8729

ソニーフィナンシャルグループ(8729)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

保険業 金融(除く銀行)

事業の概要

  • 金融持株会社としての統括:ソニーフィナンシャルグループは、ソニー生命保険、ソニー損害保険、ソニー銀行などを傘下に持つ金融持株会社です。グループ全体の戦略策定や経営資源の配分を通じて、各子会社の事業を統括し、グループ全体の企業価値向上を目指しています。
  • 生命保険事業が収益の柱:グループの中核をなすソニー生命保険は、ライフプランナーによる丁寧なコンサルティングを通じて、顧客一人ひとりに合わせたオーダーメイドの生命保険商品を提供しています。この事業がグループ全体の収益の大きな部分を占めており、安定的な収益基盤となっています。
  • 多様な金融サービスを展開:ソニー損害保険は自動車保険や医療保険をインターネットや電話で提供し、ソニー銀行は預金、住宅ローン、投資信託などの銀行サービスをオンラインで展開しています。さらに、介護事業やベンチャーキャピタル事業も手掛けることで、事業領域を多角化し、収益源の多様化を図っています。
出典: FY2020 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 生命保険事業(Life Insurance):ソニー生命保険が中心となり、ライフプランナーを通じたオーダーメイドの生命保険を提供しています。グループの売上高の大部分を占める主要な収益源であり、2020年3月期には1兆6,021億5,400万円の売上を上げています。
  • 損害保険事業(Assurance):ソニー損害保険が、自動車保険や医療保険などをインターネットや電話で提供しています。利便性の高いオンラインチャネルを活用し、顧客に直接サービスを提供することで、効率的な事業運営を行っており、売上高は1,217億2,700万円です。
  • 銀行事業(Bank):ソニー銀行が、預金、住宅ローン、投資信託、外国為替証拠金取引などの銀行サービスをインターネットを通じて提供しています。オンライン専業銀行として、多様な金融商品を展開し、売上高は499億9,700万円となっています。
2020-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
LifeInsurance 事業 16,022 − −
Assurance 事業 1,217 − −
Bank 事業 500 − −
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|737 文字
3 【事業の内容】当社グループは、ソニー生命保険株式会社(以下「ソニー生命」)、ソニー損害保険株式会社(以下「ソニー損保」)及びソニー銀行株式会社(以下「ソニー銀行」)を中心に構成されており、当社は、これらを直接の子会社とする金融持株会社であります。また、当社は、介護事業を統括する持株会社「ソニー・ライフケア株式会社」(以下「ソニー・ライフケア」)及びベンチャーキャピタル事業を担う「ソニーフィナンシャルベンチャーズ株式会社」(以下「ソニーフィナンシャルベンチャーズ」)を連結の範囲に含めております。なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社は、当社グループのビジョン・バリューを、当社グループの経営戦略の策定や経営の意思決定における根幹となる考え方と位置づけております。当社グループの主な事業内容は次のとおりであります。 生命保険事業ソニー生命は、ライフプランナー※(営業社員)及びパートナー(募集代理店)によるきめ細かなコンサルティングに基づくオーダーメイドの生命保険を提供しております。(※) 「ライフプランナー」はソニー生命の登録商標です。損害保険事業ソニー損保は、自動車保険や火災保険、医療保険などを、インターネットや電話を通じて提供しております。銀行事業ソニー銀行は、預金(円・外貨)、住宅ローン、投資信託、外国為替証拠金取引などを、インターネットを通じて提供しております。 以上の事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 [事業系統図](2026年3月31日現在)

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2020時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 中程度
きめ細かなコンサルティングに基づくオーダーメイドの生命保険を提供しているため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
保険業法および保険業法施行規則に従い、責任準備金の積み立てが必要とされる。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 低い(分散)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:新型コロナウイルス感染症の影響 / 個人向け生命保険販売への依存 / 責任準備金の積み立て不足
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 10 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★★★☆☆
根拠:中程度ブランド・特許・許認可

ソニーフィナンシャルグループは、ソニーグループの一員としての強力なブランド力と、長年にわたり培ってきた顧客からの信頼を無形資産として有する。特に「ソニー」ブランドは、金融商品への安心感に繋がり、新規顧客獲得や既存顧客との関係維持に寄与していると考えられる。また、生命保険・損害保険・銀行・証券といった多様な金融サービスをワンストップで提供できる体制は、顧客にとっての利便性を高め、ブランド価値を補強している。

スイッチングコスト★★★☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

生命保険や個人年金保険など、長期にわたる契約が多い商品は、顧客が他の保険会社へ乗り換える際の事務手続きの煩雑さや、保障内容の再評価、解約返戻金の減少といったデメリットから、スイッチング・コストが発生しやすい。特に、ソニーフィナンシャルグループが提供するような、顧客のライフステージに合わせたオーダーメイド性の高い商品においては、乗り換えによるメリットが小さい場合が多い。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

保険業は、一般的にネットワーク効果が働きにくいビジネスモデルである。個々の顧客との契約が中心であり、顧客が増えることでサービス自体の価値が向上する、といった直接的なネットワーク効果は限定的である。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

保険業は、一般的に規模の経済や効率化によるコスト優位性を築きにくい。ソニーフィナンシャルグループも、他社と比較して構造的に著しく低いコストで保険商品を提供できるような優位性は見出しにくい。ただし、ソニーグループ全体でのバックオフィス業務の共有や、デジタル化による業務効率化の追求は、限定的なコスト削減に繋がる可能性はある。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

ソニーフィナンシャルグループは、生命保険、損害保険、銀行、証券といった複数の金融事業を展開しており、業界内でも一定の規模を持つ。特に生命保険分野では、保有契約高や保険料収入において上位に位置しており、一定の市場シェアを確保している。この規模は、リスク分散や運用効率の向上に繋がり、競合他社に対する競争力の源泉となり得る。

  • ライフプランナーによる差別化:ソニー生命は、高い専門性を持つライフプランナーが顧客のライフプランに合わせたきめ細やかなコンサルティングを行うことで、他社との差別化を図っています。これにより、顧客満足度を高め、長期的な顧客関係を構築しています。
  • オンラインチャネルの活用:ソニー損保やソニー銀行は、インターネットや電話といったオンラインチャネルを積極的に活用することで、効率的なサービス提供とコスト削減を実現しています。これにより、顧客は手軽に金融サービスを利用でき、利便性の高さが強みとなっています。
  • ソニーグループとの連携:ソニーフィナンシャルグループは、親会社であるソニー株式会社との連携を通じて、先進テクノロジー(フィンテックやAIなど)の活用を推進しています。これにより、新たな商品・サービスの開発や業務効率化を図り、グループ全体の競争力強化を目指しています。
出典: FY2020 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

  • グループガバナンスの強化:持株会社であるソニーフィナンシャルグループの取締役会を中心に、グループ全体のガバナンス体制を強化しています。これにより、各事業会社の自律的な成長を促進しつつ、グループ全体のシナジー効果を最大化することを目指しています。
  • 主要事業の成長と強化:生命保険、損害保険、銀行の主要3事業において、それぞれの優位性をさらに強化し、業界内での存在感を高めることを目指しています。フィンテックやAIなどの新技術を活用し、顧客にとってより利便性の高いサービス提供と業務効率化を進める方針です。
  • 新規事業分野への挑戦:ベンチャーキャピタル事業を行うソニーフィナンシャルベンチャーズを通じて、フィンテック分野のベンチャー企業への投資を積極的に行っています。これにより、財務リターンの獲得だけでなく、既存事業の強化や新たな事業創出を目指し、収益源の多様化を図っています。
出典: FY2020 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針当社は、生命保険・損害保険・銀行・介護事業等を展開する総合金融グループの持株会社として、グループ経営を統括し、各社の強みを活かした価値提供により、お客さまの「感動できる人生」を支えるビジネスを展開しております。当社グループは、2025年度に企業理念を再定義し、「感動できる人生を、いっしょに。」をOur Vision(私たちのありたい姿)として定めました。これは、お客さまの“自分らしい人生”に寄り添い、支えることで、ソニーグループが掲げる「感動」の提供に貢献し続ける想いを明確にしたものです。 また、グループ各社に共通する「想いに寄り添う。」「自分らしさを磨く。」「一歩前へ。」「フェアであり続ける。」の4つをOur Values(私たちの価値観)とするとともに、生きる土台である「健康寿命」、経済的な健全性である「資産寿命」、自分らしく生きる「感動寿命」の3つをOur Foundation(私たちの事業における礎)と定義しております。Our Foundation(私たちの事業における礎)に据える「感動寿命」を中心とした3つの寿命を起点に、グループ社員一人ひとりがOur Values(私たちの価値観)を発揮することで、Our Vision(私たちのありたい姿)の実現を目指してまいります。 (2) 経営環境及び対処すべき課題当社は、当社グループを取り巻く経営環境について、持続可能な社会の実現に向けた要請への取組み、人口減少・少子高齢化の進展や金融市場の不確実性増大への対応、超長寿時代の進展等を見据えて多様化するお客さまのニーズを踏まえた進化等が重要になるものと認識しております。加えて、保険業界全体として、業界におけるコンプライアンス上の課題が顕在化する中、信頼回復やコンプライアンス・ガバナンス強化への取組みの強化が期待されております。このような経営環境の中、当社グループは、2026年度が2024年度を始期とする3カ年の中期経営計画の最終年度であると同時に、2027年度を始期とする新たな中期経営計画の策定年度であることを踏まえ、足下の計画を確実に実行しつつ、次なる成長ステージを見据えた戦略の策定と実装に精力的に取組んでまいります。上場後初の通期となる本年度は、資本市場をはじめとするステークホルダーからの説明責任を強く意識し、収益力の回復・強化と中長期的な成長基盤の再構築を同時に進めてまいります。具体的には、トップラインの成長に沿ったボトムラインの成長を実現するため、生命保険事業においては、法人分野を中心とした販売戦略の強化等により、CSM(保険契約から将来にわたり見込まれる利益を表す指標)残高及び償却額の着実な積み上げを図り、グループ全体の利益成長を牽引してまいります。損害保険事業及び銀行事業においても、料率改定やスプレッド改善等を通じた質を伴う利益成長により、安定的な収益基盤の確立を目指してまいります。あわせて、グループ連携については、従前のクロスセル施策強化に加えて、デジタルプラットフォームの活用等を通じた本格的な実行フェーズへと移行し、具体的な成果の創出につなげてまいります。また、営業・商品・資産運用を一体でマネジメントするERM(Enterprise Risk Management)経営への進化を加速いたします。顧客価値を起点に、資本・リスク・リターンのバランスを踏まえた全社的な戦略設計を行い、営業戦略において顧客セグメント別の提案力強化を図るとともに、商品開発において財務健全性を意識した商品ポートフォリオの最適化を進めてまいります。資産運用においては、市場環境の変化を踏まえたALM(資産・負債の総合管理)の高度化やオーバーヘッジ改善等により、収益機会の獲得と健全性の維持を両立してまいります。更に、グループ全体の価値最大化に向け、持株会社機能の一層の強化に取組んでまいります。ガバナンス及び収益管理の高度化、資本・リスク管理の強化、AI等を活用した業務改革を進めるとともに、機動的な資本・財務戦略を通じて、成長投資及び中長期的な企業価値向上につなげてまいります。加えて、当社グループは、金融庁の『顧客本位の業務運営に関する原則』等の趣旨を踏まえ、取締役会等による監督機能の実効性向上、リスク管理・コンプライアンス・内部監査体制の充実、反社会的勢力排除及び個人情報保護を含む内部管理態勢の強化を継続し、経営品質の不断の向上に努めてまいります。ソニー生命が公表した不適切事案については、持株会社としても重く受け止めており、グループガバナンスの観点から、全力をあげて再発防止策の実効性確保及びステークホルダーの皆さまからの信頼回復に取組んでまいります。 (3) 目標とする経営指標当社は、2024年度を始期とする3カ年の中期経営計画目標として、以下に示す指標の達成を目指していくこととしております。グループERMの枠組みを活用し、資本・リスク・リターンのバランス及び最適化を図るとともに、資本効率の向上をグループ全体の経営に浸透させ、持続的な成長と中長期的な企業価値の最大化を目指してまいります。なお、当社は、資本市場における国際的な財務情報の比較可能性の向上及び当社が重視する長期視点での経営に適した経営指標を示す観点から、従前より国際財務報告基準(以下「IFRS会計基準」)に基づく将来の目標値を開示しており、こうした経緯を踏まえ、2026年度第1四半期より会計基準を日本基準からIFRS会計基準へ変更いたします。当社は、経営管理上の指標としてIFRS会計基準に基づく利益に一定の調整を加えた「IFRS 修正純利益」及びこれに基づく「IFRS 修正ROE」を使用しております。経営指標目標水準IFRS 修正純利益 (注)1、2<2026年度> 1,100億円IFRS 修正ROE (注)1、2<2026年度> 10.0%以上 (注) 1.IFRS 修正純利益及びIFRS 修正ROEの定義は以下のとおりです。IFRS 修正純利益連結当期純利益 - 調整項目調整項目(全て税引後)ソニー生命投資損益のうち変額保険関連損益※1・為替差額(除くヘッジコスト相当分等※2)保険金融損益のうち変額保険関連損益※3・為替差額有価証券の売却損益その他一過性の損益当社、ソニー損保、ソニー銀行、その他子会社一過性の損益IFRS 修正ROE修正純利益÷純資産**期中平均純資産額(期首純資産+期末純資産)÷2 (※1) 変額保険・変額個人年金保険見合いで有する、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産から生じるもの。(※2) ヘッジポジションを保持するために必要な取引手数料・マージンコスト。純損益を通じて公正価値で測定するものとして指定(FVO指定)した債券から生じる当期の経過利息(期首金利に基づく)を含む。(※3) 変額保険・変額個人年金保険に係る基礎となる項目の変動並びに金利及びその他金融リスクの変動による影響。 2.IFRS 修正純利益及びIFRS 修正ROEは一時的な損益の影響を含まないことから、事業の持続的な収益力を表すとともに、当社グループ全体の投資とそのリターンの循環による中長期での事業拡大をマネジメントの観点から確認することができると考えております。また、これらの経営指標はIFRS会計基準及び日本の会計基準に則った開示ではありませんが、当社はこれらの開示が投資家の皆様に有益な情報を提供すると考えております。なお、これらの経営指標は、日本の会計基準に則って開示される当社、ソニー生命、ソニー損保及びソニー銀行の経営成績を代替するものではなく、追加的なものとしてご参照ください。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針当社は、生命保険・損害保険・銀行・介護事業等を展開する総合金融グループの持株会社として、グループ経営を統括し、各社の強みを活かした価値提供により、お客さまの「感動できる人生」を支えるビジネスを展開しております。当社グループは、2025年度に企業理念を再定義し、「感動できる人生を、いっしょに。」をOur Vision(私たちのありたい姿)として定めました。これは、お客さまの“自分らしい人生”に寄り添い、支えることで、ソニーグループが掲げる「感動」の提供に貢献し続ける想いを明確にしたものです。 また、グループ各社に共通する「想いに寄り添う。」「自分らしさを磨く。」「一歩前へ。」「フェアであり続ける。」の4つをOur Values(私たちの価値観)とするとともに、生きる土台である「健康寿命」、経済的な健全性である「資産寿命」、自分らしく生きる「感動寿命」の3つをOur Foundation(私たちの事業における礎)と定義しております。Our Foundation(私たちの事業における礎)に据える「感動寿命」を中心とした3つの寿命を起点に、グループ社員一人ひとりがOur Values(私たちの価値観)を発揮することで、Our Vision(私たちのありたい姿)の実現を目指してまいります。 (2) 経営環境及び対処すべき課題当社は、当社グループを取り巻く経営環境について、持続可能な社会の実現に向けた要請への取組み、人口減少・少子高齢化の進展や金融市場の不確実性増大への対応、超長寿時代の進展等を見据えて多様化するお客さまのニーズを踏まえた進化等が重要になるものと認識しております。加えて、保険業界全体として、業界におけるコンプライアンス上の課題が顕在化する中、信頼回復やコンプライアンス・ガバナンス強化への取組みの強化が期待されております。このような経営環境の中、当社グループは、2026年度が2024年度を始期とする3カ年の中期経営計画の最終年度であると同時に、2027年度を始期とする新たな中期経営計画の策定年度であることを踏まえ、足下の計画を確実に実行しつつ、次なる成長ステージを見据えた戦略の策定と実装に精力的に取組んでまいります。上場後初の通期となる本年度は、資本市場をはじめとするステークホルダーからの説明責任を強く意識し、収益力の回復・強化と中長期的な成長基盤の再構築を同時に進めてまいります。具体的には、トップラインの成長に沿ったボトムラインの成長を実現するため、生命保険事業においては、法人分野を中心とした販売戦略の強化等により、CSM(保険契約から将来にわたり見込まれる利益を表す指標)残高及び償却額の着実な積み上げを図り、グループ全体の利益成長を牽引してまいります。損害保険事業及び銀行事業においても、料率改定やスプレッド改善等を通じた質を伴う利益成長により、安定的な収益基盤の確立を目指してまいります。あわせて、グループ連携については、従前のクロスセル施策強化に加えて、デジタルプラットフォームの活用等を通じた本格的な実行フェーズへと移行し、具体的な成果の創出につなげてまいります。また、営業・商品・資産運用を一体でマネジメントするERM(Enterprise Risk Management)経営への進化を加速いたします。顧客価値を起点に、資本・リスク・リターンのバランスを踏まえた全社的な戦略設計を行い、営業戦略において顧客セグメント別の提案力強化を図るとともに、商品開発において財務健全性を意識した商品ポートフォリオの最適化を進めてまいります。資産運用においては、市場環境の変化を踏まえたALM(資産・負債の総合管理)の高度化やオーバーヘッジ改善等により、収益機会の獲得と健全性の維持を両立してまいります。更に、グループ全体の価値最大化に向け、持株会社機能の一層の強化に取組んでまいります。ガバナンス及び収益管理の高度化、資本・リスク管理の強化、AI等を活用した業務改革を進めるとともに、機動的な資本・財務戦略を通じて、成長投資及び中長期的な企業価値向上につなげてまいります。加えて、当社グループは、金融庁の『顧客本位の業務運営に関する原則』等の趣旨を踏まえ、取締役会等による監督機能の実効性向上、リスク管理・コンプライアンス・内部監査体制の充実、反社会的勢力排除及び個人情報保護を含む内部管理態勢の強化を継続し、経営品質の不断の向上に努めてまいります。ソニー生命が公表した不適切事案については、持株会社としても重く受け止めており、グループガバナンスの観点から、全力をあげて再発防止策の実効性確保及びステークホルダーの皆さまからの信頼回復に取組んでまいります。 (3) 目標とする経営指標当社は、2024年度を始期とする3カ年の中期経営計画目標として、以下に示す指標の達成を目指していくこととしております。グループERMの枠組みを活用し、資本・リスク・リターンのバランス及び最適化を図るとともに、資本効率の向上をグループ全体の経営に浸透させ、持続的な成長と中長期的な企業価値の最大化を目指してまいります。なお、当社は、資本市場における国際的な財務情報の比較可能性の向上及び当社が重視する長期視点での経営に適した経営指標を示す観点から、従前より国際財務報告基準(以下「IFRS会計基準」)に基づく将来の目標値を開示しており、こうした経緯を踏まえ、2026年度第1四半期より会計基準を日本基準からIFRS会計基準へ変更いたします。当社は、経営管理上の指標としてIFRS会計基準に基づく利益に一定の調整を加えた「IFRS 修正純利益」及びこれに基づく「IFRS 修正ROE」を使用しております。経営指標目標水準IFRS 修正純利益 (注)1、2<2026年度> 1,100億円IFRS 修正ROE (注)1、2<2026年度> 10.0%以上 (注) 1.IFRS 修正純利益及びIFRS 修正ROEの定義は以下のとおりです。IFRS 修正純利益連結当期純利益 - 調整項目調整項目(全て税引後)ソニー生命投資損益のうち変額保険関連損益※1・為替差額(除くヘッジコスト相当分等※2)保険金融損益のうち変額保険関連損益※3・為替差額有価証券の売却損益その他一過性の損益当社、ソニー損保、ソニー銀行、その他子会社一過性の損益IFRS 修正ROE修正純利益÷純資産**期中平均純資産額(期首純資産+期末純資産)÷2 (※1) 変額保険・変額個人年金保険見合いで有する、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産から生じるもの。(※2) ヘッジポジションを保持するために必要な取引手数料・マージンコスト。純損益を通じて公正価値で測定するものとして指定(FVO指定)した債券から生じる当期の経過利息(期首金利に基づく)を含む。(※3) 変額保険・変額個人年金保険に係る基礎となる項目の変動並びに金利及びその他金融リスクの変動による影響。 2.IFRS 修正純利益及びIFRS 修正ROEは一時的な損益の影響を含まないことから、事業の持続的な収益力を表すとともに、当社グループ全体の投資とそのリターンの循環による中長期での事業拡大をマネジメントの観点から確認することができると考えております。また、これらの経営指標はIFRS会計基準及び日本の会計基準に則った開示ではありませんが、当社はこれらの開示が投資家の皆様に有益な情報を提供すると考えております。なお、これらの経営指標は、日本の会計基準に則って開示される当社、ソニー生命、ソニー損保及びソニー銀行の経営成績を代替するものではなく、追加的なものとしてご参照ください。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況について、重要な影響を与えた事象や要因を経営者の立場から分析し、説明した内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況(ⅰ)重要な会計方針及び見積当社グループの連結財務諸表はわが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しています。その作成は経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積及び予測を必要とします。経営者は、これらの見積について過去の実績などを勘案し合理的に判断しておりますが、結果としてこのような見積と実績が異なる場合があります。当社グループでは、特に以下の重要な会計方針の適用が、その作成において使用される見積及び予測により、当社グループの連結財務諸表の作成に大きな影響を及ぼすと考えています。 ① 金融商品の時価の算定方法有価証券の一部及びデリバティブ取引は、時価法に基づいて評価しております。時価は、原則として市場価格に基づいて算定しておりますが、市場価格がない場合には外部の専門家が算定した時価を用いて評価を行う等、合理的に算定された価額によっております。時価の算定方法については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(金融商品関係)、(デリバティブ取引関係)」に記載しております。経営者は、金融商品の時価の評価は合理的であると判断しております。ただし、株式市場の悪化など、将来の金融市場の状況によっては、認識される時価の金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ② 有価証券の減損処理売買目的有価証券以外の有価証券について、時価若しくは実質価額が取得価額に比べて著しく下落した場合、回復する見込みがあると認められるものを除き、減損処理を行っております。回復可能性の評価にあたっては、金融市場の状況や投資先の事業計画等が実行可能で合理的であるかどうかを勘案しております。なお、減損処理に係る合理的な基準は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(金融商品関係)、(有価証券関係)」に記載しております。経営者は、減損損失の認識に関する判断及び実質価額の見積は合理的であると判断しています。ただし、将来の金融市場の状況や、投資先の事業計画の達成状況によっては、多額の有価証券評価損を計上する可能性があります。 ③ 繰延税金資産の回収可能性の評価税務上の繰越欠損金、税額控除及び将来減算一時差異のうち、将来の税金負担額を軽減する効果を有すると判断したものに限り繰延税金資産を認識しています。繰延税金資産の回収可能性は毎連結会計年度末日に見直し、将来の税金負担額を軽減する効果が見込めないと判断される部分について取り崩しています。経営者は、繰延税金資産の回収可能性の判断に際しては、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかを判断しております。ただし、繰延税金資産の回収可能性は、主に将来の課税所得の見積に依存するため、将来において当社グループをとりまく環境に大きな変化があった場合など、その見積額が変動した場合は、繰延税金資産の金額が変動する可能性があります。 ④ 貸倒引当金の計上基準当社グループは、債権の貸倒による損失に備えるため、資産の自己査定基準に基づき、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおり、債権の回収不能時に発生する損失の見積額又は過去の一定期間における貸倒実績から算出した貸倒実績率などを債権額に乗じた額について貸倒引当金を計上しています。経営者は、債権の査定にあたり行っている評価は合理的であり、貸倒引当金は十分に計上され、債権が回収可能な額として計上されていると判断しております。ただし将来、債務者の財務状況が悪化し支払能力が低下した場合には、引当金の追加計上又は貸倒損失が発生する可能性があります。 ⑤ 責任準備金責任準備金は、保有する契約から将来発生が予測される債務に見合う額が引き当てられており、これらの債務は将来の死亡率、罹患率、契約脱退率及び資産運用利回りなどの予測にもとづいております。積立方法は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。責任準備金の見積に使用されるこれら基礎率は、保険子会社の実績あるいは保険数理上の種々の統計表に拠っています。経営者は、責任準備金が健全な保険数理に基づいて適正に積み立てられていると判断しています。ただし、保険数理計算に使用される基礎率は合理的であると考えておりますが、実際の結果が著しく異なる場合、あるいは基礎率を変更する必要がある場合には、責任準備金の金額に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 支払備金保険契約に基づいて支払義務が発生した、あるいは発生したと認められる保険金などについて、未払金を見積り、支払備金として積み立てています。経営者は、支払備金は適正に積み立てられていると判断しています。ただし、物価や裁判例などの動向、見積に影響する新たな事実の発生などによって、支払備金の計上額が当初の必要見積額から変動する可能性があります。 ⑦ 有形固定資産及びのれんを含む無形資産の減損処理有形固定資産、のれん及び無形資産については、減損している可能性を示す兆候があるか否かを判定し、減損の兆候が存在する場合には当該資産の回収可能価額に基づき減損テストを実施しております。資産の回収可能価額は、資産又は資産グループの時価から処分費用見込み額を控除した正味売却価額と使用価値のいずれか大きい方としており、資産又は資産グループの帳簿価額が回収可能価額を超過する場合には、回収可能価額まで減額し、減損損失を認識しております。使用価値の算定に際しては、資産の耐用年数や将来キャッシュ・フロー、成長率、割引率等について一定の仮定を用いており、これらの仮定は過去の実績や経営陣により承認された事業計画、事業計画策定後の経営環境の変化による将来の収益性の変動を考慮した最善の見積と判断により決定しております。経営者は、減損の兆候及び減損損失の認識に関する判断、資産の回収可能価額に関する評価は合理的であると判断しています。ただし、事業戦略の変更や市場環境の変化等の影響を受け、見積の仮定の変更が必要となった場合、認識される減損損失の金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (ⅱ)事業全体の状況当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)における日本経済は、緩やかな回復傾向で推移しました。年度初めに、相互関税や自動車関税など米国政府による関税引き上げ政策が発動し、自動車業を中心に日本企業の収益が下押しされました。ただし、各業界・企業のサプライチェーン対応や7月の日米合意による当初関税引き上げ幅の縮小などにより、収益の深刻な悪化は回避され、製造業による国内生産や輸出などの事業活動も維持されました。その結果、国内での省力化・デジタル化に向けた設備投資は増加傾向で推移しました。一方、コメなど食料品価格の上昇による生活費の高騰により、実質賃金の低迷が続いたため、個人消費は力強さに欠ける動きとなり、景気回復の重しとなりました。年度末には、中東情勢の悪化を受けて原油価格が急騰しており、今後、輸入インフレ圧力の強まりによる企業収益や家計所得の悪化、世界のサプライチェーン混乱による世界経済の下振れが懸念されます。債券市場は、日本銀行の金融政策や日本・米国両政府の政策動向による影響を受けました。年度初めに、米国政府による関税引き上げ策の発動によって景気後退リスクが高まり、日銀の追加利上げ観測が後退し、長期金利は1.1%台まで急低下しました。その後、米中交渉などから米国の関税政策に対する悲観的な見方が後退し、長期金利も上昇傾向に戻りました。その後、10月に自民党総裁選で積極財政を主張する高市早苗候補が勝利して新首相に就任したことを受け、債券市場では中長期的なインフレ上振れや円安観測が高まって長期金利が押し上げられ、12月には2%を上回りました。1月には衆議院・解散総選挙における各政党の公約などから財政拡大・インフレ上振れ観測が高まり、長期金利は約27年ぶりとなる2.4%弱を記録しました。選挙後、長期金利の上昇はいったん一服しましたが、3月の中東情勢悪化を受けて再び上昇基調を強め、2.4%付近に戻りました。外国為替市場では、日本・米国両政府の政策動向が為替レートに影響しました。年度初めは米国の関税政策発動による景気後退懸念が沸騰し、米国のトリプル安(株安・債券安・通貨安)となったため、為替レートは1ドル=140円近辺まで円高となりました。その後、米中交渉の進展などから関税政策への不安が緩和し、年度半ばには1ドル=150円台に戻りました。10月に自民党総裁選を経て積極財政・金融緩和継続を主張する高市早苗首相が就任すると、為替レートは2026年1月にかけて1ドル=160円近傍まで円安が進みました。3月からの中東情勢悪化による原油高が日本のインフレや貿易赤字拡大への懸念を高めており、円安基調は続いています。 保険・銀行業界においては、持続可能な社会の実現に向けた業界としての役割発揮を目指した取組みが進められる中、人生100年時代と称される超長寿時代において多様化するニーズとリスクに対応した商品・サービスの開発など、お客さま本位の業務運営がより一層推進されました。また、生命保険業界における人口減少・少子高齢化の進展や金融市場の不確実性増大等への対応、損害保険業界における交通量回復に伴う事故の増加等による保険金支払い増加や保険料調整・保険金不正請求問題に端を発した信頼回復への対応など、各種環境の変化を踏まえた企業行動の必要性が高まりました。 こうした状況のもと、当社グループは、健全な財務基盤を維持しつつ、付加価値の高い商品と質の高いサービスの提供、内部管理態勢の一層の充実など、様々な取組みを行ってまいりました。 その結果、当社グループの当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)の業績は次のとおりとなりました。 経常収益は、生命保険事業、損害保険事業及び銀行事業において増加した結果、2兆8,710億円(前年度比9.6%増)となりました。経常利益は、銀行事業において減益となったものの、生命保険事業及び損害保険事業において増益となった結果、845億円(同88.4%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、554億円(同29.6%減)となりました。 当連結会計年度末における総資産は、23兆8,071億円(前年度末比1.9%増)となりました。主な勘定残高は、国債を中心とした有価証券が18兆5,585億円(同5.9%増)、貸出金が3兆8,287億円(同1.8%減)であります。負債の部合計は、23兆1,779億円(同2.1%増)となりました。主な勘定残高は、保険契約準備金が16兆3,143億円(同3.0%増)、預金が4兆6,001億円(同8.4%増)であります。純資産の部合計は、6,292億円(同6.0%減)となりました。純資産の部のうち、その他有価証券評価差額金は、△1,013億円(同282億円減)となりました。 (ⅲ)セグメント情報に記載された区分ごとの状況① 生命保険事業経常収益は、為替差益及び再保険収入が増加したことにより、2兆5,350億円(前年度比9.4%増)となりました。経常利益は、ALM(資産・負債の総合管理)の考え方に基づくリバランスを目的とした債券売却に伴う一般勘定における有価証券売却損益の悪化があったものの、米ドル建終身保険の既契約ブロックにおける一部出再等による影響や、為替差損益等の市況の変動に伴う損益の改善により、594億円(同188.2%増)となりました。 ② 損害保険事業経常収益は、主力の自動車保険を中心に正味収入保険料が堅調に増加したことにより、1,913億円(同13.3%増)となりました。経常利益は、自然災害の減少に伴う損害率の低下を主因として、125億円(同73.9%増)となりました。 ③ 銀行事業貸出金利息や有価証券利息配当金等の資金運用収益の増加があったものの、住宅ローン関連役務収益の減少や営業経費の増加により、経常収益は1,298億円(同11.0%増)、経常利益は167億円(同11.5%減)となりました。 経常収益 (単位:百万円) 前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)増減率(%)生命保険事業2,317,0652,535,0449.4損害保険事業168,894191,34213.3銀行事業117,021129,89111.0小計2,602,9812,856,2789.7「その他」の区分(※1)19,41518,249△6.0セグメント間の内部取引消去△3,684△3,497-合計2,618,7122,871,0299.6 経常利益 (単位:百万円) 前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)増減率(%)生命保険事業20,61559,407188.2損害保険事業7,20012,52373.9銀行事業18,88116,718△11.5小計46,69688,64989.8「その他」の区分(※1)644△743-セグメント間の内部取引消去等(※2)△2,452△3,321-合計44,88984,58488.4 (※1) 介護事業及びベンチャーキャピタル事業を「その他」に区分。(※2) 主として持株会社(連結財務諸表提出会社)に係る損益とセグメント間の内部取引消去。 各事業における主要な子会社の業績は次のとおりです。 <ソニー生命(単体)> ソニー生命の経常収益は、保険料等収入1兆9,846億円(前年度比3.9%増)、資産運用収益5,009億円(同43.8%増)、その他経常収益492億円(同15.0%減)を合計した結果、2兆5,348億円(同9.4%増)となりました。一方、経常費用は、保険金等支払金1兆4,346億円(同28.6%増)、責任準備金等繰入額4,627億円(同38.0%減)、資産運用費用2,784億円(同95.9%増)、事業費2,138億円(同3.8%増)等を合計した結果、2兆4,743億円(同7.8%増)となりました。一般勘定と特別勘定を合計した資産運用損益は、2,224億円(同7.8%増)の利益となりました。うち、一般勘定の資産運用損益は811億円(同6.8%減)の利益となりました。 経常利益は、ALM(資産・負債の総合管理)の考え方に基づくリバランスを目的とした債券売却に伴う一般勘定における有価証券売却損益の悪化があったものの、米ドル建終身保険の既契約ブロックにおける一部出再等による影響や、為替差損益等の市況の変動に伴う損益の改善により、604億円(同179.4%増)となりました。経常利益に特別損益、契約者配当準備金繰入額、法人税等合計を加減した当期純利益は、前年度に計上した価格変動準備金取崩しの剥落により、395億円(同32.0%減)となりました。基礎利益は、変額保険等の最低保証に係る責任準備金繰入額が減少したこと、再保険収支が増加したこと等により、1,918億円(同66.7%増)となりました。順ざや額は25億円(前年度は逆ざや額78億円)となりました。 個人保険、個人年金保険を合計した新契約高は、変額保険(定期型)の販売が増加したものの、変額個人年金の販売が減少したこと等により、10兆9,391億円(前年度比2.2%減)となりました。新契約年換算保険料は、変額個人年金の販売が減少したこと等により、1,730億円(同4.3%減)となりました。うち、医療保障・生前給付保障等は101億円(同11.5%増)となりました。一方、解約・失効率※1は、5.66%(同0.29ポイント低下)となりました。以上の結果、個人保険、個人年金保険を合計した保有契約高は、77兆3,087億円(前年度末比7.4%増)となりました。保有契約年換算保険料は1兆3,851億円(同6.8%増)、うち、医療保障・生前給付保障等は2,076億円(同0.5%減)となりました。 有価証券含み益※2は、△3兆2,464億円(同1兆79億円減)となりました。また、その他有価証券評価差額金は、△922億円(同209億円減)となりました。 (※1) 契約高の減額又は増額及び復活を含めない解約・失効高を年度始の保有契約高で除した率です。(※2) 売買目的有価証券以外の有価証券のうち時価のあるものの帳簿価額と時価の差額。 (保険引受及び資産運用の状況)保険引受業務① 保有契約高 (単位:千件、百万円、%)区分前事業年度末(2025年3月31日)当事業年度末(2026年3月31日)件数 金額 件数 金額 前年度末比前年度末比前年度末比前年度末比個人保険7,37997.458,932,288104.07,19797.561,788,558104.8個人年金保険1,886126.413,041,719131.82,206117.015,520,225119.0小計9,265102.271,974,008108.19,404101.577,308,784107.4団体保険--1,182,33691.2--1,077,42291.1団体年金保険--2,98283.2--2,50584.0 (注) 1.個人年金保険については、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の責任準備金を合計したものです。2.団体年金保険については、責任準備金の金額です。 ② 新契約高 (単位:千件、百万円、%)区分前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)件数金額 件数 金額 新契約転換による純増加前年度比前年度比新契約転換による純増加個人保険2967,569,7007,569,700-29699.87,676,787101.47,676,787-個人年金保険4573,618,6083,618,608-40488.43,262,36290.23,262,362-小計75411,188,30811,188,308-70092.910,939,14997.810,939,149-団体保険-9,0849,084---6,78674.76,786-団体年金保険---------- (注) 1.新契約・転換による純増加の個人年金保険の金額は年金支払開始時における年金原資です。2.新契約の団体年金保険の金額は第1回収入保険料です。 ③ 保有契約年換算保険料 (単位:百万円、%) 区分前事業年度末(2025年3月31日) 当事業年度末(2026年3月31日) 前年度末比前年度末比個人保険939,076101.3963,245102.6個人年金保険358,407128.4421,951117.7合計1,297,483107.51,385,196106.8 うち医療保障・生前給付保障等208,73697.8207,61099.5 (注) 1.年換算保険料とは、1回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年あたりの保険料に換算した金額です(ただし、一時払契約等は、保険料を保険期間で除した金額)。2.「医療保障・生前給付保障等」については、医療保障給付(入院給付、手術給付等)、生前給付保障給付(特定疾病給付、介護給付等)等に該当する部分の年換算保険料を計上しています。 ④ 新契約年換算保険料 (単位:百万円、%)区分前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日) 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 前年度比前年度比個人保険87,607111.090,327103.1個人年金保険93,232114.182,71988.7合計180,840112.6173,04695.7 うち医療保障・生前給付保障等9,117101.810,164111.5 (注) 1.年換算保険料とは、1回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年あたりの保険料に換算した金額です(ただし、一時払契約等は、保険料を保険期間で除した金額)。2.「医療保障・生前給付保障等」については、医療保障給付(入院給付、手術給付等)、生前給付保障給付(特定疾病給付、介護給付等)等に該当する部分の年換算保険料を計上しています。 資産運用の状況① 資産の構成(一般勘定) (単位:百万円、%)区分前事業年度末(2025年3月31日)当事業年度末(2026年3月31日)金額構成比金額構成比現預金・コールローン271,8822.3113,1911.0金銭の信託400.0400.0有価証券10,816,89691.810,755,11892.2 公社債8,647,41073.48,169,02370.0 株式3,8440.04,2490.0 外国証券2,083,45817.72,228,84219.1 公社債2,076,25517.62,219,78519.0 株式等7,2030.19,0560.1 その他の証券82,1820.7353,0033.0貸付金225,9681.9234,0782.0 保険約款貸付225,3631.9233,2012.0 一般貸付6050.08760.0有形固定資産79,6750.781,4940.7無形固定資産36,5960.339,2080.3繰延税金資産129,0471.1143,2861.2その他219,2361.9300,4592.6貸倒引当金△855△0.0△853△0.0合計11,778,488100.011,666,025100.0 うち外貨建資産2,174,03018.52,345,52420.1 ② 資産別運用利回り(一般勘定) (単位:%)区分前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)現預金・コールローン0.110.46金銭の信託0.060.25公社債0.72△0.44株式0.150.09外国証券2.0810.08貸付金3.263.23うち一般貸付1.010.94不動産8.368.25一般勘定計0.780.73 ③ 海外投融資の状況(一般勘定) (単位:百万円、%)区分前事業年度末(2025年3月31日)当事業年度末(2026年3月31日)金額構成比金額構成比外貨建資産 公社債2,069,51994.92,211,28993.9株式5,8290.38,0670.3現預金・その他98,6824.5126,1675.4小計2,174,03099.72,345,52499.6円貨額が確定した外貨建資産 公社債----現預金・その他----小計----円貨建資産 非居住者貸付----公社債(円建外債)・その他6,7350.38,4960.4小計6,7350.38,4960.4合計 海外投融資2,180,766100.02,354,020100.0 経常利益等の明細(基礎利益) (単位:百万円)科目前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)基礎利益(A)115,120191,869キャピタル収益22,613133,929金銭の信託運用益--売買目的有価証券運用益--有価証券売却益1,136448金融派生商品収益--為替差益-132,550その他キャピタル収益21,477930キャピタル費用103,924351,122金銭の信託運用損--売買目的有価証券運用損56-有価証券売却損84,575218,829有価証券評価損--金融派生商品費用77531,271為替差損18,421-その他キャピタル費用95101,021キャピタル損益(B)△81,310△217,193キャピタル損益含み基礎利益(A)+(B)33,810△25,323臨時収益44109,998再保険収入--危険準備金戻入額--個別貸倒引当金戻入額-2その他臨時収益44109,996臨時費用12,22624,244再保険料--危険準備金繰入額11,87824,143個別貸倒引当金繰入額199-特定海外債権引当勘定繰入額--貸付金償却--その他臨時費用148100臨時損益(C)△12,18285,753経常利益(A)+(B)+(C)21,62760,430 (その他項目の内訳) (単位:百万円)科目前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)基礎利益△21,477△10,021インカム・ゲインに係る金銭の信託運用益00外貨建保険契約に係る市場為替レート変動の影響額△21,477100,843投資信託の解約損益-△930既契約の出再に伴う損益-△109,935その他キャピタル収益21,477930外貨建保険契約に係る市場為替レート変動の影響額21,477-投資信託の解約損益-930その他キャピタル費用95101,021投資事業組合の減損損失95177外貨建保険契約に係る市場為替レート変動の影響額-100,843その他臨時収益44109,996追加責任準備金戻入額4460既契約の出再に伴う損益-109,935その他臨時費用148100追加責任準備金繰入額148100 (経済価値ベースのソルベンシー規制への移行について)ソニー生命は、経済価値ベースのソルベンシー規制への移行に伴い、健全性に関する指標(ESR)の開示方針を見直しております。従来のソルベンシー・マージン比率は算出しておらず、新規制に基づくESRに関する情報は、有価証券報告書提出後に別途開示する予定です。なお、保険会社は規制上、早期是正措置の発動基準として一定の水準(100%)が求められておりますが、ソニー生命の財務の健全性は、内部的な評価に基づき、当該基準を上回る水準となる見込みです。 経済価値資本とESRの状況(ご参考) 経済価値資本は生命保険事業の健全性や企業価値を評価する指標の一つです。生命保険会社の現行法定会計による貸借対照表は、保有契約に係る将来利益の現在価値を表示するものではありませんが、経済価値資本は、会社の純資産額とともに保有契約の将来利益の現在価値を示すものです。経済価値資本は法定会計による財務情報を補足するものであり、健全性や企業価値を評価するうえで有用な指標となるものと考えております。経済価値資本の前提条件の考え方及び計算方法については、従来公表しておりました「経済価値ベースのEV」から大きな変更はありませんが、リスクフリーレートの超長期部分の補外の手法等(※)を変更しております。(※) リスクフリーレートの超長期部分の補外手法等の変更による影響が限定的であることから、本項と次項の前年度数値は前年度の公表値を記載しています。 (経済価値資本) (単位:億円) 前事業年度末(2025年3月31日)当事業年度末(2026年3月31日)増 減経済価値資本18,91418,116△798 修正純資産△10,093△17,019△6,926 保有契約価値29,00735,1356,128 (単位:億円) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)増 減新契約経済価値1,9631,615△348新契約マージン7.2%6.8%△0.4pt ソニー生命の経済価値資本は、新契約の獲得による増加があったものの、金利の上昇等による減少がそれを上回り1兆8,116億円(前年度末比798億円減)となりました。また、新契約経済価値は、販売量の減少等により、1,615億円(前年度比348億円減)となりました。 (ソニー生命のESR:税引後) (単位:億円) 前事業年度末(2025年3月31日)当事業年度末(2026年3月31日)増 減① 内部管理適格資本19,01419,10692② 内部管理所要資本11,32111,809488 保険引受リスク7,7598,464705 市場関連リスク5,4045,147△257 うち金利リスク3,4543,992538 オペレーショナルリスク520463△57 信用リスク211482271 異常危険リスク65968627 分散効果△3,233△3,433△200ESR(①/②)168%162%△6pt (注) 1.内部管理適格資本とは、経済価値資本に負債性資本等(劣後ローン等が該当します)を加えた金額です。2.内部管理所要資本とは、ソニー生命が保有する各種リスク(保険引受リスク、市場関連リスクなど)を、市場整合的な方法で総合的に評価したリスク総量です。3.内部管理所要資本の測定においては、1年VaR99.5%水準とした内部モデルを採用しております。4.金利リスクは、市場関連リスク内での分散効果考慮前の金額です。 内部管理所要資本は、主に金利上昇に起因する保険引受リスク及び金利リスクの増加により、1兆1,809億円(前年度末比488億円増)となりました。 <ソニー損保>ソニー損保の経常収益は、保険引受収益が1,889億円(前年度比13.0%増)、資産運用収益が22億円(同41.8%増)となった結果、1,913億円(同13.3%増)となりました。保険引受収益の増加は、主力の自動車保険を中心に正味収入保険料が増加したことによるものです。一方、経常費用は、保険引受費用が1,345億円(同10.8%増)、営業費及び一般管理費が442億円(同9.8%増)となり、1,788億円(同10.6%増)となりました。経常利益は、自然災害の減少に伴う損害率の低下を主因として、125億円(同73.9%増)となりました。経常利益から特別損失、法人税等合計を控除した当期純利益は90億円(同59.6%増)となりました。 保険引受の状況については、元受正味保険料が1,995億円(同14.7%増)、正味収入保険料は1,888億円(同13.0%増)となりました。また、正味支払保険金は1,022億円(同11.6%増)となり、その結果、正味損害率は60.8%(同0.7ポイント低下)となりました。保険引受に係る営業費及び一般管理費は441億円(同9.8%増)となり、正味事業費率は24.6%(同0.8ポイント低下)となりました。これらに支払備金繰入額、責任準備金繰入額などを加減した結果、保険引受利益は102億円(同81.2%増)となりました。 (保険引受及び資産運用の状況)保険引受業務(1) 保険引受利益区分前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)(百万円)当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)(百万円)対前年増減(△)額(百万円)保険引受収益167,259188,97521,715保険引受費用121,417134,57713,160営業費及び一般管理費40,17844,1103,931その他収支120△12保険引受利益5,67610,2874,611 (注) 1.営業費及び一般管理費は、損益計算書における営業費及び一般管理費のうち保険引受に係る金額です。2.その他収支は、自動車損害賠償責任保険等に係る法人税相当額などです。 (2) 種目別保険料・保険金① 元受正味保険料(含む収入積立保険料)区分前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)金額(百万円)構成比(%)対前年増減(△)率(%)金額(百万円)構成比(%)対前年増減(△)率(%)火災保険12,2747.0644.1418,3009.1749.08海上保険------傷害保険9,8935.690.7310,2735.153.84自動車保険151,72787.2511.25170,94185.6712.66自動車損害賠償責任保険------その他---80.00-合計173,896100.0012.40199,523100.0014.74(うち収入積立保険料)(-)(-)(-)(-)(-)(-) (注) 元受正味保険料(含む収入積立保険料)とは、元受保険料から元受解約返戻金及び元受その他返戻金を控除したものです(積立型保険の積立保険料を含む)。 ② 正味収入保険料区分前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)金額(百万円)構成比(%)対前年増減(△)率(%)金額(百万円)構成比(%)対前年増減(△)率(%)火災保険5,5133.3046.748,3404.4251.28海上保険------傷害保険9,6285.76△0.219,5495.06△0.81自動車保険150,85790.2711.04169,69289.8512.48自動車損害賠償責任保険1,1150.67△12.461,2650.6713.50その他---40.00-合計167,114100.0011.01188,852100.0013.01 ③ 正味支払保険金区分前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)金額(百万円)対前年増減(△)率(%)正味損害率(%)金額(百万円)対前年増減(△)率(%)正味損害率(%)火災保険2,06026.8043.672,2117.3532.14海上保険△6-----傷害保険3,8155.2143.934,1348.3548.14自動車保険84,22612.7862.7094,39612.0762.50自動車損害賠償責任保険1,4984.93134.391,5010.17118.61その他---0-308.08合計91,59412.6161.46102,24311.6360.82 (注) 正味損害率=(正味支払保険金+損害調査費)÷正味収入保険料 資産運用業務(1) 運用資産区分前事業年度(2025年3月31日)当事業年度(2026年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)預貯金45,16914.0427,2647.85コールローン10,0003.11--買入金銭債権----有価証券204,70263.64253,83573.07貸付金----土地・建物750.02860.02運用資産計259,94780.81281,18680.95総資産321,672100.00347,370100.00 (2) 有価証券区分前事業年度(2025年3月31日)当事業年度(2026年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国債120,54258.89167,69266.06地方債42,57320.8039,76815.67社債41,03120.0444,94117.71株式5530.271,4320.56外国証券----その他の証券----合計204,702100.00253,835100.00 (3) 利回りa) 運用資産利回り(インカム利回り)区分前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)収入金額(百万円)平均運用額(百万円)年利回り(%)収入金額(百万円)平均運用額(百万円)年利回り(%)預貯金1331,0960.045630,3610.19コールローン3520,9420.17162,9720.55買入金銭債権------有価証券1,666197,5490.842,275240,6930.95貸付金------土地・建物-82--86-小計1,714249,6710.692,347274,1130.86その他------合計1,714--2,347-- (注) 1.収入金額は、損益計算書における「利息及び配当金収入」の金額です。2.平均運用額は原則として各月末残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しております。ただし、コールローンについては日々の残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しております。 b) 資産運用利回り(実現利回り)区分前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)資産運用損益(実現ベース)(百万円)平均運用額(取得原価ベース)(百万円)年利回り(%)資産運用損益(実現ベース)(百万円)平均運用額 (取得原価ベース)(百万円)年利回り(%)預貯金1331,0960.045630,3610.19コールローン3520,9420.17162,9720.55買入金銭債権------有価証券1,666197,5490.842,274240,6930.94貸付金------土地・建物-82--86-金融派生商品------その他------合計1,714249,6710.692,346274,1130.86 (注) 1.資産運用損益(実現ベース)は、損益計算書における「資産運用収益」及び「積立保険料等運用益」の合計額から「資産運用費用」を控除した金額です。2.平均運用額(取得原価ベース)は原則として各月末残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しております。ただし、コールローンについては日々の残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しております。3.資産運用利回り(実現利回り)にその他有価証券の評価差額等を加味した時価ベースの利回り(時価総合利回り)は以下のとおりです。なお、資産運用損益等(時価ベース)は、資産運用損益(実現ベース)にその他有価証券に係る評価差額(税効果控除前の金額による)の当期増減額を加減算した金額です。また、平均運用額(時価ベース)は、平均運用額(取得原価ベース)にその他有価証券に係る前期末評価差額(税効果控除前の金額による)を加減算した金額です。 区分前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)資産運用損益等(時価ベース)(百万円)平均運用額(時価ベース) (百万円)年利回り(%)資産運用損益等(時価ベース) (百万円)平均運用額(時価ベース) (百万円)年利回り(%)預貯金1331,0960.045630,3610.19コールローン3520,9420.17162,9720.55買入金銭債権------有価証券△113197,304△0.061,119238,6680.47貸付金------土地・建物-82--86-金融派生商品------その他------合計△65249,426△0.031,192272,0880.44 (4) 海外投融資区分前事業年度(2025年3月31日)当事業年度(2026年3月31日)金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)外貨建 外国公社債----外国株式----その他----計----円貨建 非居住者貸付----外国公社債----その他----計----合計----海外投融資利回り 運用資産利回り(インカム利回り)0.18%-%資産運用利回り(実現利回り)0.18%-% (注) 1.「海外投融資利回り」のうち「運用資産利回り(インカム利回り)」は、海外投融資に係る資産について、「(3)利回りa)運用資産利回り(インカム利回り)」と同様の方法により算出しております。2.「海外投融資利回り」のうち「資産運用利回り(実現利回り)」は、海外投融資に係る資産について、「(3)利回りb)資産運用利回り(実現利回り)」と同様の方法により算出しております。なお、海外投融資に係る時価総合利回りは、前事業年度0.57%、当事業年度-%です。 (経済価値ベースのソルベンシー規制への移行について)ソニー損保は、経済価値ベースのソルベンシー規制への移行に伴い、健全性に関する指標(ESR)の開示方針を見直しております。従来のソルベンシー・マージン比率は算出しておらず、新規制に基づくESRに関する情報は、有価証券報告書提出後に別途開示する予定です。なお、保険会社は規制上、早期是正措置の発動基準として一定の水準(100%)が求められておりますが、ソニー損保の財務の健全性は、内部的な評価に基づき、当該基準を上回る水準となる見込みです。 <ソニー銀行>ソニー銀行では、貸出金利息や有価証券利息配当金等の資金運用収益の増加があったものの、住宅ローン関連役務収益の減少や営業経費の増加により、経常収益は1,298億円(同9.6%増)、経常利益は166億円(同17.9%減)となりました。経常利益から特別損失、法人税等合計を控除した当期純利益は、115億円(同25.3%減)となりました。資金運用収支は、有価証券利息配当金等の増加により、637億円(同16.4%増)となりました。役務取引等収支は、△119億円(前年度は△74億円)となりました。その他業務収支は、△44億円(同△5億円)となりました。その結果、業務粗利益は、473億円(前年度比1.3%増)となりました。また、営業経費については、315億円(同15.8%増)となり、結果、業務純益は158億円(同18.7%減)となりました。当事業年度末の預かり資産(預金と投資信託の合計)残高は、5兆525億円(前年度末比3,602億円増、7.7%増)となりました。内訳は次のとおりです。預金残高は、口座数増加に伴う新規資金の獲得等により増加し、4兆7,115億円(同2,948億円増、6.7%増)となりました。預金残高のうち、円預金は3兆9,410億円(同2,954億円増、8.1%増)、外貨預金は7,705億円(同6億円減、0.1%減)となりました。投資信託は3,409億円(同654億円増、23.8%増)となりました。また、貸出金残高は、3兆5,981億円(同748億円減、2.0%減)となりました。なお、純資産の部のうち、その他有価証券評価差額金は、△83億円(同65億円減)となりました。 (銀行事業の状況)① 国内・国際業務部門別収支当事業年度の資金運用収支は637億26百万円、役務取引等収支は△119億9百万円、その他業務収支は△44億51百万円となりました。このうち、国内業務部門の資金運用収支は、372億85百万円、役務取引等収支は△120億45百万円、その他業務収支は△44億52百万円となりました。また、国際業務部門の資金運用収支は、264億41百万円、役務取引等収支は1億36百万円、その他業務収支は0百万円となりました。種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前事業年度31,45023,30254,752当事業年度37,28526,44163,726うち資金運用収益前事業年度41,36057,160(229)98,291当事業年度60,99458,178(1,509)117,663うち資金調達費用前事業年度9,91033,857(229)43,538当事業年度23,70931,736(1,509)53,936役務取引等収支前事業年度△7,560131△7,428当事業年度△12,045136△11,909うち役務取引等収益前事業年度14,02947014,500当事業年度9,70450210,206うち役務取引等費用前事業年度21,58933821,928当事業年度21,75036522,116その他業務収支前事業年度△2,9542,369△585当事業年度△4,4520△4,451うちその他業務収益前事業年度2912,3692,661当事業年度185473うちその他業務費用前事業年度3,246-3,246当事業年度4,470534,524 (注) 1.国内業務部門は国内の円建取引、国際業務部門は外貨建取引です。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。2.資金運用収益及び資金調達費用の合計額の( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。3.資金調達費用は金銭の信託運用見合費用を控除して表示しております。 ② 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況資金運用勘定平均残高は、貸出金及び有価証券を中心に6兆1,894億76百万円となりました。資金運用勘定利息は貸出金利息及び有価証券利息配当金を中心に1,176億63百万円となりました。この結果、資金運用勘定利回りは、1.90%となりました。なお、国内業務部門は1.18%、国際業務部門は4.43%となりました。資金調達勘定平均残高は預金を中心に6兆83億74百万円となりました。資金調達勘定利息は預金を中心に、539億36百万円となりました。この結果、資金調達勘定利回りは0.90%となりました。なお、国内業務部門は0.47%、国際業務部門は2.51%となりました。 国内業務部門種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前事業年度(100,394)(229)0.874,748,12641,360当事業年度(304,377)(1,509)1.185,180,74460,994うち貸出金前事業年度3,612,12336,1921.00当事業年度3,624,51449,6391.37うち有価証券前事業年度254,5063,9261.54当事業年度384,4025,8541.52うちコールローン及び買入手形前事業年度11,178430.39当事業年度5,780370.65うち預け金前事業年度742,6261,8040.24当事業年度809,5524,5080.56うち買入金銭債権前事業年度13,5011010.75当事業年度39,6295531.40資金調達勘定前事業年度4,622,8069,9100.21当事業年度5,046,67923,7090.47うち預金前事業年度3,339,7917,5380.23当事業年度3,754,04418,1820.48うちコールマネー及び受渡手形前事業年度397,8771,0290.26当事業年度358,8952,0520.57うち売現先勘定前事業年度340,3777560.22当事業年度378,3662,0430.54うち借用金前事業年度498,337610.01当事業年度480,3663200.07うち社債前事業年度64,7243550.55当事業年度88,1987460.85 (注) 1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しております。2.国内業務部門は円建取引です。3.( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)です。4.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高及び利息をそれぞれ控除して表示しております。 国際業務部門種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前事業年度939,71657,1606.08当事業年度1,313,10958,1784.43うち貸出金前事業年度16,1131430.89当事業年度20,1642501.24うち有価証券前事業年度919,21550,5945.50当事業年度1,287,07854,3804.23うちコールローン及び買入手形前事業年度784405.10当事業年度1,208463.82うち預け金前事業年度---当事業年度---うち買入金銭債権前事業年度---当事業年度---資金調達勘定前事業年度(100,394)(229)3.77897,88333,857当事業年度(304,377)(1,509)2.511,266,07331,736うち預金前事業年度682,82027,3824.01当事業年度827,18024,6692.98うちコールマネー及び受渡手形前事業年度4,1012105.12当事業年度4,4411523.44うち売現先勘定前事業年度134,6717,0005.20当事業年度143,9065,7954.03うち借用金前事業年度11765.84当事業年度15185.42うち社債前事業年度---当事業年度--- (注) 1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しております。2.国際業務部門は外貨建取引です。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。3.( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)です。4.資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高及び利息をそれぞれ控除して表示しております。 合計種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前事業年度5,587,44898,2911.76当事業年度6,189,476117,6631.90うち貸出金前事業年度3,628,23736,3361.00当事業年度3,644,67849,8891.37うち有価証券前事業年度1,173,72254,5214.65当事業年度1,671,48060,2353.60うちコールローン及び買入手形前事業年度11,962830.70当事業年度6,988831.20うち預け金前事業年度742,6261,8040.24当事業年度809,5524,5080.56うち買入金銭債権前事業年度13,5011010.75当事業年度39,6295531.40資金調達勘定前事業年度5,420,29543,5380.80当事業年度6,008,37453,9360.90うち預金前事業年度4,022,61234,9210.87当事業年度4,581,22442,8510.94うちコールマネー及び受渡手形前事業年度401,9781,2390.31当事業年度363,3372,2050.61うち売現先勘定前事業年度475,0497,7571.63当事業年度522,2737,8381.50うち借用金前事業年度498,454680.01当事業年度480,5183280.07うち社債前事業年度64,7243550.55当事業年度88,1987460.85 (注) 1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しております。2.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高及び利息をそれぞれ控除して表示しております。 ③ 国内・海外別役務取引の状況役務取引等収益は、預金・貸出業務及びデビットカード関連業務を中心に合計で、102億6百万円となりました。役務取引等費用は、支払為替手数料を含めて221億16百万円となりました。種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前事業年度14,02947014,500当事業年度9,70450210,206うち預金・貸出業務前事業年度9,302-9,302当事業年度4,339-4,339うち為替業務前事業年度44719467当事業年度49722519うち証券関連業務前事業年度1,0051141,120当事業年度1,1271221,249うち保険業務前事業年度28-28当事業年度26-26うちデビットカード関連業務前事業年度3,2333353,568当事業年度3,7003574,058役務取引等費用前事業年度21,58933821,928当事業年度21,75036522,116うち為替業務前事業年度389-389当事業年度415-415 (注) 国内業務部門とは円建取引、国際業務部門とは外貨建取引です。 ④ 国内・海外別預金残高の状況(末残)預金の種類別残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前事業年度3,612,182804,5764,416,758当事業年度3,897,452814,1154,711,567うち流動性預金前事業年度1,497,698197,9021,695,600当事業年度1,620,346210,3621,830,708うち定期性預金前事業年度2,110,982606,5162,717,498当事業年度2,272,545603,5362,876,081うちその他前事業年度3,5011573,659当事業年度4,5602164,777総合計前事業年度3,612,182804,5764,416,758当事業年度3,897,452814,1154,711,567 (注) 1.国内業務部門とは円建取引、国際業務部門とは外貨建取引です。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。2.流動性預金は普通預金です。定期性預金は定期預金です。 ⑤ 国内・海外別貸出金残高の状況業種別貸出状況(末残・構成比)種類2025年3月31日2026年3月31日貸出金残高(百万円)構成比(%)貸出金残高(百万円)構成比(%)国内3,673,036100.003,598,190100.00 個人3,666,88699.833,565,85099.10 法人6,1500.1732,3400.90 製造業1500.004250.01 農業、林業---- 漁業---- 鉱業、砕石業、砂利採取業---- 建設業---- 電気・ガス・熱供給・水道業--2,5600.07 情報通信業1,0000.034,5500.13 運輸業、郵便業5000.014,4730.12 卸売業、小売業---- 金融業、保険業3,5000.107,7330.21 不動産業、物品賃貸業1,0000.035,2270.15 各種サービス業--3,8000.11 地方公共団体---- その他--3,5710.10海外----合計3,673,036-3,598,190- 外国政府向け債権残高(国別)該当事項はありません。 ⑥ 国内・海外別有価証券の状況(末残)有価証券残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前事業年度123,101-123,101当事業年度72,103-72,103地方債前事業年度48,944-48,944当事業年度156,600-156,600社債前事業年度137,799-137,799当事業年度194,191-194,191株式前事業年度0-0当事業年度300-300その他の証券前事業年度-1,111,6661,111,666当事業年度-1,374,8431,374,843合計前事業年度309,8451,111,6661,421,511当事業年度423,1951,374,8431,798,039 (注) 1.国内業務部門とは円建取引です。国際業務部門とは主に外貨建取引です。2.その他の証券には外国債券を含んでおります。 ⑦ 単体自己資本比率の状況自己資本比率(国内基準)は、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(平成18年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、単体ベースについて算出しております。なお、ソニー銀行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出において、「基礎的内部格付手法」を採用しております。 自己資本比率の状況(国内基準) (単位:百万円、%) 2025年3月31日2026年3月31日1.自己資本比率(2/3)10.319.202.自己資本の額133,351133,8153.リスク・アセットの額1,292,5791,454,0294.総所要自己資本額51,70358,161 ⑧ 資産の査定資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)第6条に基づき、ソニー銀行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。2.危険債権危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。3.要管理債権要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。4.正常債権正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額 債権の区分2025年3月31日2026年3月31日金額(百万円)金額(百万円)破産更生債権及びこれらに準ずる債権359491危険債権673973要管理債権8271,243正常債権3,674,4893,599,805合計3,676,3513,602,514 (ⅳ)目標とする経営指標の達成状況等前記「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)目標とする経営指標」に記載のとおり、当社は、2024年度を始期とする3カ年の中期経営計画において、IFRS 修正純利益及びIFRS 修正ROEを重視していくことを決定しております。 経営指標2024年度2025年度IFRS 修正純利益613億円1,051億円IFRS 修正ROE5.6%10.6% (注) 算定方法の見直しにより、2024年度実績に関して修正のうえ、再表示しております。 (2) キャッシュ・フローの状況(ⅰ)営業活動によるキャッシュ・フロー主に生命保険事業における保険料等収入により、4,454億円の収入超過となりました。前年度比では、収入超過額が1兆566億円減少しました。 (ⅱ)投資活動によるキャッシュ・フロー主に生命保険事業において、有価証券の取得による支出が有価証券の売却・償還による収入を上回ったことにより、1兆1,915億円の支出超過となりました。前年度比では、支出超過額が105億円減少しました。 (ⅲ)財務活動によるキャッシュ・フロー257億円の収入超過となりました。前年度比では、収入超過額が363億円増加しました。 これらの活動の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末から7,190億円減少し、4,831億円となりました。 (単位:億円) 前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)増減営業活動によるキャッシュ・フロー15,0214,454△10,566投資活動によるキャッシュ・フロー△12,020△11,915105財務活動によるキャッシュ・フロー△106257363現金及び現金同等物の期末残高12,0214,831△7,190 (ⅳ)資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループでは、グループ各社の顧客の信頼を維持・獲得するために高い健全性を維持し、また業務の遂行に伴う支払義務を履行するのに十分な流動性を確保することが重要だと認識しております。当社は、有価証券報告書提出日現在において大型の成長投資を予定していないものの、将来的な資金ニーズの発生に機動的に対応できる体制を構築することを目的とし、株式会社格付投資情報センターより、発行体格付「AA-」を取得しております。なお、子会社の取得格付けは、以下のとおりです。ソニー生命保険株式会社: (株)格付投資情報センター(R&I) 保険金支払能力 AAS&Pグローバル・レーティング・ジャパン(株) 保険財務力格付 A+ソニー銀行株式会社:(株)格付投資情報センター(R&I) 発行体格付 AAS&Pグローバル・レーティング・ジャパン(株) 長期発行体格付 A 短期発行体格付 A-1また、支払能力の確保に関しては、規制当局の定める各種規制の遵守及びそれに準拠した社内規程を制定、運用することによって、十分な現金及び現金同等物を準備しております。このほか、株主還元についての考え方は、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載しております。 (3) 生産、受注及び販売の実績「生産、受注及び販売の実績」は、該当する情報がないので記載しておりません。

事業リスク

  • 新型コロナウイルス感染症の影響:新型コロナウイルスの感染拡大は、金融市場の動揺、投資先や与信先の信用力低下、新規契約の減少、対策費用の増加など、多岐にわたる影響を及ぼす可能性があります。特に、ソニー生命の対面営業活動の自粛は、収益に悪影響を与えるリスクがあります。
  • 生命保険事業への高い依存度:ソニー生命の個人向け生命保険販売がグループ全体の事業収益の大きな割合を占めています。日本の就業率や世帯収入の変化、人口構成の変化、他貯蓄商品の競争力などにより、新規契約の減少や解約の増加、収益性の悪化が生じる可能性があります。
  • 責任準備金の積み立て不足リスク:生命保険・損害保険事業では、将来の保険金支払いに備えて責任準備金を積み立てています。死亡率や疾病率、解約率、事故率などの前提条件や見積もりが実績と大きく乖離した場合、責任準備金の積み立てが不足し、業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2020 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|16,074 文字
3 【事業等のリスク】当社及び当社グループの事業その他に関し、経営者の判断において、留意が必要と考えるリスクは、以下のとおりです。その他のリスクを含む、リスク管理態勢の整備の状況については、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」にて、記載しております。なお、本項における将来に関する事項は、別段の表示がない限り、当連結会計年度末現在において判断したものであります。当社では、中期的に最も注意が必要な当社グループのリスクを「トップリスク」として洗い出し、適切な管理に努めるとともに、今後の環境変化により当社グループ各社において重要となりうるリスク(エマージングリスクを含む)にも留意しております。当社グループのトップリスクについては、以下のとおり認識しております。 ① 金融市場・信用・流動性・金融市場の急変(金利、信用環境等)や急激な景気後退によるグループ全体での資産価値の毀損、流動性の悪化など、健全性悪化への多大な影響 等② 保険引受・パンデミック・大規模災害(気候変動に起因するものを含む)・パンデミック・大規模災害(気候変動によるものを含む)等の発生による業務中断、資産の毀損、保険料設定時の予測を超える保険金支払い等(オペレーショナルにも影響)③ オペレーショナル・情報セキュリティ・システム障害、(当社グループ及び委託先への)サイバー攻撃等による顧客情報の大量漏洩・業務中断 等④ コンダクト・コンプライアンス・企業風土・不正行為・社会慣行に反する行為及び法令違反による企業価値の毀損 等⑤ 規制環境・社会環境・社会環境変化への対応遅れ(AI等の新たな技術や消費者志向変化への対応遅延) 等 なお、当社では、ロシア・ウクライナ情勢、中東情勢、米中対立に関する当社グループへの影響について、以下のとおり評価しております。ロシア・ウクライナ情勢及び中東情勢に関しては、当社グループの当該地域向けのエクスポージャーが限定的であることから、直接的な影響は、軽微なものとなっております。米中間の経済安全保障上の摩擦に関しては、両国に所在している業務委託先(再委託先を含む)と当社グループの関係等において、現時点で大きな影響は生じておりません。上記を含む様々な地政学的な緊張の高まりに起因する各種発生事象に関しては、金融市場の動揺や物価高による事業費の増加、投資先・与信先の信用力低下等が発生し、経営状況の悪化につながる可能性など、予断を許さない状況が続くと想定しておく必要があると認識しております。また、一部サービスの停止による企業イメージの悪化や業務委託先(再委託先を含む)の見直しに係る追加費用の発生などの間接的な影響を含め、以下に記載したリスクが顕在化する引き金となる可能性もあるものと留意しております。 1.事業に係るリスク(1) ソニー生命による個人向け生命保険の販売が当社グループの事業の大きな割合を占めていることによるリスクソニー生命は、当社の他の子会社に比べ長い歴史があり、当社グループの収入及び利益の大きな割合を占めております。個人向け生命保険市場に影響を及ぼす要因には一般的に下記のようなものがあります。・日本における就業率及び世帯収入といった指標・他の貯蓄・投資商品の相対的な顧客訴求力・保険会社の財政状態や信頼性に対する一般的認識又は風評・長期的に日本の人口構成に影響を与える出生率、高齢化などの傾向これらの変化やその他の要因により、個人向け生命保険の新規契約減少、保険契約の解約の増加、収益性悪化が起こり、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (2) 経営計画等に関するリスク当社グループは、経営計画の策定にあたり、市場環境、経営環境等に関する多くの前提を置いておりますが、経営計画を遂行する中で、策定時の前提どおりとならない場合や、経営計画に係る進捗状況の管理や対応が不十分である場合には、経営計画における目標を達成できず、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (3) 責任準備金の積立不足に関するリスク生命保険事業及び損害保険事業においては、保険業法及び保険業法施行規則に従い、将来の保険金・給付金の支払いに備えた責任準備金を積み立てております。これらの責任準備金は、保険契約の保障対象となる事象の起こる頻度や時期、保険金・給付金の支払額、保険料収入を原資に購入される資産の運用益の額など、多くの前提と見積もりに基づいて計算されております。これらの前提条件と見積もりは本質的に不確実なものであるため、最終的に保険金・給付金としてソニー生命及びソニー損保が支払うべき金額や支払時期、又は保険金・給付金の支払いより前に、保険契約債務に対応した資産が想定していた水準に達するかどうかを正確に判断することは困難です。保険契約の保障対象となる事象の頻度や時期及び支払う保険金の額などは、以下のようなコントロール困難な多くのリスクと不確実な要素に影響されます。・死亡率、疾病率、解約失効率、自動車事故率、事業費率など、計算の前提と見積もりの根拠となる傾向の変化・信頼に堪えるデータの入手可能性及びそのデータを正確に分析する能力・適切な料率・価格設定手法の選択と活用・法令上の基準、保険金査定方法、医療費及び自動車修理費用水準の変化当社グループの実績が、計算の前提条件や見積もりよりも大きく悪化した場合などには、責任準備金の積立が不足する可能性があります。また、責任準備金の積立水準に関するガイドラインや基準などに変更があった場合には、より厳しい計算の前提や見積もり、又は保険数理計算に基づいて責任準備金の積増しが必要となる可能性があります。これら責任準備金の引当額の増加は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。なお、ソニー生命及びソニー損保では、適切なリスクの分散などの観点から、再保険を活用しております。再保険に係るリスクに関しては、保有・出再方針に基づき、保有限度額を超過する引受リスクが適切にカバーされているか等の管理を行っておりますが、出再先のカウンターパーティリスクの顕在化などにより、再保険金を回収できない可能性があります。 (4) 医療技術等の進歩に関するリスク保険事業においては、がん診断技術や遺伝子診断技術など、医療に関する技術が革新的に進歩することにより、相対的にリスクの高い顧客の加入傾向が高まる逆選択加入のリスクが増加するなど、保険金等の支払いが増大する可能性があります。このような事態は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (5) 人材の確保・育成に関するリスク当社グループは、ソニー生命のライフプランナー(営業社員)をはじめ多数の従業員を雇用しており、有能な人材の維持・確保及び育成に努めております。一方で、人事労務管理やダイバーシティへの対応等が不十分であることに起因して離職率が増加した場合は、十分な人材の維持・確保及び育成ができなくなることも考えられます。このような事態は、当社グループの業務運営や、業績及び財務基盤に悪影響を与える可能性があります。 (6) 株価変動に係るリスク株式相場の下落により有価証券の評価損若しくは売却損が発生し、又は有価証券の売却益若しくは未実現利益が減少する可能性、あるいは、最低保証に関する責任準備金の積立が増加するリスクがあり、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。ソニーフィナンシャルベンチャーズでは、未上場の株式等を裏付資産とするファンドに投資をしております。未上場株式には、上場株式と同様のリスクがあるだけでなく、流動性が低く、適時の換金が困難であること、大企業に比べて、経営の安定性が低いこと等のリスクがあります。 (7) 金利変動に係るリスク当社グループでは、各事業の負債の状況に鑑み、運用資産を適切に管理するため、資産・負債管理(以下「ALM」)を行っております。当社グループのALMは、長期的な資産負債のバランスを考慮しながら、安定的な収益の確保を図ることを目的としております。特に、ソニー生命においては、通常、契約者に対して負う債務の期間が、運用資産よりも長期であるため、ALMはより難しいものとなっております。ソニー生命では、長期の債券への投資を増やすことにより、金利環境の変化に応じたALMを行っております。しかし、当社グループがALMを適切に実行できなかった場合、又は市場環境が当社グループのALMによって対処しうる程度を超えて大きく変動した場合には、業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。たとえば、ソニー生命は契約者にお支払いいただいた保険料の一部を、将来の保険金等の支払いに備えて責任準備金として積み立てており、この責任準備金は一定の利率により毎年運用されることを前提としております(この利率のことを「予定利率(責任準備金計算用)」という)。金利低下局面(マイナス金利を含む)においては、投資利回りの低下により投資ポートフォリオからの収益が減少し、予定利率(責任準備金計算用)の設定に際して想定した収益を充足できず、逆ざやが発生・拡大する可能性があります。金利上昇局面においては、投資利回りの上昇により投資ポートフォリオからの収益が増加する一方で、保険契約者が他の高利回りの投資商品を選好する結果、保険契約の解約率も上昇する可能性があります。また、金利の変動により、保有資産のうち固定利付債券について評価損が発生し、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。ソニー損保の終身医療保険に関して、上述のソニー生命と同様のリスクがあります。ソニー銀行の資金運用収益は、貸出金や債券の利息収入が大きな部分を占めております。今後、金利の上昇が続き、預金利息の金利の上昇が債券投資やその他の運用から得られる利回りの上昇を上回った場合、業績に対し悪影響を与えることがあります。また、金利の予想外の変動が、ソニー銀行が保有する固定利付債券の時価や金利デリバティブ商品の損益に悪影響を与えることがあります。更に、ソニー銀行の住宅ローンにおいても、金利が上昇することにより、借入需要が減少することが考えられます。 (8) その他の投資ポートフォリオに係るリスク安定した投資収益を確保するため、当社グループでは内外公社債、国内株式、貸付金、不動産など、様々な投資資産を保有しております。金利及び株価変動リスクに加え、当社グループの投資ポートフォリオは、下記に掲げる様々なリスクに晒されており、そのようなリスクが業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。・為替リスク:ソニー生命及びソニー銀行が保有する有価証券には外貨建のものが含まれております。ソニー生命の外貨建保険については、同一通貨建ての有価証券などで運用すること等により、為替ヘッジを行っておりますが、そのヘッジが効果的である保証はありません。また、資産運用の一環として、為替ヘッジをせずに外貨建の有価証券に投資することがあります。ソニー銀行は、外貨預金から発生する外貨建の負債に関するリスクは、当該通貨に見合う形で外貨建資産を保有することで、為替ヘッジを行っております。また、それ以外の外貨建債券の大部分についても為替ヘッジを行っておりますが、そのヘッジが効果的である保証はありません。これらの外貨建投資により、また、ソニー銀行が投資活動の一環として保有しているデリバティブ商品に係る為替リスクにより、為替レートの動向によっては、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。・信用リスク:保有債券の発行体について格付けの引下げがなされるなど信用力が低下し、当社グループの保有債券の市場価格に悪影響を及ぼし、その結果、有価証券の評価損が発生し、有価証券の売却益が減少し若しくは売却損が発生し、又は未実現利益が減少する可能性があります。また、保有債券の発行体による元利金の支払いが債務不履行となる可能性もあります。更に、市場リスクをヘッジするために行っている金利スワップ、通貨スワップ、為替先物、株式指数オプションなどのデリバティブ取引についても、カウンターパーティリスクがあります。当社グループの保有債券の発行体の信用力が低下し、かかる債券の元利支払いについて債務不履行が生じた場合、又はデリバティブ取引上のカウンターパーティの義務について債務不履行が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。・不動産投資リスク:不動産関連収益は、様々な要因によって発生する不動産価格及び賃貸料の低下や空室率の上昇などにより減少する可能性があります。 (9) 流動性リスク当社グループは、生命保険事業及び損害保険事業における保険金、給付金及び解約返戻金の支払い並びにその他の支払いや、銀行事業における預金の引き出しに備え、流動性を確保する必要がありますが、当社グループでは、それぞれの事業の特性に応じて、適切な流動性の管理に努めております。また、当社グループでは多額の流動性資産を保有しておりますが、一方で貸付金や不動産、未上場株式などのように、流動性が低い資産や、ほとんど流動性がない資産も保有しております。当社グループ各社において、たとえば想定外の保険契約の解約が起こった場合、又は金融市場の混乱や自然災害が起こった場合などで、急遽多額の現金支出が必要となった場合には、各社の流動性が不足する部分について、それらの資産を不利な条件で売却せざるを得ないこともありえます。このような事態は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (10) 財務基盤の悪化に関するリスク当社グループ各社の競争上の優位性を確保するにあたり、財務基盤は重要な要素となります。規制で定める財務基盤を測る業界共通の指標として、ソニー生命及びソニー損保が属する保険業界ではソルベンシー・マージン比率、ソニー銀行が属する銀行業界では自己資本比率が普及しております。グループ連結ベースでは、当社グループ各社と同様に、金融持株会社としての規制で定める健全性指標と、当社グループが収益・リスク・資本のバランスに配慮した経営判断を行ううえでの重要指標のひとつとして活用しているグループ連結ESRが該当します。いずれの健全性指標も、金利急騰などの金融市場変動や信用リスクの顕在化、大規模災害の発生などが起きた場合には、当社グループ及び当社グループ各社の上述指標が著しく低下する可能性があるとともに、規制で定める指標に関しては、低下に起因して早期是正措置が発動することで、金融庁長官から業務の全部又は一部停止等を含む様々な命令を受けるなど、当社グループの事業に悪影響を及ぼす可能性があります。また、当社、ソニー生命及びソニー銀行は、格付会社より格付けを取得しており、当社グループの収益性や財務基盤の悪化により格付けが引き下げられ、当社グループの事業や資金調達の条件などに悪影響を及ぼす可能性があります。 (11) 事務リスク当社グループの事業においては、以下のものを含む様々な事務プロセスが行われております。・保険料の請求及び保険金・給付金、解約金等の支払いを含む、当社グループの保険契約の管理・当社グループの銀行事業における貸付金及び預金の管理・回収など、銀行間取引の管理及び実行・有価証券への投資並びにデリバティブ取引、為替取引及びその他の取引の実行を含む、当社グループの投資ポートフォリオの管理・資金決済当社グループの事業には、当社グループの内部的な事務プロセスに係る過失、不正行為、機能不良などの問題によって損失を被る事務リスクが伴います。事務リスクを特定し管理する取組みの一環として、当社グループは大量かつ増加しつづける様々な取引及び事象を正確に記録し、検証する手続を構築し、実行しなければなりません。当社グループの事務リスク管理が失敗した場合又は有効でなかった場合などにおいて、上記事務プロセスの適切な実行に影響を与える重大な過失、不正行為、機能不良などの問題が生じたときは、当社グループが損失を被り、それにより業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (12) システムリスク、情報セキュリティリスク当社グループが保有している情報システム及び外部委託先の情報システムには、インターネットを利用したマーケティング販売チャネル、ポートフォリオ・マネジメント・ツール、保険契約管理や預金・貸出金管理、カード決済/クレジット決済、統計データ、個人情報を扱うバックオフィスシステムなどがあります。顧客からの申込受付・支払いその他の取引などを適切に処理できない場合を含め、サイバー攻撃等によるインターネットやシステムの障害・停止、システム企画・開発・運用が不十分なこと等を原因とする直接・間接のコストの発生は、業務に重大な影響を与える可能性があります。そのような事態は、業務の遅延による顧客の不満、ひいては行政処分、損害賠償訴訟などにつながり、当社グループのイメージの悪化、収入・手数料その他の事業機会の減少をもたらす可能性があります。当社グループや外部委託先、提携先のITその他のシステムは、下記のような様々な障害により影響を受ける可能性があります。・ネットワークやシステムアーキテクチャにおける欠陥及び誤動作を含む、ハードウェア・ソフトウェアの欠陥及び誤動作・想定を超えた利用量・事故・火災・自然災害・停電・サイバー攻撃、人為的な過失、サボタージュ、ハッキング・破壊活動など・マルウェア、コンピューターウイルスまた、近年急速に発展しているフロンティアAIの影響により、サイバー攻撃における脆弱性の発見から攻撃に至るまでの期間の短縮や、攻撃の迅速化・大規模化が進むことで、当社グループの情報システム及び外部委託先の情報システムに対する脅威が高まる可能性があります。これにより、従来の防御策や運用では十分に追随できない場合、不正アクセス、情報漏えい、サービス停止その他の事象が発生し、当社グループの業務運営、信用及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、こうしたリスクを認識し、監督当局の要請も踏まえつつ、脆弱性管理、パッチ適用、監視対応その他のセキュリティ対策及び管理態勢の強化を進め、リスクの軽減に取組んでおりますが、今後の技術動向や脅威の変化によっては、十分に影響を低減できない可能性があります。 (13) 重要な業務の外部委託先に係るリスク当社グループは、下記のような業務を第三者に委託しております。・主要な情報システムの開発・保守・運用・カスタマーセンターの電話・情報管理システムの開発・保守・運用・顧客・株主向け各種変更通知などの印刷・発送・ソニー生命の保険事務関連書類のデータエントリー・ソニー損保の契約者が事故にあった場合のロードサービス、損害調査サービス・ソニー銀行の口座保有者に対するATMサービス・ソニー銀行のカードローンに関する借入人の信用評価と保証サービス・文書保管・その他バックオフィス業務これらの業務に関し、外部委託先が効率的にかつ合理的なコストで業務を継続し、当社グループの事業の拡大にあわせて適切に業務を拡大できるという保証はありません。システム停止や処理能力超過、地政学リスクの顕在化などによりこれらのサービスが停止した場合、当社グループが顧客に対しサービスを提供できないこととなり、当社グループのイメージに悪影響を及ぼす可能性があります。更に、当社グループはかかるサービスの代替手段を速やかにかつ合理的なコストで導入することができない可能性があり、その場合、追加的な費用が発生する可能性があります。これらの理由により、かかるサービスの停止が当社グループの事業及び業績に悪影響を与える可能性があります。 (14) 個人情報漏えいに関するリスク当社グループは、外部委託先に委託しているものも含め、オンラインサービス及び集中的なデータ管理を広範囲で活用していることから、安全な機密情報の維持・伝達が重要となっております。顧客・株主情報の紛失・漏えい、盗難、当社グループあるいは外部委託先、提携先のITその他のシステムにおけるセキュリティ侵害が起こらない保証はありません。当社グループが個人情報を紛失した場合や、第三者が当社グループ、提携先、外部委託先などのネットワークセキュリティを破り顧客・株主の個人情報を不正利用した場合などには、当社グループに対し訴訟を提起される可能性があり、また企業イメージが悪化する可能性があります。当社グループの役職員による顧客・株主情報の紛失、漏えい、不正利用についても同様です。顧客・株主情報の紛失、漏えい、不正利用、その他セキュリティの侵害は、当社グループの信頼性の低下につながり、事業及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (15) 従業員、代理店、第三者の供給業者又は顧客の不正により損失を被るリスク従業員、代理店、第三者の供給業者又は顧客による詐欺やその他の不正、たとえば、違法な販売活動、なりすまし犯罪、個人情報の紛失などにより損失を被るリスクがあります。特に、ソニー生命のライフプランナーや代理店、並びにソニー銀行の銀行代理業者はそれぞれ相当程度の裁量をもって活動しており、顧客と直接の関係を持ち、その個人的・経済的情報を知りうる立場にあります。また、顧客も、口座の不正利用(マネーロンダリング含む)や口座開設における虚偽の個人情報の申告など、詐欺的行為を行う可能性があります。コンプライアンス態勢の整備に万全を期していても、こうした詐欺的行為は事前に防止又は察知することが極めて困難な場合があります。またその損失を回復することも容易ではありません。これらの行為により、当社グループのイメージが大きく悪化し、多大な法的責任を負う可能性があり、また行政処分の対象となる可能性があります。ソニー生命のライフプランナーや代理店等は、個人的・経済的情報も含め、その知り得た情報を悪用し、当社グループの業務とは関連しない投資商品を紹介する、あるいは個人的な金銭の貸借に及んでしまう等の不適切な行為を行う可能性があります。その場合、ライフプランナー等のイメージが悪化し、当社グループに関するネガティブな情報が流布される、あるいは損害賠償訴訟などに繋がる等、当社グループの社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。なお、ソニー生命が2026年4月24日に公表したとおり、ソニー生命の専属代理店(プレミア・エージェンシー)並びに同社営業社員及び同社元営業社員による金銭に関わる不適切な行為が発覚しており、現在、同社では、同社専属代理店及び同社営業社員が担当しているお客さまのご契約状況や金銭に関する不審な点がないかの確認を開始しております。不適切な行為が確認されたお客さまに対しては、お客さまの保護とソニー生命の社会的責任に鑑み、個々の状況を慎重に検討し、弁護士等外部の専門家の見解を確認したうえで、真摯に対応を検討してまいります。更に、ソニー生命では不正事案の未然防止・早期発見に向けた更なる強化に向けて、2026年10月以降、お客さまのご契約を担当する営業社員に加え、本社からお客さまへの直接コンタクトを強化するなどの取組を進めております。 (16) 先端技術やSNS等に起因して不適切事象が発生するリスク情報通信技術の変化の勢いは加速し続け、クラウドコンピューティングやブロックチェーン、人工知能(生成AIを含む)等の先端技術は、大きな機会を提供するだけでなく、同時に新しいリスクを生み出しております。当社では、先端技術やSNS等に関しては慎重に管理するようにしておりますが、下記の要因等により、当社の業務運営や業績等に悪影響が及ぶ可能性があります。・先端技術の誤作動や不備等による事務事故 ・生成AI等の先端技術の悪意のある利用・当社の経営状況等に関するフェイクニュースの流布(SNSでの拡散を含む) (17) 法令違反に関するリスク当社グループの事業はいずれも、厳格な法的規制及び監督を受けております。そのため、法令違反などが発生した場合、当社グループの各社が、罰金、課徴金、業務改善命令、業務停止命令、許認可の取消し等の処分を受ける可能性があります。特に、保険業法及び銀行法等に基づく下記の許認可等は、当社グループの主要な事業活動の前提であり、当該免許に期限はなく、本書提出日現在、当該許認可等が取消しとなるような事由の発生は認識しておりませんが、将来において免許が取り消される等の事態が生じた場合には、その会社は事業の継続が出来なくなり、当社グループの経営成績や財政状態に悪影響を与える可能性があります。[当社グループが受けている主な許認可等]許認可等の名称根拠条文会社名有効期限許認可等の取消事由等保険持株会社の認可保険業法第271条の18第1項当社なし同法第271条の30第1項 銀行持株会社の認可銀行法第52条の17第1項 当社なし同法第52条の34第1項生命保険業の免許保険業法第3条第4項ソニー生命なし同法第132条第1項、第133条、第134条損害保険業の免許保険業法第3条第5項ソニー損保なし同法第132条第1項、第133条、第134条銀行業の免許銀行法第4条第1項ソニー銀行なし同法第26条第1項、第27条、第28条 また、当社グループの各社は共通のブランドを用いて事業を行っているため、ある事業において法令違反などが発生した場合には、当社グループの事業全体に悪影響を及ぼす可能性があります。 (18) 訴訟等に関するリスク当社グループは、保険事業・銀行事業を中心に各種金融サービスを提供しておりますが、これらの業務遂行の過程で、当社グループに対し、顧客等から訴訟その他の法的手続を提起又は開始される可能性があります。また、人権侵害を含む人事労務管理や安全衛生管理の不備等に起因して、当社グループの従業員から訴訟等を提起される可能性もあります。当社グループに対し訴訟等を提起された場合、その結果によっては、当社グループの企業イメージや、事業及び業績に悪影響を与える可能性があります。 (19) リスク管理方針及びリスク管理マニュアルが予期せざるリスクに対し適正に機能しないリスク当社グループのリスク管理は、流動性リスク及び投資活動に関連したその他のリスクに加え、事務リスク、システムリスク、情報セキュリティリスク、保険引受リスク、リーガルリスク、内部不正リスク、風評リスク、事業継続リスク及び気候変動リスクなどを含めた一連のリスクに対処することを企図しております。しかし、当社グループが商品やサービスを多様化し、顧客基盤を拡充するに伴い、これらのリスクを管理するために必要なシステム及びリスク管理の改善を行うことが困難となる可能性があります。リスク管理方針及びリスク管理マニュアル等は、事業に伴う様々なリスクに関連した損失防止に有効でない可能性があります。これらの方針やマニュアル等が有効に機能しない場合には、当社グループの業績に多大な悪影響を及ぼし、損失を生じさせる可能性があります。 (20) ヘッジ全般に関するリスク当社グループでは、経営の安定性を高めるため、上述した観点以外でも、適宜リスクヘッジを実施しております。再保険を含むリスクヘッジの実施に際しては、企図した効果が得られるように留意しておりますが、想定通りの効果が得られる保証はなく、結果として、(機会)損失の発生・拡大につながってしまう可能性があります。また、想定した通りのヘッジ効果が得られた場合でも、異なる方法で評価すると、損失の発生・拡大につながっているという可能性もあります。たとえば、EVなど、経済価値ベースの企業価値の変動をヘッジした場合、企業会計に基づく期間利益の変動が大きくなる可能性があります。 (21) IFRS会計基準の適用に関するリスク当社は、2027年3月期からグループ連結ベースの会計基準にIFRS会計基準を任意適用しますが、適用時には、当社グループの業績等の実体に変動がない場合であっても、収益の認識、資産・負債の評価など各種会計処理方法が変更されることに伴い、当社グループの業務運営や財務状況、ソルベンシー・マージン比率、自己資本比率に悪影響を及ぼす可能性があります。 (22) 新規事業への参入等に係るリスク当社は、既存事業に加え、グループ一体での新たな価値提供やM&Aを含む成長投資、新規領域への進出等により、更なる成長を目指しております。一方で、これらを進めるにあたっては、そのリスクや妥当性を十分に検討しておりますが、法制度の変更や金融経済環境の変化、出資先の業務遂行に支障をきたす事態が生じた場合等には、期待されるサービス提供や十分な収益を確保できない可能性があります。なお、ソニー銀行において、米ドル建ステーブルコインの発行・管理等の事業化に向けて、米国における信託子会社の設立について検討を進めており、現在その準備を行っております。米国における関連規制やライセンス要件等に基づき、商品・サービスの開発・提供を検討しておりますが、制度環境の不確実性や事業開始後における事業者の採用、顧客の利用が想定通りに進まない場合等は、計画の変更、遅延又は中止を余儀なくされる可能性があります。その他、システム障害、不正利用、第三者による攻撃等が発生した場合には、顧客の信頼及び当社グループのブランド価値に悪影響を及ぼすおそれがあります。 2.業界に係るリスク(1) 競争状況に関するリスク金融業界は、AIをはじめとする新たな技術の進展や規制緩和等に伴い、異業種による金融サービス事業への参入が続いており、今後も競争環境は益々厳しさを増す可能性があります。・保険事業について生命保険業界においては、伝統的な保険会社に加え、インターネットのみで生命保険を販売する会社のほか、外資系の競業他社及び全国共済農業協同組合連合会、全国労働者共済生活協同組合連合会、日本生活協同組合連合会なども同様の生命保険商品を提供しており、競合関係にあります。損害保険業界においては、代理店を通して契約を獲得する従来型の保険会社に加え、ソニー損保のようにインターネット等によるダイレクトマーケティングによって保険を販売している保険会社とも競合しております。保険業界において、競合他社の有する優位性には以下が含まれます。・資本力と財務格付け・ブランド力・他の金融機関との提携などによる強力なマーケティング、販売ネットワーク・価格優位性・顧客基盤・幅広い商品及びサービス・多様な販売チャネルまた、AIなどを応用した魅力的な商品・サービスの開発により、競合他社が今後より高い競争力を備える可能性もあります。 ・銀行事業についてソニー銀行は個人向けの資産管理及び融資業務の提供に注力しており、都市銀行をはじめとする既存金融機関に加え、ノンバンクや既存証券会社、ネット証券のほか、外国為替証拠金取引業者とも競合しております。ソニー銀行の顧客との主たる接点はインターネットであり、取引を対面で行うことができる金融機関を選好する顧客にはアピールしづらい可能性があります。また、FinTech企業等が新規技術を活用して銀行業やその他の金融サービス事業に新たに参入するような場合には、競争が更に激化する可能性があります。こうしたわが国の金融サービス市場における競争の激化により、当社グループの事業及び業績が悪影響を受ける可能性があります。 (2) 顧客・人口動態の変化によるリスク・生命保険事業について生命保険市場は、少子高齢化の進展や労働力人口の減少等により、将来的には新契約高や保有契約高が減少する可能性があります。ソニー生命の商品開発及びマーケティングは、中期的には比較的安定的に推移すると見込まれている30歳代から40歳代の顧客を主たるターゲットとしておりますが、総人口の減少など人口動態の変化が、当社グループの事業及び業績に想定外の悪影響を及ぼす可能性があります。 ・損害保険事業についてソニー損保の主たる商品である自動車保険の市場は、横ばい傾向にあります。これは国内の新車登録台数の増加が安定しないことや、軽自動車など比較的安価な車両が保有契約台数に占める割合が増えていること等が要因と考えられます。ソニー損保やその他のダイレクト損保会社は、マーケットシェアを伸ばしておりますが、ソニー損保の戦略は、ダイレクト損保会社が市場全体において更にマーケットシェアを拡大し続けることを前提としております。たとえば、顧客が、ダイレクト損保会社一般について、ダイレクト損保会社以外の競合他社よりも信頼性、又はサービスの水準が低いと考える場合、ダイレクト損保会社のマーケットシェアが伸び悩み、当社グループの業績に悪影響を与えます。 ・銀行事業についてソニー銀行の顧客との主たる接点はインターネットです。当社グループが銀行事業において成長を持続できるか否かは、インターネット専業の金融機関によるインターネットなどを利用した銀行サービス及び金融商品仲介サービスがこれまでのように支持されていくかどうかによります。情報セキュリティ上の懸念、又はその他の理由によってインターネットの利用度が低下した場合、あるいは顧客が取引を対面で行うことができる金融機関への選好を示した場合は、インターネットなどを利用した銀行サービス及び金融商品仲介サービスに対する需要が期待どおりに成長しない可能性があります。インターネットなどを利用した銀行サービス及び金融商品仲介サービスが継続的に成長しない場合、又は成長率が低下した場合には、当社グループの成長見通し及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3) 個人向け金融サービス市場における技術などの進歩に対応できないリスク個人向け金融市場は現在急速な技術的変化に晒されており、顧客の要求の変化、新商品・サービス導入の早期化、業界基準の変化などが見られます。インターネットやダイレクトマーケティングチャネルを効率的に利用できることは当社グループの成長の鍵であり、将来の成功は、適時かつ費用効率のよい態様による一部既存サービスの促進、新サービスの開発に依存しております。こうした技術的変化や顧客の要求の変化、業界基準の変化に対応できない場合、対応策への投資が費用効率の悪いものとなった場合、当社グループの事業や成長見通し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 法規制の変更等によるリスクわが国の金融サービス業界においては、規制緩和が進展しておりますが、当社グループの生命保険事業、損害保険事業、銀行事業は、それぞれ異なる規制に服しており、それぞれが独立して業務を遂行することが一般的に求められております。法規制、会計制度、税制、慣例、金融・財政その他の政策等の将来における変更や新設・廃止と、それが当社グループの事業に与える影響は予測が不可能であり、当社がコントロールしうるものではありません。その内容によっては、当社グループの事業の制限や追加的な態勢整備コストが発生するなど、当社グループの業務運営や、業績及び財務基盤に悪影響を与える可能性があります。 (5) 生命保険契約者保護機構の負担金に係るリスク生命保険契約者保護機構は、保険業法に基づき、生命保険会社が破綻した場合の保険契約者の保護の充実を目的に設立・事業開始された法人であり、ソニー生命を含む国内で事業を行う全ての生命保険会社が同機構に会員として加入のうえ、同機構への負担金の支払い義務を負っております。国内の他の生命保険会社と比較して、ソニー生命の保険料収入及び責任準備金が増加する場合、ソニー生命へ割り当てられる負担金が増加する可能性があります。また、国内の他の生命保険会社が破綻した場合や、同機構定款の変更により負担金に関する条文等が変更される場合には、ソニー生命は同機構に対して追加的な負担を求められる可能性があります。これらの負担金の増加は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (6) パンデミック・大規模災害に関するリスク(気候変動に起因するものを含む)ソニー損保は、天候の異変などにより自動車保険、火災保険において予測不能な損失を被る可能性があります。ソニー生命も、感染症などの疫病が発生した場合の保険金等の支払い、地震、津波その他地域的な災害が人口密集地域に発生した場合に多額の保険金等の支払いが発生するリスクに晒されております。各保険子会社は、保険業法上の基準や業界の慣行、会計基準に則った危険準備金、又は異常危険準備金を積み立てておりますが、これらの準備金が実際の保険金等の支払いに十分でない可能性があります。また、ソニー銀行も、大規模災害の発生に伴う経済情勢の悪化による貸倒れや、担保価値の下落などから貸倒引当金の積増しが必要となることなどにより、与信関連コストが増加する場合があります。更に、物理的な損害などにより当社グループの業務が滞る可能性もあり、当社グループがこれらのリスクに適切に対応できなかった場合には、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。なお、上述のパンデミックや大規模災害については、平均気温の上昇による激甚災害や感染症・熱中症の増加など、気候変動に起因するものも含まれます。世界的に気候変動問題への対策が加速する中、当社グループにおいても対応を進めておりますが、当社グループを含む世界的な取組みが奏功しない場合には、当社グループの業務運営や、業績及び財務基盤に悪影響を及ぼす可能性があります。具体的には、上述の気候変動起因の大規模災害等に伴う影響に加えて、炭素税導入や気候変動に係る政策・規制の強化等への対応が不十分な投資先・与信先の資産価値の下落等の影響が考えられます。また、気候変動に係る取組みへの関心が高まるなかで、当社グループの取組みやその開示が不十分とみなされた場合には、社会的な批判の高まりにより、当社グループの事業や資金調達の条件などに悪影響を及ぼす可能性があります。 3.持株会社としてのリスク当社は金融持株会社であり、収入の大部分は当社が直接保有している子会社からの配当となっております。一定の状況下では、保険業法、銀行法及び会社法上の規制などにより、子会社が当社に支払うことができる配当の金額が制限される場合や、子会社が十分な利益を計上することができず、当社に対して配当を支払えない状況が生じる場合があります。また、金融持株会社として当社が上述規制などにより配当を含む株主還元が制限される場合や、グループ連結ESRをはじめとした各種経営指標の悪化等により株主還元方針の見直しを要する場合があります。これらが生じた場合などには、当社はその株主に対して想定していた株主還元ができなくなる可能性があります。

このページのバフェット流コメンタリーは順次自動生成中です。生成されると、ここに「数値の読み解き方」「同業比較」「投資判断のポイント」を表示します。

もっと深く分析したい?

モート先生 AI が ソニーフィナンシャルグループ の事業を 4 賢人の理論で詳しく解説します

モート先生に聞く →