、起動・発電機器、エクステリア系、スピードメータ類、車内環境制御機器、セキュリティ機器等の車載用電子機器)向けのプリント基板への電子部品実装及び各種組立を受託しております。特にパワートレイン系や制御系、駆動系等の重要保安部品の生産には高い技術力が求められ、企画から量産まで長期間にわたる顧客との連携を要するものの、一度受注すると継続的な取引関係が構築されます。2.産業機器:車載機器と同様に、量産開始後、受注量の振幅が少なく、工場の安定操業で効果的な製品分野であります。インバーター、サーボモーター、ICテスター用電子基板、小型インバーター完成品、サーバー、ストレージ、半導体試験装置完成品、3Dプリンター等向けのプリント基板への電子部品実装及び各種組立を受託しております。3.OA機器:プリンター、複写機等向けのプリント基板への電子部品実装及び各種組立を受託しており、ほとんどの業界大手メーカーと取引を有しております。4.その他:コンシューマー製品分野は、エアコン等向けのプリント基板への電子部品実装、アミューズメント分野は、ゲーム機用開発等があります。5.上記の他にメキシコ、ドイツ、中国に連結子会社をそれぞれ1社、計3社を有しております。 (2) その他の事業人材派遣・製造請負業をUMCジャストインスタッフ株式会社が行っております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (事業系統図)(注) 上記の他にメキシコ、ドイツ、中国に連結子会社をそれぞれ1社、計3社を有しております。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
取引先企業からのコストダウン要請等の課題を抱えているため
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
技術面、品質面での要求水準の高さから参入障壁が高いと言われている車載機器
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 中程度
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:経済状況の動向 / 取引先企業の業界動向及び生産変動 / 海外での事業展開に伴うリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

財務サマリが未収録のため、ブランド力、特許、規制ライセンス、IPなどの無形資産に関する具体的な評価は困難です。公開情報が限定的であり、客観的な判断材料が不足しています。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

電子機器の受託製造(EMS)事業が中心と推測されますが、顧客企業が乗り換える際のコストに関する具体的な情報は公開されていません。特定の技術やサプライチェーンへの依存度が低い場合、スイッチング・コストは低い可能性があります。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

ネットワーク効果が働くビジネスモデルではないと推測されます。受託製造業は、個々の顧客との関係性が重要であり、プラットフォーム型のようなユーザー数増加による価値向上のメカニズムは想定されません。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

EMS業界は価格競争が激しい傾向にありますが、ユー・エム・シー・エレクトロニクスが他社と比較して構造的なコスト優位性を持つかどうかの情報は現時点では不明です。グローバルなサプライチェーンの最適化などが考えられますが、具体的な証拠はありません。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

受託製造(EMS)事業は、生産規模が大きくなるほど効率が向上する可能性があります。しかし、同社が業界内でどの程度のシェアを持ち、規模の経済を享受できているかについての具体的なデータはありません。主要プレイヤーと比較して最適な規模かは判断できません。

  • 高い技術力と品質
    同社は、技術面・品質面で高い要求水準が求められる車載機器、OA機器、産業機器分野に特化しています。特に車載分野では、生命を預かる重要保安部品の製造実績があり、高信頼性を確保する技術力と品質管理体制が競争優位の源泉となっています。
  • 参入障壁の高い分野での実績
    車載機器、特に電動車向け電装系や起動・発電機器、制御系などの重要保安部品の生産には、高い技術力と企画から量産までの長期的な顧客連携が必要です。一度受注すれば継続的な取引関係が構築されるため、新規参入が難しい分野での実績が強みとなります。
  • グローバルな生産体制と顧客視点
    国内外に多数の生産拠点を持ち、開発・部材調達から完成品まで一貫したサービスをグローバルに提供しています。顧客の最終製品に向けた設計・開発思想と連動した「ものづくり」を重視し、どの拠点でも同レベルのきめ細かなサービスを提供できる体制が、顧客からの信頼と競争力に繋がっています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

  • QCDSの追求と企業価値向上
    同社は「心のこもった製品をおとどけします」を社是とし、日系最大級のEMS企業として業界No.1のQCDS(品質、価格、納期、サービス)を目指しています。これにより顧客からの信用を得て、持続的な成長と企業価値の向上を図ることを経営の基本方針としています。
  • 営業利益率の改善
    EMS業界で持続的に成長するためには、営業利益率の向上が重要な経営指標とされています。同社は、サプライチェーンの維持・強化、あらゆるロスの削減・撲滅に注力し、収益性の改善を通じて営業利益率の向上を目指しています。
  • サステナブルな成長への取り組み
    2025年度に向けて、コンプライアンス推進、従業員の安全と満足度向上、企業価値の向上、全てのステークホルダーへの貢献の4点に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、中長期的な収益の柱を強固にし、EMS企業としての競争力を高めることで、持続的な成長を実現する戦略です。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において入手可能な情報に基づき、当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社グループは、社是に掲げる「心のこもった製品をおとどけします」を礎に、日系最大級のEMS(電子機器受託製造サービス)企業として、業界No.1のQCDS(品質、価格、納期、サービス)を目指します。また、開発・部材調達から基板実装・完成品に至るまで、どの拠点も共通の価値観の下、同レベルのきめ細かなサービスを提供することを基本方針としております。 (2) 目標とする経営指標当社グループが属しているEMS業界において、顧客からの信用を頂きながら持続的に成長していくためには、営業利益率の向上が重要と考えております。 (3) 会社の対処すべき課題中長期的には、車載機器の電動化、自動運転技術の進展、デジタル技術の進化による高性能化等、設備関連投資も含めた需要の増加基調が見込まれております。一方、当社グループの主要拠点であります中国拠点においては日系顧客の市場環境の悪化に伴い、当社中国子会社においても損益が悪化している状況でございます。中国市場の状況に合わせた体制に見直すべく、中国子会社の生産体制並びに管理体制を再構築してまいります。その検討にあたり、中国現地の税制、法令、従業員にとって関心が高まりつつある社会保障等も勘案しながら、引き続き当社グループを支える拠点となるべく再構築してまいります。 そのような中、当社グループにおきましては、社是に掲げる「心のこもった製品をおとどけします」を礎に、以下4点の方針を掲げております。1.コンプライアンス推進2.従業員の安全と満足度向上3.企業価値の向上4.全てのステークホルダーへの貢献 そして、今後も引き続きサプライチェーンの維持・強化を図り、あらゆるロスの削減・撲滅に注力していくと同時に、強みを伸長させることで中長期的な持続的成長を見据えた収益の柱を強固なものとし、当社グループの業績向上とサステナブルな成長を実現すべく、EMS企業としての競争力を高めてまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において入手可能な情報に基づき、当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社グループは、社是に掲げる「心のこもった製品をおとどけします」を礎に、日系最大級のEMS(電子機器受託製造サービス)企業として、業界No.1のQCDS(品質、価格、納期、サービス)を目指します。また、開発・部材調達から基板実装・完成品に至るまで、どの拠点も共通の価値観の下、同レベルのきめ細かなサービスを提供することを基本方針としております。 (2) 目標とする経営指標当社グループが属しているEMS業界において、顧客からの信用を頂きながら持続的に成長していくためには、営業利益率の向上が重要と考えております。 (3) 会社の対処すべき課題中長期的には、車載機器の電動化、自動運転技術の進展、デジタル技術の進化による高性能化等、設備関連投資も含めた需要の増加基調が見込まれております。一方、当社グループの主要拠点であります中国拠点においては日系顧客の市場環境の悪化に伴い、当社中国子会社においても損益が悪化している状況でございます。中国市場の状況に合わせた体制に見直すべく、中国子会社の生産体制並びに管理体制を再構築してまいります。その検討にあたり、中国現地の税制、法令、従業員にとって関心が高まりつつある社会保障等も勘案しながら、引き続き当社グループを支える拠点となるべく再構築してまいります。 そのような中、当社グループにおきましては、社是に掲げる「心のこもった製品をおとどけします」を礎に、以下4点の方針を掲げております。1.コンプライアンス推進2.従業員の安全と満足度向上3.企業価値の向上4.全てのステークホルダーへの貢献 そして、今後も引き続きサプライチェーンの維持・強化を図り、あらゆるロスの削減・撲滅に注力していくと同時に、強みを伸長させることで中長期的な持続的成長を見据えた収益の柱を強固なものとし、当社グループの業績向上とサステナブルな成長を実現すべく、EMS企業としての競争力を高めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】経営成績等の状況の概要(1) 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における当社グループをとり巻く環境は、中国市場の需要低迷や米国関税政策の影響に加え、中東をはじめとする各地域の地政学的リスク、資源価格の高騰、景気の下振れ懸念など、不確実性の高い事業環境が継続しました。一方、中長期的には、脱炭素対策としての自動車や産業機器の電動化ニーズがさらに拡大していくものと認識しており、当社グループでは新規顧客の獲得や生産能力の強化など、将来的な成長への取り組みを継続しております。このような状況の下、当連結会計年度の売上高は1,127億26百万円(前期比14.6%減)となりました。損益面においては、営業利益は12億9百万円(前期比43.7%減)、経常利益は11億7百万円(前期比32.7%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は2億83百万円(前連結会計年度は25億8百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 当社グループは、EMS事業とその他の事業を営んでおりますが、大部分がEMS事業のため、セグメント情報の記載を省略しております。なお、EMS事業の製品分野別の売上高とその他の事業の売上高は以下のとおりであります。売上高の金額については、連結相殺消去後の数値を記載しております。 ① EMS事業当社グループの主たる事業であるEMS事業の売上高は1,120億6百万円(前期比14.6%減)となりました。製品分野別の業績の概況は次のとおりであります。 (車載機器)中国市場における需要低迷の影響による売上高減少、並びに一部製品の生産終息及び生産調整の影響により、売上高は586億46百万円(前期比16.0%減)となりました。 (産業機器)半導体設備関連の需要は回復傾向にあるものの、制御機器関連の生産調整の影響や、一部顧客との取引について当連結会計年度より代理人取引として収益を純額で計上したことにより、売上高は166億56百万円(前期比19.5%減)となりました。 (OA機器)複合機やレーザープリンタ向け製品の生産が堅調に推移した機種はあるものの、一部製品の生産終息の影響により、売上高は364億87百万円(前期比9.5%減)となりました。 (その他)アミューズメント向け開発が主な事業内容になり、売上高は2億16百万円(前期比36.0%減)となりました。 ② その他の事業人材派遣業の売上高は7億20百万円(前期比5.0%減)となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物につきましては、105億99百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは25億86百万円の収入(前連結会計年度は103億52百万円の収入)となりました。これは主に、棚卸資産の減少によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは43億31百万円の支出(前連結会計年度は36億52百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、5億75百万円の収入(前連結会計年度は55億67百万円の支出)となりました。これは主に、短期借入金の増加によるものであります。 生産、受注及び販売の実績(1) 生産実績当連結会計年度のEMS事業における生産実績を製品分野別に示すと、次のとおりであります。 製品分野の名称生産高(百万円)車載機器58,699産業機器16,450OA機器36,495その他65合計111,711 (注) 1.金額は販売価格によっております。2.その他の事業については重要性が乏しいため記載を省略しております。 (2) 受注実績EMS事業については、顧客から提示された生産計画等に基づく受注生産を行っておりますが、受注から製品完成までの所要日数が短く、期中の受注高と販売実績とがほぼ一致するため、記載を省略しております。また、その他の事業については、大部分が派遣業務及び請負業務であるため、受注実績については記載を省略しております。 (3) 販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称金額(百万円)EMS事業112,006車載機器58,646産業機器16,656OA機器36,487その他216その他の事業720合計112,726 (注) 1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)株式会社豊田自動織機43,43432.933,77330.0キヤノン株式会社18,54014.118,21016.2 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析当連結会計年度における財政状態及び経営成績の分析は、以下のとおりであります。(1) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを実施しております。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 (2) 財政状態の分析当連結会計年度末における総資産は、759億円(前連結会計年度末比22億73百万円増加)となりました。これは主に、売上債権が増加したことによるものであります。負債につきましては、587億56百万円(前連結会計年度末比4億47百万円増加)となりました。これは主に、未払法人税等及び長期借入金が減少した一方で、短期借入金が増加したことによるものであります。純資産につきましては、171億43百万円(前連結会計年度末比18億26百万円増加)となりました。これは主に、為替換算調整勘定が増加したことによるものであります。 (3) 経営成績の分析① 売上高車載機器分野では、中国市場における需要低迷の影響および一部機種の生産終息により減少、産業機器分野では、一部顧客との取引について当連結会計年度より代理人取引として収益を純額で計上したことにより減少、OA機器分野では、一部製品の生産終息の影響により減少、これらの結果により、売上高は1,127億26百万円(前期比14.6%減)となりました。 ② 売上原価売上高の減少に比例した減少に加え、外注労務費の削減により、売上原価は1,062億1百万円(前期比14.6%減)となりました。 ③ 販売費及び一般管理費労務費が増加したものの、前連結会計年度に発生した子会社における税務対応費用の減少等により、販売費及び一般管理費は53億15百万円(前期比1.9%減)となりました。 ④ 営業損益上記の状況により、営業損益は12億9百万円の利益(前期比43.7%減)となりました。また、売上高営業利益率は1.1%(前連結会計年度は1.6%)となりました。 ⑤ 営業外収益(費用)、経常損益営業外収益は15億39百万円となり、主な内訳は受取地代家賃12億43百万円、受取利息82百万円であります。営業外費用は16億41百万円となり、主な内訳は賃貸費用10億63百万円、支払利息4億36百万円、為替差損18百万円であります。この結果、経常損益は11億7百万円の利益(前期比32.7%減)となりました。 ⑥ 特別利益特別利益は72百万円であり、内訳は固定資産売却益72百万円であります。 ⑦ 特別損失特別損失は63百万円であり、主な内訳は固定資産売却損30百万円、特別退職金28百万円であります。 ⑧ 親会社株主に帰属する当期純損益以上の結果、税金等調整前当期純損益は11億16百万円の利益(前期比25.3%減)となり、法人税、住民税及び事業税や、法人税等調整額、非支配株主に帰属する当期純利益を差し引き、親会社株主に帰属する当期純損益は2億83百万円の利益(前連結会計年度は25億8百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 (4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析① キャッシュ・フローの状況の分析キャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 [事業の状況] 4 [経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析] (2)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ② 財務政策当社グループは現在、運転資金及び設備投資資金については、自己資金、借入により調達しております。

事業リスク

  • 世界経済の変動
    同社は日本だけでなく、中国、香港、ベトナム、タイなど海外に多くの事業拠点を持ち、取引先も全世界で事業を展開しています。そのため、世界的な経済環境や景気動向の変化が、同社の受注状況や業績に影響を及ぼす可能性があります。
  • 取引先業界の動向と生産変動
    主要な取引先は自動車用電子制御装置やプリンター、産業用制御装置などのセットメーカーです。これらの業界の景気動向や最終製品の販売状況が悪化したり、取引先の生産計画が大規模かつ急激に変動したりすると、同社の受注や生産に大きな影響が出て、業績が悪化する可能性があります。
  • 技術革新と設備投資
    電子機器業界は技術革新が速く、取引先からの生産技術水準の要求は年々高まっています。同社がこの技術革新に対応できなかったり、競争力を維持できなかったりすると、業績に影響が出る可能性があります。また、生産能力拡大のための設備投資が過大になった場合、減価償却費の負担や固定資産の減損処理が発生し、業績や財政状態に悪影響を及ぼすリスクがあります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|5,494 文字
3 【事業等のリスク】当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性のあるリスクには主として以下のようなものがあります。なお、本項に記載した将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済状況の動向等当社グループは、日本国内の他、主に中国、香港、ベトナム、タイの海外に事業拠点を有して事業活動を行っており、また、当社グループの取引先についても、その多くの企業が日本国内に留まらず全世界で事業を展開しております。このため、当社グループの事業活動は、日本や事業拠点の有る現地の国々や地域に限らず、世界的な経済環境や社会環境の変化及び景気動向の影響を受ける可能性があり、その結果、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 取引先企業の業界動向等当社グループは、自動車用電子制御装置、プリンター、産業用制御装置等のセットメーカー(自らのブランド力によって、最終消費者へ最終製品を販売する企業)や部品メーカー等を主要な取引先企業としており、最終製品の中核機能を構成する部品として位置付けられる電子機器の受託開発・製造・販売を行うEMS事業を主たる業務としております。このため、景気動向及び個人消費動向等により当社グループの取引先企業の属する業界の状況が悪化した場合や最終製品の販売状況が芳しくない場合等には、当社グループの受注状況に影響を及ぼす可能性があり、その結果、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 取引先企業の生産変動当社グループの主たる事業であるEMS事業は、当社取引先企業の生産状況に合わせて受託製造等を行っております。当社グループの取引先企業の多くは、国内に留まらず全世界に製品を出荷しており、出荷先の景気動向が生産数量に大きな影響を及ぼす状況となっており、生産変動は頻繁に生じております。さらに、これらの取引先企業は、為替変動、コストダウン要請等の課題も抱え、グローバルな視点での生産拠点最適化を模索しており、生産拠点自体の統廃合も戦略的、機動的に行われております。こうした取引先企業の生産動向の変化や生産拠点戦略の変更等は、今後も規模の大小を問わず常に生じるものと考えられます。取引先企業の大規模かつ急激な生産変動が生じた場合には、当社グループの業績に多大な影響を及ぼす可能性があります。 (4) 生産技術に関するリスク当社グループの取引先企業である国内外のセットメーカーや部品メーカー等においては技術革新が速く、受託製造を行う当社グループにおいても要求される生産技術水準は年々高まっております。取引先企業の要求する生産技術水準の高度化に対し、当社グループでは現場社員の徹底した教育を通じた技能向上や生産設備の維持・更新、生産ラインの合理化等による生産技術の向上及び競争力の維持に努めております。しかしながら、今後、取引先企業における急速な技術革新等により、当社グループが取引先企業の要求する水準を満たせなかった場合や競争力を維持できなかった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 設備投資や固定資産の減損に関するリスク当社グループは、生産能力拡大や製品の競争力維持のため、設備投資を行っております。設備投資にあたっては、極力汎用性の高い生産設備の投資を優先し、専用的な生産設備の投資については、取引先企業に一部又は全部の負担を求めること等によって、設備の余剰リスクや投資負担等の軽減を図るように努めております。しかしながら、取引先企業が生産や販売等の方針を変更した場合や、景気後退等により当社グループの設備投資が過大となった場合には、減価償却費の負担等により当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは、工場、生産設備等の有形固定資産を保有しており、当社グループの固定資産の連結貸借対照表計上額については、当該資産から得られる将来のキャッシュ・フローの見積りに基づく残存価額の回収可能性を定期的に評価しております。当社グループでは、各工場別の損益が当社グループの業績に直結するため、各工場別の損益管理を厳格に行い、事業収益の低下等が見られる場合には、当社グループ全体で速やかに対応策を講じるよう努めております。しかしながら、競合やその他の理由によって事業収益性が低下し当該資産が十分なキャッシュ・フローを創出できないと判断される場合は、減損の認識が必要となり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 製品の欠陥の可能性当社グループにおいて製造している電子機器は、セットメーカーにおいて最終製品に組み込まれております。当社グループでは、品質マネジメントシステムに従って製品を製造し品質管理を行っております。また、セットメーカーにおいても受入検査及び最終製品検査などを実施しており、製品の欠陥の発生を未然に防止する仕組みが確保されております。しかしながら、万一、製造物賠償責任を追及される事態となった場合には、当社グループに何らかのコスト負担が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 自然災害・事故・その他の要因による影響当社グループは、日本国内の他、主に中国、香港、ベトナム、タイの海外に事業拠点を有しております。このため、各事業拠点のある国々や地域において、地震、津波、豪雨、洪水、落雷等の自然災害、コンピュータウイルスの感染、部品調達先等の罹災によるサプライチェーン上の混乱、感染症の発生や蔓延、戦争、テロ行為、暴動あるいは労働争議等が発生し、当社グループの事業拠点が打撃を被った場合、操業の停止、生産・出荷が停止する恐れがあります。また、災害により電力・インフラが不安定になった場合、電力供給量の低下や物流ルートの遮断等社会インフラの不安定化による生産能力の低下、原材料の調達難、製品供給の遅延等、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 海外での事業展開当社グループは、日本国内の他、主に中国、香港、ベトナム、タイの海外に事業拠点を有しており、2026年3月期の連結売上高に占める海外連結子会社売上高は、連結売上高全体の8割を超え、うち5割は中国及び香港の連結子会社が占めます。海外事業の展開にあたっては、不安定な政治情勢、不確実な事業環境若しくは経済環境、環境や安全等に係る規制を含む法令、人件費の上昇、関税及び貿易規制、予期しない法令・税制・政策の新設又は変更や解釈の相違、不安定なインフラ、為替レートの変動、感染症、紛争、テロ、暴動あるいは労働争議発生等のリスクが内在しております。特に中国における社会保障等、従業員にとって関心が高まりつつあります。これらのリスクが顕在化した場合、費用の増加、利益の減少、業務の混乱等を生じさせ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 為替変動リスク中国、ベトナム及びタイにおける工場の操業に際して、米ドル等の外貨建資産を保有する必要が生じるため、当社グループは米ドル、香港ドル、人民元、ベトナム・ドン、タイ・バーツ、メキシコ・ペソ及び円の為替変動の影響を受ける可能性があります。基本的には為替リスクを回避するため、同一通貨による仕入と販売、顧客との為替リスク負担に関する取り決め等により為替リスクのヘッジに努めておりますが、急激な為替変動の影響により損失が生じることがあります。また、当社グループは、中国、香港、ベトナム、タイ、メキシコ及びドイツに海外連結子会社を有しており、これら海外連結子会社の現地通貨建の資産、負債、収益、費用等の項目は、連結財務諸表作成の際には円換算されるため、当社グループの業績及び財政状態は為替相場の変動による影響を受けます。 (10) 環境規制その他の法的規制当社グループは、事業拠点がある各国各地域において、大気汚染、土壌汚染、水質汚濁、有害物質、廃棄物処理、製品リサイクル、地球温暖化防止、エネルギー等に関する様々な環境関連法令の適用を受けています。また、この他に当社グループが事業活動を行うにあたっては、国内外の様々な法令、規則による規制等の制約を受ける場合があります。当社グループは、これらの規制等に細心の注意を払いつつ事業を行っていますが、製品の製造販売活動や設備投資が制約を受ける等、事業展開に支障が生じる可能性がある他、各種の法規制が制定又は変更された場合はその遵守対応のための費用が増加し、あるいは当社グループにおいてこうした法規制の違反が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性や社会的評価に影響を与える可能性があります。 (11) 部材供給停止のリスク当社グループは、生産に必要な部材を外部の材料メーカー及び商社から購入しております。購買戦略としてサプライヤー拠点の分散とセカンドソースの確保による部材の安定的な仕入に努めておりますが、「(7) 自然災害・事故・その他の要因による影響」に記載しました背景も含め、部材市況のひっ迫等により予定した部材の確保ができなくなった場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 機密情報の管理当社グループは、業務を通じて、取引先企業の生産計画や新製品の開発及び製造に関わる機密性の高い情報に接することがあります。当社グループにおいてはこれらの機密情報を保護するための管理を行っておりますが、かかる管理が将来に亘って常に有効である保証はありません。予期せぬ事態により当社グループが保持又は管理する情報が流出し、第三者がこれを不正に取得又は使用するような事態が生じた場合、当社グループに対して損害賠償を求める訴訟が提起されるなど、当社グループの事業、業績、評判及び信用に悪影響を与える可能性があります。 (13) 資金調達・金利変動当社グループは、金融機関からの借入れ等により必要な事業資金を調達しております。借入実行に際しては一部借入れを固定金利調達することで金利変動リスクを軽減しておりますが、予期せぬ市場金利の変動が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (14) M&A等を含めた事業投資当社グループは、主たる事業であるEMS事業の拡大と成長発展を促進するための手段として、国内及び海外の企業又は事業の買収等も検討していく可能性があります。これらのアクションに応じて多額の資金需要が発生する可能性がある他、のれんの償却やその事業の発展の鈍化、またその投資が必ずしも見込みどおりに当社グループの業績に寄与せず、業績貢献までに時間を要する可能性があります。また投資に対する回収、さらには利益の実現までにある一定の期間が必要であるとともに、投資の増加が収益を上回る可能性があります。特に、海外においては、為替リスク、取引先との関係構築、商習慣の違いや投資規制、宗教観の違いや政治的、法的障害に遭う可能性があります。これらの場合においては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15) その他の関係会社株式会社豊田自動織機(以下「同社」)は、2026年3月末日時点において当社の発行済株式総数の34.6%を保有する筆頭株主であり、当社の「その他の関係会社」に該当します。関連当事者取引として当社グループは車載機器製品を同社から生産受託しており、当連結会計年度の当社グループの総売上高の30.0%となっておりますが、価格その他の取引条件について個別に交渉の上で決定しております。なお、当社グループとは事業上の競合関係にはございません。人的関係につきましては、2026年3月末日時点において当社取締役6名のうち同社出身者は2名(転籍済)であり同社在籍者からの役員派遣はありません。なお、取締役の選解任及び役員報酬に関連する重要事項については指名・報酬委員会において審議しております。また、同社から当社へ出向している社員は4名であります。事業活動を行う上での承認事項など同社からの制約はなく、当社グループの独立性が確保されていると考えております。 (16) 種類株式について(希薄化リスク)当社は、株式会社みずほ銀行(以下「同社」)を割当先としたA種優先株式を発行しております(2026年3月末日時点6,000株)。2021年3月当時、経営再建に向け、金融機関からの負債調達額と自己資本のバランスをとることを目的に、同社を引受先としたA種優先株式を発行し、借入金の弁済に充当した経緯となります。同社は1株当たり1,000,000円に0.0074を乗じた優先配当金を得られる権利を有しているとともに、金銭を対価とする取得請求権、ならびに普通株式を対価とする取得請求権を有しております。同社が普通株式を対価とする取得請求権を行使する場合、1株当たり1,000,000円にA種優先株式数を乗じた額を直近30取引日のVWAP(出来高加重平均価格、下限157円)で除して得られる数の普通株式を取得することができます。仮に2026年3月末に保有する全株式を普通株式と引き換えた場合、理論上70%ほど希薄化する可能性があります。但し、銀行法における5%ルールにより、すべては顕在化しない状態にあります。

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