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はるやまホールディングス(7416)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

小売業 小売

事業の概要

  • 衣料品販売が主力
    はるやまホールディングスは、主に衣料品や関連洋品の販売で収益を上げています。具体的には、連結子会社であるはるやま商事株式会社や株式会社モリワンなどが、スーツや礼服、カジュアルウェアなどを消費者に提供しています。これがグループ全体の売上の大部分を占める主要なビジネスモデルです。
  • グループ戦略と統括
    親会社であるはるやまホールディングスは、グループ全体の戦略立案と各事業会社の統括管理を行っています。また、不動産賃貸事業も手掛けており、グループ全体の安定的な経営基盤を支える役割を担っています。これにより、効率的な事業運営とシナジー効果の創出を目指しています。
  • 広告代理店事業も展開
    衣料品販売の他に、連結子会社の株式会社ミックが広告代理店事業を営んでいます。これは、グループ内の広告宣伝活動を支援するだけでなく、外部の顧客に対してもサービスを提供することで、事業の多角化と収益源の確保に貢献しています。これにより、グループ全体の事業ポートフォリオを補完しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 衣料品販売事業
    はるやまホールディングスの主要な事業であり、売上の大部分を占めています。はるやま商事株式会社や株式会社モリワンなど複数の連結子会社が、スーツ、礼服、カジュアルウェアなどの衣料品や関連洋品を全国の店舗で販売しています。この事業がグループの収益の柱となっています。
  • その他事業
    株式会社ミックが広告代理店事業を営んでいます。これは、グループ内の広告宣伝活動を支援するだけでなく、外部の顧客に対してもサービスを提供することで、事業の多角化と収益源の確保に貢献しています。衣料品販売事業を補完する役割を担っています。
  • グループ統括・不動産賃貸
    親会社であるはるやまホールディングスは、グループ全体の戦略立案と各事業会社の統括管理を行っています。また、不動産賃貸事業も手掛けており、グループ全体の安定的な経営基盤を支える役割を担っています。これにより、効率的な事業運営とシナジー効果の創出を目指しています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|416 文字
3【事業の内容】当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び子会社5社で構成されており、衣料品及びその関連洋品の販売を主な内容として事業活動を展開しております。なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。(1)衣料品販売事業……衣料品及びその関連洋品の販売を、はるやま商事株式会社(連結子会社)、株式会社モリワン(連結子会社)、他2社が行っております。(2)その他………………株式会社ミック(連結子会社)は広告の代理店を営んでおります。 位置付け及び事業系統図は次のとおりであります。 当社はグループ戦略立案及び各事業会社の統括管理及び不動産賃貸を行っております。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
紳士服業界の多店舗展開による価格競争や商品開発競争の激化。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
大規模小売店舗立地法による出店・増床規制、地域住民や自治体との調整が必要。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 低い(分散)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:業績の上期・下期変動 / 店舗展開(法的規制、不採算店舗退店、賃貸契約) / 差入保証金の回収不能リスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

「はるやま」「フォーマルクローゼット」といったブランド認知はあるが、競合他社との差別化が明確な強力な無形資産とは言えない。特定の特許や独占的IPも確認できない。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

スーツやフォーマルウェアの購入は、価格やデザイン、店舗へのアクセスなどが主な選択理由であり、顧客が乗り換える際の損失は限定的。リピート購入はあるものの、強いスイッチング・コストは発生しにくい。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

小売業であり、ネットワーク効果が働くビジネスモデルではない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

SPA(製造小売業)モデルの導入やPB(プライベートブランド)商品の展開により、一定のコスト管理は行っていると考えられるが、業界全体で見て圧倒的なコスト優位性を持つとは言えない。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

全国に店舗網を展開しており、一定の規模の経済は働いている。しかし、業界全体で見ると寡占度は低く、最適規模の少数寡占とは言えない。

  • 全国展開の店舗網
    はるやまホールディングスは、北海道から九州まで全国に370店舗(2025年3月31日現在)を展開しており、広範な顧客層にアプローチできる強みを持っています。特に、大型駐車場付きのロードサイド店舗と都市型店舗の両形態で展開することで、多様な立地ニーズに対応し、顧客の利便性を高めています。
  • 顧客満足度への注力
    お客様第一主義の経営理念に基づき、機能性商品の企画、CS運動(顧客満足運動)の推進、店舗改装などを積極的に行っています。これにより、顧客のニーズに応じた高品質・高機能な商品を価値ある価格で提供し、顧客ロイヤルティの向上と競争力の維持に努めています。顧客体験の向上を通じて、ブランド価値を高めています。
  • 多様な事業ポートフォリオ
    衣料品販売を主軸としつつも、広告代理店事業や不動産賃貸事業も展開しています。これにより、単一事業への依存度を下げ、市場環境の変化に対するリスクを分散しています。特に、親会社がグループ戦略立案と統括管理を行うことで、各事業間の連携を強化し、グループ全体の効率性と収益性を高める体制を構築しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)経営方針当社グループは、「お客様第一主義」を経営の基本方針とし、「顧客満足」を発想の原点におき、創業理念であります「より良いものをより安く」を実現するために、高機能・高品質の商品の企画、研究開発に努めてまいります。(2)経営戦略等当社グループは、「地域に必要とされる店に」なることを経営ビジョンとし、多様化するニーズに対応すべく、商品・サービスの品質向上、集客力の強化、生産性の向上を基本戦略とし、ご来店されたお客様に満足していただくことで、企業価値の一層の向上に努めてまいります。商品・サービスの品質向上に関しましては、「おしゃれで健康な生活を提供し、サポートするファッション・インフラ企業」というミッションを体現するため、機能性オフィスカジュアル商品やレディス向け商品の拡充といった既存事業の強化に加えて、健康衣料を中心とした商品を展開する店舗「DRUG WEAR」のポップアップストアを含む計画的な出店推進など、健康をキーワードとした新たな収益基盤の構築に取り組んでまいります。集客力の強化に関しましては、従来のSNSを活用した情報発信に加え、デジタルマーケティングの高度化により、お客様一人ひとりのニーズに合わせたパーソナライズ化された情報提供を行い、実店舗とオンラインショップの相互送客を推進してまいります。また、「ほっとひと息ステーション」においては、提供するサービスコンテンツの魅力の向上や地域ニーズに応じた多角的なアプローチを通じて、従来のファッション事業の顧客枠を超えた新たな顧客層の開拓を図り、地域社会に深く根ざした顧客基盤の構築と持続的な来店頻度の向上を目指してまいります。生産性の向上に関しましては、本社機能の効率化を進めるとともに、店舗不動産を総合的に開発、管理、運用し、固定資産の有効活用を図ります。また、店舗別人員の配置の見直しや教育・研修制度の充実による人的資源への投資を強化し、社員が誇りを持ちながら働ける企業文化を構築することを目指しています。当社グループは、こうした施策を通じて変化する市場環境に柔軟に対応し、「地域に必要とされる店に」の実現に向けて、さらなる成長を図ってまいります。(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益を確保することを重視しており、企業を安定的に継続させることが経営責任であると考えております。将来的には売上高経常利益率5%を目標としており、販売費及び一般管理費の節減など更なる効率的な経営を目指し、企業価値を向上してまいります。(4)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題次期の業績見通しといたしましては、国内外経済環境は雇用・所得環境の改善が期待される一方で、物価上昇の継続、原材料価格や物流費の上昇、為替変動の影響等により依然として先行き不透明な状況が予想されます。ビジネスシーンにおいては、以前からの潮流であったビジネススタイルのカジュアル化に加え、生活防衛意識の高まりなどから個人消費は慎重な姿勢が続くことが予想されます。こうしたなか当社グループでは、ビジネスウェアに加え、オフィスカジュアル需要や機能性商品の提案強化を進めるなど、商品構成の見直し、販売効率の向上、在庫コントロールの適正化、販管費の抑制など収益基盤の強化に努めてまいります。また、店舗運営の効率化やECを含む販売チャネルの整備を進めることで、経営ビジョンである「地域に必要とされる店に」の実現を目指してまいります。また、引き続きグループ全体のコンプライアンス体制の整備とリスク管理体制の強化に取り組み、内部統制システムの充実に注力してまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(1)経営方針当社グループは、「お客様第一主義」を経営の基本方針とし、「顧客満足」を発想の原点におき、創業理念であります「より良いものをより安く」を実現するために、高機能・高品質の商品の企画、研究開発に努めてまいります。(2)経営戦略等当社グループは、「地域に必要とされる店に」なることを経営ビジョンとし、多様化するニーズに対応すべく、商品・サービスの品質向上、集客力の強化、生産性の向上を基本戦略とし、ご来店されたお客様に満足していただくことで、企業価値の一層の向上に努めてまいります。商品・サービスの品質向上に関しましては、「おしゃれで健康な生活を提供し、サポートするファッション・インフラ企業」というミッションを体現するため、機能性オフィスカジュアル商品やレディス向け商品の拡充といった既存事業の強化に加えて、健康衣料を中心とした商品を展開する店舗「DRUG WEAR」のポップアップストアを含む計画的な出店推進など、健康をキーワードとした新たな収益基盤の構築に取り組んでまいります。集客力の強化に関しましては、従来のSNSを活用した情報発信に加え、デジタルマーケティングの高度化により、お客様一人ひとりのニーズに合わせたパーソナライズ化された情報提供を行い、実店舗とオンラインショップの相互送客を推進してまいります。また、「ほっとひと息ステーション」においては、提供するサービスコンテンツの魅力の向上や地域ニーズに応じた多角的なアプローチを通じて、従来のファッション事業の顧客枠を超えた新たな顧客層の開拓を図り、地域社会に深く根ざした顧客基盤の構築と持続的な来店頻度の向上を目指してまいります。生産性の向上に関しましては、本社機能の効率化を進めるとともに、店舗不動産を総合的に開発、管理、運用し、固定資産の有効活用を図ります。また、店舗別人員の配置の見直しや教育・研修制度の充実による人的資源への投資を強化し、社員が誇りを持ちながら働ける企業文化を構築することを目指しています。当社グループは、こうした施策を通じて変化する市場環境に柔軟に対応し、「地域に必要とされる店に」の実現に向けて、さらなる成長を図ってまいります。(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社グループは、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益を確保することを重視しており、企業を安定的に継続させることが経営責任であると考えております。将来的には売上高経常利益率5%を目標としており、販売費及び一般管理費の節減など更なる効率的な経営を目指し、企業価値を向上してまいります。(4)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題次期の業績見通しといたしましては、国内外経済環境は雇用・所得環境の改善が期待される一方で、物価上昇の継続、原材料価格や物流費の上昇、為替変動の影響等により依然として先行き不透明な状況が予想されます。ビジネスシーンにおいては、以前からの潮流であったビジネススタイルのカジュアル化に加え、生活防衛意識の高まりなどから個人消費は慎重な姿勢が続くことが予想されます。こうしたなか当社グループでは、ビジネスウェアに加え、オフィスカジュアル需要や機能性商品の提案強化を進めるなど、商品構成の見直し、販売効率の向上、在庫コントロールの適正化、販管費の抑制など収益基盤の強化に努めてまいります。また、店舗運営の効率化やECを含む販売チャネルの整備を進めることで、経営ビジョンである「地域に必要とされる店に」の実現を目指してまいります。また、引き続きグループ全体のコンプライアンス体制の整備とリスク管理体制の強化に取り組み、内部統制システムの充実に注力してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】経営成績等の状況の概要(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等により緩やかな持ち直しの動きがみられるものの、継続する物価上昇に加え、地政学リスクや米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクが懸念されるなど、先行き不透明な状況が続いております。衣料品小売業界におきましては、生活必需品の価格上昇による負担が衣料品等の消費マインドの拡大を妨げており、依然として厳しい経営環境のまま推移しました。このような環境の下、当社グループにおきましては「おしゃれで健康な生活を提供し、サポートするファッション・インフラ企業」というミッションを体現するため、機能性オフィスカジュアル商品やレディス向け商品の拡充に注力いたしました。こういった既存事業の強化に加えて、当社グループオリジナルの疲労回復ウェア「YOKUNERU」の発売や、健康衣料を中心とした商品を展開する店舗「DRUG WEAR」をオープンするなど、新たなチャレンジも意欲的に続けてまいりました。これらの結果、当連結会計年度におけるお客様一人あたりの購買単価は既存店前年同期比102.6%と堅調に推移しました。一方で、個人消費は引き続き停滞しており既存店客数は前年同期比94.6%となったことや、物価高騰の影響による商品原価の上昇が続いていることなどから、売上総利益は205億8千4百万円(前年同期比4.1%減)となりました。また、ビジネスウェアの市場認知度の向上や新たな顧客層の開拓など、当社グループ事業の将来に向けた基盤整備を目的として、マルチチャネルを活用した統合的なマーケティング施策を実施いたしました。さらに、店舗運営の効率化を目的とした出退店や店舗改装にも着実に取り組んでまいりました。このように、収益性の向上や将来に向けた成長戦略の実現を目指し、戦略的な投資を行ったことに加え、当社の不動産賃貸借契約に伴う原状回復義務として計上していた資産除去債務において、原状回復費用の見積りの変更を行ったことにより、販売費及び一般管理費が3億9千8百万円増加しました。店舗数に関しましては、グループ全体で14店舗の新規出店及び21店舗を閉店(うち6店舗移転)した結果、当連結会計年度末の総店舗数は363店舗となりました。当連結会計年度末の資産につきましては、主に有形固定資産が1億3百万円、無形固定資産が2億5千2百万円増加した一方で、現金及び預金が22億3千3百万円減少したことや、繰延税金資産が2億6千7百万円減少したこと等により、総資産が前連結会計年度末に比べて19億9千2百万円減少し、414億5千7百万円となりました。負債につきましては、短期借入金が27億円増加した一方で、支払手形及び買掛金が18億4千5百万円減少したこと、約定返済により長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が9億7千6百万円減少したことにより、前連結会計年度末に比べて5億1百万円減少し、187億8千1百万円となりました。純資産につきましては、親会社株主に帰属する当期純損失が10億9千4百万円あったことに加え、3億2千万円の期末配当を実施したこと等により、利益剰余金が14億1千4百万円減少し、226億7千5百万円となりました。これらの結果、当連結会計年度におきましては、売上高352億1千2百万円(前年同期比2.6%減)となりました。利益面は、営業損失6億5千7百万円(前年同期は営業利益6億2千5百万円)、経常損失2億9千7百万円(前年同期は経常利益9億6千4百万円)の結果となりました。また、親会社株主に帰属する当期純損失は、主に営業店の収益性の低下による減損損失を3億5千5百万円計上したことにより、10億9千4百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益6億7千万円)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ22億3千3百万円減少し、83億1千7百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動により使用した資金は21億2千万円(前年同期は1億3千8百万円の支出)となりました。これは主に税金等調整前当期純損失を7億6千9百万円計上したこと、棚卸資産の増加額が6億6千4百万円あったこと、支払サイト短縮による仕入債務の減少額が18億4千5百万円あったこと、経費支払手形・未払金の減少額が2億1百万円あった一方で、減価償却費の計上が7億5千万円あったこと、売上債権の減少額が4億4千7百万円あったことなどによるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動により使用した資金は12億7千3百万円(前年同期は11億8千7百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が8億3千3百万円あったこと、無形固定資産の取得による支出が4億9千7百万円あった一方で、差入保証金の回収による収入が2億4千1百万円あったことなどによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果得られた資金は11億6千万円(前年同期は19億4千9百万円の支出)となりました。これは主に短期借入れによる収入が27億円あったこと、長期借入れによる収入が23億4千5百万円あった一方で、長期借入金の返済による支出が33億1千8百万円あったこと、配当金の支払額が3億1千9百万円あったこと、自己株式の取得による支出が2億4千3百万円あったことなどによるものであります。 ③販売及び仕入の実績a.販売実績セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前年同期比(%) 重衣料15,047,57395.1 [スーツ・礼服・コート] 中衣料3,453,633104.3 [ジャケット・スラックス] 軽衣料15,795,87698.1 [ワイシャツ・ネクタイ・カジュアル・小物・その他] 補修加工賃収入915,569100.3衣料品販売事業(千円)35,212,65397.4合計(千円)35,212,65397.4 (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 b.仕入実績セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前年同期比(%) 重衣料5,659,73494.2 [スーツ・礼服・コート] 中衣料1,883,010125.1 [ジャケット・スラックス] 軽衣料7,038,679111.2 [ワイシャツ・ネクタイ・カジュアル・小物・その他] 衣料品販売事業(千円)14,581,424105.3合計(千円)14,581,424105.3 (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容当社グループの当連結会計年度の経営成績は、機能性オフィスカジュアル商品やレディス向け商品の拡充などの既存事業の強化に加えて、当社グループオリジナルの疲労回復ウェア「YOKUNERU」の発売や、健康衣料を中心とした商品を展開する店舗「DRUG WEAR」をオープンするなど、新たなチャレンジも意欲的に続けた結果、お客様一人あたりの購買単価は既存店前年同期比102.6%と堅調に推移しました。一方で、個人消費は引き続き停滞しており既存店客数は前年同期比94.6%となったことや、物価高騰の影響による商品原価の上昇が続いていることなどから、売上総利益は205億8千4百万円(前年同期比4.1%減)となりました。利益面に関しましては、マルチチャネルを活用した統合的なマーケティング施策の実施や、店舗運営の効率化を目的とした出退店や店舗改装など、収益性の向上や将来に向けた成長戦略の実現を目指し、戦略的な投資を行ったことに加え、資産除去債務の金額の見積りの変更を行ったことにより、販売費及び一般管理費が3億9千8百万円増加し、営業損失6億5千7百万円(前年同期は営業利益6億2千5百万円)、経常損失2億9千7百万円(前年同期は経常利益9億6千4百万円)の結果となりました。また、親会社株主に帰属する当期純損失は、主に営業店の収益性の低下による減損損失を3億5千5百万円計上したことにより、10億9千4百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益6億7千万円)となりました。上記の結果により売上高経常利益率は△0.8%となり目標の5%に届いておりませんが、高付加価値商品及びサービスの提供や、適切な価格設定による売上総利益率の改善に加え、広告宣伝や出店の効率化をさらに推進することにより販売費及び一般管理費を抑制し、売上高経常利益率の向上に努めてまいります。当連結会計年度末の資産につきましては、主に有形固定資産が1億3百万円、無形固定資産が2億5千2百万円増加した一方で、現金及び預金が22億3千3百万円減少したこと等により、総資産が前連結会計年度末に比べて19億9千2百万円減少し、414億5千7百万円となりました。負債につきましては、短期借入金が27億円増加した一方で、支払手形及び買掛金が18億4千5百万円減少したこと、約定返済により長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が9億7千6百万円減少したことにより、前連結会計年度末に比べて5億1百万円減少し、187億8千1百万円となりました。純資産につきましては、親会社株主に帰属する当期純損失が10億9千4百万円あったことに加え、3億2千万円の期末配当を実施したこと等により、利益剰余金が14億1千4百万円減少し、226億7千5百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報キャッシュ・フローの状況の分析当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。資本の財源及び資金の流動性当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入れのほか販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。なお、当連結会計年度末における借入金の残高は104億8千8百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は83億1千7百万円となっております。 ③重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されており、採用する会計方針は、第5(経理の状況)の連結財務諸表の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、必要な見積りを行っており、それらは資産・負債及び収益・費用の計上金額に影響を与えております。これらの見積りについては、過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

事業リスク

  • 季節による業績変動
    衣料品販売は、ボーナス時期や新入社員向けスーツ需要が高まる冬季(10月~3月)に売上が集中する傾向があります。このため、上期(4月~9月)は赤字となることが多く、通期の利益は下期に大きく依存します。例えば、2025年3月期は上期に約9.5億円の経常損失を計上し、下期で約19.2億円の利益を上げています。
  • 店舗展開と法的規制
    店舗の出店や増床には「大規模小売店舗立地法」の規制があり、地域住民や自治体との調整に時間がかかったり、コストが増加したりする可能性があります。また、不採算店舗の退店や移転に伴う費用が発生するリスクや、賃借店舗の契約更新ができないリスクもあります。これにより、店舗網の最適化に影響が出る可能性があります。
  • 競合激化と市場縮小
    紳士服業界は少子高齢化によるスーツ需要の減少が見込まれる中で、価格競争や商品開発競争が激化しています。顧客ニーズに応えられない場合、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、景気変動、法規制の変更、災害、感染症の発生なども、業界全体や同社の経営成績・財務状況に影響を与える可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|2,726 文字
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)業績の上期・下期変動について 当社グループの主たる事業であります衣料品の販売は、個人消費の動向にある程度の影響を受けますが、それにかかわらずボーナス時期であり重衣料(スーツ・礼服・コート)が増加する冬季、新入社員向けスーツが増加する3月を含む下期は、売上高の年度構成比が高まる傾向にあります。したがいまして、経常利益も上期に比較して下期に偏る傾向にあります。 なお、最近3年間の売上高及び経常利益の半期毎の実績は次のとおりであります。 売上高(千円)経常利益(千円)上期4月~9月下期10月~3月通期合計上期4月~9月下期10月~3月通期合計2024年3月期 14,178,36521,737,47135,915,837△692,8931,949,6311,256,738(39.5)(60.5)(100.0)(△55.1)(155.1)(100.0)2025年3月期 13,845,50622,290,49236,135,998△958,6451,922,921964,276(38.3)(61.7)(100.0)(△99.4)(199.4)(100.0)2026年3月期 13,465,95421,746,69935,212,653△1,878,3321,581,255△297,077(38.2)(61.8)(100.0)(632.3)(△532.3)(100.0) (注)( )内の数字は、通期に占める割合(%)であります。(2)店舗展開等について①出店に対する法的規制について 当社グループの主たる事業であります衣料品の販売において、大型駐車場付ロードサイド店舗と都市型店舗の両形態により、チェーン展開を行っております。 当社グループは、2026年3月31日現在、北海道・東北地区24店舗、関東地区50店舗、中部・北陸地区52店舗、近畿地区103店舗、中国地区56店舗、四国地区28店舗、九州地区50店舗の合計363店舗を展開しております。 店舗の出店・増床等については、「大規模小売店舗立地法」(以下、「大店立地法」という。2000年6月1日施行。)の規制の対象となっております。すなわち、売場面積が1,000㎡超の新規出店、既存店舗の増床及び「大店立地法」の届出事項と定められた事項について変更の届出をするときは、都道府県又は政令指定都市に届出が義務付けられており、交通渋滞、駐車、駐輪、交通安全、騒音等の環境への影響に対する調整が必要になっております。今後、地域住民や自治体との調整により、出店にかかる時間の長期化や出店コストの増加等の影響を受ける可能性があります。2026年3月31日現在、売場面積が1,000㎡超の店舗は363店舗のうち10店舗であります。②出店についてのリスク 当社グループは、お客様第一主義の経営理念に基づき、機能性商品企画、CS運動(顧客満足運動)の推進、店舗改装等を行い、店舗の業績向上に努めておりますが、このような施策にも関わらず業績改善が見込めない店舗は、不採算店舗として退店することにしております。当連結会計年度においては、21店舗の退店(うち6店舗移転)を行い既存店の採算性向上に努めました。今後も、店舗展開においては改装、退店、移転といったスクラップアンドビルドを積極的に行ってまいります。それに係る費用により、当社の業績に影響が及ぶ可能性があります。また、賃借店舗については、定期建物賃貸借契約を締結している場合がありますが、借地借家法第38条により契約期間満了後、当社に再契約の意思があったとしても、相手方の意思により再契約ができない可能性があります。この場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。③差入保証金についてのリスク 当社グループの出店については、その多くはデベロッパー又は出店土地所有者に対し、敷金、保証金、建設協力金として資金を差し入れております。そのため、資金差入先の倒産等により、差し入れた資金の一部又は全額が回収できなくなる可能性があります。(3)業界の状況及び他社との競合について 当社の属する紳士服業界においては、少子高齢化により、中長期的にスーツ需要の減少が見込まれるなか業界各社の多店舗展開によって、価格競争や新機能を提案する商品開発競争が激しくなっております。 当社グループでは、お客様のニーズに適応した高品質、高機能商品を価値ある価格にて提供してまいりますが、お客様のニーズに十分に応えられない場合、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 さらに、国内での事業活動において、予期しえない景気変動や金融・為替情勢の変化、競合他社の活動、法規制の変更、固定資産の価値下落、災害・事故の発生、大規模な感染症の発生による影響等が、当社の属する紳士服業界にも影響を及ぼすと考えられ、当社グループの経営成績及び財務状況等に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)固定資産の減損会計の適用について 当社グループは、固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企業会計審議会 2002年8月9日))及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第6号 2009年3月27日)を適用しており、当連結会計年度において、固定資産の減損損失を特別損失として3億5千5百万円計上しております。当社グループは、キャッシュ・フローを生み出す最小単位として営業店舗、賃貸資産及び遊休資産という個別物件単位で資産のグルーピングを行っており、今後の各営業店舗の業績の推移によっては当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。(5)個人情報保護法について 当社グループは、衣料品販売事業を営む上で個人情報及び機密情報を保有しており、その扱いには細心の注意を払っております。個人情報保護委員会が定めるガイドライン「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン」に基づき、社内に情報セキュリティ委員会を中心とする各種委員会を設置し、情報漏洩を防止する施策を講じておりますが、万一、情報漏洩事故が発生した場合は、社会的責任が問われ、業績に影響を及ぼす可能性があります。

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