事業の概要
- ITソリューション事業顧客の課題を解決するため、システム開発やソフトウェア提供を行います。具体的には、SI(システムインテグレーション)やソフトウェア開発に加え、消防防災システムや地理情報システム(GIS)といった専門性の高いソリューションを提供し、企業の業務効率化や安全確保を支援することで収益を得ています。
- ITインフラ事業企業のIT基盤を支えるサービスを提供します。IT基盤の構築やネットワークの整備、近年需要が高まっているクラウド関連サービスの導入・運用支援を通じて、顧客の安定したIT環境を実現し、その対価として収益を上げています。
- ITサービス事業システムの安定稼働を維持するための保守サービスや、ビジネスプロセスのアウトソーシング(BPO)を提供します。具体的には、第三者保守サービスや病院情報システムの維持管理、サーベイ・アンケートの実施代行など、多岐にわたるIT関連サービスを提供し、顧客の運用負担軽減に貢献することで収益を得ています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- ITソリューション事業システム開発やソフトウェア提供が中心の事業で、売上高は398.29百万円、営業利益は36.78百万円と、グループ内で最も大きな売上と利益を上げています。SI・ソフトウェア開発に加え、消防防災やGISといった専門性の高いソリューションを提供し、グループの収益を牽引する主力事業です。
- ITインフラ事業IT基盤構築やネットワーク整備、クラウド関連サービスを提供する事業で、売上高は104.39百万円、営業利益は16.36百万円です。企業のIT環境を支える重要な役割を担っており、安定したITインフラの需要に応えることで収益を上げています。
- ITサービス事業第三者保守サービスや病院情報システムの維持管理、BPOなどを手掛ける事業で、売上高は139.48百万円、営業利益は9.91百万円です。システムの運用・保守や業務代行を通じて、顧客のIT運用負担を軽減し、継続的なサービス提供で収益を確保しています。
2025-06 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ITSolution | 事業 | 40 | 4 | 9.2% |
| ITinfrastructureReportableSegment | 事業 | 10 | 2 | 15.7% |
| ITService | 事業 | 14 | 1 | 7.1% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3 【事業の内容】2026年6月30日現在の当社グループは、事業持株会社の当社及び連結対象の子会社6社で構成されており、連結対象会社のほか、その他の関係会社1社があります。セグメントは、情報技術事業のITソリューション事業、ITインフラ事業、ITサービス事業の3種類で構成されております。ITソリューション事業……SI・ソフトウェア開発、消防防災ソリューション、GISソリューションITインフラ事業……………IT基盤・ネットワーク構築、クラウド関連サービスITサービス事業……………第三者保守サービス、病院情報システム維持管理、サーベイ・アンケート、ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO) <事業系統図>(注) その他の関係会社 コンセーユ・ティ・アイ株式会社コンセーユ・ティ・アイ株式会社は、上場会社が他の会社の関連会社である場合における当該他の会社に該当します。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 SI・ソフトウェア開発、IT基盤構築、第三者保守サービスなど専門的なIT技術とノウハウが必要。 |
|---|---|
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 高い(依存) |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | シクリカル |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 軽い(資本不要) |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 中程度 |
会社が挙げる主要リスク:経営環境の変動に係るリスク / 特定事業分野の顧客に対する売上依存度に係るリスク / 契約の解除、中途解約に係るリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
アクモスは、特定の技術やブランド力に依存する無形資産による競争優位性は現時点では確認できません。事業内容はシステム開発・保守が中心であり、特許や独自IPによる参入障壁は低いと考えられます。
スイッチングコスト★★☆☆☆
顧客の基幹システム開発・保守を受託しており、システム更改には多大なコストと時間がかかるため、一定のスイッチング・コストは存在します。しかし、特定のベンダーロックインが極めて強いわけではなく、競合他社への乗り換え可能性は否定できません。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
アクモスの事業モデルには、ユーザー数の増加がサービスの価値を増幅させるネットワーク効果は基本的に見られません。個々の顧客との個別契約に基づくサービス提供が中心です。
コスト優位★☆☆☆☆
システム開発・保守業界は一般的に労働集約的であり、アクモスが他社と比較して構造的に大幅なコスト優位を持つ要因は現時点では見当たりません。人件費の効率化や標準化によるコスト削減努力は行われていると考えられます。
規模の経済★☆☆☆☆
情報通信業の中でもシステムインテグレーターとして一定の規模はありますが、業界全体で見ると寡占化が進んでいるとは言えず、規模の経済による圧倒的な優位性は限定的です。大手SIerと比較すると規模は小さい部類に入ります。
- 専門性の高いソリューション消防防災ソリューションやGISソリューションといった特定の分野に特化したシステム開発能力は、一般的なIT企業にはない強みです。これにより、専門知識を必要とする顧客からの信頼を得やすく、競合との差別化を図っています。
- 多様なITサービス提供能力システム開発からインフラ構築、さらに保守運用やBPOまで、ITに関する幅広いサービスを一貫して提供できる体制が整っています。これにより、顧客は複数のベンダーと契約する手間を省き、アクモスグループにまとめて依頼できるため、顧客にとっての利便性が高いと考えられます。
- 顧客基盤の安定性特定の総合電機メーカーとそのグループ企業に売上が集中していることはリスクでもありますが、同時に安定した顧客基盤として機能している側面もあります。長年の取引を通じて培われた信頼関係は、新規顧客獲得コストを抑え、安定的な収益源となり得ます。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1) 会社の経営の基本方針当社グループは、社是と企業理念に従ったアクモスフィロソフィー(考え方、価値観、行動規範)のもと、持続的な成長と企業価値の更なる向上に努めてまいります。(社是)挑戦する心 挑戦を心の糧に、失敗を技術の種に私たちは、社会や技術の進歩が私たちを簡単に追い越して置き去りにしてしまう、そういう変化の激しい時代に生きています。一方、私たちは変化を好まず、今の生活を変えたくないと心のどこかで思っています。私たちアクモスグループは、事業を通じて社会の進歩・発展に貢献することを使命としております。その使命を果たすために、私たちは「挑戦する心」をもってプロフェッショナルなサービスを提供し続けます。(企業理念) アクモスグループは、社会の進歩・発展に貢献するため、仕事を通して心の豊かさと技術の向上を追求し、お客様に感動していただけるプロフェッショナルなサービスを提供して、持続的な成長を実現します。アクモスグループは「仕事を通して心の豊かさと技術の向上を追求する」ことを掲げました。会社が持続的に成長していくためには、社員一人ひとりの物心両面の豊かさと技術の向上を得られる環境が必要だからです。同時に「お客さまに感動していただけるプロフェッショナルなサービス」を提供することで、お客さまから信頼され、愛される会社でありたいという願いを込めています。(アクモスフィロソフィー)経営の原則1.事業の目的と意義を明確にする2.原理原則に従う3.高付加価値サービスを生み出す4.高収益の会社を目指す5.情報共有で経営者意識を生み出す6.成長を支える人間力を磨く1.人間として何が正しいかで判断する2.自分事とする3.聴く力をつける4.感謝の気持ちを持つ5.あきらめない心を持つ6.認め合い、高め合う行動の指針1.プロフェッショナルとして責任を最後まで全うします2.お客さまや仲間と協力して強いチームを作ります3.正しいと思うことを愚直なまでに誠実にやり続けます4.創意工夫して新しいサービスを生み出します5.常に向上心を持って成長し続けます (2) 中長期的な会社の経営戦略当社グループは、「Challenging Mind 社是「挑戦する心」をもって、事業の拡大と高付加価値化を実現し、新たな顧客を創造する」をビジョンとする中期経営計画2028(2024/07-2028/06)に基づき、Business(事業)×Members(人財)×Value(付加価値)3つの分野での挑戦を進めてまいります。 (中期経営計画2028の概要)・Business(事業)×Members(人財)×Value(付加価値)3つの分野での挑戦を拡大し、2028年6月期のグループ売上高100億円を目指す・2028年6月期のROE15%以上、時価総額100億円を目標に資本コストと株価を意識した経営を推進する当社グループは、中期経営計画2028において『Challenging Mind 社是「挑戦する心」をもって、事業の拡大と高付加価値化を実現し新たな顧客を創造する』をスローガンとしており、基本方針は以下の通りです。 Good Business 事業の拡大と高付加価値化の実現 ・Growth(成長投資)領域 消防防災事業の全国展開およびネットワーク事業の首都圏、他地域での展開拡大 ・Core(維持伸長)領域 高収益事業へのシフト等、事業の伸長を実現し収益基盤を強化 ・Rebuild(改善)領域 外部環境に左右されない事業の確立を目指し、収益性、成長性を改善する Good Members 挑戦する心を育む ・事業戦略と連動した社員の自律的な成長と挑戦の支援 ・社員の物心両面の豊かさやWell‐beingを支える組織・働く環境の整備 Good Value 売上高100億円の達成、2026年6月期~2028年6月期までの3年間の年平均成長率15% ・利益を事業成長への投資や株主様、社員への還元につなげる価値の循環を目指す 経営目標(定量的目標)中期経営計画2028における経営目標は以下の通りです。 第34期2025年6月期(実績)第35期2026年6月期(実績)第36期2027年6月期(予想)第37期2028年6月期(計画)売上高(百万円)6,4217,4998,00010,000営業利益(百万円)5835247001,000経常利益(百万円)5845297001,000親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)386316430640ROE(%)11.89.312.215.9経常利益率(%)9.17.18.810.0 経営目標は、経営環境の変化に対応するため、毎期目標数値を見直すローリング方式を採用しております。(対処すべき課題)当社グループは、理念体系(社是、企業理念、アクモスフィロソフィー)と部門別採算制度ウィングシステムを経営の両軸とし、事業活動を行っております。2028年6月期のグループ売上高100億円を目標とするため当社グループは、下記の3点を対処すべき課題として推進してまいります。 ①多様な人財の確保と育成中期経営計画2028での事業の拡大と高付加価値化実現のため、多様な人財の確保を優先課題と認識しております。特にAIに対応できる社員の育成に取り組む必要があり、外部講師を招いた専門研修を実施し2027年6月期中に20名のAIエンジニアの育成を目指すこととしております。 ②製品・サービスの拡充中期経営計画2028においても引き続き、製品・サービスの拡充に取り組んでまいります。特に、自治体向けパッケージサービスの開発を進め、全国の公共団体へ広く展開してまいります。・首都圏を中心に新規顧客を獲得するため、クラウド製品、サービスの拡充(リファービッシュ機器の活用含む)等、より多くのお客さまのデジタル化支援の推進に取り組みます。・自社製品には積極的にAIを使った開発を行い、設計・開発及びテスト効率の向上に努めてまいります。 ③営業力の強化・消防防災事業では、全国への拡販の要となる専門営業の増員を、またネットワーク事業では、より広範囲のお客さまに対応するため、営業体制の拡充をさらに進めてまいります。・研修によって獲得したAIスキルを実装できるソリューションの受注に努め、AI開発企業としての周知に努めてまいります。・従来にはなかった金融系ユーザがM&Aによって開かれたため、新たな事業領域でのアクモスグループのプレゼンス向上に、グループの営業が連携して努めてまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1) 会社の経営の基本方針当社グループは、社是と企業理念に従ったアクモスフィロソフィー(考え方、価値観、行動規範)のもと、持続的な成長と企業価値の更なる向上に努めてまいります。(社是)挑戦する心 挑戦を心の糧に、失敗を技術の種に私たちは、社会や技術の進歩が私たちを簡単に追い越して置き去りにしてしまう、そういう変化の激しい時代に生きています。一方、私たちは変化を好まず、今の生活を変えたくないと心のどこかで思っています。私たちアクモスグループは、事業を通じて社会の進歩・発展に貢献することを使命としております。その使命を果たすために、私たちは「挑戦する心」をもってプロフェッショナルなサービスを提供し続けます。(企業理念) アクモスグループは、社会の進歩・発展に貢献するため、仕事を通して心の豊かさと技術の向上を追求し、お客様に感動していただけるプロフェッショナルなサービスを提供して、持続的な成長を実現します。アクモスグループは「仕事を通して心の豊かさと技術の向上を追求する」ことを掲げました。会社が持続的に成長していくためには、社員一人ひとりの物心両面の豊かさと技術の向上を得られる環境が必要だからです。同時に「お客さまに感動していただけるプロフェッショナルなサービス」を提供することで、お客さまから信頼され、愛される会社でありたいという願いを込めています。(アクモスフィロソフィー)経営の原則1.事業の目的と意義を明確にする2.原理原則に従う3.高付加価値サービスを生み出す4.高収益の会社を目指す5.情報共有で経営者意識を生み出す6.成長を支える人間力を磨く1.人間として何が正しいかで判断する2.自分事とする3.聴く力をつける4.感謝の気持ちを持つ5.あきらめない心を持つ6.認め合い、高め合う行動の指針1.プロフェッショナルとして責任を最後まで全うします2.お客さまや仲間と協力して強いチームを作ります3.正しいと思うことを愚直なまでに誠実にやり続けます4.創意工夫して新しいサービスを生み出します5.常に向上心を持って成長し続けます (2) 中長期的な会社の経営戦略当社グループは、「Challenging Mind 社是「挑戦する心」をもって、事業の拡大と高付加価値化を実現し、新たな顧客を創造する」をビジョンとする中期経営計画2028(2024/07-2028/06)に基づき、Business(事業)×Members(人財)×Value(付加価値)3つの分野での挑戦を進めてまいります。 (中期経営計画2028の概要)・Business(事業)×Members(人財)×Value(付加価値)3つの分野での挑戦を拡大し、2028年6月期のグループ売上高100億円を目指す・2028年6月期のROE15%以上、時価総額100億円を目標に資本コストと株価を意識した経営を推進する当社グループは、中期経営計画2028において『Challenging Mind 社是「挑戦する心」をもって、事業の拡大と高付加価値化を実現し新たな顧客を創造する』をスローガンとしており、基本方針は以下の通りです。 Good Business 事業の拡大と高付加価値化の実現 ・Growth(成長投資)領域 消防防災事業の全国展開およびネットワーク事業の首都圏、他地域での展開拡大 ・Core(維持伸長)領域 高収益事業へのシフト等、事業の伸長を実現し収益基盤を強化 ・Rebuild(改善)領域 外部環境に左右されない事業の確立を目指し、収益性、成長性を改善する Good Members 挑戦する心を育む ・事業戦略と連動した社員の自律的な成長と挑戦の支援 ・社員の物心両面の豊かさやWell‐beingを支える組織・働く環境の整備 Good Value 売上高100億円の達成、2026年6月期~2028年6月期までの3年間の年平均成長率15% ・利益を事業成長への投資や株主様、社員への還元につなげる価値の循環を目指す 経営目標(定量的目標)中期経営計画2028における経営目標は以下の通りです。 第34期2025年6月期(実績)第35期2026年6月期(実績)第36期2027年6月期(予想)第37期2028年6月期(計画)売上高(百万円)6,4217,4998,00010,000営業利益(百万円)5835247001,000経常利益(百万円)5845297001,000親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)386316430640ROE(%)11.89.312.215.9経常利益率(%)9.17.18.810.0 経営目標は、経営環境の変化に対応するため、毎期目標数値を見直すローリング方式を採用しております。(対処すべき課題)当社グループは、理念体系(社是、企業理念、アクモスフィロソフィー)と部門別採算制度ウィングシステムを経営の両軸とし、事業活動を行っております。2028年6月期のグループ売上高100億円を目標とするため当社グループは、下記の3点を対処すべき課題として推進してまいります。 ①多様な人財の確保と育成中期経営計画2028での事業の拡大と高付加価値化実現のため、多様な人財の確保を優先課題と認識しております。特にAIに対応できる社員の育成に取り組む必要があり、外部講師を招いた専門研修を実施し2027年6月期中に20名のAIエンジニアの育成を目指すこととしております。 ②製品・サービスの拡充中期経営計画2028においても引き続き、製品・サービスの拡充に取り組んでまいります。特に、自治体向けパッケージサービスの開発を進め、全国の公共団体へ広く展開してまいります。・首都圏を中心に新規顧客を獲得するため、クラウド製品、サービスの拡充(リファービッシュ機器の活用含む)等、より多くのお客さまのデジタル化支援の推進に取り組みます。・自社製品には積極的にAIを使った開発を行い、設計・開発及びテスト効率の向上に努めてまいります。 ③営業力の強化・消防防災事業では、全国への拡販の要となる専門営業の増員を、またネットワーク事業では、より広範囲のお客さまに対応するため、営業体制の拡充をさらに進めてまいります。・研修によって獲得したAIスキルを実装できるソリューションの受注に努め、AI開発企業としての周知に努めてまいります。・従来にはなかった金融系ユーザがM&Aによって開かれたため、新たな事業領域でのアクモスグループのプレゼンス向上に、グループの営業が連携して努めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度(自 2025年7月1日 至 2026年6月30日、以下、「当期」という。)におけるわが国経済は、サービス業の回復や旺盛な企業の設備投資意欲により緩やかな回復基調にあるものの、中東情勢の緊迫化に伴う石油価格の高騰や長期金利の上昇など、資源・資金調達コストの上昇への懸念等依然として先行き不透明な状況が続いております。情報通信事業領域においては、生成AIへの需要の高まりやDX関連投資が業界をけん引する一方、高度なデジタル人財の育成・確保に加え、AIを新たな付加価値の創出に活用することが課題となっております。当社は、2025年8月5日に中期経営計画の最終年度を1年間延長し2028年6月期とする発表を行いました。その際課題として掲げた人財投資に伴う採用後の収益貢献時期については、新入社員のOJT実施部門への配属を一斉配属から業務選択に応じた履修内容を考慮した計画的な配属に変更し、収益貢献の時期の適正化を図っております。もう一つの課題であるトップラインの伸長については、事業ポートフォリオの成長投資領域(Growth)、維持伸長領域(Core)の事業会社の獲得を目指して首都圏でのM&Aを推進し、金融分野への事業領域拡大を目的として、2026年1月29日付で、株式会社システムズサービス(以下、「SYS社」という。)の発行済株式の100%を取得し完全子会社といたしました。なお、当社は、2026年4月21日付で、SYS社と合併契約を締結し、本年10月1日をもって同社を消滅会社とする吸収合併を行う旨発表しております。当社グループは、変化する事業環境・人財需要を踏まえて、事業の成長に欠かせない優秀な技術者の確保と育成等人財投資に取り組んでおります。その結果、当期末のグループ全体の従業員数は、前連結会計年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日、以下、「前期」という。)末に対し、56名増加し、546名(臨時従業員を含む雇用者数は77名増加し、639名)となりました。また、消防防災事業の受注拡大に伴い当社の消防防災オフィスを移転拡張したほか、アクモスメディカルズ株式会社の本社事務所を移転し、事業拠点の拡充を目的とした設備投資を行いました。 株式会社プライムシステムデザインの決算期を3月から6月に変更(2026年1月15日発表)したことにより、当期は同社の15か月分の損益連結を行ったことやSYS社を獲得したことなどにより、ITソリューション事業は、前期比で21.2%売上が伸びました。官公庁案件を中心に堅調だったITインフラ事業も前期比で27.3%上回る売上高となり、両事業の業績貢献により、売上高は7,499百万円(前期は6,421百万円、前期比16.8%増)となりました。一方で、人件費や機材の仕入額等の営業費用が増加したことやITサービス事業セグメントの第三者保守サービス事業が営業損失となったことにより、当期の営業利益は524百万円(前期は583百万円、前期比10.2%減)、経常利益529百万円(前期は584百万円、前期比9.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は316百万円(前期は386百万円、前期比18.0%減)となりました。(単位:百万円) 前連結会計年度(2025年6月期)当連結会計年度(2026年6月期)増減額増減率(%)売上高6,4217,4991,07716.8営業利益583524△59△10.2経常利益584529△55△9.5親会社株主に帰属する当期純利益386316△69△18.0 セグメントごとの経営成績は次のとおりです。(単位:百万円)セグメント 前連結会計年度(2025年6月期)当連結会計年度(2026年6月期)増減率(%)ITソリューション売上高4,0234,87821.2営業利益367334△9.0ITインフラ売上高1,0461,33227.3営業利益16321229.9ITサービス売上高1,3951,377△1.3営業利益9945△54.3 <ITソリューション事業>SYS社の子会社化により、金融分野でのシステムエンジニアリングサービスの提供を開始いたしました。成長投資領域(Growth)の事業である消防防災事業は、機器・必要資材の調達コストの上昇の影響を受けましたが、新規の納入4箇所を含む全国5箇所の消防本部様に消防通信指令システム(SYMPROBUS Fシリーズ)を納入いたしました。行政向けITソリューションでは、対応エリアや販路の拡大に注力し、車検用納税確認支援システムの納入自治体数が順調に増加いたしました。その結果、当期のITソリューション事業の売上高は、4,878百万円(前期は4,023百万円、前期比21.2%増)となりましたが、営業費用増加により、営業利益は334百万円(前期は367百万円、前期比9.0%減)となりました。受注残高は消防通信指令システムなどを中心に、前期比で39.6%増加し1,630百万円となりました。<ITインフラ事業>当期は、茨城地区において、官公庁向けのDX化推進、ITインフラ環境整備に対する需要を取り込み、比較的規模の大きい構築案件を計画通りに受注し、官公庁の全庁を対象にした共通基盤、LGWAN環境整備並びに外部接続環境整備等のプロジェクトや安全保障関連分野での各種基盤構築や情報化推進支援システム案件等に取り組み、保守運用も順調に継続いたしました。また、首都圏でのネットワーク事業の拡大に向けて、営業・技術部門の連携強化を図り、大手SIer及びそのグループ会社のインフラ案件へのシフトを推進しております。以上の結果、ITインフラ事業の当期の売上高は1,332百万円(前期は1,046百万円、前期比27.3%増)、営業利益は212百万円(前期は163百万円、前期比29.9%増)となりました。当期受注案件の多くが期中に完了したことや官公庁案件の入札時期の関係もあり、受注残高は前期末に対し、27.2%減の416百万円となりました。<ITサービス事業>BPOサービスでは、Webアンケートや調査系の入札案件に取組み、3期ぶりに増収に転換いたしました。病院情報システム維持管理は、新規病院での稼働により堅調に推移いたしました。第三者保守サービスは、メーカー保守が終了したIT機器の保守を提供しておりますが、受注時期の遅延や解約の影響から伸び悩み、当社グループに参画後初めて営業損失となりました。ITサービス事業の当期の売上高は1,377百万円(前期は1,395百万円、前期比1.3%減)、営業利益は45百万円(前期は99百万円、前期比54.3%減)となりました。受注残高は、第三者保守サービスを含め、いずれのITサービス事業も複数年度案件の受注等により、前期比較で増加しており、前期末に対し58.2%増の905百万円となっております。なお、2026年4月1日付で、第三者保守サービスを主力事業とする株式会社フィールドワンは、代表取締役社長を含めた経営体制を刷新し、収益性の回復、赤字の解消に取り組んでおります。 財政状態の状況は次のとおりです。Ⅰ.資産当期末の総資産は前期末から446百万円増加し、5,824百万円となりました。これは主に、のれんの増加180百万円、現金及び預金の増加155百万円、商品の増加42百万円、仕掛品の増加27百万円の一方、受取手形、売掛金及び契約資産の減少13百万円があったことによるものです。Ⅱ.負債当期末の負債は前期末から406百万円増加し2,117百万円となりました。これは主に、短期借入金の増加300百万円、未払金の増加92百万円、買掛金の増加40百万円の一方、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)の減少57百万円、未払法人税等の減少34百万円があったことによるものです。Ⅲ.純資産当期末の純資産は前期末から39百万円増加し3,706百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益316百万円の一方、配当金の支払い248百万円があったことによるものです。 ②キャッシュ・フローの状況当期末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は2,929百万円となり、前期末より134百万円増加しました。各キャッシュフローの区分の状況とその要因は次のとおりです。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは406百万円の収入(前期は256百万円の収入)となりました。これは主に、法人税等の支払額245百万円、棚卸資産の増加70百万円があった一方、税金等調整前当期純利益524百万円、売上債権の減少102百万円、非資金項目である減価償却費54百万円があったことによるものです。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは199百万円の支出(前期は13百万円の支出)となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出132百万円、有形固定資産の取得による支出46百万円、無形固定資産の取得による支出24百万円があった一方、保険の解約による収入34百万円があったことによるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは72百万円の支出(前期は382百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出76百万円、配当金の支払額247百万円があった一方、短期借入金の純増額300百万円があったことによるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称生産高(千円)前年同期比(%)ITソリューション事業3,392,67624.4ITインフラ事業791,60941.0ITサービス事業936,766△0.2合計5,121,05121.2 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。2 金額は、製造原価によっております。 b. 受注実績当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)ITソリューション事業5,253,26123.81,630,73939.6ITインフラ事業1,177,40715.5416,854△27.2ITサービス事業1,709,49024.3905,19358.2合計8,140,15922.62,952,78827.7 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 c. 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称販売高(千円)前年同期比(%)ITソリューション事業4,790,27620.3ITインフラ事業1,332,80927.7ITサービス事業1,376,366△1.3合計7,499,45316.8 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況」に記載のとおりであり、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づいて作成されております。また、これらの連結財務諸表の作成にあたって、決算日における資産・負債の数値及び偶発債務の開示並びに当該会計年度の収益・費用の数値に影響を与える見積りを必要とする場合があります。見積りによる算定を採用する場合において、当社グループの経営陣は、貸倒債権、棚卸資産、投資、アフターサービス、偶発事象、訴訟等に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っています。経営陣によるこれらの判断・評価は、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる要因に基づいて行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なることがあります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a. 経営成績の分析(売上高)売上高は、前期に比べて1,077百万円(16.8%)増加し7,499百万円となりました。これをセグメント毎に分析すると、ITソリューション事業の売上高は854百万円(21.2%)増加し4,878百万円、ITインフラ事業の売上高は285百万円(27.3%)増加し1,332百万円、ITサービス事業の売上高は18百万円(1.3%)減少し1,377百万円となっております。(売上総利益)売上総利益は、前期に比べて97百万円(4.2%)増加し、2,405百万円となりました。売上総利益率は32.1%(前期は35.9%)となりました。(販売費及び一般管理費)販売費及び一般管理費は、前期に比べて157百万円(9.1%)増加し1,881百万円で、販売費及び一般管理費の売上高に対する割合は25.1%(前期は26.9%)となりました。(営業利益)営業費用の増加に伴い営業利益は、前期に比べて59百万円(10.2%)減少し524百万円となりました。(経常利益)受取利息及び配当金5百万円など13百万円を営業外収益として計上し、支払利息8百万円など8百万円を営業外費用として計上しており、これらの結果、経常利益は前期に比べて55百万円(9.5%)減少し529百万円となりました。(税金等調整前当期純利益)税金等調整前当期純利益は前期に比べて58百万円(10.1%)減少し524百万円となりました。(親会社株主に帰属する当期純利益)以上の結果、法人税等194百万円などを控除した後の親会社株主に帰属する当期純利益は前期に比べて69百万円(18.0%)減少し316百万円となりました。 b. 経営成績に重要な影響を与える要因について「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 c. 財政状態の分析「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 d. 資本の財源及び資金の流動性当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。当社グループの事業運営上必要な運転資金及び設備資金については、自己資金又は借入金により調達することとしております。当連結会計年度末における有利子負債の残高は643百万円、現金及び現金同等物の残高は2,929百万円であります。なお、重要な資本的支出の予定及びその資金の調達源については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載しております。 (参考) キャッシュ・フローの関連指標の推移 2022年6月期2023年6月期2024年6月期2025年6月期2026年6月期自己資本比率(%)55.655.560.262.559.0時価ベースの自己資本比率(%)74.476.0101.0103.079.4キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%)176.991.3154.3156.1158.3インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)297.6103.964.350.948.3 (注) 自己資本比率:期末自己資本/期末資産の部合計×100※自己資本=純資産合計-(新株予約権+非支配株主持分)時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フローインタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数により算出※営業キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローを使用※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象※インタレスト・カバレッジ・レシオの計算における利払いは、連結損益計算書に計上されている支払利息を対象 e. 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況「Challenging Mind 社是「挑戦する心」をもって、事業の拡大と高付加価値化を実現し、新たな顧客を創造する」をビジョンとする中期経営計画2028(2024/07-2028/06)に基づき、Business(事業)×Members(人財)×Value(付加価値)3つの分野での挑戦を進めてまいりました。2026年6月期の売上高は前期比で16.8%の増収となりましたが、各利益項目の目標は未達となりました。 第35期2026年6月期(計画)第35期2026年6月期(実績)売上高(百万円)7,0007,499営業利益(百万円)700524経常利益(百万円)700529親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)450316ROE(%)13.09.3経常利益率(%)10.07.1 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、中期経営計画2028の後半2年間において、企業価値を高め、より一層株主価値の向上に努めてまいります。
事業リスク
- 景気変動による影響主要事業は、景気動向や経済環境の変化に敏感です。顧客企業が景気悪化により情報化投資を抑制すると、システム開発やITサービスへの需要が減少し、アクモスグループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 特定顧客への依存ITソリューション事業において、特定の総合電機メーカーとそのグループ企業への売上依存度が高い状況です。もしこの主要顧客の業績が悪化したり、契約内容が変更されたりした場合、アクモスグループの売上高が大きく変動し、業績に影響を与えるリスクがあります。
- 情報漏えいのリスクシステム開発や個人情報を取り扱う事業活動において、顧客の重要な情報や個人情報を多数扱っています。万が一、情報漏えいや個人情報の流出が発生した場合、損害賠償責任や社会的信用の失墜につながり、業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営環境の変動に係るリスクについて当社グループの主要事業は、景気動向等経済環境の変化による顧客企業の情報化投資の変動の影響を受けやすい傾向があり、顧客企業の景況感の変化が業績に対し影響を与える可能性があります。(2) 特定事業分野の顧客に対する売上依存度に係るリスクについて当社のITソリューション事業については、特定の総合電機メーカー及びそのグループ企業の顧客に売上が集中しております。業種は分散しておりますが、顧客企業の業績や契約内容の変更などにより売上高が変動するリスクがあります。(3) 契約の解除、中途解約に係るリスクについて当社グループでは、小口から大口の契約まで様々な規模の業務を行っておりますが、特に大口の契約においては、契約期間の途中に何らかのトラブルが発生したことにより契約の解除又は解約となった場合、当初予定していた収益を獲得することができない、又は当該契約業務にかかった経費の回収ができない等業績に影響を及ぼす可能性があります。(4) 情報漏えい、個人情報の保護に係るリスクについて当社グループにおいては、システム開発や検証試験を通じ、顧客の重要な情報の提供を受けており、また、多くの個人情報の取扱いをともなう事業活動を行っております。情報漏えいや個人情報の保護には最善を尽くしておりますが、万一漏えいや個人情報の流失等の事象が生じた場合には補償等の問題が生じる可能性があります。(5) 事業の推進者、各グループ会社の経営者に係るリスクについて当社グループでは、各会社の規模が小さく、経営者や特定の事業又は業務の推進者に業務が集中する傾向にあり、経営者や事業の推進者にかかわるリスクがあります。(6) 労務上の課題に係るリスクについて当社グループ各社とも、労働基準法を遵守し、適正な労働条件の整備を行っております。組織再編等に伴い、希望退職の募集や配置転換、雇用契約内容の変更等を行う場合があります。労務上の問題については労使で協議して解決にあたりますが、場合によっては従業員との間に紛争や訴訟等が生じる可能性があります。(7) 事業投資及び子会社株式の評価に係るリスクについて当社グループでは、グループシナジーのある事業への投資を今後も継続してまいりますが、投資先企業の業績が計画を下回った場合には、のれん償却額などの経費が収益性に影響を与える場合があります。また、投資先企業に係る子会社株式、投資有価証券、のれんについて減損損失の適用対象となった場合には、これら資産の評価切り下げにより損失が発生し、業績に影響を及ぼす可能性があります。(8) 自然災害、事故に関するリスクについて当社グループの事業所周辺で地震、風水害等の自然災害や事故、新型コロナウイルス感染症などのパンデミックが発生した場合、資産の被災や交通事情の悪化、感染拡大防止措置での外出制限による出勤困難等により業務の遂行が困難となる可能性があります。また、自然災害や事故の発生に伴い、水道の断水や電力供給量の低下による停電等が起こる可能性があります。特に、当社グループの事業はシステム運用等で安定した電力供給に依存しており、停電が発生した場合には業務に大きな支障をきたす恐れがあります。 (9) 人財確保のリスクについて当社グループでは、新卒・キャリアの採用と社内外での教育・研修により社員の育成に務めるとともに、パートナー企業との協力により、お客様のニーズに合致した優秀なIT技術者の確保を行っております。しかし、優秀な技術者の確保・育成が困難となった場合、受注や業務遂行に支障をきたし、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) システム開発上のリスクについてITソリューション事業ではシステムの受託開発を行っております。システム開発案件の受注時にはリスク検討を慎重に行い、受注後のプロジェクトマネジメントの強化も行っておりますが、受注時の想定以上に工数が発生した場合や、成果物に瑕疵があり、改修対応のために追加費用が発生したことにより不採算案件となった場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 棚卸資産の評価に係るリスクについて当社グループの第三者保守業務では、お客様のシステムが安定して稼働できるように、お客様のシステムにあわせた保守用部品を確保しております。しかし、保守部品という性質上、回転期間が長期となり、また、中古部品であることから流通量が少なく、第三者への売却が困難であるため、定期的に廃棄や資産価値評価の見直しが必要となる可能性があります。