9052

山陽電気鉄道(9052)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

陸運業 運輸・物流

事業の概要

  • 地域密着型総合サービス
    山陽電気鉄道グループは、兵庫県南部を拠点に、鉄道・バス・タクシーといった運輸事業を核としています。これに加え、百貨店運営の流通事業、不動産の賃貸・分譲事業、スポーツ施設や飲食店のレジャー・サービス事業、さらには情報処理や設備保守などのその他事業と、多岐にわたるサービスを提供することで、地域住民の生活を包括的に支え、収益を上げています。
  • 多角的な事業展開
    鉄道事業で安定した基盤を築きつつ、百貨店やコンビニエンスストア、不動産賃貸・分譲など、様々な事業を展開しています。これにより、特定の事業に依存することなく、景気変動や市場の変化に対応できる柔軟な収益構造を構築しており、リスク分散と安定的な成長を目指しています。
  • グループ会社による事業推進
    当社グループは、山陽電気鉄道を中心に、山陽バス、山陽百貨店、山電不動産など、14の子会社と1つの関連会社で構成されています。各社がそれぞれの専門分野を担い、鉄道事業から派生した多様なサービスを提供することで、グループ全体としての収益力を高め、地域社会への貢献と企業価値の向上を図っています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 運輸事業
    鉄道、バス、タクシー事業を運営しており、売上高200.27億円、営業利益12.72億円と、グループ内で最も大きな売上を誇る基幹事業です。地域住民の生活を支える重要なインフラであり、安定した収益源となっています。安全対策やバリアフリー化、車両更新などへの継続的な投資を通じて、サービスの維持・向上に努めています。
  • 不動産事業
    不動産の賃貸・分譲、管理を手掛けており、売上高54.59億円に対し、営業利益は21.17億円と、高い収益性を誇る事業です。保有不動産の有効活用や社有地の開発を通じて、沿線の価値向上に貢献し、グループ全体の利益を牽引する重要な役割を担っています。
  • 流通事業
    百貨店業やコンビニエンスストア業を展開しており、売上高94.55億円、営業利益3.5億円となっています。地域に密着した商業施設として、質の高いサービス提供や集客力のあるブランド誘致に注力し、顧客基盤の拡充と経営効率の向上を目指しています。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
Transportation 事業 200 13 6.4%
Retailing 事業 95 4 3.7%
RealEstateBusiness 地域 55 21 38.8%
LeisureServices 事業 22 2 7.7%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|812 文字
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社14社及び関連会社1社で構成され、その営んでいる主要な事業内容は、次のとおりであります。 なお、次の5部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)運輸部門 (4社)事業の内容会社名鉄道事業当社バス事業山陽バス㈱タクシー業大阪山陽タクシー㈱、山陽タクシー㈱(A) (2)流通部門 (4社)事業の内容会社名百貨店業㈱山陽百貨店(A)、㈱山陽友の会、山陽デリバリーサービス㈱コンビニエンスストア業㈱山陽フレンズ(A) (3)不動産部門 (6社)事業の内容会社名不動産賃貸業当社、大阪山陽タクシー㈱、山陽タクシー㈱、山陽バス㈱不動産分譲業当社不動産管理業山電不動産㈱(A)(B)、姫路再開発ビル㈱※ (4)レジャー・サービス部門 (4社)事業の内容会社名スポーツ業山陽レジャーサービス㈱(A)広告代理業㈱山陽フレンズ(A)(B)飲食業大阪山陽タクシー㈱(A)、山商㈱(A) (5)その他部門 (7社)事業の内容会社名情報処理業㈱山電情報センター(A)(B)設備の保守・整備・工事業山電サービス㈱(A)(B)、山陽アメニティサービス㈱(A)(B)、山陽タクシー㈱、山電不動産㈱(A)労働者派遣事業・請負業㈱日本ワークシステム(A)(B)保険代理業㈱山陽フレンズ(A) (注)1.全子会社を連結しております。2.※は関連会社(持分法適用)であります。3.上記部門の会社数には、当社、山陽バス㈱、大阪山陽タクシー㈱、山陽タクシー㈱、山電不動産㈱及び ㈱山陽フレンズが重複して含まれております。4.当社は(A)の会社に対し施設の賃貸を行っております。5.当社は(B)の会社に対し業務の委託を行っております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
運輸部門では他の輸送機関や自動車と競合し、流通部門では競合店の新規進出があるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
鉄道事業法および道路運送法による運輸業を主な事業としており、許可、認可等が事業遂行の前提。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 混合
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:法的規制による事業活動の制限 / 自然災害や感染症による影響 / 競合路線および人口減少による影響
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

山陽電気鉄道は地域に根差した鉄道事業者であり、長年の歴史と地域住民からの信頼は一定の無形資産となり得る。しかし、特定のブランド力や特許、規制ライセンスによる明確な優位性は限定的である。

スイッチングコスト★★★☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

鉄道利用者は、生活圏や通勤・通学ルートが固定されている場合が多く、他の交通手段への乗り換えには時間的・物理的なコストが伴う。特に沿線住民にとっては、生活インフラとしての側面が強く、スイッチング・コストは比較的高いと考えられる。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

鉄道事業は、利用者数が増加しても、個々の利用者の体験価値が直接的に向上するネットワーク効果は働きにくい構造である。プラットフォーム型ビジネスとは異なり、利用者間の相互作用による価値増幅は見られない。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

鉄道事業は、線路保守、車両維持、人件費など固定費の割合が高い。規模の経済によるコスト優位性は存在するものの、競合他社(特にJR西日本など)と比較して構造的なコスト優位性を確立しているとは言いがたい。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

山陽電気鉄道は、神戸~姫路間に鉄道路線を展開しており、地域における一定の規模を持つ。しかし、全国的な鉄道網と比較すると限定的であり、業界全体で見た効率規模の優位性は中程度と考えられる。

  • 地域に根差した事業基盤
    山陽電気鉄道は、兵庫県南部地域に鉄道路線を持ち、この地域に経営資源を集中させています。長年にわたり地域住民の交通手段として利用されてきた実績と信頼は、他の追随を許さない強固な事業基盤となっており、地域社会との強いつながりが競争優位性となっています。
  • 多角的な事業ポートフォリオ
    運輸事業だけでなく、百貨店や不動産、レジャー・サービスなど、幅広い事業を展開しています。これにより、特定の事業の業績に左右されにくい安定した収益構造を持ち、景気変動や市場の変化に対する耐性を高めています。各事業が相互に連携し、顧客の囲い込みにも繋がっています。
  • 安全・安心への継続投資
    鉄道事業において、全踏切への支障報知装置の設置完了や、防災対策工事、変電所・自動列車停止装置(ATS)の更新・高機能化など、安全対策に継続的に投資しています。これにより、顧客からの信頼を獲得し、質の高いサービスを提供することで、長期的な顧客基盤の維持・強化に繋がっています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

  • 長期ビジョン「“つなぐ”で価値を最大化」
    2040年度を目標とする長期ビジョンでは、「安全・安心を未来へ」「魅力あるまちと人を」「地域の力を」「多様な人財を」つなぎ、新たな価値を共創することで、持続的な成長と存在感の向上、価値の最大化を目指しています。これは、地域社会との連携を深め、多角的な事業展開を通じて企業価値を高めることを意味します。
  • 中期経営計画による事業構造変革
    2026年度から2028年度までの中期経営計画では、「事業構造変革の推進と新たな連携基盤づくり」を基本方針としています。既存事業の強化に加え、収益性の高い事業領域への注力、グループ内外との連携強化、人財への投資、そして成長投資と安定的な株主還元を基本戦略とし、将来に向けた経営基盤の強化を図ります。
  • 主要セグメントごとの課題解決
    運輸業では、鉄道のバリアフリー化や車両更新、バス事業の収支改善策など、安全・快適性の向上と収益基盤の強化を進めます。流通業では、山陽百貨店の顧客基盤拡充と新しい百貨店像の確立を目指し、不動産業では、分譲事業の規模拡大と不動産回転型ビジネスへの挑戦を通じて、沿線価値の向上に貢献する方針です。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針当社グループは、兵庫県南部を基盤として、地域社会とのつながりを大切にしながら、鉄道・バス・タクシーなどの「運輸業」、百貨店などの「流通業」、不動産賃貸・分譲などの「不動産業」、飲食などの「レジャー・サービス業」、人材派遣などの「その他の事業」として5つに大別される事業を展開し、幅広く人々の生活を支える総合サービスを提供することによって、社会の発展に貢献し、「連結での成長」を目指していくことを基本方針としております。 (2)中長期的な会社の経営戦略当社グループは、コロナ禍以降の外部環境の変化により顕在化した課題や、前中期経営計画において認識した課題に迅速かつ主体的に対応し、持続可能な社会の実現への貢献を通じた持続的な企業価値向上をはかるため、2040年度を目標年度とする「新長期ビジョン」を再設定するとともに、あるべき姿に向かう基盤づくりの位置づけとした2026年度から2028年度までの中期経営計画を策定しました。 1.長期ビジョン①目標年度2040年度 ②長期ビジョン(2040年度のあるべき姿)“つなぐ”で価値を最大化当社グループは、「安全・安心を未来へ」、「魅力あるまちと人を」、「地域の力を」、「多様な人財を」つないで新たな価値を共創し、持続的な成長をはかることで存在感を高め、価値の最大化を目指す ③基本戦略・「安全・安心」の信頼を活かした事業展開・不動産業の規模拡大および成長領域への積極的な投資・展開・ステークホルダーとの連携深化による事業エリアでの存在感の向上・多様な人財をつなぐ人的資本戦略の推進・成長投資と株主還元を意識した財務戦略の推進 2.中期経営計画①計画期間2026年度から2028年度までの3年間 ②基本方針 事業構造変革の推進と新たな連携基盤づくり長期ビジョンを達成するため、既存事業の深化と成長につながる連携基盤づくりを行うとともに、重点領域への積極的な投資に取り組む。 ③基本戦略・既存事業の強靭化・収益性の高い事業領域への注力による収益力拡大・グループ内や企業・行政との連携によるエリア価値向上・人財への重点的な投資による組織力の強化・成長投資と安定的な株主還元の実施 (3)目標とする経営指標 中期経営計画最終年度(2028年度)において、連結目標経営指標を以下のとおり定めております。 2028年度目標収益性営業収益48,000百万円営業利益4,600百万円財務健全性有利子負債/EBITDA倍率 ※6倍台資本効率ROE6%台株主還元連結配当性向35%以上投資規模連結投資額36,000百万円(2026~2028年度計) ※EBITDA=営業利益+減価償却費 有利子負債=借入金+社債 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の見通しにつきましては、少子高齢化や人口減少に加え、燃料価格をはじめとする物価の上昇や人件費の増加、さらには金利上昇リスク等による影響など、当社グループを取り巻く環境は依然として厳しい状況が続くと思われます。 このような情勢のなかで、当社グループでは、コロナ禍以降の外部環境の変化により顕在化した課題や今後の先行き不透明な社会環境下で生じる課題に迅速かつ主体的に対応し、サステナブルな社会の実現への貢献を通じて持続的な企業価値向上をはかるため、2040年度を目標年度とする「新長期ビジョン」を再設定するとともに、あるべき姿に向かう基盤づくりの位置付けとする2028年度までの中期経営計画を策定しました。 長期ビジョンには、2040年度のあるべき姿として「“つなぐ”で価値を最大化」を掲げ、当社グループは、「安全・安心を未来へ」、「魅力あるまちと人を」、「地域の力を」、「多様な人財を」つないで新たな価値を共創し、持続的な成長をはかることで存在感を高め、価値の最大化を目指してまいります。 また、中期経営計画においては、基本方針として「事業構造変革の推進と新たな連携基盤づくり」を掲げ、5つの基本戦略である「既存事業の強靭化」、「収益性の高い事業領域への注力による収益力拡大」、「グループ内や企業・行政との連携によるエリア価値向上」、「人財への重点的な投資による組織力の強化」、「成長投資と安定的な株主還元の実施」を掲げ、将来にわたる経営基盤をなお一層強化してまいります。 主要セグメントにおける対処すべき課題は、次のとおりであります。 ①運輸業 運輸業のうち、鉄道事業におきましては、安全・安心・快適な輸送の維持・向上を目的として、引き続き藤江駅等でのバリアフリー化工事や、車内防犯カメラの設置を進めるほか、6000系車両の新造工事を継続するなど、環境優位性の向上にも取り組んでまいります。 また、沿線企業や自治体等と連携し、公共交通への転換促進に取り組むとともに、収支構造強靭化に向けた施策を推進し、事業基盤の強化をはかってまいります。 バス事業におきましては、垂水・舞子地域において継続的に事業を展開するため、運賃改定を含む収支改善策や車両更新を計画的に進めるとともに、営業体制の強化により観光需要の取り込みにも注力してまいります。 ②流通業 流通業では、山陽百貨店におきまして、質の高いサービスの提供や集客力の高いブランドの誘致により顧客基盤の一層の拡充に努めるほか、経営効率を重視した売場構成や組織体制の構想を具体化するなど、新しい百貨店像の確立に向けた施策を着実に進めてまいります。 ③不動産業 不動産業では、分譲事業の規模拡大に加え、新たな領域への挑戦に向けた土台づくりにつながる、不動産回転型ビジネスの実施に向けた物件の取得と売却を計画的に行うとともに、保有不動産の有効活用や社有地の開発を通じて、沿線の価値向上に寄与してまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針当社グループは、兵庫県南部を基盤として、地域社会とのつながりを大切にしながら、鉄道・バス・タクシーなどの「運輸業」、百貨店などの「流通業」、不動産賃貸・分譲などの「不動産業」、飲食などの「レジャー・サービス業」、人材派遣などの「その他の事業」として5つに大別される事業を展開し、幅広く人々の生活を支える総合サービスを提供することによって、社会の発展に貢献し、「連結での成長」を目指していくことを基本方針としております。 (2)中長期的な会社の経営戦略当社グループは、コロナ禍以降の外部環境の変化により顕在化した課題や、前中期経営計画において認識した課題に迅速かつ主体的に対応し、持続可能な社会の実現への貢献を通じた持続的な企業価値向上をはかるため、2040年度を目標年度とする「新長期ビジョン」を再設定するとともに、あるべき姿に向かう基盤づくりの位置づけとした2026年度から2028年度までの中期経営計画を策定しました。 1.長期ビジョン①目標年度2040年度 ②長期ビジョン(2040年度のあるべき姿)“つなぐ”で価値を最大化当社グループは、「安全・安心を未来へ」、「魅力あるまちと人を」、「地域の力を」、「多様な人財を」つないで新たな価値を共創し、持続的な成長をはかることで存在感を高め、価値の最大化を目指す ③基本戦略・「安全・安心」の信頼を活かした事業展開・不動産業の規模拡大および成長領域への積極的な投資・展開・ステークホルダーとの連携深化による事業エリアでの存在感の向上・多様な人財をつなぐ人的資本戦略の推進・成長投資と株主還元を意識した財務戦略の推進 2.中期経営計画①計画期間2026年度から2028年度までの3年間 ②基本方針 事業構造変革の推進と新たな連携基盤づくり長期ビジョンを達成するため、既存事業の深化と成長につながる連携基盤づくりを行うとともに、重点領域への積極的な投資に取り組む。 ③基本戦略・既存事業の強靭化・収益性の高い事業領域への注力による収益力拡大・グループ内や企業・行政との連携によるエリア価値向上・人財への重点的な投資による組織力の強化・成長投資と安定的な株主還元の実施 (3)目標とする経営指標 中期経営計画最終年度(2028年度)において、連結目標経営指標を以下のとおり定めております。 2028年度目標収益性営業収益48,000百万円営業利益4,600百万円財務健全性有利子負債/EBITDA倍率 ※6倍台資本効率ROE6%台株主還元連結配当性向35%以上投資規模連結投資額36,000百万円(2026~2028年度計) ※EBITDA=営業利益+減価償却費 有利子負債=借入金+社債 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の見通しにつきましては、少子高齢化や人口減少に加え、燃料価格をはじめとする物価の上昇や人件費の増加、さらには金利上昇リスク等による影響など、当社グループを取り巻く環境は依然として厳しい状況が続くと思われます。 このような情勢のなかで、当社グループでは、コロナ禍以降の外部環境の変化により顕在化した課題や今後の先行き不透明な社会環境下で生じる課題に迅速かつ主体的に対応し、サステナブルな社会の実現への貢献を通じて持続的な企業価値向上をはかるため、2040年度を目標年度とする「新長期ビジョン」を再設定するとともに、あるべき姿に向かう基盤づくりの位置付けとする2028年度までの中期経営計画を策定しました。 長期ビジョンには、2040年度のあるべき姿として「“つなぐ”で価値を最大化」を掲げ、当社グループは、「安全・安心を未来へ」、「魅力あるまちと人を」、「地域の力を」、「多様な人財を」つないで新たな価値を共創し、持続的な成長をはかることで存在感を高め、価値の最大化を目指してまいります。 また、中期経営計画においては、基本方針として「事業構造変革の推進と新たな連携基盤づくり」を掲げ、5つの基本戦略である「既存事業の強靭化」、「収益性の高い事業領域への注力による収益力拡大」、「グループ内や企業・行政との連携によるエリア価値向上」、「人財への重点的な投資による組織力の強化」、「成長投資と安定的な株主還元の実施」を掲げ、将来にわたる経営基盤をなお一層強化してまいります。 主要セグメントにおける対処すべき課題は、次のとおりであります。 ①運輸業 運輸業のうち、鉄道事業におきましては、安全・安心・快適な輸送の維持・向上を目的として、引き続き藤江駅等でのバリアフリー化工事や、車内防犯カメラの設置を進めるほか、6000系車両の新造工事を継続するなど、環境優位性の向上にも取り組んでまいります。 また、沿線企業や自治体等と連携し、公共交通への転換促進に取り組むとともに、収支構造強靭化に向けた施策を推進し、事業基盤の強化をはかってまいります。 バス事業におきましては、垂水・舞子地域において継続的に事業を展開するため、運賃改定を含む収支改善策や車両更新を計画的に進めるとともに、営業体制の強化により観光需要の取り込みにも注力してまいります。 ②流通業 流通業では、山陽百貨店におきまして、質の高いサービスの提供や集客力の高いブランドの誘致により顧客基盤の一層の拡充に努めるほか、経営効率を重視した売場構成や組織体制の構想を具体化するなど、新しい百貨店像の確立に向けた施策を着実に進めてまいります。 ③不動産業 不動産業では、分譲事業の規模拡大に加え、新たな領域への挑戦に向けた土台づくりにつながる、不動産回転型ビジネスの実施に向けた物件の取得と売却を計画的に行うとともに、保有不動産の有効活用や社有地の開発を通じて、沿線の価値向上に寄与してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営者の視点による当連結会計年度の経営成績等の状況及び分析は、以下のとおりであります。 なお、将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績の状況及び分析 当連結会計年度の経営成績は、運輸業における鉄道事業等での運輸収入の増加に加え、不動産業における分譲収入の増加などにより、営業収益は40,132百万円と前連結会計年度に比べ1,643百万円(4.3%)の増収となり、営業利益は4,478百万円と前連結会計年度に比べ413百万円(10.2%)の増益、経常利益は4,626百万円と前連結会計年度に比べ440百万円(10.5%)の増益となり、退職給付制度改定に伴う特別利益を計上したことなどから、親会社株主に帰属する当期純利益は4,045百万円と前連結会計年度に比べて1,013百万円(33.4%)の増益となりました。 セグメントごとの経営成績の状況及び分析は、次のとおりであります。 ① 運輸業 鉄道事業、バス事業及びタクシー業における運賃改定に加え、大阪・関西万博の開催や別府駅が直通特急の停車駅となったことによる旅客数の増加等もあり、外部顧客に対する営業収益は21,284百万円と前連結会計年度に比べ1,256百万円(6.3%)の増収となり、営業利益は1,645百万円と前連結会計年度に比べ372百万円(29.2%)の増益となりました。 (イ)提出会社の運輸成績表種別単位当連結会計年度(自 2025年4月 至 2026年3月)対前期増減率(%)営業日数日365-営業キロキロ63.2-客車走行キロ千キロ30,881△0.1 定期千人39,7353.3輸送人員定期外千人22,3493.4 計千人62,0843.3 定期百万円6,8054.7旅客運輸収入定期外百万円7,0864.6 計百万円13,8924.6運輸雑収百万円1,90114.7運輸収入合計百万円15,7945.8乗車効率%23.5- (注) 乗車効率の算出は、延人キロによります。客車走行キロ×平均定員 (ロ)業種別営業成績業種別当連結会計年度(自 2025年4月 至 2026年3月)営業収益(百万円)対前期増減率(%)鉄道事業15,1736.0バス事業4,1405.5その他1,97410.7消去△3-計21,2846.3 ② 流通業 山陽百貨店において、ラグジュアリーブランドの販売等は好調に推移したものの、家庭用品や婦人服の売上が減少したこと等により、外部顧客に対する営業収益は9,360百万円と前連結会計年度に比べ94百万円(1.0%)の減収となり、営業利益は229百万円と前連結会計年度に比べ121百万円(34.7%)の減益となりました。 業種別営業成績業種別当連結会計年度(自 2025年4月 至 2026年3月)営業収益(百万円)対前期増減率(%)百貨店業7,940△2.0コンビニエンスストア業1,6554.3消去△235-計9,360△1.0 ③ 不動産業 賃貸事業において、前年度に取得した名古屋市中区の「エス・キュート丸の内」等の収入が寄与したことに加え、分譲事業において、明石市での「アルファリアラス西二見」等の引渡しがあり、物件売却規模の差により、外部顧客に対する営業収益は5,820百万円と前連結会計年度に比べ360百万円(6.6%)の増収となり、営業利益は2,324百万円と前連結会計年度に比べ206百万円(9.8%)の増益となりました。 業種別営業成績業種別当連結会計年度(自 2025年4月 至 2026年3月)営業収益(百万円)対前期増減率(%)不動産賃貸業3,9732.2不動産分譲業1,69919.4不動産管理業3034.6消去△156-計5,8206.6 ④ レジャー・サービス業 飲食業において、新規出店した「マネケン山陽垂水駅店」や、スポーツ業において、「エニタイムフィットネス明石駅前店」の開業があったこと等により、外部顧客に対する営業収益は2,416百万円と前連結会計年度に比べ181百万円(8.1%)の増収となりましたが、開業費用等の増加により、営業利益は134百万円と前連結会計年度に比べ37百万円(21.8%)の減益となりました。 業種別営業成績業種別当連結会計年度(自 2025年4月 至 2026年3月)営業収益(百万円)対前期増減率(%)飲食業1,9956.9スポーツ業33519.8広告代理業86△3.3消去△0-計2,4168.1 ⑤ その他の事業 労働者派遣事業において、受注の規模の差により、外部顧客に対する営業収益は1,250百万円と前連結会計年度に比べ61百万円(4.7%)の減収となり、営業利益は115百万円と前連結会計年度に比べ36百万円(24.1%)の減益となりました。 業種別営業成績業種別当連結会計年度(自 2025年4月 至 2026年3月)営業収益(百万円)対前期増減率(%)労働者派遣事業490△5.6業務請負業59△33.9設備の保守・整備・工事業・情報業ほか7881.7消去△89-計1,250△4.7 (2)財政状態に関する概況① 資産、負債及び純資産の状況 総資産は、前連結会計年度末と比較し7,610百万円増加の130,301百万円となりました。主な増減は、分譲土地建物が1,309百万円の増加、機械装置及び運搬具が1,667百万円の増加、投資有価証券が3,736百万円の増加などであります。 負債につきましては、前連結会計年度末と比較し2,953百万円増加の68,072百万円となりました。主な増減は、繰延税金負債が1,112百万円の増加などであります。 純資産につきましては、前連結会計年度末と比較し4,656百万円増加の62,228百万円となりました。主な増減は、利益剰余金が3,042百万円の増加、その他有価証券評価差額金が1,861百万円の増加などであります。 これらの結果、自己資本比率は47.8%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より993百万円の増加となり、当連結会計年度末には7,805百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は、退職給付に係る資産の増加や法人税等の支払等があったものの、税金等調整前当期純利益、減価償却費の計上等により8,020百万円となり、前連結会計年度に比べ2,122百万円の増加となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により支出した資金は、設備投資による有形固定資産の取得による支出等により5,356百万円となり、前連結会計年度に比べ2,451百万円の減少となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により支出した資金は、長期借入金の返済等により1,670百万円(前連結会計年度は3,302百万円の収入)となりました。 (3)生産、受注及び販売の状況 当社グループのサービスは広範囲かつ多種多様であり、同種のサービスであっても、必ずしも一様ではなく、また受注生産形態をとらない製品も多く、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 このため生産、受注及び販売の状況については、「(1)経営成績の状況及び分析」におけるセグメントごとの経営成績の状況に関連付けて示しております。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載の通りであります。 (5)資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループにおいては、当社の鉄道事業の設備の維持・更新や不動産賃貸・不動産分譲業への投資にかかる資金、百貨店業における店舗改装等のための資金を、主として金融機関からの借入金により調達しております。 なお、当連結会計年度末の有利子負債の残高は42,525百万円で、前期末に比し668百万円減少いたしました。 有利子負債の状況については、「3 事業等のリスク (9)有利子負債への依存について」に記載しております。 (6)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等についての分析 当社グループは、2025年度(当連結会計年度)を最終年度とする3カ年の前中期経営計画において、「営業利益」および「有利子負債/EBITDA倍率」を連結目標指標として定めておりました。 当連結会計年度における各指標の実績及び前中期経営計画の最終年度である2025年度の数値目標は以下のとおりです。前中期経営計画における4つの基本戦略である、「安全・安心・快適な輸送の維持・向上」「沿線の開発可能余地についての徹底的な検証と実行」「非鉄道事業分野での成長投資を通じた経営基盤の強化」「サステナビリティ基本方針を踏まえた経営の推進」に基づき、各種取り組みを着実に推進した結果、コロナ禍からの想定以上の需要回復もあり、2025年度の営業利益は目標値を大幅に上回る水準を達成し、有利子負債/EBITDA倍率も改善しました。 2025年度実績2025年度目標営業利益(連結)4,478百万円3,050百万円有利子負債/EBITDA倍率(連結)※5.2倍6倍台を維持※ EBITDA=営業利益+減価償却費 有利子負債=借入金+社債

事業リスク

  • 法的規制による事業制限
    鉄道事業法や道路運送法といった法的規制が、当社グループの事業遂行の前提となっています。これらの法令に重大な変更があった場合や、違反が生じた場合には、企業活動が制限され、財政状態や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 自然災害・感染症の影響
    兵庫県南部地域での大規模な地震や津波、台風・洪水などの自然災害、新型インフルエンザや新型コロナウイルス感染症のような感染症の発生は、事業活動に大きな支障をきたす可能性があります。事業継続計画(BCP)を策定していますが、想定を超える事態が発生すれば、業績に影響が出る恐れがあります。
  • 人口減少と競合激化
    沿線地域の少子高齢化や人口減少は、運輸部門の利用客減少に直結し、収益に悪影響を与える可能性があります。また、他の鉄道・バス事業者や自動車などの交通手段との競合も激化しており、これらの要因が重なることで、当社グループの財政状態および経営成績が影響を受ける可能性があります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|3,040 文字
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態および経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のようなものがあります。当社グループは、これらのリスクの発生の可能性を認識した上で、発生の回避および発生した場合の対応に努めております。 なお、文中における将来に関する事項は、提出日現在において判断したものであります。 (1) 法的規制による影響について 当社グループは、鉄道事業法および道路運送法による運輸業を主な事業としており、それぞれの法令等に基づく許可、認可等が当社グループの事業遂行の前提となっているほか、他事業においても大規模小売店舗立地法や独占禁止法および個人情報保護法等の法規制を受けております。現在の規制に重大な変更があった場合や、これらの法律に違反する事由が生じて企業活動が制限された場合には、当社グループの財政状態および経営成績が影響を受ける可能性があります。 (2) 自然災害等による影響について 当社グループが主に事業展開している兵庫県南部において1995年1月に発生した「阪神・淡路大震災」や2011年3月に発生して全国的な影響をもたらした「東日本大震災」のような大規模な地震・津波や、台風・洪水等の自然災害、新型インフルエンザや新型コロナウイルス感染症等を含む感染症、テロ等が発生した場合を想定し、事業継続計画(BCP)を策定しておりますが、想定を上回る自然災害等が発生した場合、当社グループの財政状態および経営成績が影響を受ける可能性があります。 また、脱炭素社会への移行に伴う費用増や、異常気象の激甚化による災害が発生した場合、当社グループの財政状態および経営成績が影響を受ける可能性があります。なお、想定される気候変動に対するリスク・機会を洗い出し、対応策を実行していくとともに、当社は気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に賛同を表明し、同提言に基づく情報開示を進めております。 (3) 競合路線および人口減少等による影響について 当社グループは、運輸部門において、他の鉄道・バス等の輸送機関や自動車等の交通手段と競合しているほか、沿線就業人口の減少や、少子高齢化の影響を受けております。今後、景気動向やさらなる競争激化、少子高齢化の進展等による人口減少により当社グループの財政状態および経営成績が影響を受ける可能性があります。 (4) 兵庫県南部地域の景気動向について 当社グループは、兵庫県南部地域にある鉄道路線を核として展開してきたため、同地域内に経営資源が集中しております。このため当社の業績は、関西地域、なかでもとくに兵庫県南部地域の人口・地価・景気動向の影響を強く受けております。よって兵庫県南部地域の景気動向等が悪化した場合、その悪化が全国的であるか局地的であるかを問わず当社グループの財政状態および経営成績が影響を受ける可能性があります。 (5) 運輸部門における事故について 鉄道事業やバス事業を営んでいる当社グループにおいて、安全で質の高いサービスを提供することは最も重要な課題の一つであると考えており、全踏切への支障報知装置の設置を既に完了し、引き続き防災対策工事の施工、変電所・自動列車停止装置(ATS)の更新・高機能化等、事故を未然に防ぐ対策、事故の発生時に被害を最小限に抑える対策を進めておりますが、これらの対策で防ぎきれない大事故が発生した場合には、当社グループの財政状態および経営成績が影響を受ける可能性があります。 (6) 流通部門における景気動向および競合による影響について 流通部門の中心である百貨店業において、景気低迷や天候不順等を理由とした消費低迷による収益の減少や、同一商圏や近隣商圏における競合店の新規進出等による競争激化により、当社グループの財政状態および経営成績が影響を受ける可能性があります。 (7) 不動産部門における地価の変動および景気動向による影響について 不動産分譲業においては、景気低迷時における販売数減少や地価の下落に伴う評価損の発生、不動産賃貸業においては、景気低迷時におけるテナント等の退出、倒産、賃料減額要求が発生する可能性があり、これらの事象によっては当社グループの財政状態および経営成績が影響を受ける可能性があります。 (8) 国際情勢等による動力費等への影響について当社グループは、燃料価格の動向に関して国際情勢の影響を受けております。原油価格の変動や原子力発電所運転停止による火力発電比率の上昇が、鉄道の電気料金およびバス・タクシーの燃料価格等の変動へつながり、収支に影響を与えております。今後の電気料金や燃料費の動向次第では、当社グループの財政状態および経営成績が影響を受ける可能性があります。 (9)有利子負債への依存について 当社グループにおいては、中心となる当社が鉄道事業の設備の維持・更新や不動産賃貸・不動産分譲業への投資にかかる資金、百貨店業における店舗改装等のための資金を、主として金融機関からの借入金により調達しているため、有利子負債への依存度が高い水準にあります。当社グループとしては、収支とのバランスを勘案した設備投資を行い、保有資産の有効活用を進めることで増益を図り、キャッシュ・フローの改善に努めたり、資金調達の多様化に積極的に取り組んだりすることにより、金利上昇リスクによる影響を最小限に抑える努力をしておりますが、現行の金利水準が大幅に変動することがあれば、当社グループの財政状態および経営成績が影響を受ける可能性があります。 最近3連結会計年度における有利子負債の状況は、次のとおりであります。 2024年3月期2025年3月期2026年3月期有利子負債残高(百万円)39,34643,19442,525長期借入金(百万円)27,53631,20330,730短期借入金(百万円)5,6525,9725,7931年内償還予定の社債(百万円)--6,000社債(百万円)6,0006,000-リース債務(百万円)39182その他有利子負債(百万円)117--総資産額(百万円)114,533122,690130,301有利子負債依存度(%)34.435.232.6 (10)固定資産の減損について 今後、景気の動向や不動産価格の変動等によって資産のキャッシュ・フローが大幅に減少したとき、あるいは時価の下落等によって新たに減損損失の計上が必要となったとき、当社グループの財政状態および経営成績が影響を受ける可能性があります。 (11) 情報システムや情報セキュリティに関するリスクについて 当社グループでは、売上管理やグループ内外との連絡等、多くの業務に情報システムを利用しております。これにあたっては、「個人情報保護ポリシー」および「情報セキュリティポリシー」に基づく各種規程の整備や、情報システムによる漏洩対策を通して、情報システムで扱うデータのほか、帳票類も含めた情報セキュリティの確保に努めております。しかしながら、これらの対策で防ぎきれない自然災害、機器故障および不正アクセス等によって、情報システムの停止や個人情報および機密情報の漏洩が生じた場合、当社グループの財政状態および経営成績が影響を受ける可能性があります。

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