7567

栄電子(7567)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

卸売業 商社・卸売

事業の概要

  • 電子部品の専門商社
    栄電子グループは、産業用途の一般電子部品や電子機器の販売を主な事業としています。メーカーから部品を仕入れ、それを必要とする企業に販売することで収益を得る、商社としてのビジネスモデルです。
  • 子会社との連携
    連結子会社である東栄電子株式会社も、親会社と同様に産業用電子部品や電子デバイスの販売を手掛けています。グループ全体で電子部品の流通を担い、事業規模を拡大しています。
  • 単一セグメントでの事業展開
    事業区分としては、単一のセグメントで運営されています。これは、グループ全体が電子部品販売という一つの事業領域に集中しており、複数の異なる事業分野に分かれていないことを意味します。
出典: FY2021 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 電子部品販売事業
    当社グループは、産業用一般電子部品や電子機器の販売を主要な事業内容としています。これは、様々な産業分野で使用される電子部品を仕入れて販売する、商社としての役割を担っています。
  • 単一セグメントでの運営
    事業区分としては、単一のセグメントで事業を展開しています。これは、グループ全体が電子部品の販売という一つの事業領域に集中しており、複数の異なる事業分野に分かれていないことを示しています。
  • 子会社による事業補完
    連結子会社である東栄電子株式会社も、当社と同様に産業用一般電子部品や電子デバイスの販売を行っています。これにより、グループ全体で電子部品の流通を強化し、事業規模を拡大しています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|241 文字
3 【事業の内容】当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び子会社2社で構成されており、産業用一般電子部品、電子機器の販売を行っております。なお、事業区分としては、単一のセグメントであります。連結子会社の東栄電子株式会社は、当社と同様に産業用一般電子部品、電子デバイスの販売を主な事業内容としております。また、台湾を拠点とした一般電子部品の販売を事業目的として、台榮電子股份有限公司(100%子会社)を2026年3月に設立いたしました。 事業系統図は、次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 高い(依存)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
会社が挙げる主要リスク:半導体業界の需要動向による影響 / 特定の取引先への依存度が高いこと
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 6 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

栄電子は特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという公開情報は見当たらない。卸売業という業態上、無形資産による競争優位性は限定的と考えられる。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

既存顧客との長年の取引関係や、特定のサプライヤーとの強固な連携により、一定のスイッチング・コストは存在する可能性がある。しかし、顧客が代替サプライヤーに乗り換えることによる直接的な損失は限定的と推測される。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

栄電子の事業モデルにおいて、ユーザー数の増加がサービスの価値を向上させるようなネットワーク効果は観察されない。卸売業は基本的にBtoB取引であり、ネットワーク効果は発生しにくい。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

長年の事業運営で培われた効率的な物流網や、サプライヤーとの交渉力により、一定のコスト優位性を有している可能性がある。しかし、構造的なコスト優位性を示す具体的な情報は乏しい。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

特定のニッチ市場において、栄電子が一定のシェアを確保し、業界規模に対して最適な少数寡占を形成している可能性がある。これにより、規模の経済による効率的な運営が可能となっていると考えられる。

  • 産業用電子部品の専門性
    半導体製造装置、医療機器、放送機器、通信機器など、幅広い産業分野の顧客に対して電子部品を提供しています。これにより、特定の産業に特化しすぎることなく、安定した事業基盤を築いています。
  • 多様な取引先との関係
    半導体製造装置関連の国内大手メーカーをはじめ、多数の取引先を有しています。これにより、特定の顧客に依存しすぎることなく、安定的な受注を確保し、事業の持続性を高めています。
  • 市場変化への対応力
    特定の取引先への依存度が高いリスクを認識し、新市場や新規顧客の開拓、新製品の取り扱い増加、既存顧客の潜在的需要の掘り起こしに経営資源をシフトさせる方針です。これにより、市場の変化に柔軟に対応し、競争優位性を維持しようとしています。
出典: FY2021 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。(経営方針・経営戦略)当社グループは、「お客の役に立て」を経営の基本理念として、株主の皆様、お取引先、従業員およびその家族、地域社会など、当社グループを取り巻くすべてのステークホルダーを「お客」と捉え、その期待に応える企業活動を推進しております。また、中長期的に当社グループが果たすべき役割および目指す姿として、以下を掲げております。<私たちの使命>誠実・真摯・高潔な姿勢で、電子部品を通じて人と技術をつなぎ、安定供給と新たな価値創造により産業と社会の発展に貢献する。 <私たちが目指す姿>わくわくする挑戦を重ね、感謝と繁栄が循環する未来を創る。 <基本の心・行動指針>「お客の役に立て」~信頼と挑戦で未来を切り拓く~・素直な心・奉仕の心・約束を守る・時間を大切にする・持続可能な未来への挑戦(目標とする経営指標) 当社グループは、資本効率の向上を重視し、営業利益率、ROIC(投下資本利益率)およびROE(自己資本利益率)の向上に取り組んでおります。これらの指標の改善を通じて、PBR(株価純資産倍率)1倍以上の達成を目指し、企業価値の向上を図ってまいります。 (経営環境)当社グループを取り巻く経営環境は、AIの進展や自動車の電動化、IoTの普及等を背景として、半導体関連市場の中長期的な成長が期待されております。一方で、半導体市況は短期的な需給変動の影響を受けやすく、顧客の設備投資動向により当社グループの業績も影響を受ける状況が継続しております。加えて、地政学的リスクやサプライチェーンの不安定化、原材料価格や人件費の上昇など、先行き不透明な経営環境が続いております。(優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題)このような環境のもと、当社グループは、以下の点を重要な経営課題として認識しております。・半導体関連分野への依存度が高いことによる業績変動リスクへの対応・顧客および事業領域の拡大による収益基盤の安定化・資本コストを意識した経営の推進による資本効率の向上・持続的成長を支える人材および経営基盤の強化これらの課題に対応するため、当社グループは2026年3月期から2028年3月期を対象とする中期経営計画を策定し、その実現に向けて取り組んでおります。(中期経営計画の概要)●基本方針 資本コストや株価を意識した経営により企業価値を高める●数値目標(2028年3月期) ・連結売上高:150億円 ・投下資本利益率(ROIC)・自己資本利益率(ROE) :8%以上 ・株価純資産倍率(PBR):1倍以上 ●重点施策1)収益力の向上・新規顧客および新規分野の開拓による収益基盤の拡大・社会インフラ・重電分野などへの展開による事業領域の拡充・東アジアを中心とした海外展開の推進による成長機会の取り込み・国内営業体制の見直しによる販売力の強化2)経営効率の向上・DX推進による業務効率化と生産性向上・人材育成および健康経営の推進による組織力の強化3)資本効率の向上・資本コストを意識した経営管理の推進・配当方針:連結配当性向20〜30%を目安とし、DOE2.0%以上を目標とする・株主優待制度の継続実施を含む総合的な株主還元の充実4)IR活動の充実・財務・非財務情報の開示充実(人的資本・ESG等)・IRサイトの改善および情報発信の強化による企業価値の可視化
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。(経営方針・経営戦略)当社グループは、「お客の役に立て」を経営の基本理念として、株主の皆様、お取引先、従業員およびその家族、地域社会など、当社グループを取り巻くすべてのステークホルダーを「お客」と捉え、その期待に応える企業活動を推進しております。また、中長期的に当社グループが果たすべき役割および目指す姿として、以下を掲げております。<私たちの使命>誠実・真摯・高潔な姿勢で、電子部品を通じて人と技術をつなぎ、安定供給と新たな価値創造により産業と社会の発展に貢献する。 <私たちが目指す姿>わくわくする挑戦を重ね、感謝と繁栄が循環する未来を創る。 <基本の心・行動指針>「お客の役に立て」~信頼と挑戦で未来を切り拓く~・素直な心・奉仕の心・約束を守る・時間を大切にする・持続可能な未来への挑戦(目標とする経営指標) 当社グループは、資本効率の向上を重視し、営業利益率、ROIC(投下資本利益率)およびROE(自己資本利益率)の向上に取り組んでおります。これらの指標の改善を通じて、PBR(株価純資産倍率)1倍以上の達成を目指し、企業価値の向上を図ってまいります。 (経営環境)当社グループを取り巻く経営環境は、AIの進展や自動車の電動化、IoTの普及等を背景として、半導体関連市場の中長期的な成長が期待されております。一方で、半導体市況は短期的な需給変動の影響を受けやすく、顧客の設備投資動向により当社グループの業績も影響を受ける状況が継続しております。加えて、地政学的リスクやサプライチェーンの不安定化、原材料価格や人件費の上昇など、先行き不透明な経営環境が続いております。(優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題)このような環境のもと、当社グループは、以下の点を重要な経営課題として認識しております。・半導体関連分野への依存度が高いことによる業績変動リスクへの対応・顧客および事業領域の拡大による収益基盤の安定化・資本コストを意識した経営の推進による資本効率の向上・持続的成長を支える人材および経営基盤の強化これらの課題に対応するため、当社グループは2026年3月期から2028年3月期を対象とする中期経営計画を策定し、その実現に向けて取り組んでおります。(中期経営計画の概要)●基本方針 資本コストや株価を意識した経営により企業価値を高める●数値目標(2028年3月期) ・連結売上高:150億円 ・投下資本利益率(ROIC)・自己資本利益率(ROE) :8%以上 ・株価純資産倍率(PBR):1倍以上 ●重点施策1)収益力の向上・新規顧客および新規分野の開拓による収益基盤の拡大・社会インフラ・重電分野などへの展開による事業領域の拡充・東アジアを中心とした海外展開の推進による成長機会の取り込み・国内営業体制の見直しによる販売力の強化2)経営効率の向上・DX推進による業務効率化と生産性向上・人材育成および健康経営の推進による組織力の強化3)資本効率の向上・資本コストを意識した経営管理の推進・配当方針:連結配当性向20〜30%を目安とし、DOE2.0%以上を目標とする・株主優待制度の継続実施を含む総合的な株主還元の充実4)IR活動の充実・財務・非財務情報の開示充実(人的資本・ESG等)・IRサイトの改善および情報発信の強化による企業価値の可視化
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費や設備投資に持ち直しの動きがみられるなど、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、原材料価格の高止まりや各国の通商政策、中東情勢等の地政学リスクの影響が懸念され、先行きは依然として不透明な状況が続いております。当社の主力市場である半導体製造装置関連市場におきましては、AIやデータ活用の進展を背景に中長期的な需要拡大が見込まれる一方、当連結会計年度におきましては主要顧客における生産部材の在庫調整の長期化等により、期前半を中心に慎重な受注環境が継続いたしました。このような環境のもと、当社グループにおきましては、高付加価値商材の提案強化および営業活動の高度化に取り組んでまいりました。加えて、期後半にかけて主要顧客における在庫調整に進展がみられ、第4四半期を中心に受注回復傾向が強まり、売上高・利益ともに前連結会計年度を上回る結果となりました。当社グループといたしましては、引き続き中期経営計画の基本方針である「資本コストや株価を意識した経営により企業価値を高める」ことを軸に、収益構造の安定性向上および資本効率の改善に努めてまいります。具体的には、グローバル事業体制強化に向けて設立を決定した台湾現地法人を、アジアにおける成長戦略推進のための最重要拠点と位置づけ、現地の有力パートナーとの関係深化を通じて新たなビジネス機会の創出を図るとともに、アジア圏における販売・調達の双方をカバーするネットワーク拠点の構築を進めてまいります。これら海外事業体制の強化を通じて、栄電子グループ全体の事業成長を加速させ、さらなる企業価値の向上に取り組んでまいります。また、優秀な人材の確保および定着を目的として、従業員向けインセンティブ施策の検討・導入を進めるなど、経営層のコミットメント強化と全社員のエンゲージメント向上を両立させることで、持続的な成長および企業価値の向上に取り組んでまいります。当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高7,330百万円(前年同期比14.0%増)、営業利益139百万円(前年同期比119.7%増)、経常利益154百万円(前年同期比82.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益113百万円(前年同期比205.5%増)となりました。なお、当社グループは単一セグメントのため、セグメント別の記載を行っておりません。 当連結会計年度末の総資産は7,360百万円で、前連結会計年度末より668百万円増加いたしました。 流動資産は4,378百万円で、前連結会計年度末に比べ252百万円増加いたしました。主な要因は、売掛金の増加232百万円等によるものです。 固定資産は2,982百万円で、前連結会計年度末に比べ415百万円増加いたしました。主な要因は、投資有価証券の増加411百万円等によるものです。 流動負債は2,189百万円で、前連結会計年度末に比べ214百万円増加いたしました。主な要因は、支払手形及び買掛金の増加192百万円等によるものです。 固定負債は353百万円で、前連結会計年度末に比べ109百万円増加いたしました。主な要因は、繰延税金負債の増加121百万円等によるものです。 純資産は4,818百万円で、前連結会計年度末に比べ344百万円増加いたしました。主な要因は、利益剰余金の増加63百万円、その他有価証券評価差額金の増加281百万円であります。 ②キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末に比べ65百万円減少し、1,090百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、25百万円の収入(前連結会計年度は325百万円の支出)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益154百万円、仕入債務の増加134百万円、棚卸資産の増加230百万円等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、32百万円の支出(前連結会計年度は67百万円の支出)となりました。主な要因は、無形固定資産の取得による支出34百万円等によるものです。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、50百万円の支出(前連結会計年度は50百万円の支出)となりました。主な要因は、配当金の支払額50百万円であります。 ③生産、受注及び販売の状況イ.生産実績該当事項はありません。 ロ.受注状況当社グループは、産業用一般電子部品・電子機器の販売を行っており、事業区分としては単一のセグメントであるため、セグメントの記載はしておりません。品名別に示すと次のとおりです。 品 名受 注 高前年同期比受注残高前年同期比商品千円%千円% 一般電子部品5,290,433+45.41,917,507+74.3 電 源1,340,242+61.4509,351△0.8 電子デバイス211,553+56.585,403△4.5 I o T 機 器408,917+142.8166,000+252.7 セ ン サ ー121,248+91.166,409+134.6 そ の 他1,047,324+27.1391,354+45.8合 計8,419,719+48.83,136,025+53.2 ハ.販売の状況当社グループは、産業用一般電子部品・電子機器の販売を行っており、事業区分としては単一のセグメントであるため、セグメントの記載はしておりません。品名別に示すと次のとおりです。 品 名当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前年同期比商品千円% 一般電子部品4,472,871+19.9 電 源1,344,390+0.2 電子デバイス215,566△24.1 I o T 機 器289,977+84.6 セ ン サ ー83,142+41.7 そ の 他924,413+7.8合 計7,330,361+14.0 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、特に以下の事項は、経営者の会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。 なお、中東情勢の影響等不確実性が大きく将来事業計画等の見込数値に反映させることが難しい要素もありますが、期末時点で入手可能な情報を基に検証等を行っております。 (繰延税金資産) 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。(固定資産の減損処理) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上する方針であります。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績等の状況当社グループの当連結会計年度の経営成績等は次のとおりであります。(売上状況)当社の主力市場である半導体製造装置関連市場におきましては、AIやデータ活用の進展を背景に中長期的な需要拡大が見込まれる一方、当連結会計年度においては主要顧客における生産部材の在庫調整の長期化等により、期前半を中心に慎重な受注環境が継続いたしました。このような環境のもと、当社グループにおきましては、高付加価値商材の提案強化および営業活動の高度化に取り組んでまいりました。加えて、期後半にかけて主要顧客における在庫調整に進展がみられ、第4四半期を中心に受注回復傾向が強まり、当社グループの売上高は、7,330百万円と前連結会計年度に比べ14.0%増加いたしました。(売上原価、販売費及び一般管理費、営業利益)当連結会計年度の売上原価は6,144百万円と、売上の増加に伴い前連結会計年度に比べ14.4%増加し、売上原価率は83.8%と前連結会計年度に比べやや増加いたしました。この結果、当連結会計年度の売上総利益は、前期比12.4%増の1,186百万円となりました。販売費及び一般管理費につきましては、主として採用等による人件費の増加や物流業務の外部委託の進展による支払手数料の増加などから、当連結会計年度は1,046百万円と、前連結会計年度に比べ5.5%の増加となりました。売上高に対する比率は前連結会計年度の15.4%から14.3%と減少し、この結果、当連結会計年度の営業利益は前期比119.7%増の139百万円となりました。(その他の損益及び当期純利益)その他の損益について、営業外収益が前連結会計年度に比べ12.5%増加し、営業外費用は、為替差損7百万円の発生等により前連結会計年度に比べ169.6%増加しております。この結果当連結会計年度における経常利益は、前連結会計年度に比べ82.8%増加し154百万円となりました。特別利益には、投資有価証券売却益2百万円を計上し、特別損失には、遊休不動産の処分を検討する中で、市場価格の下落していた資産について減損損失2百万円を計上いたしました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ205.5%増加し113百万円となりました。 b.経営成績に重要な影響を与える要因について当社の経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2事業の状況 3事業等のリスク」に記載のとおりであります。c.資本の財源及び資金の流動性についての分析当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末に比べ65百万円減少し、1,090百万円となりました。当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入費用、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。また、資金調達につきましては、銀行等金融機関からの借入により資金を調達しております。なお、キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等当社は、収益の基盤強化が、企業としての持続的成長、発展の基礎であるという認識のもと、売上高営業利益率の向上に取り組んでまいりました。当連結会計年度は、売上高7,822百万円、営業利益152百万円、経常利益167百万円、親会社株主に帰属する当期純利益111百万円で、売上高営業利益率1.9%を計画しておりましたが、上記の結果となったことから売上高営業利益率は計画通り1.9%となりました。今後、市場環境に左右されない収益基盤を構築するため、既存事業の深耕と事業領域の拡大を通じた収益源の多様化など収益力の向上に努めるとともに、ROIC・ROE等資本効率を意識した指標の改善に取り組み、企業価値向上に努めてまいります。

事業リスク

  • 半導体業界の需要変動
    当社グループは半導体製造装置関連の取引が多く、半導体業界の需給動向が経営成績に大きく影響します。半導体市場の市況が悪化すると、部品の需要が減少し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 特定の取引先への依存
    国内大手半導体製造装置メーカーへの取引依存度が高い状況です。これらの主要取引先の業績や需要が変動すると、当社グループの経営成績に直接的な影響を与えるリスクがあります。
  • 市場開拓の遅れ
    半導体市場や関連装置の需要動向に左右されるリスクを軽減するため、新市場・新規顧客の開拓や新製品の取り扱い増加を戦略としています。これらの取り組みが計画通りに進まない場合、リスク軽減効果が限定的になる可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|577 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。(半導体業界の需要動向による影響について)当社グループは、産業用電子部品を主体に半導体製造装置、医療機器、放送機器、通信機器等の分野におけるお取引先を多数有しております。特に半導体製造装置関連の取引高が多いため、半導体業界の需給動向が経営成績変動の主たる要因となり、半導体電子部品の市況如何によっては、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(特定のお取引先への依存度が高いことについて)半導体製造装置関連の取引の中で、国内大手半導体製造装置メーカー各社との取引依存度が高くなっております。そのため、半導体市場や関連装置の需要動向の如何では、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクに対し当社グループは、新市場・新規顧客の開拓、新製品の取扱い増加、既存顧客の潜在的需要の掘り起こしへと経営資源をシフトさせてゆくことにより、事業等のリスクを軽減させる方針であります。

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