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川辺(8123)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

卸売業 商社・卸売

事業の概要

  • 身の回り品事業
    ハンカチーフ、スカーフ、マフラー、タオル、雑貨などを直営店や卸売で販売しています。親会社や子会社がこれらの商品の製造を担っており、グループ全体で商品の企画から販売まで一貫して行っています。これにより、品質管理やコスト効率を高め、多様な商品を市場に提供しています。
  • フレグランス事業
    香水の直営店舗運営と卸売を主な事業としています。国内外の著名ブランドの香水を取り扱い、幅広い顧客層に商品を提供しています。この事業は、ファッションアイテムとしての香水の需要に応え、収益の柱の一つとなっています。
  • グループ連携による製造販売
    親会社の一広株式会社がタオルを、子会社のレインボーワールド株式会社がハンカチーフ・スカーフを捺染製造し、株式会社ソルティーがハンカチーフ・スカーフ・タオル・雑貨を製造しています。川辺(上海)商貿有限公司はハンカチーフ・雑貨の卸売を担い、グループ全体で連携して商品の製造から販売までを手掛けることで、効率的なビジネスモデルを構築しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • アパレルアクセサリー事業
    ハンカチーフ、スカーフ、マフラー、タオル、雑貨などの身の回り品を扱う事業です。直営店舗での販売や卸売を通じて、幅広い顧客に商品を提供しており、当社の主力事業として売上高106億4,220万6千円を計上しています。グループ内の製造会社と連携し、企画から販売まで一貫して手掛けています。
  • フレグランス事業
    香水の直営店舗運営と卸売を行う事業です。国内外の有名ブランド香水を取り扱い、ファッションアイテムとしての香水の需要に応えています。売上高は21億2,702万円であり、アパレルアクセサリー事業に次ぐ収益の柱として、会社の業績に貢献しています。
  • グループ連携による事業展開
    アパレルアクセサリー事業とフレグランス事業は、それぞれ独立した事業として展開されていますが、グループ全体としては親会社や子会社との連携を強化しています。特にアパレルアクセサリー事業では、親会社の一広株式会社がタオルを、子会社のレインボーワールド株式会社がハンカチーフ・スカーフを製造するなど、グループ内で製造から販売までを完結させることで、効率的な事業運営と収益確保を図っています。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
ApparelAccessories 事業 106 − −
Fragrance 事業 21 − −
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|393 文字
3 【事業の内容】企業集団の概況当社の企業集団は、当社、当社の親会社(一広株式会社)及び子会社3社(レインボーワールド株式会社・株式会社ソルティー・川辺(上海)商貿有限公司)で構成され、当社は、身の回り品事業としてハンカチーフ・スカーフ・マフラー・タオル・雑貨等の直営店舗及び卸売業を事業としており、フレグランス事業は、香水の直営店舗及び卸売業を事業としております。親会社である一広株式会社は、当社身の回り品事業の商品(タオル)を製造し、当社に販売しております。子会社であるレインボーワールド株式会社は、当社身の回り品事業の商品(ハンカチーフ・スカーフ)を捺染製造し、株式会社ソルティーは、当社身の回り品事業の商品(ハンカチーフ・スカーフ・タオル・雑貨)を製造し、当社に販売しております。又川辺(上海)商貿有限公司は、当社身の回り品事業の商品(ハンカチーフ・雑貨)を卸売りしております。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 中程度
著名ブランドの製造・販売権により市場への供給・浸透に寄与するため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 ブランド
「ポロ・ラルフローレン(米国)」、「ジル・スチュアート(米国)」など著名ブランドのライセンス契約。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:ライセンス契約の更新条件改定やM&Aによる影響 / 知的財産権侵害による損害賠償・差止訴訟の可能性 / 海外生産拠点における地政学的リスクや法改正・為替変動
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 6 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

川辺は、有名ブランドのライセンスビジネスを展開しており、一部ブランドにおいては長年の実績と認知度がある。しかし、特定の強力な独自ブランドや特許による独占的な地位は限定的であり、ブランドポートフォリオの入れ替えリスクも存在する。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

主にアパレル製品の卸売を行っており、小売店側が川辺から仕入れを続ける理由は、品揃えの豊富さや取引条件による部分が大きい。しかし、小売店側は複数の卸売業者と取引可能であり、特定の卸売業者への依存度は相対的に低いと考えられる。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

卸売業であり、プラットフォームビジネスのようなネットワーク効果は基本的に見られない。顧客である小売店が増加しても、川辺の提供価値が直接的に増大する構造ではない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

アパレル卸売業界は競争が激しく、川辺が他社と比較して構造的に大幅なコスト優位を持っているという証拠は乏しい。仕入れ価格や物流効率が競争力に影響するが、決定的な優位性とは言えない。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

川辺は、特定のブランド(例:LACOSTE、UNITED ARROWSなど)の正規ライセンシーとして、長年にわたり安定した取引実績を持つ。これにより、一定の規模の経済性を享受し、ブランドホルダーとの良好な関係を維持している。業界内での一定の地位は確立している。

  • 著名ブランドとのライセンス契約
    ポロ・ラルフローレンやジル・スチュアートなど、国内外の数多くの著名ブランドとライセンス契約を結び、それらのブランド商品の製造・販売権を得ています。これにより、高いブランド力を持つ商品を市場に供給でき、顧客からの信頼と認知度を高めることで、競争優位性を確立しています。
  • グループ内一貫生産体制
    親会社や子会社が商品の製造を担い、グループ全体で企画・製造・販売までを一貫して行える体制を構築しています。これにより、外部委託に比べて品質管理を徹底しやすく、生産コストの最適化も図れます。また、市場の変化に迅速に対応できる柔軟性も持ち合わせています。
  • プリント工場を活用したモノ作り
    グループ会社であるレインボーワールド株式会社がプリント工場を保有しており、ハンカチーフやスカーフの捺染製造を行っています。この自社工場を活用することで、独自のプリント技術を活かした商品開発が可能となり、他社との差別化を図り、新規顧客の獲得や商品単価の向上に繋げています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

  • 顧客第一主義と価値創造
    経営の根幹を顧客第一主義とし、「革新」的な企業活動を通じて、顧客に「喜び」と「満足」を提供することで、社会貢献を目指しています。また、お客様、株主様、取引先様、従業員、社会の5つのステークホルダーの価値創造を重視し、持続的な成長と企業価値向上を図ることを基本方針としています。
  • 中期経営計画と採算性向上
    『中期経営計画2023 NEXT』を策定し、2026年3月期には売上高145億50百万円、経常利益3億円、配当性向40%以上を目標としています。採算性の向上を最重要課題とし、グループ全体で連携した「新しいモノ作り」「新規販路開拓」「生産性向上」「収益確保」を基本戦略として、強固な経営基盤の確立を目指しています。
  • 重点戦略による事業拡大と強化
    既存事業の再生と成長(インバウンド戦略、キャラクター・オリジナル強化、海外進出など)、プリント工場を活かしたモノ作りと販売、OMO(オンラインとオフラインの融合)強化による顧客コミュニケーションの実現、フレグランス事業の強化を重点戦略としています。これにより、顧客層の拡大、収益性の向上、ブランド価値の向上を図り、持続的な成長を目指します。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1)会社の経営の基本方針 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。顧客第一主義を経営の根幹とし、「革新」的な発想に則った企業活動を通じて、一人でも多くの人々に「喜び」と「満足」を与えることで、より豊かで平和な社会の実現に貢献する。 人と人の繋がりを大切にするコト提案型企業を目指す。 心動かす企業になる。心動かす人になる。 1.「ありがとう」が常に言える(感謝)2. 誠実でルールを守る(責任)3. 常に挑戦する(改革)4. 仲間を大事にする(協力)5. 体を大事に健康である(健康) 1. お客様価値2. 株主様価値3. 取引先様価値4. 従業員価値5. 社会価値5つ(ステークホルダー)の価値創造が私たちの価値となる。 (2)目標とする経営指標及び経営戦略1.当社グループは、『中期経営計画2026』における経営指標の目標を以下のとおりに 置き、採算性の向上を最重要課題として、より強固な経営基盤の確立に努めます。 上記計画最終年度目標(2029年3月期 連結ベース) ① 売上高 140億円 ② 営業利益 3.5億円 ③ 経常利益 5億円 ④ 経常利益率 3.5% ⑤ ROE 5.5% ⑥ ROA 3.0% ⑦ ROIC 3.5% 2.基本方針 グループシナジーの最大化 ① 新規売上の獲得 ② コスト削減 ③ 生産性向上 ④ 収益拡大 セグメント事業別取り組み方針 ① 身の回り品事業 :ライセンスブランドとオリジナル強化 新規アイテム EC売上拡大 ② フレグランス事業:デジタル戦略 市場シェアアップ ③ グループ会社事業:設備投資 競争優位性 市場成長性、収益性・競争優位性を向上し、すべての事業を安定収益事業へ 3.基本方針を達成するための重点戦略 “好きだから買う”“欲しい”を創出 『商品を売る』から『世界観を売る』へ① 重点戦略1:新規販路と新規売上拡大(イベント)・新規販路・新規売上拡大 当社グループが保有するキャラクター商品やブランド商品、またオリジナル商品のIPを最適な場所でイベント等を行うことによって、『欲しいから買う』、『好きだから買う』、いわゆる推し活消費を推進既存の売場以外の、モール、アウトレット、駅・空港など、商品やコンテンツの最適な場所でのイベント強化 ② 重点戦略2:新規事業展開(傘事業)・傘事業の本格的始動・新たな価値創造現在展開中の婦人傘「ひびのこづえ」「ニコライ バーグマン」に加え、本年度より紳士傘「BOSS」の晴雨兼用傘を展開オリジナルに加え、キャラクターブランドのラインナップ充実新たな価値創造のため、「アライアンス」「M&A」の取り組みを積極的に実行し、新規事業へ繋げる ③ 重点戦略3:ECビジネス強化・ECビジネス強化当社グループのブランディングを加速し、ライセンスブランド、オリジナルブランドの強化を図るデジタルマーケティングと連動し、ECにおける購入導線の向上 ④ 重点戦略4:デジタル戦略(デジタルマーケティング)・SNS発信強化・数値分析管理インスタグラムやXなどのSNS発信強化により、消費者との接点を深め、川辺の認知向上、ファンの増加、LTVの向上に努める実績数値の状況をスピーディー且つ、的確に把握し、将来の施策アクションへ導くため、システム導入やAIの活用など本格的なDXへの変革を推進 4.サステナビリティ戦略:ESG活動・E 環境カシミヤ回収事業、無染色ナチュラルベーシック、絶滅危惧種保護募金活動、環境配慮型素材の活用・S 社会・人的資本ダイバーシティ、従業員の健康労働環境配慮、人権の尊重、地域社会との繋がり・G ガバナンスIR力の強化、迅速な意思決定の環境、リスク管理、攻めのガバナンス 5.財務戦略:キャッシュアロケーション方針 当社は、3ヵ年で創出する営業キャッシュ・フローを原資に、成長投資と財務健全性の確保、株主還元 のバランスを重視した資本配分を行う。営業キャッシュ・フロー約20億円 物流センター投資半自動化など約5~8億円 有利子負債の圧縮約3~5億円+⇒ 保有資産の見直し(有価証券売却など)約3億円 M&Aアライアンス約3~5億円 株主還元約3~5億円 以上、『中期経営計画2026』の実行・推進により、安定収益構造の確立を図る。 (3)会社の対処すべき課題企業を取り巻く経営環境は今後大きく変化するものと捉えています。背景には、地政学リスクや中東情勢をはじめとする各地の紛争、為替変動、世界的なインフレ、そして人手不足が大きく影響してくるものと捉えています。これらは、借入・調達・生産・販売における各所で大きな課題となり、従来のやり方、従来の延長線上の戦い方だけでは成長を維持することは非常に難しくなります。今後企業価値を高めるには、より一層グループ一体となってグループ全体の付加価値を高めることが必要であると考えています。「中期経営計画2023NEXT」では「当社グループしかできないグループ全体で連携したモノ作りと販売」を掲げ、製造から販売を自社グループで行うに徹してきたことで一定の成果が生まれました。「中期経営計画2026」では「グループシナジーの最大化」をテーマに事業ポートフォリオ改革を行い経営資源の最適化を行います。各社の垣根を超え、柔軟な営業スタイルのもと「新規販路新規売上の構築」「新アイテムの取り組み」「デジタルマーケティング強化」「EC強化」「資本効率利益の最大化」を目標に企業価値向上と持続可能な成長を行っていきたいと考えます。2026年度は、身の回り品事業におきましては、ライセンスブランド強化とオリジナル強化の2軸で行っていきます。また、推し活の影響で新たなマーケットが出来つつあるキャラクターIPの強化も進めてまいります。フレグランス事業におきましては、新ブランドの契約はもとより、新規店舗の出店を行い、更にデジタルマーケティングでの認知を加速させ、売上へと繋げてまいります。また新たなアイテム「傘パラソル」に取り組みます。2026年春夏より「BOSS」のパラソルをスタートし、従来の「ひびのこづえ」、「ニコライ バーグマン」と共に傘ビジネスを本格的にスタートする予定であります。 (4)その他、会社の経営上重要な事項 特記すべき事項はありません。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1)会社の経営の基本方針 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。顧客第一主義を経営の根幹とし、「革新」的な発想に則った企業活動を通じて、一人でも多くの人々に「喜び」と「満足」を与えることで、より豊かで平和な社会の実現に貢献する。 人と人の繋がりを大切にするコト提案型企業を目指す。 心動かす企業になる。心動かす人になる。 1.「ありがとう」が常に言える(感謝)2. 誠実でルールを守る(責任)3. 常に挑戦する(改革)4. 仲間を大事にする(協力)5. 体を大事に健康である(健康) 1. お客様価値2. 株主様価値3. 取引先様価値4. 従業員価値5. 社会価値5つ(ステークホルダー)の価値創造が私たちの価値となる。 (2)目標とする経営指標及び経営戦略1.当社グループは、『中期経営計画2026』における経営指標の目標を以下のとおりに 置き、採算性の向上を最重要課題として、より強固な経営基盤の確立に努めます。 上記計画最終年度目標(2029年3月期 連結ベース) ① 売上高 140億円 ② 営業利益 3.5億円 ③ 経常利益 5億円 ④ 経常利益率 3.5% ⑤ ROE 5.5% ⑥ ROA 3.0% ⑦ ROIC 3.5% 2.基本方針 グループシナジーの最大化 ① 新規売上の獲得 ② コスト削減 ③ 生産性向上 ④ 収益拡大 セグメント事業別取り組み方針 ① 身の回り品事業 :ライセンスブランドとオリジナル強化 新規アイテム EC売上拡大 ② フレグランス事業:デジタル戦略 市場シェアアップ ③ グループ会社事業:設備投資 競争優位性 市場成長性、収益性・競争優位性を向上し、すべての事業を安定収益事業へ 3.基本方針を達成するための重点戦略 “好きだから買う”“欲しい”を創出 『商品を売る』から『世界観を売る』へ① 重点戦略1:新規販路と新規売上拡大(イベント)・新規販路・新規売上拡大 当社グループが保有するキャラクター商品やブランド商品、またオリジナル商品のIPを最適な場所でイベント等を行うことによって、『欲しいから買う』、『好きだから買う』、いわゆる推し活消費を推進既存の売場以外の、モール、アウトレット、駅・空港など、商品やコンテンツの最適な場所でのイベント強化 ② 重点戦略2:新規事業展開(傘事業)・傘事業の本格的始動・新たな価値創造現在展開中の婦人傘「ひびのこづえ」「ニコライ バーグマン」に加え、本年度より紳士傘「BOSS」の晴雨兼用傘を展開オリジナルに加え、キャラクターブランドのラインナップ充実新たな価値創造のため、「アライアンス」「M&A」の取り組みを積極的に実行し、新規事業へ繋げる ③ 重点戦略3:ECビジネス強化・ECビジネス強化当社グループのブランディングを加速し、ライセンスブランド、オリジナルブランドの強化を図るデジタルマーケティングと連動し、ECにおける購入導線の向上 ④ 重点戦略4:デジタル戦略(デジタルマーケティング)・SNS発信強化・数値分析管理インスタグラムやXなどのSNS発信強化により、消費者との接点を深め、川辺の認知向上、ファンの増加、LTVの向上に努める実績数値の状況をスピーディー且つ、的確に把握し、将来の施策アクションへ導くため、システム導入やAIの活用など本格的なDXへの変革を推進 4.サステナビリティ戦略:ESG活動・E 環境カシミヤ回収事業、無染色ナチュラルベーシック、絶滅危惧種保護募金活動、環境配慮型素材の活用・S 社会・人的資本ダイバーシティ、従業員の健康労働環境配慮、人権の尊重、地域社会との繋がり・G ガバナンスIR力の強化、迅速な意思決定の環境、リスク管理、攻めのガバナンス 5.財務戦略:キャッシュアロケーション方針 当社は、3ヵ年で創出する営業キャッシュ・フローを原資に、成長投資と財務健全性の確保、株主還元 のバランスを重視した資本配分を行う。営業キャッシュ・フロー約20億円 物流センター投資半自動化など約5~8億円 有利子負債の圧縮約3~5億円+⇒ 保有資産の見直し(有価証券売却など)約3億円 M&Aアライアンス約3~5億円 株主還元約3~5億円 以上、『中期経営計画2026』の実行・推進により、安定収益構造の確立を図る。 (3)会社の対処すべき課題企業を取り巻く経営環境は今後大きく変化するものと捉えています。背景には、地政学リスクや中東情勢をはじめとする各地の紛争、為替変動、世界的なインフレ、そして人手不足が大きく影響してくるものと捉えています。これらは、借入・調達・生産・販売における各所で大きな課題となり、従来のやり方、従来の延長線上の戦い方だけでは成長を維持することは非常に難しくなります。今後企業価値を高めるには、より一層グループ一体となってグループ全体の付加価値を高めることが必要であると考えています。「中期経営計画2023NEXT」では「当社グループしかできないグループ全体で連携したモノ作りと販売」を掲げ、製造から販売を自社グループで行うに徹してきたことで一定の成果が生まれました。「中期経営計画2026」では「グループシナジーの最大化」をテーマに事業ポートフォリオ改革を行い経営資源の最適化を行います。各社の垣根を超え、柔軟な営業スタイルのもと「新規販路新規売上の構築」「新アイテムの取り組み」「デジタルマーケティング強化」「EC強化」「資本効率利益の最大化」を目標に企業価値向上と持続可能な成長を行っていきたいと考えます。2026年度は、身の回り品事業におきましては、ライセンスブランド強化とオリジナル強化の2軸で行っていきます。また、推し活の影響で新たなマーケットが出来つつあるキャラクターIPの強化も進めてまいります。フレグランス事業におきましては、新ブランドの契約はもとより、新規店舗の出店を行い、更にデジタルマーケティングでの認知を加速させ、売上へと繋げてまいります。また新たなアイテム「傘パラソル」に取り組みます。2026年春夏より「BOSS」のパラソルをスタートし、従来の「ひびのこづえ」、「ニコライ バーグマン」と共に傘ビジネスを本格的にスタートする予定であります。 (4)その他、会社の経営上重要な事項 特記すべき事項はありません。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針及び見積りの概要については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 財政状態の分析(流動資産)当連結会計年度末における流動資産の残高は、67億59百万円(前連結会計年度末は、69億12百万円)となり、1億52百万円減少いたしました。現金及び預金の増加(13億60百万円から17億83百万円へ4億23百万円増)、受取手形及び売掛金の減少(21億44百万円から19億3百万円へ2億41百万円減)、棚卸資産の減少(31億48百万円から28億55百万円へ2億92百万円減)が主な要因です。(固定資産)当連結会計年度末における固定資産の残高は、59億86百万円(前連結会計年度末は、54億95百万円)となり、4億91百万円増加いたしました。建物(純額)の減少(7億81百万円から7億66百万円へ14百万円減)、機械装置及び運搬具(純額)の増加(68百万円から1億円へ32百万円増)、投資有価証券の増加(11億54百万円から16億50百万円へ4億96百万円増)、投資不動産(純額)の減少(15億67百万円から15億47百万円へ20百万円減)が主な要因です。(流動負債)当連結会計年度末における流動負債の残高は、42億48百万円(前連結会計年度末は、45億42百万円)となり、2億94百万円減少いたしました。支払手形及び買掛金の減少(18億36百万円から15億67百万円へ2億69百万円減)、短期借入金の減少(19億50百万円から18億円へ1億50百万円減)、1年内返済予定の長期借入金の増加(1億28百万円から1億88百万円へ59百万円増)、未払法人税等の増加(14百万円から75百万円へ60百万円増)が主な要因です。(固定負債)当連結会計年度末における固定負債の残高は、10億54百万円(前連結会計年度末は、7億77百万円)となり、2億76百万円増加いたしました。長期借入金の増加(1億95百万円から2億68百万円へ73百万円増)、繰延税金負債の増加(16百万円から2億13百万円へ1億97百万円増)が主な要因です。(純資産)当連結会計年度末における純資産の残高は、74億43百万円(前連結会計年度末は、70億87百万円)となり、3億56百万円増加いたしました。利益剰余金の増加(33億19百万円から34億15百万円へ95百万円増)、その他有価証券評価差額金の増加(2億69百万円から5億25百万円へ2億55百万円増)が主な要因です。 (2) 経営成績の状況 ① 事業全体及びセグメント情報に記載された区分ごとの状況 当期の経営成績 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)における国内経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調で推移いたしました。加えて、大阪・関西万博の開催や円安の影響により訪日外国人客数は増加し、インバウンド需要は堅調に推移いたしました。 一方で、原材料価格の高止まりや為替変動、金利上昇に加え、2026年3月における中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー価格の上昇及び物流コストへの影響などにより、先行き不透明な状況が継続いたしました。個人消費につきましては、生活防衛意識が根強く、中高価格帯商品に対する慎重な購買姿勢が継続いたしました。 このような環境のもと、当社グループの主要販路である百貨店業態においては、一部中国人観光客の減少影響が見られたものの、その他地域からのインバウンド需要が下支えし、都市部店舗を中心に堅調に推移いたしました。一方で、国内需要は地域間格差が拡大し、地方店舗を中心に厳しい状況が継続いたしました。 当社におきましては、百貨店市場の動向に加え、大型GMSの店舗閉店や売場縮小などの影響を受けたものの、インバウンド需要の取り込みやキャラクターIP商品、万博関連商品の販売が堅調に推移いたしました。これにより、ハンカチーフを中心に既存取引先の環境変化に対応した売上確保に努めるとともに、新規売場の開拓を推進いたしました。 利益面におきましては、為替変動に伴う原材料コストの上昇や人件費の増加に加え、エネルギー価格上昇等の影響を受けたものの、生産拠点の効率化、在庫水準の適正化及び販管費のコントロールを継続したことにより、収益性の維持・改善を図りました。 また、フレグランス事業におきましては、有名メゾンブランド及びラグジュアリーブランドとの契約拡大により将来に向けた事業基盤の強化が進展しているものの、新規出店や人員体制の強化等に伴う費用が先行しており、当連結会計年度におきましては赤字基調で推移いたしました。一方で、今後は出店効果の発現及び販売拡大により収益改善が見込まれており、早期の黒字化に向けた取り組みを進めてまいります。 その結果、当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高130億36百万円(前年同期比102.1%)、営業利益1億92百万円(前年同期比62.6%)、経常利益3億21百万円(前年同期比77.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益1億86百万円(前年同期比45.4%)となりました。 なお、当第4四半期連結会計期間(2026年1月1日~2026年3月31日)につきましては、営業利益57百万円、経常利益80百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は33百万円の黒字となりました。 セグメントの業績は、以下のとおりであります。 身の回り品事業 ハンカチーフにつきましては、12月以降の中国人観光客の減少による影響等があったものの、日本製大判プリントハンカチーフや、ショッピングバッグ等が主力取引先百貨店において想定以上に推移したことと、3月のギフト繁忙期において都内及び郊外の主力百貨店において、回転什器を使用した「まわるハンカチ」の導入など新しい試みも行い、ギフト需要を喚起することが出来ました。また、大阪・関西万博の関連商品も10月の万博終了以降も人気が衰えることなく、オフィシャルショップを中心に売上を構築することが出来ました。 さらに、POLO RALPHLAURENのファッションバッグが自社EC、ZOZOTOWN、楽天ファッションで好調に推移し、EC市場においての売上を大きく牽引する結果となりました。 その結果、ハンカチーフアイテム全体の売上は前年比104.0%と伸長しました。また、商品の価格見直しが功を奏し、売上総利益率向上の結果となりました。 スカーフ・マフラーにつきましては、年間を通してシルク商材が好調に推移しました。秋冬の立ち上がりは、百貨店外商顧客特招会への積極的な参加による新たな売上の構築もできましたが、暖冬の影響は大きく、繁忙期である11月~12月商戦は全体的に厳しい状況でした。1月のクリアランス時期に冷え込みが重なり売上は伸長したものの、年間を通しての売上は前年比93.3%となりました。 タオル・雑貨につきましては、大型量販店のリビングタオルが好調に推移しました。また、テレビ通販部門におきましては、オンエア規模復調による効果が図れた結果、売上は前年比103.6%となりました。 その結果、当連結会計年度の身の回り品事業での売上は、前年比102.8%となりました。また身の回り品全アイテムにおいて原価削減策が功を奏し、売上総利益率は前年同期と比べ2.5ポイントの改善となりました。 フレグランス事業 フレグランス事業につきましては、地方百貨店を中心とした複数ブランド集積店の通期にわたる不振に加え、ACQUA DI PARMA GINZA SIX店の苦戦、及び2次流通卸売上の大幅な減少が全体に影響いたしました。 一方で、単一ブランド店は堅調に推移しました。CREEDやVan Cleef & Arpelsの既存店が好調を維持したほか、BVLGARI、ACQUA DI PARMA、CREEDの積極的な新店開設(2月に大阪髙島屋店の既存店をBVLGARI及びCREEDの2ブランド店へ改装)や、阪急メンズ東京でのCREEDポップアップ店(2025年11月末より約3ヶ月実施)が売上を牽引しました。また、新規卸先であるケリングジャパン向け売上の増加も寄与いたしました。 当第4四半期連結会計期間においては、これら増収要因により前年同期比116.0%と大きく伸長したものの、当連結会計年度では卸売及び地方百貨店の減収分を補うに至らず、前年をわずかに下回る前年比98.7%という結果となりました。 以上のことから全事業といたしましては、売上は前年同期と比べ102.1%と伸長いたしました。 売上総利益におきましては、前連結会計年度から継続しているグループ連携によるコスト対策及び商品価格の見直しを行った結果、売上総利益率は前年同期と比べ2.1ポイントを上回る結果となり、大幅な増加となりました。 一方、販売費及び一般管理費が増加した結果となりました。これは前連結会計年度に引き続き、新規出店などの案件に対しての先行投資によるものであります。 その結果、営業利益(前年同期比62.6%)、経常利益(前年同期比77.2%)は共に、前年同期と比べ減少となりました。 また、親会社株主に帰属する当期純利益におきましては、前年同期比45.4%と減少の結果となりました。これは、前第2四半期連結会計期間に減資手続きを行い、繰延税金資産の計上を見直しし、法人税等調整額の戻し入れが発生したことに加え、当連結会計年度における繰越欠損金の一部使用により法人税等調整額を計上した影響によるものであります。 経営成績に重要な影響を与える要因について経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、第2[事業の状況]3[事業等のリスク]に記載しております。 目標とする経営指標の達成状況等当社グループは、より強固な経営基盤を確立する為、『川辺株式会社・中期経営計画2023 NEXT』における経営指標を採算性の向上とし最重要課題と認識しております。当連結会計年度のROAは1.47%(前連結会計年度3.32%)、ROEは2.51%(前連結会計年度5.81%)の結果となりました。これは、主として販売費及び一般管理費の増加(49億51百万円から54億46百万円へ4億95百万円増加)の影響であります。 ② 生産、受注及び販売の状況(1) 販売経路販売経路販売別売上構成比率(%)2025年3月期2026年3月期 百貨店49.351.2 当社 量販店10.89.4 専門店、小売店その他39.939.4 合計100.0100.0 (2) 品目別販売実績(単位:千円)区分2025年3月期2026年3月期数量金額数量金額 千枚 千枚 ハンカチーフ15,8918,131,92515,0808,455,932スカーフ・マフラー2281,153,5782041,076,082タオル505568,259483508,786その他69788,44268896,038身の回り品事業計16,69410,642,20615,83610,936,840 千個 千個 フレグランス事業4162,127,0203152,099,564合計17,11112,769,22616,15213,036,404 (3) 品目別仕入実績(単位:千円)区分2025年3月期2026年3月期ハンカチーフ4,726,1674,412,604スカーフ・マフラー594,728517,668タオル442,620429,162その他417,566444,976身の回り品事業計6,181,0825,804,412フレグランス事業1,041,602981,229合計7,222,6846,785,641 (注) 金額は仕入価額によっております。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、4億23百万円増加し、17億83百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、7億10百万円(前年同期は3億84百万円の増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益の増加、売上債権の減少額、棚卸資産の減少額、仕入債務の減少額等であります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、1億81百万円(前年同期は1億40百万円の減少)となりました。これは主に投資有価証券の取得による支出、有形固定資産の取得による支出、投資不動産の賃貸による収入と支出等であります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、1億9百万円(前年同期は3億64百万円の減少)となりました。これは主に短期借入金の純増減額、長期借入による収入、長期借入金の返済による支出、配当金の支払額等であります。(資本の財源及び資金の流動性に係る情報) 当社グループは、事業運営上のリスク及び経済環境の急激な変化に備えるため、一定の流動性を確保することを基本方針としております。そのため資金の調達についても営業活動から得られたキャッシュ・フローに基づく内部資金を基本としつつ、金利状況、投資回収スケジュール、運転資金のポジションを勘案し、金融機関からの借入等外部調達を検討するなどして調達の多様化を図っております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 〔注記事項〕 (重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

事業リスク

  • ライセンス契約の更新と条件変更
    当社グループは多くの著名ブランドとライセンス契約を結び、そのブランド商品を製造・販売していますが、これらの契約は慣例的に2~3年と短期間で、更新時に条件が変更されたり、ブランド側のM&Aなどで経営方針が変わったりする可能性があります。もし契約が維持できなくなったり、大幅な変更が生じたりすると、売上や利益に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 知的財産権侵害のリスク
    自社企画商品やライセンス契約に基づく商品について、特許・実用新案・意匠・商標などの知的財産権に関する調査や出願を行っていますが、将来にわたって第三者の権利を侵害しないと保証することは困難です。万が一、知的財産権の侵害を理由に訴訟を起こされた場合、商品の開発や販売に支障が生じ、会社の財政状態や業績に影響を与える可能性があります。
  • 海外生産拠点のリスク
    商品の生産活動を中国・アジア地域を中心に行っていますが、これらの地域では予期せぬ法律や規制の変更、テロ、戦争などの地政学的リスクが存在します。また、為替レートの変動や生産コストの上昇も考えられます。これらのリスクが現実化した場合、生産活動に支障が生じ、商品の供給が滞ったり、コストが増加したりして、会社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|2,405 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月26日)現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) ライセンス契約について当社グループは数多くの日本国内外の著名ブランドの権利者と商標使用並びに技術提携に関する契約(以下「ライセンス契約」といいます)を締結しております。このライセンス契約により当社グループは様々なブランドの製造・販売権を得ることができ、著名ブランド商品を市場へ供給することが可能となっております。例えば当社グループが提携関係にあるブランドでは、「ポロ・ラルフローレン(米国)」、「ジル・スチュアート(米国)」など、著名なブランドとして数多くの人が知るところであり当社グループ商品の市場への供給・浸透に寄与するところも大きいものと考えます。 一方、上述のライセンス契約は慣例的に2年乃至3年の期間のものが多く、契約更新に伴う契約条件の改定や、これらライセンス供給側に起きるM&Aなどによる経営方針の転換など、ライセンス契約への影響も考えられます。当社グループはこのようなリスクを回避するため様々な方策を講じておりますが、当社グループがこれらの提携関係を維持できなくなった場合、若しくは契約に大きな変更が生じた場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 知的財産権及び訴訟の可能性について当社グループは、提供する商品についてはライセンス契約によるものの外、自社企画商品もあり、これらに関連して特許・実用新案・意匠・商標など知的財産権に関する調査・出願・登録も行っております。又当社グループでは、これら権利の調査・出願・登録などは専門的立場の特許事務所などを通じて随時行い、第三者の知的財産権を侵害しないよう留意しておりますが、当社グループの調査範囲・内容が将来にわたり十分かつ適当であるとは保証できないものと考えます。これら調査・確認は公示されている権利に市場調査の結果などを加味して判断を致しますが、そもそも権利の登録の有無を前提としない法もあることで知的財産権の調査・確認は煩雑化し、又意匠・商標権などの産業財産権は国の登録審査の結果如何に関わることなどから、当社グループが出願をしてもその権利を必ずしも取得できるとはいえないものと考えます。なお、当社グループは現在において当社グループ商品による第三者の知的財産権の侵害は存在していないと認識しておりますが、一方上述の手続を行ったとしても全てを正確に想定することは困難であり、将来にわたり知的財産権の侵害を理由として第三者より損害賠償、差止などを求める訴えの提起を受ける可能性がないとは限りません。従いまして、係る事態が発生した場合には当社グループ商品の開発又は販売に支障が生じ、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 生産拠点について当社グループは、中国・アジア地域を中心に商品の生産活動を行っておりますが、海外においては、予期しえない法律や規制の変更、産業基盤の脆弱性、テロ、戦争による地政学的又は政治的混乱等のリスクが存在しており、現実化する場合は当社グループの海外における生産活動に支障が生じ、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。又、海外における生産活動により、国内生産量の減少から生産拠点の統廃合を招くような場合には生産の一極集中という不都合が生じ、又他国における法の施行・改正、為替レートの変動などがあった場合には流通の再編や生産コストの上昇などの現象が起きないとも限らず、係る場合には当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 人材確保と人件費抑制との関連について今日の流動的な経済社会の中において、当社グループが更に積極的な経営を推し進めていくには、経験と知識に基づいた指導力を有する人材の確保が不可欠と言えます。又当社グループの事業内容からは、ファッションという時代の流行をいち早く掴み、商品開発を行っていくためには広範囲な知識と専門技術を有する優秀なデザイナーや商品マーチャンダイザーの確保も同様に必要であります。当社グループでは、こうした優秀な人材の確保と育成を行うことに加え社外への流出を防ぐことも企業の重要課題であると考えます。当社グループでは、現在、優秀な従業員の確保はあるものの、余剰人員がいないのが現状であります。このような状況により、多数の優秀な従業員の同時期における離職や適格な人材の確保が不十分であった場合は、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 個人情報管理について当社グループは、店頭販売、EC販売等での顧客管理上、多くの個人情報を保有しており、その管理には万全を期しておりますが、今後、万が一お客様の情報が外部に漏洩する事態となった場合には、信用の低下等により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 自然災害、人的災害当社グループは、国内外の物流網を通じて各店舗やお客様に商品を供給しておりますが、国内外において自然災害や戦争等の人的災害が発生した場合は、当社グループのサプライチェーンが影響を受け、事業や商品供給を停滞させる可能性があります。

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