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ブックオフグループホールディングス(9278)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

小売業 小売

事業の概要

  • リユース事業の展開
    ブックオフグループは、中古の書籍やソフトメディアを中心に、アパレル、トレーディングカード、ホビー用品など多岐にわたるリユース商品の買取と販売を行っています。全国に展開する「BOOKOFF」店舗網とオンラインストアを組み合わせ、幅広い顧客層にリユース体験を提供することで収益を上げています。
  • フランチャイズ事業と直営店
    同社は「BOOKOFF」チェーンのフランチャイズ本部として、加盟店へのシステム提供や運営支援を行うとともに、自らも直営店を運営しています。これにより、広範な店舗展開と効率的な事業運営を実現し、安定した収益基盤を構築しています。
  • 多角的なリユース展開
    従来の「BOOKOFF」に加え、大型複合店「BOOKOFF SUPER BAZAAR」やアパレル複合店「BOOKOFF PLUS」を展開し、取り扱い商材を拡大しています。さらに、百貨店内の買取窓口「hugall」やジュエリー専門店「aidect」、海外でのリユース事業など、多様なチャネルとサービスで収益源を多角化しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 国内ブックオフ事業
    ブックオフグループの中核を担う事業で、書籍・ソフトメディア、トレーディングカード、ホビー、アパレルなどを扱う「BOOKOFF」系列店舗の運営とフランチャイズ事業が中心です。売上高は1043.09億円と最も大きく、グループ全体の収益の大部分を占める稼ぎ頭であり、安定した収益を確保しつつ成長事業への投資原資を生み出す役割を担っています。
  • プレミアムサービス事業
    大手百貨店に設置された買取窓口「hugall」、ジュエリーの修理・リフォーム専門店「aidect」、ブランド品販売・買取の「Rehello」などを運営しています。売上高は71.77億円で、高所得層をターゲットに、従来のブックオフではリーチできなかった顧客層との接点強化と、高単価商材の取り扱いによる収益拡大を目指しています。
  • 海外事業
    アメリカ合衆国での「BOOKOFF」店舗運営や、マレーシアでのアパレルリユース店舗「Jalan Jalan Japan」の運営、アメリカでのアニメグッズ専門店運営など、海外市場でのリユース事業を展開しています。売上高は61.76億円で、海外での事業展開を通じて新たな成長機会を追求し、グローバルな事業拡大を目指しています。
2025-05 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
DomesticBookoffBusiness 地域 1,043 − −
PremiumServiceBusiness 地域 72 − −
OverseasBusiness 地域 62 − −
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|1,849 文字
3【事業の内容】 当社グループは、「事業活動を通じての社会への貢献」「全従業員の物心両面の幸福の追求」を経営理念とし、中古書籍等の小売店舗「BOOKOFF」を中心に、「リユース」を切り口とした小売店舗の運営及びフランチャイズ事業を行っております。 当社は、持株会社として当社グループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務を行っております。なお、当社は有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業内容は次のとおりです。 (国内ブックオフ事業)1.子会社ブックオフコーポレーション㈱は、書籍・ソフトメディア、トレーディングカード、ホビー等のリユースショップ「BOOKOFF」のチェーン本部としてフランチャイズシステムの運営及び直営店舗の運営を行っております。また、総合リユースショップの展開を目指し、「BOOKOFF」を中心に様々なリユース商材を集めた大型複合店「BOOKOFF SUPER BAZAAR」と「BOOKOFF」にアパレル商材を複合させた「BOOKOFF PLUS」の運営を行っており、書籍・ソフトメディア、トレーディングカード、ホビー等の他、家電商品(オーディオ・ビジュアル商品、コンピューター等)、アパレル、スポーツ・アウトドア用品、ベビー用品、腕時計・ブランドバッグ・貴金属、食器・雑貨等の買取及び販売を行っております。 またインターネット上で書籍・ソフトメディア等のリユースショップ「BOOKOFF公式オンラインストア」の運営等を行っております。2.子会社㈱ブックオフウィズは、国内で「BOOKOFF」店舗の運営及びアパレル等のリユース店舗の運営を行っております。3.子会社㈱ブックレットは、国内で「BOOKOFF」店舗の運営及びアパレル等のリユース店舗の運営を行っております。4.子会社㈱ブックオフ沖縄は、国内で「BOOKOFF」店舗の運営及びアパレル等のリユース店舗の運営を行っております。5.子会社㈱マナスは、国内で「BOOKOFF」店舗の運営等を行っております。6.子会社㈱ブックオフ南九州は、国内で「BOOKOFF」店舗の運営等を行っております。7.子会社㈱ブックオフ北海道は、国内で「BOOKOFF」店舗の運営等を行っております。 (プレミアムサービス事業) 子会社ブックオフコーポレーション㈱は、大手百貨店に設置した買取窓口「hugall」、ジュエリーの修理・リフォーム・サステナブルジュエリー販売等の専門店「aidect」、ブランド品販売及び買取等を行う「Rehello」の店舗運営等を行っております。 また、インターネット上でブランドバッグやアパレル等の販売サイト「Rehello」の運営等を行っております。 (海外事業)1.子会社BOOKOFF U.S.A.INC.は、アメリカ合衆国で「BOOKOFF」店舗の運営等を行っております。2.子会社BOK MARKETING SDN.BHD.は、マレーシア国でアパレル等のリユース店舗「Jalan Jalan Japan」の運営を行っております。3.子会社BOOKOFF NEW YORK LLCは、アメリカ合衆国でアニメグッズの販売専門店の運営を行っております。4.子会社ブックオフインターナショナルは、海外事業の経営管理・事業支援を行っております。 (その他)1.子会社ブックオフコーポレーション㈱は、新刊書店「青山ブックセンター」店舗の運営及び家庭内の物品の整理・処分に関する個人向けサービス「ブックオフおかたづけサービス」の提供を行っております。2.子会社㈱BOチャンスは、国内でトレーディングカード専門店「Japan TCG Center」店舗の運営を行っております。3.子会社㈱ブックオフ沖縄は、国内でトレーディングカード専門店「Japan TCG Center」店舗の運営を行っております。4.子会社ビーアシスト㈱は、店舗で販売する商品の加工業務等を通じて、当社グループの障がい者雇用を促進しております。5.子会社㈱ブクログはインターネットレビューサイト「ブクログ」の運営を行っております。 事業の系統図は概ね次のとおりであります。(注)連結子会社・連結孫会社には〇印、関連会社(持分法適用会社)には□印を付しております。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
中古品の仕入が顧客からの買取に大半を依存し、CtoCサービス等競合の影響を受けるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 なし
中古品買取・販売は新規参入やCtoCサービスとの競合が激しく、明確な参入障壁は低い。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 低い(分散)
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 成長投資
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:新規投資とM&Aの減損損失リスク / 人財の確保・育成の困難さ / IT投資の遅延・中断による影響
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 8 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★★☆☆☆
根拠:中程度ブランド・特許・許認可

「ブックオフ」ブランドは中古品小売業界で高い認知度を持つ。特に、本、CD、DVD、ゲームソフトなどのメディア系商材においては、長年の実績と信頼が一定のブランド価値を形成している。しかし、近年はECサイトの台頭やフリマアプリの普及により、ブランドの絶対的な優位性は相対的に低下している。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

顧客がブックオフから他のリユースショップやフリマアプリへ移行する際の直接的な金銭的・時間的コストは低い。ただし、長年利用してきた顧客にとっては、店舗の立地や品揃え、店員の対応など、ブックオフ特有の利用体験に慣れているという暗黙のスイッチングコストは存在する可能性がある。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

ブックオフのビジネスモデルは、顧客が多ければ多いほど価値が増すというネットワーク効果は基本的に発生しない。個々の店舗やECサイトの利用は独立しており、他の顧客の利用状況が自身の満足度に直接影響を与える構造ではない。

コスト優位★★☆☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

中古品を仕入れて販売するビジネスモデルのため、新品小売に比べて原価率を低く抑えることが可能。また、店舗運営における人件費や賃料の最適化、効率的な在庫管理システムなどがコスト優位性の源泉となりうる。しかし、競合他社も同様のビジネスモデルを採用しており、圧倒的なコスト優位性を確立しているわけではない。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

ブックオフは日本国内に多数の店舗を展開し、中古品小売業界において最大級の規模を持つ。この規模は、仕入れにおける交渉力、物流網の効率化、ブランド認知度向上に寄与し、一定の競争優位性を生み出している。しかし、業界全体が断片化しており、ブックオフが独占的な地位を築いているわけではない。

  • 広範な店舗ネットワーク
    全国に展開する「BOOKOFF」の店舗網は、顧客が商品を売買する際の利便性を高め、安定的な仕入れと販売を可能にしています。特に「BOOKOFF SUPER BAZAAR」のような大型複合店は、多様な商品を一度に扱えるため、顧客の幅広いニーズに応えられます。
  • 多様な商材と顧客接点
    書籍・ソフトメディアだけでなく、アパレル、トレーディングカード、ブランド品、家電など、幅広いリユース商材を取り扱っています。また、オンラインストアや百貨店内の買取窓口など、多様なチャネルを通じて顧客との接点を増やすことで、幅広い層からの仕入れと販売機会を創出しています。
  • ブランド認知度と信頼性
    長年にわたる「BOOKOFF」ブランドの確立により、高い認知度とリユース市場における信頼性を築いています。これにより、新規顧客の獲得やリピーターの確保がしやすくなり、競争の激しいリユース市場において優位性を保っています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

  • リユース市場でのリーダーシップ
    2028年5月期を最終年度とする中期経営方針では、「事業活動を通じての社会への貢献」と「全従業員の物心両面の幸福の追求」を経営理念に掲げ、リユースのリーディングカンパニーとして循環型社会の形成に貢献することを目指しています。
  • 既存事業の深化と新規事業の探索
    国内ブックオフ事業を「深化領域」と位置づけ、安定した収益を確保しつつ、プレミアムサービス事業や海外事業、新たな事業を「探索領域」として投資と人財を投入し、事業規模拡大と利益成長を推進します。これにより、グループ全体の持続的な成長を目指します。
  • 伊藤忠商事との資本業務提携
    2026年2月に伊藤忠商事株式会社との資本業務提携を締結し、リユース運営ノウハウと伊藤忠グループの国内外事業基盤や顧客接点を連携させます。これにより、既存事業の強化と将来の事業機会の拡大を図り、さらなる成長を加速させる方針です。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは創業時より「事業活動を通じての社会への貢献」と「全従業員の物心両面の幸福の追求」の2つを経営理念としております。また、経営理念に基づく当社グループの事業活動を示すミッションとして「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」を掲げております。 このミッションに基づき、拡大するリユース市場の中で私たちの強さを活かし、リユースのリーディングカンパニーとして循環型社会の形成に貢献するとともに、全従業員が自信と情熱を持ち、安心して働き、成長できる会社になることを目指します。 こうした考えのもと、当社グループは2028年5月期を最終年度とする中期経営方針において、グループの強みである人財育成やサステナビリティへの取組などの普遍的な価値を土台とし、「深化領域」と位置付ける国内ブックオフ事業で、認知度の高さを活用して安定した収益を獲得するとともに、「探索領域」と位置付けるプレミアムサービス事業、海外事業や新たな事業に対して投資原資・ノウハウを投入し、経験豊富な人財の輩出によりグループの事業規模拡大と利益成長を進めていくことを定めました。 さらに、当連結会計年度においては、2026年2月に伊藤忠商事株式会社との資本業務提携契約を締結いたしました。本提携により、当社グループのリユース運営ノウハウや商品・サービス力と、同社グループの国内外の事業基盤や顧客接点等との連携を進め、既存事業の強化及び将来の事業機会の拡大に向けた取り組みを推進してまいります。 (2)事業別の基本方針① 国内ブックオフ事業 当社グループの中核事業であり、売上・利益の占有率が高く安定した収益獲得を続けることによって成長に向けた投資原資を生み出す役割を担います。 <現状>(a)主な店舗パッケージ○BOOKOFF SUPER BAZAAR 主に郊外ロードサイドや大型ターミナル駅前繁華街に出店する、当事業収益の中核を担うリユース店舗パッケージであります。1,000坪内外の広大な店内で、お客様に書籍・ソフトメディアはもちろんのこと、アパレル、トレーディングカード、ホビー商材、スポーツ用品、ベビー用品、ブランド品、楽器、生活雑貨まであらゆる商品を取り揃えてリユースを体験していただく場として、多くのお客様にご利用いただいており、引き続き成長する柱と位置づけております。成長するリユース市場の中で競合他社の出店も進んでおり、店舗の立地や規模に応じた売場づくりと運営改善により売上・利益の成長を持続させることが課題となっております。 ○BOOKOFF PLUS、BOOKOFF 主にロードサイドから駅前繁華街まで幅広く出店するリユース店舗パッケージであり、顧客接点として重要な役割を担っております。書籍・ソフトメディアに加え、アパレル、トレーディングカード、ホビー商材等、地域特性に合わせた商材ラインナップの拡充や売場づくりを通じて、エンタメ性及び店舗での体験価値の向上を図っております。主力商材である書籍・ソフトメディアの一次市場流通量減少により今後、仕入・売上の確保が厳しい状況となることも予想されているため、新たな商材の追加やネット販売の活用等、世の中の変化に対応することも求められております。 ○あそビバ 大型ショッピングモールに出店するトレーディングカードやゲームソフト等、遊べるアイテムを豊富に取り扱う専門店で、トレーディングカード、ホビー商材、アニメグッズ中心の顧客層に、新品・中古を問わず遊べる場所を提供しております。既存のBOOKOFF商圏にも出店し、共存することが可能となっております。 (b)ネット販売店舗並びにEC物流センター(主なECサイト:BOOKOFF公式オンラインストア) 2007年よりECサービスを展開し国内最大級の中古書籍在庫量を誇る「BOOKOFF公式オンラインストア」を運営しております。「BOOKOFF公式オンラインストア」は書籍・ソフトメディアを中心に売上を継続的に伸ばしてきましたが、配送単価や人件費単価の上昇の影響により収益性の維持に課題があります。また宅配買取によって集められたEC物流センターの商品在庫を適切な回転率で販売につなげるために、自社サイト「BOOKOFF公式オンラインストア」に加えてヤフオク、楽天等、他のECモールサイトに同時出品をすることによって売上を安定して増加させております。継続的な業務改善、業務システムの刷新による生産性の向上、首都圏を中心とした配送効率改善等により、コスト低減を進めております。 (c)公式スマホアプリ 国内ブックオフ事業の公式スマホアプリ会員は、2026年5月に1,046万人を突破し、今後もさらなる増加を目指しております。公式スマホアプリを基盤に、ロイヤルティプログラムの強化をはじめとする多様なCRM施策を展開し、顧客との直接的なコミュニケーションを通じて信頼関係を深めています。これにより、安定した収益基盤の構築を実現しております。目指す世界は、公式スマホアプリを中心に、顧客が時間や場所にとらわれることなく、さまざまなサービスを簡便に利用できる環境を提供することです。具体的には、書籍をはじめとして、多くの商材を利用いただけるようにし、店舗とECの両方でシームレスな購買体験を提供してまいります。さらに、購入だけでなく、買取サービスも積極的に利用していただけるような施策を強化し、アプリを軸にした統合的な顧客体験の向上を図ります。 <方針>・グループの中核事業として、現状の利益水準を確保しつつ資本効率を改善し、成長事業への人財・ノウハウの輩出を継続的に行うことで、お客様へ最高のリユース体験を提供する・書籍により獲得する粗利額の維持、買取の利便性向上、商品在庫の可視化と検索性の向上等、書籍を中核商材に位置付けて、地域に合わせた商材拡張を行う・利便性向上、継続的な出店、リプレイスやリニューアル、新店舗パッケージの開発等の実施によりブックオフを「超便利に・超面白く」を実現する・方針実現のために次の戦略を実行する 顧客戦略:来店頻度の向上、来店機会の創出買取戦略:体験価値の向上、お客様コストの削減、改善の継続性デジタル戦略:ユーザビリティの改善、商材拡張、アプリ機能の拡充マーケティング戦略:SNS強化、オウンドメディアの拡充人財戦略:社員積極採用、評価基準・キャリアパスプランの多様化 ② プレミアムサービス事業<現状> 所得水準が高く、従来BOOKOFFに馴染みが薄いアッパーマス層以上のお客様をメインターゲットに、百貨店内買取窓口を展開する「hugall」、世帯年収が比較的高い地域で路面展開する「Rehello」、百貨店やショッピングセンター等商業施設内にてジュエリーのリペア・リメイクサービスを提供する「aidect」は、BOOKOFF店舗ではリーチできないお客様層との重要な接点です。 「hugall」は買取から販売における業務効率が改善され百貨店内買取窓口や、様々なジャンルに精通した専門家による訪問買取を中心に良質な商材を用いて収益を生み出す体質となっており、今後の利益成長においては百貨店を中心に拠点の拡大並びに利用客数の継続的な拡大が課題となっております。 「Rehello」は、ブランド品のリユースだけでなく書籍・ソフトメディアのリユースを取り扱うことで他社との差別化を図っております。 「aidect」は職人の手仕事によるジュエリーオーダー&リフォーム スペシャリティストアであり、リペア・リメイクを通じた新たなサービスを提案しております。ターゲット顧客層との接点拡大のため、グループ内店舗との連携など、収益化に向けテコ入れを実施しております。 従来、ブックオフがリーチしきれていない顧客層の居住エリアやサービスを求められている場所への出店を加速する一方で、ブランド品や貴金属等の買取市場は競合他社の出店も活発であり、現在も差別化が求められている状況であり、今後その必要性は一層高まる見込みです。 <方針>・全国主要百貨店や東京都心部及び国内主要都市を中心に店舗網を拡大し、所得の高いお客様層との接点を強化するとともに、アライアンスの推進等を通じて付加価値の高いサービスの提供機会を拡大し、収益基盤の強化を図る。・将来的に100店舗体制の構築に向け、継続的な出店を推進する・今後の事業成長の質を高めるため、戦略の重点を「仕入高の最大化」にシフトし、買取サービスの強化による安定的な仕入基盤の構築を図る・CDPの構築による顧客データの統合・活用を進め、CRM施策の最適化を通じて顧客接点の拡大及び買取利用の促進を図り、仕入高100億円の達成を目指す ③ 海外事業<現状> アメリカ合衆国において、「BOOKOFF」を展開するほか、2016年からは日本国内で販売に至らなかった商品の出口戦略として、マレーシア国において「Jalan Jalan Japan」を展開しております。海外事業における各業態は、店舗パッケージの独自性により収益性が高いことに加えて店舗拡大により売上規模が増加していることで、グループへの利益貢献度も近年上昇傾向となっております。 アメリカ合衆国で展開する「BOOKOFF」については、書籍やソフトメディア商材の安定した成長を基盤に、日本のIPコンテンツを活用した「フィギュア」や「アニメグッズ」の取扱い強化により、新たな顧客層の獲得につなげております。さらに、価格戦略やSNSを活用した認知向上施策により、経常利益3億円を超える安定した収益体制を確立しております。2026年5月期においては、新たに3店舗を出店し、アメリカ合衆国における直営店舗数は20店舗となりました。 「Jalan Jalan Japan」については、マレーシア国において、日本国内で販売機会に恵まれなかった商材を現地へ出荷して販売することで、独特なエンターテインメント性を生み出す存在となっており、出店拡大とともに事業規模を拡大しております。2026年5月期には、経常利益4億円を超える収益を計上いたしました。また、店舗展開については、マレーシア国において直営店17店舗及び加盟店2店舗、カザフスタン共和国において加盟店7店舗を展開しており、合計26店舗体制となっております。 <方針>・各国において今後出店を継続的に実施するために現地採用社員の増強、育成を進める・「BOOKOFF」はアメリカ合衆国において、新たな州への進出を含む継続的な出店による事業拡大を推進し、2028年5月期までに合計30店舗、2033年5月期までに100店舗体制を目指す・「Jalan Jalan Japan」は、マレーシア国内において直営店の新規出店を推進する。今後は、これらに加えて新たな国への進出も視野に入れ、多店舗展開を一層加速させることで2028年5月期までに合計30店舗、2033年5月期までに100店舗体制を目指す (3)経営環境 近年の人口減少の中、リユース市場は拡大を続ける一方で、同業他社も多数の出店を重ねており、参入障壁が低いことから、中小規模の事業者やFC形式での多店舗展開も容易に広がっております。市場の拡大に伴い、貴金属の訪問買取やフリマアプリ等でリユースに関するトラブルは増加傾向にあり、リユース業界におけるサービス品質の低下も懸念されます。今後、リユースに対する印象の悪化から、利用者拡大の停滞、市場の成長鈍化、参入企業の淘汰等のリスクも想定されます。 当社グループは、着実な事業成長を土台に、他社にない価値(優位性)を提供し、業界内での確固たるポジションを築くことを目指しています。また当社グループの様々な活動を通じて、リユースそのものや、リユース業界全体をポジティブな方向へ導く存在でありたいと考えております。 こうした事業成長とリユースの社会的価値の向上に向けた活動を通じて、事業の持続可能性を高め、企業価値のさらなる向上を実現すること、それが私たちの目指す「リユースのリーディングカンパニー」の姿です。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの対処すべき課題は以下のとおりと考えております。 ① 事業ミッション「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」の実現 当社グループは「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」を事業ミッションとして掲げ、リユースのリーディングカンパニーとして顧客層を拡大し、多くの人に最も安心してご利用いただけるリユースチェーンを目指して、大型複合店舗の出店やネットによる販売、各種イベント等を通じた最高のリユース体験と、あらゆる客層に安心してリユースを利用できる場を提供してまいります。 そのために、店舗においてはお客様に楽しんでいただけるような売場作りやサービス水準の確立、各種マニュアルの徹底や実践的な研修を通じたオペレーション水準の向上及び事業ミッションをイメージしたブランディング戦略に基づく活動に取り組んでまいります。 ② グループの事業方針に基づく持続可能な事業成長に向けた取組の実現 当社グループは、国内ブックオフ事業を中心にBOOKOFF等店舗と取扱う商品、サービスをより一層深化させるとともに、プレミアムサービス事業と海外事業を中心に新たなお客様層や市場への更なる探索を実行して、事業環境の変化に強いポートフォリオを構築し、持続可能な事業成長を実現してまいります。 ③ グループの持続可能な成長の中核となる人財の確保・育成 当社グループが将来にわたり継続して企業価値を拡大していくため、未来の経営を支える人財の確保・育成が急務であります。 わが国の小売業界において人手不足並びに人件費の上昇など厳しい雇用環境が続くなかで、各種業務プロセスの省力化による業務効率化や待遇の改善、多様性に富んだ人財受け入れを可能とする人事制度の構築などにより、積極的な採用を進める動きとともに、長く安心して働き続けられる環境を整備し、「働きがい」と「働きやすさ」の両面で人財確保並びに人財育成に取り組んでまいります。 ④ サステナビリティ基本方針に基づく取組の推進 当社グループは、「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」というミッションの下、中核であるリユースビジネスの事業活動の広がりにより、循環型社会の形成が進み、持続可能な社会(サステナビリティ)に貢献できると考えております。同時に、当社グループが事業運営においてもサステナビリティを意識した活動が求められていると考えており、当社の考え方を「サステナビリティ基本方針」として策定し、その方針の下で取組を推進しております。 当社は、「人財(人的資本)」の充実と成長を第一におき、従業員個人の持続的な成長と自己実現を後押しする機会の創出に努めるとともに、多様性を尊重した雇用機会を提供します。その結果として、国内外にリユース・リサイクルの事業を拡大していくことによって、社会全体の持続可能性を高めてまいります。 また、気候変動への対応を重大な経営課題の一つとして認識しており、ガバナンスの強化と気候変動による移行リスク、物理的リスク及び機会について、事業への影響を把握し、戦略の策定に取り組み、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に沿った当社グループホームページ等での開示について、質と量の向上を推進してまいります。 ⑤ 企業倫理の徹底・浸透の拡充 当社グループは、コンプライアンスの徹底を企業の社会的責任の根本と位置づけ、各種ステークホルダーとの信頼関係を構築するために当社グループの役員及び従業員が遵守すべき指針として、「コンプライアンス・ガイドライン」を制定しております。当ガイドラインの理念浸透と徹底に向けて、全グループの役員及び従業員に対し、各種研修や会議、社内報やイントラネットの活用等を通じて啓蒙活動を行ってまいります。 また、アカウンタビリティー(説明責任)を確保するために、内部統制の整備と運用による責任分担の透明化を推し進めるとともに、経営の適時適切な情報開示や決算情報の早期開示の実現をはかってまいります。 ⑥ 不正事案に対する再発防止策への取組 当社グループは、2024年に当社子会社が運営する複数店舗において発生した不正行為に対する対応として、2024年11月12日に再発防止策を策定いたしました。再発防止策は、「店舗運営における業務ルールの見直しとシステム強化」、「業務統制に関するチェック強化」、「人員配置・評価基準の見直し」、「コンプライアンス・企業倫理向上」から構成されております。 それらの取組を通じて、予防的統制の強化にとどまらず、発見的統制(チェック)の実効性を高め、会社全体で不正を許さない姿勢を徹底することにより、不正行為の抑止力を高める組織風土を構築してまいります。 なお、2026年5月末時点においては、「システム改修による不正防止対策」、「防犯カメラの増設」、「従業員アンケート」等については対応を完了しております。 「店舗運営人員増強に関連する対策」については、既に立案・実行を進めており、当該取組は継続的に実施していく予定であります。引き続き全体としての実効性を適切に評価・モニタリングしながら、これらの再発防止策を継続してまいります。 ⑦ ネットワーク環境の安定運用と業務継続性の確保 当社グループにおいては、店舗運営及び各種業務におけるデジタル化の進展に伴い、ネットワークへの依存度が高まっております。また、近年はサイバー攻撃の高度化等に伴い、情報セキュリティの重要性が一層高まっております。このため、情報資産の適切な保護及び業務継続性の確保の観点から、ネットワーク環境の整備及び情報セキュリティ対策の強化が重要な課題であると認識しております。 これに対し、安定的なネットワーク環境の構築及び情報セキュリティ対策の強化を進めるとともに、障害発生時においても事業への影響を最小限に抑え、早期復旧が可能となる体制の整備に取り組み、業務継続性の確保に努めてまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは創業時より「事業活動を通じての社会への貢献」と「全従業員の物心両面の幸福の追求」の2つを経営理念としております。また、経営理念に基づく当社グループの事業活動を示すミッションとして「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」を掲げております。 このミッションに基づき、拡大するリユース市場の中で私たちの強さを活かし、リユースのリーディングカンパニーとして循環型社会の形成に貢献するとともに、全従業員が自信と情熱を持ち、安心して働き、成長できる会社になることを目指します。 こうした考えのもと、当社グループは2028年5月期を最終年度とする中期経営方針において、グループの強みである人財育成やサステナビリティへの取組などの普遍的な価値を土台とし、「深化領域」と位置付ける国内ブックオフ事業で、認知度の高さを活用して安定した収益を獲得するとともに、「探索領域」と位置付けるプレミアムサービス事業、海外事業や新たな事業に対して投資原資・ノウハウを投入し、経験豊富な人財の輩出によりグループの事業規模拡大と利益成長を進めていくことを定めました。 さらに、当連結会計年度においては、2026年2月に伊藤忠商事株式会社との資本業務提携契約を締結いたしました。本提携により、当社グループのリユース運営ノウハウや商品・サービス力と、同社グループの国内外の事業基盤や顧客接点等との連携を進め、既存事業の強化及び将来の事業機会の拡大に向けた取り組みを推進してまいります。 (2)事業別の基本方針① 国内ブックオフ事業 当社グループの中核事業であり、売上・利益の占有率が高く安定した収益獲得を続けることによって成長に向けた投資原資を生み出す役割を担います。 <現状>(a)主な店舗パッケージ○BOOKOFF SUPER BAZAAR 主に郊外ロードサイドや大型ターミナル駅前繁華街に出店する、当事業収益の中核を担うリユース店舗パッケージであります。1,000坪内外の広大な店内で、お客様に書籍・ソフトメディアはもちろんのこと、アパレル、トレーディングカード、ホビー商材、スポーツ用品、ベビー用品、ブランド品、楽器、生活雑貨まであらゆる商品を取り揃えてリユースを体験していただく場として、多くのお客様にご利用いただいており、引き続き成長する柱と位置づけております。成長するリユース市場の中で競合他社の出店も進んでおり、店舗の立地や規模に応じた売場づくりと運営改善により売上・利益の成長を持続させることが課題となっております。 ○BOOKOFF PLUS、BOOKOFF 主にロードサイドから駅前繁華街まで幅広く出店するリユース店舗パッケージであり、顧客接点として重要な役割を担っております。書籍・ソフトメディアに加え、アパレル、トレーディングカード、ホビー商材等、地域特性に合わせた商材ラインナップの拡充や売場づくりを通じて、エンタメ性及び店舗での体験価値の向上を図っております。主力商材である書籍・ソフトメディアの一次市場流通量減少により今後、仕入・売上の確保が厳しい状況となることも予想されているため、新たな商材の追加やネット販売の活用等、世の中の変化に対応することも求められております。 ○あそビバ 大型ショッピングモールに出店するトレーディングカードやゲームソフト等、遊べるアイテムを豊富に取り扱う専門店で、トレーディングカード、ホビー商材、アニメグッズ中心の顧客層に、新品・中古を問わず遊べる場所を提供しております。既存のBOOKOFF商圏にも出店し、共存することが可能となっております。 (b)ネット販売店舗並びにEC物流センター(主なECサイト:BOOKOFF公式オンラインストア) 2007年よりECサービスを展開し国内最大級の中古書籍在庫量を誇る「BOOKOFF公式オンラインストア」を運営しております。「BOOKOFF公式オンラインストア」は書籍・ソフトメディアを中心に売上を継続的に伸ばしてきましたが、配送単価や人件費単価の上昇の影響により収益性の維持に課題があります。また宅配買取によって集められたEC物流センターの商品在庫を適切な回転率で販売につなげるために、自社サイト「BOOKOFF公式オンラインストア」に加えてヤフオク、楽天等、他のECモールサイトに同時出品をすることによって売上を安定して増加させております。継続的な業務改善、業務システムの刷新による生産性の向上、首都圏を中心とした配送効率改善等により、コスト低減を進めております。 (c)公式スマホアプリ 国内ブックオフ事業の公式スマホアプリ会員は、2026年5月に1,046万人を突破し、今後もさらなる増加を目指しております。公式スマホアプリを基盤に、ロイヤルティプログラムの強化をはじめとする多様なCRM施策を展開し、顧客との直接的なコミュニケーションを通じて信頼関係を深めています。これにより、安定した収益基盤の構築を実現しております。目指す世界は、公式スマホアプリを中心に、顧客が時間や場所にとらわれることなく、さまざまなサービスを簡便に利用できる環境を提供することです。具体的には、書籍をはじめとして、多くの商材を利用いただけるようにし、店舗とECの両方でシームレスな購買体験を提供してまいります。さらに、購入だけでなく、買取サービスも積極的に利用していただけるような施策を強化し、アプリを軸にした統合的な顧客体験の向上を図ります。 <方針>・グループの中核事業として、現状の利益水準を確保しつつ資本効率を改善し、成長事業への人財・ノウハウの輩出を継続的に行うことで、お客様へ最高のリユース体験を提供する・書籍により獲得する粗利額の維持、買取の利便性向上、商品在庫の可視化と検索性の向上等、書籍を中核商材に位置付けて、地域に合わせた商材拡張を行う・利便性向上、継続的な出店、リプレイスやリニューアル、新店舗パッケージの開発等の実施によりブックオフを「超便利に・超面白く」を実現する・方針実現のために次の戦略を実行する 顧客戦略:来店頻度の向上、来店機会の創出買取戦略:体験価値の向上、お客様コストの削減、改善の継続性デジタル戦略:ユーザビリティの改善、商材拡張、アプリ機能の拡充マーケティング戦略:SNS強化、オウンドメディアの拡充人財戦略:社員積極採用、評価基準・キャリアパスプランの多様化 ② プレミアムサービス事業<現状> 所得水準が高く、従来BOOKOFFに馴染みが薄いアッパーマス層以上のお客様をメインターゲットに、百貨店内買取窓口を展開する「hugall」、世帯年収が比較的高い地域で路面展開する「Rehello」、百貨店やショッピングセンター等商業施設内にてジュエリーのリペア・リメイクサービスを提供する「aidect」は、BOOKOFF店舗ではリーチできないお客様層との重要な接点です。 「hugall」は買取から販売における業務効率が改善され百貨店内買取窓口や、様々なジャンルに精通した専門家による訪問買取を中心に良質な商材を用いて収益を生み出す体質となっており、今後の利益成長においては百貨店を中心に拠点の拡大並びに利用客数の継続的な拡大が課題となっております。 「Rehello」は、ブランド品のリユースだけでなく書籍・ソフトメディアのリユースを取り扱うことで他社との差別化を図っております。 「aidect」は職人の手仕事によるジュエリーオーダー&リフォーム スペシャリティストアであり、リペア・リメイクを通じた新たなサービスを提案しております。ターゲット顧客層との接点拡大のため、グループ内店舗との連携など、収益化に向けテコ入れを実施しております。 従来、ブックオフがリーチしきれていない顧客層の居住エリアやサービスを求められている場所への出店を加速する一方で、ブランド品や貴金属等の買取市場は競合他社の出店も活発であり、現在も差別化が求められている状況であり、今後その必要性は一層高まる見込みです。 <方針>・全国主要百貨店や東京都心部及び国内主要都市を中心に店舗網を拡大し、所得の高いお客様層との接点を強化するとともに、アライアンスの推進等を通じて付加価値の高いサービスの提供機会を拡大し、収益基盤の強化を図る。・将来的に100店舗体制の構築に向け、継続的な出店を推進する・今後の事業成長の質を高めるため、戦略の重点を「仕入高の最大化」にシフトし、買取サービスの強化による安定的な仕入基盤の構築を図る・CDPの構築による顧客データの統合・活用を進め、CRM施策の最適化を通じて顧客接点の拡大及び買取利用の促進を図り、仕入高100億円の達成を目指す ③ 海外事業<現状> アメリカ合衆国において、「BOOKOFF」を展開するほか、2016年からは日本国内で販売に至らなかった商品の出口戦略として、マレーシア国において「Jalan Jalan Japan」を展開しております。海外事業における各業態は、店舗パッケージの独自性により収益性が高いことに加えて店舗拡大により売上規模が増加していることで、グループへの利益貢献度も近年上昇傾向となっております。 アメリカ合衆国で展開する「BOOKOFF」については、書籍やソフトメディア商材の安定した成長を基盤に、日本のIPコンテンツを活用した「フィギュア」や「アニメグッズ」の取扱い強化により、新たな顧客層の獲得につなげております。さらに、価格戦略やSNSを活用した認知向上施策により、経常利益3億円を超える安定した収益体制を確立しております。2026年5月期においては、新たに3店舗を出店し、アメリカ合衆国における直営店舗数は20店舗となりました。 「Jalan Jalan Japan」については、マレーシア国において、日本国内で販売機会に恵まれなかった商材を現地へ出荷して販売することで、独特なエンターテインメント性を生み出す存在となっており、出店拡大とともに事業規模を拡大しております。2026年5月期には、経常利益4億円を超える収益を計上いたしました。また、店舗展開については、マレーシア国において直営店17店舗及び加盟店2店舗、カザフスタン共和国において加盟店7店舗を展開しており、合計26店舗体制となっております。 <方針>・各国において今後出店を継続的に実施するために現地採用社員の増強、育成を進める・「BOOKOFF」はアメリカ合衆国において、新たな州への進出を含む継続的な出店による事業拡大を推進し、2028年5月期までに合計30店舗、2033年5月期までに100店舗体制を目指す・「Jalan Jalan Japan」は、マレーシア国内において直営店の新規出店を推進する。今後は、これらに加えて新たな国への進出も視野に入れ、多店舗展開を一層加速させることで2028年5月期までに合計30店舗、2033年5月期までに100店舗体制を目指す (3)経営環境 近年の人口減少の中、リユース市場は拡大を続ける一方で、同業他社も多数の出店を重ねており、参入障壁が低いことから、中小規模の事業者やFC形式での多店舗展開も容易に広がっております。市場の拡大に伴い、貴金属の訪問買取やフリマアプリ等でリユースに関するトラブルは増加傾向にあり、リユース業界におけるサービス品質の低下も懸念されます。今後、リユースに対する印象の悪化から、利用者拡大の停滞、市場の成長鈍化、参入企業の淘汰等のリスクも想定されます。 当社グループは、着実な事業成長を土台に、他社にない価値(優位性)を提供し、業界内での確固たるポジションを築くことを目指しています。また当社グループの様々な活動を通じて、リユースそのものや、リユース業界全体をポジティブな方向へ導く存在でありたいと考えております。 こうした事業成長とリユースの社会的価値の向上に向けた活動を通じて、事業の持続可能性を高め、企業価値のさらなる向上を実現すること、それが私たちの目指す「リユースのリーディングカンパニー」の姿です。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの対処すべき課題は以下のとおりと考えております。 ① 事業ミッション「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」の実現 当社グループは「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」を事業ミッションとして掲げ、リユースのリーディングカンパニーとして顧客層を拡大し、多くの人に最も安心してご利用いただけるリユースチェーンを目指して、大型複合店舗の出店やネットによる販売、各種イベント等を通じた最高のリユース体験と、あらゆる客層に安心してリユースを利用できる場を提供してまいります。 そのために、店舗においてはお客様に楽しんでいただけるような売場作りやサービス水準の確立、各種マニュアルの徹底や実践的な研修を通じたオペレーション水準の向上及び事業ミッションをイメージしたブランディング戦略に基づく活動に取り組んでまいります。 ② グループの事業方針に基づく持続可能な事業成長に向けた取組の実現 当社グループは、国内ブックオフ事業を中心にBOOKOFF等店舗と取扱う商品、サービスをより一層深化させるとともに、プレミアムサービス事業と海外事業を中心に新たなお客様層や市場への更なる探索を実行して、事業環境の変化に強いポートフォリオを構築し、持続可能な事業成長を実現してまいります。 ③ グループの持続可能な成長の中核となる人財の確保・育成 当社グループが将来にわたり継続して企業価値を拡大していくため、未来の経営を支える人財の確保・育成が急務であります。 わが国の小売業界において人手不足並びに人件費の上昇など厳しい雇用環境が続くなかで、各種業務プロセスの省力化による業務効率化や待遇の改善、多様性に富んだ人財受け入れを可能とする人事制度の構築などにより、積極的な採用を進める動きとともに、長く安心して働き続けられる環境を整備し、「働きがい」と「働きやすさ」の両面で人財確保並びに人財育成に取り組んでまいります。 ④ サステナビリティ基本方針に基づく取組の推進 当社グループは、「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」というミッションの下、中核であるリユースビジネスの事業活動の広がりにより、循環型社会の形成が進み、持続可能な社会(サステナビリティ)に貢献できると考えております。同時に、当社グループが事業運営においてもサステナビリティを意識した活動が求められていると考えており、当社の考え方を「サステナビリティ基本方針」として策定し、その方針の下で取組を推進しております。 当社は、「人財(人的資本)」の充実と成長を第一におき、従業員個人の持続的な成長と自己実現を後押しする機会の創出に努めるとともに、多様性を尊重した雇用機会を提供します。その結果として、国内外にリユース・リサイクルの事業を拡大していくことによって、社会全体の持続可能性を高めてまいります。 また、気候変動への対応を重大な経営課題の一つとして認識しており、ガバナンスの強化と気候変動による移行リスク、物理的リスク及び機会について、事業への影響を把握し、戦略の策定に取り組み、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に沿った当社グループホームページ等での開示について、質と量の向上を推進してまいります。 ⑤ 企業倫理の徹底・浸透の拡充 当社グループは、コンプライアンスの徹底を企業の社会的責任の根本と位置づけ、各種ステークホルダーとの信頼関係を構築するために当社グループの役員及び従業員が遵守すべき指針として、「コンプライアンス・ガイドライン」を制定しております。当ガイドラインの理念浸透と徹底に向けて、全グループの役員及び従業員に対し、各種研修や会議、社内報やイントラネットの活用等を通じて啓蒙活動を行ってまいります。 また、アカウンタビリティー(説明責任)を確保するために、内部統制の整備と運用による責任分担の透明化を推し進めるとともに、経営の適時適切な情報開示や決算情報の早期開示の実現をはかってまいります。 ⑥ 不正事案に対する再発防止策への取組 当社グループは、2024年に当社子会社が運営する複数店舗において発生した不正行為に対する対応として、2024年11月12日に再発防止策を策定いたしました。再発防止策は、「店舗運営における業務ルールの見直しとシステム強化」、「業務統制に関するチェック強化」、「人員配置・評価基準の見直し」、「コンプライアンス・企業倫理向上」から構成されております。 それらの取組を通じて、予防的統制の強化にとどまらず、発見的統制(チェック)の実効性を高め、会社全体で不正を許さない姿勢を徹底することにより、不正行為の抑止力を高める組織風土を構築してまいります。 なお、2026年5月末時点においては、「システム改修による不正防止対策」、「防犯カメラの増設」、「従業員アンケート」等については対応を完了しております。 「店舗運営人員増強に関連する対策」については、既に立案・実行を進めており、当該取組は継続的に実施していく予定であります。引き続き全体としての実効性を適切に評価・モニタリングしながら、これらの再発防止策を継続してまいります。 ⑦ ネットワーク環境の安定運用と業務継続性の確保 当社グループにおいては、店舗運営及び各種業務におけるデジタル化の進展に伴い、ネットワークへの依存度が高まっております。また、近年はサイバー攻撃の高度化等に伴い、情報セキュリティの重要性が一層高まっております。このため、情報資産の適切な保護及び業務継続性の確保の観点から、ネットワーク環境の整備及び情報セキュリティ対策の強化が重要な課題であると認識しております。 これに対し、安定的なネットワーク環境の構築及び情報セキュリティ対策の強化を進めるとともに、障害発生時においても事業への影響を最小限に抑え、早期復旧が可能となる体制の整備に取り組み、業務継続性の確保に努めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。 (1)経営成績等の状況の概況① 財政状態及び経営成績等の状況 当社グループは創業時より「事業活動を通じての社会への貢献」と「全従業員の物心両面の幸福の追求」の2つを経営理念としております。また、経営理念に基づく当社グループの事業活動を示すミッションとして「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」を掲げております。 このミッションに基づき、拡大するリユース市場の中で私たちの強みを活かし、リユースのリーディングカンパニーとして循環型社会の実現に向けた取組を推進するとともに、全従業員が自信と情熱を持ち、安心して働き、成長できる会社になることを目指します。 こうした考えのもと、当社グループは2028年5月期を最終年度とする中期経営方針において、グループの強みである人財育成やサステナビリティへの取組などの普遍的な価値を土台とし、「深化領域」と位置付ける国内ブックオフ事業で、認知度の高さを活用して安定した収益を獲得するとともに、「探索領域」と位置付けるプレミアムサービス事業、海外事業や新たな事業に対して経営資源・ノウハウを投入し、経験豊富な人財の輩出によりグループの事業規模拡大と利益成長を進めることで、事業ポートフォリオの変革を行うことを定めました。 さらに、当連結会計年度においては、2026年2月に伊藤忠商事株式会社との資本業務提携契約を締結いたしました。本提携により、当社グループのリユース運営ノウハウや商品・サービス力と、同社グループの国内外の事業基盤や顧客接点等との連携を進め、既存事業の強化及び将来の事業機会の拡大に向けた取組を推進してまいります。 当連結会計年度においては、各事業において出店を継続し、事業拡大を進めました。国内ブックオフ事業において、不正事案に関する再発防止の取組を進めながらも、持続可能な体制構築のための事業投資を継続し、全ての事業において、売上高は前連結会計年度を上回り、売上高130,123百万円(前連結会計年度比9.2%増)となりました。国内ブックオフ事業、プレミアムサービス事業において増益となったことにより、経常利益4,720百万円(前連結会計年度比20.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,763百万円(前連結会計年度比31.5%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (国内ブックオフ事業) 当連結会計年度において、BOOKOFF PLUS1店舗(登別店)、BOOKOFF8店舗(苫小牧見山店、恵庭バイパス店、旭川永山店、旭川旭神店、旭川旭町店、千歳サーモン橋店、札幌山鼻店、苫小牧柳町店)をFC加盟店より受管しました。またBOOKOFF SUPER BAZAAR3店舗(トライアル伊勢崎中央店、ゆめまち習志野台モール店、野田店)、BOOKOFF1店舗(シーナシーナ琴似店)、BOOKOFF FASHION1店舗(立川栄店)、あそビバ1店舗(横浜ビブレ店)を出店しました。 直営既存店においてトレーディングカード・ホビー、貴金属・腕時計・ブランドバッグ、アパレル、書籍等の売上高が前連結会計年度を上回ったことで、売上高112,665百万円(前連結会計年度比8.0%増)となりました。人件費等の増加に対して、既存店売上高の伸長に伴い売上総利益が増加した結果、セグメント利益6,369百万円(前連結会計年度比19.1%増)となりました。 (プレミアムサービス事業) 当連結会計年度において、hugall6店舗(井筒屋中間ショップ店、柏髙島屋ステーションモール店、芦屋モンテメール店、天神地下街店、KITTE大阪店、井筒屋直方ショップ店)、aidect1店舗(日本橋髙島屋S.C.店)を出店しました。 貴金属相場が引き続き高水準で推移したことなどを背景に、既存店及び催事等による仕入金額の増加に伴い、売上高は前連結会計年度を上回り、売上高8,527百万円(前連結会計年度比18.8%増)となりました。人件費等の増加を売上総利益の増加が上回った結果、セグメント利益160百万円(前連結会計年度比258.0%増)となりました。 (海外事業) 当連結会計年度において、アメリカ合衆国にBOOKOFF3店舗(NOHO店、HOUSTON店、NOVI店)、マレーシア国にJalan Jalan Japan4店舗(Mesa Mall Nilai店、Galleria Kotaraya店、Wangsa Maju店、Summit USJ店)を出店しました。 アメリカ合衆国内の「BOOKOFF」、マレーシア国内の「Jalan Jalan Japan」それぞれにおいて新規出店及び過年度出店が寄与し、売上高は前連結会計年度を上回り、売上高7,153百万円(前連結会計年度比15.8%増)となりました。アメリカ合衆国においては、既存店売上高は好調に推移したものの、倉庫増設など出店に向けた先行投資や出店時期の遅れによる費用の増加、マレーシア国においては既存店売上高が前連結会計年度を下回ったこと等により、セグメント利益691百万円(前連結会計年度比0.5%減)となりました。 (その他) 当連結会計年度において、Japan TCG Center4店舗(八王子駅前店、千葉駅前店、本厚木駅前店、錦糸町マルイ店)を出店しました。 当連結会計年度の資産、負債及び純資産の状況(流動資産) 当連結会計年度末における流動資産残高は35,870百万円(前連結会計年度末は33,517百万円)となり、2,353百万円増加しました。商品が1,352百万円、売掛金が652百万円、その他流動資産が540百万円増加したことが主な要因です。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産残高は25,066百万円(前連結会計年度末は23,863百万円)となり、1,203百万円増加しました。無形固定資産が254百万円減少した一方で、有形固定資産が1,105百万円、投資その他の資産が352百万円増加したことが主な要因です。 (負債) 当連結会計年度末における負債残高は39,505百万円(前連結会計年度末は38,513百万円)となり、992百万円増加しました。返済により社債、銀行からの借入金が減少した一方で、未払法人税等、賞与引当金が増加したことが主な要因です。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産残高は21,431百万円(前連結会計年度末は18,867百万円)となり、2,564百万円増加しました。剰余金の配当を実施した一方で、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したことが主な要因です。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ168百万円減少し、6,459百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの変動要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、増加した資金は4,894百万円(前連結会計年度は3,062百万円増加)となりました。これは、法人税等の支払額1,245百万円、棚卸資産の増加額1,200百万円、売上債権の増加額642百万円等により資金が減少した一方、税金等調整前当期純利益4,396百万円、減価償却費2,395百万円等により資金が増加したことが主な要因です。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、減少した資金は3,042百万円(前連結会計年度は2,510百万円減少)となりました。これは、新規出店、既存店リニューアルや譲受等に伴う有形固定資産の取得による支出2,150百万円、店舗譲受による支出339百万円、無形固定資産の取得による支出312百万円等により資金が減少したことが主な要因です。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、減少した資金は2,100百万円(前連結会計年度は1,118百万円減少)となりました。これは、社債の償還による支出660百万円、リース債務の返済による支出486百万円、配当金の支払額438百万円、借入金の純減額406百万円等により資金が減少したことが主な要因です。 ③ 仕入及び販売の実績(a)仕入実績 当社グループは、主として、一般顧客からの買取により商品仕入を行っております。 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。(単位:百万円) セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年6月1日至 2026年5月31日)構成比(%)前年同期比(%)国内ブックオフ事業48,59785.6108.7プレミアムサービス事業5,3429.4123.5海外事業1,4212.5132.4その他1,4282.5125.4総合計56,790100.0110.8(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (b)販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。① 売上実績(単位:百万円) セグメントの名称当連結会計年度(自 2025年6月1日至 2026年5月31日)構成比(%)前年同期比(%)国内ブックオフ事業112,66586.6108.0プレミアムサービス事業8,5276.6118.8海外事業7,1535.5115.8その他1,7761.3115.2総合計130,123100.0109.2(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 ② 地域別売上状況(単位:百万円)名称国内ブックオフ事業プレミアムサービス事業海外事業その他当連結会計年度(自 2025年6月1日至 2026年5月31日)北海道3,786---3,786東北4,289---4,289 茨城県2,988---2,988 群馬県3,233---3,233 埼玉県7,693240--7,933 千葉県7,567271--7,839 東京都19,3931,887-1,00622,287 神奈川県26,6376,0171133833,004 山梨県1,537---1,537関東甲信越69,0518,416111,34478,824中部・北陸10,6390--10,639近畿13,91899--14,018中国・四国4,967--435,011九州・沖縄6,01211-3876,411海外--7,141-7,141合計112,6658,5277,1531,776130,123 ③ 店舗数の状況(単位:店) 名称当連結会計年度(2026年5月31日現在)直営店店舗数前年同期比 FC加盟店店舗数前年同期比 北海道18 7 19△9東北22 - 26- 茨城県12 - 4-栃木県- - 18-群馬県7 △1 21埼玉県30 △2 8△1千葉県20 △1 21-東京都60 △4 16-神奈川県41 △3 22△1山梨県6 - --長野県- - 20-新潟県- - 25-関東甲信越176 △11 136△1中部・北陸37 △2 67△1近畿60 △3 23-中国・四国19 △1 42-九州・沖縄34 - 44-国内ブックオフ事業366 △10 357△11プレミアムサービス事業54 1 --海外事業37 2 124その他9 3 --合計466 △4 369△7 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容(ア) 経営成績の分析 当連結会計年度の経営成績は、売上高130,123百万円(前連結会計年度比9.2%増)となりました。国内ブックオフ事業、プレミアムサービス事業において増益となったことにより、経常利益4,720百万円(前連結会計年度比20.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,763百万円(前連結会計年度比31.5%増)となりました。 (売上高) 売上高は、国内ブックオフ事業、プレミアムサービス事業、海外事業、その他事業いずれも前年より増加したことで、130,123百万円(前連結会計年度比9.2%増)となりました。 (売上原価) 売上原価は、商品仕入高等が前年より増加したことで、56,295百万円(前連結会計年度比9.4%増)となりました。 (販売費及び一般管理費) 販売費及び一般管理費は、給与及び手当、パート・アルバイト給与、支払手数料、地代家賃等が前年より増加したことで、69,422百万円(前連結会計年度比8.0%増)となりました。 (営業外損益) 営業外収益は古紙等リサイクル収入、自動販売機等設置料収入等、合計760百万円(前連結会計年度比7.9%減)となりました。営業外費用は支払利息等、合計445百万円(前連結会計年度比20.2%増)となりました。 (特別損益) 特別利益は移転補償金等、合計161百万円(前連結会計年度は0百万円)となりました。特別損失は減損損失等、合計485百万円(前連結会計年度比17.3%増)となりました。 (イ) 財政状態の分析 財政状態の分析につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概況 ①財政状態及び経営成績等の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報(ア) キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概況 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (イ) 資金調達の流動性 当社グループの資金の源泉は、現金及び現金同等物と営業活動によるキャッシュ・フローであります。当社グループの主な運転資金需要は、お客様からの商品買取(仕入)、店舗運営に係る人件費及び地代家賃等販売費及び一般管理費であり、主な設備投資需要は、新規出店及び改装、販売管理に係るシステム改修等であります。運転資金と設備投資資金は、営業活動によるキャッシュ・フローで充当することを基本として、グループ内での資金効率化を進めつつ、金融機関からの借入金により調達をいたしました。 これらの結果、社債残高は4,340百万円(前連結会計年度末比660百万円減)、金融機関からの当連結会計年度末借入金残高は16,958百万円(前連結会計年度末比404百万円減)となりました。また現金及び現金同等物の残高は6,459百万円(前連結会計年度末比168百万円減)となりました。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ④ 経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当連結会計年度の経営成績と2025年7月10日に公表した2026年5月期連結業績予想(以下、期初予想とします)との増減額と増減率は次の一覧表のとおりであります。 当連結会計年度(自 2025年6月1日 至 2026年5月31日)(単位:百万円) 期初予想(A)経営成績(B)増減額(B-A)増減率売上高127,000130,1233,1232.5%営業利益3,8004,40560515.9%経常利益4,0004,72072018.0%親会社株主に帰属する当期純利益2,2002,76356325.6% 売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益いずれも期初予想のとおりとなりました。 2025年5月期2026年5月期 自己資本比率(%)32.534.7 時価ベースの自己資本比率(%)44.157.6 債務償還年数(年)7.34.4 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)12.614.6 総資産経常利益率(ROA)(%)7.08.0 経常利益(百万円)3,9034,720(注) 自己資本比率(%) :自己資本/総資産時価ベースの自己資本比率(%) :株式時価総額/総資産 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。債務償還年数(年) :有利子負債/営業活動によるキャッシュ・フロー 有利子負債は、短期借入金、1年内償還予定の社債、1年内返済予定の長期借入金、社債、長期借入金、長期未払金の合計としております。インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍):営業活動によるキャッシュ・フロー/利払い総資産経常利益率(ROA)(%) :経常利益/期首・期末平均総資産

事業リスク

  • 新規投資とM&Aの失敗
    事業拡大のための新規投資やM&Aが、期待通りの収益を生み出さない場合、多額の減損損失が発生し、経営成績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。特に、既存フォーマットの店舗出店や新規事業への投資、FC加盟店の譲受などが該当します。
  • 人財確保・育成の困難さ
    少子高齢化による労働力人口の減少や小売業界の人手不足により、適切な人財の確保や育成が困難になるリスクがあります。人財不足は長時間労働や労働環境の悪化を招き、従業員の健康問題や企業価値の低下につながる可能性があります。
  • IT投資の遅延とシステム障害
    サービスの競争優位性維持や事業拡大には継続的なIT投資が不可欠ですが、開発の遅延や中断、システム障害が発生した場合、取引機会の喪失やブランドイメージの低下、サービス改善費用の増加により、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|7,071 文字
3【事業等のリスク】 当社グループは、事業活動に関わるあらゆるリスクを的確に把握し、リスクの発生頻度や経営への影響を低減していくため、リスクマネジメントを担当する役員を選任しております。担当役員を委員長、構成員を主に管理部門の部長職以上のメンバーとする「リスク管理委員会」を設置し、リスクマネジメント体制を整備しております。当社グループの経営成績及び財務状況等(株価等を含む)に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在における判断によるものです。 (特に重要なリスク)① 新規投資とM&Aについて 当社グループは、事業拡大を進めるため、新規投資を推進しております。新規投資には、従来の「BOOKOFF」、大型複合店「BOOKOFF SUPER BAZAAR」、アパレル等のリユース商材を複合させた「BOOKOFF PLUS」等既存フォーマットの店舗出店による投資、既存店舗のリニューアルや大規模修繕による投資、新規事業への投資等があります。 また当社グループはM&Aについて適宜検討を行っております。M&Aには、従来「BOOKOFF」に加盟していたFC加盟店の譲受や従来当社グループには含まれていない別業種企業の譲受等があります。 新規投資やM&Aの展開状況において、十分な将来キャッシュ・フローを生み出さない資産が判明した場合、減損損失を計上することになります。減損損失が多額の場合、当社グループの経営成績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。 〔対応策〕・新規投資における投資回収計画の経営層による精査・投資回収実績の定期的なモニタリング・出店検討時の収支シミュレーションの精緻化による収益化確度の向上・地域特性、商材分析等多角的視点による出店対策・店舗開発部門による継続的な物件情報収集・消費・顧客動向を踏まえた店舗パッケージの開発 ② 「人財」の確保・育成について 当社グループは将来にわたり継続して企業価値を高めていくため、人財の確保と、人財育成方針による人事、オペレーション、計数管理に至る全てに対しバランスの取れた人財育成を目指してまいりましたが、一つの店舗に複数の商材を取り扱う大型複合店が増えている中で、一商材の知識・スキルに長けた人財の重要性も高まっており、幅広い厚みのある人財の採用と育成が必要とされてきています。日本では少子高齢化による労働力人口減少への対応が社会課題となっております。小売業界においては人手不足や人件費の上昇、育成の難易度など厳しい雇用環境が続き、相応しい人財の確保が困難となる場合や、人財の社外流出が生じた場合、人財不足による長時間労働等、労働環境の悪化に伴う従業員の健康悪化が生じた場合、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 〔対応策〕・従業員教育に重点を置いた研修制度の拡充・キャリアパスプランを用いた担当職務に応じた適切な報酬体系の整備と運用・社会環境や労働市場の変化に応じた待遇改善や給与水準の見直しの実施・パート・アルバイトスタッフからの積極的な社員登用・地域外の転勤を伴わない地域限定社員など社員の働き方に則した勤務制度の導入 ③ IT投資について 当社グループは、各事業ごとにサービス提供をするうえで以下のシステムを運用のほか、外部サイトの活用を行っております。事業名主なシステムの概要国内ブックオフ事業POS・販売管理システム買取業務システムEC販売管理システム会員情報システム倉庫管理システムプレミアムサービス事業販売管理システム出品・倉庫管理システム海外事業POS・販売管理システム 当社グループのサービスの競争優位性を維持向上していくとともに更なる事業拡大のためには、各事業においてIT投資を継続的に行う必要があり、これらの投資が適切に行われない場合には、サービスの競争優位性やブランドイメージの低下につながる可能性や、サービス改善への費用の増加に伴い、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、事業計画に係る大型開発案件において開発の遅延・中断が発生した場合や、ネットワーク、情報システム、又は事業運営においてサービスの継続が長期にわたり困難となる等取引機会の喪失や信用の毀損が発生した場合は、当社グループの経営成績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。 〔対応策〕・IT投資について継続的に収益効果を検証し、経営陣への報告実施・システム開発について社内人員による開発(内製)と、外部業者に発注する開発(外注)とのバランスに注視して、突発的な案件、一過性案件に対しても人員不足による業務への影響回避 (重要なリスク)① 中古品の仕入について 当社グループにおける仕入は、顧客からの買取がその大半を占めております。一次流通市場の動向、既存の競合他社の動向、新規の競合他社の参入、フリマアプリに代表されるCtoCサービス等が商品の仕入に影響を及ぼす可能性があり、今後も中古品を質量ともに安定的に確保できるというわけではありません。中古品の仕入状況によっては商品不足による販売機会の喪失などが生じ、当社グループの経営成績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。 また、当社グループの取り扱うリユース商品は、「古物営業法」に定められた「古物」に該当するため、同法による規制を受けております。顧客から買い取った商品が盗品又は遺失物であると判明した場合は、民法の規定により、2年以内であればこれを無償で被害者等に回復することとされております。当社グループでは、古物買取時の相手方確認や、帳簿等への記載及びその保管など、古物営業法に基づく取引記録の確認・保管措置を適切に実施しており適法に対応できる体制を敷いておりますが、当社グループが買い取った商品が盗品、遺失物であった場合は、被害者への無償返還や買取額相当の損失が発生するだけでなく、取扱商品全体に対する信頼が低下し、当社グループの経営成績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。 〔対応策〕・仕入増加に向けた継続的なプロモーション強化及びTVCM、ウェブCMの実施・地域別、商材別の買取金額アップキャンペーンの実施及びアプリ会員向け通知や買取金額アップクーポンの配布・店舗網の維持・拡大による買取顧客との接点の最大化・富裕層向け買取サービスの展開による対象顧客層の拡大 ② パート・アルバイトスタッフの人件費について 現在、当社グループでは、少数の社員と学生や主婦を中心としたパート・アルバイトスタッフで店舗を運営しており、多くの短時間労働者を雇用しております。今後、最低時給上昇によるパート・アルバイト人件費の増加や、厚生年金適用基準の拡大により、当社グループが負担する保険料及び労務管理費用が増加することで、当社グループの店舗運営や経営成績が影響を受ける可能性があります。 〔対応策〕・労働生産性向上による人件費の効率化・継続的なパート・アルバイト教育実施による能力向上・IT機器などを活用したオートメーション化による省人化 ③ 情報セキュリティについて 当社グループは、店舗運営等の事業を展開する上で、個人情報や営業秘密等の機密情報を取扱っています。これらの情報の流出による企業経営や信用への影響を十分に認識し、当社グループの保有するこれら機密情報等の管理を徹底するために、適切な管理体制の構築や強化を行っておりますが、万が一機密情報の流出や消失が発生した場合は、当社グループの社会的信用やブランドイメージの低下、発生した損害に対する賠償金の支払い、法的罰則等により、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 〔対応策〕・コンピューターウイルスや不正侵入防御策の運用・バックアップシステムの運用・専門業者によるECサイト、アプリの定期的なセキュリティ検査・社員へのセキュリティ教育の実施 ④ コンプライアンスについて 当社グループは、国内外の法令遵守と社会規範の尊重を目的に、内部監査体制の整備を進め、コンプライアンス管理委員会を常設機関として設置するなど、グループ全体の意識向上を通じたコンプライアンスの徹底をはかっております。しかしながら、コンプライアンス上のリスクを完全には回避できない可能性があり、法令等に抵触する事態が発生した場合、当社グループの営業活動停止、社会的信用やブランドイメージの低下、発生した損害に対する賠償金の支払い等により、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 〔対応策〕・コンプライアンス管理委員会における法令順守等の定期的な確認と情報発信・内部監査報告会における監査結果のレビューと改善策の指示、実行・新規事業や新たな商材の取扱いにおける関連法令の確認と遵守の徹底・定期的な従業員教育の実施(コンプライアンスチェック、不正事例と対応策の共有等) ⑤ 災害について 当社グループは、日本全国、米国、マレーシアに店舗を展開しているほか、「BOOKOFF公式オンラインストア」の倉庫拠点を神奈川県に構えております。大規模な自然災害等により店舗、倉庫及び商品に被害を受けた場合、当社グループの経営成績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。また感染症の拡大が発生した場合、店舗の休業や営業時間短縮による来店客数の減少が発生することで当社グループの経営成績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。 加えて、当社グループは全国に直営店及びフランチャイズ加盟店を展開しており、店舗設備の安全性や維持管理の状況が事業運営に影響を及ぼす可能性があります。直営店においては定期的な点検や修繕等の対応を実施しておりますが、フランチャイズ加盟店については各加盟店の責任において設備管理が行われております。 このため、加盟店における設備の老朽化や維持管理の状況によっては、事故の発生や営業停止、ブランドイメージの低下等につながる可能性があります。なお、当社グループとしても加盟店における設備管理の重要性を踏まえ、対応の在り方について検討及び取組を進めておりますが、その効果が十分に発揮されない場合には、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 〔対応策〕・災害発生時の対策本部設置による事業継続体制の確立・社員の安否確認システムの導入・災害対策マニュアルの整備、必要物資の備蓄・災害対策訓練の実施・直営店における定期的な設備点検・修繕の実施及び加盟店への情報提供等を通じた設備管理意識の向上 ⑥ 取引先に関するリスクについて 当社グループでは、すべて事業の運営にあたり地代家賃、水道光熱費、支払手数料、荷造運送費、備品消耗品など多くの取引先と取引を行っております。 今後、国際情勢の変化や為替変動、エネルギー価格の上昇等に伴い、電気代や輸送費が増加するほか、備品消耗品の原材料価格の高騰等により、当社グループが負担する経費が増加することで、当社グループの店舗運営や経営成績が影響を受ける可能性があります。 また、搾取的な労働力による製品使用等フェアトレードに反する取引により、当社グループに対する信頼が低下し、当社グループの経営成績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。 さらに、当社グループは、販売やサービス提供の一部において、特定の外部プラットフォームや取引先に依存している場合があります。これらの取引条件の変更(手数料率の引上げ、規約変更等)や取引関係の見直し、終了等が生じた場合には、当社グループの販売機会の減少や収益性の低下につながる可能性があります。 〔対応策〕・店舗照明のLED導入など電気代を節減する店舗運営の実施・取引先及び販売チャネルの分散により特定先への依存を低減し、値上げ等に柔軟に対応・フェアトレードに反する取引先に対して取引停止の実施 ⑦ フランチャイズ(FC)展開について 当社グループは、「BOOKOFF」を中心としたリユース店舗をフランチャイズ方式で展開しております。当社グループはFC本部として、FC加盟店とのコミュニケーションを重視する方針であり、FC加盟店との相互繁栄を目指しております。ただし、FC加盟店が何らかの理由により退店する場合、ロイヤリティー収入が減少し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 〔対応策〕・FC加盟店をサポートするため全国に支社を配置・各支社にFC加盟店への支援を行う支社長とスーパーバイザーを配置・FC加盟店の店長、社員及びパート・アルバイトスタッフに対する研修の実施・商品データベース等のシステム支援の実施 ⑧ 海外での店舗展開について 当社グループは、当社が設立した海外現地法人を通じて、米国にて「BOOKOFF」、マレーシアにて「Jalan Jalan Japan」を展開しております(加盟店店舗を除く)。 海外店舗では、日本国内とは制度・文化・慣習が異なるうえ、現地での知名度は十分ではなく店舗数も少ないことから、現地法人の維持費用(管理部門コストなど)を完全に吸収し、投資回収を進める水準にまで収益が向上するには、相応の時間を要することが見込まれ、その投資回収状況によっては当社グループの経営成績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。 〔対応策〕・現地ニーズに即した商品・サービスの提供による差別化の推進・ネイティブ従業員の登用及び育成等によるローカライゼーションの推進・機動的な事業運営及び新規市場への進出を目的とした、現地に精通したパートナーとの提携・協働体制の構築 ⑨ 資金調達に関するリスク 当社グループでは、新規出店等の設備投資資金及び運転資金の一部を主として金融機関からの借入により調達しております。 当社グループとしては、今後も、事業拡大並びにサービス拡充のための投資を行っていく方針であるため、当面、一定程度の資金調達に関するリスクを内包して推移していくことが予想されます。 このような状況の中、今後、金融情勢の変化に伴う市場金利の上昇等により、資金調達コストが増大した場合や、当社グループの信用力低下等により資金調達に制約を受けた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔対応策〕・国内外子会社の借入金及びリース取引に対する当社による一元管理・営業活動によるキャッシュ・フローの水準に見合った適正有利子負債水準の設定 ⑩ 気候変動に関するリスク 当社グループは、気候変動を起因とした気温上昇が発生した場合、光熱費等のコスト増加や、外出減少に伴うお客様の来店減少等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また大幅な気候変動が生じた場合、例えば暖冬による冬物アパレル、ウィンター用品の販売不振、冷夏によるスポーツ・アウトドア用品の販売不振等、特定の商材の販売に影響を与える可能性があります。 〔対応策〕・代表取締役社長を長とする「サステナビリティ戦略委員会」の設置・TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に沿ったガバナンスの強化と戦略の策定・気候変動の影響を考慮した商材構成の見直し ⑪ 取扱商材の相場変動に関するリスク 当社グループでは、貴金属・腕時計・ブランドバッグ、トレーディングカード商材等、市場価格が大きく変動する可能性のある商材の買取・販売を行っております。 今後、取扱商材の市場価格の相場が変動した場合、販売価格増加による売上客数減少、買取価格減少による仕入客数の減少、在庫評価損の計上等により、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 〔対応策〕・本部部門が、取扱商材の在庫金額に対して価格下落が経営成績に与える影響を定期的に把握・認識する体制を整備・本部部門より、取扱商材の市場価格の現状を反映した価格等の情報を随時発信することで、販売、買取等に柔軟に対応できる仕組みを構築 ⑫ SNS等による風評被害に関するリスク 昨今、SNSをはじめとしたインターネット上の情報拡散スピードが加速する中、実際の事実関係とは異なる情報や一部を切り取った情報が拡散され、当社グループに対する誤解や不信感が生じる可能性があります。また、従業員や関係者のSNS上での発信や外部投稿への関与が、当社グループのブランドイメージや信用に悪影響を及ぼす事態につながるリスクも存在します。 このような風評被害が発生した場合、顧客離れや買取・販売の減少、採用活動への影響等、当社グループの経営成績や企業価値に影響を及ぼす可能性があります。 〔対応策〕・SNSやインターネット上の当社グループに関する投稿内容について、社内にて定期的なパトロールを実施し、リスクの早期把握と初動対応に努める・重大な事案については、迅速かつ適切な事実関係の調査・発信により誤解の拡大を防止・従業員に対して、店舗公式アカウントの運用だけではなく、個人によるSNS利用においても、適切な情報発信を徹底するための教育を継続的に実施し、リスクの低減を図る・リスク管理委員会にて、定期的に風評リスクの兆候や再発防止策を共有

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