9003

相鉄ホールディングス(9003)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

陸運業 運輸・物流

事業の概要

  • 多角的な事業展開
    相鉄グループは、鉄道やバスなどの運輸業を基盤に、スーパーマーケットなどの流通業、マンション分譲や商業施設賃貸などの不動産業、ホテル業といった幅広い事業を展開しています。これにより、特定の事業に依存せず、多様な収益源を持つことで経営の安定化を図っています。
  • 地域密着型ビジネス
    主要な事業は、相鉄線沿線を中心とした地域に深く根ざしています。鉄道・バスで人々の移動を支え、スーパーで日々の食料品を提供し、不動産で住まいや働く場所を提供することで、地域住民の生活を総合的にサポートし、地域社会の発展に貢献するビジネスモデルです。
  • 純粋持株会社体制
    相鉄ホールディングスは純粋持株会社として、傘下に45の子会社と7の関連会社を持ち、グループ全体の経営戦略の策定と各事業会社の統括を行っています。これにより、各事業の専門性を高めつつ、グループ全体としての連携を強化し、効率的な経営を目指しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 運輸事業の収益基盤
    運輸事業は売上高428.9億円、営業利益49.12億円を計上しており、相鉄グループの基盤となる事業です。鉄道やバスの運行を通じて、沿線住民の移動を支え、安定した収益を生み出しています。地域密着型のサービス提供により、顧客の生活に不可欠なインフラとしての役割を担っています。
  • 不動産事業が稼ぎ頭
    不動産事業は売上高669.34億円、営業利益190.32億円と、グループ内で最も高い営業利益を上げており、稼ぎ頭となっています。マンション分譲、商業施設やオフィスビルの賃貸、不動産販売などを手掛け、沿線開発と連携しながら高収益を上げています。大規模な再開発プロジェクトも進行中で、今後の成長も期待されます。
  • 流通・ホテル事業の貢献
    流通事業は売上高948.44億円、営業利益-2.29億円と赤字ですが、スーパーマーケットなどを通じて地域住民の生活を支えています。ホテル事業は売上高665.18億円、営業利益126.46億円と堅調で、国内外でのホテル展開により収益を上げています。これらの事業は、グループの多角化戦略において重要な役割を担っています。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
Transportation 事業 429 49 11.5%
Merchandising 事業 948 -2 -0.2%
RealEstate 事業 669 190 28.4%
Hotel 事業 665 126 19.0%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|739 文字
3【事業の内容】当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、2026年3月31日現在、純粋持株会社である当社、子会社45社及び関連会社7社により構成されております。当社グループにおいて営んでいる事業の内容及びその主な会社名は次のとおりです。各区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (1)運輸業(2社)事業の内容主な会社名鉄道業相模鉄道㈱バス業相鉄バス㈱ (2)流通業(5社)事業の内容主な会社名スーパーマーケット業相鉄ローゼン㈱その他流通業相鉄ステーションリテール㈱ その他3社 (3)不動産業(8社)事業の内容主な会社名不動産分譲業相鉄不動産㈱、相鉄不動産販売㈱不動産賃貸業㈱相鉄アーバンクリエイツ、㈱相鉄ビルマネジメント(A) その他4社 (4)ホテル業(10社)事業の内容主な会社名ホテル業相鉄ホテル㈱、㈱相鉄ホテルマネジメント、㈱相鉄ホテル開発、㈱相鉄インターナショナル韓国 その他6社 (5)その他(20社)事業の内容主な会社名ビルメンテナンス業相鉄企業㈱(B)、第一相美㈱熱供給事業横浜熱供給㈱建設業相鉄リフォーム㈱その他サービス業相鉄ビジネスサービス㈱(B) その他15社 (注) 上記(A)~(B)は、以下の内容の会社であります。(A)当社が施設を賃借している会社(B)当社が業務を委託している会社 (6)持分法適用関連会社(7社) 事業系統図は以下のとおりです。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
鉄道業の運賃設定・変更には国土交通大臣の認可が必要であり、迅速な対応が困難。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
鉄道事業法に基づき国土交通大臣の許可が必要であり、運賃設定・変更にも認可が必要。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 低い(分散)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:金利変動リスク / 法的規制 / 少子高齢化
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 8 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

相鉄ブランドは地域で一定の認知度を持つが、全国的な強力なブランド力や特許、規制ライセンスによる独占性は限定的。沿線開発におけるブランド価値は存在するが、他社との差別化要因としては弱い。

スイッチングコスト★★★☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

相鉄線沿線に居住・通勤する顧客にとって、他の鉄道会社への乗り換えは、生活基盤や通勤経路の変更を伴うため、一定のスイッチング・コストが発生する。特に、沿線開発による住宅購入者にとっては、そのコストは大きい。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

鉄道事業は基本的にインフラであり、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果はほとんど見られない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

鉄道事業は大規模な固定資産投資と維持管理費が必要であり、構造的なコスト優位性を築くことは難しい。効率的な運行や省エネ努力によるコスト削減は行われているが、競合他社との圧倒的な差はない。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

相鉄線という特定の地域に特化したインフラを持つことで、その地域内での鉄道輸送において一定の規模の経済性を享受している。ただし、全国的な鉄道網と比較すると限定的。

  • 沿線開発とシナジー
    相鉄グループは、鉄道事業を核に沿線の不動産開発を積極的に行い、住宅地や商業施設を整備することで、鉄道利用者の増加と不動産価値の向上という相乗効果を生み出しています。これにより、安定した顧客基盤と収益源を確保しています。
  • 多角化による安定性
    運輸、流通、不動産、ホテルといった多岐にわたる事業を展開しているため、特定の市場変動や景気の影響を受けにくい強みがあります。例えば、鉄道利用者が減少しても不動産賃貸収入で補うなど、リスクを分散し、グループ全体の経営を安定させています。
  • ブランドと信頼性
    長年にわたり地域に密着したサービスを提供することで、「相鉄」ブランドは地域住民からの高い信頼を得ています。これは、新規事業展開や既存事業の強化において、顧客獲得や事業パートナーとの連携を円滑に進める上で大きな競争優位性となります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

  • グループ連結利益の最大化
    相鉄グループは、純粋持株会社体制のもと、運輸業、流通業、不動産業、ホテル業を中核事業とし、グループ全体の連結利益を最大化することを目指しています。各事業会社の自立経営と連携強化を通じて、生活に密着した多様なサービスを提供し、地域社会の発展に貢献する方針です。
  • 既存事業の構造改革と強化
    少子高齢化や人手不足、コスト高騰、金利上昇といった厳しい経営環境に対応するため、既存事業の構造改革と新たな収益源の強化を重点戦略としています。特に不動産事業の抜本的な強化や、沿線価値向上施策の推進により、持続的な成長を目指します。
  • 強固な財務基盤の整備
    大規模投資フェーズにおけるキャッシュアウトに備え、強固な財務基盤の整備を意識した経営を実現することを目指しています。有利子負債の固定金利化推進や金利リスクのモニタリング、財務健全性の維持を通じて、安定した事業運営を支える方針です。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 (1)経営の基本方針相鉄グループは、純粋持株会社体制のもと、運輸業・流通業・不動産業・ホテル業を中心とした企業グループとして、「快適な暮らしをサポートする事業を通じてお客様の喜びを実現し、地域社会の豊かな発展に貢献します」という相鉄グループ「基本理念」に則り、「経営姿勢」として(1)徹底したお客様視点の実践 (2)グループ連結利益の最大化 (3)活力ある企業風土の醸成 (4)よりよい社会への貢献、の4つを掲げています。各社の自己責任に基づく自立経営及び相互の連携強化により、生活に密着したサービスやお客様のニーズを的確に捉えた各種サービスを提供し、地域社会の発展に貢献することを目指しております。 (2)目標とする経営指標当社では収益性指標として営業利益、健全性指標として有利子負債/EBITDA倍率、自己資本比率、効率性指標としてROAを重視しています。なお、2021年11月に公表した「長期ビジョン“Vision2030”」及び2025年4月に公表した中期経営計画「第7次中期経営計画(2025年度~2027年度)」では、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等を設定しております。 2025年度(実績)2027年度(第7次中期経営計画)2030年度(長期ビジョン)営業利益388億円380億円370億円程度親会社株主に帰属する当期純利益248億円224億円-EBITDA638億円670億円620億円程度有利子負債/EBITDA倍率6.9倍6.9倍7倍未満ROA(総資産営業利益率)4.8%4.5%4.5%ROE(自己資本利益率)12.9%10.2%-自己資本比率25.0%26.5%20%台後半(注)1.EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却額2.有利子負債は、借入金+社債により算出しております。3.「-」については、未設定のため記載しておりません。 (3)経営環境及び優先的に対処すべき課題少子高齢化や人手不足、建築価格や物価の高騰による各種コストの増加、金利の上昇、先行き不透明な社会情勢等、相鉄グループを取り巻く環境は厳しさを増しています。こうした中、相鉄グループの「長期ビジョン“Vision2030”」及び「第7次中期経営計画(2025年度~2027年度)」の期間で、「既存事業の構造改革と新たな稼ぐ力の強化」「不動産事業の抜本的な強化」「選ばれる沿線の創造」「新たな事業領域への拡大」等を重点戦略として取り組んでまいります。大規模投資フェーズのキャッシュアウトに備えるべく、「強固な財務基盤の整備」を意識した経営の実現を目指すとともに、事業ポートフォリオの検討とシナジーの創出により「グループ総合力の最大化」を図り、次の100年においても持続的な企業経営が維持できるよう「サステナビリティの追求」を行うことで、さらなる成長を目指してまいります。 長期ビジョン“Vision2030”で推進する6つの重点戦略
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 (1)経営の基本方針相鉄グループは、純粋持株会社体制のもと、運輸業・流通業・不動産業・ホテル業を中心とした企業グループとして、「快適な暮らしをサポートする事業を通じてお客様の喜びを実現し、地域社会の豊かな発展に貢献します」という相鉄グループ「基本理念」に則り、「経営姿勢」として(1)徹底したお客様視点の実践 (2)グループ連結利益の最大化 (3)活力ある企業風土の醸成 (4)よりよい社会への貢献、の4つを掲げています。各社の自己責任に基づく自立経営及び相互の連携強化により、生活に密着したサービスやお客様のニーズを的確に捉えた各種サービスを提供し、地域社会の発展に貢献することを目指しております。 (2)目標とする経営指標当社では収益性指標として営業利益、健全性指標として有利子負債/EBITDA倍率、自己資本比率、効率性指標としてROAを重視しています。なお、2021年11月に公表した「長期ビジョン“Vision2030”」及び2025年4月に公表した中期経営計画「第7次中期経営計画(2025年度~2027年度)」では、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等を設定しております。 2025年度(実績)2027年度(第7次中期経営計画)2030年度(長期ビジョン)営業利益388億円380億円370億円程度親会社株主に帰属する当期純利益248億円224億円-EBITDA638億円670億円620億円程度有利子負債/EBITDA倍率6.9倍6.9倍7倍未満ROA(総資産営業利益率)4.8%4.5%4.5%ROE(自己資本利益率)12.9%10.2%-自己資本比率25.0%26.5%20%台後半(注)1.EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却額2.有利子負債は、借入金+社債により算出しております。3.「-」については、未設定のため記載しておりません。 (3)経営環境及び優先的に対処すべき課題少子高齢化や人手不足、建築価格や物価の高騰による各種コストの増加、金利の上昇、先行き不透明な社会情勢等、相鉄グループを取り巻く環境は厳しさを増しています。こうした中、相鉄グループの「長期ビジョン“Vision2030”」及び「第7次中期経営計画(2025年度~2027年度)」の期間で、「既存事業の構造改革と新たな稼ぐ力の強化」「不動産事業の抜本的な強化」「選ばれる沿線の創造」「新たな事業領域への拡大」等を重点戦略として取り組んでまいります。大規模投資フェーズのキャッシュアウトに備えるべく、「強固な財務基盤の整備」を意識した経営の実現を目指すとともに、事業ポートフォリオの検討とシナジーの創出により「グループ総合力の最大化」を図り、次の100年においても持続的な企業経営が維持できるよう「サステナビリティの追求」を行うことで、さらなる成長を目指してまいります。 長期ビジョン“Vision2030”で推進する6つの重点戦略
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況相鉄グループは、2025年4月に公表した「第7次中期経営計画(2025年度~2027年度)」において、将来の横浜駅西口周辺の大規模な再開発に向けた「横浜駅西口大改造構想」を見据え、「不動産事業を核とする成長戦略の遂行」、「事業構造改革の断行と新たな成長に向けた基盤整備・拡充による稼ぐ力の強化」及び「『開発スピリット』の復活(原点回帰)/持続的な成長につながる開発の実行」を重点戦略として取り組んでまいりました。この第7次中期経営計画の初年度となる当期は、不動産分譲業において、「グレーシアウエリス横浜ゆめが丘」及び「グレーシアライフ横浜ゆめが丘」の分譲により、ゆめが丘エリアの活性化を図るとともに、不動産賃貸業においては、「横浜駅西口大改造構想」の検討を進めました。また、収益物件の取得やオーストラリアでの賃貸住宅開発プロジェクトへ参画する等、事業領域の拡大に努めてまいりました。さらに、稼働済みの太陽光発電所を取得する等、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを強化したほか、AIやICTを活用した業務効率化や生産性向上に取り組みました。このほか、旧上瀬谷通信施設跡地(横浜市旭区・瀬谷区)で開催される2027年国際園芸博覧会に向けて、電車・バスのラッピング車両の運行及び特別仕様デザインの駅名標の掲出等や、Village出展者として、特設サイトの開設等を行いました。以上のように鋭意業績の向上に努めました結果、当連結会計年度における営業収益は3,075億7千2百万円(前年同期比5.3%増)となり、営業利益は388億3千3百万円(前年同期比2.7%増)、経常利益は356億9千6百万円(前年同期比2.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は248億4千8百万円(前年同期比10.9%増)となりました。 各セグメント別の状況は以下のとおりであります。 (運輸業)鉄道業におきましては、輸送面では、ダイヤ改正を実施し、利便性及び快適性の向上に努めたほか、「デザインブランドアッププロジェクト」のコンセプトを反映した新型車両13000系8両を新造いたしました。施設面では、海老名駅中央2階改札の使用を新たに開始したほか、弥生台駅をはじめとする10駅において自動改札機を更新するとともに、クレジットカード等のタッチ決済による後払い乗車サービスの相互利用を開始する等、お客様の利便性向上を図りました。安全面では、引き続き、鶴ヶ峰駅付近連続立体交差工事を推進いたしました。営業面では、春と秋の定期券買い替えシーズンに合わせて「YOKOHAMAどっちも定期 新規購入・区間変更キャンペーン」を実施したほか、「相鉄13000系おひろめ会」を開催いたしました。バス業におきましては、脱炭素社会の実現を目指した国産EVバス及びドライバー異常時対応システムを装備した車両等24両を導入したほか、安全性を高めたASV(先進安全自動車)仕様の高速バス2両を導入いたしました。また、一部系統にてダイヤ改定を実施し、お客様の利便性向上に努めました。さらに、空港リムジンバス「二俣川羽田空港線」において運賃改定を実施したほか、高速バス「御殿場プレミアム・アウトレット線」の運行を再開するなど、収益力の向上に努めました。そのほか、持続可能な地域公共交通の実現に向けた取り組みとして、完全キャッシュレスバスの実証運行等を実施いたしました。以上の結果、運輸業全体の営業収益は450億6千3百万円(前年同期比3.5%増)、営業利益は57億2千7百万円(前年同期比16.6%増)となりました。 種別 単位 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 増減率 (%)鉄道業営業収益百万円36,76937,8152.8バス業営業収益百万円6,8237,2936.9合計百万円43,59245,1093.5消去百万円△52△46-営業収益百万円43,54045,0633.5 (鉄道業) 種別 単位 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)営業日数日365365営業キロ㎞44.444.4客車走行キロ千㎞53,70753,4411日平均延人キロ人キロ6,487,9376,680,194輸送人員定期千人134,870138,699定期外千人86,59889,105合計千人221,469227,805旅客運輸収入定期百万円15,12715,638定期外百万円18,51719,089小計百万円33,64434,727運輸雑収百万円3,1243,087収入合計百万円36,76937,815乗車効率%31.532.6 (注) 乗車効率=延人キロ÷(客車走行キロ×平均定員) (バス業) 種別 単位 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)乗合業営業日数日365365免許キロ㎞1,0611,052走行キロ千㎞9,6129,823輸送人員定期千人14,02814,217定期外千人17,63517,156合計千人31,66331,373旅客運送収入定期百万円2,6092,818定期外百万円3,9834,219小計百万円6,5927,038運輸雑収百万円8596収入小計百万円6,6787,134貸切業収入百万円106120運行管理収入百万円3839収入合計百万円6,8237,293 (流通業)スーパーマーケット業におきましては、藤沢市の「そうてつローゼンみろく寺店」を建替えによりリニューアルオープンしたほか、大和駅前店をはじめとする3店舗において改装を実施し店舗の活性化を図った一方で、経営効率化のため、富水店等4店舗を閉店いたしました。また、インストアベーカリー「葉山ボンジュール」ではフェリス女学院大学とのコラボレーションの第3弾として地産地消の推進とフードロス削減に配慮したパンを開発・販売いたしました。その他流通業におきましても、駅売店をコンビニエンスストアに転換する等、収益力の向上を図りました。以上の結果、流通業全体の営業収益は972億4千7百万円(前年同期比2.5%増)、営業利益は8億8千6百万円(前年同期は営業損失2億2千9百万円)となりました。 種別 単位 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 増減率 (%)スーパーマーケット業営業収益百万円85,92687,8072.2その他流通業営業収益百万円8,9289,4405.7合計百万円94,85497,2472.5消去百万円---営業収益百万円94,85497,2472.5 (不動産業)不動産分譲業におきましては、横浜市泉区の「グレーシアウエリス横浜ゆめが丘」、横浜市神奈川区の「グレーシア横浜」及び東京都荒川区の「グレーシアタワー南千住」等の集合住宅並びに横浜市泉区の「グレーシアライフ横浜ゆめが丘」、横浜市旭区の「グレーシアライフ横浜三ツ境」及び横浜市旭区の「グレーシアライフ横浜希望ケ丘」等の戸建住宅を中心に、集合住宅及び戸建住宅326戸を分譲いたしました。不動産賃貸業におきましては、将来の横浜駅西口周辺の大規模な再開発に向けた「横浜駅西口大改造構想」による魅力的な街づくりの具体化に取り組みました。また、鶴ヶ峰駅北口地区市街地再開発準備組合における事業協力者に選定されました。そのほか、横浜駅西口の「相鉄ジョイナス」をはじめとするショッピングセンターにおきましても、魅力あるテナントを誘致する等、収益力の向上に努めました。なお、2024年に不動産ファンド事業への参入を目的として設立した相鉄不動産投資顧問㈱において金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受け、ファンド組成に向けた取り組みを進めました。以上の結果、不動産業全体の営業収益は732億3千6百万円(前年同期比2.8%増)、営業利益は139億5千7百万円(前年同期比26.7%減)となりました。 種別 単位 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 増減率 (%)分譲業営業収益百万円30,45630,9241.5賃貸業営業収益百万円41,12142,6583.7合計百万円71,57873,5832.8消去百万円△359△346-営業収益百万円71,21873,2362.8 (ホテル業)ホテル業におきましては、「横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ」においては、宿泊需要の好調により平均客室単価が上昇し、過去最高の売上を達成いたしました。また、5階宴会場のホワイエ等の改修工事を実施いたしました。そのほか、関東学院大学との産学連携プロジェクト「子育て応援フェスティバル 2026」等のイベント、横浜DeNAベイスターズとの協業によるケータリング事業やオリジナルフォトウエディング等により集客力及び収益力の向上に努めました。宿泊特化型ホテルにおいては、「相鉄フレッサイン 千葉柏」をはじめとする3店舗において改装を実施し、店舗の活性化と収益力の向上を図りました。なお、経営資源の集約及び業務の効率化を図るため、㈱相鉄ホテルマネジメントを存続会社とし、相鉄イン㈱及び㈱サンルートを消滅会社とする連結子会社間の吸収合併を実施いたしました。以上の結果、ホテル業全体の営業収益は754億6千9百万円(前年同期比12.8%増)、営業利益は164億4千8百万円(前年同期比30.1%増)となりました。 種別 単位 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 増減率 (%)ホテル業営業収益百万円66,91075,46912.8 種別 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 増減 増減率 (%)客室稼働率(%) 国内 宿泊特化型84.986.71.8pt- 横浜ベイシェラトン85.285.40.2pt-平均客室単価(円) 国内 宿泊特化型13,06914,4151,34610.3 横浜ベイシェラトン25,89527,8881,9937.7 (その他)ビルメンテナンス業におきましては、AI建物管理クラウドシステムの導入施設をさらに拡大し、ICTの積極的な活用による業務の効率化を推進いたしました。また、積極的な営業活動により、新規物件及び既存物件における周辺業務の受注拡大を図るとともに、良質かつ安定したサービスの提供に努めました。その他の各社におきましても、業績の向上を図るべく、積極的な営業活動に努めました。以上の結果、その他全体の営業収益は305億4千8百万円(前年同期比8.9%増)、営業利益は21億6千2百万円(前年同期比28.7%増)となりました。 種別 単位 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 増減率 (%)ビルメンテナンス業営業収益百万円20,70022,2027.3その他の営業収益百万円8,2719,31012.6合計百万円28,97131,5128.8消去百万円△932△964-営業収益百万円28,03930,5488.9 財政状態については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (財政状態)」に記載しております。 ② キャッシュ・フローの状況 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 増減額営業活動によるキャッシュ・フロー36,67822,792△13,885(百万円)投資活動によるキャッシュ・フロー△43,777△30,40513,371(百万円)財務活動によるキャッシュ・フロー5,2429,7524,509(百万円)現金及び現金同等物の期末残高16,00818,0192,010(百万円)当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ20億1千万円増加し、180億1千9百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、227億9千2百万円の収入(前年同期は366億7千8百万円の収入)となり、売上債権が増加したこと等により、前年同期に比べ138億8千5百万円収入が減少いたしました。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、304億5百万円の支出(前年同期は437億7千7百万円の支出)となり、有形固定資産の取得による支出が減少したこと等により、前年同期に比べ133億7千1百万円支出が減少いたしました。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、97億5千2百万円の収入(前年同期は52億4千2百万円の収入)となり、社債の償還による支出が減少したこと等により、前年同期に比べ45億9百万円収入が増加いたしました。 ③ 生産、受注及び販売の実績当社グループは、運輸業、不動産賃貸業などのいわゆる「役務提供」を営業収益の中心としているため、ほとんどが受注生産形態をとっておりません。このため、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことは適切でないと判断し、生産、受注及び販売の状況は「① 財政状態及び経営成績の状況」におけるセグメントの業績に関連付けて記載しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容(経営成績)(ア)営業収益及び営業利益当連結会計年度の営業収益は3,075億7千2百万円(前年同期比5.3%増)となり、営業利益は388億3千3百万円(前年同期比2.7%増)となりました。各セグメントの営業収益、営業利益及び営業損失の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要」にも記載がありますが、次のとおりであります。運輸業は、既存線・相鉄新横浜線の輸送人員が増加したことなどにより、15億2千2百万円の増収、8億1千4百万円の増益となりました。流通業は、スーパーマーケット業における客単価の増加や新店の寄与などにより23億9千3百万円の増収、11億1千5百万円の増益となりました。 不動産業は、賃貸業で前期にゆめが丘ソラトスなど沿線収益物件の開業があったものの、分譲業で粗利益率の低下があったことなどにより、20億1千8百万円の増収、50億7千4百万円の減益となりました。ホテル業は、宿泊需要の増加により稼働率・平均客室単価が上昇し、85億5千8百万円の増収、38億2百万円の増益となりました。その他の事業は、設備工事業及びビルメンテナンス業の臨時工事の増加などにより25億9百万円の増収、4億8千2百万円の増益となりました。 (イ)営業外収益及び経常利益当連結会計年度の営業外収益は17億3千1百万円で、為替差益の増加等により7億3千万円の増加(前年同期比73.0%増)となりました。営業外費用は48億6千8百万円で、支払利息の増加等により8億5千9百万円の増加(前年同期比21.4%増)となりました。この結果、経常利益は356億9千6百万円(前年同期比2.5%増)となりました。 (ウ)特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益当連結会計年度の特別利益は、投資有価証券売却益17億8千1百万円を主なものとして、総額22億5千9百万円となり、特別損失は減損損失14億5千万円を主なものとして、総額30億5千9百万円となりました。以上から税金等調整前当期純利益は348億9千5百万円(前年同期比14.3%増)となり、ここから法人税等及び非支配株主に帰属する当期純損失を控除した親会社株主に帰属する当期純利益は248億4千8百万円(前年同期比10.9%増)となりました。 (財政状態)総資産は、棚卸資産の増加等により、前連結会計年度末に比べて561億9千2百万円増加し、8,134億5千7百万円となりました。負債は、有利子負債の増加等により349億5千8百万円増加し、6,101億4千2百万円となりました。なお、有利子負債の残高は、借入金・社債合わせまして4,405億9千7百万円となり、251億2千9百万円増加いたしました。純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により212億3千4百万円増加し、2,033億1千4百万円となりました。なお、自己資本比率は25.0%、1株当たり純資産は2,117円75銭となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報(ア)資金調達当社グループは、財務の健全性・安定性維持を資金調達の基本方針とし、生保・銀行等からの長期借入金や社債の発行等により長期資金を中心とした資金調達を行っております。また、主要な事業である鉄道業の設備投資の調達に当たっては、㈱日本政策投資銀行からの借入を活用しております。社債及び民間金融機関からの借入金など、市場環境や金利動向等を総合的に勘案しながら資金調達を行っております。 (イ)資金の流動性当社グループは、鉄道業や流通業を中心に日々の収入金があることから、必要な流動性資金は十分に確保しており、グループ会社については、銀行などの外部からの資金の調達は行わず、相鉄ビジネスサービス㈱を通じたキャッシュマネジメントシステム(CMS)の活用により資金の集中管理と資金効率化、流動性の確保を図っております。 (ウ)設備投資による資本の投下各セグメントの設備投資等の概要については、「第3 設備の状況 1 設備投資等の概要」に記載のとおりであります。当連結会計年度においては、総額381億6千9百万円の設備投資を実施しました。引き続きさらなる事業基盤の拡大、将来の収益確保につながる投資を進めてまいります。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期2026年3月期自己資本比率(%)22.422.523.024.025.0時価ベースの自己資本比率(%)36.034.337.628.134.5キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)14.99.819.411.319.3インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)8.913.07.010.95.6自己資本比率:自己資本/総資産時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業活動によるキャッシュ・フローインタレスト・カバレッジ・レシオ:営業活動によるキャッシュ・フロー/利息の支払額(注1)各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。(注2)株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。(注3)営業活動によるキャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、借入金+社債により算出しております。また、利息の支払額については、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。なお、当社グループの連結財務諸表で採用されている重要な会計方針は、以下のとおりです。また、前提とした主要な仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」をご参照ください。 固定資産の減損固定資産の減損の兆候の有無の検討、減損損失を認識するかどうかの判定及び使用価値の算定において用いられる将来キャッシュ・フローは、経営環境などの外部要因に関する情報や当社グループが用いている内部の情報に基づき、資産グループの現在の使用状況や合理的な使用計画などを考慮し見積っております。当社グループは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結損益計算書関係) ※11 減損損失」に記載のとおり、当連結会計年度において減損損失(14億5千万円)を計上いたしました。回収可能価額は、正味売却価額及び使用価値により測定しており、正味売却価額の算定にあたっては、不動産鑑定評価基準に基づく鑑定評価額もしくは固定資産税評価額等に合理的な調整を行って算定した金額を使用しております。また、使用価値の算定に用いられる税引前の割引率は、借入資本コストと自己資本コストを加重平均した資本コストによっております。当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において追加の減損損失(特別損失)が発生する可能性があります。

事業リスク

  • 自然災害・地政学リスク
    地震、台風、豪雨などの大規模自然災害や、国際的な地政学的リスク、感染症の流行、テロなど、企業がコントロールできない外部環境の変化により、インフラや施設が損壊したり、営業停止に追い込まれたりする可能性があります。これにより、復旧費用が増大し、事業活動が制限され、業績や財務状況に悪影響を及ぼす恐れがあります。
  • 金利変動・調達コスト上昇
    相鉄グループは、大規模な設備投資や再開発計画を進めるため、有利子負債が多い財務構造となっています。市場金利の上昇や資金調達コストの増加は、支払利息の増加や投資採算性の悪化を招き、企業収益の低下や資金調達環境の悪化につながる可能性があります。
  • 事業構造の変化
    少子高齢化の進行、テクノロジーの進化、人々の価値観やライフスタイルの変化により、既存の収益モデルや顧客層が大きく変化する可能性があります。これにより、鉄道利用者の減少や商業施設の集客力低下、新規事業投資の失敗などが発生し、グループ全体の業績や成長性に大きな影響を与える恐れがあります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|1,977 文字
3【事業等のリスク】当社グループでは、定期的にリスク認識の再評価、及びリスク軽減に対する取り組み状況の評価を行い、発生の回避及び発生した場合の影響最小化に向けての対応に努めております。有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある連結経営上の最重要リスクとして、「自然災害・感染症・地政学的リスク」、「重大事故」、「情報セキュリティ・システム基盤」、「法的規制・規制強化」、「コンプライアンス・グループガバナンス」、「人材確保」、「事業構造の変化」、「金利変動・調達コスト上昇」の8つを設定しております。リスクの内容及びリスクコントロールの取り組みは次のとおりであります。なお、本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。また、以下の記載は、当社グループの事業等のリスクをすべて網羅することを意図したものではないことにご留意ください。 リスク分類リスク内容主なリスク対策自然災害・感染症・地政学的リスク地震や風水害(台風・豪雨・高潮・土砂災害)等の大規模自然災害やグローバルな地政学リスク、感染症の流行、テロ・不法行為など、当社グループでコントロールが困難な外部環境変化により、インフラ・施設の損壊・営業停止・復旧費用の増大、事業活動の制限など業績・財務への影響が生じるリスクがあります。・事業拠点分散やエリアリスク分散・感染症・災害等のBCP見直しと柔軟な労働環境対応・外部環境情報の定期収集と、緊急時の迅速な判断・行動体制構築 重大事故鉄道やバス運行等における事故・火災・爆発や、流通事業における期限切れ商品の販売・表示義務違反、食品の食中毒・異物混入などが発生した場合には、人命・身体への重大な影響に加え、社会的信用の失墜による事業継続への悪影響が生じる可能性があります。・BCPの策定と定期訓練・定期的な施設・設備の点検と安全管理体制の強化・品質・食品衛生管理に関する研修・監査の実施・情報連絡・危機対応体制の強化、社内教育によるリスク啓発 情報セキュリティ・システム基盤サイバー攻撃や情報漏洩/大規模なシステム障害により、事業継続や顧客データ・機密情報等が侵害されると、社会的信用失墜とともに、法的・金銭的損失につながる可能性があります。・「サイバーセキュリティ基本方針」に基づく取り組みの強化・標的型メール訓練、社員の意識醸成 法的規制・規制強化当社グループが展開する各事業については、各種法令や公的規制の影響を強く受けており、法的規制の強化又は重要な変更があった場合、柔軟な事業展開・料金改定等が制約され業績や財務への影響が生じるリスクがあります。・法令順守研修・教育の強化・関係法規制の最新動向の調査、社内周知 リスク分類リスク内容主なリスク対策コンプライアンス・グループガバナンスコーポレート・ガバナンスの不全やリスク認識・対応遅延、グループ会社での不正取引・不適切な販売・贈収賄・契約不履行、ハラスメントの発生等により、企業信用の低下や法的責任、ブランド価値の毀損が発生するリスクがあります。・経営管理体制・内部統制の強化・内部通報(ヘルプライン)の周知・実効性向上・「人権方針」「サプライチェーン方針」に基づく具体的な運用推進・コンプライアンス研修の実施人材確保生産年齢人口の減少による労働力不足、採用活動の難航、人材の流出や大量退職、スキル継承断絶等により、事業運営に必要な人材の安定確保が困難となり、サービス水準や成長戦略の推進力の低下につながるおそれがあります。・処遇・働き方改革による「選ばれる職場」の推進・人材育成・スキル承継制度の整備・職場環境の改善、福利厚生の充実及びカムバック制度の導入・外部人材・外国人労働力の確保、多様な採用施策の推進事業構造の変化少子高齢化やテクノロジーの進展、価値観や生活様式の変化が進展した場合、既存の収益モデルや顧客セグメントの大幅な変化、新規事業投資の失敗などにより、当社グループの業績・成長性に大きな影響を及ぼす可能性があります。・顧客・社会ニーズの変化を常時把握し、適時なサービスや新事業創出、沿線価値向上施策の推進・事業ポートフォリオの定期的な見直し 金利変動・調達コスト上昇多額の設備投資や再開発計画を進めるため、有利子負債が多い財務構造となっています。市場金利の上昇や調達コストの上昇等により支払利息・投資採算への影響を受け、企業収益の低下や資金調達環境の悪化が生じる可能性があります。・有利子負債残高の固定金利化推進及び変動リスクの抑制・金利リスクモニタリングとヘッジ、財務健全性の維持・調達先・手法の多様化、継続的な工事内容の精査

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