有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。当行グループは総合金融サービス業として銀行業及びリース業を行っているため、下記の内容は当行グループの事業全体の経営方針等を記載しております。 (1) 経営の基本方針当行は、1896年(明治29年)の創業以来培ってきた経営理念「堅実経営」を行是とし、経営方針として①「信用の重視」②「地域への貢献」③「お客さま第一」④「人材の育成」⑤「進取の精神」の5項目を掲げております。行是「堅実経営」には「原理原則に基づき、信用を重んじる」「良き伝統を守り、未来に挑戦する」というふたつの意味があり、単に堅実だけでなく、「守るべきは守り、進むべきは進む」という時代の変化に積極的に対応する想いが込められております。また、当行は伝統的営業方針として「永代取引」を掲げております。「永代取引」とは、世代を超えた息の永い取引を継続し、お客さまの永続的な発展に貢献するという考え方であります。当行はこれからもこの「堅実経営」及び「永代取引」をしっかりと守り続け、地域やお客さまの成長・発展に貢献してまいります。 <存在意義(パーパス)>当行は、2023年度からスタートした経営計画策定にあたり、「永代取引によるお客さま感動満足の創造と豊かな地域社会の実現」という存在意義(パーパス)を制定しました。変化が激しく不確実性の高い環境下、当行の揺るがない行動や意思決定の軸として全役職員が共有し、永代取引の進化及び持続可能な地域社会への取組みを加速させてまいります。 (2) 経営環境創業130周年という大きな節目を迎えた現在、地域金融機関を取巻く経営環境は、人口減少や少子高齢化にともなう市場縮小に加え、金融政策の正常化が進展したことで、預貸金金利の動向や預金獲得競争の激化といった「金利のある世界」への本格的な対応が急務となっております。また、地政学的リスク、通商政策と金融政策の動向、及びそれらに起因する金融市場の変動には一層の留意が必要であり、先行きの不確実性は極めて高い状況が継続しています。こうした中、地域の中小企業等のお客さまは、物価高に見合った賃金の引上げや適切な価格転嫁、深刻化する人材不足への対応など、喫緊の経営課題に直面しておられます。その一方で、AIの活用やDX、GXなどサステナビリティへの対応は、企業の持続可能性を左右する重要な課題となっています。地域金融機関として、将来に亘る持続的な成長と社会課題解決に向けた取組みを、地域とお客さまに寄り添い伴走しながら強化していく必要があります。 (3) 経営戦略・経営計画当行グループでは、重要課題(マテリアリティ)として「地域経済の発展と産業振興」「長寿化社会への対応」「人材育成と働き方改革」「気候変動・南海トラフ地震への対応」を定め、当課題に積極的かつ迅速に対処するため、経営計画「Growing beyond 130th」を推進しております。当計画は、「永代取引の進化」「持続可能な地域社会への取組み」「活力ある組織と多様な働き方の実現」「経営基盤の強化」を基本戦略とし、変化の激しい経営環境に柔軟に対応するため、「ローリング方式」を採用しております。2027年3月期は、2028年3月期を最終年度とする3rdステージの2年目として、これまでの取組みを確かな成果へと結びつける段階となります。当行の存在意義(パーパス)である「永代取引によるお客さま感動満足の創造と豊かな地域社会の実現」に向けた取組みを、これまで以上に加速させてまいります。特に、重点テーマとして、130周年事業を通じたお客さま・地域への貢献、環境変化への対応、お客さま本位の業務運営とコンプライアンスの徹底を掲げ、基本戦略の下、企業価値の向上を図ってまいります。経営計画の概要は以下のとおりです。 長期経営計画「Growing beyond 130th」の概要① 計画概要 ② 経営計画の位置づけ ③ 経営計画(骨子) (注)リスクアペタイト・フレームワーク:取るべきリスクを明確化し収益性と健全性のバランスの最適化を図っていくという経営管理の枠組み ④ 経営目標各指標(2026年3月期実績及び2028年3月期計画)(単体) 2026年3月期実績2028年3月期計画採用理由修正前(2025年11月計画)修正後(2026年5月計画)修正OHR56.11%57%未満55%未満筋肉質な経営体質の構築をめざし経営効率性を測る指標として採用しております。コア業務純益ROA0.57%0.55%以上0.60%以上高い付加価値を創造し、経営効率の更なる向上をめざしていくため採用しております。当期純利益154億円180億円以上200億円以上株主還元や経営資源・人的資本などへの投資の源泉となる利益を、安定的に計上できる収益体質の構築をめざしていくため採用しております。当期純利益ROE4.33%5.00%以上5.00%以上永代取引(注1)を追求し、当行のコアビジネスである中小企業取引を中心に複合取引を強化実践し、与信コストを含めた当期純利益段階での収益効率性の向上をめざしていくため採用しております。株主還元方針株主還元率(連結)40.37%株主還元率(連結)40%以上配当性向(連結)40%以上資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた取組みの一環として、安定的な株主還元を行うため採用しております。ESG投融資残高(注2)1,797億円3,000億円3,000億円ファイナンスを通じたお客さまのサステナビリティへの取組みを支援するため採用しております。女性役付者比率(注3)30.6%30%以上30%以上女性活躍推進のための指標として採用しております。 注1 永代取引・・・・お客さまと世代を超えた息の永い取引を継続し、永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル 2 ESG投融資・・外部評価のあるESG関連投融資と定義し、①グリーンローン、②グリーンボンド(サステナビリティボンドを含みます。)、③ソーシャルローン、④ソーシャルボンド、⑤サステナビリティ・リンク・ローン、⑥サステナビリティ・リンク・ボンド、⑦トランジション・ファイナンス、⑧①~⑦に準じる投融資3 役付者・・・・・課長代理または支店長代理と同等以上の役職(管理職を含む)の職員 2025年11月及び2026年5月にそれぞれ経営目標の見直しを行いました。なお、2026年5月に株主還元にかかる経営目標を株主還元率40%以上(連結)から配当性向40%以上(連結)に変更いたしました。 (4) 対処すべき課題2026年度は経営計画「Growing beyond 130th」において、最終年度に向けた3年計画である3rdステージの2年目として、これまでの取組みを確かな成果へと結びつける段階となります。各基本戦略における優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。 ①永代取引の進化永代取引の進化のため、コンサルティング機能のさらなる高度化に取組んでまいります。法人のお客さまには、資金繰り支援に加え、DX・GXコンサルティングや事業承継支援、ストラクチャードファイナンス等の高度な金融手法を活用し、地域の皆さまの競争力強化と新産業創出や新規事業展開を牽引してまいります。個人のお客さまには、預金・証券・保険の総合金融サービスをご提案し、お客さまの資産を守り育て、豊かさの実現をめざすファミリーサポート営業を深化させ、世代を超えた資産形成・継承を支えることで金融先進県の実現につなげてまいります。これらを通じ、お客さまを起点として、対面・非対面チャネルをシームレスにつなぎ、お客さまとのつながりをより強化することで、当行ならではの付加価値の高い金融サービスを提供してまいります。 ②持続可能な地域社会への取組み各種ファンドを通じ、創業・事業承継支援と産業振興を一段と加速させるとともに、お客さまのDXコンサルティング等による地域のデジタル化を推進してまいります。また、ESG投融資の拡大や自治体との連携による脱炭素社会の実現に向けた取組みを深化させ、お客さまのESG経営の実践をご支援してまいります。そのほか、野村證券との連携による地域の金融リテラシー向上や、四国アライアンスなどの連携による四国創生への取組みを一層強化してまいります。 ③活力ある組織と多様な働き方の実現人的資本経営を一段と深化させ、自律的なキャリア形成を支援することで、永代取引を支える人材の育成を図るとともに、重点分野への戦略的な人材配置を加速させてまいります。DXやSDGsリテラシーのさらなる向上により、高度化・多様化するお客さまニーズに専門性の高いソリューションで応え、より一層のお客さま感動満足の創造をめざしてまいります。さらに、外部機関からも高く評価されたエンゲージメントを原動力に、野村證券からの出向者、シニア人材、中途採用者など多様な人材が専門性を発揮できる環境整備や、女性活躍の推進に積極的に取組んでまいります。職員向け株式報酬制度の導入等による経営参画意識の醸成や、役員と職員の対話を重視する組織風土を一段と深化させることで、誰もが意欲的に挑戦できる職場環境を実現し、持続的な企業価値の向上につなげてまいります。 ④経営基盤の強化ガバナンス・リスク管理・コンプライアンス態勢強化のもと、取るべきリスクを明確化し収益性と健全性のバランスの最適化を図っていくという経営管理の枠組みであるRAF(リスクアペタイト・フレームワーク)を実践し、最適な経営資源と資本配賦の実現によって卓越した効率経営を追求してまいります。また、本年3月に発生した不正アクセスによる情報漏えい事案につきましては、本事案を厳粛に受け止め、最重要課題として再発防止に取組んでまいります。そして、サイバーセキュリティ対応を含むシステムセキュリティ態勢全般の一層の強化を図るほか、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策や業務継続態勢の実効性を高めることで、社会インフラを担う金融機関としての責任を果たし、信頼に資する経営基盤の構築に全力で取組んでまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。当行グループは総合金融サービス業として銀行業及びリース業を行っているため、下記の内容は当行グループの事業全体の経営方針等を記載しております。 (1) 経営の基本方針当行は、1896年(明治29年)の創業以来培ってきた経営理念「堅実経営」を行是とし、経営方針として①「信用の重視」②「地域への貢献」③「お客さま第一」④「人材の育成」⑤「進取の精神」の5項目を掲げております。行是「堅実経営」には「原理原則に基づき、信用を重んじる」「良き伝統を守り、未来に挑戦する」というふたつの意味があり、単に堅実だけでなく、「守るべきは守り、進むべきは進む」という時代の変化に積極的に対応する想いが込められております。また、当行は伝統的営業方針として「永代取引」を掲げております。「永代取引」とは、世代を超えた息の永い取引を継続し、お客さまの永続的な発展に貢献するという考え方であります。当行はこれからもこの「堅実経営」及び「永代取引」をしっかりと守り続け、地域やお客さまの成長・発展に貢献してまいります。 <存在意義(パーパス)>当行は、2023年度からスタートした経営計画策定にあたり、「永代取引によるお客さま感動満足の創造と豊かな地域社会の実現」という存在意義(パーパス)を制定しました。変化が激しく不確実性の高い環境下、当行の揺るがない行動や意思決定の軸として全役職員が共有し、永代取引の進化及び持続可能な地域社会への取組みを加速させてまいります。 (2) 経営環境創業130周年という大きな節目を迎えた現在、地域金融機関を取巻く経営環境は、人口減少や少子高齢化にともなう市場縮小に加え、金融政策の正常化が進展したことで、預貸金金利の動向や預金獲得競争の激化といった「金利のある世界」への本格的な対応が急務となっております。また、地政学的リスク、通商政策と金融政策の動向、及びそれらに起因する金融市場の変動には一層の留意が必要であり、先行きの不確実性は極めて高い状況が継続しています。こうした中、地域の中小企業等のお客さまは、物価高に見合った賃金の引上げや適切な価格転嫁、深刻化する人材不足への対応など、喫緊の経営課題に直面しておられます。その一方で、AIの活用やDX、GXなどサステナビリティへの対応は、企業の持続可能性を左右する重要な課題となっています。地域金融機関として、将来に亘る持続的な成長と社会課題解決に向けた取組みを、地域とお客さまに寄り添い伴走しながら強化していく必要があります。 (3) 経営戦略・経営計画当行グループでは、重要課題(マテリアリティ)として「地域経済の発展と産業振興」「長寿化社会への対応」「人材育成と働き方改革」「気候変動・南海トラフ地震への対応」を定め、当課題に積極的かつ迅速に対処するため、経営計画「Growing beyond 130th」を推進しております。当計画は、「永代取引の進化」「持続可能な地域社会への取組み」「活力ある組織と多様な働き方の実現」「経営基盤の強化」を基本戦略とし、変化の激しい経営環境に柔軟に対応するため、「ローリング方式」を採用しております。2027年3月期は、2028年3月期を最終年度とする3rdステージの2年目として、これまでの取組みを確かな成果へと結びつける段階となります。当行の存在意義(パーパス)である「永代取引によるお客さま感動満足の創造と豊かな地域社会の実現」に向けた取組みを、これまで以上に加速させてまいります。特に、重点テーマとして、130周年事業を通じたお客さま・地域への貢献、環境変化への対応、お客さま本位の業務運営とコンプライアンスの徹底を掲げ、基本戦略の下、企業価値の向上を図ってまいります。経営計画の概要は以下のとおりです。 長期経営計画「Growing beyond 130th」の概要① 計画概要 ② 経営計画の位置づけ ③ 経営計画(骨子) (注)リスクアペタイト・フレームワーク:取るべきリスクを明確化し収益性と健全性のバランスの最適化を図っていくという経営管理の枠組み ④ 経営目標各指標(2026年3月期実績及び2028年3月期計画)(単体) 2026年3月期実績2028年3月期計画採用理由修正前(2025年11月計画)修正後(2026年5月計画)修正OHR56.11%57%未満55%未満筋肉質な経営体質の構築をめざし経営効率性を測る指標として採用しております。コア業務純益ROA0.57%0.55%以上0.60%以上高い付加価値を創造し、経営効率の更なる向上をめざしていくため採用しております。当期純利益154億円180億円以上200億円以上株主還元や経営資源・人的資本などへの投資の源泉となる利益を、安定的に計上できる収益体質の構築をめざしていくため採用しております。当期純利益ROE4.33%5.00%以上5.00%以上永代取引(注1)を追求し、当行のコアビジネスである中小企業取引を中心に複合取引を強化実践し、与信コストを含めた当期純利益段階での収益効率性の向上をめざしていくため採用しております。株主還元方針株主還元率(連結)40.37%株主還元率(連結)40%以上配当性向(連結)40%以上資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた取組みの一環として、安定的な株主還元を行うため採用しております。ESG投融資残高(注2)1,797億円3,000億円3,000億円ファイナンスを通じたお客さまのサステナビリティへの取組みを支援するため採用しております。女性役付者比率(注3)30.6%30%以上30%以上女性活躍推進のための指標として採用しております。 注1 永代取引・・・・お客さまと世代を超えた息の永い取引を継続し、永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル 2 ESG投融資・・外部評価のあるESG関連投融資と定義し、①グリーンローン、②グリーンボンド(サステナビリティボンドを含みます。)、③ソーシャルローン、④ソーシャルボンド、⑤サステナビリティ・リンク・ローン、⑥サステナビリティ・リンク・ボンド、⑦トランジション・ファイナンス、⑧①~⑦に準じる投融資3 役付者・・・・・課長代理または支店長代理と同等以上の役職(管理職を含む)の職員 2025年11月及び2026年5月にそれぞれ経営目標の見直しを行いました。なお、2026年5月に株主還元にかかる経営目標を株主還元率40%以上(連結)から配当性向40%以上(連結)に変更いたしました。 (4) 対処すべき課題2026年度は経営計画「Growing beyond 130th」において、最終年度に向けた3年計画である3rdステージの2年目として、これまでの取組みを確かな成果へと結びつける段階となります。各基本戦略における優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。 ①永代取引の進化永代取引の進化のため、コンサルティング機能のさらなる高度化に取組んでまいります。法人のお客さまには、資金繰り支援に加え、DX・GXコンサルティングや事業承継支援、ストラクチャードファイナンス等の高度な金融手法を活用し、地域の皆さまの競争力強化と新産業創出や新規事業展開を牽引してまいります。個人のお客さまには、預金・証券・保険の総合金融サービスをご提案し、お客さまの資産を守り育て、豊かさの実現をめざすファミリーサポート営業を深化させ、世代を超えた資産形成・継承を支えることで金融先進県の実現につなげてまいります。これらを通じ、お客さまを起点として、対面・非対面チャネルをシームレスにつなぎ、お客さまとのつながりをより強化することで、当行ならではの付加価値の高い金融サービスを提供してまいります。 ②持続可能な地域社会への取組み各種ファンドを通じ、創業・事業承継支援と産業振興を一段と加速させるとともに、お客さまのDXコンサルティング等による地域のデジタル化を推進してまいります。また、ESG投融資の拡大や自治体との連携による脱炭素社会の実現に向けた取組みを深化させ、お客さまのESG経営の実践をご支援してまいります。そのほか、野村證券との連携による地域の金融リテラシー向上や、四国アライアンスなどの連携による四国創生への取組みを一層強化してまいります。 ③活力ある組織と多様な働き方の実現人的資本経営を一段と深化させ、自律的なキャリア形成を支援することで、永代取引を支える人材の育成を図るとともに、重点分野への戦略的な人材配置を加速させてまいります。DXやSDGsリテラシーのさらなる向上により、高度化・多様化するお客さまニーズに専門性の高いソリューションで応え、より一層のお客さま感動満足の創造をめざしてまいります。さらに、外部機関からも高く評価されたエンゲージメントを原動力に、野村證券からの出向者、シニア人材、中途採用者など多様な人材が専門性を発揮できる環境整備や、女性活躍の推進に積極的に取組んでまいります。職員向け株式報酬制度の導入等による経営参画意識の醸成や、役員と職員の対話を重視する組織風土を一段と深化させることで、誰もが意欲的に挑戦できる職場環境を実現し、持続的な企業価値の向上につなげてまいります。 ④経営基盤の強化ガバナンス・リスク管理・コンプライアンス態勢強化のもと、取るべきリスクを明確化し収益性と健全性のバランスの最適化を図っていくという経営管理の枠組みであるRAF(リスクアペタイト・フレームワーク)を実践し、最適な経営資源と資本配賦の実現によって卓越した効率経営を追求してまいります。また、本年3月に発生した不正アクセスによる情報漏えい事案につきましては、本事案を厳粛に受け止め、最重要課題として再発防止に取組んでまいります。そして、サイバーセキュリティ対応を含むシステムセキュリティ態勢全般の一層の強化を図るほか、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策や業務継続態勢の実効性を高めることで、社会インフラを担う金融機関としての責任を果たし、信頼に資する経営基盤の構築に全力で取組んでまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当行グループ(当行及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 2025年度のわが国経済につきましては、原材料価格の高止まりや人件費の上昇によるコストプッシュ圧力は継続したものの、企業収益が高水準を続ける中で、省力化・デジタル関連投資や研究開発投資などの設備投資が堅調に推移しました。また、高い賃上げ率が定着し、名目賃金が高めで推移したことを背景に、個人消費も底堅く推移するなど、景気は緩やかな回復基調を維持しました。このような状況下、日本銀行は、賃金と物価の好循環が一段と強まったと判断し、前年度からの金融政策正常化の流れを継続し、2025年12月には政策金利の引上げを実施しました。これにより、わが国経済は本格的な「金利のある世界」へと移行しました。しかしながら、各国の通商政策の動向や中東情勢をはじめとする地政学的リスクの高まりなどを背景に海外経済の不透明感は増しており、これに起因するわが国経済・物価を巡る不確実性は、引続き非常に高い状況が続いています。この間、金融市場においては、日米金利差縮小に加え、米国の通商・外交政策を巡る思惑から、為替相場は円高方向に振れる局面も見られましたが、年度を通じては、米国景気の底堅さやインフレ懸念を背景とした米国金利動向、さらにはNISAなど構造的な円売り要因もあり、円安圧力が根強く残る展開となりました。株式市場についても、企業業績拡大への期待の一方で、地政学的リスクや海外景気の減速懸念により不安定な動きとなりました。また、長期金利は、日本銀行による追加利上げと国債買い入れ減額の進展を反映し、前年度に比べ一段と高い水準で推移しました。県内経済につきましても、国内景気と同様に、資材価格の高騰等により住宅投資がやや弱めとなったものの、設備投資が増加したほか、個人消費も底堅く推移するなど、基調としては持ち直しの動きとなりました。こうした中、3年計画を1年毎にアップデートしていく「ローリング方式」を採用している当行の長期経営計画「Growing beyond 130th」では、本年度から2028年3月期を期限とする最終の3rdステージがスタートしました。お客さま感動満足の創造、人的資本経営の取組み、DXを起点としたイノベーション推進、事業領域の拡大を重点テーマとし、さらなる収益の拡大と当行及び地域の持続可能な成長の実現に取組む3年間と位置付けております。これら重点テーマの実現に向け、さまざまな施策に取組んだ結果、当連結会計年度の経営成績等につきましては、次のとおりとなりました。 (財政状態、経営成績)預金及び預かり資産につきましては、お客さまの多様化するニーズへの対応に努め、お取引の拡大を図りました。この結果、譲渡性預金を含めた預金は、個人預金などが順調に増加したことから、前連結会計年度末比231億円増加し、当連結会計年度末残高は3兆4,188億円となりました。また、個人年金保険等の預かり資産残高は、前連結会計年度末比187億円増加し、当連結会計年度末残高は2,818億円となり、金融商品仲介業務における預かり資産残高は、前連結会計年度末比3,030億円増加し、当連結会計年度末残高は1兆3,765億円となりました。貸出金につきましては、地域密着型金融を推進する中、さまざまな資金ニーズに積極的にお応えした結果、前連結会計年度末比633億円増加し、当連結会計年度末残高は2兆5,214億円となりました。有価証券につきましては、株式や投資信託等の増加を主因として、当連結会計年度末の有価証券残高は前連結会計年度末比1,436億円増加し、1兆1,791億円となりました。また、当連結会計年度末の有価証券の評価損益は、前連結会計年度末比721億円増加し、1,844億円の評価益となりました。当連結会計年度の損益につきましては、経常収益は、貸出金利息や有価証券利息配当金など資金運用収益が増収となったことなどから、前連結会計年度比163億98百万円増収の953億63百万円となりました。また、経常費用は、預金利息など資金調達費用が増加したことに加え、円建債券を中心に国債等債券売却損が増加したことなどから、前連結会計年度比124億35百万円増加の735億37百万円となりました。この結果、経常利益は、前連結会計年度比39億63百万円増益の218億25百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比23億24百万円増益の155億27百万円となり、ともに過去最高益となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。① 銀行業銀行業の経常収益は、貸出金利息や有価証券利息配当金など資金運用収益の増収などから、前連結会計年度比149億14百万円増収の781億77百万円となり、経常利益は、前連結会計年度比39億14百万円増益の215億62百万円となりました。② リース業リース業の経常収益は、リース売上高の増収から、前連結会計年度比16億42百万円増収の181億83百万円となり、経常利益は、前連結会計年度比1億26百万円増益の8億3百万円となりました。 (キャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、譲渡性預金を含めた預金及び借用金の増加などにより、135億80百万円のプラスとなりました。前連結会計年度比では146億31百万円の減少となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が売却及び償還による収入を上回ったことなどにより、629億41百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では649億32百万円の減少となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い及び自己株式の取得などにより、68億85百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では19億71百万円の減少となりました。この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比562億42百万円減少し、3,451億80百万円となりました。 (参考)① 国内・国際業務部門別収支当連結会計年度の資金運用収支は、貸出金利息及び有価証券配当金が増収となったことから、前連結会計年度比66億円増益の455億円となりました。また、役務取引等収支は、金融商品仲介業務手数料及び本業支援関係手数料などの増収により、前連結会計年度比1億円増益の95億円となりました。その他業務収支は、国債等債券売却損などその他業務費用が増加したことなどから、前連結会計年度比69億円減益の△78億円となりました。種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度35,9172,986―38,903当連結会計年度40,8714,700―45,572うち資金運用収益前連結会計年度38,7927,4077146,127当連結会計年度48,6938,16038056,474うち資金調達費用前連結会計年度2,8744,420717,223当連結会計年度7,8223,45938010,902信託報酬前連結会計年度2――2当連結会計年度2――2役務取引等収支前連結会計年度9,254144―9,398当連結会計年度9,448102―9,550うち役務取引等収益前連結会計年度10,455208―10,663当連結会計年度10,985186―11,172うち役務取引等費用前連結会計年度1,20164―1,265当連結会計年度1,53784―1,621その他業務収支前連結会計年度△58△871―△930当連結会計年度△6,698△1,160―△7,859うちその他業務収益前連結会計年度16,744107―16,852当連結会計年度18,16279―18,242うちその他業務費用前連結会計年度16,802979―17,782当連結会計年度24,8611,240―26,102 (注) 1 国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2 相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。3 資金調達費用は金銭の信託運用見合額の利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を除して表示しております。 ② 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況イ 国内業務部門当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は、貸出金及び預け金が増加したことなどから前連結会計年度比1,409億円増加の3兆7,123億円となりました。また、資金調達勘定の平均残高は、譲渡性預金を含めた預金及び借用金が増加したことなどから前連結会計年度比1,322億円増加の3兆5,663億円となりました。利回りでは、資金運用勘定の利回りは、有価証券利回り等の上昇から前連結会計年度比0.23ポイント上昇の1.31%となり、資金調達勘定の利回りは、譲渡性預金を含めた預金利回り等の上昇から前連結会計年度比0.13ポイント上昇し0.21%となりました。この結果、資金運用利息は、前連結会計年度比99億円増収の486億円、資金調達利息は、前連結会計年度比49億円増加の78億円となりました。種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度3,571,43038,7921.08当連結会計年度3,712,35248,6931.31うち貸出金前連結会計年度2,286,85724,4981.07当連結会計年度2,366,34529,1211.23うち有価証券前連結会計年度841,91513,3871.59当連結会計年度845,74617,2872.04うちコールローン及び買入手形前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち預け金前連結会計年度315,5958210.26当連結会計年度342,4921,8840.55資金調達勘定前連結会計年度3,434,1182,8740.08当連結会計年度3,566,3207,8220.21うち預金前連結会計年度3,122,0631,8400.05当連結会計年度3,181,4336,1650.19うち譲渡性預金前連結会計年度151,5381660.10当連結会計年度163,8055670.34うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度―――当連結会計年度10900.49うち借用金前連結会計年度151,5031340.08当連結会計年度206,5495470.26 (注) 1 国内業務部門は国内店の円建取引であります。2 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度19,897百万円、当連結会計年度20,346百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度124百万円、当連結会計年度115百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。 ロ 国際業務部門当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は、有価証券及び貸出金が増加したことなどから、前連結会計年度比351億円増加の2,269億円となりました。また、利回りについては、海外金利の低下などから、前連結会計年度比0.27ポイント低下し3.59%となりました。この結果、資金運用利息は、前連結会計年度比7億円増収の81億円となりました。資金調達勘定は、平均残高が前連結会計年度比352億円増加の2,128億円となりました。また、利回りについては、海外金利の低下などから、前連結会計年度比0.87ポイント低下し1.62%となりました。この結果、資金調達利息は、前連結会計年度比9億円減少の34億円となりました。種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度191,8937,4073.86当連結会計年度226,9988,1603.59うち貸出金前連結会計年度80,7313,0863.82当連結会計年度98,1073,2023.26うち有価証券前連結会計年度99,5564,2854.30当連結会計年度113,4404,9524.36うちコールローン及び買入手形前連結会計年度617325.24当連結会計年度4924.49うち預け金前連結会計年度―――当連結会計年度―――資金調達勘定前連結会計年度177,5154,4202.49当連結会計年度212,8153,4591.62うち預金前連結会計年度46,1303930.85当連結会計年度53,2215140.96うち譲渡性預金前連結会計年度―――当連結会計年度―――うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度6,1603215.22当連結会計年度4,3841984.51うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度5,8933025.12当連結会計年度1,029454.44うち借用金前連結会計年度―――当連結会計年度――― (注) 1 国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度101百万円、当連結会計年度118百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円)及び利息(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円)を、それぞれ控除して表示しております。4 国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。 ハ 合計 種類期別平均残高(百万円)利息(百万円)利回り(%)小計相殺消去額(△)合計小計相殺消去額(△)合計資金運用勘定前連結会計年度3,763,324119,3053,644,01946,1997146,1271.26当連結会計年度3,939,350154,1233,785,22756,85438056,4741.49うち貸出金前連結会計年度2,367,589―2,367,58927,584―27,5841.16当連結会計年度2,464,453―2,464,45332,323―32,3231.31うち有価証券前連結会計年度941,472―941,47217,672―17,6721.87当連結会計年度959,186―959,18622,239―22,2392.31うちコールローン及び買入手形前連結会計年度617―61732―325.24当連結会計年度49―492―24.49うち預け金前連結会計年度315,595―315,595821―8210.26当連結会計年度342,492―342,4921,884―1,8840.55資金調達勘定前連結会計年度3,611,634119,3053,492,3297,295717,2230.20当連結会計年度3,779,135154,1233,625,01111,28238010,9020.30うち預金前連結会計年度3,168,193―3,168,1932,233 ―2,2330.07当連結会計年度3,234,654―3,234,6546,680―6,6800.20うち譲渡性預金前連結会計年度151,538―151,538166―1660.10当連結会計年度163,805―163,805567―5670.34うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度6,160―6,160321―3215.22当連結会計年度4,384―4,384198―1984.51うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度5,893―5,893302―3025.12当連結会計年度1,138―1,13846―464.07うち借用金前連結会計年度151,503―151,503134―1340.08当連結会計年度206,549―206,549547―5470.26 (注) 1 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。2 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度19,999百万円、当連結会計年度20,465百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度124百万円、当連結会計年度115百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。3 相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息であります。 ③ 国内・国際業務部門別役務取引の状況当連結会計年度の役務取引等収益は、前連結会計年度比5億円増収の111億円となりました。種類別では、証券関連業務は3億円増収の31億円、代理業務は2億円減収の8億円となりました。種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度10,45520810,663当連結会計年度10,98518611,172うち預金・貸出業務前連結会計年度2,018―2,018当連結会計年度2,034―2,034うち為替業務前連結会計年度1,2141951,410当連結会計年度1,3121721,485うち証券関連業務前連結会計年度2,820―2,820当連結会計年度3,187―3,187うち代理業務前連結会計年度1,043―1,043当連結会計年度838―838役務取引等費用前連結会計年度1,201641,265当連結会計年度1,537841,621うち為替業務前連結会計年度19850249当連結会計年度22568293 (注) 国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。 ④ 国内・国際業務部門別預金残高の状況○ 預金の種類別残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度3,204,40863,7833,268,192当連結会計年度3,238,72843,6093,282,337うち流動性預金前連結会計年度2,281,727―2,281,727当連結会計年度2,244,118―2,244,118うち定期性預金前連結会計年度888,619―888,619当連結会計年度959,039―959,039うちその他前連結会計年度34,06263,78397,845当連結会計年度35,57043,60979,179譲渡性預金前連結会計年度127,504―127,504当連結会計年度136,519―136,519総合計前連結会計年度3,331,91363,7833,395,696当連結会計年度3,375,24743,6093,418,856 (注) 1国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金定期性預金=定期預金+定期積金 ⑤ 国内店業種別貸出金残高の状況イ 業種別貸出状況(末残・構成比)業種別前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内店(除く特別国際金融取引勘定分)2,458,031100.002,521,425100.00製造業345,74414.07361,41314.33農業,林業8,1790.338,6990.34漁業1,5350.061,5170.06鉱業,採石業,砂利採取業1,1850.051,1480.05建設業96,4013.9298,1323.89電気・ガス・熱供給・水道業67,7062.7668,9612.74情報通信業15,5510.6317,4750.69運輸業,郵便業151,5176.16175,3226.95卸売業,小売業302,66412.31318,24812.62金融業,保険業221,2239.00199,8617.93不動産業,物品賃貸業332,57713.53354,55614.06各種サービス業293,18911.93296,73811.77地方公共団体181,6327.39171,4106.80その他380,90215.50376,35014.93国内店名義現地貸58,0152.3671,5832.84特別国際金融取引勘定分――――政府等――――金融機関――――その他――――合計2,458,031―2,521,425― (注) 「各種サービス業」の内訳は、「学術研究,専門・技術サービス業」「宿泊業」「飲食業」「生活関連サービス業,娯楽業」「教育,学習支援業」「医療・福祉」「その他のサービス」となっております。 ロ 外国政府等向け債権残高(国別)該当事項はありません。 ⑥ 国内・国際業務部門別有価証券の状況○ 有価証券残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度173,741―173,741当連結会計年度190,946―190,946地方債前連結会計年度141,606―141,606当連結会計年度176,904―176,904短期社債前連結会計年度―――当連結会計年度―――社債前連結会計年度233,536―233,536当連結会計年度205,218―205,218株式前連結会計年度187,590―187,590当連結会計年度256,719―256,719その他の証券前連結会計年度194,427104,625299,052当連結会計年度226,203123,143349,346合計前連結会計年度930,902104,6251,035,528当連結会計年度1,055,992123,1431,179,135 (注) 1国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2「その他の証券」には、外国債券等を含んでおります。 ⑦ 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は提出会社1社であります。 イ 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)資産科目前連結会計年度(2025年3月31日)当連結会計年度(2026年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)有価証券7723.387724.11現金預け金25476.6224475.89合計332100.00322100.00 負債科目前連結会計年度(2025年3月31日)当連結会計年度(2026年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)金銭信託332100.00322100.00合計332100.00322100.00 (注) 1共同信託他社管理財産 前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円2元本補填契約のある信託については、前連結会計年度及び当連結会計年度の取扱残高はありません。 ロ 有価証券残高の状況科目前連結会計年度(2025年3月31日)当連結会計年度(2026年3月31日)有価証券残高(百万円)構成比(%)有価証券残高(百万円)構成比(%)国債2735.662735.66地方債5064.345064.34合計77100.0077100.00 (自己資本比率の状況)(参考)自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては標準的計測手法を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準) (単位:百万円、%) 2026年3月31日1.連結自己資本比率(2/3)10.482.連結における自己資本の額254,2243.リスク・アセットの額2,424,1384.連結総所要自己資本額96,965 単体自己資本比率(国内基準) (単位:百万円、%) 2026年3月31日1.自己資本比率(2/3)10.212.単体における自己資本の額244,3653.リスク・アセットの額2,391,8994.単体総所要自己資本額95,675 (資産の査定)(参考)資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。2 危険債権危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。3 要管理債権要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。4 正常債権正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額債権の区分2025年3月31日2026年3月31日金額(百万円)金額(百万円)破産更生債権及びこれらに準ずる債権20,83821,218危険債権20,79221,688要管理債権7,2906,787正常債権2,433,2352,498,535 (生産、受注及び販売の状況)「生産、受注及び販売の状況」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、当行グループにおいては、銀行業が大部分を占めるため、当該銀行業を中心に記載しております。また、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。 (主要損益の状況)当連結会計年度の損益につきましては、国内金利が上昇するなか、順調に推移いたしました。貸出金利息及び有価証券利息配当金が増収となったことなどにより、連結コア業務純益は、前連結会計年度比58億3百万円増益の241億73百万円となりました。また、投資信託解約損益を除いた連結コア業務純益は、前連結会計年度比53億26百万円増益の240億71百万円となりました。経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、上記の要因などにより、それぞれ前連結会計年度比39億63百万円増益の218億25百万円、同23億24百万円増益の155億27百万円となり、いずれも過去最高益となりました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)経常収益 78,96495,36316,398連結業務粗利益 47,37447,266△108 除く債券関係損益(=コア業務粗利益) (②+③+④)①49,33156,1006,769 資金利益②38,90345,5726,668 うち貸出金利息 27,58432,3234,739 うち有価証券利息配当金 17,67222,2394,567 うち資金調達費用(△) 7,22310,9023,678 役務取引等利益③9,4019,553151 その他業務利益 △930△7,859△6,929 除く債券関係損益④1,026975△51経費(除く臨時処理分)⑤30,96131,927966連結業務純益(一般貸倒引当金繰入前) 16,41315,338△1,074一般貸倒引当金繰入額 △926△681244連結業務純益 17,33916,020△1,319連結コア業務純益(①-⑤) 18,36924,1735,803連結コア業務純益(除く投資信託解約損益) 18,74524,0715,326 有価証券関係損益 670△419△1,090 実質与信費用 1,0431,722678経常利益 17,86121,8253,963親会社株主に帰属する当期純利益 13,20215,5272,324 (経営成績の分析)① コア業務粗利益コア業務粗利益は、資金利益、役務取引等利益及びその他業務利益(債券関係損益を除く)で構成されており、コアビジネスである中小企業融資から生じる貸出金利息など、当行グループの基本的な利益を表す指標であります。当連結会計年度におきましては、下記の要因により、前連結会計年度比67億69百万円の増益となりました。(資金利益の状況)資金利益のうち、貸出金利息につきましては、お客さまの資金ニーズに積極的にお応えし貸出金残高が増加したことに加え、国内金利の上昇により利回りが上昇し、前連結会計年度比47億39百万円の増収となりました。また、有価証券利息配当金につきましても、低利回りの債券を売却し高利回りの債券に入れ替えたことなどにより利回りが上昇し、前連結会計年度比45億67百万円の増収となりました。資金調達費用につきましては、外貨調達費用が減少したものの、円貨預金利息が増加したことなどから、前連結会計年度比36億78百万円の増加となりました。上記要因により、資金利益は、前連結会計年度比66億68百万円の増益となりました。(役務取引等利益の状況)役務取引等利益につきましては、野村證券株式会社との提携による金融商品仲介業務手数料が引続き順調に推移したほか、法人のお客さまの本業支援による法人関係手数料が増収となったことなどにより、前連結会計年度比1億51百万円の増益となりました。 ② 経費経費につきましては、人的資本投資を積極的に行った結果人件費が増加し、また、物件費も130周年記念事業に係る費用が増加したことにより、前連結会計年度比9億66百万円増加しました。修正ОHRは、コア業務粗利益が大幅な増益となったことが寄与して5.85ポイント低下し、56.91%となりました。必要な投資を行うとともに効率的な業務運営により収益増強を図り、修正OHRの改善に努めてまいります。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)経費(除く臨時費用) 30,96131,927966コア業務粗利益 49,33156,1006,769修正OHR(連結) (注) 62.76%56.91%△5.85 (注) 修正OHR(経費率)=経費÷コア業務粗利益 ③ 有価証券関係損益債券関係損益は、低利回りの債券を売却し高利回りの債券に入れ替えたことに伴い、売却損が増加し前連結会計年度比68億77百万円の減益となりました。一方、株式等関係損益は、政策投資株式等の売却益を計上したことなどにより、前連結会計年度比57億87百万円の増益となりました。上記の要因により、有価証券関係損益は、前連結会計年度比10億90百万円の減益となりました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)債券関係損益①△1,956△8,834△6,877 売却益 30090△210 売却損 2,2518,9046,653 償却 62014株式等関係損益②2,6278,4145,787 売却益 3,9148,7694,855 売却損 1,249271△977 償却 378345有価証券関係損益(①+②) 670△419△1,090 ④ 実質与信費用与信費用は、2024年問題への影響が懸念された道路貨物運送業への追加的な引当てを終了したものの、予想損失率の上昇などにともない、前連結会計年度比18百万円増加しました。また、償却債権取立益を控除した実質与信費用は、前連結会計年度比6億78百万円増加しました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)不良債権処理額合計①3,2112,985△226 個別貸倒引当金純繰入額 3,0122,610△402 貸出金償却 1711△6 債権売却損等 180363182一般貸倒引当金繰入額②△926△681244与信費用合計(①+②) 2,2852,30318 償却債権取立益③1,241581△660実質与信費用合計(①+②-③) 1,0431,722678 (財政状態の分析)① 貸出金貸出金は、事業性評価に基づく主力の中小企業向け貸出金のほか外航船向け等にも幅広く取組み、幅広い業種で残高が増加した結果、前連結会計年度末比633億円増加し、当連結会計年度末残高は2兆5,214億円となりました。また、中小企業等貸出金比率は、前連結会計年度末比1.43ポイント上昇の78.31%と、引続き高い水準を維持しています。 前連結会計(前事業)年度(百万円)(A)当連結会計(当事業)年度(百万円)(B)前連結会計(前事業)年度比(百万円)(B)-(A)貸出金(末残) 2,458,0312,521,42563,393 うち住宅ローン〔単体〕 317,971310,079△7,891 うち中小企業等貸出金残高〔単体〕 1,888,9611,977,24288,281 うち中小企業等貸出金比率〔単体〕 76.88%78.31%1.43 ② 有価証券有価証券は、市場動向を注視し、安定的な収益を確保するとともに機動的な運用に努めた結果、株価の上昇や円安により株式や外国証券・投資信託が増加したことを主因として、前連結会計年度末比1,436億円増加し、当連結会計年度末残高は1兆1,791億円となりました。また、有価証券評価損益は、株価の上昇などにより前連結会計年度末比721億円増加し、評価益は1,844億円となりました。有価証券残高(末残) 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)有価証券合計 1,035,5281,179,135143,606 国債 173,741190,94617,205 地方債 141,606176,90435,297 社債 233,536205,218△28,318 株式 187,590256,71969,128 その他 299,052349,34650,293 有価証券評価損益 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)有価証券合計 112,336184,48772,150 株式 125,937194,45968,522 債券 △37,325△62,607△25,281 その他 23,72552,63428,909 ③ 預金等譲渡性預金を含めた預金は、法人預金は減少したものの、個人預金などが順調に増加したことから、前連結会計年度末比231億円増加し、当連結会計年度末残高は3兆4,188億円となりました。当連結会計年度末の個人年金保険等及び金融商品仲介口座残高を合計したお客さまからの預かり資産残高は、前連結会計年度末比3,218億円増加し、1兆6,583億円となりました。当連結会計年度末の譲渡性預金を含めた預金、個人年金保険等及び金融商品仲介口座残高の合計は、5兆772億円となりました。野村證券株式会社との提携により、同社の取扱商品・サービスをはじめ預金や保険も含めた付加価値の高い総合金融サービスをワンストップでご提供しており、引続き多様な資金運用ニーズに対応できるよう注力してまいります。a 預金等残高 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)預金(末残) 3,268,1923,282,33714,145 うち個人預金 2,089,1762,134,70845,531 うち法人預金 944,160915,586△28,574 うち公金預金 190,630186,447△4,182譲渡性預金 127,504136,5199,014合計 3,395,6963,418,85623,159 b 預かり資産残高 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)個人年金保険等 263,083281,84218,758 金融商品仲介業務における預かり資産残高合計 1,073,4561,376,541303,084 うち野村證券仲介口座 (注)1 1,058,9201,357,963299,042 うち野村證券仲介口座以外の仲介口座(注)2 14,53618,5774,041合計 1,336,5401,658,383321,843 (注)1 当行の証券口座(国債等・投資信託)は、野村證券株式会社との提携により、2021年6月21日に同社を委託元とする金融商品仲介口座へ移管いたしました。野村證券仲介口座残高は、当行と野村證券株式会社旧徳島支店からの移管口座の残高等を合算して記載しております。2 四国アライアンス証券株式会社・大和証券株式会社・株式会社SBI証券を委託元とする金融商品仲介口座であります。 a 預金等残高+b 預かり資産残高 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)合計 4,732,2375,077,240345,003 ④ 不良債権の状況経営改善支援など中小企業金融の円滑化に継続して取組む中、債務者区分の見直しにより、リスク管理債権残高は、前連結会計年度末比5億円増加し、当連結会計年度末残高は509億円となりました。一方、リスク管理債権比率は総与信残高の増加により1.97%と、前連結会計年度末比0.03ポイント低下しました。リスク管理債権残高 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)破産更生債権及びこれらに準ずる債権 21,78422,007222危険債権 21,30622,164857三月以上延滞債権額 627356△271貸出条件緩和債権額 6,6626,430△232合計 50,38150,958577正常債権 2,467,3492,530,85363,503総与信残高 (注) 2,517,7302,581,81264,081 (注) リース債権及びリース投資資産を含んでおります。リスク管理債権比率 前連結会計年度(%)(A)当連結会計年度(%)(B)前連結会計年度比(%)(B)-(A)破産更生債権及びこれらに準ずる債権 0.870.85△0.02危険債権 0.850.860.01三月以上延滞債権 0.020.01△0.01貸出条件緩和債権 0.260.25△0.01合計 2.001.97△0.03 ⑤ 連結自己資本比率(国内基準)連結自己資本比率は、資金運用の強化を主因にリスクアセットが増加したことから、前連結会計年度末比0.20ポイント低下し、10.48%となりましたが、内部留保の充実や保有資産の健全性を受け、引続き高い水準を維持しております。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (A)当連結会計年度(B)前連結会計年度比(B)-(A)1.連結自己資本比率(2/3)10.68%10.48%△0.202.連結における自己資本の額247,103254,2247,1213.リスク・アセットの額2,312,9982,424,138111,1394.連結総所要自己資本額92,51996,9654,445 (キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報)キャッシュ・フローの状況の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 (キャッシュ・フロー)」に記載しております。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)営業活動によるキャッシュ・フロー28,21213,580△14,631投資活動によるキャッシュ・フロー1,991△62,941△64,932財務活動によるキャッシュ・フロー△4,914△6,885△1,971現金及び現金同等物の増減額25,291△56,242△81,533 銀行業における資金調達の中心は、お客さまからの預金であります。当行の預金は堅調に推移しており、貸出金及び有価証券の運用に対して、安定した資金調達を維持しております。外貨建貸出金及び外貨建有価証券の運用につきましても、外貨建預金等により安定した資金調達に努めております。流動性リスクに対しては、資産の健全性と信用の維持に努めるほか、資金調達や運用状況の分析を日々綿密に行うとともに、国債等の換金性の高い資産について健全な保有比率を維持するなどの管理をしております。店舗等設備につきましては、翌連結会計年度以後、店舗新築及び事務機器等(ソフトウエアを含む)の新設などから54億円の資本的支出を予定しております。その資金は、自己資金にて対応する予定であります。株主還元につきましては、2026年度から、配当性向を親会社株主に帰属する当期純利益の40%以上とすることを目標としております。引続き内部留保と配当のバランスを取りながら、株主各位に対し安定的かつ積極的な利益還元を継続してまいります。 (重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定)連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは「貸倒引当金」であります。また、当該見積に用いた仮定のうち重要なものは、「債務者の将来の業績見通し」であります。これらの事項につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。なお、当行グループは、現時点では貸倒引当金について十分な計上を行っており、その計上基準は適正であると認識しております。 (経営目標の進捗状況)当行グループは、2023年4月から重要課題(マテリアリティ)として定める「地域経済の発展と産業振興」「長寿化社会への対応」「人材育成と働き方改革」「気候変動・南海トラフ地震への対応」に向けて積極的に対処するため、経営計画「Growing beyond 130th」を展開しております。2028年3月期を最終年度とする3rdステージ1年目となる2025年度は、お客さま本位の業務運営の実践、永代取引の進化とDX推進、働き方改革と人材育成の強化、構造改革による経営基盤と営業体制の強化に重点的に取組みました。世代を超えた息の永いお取引を継続し、地域やお客さまの永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル「永代取引」をさらに進化させ、持続可能な地域社会の実現に向け、さまざまな施策に取組みました。 経営目標の進捗状況は、以下のとおりであります。 2026年3月期実績(単体)2028年3月期 計画(単体)修正前(2025年11月計画)修正後(2026年5月計画)修正OHR56.11%57%未満55%未満コア業務純益ROA0.57%0.55%以上0.60%以上当期純利益154億円180億円以上200億円以上当期純利益ROE4.33%5.00%以上5.00%以上株主還元方針株主還元率(連結)40.37%株主還元率(連結)40%以上配当性向(連結)40%以上ESG投融資残高1,797億円3,000億円3,000億円女性役付者比率30.6%30%以上30%以上 修正OHR、コア業務純益ROAは、計画最終年度の経営目標を上回る水準となりました。また、当期純利益が計画最終年度の経営目標を上回る見通しとなるなど、他の項目につきましても順調に推移しております。こうした状況を踏まえ、2026年5月に経営目標の見直しを行いました。修正OHR、コア業務純益ROA、当期純利益につきましては、目標を修正いたしました。また、株主還元につきましては、従来は配当と自己株式取得額を合わせた株主還元率を親会社株主に帰属する当期純利益の40%以上とすることを目標にしておりましたが、株主還元の更なる充実を図るため、配当性向を親会社株主に帰属する当期純利益の40%以上とすることに変更いたしました。当行グループは、存在意義「永代取引によるお客さま感動満足の創造と豊かな地域社会の実現」のもと、新たな目標の達成に向けてさらなる収益の拡大に取り組んでまいります。 なお、「Growing beyond 130th」の主要戦略及び経営目標等の詳細につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。当行グループは総合金融サービス業として銀行業及びリース業を行っているため、下記の内容は当行グループの事業全体の経営方針等を記載しております。 (1) 経営の基本方針当行は、1896年(明治29年)の創業以来培ってきた経営理念「堅実経営」を行是とし、経営方針として①「信用の重視」②「地域への貢献」③「お客さま第一」④「人材の育成」⑤「進取の精神」の5項目を掲げております。行是「堅実経営」には「原理原則に基づき、信用を重んじる」「良き伝統を守り、未来に挑戦する」というふたつの意味があり、単に堅実だけでなく、「守るべきは守り、進むべきは進む」という時代の変化に積極的に対応する想いが込められております。また、当行は伝統的営業方針として「永代取引」を掲げております。「永代取引」とは、世代を超えた息の永い取引を継続し、お客さまの永続的な発展に貢献するという考え方であります。当行はこれからもこの「堅実経営」及び「永代取引」をしっかりと守り続け、地域やお客さまの成長・発展に貢献してまいります。 <存在意義(パーパス)>当行は、2023年度からスタートした経営計画策定にあたり、「永代取引によるお客さま感動満足の創造と豊かな地域社会の実現」という存在意義(パーパス)を制定しました。変化が激しく不確実性の高い環境下、当行の揺るがない行動や意思決定の軸として全役職員が共有し、永代取引の進化及び持続可能な地域社会への取組みを加速させてまいります。 (2) 経営環境地域金融機関を取巻く経営環境は、人口減少や少子高齢化により深刻化する人材不足や後継者不足、地域経済の規模縮小、規制緩和や異業種参入、さらに金融政策正常化にともなう預金獲得競争の激化など金利のある世界への対応も含め厳しい環境が続いております。また、地政学的リスク、相互関税など通商・貿易政策と金融政策の動向、及びそれらに起因する金融市場の変動には一層の留意が必要であり、先行きの不確実性は極めて大きくなっています。その中で、地域の中小企業等のお客さまは、物価高に見合う賃金の引上げや適切な価格転嫁など、喫緊に向き合うべき課題は多く、その一方で、DXやGXなどサステナビリティへの対応に向けた社会の変化は急速に進んでいます。地域金融機関として、将来に亘る持続的な成長と社会課題解決に向けた取組みを、地域とお客さまに寄り添い伴走しながら強化していく必要があります。 (3) 経営戦略・経営計画当行グループでは、重要課題(マテリアリティ)として「地域経済の発展と産業振興」「長寿化社会への対応」「人材育成と働き方改革」「気候変動・南海トラフ地震への対応」を定め、当課題に積極的に対処するため、経営計画「Growing beyond 130th」を展開しております。当経営計画は、「永代取引の進化」「持続可能な地域社会への取組み」「活力ある組織と多様な働き方の実現」「経営基盤の強化」を基本戦略とし、目まぐるしく変化する経営環境に迅速に対応するため、3年計画を1年毎にアップデートしていく「ローリング方式」を採用しております。本年度からは、2028年3月期を期限とする最終の3rdステージが始まりますが、当行の存在意義(パーパス)である「永代取引によるお客さま感動満足の創造と豊かな地域社会の実現」に向けた取組みを一層強化してまいります。特に、重点テーマとして、お客さま感動満足の創造、人的資本経営の取組み、DXを起点としたイノベーション推進、事業領域の拡大を掲げ、基本戦略の下、企業価値の向上を図ってまいります。経営計画の概要は以下のとおりです。 長期経営計画「Growing beyond 130th」の概要① 計画概要 ② 経営計画の位置づけ ③ 経営計画(骨子) (注)RAF(リスクアペタイト・フレームワーク):取るべきリスクを明確化し収益性と健全性のバランスの最適化を図っていくという経営管理の枠組み ④ 経営目標各指標(2025年3月期実績及び2026年3月期計画)(単体) 2025年3月期実績2026年3月期計画採用理由修正OHR62.19%62%未満筋肉質な経営体質の構築をめざし経営効率性を測る指標として採用しております。コア業務純益ROA0.44%0.46%以上高い付加価値を創造し、経営効率の更なる向上をめざしていくため採用しております。当期純利益131億円133億円以上株主還元や経営資源・人的資本などへの投資の源泉となる利益を、安定的に計上できる収益体質の構築をめざしていくため採用しております。当期純利益ROE4.07%4.00%以上永代取引(注1)を追求し、当行のコアビジネスである中小企業取引を中心に複合取引を強化実践し、与信コストを含めた当期純利益段階での収益効率性の向上をめざしていくため採用しております。株主還元率(連結)40.16%40%以上資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた取組みの一環として、安定的な株主還元を行うため採用しております。ESG投融資残高(注2)1,343億円2,000億円ファイナンスを通じたお客さまのサステナビリティへの取組みを支援するため採用しております。女性役付者比率(注3)29.6%30%以上女性活躍推進のための指標として採用しております。 注1 永代取引・・・・お客さまと世代を超えた息の永い取引を継続し、永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル 2 ESG投融資・・外部評価のあるESG関連投融資と定義し、①グリーンローン、②グリーンボンド(サステナビリティボンドを含みます。)、③ソーシャルローン、④ソーシャルボンド、⑤サステナビリティ・リンク・ローン、⑥サステナビリティ・リンク・ボンド、⑦トランジション・ファイナンス、⑧①~⑦に準じる投融資3 役付者・・・・・課長代理または支店長代理と同等以上の役職(管理職を含む)の職員 経営計画最終年度の2028年3月期経営目標につきましては、外部環境の急速な変化を踏まえ、現時点で開示しておりません。外部環境等の影響を精査のうえ、後日開示を予定しております。 (4) 対処すべき課題2025年度は経営計画「Growing beyond 130th」において、最終年度に向けた3年計画である3rdステージがスタートします。各基本戦略における優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。 ①永代取引の進化永代取引の進化のため、一層コンサルティング力を強化します。法人のお客さまには、資金繰り支援の継続、創業から事業承継、さらにDX・GXコンサルティングも含めた高い付加価値の提供により当行のビジネスモデルである中小企業取引の拡大を図るとともに、ストラクチャードファイナンスなどの新規事業領域にも取組んでまいります。個人のお客さまには、お客さま本位の業務運営を実践する中、ライフイベントに応じた預金・証券・保険の総合金融サービスを提案し、お客さまの資産を守り育て、豊かさの実現をめざすファミリーサポート営業を強化することで金融先進県の実現につなげてまいります。そして、お客さまを起点として、対面・非対面チャネルをシームレスにつなぎ、お客さまとのつながりをより拡大することで、当行ならではの付加価値の高い金融サービスを提供してまいります。 ②持続可能な地域社会への取組み「あわぎん未来創造ファンド」や「あわぎん事業承継ファンド」を活用し、創業・事業承継支援と産業振興を図るほか、お客さまのDXコンサルティングなど地域のデジタル化支援を推進してまいります。また、ESG投融資の拡大を図るとともに自治体との連携により脱炭素社会実現への啓発を行う中で、お客さまのESGの取組みを支援してまいります。そのほか、野村證券との連携による地域の金融リテラシーの向上や四国アライアンスなどの連携による四国創生に向けた取組みを強化してまいります。 ③活力ある組織と多様な働き方の実現人的資本経営の取組みの中で、キャリア支援を強化することで永代取引を支える人材の育成を図るとともに重点分野への戦略的な人材の配置を実施してまいります。DXやSDGsのリテラシー向上も含め新たなスキルやノウハウの習得に取組み、お客さまの多様化・高度化するニーズにより高いレベルでお応えし、お客さま感動満足の創造をめざしてまいります。さらに、人事諸制度の充実を図り、野村證券からの出向者やシニアを含む多様な人材が活躍できる環境づくり、また女性活躍の支援を積極的に進めることで誰もが活き活きと働き、チャレンジできる職場環境を創出し、合わせて役員と職員の対話を重視する組織風土を醸成することにより、エンゲージメントの向上につなげてまいります。 ④経営基盤の強化ガバナンス・リスク管理・コンプライアンス態勢強化のもと、取るべきリスクを明確化し収益性と健全性のバランスの最適化を図っていくという経営管理の枠組みであるRAF(リスクアペタイト・フレームワーク)を実践し、最適な経営資源と資本配賦の実現によって卓越した効率経営を追求してまいります。具体的には、店舗・融資業務・事務改革の取組みを加速させるとともに、社会インフラでもある勘定系を中心としたシステムの安定稼働の重要性を再認識する中、特に、業務継続態勢、サイバーセキュリティ管理態勢及びマネー・ローンダリング/テロ資金供与対策の強化を進めてまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。当行グループは総合金融サービス業として銀行業及びリース業を行っているため、下記の内容は当行グループの事業全体の経営方針等を記載しております。 (1) 経営の基本方針当行は、1896年(明治29年)の創業以来培ってきた経営理念「堅実経営」を行是とし、経営方針として①「信用の重視」②「地域への貢献」③「お客さま第一」④「人材の育成」⑤「進取の精神」の5項目を掲げております。行是「堅実経営」には「原理原則に基づき、信用を重んじる」「良き伝統を守り、未来に挑戦する」というふたつの意味があり、単に堅実だけでなく、「守るべきは守り、進むべきは進む」という時代の変化に積極的に対応する想いが込められております。また、当行は伝統的営業方針として「永代取引」を掲げております。「永代取引」とは、世代を超えた息の永い取引を継続し、お客さまの永続的な発展に貢献するという考え方であります。当行はこれからもこの「堅実経営」及び「永代取引」をしっかりと守り続け、地域やお客さまの成長・発展に貢献してまいります。 <存在意義(パーパス)>当行は、2023年度からスタートした経営計画策定にあたり、「永代取引によるお客さま感動満足の創造と豊かな地域社会の実現」という存在意義(パーパス)を制定しました。変化が激しく不確実性の高い環境下、当行の揺るがない行動や意思決定の軸として全役職員が共有し、永代取引の進化及び持続可能な地域社会への取組みを加速させてまいります。 (2) 経営環境地域金融機関を取巻く経営環境は、人口減少や少子高齢化により深刻化する人材不足や後継者不足、地域経済の規模縮小、規制緩和や異業種参入、さらに金融政策正常化にともなう預金獲得競争の激化など金利のある世界への対応も含め厳しい環境が続いております。また、地政学的リスク、相互関税など通商・貿易政策と金融政策の動向、及びそれらに起因する金融市場の変動には一層の留意が必要であり、先行きの不確実性は極めて大きくなっています。その中で、地域の中小企業等のお客さまは、物価高に見合う賃金の引上げや適切な価格転嫁など、喫緊に向き合うべき課題は多く、その一方で、DXやGXなどサステナビリティへの対応に向けた社会の変化は急速に進んでいます。地域金融機関として、将来に亘る持続的な成長と社会課題解決に向けた取組みを、地域とお客さまに寄り添い伴走しながら強化していく必要があります。 (3) 経営戦略・経営計画当行グループでは、重要課題(マテリアリティ)として「地域経済の発展と産業振興」「長寿化社会への対応」「人材育成と働き方改革」「気候変動・南海トラフ地震への対応」を定め、当課題に積極的に対処するため、経営計画「Growing beyond 130th」を展開しております。当経営計画は、「永代取引の進化」「持続可能な地域社会への取組み」「活力ある組織と多様な働き方の実現」「経営基盤の強化」を基本戦略とし、目まぐるしく変化する経営環境に迅速に対応するため、3年計画を1年毎にアップデートしていく「ローリング方式」を採用しております。本年度からは、2028年3月期を期限とする最終の3rdステージが始まりますが、当行の存在意義(パーパス)である「永代取引によるお客さま感動満足の創造と豊かな地域社会の実現」に向けた取組みを一層強化してまいります。特に、重点テーマとして、お客さま感動満足の創造、人的資本経営の取組み、DXを起点としたイノベーション推進、事業領域の拡大を掲げ、基本戦略の下、企業価値の向上を図ってまいります。経営計画の概要は以下のとおりです。 長期経営計画「Growing beyond 130th」の概要① 計画概要 ② 経営計画の位置づけ ③ 経営計画(骨子) (注)RAF(リスクアペタイト・フレームワーク):取るべきリスクを明確化し収益性と健全性のバランスの最適化を図っていくという経営管理の枠組み ④ 経営目標各指標(2025年3月期実績及び2026年3月期計画)(単体) 2025年3月期実績2026年3月期計画採用理由修正OHR62.19%62%未満筋肉質な経営体質の構築をめざし経営効率性を測る指標として採用しております。コア業務純益ROA0.44%0.46%以上高い付加価値を創造し、経営効率の更なる向上をめざしていくため採用しております。当期純利益131億円133億円以上株主還元や経営資源・人的資本などへの投資の源泉となる利益を、安定的に計上できる収益体質の構築をめざしていくため採用しております。当期純利益ROE4.07%4.00%以上永代取引(注1)を追求し、当行のコアビジネスである中小企業取引を中心に複合取引を強化実践し、与信コストを含めた当期純利益段階での収益効率性の向上をめざしていくため採用しております。株主還元率(連結)40.16%40%以上資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた取組みの一環として、安定的な株主還元を行うため採用しております。ESG投融資残高(注2)1,343億円2,000億円ファイナンスを通じたお客さまのサステナビリティへの取組みを支援するため採用しております。女性役付者比率(注3)29.6%30%以上女性活躍推進のための指標として採用しております。 注1 永代取引・・・・お客さまと世代を超えた息の永い取引を継続し、永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル 2 ESG投融資・・外部評価のあるESG関連投融資と定義し、①グリーンローン、②グリーンボンド(サステナビリティボンドを含みます。)、③ソーシャルローン、④ソーシャルボンド、⑤サステナビリティ・リンク・ローン、⑥サステナビリティ・リンク・ボンド、⑦トランジション・ファイナンス、⑧①~⑦に準じる投融資3 役付者・・・・・課長代理または支店長代理と同等以上の役職(管理職を含む)の職員 経営計画最終年度の2028年3月期経営目標につきましては、外部環境の急速な変化を踏まえ、現時点で開示しておりません。外部環境等の影響を精査のうえ、後日開示を予定しております。 (4) 対処すべき課題2025年度は経営計画「Growing beyond 130th」において、最終年度に向けた3年計画である3rdステージがスタートします。各基本戦略における優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。 ①永代取引の進化永代取引の進化のため、一層コンサルティング力を強化します。法人のお客さまには、資金繰り支援の継続、創業から事業承継、さらにDX・GXコンサルティングも含めた高い付加価値の提供により当行のビジネスモデルである中小企業取引の拡大を図るとともに、ストラクチャードファイナンスなどの新規事業領域にも取組んでまいります。個人のお客さまには、お客さま本位の業務運営を実践する中、ライフイベントに応じた預金・証券・保険の総合金融サービスを提案し、お客さまの資産を守り育て、豊かさの実現をめざすファミリーサポート営業を強化することで金融先進県の実現につなげてまいります。そして、お客さまを起点として、対面・非対面チャネルをシームレスにつなぎ、お客さまとのつながりをより拡大することで、当行ならではの付加価値の高い金融サービスを提供してまいります。 ②持続可能な地域社会への取組み「あわぎん未来創造ファンド」や「あわぎん事業承継ファンド」を活用し、創業・事業承継支援と産業振興を図るほか、お客さまのDXコンサルティングなど地域のデジタル化支援を推進してまいります。また、ESG投融資の拡大を図るとともに自治体との連携により脱炭素社会実現への啓発を行う中で、お客さまのESGの取組みを支援してまいります。そのほか、野村證券との連携による地域の金融リテラシーの向上や四国アライアンスなどの連携による四国創生に向けた取組みを強化してまいります。 ③活力ある組織と多様な働き方の実現人的資本経営の取組みの中で、キャリア支援を強化することで永代取引を支える人材の育成を図るとともに重点分野への戦略的な人材の配置を実施してまいります。DXやSDGsのリテラシー向上も含め新たなスキルやノウハウの習得に取組み、お客さまの多様化・高度化するニーズにより高いレベルでお応えし、お客さま感動満足の創造をめざしてまいります。さらに、人事諸制度の充実を図り、野村證券からの出向者やシニアを含む多様な人材が活躍できる環境づくり、また女性活躍の支援を積極的に進めることで誰もが活き活きと働き、チャレンジできる職場環境を創出し、合わせて役員と職員の対話を重視する組織風土を醸成することにより、エンゲージメントの向上につなげてまいります。 ④経営基盤の強化ガバナンス・リスク管理・コンプライアンス態勢強化のもと、取るべきリスクを明確化し収益性と健全性のバランスの最適化を図っていくという経営管理の枠組みであるRAF(リスクアペタイト・フレームワーク)を実践し、最適な経営資源と資本配賦の実現によって卓越した効率経営を追求してまいります。具体的には、店舗・融資業務・事務改革の取組みを加速させるとともに、社会インフラでもある勘定系を中心としたシステムの安定稼働の重要性を再認識する中、特に、業務継続態勢、サイバーセキュリティ管理態勢及びマネー・ローンダリング/テロ資金供与対策の強化を進めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当行グループ(当行及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 2024年度のわが国経済につきましては、住宅投資がやや弱めの動きとなったものの、企業収益が改善傾向にあるもとで、省力化・合理化投資を中心に設備投資が底堅く推移したほか、雇用・所得環境の改善を背景に、個人消費が緩やかな増加基調にあるなど、景気は緩やかに回復しました。このような状況下、日本銀行は、基調的な物価上昇率が2%の「物価安定の目標」に向けて徐々に高まってきていると判断し、2024年3月のマイナス金利政策の解除に続き、2024年7月、2025年1月にそれぞれ政策金利の引上げを行いました。しかしながら、地政学的リスクの高まりに加え、各国の通商政策等の動きを受けた海外の経済・物価動向、企業の賃金・価格設定行動等、わが国経済・物価を巡る不確実性は非常に高い状況が続いています。この間、為替市場では、米国との金利差が拡大し2024年7月にかけて160円を超える歴史的な円安が進行する中、株式市場も史上最高値を更新しました。しかしながら、同月の日本銀行の利上げを機に欧米との金融政策の違いから急激に円高が進行するとともに、株式市場も急落し、その後も米国政権の経済政策に対する懸念も相俟って不安定な動きが続きました。また、長期金利は日本銀行による利上げ継続が意識され、上昇しました。県内経済につきましても、国内景気と同様、住宅投資がやや弱めとなっているものの、設備投資が増加し、個人消費が底堅く推移するなど基調としては持ち直しの動きとなりました。このような環境下、当期は、長期経営計画「Growing beyond 130th」の2年目にあたり、お客さま本位の業務運営の実践、永代取引の進化とDX推進、新人事制度に基づく働き方改革と人材育成の強化、構造改革による経営基盤と営業体制の強化に重点的に取組む中、世代を超えた息の永いお取引を継続し、地域やお客さまの永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル「永代取引」をさらに進化させ、持続可能な地域社会への取組みを加速させていくために、さまざまな施策に取組みました。こうした中、当連結会計年度の経営成績等につきましては、次のとおりとなりました。 (財政状態、経営成績)預金及び預かり資産につきましては、お客さまの多様化するニーズへの対応に努め、お取引の拡大を図りました。この結果、譲渡性預金を含めた預金は、法人預金・公金預金が順調に増加したことから、前連結会計年度末比638億円増加し、当連結会計年度末残高は3兆3,956億円となりました。一方、個人年金保険等の預かり資産残高は、前連結会計年度末比41億円減少し、当連結会計年度末残高は2,630億円となりました。また、金融商品仲介業務における預かり資産残高は、前連結会計年度末比381億円増加し、当連結会計年度末残高は1兆734億円となりました。貸出金につきましては、地域密着型金融を推進する中、さまざまな資金ニーズに積極的にお応えした結果、前連結会計年度末比1,152億円増加し、当連結会計年度末残高は2兆4,580億円となりました。有価証券につきましては、債券の減少を主因として、当連結会計年度末の有価証券残高は前連結会計年度末比149億円減少し、1兆355億円となりました。また、当連結会計年度末の有価証券の評価損益は、前連結会計年度末比134億円減少し、1,123億円の評価益となりました。当連結会計年度の損益につきましては、経常収益は、貸出金利息や有価証券利息配当金など資金運用収益が増収となったことなどから、前連結会計年度比28億56百万円増収の789億64百万円となりました。一方、経常費用は、資金調達費用が減少したものの、円貨債券を中心に国債等債券売却損が増加したことなどから、前連結会計年度比16億19百万円増加の611億2百万円となりました。この結果、経常利益は、前連結会計年度比12億37百万円増益の178億61百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比19億39百万円増益の132億2百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益については過去最高益となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。① 銀行業銀行業の経常収益は、貸出金利息や有価証券利息配当金など資金運用収益の増収などから、前連結会計年度比26億34百万円増収の632億63百万円となり、経常利益は、前連結会計年度比12億17百万円増益の176億48百万円となりました。② リース業リース業の経常収益は、リース売上高の増収から、前連結会計年度比3億4百万円増収の165億41百万円となり、経常利益は、前連結会計年度比87百万円増益の6億76百万円となりました。 (キャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、預金及び借用金の増加などにより、282億12百万円のプラスとなりました。前連結会計年度比では596億77百万円の増加となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却及び償還による収入が取得による支出を上回ったことなどにより、19億91百万円のプラスとなりました。前連結会計年度比では466億35百万円の増加となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い及び自己株式の取得などにより、49億14百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では6億59百万円の減少となりました。この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比252億91百万円増加し、4,014億23百万円となりました。 (参考)① 国内・国際業務部門別収支当連結会計年度の資金運用収支は、資金運用収益の増加及び資金調達費用の減少から、前連結会計年度比27億円増益の389億円となりました。また、役務取引等収支は、金融商品仲介業務手数料や法人関係手数料などの増加により、前連結会計年度比6億円増益の93億円となりました。その他業務収支は、国債等債券売却損などその他業務費用が増加したことなどから、前連結会計年度比30億円減益の△9億円となりました。種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度34,5401,600―36,140当連結会計年度35,9172,986―38,903うち資金運用収益前連結会計年度35,4879,2151444,688当連結会計年度38,7927,4077146,127うち資金調達費用前連結会計年度9467,615148,547当連結会計年度2,8744,420717,223信託報酬前連結会計年度2――2当連結会計年度2――2役務取引等収支前連結会計年度8,561142―8,703当連結会計年度9,254144―9,398うち役務取引等収益前連結会計年度9,794206―10,001当連結会計年度10,455208―10,663うち役務取引等費用前連結会計年度1,23364―1,298当連結会計年度1,20164―1,265その他業務収支前連結会計年度2,182△22―2,159当連結会計年度△58△871―△930うちその他業務収益前連結会計年度17,391121―17,513当連結会計年度16,744107―16,852うちその他業務費用前連結会計年度15,208144―15,353当連結会計年度16,802979―17,782 (注) 1 国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2 相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。3 資金調達費用は金銭の信託運用見合額の利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を除して表示しております。 ② 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況イ 国内業務部門当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は、貸出金及び有価証券が増加したことから前連結会計年度比95億円増加の3兆5,714億円となりました。また、資金調達勘定の平均残高は、コールマネーが減少したことなどから前連結会計年度比146億円減少の3兆4,341億円となりました。利回りでは、資金運用勘定の利回りは、貸出金利息等の増加から前連結会計年度比0.09ポイント上昇の1.08%となり、資金調達勘定の利回りは、預金利息等の増加から前連結会計年度比0.06ポイント上昇し0.08%となりました。この結果、資金運用利息は、前連結会計年度比33億円増収の387億円、資金調達利息は、前連結会計年度比19億円増加の28億円となりました。種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度3,561,87835,4870.99当連結会計年度3,571,43038,7921.08うち貸出金前連結会計年度2,140,64122,4791.05当連結会計年度2,286,85724,4981.07うち商品有価証券前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち有価証券前連結会計年度837,34912,5671.50当連結会計年度841,91513,3871.59うちコールローン及び買入手形前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち預け金前連結会計年度442,2734260.09当連結会計年度315,5958210.26資金調達勘定前連結会計年度3,448,7709460.02当連結会計年度3,434,1182,8740.08うち預金前連結会計年度3,113,8011400.00当連結会計年度3,122,0631,8400.05うち譲渡性預金前連結会計年度154,536100.00当連結会計年度151,5381660.10うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度29,010△5△0.01当連結会計年度―――うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち借用金前連結会計年度145,881450.03当連結会計年度151,5031340.08 (注) 1 国内業務部門は国内店の円建取引であります。2 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度19,796百万円、当連結会計年度19,897百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度114百万円、当連結会計年度124百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。 ロ 国際業務部門当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は、コールローンが減少したことなどから、前連結会計年度比177億円減少の1,918億円となりました。また、利回りについては、海外金利の低下などから、前連結会計年度比0.53ポイント低下し3.86%となりました。この結果、資金運用利息は、前連結会計年度比18億円減収の74億円となりました。資金調達勘定は、平均残高が前連結会計年度比176億円減少の1,775億円となりました。また、利回りについては、海外金利の低下などから、前連結会計年度比1.41ポイント低下し2.49%となりました。この結果、資金調達利息は、前連結会計年度比31億円減少の44億円となりました。種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度209,6579,2154.39当連結会計年度191,8937,4073.86うち貸出金前連結会計年度70,2933,3264.73当連結会計年度80,7313,0863.82うち商品有価証券前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち有価証券前連結会計年度84,2113,4644.11当連結会計年度99,5564,2854.30うちコールローン及び買入手形前連結会計年度45,1632,4195.35当連結会計年度617325.24うち預け金前連結会計年度―――当連結会計年度―――資金調達勘定前連結会計年度195,1707,6153.90当連結会計年度177,5154,4202.49うち預金前連結会計年度52,7357851.48当連結会計年度46,1303930.85うち譲渡性預金前連結会計年度―――当連結会計年度―――うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度7,9794585.75当連結会計年度6,1603215.22うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度4,5052625.81当連結会計年度5,8933025.12うち借用金前連結会計年度―――当連結会計年度――― (注) 1 国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度114百万円、当連結会計年度101百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円)及び利息(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円)を、それぞれ控除して表示しております。4 国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。 ハ 合計 種類期別平均残高(百万円)利息(百万円)利回り(%)小計相殺消去額(△)合計小計相殺消去額(△)合計資金運用勘定前連結会計年度3,771,535129,9273,641,60844,7031444,6881.22当連結会計年度3,763,324119,3053,644,01946,1997146,1271.26うち貸出金前連結会計年度2,210,935―2,210,93525,806―25,8061.16当連結会計年度2,367,589―2,367,58927,584―27,5841.16うち商品有価証券前連結会計年度―――――――当連結会計年度―――――――うち有価証券前連結会計年度921,561―921,56116,032―16,0321.73当連結会計年度941,472―941,47217,672―17,6721.87うちコールローン及び買入手形前連結会計年度45,163―45,1632,419―2,4195.35当連結会計年度617―61732―325.24うち預け金前連結会計年度442,273―442,273426―4260.09当連結会計年度315,595―315,595821―8210.26資金調達勘定前連結会計年度3,643,941129,9273,514,0148,562148,5470.24当連結会計年度3,611,634119,3053,492,3297,295717,2230.20うち預金前連結会計年度3,166,536―3,166,536925―9250.02当連結会計年度3,168,193―3,168,1932,233 ―2,2330.07うち譲渡性預金前連結会計年度154,536―154,53610―100.00当連結会計年度151,538―151,538166―1660.10うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度36,990―36,990453―4531.22当連結会計年度6,160―6,160321―3215.22うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度4,505―4,505262―2625.81当連結会計年度5,893―5,893302―3025.12うち借用金前連結会計年度145,881―145,88145―450.03当連結会計年度151,503―151,503134―1340.08 (注) 1 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。2 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度19,911百万円、当連結会計年度19,999百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度114百万円、当連結会計年度124百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。3 相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息であります。 ③ 国内・国際業務部門別役務取引の状況当連結会計年度の役務取引等収益は、前連結会計年度比6億円増収の106億円となりました。種類別では、証券関連業務は3億円増収の28億円、代理業務は2億円減収の10億円となりました。種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度9,79420610,001当連結会計年度10,45520810,663うち預金・貸出業務前連結会計年度1,977―1,977当連結会計年度2,018―2,018うち為替業務前連結会計年度1,1651931,359当連結会計年度1,2141951,410うち証券関連業務前連結会計年度2,422―2,422当連結会計年度2,820―2,820うち代理業務前連結会計年度1,321―1,321当連結会計年度1,043―1,043役務取引等費用前連結会計年度1,233641,298当連結会計年度1,201641,265うち為替業務前連結会計年度17049220当連結会計年度19850249 (注) 国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。 ④ 国内・国際業務部門別預金残高の状況○ 預金の種類別残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度3,133,89263,5383,197,431当連結会計年度3,204,40863,7833,268,192うち流動性預金前連結会計年度2,239,214―2,239,214当連結会計年度2,281,727―2,281,727うち定期性預金前連結会計年度876,541―876,541当連結会計年度888,619―888,619うちその他前連結会計年度18,13663,53881,675当連結会計年度34,06263,78397,845譲渡性預金前連結会計年度134,458―134,458当連結会計年度127,504―127,504総合計前連結会計年度3,268,35163,5383,331,889当連結会計年度3,331,91363,7833,395,696 (注) 1国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金定期性預金=定期預金+定期積金 ⑤ 国内店業種別貸出金残高の状況イ 業種別貸出状況(末残・構成比)業種別前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内店(除く特別国際金融取引勘定分)2,342,731100.002,458,031100.00製造業324,08713.83345,74414.07農業,林業7,8340.338,1790.33漁業1,4540.061,5350.06鉱業,採石業,砂利採取業1,1300.051,1850.05建設業94,6544.0496,4013.92電気・ガス・熱供給・水道業62,6672.6867,7062.76情報通信業12,5200.5415,5510.63運輸業,郵便業138,1995.90151,5176.16卸売業,小売業289,64412.36302,66412.31金融業,保険業200,1648.54221,2239.00不動産業,物品賃貸業317,31113.55332,57713.53各種サービス業296,20512.64293,18911.93地方公共団体170,2617.27181,6327.39その他379,51616.20380,90215.50国内店名義現地貸47,0742.0158,0152.36特別国際金融取引勘定分――――政府等――――金融機関――――その他――――合計2,342,731―2,458,031― (注) 「各種サービス業」の内訳は、「学術研究,専門・技術サービス業」「宿泊業」「飲食業」「生活関連サービス業,娯楽業」「教育,学習支援業」「医療・福祉」「その他のサービス」となっております。 ロ 外国政府等向け債権残高(国別)該当事項はありません。 ⑥ 国内・国際業務部門別有価証券の状況○ 有価証券残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度157,058―157,058当連結会計年度173,741―173,741地方債前連結会計年度158,531―158,531当連結会計年度141,606―141,606短期社債前連結会計年度―――当連結会計年度―――社債前連結会計年度270,798―270,798当連結会計年度233,536―233,536株式前連結会計年度171,621―171,621当連結会計年度187,590―187,590その他の証券前連結会計年度198,38094,132292,512当連結会計年度194,427104,625299,052合計前連結会計年度956,39094,1321,050,522当連結会計年度930,902104,6251,035,528 (注) 1国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2「その他の証券」には、外国債券等を含んでおります。 ⑦ 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は提出会社1社であります。 イ 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)資産科目前連結会計年度(2024年3月31日)当連結会計年度(2025年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)有価証券8224.147723.38現金預け金25775.8625476.62合計339100.00332100.00 負債科目前連結会計年度(2024年3月31日)当連結会計年度(2025年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)金銭信託339100.00332100.00合計339100.00332100.00 (注) 1共同信託他社管理財産 前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円2元本補填契約のある信託については、前連結会計年度及び当連結会計年度の取扱残高はありません。 ロ 有価証券残高の状況科目前連結会計年度(2024年3月31日)当連結会計年度(2025年3月31日)有価証券残高(百万円)構成比(%)有価証券残高(百万円)構成比(%)国債3239.092735.66地方債5060.915064.34合計82100.0077100.00 (自己資本比率の状況)(参考)自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては標準的計測手法を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準) (単位:百万円、%) 2025年3月31日1.連結自己資本比率(2/3)10.682.連結における自己資本の額247,1033.リスク・アセットの額2,312,9984.連結総所要自己資本額92,519 単体自己資本比率(国内基準) (単位:百万円、%) 2025年3月31日1.自己資本比率(2/3)10.432.単体における自己資本の額237,3813.リスク・アセットの額2,274,8024.単体総所要自己資本額90,992 (資産の査定)(参考)資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。2 危険債権危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。3 要管理債権要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。4 正常債権正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額債権の区分2024年3月31日2025年3月31日金額(百万円)金額(百万円)破産更生債権及びこれらに準ずる債権17,50020,838危険債権24,75620,792要管理債権5,5277,290正常債権2,320,1052,433,235 (生産、受注及び販売の状況)「生産、受注及び販売の状況」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、当行グループにおいては、銀行業が大部分を占めるため、当該銀行業を中心に記載しております。また、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。 (主要損益の状況)当連結会計年度の損益につきましては、貸出金利息や有価証券利息配当金の増収などにより資金利益が前年度比で増益となったことや、金融商品仲介業務手数料や法人関係手数料などの増収により役務取引等利益が増益となったことなどから、連結コア業務純益は、前連結会計年度比20億46百万円増益の183億69百万円となりました。また、投資信託解約損益を除いた連結コア業務純益は、前連結会計年度比32億77百万円増益の187億45百万円となりました。経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、上記の要因などにより、それぞれ前連結会計年度比12億37百万円増益の178億61百万円、同19億39百万円増益の132億2百万円となりました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)経常収益 76,10778,9642,856連結業務粗利益 47,00647,374368 除く債券関係損益(=コア業務粗利益) (②+③+④)①46,65149,3312,680 資金利益②36,14038,9032,763 うち貸出金利息 25,80627,5841,778 うち有価証券利息配当金 16,03217,6721,640 うち資金調達費用(△) 8,5477,223△1,323 役務取引等利益③8,7069,401695 その他業務利益 2,159△930△3,090 除く債券関係損益④1,8041,026△778経費(除く臨時処理分)⑤30,32730,961634連結業務純益(一般貸倒引当金繰入前) 16,67916,413△265一般貸倒引当金繰入額 △233△926△692連結業務純益 16,91217,339427連結コア業務純益(①-⑤) 16,32318,3692,046連結コア業務純益(除く投資信託解約損益) 15,46818,7453,277 有価証券関係損益 2,283670△1,613 実質与信費用 1,9461,043△902経常利益 16,62417,8611,237親会社株主に帰属する当期純利益 11,26313,2021,939 (経営成績の分析)① コア業務粗利益コア業務粗利益は、資金利益、役務取引等利益及びその他業務利益(債券関係損益を除く)で構成され、当行グループの基本的な利益を測る重要な指標であると認識しております。当連結会計年度におきましては、その他業務利益(債券関係損益を除く)が減益となったものの、資金利益及び役務利益が増益となり、前連結会計年度比26億80百万円の増益となりました。(資金利益の状況)資金運用勘定の平均残高においては貸出金及び有価証券が大部分を占めており、これを源泉とする貸出金利息及び有価証券利息配当金は、資金利益を構成する項目の中で最も重要な項目であると認識しております。当連結会計年度の資金利益は、円貨預金利息は増加したものの、貸出金利息及び有価証券利息配当金が増収となったことに加え、外貨調達費用が減少したことなどから、前連結会計年度比27億63百万円の増益となりました。貸出金利息につきましては、引続き地域密着型金融を推進し、さまざまな資金ニーズに積極的にお応えした結果、貸出金残高が増加したことなどにより、前連結会計年度比17億78百万円の増収となりました。今後も、事業性評価を軸として企業支援に取組み、より付加価値の高いサービスの提供に努めてまいります。有価証券利息配当金につきましては、金利上昇の影響など市場動向を注視し、ポートフォリオのリスクを抑制しつつ、安定的な収益確保のための投資対象の選定が重要となる中、当連結会計年度におきましては、債券利回りの上昇や株式配当金の増収などにより、前連結会計年度比16億40百万円の増収となりました。資金調達費用につきましては、国内金利上昇に伴い円貨預金利息が増加したものの、外貨調達費用が減少したことなどから、前連結会計年度比13億23百万円の減少となりました。(役務取引等利益の状況)当行グループが掲げる「永代取引」を実践するためには、取扱商品の多様化や人材の育成等、総合金融サービス機能の高度化が不可欠であります。お客さまの課題解決のために提供するさまざまなサービス提供の成果である役務取引等利益は、収益構造の観点からも重要な分野であると認識しております。当連結会計年度は、個人年金保険等の販売が減少したものの、金融商品仲介業務手数料や法人関係手数料が増収となったことなどから、前連結会計年度比6億95百万円の増益となりました。 ② 経費当行グループが継続的に発展していくためには、サービスの品質向上及び業務効率化等への取組みが必要であると認識しております。当連結会計年度におきましては、営業店端末等の償却終了などシステム投資にともなう減価償却費が減少したものの、業績連動賞与及びベースアップなどにより人件費が増加したことから、前連結会計年度比6億34百万円増加しました。修正ОHRは、コア業務粗利益の増益が寄与したことで2.24ポイント低下し、62.76%となりました。効率的な業務運営により、経費を抑制しつつ収益増強を図り、修正OHRの改善に努めてまいります。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)経費 30,32730,961634コア業務粗利益 46,65149,3312,680修正OHR(連結) (注) 65.00%62.76%△2.24 (注) 修正OHR(経費率)=経費÷コア業務粗利益 ③ 有価証券関係損益有価証券関係損益は、円貨債券を中心に国債等売却損が増加したことなどから、前連結会計年度比16億13百万円の減益となりました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)債券関係損益①355△1,956△2,311 売却益 1,375300△1,075 償還益 3―△3 売却損 1,0232,2511,227 償却 ―66株式等関係損益②1,9282,627698 売却益 2,8023,9141,111 売却損 6361,249613 償却 23737△199有価証券関係損益(①+②) 2,283670△1,613 ④ 実質与信費用与信費用は、厳格な資産査定の実施による債務者区分の見直しを行ったものの、企業倒産が低水準で推移したことや予想損失率が低下したことなどから、前連結会計年度比9億2百万円減少しました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)不良債権処理額合計①3,1203,21191 個別貸倒引当金純繰入額 2,8803,012132 貸出金償却 11176 債権売却損等 228180△47一般貸倒引当金繰入額②△233△926△692与信費用合計(①+②) 2,8872,285△601 償却債権取立益③9411,241300実質与信費用合計(①+②-③) 1,9461,043△902 (財政状態の分析)① 貸出金貸出金は、事業性評価に基づく主力の中小企業向け貸出金のほか大企業向け等にも幅広く取組んだ結果、幅広い業種で残高が増加しました。当連結会計年度末残高は2兆4,580億円となり、前連結会計年度末比1,152億円増加しました。今後も引続きさまざまな資金ニーズにお応えし、主力の中小企業向け貸出金等の増強に注力してまいります。 前連結会計(前事業)年度(百万円)(A)当連結会計(当事業)年度(百万円)(B)前連結会計(前事業)年度比(百万円)(B)-(A)貸出金(末残) 2,342,7312,458,031115,299 うち住宅ローン〔単体〕 319,085317,971△1,114 うち中小企業等貸出金残高〔単体〕 1,839,6591,888,96149,302 うち中小企業等貸出金比率〔単体〕 78.62%76.88%△1.74 ② 有価証券有価証券は、市場動向を注視し、安定的な収益を確保するとともに機動的な運用に努めた結果、円貨債券の減少を主因として、前連結会計年度末比149億円減少し、当連結会計年度末残高は1兆355億円となりました。また、有価証券評価損益は、国内金利の上昇などにより前連結会計年度末比134億円減少し、評価益は1,123億円となりました。有価証券残高(末残) 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)有価証券合計 1,050,5221,035,528△14,993 国債 157,058173,74116,683 地方債 158,531141,606△16,924 社債 270,798233,536△37,261 株式 171,621187,59015,968 その他 292,512299,0526,540 有価証券評価損益 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)有価証券合計(注) 125,814112,336△13,477 株式 112,479125,93713,458 債券 △12,698△37,325△24,626 その他 26,03423,725△2,308 (注) 連結貸借対照表の「有価証券」のほか、「買入金銭債権」中の信託受益権を含めて記載しております。 ③ 預金等譲渡性預金を含めた預金は、個人預金は減少したものの、法人預金・公金預金が順調に増加したことから、前連結会計年度末比638億円増加し、当連結会計年度末残高は3兆3,956億円となりました。当連結会計年度末の個人年金保険等及び金融商品仲介口座残高を合計したお客さまからの預かり資産残高は、前連結会計年度末比340億円増加し、1兆3,365億円となりました。当連結会計年度末の譲渡性預金を含めた預金、個人年金保険等及び金融商品仲介口座残高の合計は、4兆7,322億円となりました。野村證券との提携により、野村證券株式会社の取扱商品・サービスをはじめ預金や保険も含めた付加価値の高い総合金融サービスをワンストップでご提供しており、引続き多様な資金運用ニーズに対応できるよう注力してまいります。a 預金等残高 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)預金(末残) 3,197,4313,268,19270,761 うち個人預金 2,091,3582,089,176△2,182 うち法人預金 897,705944,16046,455 うち公金預金 172,146190,63018,484譲渡性預金 134,458127,504△6,954合計 3,331,8893,395,69663,807 b 預かり資産残高 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)個人年金保険等 267,193263,083△4,110 金融商品仲介業務における預かり資産残高合計 1,035,3081,073,45638,148 うち野村證券仲介口座 (注)1 1,021,9791,058,92036,940 うち野村證券仲介口座以外の仲介口座(注)2 13,32814,5361,207合計 1,302,5021,336,54034,037 (注)1 当行の証券口座(国債等・投資信託)は、野村證券との提携により、2021年6月21日に野村證券株式会社を委託元とする金融商品仲介口座へ移管いたしました。野村證券仲介口座残高は、当行と野村證券株式会社旧徳島支店からの移管口座の残高等を合算して記載しております。2 四国アライアンス証券㈱・大和証券㈱・㈱SBI証券を委託元とする金融商品仲介口座であります。 a 預金等残高+b 預かり資産残高 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)合計 4,634,3924,732,23797,844 ④ 不良債権の状況経営改善支援など中小企業金融の円滑化に継続して取組む中、債務者区分の見直しにより、リスク管理債権残高は、前連結会計年度末比13億円増加し、当連結会計年度末残高は503億円となりました。一方、リスク管理債権比率は総与信残高の増加により2.00%と、前連結会計年度末比0.04ポイント低下しました。リスク管理債権残高 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)破産更生債権及びこれらに準ずる債権 18,56321,7843,220危険債権 24,95221,306△3,645三月以上延滞債権額 807627△179貸出条件緩和債権額 4,7206,6621,942合計 49,04350,3811,337正常債権 2,354,2092,467,349113,140総与信残高 (注) 2,403,2522,517,730114,478 (注) リース債権及びリース投資資産を含んでおります。リスク管理債権比率 前連結会計年度(%)(A)当連結会計年度(%)(B)前連結会計年度比(%)(B)-(A)破産更生債権及びこれらに準ずる債権 0.770.870.10危険債権 1.040.85△0.19三月以上延滞債権 0.030.02△0.01貸出条件緩和債権 0.200.260.06合計 2.042.00△0.04 ⑤ 連結自己資本比率(国内基準)連結自己資本比率は、資金運用の強化を主因にリスクアセットが増加したことから、前連結会計年度末比0.04ポイント低下し、10.68%となりましたが、内部留保の充実や保有資産の健全性を受け、引続き高い水準を維持しております。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (A)当連結会計年度(B)前連結会計年度比(B)-(A)1.連結自己資本比率(2/3)10.72%10.68%△0.042.連結における自己資本の額239,975247,1037,1273.リスク・アセットの額2,237,8602,312,99875,1384.連結総所要自己資本額89,51492,5193,005 (キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報)営業活動によるキャッシュ・フローは、預金及び借用金の増加などにより、282億12百万円のプラスとなりました。前連結会計年度比では596億77百万円の増加となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却及び償還による収入が取得による支出を上回ったことなどにより、19億91百万円のプラスとなりました。前連結会計年度比では466億35百万円の増加となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い及び自己株式の取得などにより、49億14百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では6億59百万円の減少となりました。この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比252億91百万円増加し、4,014億23百万円となりました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)営業活動によるキャッシュ・フロー△31,46428,21259,677投資活動によるキャッシュ・フロー△44,6441,99146,635財務活動によるキャッシュ・フロー△4,254△4,914△659現金及び現金同等物の増減額△80,36225,291105,653 銀行業における資金調達の中心は、お客さまからの預金であります。当連結会計年度においては、個人預金は減少しましたが、法人預金・公金預金は引続き堅調に推移しており、貸出金及び有価証券の運用に対して、安定した資金調達を維持しております。一方で、お客さまの資金繰り支援や新たな資金需要に対して今後も安定的に対応していく必要があるため、引続き流動性及び自己資本の確保に努めてまいります。外貨建貸出金及び外貨建有価証券の運用につきましても、外貨建預金の増強等により安定した資金調達に努めております。店舗等設備につきましては、翌連結会計年度以後、店舗新築及び事務機器等(ソフトウエアを含む)の新設などから49億円の資本的支出を予定しておりますが、その資金につきましては自己資金にて対応する予定であります。当行は株主への利益還元を重要な経営課題として認識しております。配当金の支払いにつきましては、配当と自己株式取得額を合わせた株主還元率を、親会社株主に帰属する当期純利益の40%以上とすることを目標としております。引続き内部留保と配当のバランスを取りながら、株主各位に対し安定的かつ積極的な利益還元を継続してまいります。以上のとおり、安定した資金調達と計画的な資金運用により資金の流動性は安定して推移しております。 (重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定)連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは「貸倒引当金」であります。また、当該見積に用いた仮定のうち重要なものは、「債務者の将来の業績見通し」であります。これらの事項につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。なお、当行グループは、現時点では貸倒引当金について十分な計上を行っており、その計上基準は適正であると認識しております。 (経営目標の進捗状況)当行グループは、2023年4月から重要課題(マテリアリティ)として定める「地域経済の発展と産業振興」「長寿化社会への対応」「人材育成と働き方改革」「気候変動・南海トラフ地震への対応」に向けて積極的に対処するため、経営計画「Growing beyond 130th」を展開しております。計画2年目となる2024年度は、お客さま本位の業務運営の実践、永代取引の進化とDX推進、新人事制度に基づく働き方改革と人材育成の強化、構造改革による経営基盤と営業体制の強化に重点的に取組む中、世代を超えた息の永いお取引を継続し、地域やお客さまの永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル「永代取引」をさらに進化させ、持続可能な地域社会への取組みを加速させていくために、さまざまな施策に取組みました。 経営計画最終年度の2028年3月期経営目標については、外部環境の急速な変化を踏まえ、現時点では開示しておりません。外部環境等の影響を精査のうえ、後日開示を予定しております。 経営目標各指標の2025年3月期実績及び2026年3月期計画については、以下のとおりであります。 2025年3月期 実績(単体)2026年3月期 計画(単体)修正OHR62.19%62%未満コア業務純益ROA0.44%0.46%以上当期純利益131億円133億円以上当期純利益ROE4.07%4.00%以上株主還元率(連結)40.16%40%以上ESG投融資残高1,343億円2,000億円女性役付者比率29.6%30%以上 修正OHRは、業務粗利益の増益により、前事業年度比2.41ポイント改善し、62.19%となりました。資金利益の増強などによる業務粗利益の増益と、効率的な業務運営による経費の抑制により、引続き修正OHRの改善に努めてまいります。コア業務純益ROAは、コア業務純益が増益となったことから上昇し、0.44%となりました。事業性評価を軸とした企業支援や野村證券との提携によるサービスの高度化を通じ、収益体質を強化してまいります。当期純利益は、資金利益及び役務取引等利益が増益となったことなどから、前事業年度比19億円増益の131億円となり、当期純利益ROEは、4.07%となりました。本業の収益を確保するとともに有価証券のポートフォリオリスク抑制にも留意しつつ、安定した収益体質の構築を図ってまいります。株主還元率(連結)は、40.16%となりました。引続き株主還元方針に沿った株主還元を行ってまいります。ESG投融資残高は、1,343億円となりました。ファイナンスを通じたお客さまのサステナビリティへの取組みを積極的に支援してまいります。女性役付者比率は、29.6%と2.8ポイント上昇しました。2024年4月に経営計画に掲げる人材の「育成」と「活躍」への取組みに向け、人事制度を改定しております。引続き多様な人材が活躍できる環境づくり、アンコンシャスバイアスの解消や男性の育児休暇100%取得などを積極的に進めることで女性活躍を推進してまいります。以上のように、当初の経営目標に対する進捗状況は、順調に推移しております。 (ご参考)当初経営目標 2028年3月期 経営目標(単体)修正OHR60%未満コア業務純益ROA0.48%以上当期純利益120億円以上当期純利益ROE4.20%以上株主還元率(連結)40%以上ESG投融資残高3,000億円女性役付者比率30%以上 「Growing beyond 130th」の主要戦略及び経営目標等の詳細につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。当行グループは総合金融サービス業として銀行業及びリース業を行っているため、下記の内容は当行グループの事業全体の経営方針等を記載しております。 (1) 経営の基本方針当行は、1896年(明治29年)の創業以来培ってきた経営理念「堅実経営」を行是とし、経営方針として①「信用の重視」②「地域への貢献」③「お客さま第一」④「人材の育成」⑤「進取の精神」の5項目を掲げております。行是「堅実経営」には「原理原則に基づき、信用を重んじる」「良き伝統を守り、未来に挑戦する」というふたつの意味があり、単に堅実だけでなく、「守るべきは守り、進むべきは進む」という時代の変化に積極的に対応する想いが込められております。また、当行は伝統的営業方針として「永代取引」を掲げております。「永代取引」とは、世代を超えた息の永い取引を継続し、お客さまの永続的な発展に貢献するという考え方であります。当行はこれからもこの「堅実経営」及び「永代取引」をしっかりと守り続け、地域やお客さまの成長・発展に貢献してまいります。 <存在意義(パーパス)>当行は、2023年度からスタートした経営計画策定にあたり、「永代取引によるお客さま感動満足の創造と豊かな地域社会の実現」という存在意義(パーパス)を制定しました。変化が激しく不確実性の高い環境下、当行の揺るがない行動や意思決定の軸として全役職員が共有し、永代取引の進化及び持続可能な地域社会への取組みを加速させてまいります。 (2) 経営環境地域金融機関を取巻く経営環境は、人口減少や少子高齢化による地域経済の規模縮小、低金利環境長期化による利鞘縮小に加え、異業種参入による一段の競合激化など厳しい収益環境が続いております。さらに、地政学的リスクの顕在化、足元の物価上昇と各国中央銀行の金融政策の動向、及びそれらに起因する金融市場の変動には依然留意が必要であり、先行きの不確実性はさらに大きくなっています。その一方で、DXやSDGs・ESGをはじめとしたサステナビリティへの対応に向けた社会の変化は急速に進んでおり、地域金融機関として、将来に亘る持続的な成長と社会課題解決に向けた取組みを、地域とお客さまに寄り添い伴走しながら強化していく必要があります。 (3) 経営戦略・経営計画当行グループでは、重要課題(マテリアリティ)として定める「地域経済の発展と産業振興」「長寿化社会への対応」「人材育成と働き方改革」「気候変動・南海トラフ地震への対応」に向けて積極的に対処するため、経営計画「Growing beyond 130th」を2023年度から展開しております。当計画は、「永代取引の進化」「持続可能な地域社会への取組み」「活力ある組織と多様な働き方の実現」「経営基盤の強化」を基本戦略とし、目まぐるしく変化する経営環境に迅速に対応するため、3年計画を1年毎にアップデートしていく「ローリング方式」を採用しています。2024年度からは2ndステージが始まりますが、最終の3rdステージにつなげる重要な位置づけとして、経営計画最終年度である2028年3月期経営目標達成に向けた体制の整備と各施策への取組みを進めてまいります。特に、重点テーマとして、自主目標制をベースとしたお客さま本位の営業の実践、永代取引の進化とDX推進、人材育成の強化、構造改革による経営基盤と営業体制の強化を掲げ、基本戦略の下、4年後に安定して当期純利益を120億円以上計上できる収益体質の構築を図ります。また、2024年4月に経営計画に掲げる人材の「育成」と「活躍」への取組みに向け、人事制度を改定しました。エリア総合職の総合職への統合など活力ある組織と多様な働き方の実現に向けた人事制度の改定により人的資本経営を強化し、地域とお客さまの付加価値向上の実現に取組んでまいります。経営計画の概要は以下のとおりです。 長期経営計画「Growing beyond 130th」の概要① 計画概要 ② 経営計画の位置づけ ③ 経営計画(骨子) (注)RAF(リスクアペタイト・フレームワーク):取るべきリスクを明確化し収益性と健全性のバランスの最適化を図っていくという経営管理の枠組み ④ 経営目標(単体) 2024年3月期実績2028年3月期目標採用理由修正OHR64.60%60%未満筋肉質な経営体質の構築をめざし経営効率性を測る指標として採用しております。コア業務純益ROA0.40%0.48%以上高い付加価値を創造し、経営効率の更なる向上をめざしていくため採用しております。当期純利益112億円120億円以上株主還元や経営資源・人的資本などへの投資の源泉となる利益を、安定的に計上できる収益体質の構築をめざしていくため採用しております。当期純利益ROE3.78%4.20%以上永代取引(注1)を追求し、当行のコアビジネスである中小企業取引を中心に複合取引を強化実践し、与信コストを含めた当期純利益段階での収益効率性の向上をめざしていくため採用しております。株主還元率(連結)40.38%40%以上資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた取組みの一環として、安定的な株主還元を行うため採用しております。ESG投融資残高(注2)1,034億円3,000億円ファイナンスを通じたお客さまのサステナビリティへの取組みを支援するため採用しております。女性役付者比率(注3)26.8%30%以上女性活躍推進のための指標として採用しております。 注1 永代取引・・・・お客さまと世代を超えた息の永い取引を継続し、永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル 2 ESG投融資・・外部評価のあるESG関連投融資と定義し、①グリーンローン、②グリーンボンド(サステナビリティボンドを含みます。)、③ソーシャルローン、④ソーシャルボンド、⑤サステナビリティ・リンク・ローン、⑥サステナビリティ・リンク・ボンド、⑦トランジション・ファイナンス、⑧①~⑦に準じる投融資3 役付者・・・・・課長代理または支店長代理と同等以上の役職(管理職を含む)の職員 (4) 対処すべき課題2024年度は経営計画「Growing beyond 130th」2ndステージがスタートします。最終の3rdステージにつなげ、経営計画最終年度である2028年3月期経営目標達成への重要な年度であり、経営計画の基本戦略を着実に実行してまいります。優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。 ①永代取引の進化法人のお客さまには、対話を通じて経営者の思いや経営上の課題等を共有し、資金繰り支援の継続に加え、創業から事業承継まで事業性評価を通じたオーダーメイドによるご支援を実践してまいります。個人のお客さまには、ライフイベントに応じた預金・証券・保険の総合金融サービスをご提案するとともに、一生涯を通じてお客さまの人生設計をサポートし、お客さまの資産を守り育て、豊かさの実現をめざすファミリーサポート営業を強化してまいります。そして、お客さまを起点として、対面・非対面のチャネルを融合し、お客さまとのつながりをより拡大することで、当行ならではの付加価値の高い金融サービスの提供に努めてまいります。 ②持続可能な地域社会への取組みお客さまサービスのデジタル化やデータに基づく最適な商品等のご提案、地域のデジタル化支援などDX戦略を推進するとともに、お客さまに寄り添った最適なソリューションの提供によりお客さまのSDGsの取組みをご支援してまいります。そのほか、官民連携による脱炭素経営支援事業の展開などカーボンニュートラル実現に向けた取組みや、四国アライアンスなどの連携による四国創生に向けた取組みを強化してまいります。 ③活力ある組織と多様な働き方の実現新人事制度に基づき、永代取引を支える人材の育成と活躍への取組みを強化することで、新たなスキルやノウハウの習得に取組み、DXやSDGsなどお客さまの多様化かつ高度化するニーズにより高いレベルでお応えしてまいります。さらに、野村證券からの出向者やシニアを含む多様な人材が活躍できる環境づくり、アンコンシャスバイアスの解消や男性の育児休暇100%取得などを積極的に進めることで女性活躍を推進し、合わせて役員と職員の対話を重視する組織風土を醸成することで、エンゲージメントの向上につなげてまいります。 ④経営基盤の強化ガバナンス・リスク管理・コンプライアンス態勢強化のもと、取るべきリスクを明確化し収益性と健全性のバランスの最適化を図っていくという経営管理の枠組みであるRAF(リスクアペタイト・フレームワーク)を実践し、最適な経営資源と資本配賦の実現によって卓越した効率経営を追求してまいります。具体的には、店舗・融資業務・事務改革による経営基盤と営業体制の強化に取組むとともに、社会インフラでもある勘定系を中心としたシステムの安定稼働の重要性を再認識する中、業務継続態勢、サイバーセキュリティ管理態勢及びマネーローンダリング・テロ資金供与対策等の強化や統合リスク管理の高度化を進めてまいります。 また、2ndステージの初年度にあたる2024年度は、特に、日本銀行のゼロ金利政策の解除にともない今後の金利のある世界を見据えた諸施策に取組むとともに、自主目標制度や新人事制度の定着を図る中で、ダイアログを通じたボトムアップの組織風土の醸成に努めてまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。当行グループは総合金融サービス業として銀行業及びリース業を行っているため、下記の内容は当行グループの事業全体の経営方針等を記載しております。 (1) 経営の基本方針当行は、1896年(明治29年)の創業以来培ってきた経営理念「堅実経営」を行是とし、経営方針として①「信用の重視」②「地域への貢献」③「お客さま第一」④「人材の育成」⑤「進取の精神」の5項目を掲げております。行是「堅実経営」には「原理原則に基づき、信用を重んじる」「良き伝統を守り、未来に挑戦する」というふたつの意味があり、単に堅実だけでなく、「守るべきは守り、進むべきは進む」という時代の変化に積極的に対応する想いが込められております。また、当行は伝統的営業方針として「永代取引」を掲げております。「永代取引」とは、世代を超えた息の永い取引を継続し、お客さまの永続的な発展に貢献するという考え方であります。当行はこれからもこの「堅実経営」及び「永代取引」をしっかりと守り続け、地域やお客さまの成長・発展に貢献してまいります。 <存在意義(パーパス)>当行は、2023年度からスタートした経営計画策定にあたり、「永代取引によるお客さま感動満足の創造と豊かな地域社会の実現」という存在意義(パーパス)を制定しました。変化が激しく不確実性の高い環境下、当行の揺るがない行動や意思決定の軸として全役職員が共有し、永代取引の進化及び持続可能な地域社会への取組みを加速させてまいります。 (2) 経営環境地域金融機関を取巻く経営環境は、人口減少や少子高齢化による地域経済の規模縮小、低金利環境長期化による利鞘縮小に加え、異業種参入による一段の競合激化など厳しい収益環境が続いております。さらに、地政学的リスクの顕在化、足元の物価上昇と各国中央銀行の金融政策の動向、及びそれらに起因する金融市場の変動には依然留意が必要であり、先行きの不確実性はさらに大きくなっています。その一方で、DXやSDGs・ESGをはじめとしたサステナビリティへの対応に向けた社会の変化は急速に進んでおり、地域金融機関として、将来に亘る持続的な成長と社会課題解決に向けた取組みを、地域とお客さまに寄り添い伴走しながら強化していく必要があります。 (3) 経営戦略・経営計画当行グループでは、重要課題(マテリアリティ)として定める「地域経済の発展と産業振興」「長寿化社会への対応」「人材育成と働き方改革」「気候変動・南海トラフ地震への対応」に向けて積極的に対処するため、経営計画「Growing beyond 130th」を2023年度から展開しております。当計画は、「永代取引の進化」「持続可能な地域社会への取組み」「活力ある組織と多様な働き方の実現」「経営基盤の強化」を基本戦略とし、目まぐるしく変化する経営環境に迅速に対応するため、3年計画を1年毎にアップデートしていく「ローリング方式」を採用しています。2024年度からは2ndステージが始まりますが、最終の3rdステージにつなげる重要な位置づけとして、経営計画最終年度である2028年3月期経営目標達成に向けた体制の整備と各施策への取組みを進めてまいります。特に、重点テーマとして、自主目標制をベースとしたお客さま本位の営業の実践、永代取引の進化とDX推進、人材育成の強化、構造改革による経営基盤と営業体制の強化を掲げ、基本戦略の下、4年後に安定して当期純利益を120億円以上計上できる収益体質の構築を図ります。また、2024年4月に経営計画に掲げる人材の「育成」と「活躍」への取組みに向け、人事制度を改定しました。エリア総合職の総合職への統合など活力ある組織と多様な働き方の実現に向けた人事制度の改定により人的資本経営を強化し、地域とお客さまの付加価値向上の実現に取組んでまいります。経営計画の概要は以下のとおりです。 長期経営計画「Growing beyond 130th」の概要① 計画概要 ② 経営計画の位置づけ ③ 経営計画(骨子) (注)RAF(リスクアペタイト・フレームワーク):取るべきリスクを明確化し収益性と健全性のバランスの最適化を図っていくという経営管理の枠組み ④ 経営目標(単体) 2024年3月期実績2028年3月期目標採用理由修正OHR64.60%60%未満筋肉質な経営体質の構築をめざし経営効率性を測る指標として採用しております。コア業務純益ROA0.40%0.48%以上高い付加価値を創造し、経営効率の更なる向上をめざしていくため採用しております。当期純利益112億円120億円以上株主還元や経営資源・人的資本などへの投資の源泉となる利益を、安定的に計上できる収益体質の構築をめざしていくため採用しております。当期純利益ROE3.78%4.20%以上永代取引(注1)を追求し、当行のコアビジネスである中小企業取引を中心に複合取引を強化実践し、与信コストを含めた当期純利益段階での収益効率性の向上をめざしていくため採用しております。株主還元率(連結)40.38%40%以上資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた取組みの一環として、安定的な株主還元を行うため採用しております。ESG投融資残高(注2)1,034億円3,000億円ファイナンスを通じたお客さまのサステナビリティへの取組みを支援するため採用しております。女性役付者比率(注3)26.8%30%以上女性活躍推進のための指標として採用しております。 注1 永代取引・・・・お客さまと世代を超えた息の永い取引を継続し、永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル 2 ESG投融資・・外部評価のあるESG関連投融資と定義し、①グリーンローン、②グリーンボンド(サステナビリティボンドを含みます。)、③ソーシャルローン、④ソーシャルボンド、⑤サステナビリティ・リンク・ローン、⑥サステナビリティ・リンク・ボンド、⑦トランジション・ファイナンス、⑧①~⑦に準じる投融資3 役付者・・・・・課長代理または支店長代理と同等以上の役職(管理職を含む)の職員 (4) 対処すべき課題2024年度は経営計画「Growing beyond 130th」2ndステージがスタートします。最終の3rdステージにつなげ、経営計画最終年度である2028年3月期経営目標達成への重要な年度であり、経営計画の基本戦略を着実に実行してまいります。優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。 ①永代取引の進化法人のお客さまには、対話を通じて経営者の思いや経営上の課題等を共有し、資金繰り支援の継続に加え、創業から事業承継まで事業性評価を通じたオーダーメイドによるご支援を実践してまいります。個人のお客さまには、ライフイベントに応じた預金・証券・保険の総合金融サービスをご提案するとともに、一生涯を通じてお客さまの人生設計をサポートし、お客さまの資産を守り育て、豊かさの実現をめざすファミリーサポート営業を強化してまいります。そして、お客さまを起点として、対面・非対面のチャネルを融合し、お客さまとのつながりをより拡大することで、当行ならではの付加価値の高い金融サービスの提供に努めてまいります。 ②持続可能な地域社会への取組みお客さまサービスのデジタル化やデータに基づく最適な商品等のご提案、地域のデジタル化支援などDX戦略を推進するとともに、お客さまに寄り添った最適なソリューションの提供によりお客さまのSDGsの取組みをご支援してまいります。そのほか、官民連携による脱炭素経営支援事業の展開などカーボンニュートラル実現に向けた取組みや、四国アライアンスなどの連携による四国創生に向けた取組みを強化してまいります。 ③活力ある組織と多様な働き方の実現新人事制度に基づき、永代取引を支える人材の育成と活躍への取組みを強化することで、新たなスキルやノウハウの習得に取組み、DXやSDGsなどお客さまの多様化かつ高度化するニーズにより高いレベルでお応えしてまいります。さらに、野村證券からの出向者やシニアを含む多様な人材が活躍できる環境づくり、アンコンシャスバイアスの解消や男性の育児休暇100%取得などを積極的に進めることで女性活躍を推進し、合わせて役員と職員の対話を重視する組織風土を醸成することで、エンゲージメントの向上につなげてまいります。 ④経営基盤の強化ガバナンス・リスク管理・コンプライアンス態勢強化のもと、取るべきリスクを明確化し収益性と健全性のバランスの最適化を図っていくという経営管理の枠組みであるRAF(リスクアペタイト・フレームワーク)を実践し、最適な経営資源と資本配賦の実現によって卓越した効率経営を追求してまいります。具体的には、店舗・融資業務・事務改革による経営基盤と営業体制の強化に取組むとともに、社会インフラでもある勘定系を中心としたシステムの安定稼働の重要性を再認識する中、業務継続態勢、サイバーセキュリティ管理態勢及びマネーローンダリング・テロ資金供与対策等の強化や統合リスク管理の高度化を進めてまいります。 また、2ndステージの初年度にあたる2024年度は、特に、日本銀行のゼロ金利政策の解除にともない今後の金利のある世界を見据えた諸施策に取組むとともに、自主目標制度や新人事制度の定着を図る中で、ダイアログを通じたボトムアップの組織風土の醸成に努めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当行グループ(当行及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 2023年度のわが国経済につきましては、海外経済の回復ペースが鈍化している影響を受けつつも、設備投資は緩やかに増加し、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費が底堅く推移するなど、景気は緩やかに回復しました。このような状況下、日本銀行は、2024年3月、2%の「物価安定の目標」が持続的・安定的に実現していくことが見通せる状況に至ったと判断し、2016年1月から続けたマイナス金利政策を解除しました。しかしながら、各国中央銀行の今後の金融政策の動向やウクライナ・中東等を巡る地政学的リスクの高まり、高成長が続いてきた中国経済の減速等、不確実性は高く、先行きについては下振れリスクが大きいと考えられます。この間、金融市場では、デフレからの脱却・日本企業の変化への期待・新NISA(少額投資非課税制度)導入などを背景に年度末にかけて株高が進行したほか、為替市場では欧米において金融政策の引締めが進み、我が国との金利差が拡大する中、振れをともないつつも円安が進行しました。また、長期金利は日本銀行による金融政策の変更が意識され、緩やかに上昇しました。県内経済につきましても、企業の生産活動がやや弱めとなっているものの、国内景気と同様、設備投資が堅調に推移し、個人消費が緩やかに改善するなど基調としては持ち直しの動きとなりました。このような環境下、当期は、長期経営計画「Growing beyond 130th」の初年度にあたり、人材の「育成」と「活躍」に重点的に取組む中、世代を超えた息の永いお取引を継続し、地域やお客さまの永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル「永代取引」をさらに進化させ、持続可能な地域社会への取組みを加速させていくために、さまざまな施策に取組みました。こうした中、当連結会計年度の経営成績等につきましては、次のとおりとなりました。 (財政状態、経営成績)預金及び預かり資産につきましては、お客さまの多様化するニーズへの対応に努めました。この結果、譲渡性預金を含めた預金は、個人預金は順調に増加したものの、法人預金・公金預金が減少したことから、前連結会計年度末比487億円減少し、当連結会計年度末残高は3兆3,318億円となりました。個人年金保険等の預かり資産残高は、前連結会計年度末比232億円増加し、当連結会計年度末残高は2,671億円となりました。また、金融商品仲介業務における預かり資産残高は、前連結会計年度末比2,455億円増加し、当連結会計年度末残高は1兆353億円となりました。貸出金につきましては、地域密着型金融を推進する中、さまざまな資金ニーズに積極的にお応えした結果、前連結会計年度末比1,704億円増加し、当連結会計年度末残高は2兆3,427億円となりました。有価証券につきましては、株価の上昇による株式の増加を主因として、当連結会計年度末の有価証券残高は前連結会計年度末比1,151億円増加し、1兆505億円となりました。また、当連結会計年度末の有価証券の評価損益は、前連結会計年度末比633億円増加し、1,258億円の評価益となりました。当連結会計年度の損益につきましては、経常収益は、株式等売却益や金融派生商品収益が減収となったことなどから、前連結会計年度比119億74百万円減収の761億7百万円となりました。一方、経常費用は、貸倒引当金繰入額が増加となったものの、外国債券を中心に国債等債券売却損が減少したことなどから、前連結会計年度比131億70百万円減少の594億82百万円となりました。この結果、経常利益は、前連結会計年度比11億96百万円増益の166億24百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比10億56百万円増益の112億63百万円となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。① 銀行業銀行業の経常収益は、株式等売却益や金融派生商品収益の減収などから、前連結会計年度比128億89百万円減収の606億28百万円となりました。一方、経常利益は、国債等債券売却損など経常費用が減少したことから、前連結会計年度比12億86百万円増益の164億31百万円となりました。② リース業リース業の経常収益は、リース売上高の増収から、前連結会計年度比8億8百万円増収の162億37百万円となりました。一方、経常利益は、与信費用など経常費用が増加したことから、前連結会計年度比2億17百万円減益の5億89百万円となりました。 (キャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、貸出金の増加及び預金の減少などにより、314億64百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では2,902億91百万円の増加となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が売却及び償還による収入を上回ったことなどにより、446億44百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では1,378億94百万円の減少となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い及び自己株式の取得などにより、42億54百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では6億52百万円の減少となりました。この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比803億62百万円減少し、3,761億32百万円となりました。 (参考)① 国内・国際業務部門別収支当連結会計年度の資金運用収支は、資金調達費用の増加などから、前連結会計年度比3億円減益の361億円となりました。また、役務取引等収支は、前連結会計年度比5億円増益の87億円となりました。その他業務収支は、金融派生商品収益などその他業務収益が減収となったものの、国債等債券売却損などその他業務費用が減少したことなどから、前連結会計年度比161億円増益の21億円となりました。種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度33,5362,944―36,481当連結会計年度34,5401,600―36,140うち資金運用収益前連結会計年度34,2229,8883144,079当連結会計年度35,4879,2151444,688うち資金調達費用前連結会計年度6856,943317,598当連結会計年度9467,615148,547信託報酬前連結会計年度2――2当連結会計年度2――2役務取引等収支前連結会計年度8,10765―8,173当連結会計年度8,561142―8,703うち役務取引等収益前連結会計年度9,319141―9,461当連結会計年度9,794206―10,001うち役務取引等費用前連結会計年度1,21176―1,288当連結会計年度1,23364―1,298その他業務収支前連結会計年度2,098△16,112―△14,014当連結会計年度2,182△22―2,159うちその他業務収益前連結会計年度18,079764―18,843当連結会計年度17,391121―17,513うちその他業務費用前連結会計年度15,98016,876―32,857当連結会計年度15,208144―15,353 (注) 1 国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2 相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。3 資金調達費用は金銭の信託運用見合額の利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を除して表示しております。 ② 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況イ 国内業務部門当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は、貸出金及び有価証券が増加したことから前連結会計年度比230億円増加の3兆5,618億円となりました。また、資金調達勘定の平均残高は、預金及びコールマネーが増加したことから前連結会計年度比192億円増加の3兆4,487億円となりました。利回りでは、資金運用勘定の利回りは、有価証券利息等の増加から前連結会計年度比0.03ポイント上昇の0.99%となり、資金調達勘定の利回りは、前連結会計年度比0.01ポイント上昇し0.02%となりました。この結果、資金運用利息は、前連結会計年度比12億円増収の354億円、資金調達利息は、前連結会計年度比2億円増加の9億円となりました。種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度3,538,79834,2220.96当連結会計年度3,561,87835,4870.99うち貸出金前連結会計年度2,073,41722,5661.08当連結会計年度2,140,64122,4791.05うち商品有価証券前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち有価証券前連結会計年度736,23011,0941.50当連結会計年度837,34912,5671.50うちコールローン及び買入手形前連結会計年度1,424△0△0.02当連結会計年度―――うち預け金前連結会計年度469,7435250.11当連結会計年度442,2734260.09資金調達勘定前連結会計年度3,429,5306850.01当連結会計年度3,448,7709460.02うち預金前連結会計年度3,098,7301500.00当連結会計年度3,113,8011400.00うち譲渡性預金前連結会計年度157,852120.00当連結会計年度154,536100.00うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度2,410△0△0.01当連結会計年度29,010△5△0.01うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち借用金前連結会計年度166,564340.02当連結会計年度145,881450.03 (注) 1 国内業務部門は国内店の円建取引であります。2 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度19,458百万円、当連結会計年度19,796百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度85百万円、当連結会計年度114百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。 ロ 国際業務部門当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は、有価証券及びコールローンが減少したことから、前連結会計年度比1,294億円減少の2,096億円となりました。一方、利回りについては、海外金利の上昇などから、前連結会計年度比1.48ポイント上昇し4.39%となりました。この結果、資金運用利息は、前連結会計年度比6億円減収の92億円となりました。資金調達勘定は、平均残高が前連結会計年度比1,310億円減少の1,951億円となりました。一方、利回りについては、海外金利の上昇などから、前連結会計年度比1.78ポイント上昇し3.90%となりました。この結果、資金調達利息は、前連結会計年度比6億円増加の76億円となりました。種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度339,1449,8882.91当連結会計年度209,6579,2154.39うち貸出金前連結会計年度61,9722,2193.58当連結会計年度70,2933,3264.73うち商品有価証券前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち有価証券前連結会計年度154,2024,1842.71当連結会計年度84,2113,4644.11うちコールローン及び買入手形前連結会計年度109,9013,4793.16当連結会計年度45,1632,4195.35うち預け金前連結会計年度―――当連結会計年度―――資金調達勘定前連結会計年度326,2466,9432.12当連結会計年度195,1707,6153.90うち預金前連結会計年度62,7956721.07当連結会計年度52,7357851.48うち譲渡性預金前連結会計年度―――当連結会計年度―――うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度2,563311.22当連結会計年度7,9794585.75うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度21,5943271.51当連結会計年度4,5052625.81うち借用金前連結会計年度―――当連結会計年度――― (注) 1 国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度131百万円、当連結会計年度114百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円)及び利息(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円)を、それぞれ控除して表示しております。4 国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。 ハ 合計 種類期別平均残高(百万円)利息(百万円)利回り(%)小計相殺消去額(△)合計小計相殺消去額(△)合計資金運用勘定前連結会計年度3,877,942239,2253,638,71644,1103144,0791.21当連結会計年度3,771,535129,9273,641,60844,7031444,6881.22うち貸出金前連結会計年度2,135,389―2,135,38924,786―24,7861.16当連結会計年度2,210,935―2,210,93525,806―25,8061.16うち商品有価証券前連結会計年度―――――――当連結会計年度―――――――うち有価証券前連結会計年度890,432―890,43215,279―15,2791.71当連結会計年度921,561―921,56116,032―16,0321.73うちコールローン及び買入手形前連結会計年度111,325―111,3253,478―3,4783.12当連結会計年度45,163―45,1632,419―2,4195.35うち預け金前連結会計年度469,743―469,743525―5250.11当連結会計年度442,273―442,273426―4260.09資金調達勘定前連結会計年度3,755,776239,2253,516,5507,629317,5980.21当連結会計年度3,643,941129,9273,514,0148,562148,5470.24うち預金前連結会計年度3,161,526―3,161,526822―8220.02当連結会計年度3,166,536―3,166,536925―9250.02うち譲渡性預金前連結会計年度157,852―157,85212―120.00当連結会計年度154,536―154,53610―100.00うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度4,974―4,97430―300.62当連結会計年度36,990―36,990453―4531.22うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度21,594―21,594327―3271.51当連結会計年度4,505―4,505262―2625.81うち借用金前連結会計年度166,564―166,56434―340.02当連結会計年度145,881―145,88145―450.03 (注) 1 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。2 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度19,590百万円、当連結会計年度19,911百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度85百万円、当連結会計年度114百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。3 相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息であります。 ③ 国内・国際業務部門別役務取引の状況当連結会計年度の役務取引等収益は、前連結会計年度比5億円増収の100億円となりました。種類別では、証券関連業務は5億円増収の24億円、代理業務は3億円減収の13億円となりました。種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度9,3191419,461当連結会計年度9,79420610,001うち預金・貸出業務前連結会計年度1,991―1,991当連結会計年度1,977―1,977うち為替業務前連結会計年度1,1751331,309当連結会計年度1,1651931,359うち証券関連業務前連結会計年度1,855―1,855当連結会計年度2,422―2,422うち代理業務前連結会計年度1,639―1,639当連結会計年度1,321―1,321役務取引等費用前連結会計年度1,211761,288当連結会計年度1,233641,298うち為替業務前連結会計年度18147229当連結会計年度17049220 (注) 国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。 ④ 国内・国際業務部門別預金残高の状況○ 預金の種類別残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度3,189,99860,6203,250,619当連結会計年度3,133,89263,5383,197,431うち流動性預金前連結会計年度2,241,021―2,241,021当連結会計年度2,239,214―2,239,214うち定期性預金前連結会計年度916,261―916,261当連結会計年度876,541―876,541うちその他前連結会計年度32,71560,62093,336当連結会計年度18,13663,53881,675譲渡性預金前連結会計年度130,006―130,006当連結会計年度134,458―134,458総合計前連結会計年度3,320,00560,6203,380,625当連結会計年度3,268,35163,5383,331,889 (注) 1国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金定期性預金=定期預金+定期積金 ⑤ 国内店業種別貸出金残高の状況イ 業種別貸出状況(末残・構成比)業種別前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内店(除く特別国際金融取引勘定分)2,172,312100.002,342,731100.00製造業296,30013.64324,08713.83農業,林業7,7430.367,8340.33漁業9280.041,4540.06鉱業,採石業,砂利採取業1,2340.061,1300.05建設業96,1844.4394,6544.04電気・ガス・熱供給・水道業58,7862.7062,6672.68情報通信業12,8660.5912,5200.54運輸業,郵便業130,8656.02138,1995.90卸売業,小売業277,76512.79289,64412.36金融業,保険業111,0095.11200,1648.54不動産業,物品賃貸業289,06013.31317,31113.55各種サービス業300,19913.82296,20512.64地方公共団体176,2908.11170,2617.27その他376,20117.32379,51616.20国内店名義現地貸36,8711.7047,0742.01特別国際金融取引勘定分――――政府等――――金融機関――――その他――――合計2,172,312―2,342,731― (注) 「各種サービス業」の内訳は、「学術研究,専門・技術サービス業」「宿泊業」「飲食業」「生活関連サービス業,娯楽業」「教育,学習支援業」「医療・福祉」「その他のサービス」となっております。 ロ 外国政府等向け債権残高(国別)該当事項はありません。 ⑥ 国内・国際業務部門別有価証券の状況○ 有価証券残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度147,591―147,591当連結会計年度157,058―157,058地方債前連結会計年度170,687―170,687当連結会計年度158,531―158,531短期社債前連結会計年度―――当連結会計年度―――社債前連結会計年度263,829―263,829当連結会計年度270,798―270,798株式前連結会計年度116,116―116,116当連結会計年度171,621―171,621その他の証券前連結会計年度168,02869,116237,144当連結会計年度198,38094,132292,512合計前連結会計年度866,25369,116935,370当連結会計年度956,39094,1321,050,522 (注) 1国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2「その他の証券」には、外国債券等を含んでおります。 ⑦ 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は提出会社1社であります。 イ 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)資産科目前連結会計年度(2023年3月31日)当連結会計年度(2024年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)有価証券8223.508224.14現金預け金26776.5025775.86合計349100.00339100.00 負債科目前連結会計年度(2023年3月31日)当連結会計年度(2024年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)金銭信託349100.00339100.00合計349100.00339100.00 (注) 1共同信託他社管理財産 前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円2元本補填契約のある信託については、前連結会計年度及び当連結会計年度の取扱残高はありません。 ロ 有価証券残高の状況科目前連結会計年度(2023年3月31日)当連結会計年度(2024年3月31日)有価証券残高(百万円)構成比(%)有価証券残高(百万円)構成比(%)国債3239.093239.09地方債5060.915060.91合計82100.0082100.00 (自己資本比率の状況)(参考)自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては、粗利益配分手法を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準) (単位:百万円、%) 2024年3月31日1.連結自己資本比率(2/3)10.722.連結における自己資本の額239,9753.リスク・アセットの額2,237,8604.連結総所要自己資本額89,514 単体自己資本比率(国内基準) (単位:百万円、%) 2024年3月31日1.自己資本比率(2/3)10.432.単体における自己資本の額230,2093.リスク・アセットの額2,206,9534.単体総所要自己資本額88,278 (資産の査定)(参考)資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。2 危険債権危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。3 要管理債権要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。4 正常債権正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額債権の区分2023年3月31日2024年3月31日金額(百万円)金額(百万円)破産更生債権及びこれらに準ずる債権15,58417,500危険債権27,38424,756要管理債権6,7945,527正常債権2,148,5512,320,105 (生産、受注及び販売の状況)「生産、受注及び販売の状況」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、当行グループにおいては、銀行業が大部分を占めるため、当該銀行業を中心に記載しております。また、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。 (主要損益の状況)当連結会計年度の損益につきましては、資金調達費用の増加などにより資金利益が減益となったことに加え、前連結会計年度に計上した金融派生商品収益の反動減などから債券関係損益を除くその他業務利益が減益となり、連結コア業務純益は、前連結会計年度比36億78百万円減益の163億23百万円となりました。また、投資信託解約損益を除いた連結コア業務純益は、前連結会計年度比40億60百万円減益の154億68百万円となりました。経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、実質与信費用が増加したものの、有価証券関係損益が増益となったことから、それぞれ前連結会計年度比11億96百万円増益の166億24百万円、同10億56百万円増益の112億63百万円となりました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)経常収益 88,08176,107△11,974連結業務粗利益 30,64247,00616,363 除く債券関係損益(=コア業務粗利益) (②+③+④)①49,24046,651△2,588 資金利益②36,48136,140△340 うち貸出金利息 24,78625,8061,019 うち有価証券利息配当金 15,27916,032753 うち資金調達費用(△) 7,5988,547949 役務取引等利益③8,1758,706530 その他業務利益 △14,0142,15916,174 除く債券関係損益④4,5831,804△2,778経費(除く臨時処理分)⑤29,23830,3271,089連結業務純益(一般貸倒引当金繰入前) 1,40416,67915,274一般貸倒引当金繰入額 △424△233191連結業務純益 1,82816,91215,083連結コア業務純益(①-⑤) 20,00216,323△3,678連結コア業務純益(除く投資信託解約損益) 19,52915,468△4,060 有価証券関係損益 △3,5242,2835,807 実質与信費用 8471,9461,098経常利益 15,42816,6241,196親会社株主に帰属する当期純利益 10,20711,2631,056 (経営成績の分析)① コア業務粗利益コア業務粗利益は、資金利益、役務取引等利益及びその他業務利益(債券関係損益を除く)で構成され、当行グループの基本的な利益を測る重要な指標であると認識しております。当連結会計年度におきましては、役務取引等利益が増益となったものの、資金利益及びその他業務利益(債券関係損益を除く)が減益となり、前連結会計年度比25億88百万円の減益となりました。(資金利益の状況)資金運用勘定の平均残高においては貸出金及び有価証券が大部分を占めており、これを源泉とする貸出金利息及び有価証券利息配当金は、資金利益を構成する項目の中で最も重要な項目であると認識しております。当連結会計年度の資金利益は、海外金利の上昇などにより貸出金利息及び有価証券利息配当金が増収となったものの、資金調達費用も増加したことなどから、前連結会計年度比3億40百万円の減益となりました。内容は以下のとおりであります。貸出金利息につきましては、前連結会計年度に続き増収となりました。これは、引続き地域密着型金融を推進し、さまざまな資金ニーズに積極的にお応えした結果、貸出金残高が増加したことと、海外を中心に金利が上昇したことによるものであります。今後も、事業性評価を軸として企業支援に取組み、より付加価値の高いサービスの提供に努めてまいります。有価証券利息配当金につきましては、金利上昇の影響など市場動向を注視し、ポートフォリオのリスクを抑制しつつ、安定的な収益確保のための投資対象の選定が重要となる中、当連結会計年度におきましては、投資信託の分配金の増収や解約益の増益により、前連結会計年度比7億53百万円の増収となりました。資金調達費用につきましては、海外金利の上昇などにより外貨調達費用を中心に増加し、前連結会計年度比9億49百万円の増加となりました。(役務取引等利益の状況)当行グループが掲げる「永代取引」を実践するためには、取扱商品の多様化や人材の育成等、総合金融サービス機能の高度化が不可欠であります。お客さまの課題解決のために提供するさまざまなサービス提供の成果である役務取引等利益は、収益構造の観点からも重要な分野であると認識しております。当連結会計年度は、預かり資産関連業務において引続きファミリーサポート営業を実践し、証券関連業務等に係る手数料が増収となったことや、法人のお客さまの本業支援に係る法人役務手数料が増収となったことなどから、前連結会計年度比5億30百万円の増益となりました。 ② 経費当行グループが継続的に発展していくためには、サービスの品質向上及び業務効率化等への取組みが必要であると認識しております。当連結会計年度におきましては、賞与の増加などにより人件費が増加したことに加え、システム投資に伴う減価償却費が増加し物件費も増加したことなどから、前連結会計年度比10億89百万円増加しました。修正ОHRは、経費の増加とコア業務粗利益の減益などから5.63ポイント上昇し、65.00%となりました。効率的な業務運営により、経費を抑制しつつ収益増強を図り、修正OHRの改善に努めてまいります。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)経費 29,23830,3271,089コア業務粗利益 49,24046,651△2,588修正OHR(連結) (注) 59.37%65.00%5.63 (注) 修正OHR(経費率)=経費÷コア業務粗利益 ③ 有価証券関係損益有価証券関係損益は、前連結会計年度に金利上昇の影響を受けた外国証券の含み損処理などを積極的に行っており、当連結会計年度は債券関係損益が改善したことなどから、前連結会計年度比58億7百万円の増益となりました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)債券関係損益①△18,59735518,952 売却益 6481,375727 償還益 230 売却損 19,2271,023△18,203 償却 21―△21株式等関係損益②15,0731,928△13,144 売却益 15,2832,802△12,480 売却損 161636475 償却 48237188有価証券関係損益(①+②) △3,5242,2835,807 ④ 実質与信費用与信費用は、新型コロナウイルス感染症の影響は少なかったものの、引続き厳格な資産査定を実施したことや、2024年問題への影響が懸念される道路貨物運送業への追加的な引当て強化を実施したことなどから、前連結会計年度比10億98百万円増加しました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)不良債権処理額合計①1,5813,1201,539 個別貸倒引当金純繰入額 1,3802,8801,499 貸出金償却 1811△6 債権売却損等 18222845一般貸倒引当金繰入額②△424△233191与信費用合計(①+②) 1,1572,8871,730 償却債権取立益③309941631実質与信費用合計(①+②-③) 8471,9461,098 (財政状態の分析)① 貸出金貸出金は、事業性評価に基づき、さまざまな資金ニーズにお応えした結果、幅広い業種で残高が増加しました。当連結会計年度末残高は2兆3,427億円となり、前連結会計年度末比1,704億円増加しました。今後も引続きさまざまな資金ニーズにお応えし、主力の中小企業向け貸出金等の増強に注力してまいります。 前連結会計(前事業)年度(百万円)(A)当連結会計(当事業)年度(百万円)(B)前連結会計(前事業)年度比(百万円)(B)-(A)貸出金(末残) 2,172,3122,342,731170,419 うち住宅ローン〔単体〕 315,702319,0853,383 うち中小企業等貸出金残高〔単体〕 1,791,8211,839,65947,838 うち中小企業等貸出金比率〔単体〕 82.58%78.62%△3.96 ② 有価証券有価証券は、株価の上昇による株式の増加を主因として、前連結会計年度末比1,151億円増加し、当連結会計年度末残高は1兆505億円となりました。また、有価証券評価損益は、株式を中心に上昇したことなどから、前連結会計年度末比633億円増加し、評価益は1,258億円となりました。有価証券残高(末残) 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)有価証券合計 935,3701,050,522115,152 国債 147,591157,0589,466 地方債 170,687158,531△12,156 社債 263,829270,7986,968 株式 116,116171,62155,505 その他 237,144292,51255,367 有価証券評価損益 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)有価証券合計(注) 62,460125,81463,353 株式 61,894112,47950,585 債券 △2,620△12,698△10,078 その他 3,18626,03422,847 (注) 連結貸借対照表の「有価証券」のほか、「買入金銭債権」中の信託受益権を含めて記載しております。 ③ 預金等譲渡性預金を含めた預金は、個人預金は順調に増加したものの、法人預金・公金預金が減少したことから、前連結会計年度末比487億円減少し、当連結会計年度末残高は3兆3,318億円となりました。当連結会計年度末の個人年金保険等及び金融商品仲介口座残高を合計したお客さまからの預かり資産残高は、前連結会計年度末比2,688億円増加し、1兆3,025億円となりました。当連結会計年度末の譲渡性預金を含めた預金、個人年金保険等及び金融商品仲介口座残高の合計は、4兆6,343億円となりました。野村證券との提携により、野村證券株式会社の取扱商品・サービスをはじめ預金や保険も含めた付加価値の高い総合金融サービスをワンストップでご提供しており、引続き多様な資金運用ニーズに対応できるよう注力してまいります。a 預金等残高 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)預金(末残) 3,250,6193,197,431△53,187 うち個人預金 2,073,0672,091,35818,291 うち法人預金 937,424897,705△39,718 うち公金預金 189,745172,146△17,598譲渡性預金 130,006134,4584,451合計 3,380,6253,331,889△48,736 b 預かり資産残高 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)個人年金保険等 243,918267,19323,274 金融商品仲介業務における預かり資産残高合計 789,7151,035,308245,593 うち野村證券仲介口座 (注)1 777,5631,021,979244,416 うち野村證券仲介口座以外の仲介口座(注)2 12,15213,3281,176合計 1,033,6341,302,502268,867 (注)1 当行の証券口座(国債等・投資信託)は、野村證券との提携により、2021年6月21日に野村證券株式会社を委託元とする金融商品仲介口座へ移管いたしました。野村證券仲介口座残高は、当行と野村證券株式会社旧徳島支店からの移管口座の残高等を合算して記載しております。2 四国アライアンス証券㈱・大和証券㈱・㈱SBI証券を委託元とする金融商品仲介口座であります。 a 預金等残高+b 預かり資産残高 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)合計 4,414,2604,634,392220,131 ④ 不良債権の状況経営改善支援など中小企業金融の円滑化に継続して取組んだ結果、リスク管理債権残高は、前連結会計年度末比17億円減少し、当連結会計年度末残高は490億円となりました。また、リスク管理債権比率は2.04%と、前連結会計年度末比0.24ポイント改善しました。リスク管理債権残高 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)破産更生債権及びこれらに準ずる債権 16,16318,5632,399危険債権 27,81524,952△2,863三月以上延滞債権額 1,491807△683貸出条件緩和債権額 5,3034,720△583合計 50,77349,043△1,730正常債権 2,180,2282,354,209173,981総与信残高 (注) 2,231,0012,403,252172,250 (注) リース債権及びリース投資資産を含んでおります。リスク管理債権比率 前連結会計年度(%)(A)当連結会計年度(%)(B)前連結会計年度比(%)(B)-(A)破産更生債権及びこれらに準ずる債権 0.720.770.05危険債権 1.251.04△0.21三月以上延滞債権 0.070.03△0.04貸出条件緩和債権 0.240.20△0.04合計 2.282.04△0.24 ⑤ 連結自己資本比率(国内基準)連結自己資本比率は、資金運用の強化を主因にリスクアセットが増加したことから、前連結会計年度末比0.49ポイント低下し、10.72%となりましたが、内部留保の充実や保有資産の健全性を受け、引続き高い水準を維持しております。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (A)当連結会計年度(B)前連結会計年度比(B)-(A)1.連結自己資本比率(2/3)11.21%10.72%△0.492.連結における自己資本の額233,628239,9756,3473.リスク・アセットの額2,082,6822,237,860155,1774.連結総所要自己資本額83,30789,5146,207 (キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報)営業活動によるキャッシュ・フローは、貸出金の増加及び預金の減少などにより、314億64百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では2,902億91百万円の増加となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が売却及び償還による収入を上回ったことなどにより、446億44百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では1,378億94百万円の減少となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い及び自己株式の取得などにより、42億54百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では6億52百万円の減少となりました。この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比803億62百万円減少し、3,761億32百万円となりました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)営業活動によるキャッシュ・フロー△321,755△31,464290,291投資活動によるキャッシュ・フロー93,250△44,644△137,894財務活動によるキャッシュ・フロー△3,601△4,254△652現金及び現金同等物の増減額△232,110△80,362151,748 銀行業における資金調達の中心は、お客さまからの預金であります。当連結会計年度においては、法人預金・公金預金は減少しましたが、個人預金は引続き堅調に推移しており、貸出金及び有価証券の運用に対して、安定した資金調達を維持しております。一方で、お客さまの資金繰り支援や新たな資金需要に対して今後も安定的に対応していく必要があるため、引続き流動性及び自己資本の確保に努めてまいります。外貨建貸出金及び外貨建有価証券の運用につきましても、外貨建預金の増強等により安定した資金調達に努めております。店舗等設備につきましては、翌連結会計年度以後、店舗新築及び事務機器等(ソフトウエアを含む)の新設などから53億円の資本的支出を予定しておりますが、その資金につきましては自己資金にて対応する予定であります。当行は株主への利益還元を重要な経営課題として認識しております。配当金の支払いにつきましては、配当と自己株式取得額を合わせた株主還元率を、親会社株主に帰属する当期純利益の40%以上とすることを目標としております。引続き内部留保と配当のバランスを取りながら、株主各位に対し安定的かつ積極的な利益還元を継続してまいります。以上のとおり、安定した資金調達と計画的な資金運用により資金の流動性は安定して推移しております。 (重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定)連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは「貸倒引当金」であります。また、当該見積に用いた仮定のうち重要なものは、「債務者の将来の業績見通し」であります。これらの事項につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。なお、当行グループは、現時点では貸倒引当金について十分な計上を行っており、その計上基準は適正であると認識しております。 (経営目標の進捗状況)当行グループは、2023年4月から重要課題(マテリアリティ)として定める「地域経済の発展と産業振興」「長寿化社会への対応」「人材育成と働き方改革」「気候変動・南海トラフ地震への対応」に向けて積極的に対処するため、経営計画「Growing beyond 130th」を展開しております。計画初年度となる2023年度は、人材の「育成」と「活躍」に重点的に取組む中、世代を超えた息の永いお取引を継続し、地域やお客さまの永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル「永代取引」をさらに進化させ、持続可能な地域社会への取組みを加速させていくために、さまざまな施策に取組みました。経営目標の進捗状況は、以下のとおりであります。 2028年3月期 経営目標(単体)2024年3月期 実績修正OHR60%未満64.60%コア業務純益ROA0.48%以上0.40%当期純利益120億円以上112億円当期純利益ROE4.20%以上3.78%株主還元率(連結)40%以上40.38%ESG投融資残高3,000億円1,034億円女性役付者比率30%以上26.8% 修正OHRは、業務粗利益の減益及び経費の増加により、前事業年度比悪化し、経営目標60%未満に対し64.60%となりました。資金利益の増強などによる業務粗利益の増益と、効率的な業務運営による経費の抑制により、修正OHRの改善に努めてまいります。コア業務純益ROAは、コア業務純益が減益となったことから低下し、経営目標0.48%以上に対し0.40%となりました。事業性評価を軸とした企業支援や野村證券との提携によるサービスの高度化を通じ、収益体質を強化してまいります。当期純利益は、有価証券関係損益が改善したことなどから、前事業年度比10億円増益の112億円となりました。当期純利益ROEは、経営目標4.20%以上に対し3.78%となりました。経営目標当期純利益120億円以上に向け、本業の収益を確保するとともに有価証券のポートフォリオリスク抑制にも留意しつつ、安定した収益体質の構築を図ってまいります。株主還元率(連結)は、経営目標40%以上に対し、40.38%となりました。引続き株主還元方針に沿った株主還元を行ってまいります。ESG投融資残高は、1,034億円となりました。ファイナンスを通じたお客さまのサステナビリティへの取組みを積極的に支援してまいります。女性役付者比率は、26.8%と0.9ポイント上昇しました。2024年4月に経営計画に掲げる人材の「育成」と「活躍」への取組みに向け、人事制度を改定しております。引続き多様な人材が活躍できる環境づくり、アンコンシャスバイアスの解消や男性の育児休暇100%取得などを積極的に進めることで女性活躍を推進してまいります。 なお、「Growing beyond 130th」の主要戦略及び経営目標等の詳細につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。当行グループは総合金融サービス業として銀行業及びリース業を行っているため、下記の内容は当行グループの事業全体の経営方針等を記載しております。 (1) 経営の基本方針当行は、1896年(明治29年)の創業以来培ってきた経営理念「堅実経営」を行是とし、経営方針として①「信用の重視」②「地域への貢献」③「お客さま第一」④「人材の育成」⑤「進取の精神」の5項目を掲げております。行是「堅実経営」には「原理原則に基づき、信用を重んじる」「良き伝統を守り、未来に挑戦する」というふたつの意味があり、単に堅実だけでなく、「守るべきは守り、進むべきは進む」という時代の変化に積極的に対応する想いが込められております。また、当行は伝統的営業方針として「永代取引」を掲げております。「永代取引」とは、世代を超えた息の永い取引を継続し、お客さまの永続的な発展に貢献するという考え方であります。当行はこれからもこの「堅実経営」及び「永代取引」をしっかりと守り続け、地域やお客さまの成長・発展に貢献してまいります。 <存在意義(パーパス)>当行は、2023年度からスタートする新経営計画策定にあたり、「永代取引によるお客さま感動満足の創造と豊かな地域社会の実現」という存在意義(パーパス)を制定しました。変化が激しく不確実性の高い環境下、当行の揺るがない行動や意思決定の軸として全役職員が共有し、永代取引の進化及び持続可能な地域社会への取組みを加速させてまいります。 (2) 経営環境地域金融機関を取り巻く経営環境は、人口減少や少子高齢化による地域経済の規模縮小といった社会構造問題、また低金利環境長期化による利鞘縮小に加え、IT企業をはじめとした他業態との競合激化など厳しい収益環境が続いております。さらに、地政学的リスクの高まり、インフレの加速と欧米に加え日本の金融政策の動向、及びそれらに起因する金融市場の変動には依然留意が必要であり、経済活動の停滞を含め先行きの不確実性はさらに大きくなっています。その一方で、アフターコロナやSDGs・ESGへの対応に向けた社会の変化は急速に進んでおり、当行は地域金融機関として、DXや持続的な成長と社会課題解決に向けた取組みを、地域とお客さまに寄り添い伴走しながら強化していく必要があると考えております。 (3) 経営戦略・経営計画当行グループでは、2018年度から経営計画「As One」を展開し、マイナス金利政策が長期化するなか、「卓越した価値を提供し、地域とお客さまのベストパートナーへ」をテーマに掲げ、構造改革と永代取引の進化に取組んでまいりました。新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大する中、お客さまの資金繰り支援に全力で取組んだほか、店舗・事務・本部のBPRや新たな需資創造とリスクテイクによる預貸率の改善、ESG投融資と脱炭素に向けた本業支援に取組みました。(経営計画「As One」の状況については「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容(経営目標の進捗状況)」をご参照ください。)本年4月からは新経営計画「Growing beyond 130th」がスタートしております。新経営計画は、10年後のめざす姿(「地域の稼ぐ力、関係人口の増加」「取引先の企業価値向上」「資産形成と健康で豊かな暮らしの実現」「資本コストに合った株主還元」「地銀トップレベルの給与水準」)の実現に向け、顧客基盤の拡大と成長を実感する5カ年計画としています。また、激変する外部環境に対応するため、3年計画を毎年アップデートする「ローリング方式」を採用しています。新経営計画では、人材の「育成」と「活躍」に重点的に取組み、世代を超えた息の永いお取引を継続し、地域やお客さまの永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル「永代取引」をさらに進化させ、持続可能な地域社会への取組みを加速させてまいります。新経営計画の概要は以下のとおりです。 長期経営計画「Growing beyond 130th」の概要① 計画概要 ② 経営計画の位置づけ ③ 経営計画(骨子) ④ 経営目標(単体) 2023年3月期実績2028年3月期目標採用理由修正OHR58.95%60%未満筋肉質な経営体質の構築をめざし経営効率性を測る指標として採用しております。コア業務純益ROA0.49%0.48%以上高い付加価値を創造し、経営効率の更なる向上をめざしていくため採用しております。当期純利益101億円120億円以上株主還元や経営資源・人的資本などへの投資の源泉となる利益を、安定的に計上できる収益体質の構築をめざしていくため採用しております。当期純利益ROE3.69%4.20%以上永代取引(注1)を追求し、当行のコアビジネスである中小企業取引を中心に複合取引を強化実践し、与信コストを含めた当期純利益段階での収益効率性の向上をめざしていくため採用しております。株主還元率(連結)40.41%40%以上資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた取組みの一環として、安定的な株主還元を行うため採用しております。ESG投融資残高(注2)707億円3,000億円ファイナンスを通じたお客さまのサステナビリティへの取組みを支援するため採用しております。女性役付者比率(注3)25.9%30%以上女性活躍推進のための指標として採用しております。 注1 永代取引・・・・お客さまと世代を超えた息の永い取引を継続し、永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル 2 ESG投融資・・外部評価のあるESG関連投融資と定義し、①グリーンローン、②グリーンボンド(サステナビリティボンドを含みます)、③ソーシャルローン、④ソーシャルボンド、⑤サステナビリティ・リンク・ローン、⑥サステナビリティ・リンク・ボンド、⑦トランジション・ファイナンス、⑧①~⑦に準じる投融資3 役付者・・・・・課長代理または支店長代理と同等以上の役職(管理職を含む)の職員 (4) 対処すべき課題2023年度は新経営計画のスタートとなる重要な年度であり、経営計画の基本戦略を着実に実行してまいります。優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。 ①永代取引の進化法人のお客さまには、資金繰り支援の継続に加え、創業から事業承継まで事業性評価を通じたオーダーメイドによる支援を実践してまいります。個人のお客さまには、預金・証券・保険の総合金融サービス機能の高度化を図るとともに、ゴールベースアプローチに基づくファミリーサポート営業を強化してまいります。そして、お客さまを起点として、対面・非対面のチャネルを融合し、デジタルやデータ利活用をさらに進めお客さまとのつながりをより拡大することで、当行ならではの付加価値の高い金融サービスの提供に努めてまいります。また、グループ各社の得意とする分野での取組みに注力し、グループ全体でのワンストップソリューションの提供を強化してまいります。 ②持続可能な地域社会への取組みSDGsの理解・浸透から事業計画への反映、取組状況の検証まで、お客さまに寄り添った最適なソリューションを提供してまいります。そして、金融経済教育の推進等により金融先進県の実現(「当行のお客さまが広く資産運用に関する知識を有し、欧州並みの割合で資産運用を行うことで、全国トップレベルの金融資産を有する豊かな地域が実現する事」)につなげていくほか、四国アライアンスなどの連携をより積極的に進め、四国創生に向けた取組みを強化してまいります。 ③活力ある組織と多様な働き方の実現社会環境が激しく変化する中、これまで取組んできた永代取引を支える人材育成に加え、新たなスキルやノウハウの習得に取組み、DXやSDGsなどお客さまの多様化かつ高度化するニーズにより高いレベルでお応えしてまいります。また、女性やシニアを含む多様な人材が活躍できるキャリア、雇用形態、働き方等の「働きやすさ」と、自らの仕事に誇りとやりがいを感じられる「働きがい」の両輪からダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を推進し、従業員エンゲージメントの強化につなげてまいります。 ④経営基盤の強化店舗・融資業務・事務改革に引続き取組むとともに、取るべきリスクを明確化し収益性と健全性のバランスの最適化を図っていくという経営管理の枠組みであるRAF(リスクアペタイト・フレームワーク)の高度化に取組み、統合リスク管理の高度化やALMの強化により、最適な経営資源と資本配賦を図ることで卓越した効率経営を追求してまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。当行グループは総合金融サービス業として銀行業及びリース業を行っているため、下記の内容は当行グループの事業全体の経営方針等を記載しております。 (1) 経営の基本方針当行は、1896年(明治29年)の創業以来培ってきた経営理念「堅実経営」を行是とし、経営方針として①「信用の重視」②「地域への貢献」③「お客さま第一」④「人材の育成」⑤「進取の精神」の5項目を掲げております。行是「堅実経営」には「原理原則に基づき、信用を重んじる」「良き伝統を守り、未来に挑戦する」というふたつの意味があり、単に堅実だけでなく、「守るべきは守り、進むべきは進む」という時代の変化に積極的に対応する想いが込められております。また、当行は伝統的営業方針として「永代取引」を掲げております。「永代取引」とは、世代を超えた息の永い取引を継続し、お客さまの永続的な発展に貢献するという考え方であります。当行はこれからもこの「堅実経営」及び「永代取引」をしっかりと守り続け、地域やお客さまの成長・発展に貢献してまいります。 <存在意義(パーパス)>当行は、2023年度からスタートする新経営計画策定にあたり、「永代取引によるお客さま感動満足の創造と豊かな地域社会の実現」という存在意義(パーパス)を制定しました。変化が激しく不確実性の高い環境下、当行の揺るがない行動や意思決定の軸として全役職員が共有し、永代取引の進化及び持続可能な地域社会への取組みを加速させてまいります。 (2) 経営環境地域金融機関を取り巻く経営環境は、人口減少や少子高齢化による地域経済の規模縮小といった社会構造問題、また低金利環境長期化による利鞘縮小に加え、IT企業をはじめとした他業態との競合激化など厳しい収益環境が続いております。さらに、地政学的リスクの高まり、インフレの加速と欧米に加え日本の金融政策の動向、及びそれらに起因する金融市場の変動には依然留意が必要であり、経済活動の停滞を含め先行きの不確実性はさらに大きくなっています。その一方で、アフターコロナやSDGs・ESGへの対応に向けた社会の変化は急速に進んでおり、当行は地域金融機関として、DXや持続的な成長と社会課題解決に向けた取組みを、地域とお客さまに寄り添い伴走しながら強化していく必要があると考えております。 (3) 経営戦略・経営計画当行グループでは、2018年度から経営計画「As One」を展開し、マイナス金利政策が長期化するなか、「卓越した価値を提供し、地域とお客さまのベストパートナーへ」をテーマに掲げ、構造改革と永代取引の進化に取組んでまいりました。新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大する中、お客さまの資金繰り支援に全力で取組んだほか、店舗・事務・本部のBPRや新たな需資創造とリスクテイクによる預貸率の改善、ESG投融資と脱炭素に向けた本業支援に取組みました。(経営計画「As One」の状況については「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容(経営目標の進捗状況)」をご参照ください。)本年4月からは新経営計画「Growing beyond 130th」がスタートしております。新経営計画は、10年後のめざす姿(「地域の稼ぐ力、関係人口の増加」「取引先の企業価値向上」「資産形成と健康で豊かな暮らしの実現」「資本コストに合った株主還元」「地銀トップレベルの給与水準」)の実現に向け、顧客基盤の拡大と成長を実感する5カ年計画としています。また、激変する外部環境に対応するため、3年計画を毎年アップデートする「ローリング方式」を採用しています。新経営計画では、人材の「育成」と「活躍」に重点的に取組み、世代を超えた息の永いお取引を継続し、地域やお客さまの永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル「永代取引」をさらに進化させ、持続可能な地域社会への取組みを加速させてまいります。新経営計画の概要は以下のとおりです。 長期経営計画「Growing beyond 130th」の概要① 計画概要 ② 経営計画の位置づけ ③ 経営計画(骨子) ④ 経営目標(単体) 2023年3月期実績2028年3月期目標採用理由修正OHR58.95%60%未満筋肉質な経営体質の構築をめざし経営効率性を測る指標として採用しております。コア業務純益ROA0.49%0.48%以上高い付加価値を創造し、経営効率の更なる向上をめざしていくため採用しております。当期純利益101億円120億円以上株主還元や経営資源・人的資本などへの投資の源泉となる利益を、安定的に計上できる収益体質の構築をめざしていくため採用しております。当期純利益ROE3.69%4.20%以上永代取引(注1)を追求し、当行のコアビジネスである中小企業取引を中心に複合取引を強化実践し、与信コストを含めた当期純利益段階での収益効率性の向上をめざしていくため採用しております。株主還元率(連結)40.41%40%以上資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた取組みの一環として、安定的な株主還元を行うため採用しております。ESG投融資残高(注2)707億円3,000億円ファイナンスを通じたお客さまのサステナビリティへの取組みを支援するため採用しております。女性役付者比率(注3)25.9%30%以上女性活躍推進のための指標として採用しております。 注1 永代取引・・・・お客さまと世代を超えた息の永い取引を継続し、永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル 2 ESG投融資・・外部評価のあるESG関連投融資と定義し、①グリーンローン、②グリーンボンド(サステナビリティボンドを含みます)、③ソーシャルローン、④ソーシャルボンド、⑤サステナビリティ・リンク・ローン、⑥サステナビリティ・リンク・ボンド、⑦トランジション・ファイナンス、⑧①~⑦に準じる投融資3 役付者・・・・・課長代理または支店長代理と同等以上の役職(管理職を含む)の職員 (4) 対処すべき課題2023年度は新経営計画のスタートとなる重要な年度であり、経営計画の基本戦略を着実に実行してまいります。優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。 ①永代取引の進化法人のお客さまには、資金繰り支援の継続に加え、創業から事業承継まで事業性評価を通じたオーダーメイドによる支援を実践してまいります。個人のお客さまには、預金・証券・保険の総合金融サービス機能の高度化を図るとともに、ゴールベースアプローチに基づくファミリーサポート営業を強化してまいります。そして、お客さまを起点として、対面・非対面のチャネルを融合し、デジタルやデータ利活用をさらに進めお客さまとのつながりをより拡大することで、当行ならではの付加価値の高い金融サービスの提供に努めてまいります。また、グループ各社の得意とする分野での取組みに注力し、グループ全体でのワンストップソリューションの提供を強化してまいります。 ②持続可能な地域社会への取組みSDGsの理解・浸透から事業計画への反映、取組状況の検証まで、お客さまに寄り添った最適なソリューションを提供してまいります。そして、金融経済教育の推進等により金融先進県の実現(「当行のお客さまが広く資産運用に関する知識を有し、欧州並みの割合で資産運用を行うことで、全国トップレベルの金融資産を有する豊かな地域が実現する事」)につなげていくほか、四国アライアンスなどの連携をより積極的に進め、四国創生に向けた取組みを強化してまいります。 ③活力ある組織と多様な働き方の実現社会環境が激しく変化する中、これまで取組んできた永代取引を支える人材育成に加え、新たなスキルやノウハウの習得に取組み、DXやSDGsなどお客さまの多様化かつ高度化するニーズにより高いレベルでお応えしてまいります。また、女性やシニアを含む多様な人材が活躍できるキャリア、雇用形態、働き方等の「働きやすさ」と、自らの仕事に誇りとやりがいを感じられる「働きがい」の両輪からダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を推進し、従業員エンゲージメントの強化につなげてまいります。 ④経営基盤の強化店舗・融資業務・事務改革に引続き取組むとともに、取るべきリスクを明確化し収益性と健全性のバランスの最適化を図っていくという経営管理の枠組みであるRAF(リスクアペタイト・フレームワーク)の高度化に取組み、統合リスク管理の高度化やALMの強化により、最適な経営資源と資本配賦を図ることで卓越した効率経営を追求してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当行グループ(当行及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 2022年度のわが国経済につきましては、資源高等によるインフレの影響を受けつつも、新型コロナウイルス感染症や供給制約の影響が次第に緩和されるもとで、設備投資や個人消費を中心に経済活動の正常化が進んだことから、景気は緩やかに持ち直しました。しかしながら、ウクライナ情勢等による地政学的リスクの高まりや各国中央銀行の金融政策の動向、高成長が続いてきた中国経済の減速等、不確実性が一層高まっており、先行きについては下振れリスクが大きいと考えられます。この間、金融市場では、欧米に加え日本の金融政策の動向や年度末にかけては欧米金融機関の経営不安から変動の大きい動きが続きました。特に、為替市場では秋口にかけて米国長期金利の上昇から大きく円安が進行し、また、長期金利は日本銀行によるイールドカーブ・コントロールの変動幅拡大により年末以降、一時的に急上昇しました。県内経済につきましても、企業の生産活動がやや弱めとなっているものの、国内景気と同様、個人消費が緩やかに改善するなど基調としては持ち直しの動きとなりました。このような環境下、当期は、長期経営計画「As One」の最終年度にあたり、経営目標として掲げたコア業務純益180億円以上を計上できる収益体質の構築を図る総仕上げの1年と位置づけ、基本戦略「構造改革と永代取引の進化」のもと、さまざまな施策に取組みました。こうした中、当連結会計年度の経営成績等につきましては、次のとおりとなりました。 (財政状態、経営成績)預金及び預かり資産につきましては、お客さまの多様化するニーズへの対応に努め、お取引の拡大を図りました。この結果、譲渡性預金を含めた預金は、法人預金・個人預金・公金預金がいずれも順調に増加したことから、前連結会計年度末比800億円増加し、当連結会計年度末残高は3兆3,806億円となりました。個人年金保険等の預かり資産残高は、前連結会計年度末比94億円増加し、当連結会計年度末残高は2,439億円となりました。また、金融商品仲介業務における預かり資産残高は、前連結会計年度末比458億円減少し、当連結会計年度末残高は7,897億円となりました。貸出金につきましては、地域密着型金融を推進する中、さまざまな資金ニーズに積極的にお応えした結果、前連結会計年度末比552億円増加し、当連結会計年度末残高は2兆1,723億円となりました。有価証券につきましては、外国証券の減少を主因として、当連結会計年度末の有価証券残高は前連結会計年度末比964億円減少し、9,353億円となりました。また、当連結会計年度末の有価証券の評価損益は、前連結会計年度末比229億円減少し、624億円の評価益となりました。当連結会計年度の損益につきましては、経常収益は、株式等売却益や金融派生商品収益が増収となったことなどから、前連結会計年度比201億43百万円増収の880億81百万円となりました。一方、経常費用は、貸倒引当金繰入額が減少となったものの、外国債券を中心に国債等債券売却損が増加したことなどから、前連結会計年度比208億50百万円増加の726億53百万円となりました。この結果、経常利益は、前連結会計年度比7億6百万円減益の154億28百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比9億4百万円減益の102億7百万円となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。① 銀行業銀行業の経常収益は、株式等売却益や金融派生商品収益の増収などから、前連結会計年度比196億65百万円増収の735億17百万円となった一方、経常利益は、国債等債券売却損など経常費用の増加から、前連結会計年度比7億28百万円減益の151億44百万円となりました。② リース業リース業の経常収益は、リース売上高の増収から、前連結会計年度比4億81百万円増収の154億29百万円となり、経常利益は、前連結会計年度比24百万円増益の8億6百万円となりました。 (キャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、コールローンの増加及び借用金の減少などにより、3,217億55百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では4,184億28百万円の減少となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却及び償還による収入が取得による支出を上回ったことなどにより、932億50百万円のプラスとなりました。前連結会計年度比では1,302億80百万円の増加となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い及び自己株式の取得などにより、36億1百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では13億34百万円の減少となりました。この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比2,321億10百万円減少し、4,564億94百万円となりました。 (参考)① 国内・国際業務部門別収支当連結会計年度の資金運用収支は、資金調達費用の増加などから、前連結会計年度比6億円減益の364億円となりました。また、役務取引等収支は、前連結会計年度比1億円減益の81億円となりました。その他業務収支は、金融派生商品収益などその他業務収益が増収となったものの、国債等債券売却損などその他業務費用が増加したことなどから、前連結会計年度比152億円減益の△140億円となりました。種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度32,5884,587―37,175当連結会計年度33,5362,944―36,481うち資金運用収益前連結会計年度33,3955,4312538,801当連結会計年度34,2229,8883144,079うち資金調達費用前連結会計年度807844251,626当連結会計年度6856,943317,598信託報酬前連結会計年度2――2当連結会計年度2――2役務取引等収支前連結会計年度8,194111―8,305当連結会計年度8,10765―8,173うち役務取引等収益前連結会計年度9,392178―9,570当連結会計年度9,319141―9,461うち役務取引等費用前連結会計年度1,19866―1,265当連結会計年度1,21176―1,288その他業務収支前連結会計年度1,631△364―1,266当連結会計年度2,098△16,112―△14,014うちその他業務収益前連結会計年度14,8821,199―16,081当連結会計年度18,079764―18,843うちその他業務費用前連結会計年度13,2511,563―14,815当連結会計年度15,98016,876―32,857 (注) 1 国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2 相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。3 資金調達費用は金銭の信託運用見合額の利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を除して表示しております。 ② 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況イ 国内業務部門当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は、貸出金等は増加したものの預け金が減少したことから前連結会計年度比213億円減少の3兆5,387億円となりました。また、資金調達勘定の平均残高は、預金等は増加したものの借用金が減少したことから前連結会計年度比371億円減少の3兆4,295億円となりました。利回りでは、資金運用勘定の利回りは、有価証券利回り等の上昇から前連結会計年度比0.03ポイント上昇の0.96%となり、資金調達勘定の利回りは、前連結会計年度比0.01ポイント低下し0.01%となりました。この結果、資金運用利息は、前連結会計年度比8億円増収の342億円、資金調達利息は、前連結会計年度比1億円減少の6億円となりました。種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度3,560,17133,3950.93当連結会計年度3,538,79834,2220.96うち貸出金前連結会計年度2,031,63023,0571.13当連結会計年度2,073,41722,5661.08うち商品有価証券前連結会計年度2700.35当連結会計年度―――うち有価証券前連結会計年度709,1859,6091.35当連結会計年度736,23011,0941.50うちコールローン及び買入手形前連結会計年度―――当連結会計年度1,424△0△0.02うち預け金前連結会計年度629,8686980.11当連結会計年度469,7435250.11資金調達勘定前連結会計年度3,466,6678070.02当連結会計年度3,429,5306850.01うち預金前連結会計年度3,039,2291630.00当連結会計年度3,098,7301500.00うち譲渡性預金前連結会計年度155,277140.00当連結会計年度157,852120.00うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度7,000△2△0.03当連結会計年度2,410△0△0.01うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度1,70200.00当連結会計年度―――うち借用金前連結会計年度260,123280.01当連結会計年度166,564340.02 (注) 1 国内業務部門は国内店の円建取引であります。2 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度18,508百万円、当連結会計年度19,458 百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度82百万円、当連結会計年度85百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。 ロ 国際業務部門当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は、貸出金及びコールローンが増加したことから、前連結会計年度比370億円増加の3,391億円となりました。また、利回りについては、海外金利の上昇などから、前連結会計年度比1.12ポイント上昇し2.91%となりました。この結果、資金運用利息は、前連結会計年度比44億円増収の98億円となりました。一方、資金調達勘定は、海外金利の上昇などから利回りが前連結会計年度比1.84ポイント上昇し2.12%となり、資金調達利息は前連結会計年度比60億円増加の69億円となりました。種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度302,1275,4311.79当連結会計年度339,1449,8882.91うち貸出金前連結会計年度46,9327241.54当連結会計年度61,9722,2193.58うち商品有価証券前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち有価証券前連結会計年度215,4634,5952.13当連結会計年度154,2024,1842.71うちコールローン及び買入手形前連結会計年度28,6721080.37当連結会計年度109,9013,4793.16うち預け金前連結会計年度―――当連結会計年度―――資金調達勘定前連結会計年度297,5328440.28当連結会計年度326,2466,9432.12うち預金前連結会計年度69,7972710.38当連結会計年度62,7956721.07うち譲渡性預金前連結会計年度―――当連結会計年度―――うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度7,457320.43当連結会計年度2,563311.22うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度37,515740.19当連結会計年度21,5943271.51うち借用金前連結会計年度―――当連結会計年度――― (注) 1 国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度147百万円、当連結会計年度131百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円)及び利息(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円)を、それぞれ控除して表示しております。4 国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。 ハ 合計 種類期別平均残高(百万円)利息(百万円)利回り(%)小計相殺消去額(△)合計小計相殺消去額(△)合計資金運用勘定前連結会計年度3,862,299182,7393,679,56038,8272538,8011.05当連結会計年度3,877,942239,2253,638,71644,1103144,0791.21うち貸出金前連結会計年度2,078,563―2,078,56323,782―23,7821.14当連結会計年度2,135,389―2,135,38924,786―24,7861.16うち商品有価証券前連結会計年度27―270―00.35当連結会計年度―――――――うち有価証券前連結会計年度924,648―924,64814,205―14,2051.53当連結会計年度890,432―890,43215,279―15,2791.71うちコールローン及び買入手形前連結会計年度28,672―28,672108―1080.37当連結会計年度111,325―111,3253,478―3,4783.12うち預け金前連結会計年度629,868―629,868698―6980.11当連結会計年度469,743―469,743525―5250.11資金調達勘定前連結会計年度3,764,199182,7393,581,4601,652251,6260.04当連結会計年度3,755,776239,2253,516,5507,629317,5980.21うち預金前連結会計年度3,109,027―3,109,027435―4350.01当連結会計年度3,161,526―3,161,526822―8220.02うち譲渡性預金前連結会計年度155,277―155,27714―140.00当連結会計年度157,852―157,85212―120.00うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度14,457―14,45730―300.20当連結会計年度4,974―4,97430―300.62うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度39,218―39,21874―740.19当連結会計年度21,594―21,594327―3271.51うち借用金前連結会計年度260,123―260,12328―280.01当連結会計年度166,564―166,56434―340.02 (注) 1 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。2 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度18,656百万円、当連結会計年度19,590百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度82百万円、当連結会計年度85百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。3 相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息であります。 ③ 国内・国際業務部門別役務取引の状況当連結会計年度の役務取引等収益は、前連結会計年度比1億円減収の94億円となりました。種類別では、為替業務は1億円減収の13億円、証券関連業務は5億円減収の18億円、代理業務は5億円増収の16億円となりました。種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度9,3921789,570当連結会計年度9,3191419,461うち預金・貸出業務前連結会計年度2,048―2,048当連結会計年度1,991―1,991うち為替業務前連結会計年度1,2881691,458当連結会計年度1,1751331,309うち証券関連業務前連結会計年度2,411―2,411当連結会計年度1,855―1,855うち代理業務前連結会計年度1,061―1,061当連結会計年度1,639―1,639役務取引等費用前連結会計年度1,198661,265当連結会計年度1,211761,288うち為替業務前連結会計年度26240303当連結会計年度18147229 (注) 国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。 ④ 国内・国際業務部門別預金残高の状況○ 預金の種類別残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度3,097,68069,3623,167,043当連結会計年度3,189,99860,6203,250,619うち流動性預金前連結会計年度2,118,643―2,118,643当連結会計年度2,241,021―2,241,021うち定期性預金前連結会計年度945,379―945,379当連結会計年度916,261―916,261うちその他前連結会計年度33,65669,362103,019当連結会計年度32,71560,62093,336譲渡性預金前連結会計年度133,504―133,504当連結会計年度130,006―130,006総合計前連結会計年度3,231,18469,3623,300,547当連結会計年度3,320,00560,6203,380,625 (注) 1国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金定期性預金=定期預金+定期積金 ⑤ 国内店業種別貸出金残高の状況イ 業種別貸出状況(末残・構成比)業種別前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内店(除く特別国際金融取引勘定分)2,117,033100.002,172,312100.00製造業291,32813.76296,30013.64農業,林業7,7570.377,7430.36漁業1,0250.059280.04鉱業,採石業,砂利採取業1,3380.061,2340.06建設業91,3934.3296,1844.43電気・ガス・熱供給・水道業59,8592.8358,7862.70情報通信業13,5720.6412,8660.59運輸業,郵便業126,7925.99130,8656.02卸売業,小売業269,92812.75277,76512.79金融業,保険業90,8144.29111,0095.11不動産業,物品賃貸業290,23913.71289,06013.31各種サービス業306,07314.46300,19913.82地方公共団体177,9058.40176,2908.11その他362,92717.14376,20117.32国内店名義現地貸26,0701.2336,8711.70特別国際金融取引勘定分――――政府等――――金融機関――――その他――――合計2,117,033―2,172,312― (注) 「各種サービス業」の内訳は、「学術研究,専門・技術サービス業」「宿泊業」「飲食業」「生活関連サービス業,娯楽業」「教育,学習支援業」「医療・福祉」「その他のサービス」となっております。 ロ 外国政府等向け債権残高(国別)期別国別金額(百万円) ――前連結会計年度合計― (資産の総額に対する割合:%)(―) ――当連結会計年度合計― (資産の総額に対する割合:%)(―) ⑥ 国内・国際業務部門別有価証券の状況○ 有価証券残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度173,782―173,782当連結会計年度147,591―147,591地方債前連結会計年度167,769―167,769当連結会計年度170,687―170,687短期社債前連結会計年度―――当連結会計年度―――社債前連結会計年度173,109―173,109当連結会計年度263,829―263,829株式前連結会計年度135,106―135,106当連結会計年度116,116―116,116その他の証券前連結会計年度151,921230,174382,096当連結会計年度168,02869,116237,144合計前連結会計年度801,688230,1741,031,863当連結会計年度866,25369,116935,370 (注) 1国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2「その他の証券」には、外国債券等を含んでおります。 ⑦ 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は提出会社1社であります。 イ 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)資産科目前連結会計年度(2022年3月31日)当連結会計年度(2023年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)有価証券7520.938223.50現金預け金28479.0726776.50合計359100.00349100.00 負債科目前連結会計年度(2022年3月31日)当連結会計年度(2023年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)金銭信託359100.00349100.00合計359100.00349100.00 (注) 1共同信託他社管理財産 前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円2元本補填契約のある信託については、前連結会計年度及び当連結会計年度の取扱残高はありません。 ロ 有価証券残高の状況科目前連結会計年度(2022年3月31日)当連結会計年度(2023年3月31日)有価証券残高(百万円)構成比(%)有価証券残高(百万円)構成比(%)国債4560.113239.09地方債3039.895060.91合計75100.0082100.00 (自己資本比率の状況)(参考)自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては、粗利益配分手法を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準) (単位:百万円、%) 2023年3月31日1.連結自己資本比率(2/3)11.212.連結における自己資本の額233,6283.リスク・アセットの額2,082,6824.連結総所要自己資本額83,307 単体自己資本比率(国内基準) (単位:百万円、%) 2023年3月31日1.自己資本比率(2/3)10.892.単体における自己資本の額223,9953.リスク・アセットの額2,056,1574.単体総所要自己資本額82,246 (資産の査定)(参考)資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。2 危険債権危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。3 要管理債権要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。4 正常債権正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額債権の区分2022年3月31日2023年3月31日金額(百万円)金額(百万円)破産更生債権及びこれらに準ずる債権15,64615,584危険債権27,15927,384要管理債権7,5826,794正常債権2,092,4792,148,551 (生産、受注及び販売の状況)「生産、受注及び販売の状況」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、当行グループにおいては、銀行業が大部分を占めるため、当該銀行業を中心に記載しております。また、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。 (主要損益の状況)当連結会計年度の損益につきましては、資金調達費用の増加などにより資金利益が減益となったものの、金融派生商品収益の増収などから債券関係損益を除くその他業務利益が増益となり、連結コア業務純益は、前連結会計年度比15億72百万円増益の200億2百万円となりました。また、投資信託解約損益を除いた連結コア業務純益は、前連結会計年度比12億88百万円増益の195億29百万円となりました。経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、実質与信費用が減少したものの、外国証券の含み損を積極的に処分し有価証券関係損益が減益となったことから、それぞれ前連結会計年度比7億6百万円減益の154億28百万円、同9億4百万円減益の102億7百万円となりました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)経常収益 67,93888,08120,143連結業務粗利益 46,75030,642△16,108 除く債券関係損益(=コア業務粗利益) (②+③+④)①48,04149,2401,198 資金利益②37,17536,481△694 うち貸出金利息 23,78224,7861,004 うち有価証券利息配当金 14,20515,2791,073 うち資金調達費用(△) 1,6267,5985,971 役務取引等利益③8,3088,175△132 その他業務利益 1,266△14,014△15,280 除く債券関係損益④2,5574,5832,026経費(除く臨時処理分)⑤29,61129,238△373連結業務純益(一般貸倒引当金繰入前) 17,1391,404△15,734一般貸倒引当金繰入額 574△424△998連結業務純益 16,5651,828△14,736連結コア業務純益(①-⑤) 18,42920,0021,572連結コア業務純益(除く投資信託解約損益) 18,24019,5291,288 有価証券関係損益 699△3,524△4,224 実質与信費用 2,992847△2,145経常利益 16,13415,428△706親会社株主に帰属する当期純利益 11,11210,207△904 (経営成績の分析)① コア業務粗利益コア業務粗利益は、資金利益、役務取引等利益及びその他業務利益(債券関係損益を除く)で構成され、当行グループの基本的な利益を測る重要な指標であると認識しております。当連結会計年度におきましては、資金利益及び役務取引等利益が減益となったものの、金融派生商品収益の増収などからその他業務利益(債券関係損益を除く)が増益となり、前連結会計年度比11億98百万円の増益となりました。(資金利益の状況)資金運用勘定の平均残高においては貸出金及び有価証券が大部分を占めており、これを源泉とする貸出金利息及び有価証券利息配当金は、資金利益を構成する項目の中で最も重要な項目であると認識しております。当連結会計年度の資金利益は、資金調達費用の増加などにより、前連結会計年度比6億94百万円の減益となりました。内容は以下のとおりであります。貸出金利息につきましては、前連結会計年度に続き増収となりました。これは、引き続き地域密着型金融を推進し、さまざまな資金ニーズに積極的にお応えした結果、貸出金残高が増加したためであり、一定の評価をしております。今後も、事業性評価を軸として企業支援に取組み、より付加価値の高いサービスの提供に努めてまいります。有価証券利息配当金につきましては、金利上昇の影響など市場動向を注視し、ポートフォリオのリスクを抑制しつつ、安定的な収益確保のための投資対象の選定が重要となる中、当連結会計年度におきましては、株式の配当金が増収となったことに加え、投資信託解約益も増益となり、前連結会計年度比10億73百万円の増収となりました。資金調達費用につきましては、海外金利の上昇などにより外貨調達費用を中心に増加し、前連結会計年度比59億71百万円の増加となりました。(役務取引等利益の状況)当行グループが掲げる「永代取引」を実践するためには、取扱商品の多様化や人材の育成等、総合金融サービス機能の高度化が不可欠であります。お客さまの課題解決のために提供するさまざまなサービス提供の成果である役務取引等利益は、収益構造の観点からも重要な分野であると認識しております。当連結会計年度は、預かり資産関連業務において引き続きファミリーサポート営業を実践し、個人年金保険等保険代理業務に係る手数料が増加しましたが、証券関連業務等に係る手数料が減収となったことなどから、前連結会計年度比1億32百万円の減益となりました。 ② 経費当行グループが継続的に発展していくためには、サービスの品質向上及び業務効率化等への取組みが必要であると認識しております。当連結会計年度におきましては、物件費を中心に経費の削減に努め、前連結会計年度比3億73百万円減少いたしました。修正ОHRは、経費削減とコア業務粗利益の増益などから2.26ポイント改善し、59.37%となりました。効率的な業務運営により、引続き修正OHRの改善に努めてまいります。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)経費 29,61129,238△373コア業務粗利益 48,04149,2401,198修正OHR(連結) (注) 61.63%59.37%△2.26 (注) 修正OHR(経費率)=経費÷コア業務粗利益 ③ 有価証券関係損益有価証券関係損益は、金利上昇の影響を受けた外国証券の含み損処理などを積極的に行い、前連結会計年度比42億24百万円の減益となりました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)債券関係損益①△1,290△18,597△17,306 売却益 381648266 償還益 ―22 売却損 1,66919,22717,557 償却 22118株式等関係損益②1,99015,07313,082 売却益 2,66115,28312,621 売却損 505161△343 償却 16548△117有価証券関係損益(①+②) 699△3,524△4,224 ④ 実質与信費用実質与信費用は、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し引続き予防的な追加引当を実施しましたが、予想損失率の低下や企業倒産が低水準で推移したことなどから、前連結会計年度比21億45百万円減少しました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)不良債権処理額合計①3,0351,581△1,453 個別貸倒引当金純繰入額 2,7761,380△1,395 貸出金償却 2718△9 債権売却損等 230182△48一般貸倒引当金繰入額②574△424△998与信費用合計(①+②) 3,6091,157△2,452 償却債権取立益③616309△307実質与信費用合計(①+②-③) 2,992847△2,145 (財政状態の分析)① 貸出金貸出金は、新型コロナウイルス感染症への対応として資金繰り支援に全力で取組んだほか、事業性評価に基づき、さまざまな資金ニーズにお応えした結果、幅広い業種で残高が増加しました。当連結会計年度末残高は2兆1,723億円となり、前連結会計年度末比552億円増加しました。今後も引続きさまざまな資金ニーズにお応えし、主力の中小企業向け貸出金等の増強に注力してまいります。 前連結会計(前事業)年度(百万円)(A)当連結会計(当事業)年度(百万円)(B)前連結会計(前事業)年度比(百万円)(B)-(A)貸出金(末残) 2,117,0332,172,31255,279 うち住宅ローン〔単体〕 301,767315,70213,934 うち中小企業等貸出金残高〔単体〕 1,755,4301,791,82136,391 うち中小企業等貸出金比率〔単体〕 83.02%82.58%△0.44 ② 有価証券有価証券は、外国証券の減少を主因として、前連結会計年度末比964億円減少し、当連結会計年度末残高は9,353億円となりました。また、有価証券評価損益は、株式の売却益を計上したこと及び投資信託を中心に下落したことなどから、前連結会計年度末比229億円減少し、評価益は624億円となりました。有価証券残高(末残) 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)有価証券合計 1,031,863935,370△96,492 国債 173,782147,591△26,190 地方債 167,769170,6872,918 社債 173,109263,82990,720 株式 135,106116,116△18,990 その他 382,096237,144△144,951 有価証券評価損益 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)有価証券合計(注) 85,42262,460△22,961 株式 74,86361,894△12,969 債券 1,882△2,620△4,502 その他 8,6763,186△5,489 (注) 連結貸借対照表の「有価証券」のほか、「買入金銭債権」中の信託受益権を含めて記載しております。 ③ 預金等譲渡性預金を含めた預金は、個人預金・法人預金・公金預金がいずれも順調に増加したことから、前連結会計年度末比800億円増加し、当連結会計年度末残高は3兆3,806億円となりました。当連結会計年度末の個人年金保険等及び金融商品仲介口座残高を合計したお客さまからの預かり資産残高は、前連結会計年度末比363億円減少し、1兆336億円となりました。当連結会計年度末の譲渡性預金を含めた預金、個人年金保険等及び金融商品仲介口座残高の合計は、4兆4,142億円となりました。野村證券との提携により、野村證券株式会社の取扱商品・サービスをはじめ預金や保険も含めた付加価値の高い総合金融サービスをワンストップでご提供しており、引続き多様な資金運用ニーズに対応できるよう注力してまいります。預金等残高 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)預金(末残) 3,167,0433,250,61983,575 うち個人預金 2,060,6832,073,06712,384 うち法人預金 882,391937,42455,032 うち公金預金 172,651189,74517,094譲渡性預金 133,504130,006△3,497合計 3,300,5473,380,62580,078 預かり資産残高 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)個人年金保険等 234,442243,9189,476 金融商品仲介業務における預かり資産残高合計 835,518789,715△45,802 うち野村證券仲介口座 (注)1 824,073777,563△46,509 うち野村證券仲介口座以外の仲介口座(注)2 11,44512,152706合計 1,069,9601,033,634△36,326 (注)1 当行の証券口座(国債等・投資信託)は、野村證券との提携により、2021年6月21日に野村證券株式会社を委託元とする金融商品仲介口座へ移管いたしました。野村證券仲介口座残高は、当行と野村證券株式会社旧徳島支店からの移管口座の残高等を合算して記載しております。2 四国アライアンス証券㈱・大和証券㈱・㈱SBI証券を委託元とする金融商品仲介口座であります。 ④ 不良債権の状況経営改善支援など中小企業金融の円滑化に継続して取組んだ結果、リスク管理債権残高は、前連結会計年度末比6億円減少し、当連結会計年度末残高は507億円となりました。また、リスク管理債権比率は2.28%と、前連結会計年度末比0.09ポイント改善しました。リスク管理債権残高 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)破産更生債権及びこれらに準ずる債権 16,38416,163△220危険債権 27,49727,815317三月以上延滞債権額 2541,4911,236貸出条件緩和債権額 7,3285,303△2,024合計 51,46450,773△690正常債権 2,123,0732,180,22857,154総与信残高 (注) 2,174,5382,231,00156,463 (注) リース債権及びリース投資資産を含んでおります。リスク管理債権比率 前連結会計年度(%)(A)当連結会計年度(%)(B)前連結会計年度比(%)(B)-(A)破産更生債権及びこれらに準ずる債権 0.750.72△0.03危険債権 1.271.25△0.02三月以上延滞債権 0.010.070.06貸出条件緩和債権 0.340.24△0.10合計 2.372.28△0.09 ⑤ 連結自己資本比率(国内基準)連結自己資本比率は、資金運用の強化を主因にリスクアセットが増加したことから、前連結会計年度末比0.10ポイント低下し、11.21%となりましたが、内部留保の充実や保有資産の健全性を受け、引続き高い水準を維持しております。 (単位:百万円、%) 当連結会計年度1.連結自己資本比率(2/3)11.212.連結における自己資本の額233,6283.リスク・アセットの額2,082,6824.連結総所要自己資本額83,307 (キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報)営業活動によるキャッシュ・フローは、コールローンの増加及び借用金の減少などにより、3,217億55百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では4,184億28百万円の減少となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却及び償還による収入が取得による支出を上回ったことなどにより、932億50百万円のプラスとなりました。前連結会計年度比では1,302億80百万円の増加となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い及び自己株式の取得などにより、36億1百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では13億34百万円の減少となりました。この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比2,321億10百万円減少し、4,564億94百万円となりました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)営業活動によるキャッシュ・フロー96,672△321,755△418,428投資活動によるキャッシュ・フロー△37,03093,250130,280財務活動によるキャッシュ・フロー△2,267△3,601△1,334現金及び現金同等物の増減額57,378△232,110△289,488 銀行業における資金調達の中心は、お客さまからの預金であります。当連結会計年度においては、法人預金を中心に引続き預金残高が増加し、貸出金及び有価証券の運用に対して、安定した資金調達を維持しております。一方で、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたお客さまの資金繰り支援や新たな資金需要に対して今後も安定的に対応していく必要があるため、引続き流動性及び自己資本の確保に努めてまいります。外貨建貸出金及び外貨建有価証券の運用につきましても、外貨建預金の増強等により安定した資金調達に努めております。店舗等設備につきましては、翌連結会計年度以後、店舗新築及び事務機器等(ソフトウエアを含む)の新設などから55億円の資本的支出を予定しておりますが、その資金につきましては自己資金にて対応する予定であります。当行は株主への利益還元を重要な経営課題として認識しております。配当金の支払いにつきましては、年間25円(中間・期末各12円50銭)を安定配当として堅持しつつ、これに各期の業績に応じた加算をしてお支払することとしておりましたが、2023年5月株主還元方針を変更し、2023年度より配当と自己株式取得額を合わせた株主還元率を、親会社株主に帰属する当期純利益の40%以上とすることを目標としました。引続き内部留保と配当のバランスを取りながら、株主各位に対し安定的かつ積極的な利益還元を継続してまいります。以上のとおり、安定した資金調達と計画的な資金運用により資金の流動性は安定して推移しております。 (重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定)連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは「貸倒引当金」であります。また、当該見積に用いた仮定のうち重要なものは、「債務者の将来の業績見通し」であります。これらの事項につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。なお、当行グループは、現時点では貸倒引当金について十分な計上を行っており、その計上基準は適正であると認識しております。 (新型コロナウイルス感染症の影響)新型コロナウイルス感染症の影響により、営業活動には一定の制約が生じたものの、役務取引等利益につきましては、前連結会計年度比1億32百万円の減益と微減にとどまりました。また、預金、貸出金はいずれも順調に増加しました。実質与信費用は、各種政策による支援などにより企業倒産が低水準で推移したことなどから、前連結会計年度比21億45百万円減少しました。新型コロナウイルス感染症の経済への影響については、2023年度は、全体としては回復傾向にあるものの、「宿泊業」、「飲食業」など特定の業種においては依然として影響が大きいと予想しております。「宿泊業」、「飲食業」など特定の業種の債務者については、他の業種と比べて信用リスクが高まると仮定し、貸倒引当金を算定し、追加引当額605百万円を計上しました。個々のお客さまへの影響は業種や事業規模に応じてさまざまであるため、引続きそれぞれのお客さまに寄り添い課題解決に取組むとともに、お客さまの経営実態を把握し適切な引当てを行うことが重要と考えております。 (経営目標の進捗状況)当行は、2018年4月から「構造改革と永代取引の進化」をテーマとした前長期経営計画「As One」を展開してまいりました。計画最終年度となる2022年度は、当行グループ役職員が一丸となって、経営目標の達成に取組みました。経営目標の達成状況は、以下のとおりであります。 2023年3月期 経営目標(単体)2022年3月期 実績2023年3月期 実績コア業務純益180億円以上177億円193億円コア業務純益ROA0.48%以上0.45%0.49%修正OHR62%未満61.29%58.95%当期純利益ROE4%以上3.91%3.69%貸出金徳島県内シェア(注)50%以上46.50%47.39%CIS指標80ポイント以上86.76ポイント87.09ポイント (注) 2023年3月期の貸出金徳島県内シェアにつきましては、2022年9月現在のものであります。 「As One」ではコア業務純益180億円以上を計上できる収益体質の構築を目指しており、最終事業年度である当事業年度は、コア業務純益が前事業年度比15億円増益の193億円となり、経営目標を達成しました。新経営計画の下におきましても、引続き事業性評価を軸とした企業支援や野村證券との提携によるサービスの高度化を通じ、収益体質の強化を図ってまいります。コア業務純益ROAについても、コア業務純益が増益となったことから上昇し、経営目標0.48%以上に対し0.49%となりました。修正OHRは、業務粗利益が増益となったことから、前事業年度比改善し、経営目標62%未満に対し58.95%となりました。一方、当期純利益は、金利上昇の影響を受けた外国証券の含み損処理などを積極的に行い、国債等債券関係損益が△185億円となったことなどから、前事業年度比8億円減益の101億円となりました。このため、当期純利益ROEは、経営目標4%以上に対し3.69%となりました。新経営計画では当期純利益120億円以上を経営目標に掲げており、本業の収益を確保するとともに有価証券のポートフォリオリスク抑制にも留意しつつ、安定した収益体質の構築を図ってまいります。貸出金徳島県内シェアは経営目標50%以上に対し、2022年9月現在で47.39%となり、2018年3月期の45.39%から2ポイント上昇しております。徳島県内は地元として最も重要な営業エリアであり、お客さまに付加価値の高いサービスを提供することはもとより、営業体制及び地区管理も強化し、引続きシェアを高めてまいります。CIS指標は「お客さまからの評価」項目が上昇したことなどから87.09ポイントとなり、前事業年度比0.33ポイントの上昇となりました。今後も「お客さまの声」を活かし改善を図ることで、「お客さま感動満足」のさらなる向上に取組んでまいります。 なお、「As One」の主要戦略及び経営目標等の詳細につきましては、前事業年度の有価証券報告書「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。当行グループは総合金融サービス業として銀行業及びリース業を行っているため、下記の内容は当行グループの事業全体の経営方針等を記載しております。 (1) 経営の基本方針当行は、1896年(明治29年)の創業以来培ってきた経営理念「堅実経営」を行是とし、経営方針として①「信用の重視」②「地域への貢献」③「お客さま第一」④「人材の育成」⑤「進取の精神」の5項目を掲げております。行是「堅実経営」には「原理原則に基づき、信用を重んじる」「良き伝統を守り、未来に挑戦する」というふたつの意味があり、単に堅実だけでなく、「守るべきは守り、進むべきは進む」という時代の変化に積極的に対応する想いが込められております。また、当行は伝統的営業方針として「永代取引」を掲げております。「永代取引」とは、世代を超えた息の永い取引を継続し、お客さまの永続的な発展に貢献するという考え方であります。当行はこれからもこの「堅実経営」及び「永代取引」をしっかりと守り続け、地域やお客さまの成長・発展に貢献してまいります。 (2) 経営環境地域金融機関を取巻く経営環境は、人口減少や少子高齢化による地域経済の規模縮小といった社会構造問題、またマイナス金利政策導入以降の利鞘縮小など厳しい収益環境が続いております。さらに、地政学的リスクの高まりや新型コロナウイルス感染症の世界的拡大懸念は依然払拭できず、経済活動の停滞を含め先行きの不確実性はさらに大きくなっています。一方で、ウィズ・アフターコロナ時代やSDGs・ESGへの対応に向けた社会の変化は急速に進んでおります。当行は地域金融機関として、BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)やDX(デジタルトランスフォーメーション)により収益体質の一層の強化に取組むほか、持続的な成長と社会課題解決に向けた取組みを、地域とお客さまに寄り添い伴走しながら強化していく必要があると考えております。 (3)経営戦略・経営計画当行グループでは、このような環境変化に対応し、地域社会と当行の持続的な成長をめざし、「構造改革と永代取引の進化」を基本戦略とした、経営計画「As One」を2018年度から展開しております。「As One」とは、“ひとつになって、一体となって”を意味し、「当行とお客さま・地域が一体となって成長・発展をめざしていく」、「当行グループ役職員がひとつになってお客さまに卓越した価値を創造していく」、といった二つの意味を込めて計画を策定しております。「基本理念」として、「お客さま感動満足(CIS)の創造」、「永代取引の追求」、「従業員満足の向上」、「SDGsへの取組み強化」の4つのテーマを掲げ、それぞれがより一層高まっていくことをめざしております。計画期間最終年度となる2022年度にコア業務純益180億円以上を計上できる収益体質の構築を図り、当行グループ役職員が一丸となって、お客さま感動満足を創造することで、お客さまから選ばれ続ける卓越した銀行をめざしております。基本戦略は以下の5項目です。①永代取引の実践(包括的コンサルティング営業の実践・ファミリーサポート営業の実践・複合取引の強化)法人のお客さまには、経営・商流・事業等のあらゆる角度から取引先の成長をサポートするため、コンサルティングメニューを拡充し包括的コンサルティング営業の体制を構築してまいります。個人のお客さまには、一生涯を通じたあらゆるサービスを提供し金融資産形成をサポートするため、預かり資産販売体制の再構築、個人ローン推進体制の強化など、ファミリーサポート営業の体制を構築してまいります。②BPR(店舗改革・事務改革・本部改革)(永代取引を支える基盤強化)店舗改革では、エリア特性に応じた店舗体制の見直しを実施し、次世代型店舗への取組みを強化いたします。また、事務改革では、バックレス事務の実現とセルフバンキングの推進を強化し、本部改革では、本部組織の改定と営業支援体制の強化を進めてまいります。③チャネルの強化ICTの活用により当行の独自性を磨き、Face to Faceでのオーダーメイド提案(あわぎんハイブリッドチャネル)による高い付加価値営業を実現してまいります。法人のお客さまには、商流を活用したコンサルティング営業の高度化、ビジネスマッチングの高度化等を、個人のお客さまには、相続ソリューションの強化、FinTech企業との連携強化等を推進してまいります。④グループ総合力の発揮グループ一体経営を強化するため、2020年3月期を以ってグループ100%子会社化が完了いたしました。グループワンストップソリューションの実現をめざし、トータル提案による包括的コンサルティングを推進し、グループ相乗効果を発揮してまいります。⑤人材育成当行グループのビジネスモデル「永代取引」を支える人材の育成を強化してまいります。長期人材育成計画の改定、働き方改革の推進により組織風土の強化を進め、コンサルティング能力、スキルの向上に向けた研修体系の構築により個人の能力強化を図ってまいります。 また、RAF(リスクアペタイト・フレームワーク)構築とガバナンス強化を、重要課題として掲げております。GRC(ガバナンス・リスク管理・コンプライアンス)態勢強化のもと、取るべきリスクを明確化し収益性と健全性のバランスの最適化を図っていくという経営管理の枠組みであるRAFの高度化に取組んでまいります。そして、強固な経営基盤を土台に持続的な企業価値の向上をめざしてまいります。 (4)対処すべき課題経営計画「As One」では、2019年度までの当初2年間は思い切った構造改革を実践する期間と位置づけ、金融サービスと生産性の向上の両立を実現するため、お客さま本位の視点で営業・事務・チャネル体制等を徹底的に見直しました。その後、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による世界的な景気悪化が懸念される中、2020年度に経営目標数値を見直し、計画期間最終年度となる2022年度のコア業務純益を180億円に設定しました。2022年度につきましては、経営計画「As One」の最終年度にあたり、コア業務純益180億円以上を計上できる収益体質の構築を図る総仕上げの1年と位置づけております。経営計画「As One」に掲げる4つの「基本理念」(「お客さま感動満足の創造」、「永代取引の追求」、「従業員満足の向上」、「SDGsへの取組み強化」)の好循環のほか、新たな需資創造とリスクテイクによる預貸率の改善、ESG投融資と脱炭素に向けた本業支援を重点テーマといたします。そして、すべてのお客さまと世代を超えた息の永いお取引を継続し、永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル「永代取引」をさらに進化させる取組みを実践してまいります。優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。①永代取引の追求(法人のお客さま)法人のお客さまには、新型コロナウイルス感染症への対応として資金繰り支援の継続に加え、事業性評価を通じお客さまの成長や再生をご支援する包括的コンサルティング営業を実践してまいります。当行は、中小企業取引をコアビジネスと位置づけており、お客さまのさまざまなライフステージにおけるニーズや課題に向き合ったオーダーメイドによる課題解決が強みであるため、それぞれのお客さまに寄り添った支援メニューの提供を行ってまいります。2022年度は、脱炭素への移行に向けた設備投資の促進のため、事業性評価に基づいた積極的なリスクテイクを行います。具体的には、環境改善や社会的課題などお客さまのサステナビリティへの取組みを支援するため、「ESG投融資目標残高」を540億円に定め、各種のサステナブル関連ローン(「あわぎんサステナビリティリンクローン」、「あわぎんグリーンローン」、「あわぎんソーシャルローン」)を活用し、積極的に対応してまいります。②永代取引の追求(個人のお客さま)個人のお客さまには、野村證券株式会社との金融商品仲介業務における包括的業務提携による総合金融サービス機能の高度化とライフステージに応じた個人ローンサービスの提供により、ファミリーサポート営業の実践に取組んでまいります。2021年度から、当行の預かり資産営業部門と野村證券株式会社徳島支店のリテール機能を統合することによって、預金・証券・保険の付加価値の高いサービスを提供することが可能となりました。これにより、一生涯を通じてお客さまの人生設計をサポートし、お客さまの資産を守り育て、豊かさの実現をめざしてまいります。また、個人ローンについては、WEB受付による手続きの簡素化や審査の迅速化により、よりスピーディでタイムリーなサービスの提供を行ってまいります。③BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)、DX(デジタルトランスフォーメーション)BPRにつきましては、引続き店舗体制の見直しを進めるとともに、業務の抜本的な見直しによる事務改革及び本部改革を実施し、お客さまの利便性向上や当行の業務効率化を実現してまいります。また、DXにつきましては、株式会社ふくおかフィナンシャルグループ傘下のiBankマーケティング株式会社との間で、同社が運営するスマートフォン専用アプリ「Wallet+」の導入に向けた共同開発に着手しております。2023年春のサービス開始を見据え、デジタルチャネルを一層強化し、お客さまを起点として対面・非対面のチャネルを融合し、当行ならではの付加価値の高い金融サービスの提供に努めてまいります。④SDGs・気候変動への取組み強化当行は、2019年4月に国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の趣旨に賛同し、「あわぎんSDGs取組方針」を制定しております。また、SDGsへの取組みが企業経営の根幹となりつつあることを踏まえ、2021年6月に開設した「SDGs推進室」を中心に、地域とお客さまの持続可能性を高める取組みをさらに強化しております。具体的には、2021年6月に「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)(※)」の提言に賛同し、「あわぎんECOプロジェクト」として「2050年度における当行のCO2排出量を実質ゼロにする」などの目標を設定し、達成を目指して取組んでおります。また、2021年11月には「あわぎんESG投融資方針」を制定し、地域の持続的な発展や環境負荷に寄与する事業等について積極的に支援する一方、人権侵害や環境破壊等につながる事業等について支援を回避する旨を定めております。この方針に基づき、さまざまな社会課題の解決に向け責任ある投融資を行ってまいります。2022年度は、上記「①永代取引の追求(法人のお客さま)」に記載のとおり、各種のサステナブル関連ローンを活用し、ファイナンスを通じたお客さまのサステナビリティへの取組みを支援してまいります。また、お客さまのSDGsへの取組みを支援するため、セミナーの開催のほか、SDGsに関する現状把握から具体的な数値目標策定までをサポートする「SDGs対応度診断サービス」や、温室効果ガス排出量の算定・把握をサポートすることでカーボンニュートラルへの具体的な取組みを支援する「GHG(温室効果ガス)排出量算定サービス」などの法人向けSDGs関連サービスの提供に取組んでまいります。また、紙の通帳を発行しないインターネットバンキング専用口座「あわぎんai-mo通帳」の新規・切替申込み件数に応じて、豊かな森を創造するための寄付などの取組みを継続してまいります。 (※)2015年に金融安定理事会(FSB)の下に設置された、金融市場の安定化(十分な情報開示による効率的な資本配分)の観点から、企業の気候変動リスク・機会の情報開示を推奨する国際的な支援組織。 2022年5月に公表したTCFD提言への対応状況の概要は以下のとおりです。 概要1.ガバナンス ・ 気候変動への対応については、頭取を議長とする常務会等において協議・決定を行い、四半期毎にSDGsの取組状況として、取締役会に報告しています。また取締役会は、経営方針やその他の重要な業務執行を決定するとともに、取締役の職務執行および執行役員の業務執行を監督しています。2.戦略 気候変動に関するリスクおよび機会を特定し、経営戦略に反映しています。(リスク)・ 移行リスクについては、当行融資ポートフォリオにおけるリスク重要度評価を行い、分析対象セクターを選定しました。分析対象セクターに関して、IEA(International Energy Agency:国際エネルギー機関)の2℃以下シナリオ(1.5℃シナリオ)等を踏まえた分析を実施し、当行財務への影響度を算定しています。・ 物理的リスクのうち、異常気象の影響による融資先企業の信用リスクについて、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)にて公表されているシナリオ等を踏まえた分析を実施し、当行財務への影響度を算定しています。・ 当行の融資ポートフォリオにおける、炭素関連資産(エネルギー・電力)の貸出金に占める割合は1.8%であり、影響は限定的です。(2022年3月31日現在)(機会)・ お客さまの気候変動の適応力向上のためのファイナンスや、お客さまの脱炭素社会への移行を支援するソリューションの提供により、ビジネス機会の創出を強化していきます。3.リスク管理 ・ 気候変動に関するリスク(移行リスク・物理的リスク)を重要なリスクとして認識し、シナリオ分析等の実施により当該リスクを識別・評価することで、信用リスク等に与える影響の程度や蓋然性を把握し、統合的に管理する態勢の構築に取組んでいます。・ 環境や社会のさまざまな課題解決に向けて責任ある投融資を行うため、「あわぎんESG投融資方針」を定めています。投融資方針を明確にし、適切にモニタリングすることで、当行投融資による環境・社会への影響を低減・回避するよう努めています。4.指標と目標 ・ 脱炭素社会の実現に向け、長期KPIとして「CO2排出量削減目標」を定めています。(中期目標)①2030年度における当行のCO2排出量を2013年度比で50%以上削減する。②2030年度における当行のエネルギー使用量を2013年度比で23%以上削減する。(長期目標)2050年度における当行のCO2排出量を実質ゼロとする。(CO2排出量実績) 2013年度2018年度2019年度2020年度 Scope1(直接的排出)677t551t515t493t Scope2(間接的排出)7,609t4,698t4,586t3,644t 排出量合計8,286t5,249t5,101t4,137t 削減実績―▲36.6%▲38.4%▲50.1% ※削減実績は、2013年度を基準年(100)とした場合の削減割合・ ファイナンスを通じたお客さまのサステナビリティへの取組みを支援するため「ESG投融資目標残高」を定めています。(2022年度)ESG投融資目標残高(※) : 540億円 (※)ESG投融資とは、外部評価のあるESG関連投融資と定義し、①グリーンローン、②グリーンボンド(サステナビリティボンドを含みます)、③ソーシャルローン、④ソーシャルボンド、⑤サステナビリティ・リンク・ローン、⑥サステナビリティ・リンク・ボンド、⑦トランジション・ファイナンス、⑧①~⑦に準じる投融資の合計額を目標に設定。 ⑤地域への貢献地域への貢献については、地域の金融リテラシーの向上に向け、金融経済教育プログラムの提供に取組んでおります。野村證券株式会社との協働により各種学校での出張授業など、金融・経済の正しい知識を身につける機会を提供しています。そのほか、未来を担う子どもたちを対象に「あわぎんキッズクラブ」を設立し、会員向けイベントとして地元徳島県の歴史、文化等を学ぶ機会を提供しています。また、阿波銀コネクト株式会社が運営するECモール「Lacycle mall(ラシクルモール)」を通じ、地域資源の活用と新たな価値創造に取組んでおります。モール会員のうち県外会員の割合は50%を超えており、徳島の地域産品の販路拡大を図っております。地域金融機関の特性を生かし出店希望者の相談にきめ細かく応じるほか、モールでの販売から得た情報を活用し、出店者及び地域の課題解決につなげてまいります。⑥CISの向上当行グループでは、お客さまの視点で新たな価値を創造し、感動満足を創造し続ける卓越したプロフェッショナルバンクをめざすため、「顧客満足(CS)」をもう一段進化させた「お客さま感動満足(CIS:カスタマー・インプレッシブ・サティスファクション)」の向上に取組んでおります。これを測る指標として、当行独自に「CIS指標」を制定し、2022年度に80ポイント以上とすることを経営目標としております。CIS指標は、アンケートやご意見カード等の「お客さまからの評価」と行内における取組みの「プロセス評価」を数値化したものです。各営業店はCIS指標の結果に対し改善活動を行い、PDCAサイクルを通じてさらなるCIS向上をめざします。2021年度のCIS指標は、86.7ポイントとなっております。 CIS指標構成項目 ⑦人材育成・ES(従業員満足)の向上当行グループは、「人材」を「人的資本」であるととらえ、人材の育成とESの向上に取組んでおります。人材育成については、永代取引を支える能力と位置づける「実践力」、「創造力」、「知識力」に加え、「マネジメント力」を備えた人材を育成するため、年代別、業務別にきめ細かな研修体系を構築しております。また、地方創生に資する人材の育成のため、四国アライアンス(四国創生に向けた地方銀行による包括提携)の4行(阿波銀行、百十四銀行、伊予銀行、四国銀行)が協働し、合同研修を開催しております。 当行のパワーアッププラン(研修体系図)ES向上については、職員間の人間関係を構築し、キャリアについての相談・悩みなどを気軽に話せる機会を提供し、自己の成長やワークエンゲージメントの実現につなげる取組みを行っております。具体的には、2021年度からグループ全職員を対象に、半年に1度個人を特定しないアンケート形式でのエンゲージメントサーベイ(満足度等の調査)を実施しております。この結果を各職場で共有し、組織改善やひとり一人に対するキャリア支援を行う体制を整備しております。また、女性職員の活躍の場を広げるため、すべての女性職員を「AWA dONNA」と総称し、さまざまなプロジェクトに取組んでいます。女性管理職を増やし、女性が活躍できる環境整備を行うため、下記の目標を掲げ、女性職員がキャリア形成できる職場づくりや、職業生活と家庭生活の両立がしやすい環境整備を行っております。 目 標実績達成時期目標数値2022年3月役付者(※)のうち女性の比率2026年3月25%以上23.1%男性の育児休暇取得率2026年3月80%以上17.2% (※)役付者とは、支店長代理など部下を有する職員であり、担当職務の責任者として業務を担う職員のことです。 このほか、人生100年時代の到来にあわせ、職員が年齢にとらわれることなく活躍できる機会を拡大するため、2021年度に地方銀行初となる65歳定年制度を導入しております。さらに、当行は「あわぎん健康経営宣言」を行い、職員およびその家族の健康に関するさまざまな取組みを推進し、「健康経営優良法人ホワイト500」に認定されています。当行は、今後とも、従業員およびその家族の健康づくりを積極的に支援し、従業員一人ひとりがいきいきと働くことができる職場をめざすことで、地域のさらなる活性化と健康で豊かな地域社会の発展に貢献してまいります。⑧市場変動への対応金融・為替市場は、欧米の金融緩和政策の変更やロシアのウクライナ侵攻による地政学的リスクの高まりにより、不安定な動きが続いています。米国においては、インフレ抑制のための利上げなどにより、急激に金利が上昇しております。こうした中、金融機関においては、外貨調達金利の上昇による外貨運用の利鞘縮小、保有外国債券の価額下落による含み損の発生等が生じており、収益及び財務内容の悪化が懸念されます。当行においては、現状影響は限定的でありますが、市場の動向を注視し、必要に応じて債券の入替などにより収益及びポートフォリオの改善を図り、適切に対応してまいります。 以上の課題への対応によって、当行の独自性向上と持続的な成長をめざしてまいります。 (ご参考)長期経営計画「As One」の概要(1) 概要 (2) 基本理念 (3) 基本戦略 (4)経営目標(単体) 2023年3月期目標(当初計画)2023年3月期目標(2020年5月変更後計画)当初採用理由及び変更理由コア業務純益200億円以上180億円以上(当初採用理由)銀行本来の収益を示す指標として位置付け、200億円以上を安定的に計上できる収益体質の構築をめざしていくため採用しております。(変更理由)新型コロナウイルス感染症拡大の影響による金融市場の混乱、景気悪化、取引先の業況悪化等から政策対応によって世界的な低金利環境が当面続くと想定され、収益環境は一層厳しくなることを予想し、20億円下方修正しました。コア業務純益ROA0.55%以上0.48%以上(当初採用理由)単に規模拡大を追求するのではなく、高い付加価値を創造し、少数精鋭による規模効率経営の実現をめざしていくため採用しております。(変更理由)上記コア業務純益の目標値を下方修正したことから、0.07%下方修正しました。修正OHR60%未満62%未満(当初採用理由)収益構造、コスト構造改革を実践し、より筋肉質な経営体質の構築をめざしていくため採用しております。(変更理由)上記コア業務純益と同様収益状況の悪化を予想していることから、2%修正しました。当期純利益ROE4%以上4%以上(当初採用理由)永代取引(注1)を追求し、当行のコアビジネスである中小企業取引を中心に複合取引を強化実践し、与信コストを含めた当期純利益段階での収益効率性の向上をめざしていくため採用しております。貸出金徳島県内シェア50%以上50%以上(当初採用理由)地域のお客さまから愛され、信頼される地銀No.1シェアバンクをめざしていくため採用しております。CIS指標(注2)80ポイント以上80ポイント以上(当初採用理由)お客さまの視点で新たな価値を創造し、感動満足を創造し続ける卓越したプロフェッショナルバンクをめざしていくため採用しております。 注1 永代取引・・・・お客さまと世代を超えた息の永い取引を継続し、永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル 2 CIS指標・・・お客さまアンケートや店舗モニタリング調査等を基にした当行独自のお客さま感動満足(カスタマー・インプレッシブ・サティスファクション)度を表す指標3 経営目標の進捗状況につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析、(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容、(経営目標の進捗状況)」に記載しております。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。当行グループは総合金融サービス業として銀行業及びリース業を行っているため、下記の内容は当行グループの事業全体の経営方針等を記載しております。 (1) 経営の基本方針当行は、1896年(明治29年)の創業以来培ってきた経営理念「堅実経営」を行是とし、経営方針として①「信用の重視」②「地域への貢献」③「お客さま第一」④「人材の育成」⑤「進取の精神」の5項目を掲げております。行是「堅実経営」には「原理原則に基づき、信用を重んじる」「良き伝統を守り、未来に挑戦する」というふたつの意味があり、単に堅実だけでなく、「守るべきは守り、進むべきは進む」という時代の変化に積極的に対応する想いが込められております。また、当行は伝統的営業方針として「永代取引」を掲げております。「永代取引」とは、世代を超えた息の永い取引を継続し、お客さまの永続的な発展に貢献するという考え方であります。当行はこれからもこの「堅実経営」及び「永代取引」をしっかりと守り続け、地域やお客さまの成長・発展に貢献してまいります。 (2) 経営環境地域金融機関を取巻く経営環境は、人口減少や少子高齢化による地域経済の規模縮小といった社会構造問題、またマイナス金利政策導入以降の利鞘縮小など厳しい収益環境が続いております。さらに、地政学的リスクの高まりや新型コロナウイルス感染症の世界的拡大懸念は依然払拭できず、経済活動の停滞を含め先行きの不確実性はさらに大きくなっています。一方で、ウィズ・アフターコロナ時代やSDGs・ESGへの対応に向けた社会の変化は急速に進んでおります。当行は地域金融機関として、BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)やDX(デジタルトランスフォーメーション)により収益体質の一層の強化に取組むほか、持続的な成長と社会課題解決に向けた取組みを、地域とお客さまに寄り添い伴走しながら強化していく必要があると考えております。 (3)経営戦略・経営計画当行グループでは、このような環境変化に対応し、地域社会と当行の持続的な成長をめざし、「構造改革と永代取引の進化」を基本戦略とした、経営計画「As One」を2018年度から展開しております。「As One」とは、“ひとつになって、一体となって”を意味し、「当行とお客さま・地域が一体となって成長・発展をめざしていく」、「当行グループ役職員がひとつになってお客さまに卓越した価値を創造していく」、といった二つの意味を込めて計画を策定しております。「基本理念」として、「お客さま感動満足(CIS)の創造」、「永代取引の追求」、「従業員満足の向上」、「SDGsへの取組み強化」の4つのテーマを掲げ、それぞれがより一層高まっていくことをめざしております。計画期間最終年度となる2022年度にコア業務純益180億円以上を計上できる収益体質の構築を図り、当行グループ役職員が一丸となって、お客さま感動満足を創造することで、お客さまから選ばれ続ける卓越した銀行をめざしております。基本戦略は以下の5項目です。①永代取引の実践(包括的コンサルティング営業の実践・ファミリーサポート営業の実践・複合取引の強化)法人のお客さまには、経営・商流・事業等のあらゆる角度から取引先の成長をサポートするため、コンサルティングメニューを拡充し包括的コンサルティング営業の体制を構築してまいります。個人のお客さまには、一生涯を通じたあらゆるサービスを提供し金融資産形成をサポートするため、預かり資産販売体制の再構築、個人ローン推進体制の強化など、ファミリーサポート営業の体制を構築してまいります。②BPR(店舗改革・事務改革・本部改革)(永代取引を支える基盤強化)店舗改革では、エリア特性に応じた店舗体制の見直しを実施し、次世代型店舗への取組みを強化いたします。また、事務改革では、バックレス事務の実現とセルフバンキングの推進を強化し、本部改革では、本部組織の改定と営業支援体制の強化を進めてまいります。③チャネルの強化ICTの活用により当行の独自性を磨き、Face to Faceでのオーダーメイド提案(あわぎんハイブリッドチャネル)による高い付加価値営業を実現してまいります。法人のお客さまには、商流を活用したコンサルティング営業の高度化、ビジネスマッチングの高度化等を、個人のお客さまには、相続ソリューションの強化、FinTech企業との連携強化等を推進してまいります。④グループ総合力の発揮グループ一体経営を強化するため、2020年3月期を以ってグループ100%子会社化が完了いたしました。グループワンストップソリューションの実現をめざし、トータル提案による包括的コンサルティングを推進し、グループ相乗効果を発揮してまいります。⑤人材育成当行グループのビジネスモデル「永代取引」を支える人材の育成を強化してまいります。長期人材育成計画の改定、働き方改革の推進により組織風土の強化を進め、コンサルティング能力、スキルの向上に向けた研修体系の構築により個人の能力強化を図ってまいります。 また、RAF(リスクアペタイト・フレームワーク)構築とガバナンス強化を、重要課題として掲げております。GRC(ガバナンス・リスク管理・コンプライアンス)態勢強化のもと、取るべきリスクを明確化し収益性と健全性のバランスの最適化を図っていくという経営管理の枠組みであるRAFの高度化に取組んでまいります。そして、強固な経営基盤を土台に持続的な企業価値の向上をめざしてまいります。 (4)対処すべき課題経営計画「As One」では、2019年度までの当初2年間は思い切った構造改革を実践する期間と位置づけ、金融サービスと生産性の向上の両立を実現するため、お客さま本位の視点で営業・事務・チャネル体制等を徹底的に見直しました。その後、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による世界的な景気悪化が懸念される中、2020年度に経営目標数値を見直し、計画期間最終年度となる2022年度のコア業務純益を180億円に設定しました。2022年度につきましては、経営計画「As One」の最終年度にあたり、コア業務純益180億円以上を計上できる収益体質の構築を図る総仕上げの1年と位置づけております。経営計画「As One」に掲げる4つの「基本理念」(「お客さま感動満足の創造」、「永代取引の追求」、「従業員満足の向上」、「SDGsへの取組み強化」)の好循環のほか、新たな需資創造とリスクテイクによる預貸率の改善、ESG投融資と脱炭素に向けた本業支援を重点テーマといたします。そして、すべてのお客さまと世代を超えた息の永いお取引を継続し、永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル「永代取引」をさらに進化させる取組みを実践してまいります。優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。①永代取引の追求(法人のお客さま)法人のお客さまには、新型コロナウイルス感染症への対応として資金繰り支援の継続に加え、事業性評価を通じお客さまの成長や再生をご支援する包括的コンサルティング営業を実践してまいります。当行は、中小企業取引をコアビジネスと位置づけており、お客さまのさまざまなライフステージにおけるニーズや課題に向き合ったオーダーメイドによる課題解決が強みであるため、それぞれのお客さまに寄り添った支援メニューの提供を行ってまいります。2022年度は、脱炭素への移行に向けた設備投資の促進のため、事業性評価に基づいた積極的なリスクテイクを行います。具体的には、環境改善や社会的課題などお客さまのサステナビリティへの取組みを支援するため、「ESG投融資目標残高」を540億円に定め、各種のサステナブル関連ローン(「あわぎんサステナビリティリンクローン」、「あわぎんグリーンローン」、「あわぎんソーシャルローン」)を活用し、積極的に対応してまいります。②永代取引の追求(個人のお客さま)個人のお客さまには、野村證券株式会社との金融商品仲介業務における包括的業務提携による総合金融サービス機能の高度化とライフステージに応じた個人ローンサービスの提供により、ファミリーサポート営業の実践に取組んでまいります。2021年度から、当行の預かり資産営業部門と野村證券株式会社徳島支店のリテール機能を統合することによって、預金・証券・保険の付加価値の高いサービスを提供することが可能となりました。これにより、一生涯を通じてお客さまの人生設計をサポートし、お客さまの資産を守り育て、豊かさの実現をめざしてまいります。また、個人ローンについては、WEB受付による手続きの簡素化や審査の迅速化により、よりスピーディでタイムリーなサービスの提供を行ってまいります。③BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)、DX(デジタルトランスフォーメーション)BPRにつきましては、引続き店舗体制の見直しを進めるとともに、業務の抜本的な見直しによる事務改革及び本部改革を実施し、お客さまの利便性向上や当行の業務効率化を実現してまいります。また、DXにつきましては、株式会社ふくおかフィナンシャルグループ傘下のiBankマーケティング株式会社との間で、同社が運営するスマートフォン専用アプリ「Wallet+」の導入に向けた共同開発に着手しております。2023年春のサービス開始を見据え、デジタルチャネルを一層強化し、お客さまを起点として対面・非対面のチャネルを融合し、当行ならではの付加価値の高い金融サービスの提供に努めてまいります。④SDGs・気候変動への取組み強化当行は、2019年4月に国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の趣旨に賛同し、「あわぎんSDGs取組方針」を制定しております。また、SDGsへの取組みが企業経営の根幹となりつつあることを踏まえ、2021年6月に開設した「SDGs推進室」を中心に、地域とお客さまの持続可能性を高める取組みをさらに強化しております。具体的には、2021年6月に「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)(※)」の提言に賛同し、「あわぎんECOプロジェクト」として「2050年度における当行のCO2排出量を実質ゼロにする」などの目標を設定し、達成を目指して取組んでおります。また、2021年11月には「あわぎんESG投融資方針」を制定し、地域の持続的な発展や環境負荷に寄与する事業等について積極的に支援する一方、人権侵害や環境破壊等につながる事業等について支援を回避する旨を定めております。この方針に基づき、さまざまな社会課題の解決に向け責任ある投融資を行ってまいります。2022年度は、上記「①永代取引の追求(法人のお客さま)」に記載のとおり、各種のサステナブル関連ローンを活用し、ファイナンスを通じたお客さまのサステナビリティへの取組みを支援してまいります。また、お客さまのSDGsへの取組みを支援するため、セミナーの開催のほか、SDGsに関する現状把握から具体的な数値目標策定までをサポートする「SDGs対応度診断サービス」や、温室効果ガス排出量の算定・把握をサポートすることでカーボンニュートラルへの具体的な取組みを支援する「GHG(温室効果ガス)排出量算定サービス」などの法人向けSDGs関連サービスの提供に取組んでまいります。また、紙の通帳を発行しないインターネットバンキング専用口座「あわぎんai-mo通帳」の新規・切替申込み件数に応じて、豊かな森を創造するための寄付などの取組みを継続してまいります。 (※)2015年に金融安定理事会(FSB)の下に設置された、金融市場の安定化(十分な情報開示による効率的な資本配分)の観点から、企業の気候変動リスク・機会の情報開示を推奨する国際的な支援組織。 2022年5月に公表したTCFD提言への対応状況の概要は以下のとおりです。 概要1.ガバナンス ・ 気候変動への対応については、頭取を議長とする常務会等において協議・決定を行い、四半期毎にSDGsの取組状況として、取締役会に報告しています。また取締役会は、経営方針やその他の重要な業務執行を決定するとともに、取締役の職務執行および執行役員の業務執行を監督しています。2.戦略 気候変動に関するリスクおよび機会を特定し、経営戦略に反映しています。(リスク)・ 移行リスクについては、当行融資ポートフォリオにおけるリスク重要度評価を行い、分析対象セクターを選定しました。分析対象セクターに関して、IEA(International Energy Agency:国際エネルギー機関)の2℃以下シナリオ(1.5℃シナリオ)等を踏まえた分析を実施し、当行財務への影響度を算定しています。・ 物理的リスクのうち、異常気象の影響による融資先企業の信用リスクについて、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)にて公表されているシナリオ等を踏まえた分析を実施し、当行財務への影響度を算定しています。・ 当行の融資ポートフォリオにおける、炭素関連資産(エネルギー・電力)の貸出金に占める割合は1.8%であり、影響は限定的です。(2022年3月31日現在)(機会)・ お客さまの気候変動の適応力向上のためのファイナンスや、お客さまの脱炭素社会への移行を支援するソリューションの提供により、ビジネス機会の創出を強化していきます。3.リスク管理 ・ 気候変動に関するリスク(移行リスク・物理的リスク)を重要なリスクとして認識し、シナリオ分析等の実施により当該リスクを識別・評価することで、信用リスク等に与える影響の程度や蓋然性を把握し、統合的に管理する態勢の構築に取組んでいます。・ 環境や社会のさまざまな課題解決に向けて責任ある投融資を行うため、「あわぎんESG投融資方針」を定めています。投融資方針を明確にし、適切にモニタリングすることで、当行投融資による環境・社会への影響を低減・回避するよう努めています。4.指標と目標 ・ 脱炭素社会の実現に向け、長期KPIとして「CO2排出量削減目標」を定めています。(中期目標)①2030年度における当行のCO2排出量を2013年度比で50%以上削減する。②2030年度における当行のエネルギー使用量を2013年度比で23%以上削減する。(長期目標)2050年度における当行のCO2排出量を実質ゼロとする。(CO2排出量実績) 2013年度2018年度2019年度2020年度 Scope1(直接的排出)677t551t515t493t Scope2(間接的排出)7,609t4,698t4,586t3,644t 排出量合計8,286t5,249t5,101t4,137t 削減実績―▲36.6%▲38.4%▲50.1% ※削減実績は、2013年度を基準年(100)とした場合の削減割合・ ファイナンスを通じたお客さまのサステナビリティへの取組みを支援するため「ESG投融資目標残高」を定めています。(2022年度)ESG投融資目標残高(※) : 540億円 (※)ESG投融資とは、外部評価のあるESG関連投融資と定義し、①グリーンローン、②グリーンボンド(サステナビリティボンドを含みます)、③ソーシャルローン、④ソーシャルボンド、⑤サステナビリティ・リンク・ローン、⑥サステナビリティ・リンク・ボンド、⑦トランジション・ファイナンス、⑧①~⑦に準じる投融資の合計額を目標に設定。 ⑤地域への貢献地域への貢献については、地域の金融リテラシーの向上に向け、金融経済教育プログラムの提供に取組んでおります。野村證券株式会社との協働により各種学校での出張授業など、金融・経済の正しい知識を身につける機会を提供しています。そのほか、未来を担う子どもたちを対象に「あわぎんキッズクラブ」を設立し、会員向けイベントとして地元徳島県の歴史、文化等を学ぶ機会を提供しています。また、阿波銀コネクト株式会社が運営するECモール「Lacycle mall(ラシクルモール)」を通じ、地域資源の活用と新たな価値創造に取組んでおります。モール会員のうち県外会員の割合は50%を超えており、徳島の地域産品の販路拡大を図っております。地域金融機関の特性を生かし出店希望者の相談にきめ細かく応じるほか、モールでの販売から得た情報を活用し、出店者及び地域の課題解決につなげてまいります。⑥CISの向上当行グループでは、お客さまの視点で新たな価値を創造し、感動満足を創造し続ける卓越したプロフェッショナルバンクをめざすため、「顧客満足(CS)」をもう一段進化させた「お客さま感動満足(CIS:カスタマー・インプレッシブ・サティスファクション)」の向上に取組んでおります。これを測る指標として、当行独自に「CIS指標」を制定し、2022年度に80ポイント以上とすることを経営目標としております。CIS指標は、アンケートやご意見カード等の「お客さまからの評価」と行内における取組みの「プロセス評価」を数値化したものです。各営業店はCIS指標の結果に対し改善活動を行い、PDCAサイクルを通じてさらなるCIS向上をめざします。2021年度のCIS指標は、86.7ポイントとなっております。 CIS指標構成項目 ⑦人材育成・ES(従業員満足)の向上当行グループは、「人材」を「人的資本」であるととらえ、人材の育成とESの向上に取組んでおります。人材育成については、永代取引を支える能力と位置づける「実践力」、「創造力」、「知識力」に加え、「マネジメント力」を備えた人材を育成するため、年代別、業務別にきめ細かな研修体系を構築しております。また、地方創生に資する人材の育成のため、四国アライアンス(四国創生に向けた地方銀行による包括提携)の4行(阿波銀行、百十四銀行、伊予銀行、四国銀行)が協働し、合同研修を開催しております。 当行のパワーアッププラン(研修体系図)ES向上については、職員間の人間関係を構築し、キャリアについての相談・悩みなどを気軽に話せる機会を提供し、自己の成長やワークエンゲージメントの実現につなげる取組みを行っております。具体的には、2021年度からグループ全職員を対象に、半年に1度個人を特定しないアンケート形式でのエンゲージメントサーベイ(満足度等の調査)を実施しております。この結果を各職場で共有し、組織改善やひとり一人に対するキャリア支援を行う体制を整備しております。また、女性職員の活躍の場を広げるため、すべての女性職員を「AWA dONNA」と総称し、さまざまなプロジェクトに取組んでいます。女性管理職を増やし、女性が活躍できる環境整備を行うため、下記の目標を掲げ、女性職員がキャリア形成できる職場づくりや、職業生活と家庭生活の両立がしやすい環境整備を行っております。 目 標実績達成時期目標数値2022年3月役付者(※)のうち女性の比率2026年3月25%以上23.1%男性の育児休暇取得率2026年3月80%以上17.2% (※)役付者とは、支店長代理など部下を有する職員であり、担当職務の責任者として業務を担う職員のことです。 このほか、人生100年時代の到来にあわせ、職員が年齢にとらわれることなく活躍できる機会を拡大するため、2021年度に地方銀行初となる65歳定年制度を導入しております。さらに、当行は「あわぎん健康経営宣言」を行い、職員およびその家族の健康に関するさまざまな取組みを推進し、「健康経営優良法人ホワイト500」に認定されています。当行は、今後とも、従業員およびその家族の健康づくりを積極的に支援し、従業員一人ひとりがいきいきと働くことができる職場をめざすことで、地域のさらなる活性化と健康で豊かな地域社会の発展に貢献してまいります。⑧市場変動への対応金融・為替市場は、欧米の金融緩和政策の変更やロシアのウクライナ侵攻による地政学的リスクの高まりにより、不安定な動きが続いています。米国においては、インフレ抑制のための利上げなどにより、急激に金利が上昇しております。こうした中、金融機関においては、外貨調達金利の上昇による外貨運用の利鞘縮小、保有外国債券の価額下落による含み損の発生等が生じており、収益及び財務内容の悪化が懸念されます。当行においては、現状影響は限定的でありますが、市場の動向を注視し、必要に応じて債券の入替などにより収益及びポートフォリオの改善を図り、適切に対応してまいります。 以上の課題への対応によって、当行の独自性向上と持続的な成長をめざしてまいります。 (ご参考)長期経営計画「As One」の概要(1) 概要 (2) 基本理念 (3) 基本戦略 (4)経営目標(単体) 2023年3月期目標(当初計画)2023年3月期目標(2020年5月変更後計画)当初採用理由及び変更理由コア業務純益200億円以上180億円以上(当初採用理由)銀行本来の収益を示す指標として位置付け、200億円以上を安定的に計上できる収益体質の構築をめざしていくため採用しております。(変更理由)新型コロナウイルス感染症拡大の影響による金融市場の混乱、景気悪化、取引先の業況悪化等から政策対応によって世界的な低金利環境が当面続くと想定され、収益環境は一層厳しくなることを予想し、20億円下方修正しました。コア業務純益ROA0.55%以上0.48%以上(当初採用理由)単に規模拡大を追求するのではなく、高い付加価値を創造し、少数精鋭による規模効率経営の実現をめざしていくため採用しております。(変更理由)上記コア業務純益の目標値を下方修正したことから、0.07%下方修正しました。修正OHR60%未満62%未満(当初採用理由)収益構造、コスト構造改革を実践し、より筋肉質な経営体質の構築をめざしていくため採用しております。(変更理由)上記コア業務純益と同様収益状況の悪化を予想していることから、2%修正しました。当期純利益ROE4%以上4%以上(当初採用理由)永代取引(注1)を追求し、当行のコアビジネスである中小企業取引を中心に複合取引を強化実践し、与信コストを含めた当期純利益段階での収益効率性の向上をめざしていくため採用しております。貸出金徳島県内シェア50%以上50%以上(当初採用理由)地域のお客さまから愛され、信頼される地銀No.1シェアバンクをめざしていくため採用しております。CIS指標(注2)80ポイント以上80ポイント以上(当初採用理由)お客さまの視点で新たな価値を創造し、感動満足を創造し続ける卓越したプロフェッショナルバンクをめざしていくため採用しております。 注1 永代取引・・・・お客さまと世代を超えた息の永い取引を継続し、永続的な発展に寄与していくという当行のビジネスモデル 2 CIS指標・・・お客さまアンケートや店舗モニタリング調査等を基にした当行独自のお客さま感動満足(カスタマー・インプレッシブ・サティスファクション)度を表す指標3 経営目標の進捗状況につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析、(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容、(経営目標の進捗状況)」に記載しております。
MD&A(経営者による分析)
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当行グループ(当行及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 2021年度のわが国経済につきましては、新型コロナウイルス感染症が世界的に再拡大する中、企業収益や雇用・所得環境の低迷等によって消費マインドが低下するなど、厳しい状況が続きました。しかしながら、秋口からは海外経済の回復や各種政策効果にも支えられ、供給制約の影響を残しつつも、生産・輸出が増加するなど基調としては持ち直しつつあります。ただし、ロシアのウクライナ侵攻により地政学的リスクや資源価格の大幅上昇などインフレリスクが高まっているほか、新たな変異株による感染拡大も懸念されるなど不確実性は高く、先行きについては下振れリスクが大きいと考えられます。この間、金融・為替市場では、秋口以降、欧米の金融緩和政策の変更に向けた動向によって不安定な動きが続いており、特に年度末にかけては米国長期金利の上昇から大きく円安が進行しました。県内経済につきましては、基調としては持ち直しの動きがみられるものの、国内景気と同様、感染症の再拡大により、厳しい景況感が続いております。このような環境下、当期につきましても、新型コロナウイルス感染症への対応を最優先課題として継続し、感染防止に努めるとともに、お客さまへのきめ細やかな資金繰りのご相談をはじめ経営支援に全力で取組みました。また、長期経営計画「As One」の最終ステージにあたり、基本戦略「構造改革と永代取引の進化」のもと、さまざまな施策に取組みました。こうした中、当連結会計年度の経営成績等につきましては、次のとおりとなりました。 (財政状態、経営成績)預金及び預かり資産につきましては、お客さまの多様化するニーズへの対応に努め、お取引の拡大を図りました。この結果、譲渡性預金を含めた預金は、法人預金が減少したものの、個人預金・公金預金は順調に増加したことから、前連結会計年度末比817億円増加し、当連結会計年度末残高は3兆3,005億円となりました。預かり資産の残高は、個人年金保険等が前連結会計年度末比101億円増加し、当連結会計年度末残高は2,344億円となりました。また、野村證券株式会社旧徳島支店からの移管口座を含めた金融商品仲介業務における預かり資産残高につきましては、8,355億円となりました。※当行の証券口座(公共債・投資信託)は、野村證券株式会社との金融商品仲介業務における包括的業務提携(以下、「野村證券との提携」という。)により、2021年6月21日に野村證券株式会社を委託元とする金融商品仲介口座へ移管いたしました。なお、野村證券仲介口座につきましては、2021年6月末比115億円増加の8,240億円となりました。貸出金につきましては、地域密着型金融を推進する中、さまざまな資金ニーズに積極的にお応えした結果、前連結会計年度末比301億円増加し、当連結会計年度末残高は2兆1,170億円となりました。有価証券につきましては、投資信託の増加を主因として、当連結会計年度末の有価証券残高は前連結会計年度末比307億円増加し、1兆318億円となりました。また、当連結会計年度末の有価証券の評価損益は、海外金利の上昇により外国証券を中心に下落したことなどから、前連結会計年度末比213億円減少し、854億円の評価益となりました。当連結会計年度の損益につきましては、経常収益は、有価証券利息配当金など資金運用収益が増収となったことに加え、野村證券との提携が本格的にスタートし、役務取引等収益も増収となったことから、前連結会計年度比23億50百万円増収の679億38百万円となりました。一方、経常費用は、野村證券との提携などにより営業経費が増加したものの、与信費用が減少したことなどから、前連結会計年度比11億20百万円減少の518億3百万円となりました。この結果、経常利益は、前連結会計年度比34億71百万円増益の161億34百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比26億13百万円増益の111億12百万円となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。① 銀行業銀行業の経常収益は、役務取引等収益の増収などから、前連結会計年度比25億49百万円増収の538億52百万円となり、経常利益は、前連結会計年度比36億12百万円増益の158億73百万円となりました。② リース業リース業の経常収益は、リース売上高の減収から、前連結会計年度比82百万円減収の149億48百万円となり、経常利益は、前連結会計年度比20百万円減益の7億81百万円となりました。 (キャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、預金の増加などにより、966億72百万円のプラスとなりました。前連結会計年度比では2,048億84百万円の減少となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が売却及び償還による収入を上回ったことなどにより、370億30百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では838億61百万円の減少となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い及び自己株式の取得などにより、22億67百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では1億71百万円の増加となりました。この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比573億78百万円増加し、6,886億5百万円となりました。 (参考)① 国内・国際業務部門別収支当連結会計年度の資金運用収支は、有価証券利息配当金の増収などから、前連結会計年度比17億円増益の371億円となりました。また、役務取引等収支は、野村證券との提携による役務取引等収益の増収などから、前連結会計年度比13億円増益の83億円となりました。その他業務収支は、国債等債券損益の減益などから、前連結会計年度比9億円減益の12億円となりました。種類期別国内業務部門国際業務部門相殺消去額(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度31,6913,690―35,382当連結会計年度32,5884,587―37,175うち資金運用収益前連結会計年度32,6244,9102537,509当連結会計年度33,3955,4312538,801うち資金調達費用前連結会計年度9331,219252,127当連結会計年度807844251,626信託報酬前連結会計年度2――2当連結会計年度2――2役務取引等収支前連結会計年度6,88661―6,947当連結会計年度8,194111―8,305うち役務取引等収益前連結会計年度8,050118―8,169当連結会計年度9,392178―9,570うち役務取引等費用前連結会計年度1,16357―1,221当連結会計年度1,19866―1,265その他業務収支前連結会計年度1,399828―2,227当連結会計年度1,631△364―1,266うちその他業務収益前連結会計年度14,895901―15,797当連結会計年度14,8821,199―16,081うちその他業務費用前連結会計年度13,49672―13,569当連結会計年度13,2511,563―14,815 (注) 1 国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2 相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。3 資金調達費用は金銭の信託運用見合額の利息(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度0百万円)を除して表示しております。 ② 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況イ 国内業務部門当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は、貸出金等が増加したことから前連結会計年度比3,340億円増加の3兆5,601億円となりました。また、資金調達勘定の平均残高は、預金等が増加したことから前連結会計年度比3,126億円増加の3兆4,666億円となりました。利回りでは、資金運用勘定の利回りは、貸出金利回り等の低下から前連結会計年度比0.08ポイント低下の0.93%となり、資金調達勘定の利回りは、前連結会計年度と同水準の0.02%となりました。この結果、資金運用利息は、前連結会計年度比7億円増収の333億円、資金調達利息は、前連結会計年度比1億円減少の8億円となりました。種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度3,226,08932,6241.01当連結会計年度3,560,17133,3950.93うち貸出金前連結会計年度1,982,25323,1061.16当連結会計年度2,031,63023,0571.13うち商品有価証券前連結会計年度86030.36当連結会計年度2700.35うち有価証券前連結会計年度721,7239,2581.28当連結会計年度709,1859,6091.35うちコールローン及び買入手形前連結会計年度71200.09当連結会計年度―――うち預け金前連結会計年度386,7682250.05当連結会計年度629,8686980.11資金調達勘定前連結会計年度3,154,0559330.02当連結会計年度3,466,6678070.02うち預金前連結会計年度2,855,0132150.00当連結会計年度3,039,2291630.00うち譲渡性預金前連結会計年度153,802230.01当連結会計年度155,277140.00うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度―――当連結会計年度7,000△2△0.03うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度1,90400.00当連結会計年度1,70200.00うち借用金前連結会計年度139,195270.02当連結会計年度260,123280.01 (注) 1 国内業務部門は国内店の円建取引であります。2 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度16,041百万円、当連結会計年度18,508百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度82百万円)及び利息(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。 ロ 国際業務部門当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は、貸出金及び有価証券が増加したことから、前連結会計年度比535億円増加の3,021億円となりました。一方、利回りについては、貸出金利回りの低下などから、前連結会計年度比0.18ポイント低下の1.79%となりました。この結果、資金運用利息は、前連結会計年度比5億円増収の54億円となりました。種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度248,5784,9101.97当連結会計年度302,1275,4311.79うち貸出金前連結会計年度37,3306241.67当連結会計年度46,9327241.54うち商品有価証券前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち有価証券前連結会計年度194,1544,2682.19当連結会計年度215,4634,5952.13うちコールローン及び買入手形前連結会計年度3,432130.38当連結会計年度28,6721080.37うち預け金前連結会計年度―――当連結会計年度―――資金調達勘定前連結会計年度244,0181,2190.49当連結会計年度297,5328440.28うち預金前連結会計年度76,0514220.55当連結会計年度69,7972710.38うち譲渡性預金前連結会計年度―――当連結会計年度―――うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度14,2371050.73当連結会計年度7,457320.43うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度24,0761240.51当連結会計年度37,515740.19うち借用金前連結会計年度―――当連結会計年度――― (注) 1 国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度162百万円、当連結会計年度147百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円)及び利息(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円)を、それぞれ控除して表示しております。4 国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。 ハ 合計 種類期別平均残高(百万円)利息(百万円)利回り(%)小計相殺消去額(△)合計小計相殺消去額(△)合計資金運用勘定前連結会計年度3,474,668129,6363,345,03137,5352537,5091.12当連結会計年度3,862,299182,7393,679,56038,8272538,8011.05うち貸出金前連結会計年度2,019,584―2,019,58423,731―23,7311.17当連結会計年度2,078,563―2,078,56323,782―23,7821.14うち商品有価証券前連結会計年度860―8603―30.36当連結会計年度27―270―00.35うち有価証券前連結会計年度915,878―915,87813,526―13,5261.47当連結会計年度924,648―924,64814,205―14,2051.53うちコールローン及び買入手形前連結会計年度4,144―4,14414―140.33当連結会計年度28,672―28,672108―1080.37うち預け金前連結会計年度386,768―386,768225―2250.05当連結会計年度629,868―629,868698―6980.11資金調達勘定前連結会計年度3,398,074129,6363,268,4372,153252,1270.06当連結会計年度3,764,199182,7393,581,4601,652251,6260.04うち預金前連結会計年度2,931,064―2,931,064637―6370.02当連結会計年度3,109,027―3,109,027435―4350.01うち譲渡性預金前連結会計年度153,802―153,80223―230.01当連結会計年度155,277―155,27714―140.00うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度14,237―14,237105―1050.73当連結会計年度14,457―14,45730―300.20うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度25,980―25,980124―1240.47当連結会計年度39,218―39,21874―740.19うち借用金前連結会計年度139,195―139,19527―270.02当連結会計年度260,123―260,12328―280.01 (注) 1 平均残高は日々の残高の平均に基づいて算出しております。2 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度16,203百万円、当連結会計年度18,656百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度82百万円)及び利息(前連結会計年度―百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。3 相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息であります。 ③ 国内・国際業務部門別役務取引の状況当連結会計年度の役務取引等収益は、前連結会計年度比14億円増益の95億円となりました。種類別では、証券関連業務は13億円増収の24億円、代理業務は1億円減収の10億円となりました。種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度8,0501188,169当連結会計年度9,3921789,570うち預金・貸出業務前連結会計年度1,985―1,985当連結会計年度2,048―2,048うち為替業務前連結会計年度1,4121101,522当連結会計年度1,2881691,458うち証券関連業務前連結会計年度1,100―1,100当連結会計年度2,411―2,411うち代理業務前連結会計年度1,227―1,227当連結会計年度1,061―1,061役務取引等費用前連結会計年度1,163571,221当連結会計年度1,198661,265うち為替業務前連結会計年度33835374当連結会計年度26240303 (注) 国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。 ④ 国内・国際業務部門別預金残高の状況○ 預金の種類別残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度3,014,79975,1803,089,980当連結会計年度3,097,68069,3623,167,043うち流動性預金前連結会計年度2,018,686―2,018,686当連結会計年度2,118,643―2,118,643うち定期性預金前連結会計年度960,300―960,300当連結会計年度945,379―945,379うちその他前連結会計年度35,81275,180110,993当連結会計年度33,65669,362103,019譲渡性預金前連結会計年度128,841―128,841当連結会計年度133,504―133,504総合計前連結会計年度3,143,64175,1803,218,822当連結会計年度3,231,18469,3623,300,547 (注) 1国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金定期性預金=定期預金+定期積金 ⑤ 国内店業種別貸出金残高の状況イ 業種別貸出状況(末残・構成比)業種別前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内店(除く特別国際金融取引勘定分)2,086,915100.002,117,033100.00製造業291,42613.97291,32813.76農業,林業8,3160.407,7570.37漁業1,2390.061,0250.05鉱業,採石業,砂利採取業1,0510.051,3380.06建設業89,1474.2791,3934.32電気・ガス・熱供給・水道業57,5592.7659,8592.83情報通信業13,6280.6513,5720.64運輸業,郵便業123,8445.93126,7925.99卸売業,小売業270,58812.97269,92812.75金融業,保険業62,8513.0190,8144.29不動産業,物品賃貸業294,96214.13290,23913.71各種サービス業311,38914.92306,07314.46地方公共団体183,8658.81177,9058.40その他355,63817.04362,92717.14国内店名義現地貸21,4031.0326,0701.23特別国際金融取引勘定分――――政府等――――金融機関――――その他――――合計2,086,915―2,117,033― (注) 「各種サービス業」の内訳は、「学術研究,専門・技術サービス業」「宿泊業」「飲食業」「生活関連サービス業,娯楽業」「教育,学習支援業」「医療・福祉」「その他のサービス」となっております。 ロ 外国政府等向け債権残高(国別)期別国別金額(百万円) ――前連結会計年度合計― (資産の総額に対する割合:%)(―) ――当連結会計年度合計― (資産の総額に対する割合:%)(―) ⑥ 国内・国際業務部門別有価証券の状況○ 有価証券残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度187,321―187,321当連結会計年度173,782―173,782地方債前連結会計年度166,772―166,772当連結会計年度167,769―167,769短期社債前連結会計年度―――当連結会計年度―――社債前連結会計年度156,710―156,710当連結会計年度173,109―173,109株式前連結会計年度136,173―136,173当連結会計年度135,106―135,106その他の証券前連結会計年度131,476222,641354,117当連結会計年度151,921230,174382,096合計前連結会計年度778,454222,6411,001,096当連結会計年度801,688230,1741,031,863 (注) 1国内業務部門は国内店の円建取引、国際業務部門は国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分は国際業務部門に含めております。2「その他の証券」には、外国債券等を含んでおります。 ⑦ 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は提出会社1社であります。 イ 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)資産科目前連結会計年度(2021年3月31日)当連結会計年度(2022年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)有価証券7520.317520.93現金預け金29479.6928479.07合計370100.00359100.00 負債科目前連結会計年度(2021年3月31日)当連結会計年度(2022年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)金銭信託370100.00359100.00合計370100.00359100.00 (注) 1共同信託他社管理財産 前連結会計年度―百万円、当連結会計年度―百万円2元本補填契約のある信託については、前連結会計年度及び当連結会計年度の取扱残高はありません。 ロ 有価証券残高の状況科目前連結会計年度(2021年3月31日)当連結会計年度(2022年3月31日)有価証券残高(百万円)構成比(%)有価証券残高(百万円)構成比(%)国債4560.114560.11地方債3039.893039.89合計75100.0075100.00 (自己資本比率の状況)(参考)自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては、粗利益配分手法を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準) (単位:百万円、%) 2022年3月31日1.連結自己資本比率(2/3)11.312.連結における自己資本の額227,6613.リスク・アセットの額2,012,0464.連結総所要自己資本額80,481 単体自己資本比率(国内基準) (単位:百万円、%) 2022年3月31日1.自己資本比率(2/3)10.972.単体における自己資本の額218,0873.リスク・アセットの額1,987,7454.単体総所要自己資本額79,509 (資産の査定)(参考)資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。2 危険債権危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。3 要管理債権要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。4 正常債権正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額債権の区分2021年3月31日2022年3月31日金額(百万円)金額(百万円)破産更生債権及びこれらに準ずる債権15,48715,646危険債権23,45027,159要管理債権7,4857,582正常債権2,067,4252,092,479 (生産、受注及び販売の状況)「生産、受注及び販売の状況」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、当行グループにおいては、銀行業が大部分を占めるため、当該銀行業を中心に記載しております。また、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。 (主要損益の状況)当連結会計年度の損益につきましては、有価証券利息配当金の増収及び資金調達費用の減少などにより資金利益が増益となったことや、役務取引等利益も増益となったことなどから、連結コア業務純益は、前連結会計年度比15億51百万円増益の184億29百万円となりました。また、臨時的な性格のある投資信託解約損益を除いた連結コア業務純益(除く投資信託解約損益)は、前連結会計年度比19億11百万円の増益となりました。経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、有価証券関係損益は減益となったものの与信費用が減少したことから、それぞれ前連結会計年度比34億71百万円増益の161億34百万円、同26億13百万円増益の111億12百万円となりました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)経常収益 65,58767,9382,350連結業務粗利益 44,56046,7502,190 除く債券関係損益(=コア業務粗利益) (②+③+④)①44,74848,0413,293 資金利益②35,38237,1751,793 うち貸出金利息 23,73123,78250 うち有価証券利息配当金 13,52914,205675 うち資金調達費用(△) 2,1271,626△501 役務取引等利益③6,9508,3081,358 その他業務利益 2,2271,266△961 除く債券関係損益④2,4152,557141経費(除く臨時処理分)⑤27,87029,6111,741連結業務純益(一般貸倒引当金繰入前) 16,69017,139448一般貸倒引当金繰入額 1,047574△473連結業務純益 15,64316,565921連結コア業務純益(①-⑤) 16,87818,4291,551連結コア業務純益(除く投資信託解約損益) 16,32818,2401,911 有価証券関係損益 1,709699△1,009 実質与信費用 5,7672,992△2,774経常利益 12,66316,1343,471親会社株主に帰属する当期純利益 8,49811,1122,613 (経営成績の分析)① コア業務粗利益コア業務粗利益は、資金利益、役務取引等利益及びその他業務利益(債券関係損益を除く)で構成され、当行グループの基本的な利益を測る重要な指標であると認識しております。当連結会計年度におきましては、資金利益、役務取引等利益及びその他業務利益(債券関係損益を除く)が増益となったことから、前連結会計年度比32億93百万円の増益となりました。(資金利益の状況)資金運用勘定の平均残高においては貸出金及び有価証券が大部分を占めており、これを源泉とする貸出金利息及び有価証券利息配当金は、資金利益を構成する項目の中で最も重要な項目であると認識しております。当連結会計年度の資金利益は、前連結会計年度比17億93百万円の増益となりました。内容は以下のとおりであります。貸出金利息につきましては、前連結会計年度に続き増収となりました。これは、長期にわたる金利低下が続く中、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたお客さまの資金繰り支援に全力で取組んだほか、事業性評価に基づき、さまざまな資金ニーズに積極的にお応えした結果、貸出金残高が増加したためであり、一定の評価をしております。今後も、事業性評価を軸として企業支援に取組み、より付加価値の高いサービスの提供に努めてまいります。有価証券利息配当金につきましては、マイナス金利の長期化により、収益確保のため投資対象の選定が重要となっております。当連結会計年度におきましては、投資信託解約益が減益となったものの、株式の配当金が増収となったことなどから、前連結会計年度比6億75百万円の増収となりました。資金調達費用につきましては、外貨調達費用の減少などにより、前連結会計年度比5億1百万円の減少となりました。(役務取引等利益の状況)当行グループが掲げる「永代取引」を実践するためには、取扱商品の多様化や人材の育成等、総合金融サービス機能の高度化が不可欠であります。お客さまの課題解決のために提供するさまざまなサービス提供の成果である役務取引等利益は、収益構造の観点からも重要な分野であると認識しております。当連結会計年度は、預かり資産関連業務において、野村證券との提携により預金・証券・保険の総合金融サービス機能の高度化を図ることで、一生涯を通じてお客さまの人生設計をサポートし、お客さまの資産を守り育て、豊かさの実現をめざすファミリーサポート営業を強化しました。利回りの低下により個人年金保険等保険代理業務に係る手数料は減少しましたが、証券関連業務手数料が大幅に増加しました。この結果、当連結会計年度の役務取引等利益は、前連結会計年度比13億58百万円の増益となりました。 ② 経費当行グループが継続的に発展していくためには、サービスの品質向上及び業務効率化等への取組みが必要であると認識しております。当連結会計年度におきましては、野村證券との提携に伴い、出向者分費用など人件費や物件費が増加したことから、当連結会計年度の経費は前連結会計年度比17億41百万円増加いたしました。修正ОHRは、コア業務粗利益が増益となったことから0.65ポイント改善し、61.63%となりました。効率的な業務運営により、引続き修正OHRの改善に努めてまいります。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)経費 27,87029,6111,741コア業務粗利益 44,74848,0413,293修正OHR(連結) (注) 62.28%61.63%△0.65 (注) 修正OHR(経費率)=経費÷コア業務粗利益 ③ 有価証券関係損益有価証券関係損益は、前連結会計年度比10億9百万円減益となりました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)債券関係損益①△187△1,290△1,103 売却益 168381212 売却損 3561,6691,313 償却 ―22株式等関係損益②1,8961,99093 売却益 3,5742,661△912 売却損 1,264505△759 償却 413165△247有価証券関係損益(①+②) 1,709699△1,009 ④ 実質与信費用実質与信費用は、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し予防的な引当強化を実施した一方、企業倒産が低水準で推移したことなどから、前連結会計年度比27億74百万円減少しました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)不良債権処理額合計①5,1873,035△2,152 個別貸倒引当金純繰入額 4,8072,776△2,031 貸出金償却 26271 債権売却損等 353230△122一般貸倒引当金繰入額②1,047574△473与信費用合計(①+②) 6,2353,609△2,625 償却債権取立益③467616148実質与信費用合計(①+②-③) 5,7672,992△2,774 (財政状態の分析)① 貸出金貸出金は、新型コロナウイルス感染症への対応として資金繰り支援に全力で取組んだほか、事業性評価に基づき、さまざまな資金ニーズにお応えした結果、幅広い業種で残高が増加しました。当連結会計年度末残高は2兆1,170億円となり、前連結会計年度末比301億円増加しました。今後も引続きさまざまな資金ニーズにお応えし、主力の中小企業向け貸出金の増強に注力してまいります。 前連結会計(前事業)年度(百万円)(A)当連結会計(当事業)年度(百万円)(B)前連結会計(前事業)年度比(百万円)(B)-(A)貸出金(末残) 2,086,9152,117,03330,118 うち住宅ローン〔単体〕 290,724301,76711,042 うち中小企業等貸出金残高〔単体〕 1,736,6411,755,43018,789 うち中小企業等貸出金比率〔単体〕 83.32%83.02%△0.30 ② 有価証券有価証券は、投資信託の増加を主因として、前連結会計年度末比307億円増加し、当連結会計年度末残高は1兆318億円となりました。また、有価証券評価損益は、海外金利の上昇により外国証券を中心に下落したことなどから、前連結会計年度末比213億円減少し、評価益は854億円となりました。有価証券残高(末残) 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)有価証券合計 1,001,0961,031,86330,767 国債 187,321173,782△13,538 地方債 166,772167,769996 社債 156,710173,10916,398 株式 136,173135,106△1,067 その他 354,117382,09627,978 有価証券評価損益 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)有価証券合計(注) 106,80685,422△21,384 株式 79,47374,863△4,609 債券 6,3301,882△4,447 その他 21,0038,676△12,326 (注) 連結貸借対照表の「有価証券」のほか、「買入金銭債権」中の信託受益権を含めて記載しております。 ③ 預金等譲渡性預金を含めた預金は、個人預金及び公金預金が順調に増加したことから、前連結会計年度末比817億円増加し、当連結会計年度末残高は3兆3,005億円となりました。野村證券との提携により、野村證券株式会社の取扱商品・サービスをはじめ預金や保険も含めた付加価値の高い総合金融サービスをワンストップでご提供できるようになりました。なお、野村證券仲介口座につきましては、2021年6月末比115億円増加の8,240億円となりました。また、当連結会計年度末の譲渡性預金を含めた預金、個人年金保険等及び金融商品仲介口座残高の合計は、4兆3,705億円となりました。引続き多様な資金運用ニーズに対応できるよう注力してまいります。預金等残高 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)預金(末残) 3,089,9803,167,04377,062 うち個人預金 2,010,0762,060,68350,607 うち法人預金 880,549882,3911,841 うち公金預金 147,826172,65124,824譲渡性預金 128,841133,5044,662合計①3,218,8223,300,54781,724 預かり資産残高 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)国債等 33,859――投資信託 82,583――個人年金保険等 224,262234,44210,180合計②340,705234,442―総預かり資産残高合計(①+②) 3,559,5273,534,990― (参考)金融商品仲介業務における預かり資産残高合計 327,406835,518― うち野村證券仲介口座 (注)1 315,471824,073― うち野村證券仲介口座以外の仲介口座(注)2 11,93411,445― (注)1 当行の証券口座(国債等・投資信託)は、野村證券との提携により、2021年6月21日に野村證券株式会社を委託元とする金融商品仲介口座へ移管いたしました。当連結会計年度の野村證券仲介口座残高は、当行と野村證券株式会社旧徳島支店からの移管口座の残高等を合算して記載しております。2 四国アライアンス証券㈱・大和証券㈱・㈱SBI証券を委託元とする金融商品仲介口座であります。 ④ 不良債権の状況経営改善支援など中小企業金融の円滑化に継続して取組む中、債務者区分の見直しにより、リスク管理債権残高は、前連結会計年度末比39億円増加し、当連結会計年度末残高は514億円となりました。また、リスク管理債権比率は2.37%と、前連結会計年度末比0.16ポイント上昇いたしました。リスク管理債権残高 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)破産更生債権及びこれらに準ずる債権 16,38316,3840危険債権 23,61227,4973,884三月以上延滞債権額 741254△486貸出条件緩和債権額 6,7447,328583合計 47,48251,4643,981正常債権 2,098,2682,123,07324,805総与信残高 (注) 2,145,7512,174,53828,786 (注) リース債権及びリース投資資産を含んでおります。リスク管理債権比率 前連結会計年度(%)(A)当連結会計年度(%)(B)前連結会計年度比(%)(B)-(A)破産更生債権及びこれらに準ずる債権 0.760.75△0.01危険債権 1.101.270.17三月以上延滞債権 0.040.01△0.03貸出条件緩和債権 0.310.340.03合計 2.212.370.16 (注)「銀行法施行規則等の一部を改正する内閣府令」(2020年1月24日内閣府令第3号)が2022年3月31日から施行されたことに伴い、銀行法の「リスク管理債権」の区分等を、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律に基づく開示債権の区分等に合わせて表示しております。これに伴い、前連結会計年度の銀行法の「リスク管理債権」の区分等も、金融機能の再生のための緊急措置に関する法律に基づく開示債権の区分等に合わせて表示しております。 ⑤ 連結自己資本比率(国内基準)連結自己資本比率は、内部留保の充実や保有資産の健全性を受け、前連結会計年度末比0.09ポイント上昇し、11.31%となり、引続き高い水準を維持しております。 (単位:百万円、%) 当連結会計年度1.連結自己資本比率(2/3)11.312.連結における自己資本の額227,6613.リスク・アセットの額2,012,0464.連結総所要自己資本額80,481 (キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報)営業活動によるキャッシュ・フローは、預金の増加などにより、966億72百万円のプラスとなりました。前連結会計年度比では2,048億84百万円の減少となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が売却及び償還による収入を上回ったことなどにより、370億30百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では838億61百万円の減少となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い及び自己株式の取得などにより、22億67百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では1億71百万円の増加となりました。この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比573億78百万円増加し、6,886億5百万円となりました。 前連結会計年度(百万円)(A)当連結会計年度(百万円)(B)前連結会計年度比(百万円)(B)-(A)営業活動によるキャッシュ・フロー301,55696,672△204,884投資活動によるキャッシュ・フロー46,831△37,030△83,861財務活動によるキャッシュ・フロー△2,438△2,267171現金及び現金同等物の増減額345,95157,378△288,573 銀行業における資金調達の中心は、お客さまからの預金であります。当連結会計年度においては、コロナ禍における消費・投資の減少や手元資金を確保する傾向が続き個人預金を中心に預金残高が増加し、貸出金及び有価証券の運用に対して、安定した資金調達を維持しております。一方で、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたお客さまの資金繰り支援や新たな資金需要に対して今後も安定的に対応していく必要があるため、引続き流動性及び自己資本の確保に努めてまいります。外貨建貸出金及び外貨建有価証券の運用につきましても、外貨建預金の増強等により安定した資金調達に努めております。なお、日本銀行によるマイナス金利政策の導入により、余剰資金である日銀預け金にはマイナス金利が付されることとなっておりますが、当行は増加した預金についてお客さまの資金繰り支援のための貸出金等として積極的な運用を行っているため、直接的なマイナス金利の影響は限定的なものとなっております。店舗等設備につきましては、翌連結会計年度以後、店舗新築及び事務機器等(ソフトウエアを含む)の新設などから54億円の資本的支出を予定しておりますが、その資金につきましては自己資金にて対応する予定であります。配当金の支払いにつきましては、当行は株主への利益還元を重要な経営課題として認識しており、年間25円(中間・期末各12円50銭)を安定配当として堅持しつつ、これに各期の業績に応じた加算をしてお支払することとしております。引続き内部留保と配当のバランスを取りながら、株主各位に対し安定的かつ積極的な利益還元を継続してまいります。以上のとおり、安定した資金調達と計画的な資金運用により資金の流動性は安定して推移しております。 (重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定)連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは「貸倒引当金」であります。また、当該見積に用いた仮定のうち重要なものは、「債務者の将来の業績見通し」であります。これらの事項につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。なお、当行グループは、現時点では貸倒引当金について十分な計上を行っており、その計上基準は適正であると認識しております。 (新型コロナウイルス感染症の影響)新型コロナウイルス感染症の影響は、感染再拡大により2021年度も営業活動に一定の制約が生じました。こうした中、野村證券との提携が本格的にスタートし、役務取引等利益につきましては、前連結会計年度比13億58百万円の増益となりました。また、実質与信費用は、各種政策による支援などにより企業倒産が低水準で推移したことなどから、前連結会計年度比27億74百万円減少しました。「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済への影響」は、2022年度は、全体としては前年度並み若しくは若干低下するものの、「宿泊業」、「飲食業」など特定の業種においては依然として影響が大きいと予想しております。「宿泊業」、「飲食業」など特定の業種の債務者については、他の業種と比べて信用リスクが高まると仮定し、貸倒引当金を算定し、追加引当額785百万円を計上しました。個々のお客さまへの影響は業種や事業規模に応じてさまざまであるため、引続きそれぞれのお客さまに寄り添い課題解決に取組むとともに、お客さまの経営実態を把握し適切な引当てを行うことが重要と考えております。 (経営目標の進捗状況)当行は、2018年4月から「構造改革と永代取引の進化」をテーマとした長期経営計画「As One」を展開しております。計画最終年度となる2022年度にコア業務純益180億円以上を計上できる収益体質の構築を図り、当行グループ役職員が一丸となって、お客さま感動満足を創造することで、お客さまから選ばれ続ける卓越した銀行をめざしています。経営目標の進捗については、以下のとおりであります。 2023年3月期 経営目標(単体)2021年3月期 実績2022年3月期 実績コア業務純益180億円以上160億円177億円コア業務純益ROA0.48%以上0.44%0.45%修正OHR62%未満62.25%61.29%当期純利益ROE4%以上3.14%3.91%貸出金徳島県内シェア(注)50%以上45.06%46.06%CIS指標80ポイント以上85.8ポイント86.7ポイント (注) 2022年3月期の貸出金徳島県内シェアにつきましては、2021年9月現在のものであります。 コア業務純益は、経営目標(2023年3月期)の180億円以上に対し、2022年3月期は177億円となりました。前事業年度比では16億円の増益(コア業務純益(除く投資信託解約損益)は20億円の増益)となっており、引続き事業性評価を軸とした企業支援や野村證券との提携によるサービスの高度化を通じ、安定して経営目標を上回る水準のコア業務純益を計上できる収益体質の構築を図ってまいります。コア業務純益ROAは、コア業務純益が増益となったことから上昇し、経営目標0.48%以上に対し0.45%となりました。金融商品仲介業務手数料等の増収などにより役務取引等利益の増益を図り、また中小企業取引において経営者の個人取引も含めた複合取引を推進し、貸出金等の資産に対する実質的な収益力を高めてまいります。修正OHRは、業務粗利益が増益となったことから、前事業年度比改善し、経営目標62%未満となりました。引続き収益構造、コスト構造改革を実践し、経営目標の達成に取組んでまいります。当期純利益ROEは、実質与信費用が減少したことなどから当期純利益が増益となり、前事業年度比上昇し経営目標4%以上に対し3.91%となりました。引続きお客さまの経営実態を把握し、必要に応じて適切な引当てを実施することにより、将来的な与信費用の増加を予防し安定して当期純利益を計上できる収益体質の構築を図ってまいります。貸出金徳島県内シェアは経営目標50%以上に対し、46.06%となりました。徳島県内は地元として最も重要な営業エリアであると認識しており、お客さまに付加価値の高いサービスを提供することはもとより、営業体制及び地区管理も強化し、シェアを高めてまいります。CIS指標は「お客さまからの評価」項目が上昇したことなどから86.7ポイントとなり、前事業年度比0.9ポイントの上昇となりました。今後も「お客さまの声」を活かし改善を図ることで、「お客さま感動満足」のさらなる向上に取組んでまいります。 なお、「As One」の主要戦略及び経営目標等の詳細につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。
経営方針・経営戦略
3 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1) 経営の基本方針当行は、明治29年の創業以来培ってきた経営理念「堅実経営」を行是とし、経営方針として①「信用の重視」②「地域への貢献」③「お客さま第一」④「人材の育成」⑤「進取の精神」の5項目を掲げております。 (2) 経営環境及び対処すべき課題地域金融機関を取巻く経営環境は、人口の減少や少子高齢化の加速度的な進行に加え、都市集中化による地域間格差の拡大といった社会構造変化が進む中で、地域を越えた金融機関同士の競争やIT企業も含めた他業態との競合も激化しております。また、マイナス金利政策の導入以降、一層の利鞘縮小が進むなど、収益環境は一段と厳しさを増しております。このような環境下、地域金融機関においてはビジネスモデルの持続性が問われており、経営統合の動きがこれまで以上に加速しておりますが、当行は120年の歴史の中で培ってきた信用と伝統を守りつつ、高い効率性と中小企業取引を柱とした当行独自のビジネスモデル「永代取引」をさらに進化させることで将来に亘る確かな成長を遂げてまいります。また、地方創生は地方銀行の社会的使命そのものであり、地域のリーディングバンクとして、金融仲介機能の一層の強化を図るほか、「四国アライアンス」による提携の枠組みを通じて地域経済の活性化に一層積極的に取組んでまいります。当行は、このような課題に取組むため、経営計画「Sparkle 125th」を展開しておりますが、変化の激しい経営環境に対応するため、平成33年6月に迎える創業125周年に向け、3年計画を1年毎に再策定するローリング方式を採用しております。平成29年度から始まる第2フェーズにおきましても、引続き「地域密着一等星銀行へ」をテーマとして、規模効率トップ5の銀行をめざして7つの基本戦略に取組んでまいります。具体的には、県内外の店舗網を中心とした当行ネットワークを「四国アライアンス」の取組みの中で百十四銀行、伊予銀行、四国銀行の店舗網とつなげ一層拡大していくほか、ITの活用によってお客さまとの接点であるチャネルの多様化を図ります。また、法人のお客さまに対しては事業性評価と真の経営課題の把握によって、一方、個人のお客さまに対してはライフステージにおけるあらゆるニーズの把握によって、より質の高い金融サービスの提供に努めてまいります。このほか、将来想定される内外の市場環境変化に対して、戦略的に運用・調達の両面から施策を展開することで収益力の強化を図ってまいります。そして、「攻めのGRC態勢」によって、コーポレートガバナンス態勢、業務継続態勢及びコンプライアンス態勢の強化などに取組むことで、強固な経営基盤を構築し、経営の健全性・収益性・成長性のバランスの取れた企業価値の向上をめざしてまいります。本経営計画の実践により、私ども阿波銀行は、お客さま、株主さま、地域社会の皆さまのことを理解し、卓越した価値を創造・提供することで、皆さまの良き「パートナー」となれるよう全力を尽くしてまいります。 (ご参考)経営計画「Sparkle 125th」の概要(1) 概要 (2) 経営目標 平成33年3月期目標修正OHR57%未満当期純利益ROA0.4%以上ROE5%以上株主還元率(注)40%以上 (注)株主還元率 =(配当金総額+自己株式取得額)÷ 当期純利益
対処すべき課題
3 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1) 経営の基本方針当行は、明治29年の創業以来培ってきた経営理念「堅実経営」を行是とし、経営方針として①「信用の重視」②「地域への貢献」③「お客さま第一」④「人材の育成」⑤「進取の精神」の5項目を掲げております。 (2) 経営環境及び対処すべき課題地域金融機関を取巻く経営環境は、人口の減少や少子高齢化の加速度的な進行に加え、都市集中化による地域間格差の拡大といった社会構造変化が進む中で、地域を越えた金融機関同士の競争やIT企業も含めた他業態との競合も激化しております。また、マイナス金利政策の導入以降、一層の利鞘縮小が進むなど、収益環境は一段と厳しさを増しております。このような環境下、地域金融機関においてはビジネスモデルの持続性が問われており、経営統合の動きがこれまで以上に加速しておりますが、当行は120年の歴史の中で培ってきた信用と伝統を守りつつ、高い効率性と中小企業取引を柱とした当行独自のビジネスモデル「永代取引」をさらに進化させることで将来に亘る確かな成長を遂げてまいります。また、地方創生は地方銀行の社会的使命そのものであり、地域のリーディングバンクとして、金融仲介機能の一層の強化を図るほか、「四国アライアンス」による提携の枠組みを通じて地域経済の活性化に一層積極的に取組んでまいります。当行は、このような課題に取組むため、経営計画「Sparkle 125th」を展開しておりますが、変化の激しい経営環境に対応するため、平成33年6月に迎える創業125周年に向け、3年計画を1年毎に再策定するローリング方式を採用しております。平成29年度から始まる第2フェーズにおきましても、引続き「地域密着一等星銀行へ」をテーマとして、規模効率トップ5の銀行をめざして7つの基本戦略に取組んでまいります。具体的には、県内外の店舗網を中心とした当行ネットワークを「四国アライアンス」の取組みの中で百十四銀行、伊予銀行、四国銀行の店舗網とつなげ一層拡大していくほか、ITの活用によってお客さまとの接点であるチャネルの多様化を図ります。また、法人のお客さまに対しては事業性評価と真の経営課題の把握によって、一方、個人のお客さまに対してはライフステージにおけるあらゆるニーズの把握によって、より質の高い金融サービスの提供に努めてまいります。このほか、将来想定される内外の市場環境変化に対して、戦略的に運用・調達の両面から施策を展開することで収益力の強化を図ってまいります。そして、「攻めのGRC態勢」によって、コーポレートガバナンス態勢、業務継続態勢及びコンプライアンス態勢の強化などに取組むことで、強固な経営基盤を構築し、経営の健全性・収益性・成長性のバランスの取れた企業価値の向上をめざしてまいります。本経営計画の実践により、私ども阿波銀行は、お客さま、株主さま、地域社会の皆さまのことを理解し、卓越した価値を創造・提供することで、皆さまの良き「パートナー」となれるよう全力を尽くしてまいります。 (ご参考)経営計画「Sparkle 125th」の概要(1) 概要 (2) 経営目標 平成33年3月期目標修正OHR57%未満当期純利益ROA0.4%以上ROE5%以上株主還元率(注)40%以上 (注)株主還元率 =(配当金総額+自己株式取得額)÷ 当期純利益