6785

鈴木(6785)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

電気機器 電機・精密

事業の概要

  • 精密金型と部品製造販売
    株式会社鈴木グループは、精密プレス金型や精密モールド金型、コネクタ部品、自動車電装部品などの製造・販売を主軸としています。これらの製品は、電子部品業界や自動車産業に不可欠なものであり、グループの主要な収益源となっています。国内外の子会社と連携し、グローバルな供給体制を構築しています。
  • 機械器具の製造販売
    車載関連装置、半導体関連装置、専用機、医療器具といった多岐にわたる機械器具の製造・販売も手掛けています。特に、自動車のEV化や自動運転技術の高度化、工場の自動化に伴うFA機器の需要増大に対応する製品群は、今後の成長ドライバーとして期待されています。
  • 賃貸・売電事業による収益
    本業の製造業に加え、賃貸事業や売電事業も展開しており、安定的な収益源の一つとなっています。これにより、事業ポートフォリオの多様化を図り、市場変動リスクの軽減にも貢献しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 部品事業が最大の収益源
    部品事業は売上高256.23億円、営業利益47.02億円と、グループ全体の売上と利益の大部分を占める最大の事業セグメントです。コネクタコンタクト、コネクタハウジング、自動車電装部品などを製造・販売しており、国内外の子会社が連携して事業を展開しています。
  • 機械器具事業も重要な柱
    機械器具事業は売上高64.39億円、営業利益7.41億円と、部品事業に次ぐ規模を持つ重要な事業です。車載関連装置、半導体関連装置、専用機、医療器具などを手掛け、特に自動車関連や医療関連の自動機器市場での拡大を目指しています。
  • 金型事業と賃貸事業
    金型事業は売上高12.51億円、営業利益2.54億円、賃貸事業は売上高0.07億円、営業利益1.01億円です。金型事業は精密プレス金型や精密モールド金型を製造・販売しており、グループの技術基盤を支えています。賃貸事業は規模は小さいものの、安定した収益を上げています。
2025-06 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
Die 事業 13 3 20.3%
Parts 事業 256 47 18.4%
MachineryAndAppliances 事業 64 7 11.5%
Rental 事業 0 1 1,322.0%
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FY2026|632 文字
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社鈴木)、子会社6社により構成され、金型、部品、機械器具の製造・販売を主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の4部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)金型………………主要な製品は精密プレス金型、精密モールド金型であります。 当社が製造・販売をしておりますほか、鈴木東新電子(中山)有限公司が製造・販売、鈴木東新電子(香港)有限公司が販売をしております。(2)部品………………コネクタコンタクト、コネクタハウジング、自動車電装部品であります。 当社及び子会社S&Sコンポーネンツ㈱、鈴木東新電子(中山)有限公司、PT.SUGINDO INTERNATIONALが製造・販売、鈴木東新電子(香港)有限公司が販売をしております。(3)機械器具…………主要な製品は車載関連装置、半導体関連装置、専用機、医療器具であります。当社及び子会社S&Sアドバンストテクノロジーズ㈱、エスメディカル㈱が製造・販売しております。(4)賃貸………………当社が行っている賃貸事業、売電事業であります。 以上述べた事項を事業系統図によって表すと次のとおりであります。 (注)事業系統図の中の実線矢印は当社グループ製造品の行き先を表しております。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
国内外の競合他社との価格競争、販売先における内製化の拡大や生産及び調達の海外シフト等により厳しい事業環境にあるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
精密プレス金型、精密モールド金型、コネクタコンタクト、コネクタハウジング、自動車電装部品、車載関連装置、半導体関連装置、専用機、医療器具の製造技術。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 高い(依存)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 成長投資
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:電子部品業界の市況変動 / 知的財産権侵害のリスク / 技術者等の人材確保育成の遅れ
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

鈴木(6785)に関する公開情報からは、特許、ブランド力、規制ライセンスなどの明確な無形資産の存在を示す具体的な証拠は見当たらない。技術的な優位性や独自の知的財産に関する情報も限定的である。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

鈴木(6785)の製品が特定の産業機器やニッチ市場向けである場合、顧客は既存の設備やシステムとの互換性から、他社製品への切り替えに一定のコストや手間を感じる可能性がある。しかし、その度合いは製品ラインナップによる。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

鈴木(6785)の事業内容からは、ユーザー数の増加が製品やサービスの価値を直接的に高めるようなネットワーク効果が発生するビジネスモデルは見られない。プラットフォーム型やSNS型のビジネスではない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

電気機器製造業全体として、規模の経済や効率的な生産プロセスによるコスト競争力が重要となるが、鈴木(6785)に特化した構造的なコスト優位性を示す具体的な情報は少ない。一般的な業界慣行の範囲内と考えられる。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

鈴木(6785)は電気機器分野で事業を展開しているが、市場全体における同社の規模やシェアに関する具体的なデータが不足している。業界内での相対的な規模感や、それが効率性に結びついているかは不明瞭。

  • 長年の金型技術と精度追求
    長年の経験で培われた精密金型技術を基盤とし、徹底的な精度追求と高い技術力に基づく製品を提供しています。この独自の技術力は、競合他社との差別化要因となり、顧客からの信頼を獲得する上で重要な競争優位性となっています。
  • グローバルな生産・販売体制
    日本国内だけでなく、中国(鈴木東新電子(中山)有限公司、鈴木東新電子(香港)有限公司)やインドネシア(PT.SUGINDO INTERNATIONAL)にも生産・販売拠点を持ち、グローバルな供給体制を構築しています。これにより、多様な市場ニーズに対応し、事業機会を拡大しています。
  • 多角的な事業展開と技術融合
    金型、部品、機械器具、賃貸・売電と多角的な事業を展開し、それぞれの分野で培った技術を融合させることで、顧客に革新的な価値を提供しています。特に、部品量産技術への革新的な価値注入は、顧客満足度向上に寄与し、競争力を高めています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

  • 独自の技術融合とR&D強化
    長年培ってきた独自の技術をさらに発展させ、新領域への事業拡大に向けた研究開発を積極的に推進しています。これにより、「独自の技術融合」と「革新的な生産合理化の提案」を通じて成長するR&D企業を目指し、競争優位性を確立する方針です。
  • 自動車部品事業の拡大
    今後の成長領域として、自動車部品事業(電池関連部品、安全・快適機能関連部品など)への戦略的投資を継続し、事業規模の拡大を目指しています。これにより、安定した収益の確保と着実な成長を実現し、経営体質を強化する方針です。
  • 経営効率と生産効率の改善
    経営改革活動を通じてコスト低減と強固な経営体質の確立に取り組んでいます。経営効率と生産効率の改善活動を推進することで企業価値を向上させ、株主重視の経営を目指しています。また、SDGs目標達成に向けた取り組みも強化しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。(1)経営方針 当社グループは「不への挑戦」を経営理念にかかげ、長年の経験により培われてきた金型技術をベースに、徹底的な精度追求と高い技術力に基づく製品を提供しております。グローバル競争力が求められる電子部品業界において、常に最先端に位置づけられる技術構築と多角的なアプローチによる独自の技術融合に加え、部品量産技術に革新的な価値を注入することで、お客様により深い満足を提供することを目指してまいります。当社グループの経営理念および経営方針は次のとおりです。経営理念「不への挑戦」・まず実践ありき ・技術を実践する・品質を実践する ・顧客に行動する・社会に行動する ・社員に豊かさを経営方針・顧客第一主義に徹し最高の品質を提供する・独創的な先進技術を追求し社会に貢献する・社員の豊かさを尊重し活力のある企業文化を創造する(2)中長期的な経営戦略 当社グループは、永続的な成長、発展を目指して企業体質の強化に取り組んでおります。今日まで進化させてきた当社独自の技術をさらに発展させるとともに、新領域への事業拡大を図るための研究開発を積極的に推進してまいります。あわせて経営改革活動の取組みによるコスト低減と強固な経営体質の確立に取り組んでまいります。その概要は次のとおりです。①「独自の技術融合」と「革新的な生産合理化の提案」により成長するR&D企業を目指す。②最先端技術の追求、新製品の事業化に向けた活動に重点的に取り組む。③市況影響の少ない事業への参入により安定かつ高収益を追求する。④経営効率、生産効率の改善活動を通じて企業価値を向上させ株主重視の経営を目指す。⑤業界情報や顧客情報を十分に収集することで顧客ニーズおよび事業の将来性を把握し、最適な事業基盤を構築する。⑥当社の企業活動と環境及び生物多様性保全との共存の実現に向け、SDGs目標の達成を目指す。 また、具体的な事業成長戦略として、 a.自動車部品事業の拡大(電池関連部品、安全・快適機能関連部品、等) b.医療組立事業の拡大(自動化促進による収益拡大) c.自動機器事業の拡大(自動車関連、医療関連、等) を重点に取り組んでまいります。(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 世界経済は、米国関税政策による下押し圧力が強まることへの懸念や、急激なインフレと金融引き締め、ウクライナ及び中東地域の紛争長期化などの地政学的リスクにより、先行き不透明感は続いています。 電子部品業界におきましては、自動車のEV化や自動運転技術の高度化、工場の自動化に伴う高性能なFA機器や産業用ロボットの需要増大などが、電子部品需要の牽引役として期待されています。またIoT、高速移動通信、AI(人工知能)などの進展があらゆる産業分野での技術革新を促進させ、新たな用途を生み出しています。 当社グループはこれまで培った精密金型技術や独自の部品生産技術、合理化設備などの総合力を活かして利益追求に注力してまいります。また今後の成長領域と考える自動車部品事業への戦略的投資を継続し、安定した収益の確保と着実に成長できる経営体質へ強化してまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。(1)経営方針 当社グループは「不への挑戦」を経営理念にかかげ、長年の経験により培われてきた金型技術をベースに、徹底的な精度追求と高い技術力に基づく製品を提供しております。グローバル競争力が求められる電子部品業界において、常に最先端に位置づけられる技術構築と多角的なアプローチによる独自の技術融合に加え、部品量産技術に革新的な価値を注入することで、お客様により深い満足を提供することを目指してまいります。当社グループの経営理念および経営方針は次のとおりです。経営理念「不への挑戦」・まず実践ありき ・技術を実践する・品質を実践する ・顧客に行動する・社会に行動する ・社員に豊かさを経営方針・顧客第一主義に徹し最高の品質を提供する・独創的な先進技術を追求し社会に貢献する・社員の豊かさを尊重し活力のある企業文化を創造する(2)中長期的な経営戦略 当社グループは、永続的な成長、発展を目指して企業体質の強化に取り組んでおります。今日まで進化させてきた当社独自の技術をさらに発展させるとともに、新領域への事業拡大を図るための研究開発を積極的に推進してまいります。あわせて経営改革活動の取組みによるコスト低減と強固な経営体質の確立に取り組んでまいります。その概要は次のとおりです。①「独自の技術融合」と「革新的な生産合理化の提案」により成長するR&D企業を目指す。②最先端技術の追求、新製品の事業化に向けた活動に重点的に取り組む。③市況影響の少ない事業への参入により安定かつ高収益を追求する。④経営効率、生産効率の改善活動を通じて企業価値を向上させ株主重視の経営を目指す。⑤業界情報や顧客情報を十分に収集することで顧客ニーズおよび事業の将来性を把握し、最適な事業基盤を構築する。⑥当社の企業活動と環境及び生物多様性保全との共存の実現に向け、SDGs目標の達成を目指す。 また、具体的な事業成長戦略として、 a.自動車部品事業の拡大(電池関連部品、安全・快適機能関連部品、等) b.医療組立事業の拡大(自動化促進による収益拡大) c.自動機器事業の拡大(自動車関連、医療関連、等) を重点に取り組んでまいります。(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 世界経済は、米国関税政策による下押し圧力が強まることへの懸念や、急激なインフレと金融引き締め、ウクライナ及び中東地域の紛争長期化などの地政学的リスクにより、先行き不透明感は続いています。 電子部品業界におきましては、自動車のEV化や自動運転技術の高度化、工場の自動化に伴う高性能なFA機器や産業用ロボットの需要増大などが、電子部品需要の牽引役として期待されています。またIoT、高速移動通信、AI(人工知能)などの進展があらゆる産業分野での技術革新を促進させ、新たな用途を生み出しています。 当社グループはこれまで培った精密金型技術や独自の部品生産技術、合理化設備などの総合力を活かして利益追求に注力してまいります。また今後の成長領域と考える自動車部品事業への戦略的投資を継続し、安定した収益の確保と着実に成長できる経営体質へ強化してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下経営成績等という)の状況の概要は次のとおりであります。①経営成績および財政状態の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な企業業績を背景に雇用・所得環境に改善の兆しがみられる一方、円安等の影響からエネルギー価格や原材料価格の上昇に伴う物価高騰が続き、経営環境は依然として厳しい状況となっております。 また、世界経済は、米国の関税政策の動向や中国経済の停滞、ロシア・ウクライナ情勢や中東情勢等の地政学リスクの継続、不安定な為替相場等による景気への影響が懸念されており、先行き不透明な状況が続いております。 当社グループにおいては、部品セグメントは主力であるスマートフォン関連、半導体関連部品の需要が増加し、産業機器(以下「産機」)も回復基調となりました。機械器具セグメントについても計画通りに推移しました。 このような状況下、当社グループは、安定した品質維持及び生産効率向上に向けた改善に取り組むとともに、新たな事業領域への進出を見据えた技術開発を進めてまいりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態および経営成績は以下のとおりとなりました。a.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高404億4千5百万円(前期比21.4%増)、営業利益は55億5千9百万円(前期比29.5%増)、経常利益は58億2千8百万円(前期比38.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は37億4千9百万円(前期比35.8%増)となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。<金型> 電子機器向け、自動車電装向け金型を主軸として販売してまいりました。電子機器向け、自動車電装向け共に受注が堅調に推移し、前期と比較して増収増益となりました。 その結果、売上高は14億8千2百万円(前期比18.4%増)、セグメント利益は3億3千9百万円(前期比33.6%増)となりました。<部品> 電子機器向け部品、自動車電装向け部品を主軸として販売してまいりました。電子機器向け部品では、主にスマートフォン関連部品、半導体関連部品の需要が増加し、産機向けは回復基調となりました。また、自動車電装部品も堅調に推移したことで、前期と比較して増収増益となりました。 その結果、売上高は319億5百万円(前期比24.5%増)、セグメント利益は59億1百万円(前期比25.5%増)となりました。<機械器具> 各種自動機器、医療器具を主軸として販売してまいりました。自動機器は堅調に推移し、医療器具も需要が増加したことで、前期と比較して増収増益となりました。 その結果、売上高は70億4千9百万円(前期比9.5%増)、セグメント利益は8億7千3百万円(前期比17.8%増)となりました。<賃貸> 賃貸事業、売電事業を行っております。売上高は7百万円(前期比3.9%増)、セグメント利益は土地取得助成金の交付完了の影響があり8千8百万円(前期比12.5%減)となりました。b.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ82億2千5百万円増加し、479億9千7百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度に比べ29億6千1百万円増加し、148億3千2百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度に比べ52億6千3百万円増加し、331億6千5百万円となりました。②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ9億4千4百万円増加し、71億1百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、69億9百万円(前期比25.6%増)となりました。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、34億4千4百万円(前期比11.6%増)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、26億2千3百万円(前期比36.2%増)となりました。③生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年7月1日至 2026年6月30日)前期比(%)金型(千円)2,724,623147.2部品(千円)36,264,698135.8機械器具(千円)7,915,145107.9賃貸(千円)6,158105.1合計(千円)46,910,625130.7(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年7月1日至 2026年6月30日)受注高(千円)前期比(%)受注残高(千円)前期比(%)金型2,389,932135.2716,785150.9部品35,926,181153.72,288,105161.0機械器具7,300,308106.11,569,20687.8賃貸7,958103.9--合計45,624,381142.44,574,096124.2(注)金額は販売価格によっております。c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年7月1日至 2026年6月30日)前期比(%)金型(千円)1,482,168118.4部品(千円)31,905,941124.5機械器具(千円)7,049,708109.5賃貸(千円)7,958103.9合計(千円)40,445,777121.4(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。相手先前連結会計年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)当連結会計年度(自 2025年7月1日 至 2026年6月30日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)住友電装㈱8,820,76726.479,704,21123.99Fujikura Conec (THAILAND)LTD.4,420,99913.274,111,53710.17テルモ㈱2,794,5298.393,589,5278.87(注)2025年5月1日にDDK(THAILAND)LTD.からFujikura Conec (THAILAND)LTD.へ社名変更しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析 経営者の視点による当社グループの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。①重要な会計方針および見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容 a.経営成績等 1)経営成績 <売上高> 当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ21.4%増加し、404億4千5百万円となりました。これは主に部品セグメントの売上高が、前連結会計年度に比べ24.5%増加したことによります。 <売上総利益、営業利益> 売上総利益は85億5千7百万円(前期比23.6%増)となりました。これは主に売上高が増加したことによります。 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ13.9%増加し、29億9千7百万円となりました。この結果、営業利益は55億5千9百万円(前期比29.5%増)となりました。 <営業外損益、経常利益> 営業外損益は、前連結会計年度に比べ利益が3億5千4百万円増加しました。これは主に為替差益が前連結会計年度に比べ1億5千8百万円増加したことによります。この結果、経常利益は58億2千8百万円(前期比38.5%増)となりました。 <特別損益、税金等調整前当期純利益> 特別損益は、前連結会計年度に比べ利益が3千万円減少しました。これは主に補助金収入が前連結会計年度に比べ6千万円減少したことによります。この結果、税金等調整前当期純利益は58億4千9百万円(前期比37.4%増)となりました。 <法人税等、親会社株主に帰属する当期純利益> 法人税等は、前連結会計年度に比べ5億9百万円増加し15億9千5百万円となりました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は37億4千9百万円(前期比35.8%増)となりました。 2)財政状態 当連結会計年度末における流動資産は239億6千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ45億3百万円増加しました。これは主に現金及び預金が14億9千5百万円、売掛金が16億5千6百万円、仕掛品が4億2千2百万円、原材料及び貯蔵品が4億7千6百万円増加したことによるものであります。固定資産は240億3千万円となり、前連結会計年度末に比べ37億2千1百万円増加しました。これは主に有形固定資産が4億7千1百万円、投資有価証券が31億4千9百万円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末における流動負債は122億4千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ24億4千8百万円増加しました。これは主に買掛金が17億2千2百万円、未払金が4億3千2百万円増加したことによるものであります。固定負債は25億8千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億1千2百万円増加しました。これは主に繰延税金負債が10億7千8百万円増加したことと、長期借入金が4億9千7百万円減少したことによるものであります。 当連結会計年度末における純資産合計は331億6千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ52億6千3百万円増加しました。これは主に利益剰余金が24億5千7百万円、その他有価証券評価差額金21億7千9百万円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は66.4%(前連結会計年度末は67.7%)となりました。 3)キャッシュ・フローの状況(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、69億9百万円(前期比25.6%増)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益58億4千9百万円、減価償却費27億1千7百万円、仕入債務の増加16億5千万円による資金の増加と、売上債権の増加15億3千5百万円、法人税等の支払額12億7千6百万円による資金の減少であります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、34億4千4百万円(前期比11.6%増)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出27億7千5百万円による資金の減少であります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、26億2千3百万円(前期比36.2%増)となりました。主な要因は、配当金の支払額13億2千1百万円、短期借入金の減少4億4千万円、長期借入金の返済による支出6億1百万円であります。 b.経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績について、売上高は前連結会計年度に比べ71億2千3百万円増加し404億4千5百万円(21.4%増)、営業利益は前連結会計年度に比べ12億6千7百万円増加し55億5千9百万円(29.5%増)、経常利益は前連結会計年度に比べ16億2千1百万円増加し58億2千8百万円(38.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ9億8千8百万円増加し37億4千9百万円(35.8%増)となりました。 当連結会計年度における経営成績の前連結会計年度との比較分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績および財政状態の状況」に記載のとおりであります。 また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 c.資本の財源および資金の流動性 当社グループの資金需要の主なものは、原材料購入等の製造費用、販売費及び一般管理費等の運転資金、および設備投資によるものであります。 これらに必要な資金については自己資金をもって充当することを基本とし、必要に応じて銀行借入等を行うこととしています。 また、当連結会計年度末における借入等の有利子負債の残高は15億1千1百万円で、現金及び現金同等物の残高は71億1百万円となっております。

事業リスク

  • 電子部品業界の市況変動
    当社グループが属する電子部品業界は、市況の影響を受けやすく、好不況の変動が大きい特性があります。半導体不況や新型コロナウイルス感染症のような予期せぬ事象が発生した場合、業績や事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 特定の販売先への依存
    売上高の多くを電子部品業界に依存しており、特に住友電装株式会社への売上高が総売上高の26.47%を占めています。この販売先での部品構成や購買方針の変更があった場合、当社グループの業績および財政状態に大きな影響を与える可能性があります。
  • 原材料価格と調達の変動
    部品事業の主要原材料である伸銅製品の価格は国際市況に連動しており、価格上昇は利益率を低下させる可能性があります。また、市場環境や需給状況によっては原材料の調達不足が生じ、業績や財政状態に影響を及ぼすリスクがあります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|2,733 文字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主な事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在(2026年9月24日)において当社グループが判断したものであります。①電子部品業界について 当社グループの属する電子部品業界は、市況の影響を受けて好不況の変動が大きい業界と言われております。かつての半導体不況などのような想定外の変動や、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行のように、経済活動を急激に悪化させるような事象が発生した場合は、当社グループの業績および今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは業界の動向に細心の注意を払うと共に、今後の成長領域へ事業拡大を図りリスク軽減を図っております。②知的財産権 2026年9月24日現在において、当社グループは知的財産権に関する訴訟等を起こされてはおりません。また、当社グループが開発を行っている新製品につきまして、第三者の知的財産権を侵害しないよう特許調査を慎重に行っておりますが、調査範囲が十分かつ妥当であるとは保証できません。今後当社グループが第三者の知的財産権を侵害した場合には、訴えを提起される可能性がないとは言えず、当社グループの事業展開に重大な影響を及ぼす可能性があります。③技術者等の人材の確保育成について 当社グループの事業継続および拡大のためには、優秀な技術者をはじめとする人材を確保、育成する必要があります。しかしながらこれらが計画どおり進まない場合には、当社グループの事業運営に悪影響を及ぼす可能性があります。④原材料価格および調達について 部品事業の主な原材料である伸銅製品の価格は銅の国際市況に連動しており、原材料価格の上昇により利益率が低下する可能性があります。また原材料及び仕入部材は市場環境・需給状況などによっては調達不足が生じ、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは最新の市況情報を取引先や仕入先と共有化して課題の早期対応に努めております。⑤製品の欠陥について 当社グループでは所定の品質管理基準に従って製造を行い、製品の品質確保に努めておりますが、将来にわたって全ての製品に欠陥がなく、製造物賠償責任請求に伴う費用が発生しないという保証はありません。 また、当社グループは製造物賠償責任保険に加入しておりますが、最終的に負担する賠償額全てを賄えるという保証はなく、製造物賠償責任につながるような製品の欠陥が発生した場合には、当社グループの財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。⑥災害等のリスク 当社グループの主な生産拠点は長野県須坂市に集中しているため、当該地域において大規模災害が発生した場合には、当社グループの生産設備に深刻な被害が生じ、そのことが当社グループの業績および事業展開に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは重要な事業を継続あるいは早期復旧を果たし影響を最小限にするためにBCP(事業継続計画)を策定し、継続的な見直しおよび改善を実施しております。 また、深刻な感染性疫病の流行等が発生した場合は、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。その場合には従業員の安全と健康を最優先に考え、感染防止策の徹底に努めてまいります。⑦競合等について 当社グループの金型事業および部品事業が属する電子部品業界は、国内外の競合他社との価格競争、販売先における内製化の拡大や生産及び調達の海外シフト等により厳しい事業環境にあります。また、自動機器等の市場においても、技術面、価格面において競合他社との激しい競争にさらされております。 当社グループは、コスト競争力の維持強化に向けて、効率的かつ合理的な物造り体制の推進に積極的に取り組んでおりますが、上記の競争の激化等による製品価格の低下が当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。⑧海外活動に伴うリスク 当社グループは、中国、インドネシアにおいて合弁で事業を行っておりますが、今後、予期しない法令または規則の変更、政治および社会情勢の変化、テロ・紛争等による社会的混乱などが発生した場合、当社グループの業績および財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑨特定の販売先への依存について 当社グループの売上高の多くは電子部品業界に依存しております。当社グループ製品の販売先は広範囲にわたっておりますが、このうち、2026年6月期における住友電装株式会社に対する売上高は、総売上高の23.99%を占め、その依存度は高い状況にあります。 当社グループは引き続き、その他の既存販売先との取引拡大、新規販売先の開拓に努める方針でありますが、今後、住友電装株式会社において、取り扱う部品構成の変更や購買方針の変更等により、当社グループの部品供給が大きく減少した場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。⑩為替変動に伴うリスク 当社グループの事業は、国内および中国とインドネシアの生産拠点で一部外貨取引をしております。今後、著しい為替変動が生じた場合は、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また外貨建て債務の時価評価における差損益により、同様の影響を受ける可能性があります。⑪サステナビリティ課題に伴うリスク 世界的に脱炭素社会の実現が共通認識となっておりますが、環境リスクに対する対応が遅れることで、原材料不足や法規制対応によるコスト増加、顧客のサプライヤー選別や企業イメージ低下などにより、グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、すでに実行している環境基本方針に基づいたSDGs目標に向けた対応や、人的資本経営への取り組みを強化してまいります。⑫情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、事業活動において各種情報システム及びネットワークを利用しております。これらのシステムに対しては適切な管理・運用を行っておりますが、サイバー攻撃等の外部からの不正アクセスやシステム障害等により、業務停止や情報漏えい等が発生する可能性があります。これらの事象が発生した場合、生産活動や製品供給に支障を来し、取引先や顧客を含むサプライチェーンに影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、情報セキュリティ管理体制の整備及び各種対策の実施により、リスク低減に努めております。

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