有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針・経営戦略等① 会社の経営の基本方針 当社は2027年10月に創立100周年を迎えるに当たり、次の100年もお客様・社会に必要とされ、従業員が誇りとやりがいを感じながら働く企業となるべく、新たな中期経営計画「NEXT CS-100」を策定すると共に、従来から受け継いできたコーポレートスローガン・中長期ビジョン・企業理念を再定義しました。 (コーポレートスローガン)未来を預かる、未来を運ぶ 倉庫・運輸・国際貨物業を中心とする総合物流を社会経済活動に不可欠な公共性の高い事業であると認識し、事業を通じてステークホルダーの『未来』を『預かり、運ぶ』ことで、その幸福と持続的な発展に貢献する。 (中長期ビジョン)卓越した専門性と実行力でお客様や社会に新しい価値を提供し続ける企業 100年近い歴史の中で培った、あらゆる物資を高い品質で預かり、運ぶノウハウを最大限活用し、従来の枠組みを超えて、お客様がより高い満足を得られ、社会に貢献できる仕組みやサービスを提供する。 (企業理念)誠実・進歩・挑戦 『誠実』を全ての判断の座標軸に据え、時代と共に『進歩』し、『挑戦』し続ける。 ② 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、対象期間を2025年度から2027年度までの3カ年とする第8次中期経営計画「NEXT CS-100」を策定し、中期経営計画最終年度である2027年度において、営業収益31,500百万円、営業利益2,500百万円、経常利益2,650百万円、営業利益率7.9%、ROE(自己資本利益率)5.0%を連結業績目標とすると共に、成長投資と資本効率改善のバランスの取れた最適なキャッシュ・アロケーションを実施してまいります。 第8次中期経営計画「NEXT CS-100」の内容につきましては、以下のとおりであります。(戦略基本方針)1)成長分野への絶え間ない挑戦による新たな収益モデルの構築2)国内外物流ネットワークの更なる拡充3)高い業務品質・付加価値創出による収益性の向上4)情報システムの強化による高い生産効率の実現5)健全な財務体質の維持と資本効率を重視した財務・資本戦略の実行6)サステナビリティ(環境・人的資本投資・ガバナンス)対応強化 「NEXT CS-100」のCSには、「中央倉庫」と「Challenge Spirit」の意味を込めており、第7次中計「TRY」の精神を更に発展させ、次の100 年に向けて高い目標に果敢に挑戦すると共に、コーポレートスローガン・中長期ビジョンの実現を図ってまいります。 具体的には、成長分野として、輸入化学品等の取引拡大、有力企業サプライチェーンへの参画、循環型ビジネス及び機工(輸送付随業務)分野の更なる強化、物流ネットワーク拡充として、愛知県あま市の新倉庫建設及び営業開始、国内複合輸送ネットワークの構築、収益性の向上として、取引先とのDX共同推進、人材教育の強化による生産性・品質向上等によるコスト削減・採算改善を行ってまいります。 また、次期基幹システムの検討開始、イントラネット再構築やPC更新等、システム基盤整備、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた施策の実行継続、持続的な成長を支える多様な人材の確保・育成、エンゲージメント向上による人材の定着化を図ってまいります。 (2) 経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社が考える対処すべき主な課題は以下のとおりであります。 ①高度化する顧客ニーズへの対応と人的資本投資の抜本的強化 物流業界では、顧客ニーズが「作業の請負」から「最適な物流スキームの提案」へと高度化しております。当社においても、サプライチェーン全体を俯瞰し、顧客課題を総合的に解決する能力が求められております。 この課題に対処するため、こうした環境変化を踏まえ、当社は、自社の優位領域を明確化し、中堅営業人材を対象とした研修の充実を図り、かつ専門性の高い営業人材の育成・採用に注力してまいります。また、戦略立案力に優れた人材を営業統括本部に集約し、大口案件ごとに専門チームを編成することで、現場と連携しながら高度な顧客要請に迅速かつ的確に対応できる体制を整備してまいります。 ②キャッシュ・アロケーション方針の高度化と資本効率の改善 当社は、堅調な業績と安定した財務基盤を維持してきましたが、蓄積した自己資本を成長と企業価値向上に十分結び付けられていないという課題があり、ROEが資本コストのレンジ付近に留まり、PBR1倍を下回り、投資家の皆様の期待に応えることができていない状況が続いていると認識しております。 この課題に対処するため、当社は、キャッシュ・アロケーション方針を明確化し、経営としての意思と優先順位を内外に示すことを重要な施策と位置付けます。重点領域は以下のとおりです。・事業の成長に資する投資:倉庫や設備の更新・増強、特殊運搬車輌への計画的投資・成長を支える人的投資:営業人材の提案力向上、企画系人材の育成・採用、多様な人材が活躍できる職場環境の整備・オペレーション効率向上への投資:物流基幹システムの刷新を軸とした業務プロセスの改革・資本政策:適切な財務基盤を維持しつつ、株主・投資家の期待に応える資本政策の検討と実行加えて、当社の事業戦略の背景や将来像が伝わるよう、IR資料等の質的向上にも取り組んでまいります。 ③経営人材の育成とガバナンス体制の高度化 経営環境は急速に変化しており、経営人材には専門性と判断力、そして高い視座が求められております。ガバナンスに対する社会的期待も高まっており、企業として高度な対応が不可欠です。 この課題に対処するため、当社は、経営人材の育成について、社外取締役の知見を活かしつつ、サクセッションプランを着実に推進し、OJTにとどまらない体系的な育成プログラムを展開してまいります。また、監査等委員会設置会社への移行を契機に、組織体制や指示系統のルール見直しを進め、より実効性の高いガバナンス体制を構築してまいります。 ④一体感を持ったグループとしての強み発揮 顧客要求の高度化や人手不足の恒常化を踏まえ、グループ資源を横断的に活用することは企業価値向上に向けた重要施策となっております。 この課題に対処するため、当社グループでは、経営層による「グループconnection会議」により横断的課題への対応を進めるほか、定期開催の全社会議等を通じてグループ全体の意思統一を図っております。各現場でも、グループメンバーが参画する会議を定期的に開催することや、より実効性のある施策の創出、人材交流を促進してまいります。 ⑤物流基幹システム基盤の刷新と情報セキュリティ対策強化 顧客への付加価値あるサービス提供が滞らないようにするため、物流基幹システムへの投資は不可避であり、また、これを支える情報セキュリティの強化に取り組まなければなりません。 この課題に対処するため、当社は、当社独自のソフトウェア資産の継続活用と新しい技術/方式を活用できる新しいプラットフォームへの移行に向けての準備フェーズとして、移行計画を進めております。今後、設計開発を踏まえて、導入~テスト~移行を実施していく予定です。あわせて、プロジェクトを完遂するためのシステムエンジニアの強化及び人材育成に力を入れてまいります。 また、サイバーセキュリティリスクに対する危機管理として、当社全拠点のITインフラ(ネットワーク機器、サーバー、パソコン等)へ最新の対策ソフトを導入して、監視システムの強化を施し、今後のサプライチェーン強化に向けて高度なセキュリティ対策の構築を推進してまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針・経営戦略等① 会社の経営の基本方針 当社は2027年10月に創立100周年を迎えるに当たり、次の100年もお客様・社会に必要とされ、従業員が誇りとやりがいを感じながら働く企業となるべく、新たな中期経営計画「NEXT CS-100」を策定すると共に、従来から受け継いできたコーポレートスローガン・中長期ビジョン・企業理念を再定義しました。 (コーポレートスローガン)未来を預かる、未来を運ぶ 倉庫・運輸・国際貨物業を中心とする総合物流を社会経済活動に不可欠な公共性の高い事業であると認識し、事業を通じてステークホルダーの『未来』を『預かり、運ぶ』ことで、その幸福と持続的な発展に貢献する。 (中長期ビジョン)卓越した専門性と実行力でお客様や社会に新しい価値を提供し続ける企業 100年近い歴史の中で培った、あらゆる物資を高い品質で預かり、運ぶノウハウを最大限活用し、従来の枠組みを超えて、お客様がより高い満足を得られ、社会に貢献できる仕組みやサービスを提供する。 (企業理念)誠実・進歩・挑戦 『誠実』を全ての判断の座標軸に据え、時代と共に『進歩』し、『挑戦』し続ける。 ② 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、対象期間を2025年度から2027年度までの3カ年とする第8次中期経営計画「NEXT CS-100」を策定し、中期経営計画最終年度である2027年度において、営業収益31,500百万円、営業利益2,500百万円、経常利益2,650百万円、営業利益率7.9%、ROE(自己資本利益率)5.0%を連結業績目標とすると共に、成長投資と資本効率改善のバランスの取れた最適なキャッシュ・アロケーションを実施してまいります。 第8次中期経営計画「NEXT CS-100」の内容につきましては、以下のとおりであります。(戦略基本方針)1)成長分野への絶え間ない挑戦による新たな収益モデルの構築2)国内外物流ネットワークの更なる拡充3)高い業務品質・付加価値創出による収益性の向上4)情報システムの強化による高い生産効率の実現5)健全な財務体質の維持と資本効率を重視した財務・資本戦略の実行6)サステナビリティ(環境・人的資本投資・ガバナンス)対応強化 「NEXT CS-100」のCSには、「中央倉庫」と「Challenge Spirit」の意味を込めており、第7次中計「TRY」の精神を更に発展させ、次の100 年に向けて高い目標に果敢に挑戦すると共に、コーポレートスローガン・中長期ビジョンの実現を図ってまいります。 具体的には、成長分野として、輸入化学品等の取引拡大、有力企業サプライチェーンへの参画、循環型ビジネス及び機工(輸送付随業務)分野の更なる強化、物流ネットワーク拡充として、愛知県あま市の新倉庫建設及び営業開始、国内複合輸送ネットワークの構築、収益性の向上として、取引先とのDX共同推進、人材教育の強化による生産性・品質向上等によるコスト削減・採算改善を行ってまいります。 また、次期基幹システムの検討開始、イントラネット再構築やPC更新等、システム基盤整備、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた施策の実行継続、持続的な成長を支える多様な人材の確保・育成、エンゲージメント向上による人材の定着化を図ってまいります。 (2) 経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社が考える対処すべき主な課題は以下のとおりであります。 ①高度化する顧客ニーズへの対応と人的資本投資の抜本的強化 物流業界では、顧客ニーズが「作業の請負」から「最適な物流スキームの提案」へと高度化しております。当社においても、サプライチェーン全体を俯瞰し、顧客課題を総合的に解決する能力が求められております。 この課題に対処するため、こうした環境変化を踏まえ、当社は、自社の優位領域を明確化し、中堅営業人材を対象とした研修の充実を図り、かつ専門性の高い営業人材の育成・採用に注力してまいります。また、戦略立案力に優れた人材を営業統括本部に集約し、大口案件ごとに専門チームを編成することで、現場と連携しながら高度な顧客要請に迅速かつ的確に対応できる体制を整備してまいります。 ②キャッシュ・アロケーション方針の高度化と資本効率の改善 当社は、堅調な業績と安定した財務基盤を維持してきましたが、蓄積した自己資本を成長と企業価値向上に十分結び付けられていないという課題があり、ROEが資本コストのレンジ付近に留まり、PBR1倍を下回り、投資家の皆様の期待に応えることができていない状況が続いていると認識しております。 この課題に対処するため、当社は、キャッシュ・アロケーション方針を明確化し、経営としての意思と優先順位を内外に示すことを重要な施策と位置付けます。重点領域は以下のとおりです。・事業の成長に資する投資:倉庫や設備の更新・増強、特殊運搬車輌への計画的投資・成長を支える人的投資:営業人材の提案力向上、企画系人材の育成・採用、多様な人材が活躍できる職場環境の整備・オペレーション効率向上への投資:物流基幹システムの刷新を軸とした業務プロセスの改革・資本政策:適切な財務基盤を維持しつつ、株主・投資家の期待に応える資本政策の検討と実行加えて、当社の事業戦略の背景や将来像が伝わるよう、IR資料等の質的向上にも取り組んでまいります。 ③経営人材の育成とガバナンス体制の高度化 経営環境は急速に変化しており、経営人材には専門性と判断力、そして高い視座が求められております。ガバナンスに対する社会的期待も高まっており、企業として高度な対応が不可欠です。 この課題に対処するため、当社は、経営人材の育成について、社外取締役の知見を活かしつつ、サクセッションプランを着実に推進し、OJTにとどまらない体系的な育成プログラムを展開してまいります。また、監査等委員会設置会社への移行を契機に、組織体制や指示系統のルール見直しを進め、より実効性の高いガバナンス体制を構築してまいります。 ④一体感を持ったグループとしての強み発揮 顧客要求の高度化や人手不足の恒常化を踏まえ、グループ資源を横断的に活用することは企業価値向上に向けた重要施策となっております。 この課題に対処するため、当社グループでは、経営層による「グループconnection会議」により横断的課題への対応を進めるほか、定期開催の全社会議等を通じてグループ全体の意思統一を図っております。各現場でも、グループメンバーが参画する会議を定期的に開催することや、より実効性のある施策の創出、人材交流を促進してまいります。 ⑤物流基幹システム基盤の刷新と情報セキュリティ対策強化 顧客への付加価値あるサービス提供が滞らないようにするため、物流基幹システムへの投資は不可避であり、また、これを支える情報セキュリティの強化に取り組まなければなりません。 この課題に対処するため、当社は、当社独自のソフトウェア資産の継続活用と新しい技術/方式を活用できる新しいプラットフォームへの移行に向けての準備フェーズとして、移行計画を進めております。今後、設計開発を踏まえて、導入~テスト~移行を実施していく予定です。あわせて、プロジェクトを完遂するためのシステムエンジニアの強化及び人材育成に力を入れてまいります。 また、サイバーセキュリティリスクに対する危機管理として、当社全拠点のITインフラ(ネットワーク機器、サーバー、パソコン等)へ最新の対策ソフトを導入して、監視システムの強化を施し、今後のサプライチェーン強化に向けて高度なセキュリティ対策の構築を推進してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の通商政策の影響があるものの企業収益の改善の動きが見られ、雇用・所得環境の向上により個人消費が持ち直すなど、緩やかな回復傾向となりましたが、中東情勢の緊迫化によるエネルギー価格の上昇や資源供給の不確実性など、地政学リスクが顕在化し、予断を許さない状況にあります。 物流業界におきましても、このような経済情勢を受けて、貨物の荷動きは伸び悩み、燃料価格等の事業コストは増加しております。また、トラックドライバー不足や倉庫現場の担い手不足が依然として続いており、人件費の上昇も継続するなど、引き続き厳しい経営環境で推移しております。 このような事業環境のもと、当社グループは2027年10月に創立100周年を迎えるに当たり、次の100年もお客様・社会に必要とされ、従業員が誇りとやりがいを感じながら働く企業となるべく、第8次中期経営計画「NEXT CS-100」を策定し、2025年度はその初年度として各施策を展開してまいりました。 具体的には、愛知県あま市において物流拠点の建築に着手いたしました。また、2025年4月に滋賀支店内に機工課を新設し大型機械や精密機械の運搬・設置等を行う機工(輸送付随業務等)の体制強化を図り、また、リサイクルペット樹脂取扱いのさらなる拡充や汎用樹脂など化学工業原料の輸入取扱いの拡大などに加え、新規取引の開発にも取り組みました。 併せて、業務の効率化や業務品質の向上に継続して取り組み、また、環境に配慮したグリーン経営の推進や、サステナビリティ基本方針に基づきサステナビリティ推進委員会の活動などを通じて持続的な成長と企業価値向上を目指す議論を重ね、サステナビリティを巡る課題に具体的に取り組んでおります。 これらの結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 (財政状態) 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ4,734,326千円増の63,662,718千円となりました。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ1,722,461千円増の14,573,264千円となりました。 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ3,011,864千円増の49,089,453千円となりました。 (経営成績) 当連結会計年度の営業収益は28,029,329千円(前年同期比0.7%増)、営業利益は2,051,784千円(前年同期比6.3%減)、経常利益は2,395,556千円(前年同期比1.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,068,260千円(前年同期比30.2%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 国内物流事業におきましては、営業収益は22,516,437千円(前年同期比0.1%増)、セグメント利益は2,533,147千円(前年同期比1.1%減)となりました。 国際貨物事業におきましては、営業収益は5,350,568千円(前年同期比3.0%増)、セグメント利益は485,989千円(前年同期比2.6%減)となりました。 不動産賃貸事業におきましては、営業収益は360,495千円(前年同期比1.1%増)、セグメント利益は153,238千円(前年同期比0.1%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,042,268千円(19.8%)増加し、当連結会計年度末には6,310,384千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、資金は2,965,599千円の増加(前期は4,122,519千円の増加)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益2,898,058千円、減価償却費1,850,585千円であります。また、主な減少要因は、未払消費税等の減少額361,820千円、投資有価証券売却損益506,211千円、法人税等の支払額1,049,914千円であります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、資金は2,009,574千円の減少(前期は2,054,281千円の減少)となりました。主な増加要因は、投資有価証券の売却による収入568,659千円であります。また、主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出3,062,289千円であります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、資金は86,083千円の増加(前期は2,051,391千円の減少)となりました。主な増加要因は、長期借入れによる収入2,250,000千円であります。また、主な減少要因は、自己株式の取得による支出929,346千円、配当金の支払額682,376千円、長期借入金の返済による支出467,509千円であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループの主たる事業は、倉庫業を中心とした総合物流業であり、役務の提供を主体とする事業の性格上、生産、受注及び販売の実績を区分して把握することは困難であります。 これに代えて、当連結会計年度におけるセグメントごとの営業収益及び主要業務の取扱高等を示すと、次のとおりであります。 a.セグメントごとの営業収益セグメントの名称当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)前年同期比(%)国内物流事業(千円)22,516,4370.1(内訳) 倉庫業(千円)7,872,1920.4運送業(千円)14,446,073△0.0国際貨物事業(千円)5,350,5683.0(内訳) 通関業(千円)3,357,5207.7梱包業(千円)1,993,048△4.0不動産賃貸事業(千円)360,4951.1合計(千円)28,227,5010.7 (注)1.上記の営業収益にはセグメント間の内部営業収益198,171千円を含んでおります。2.国内物流事業の内訳の「倉庫業」、「運送業」及び国際貨物事業の内訳の「通関業」、「梱包業」は、セグメント間の内部営業収益を含まない外部顧客に対する営業収益の額を記載しております。 b.セグメントごとの主要業務の取扱高等セグメントの名称当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)前年同期比(%)国内物流事業 倉庫業保管残高(数量・月末平均)315千トン△1.9入庫高1,430千トン△2.6出庫高1,471千トン2.5貨物回転率(数量・月末平均)38.3%1.9運送業運送取扱高2,096千トン△5.3国際貨物事業輸出入取扱高641千トン4.3梱包取扱高125千m3△2.2 (注)1. 倉庫業の入出庫及び保管残高、貨物回転率は、自社倉庫及び再寄託先を含めた残高に基づくものであります。 (年間入庫高+年間出庫高)×1 2.貨物回転率=2×100月末保管残高年間合計 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態 前連結会計年度(2025年3月31日)当連結会計年度(2026年3月31日)前連結会計年度比(%)流動資産(千円)13,594,59613,842,9041.8固定資産(千円)45,333,79549,819,8139.9流動負債(千円)7,584,4637,027,930△7.3固定負債(千円)5,266,3397,545,33443.3純 資 産(千円)46,077,58849,089,4536.5 流動資産の増加要因は、営業未収入金が166,525千円減少しましたが、現金及び預金が392,268千円増加したこと等によるものです。 固定資産の増加要因は、建物及び構築物が償却の進行により682,504千円減少しましたが、建設仮勘定が愛知県あま市新倉庫工事代金支払い等により1,939,171千円、投資有価証券が保有株式の株価高により3,452,933千円、それぞれ増加したこと等によるものです。 流動負債の減少要因は、未払法人税等が268,307千円、その他に含まれております未払消費税等が318,640千円、それぞれ減少したこと等によるものです。 固定負債の増加要因は、リース契約の解約等によりリース債務が551,697千円減少しましたが、長期借入金が新規借入により1,684,174千円、繰延税金負債が株価の上昇などにより1,151,058千円、それぞれ増加したこと等によるものです。 以上の結果、1株当たりの純資産額は2,723.51円と前連結会計年度2,474.57円に比し、248.94円増加し、自己資本比率は76.6%と前連結会計年度の77.7%に比し1.1ポイント減少しました。 b.経営成績 前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前連結会計年度比(%)営業収益 (千円)27,840,04728,029,3290.7営業利益 (千円)2,189,9022,051,784△6.3経常利益 (千円)2,433,5292,395,556△1.6親会社株主に帰属する当期純利益(千円)1,588,6302,068,26030.2 営業収益の増加要因は、国内物流事業で27,514千円、国際貨物事業で157,927千円、それぞれ増加したことによるものです。 営業利益の減少要因は、人件費の増加などにより国内物流事業で27,338千円、国際貨物事業で12,833千円、それぞれ減少したことに加え、システム投資等に係る業務委託費が増加したことなどによるものです。 経常利益の減少要因は、営業利益が138,117千円減少したことによりますが、営業外収益の受取配当金が90,765千円増加したことなどにより、営業利益の前連結会計年度比減少率より改善した結果となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益の増加要因は、経常利益が37,972千円減少しましたが、特別利益の投資有価証券売却益が264,519千円増加し、法人税等費用が57,296千円減少したことに加え、前連結会計年度に計上した投資有価証券評価損及び関係会社株式売却損がなくなったことなどによるものであります。 セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。(国内物流事業) 倉庫業におきましては、自社倉庫における入出庫高が前期に比し減少した結果、自社倉庫における月末平均保管残高は前期に比し増加しました。一方、再寄託先も含めた入庫高は前期に比し減少し、出庫高が増加したことにより、月末平均保管残高は前期に比し減少しました。また、料金価格の適正化に継続して取り組んできました。それらの結果、倉庫業の営業収益は増加しました。 運送業におきましては、トラックドライバー不足の影響が顕在化してきています。また、買い控え等により荷動きが減少したことや、リサイクルペット樹脂の需要減少による影響などもあり、取扱数量は通期で2,096千トンと前期に比し5.3%の減少となり、運送業の営業収益は微減となりました。 以上の結果、国内物流事業の営業収益は微増となりましたが、セグメント利益は減少しました。(国際貨物事業) 通関業におきましては、汎用樹脂等の輸入手配の新規受注が増加したこともあり輸出入取扱数量は、641千トンと前期に比し4.3%の増加となりました。 梱包業の取扱数量については、米国の関税政策の影響や、顧客企業の中国での営業展開が進まなかった影響で取扱数量が減少し、125千㎥と前期に比し2.2%の減少となりました。 以上の結果、国際貨物事業の営業収益は増加したものの、セグメント利益は減少しました。(不動産賃貸事業) 不動産賃貸事業におきましては、京都梅小路地区宿泊施設などの物流用途不動産以外の不動産賃貸を行っておりますが、当連結会計年度中において新規物件の賃貸が開始したことなどから、営業収益、セグメント利益ともに微増となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度のキャッシュ・フロー状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの運転資金は、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本とし、設備投資等資金につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。 今後の資金需要のうち、主なものは、運転資金の他、事業用地取得、物流施設建築・改修等の設備投資等であります。これらの資金についても、基本方針に基づき、負債と資本のバランスに配慮しつつ、必要に応じて金融機関からの借入を実施する等、必要な資金を調達してまいります。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、見積りが必要な事項につきましては、過去の実績や現時点における客観的情報、将来の計画事項等を合理的・総合的に判断し会計上の見積りを行っておりますが、実際の結果につきましては、見積り特有の不確実性により、これらの見積りと異なる可能性があります。なお、当社グループが採用している重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 第8次中期経営計画「NEXT CS-100」の初年度となる2025年度の達成状況は以下のとおりであります。 営業収益は計画値比470百万円(1.7%)減、営業利益は計画値比198百万円(8.8%)減となり、営業利益率は計画値7.9%を0.6ポイント下回る7.3%となりました。経常利益は計画値比54百万円(2.2%)減となりました。また、ROE(自己資本利益率)については4.4%となりました。 指標第8次中期経営計画期間(2025年度~2027年度)最終年度目標値2025年度(計画)当連結会計年度(2025年度)実績営業収益31,500百万円28,500百万円28,029百万円営業利益2,500百万円2,250百万円2,051百万円経常利益2,650百万円2,450百万円2,395百万円営業利益率7.9%7.9%7.3%経常利益率8.4%8.6%8.5%ROE(自己資本利益率)5.0%-4.4% 以上のとおり、物価高などによる貨物の荷動きの伸び悩みや人件費等の増加などの要因から、営業収益、営業利益、経常利益について、計画を達成できませんでした。 また、当期純利益が投資有価証券売却益の増加などにより増益であったことに加え、純資産が政策保有株式の評価益増加により前期末比増加した一方、自己株式の取得を進めたこともあり、ROEは前年比0.9ポイント上昇したものの、資本コストのレンジに留まっていることは認識しております。 今後につきましては、資本コスト・資本収益性等を十分に意識しながら、収益力の向上、財務戦略・資本政策の強化、IR活動の拡充により、少なくとも資本コストのレンジを上回るROE水準(現状認識では5%)を目指すとともに、PBRの向上を図ってまいります。
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針・経営戦略等① 会社の経営の基本方針 当社グループの営んでおります倉庫業を中心とする総合物流業は、経済活動に不可欠な公共性の高い事業であると認識し、事業を通じて顧客のために、また、顧客とともに物流システムの合理化及び効率化をすすめることにより、社会と経済の発展に貢献することを基本方針としております。 そのため、事業の安定的な経営基盤を拡充することにより、株主と顧客及び従業員の満足度を高めていくことを目標としております。② 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、グループ経営中長期ビジョンを見直すとともに、対象期間を2022年度から2024年度までの3カ年とする第7次中期経営計画「Let’s TRY ! 2024 」を策定し、中期経営計画最終年度である2024年度において、営業収益27,500百万円、営業利益2,050百万円、経常利益2,350百万円、営業利益率7.5%、ROIC(投下資本利益率)4.5%を連結業績目標としております。 なお、円安・物価高による企業間物流の低迷や、燃料・動力費の高止まりによる影響等により、当初の中期経営計画目標値から修正しております。 第7次中期経営計画「Let’s TRY ! 2024 」の内容につきましては、以下のとおりであります。(3つの「TRY!」)・自ら能動的に行動する「自身に TRY !」・挑戦する風土を創って、分かち合う「組織で TRY !」・社会に応える・つなげる「社会へ TRY !」(グループ経営中長期ビジョン)・進化する物流ニーズを創造できる企業・多様な人材がその能力を最大限に発揮できる企業・高い業務品質によってお客様に信頼される企業・主体的にサステナビリティの推進に取組む企業・健全な財務バランスを有し積極経営のできる企業(戦略基本方針)Ⅰ 新分野へ積極的に挑戦し、グループとして成長を遂げる企業Ⅱ 無形資産・人的資産への投資を通じ、イノベーションを育む企業Ⅲ 多様な価値観を尊重し、皆が高いパフォーマンスを発揮できる企業Ⅳ デジタル技術の活用を図り、高い業務品質と生産効率を実現させる企業Ⅴ サステナビリティの基本方針を組織に浸透させ、施策に真摯に取組む企業Ⅵ 積極的な投資と強い財務体質をバランスさせ、健全経営を継続させる企業Ⅶ プライム市場の企業として期待される企業Ⅷ 上記施策展開を可能とするガバナンスの充実 (2) 経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は、2025年度から2027年度までを対象期間とする第8次中期経営計画「NEXT CS-100」を策定しました。「NEXT CS-100」のCSには、「中央倉庫」と「Challenge Spirit」の意味を込めており、第7次中期経営計画の「TRY」の精神を更に発展させ、次の100年に向けて高い目標に果敢に挑戦すると共に、コーポレートスローガン・中長期ビジョンの実現を図ってまいります。 当社が考える対処すべき主な課題は以下のとおりであります。 ・時代の変化に対応しつつ強みを活かす営業戦略の展開 物流業界の2024年問題や、原材料価格・動力費の高騰、世界情勢の不透明感に加え、国内の総物流量は近年横這いが続き、また、物流業界では人手不足が顕在化しております。当社は、これまで繊維工業品や化学工業品等の取扱いを中心に様々な事業分野のお客様との関係を築き、個々のお客様特有のニーズに合った機能や高い業務品質の提供に努めてまいりました。これからも、当社独自の物流ノウハウを磨き、お客様が物流企業に求める水準の高度化に適切に対応していくことが必要と捉えております。 これに対処すべく、第8次中期経営計画「NEXT CS-100」における具体的な営業施策として、当社の強みであるペットボトル樹脂関連の取扱い実績を活かした循環型ビジネスの一層の拡販、お客様の高い物流ニーズにお応えする機工(輸送付随業務)分野の更なる強化、取引先とのDX共同推進、経営基盤の拡大を図る手段としてのM&A実施等、更なる事業成長の実現に向けた取組みをおこなってまいります。 ・健全な財務体質の維持と資本効率を重視した資本政策 上場企業を取り巻く資本市場の環境は大きく変化してきました。株主・投資家の皆様の期待に応えつつ、業容の拡大を図り、企業としての持続的成長が求められます。そのような状況下において、当社は、ROEが資本コストのレンジ付近に留まり、PBR1倍を下回り、投資家の皆様の期待に十分応えることができていない状況が続いていると認識しております。 これに対処すべく、当社は、当社を支えるステークホルダーの皆様の期待に応えられるよう、複雑化する社会環境の変化に俊敏に対応しながら持続的に収益力を拡大し、当社企業価値の向上に資する施策の検討と実施を継続してまいります。引き続き、資本コストのレンジを上回るROE水準(5%以上)を目指し、最適なキャッシュ・アロケーションの実行と資本政策の強化、IR活動の拡充に取り組み、当社株価の向上、PBRの改善に努めてまいります。 ・当社の成長を支える人的投資の実現 社会環境の大きな変化に適応し、できる限り多くの選択肢から経営方針を決定することや、お客様の要求の高度化に適切に対応していくためには、人材の多様化と役職員各自のスキルの向上が不可欠です。当社は、処遇改善も含めた人事制度改革をおこない、働きやすい職場環境を整え、個人・組織のエンゲージメントを高める取組みを実施しておりますが、物流業界では人手不足の深刻化が継続しております。また、働く人の価値観が多様化し、働き甲斐やワークライフバランスが強く重視されるようになってきました。 これに対処すべく、当社は、全ての従業員がそれぞれの個の強みや能力を最大限に発揮できるように、年代や性別にかかわらず多様な人材を活かし、併せて高度な専門知識・経験を有する人材の確保・育成に引き続き、取り組んでまいります。 ・組織の一体化とグループとしての強み発揮 物流業界再編の動きがある中、当社グループ独自の特色や、グループ経営によるシナジーを生み出し競争力を強化していく必要があります。 これに対処すべく、当社グループ子会社の更なる機能発揮に取り組んでおります。現場の技術力・輸送力を惜しみなくお客様に提供できることこそ当社の強みであります。引き続き、グループ間の連携をおこなうことで、物流会社としてお客様の期待に沿った高いパフォーマンスを発揮するなど、グループとしての強みをアピールできるグループ経営に取り組んでまいります。 ・当社物流基幹システムの移行の推進 技術の変化が激しい現代では、自らの基幹システムが陳腐化しないように将来に向けて行動していく必要があります。当社の事業運営・お客様への付加価値のあるサービス提供が滞らないようにするために、過去のソフトウェア資産の活用並びに最新技術を取り込むことが可能なプラットフォームへの移行が重要となる中で、当社は、当社の物流基幹システムを支えているプラットフォーム(OS,ハードウェア等)の刷新をしていく必要があり、次期基幹システムプラットフォームへの移行を検討しております。 これに対処すべく、物流基幹システムの移行にあたっては、プロジェクト管理スキル保有の専門のシステムエンジニアを配置し、推進検討項目の精緻化や進捗状況の見える化をおこない、推進課題管理と解決策の検討が着実に実施できる体制の強化に努めてまいります。また、次期基幹システムのプラットフォームにおける専門人材の配置・育成を推進してまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針・経営戦略等① 会社の経営の基本方針 当社グループの営んでおります倉庫業を中心とする総合物流業は、経済活動に不可欠な公共性の高い事業であると認識し、事業を通じて顧客のために、また、顧客とともに物流システムの合理化及び効率化をすすめることにより、社会と経済の発展に貢献することを基本方針としております。 そのため、事業の安定的な経営基盤を拡充することにより、株主と顧客及び従業員の満足度を高めていくことを目標としております。② 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、グループ経営中長期ビジョンを見直すとともに、対象期間を2022年度から2024年度までの3カ年とする第7次中期経営計画「Let’s TRY ! 2024 」を策定し、中期経営計画最終年度である2024年度において、営業収益27,500百万円、営業利益2,050百万円、経常利益2,350百万円、営業利益率7.5%、ROIC(投下資本利益率)4.5%を連結業績目標としております。 なお、円安・物価高による企業間物流の低迷や、燃料・動力費の高止まりによる影響等により、当初の中期経営計画目標値から修正しております。 第7次中期経営計画「Let’s TRY ! 2024 」の内容につきましては、以下のとおりであります。(3つの「TRY!」)・自ら能動的に行動する「自身に TRY !」・挑戦する風土を創って、分かち合う「組織で TRY !」・社会に応える・つなげる「社会へ TRY !」(グループ経営中長期ビジョン)・進化する物流ニーズを創造できる企業・多様な人材がその能力を最大限に発揮できる企業・高い業務品質によってお客様に信頼される企業・主体的にサステナビリティの推進に取組む企業・健全な財務バランスを有し積極経営のできる企業(戦略基本方針)Ⅰ 新分野へ積極的に挑戦し、グループとして成長を遂げる企業Ⅱ 無形資産・人的資産への投資を通じ、イノベーションを育む企業Ⅲ 多様な価値観を尊重し、皆が高いパフォーマンスを発揮できる企業Ⅳ デジタル技術の活用を図り、高い業務品質と生産効率を実現させる企業Ⅴ サステナビリティの基本方針を組織に浸透させ、施策に真摯に取組む企業Ⅵ 積極的な投資と強い財務体質をバランスさせ、健全経営を継続させる企業Ⅶ プライム市場の企業として期待される企業Ⅷ 上記施策展開を可能とするガバナンスの充実 (2) 経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は、2025年度から2027年度までを対象期間とする第8次中期経営計画「NEXT CS-100」を策定しました。「NEXT CS-100」のCSには、「中央倉庫」と「Challenge Spirit」の意味を込めており、第7次中期経営計画の「TRY」の精神を更に発展させ、次の100年に向けて高い目標に果敢に挑戦すると共に、コーポレートスローガン・中長期ビジョンの実現を図ってまいります。 当社が考える対処すべき主な課題は以下のとおりであります。 ・時代の変化に対応しつつ強みを活かす営業戦略の展開 物流業界の2024年問題や、原材料価格・動力費の高騰、世界情勢の不透明感に加え、国内の総物流量は近年横這いが続き、また、物流業界では人手不足が顕在化しております。当社は、これまで繊維工業品や化学工業品等の取扱いを中心に様々な事業分野のお客様との関係を築き、個々のお客様特有のニーズに合った機能や高い業務品質の提供に努めてまいりました。これからも、当社独自の物流ノウハウを磨き、お客様が物流企業に求める水準の高度化に適切に対応していくことが必要と捉えております。 これに対処すべく、第8次中期経営計画「NEXT CS-100」における具体的な営業施策として、当社の強みであるペットボトル樹脂関連の取扱い実績を活かした循環型ビジネスの一層の拡販、お客様の高い物流ニーズにお応えする機工(輸送付随業務)分野の更なる強化、取引先とのDX共同推進、経営基盤の拡大を図る手段としてのM&A実施等、更なる事業成長の実現に向けた取組みをおこなってまいります。 ・健全な財務体質の維持と資本効率を重視した資本政策 上場企業を取り巻く資本市場の環境は大きく変化してきました。株主・投資家の皆様の期待に応えつつ、業容の拡大を図り、企業としての持続的成長が求められます。そのような状況下において、当社は、ROEが資本コストのレンジ付近に留まり、PBR1倍を下回り、投資家の皆様の期待に十分応えることができていない状況が続いていると認識しております。 これに対処すべく、当社は、当社を支えるステークホルダーの皆様の期待に応えられるよう、複雑化する社会環境の変化に俊敏に対応しながら持続的に収益力を拡大し、当社企業価値の向上に資する施策の検討と実施を継続してまいります。引き続き、資本コストのレンジを上回るROE水準(5%以上)を目指し、最適なキャッシュ・アロケーションの実行と資本政策の強化、IR活動の拡充に取り組み、当社株価の向上、PBRの改善に努めてまいります。 ・当社の成長を支える人的投資の実現 社会環境の大きな変化に適応し、できる限り多くの選択肢から経営方針を決定することや、お客様の要求の高度化に適切に対応していくためには、人材の多様化と役職員各自のスキルの向上が不可欠です。当社は、処遇改善も含めた人事制度改革をおこない、働きやすい職場環境を整え、個人・組織のエンゲージメントを高める取組みを実施しておりますが、物流業界では人手不足の深刻化が継続しております。また、働く人の価値観が多様化し、働き甲斐やワークライフバランスが強く重視されるようになってきました。 これに対処すべく、当社は、全ての従業員がそれぞれの個の強みや能力を最大限に発揮できるように、年代や性別にかかわらず多様な人材を活かし、併せて高度な専門知識・経験を有する人材の確保・育成に引き続き、取り組んでまいります。 ・組織の一体化とグループとしての強み発揮 物流業界再編の動きがある中、当社グループ独自の特色や、グループ経営によるシナジーを生み出し競争力を強化していく必要があります。 これに対処すべく、当社グループ子会社の更なる機能発揮に取り組んでおります。現場の技術力・輸送力を惜しみなくお客様に提供できることこそ当社の強みであります。引き続き、グループ間の連携をおこなうことで、物流会社としてお客様の期待に沿った高いパフォーマンスを発揮するなど、グループとしての強みをアピールできるグループ経営に取り組んでまいります。 ・当社物流基幹システムの移行の推進 技術の変化が激しい現代では、自らの基幹システムが陳腐化しないように将来に向けて行動していく必要があります。当社の事業運営・お客様への付加価値のあるサービス提供が滞らないようにするために、過去のソフトウェア資産の活用並びに最新技術を取り込むことが可能なプラットフォームへの移行が重要となる中で、当社は、当社の物流基幹システムを支えているプラットフォーム(OS,ハードウェア等)の刷新をしていく必要があり、次期基幹システムプラットフォームへの移行を検討しております。 これに対処すべく、物流基幹システムの移行にあたっては、プロジェクト管理スキル保有の専門のシステムエンジニアを配置し、推進検討項目の精緻化や進捗状況の見える化をおこない、推進課題管理と解決策の検討が着実に実施できる体制の強化に努めてまいります。また、次期基幹システムのプラットフォームにおける専門人材の配置・育成を推進してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の激化など地政学的リスクの高まりを起因とするエネルギー価格や原材料価格の高騰が続くなか、米国の内需主導による景気拡大が見られたものの政策動向に対する景気の不安定化への懸念の広がりや、中国経済低迷の長期化等、先行き不透明な状況となりました。 わが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の向上により、企業の設備投資や個人消費が持ち直し、これらに加えインバウンド需要の増加などもあり、緩やかな回復傾向となりましたが、円安に伴う継続的な物価上昇や不安定な国際情勢等の影響を受け、予断を許さない状況で推移しております。 物流業界におきましては、貨物の荷動きは徐々に回復しつつあるものの、燃料価格等の継続的なコスト増加、労働力不足等に伴う人件費の上昇、物流業界の2024年問題への対応によるコスト上昇の顕在化等、厳しい経営環境が続きました。 このような事業環境のもと、当社グループは第7次中期経営計画「Let’s TRY!2024 」の最終年度として、自ら能動的に行動する「自身にTRY!」、挑戦する風土を創って、分かち合う「組織でTRY!」、社会に応える・つなげる「社会へTRY!」の3つのTRY!に取組み、施策展開を行ってまいりました。 具体的には、取引先企業サプライチェーンでの物流機能・効率化の提案営業を推進し、また、リサイクルペット樹脂等の物流取扱量の拡大や、大型機械や精密機械の運搬・設置等をおこなう機工(輸送付随業務等)の取扱いを拡充いたしました。また、株式会社テスパックとのシナジー効果による梱包業のさらなる強化に取り組みました。さらに、業容の更なる成長と当社物流ネットワークの拡大のため、愛知県あま市において用地を取得し新拠点建築に向けた取組みを進めております。 併せて、現場作業のデジタル化、業務の効率化、業務品質の向上に継続して取り組み、また、環境に配慮したグリーン経営の推進や、サステナビリティ基本方針に基づきサステナビリティ推進委員会の活動などを通じて持続的な成長と企業価値向上を目指す議論を重ね、サステナビリティを巡る課題に具体的に取り組んでおります。 さらに、資本効率の向上を図るため自己株式取得を実施いたしました。また、従業員持株会向け譲渡制限付株式インセンティブ制度を導入して当社グループ従業員に経営への参画意識を促す等、当社株主の皆さまとの一層の価値共有に努めました。 これらの結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 (財政状態) 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ912,124千円増の58,928,392千円となりました。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ435,900千円増の12,850,803千円となりました。 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ476,223千円増の46,077,588千円となりました。 (経営成績) 当連結会計年度の営業収益は27,840,047千円(前年同期比5.0%増)、営業利益は2,189,902千円(前年同期比13.2%増)、経常利益は2,433,529千円(前年同期比9.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,588,630千円(前年同期比6.5%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 国内物流事業におきましては、営業収益は22,484,694千円(前年同期比5.5%増)、セグメント利益は2,560,485千円(前年同期比15.8%増)となりました。 国際貨物事業におきましては、営業収益は5,192,641千円(前年同期比3.3%増)、セグメント利益は498,822千円(前年同期比4.1%増)となりました。 不動産賃貸事業におきましては、営業収益は356,654千円(前年同期比0.2%減)、セグメント利益は153,145千円(前年同期比0.8%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ16,781千円(0.3%)増加し、当連結会計年度末には5,268,115千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、資金は4,122,519千円の増加(前期は2,841,244千円の増加)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益2,478,853千円、減価償却費1,813,849千円、未払消費税等の増減額396,629千円であります。また、主な減少要因は、投資有価証券売却損益210,543千円、法人税等の支払額713,256千円であります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、資金は2,054,281千円の減少(前期は1,345,875千円の減少)となりました。主な増加要因は、投資有価証券の売却による収入326,046千円であります。また、主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出2,160,886千円、投資有価証券の取得による支出238,587千円であります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、資金は2,051,391千円の減少(前期は1,167,077千円の減少)となりました。主な減少要因は、自己株式の取得による支出759,269千円、配当金の支払額604,097千円、長期借入金の返済による支出515,605千円であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループの主たる事業は、倉庫業を中心とした総合物流業であり、役務の提供を主体とする事業の性格上、生産、受注及び販売の実績を区分して把握することは困難であります。 これに代えて、当連結会計年度におけるセグメントごとの営業収益及び主要業務の取扱高等を示すと、次のとおりであります。 a.セグメントごとの営業収益セグメントの名称当連結会計年度(2024年4月1日~2025年3月31日)前年同期比(%)国内物流事業(千円)22,484,6945.5(内訳) 倉庫業(千円)7,840,3474.4運送業(千円)14,450,4046.1国際貨物事業(千円)5,192,6413.3(内訳) 通関業(千円)3,116,1884.0梱包業(千円)2,076,4522.4不動産賃貸事業(千円)356,654△0.2合計(千円)28,033,9905.0 (注)1.上記の営業収益にはセグメント間の内部営業収益193,942千円を含んでおります。2.国内物流事業の内訳の「倉庫業」、「運送業」及び国際貨物事業の内訳の「通関業」、「梱包業」は、セグメント間の内部営業収益を含まない外部顧客に対する営業収益の額を記載しております。 b.セグメントごとの主要業務の取扱高等セグメントの名称当連結会計年度(2024年4月1日~2025年3月31日)前年同期比(%)国内物流事業 倉庫業保管残高(数量・月末平均)322千トン4.2入庫高1,468千トン2.7出庫高1,435千トン0.2貨物回転率(数量・月末平均)37.6%△2.6運送業運送取扱高2,214千トン1.7国際貨物事業輸出入取扱高615千トン3.7梱包取扱高128千m31.5 (注)1. 倉庫業の入出庫及び保管残高、貨物回転率は、自社倉庫及び再寄託先を含めた残高に基づくものであります。 (年間入庫高+年間出庫高)×1 2.貨物回転率=2×100月末保管残高年間合計 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態 前連結会計年度(2024年3月31日)当連結会計年度(2025年3月31日)前連結会計年度比(%)流動資産(千円)13,650,65313,594,596△0.4固定資産(千円)44,365,61445,333,7952.2流動負債(千円)6,745,4237,584,46312.4固定負債(千円)5,669,4795,266,339△7.1純 資 産(千円)45,601,36546,077,5881.0 流動資産の減少要因は、現金及び預金が36,781千円、営業未収入金が135,856千円、それぞれ増加しましたが、その他に含まれております未収消費税等が180,029千円減少したこと等によるものです。 固定資産の増加要因は、建物及び構築物が償却の進行により828,979千円減少しましたが、土地が愛知県あま市新倉庫建築用地取得により1,055,918千円、建設仮勘定が同地の開発・造成工事費用等で422,827千円、それぞれ増加したこと等によるものです。 流動負債の増加要因は、1年内返済予定の長期借入金が返済の進行により189,679千円減少しましたが、未払法人税等が257,643千円、その他に含まれております未払消費税等が404,512千円、それぞれ増加したこと等によるものです。 固定負債の減少要因は、繰延税金負債が株価の上昇などにより118,158千円増加しましたが、長期借入金が返済の進行により325,926千円減少したこと等によるものです。 以上の結果、1株当たりの純資産額は2,474.57円と前連結会計年度2,386.86円に比し、87.71円増加し、自己資本比率は77.7%と前連結会計年度の78.1%に比し0.4ポイント減少しました。 財政状態につきましては、資産のさらなる有効活用を図り、一層の利益を生み出すことがこれからの大きな経営の課題と考えております。今後も収益性の高い貨物へのシフトや資産をより有効に活用することに努めてまいります。 b.経営成績 前連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)当連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)前連結会計年度比(%)営業収益 (千円)26,512,36427,840,0475.0営業利益 (千円)1,934,2572,189,90213.2経常利益 (千円)2,229,8042,433,5299.1親会社株主に帰属する当期純利益(千円)1,698,1791,588,630△6.5 営業収益の増加要因は、国内物流事業で1,161,203千円(そのうち倉庫業で332,208千円、運送業で828,995千円)、国際貨物事業で167,187千円、それぞれ増加したことによるものです。 営業利益の増加要因は、国内物流事業で348,770千円、国際貨物事業で19,789千円、それぞれ増加したことによるものです。 経常利益の増加要因は、営業利益が255,644千円増加したことによりますが、営業外収益の受取配当金が保有株式の売却などにより59,418千円減少したことなどにより、営業利益の前連結会計年度比増加率を下回る結果となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益の減少要因は、経常利益が203,724千円増加しましたが、特別利益の投資有価証券売却益が65,178千円減少し、特別損失の関係会社株式売却損31,148千円および投資有価証券評価損165,266千円をそれぞれ計上したことに加え、法人税等費用が74,173千円増加したことなどによるものであります。 セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。(国内物流事業) 倉庫業におきましては、既存取引先との取引拡大や新規営業開発の取組み等による取扱い貨物量の増加により、自社倉庫および再寄託先も含めた入出庫高は前期に比し増加し、自社倉庫および再寄託先も含めた月末平均保管残高も前期に比し増加しました。また、料金価格の適正化に一定の効果がありました。これらの結果、倉庫業の営業収益は増加しました。 運送業におきましては、リサイクルペット樹脂等の物流取扱量の拡大が寄与したことや、機工部門(輸送付随業務等)での取扱い案件の増加により、取扱数量は増加し、通期で2,214千トンと前期に比し1.7%の増加となり、運送業の営業収益は増加しました。 以上の結果、国内物流事業の営業収益、セグメント利益ともに増加しました。(国際貨物事業) 通関業におきましては、中国経済の影響により日本企業の商材の輸出が低調となり、輸出取扱数量は前期に比し減少しましたが、汎用樹脂の輸入化が進んだことや、一部でペットボトル用の樹脂の国内リサイクル原料から輸入回帰の動きもあり、輸入取扱数量は前期に比し増加しました。その結果、輸出入全体では、615千トンと前期に比し3.7%の増加となりました。また、梱包業の取扱数量については、連結子会社である株式会社テスパックの取扱高が増えたことなどから、128千㎥と前期に比し1.5%の増加となりました。 以上の結果、国際貨物事業の営業収益、セグメント利益ともに増加しました。(不動産賃貸事業) 不動産賃貸事業におきましては、京都梅小路地区宿泊施設などの物流用途不動産以外の不動産賃貸を行っておりますが、当連結会計年度中において、一部の賃貸物件の契約が終了したことから、営業収益は微減となりました。一方、セグメント利益は、固定費用の一部見直しを行ったことなどから、微増となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度のキャッシュ・フロー状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの運転資金は、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本とし、設備投資等資金につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。 今後の資金需要のうち、主なものは、運転資金の他、事業用地取得、物流施設建築・改修等の設備投資等であります。これらの資金についても、基本方針に基づき、負債と資本のバランスに配慮しつつ、必要に応じて金融機関からの借入を実施する等、必要な資金を調達してまいります。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、見積りが必要な事項につきましては、過去の実績や現時点における客観的情報、将来の計画事項等を合理的・総合的に判断し会計上の見積りを行っておりますが、実際の結果につきましては、見積り特有の不確実性により、これらの見積りと異なる可能性があります。なお、当社グループが採用している重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 第7次中期経営計画「Let’s TRY! 2024 」の最終年度となる2024年度の達成状況は以下のとおりであります。 営業収益は目標値比340百万円(1.2%)増、営業利益は目標値比139百万円(6.8%)増となり、営業利益率は目標値7.5%を0.4ポイント上回る7.9%となりました。経常利益は目標値比83百万円(3.6%)増となりました。また、ROIC(投下資本利益率)については4.7%となりました。 指標第7次中期経営計画期間中(2022年度~2024年度)実績値第7次中期経営計画(2022年度~2024年度)最終年度目標値2022年度2023年度2024年度(当連結会計年度)当 初修正後営業収益25,869百万円26,512百万円27,840百万円29,000百万円27,500百万円営業利益2,108百万円1,934百万円2,189百万円2,440百万円2,050百万円経常利益2,434百万円2,229百万円2,433百万円2,720百万円2,350百万円営業利益率8.2%7.3%7.9%8.4%7.5%経常利益率9.4%8.4%8.7%9.4%8.5%ROIC(投下資本利益率)4.9%4.3%4.7%5.0%4.5%※ROIC:(営業利益+受取利息・配当)÷(純資産+有利子負債) 以上の結果を踏まえて、営業収益、営業利益、経常利益について、各施策を遂行した成果などにより前期実績及び修正後計画目標値を上回り、各利益率、ROICの指標も目標値を達成することができました。 しかしながら、特別損失の計上など諸々の特殊要因があり、親会社株主に帰属する当期純利益は前年度実績及び修正後計画目標値を下回りました。結果、ROEは当社が想定する資本コストのレンジを下回る状況であることは認識しております。 今後につきましては、2025年度から開始する第8次中期経営計画「NEXT CS-100」の様々な施策に取組み、リサイクル樹脂関連ビジネスなどのさらなる拡大や、愛知県あま市に新設する営業拠点の拡充などにより収益力を高めていくとともに、より資本コストを意識した経営を行っていくことで、企業価値向上に努めてまいります。
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針・経営戦略等① 会社の経営の基本方針 当社グループの営んでおります倉庫業を中心とする総合物流業は、経済活動に不可欠な公共性の高い事業であると認識し、事業を通じて顧客のために、また、顧客とともに物流システムの合理化及び効率化をすすめることにより、社会と経済の発展に貢献することを基本方針としております。 そのため、事業の安定的な経営基盤を拡充することにより、株主と顧客及び従業員の満足度を高めていくことを目標としております。② 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2019年度から2021年度までを対象期間とする、第6次3カ年中期経営計画「CHANGE!to2021」を策定し、最終年度である2021年度において、営業収益24,000百万円、営業利益1,770百万円、経常利益1,910百万円、営業利益率7.4%、自己資本比率80%程度、ROIC(投下資本利益率)4.3%を連結業績目標としております。なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大や梅小路地区において建築中の宿泊施設(不動産賃貸)の稼働予定時期の変更、収益認識に関する会計基準等の適用などの影響を受けて、当初の中期経営計画業績目標値から修正しております。 第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」の内容につきましては、以下のとおりであります。(3つの「CHANGE」)・スピード・生産性重視の視点を持ちながら新しいことに「挑戦」する「意識のCHANGE」・高い専門性でお客様の要求に応える「知識のCHANGE」・独自性を発揮しつつグループ力を結集して課題解決を目指す「組織のCHANGE」(グループ経営中長期ビジョン)・お客様の満足を得るソリューションを提案できる企業・多様な物流サービスが提供できる総合物流会社・収益力、健全な財務バランスと高度な品質に支えられた信頼感のある企業・ESG(環境・社会・ガバナンス)に取組む企業・未来志向で創造力ある人材が育つ風土を持つ企業(戦略基本方針) 当社は、第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」の最終年度である2021年度において、・変化するお客様の要求に高い水準で応えられる企業・将来を展望し、新分野に挑戦する企業・優れた業務品質と高い効率性を提供できる企業・ステークホルダーから信頼される企業・強固な財務基盤に支えられた信用力のある企業を目指してまいります。(具体的取組み) 第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」では以下の課題に取組んでまいります。・変化するマーケットへの対応・新分野への挑戦・高い生産性に向けた改革・業務品質向上への取組み・人材の確保と育成への取組み・コンプライアンスの徹底とガバナンスの強化・財務戦略の高度化・働き易い職場環境づくり (2) 経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の見通しにつきましては、中国では緩やかな回復が続くことが予想され、世界経済は持ち直しの動きが見られるものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大によるリスク・影響が懸念され、また、日本国内ではワクチン接種が進むにつれてその影響が軽減されることが期待できるものの、その動向は予測しづらく、不透明な状況が続くものと思われます。 物流業界におきましてもこのような経済情勢を受けて、国内貨物の荷動きや輸出入貨物の取扱いの持ち直しが期待されるものの、依然として不安定な状況が続くことが予測され、経営環境としては厳しい状況が続くものと予想されます。 このような状況のもと、当社グループは、物流事業は社会基盤を支える重要な産業であるとの信念のもと、新型コロナウイルス感染拡大防止と従業員の安全を第一に考えつつ、第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」のスローガンである「CHANGE」を今まで以上に推し進め、一層の経営の効率化と従業員が働き易い職場環境づくりを目指してまいります。 このような時期だからこそ、取引先の変化を察知し、営業方針・営業施策を固め、各営業所と本部とが連携して取引先のニーズにしっかりとお応えすることで、社会的使命を果たしたいと考えております。 また、デジタル技術の急速な進歩や市場の変化のなか、基幹業務システムのクラウド化や新しい業務システムの導入を図り、合理化・効率化にも積極的に取組んでまいります。 加えて、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、会議のオンライン化、時差出勤やテレワークの実施等の対策を行い、従業員と取引先等関係者の安全を考慮し、感染拡大防止と適正な業務の継続に努めてまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針・経営戦略等① 会社の経営の基本方針 当社グループの営んでおります倉庫業を中心とする総合物流業は、経済活動に不可欠な公共性の高い事業であると認識し、事業を通じて顧客のために、また、顧客とともに物流システムの合理化及び効率化をすすめることにより、社会と経済の発展に貢献することを基本方針としております。 そのため、事業の安定的な経営基盤を拡充することにより、株主と顧客及び従業員の満足度を高めていくことを目標としております。② 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2019年度から2021年度までを対象期間とする、第6次3カ年中期経営計画「CHANGE!to2021」を策定し、最終年度である2021年度において、営業収益24,000百万円、営業利益1,770百万円、経常利益1,910百万円、営業利益率7.4%、自己資本比率80%程度、ROIC(投下資本利益率)4.3%を連結業績目標としております。なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大や梅小路地区において建築中の宿泊施設(不動産賃貸)の稼働予定時期の変更、収益認識に関する会計基準等の適用などの影響を受けて、当初の中期経営計画業績目標値から修正しております。 第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」の内容につきましては、以下のとおりであります。(3つの「CHANGE」)・スピード・生産性重視の視点を持ちながら新しいことに「挑戦」する「意識のCHANGE」・高い専門性でお客様の要求に応える「知識のCHANGE」・独自性を発揮しつつグループ力を結集して課題解決を目指す「組織のCHANGE」(グループ経営中長期ビジョン)・お客様の満足を得るソリューションを提案できる企業・多様な物流サービスが提供できる総合物流会社・収益力、健全な財務バランスと高度な品質に支えられた信頼感のある企業・ESG(環境・社会・ガバナンス)に取組む企業・未来志向で創造力ある人材が育つ風土を持つ企業(戦略基本方針) 当社は、第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」の最終年度である2021年度において、・変化するお客様の要求に高い水準で応えられる企業・将来を展望し、新分野に挑戦する企業・優れた業務品質と高い効率性を提供できる企業・ステークホルダーから信頼される企業・強固な財務基盤に支えられた信用力のある企業を目指してまいります。(具体的取組み) 第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」では以下の課題に取組んでまいります。・変化するマーケットへの対応・新分野への挑戦・高い生産性に向けた改革・業務品質向上への取組み・人材の確保と育成への取組み・コンプライアンスの徹底とガバナンスの強化・財務戦略の高度化・働き易い職場環境づくり (2) 経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の見通しにつきましては、中国では緩やかな回復が続くことが予想され、世界経済は持ち直しの動きが見られるものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大によるリスク・影響が懸念され、また、日本国内ではワクチン接種が進むにつれてその影響が軽減されることが期待できるものの、その動向は予測しづらく、不透明な状況が続くものと思われます。 物流業界におきましてもこのような経済情勢を受けて、国内貨物の荷動きや輸出入貨物の取扱いの持ち直しが期待されるものの、依然として不安定な状況が続くことが予測され、経営環境としては厳しい状況が続くものと予想されます。 このような状況のもと、当社グループは、物流事業は社会基盤を支える重要な産業であるとの信念のもと、新型コロナウイルス感染拡大防止と従業員の安全を第一に考えつつ、第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」のスローガンである「CHANGE」を今まで以上に推し進め、一層の経営の効率化と従業員が働き易い職場環境づくりを目指してまいります。 このような時期だからこそ、取引先の変化を察知し、営業方針・営業施策を固め、各営業所と本部とが連携して取引先のニーズにしっかりとお応えすることで、社会的使命を果たしたいと考えております。 また、デジタル技術の急速な進歩や市場の変化のなか、基幹業務システムのクラウド化や新しい業務システムの導入を図り、合理化・効率化にも積極的に取組んでまいります。 加えて、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、会議のオンライン化、時差出勤やテレワークの実施等の対策を行い、従業員と取引先等関係者の安全を考慮し、感染拡大防止と適正な業務の継続に努めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、期前半においては新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて企業経済活動や個人消費が大きく制限されました。期後半には各種防止策も講じられ、また、海外経済の改善の影響もあり持ち直しの動きも見られましたが、依然として世界的に経済活動が抑制されるなど、厳しく、かつ、先行きが非常に不透明な状況となりました。 物流業界におきましても、人手不足による人件費の増加が続く中、このような国内外の経済環境の影響を大きく受け、荷動きが大きく変調をきたす等、引き続き厳しい経営環境で推移しました。 このような事業環境のもと、当社グループは、第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」の具体的取組を着実に実行に移し、また「CHANGE(意識・知識・組織)」の考え方の浸透を推し進めて参りました。また、変化が加速する顧客ニーズに的確に対応できる営業体制の構築と業務の効率化を推し進め、業務品質のさらなる向上を目指すとともに働き易い職場創りを進めました。また、ESGの取組みの一環として、廃PETボトルの再資源化を行う豊通ペットリサイクルシステムズ株式会社設立への参画や会議等のペーパーレス化の推進等に取組むなど、いわゆる新しい「企業文化」の創設にも取組みました。加えて、新型コロナウイルス感染拡大防止と従業員および関係取引先の安全を第一に考えつつ、市場環境の変化に的確に対応できる体制を整え、また、固定費の抑制等、財務の健全性確保に努めました。 これらの結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 (財政状態) 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ2,616,127千円増の50,906,373千円となりました。 負債については、前連結会計年度末に比べ、658,229千円増の10,288,531千円となりました。 純資産については、前連結会計年度末に比べ、1,957,897千円増の40,617,842千円となりました。 (経営成績) 当連結会計年度の営業収益は25,927,637千円(前年同期比2.1%減)、営業利益は1,732,516千円(前年同期比9.1%増)、経常利益は1,921,049千円(前年同期比7.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,307,297千円(前年同期比8.0%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 倉庫業におきましては、営業収益は6,616,407千円(前年同期比1.3%増)、セグメント利益は1,154,495千円(前年同期比39.5%増)となりました。 運送業におきましては、営業収益は12,451,208千円(前年同期比2.1%減)、セグメント利益は880,647千円(前年同期比17.1%減)となりました。 国際貨物取扱業におきましては、営業収益は7,001,818千円(前年同期比5.0%減)、セグメント利益は406,983千円(前年同期比12.5%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローで2,902,365千円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローで2,387,290千円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローで136,849千円の減少となり、前連結会計年度末に比べ378,291千円(10.7%)増加し、当連結会計年度末には3,907,374千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、主に、税金等調整前当期純利益及び減価償却費によるものであり、2,902,365千円と前年同期と比べ128,850千円(4.3%)の減少となりました。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、主に、有形固定資産の取得及び投資有価証券の取得による支出によるものであり、2,387,290千円と前年同期と比べ4,811,275千円(66.8%)の減少となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、主に、長期借入れによる収入があったものの、長期借入金の返済及び配当金の支払いによる減少もあり、136,849千円(前期は1,054,593千円の収入)となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループの主たる事業は、倉庫業を中心とした総合物流業であり、役務の提供を主体とする事業の性格上、生産、受注及び販売の実績を区分して把握することは困難であります。 これに代えて、当連結会計年度におけるセグメントごとの営業収益及び主要業務の取扱高等を示すと、次のとおりであります。 a.セグメントごとの営業収益セグメントの名称当連結会計年度(2020年4月1日~2021年3月31日)前年同期比(%)倉庫業(千円)6,616,407101.3運送業(千円)12,451,20897.9国際貨物取扱業(千円)7,001,81895.0合計(千円)26,069,43497.9 (注)上記の営業収益にはセグメント間の内部営業収益141,796千円を含んでおります。b.セグメントごとの主要業務の取扱高等セグメントの名称当連結会計年度(2020年4月1日~2021年3月31日)前年同期比(%)倉庫業保管残高(数量・月末平均)232千トン96.7入庫高1,121千トン92.1出庫高1,131千トン92.5貨物回転率(数量・月末平均)40.4%95.5運送業運送取扱高1,921千トン99.5国際貨物取扱業輸出入取扱高525千トン100.0梱包取扱高83千m388.8 (年間入庫高+年間出庫高)×1 (注)貨物回転率=2×100月末保管残高年間合計 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態 前連結会計年度(2020年3月31日)当連結会計年度(2021年3月31日)前連結会計年度比(%)流動資産(千円)12,619,79713,063,709103.5固定資産(千円)35,670,44837,842,664106.1流動負債(千円)6,761,9956,695,13299.0固定負債(千円)2,868,3053,593,398125.3純 資 産(千円)38,659,94440,617,842105.1 流動資産の増加要因は、現金及び預金が新規借り入れ等により378,291千円、受取手形及び営業未収入金が108,851千円増加したこと等によるものです。固定資産の増加要因は、建物及び構築物が455,536千円減少しましたが、投資有価証券が非上場会社株式等の新規取得及び株価の上昇により1,456,658千円、現在建築を進めております梅小路地区の宿泊施設建設工事に係る建設仮勘定が1,117,978千円、退職給付に係る資産が114,997千円、それぞれ増加したこと等によるものです。 流動負債の減少要因は、その他に含まれております未払消費税等が214,478千円増加しましたが、設備関係支払手形が278,504千円減少したこと等によるものです。固定負債の増加要因は、設備投資資金等の新規借り入れにより長期借入金が399,614千円、投資有価証券評価益の増加等により繰延税金負債が373,648千円、それぞれ増加したこと等によるものです。 以上の結果、1株当たりの純資産額は2,128.81円と前連結会計年度2,026.47円に比し、102.34円増加し、自己資本比率は79.3%と前連結会計年度79.6%に比し0.3ポイント減少しました。 財政状態につきましては、資産のさらなる有効活用を図り、一層の利益を生み出すことがこれからの大きな経営の課題と考えております。今後も収益性の高い貨物へのシフトや資産をより有効に活用することに努めてまいります。 b.経営成績 前連結会計年度(自 2019年4月1日至 2020年3月31日)当連結会計年度(自 2020年4月1日至 2021年3月31日)前連結会計年度比(%)営業収益 (千円)26,475,43225,927,63797.9営業利益 (千円)1,587,8101,732,516109.1経常利益 (千円)1,793,8901,921,049107.1親会社株主に帰属する当期純利益(千円)1,210,0351,307,297108.0 営業収益の減少要因は、倉庫業で86,625千円増加しましたが、運送業で269,245千円、国際貨物取扱業で365,173千円、それぞれ減少したことによるものです。 営業利益の増加要因は、運送業で181,825千円、国際貨物取扱業で58,271千円、それぞれ減少しましたが、倉庫業で326,673千円増加したことによるものです。 経常利益の増加要因は、営業外収益の受取配当金が11,495千円減少し、営業外費用の支払利息が5,053千円増加しましたが、営業利益が144,705千円増加したこと等によるものです。 親会社株主に帰属する当期純利益の増加要因は、特別損失に北陸支店福井営業所一部既存倉庫設備の減損損失24,010千円を計上、また、非支配株主に帰属する当期純利益が10,223千円増加しましたが、経常利益が127,158千円増加したことに加え、特別利益に投資有価証券売却益11,214千円を計上、前連結会計年度に計上しておりました投資有価証券評価損8,833千円がなくなったこと等によるものです。 セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。(倉庫業) 入出庫高及び貨物回転率は前年同期に比し減少しましたが、再寄託先も含めた期中の保管残高は前年同期に比し増加したため、営業収益が増加となりました。また、料金改定や貨物構成の見直し等の取組みを進めたことや当社の物流ノウハウを活かした構内荷役作業サービスの提供等の効果により、セグメント利益は増加しました。(運送業) 取扱数量が減少したことにより営業収益は減少しました。また、貨物量の減少により一部に非効率な運行状況が見られたことや倉庫入出庫高の減少に伴う利益率の高い倉庫保管貨物の輸送量減少などの影響により、セグメント利益は減少しました。(国際貨物取扱業) 通関業の取扱数量は、国内および海外の経済活動の停滞の影響等から輸入は減少傾向にありますが、輸出は第3四半期より取扱数量が回復したことから前年同期に比し増加しました。また、梱包業の取扱数量については、得意先企業の海外営業展開の不振の影響等を受けて減少しましたが、海外市況の回復等の影響から第3四半期からはほぼ前年度並みの水準に戻りつつあります。これらの結果、営業収益は減少し、採算性の高い梱包業の取扱が減少した影響等によりセグメント利益も減少しました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度のキャッシュ・フロー状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの運転資金は、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本とし、設備投資等資金につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。 今後の資金需要のうち、主なものは、運転資金の他、事業用地取得、物流施設建築・改修等の設備投資等であります。これらの資金についても、基本方針に基づき、負債と資本のバランスに配慮しつつ、必要に応じて金融機関からの借入を実施する等、必要な資金を調達してまいります。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、見積りが必要な事項につきましては、過去の実績や現時点における客観的情報、将来の計画事項等を合理的・総合的に判断し会計上の見積りを行っておりますが、実際の結果につきましては、見積り特有の不確実性により、これらの見積りと異なる可能性があります。なお、当社グループが採用している重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するため客観的な指標等 第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」の2年度目となる2020年度の進捗状況は以下のとおりであります。 営業収益は計画比172百万円(0.6%)減となりましたが、営業利益は計画比192百万円(12.5%)増、経常利益は計画比181百万円(10.4%)増となりました。また、営業利益率につきましては計画値5.9%を上回る6.7%となり、ROIC(投下資本利益率)については4.2%となりました。 指標第6次中期経営計画(2019年度~2021年度)最終年度目標値(修正前)第6次中期経営計画(2019年度~2021年度)最終年度目標値(修正後)2020年度計画当連結会計年度(2020年度)実績営業収益28,760百万円24,000百万円26,100百万円25,927百万円営業利益1,760百万円1,770百万円1,540百万円1,732百万円経常利益1,880百万円1,910百万円1,740百万円1,921百万円営業利益率6.1%7.4%5.9%6.7%自己資本比率80%程度80%程度-79.3%ROIC(投下資本利益率)4.5%4.3%-4.2%※ROIC:(営業利益+受取利息・配当)÷(純資産+有利子負債)※第6次中期経営計画最終年度の目標値について、新型コロナウイルス感染症の感染拡大や梅小路地区において建築中の宿泊施設(不動産賃貸)の稼働予定時期の変更、収益認識に関する会計基準等の適用などの影響を受けて、当初の目標値から修正しております。 以上の結果を踏まえて、新型コロナウイルス感染拡大による影響があったこと等から営業収益においては計画を達成できなかったものの、倉庫部門における料金改定や貨物構成の見直し等を進め、また、費用全般の削減に取組んだこと等により、営業利益、経常利益は計画を上回ることが出来ました。 今後も、引き続き本部営業力の強化やさらなる新分野への取り組みを図り、顧客が考えられる「サプライチェーンの見直し」や「ビジネスモデルの転換」にしっかり対応していくとともに、現在進めている梅小路地区の資産有効活用計画についても確実に進め、営業地盤の拡充に努めてまいります。
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針・経営戦略等① 会社の経営の基本方針 当社グループの営んでおります倉庫業を中心とする総合物流業は、経済活動に不可欠な公共性の高い事業であると認識し、事業を通じて顧客のために、また、顧客とともに物流システムの合理化及び効率化をすすめることにより、社会と経済の発展に貢献することを基本方針としております。 そのため、事業の安定的な経営基盤を拡充することにより、株主と顧客及び従業員の満足度を高めていくことを目標としております。② 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2019年度から2021年度までを対象期間とする、第6次3カ年中期経営計画「CHANGE!to2021」を策定し、最終年度である2021年度において、営業収益28,760百万円、営業利益1,760百万円、経常利益1,880百万円、営業利益率6.1%、自己資本比率80%程度、ROIC(投下資本利益率)4.5%を連結業績目標としております。 第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」の内容につきましては、以下のとおりであります。(3つの「CHANGE」)・スピード・生産性重視の視点を持ちながら新しいことに「挑戦」する「意識のCHANGE」・高い専門性でお客様の要求に応える「知識のCHANGE」・独自性を発揮しつつグループ力を結集して課題解決を目指す「組織のCHANGE」(グループ経営中長期ビジョン)・お客様の満足を得るソリューションを提案できる企業・多様な物流サービスが提供できる総合物流会社・収益力、健全な財務バランスと高度な品質に支えられた信頼感のある企業・ESG(環境・社会・ガバナンス)に取組む企業・未来志向で創造力ある人材が育つ風土を持つ企業(戦略基本方針) 当社は、第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」の最終年度である2021年度において、・変化するお客様の要求に高い水準で応えられる企業・将来を展望し、新分野に挑戦する企業・優れた業務品質と高い効率性を提供できる企業・ステークホルダーから信頼される企業・強固な財務基盤に支えられた信用力のある企業を目指してまいります。(具体的取組み) 第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」では以下の課題に取組んでまいります。・変化するマーケットへの対応・新分野への挑戦・高い生産性に向けた改革・業務品質向上への取組み・人材の確保と育成への取組み・コンプライアンスの徹底とガバナンスの強化・財務戦略の高度化・働き易い職場環境づくり (2) 経営環境及び対処すべき課題等について 今後の見通しにつきましては、日本経済は、雇用・所得環境の改善等から回復基調にあるものの、海外情勢の不安定さ等により、引き続き先行き不透明な予断を許さない状況で推移するものと思われます。 物流業界におきましても、人手不足がさらに深刻化し、物流ニーズの多様化や荷主企業のサプライチェーン最適化に向けた変化に加え、高いレベルでの業務の効率化が求められる等、厳しい経営環境が続くものと予想されます。 こうした状況のもと、当社グループは企業理念「誠実」「進歩」「挑戦」とコーポレート・スローガン「未来を預かる、未来を運ぶ」に基づき、またこれまでの5次にわたる中期経営計画の実績を踏まえ、2019年4月から新たに第6次3カ年中期経営計画「CHANGE!to2021」を策定し、その初年度として具体的取組みを展開し、より一層の経営の効率化と経営基盤の拡充に努めてまいります。 その実効性を高めるために、第6次中期経営計画で標榜しております3つ(意識・知識・組織)の「CHANGE!」の実践と、合わせて「mission」を明確化し、「backcasting」の思考と行動の「schedule」化の徹底を図ってまいります。 加えて、働き易い職場づくりにも邁進いたします。 (3) 株式会社の支配に関する基本方針について Ⅰ.基本方針の内容の概要当社は、上場会社である当社の株式は、株主または投資家の皆様に自由に取引されるものであり、特定の者による当社の株式の大量買付等に応じるか否かは、当社株主の皆様に十分な情報が提供された上で、最終的には当社株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えており、これが、当社の企業価値ひいては株主共同の利益に中長期的に資するものである限りにおいて、これを否定するものではありません。しかしながら、株式の大量買付等の中には、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあるもの等の不適切な買付等があることを、否定することができません。当社は、このような特定の者による当社株式の大量買付等に伴い、会社の存立、発展が阻害されるおそれが生ずる等、会社の企業価値が毀損され、会社の利益ひいては株主の共同の利益が害されることになるような場合には、その防止のために当該株主を差別的に取り扱ったとしても、当該取扱いが衡平の理念に反し、相当性を欠くものでない限り、最終的には会社の利益の帰属主体である株主の皆様自身の判断において対抗措置を行うことができるほか、当該特定の者が必要な情報や時間を提供しない場合や、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を顧みずに当該特定の者自身の利益のみを図る場合等、取締役会の判断により相当な対抗措置を講ずることが許容される場合があると考えております。当社は、当社株式の大量買付等を行う者に対して、遵守すべき一定の手続があること、また、法令および当社定款等の許容する限度において、相当な対抗措置を実施することがあり得ることを事前に警告すること等により、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがある買付等を防止することとします。 Ⅱ.当社の財産の有効な活用、適切な企業集団の形成その他の基本方針の実現に資する特別な取組みの概要① 企業価値向上への取組み当社は、『誠実』『進歩』『挑戦』の企業理念に基づき、コーポレート・スローガン「未来を預かる、未来を運ぶ」を制定するとともに、以下のとおりグループ経営中長期ビジョンを策定しております。■お客様の満足を得るソリューションを提案できる企業■多様な物流サービスが提供できる総合物流会社■収益力、健全な財務バランスと高度な品質に支えられた信頼感のある企業■ESG(環境・社会・ガバナンス)に取組む企業■未来志向で創造力ある人材が育つ風土を持つ企業この中長期ビジョンの実現に向け、第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」を以下のとおり策定いたしました。第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」では、スピード・生産性重視の視点を持ちながら新しいことに「挑戦」する「意識のCHANGE」、高い専門性でお客様の要求に応える「知識のCHANGE」と、独自性を発揮しつつグループ力を結集して課題解決を目指す「組織のCHANGE」に取組むことで、ステークホルダーの皆様に「信頼」される企業として、企業価値向上に努めてまいります。(戦略基本方針)◆変化するお客様の要求に高い水準で応えられる企業◆将来を展望し、新分野に挑戦する企業◆優れた業務品質と高い効率性を提供できる企業◆ステークホルダーから信頼される企業◆強固な財務基盤に支えられた信用力のある企業 (具体的取組み)●変化するマーケットへの対応●新分野への挑戦●高い生産性に向けた改革●業務品質向上への取組み●人材の確保と育成への取組み●コンプライアンスの徹底とガバナンスの強化●財務戦略の高度化●働き易い職場環境づくり② コーポレートガバナンスへの取組み当社は、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うための仕組みとしてのコーポレートガバナンスの強化に取組み、継続的な企業の成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、コーポレートガバナンス・ガイドラインを策定しております(http://www.chuosoko.co.jp/company/governance.php)。その取組みとして、株主総会招集通知の発送を開催日の3週間前に発送することやインターネット上において株主総会招集通知の発送前開示を実施する等株主の権利が実質的に確保されるよう適切な対応を行う等株主の権利・平等性の確保に努めております。また、「誠実」「進歩」「挑戦」の企業理念を定め、それらに相応しい企業作りに取組むとともに持続可能性を巡る課題に対応するため、環境に配慮したグリーン経営(交通エコロジー・モビリティ財団認証取得)を行う等株主以外のステークホルダーとの適切な協働に努めております。加えて、中期経営計画等の情報開示等法令に基づく開示以外の情報提供にも主体的に取組み、適切な情報開示と透明性の確保に努めております。更に、独立した客観的な立場から経営陣に対する実効性の高い監督を果たすため、2008年6月から社外取締役を従来の1名から2名に増員する等取締役会等の責務を適切に果たすべく機能強化に取組んでおり、コーポレートガバナンスを実効的に適切に実践するための取組みとして、社外取締役および社外監査役と代表取締役で構成され、社外取締役が委員長を務めるコーポレートガバナンス委員会を設置し、コーポレートガバナンスに係る重要な事項を審議しております。加えて株主懇談会やアナリスト向けミーティングの開催等株主との建設的な対話にも努めております。 Ⅲ.本基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み(本プラン)の概要当社は2018年6月28日開催の第138回定時株主総会において、本基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みとして、当社株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)(以下「本プラン」といいます。)を決議しました。本プランの概要は以下のとおりです。ア.本プランの対象となる買付等当社取締役会の同意を得ないで行われる買付等のうち、①当社が発行者である株券等(以下「当社株券等」といいます。)について、保有者およびその共同保有者等の株券等保有割合が20%以上となる買付等、ならびに②当社株券等について、公開買付を行う者の株券等の株券等所有割合およびその特別関係者等の株券等所有割合の合計が20%以上となる公開買付を対象とします(以下、本プランの対象となる上記行為を「買付等」といいます。)。イ.本プランの手続概要買付等を行う者または提案する者(以下「買付者等」といいます。)は、①当社取締役会および独立委員会に対し、当該買付等に関する必要かつ十分な情報を当社取締役会または独立委員会が定める合理的期間内に提供し、②原則として60日間(対価を現金(円貨)のみとする当社株券等全部の公開買付の場合)または90日間(その他の買付等の場合)の当社独立委員会による検討、対抗措置の発動、不発動、株主総会招集等の勧告のための期間(以下「独立委員会検討期間」といいます。)が経過し、かつ③当社取締役会または株主総会が対抗措置の発動の是非について決議を行うまでは、買付等を開始し、または進めることが許されないものとします。また、本プランを適正に運用し、当社取締役会の恣意的判断を防止するため独立委員会を設置するとともに、株主の皆様の意思を確認するため、必要に応じて株主総会の招集を行うこととします。独立委員会は当社経営陣から独立している当社の社外取締役、社外監査役または社外の有識者(実績ある会社経営者、官庁出身者、弁護士、公認会計士、および学識経験者等)の中から当社の取締役会が選任した3名以上の委員で構成されます。ウ.独立委員会の勧告独立委員会は、当該買付者等が本プランに定める手続を遵守していないと認めた場合、下記①ないし⑤に相当する買付等(以下「不適切な買付等」といいます。)であると認めた場合、または下記⑥ないし⑦に相当する等、当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると認めた場合には、「対抗措置を発動することを勧告する」旨(以下「発動勧告」といいます。)、またそのおそれがないと認めた場合には、「対抗措置を発動しないことを勧告する」旨の勧告(以下「不発動勧告」といいます。)を行うこととします。また、独立委員会は、発動勧告または不発動勧告のいずれも行わず、株主総会の招集等が相当と認める旨の勧告を行うことができます。さらに、独立委員会は、当社取締役会が対抗措置の発動または不発動を決定した後であっても、当該決定の前提となる事実関係に変動が生じた場合等においては、改めて不発動勧告または発動勧告を行うことができます。当社取締役会は、上記勧告を最大限尊重するものとします。① 株価を高騰させて高値で当社およびその関係者に引取らせることを目的とする行為② 当社が事業を行うために必要な資産(有形資産のほか、知的財産権、ノウハウ、企業秘密情報および主要取引先ならびに顧客等の無形資産を含みます。)を当該買付者等またはその関係者に取得させることを目的とする行為③ 当社の資産(その定義は上記②に定めるところによります。)を当該買付者等またはその関係者等の債務の担保として供することまたはその弁済原資として用いることを目的とする行為④ 当面当社の積極的な事業の用に供されていない不動産および有価証券等の高額資産を処分させ、その処分利益をもって一時的な高配当を行わせることまたは一時的な高配当によって株価を急上昇させて当社株式の高値売り抜けを目的とする行為⑤ 強圧的二段階買付(最初の買付で当社株券等全部の買付を勧誘することなく、二段階目の買付条件を不利に設定し、または二段階目の買付条件を明確にしないで公開買付等による株券等の大量買付等を行うことをいいます。)その他当社株券等の保有者にその売却を事実上強要するおそれのある行為⑥ 買付等の条件(買付対価の種類・金額、買付等の時期、買付等の方法の適法性、買付等の実行の可能性、買付等の後における当社従業員、労働組合、取引先、顧客、地域社会その他の当社に係る利害関係者(以下「当社利害関係者」といいます。)の処遇等の方針等を含みます。)が、当社の本源的価値に鑑み、不十分または不適当な買付等である場合⑦ 買付者等による買付等の後の経営方針、事業計画、投下資本の回収方針等の内容が不十分または不適当であること等のため、当社と当社利害関係者との間の信頼関係・取引関係等を毀損する、または当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損する重大なおそれのある買付等である場合エ.取締役会による決議① 手続を遵守しない買付者等に対する対抗措置の発動の決議当社取締役会は、独立委員会が当該買付者等は本プランの定める手続を遵守していないと認めて発動勧告をしたときは、独立委員会の発動勧告を最大限尊重して、対抗措置の発動を決議することができます。② 不適切な買付等に対する対抗措置の発動の決議当社取締役会は、独立委員会が当該買付等は上記ウ.①ないし⑤に相当する不適切な買付等に該当すると認めて発動勧告をしたときは、独立委員会の発動勧告を最大限尊重して、対抗措置の発動を決議することができます。③ 企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがある買付等に対する対抗措置の発動の決議当社取締役会は、独立委員会が上記ウ.⑥ないし⑦に相当する等、当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると認めて発動勧告をしたときは、株主総会を招集し、当該株主総会における対抗措置を発動する旨の決議を経て、当該買付等に対し対抗措置の発動を決議することができるものとします。また、当社取締役会は、独立委員会が株主総会の招集を勧告したときは、独立委員会の勧告を最大限尊重して、株主総会を招集し、当該株主総会における対抗措置を発動する旨の決議を経て、当該買付等に対し対抗措置の発動を決議することができるものとします。④ 対抗措置の不発動の決議当社取締役会は、必要があると認めたときは、買付者等に対し対抗措置を発動しないことを決議することができます。当社取締役会は、独立委員会が不発動勧告をしたときは、当該勧告を最大限尊重します。なお、当社取締役会は、対抗措置の不発動を決定した後であっても、当該決定の前提となった事実関係に変動が生じ、買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると判断される場合等には、改めて独立委員会に諮問し、その勧告を最大限尊重して、対抗措置を発動することを決定することがあります。⑤ 取締役会による決議を行うまでの期間当社取締役会は、独立委員会が発動勧告をしたとき、不発動勧告をしたときまたは株主総会の招集等が相当と認める勧告をしたときのいずれの場合においても、独立委員会からの勧告を書面で受領した日の翌日から起算して10営業日以内に、対抗措置を発動する旨、対抗措置を発動しない旨、または株主総会を招集する旨を決議しなければならないものとします。オ.株主総会当社取締役会は、独立委員会が対抗措置の発動を勧告したときは、当該対抗措置の発動に株主総会決議が不要な場合であっても、当該買付等に対し対抗措置を発動するか否かについて、当社株主の皆様の意思の確認を行うために株主総会を招集することができるものとします。また、当社取締役会は、独立委員会が株主総会の招集を勧告した場合等においても、株主総会を招集することができるものとします。 カ.対抗措置の手段当社は独立委員会の勧告を最大限尊重し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を確保し向上を図るため、買付等に対する対抗措置として、新株予約権の無償割当等必要な措置の中からその時点で最も適切と当社取締役会が判断したものを選択し、当社取締役会または株主総会で決議するものとします。キ.対抗措置発動後の中止、停止または変更当社取締役会は、本プランに従い対抗措置を発動することを決定した後であっても、①買付者等が当該買付等を中止した場合や、②対抗措置を発動する旨の決定の前提となった事実関係に変動が生じ、当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがないと判断される場合には、改めて独立委員会に諮問し、その勧告を最大限尊重して、対抗措置の発動の中止、停止または変更を決定することがあります。対抗措置として、新株予約権無償割当をする場合において、権利の割当を受けるべき株主が確定した後に、上記事情が生じ、当社取締役会が対抗措置の発動の中止または停止を決定した場合には、新株予約権の効力発生日の前日までの間は新株予約権の無償割当を中止または停止し、新株予約権の無償割当後、行使期間の開始日の前日までの間は当社が無償で新株予約権を取得すること等ができるものとします。ク.本プランの発効、有効期間、廃止および変更本プランは、上記第138回定時株主総会において決議されたことをもって発効しており、その有効期間は、上記第138回定時株主総会終結後3年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結のときまでとなっております。ただし、本プランの有効期間中であっても、当社株主総会または当社取締役会において本プランを廃止する旨の決議が行われた場合には、本プランはその時点で廃止されるものとします。また、当社取締役会は、本プランの有効期間中であっても、本プランに関する法令、証券取引所規則等の新設もしくは改廃が行われ、または重要な司法判断が示され、当該新設、改廃または判断を反映するのが適切である場合、形式的な修正を行うのが適切である場合、株主総会決議の趣旨の範囲内で独立委員会の承認を得たうえで、本プランを修正・変更する場合があります。 なお、本プランの詳細につきましては、当社ホームページ(http://www.chuosoko.co.jp/)に掲載する2018年5月10日付け「当社株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)の継続について」をご覧ください。 Ⅳ.特別な取組みおよび本プランが本基本方針に沿うものであること当社取締役会は、上記特別な取組みである企業価値向上への取組み、コーポレートガバナンスへの取組みを推進することは、当社の企業価値・株主共同の利益を向上させ、当社の企業価値・株主共同の利益に反する買付行為が行われることを未然に防止しようとするものであり、本基本方針に沿うものであると判断しております。また、本プランにつきましても、当社株式の大量買付等を行う者に対して、遵守すべき一定の手続があること、また、法令および当社定款等の許容する限度において相当な対抗措置を実施することがあり得ることを具体的に明記しており、本基本方針の考え方に沿って設計されたものであると判断しております。 Ⅴ.特別な取組みおよび本プランが当社株主の共同の利益を損なうものではないこと当社取締役会は、上記特別な取組みは当社の企業価値・株主共同の利益を向上させるものであり、当社株主の共同の利益を損なうものではないと判断しております。また、本プランも①買収防衛策に関する指針の要件をすべて充足していること②株主共同の利益の確保・向上の目的をもって導入されていること③株主意思を重視するものであることから、当社株主の共同の利益を損なうものではないと判断しております。 Ⅵ.特別な取組みおよび本プランが当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないこと当社取締役会は、上記特別な取組みは当社の企業価値・株主共同の利益を向上させるものであり、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと判断しております。また、本プランは①独立性の高い社外者の判断の重視と情報開示を適時適正に行うこと②合理的客観的な発動要件を設定していること③第三者専門家の意見を取得すること④デッドハンド型もしくはスローハンド型買収防衛策ではないことから、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと判断しております。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針・経営戦略等① 会社の経営の基本方針 当社グループの営んでおります倉庫業を中心とする総合物流業は、経済活動に不可欠な公共性の高い事業であると認識し、事業を通じて顧客のために、また、顧客とともに物流システムの合理化及び効率化をすすめることにより、社会と経済の発展に貢献することを基本方針としております。 そのため、事業の安定的な経営基盤を拡充することにより、株主と顧客及び従業員の満足度を高めていくことを目標としております。② 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2019年度から2021年度までを対象期間とする、第6次3カ年中期経営計画「CHANGE!to2021」を策定し、最終年度である2021年度において、営業収益28,760百万円、営業利益1,760百万円、経常利益1,880百万円、営業利益率6.1%、自己資本比率80%程度、ROIC(投下資本利益率)4.5%を連結業績目標としております。 第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」の内容につきましては、以下のとおりであります。(3つの「CHANGE」)・スピード・生産性重視の視点を持ちながら新しいことに「挑戦」する「意識のCHANGE」・高い専門性でお客様の要求に応える「知識のCHANGE」・独自性を発揮しつつグループ力を結集して課題解決を目指す「組織のCHANGE」(グループ経営中長期ビジョン)・お客様の満足を得るソリューションを提案できる企業・多様な物流サービスが提供できる総合物流会社・収益力、健全な財務バランスと高度な品質に支えられた信頼感のある企業・ESG(環境・社会・ガバナンス)に取組む企業・未来志向で創造力ある人材が育つ風土を持つ企業(戦略基本方針) 当社は、第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」の最終年度である2021年度において、・変化するお客様の要求に高い水準で応えられる企業・将来を展望し、新分野に挑戦する企業・優れた業務品質と高い効率性を提供できる企業・ステークホルダーから信頼される企業・強固な財務基盤に支えられた信用力のある企業を目指してまいります。(具体的取組み) 第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」では以下の課題に取組んでまいります。・変化するマーケットへの対応・新分野への挑戦・高い生産性に向けた改革・業務品質向上への取組み・人材の確保と育成への取組み・コンプライアンスの徹底とガバナンスの強化・財務戦略の高度化・働き易い職場環境づくり (2) 経営環境及び対処すべき課題等について 今後の見通しにつきましては、日本経済は、雇用・所得環境の改善等から回復基調にあるものの、海外情勢の不安定さ等により、引き続き先行き不透明な予断を許さない状況で推移するものと思われます。 物流業界におきましても、人手不足がさらに深刻化し、物流ニーズの多様化や荷主企業のサプライチェーン最適化に向けた変化に加え、高いレベルでの業務の効率化が求められる等、厳しい経営環境が続くものと予想されます。 こうした状況のもと、当社グループは企業理念「誠実」「進歩」「挑戦」とコーポレート・スローガン「未来を預かる、未来を運ぶ」に基づき、またこれまでの5次にわたる中期経営計画の実績を踏まえ、2019年4月から新たに第6次3カ年中期経営計画「CHANGE!to2021」を策定し、その初年度として具体的取組みを展開し、より一層の経営の効率化と経営基盤の拡充に努めてまいります。 その実効性を高めるために、第6次中期経営計画で標榜しております3つ(意識・知識・組織)の「CHANGE!」の実践と、合わせて「mission」を明確化し、「backcasting」の思考と行動の「schedule」化の徹底を図ってまいります。 加えて、働き易い職場づくりにも邁進いたします。 (3) 株式会社の支配に関する基本方針について Ⅰ.基本方針の内容の概要当社は、上場会社である当社の株式は、株主または投資家の皆様に自由に取引されるものであり、特定の者による当社の株式の大量買付等に応じるか否かは、当社株主の皆様に十分な情報が提供された上で、最終的には当社株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えており、これが、当社の企業価値ひいては株主共同の利益に中長期的に資するものである限りにおいて、これを否定するものではありません。しかしながら、株式の大量買付等の中には、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあるもの等の不適切な買付等があることを、否定することができません。当社は、このような特定の者による当社株式の大量買付等に伴い、会社の存立、発展が阻害されるおそれが生ずる等、会社の企業価値が毀損され、会社の利益ひいては株主の共同の利益が害されることになるような場合には、その防止のために当該株主を差別的に取り扱ったとしても、当該取扱いが衡平の理念に反し、相当性を欠くものでない限り、最終的には会社の利益の帰属主体である株主の皆様自身の判断において対抗措置を行うことができるほか、当該特定の者が必要な情報や時間を提供しない場合や、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を顧みずに当該特定の者自身の利益のみを図る場合等、取締役会の判断により相当な対抗措置を講ずることが許容される場合があると考えております。当社は、当社株式の大量買付等を行う者に対して、遵守すべき一定の手続があること、また、法令および当社定款等の許容する限度において、相当な対抗措置を実施することがあり得ることを事前に警告すること等により、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがある買付等を防止することとします。 Ⅱ.当社の財産の有効な活用、適切な企業集団の形成その他の基本方針の実現に資する特別な取組みの概要① 企業価値向上への取組み当社は、『誠実』『進歩』『挑戦』の企業理念に基づき、コーポレート・スローガン「未来を預かる、未来を運ぶ」を制定するとともに、以下のとおりグループ経営中長期ビジョンを策定しております。■お客様の満足を得るソリューションを提案できる企業■多様な物流サービスが提供できる総合物流会社■収益力、健全な財務バランスと高度な品質に支えられた信頼感のある企業■ESG(環境・社会・ガバナンス)に取組む企業■未来志向で創造力ある人材が育つ風土を持つ企業この中長期ビジョンの実現に向け、第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」を以下のとおり策定いたしました。第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」では、スピード・生産性重視の視点を持ちながら新しいことに「挑戦」する「意識のCHANGE」、高い専門性でお客様の要求に応える「知識のCHANGE」と、独自性を発揮しつつグループ力を結集して課題解決を目指す「組織のCHANGE」に取組むことで、ステークホルダーの皆様に「信頼」される企業として、企業価値向上に努めてまいります。(戦略基本方針)◆変化するお客様の要求に高い水準で応えられる企業◆将来を展望し、新分野に挑戦する企業◆優れた業務品質と高い効率性を提供できる企業◆ステークホルダーから信頼される企業◆強固な財務基盤に支えられた信用力のある企業 (具体的取組み)●変化するマーケットへの対応●新分野への挑戦●高い生産性に向けた改革●業務品質向上への取組み●人材の確保と育成への取組み●コンプライアンスの徹底とガバナンスの強化●財務戦略の高度化●働き易い職場環境づくり② コーポレートガバナンスへの取組み当社は、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うための仕組みとしてのコーポレートガバナンスの強化に取組み、継続的な企業の成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、コーポレートガバナンス・ガイドラインを策定しております(http://www.chuosoko.co.jp/company/governance.php)。その取組みとして、株主総会招集通知の発送を開催日の3週間前に発送することやインターネット上において株主総会招集通知の発送前開示を実施する等株主の権利が実質的に確保されるよう適切な対応を行う等株主の権利・平等性の確保に努めております。また、「誠実」「進歩」「挑戦」の企業理念を定め、それらに相応しい企業作りに取組むとともに持続可能性を巡る課題に対応するため、環境に配慮したグリーン経営(交通エコロジー・モビリティ財団認証取得)を行う等株主以外のステークホルダーとの適切な協働に努めております。加えて、中期経営計画等の情報開示等法令に基づく開示以外の情報提供にも主体的に取組み、適切な情報開示と透明性の確保に努めております。更に、独立した客観的な立場から経営陣に対する実効性の高い監督を果たすため、2008年6月から社外取締役を従来の1名から2名に増員する等取締役会等の責務を適切に果たすべく機能強化に取組んでおり、コーポレートガバナンスを実効的に適切に実践するための取組みとして、社外取締役および社外監査役と代表取締役で構成され、社外取締役が委員長を務めるコーポレートガバナンス委員会を設置し、コーポレートガバナンスに係る重要な事項を審議しております。加えて株主懇談会やアナリスト向けミーティングの開催等株主との建設的な対話にも努めております。 Ⅲ.本基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み(本プラン)の概要当社は2018年6月28日開催の第138回定時株主総会において、本基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みとして、当社株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)(以下「本プラン」といいます。)を決議しました。本プランの概要は以下のとおりです。ア.本プランの対象となる買付等当社取締役会の同意を得ないで行われる買付等のうち、①当社が発行者である株券等(以下「当社株券等」といいます。)について、保有者およびその共同保有者等の株券等保有割合が20%以上となる買付等、ならびに②当社株券等について、公開買付を行う者の株券等の株券等所有割合およびその特別関係者等の株券等所有割合の合計が20%以上となる公開買付を対象とします(以下、本プランの対象となる上記行為を「買付等」といいます。)。イ.本プランの手続概要買付等を行う者または提案する者(以下「買付者等」といいます。)は、①当社取締役会および独立委員会に対し、当該買付等に関する必要かつ十分な情報を当社取締役会または独立委員会が定める合理的期間内に提供し、②原則として60日間(対価を現金(円貨)のみとする当社株券等全部の公開買付の場合)または90日間(その他の買付等の場合)の当社独立委員会による検討、対抗措置の発動、不発動、株主総会招集等の勧告のための期間(以下「独立委員会検討期間」といいます。)が経過し、かつ③当社取締役会または株主総会が対抗措置の発動の是非について決議を行うまでは、買付等を開始し、または進めることが許されないものとします。また、本プランを適正に運用し、当社取締役会の恣意的判断を防止するため独立委員会を設置するとともに、株主の皆様の意思を確認するため、必要に応じて株主総会の招集を行うこととします。独立委員会は当社経営陣から独立している当社の社外取締役、社外監査役または社外の有識者(実績ある会社経営者、官庁出身者、弁護士、公認会計士、および学識経験者等)の中から当社の取締役会が選任した3名以上の委員で構成されます。ウ.独立委員会の勧告独立委員会は、当該買付者等が本プランに定める手続を遵守していないと認めた場合、下記①ないし⑤に相当する買付等(以下「不適切な買付等」といいます。)であると認めた場合、または下記⑥ないし⑦に相当する等、当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると認めた場合には、「対抗措置を発動することを勧告する」旨(以下「発動勧告」といいます。)、またそのおそれがないと認めた場合には、「対抗措置を発動しないことを勧告する」旨の勧告(以下「不発動勧告」といいます。)を行うこととします。また、独立委員会は、発動勧告または不発動勧告のいずれも行わず、株主総会の招集等が相当と認める旨の勧告を行うことができます。さらに、独立委員会は、当社取締役会が対抗措置の発動または不発動を決定した後であっても、当該決定の前提となる事実関係に変動が生じた場合等においては、改めて不発動勧告または発動勧告を行うことができます。当社取締役会は、上記勧告を最大限尊重するものとします。① 株価を高騰させて高値で当社およびその関係者に引取らせることを目的とする行為② 当社が事業を行うために必要な資産(有形資産のほか、知的財産権、ノウハウ、企業秘密情報および主要取引先ならびに顧客等の無形資産を含みます。)を当該買付者等またはその関係者に取得させることを目的とする行為③ 当社の資産(その定義は上記②に定めるところによります。)を当該買付者等またはその関係者等の債務の担保として供することまたはその弁済原資として用いることを目的とする行為④ 当面当社の積極的な事業の用に供されていない不動産および有価証券等の高額資産を処分させ、その処分利益をもって一時的な高配当を行わせることまたは一時的な高配当によって株価を急上昇させて当社株式の高値売り抜けを目的とする行為⑤ 強圧的二段階買付(最初の買付で当社株券等全部の買付を勧誘することなく、二段階目の買付条件を不利に設定し、または二段階目の買付条件を明確にしないで公開買付等による株券等の大量買付等を行うことをいいます。)その他当社株券等の保有者にその売却を事実上強要するおそれのある行為⑥ 買付等の条件(買付対価の種類・金額、買付等の時期、買付等の方法の適法性、買付等の実行の可能性、買付等の後における当社従業員、労働組合、取引先、顧客、地域社会その他の当社に係る利害関係者(以下「当社利害関係者」といいます。)の処遇等の方針等を含みます。)が、当社の本源的価値に鑑み、不十分または不適当な買付等である場合⑦ 買付者等による買付等の後の経営方針、事業計画、投下資本の回収方針等の内容が不十分または不適当であること等のため、当社と当社利害関係者との間の信頼関係・取引関係等を毀損する、または当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損する重大なおそれのある買付等である場合エ.取締役会による決議① 手続を遵守しない買付者等に対する対抗措置の発動の決議当社取締役会は、独立委員会が当該買付者等は本プランの定める手続を遵守していないと認めて発動勧告をしたときは、独立委員会の発動勧告を最大限尊重して、対抗措置の発動を決議することができます。② 不適切な買付等に対する対抗措置の発動の決議当社取締役会は、独立委員会が当該買付等は上記ウ.①ないし⑤に相当する不適切な買付等に該当すると認めて発動勧告をしたときは、独立委員会の発動勧告を最大限尊重して、対抗措置の発動を決議することができます。③ 企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがある買付等に対する対抗措置の発動の決議当社取締役会は、独立委員会が上記ウ.⑥ないし⑦に相当する等、当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると認めて発動勧告をしたときは、株主総会を招集し、当該株主総会における対抗措置を発動する旨の決議を経て、当該買付等に対し対抗措置の発動を決議することができるものとします。また、当社取締役会は、独立委員会が株主総会の招集を勧告したときは、独立委員会の勧告を最大限尊重して、株主総会を招集し、当該株主総会における対抗措置を発動する旨の決議を経て、当該買付等に対し対抗措置の発動を決議することができるものとします。④ 対抗措置の不発動の決議当社取締役会は、必要があると認めたときは、買付者等に対し対抗措置を発動しないことを決議することができます。当社取締役会は、独立委員会が不発動勧告をしたときは、当該勧告を最大限尊重します。なお、当社取締役会は、対抗措置の不発動を決定した後であっても、当該決定の前提となった事実関係に変動が生じ、買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると判断される場合等には、改めて独立委員会に諮問し、その勧告を最大限尊重して、対抗措置を発動することを決定することがあります。⑤ 取締役会による決議を行うまでの期間当社取締役会は、独立委員会が発動勧告をしたとき、不発動勧告をしたときまたは株主総会の招集等が相当と認める勧告をしたときのいずれの場合においても、独立委員会からの勧告を書面で受領した日の翌日から起算して10営業日以内に、対抗措置を発動する旨、対抗措置を発動しない旨、または株主総会を招集する旨を決議しなければならないものとします。オ.株主総会当社取締役会は、独立委員会が対抗措置の発動を勧告したときは、当該対抗措置の発動に株主総会決議が不要な場合であっても、当該買付等に対し対抗措置を発動するか否かについて、当社株主の皆様の意思の確認を行うために株主総会を招集することができるものとします。また、当社取締役会は、独立委員会が株主総会の招集を勧告した場合等においても、株主総会を招集することができるものとします。 カ.対抗措置の手段当社は独立委員会の勧告を最大限尊重し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を確保し向上を図るため、買付等に対する対抗措置として、新株予約権の無償割当等必要な措置の中からその時点で最も適切と当社取締役会が判断したものを選択し、当社取締役会または株主総会で決議するものとします。キ.対抗措置発動後の中止、停止または変更当社取締役会は、本プランに従い対抗措置を発動することを決定した後であっても、①買付者等が当該買付等を中止した場合や、②対抗措置を発動する旨の決定の前提となった事実関係に変動が生じ、当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがないと判断される場合には、改めて独立委員会に諮問し、その勧告を最大限尊重して、対抗措置の発動の中止、停止または変更を決定することがあります。対抗措置として、新株予約権無償割当をする場合において、権利の割当を受けるべき株主が確定した後に、上記事情が生じ、当社取締役会が対抗措置の発動の中止または停止を決定した場合には、新株予約権の効力発生日の前日までの間は新株予約権の無償割当を中止または停止し、新株予約権の無償割当後、行使期間の開始日の前日までの間は当社が無償で新株予約権を取得すること等ができるものとします。ク.本プランの発効、有効期間、廃止および変更本プランは、上記第138回定時株主総会において決議されたことをもって発効しており、その有効期間は、上記第138回定時株主総会終結後3年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結のときまでとなっております。ただし、本プランの有効期間中であっても、当社株主総会または当社取締役会において本プランを廃止する旨の決議が行われた場合には、本プランはその時点で廃止されるものとします。また、当社取締役会は、本プランの有効期間中であっても、本プランに関する法令、証券取引所規則等の新設もしくは改廃が行われ、または重要な司法判断が示され、当該新設、改廃または判断を反映するのが適切である場合、形式的な修正を行うのが適切である場合、株主総会決議の趣旨の範囲内で独立委員会の承認を得たうえで、本プランを修正・変更する場合があります。 なお、本プランの詳細につきましては、当社ホームページ(http://www.chuosoko.co.jp/)に掲載する2018年5月10日付け「当社株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)の継続について」をご覧ください。 Ⅳ.特別な取組みおよび本プランが本基本方針に沿うものであること当社取締役会は、上記特別な取組みである企業価値向上への取組み、コーポレートガバナンスへの取組みを推進することは、当社の企業価値・株主共同の利益を向上させ、当社の企業価値・株主共同の利益に反する買付行為が行われることを未然に防止しようとするものであり、本基本方針に沿うものであると判断しております。また、本プランにつきましても、当社株式の大量買付等を行う者に対して、遵守すべき一定の手続があること、また、法令および当社定款等の許容する限度において相当な対抗措置を実施することがあり得ることを具体的に明記しており、本基本方針の考え方に沿って設計されたものであると判断しております。 Ⅴ.特別な取組みおよび本プランが当社株主の共同の利益を損なうものではないこと当社取締役会は、上記特別な取組みは当社の企業価値・株主共同の利益を向上させるものであり、当社株主の共同の利益を損なうものではないと判断しております。また、本プランも①買収防衛策に関する指針の要件をすべて充足していること②株主共同の利益の確保・向上の目的をもって導入されていること③株主意思を重視するものであることから、当社株主の共同の利益を損なうものではないと判断しております。 Ⅵ.特別な取組みおよび本プランが当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないこと当社取締役会は、上記特別な取組みは当社の企業価値・株主共同の利益を向上させるものであり、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと判断しております。また、本プランは①独立性の高い社外者の判断の重視と情報開示を適時適正に行うこと②合理的客観的な発動要件を設定していること③第三者専門家の意見を取得すること④デッドハンド型もしくはスローハンド型買収防衛策ではないことから、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと判断しております。
MD&A(経営者による分析)
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の概要 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業業績や雇用・所得環境の改善等により緩やかな回復基調で推移しましたが、世界経済では、米中の通商問題や不安定な欧州情勢、中国経済の成長鈍化等の影響により、先行き不透明な状況が続きました。 物流業界におきましては、輸出入貨物を中心に荷動きは堅調に推移しましたが、人手不足がより一層深刻となり、また、燃料価格も上昇する等、引き続き厳しい経営環境で推移しました。 このような事業環境のもと、当社グループは、ソリューション営業力の強化に努め一貫物流への取り組みを積極的に進めております。また、顧客ニーズへの的確な対応と業務の効率化を図るため、既存設備の改修を進めるとともに、2018年5月に京都支店京都PDセンターにおいて倉庫の一部改築工事が完成・稼働し、同年10月に北陸支店金沢営業所において倉庫の増築工事を着工しました。また、同年11月に京都支店梅小路営業所(一部)の資産有効活用計画を決定し、2019年1月に既存倉庫設備の解体工事に着手しました。 さらに、貨物のセキュリティー管理及びコンプライアンス体制の強化に取り組み、2018年6月に大阪税関長よりAEO通関業者制度における「認定通関業者」としての認定を受けました。今後、国際物流のより迅速かつ高品質なサービスの提供に努めてまいります。 また、さらなる業務品質の向上を図るとともに、環境に配慮したグリーン経営の推進にも取り組み、経営の効率化に努めました。 これらの結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 (財政状態) 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ266,130千円減の47,029,115千円となりました。 負債については、前連結会計年度末に比べ、240,489千円減の8,355,848千円となりました。 純資産については、前連結会計年度末に比べ、25,641千円減の38,673,266千円となりました。 (経営成績) 当連結会計年度の営業収益は26,241,273千円(前年同期比0.8%増)、営業利益は1,540,087千円(前年同期比4.7%減)、経常利益は1,736,387千円(前年同期比3.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は825,213千円(前年同期比34.2%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 倉庫業におきましては、営業収益は6,327,414千円(前年同期比3.3%増)、セグメント利益は750,774千円(前年同期比3.8%減)となりました。 運送業におきましては、営業収益は12,746,739千円(前年同期比1.0%減)、セグメント利益は986,101千円(前年同期比4.0%減)となりました。 国際貨物取扱業におきましては、営業収益は7,301,087千円(前年同期比1.8%増)、セグメント利益は493,974千円(前年同期比1.5%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローで2,374,230千円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローで3,353,611千円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローで705,491千円の減少となり、前連結会計年度末に比べ1,684,895千円(20.2%)減少し、当連結会計年度末には6,641,865千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、主に、税金等調整前当期純利益及び減価償却費によるものであり、2,374,230千円と前年同期と比べ281,101千円(13.4%)の増加となりました。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、主に、定期預金の預入による支出及び有形固定資産の取得による支出によるものであり、3,353,611千円と前年同期と比べ1,537,018千円(84.6%)の増加となりました。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、主に、長期借入金の返済による支出及び配当金の支払額によるものであり、705,491千円と前年同期と比べ64,766千円(8.4%)の減少となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループの主たる事業は、倉庫業を中心とした総合物流業であり、役務の提供を主体とする事業の性格上、生産、受注及び販売の実績を区分して把握することは困難であります。 これに代えて、当連結会計年度におけるセグメントごとの営業収益及び主要業務の取扱高等を示すと、次のとおりであります。 a.セグメントごとの営業収益セグメントの名称当連結会計年度(2018年4月1日~2019年3月31日)前年同期比(%)倉庫業(千円)6,327,414103.3運送業(千円)12,746,73999.0国際貨物取扱業(千円)7,301,087101.8合計(千円)26,375,240100.8 (注)上記の営業収益にはセグメント間の内部営業収益133,967千円を含んでおります。b.セグメントごとの主要業務の取扱高等セグメントの名称当連結会計年度(2018年4月1日~2019年3月31日)前年同期比(%)倉庫業保管残高(数量・月末平均)238千トン103.7入庫高1,299千トン100.0出庫高1,292千トン100.2貨物回転率(数量・月末平均)45.2%96.4運送業運送取扱高2,022千トン95.6国際貨物取扱業輸出入取扱高545千トン103.6梱包取扱高103千m3100.4 (年間入庫高+年間出庫高)×1 (注)貨物回転率=2×100月末保管残高年間合計 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に係る会計方針及び見積りについては、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態 前連結会計年度(2018年3月31日)当連結会計年度(2019年3月31日)前連結会計年度比流動資産(千円)13,121,08512,766,717△354,368固定資産(千円)34,174,16034,262,39888,238流動負債(千円)6,377,9406,616,593238,652固定負債(千円)2,218,3971,739,255△479,141純 資 産(千円)38,698,90738,673,266△25,641 流動資産の減少要因は、受取手形及び営業未収入金が92,823千円増加しましたが、現金及び預金が434,895千円減少したこと等によるものです。固定資産の増加要因は、投資有価証券が543,662千円減少しましたが、建物及び構築物が531,205千円、土地が120,387千円増加したこと等によるものです。 流動負債の増加要因は、その他に含まれております未払法人税等が161,904千円減少しましたが、その他に含まれております未払金が273,280千円、設備関係支払手形が162,830千円増加したこと等によるものです。 以上の結果、1株当たりの純資産額は2,022.27円と前連結会計年度2,023.92円に比し、1.65円減少し、自己資本比率は81.8%と前連結会計年度81.4%に比し0.4ポイント増加しました。 b.経営成績 前連結会計年度(自 2017年4月1日至 2018年3月31日)当連結会計年度(自 2018年4月1日至 2019年3月31日)前連結会計年度比営業収益 (千円)26,043,87726,241,273197,396営業利益 (千円)1,616,8651,540,087△76,777経常利益 (千円)1,791,7361,736,387△55,348親会社株主に帰属する当期純利益(千円)1,254,591825,213△429,377 営業収益の増加要因は、運送業で128,732千円減少しましたが、倉庫業で198,362千円、国際貨物取扱業で127,766千円増加したことによるものです。 営業利益の減少要因は、国際貨物取扱業で7,197千円増加しましたが、倉庫業で新規取扱貨物に関する費用が先行して発生したこと等の影響で29,266千円、運送業では燃料費の高騰等の影響により41,132千円減少したことによるものです。 経常利益の減少要因は、営業利益が76,777千円減少した一方、営業外収益の受取配当金が19,677千円増加したこと等によるものです。 親会社株主に帰属する当期純利益の減少要因は、前連結会計年度に特別利益に計上しておりました投資有価証券売却益103,518千円がなくなったことに加え、梅小路地区の資産有効活用計画に伴う一部既存倉庫設備の減損損失147,774千円と解体工事費用240,000千円及び投資有価証券評価損98,045千円を特別損失に計上したこと等によるものです。 c.キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フロー状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ③ 資金の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金は、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本とし、設備投資等資金につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。 今後の資金需要のうち、主なものは、運転資金の他、事業用地取得、物流施設建築・改修等の設備投資等であります。これらの資金についても、基本方針に基づき、負債と資本のバランスに配慮しつつ、必要に応じて金融機関からの借入を実施する等、必要な資金を調達してまいります。 ④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標となる達成状況を判断するため客観的な指標等 当社グループは、当連結会計年度を最終年度とする第5次中期経営計画「FORWARD 2018」において、以下の通りの数値目標を掲げ、具体的取組みである①提案営業力の強化、②総合物流機能の強化、③保有資産の収益性向上に向けた取組み、④業務品質の維持向上、⑤環境経営の継続、地域社会への貢献と更なるガバナンス強化への取組み、⑥人的資源の確保・育成と多様な人材の活躍推進、の6つの各施策を推進してまいりました。この結果、提案営業力強化による新規案件への取組み、定温倉庫活用等による総合物流機能の強化等の取組み、梅小路地区の資産有効活用策の推進等、具体的取組みを推進し一定の成果をあげることができました。 しかしながら、最終年度である当連結会計年度の連結営業収益については、目標とした26,000百万円を上回る26,241百万円となりましたが、営業利益は、最終年度において新規で取扱う保管貨物に関する費用が先行して発生したことや、人件費の上昇、燃料費の高騰等によるコスト増により目標とした1,700百万円に及ばず1,540百万円となり、営業利益率につきましても目標とした6.5%を下回る5.9%となりました。また、経常利益についても、営業利益の減少の影響等から目標とした1,800百万円を下回る1,736百万円となりました。これらの結果、ROIC(投下資本利益率)については目標とした4.5%を下回る4.1%となりました。 将来に向けた設備投資等の特殊要因があったとはいうものの、コストを十分吸収できず、最終年度の利益目標値が未達に終わったことは大きな経営課題を残したと考えております。再び成長軌道に戻すべく、第6次中期経営計画をスピード感と強い意志を持って実施していくとともに、収益のポートフォリオ見直しと収支の改善に向けた取組みを絶え間なく実施してまいります。 指標第5次中期経営計画(2016年度~2018年度)最終年度目標値当連結会計年度(2018年度)実績営業収益26,000百万円26,241百万円営業利益1,700百万円1,540百万円経常利益1,800百万円1,736百万円営業利益率6.5%5.9%自己資本比率80%程度81.8%ROIC(投下資本利益率)4.5%4.1%※ROIC:(営業利益+受取利息・配当)÷(純資産+有利子負債)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1) 経営方針① 会社の経営の基本方針 当社グループの営んでおります倉庫業を中心とする総合物流業は、経済活動に不可欠な公共性の高い事業であると認識し、事業を通じて顧客のために、また、顧客とともに物流システムの合理化及び効率化をすすめることにより、社会と経済の発展に貢献することを基本方針としております。 そのため、事業の安定的な経営基盤を拡充することにより、株主と顧客及び従業員の満足度を高めていくことを目標としております。② 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、平成28年5月に2016年度から2018年度までを対象期間とする、第5次3カ年中期経営計画「FORWARD 2018」を策定しており、最終年度である2018年度において、営業収益260億円、営業利益17億円、経常利益18億円、営業利益率6.5%、自己資本比率80%程度、ROIC(投下資本利益率)4.5%を連結業績目標としております。 第5次中期経営計画「FORWARD 2018」の内容につきましては、以下のとおりであります。(グループ経営中長期ビジョン)・お客様の満足を得るソリューションを提案できる企業・多様な物流サービスが提供できる総合物流会社・収益力、健全な財務バランスと高度な品質に支えられた信頼感のある企業・ESG(環境・社会・ガバナンス)に取組む企業・未来志向で創造力ある人材が育つ風土を持つ企業(戦略基本方針) 当社は、第5次中期経営計画「FORWARD 2018」の最終年度である2018年度において、・多様化する物流に適応できる企業・強固な経営財務基盤と高度な品質に支えられた信頼できる企業・全てのステークホルダーと共に歩み成長していく企業を目指してまいります。(具体的取組み) 第5次中期経営計画「FORWARD 2018」では以下の課題に取組んでまいります。・提案営業力の強化・総合物流機能の強化・保有資産の収益性向上に向けた取組み・業務品質の維持向上・環境経営の継続、地域社会への貢献と更なるガバナンス強化への取組み・人的資源の確保・育成と多様な人材の活躍推進 (2) 経営環境及び対処すべき課題等について 今後の見通しにつきましては、日本経済は、雇用環境の改善等から回復基調にあるものの、海外情勢の不安定さ等により、引き続き先行き不透明な予断を許さない状況で推移するものと思われます。 物流業界におきましても、荷動きは回復傾向にあるものの競争激化等により、厳しい経営環境が続くものと予想されます。 こうした状況のもと、当社グループは第5次中期経営計画「FORWARD 2018」の実現に向け、より一層の経営の効率化と経営基盤に拡充に努めてまいります。 (3) 将来に関する事項について 以上に記載している将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(平成30年6月28日)現在において当社グループが判断したものであります。 (4) 株式会社の支配に関する基本方針について Ⅰ.基本方針の内容の概要当社は、上場会社である当社の株式は、株主または投資家の皆様に自由に取引されるものであり、特定の者による当社の株式の大量買付等に応じるか否かは、当社株主の皆様に十分な情報が提供された上で、最終的には当社株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えており、これが、当社の企業価値ひいては株主共同の利益に中長期的に資するものである限りにおいて、これを否定するものではありません。しかしながら、株式の大量買付等の中には、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあるもの等の不適切な買付等があることを、否定することができません。当社は、このような特定の者による当社株式の大量買付等に伴い、会社の存立、発展が阻害されるおそれが生ずる等、会社の企業価値が毀損され、会社の利益ひいては株主の共同の利益が害されることになるような場合には、その防止のために当該株主を差別的に取り扱ったとしても、当該取扱いが衡平の理念に反し、相当性を欠くものでない限り、最終的には会社の利益の帰属主体である株主の皆様自身の判断において対抗措置を行うことができるほか、当該特定の者が必要な情報や時間を提供しない場合や、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を顧みずに当該特定の者自身の利益のみを図る場合等、取締役会の判断により相当な対抗措置を講ずることが許容される場合があると考えております。当社は、当社株式の大量買付等を行う者に対して、遵守すべき一定の手続があること、また、法令および当社定款等の許容する限度において、相当な対抗措置を実施することがあり得ることを事前に警告すること等により、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがある買付等を防止することとします。 Ⅱ.当社の財産の有効な活用、適切な企業集団の形成その他の基本方針の実現に資する特別な取組みの概要① 企業価値向上への取組み当社は、『誠実』『進歩』『挑戦』の企業理念に基づき、コーポレート・スローガン「未来を預かる、未来を運ぶ」を制定するとともに、以下のとおりグループ経営中長期ビジョンを策定しております。■お客様の満足を得るソリューションを提案できる企業■多様な物流サービスが提供できる総合物流会社■収益力、健全な財務バランスと高度な品質に支えられた信頼感のある企業■ESG(環境・社会・ガバナンス)に取組む企業■未来志向で創造力ある人材が育つ風土を持つ企業この中長期ビジョン実現に向け、更なる「前進」を図るべく、第5次中期経営計画「FORWARD2018」を以下のとおり策定しております。第5次中期経営計画「FORWARD 2018」では、企業理念とコーポレート・スローガンを踏まえつつ、あらゆる「変化」を睨みながら、様々なステークホルダーと「協働」して、自ら「変化」し、新たな取組みに「挑戦」し企業価値向上に努めてまいります。(戦略基本方針)●多様化する物流に適応できる企業●強固な経営財務基盤と高度な品質に支えられた信頼できる企業●全てのステークホルダーと共に歩み成長していく企業(具体的取組み)◆提案営業力の強化◆総合物流機能の強化◆保有資産の収益性向上に向けた取組み◆業務品質の維持向上◆環境経営の継続、地域社会への貢献と更なるガバナンス強化への取組み◆人的資源の確保・育成と多様な人材の活躍推進② コーポレートガバナンスへの取組み当社は、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うための仕組みとしてのコーポレートガバナンスの強化に取組み、継続的な企業の成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、コーポレートガバナンス・ガイドラインを策定しております(http://www.chuosoko.co.jp/company/governance.php)。その取組みとして、株主総会招集通知の発送を開催日の3週間前に発送することやインターネット上において株主総会招集通知の発送前開示を実施する等株主の権利が実質的に確保されるよう適切な対応を行う等株主の権利・平等性の確保に努めております。また、「誠実」「進歩」「挑戦」の企業理念を定め、それらに相応しい企業作りに取組むとともに持続可能性を巡る課題に対応するため、環境に配慮したグリーン経営(交通エコロジー・モビリティ財団認証取得)を行う等株主以外のステークホルダーとの適切な協働に努めております。加えて、中期経営計画等の情報開示等法令に基づく開示以外の情報提供にも主体的に取組み、適切な情報開示と透明性の確保に努めております。更に、独立した客観的な立場から経営陣に対する実効性の高い監督を果たすため、平成20年6月から社外取締役を従来の1名から2名に増員する等取締役会等の責務を適切に果たすべく機能強化に取組んでおり、コーポレートガバナンスを実効的に適切に実践するための取組みとして、社外取締役および社外監査役と代表取締役で構成され、社外取締役が委員長を務めるコーポレートガバナンス委員会を設置し、コーポレートガバナンスに係る重要な事項を審議しております。加えて株主懇談会やアナリスト向けミーティングの開催等株主との建設的な対話にも努めております。 Ⅲ.本基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み(本プラン)の概要当社は平成30年6月28日開催の第138回定時株主総会において、本基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みとして、当社株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)(以下「本プラン」といいます。)を決議しました。本プランの概要は以下のとおりです。ア.本プランの対象となる買付等当社取締役会の同意を得ないで行われる買付等のうち、①当社が発行者である株券等(以下「当社株券等」といいます。)について、保有者およびその共同保有者等の株券等保有割合が20%以上となる買付等、ならびに②当社株券等について、公開買付を行う者の株券等の株券等所有割合およびその特別関係者等の株券等所有割合の合計が20%以上となる公開買付を対象とします(以下、本プランの対象となる上記行為を「買付等」といいます。)。イ.本プランの手続概要買付等を行う者または提案する者(以下「買付者等」といいます。)は、①当社取締役会および独立委員会に対し、当該買付等に関する必要かつ十分な情報を当社取締役会または独立委員会が定める合理的期間内に提供し、②原則として60日間(対価を現金(円貨)のみとする当社株券等全部の公開買付の場合)または90日間(その他の買付等の場合)の当社独立委員会による検討、対抗措置の発動、不発動、株主総会招集等の勧告のための期間(以下「独立委員会検討期間」といいます。)が経過し、かつ③当社取締役会または株主総会が対抗措置の発動の是非について決議を行うまでは、買付等を開始し、または進めることが許されないものとします。また、本プランを適正に運用し、当社取締役会の恣意的判断を防止するため独立委員会を設置するとともに、株主の皆様の意思を確認するため、必要に応じて株主総会の招集を行うこととします。独立委員会は当社経営陣から独立している当社の社外取締役、社外監査役または社外の有識者(実績ある会社経営者、官庁出身者、弁護士、公認会計士、および学識経験者等)の中から当社の取締役会が選任した3名以上の委員で構成されます。ウ.独立委員会の勧告独立委員会は、当該買付者等が本プランに定める手続を遵守していないと認めた場合、下記①ないし⑤に相当する買付等(以下「不適切な買付等」といいます。)であると認めた場合、または下記⑥ないし⑦に相当する等、当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると認めた場合には、「対抗措置を発動することを勧告する」旨(以下「発動勧告」といいます。)、またそのおそれがないと認めた場合には、「対抗措置を発動しないことを勧告する」旨の勧告(以下「不発動勧告」といいます。)を行うこととします。また、独立委員会は、発動勧告または不発動勧告のいずれも行わず、株主総会の招集等が相当と認める旨の勧告を行うことができます。さらに、独立委員会は、当社取締役会が対抗措置の発動または不発動を決定した後であっても、当該決定の前提となる事実関係に変動が生じた場合等においては、改めて不発動勧告または発動勧告を行うことができます。当社取締役会は、上記勧告を最大限尊重するものとします。① 株価を高騰させて高値で当社およびその関係者に引取らせることを目的とする行為② 当社が事業を行うために必要な資産(有形資産のほか、知的財産権、ノウハウ、企業秘密情報および主要取引先ならびに顧客等の無形資産を含みます。)を当該買付者等またはその関係者に取得させることを目的とする行為③ 当社の資産(その定義は上記②に定めるところによります。)を当該買付者等またはその関係者等の債務の担保として供することまたはその弁済原資として用いることを目的とする行為④ 当面当社の積極的な事業の用に供されていない不動産および有価証券等の高額資産を処分させ、その処分利益をもって一時的な高配当を行わせることまたは一時的な高配当によって株価を急上昇させて当社株式の高値売り抜けを目的とする行為⑤ 強圧的二段階買付(最初の買付で当社株券等全部の買付を勧誘することなく、二段階目の買付条件を不利に設定し、または二段階目の買付条件を明確にしないで公開買付等による株券等の大量買付等を行うことをいいます。)その他当社株券等の保有者にその売却を事実上強要するおそれのある行為⑥ 買付等の条件(買付対価の種類・金額、買付等の時期、買付等の方法の適法性、買付等の実行の可能性、買付等の後における当社従業員、労働組合、取引先、顧客、地域社会その他の当社に係る利害関係者(以下「当社利害関係者」といいます。)の処遇等の方針等を含みます。)が、当社の本源的価値に鑑み、不十分または不適当な買付等である場合⑦ 買付者等による買付等の後の経営方針、事業計画、投下資本の回収方針等の内容が不十分または不適当であること等のため、当社と当社利害関係者との間の信頼関係・取引関係等を毀損する、または当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損する重大なおそれのある買付等である場合エ.取締役会による決議① 手続を遵守しない買付者等に対する対抗措置の発動の決議当社取締役会は、独立委員会が当該買付者等は本プランの定める手続を遵守していないと認めて発動勧告をしたときは、独立委員会の発動勧告を最大限尊重して、対抗措置の発動を決議することができます。② 不適切な買付等に対する対抗措置の発動の決議当社取締役会は、独立委員会が当該買付等は上記ウ.①ないし⑤に相当する不適切な買付等に該当すると認めて発動勧告をしたときは、独立委員会の発動勧告を最大限尊重して、原則として株主総会の決議を経ることなく、対抗措置の発動を決議することができます。③ 企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがある買付等に対する対抗措置の発動の決議当社取締役会は、独立委員会が上記ウ.⑥ないし⑦に相当する等、当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると認めて発動勧告をしたときは、株主総会を招集し、当該株主総会における対抗措置を発動する旨の決議を経て、当該買付等に対し対抗措置の発動を決議することができるものとします。また、当社取締役会は、独立委員会が株主総会の招集を勧告したときは、独立委員会の勧告を最大限尊重して、株主総会を招集し、当該株主総会における対抗措置を発動する旨の決議を経て、当該買付等に対し対抗措置の発動を決議することができるものとします。④ 対抗措置の不発動の決議当社取締役会は、必要があると認めたときは、買付者等に対し対抗措置を発動しないことを決議することができます。当社取締役会は、独立委員会が不発動勧告をしたときは、当該勧告を最大限尊重します。なお、当社取締役会は、対抗措置の不発動を決定した後であっても、当該決定の前提となった事実関係に変動が生じ、買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると判断される場合等には、改めて独立委員会に諮問し、その勧告を最大限尊重して、対抗措置を発動することを決定することがあります。⑤ 取締役会による決議を行うまでの期間当社取締役会は、独立委員会が発動勧告をしたとき、不発動勧告をしたときまたは株主総会の招集等が相当と認める勧告をしたときのいずれの場合においても、独立委員会からの勧告を書面で受領した日の翌日から起算して10営業日以内に、対抗措置を発動する旨、対抗措置を発動しない旨、または株主総会を招集する旨を決議しなければならないものとします。オ.株主総会当社取締役会は、独立委員会が当該買付等は当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると認めて発動勧告したときは、当該買付等に対し対抗措置を発動するか否かについて、当社株主の皆様の意思の確認を行うために株主総会を招集し、当該株主総会における対抗措置を発動する旨の承認決議を経て、対抗措置を発動する取締役会決議を行うことができるものとします。また、当社取締役会は、独立委員会が株主総会の招集を勧告した場合等においても、株主総会を招集することができるものとします。カ.対抗措置の手段当社は独立委員会の勧告を最大限尊重し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を確保し向上を図るため、買付等に対する対抗措置として、新株予約権の無償割当等必要な措置の中からその時点で最も適切と当社取締役会が判断したものを選択し、当社取締役会または株主総会で決議するものとします。キ.対抗措置発動後の中止、停止または変更当社取締役会は、本プランに従い対抗措置を発動することを決定した後であっても、①買付者等が当該買付等を中止した場合や、②対抗措置を発動する旨の決定の前提となった事実関係に変動が生じ、当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがないと判断される場合には、改めて独立委員会に諮問し、その勧告を最大限尊重して、対抗措置の発動の中止、停止または変更を決定することがあります。対抗措置として、新株予約権無償割当をする場合において、権利の割当を受けるべき株主が確定した後に、上記事情が生じ、当社取締役会が対抗措置の発動の中止または停止を決定した場合には、新株予約権の効力発生日の前日までの間は新株予約権の無償割当を中止または停止し、新株予約権の無償割当後、行使期間の開始日の前日までの間は当社が無償で新株予約権を取得すること等ができるものとします。ク.本プランの発効、有効期間、廃止および変更本プランは、上記第138回定時株主総会において決議されたことをもって発効しており、その有効期間は、上記第138回定時株主総会終結後3年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結のときまでとなっております。ただし、本プランの有効期間中であっても、当社株主総会または当社取締役会において本プランを廃止する旨の決議が行われた場合には、本プランはその時点で廃止されるものとします。また、当社取締役会は、本プランの有効期間中であっても、本プランに関する法令、証券取引所規則等の新設もしくは改廃が行われ、または重要な司法判断が示され、当該新設、改廃または判断を反映するのが適切である場合、形式的な修正を行うのが適切である場合、株主総会決議の趣旨の範囲内で独立委員会の承認を得たうえで、本プランを修正・変更する場合があります。 なお、本プランの詳細につきましては、当社ホームページ(http://www.chuosoko.co.jp)に掲載する平成30年5月10日付け「当社株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)の継続について」をご覧ください。 Ⅳ.特別な取組みおよび本プランが本基本方針に沿うものであること当社取締役会は、上記特別な取組みである企業価値向上への取組み、コーポレートガバナンスへの取組みを推進することは、当社の企業価値・株主共同の利益を向上させ、当社の企業価値・株主共同の利益に反する買付行為が行われることを未然に防止しようとするものであり、本基本方針に沿うものであると判断しております。また、本プランにつきましても、当社株式の大量買付等を行う者に対して、遵守すべき一定の手続があること、また、法令および当社定款等の許容する限度において相当な対抗措置を実施することがあり得ることを具体的に明記しており、本基本方針の考え方に沿って設計されたものであると判断しております。 Ⅴ.特別な取組みおよび本プランが当社株主の共同の利益を損なうものではないこと当社取締役会は、上記特別な取組みは当社の企業価値・株主共同の利益を向上させるものであり、当社株主の共同の利益を損なうものではないと判断しております。また、本プランも①買収防衛策に関する指針の要件をすべて充足していること②株主共同の利益の確保・向上の目的をもって導入されていること③株主意思を重視するものであることから、当社株主の共同の利益を損なうものではないと判断しております。 Ⅵ.特別な取組みおよび本プランが当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないこと当社取締役会は、上記特別な取組みは当社の企業価値・株主共同の利益を向上させるものであり、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと判断しております。また、本プランは①独立性の高い社外者の判断の重視と情報開示を適時適正に行うこと②合理的客観的な発動要件を設定していること③第三者専門家の意見を取得すること④デッドハンド型もしくはスローハンド型買収防衛策ではないことから、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと判断しております。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1) 経営方針① 会社の経営の基本方針 当社グループの営んでおります倉庫業を中心とする総合物流業は、経済活動に不可欠な公共性の高い事業であると認識し、事業を通じて顧客のために、また、顧客とともに物流システムの合理化及び効率化をすすめることにより、社会と経済の発展に貢献することを基本方針としております。 そのため、事業の安定的な経営基盤を拡充することにより、株主と顧客及び従業員の満足度を高めていくことを目標としております。② 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、平成28年5月に2016年度から2018年度までを対象期間とする、第5次3カ年中期経営計画「FORWARD 2018」を策定しており、最終年度である2018年度において、営業収益260億円、営業利益17億円、経常利益18億円、営業利益率6.5%、自己資本比率80%程度、ROIC(投下資本利益率)4.5%を連結業績目標としております。 第5次中期経営計画「FORWARD 2018」の内容につきましては、以下のとおりであります。(グループ経営中長期ビジョン)・お客様の満足を得るソリューションを提案できる企業・多様な物流サービスが提供できる総合物流会社・収益力、健全な財務バランスと高度な品質に支えられた信頼感のある企業・ESG(環境・社会・ガバナンス)に取組む企業・未来志向で創造力ある人材が育つ風土を持つ企業(戦略基本方針) 当社は、第5次中期経営計画「FORWARD 2018」の最終年度である2018年度において、・多様化する物流に適応できる企業・強固な経営財務基盤と高度な品質に支えられた信頼できる企業・全てのステークホルダーと共に歩み成長していく企業を目指してまいります。(具体的取組み) 第5次中期経営計画「FORWARD 2018」では以下の課題に取組んでまいります。・提案営業力の強化・総合物流機能の強化・保有資産の収益性向上に向けた取組み・業務品質の維持向上・環境経営の継続、地域社会への貢献と更なるガバナンス強化への取組み・人的資源の確保・育成と多様な人材の活躍推進 (2) 経営環境及び対処すべき課題等について 今後の見通しにつきましては、日本経済は、雇用環境の改善等から回復基調にあるものの、海外情勢の不安定さ等により、引き続き先行き不透明な予断を許さない状況で推移するものと思われます。 物流業界におきましても、荷動きは回復傾向にあるものの競争激化等により、厳しい経営環境が続くものと予想されます。 こうした状況のもと、当社グループは第5次中期経営計画「FORWARD 2018」の実現に向け、より一層の経営の効率化と経営基盤に拡充に努めてまいります。 (3) 将来に関する事項について 以上に記載している将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(平成30年6月28日)現在において当社グループが判断したものであります。 (4) 株式会社の支配に関する基本方針について Ⅰ.基本方針の内容の概要当社は、上場会社である当社の株式は、株主または投資家の皆様に自由に取引されるものであり、特定の者による当社の株式の大量買付等に応じるか否かは、当社株主の皆様に十分な情報が提供された上で、最終的には当社株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えており、これが、当社の企業価値ひいては株主共同の利益に中長期的に資するものである限りにおいて、これを否定するものではありません。しかしながら、株式の大量買付等の中には、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあるもの等の不適切な買付等があることを、否定することができません。当社は、このような特定の者による当社株式の大量買付等に伴い、会社の存立、発展が阻害されるおそれが生ずる等、会社の企業価値が毀損され、会社の利益ひいては株主の共同の利益が害されることになるような場合には、その防止のために当該株主を差別的に取り扱ったとしても、当該取扱いが衡平の理念に反し、相当性を欠くものでない限り、最終的には会社の利益の帰属主体である株主の皆様自身の判断において対抗措置を行うことができるほか、当該特定の者が必要な情報や時間を提供しない場合や、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を顧みずに当該特定の者自身の利益のみを図る場合等、取締役会の判断により相当な対抗措置を講ずることが許容される場合があると考えております。当社は、当社株式の大量買付等を行う者に対して、遵守すべき一定の手続があること、また、法令および当社定款等の許容する限度において、相当な対抗措置を実施することがあり得ることを事前に警告すること等により、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがある買付等を防止することとします。 Ⅱ.当社の財産の有効な活用、適切な企業集団の形成その他の基本方針の実現に資する特別な取組みの概要① 企業価値向上への取組み当社は、『誠実』『進歩』『挑戦』の企業理念に基づき、コーポレート・スローガン「未来を預かる、未来を運ぶ」を制定するとともに、以下のとおりグループ経営中長期ビジョンを策定しております。■お客様の満足を得るソリューションを提案できる企業■多様な物流サービスが提供できる総合物流会社■収益力、健全な財務バランスと高度な品質に支えられた信頼感のある企業■ESG(環境・社会・ガバナンス)に取組む企業■未来志向で創造力ある人材が育つ風土を持つ企業この中長期ビジョン実現に向け、更なる「前進」を図るべく、第5次中期経営計画「FORWARD2018」を以下のとおり策定しております。第5次中期経営計画「FORWARD 2018」では、企業理念とコーポレート・スローガンを踏まえつつ、あらゆる「変化」を睨みながら、様々なステークホルダーと「協働」して、自ら「変化」し、新たな取組みに「挑戦」し企業価値向上に努めてまいります。(戦略基本方針)●多様化する物流に適応できる企業●強固な経営財務基盤と高度な品質に支えられた信頼できる企業●全てのステークホルダーと共に歩み成長していく企業(具体的取組み)◆提案営業力の強化◆総合物流機能の強化◆保有資産の収益性向上に向けた取組み◆業務品質の維持向上◆環境経営の継続、地域社会への貢献と更なるガバナンス強化への取組み◆人的資源の確保・育成と多様な人材の活躍推進② コーポレートガバナンスへの取組み当社は、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うための仕組みとしてのコーポレートガバナンスの強化に取組み、継続的な企業の成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、コーポレートガバナンス・ガイドラインを策定しております(http://www.chuosoko.co.jp/company/governance.php)。その取組みとして、株主総会招集通知の発送を開催日の3週間前に発送することやインターネット上において株主総会招集通知の発送前開示を実施する等株主の権利が実質的に確保されるよう適切な対応を行う等株主の権利・平等性の確保に努めております。また、「誠実」「進歩」「挑戦」の企業理念を定め、それらに相応しい企業作りに取組むとともに持続可能性を巡る課題に対応するため、環境に配慮したグリーン経営(交通エコロジー・モビリティ財団認証取得)を行う等株主以外のステークホルダーとの適切な協働に努めております。加えて、中期経営計画等の情報開示等法令に基づく開示以外の情報提供にも主体的に取組み、適切な情報開示と透明性の確保に努めております。更に、独立した客観的な立場から経営陣に対する実効性の高い監督を果たすため、平成20年6月から社外取締役を従来の1名から2名に増員する等取締役会等の責務を適切に果たすべく機能強化に取組んでおり、コーポレートガバナンスを実効的に適切に実践するための取組みとして、社外取締役および社外監査役と代表取締役で構成され、社外取締役が委員長を務めるコーポレートガバナンス委員会を設置し、コーポレートガバナンスに係る重要な事項を審議しております。加えて株主懇談会やアナリスト向けミーティングの開催等株主との建設的な対話にも努めております。 Ⅲ.本基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み(本プラン)の概要当社は平成30年6月28日開催の第138回定時株主総会において、本基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みとして、当社株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)(以下「本プラン」といいます。)を決議しました。本プランの概要は以下のとおりです。ア.本プランの対象となる買付等当社取締役会の同意を得ないで行われる買付等のうち、①当社が発行者である株券等(以下「当社株券等」といいます。)について、保有者およびその共同保有者等の株券等保有割合が20%以上となる買付等、ならびに②当社株券等について、公開買付を行う者の株券等の株券等所有割合およびその特別関係者等の株券等所有割合の合計が20%以上となる公開買付を対象とします(以下、本プランの対象となる上記行為を「買付等」といいます。)。イ.本プランの手続概要買付等を行う者または提案する者(以下「買付者等」といいます。)は、①当社取締役会および独立委員会に対し、当該買付等に関する必要かつ十分な情報を当社取締役会または独立委員会が定める合理的期間内に提供し、②原則として60日間(対価を現金(円貨)のみとする当社株券等全部の公開買付の場合)または90日間(その他の買付等の場合)の当社独立委員会による検討、対抗措置の発動、不発動、株主総会招集等の勧告のための期間(以下「独立委員会検討期間」といいます。)が経過し、かつ③当社取締役会または株主総会が対抗措置の発動の是非について決議を行うまでは、買付等を開始し、または進めることが許されないものとします。また、本プランを適正に運用し、当社取締役会の恣意的判断を防止するため独立委員会を設置するとともに、株主の皆様の意思を確認するため、必要に応じて株主総会の招集を行うこととします。独立委員会は当社経営陣から独立している当社の社外取締役、社外監査役または社外の有識者(実績ある会社経営者、官庁出身者、弁護士、公認会計士、および学識経験者等)の中から当社の取締役会が選任した3名以上の委員で構成されます。ウ.独立委員会の勧告独立委員会は、当該買付者等が本プランに定める手続を遵守していないと認めた場合、下記①ないし⑤に相当する買付等(以下「不適切な買付等」といいます。)であると認めた場合、または下記⑥ないし⑦に相当する等、当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると認めた場合には、「対抗措置を発動することを勧告する」旨(以下「発動勧告」といいます。)、またそのおそれがないと認めた場合には、「対抗措置を発動しないことを勧告する」旨の勧告(以下「不発動勧告」といいます。)を行うこととします。また、独立委員会は、発動勧告または不発動勧告のいずれも行わず、株主総会の招集等が相当と認める旨の勧告を行うことができます。さらに、独立委員会は、当社取締役会が対抗措置の発動または不発動を決定した後であっても、当該決定の前提となる事実関係に変動が生じた場合等においては、改めて不発動勧告または発動勧告を行うことができます。当社取締役会は、上記勧告を最大限尊重するものとします。① 株価を高騰させて高値で当社およびその関係者に引取らせることを目的とする行為② 当社が事業を行うために必要な資産(有形資産のほか、知的財産権、ノウハウ、企業秘密情報および主要取引先ならびに顧客等の無形資産を含みます。)を当該買付者等またはその関係者に取得させることを目的とする行為③ 当社の資産(その定義は上記②に定めるところによります。)を当該買付者等またはその関係者等の債務の担保として供することまたはその弁済原資として用いることを目的とする行為④ 当面当社の積極的な事業の用に供されていない不動産および有価証券等の高額資産を処分させ、その処分利益をもって一時的な高配当を行わせることまたは一時的な高配当によって株価を急上昇させて当社株式の高値売り抜けを目的とする行為⑤ 強圧的二段階買付(最初の買付で当社株券等全部の買付を勧誘することなく、二段階目の買付条件を不利に設定し、または二段階目の買付条件を明確にしないで公開買付等による株券等の大量買付等を行うことをいいます。)その他当社株券等の保有者にその売却を事実上強要するおそれのある行為⑥ 買付等の条件(買付対価の種類・金額、買付等の時期、買付等の方法の適法性、買付等の実行の可能性、買付等の後における当社従業員、労働組合、取引先、顧客、地域社会その他の当社に係る利害関係者(以下「当社利害関係者」といいます。)の処遇等の方針等を含みます。)が、当社の本源的価値に鑑み、不十分または不適当な買付等である場合⑦ 買付者等による買付等の後の経営方針、事業計画、投下資本の回収方針等の内容が不十分または不適当であること等のため、当社と当社利害関係者との間の信頼関係・取引関係等を毀損する、または当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損する重大なおそれのある買付等である場合エ.取締役会による決議① 手続を遵守しない買付者等に対する対抗措置の発動の決議当社取締役会は、独立委員会が当該買付者等は本プランの定める手続を遵守していないと認めて発動勧告をしたときは、独立委員会の発動勧告を最大限尊重して、対抗措置の発動を決議することができます。② 不適切な買付等に対する対抗措置の発動の決議当社取締役会は、独立委員会が当該買付等は上記ウ.①ないし⑤に相当する不適切な買付等に該当すると認めて発動勧告をしたときは、独立委員会の発動勧告を最大限尊重して、原則として株主総会の決議を経ることなく、対抗措置の発動を決議することができます。③ 企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがある買付等に対する対抗措置の発動の決議当社取締役会は、独立委員会が上記ウ.⑥ないし⑦に相当する等、当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると認めて発動勧告をしたときは、株主総会を招集し、当該株主総会における対抗措置を発動する旨の決議を経て、当該買付等に対し対抗措置の発動を決議することができるものとします。また、当社取締役会は、独立委員会が株主総会の招集を勧告したときは、独立委員会の勧告を最大限尊重して、株主総会を招集し、当該株主総会における対抗措置を発動する旨の決議を経て、当該買付等に対し対抗措置の発動を決議することができるものとします。④ 対抗措置の不発動の決議当社取締役会は、必要があると認めたときは、買付者等に対し対抗措置を発動しないことを決議することができます。当社取締役会は、独立委員会が不発動勧告をしたときは、当該勧告を最大限尊重します。なお、当社取締役会は、対抗措置の不発動を決定した後であっても、当該決定の前提となった事実関係に変動が生じ、買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると判断される場合等には、改めて独立委員会に諮問し、その勧告を最大限尊重して、対抗措置を発動することを決定することがあります。⑤ 取締役会による決議を行うまでの期間当社取締役会は、独立委員会が発動勧告をしたとき、不発動勧告をしたときまたは株主総会の招集等が相当と認める勧告をしたときのいずれの場合においても、独立委員会からの勧告を書面で受領した日の翌日から起算して10営業日以内に、対抗措置を発動する旨、対抗措置を発動しない旨、または株主総会を招集する旨を決議しなければならないものとします。オ.株主総会当社取締役会は、独立委員会が当該買付等は当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると認めて発動勧告したときは、当該買付等に対し対抗措置を発動するか否かについて、当社株主の皆様の意思の確認を行うために株主総会を招集し、当該株主総会における対抗措置を発動する旨の承認決議を経て、対抗措置を発動する取締役会決議を行うことができるものとします。また、当社取締役会は、独立委員会が株主総会の招集を勧告した場合等においても、株主総会を招集することができるものとします。カ.対抗措置の手段当社は独立委員会の勧告を最大限尊重し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を確保し向上を図るため、買付等に対する対抗措置として、新株予約権の無償割当等必要な措置の中からその時点で最も適切と当社取締役会が判断したものを選択し、当社取締役会または株主総会で決議するものとします。キ.対抗措置発動後の中止、停止または変更当社取締役会は、本プランに従い対抗措置を発動することを決定した後であっても、①買付者等が当該買付等を中止した場合や、②対抗措置を発動する旨の決定の前提となった事実関係に変動が生じ、当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがないと判断される場合には、改めて独立委員会に諮問し、その勧告を最大限尊重して、対抗措置の発動の中止、停止または変更を決定することがあります。対抗措置として、新株予約権無償割当をする場合において、権利の割当を受けるべき株主が確定した後に、上記事情が生じ、当社取締役会が対抗措置の発動の中止または停止を決定した場合には、新株予約権の効力発生日の前日までの間は新株予約権の無償割当を中止または停止し、新株予約権の無償割当後、行使期間の開始日の前日までの間は当社が無償で新株予約権を取得すること等ができるものとします。ク.本プランの発効、有効期間、廃止および変更本プランは、上記第138回定時株主総会において決議されたことをもって発効しており、その有効期間は、上記第138回定時株主総会終結後3年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結のときまでとなっております。ただし、本プランの有効期間中であっても、当社株主総会または当社取締役会において本プランを廃止する旨の決議が行われた場合には、本プランはその時点で廃止されるものとします。また、当社取締役会は、本プランの有効期間中であっても、本プランに関する法令、証券取引所規則等の新設もしくは改廃が行われ、または重要な司法判断が示され、当該新設、改廃または判断を反映するのが適切である場合、形式的な修正を行うのが適切である場合、株主総会決議の趣旨の範囲内で独立委員会の承認を得たうえで、本プランを修正・変更する場合があります。 なお、本プランの詳細につきましては、当社ホームページ(http://www.chuosoko.co.jp)に掲載する平成30年5月10日付け「当社株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)の継続について」をご覧ください。 Ⅳ.特別な取組みおよび本プランが本基本方針に沿うものであること当社取締役会は、上記特別な取組みである企業価値向上への取組み、コーポレートガバナンスへの取組みを推進することは、当社の企業価値・株主共同の利益を向上させ、当社の企業価値・株主共同の利益に反する買付行為が行われることを未然に防止しようとするものであり、本基本方針に沿うものであると判断しております。また、本プランにつきましても、当社株式の大量買付等を行う者に対して、遵守すべき一定の手続があること、また、法令および当社定款等の許容する限度において相当な対抗措置を実施することがあり得ることを具体的に明記しており、本基本方針の考え方に沿って設計されたものであると判断しております。 Ⅴ.特別な取組みおよび本プランが当社株主の共同の利益を損なうものではないこと当社取締役会は、上記特別な取組みは当社の企業価値・株主共同の利益を向上させるものであり、当社株主の共同の利益を損なうものではないと判断しております。また、本プランも①買収防衛策に関する指針の要件をすべて充足していること②株主共同の利益の確保・向上の目的をもって導入されていること③株主意思を重視するものであることから、当社株主の共同の利益を損なうものではないと判断しております。 Ⅵ.特別な取組みおよび本プランが当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないこと当社取締役会は、上記特別な取組みは当社の企業価値・株主共同の利益を向上させるものであり、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと判断しております。また、本プランは①独立性の高い社外者の判断の重視と情報開示を適時適正に行うこと②合理的客観的な発動要件を設定していること③第三者専門家の意見を取得すること④デッドハンド型もしくはスローハンド型買収防衛策ではないことから、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと判断しております。
MD&A(経営者による分析)
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の概要① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、好調な企業収益を背景に、設備投資の増加等、回復基調で推移しました。 物流業界におきましては、輸出入貨物を中心に荷動きは好調に推移したものの、人手不足がより一層深刻となり、また、燃料価格も上昇する等、引き続き厳しい経営環境で推移しました。 このような事業環境のもと、当社グループは、ソリューション営業力の強化に努め一貫物流への取組みを積極的に進めております。また、顧客ニーズへの的確な対応と業務の効率化を図るため、既存設備の改修を進めるとともに、平成29年8月に国際梱包事業部滋賀PD梱包事業所を完成・稼働しました。さらに、さらなる業務の品質向上を図るとともに、環境に配慮したグリーン経営の推進にも取組み、経営の効率化に努めました。 これらの結果、当連結会計年度の営業収益は26,043,877千円(前期比5.4%増)、営業利益は1,616,865千円(前期比2.1%増)、経常利益は1,791,736千円(前期比2.8%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は1,254,591千円(前期比10.6%増)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。(倉庫業) 倉庫業におきましては、入出庫高及び保管残高ともに前期に比し増加しましたが、営業費用が増加しました。これらの結果、倉庫業の営業収益は6,125,769千円(前期比3.1%増)、セグメント利益(営業利益)は780,041千円(前期比4.0%減)となりました。(運送業) 運送業におきましては、取扱数量は前期に比し減少しましたが、適正料金の収受に取り組み、これらの結果、運送業の営業収益は12,878,287千円(前期比2.0%増)、セグメント利益(営業利益)は1,027,234千円(前期比1.4%増)となりました。(国際貨物取扱業) 国際貨物取扱業におきましては、梱包業の取扱数量、通関業の取扱数量輸入・輸出ともに増加しました。 これらの結果、国際貨物取扱業の営業収益は7,173,320千円(前期比14.6%増)、セグメント利益(営業利益)は486,776千円(前期比12.8%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローで2,093,128千円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローで1,816,593千円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローで770,257千円の減少となり、前連結会計年度末に比べ424,717千円(4.9%)減少し、当連結会計年度末には8,326,760千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、主に、税金等調整前当期純利益及び減価償却費によるものであり、2,093,128千円と前期と比べ252,254千円(10.8%)の減少となりました。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、主に、有形固定資産の取得のための支出によるものであり、1,816,593千円と前期と比べ916,782千円(101.9%)の増加となりました。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、主に、長期借入金の返済による支出と配当金の支払額であり、770,257千円と前期と比べ91,982千円(10.7%)の減少となりました。(2)生産、受注及び販売の実績 当社グループの主たる事業は、倉庫業を中心とした総合物流業であり、役務の提供を主体とする事業の性格上、生産、受注及び販売の実績を区分して把握することは困難であります。 これに代えて、当連結会計年度におけるセグメントごとの営業収益及び主要業務の取扱高等を示すと、次のとおりであります。① セグメントごとの営業収益セグメントの名称当連結会計年度(平成29年4月1日~平成30年3月31日)前年同期比(%)倉庫業(千円)6,125,769103.1運送業(千円)12,878,287102.0国際貨物取扱業(千円)7,173,320114.6合計(千円)26,177,378105.4 (注)上記の営業収益にはセグメント間の内部営業収益133,500千円を含んでおります。② セグメントごとの主要業務の取扱高等セグメントの名称当連結会計年度(平成29年4月1日~平成30年3月31日)前年同期比(%)倉庫業保管残高(数量・月末平均)230千トン104.2入庫高1,300千トン104.8出庫高1,290千トン104.5貨物回転率(数量・月末平均)46.9%100.4運送業運送取扱高2,115千トン98.9国際貨物取扱業輸出入取扱高527千トン110.2梱包取扱高103千m3105.9 (年間入庫高+年間出庫高)×1 (注)貨物回転率=2×100月末保管残高年間合計 (3)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に係る会計方針及び見積りについては、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 ② 財政状態の分析 前連結会計年度(平成29年3月31日)当連結会計年度(平成30年3月31日)前連結会計年度比流動資産(千円)13,204,90413,245,77140,867固定資産(千円)32,026,72834,145,7372,119,008流動負債(千円)6,348,7646,377,94029,175固定負債(千円)2,177,3082,314,660137,351純 資 産(千円)36,705,55938,698,9071,993,348 流動資産の増加要因は、現金及び預金が424,717千円減少しましたが、受取手形及び営業未収入金が405,826千円増加したこと等によるものです。固定資産の増加要因は、建設仮勘定が756,792千円、投資有価証券が1,429,524千円増加したこと等によるものです。 流動負債の増加要因は、一年以内返済予定の長期借入金が49,500千円、その他に含まれております未払金が191,509千円減少しましたが、支払手形及び営業未払金が63,113千円、その他に含まれております設備関係支払手形が182,840千円増加したこと等によるものです。 以上の結果、1株当たりの純資産額は2,023.92円と前連結会計年度1,919.55円に比し、104.37円増加し、自己資本比率は81.2%と前連結会計年度80.7%に比し0.5ポイント増加しました。 ③ 経営成績の分析 前連結会計年度(自 平成28年4月1日至 平成29年3月31日)当連結会計年度(自 平成29年4月1日至 平成30年3月31日)前連結会計年度比営業収益 (千円)24,707,75226,043,8771,336,125営業利益 (千円)1,583,0581,616,86533,806経常利益 (千円)1,743,0681,791,73648,667親会社株主に帰属する当期純利益(千円)1,134,3231,254,591120,268 営業収益の増加要因は、倉庫業で171,462千円、運送業で252,023千円、国際貨物取扱業で912,639千円増加したことによるものです。 営業利益の増加要因は、倉庫業で32,531千円減少しましたが、運送業で13,762千円、国際貨物取扱業で55,159千円増加したことによるものです。 経常利益の増加要因は、営業利益が33,806千円、営業外収益に計上しております受取配当金が22,452千円増加したこと等によるものです。 親会社株主に帰属する当期純利益の増加要因は、法人税、住民税及び事業税が50,019千円、法人税等調整額が25,677千円増加しましたが、非支配株主に帰属する当期純利益が5,616千円減少し、営業利益が33,806千円、特別利益に計上しております投資有価証券売却益が103,518千円増加したこと等によるものです。 ④ キャッシュ・フローの状況の分析 「(1)経営成績等の概要 ② キャッシュ・フローの状況」を参照願います。 (4)次期の見通し 今後の見通しにつきましては、日本経済は、雇用環境の改善等から回復基調にあるものの、海外情勢の不安定さ等により、引き続き先行き不透明な予断を許さない状況で推移するものと思われます。 物流業界におきましても、荷動きは回復傾向にあるものの人手不足や燃料価格の上昇によるコスト増加等、厳しい経営環境が続くものと予想されます。 こうした状況のもと、当社グループは第5次3カ年中期経営計画「FORWARD 2018」の実現に向けて取組み、より一層の経営の効率化と経営基盤の拡充に努める所存であります。
経営方針・経営戦略
3【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1) 経営方針① 会社の経営の基本方針 当社グループの営んでおります倉庫業を中心とする総合物流業は、経済活動に不可欠な公共性の高い事業であると認識し、事業を通じて顧客のために、また、顧客とともに物流システムの合理化及び効率化をすすめることにより、社会と経済の発展に貢献することを基本方針としております。 そのため、事業の安定的な経営基盤を拡充することにより、株主と顧客及び従業員の満足度を高めていくことを目標としております。② 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、平成28年5月に2016年度から2018年度までを対象期間とする、第5次3カ年中期経営計画「FORWARD 2018」を策定しており、最終年度である2018年度において、営業収益260億円、営業利益17億円、経常利益18億円、営業利益率6.5%、自己資本比率80%程度、ROIC(投下資本利益率)4.5%を連結業績目標としております。 第5次中期経営計画「FORWARD 2018」の内容につきましては、以下のとおりであります。(グループ経営中長期ビジョン)・お客様の満足を得るソリューションを提案できる企業・多様な物流サービスが提供できる総合物流会社・収益力、健全な財務バランスと高度な品質に支えられた信頼感のある企業・ESG(環境・社会・ガバナンス)に取組む企業・未来志向で創造力ある人材が育つ風土を持つ企業(戦略基本方針) 当社は、第5次中期経営計画「FORWARD 2018」の最終年度である2018年度において、・多様化する物流に適応できる企業・強固な経営財務基盤と高度な品質に支えられた信頼できる企業・全てのステークホルダーと共に歩み成長していく企業を目指してまいります。(具体的取組み) 第5次中期経営計画「FORWARD 2018」では以下の課題に取組んでまいります。・提案営業力の強化・総合物流機能の強化・保有資産の収益性向上に向けた取組み・業務品質の維持向上・環境経営の継続、地域社会への貢献と更なるガバナンス強化への取組み・人的資源の確保・育成と多様な人材の活躍推進 (2) 経営環境及び対処すべき課題等について 今後の見通しにつきましては、日本経済は、雇用環境の改善等から回復基調にあるものの、海外情勢の不安定さ等により、引き続き先行き不透明な予断を許さない状況で推移するものと思われます。 物流業界におきましても、荷動きは回復傾向にあるものの競争激化等により、厳しい経営環境が続くものと予想されます。 こうした状況のもと、当社グループは第5次中期経営計画「FORWARD 2018」の実現に向け、より一層の経営の効率化と経営基盤に拡充に努めてまいります。 (3) 将来に関する事項について 以上に記載している将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(平成29年6月29日)現在において当社グループが判断したものであります。 (4) 株式会社の支配に関する基本方針について Ⅰ.基本方針の内容の概要当社は、上場会社である当社の株式は、株主または投資家の皆様に自由に取引されるものであり、特定の者による当社の株式の大量買付等に応じるか否かは、当社株主の皆様に十分な情報が提供された上で、最終的には当社株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えており、これが、当社の企業価値ひいては株主共同の利益に中長期的に資するものである限りにおいて、これを否定するものではありません。しかしながら、株式の大量買付等の中には、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあるもの等の不適切な買付等があることを、否定することができません。当社は、このような特定の者による当社株式の大量買付等に伴い、会社の存立、発展が阻害されるおそれが生ずる等、会社の企業価値が毀損され、会社の利益ひいては株主の共同の利益が害されることになるような場合には、その防止のために当該株主を差別的に取り扱ったとしても、当該取扱いが衡平の理念に反し、相当性を欠くものでない限り、最終的には会社の利益の帰属主体である株主の皆様自身の判断において対抗措置を行うことができるほか、当該特定の者が必要な情報や時間を提供しない場合や、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を顧みずに当該特定の者自身の利益のみを図る場合等、取締役会の判断により相当な対抗措置を講ずることが許容される場合があると考えております。当社は、当社株式の大量買付等を行う者に対して、遵守すべき一定の手続があること、また、法令および当社定款等の許容する限度において、相当な対抗措置を実施することがあり得ることを事前に警告すること等により、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがある買付等を防止することとします。 Ⅱ.当社の財産の有効な活用、適切な企業集団の形成その他の基本方針の実現に資する特別な取組みの概要① 企業価値向上への取組み当社は、『誠実』『進歩』『挑戦』の企業理念に基づき、コーポレートスローガン「未来を預かる、未来を運ぶ」を制定するとともに、以下のとおりグループ経営中長期ビジョンを策定しております。■お客様の満足を得るソリューションを提案できる企業■多様な物流サービスが提供できる総合物流会社■収益力、健全な財務バランスと高度な品質に支えられた信頼感のある企業■ESG(環境・社会・ガバナンス)に取組む企業■未来志向で創造力ある人材が育つ風土を持つ企業この中長期ビジョン実現に向け、更なる「前進」を図るべく、第5次中期経営計画「FORWARD2018」を以下のとおり策定いたしました。第5次中期経営計画「FORWARD 2018」では、企業理念とコーポレートスローガンを踏まえつつ、あらゆる「変化」を睨みながら、様々なステークホルダーと「協働」して、自ら「変化」し、新たな取組みに「挑戦」し企業価値向上に努めてまいります。(戦略基本方針)●多様化する物流に適応できる企業●強固な経営財務基盤と高度な品質に支えられた信頼できる企業●全てのステークホルダーと共に歩み成長していく企業(具体的取組み)◆提案営業力の強化◆総合物流機能の強化◆保有資産の収益性向上に向けた取組み◆業務品質の維持向上◆環境経営の継続、地域社会への貢献と更なるガバナンス強化への取組み◆人的資源の確保・育成と多様な人材の活躍推進② コーポレート・ガバナンスへの取組み当社は、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うための仕組みとしてのコーポレートガバナンスの強化に取組み、継続的な企業の成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、コーポレートガバナンス・ガイドラインを策定しております(http://www.chuosoko.co.jp/company/governance.php)。その取組みとして、株主総会招集通知の発送を開催日の3週間前に発送することやインターネット上において株主総会招集通知の発送前開示を実施する等株主の権利が実質的に確保されるよう適切な対応を行う等株主の権利・平等性の確保に努めております。また、「誠実」「進歩」「挑戦」の企業理念を定め、それらに相応しい企業作りに取組むとともに持続可能性を巡る課題に対応するため、環境に配慮したグリーン経営(交通エコロジー・モビリティ財団認証取得)を行う等株主以外のステークホルダーとの適切な協働に努めております。加えて、中期経営計画等の情報開示等法令に基づく開示以外の情報提供にも主体的に取組み、適切な情報開示と透明性の確保に努めております。更に、独立した客観的な立場から経営陣に対する実効性の高い監督を果たすため、平成20年6月から社外取締役を従来の1名から2名に増員する等取締役会等の責務を適切に果たすべく機能強化に取組んでおり、コーポレート・ガバナンスを実効的に適切に実践するための取組みとして、社外取締役および社外監査役と代表取締役で構成され、社外取締役が委員長を務めるコーポレートガバナンス委員会を設置し、コーポレート・ガバナンスに係る重要な事項を審議しております。加えて株主懇談会やアナリスト向けミーティングの開催等株主との建設的な対話にも努めております。 Ⅲ.本基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み(本プラン)の概要当社は平成27年6月29日開催の第135回定時株主総会において、本基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みとして、当社株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)(以下「本プラン」といいます。)を決議しました。本プランの概要は以下のとおりです。ア.本プランの対象となる買付等当社取締役会の同意を得ないで行われる買付等のうち、①当社が発行者である株券等(以下「当社株券等」といいます。)について、保有者およびその共同保有者等の株券等保有割合が20%以上となる買付等、ならびに②当社株券等について、公開買付を行う者の株券等の株券等所有割合およびその特別関係者等の株券等所有割合の合計が20%以上となる公開買付を対象とします(以下、本プランの対象となる上記行為を「買付等」といいます。)。イ.本プランの手続概要買付等を行う者または提案する者(以下「買付者等」といいます。)は、①当社取締役会および独立委員会に対し、当該買付等に関する必要かつ十分な情報を当社取締役会または独立委員会が定める合理的期間内に提供し、②原則として60日間(対価を現金(円貨)のみとする当社株券等全部の公開買付の場合)または90日間(その他の買付等の場合)の当社独立委員会による検討、対抗措置の発動、不発動、株主総会招集等の勧告のための期間(以下「独立委員会検討期間」といいます。)が経過し、かつ③当社取締役会または株主総会が対抗措置の発動の是非について決議を行うまでは、買付等を開始し、または進めることが許されないものとします。また、本プランを適正に運用し、当社取締役会の恣意的判断を防止するため独立委員会を設置するとともに、株主の皆様の意思を確認するため、必要に応じて株主総会の招集を行うこととします。独立委員会は当社経営陣から独立している当社の社外取締役、社外監査役または社外の有識者(実績ある会社経営者、官庁出身者、弁護士、公認会計士、および学識経験者等)の中から当社の取締役会が選任した3名以上の委員で構成されます。ウ.独立委員会の勧告独立委員会は、当該買付者等が本プランに定める手続を遵守していないと認めた場合、下記①ないし⑤に相当する買付等(以下「不適切な買付等」といいます。)であると認めた場合、または下記⑥ないし⑦に相当する等、当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると認めた場合には、「対抗措置を発動することを勧告する」旨(以下「発動勧告」といいます。)、またそのおそれがないと認めた場合には、「対抗措置を発動しないことを勧告する」旨の勧告(以下「不発動勧告」といいます。)を行うこととします。また、独立委員会は、発動勧告または不発動勧告のいずれも行わず、株主総会の招集等が相当と認める旨の勧告を行うことができます。さらに、独立委員会は、当社取締役会が対抗措置の発動または不発動を決定した後であっても、当該決定の前提となる事実関係に変動が生じた場合等においては、改めて不発動勧告または発動勧告を行うことができます。当社取締役会は、上記勧告を最大限尊重するものとします。① 株価を高騰させて高値で当社およびその関係者に引取らせることを目的とする行為② 当社が事業を行うために必要な資産(有形資産のほか、知的財産権、ノウハウ、企業秘密情報および主要取引先ならびに顧客等の無形資産を含みます。)を当該買付者等またはその関係者に取得させることを目的とする行為③ 当社の資産(その定義は上記②に定めるところによります。)を当該買付者等またはその関係者等の債務の担保として供することまたはその弁済原資として用いることを目的とする行為④ 当面当社の積極的な事業の用に供されていない不動産および有価証券等の高額資産を処分させ、その処分利益をもって一時的な高配当を行わせることまたは一時的な高配当によって株価を急上昇させて当社株式の高値売り抜けを目的とする行為⑤ 強圧的二段階買付(最初の買付で当社株券等全部の買付を勧誘することなく、二段階目の買付条件を不利に設定し、または二段階目の買付条件を明確にしないで公開買付等による株券等の大量買付等を行うことをいいます。)その他当社株券等の保有者にその売却を事実上強要するおそれのある行為⑥ 買付等の条件(買付対価の種類・金額、買付等の時期、買付等の方法の適法性、買付等の実行の可能性、買付等の後における当社従業員、労働組合、取引先、顧客、地域社会その他の当社に係る利害関係者(以下「当社利害関係者」といいます。)の処遇等の方針等を含みます。)が、当社の本源的価値に鑑み、不十分または不適当な買付等である場合⑦ 買付者等による買付等の後の経営方針、事業計画、投下資本の回収方針等の内容が不十分または不適当であること等のため、当社と当社利害関係者との間の信頼関係・取引関係等を毀損する、または当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損する重大なおそれのある買付等である場合エ.取締役会による決議① 手続を遵守しない買付者等に対する対抗措置の発動の決議当社取締役会は、独立委員会が当該買付者等は本プランの定める手続を遵守していないと認めて発動勧告をしたときは、独立委員会の発動勧告を最大限尊重して、対抗措置の発動を決議することができます。② 不適切な買付等に対する対抗措置の発動の決議当社取締役会は、独立委員会が当該買付等は上記ウ.①ないし⑤に相当する不適切な買付等に該当すると認めて発動勧告をしたときは、独立委員会の発動勧告を最大限尊重して、原則として株主総会の決議を経ることなく、対抗措置の発動を決議することができます。③ 企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがある買付等に対する対抗措置の発動の決議当社取締役会は、独立委員会が上記ウ.⑥ないし⑦に相当する等、当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると認めて発動勧告をしたときは、株主総会を招集し、当該株主総会における対抗措置を発動する旨の決議を経て、当該買付等に対し対抗措置の発動を決議することができるものとします。また、当社取締役会は、独立委員会が株主総会の招集を勧告したときは、独立委員会の勧告を最大限尊重して、株主総会を招集し、当該株主総会における対抗措置を発動する旨の決議を経て、当該買付等に対し対抗措置の発動を決議することができるものとします。④ 対抗措置の不発動の決議当社取締役会は、必要があると認めたときは、買付者等に対し対抗措置を発動しないことを決議することができます。当社取締役会は、独立委員会が不発動勧告をしたときは、当該勧告を最大限尊重します。なお、当社取締役会は、対抗措置の不発動を決定した後であっても、当該決定の前提となった事実関係に変動が生じ、買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると判断される場合等には、改めて独立委員会に諮問し、その勧告を最大限尊重して、対抗措置を発動することを決定することがあります。⑤ 取締役会による決議を行うまでの期間当社取締役会は、独立委員会が発動勧告をしたとき、不発動勧告をしたときまたは株主総会の招集等が相当と認める勧告をしたときのいずれの場合においても、独立委員会からの勧告を書面で受領後10営業日以内に、対抗措置を発動する旨、対抗措置を発動しない旨、または株主総会を招集する旨を決議しなければならないものとします。オ.株主総会当社取締役会は、独立委員会が当該買付等は当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると認めて発動勧告したときは、当該買付等に対し対抗措置を発動するか否かについて、当社株主の皆様の意思の確認を行うために株主総会を招集し、当該株主総会における対抗措置を発動する旨の承認決議を経て、対抗措置を発動する取締役会決議を行うことができるものとします。また、当社取締役会は、独立委員会が株主総会の招集を勧告した場合等においても、株主総会を招集することができるものとします。カ.対抗措置の手段当社は独立委員会の勧告を最大限尊重し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を確保し向上を図るため、買付等に対する対抗措置として、新株予約権の無償割当等必要な措置の中からその時点で最も適切と当社取締役会が判断したものを選択し、当社取締役会または株主総会で決議するものとします。キ.対抗措置発動後の中止、停止または変更当社取締役会は、本プランに従い対抗措置を発動することを決定した後であっても、①買付者等が当該買付等を中止した場合や、②対抗措置を発動する旨の決定の前提となった事実関係に変動が生じ、当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがないと判断される場合には、改めて独立委員会に諮問し、その勧告を最大限尊重して、対抗措置の発動の中止、停止または変更を決定することがあります。対抗措置として、新株予約権無償割当をする場合において、権利の割当を受けるべき株主が確定した後に、上記事情が生じ、当社取締役会が対抗措置の発動の中止または停止を決定した場合には、新株予約権の効力発生日の前日までの間は新株予約権の無償割当を中止または停止し、新株予約権の無償割当後、行使期間の開始日の前日までの間は当社が無償で新株予約権を取得すること等ができるものとします。ク.本プランの発効、有効期間、廃止および変更本プランは、上記第135回定時株主総会において決議されたことをもって発効しており、その有効期間は、上記第135回定時株主総会終結後3年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結のときまでとなっております。ただし、本プランの有効期間中であっても、当社株主総会または当社取締役会において本プランを廃止する旨の決議が行われた場合には、本プランはその時点で廃止されるものとします。また、当社取締役会は、本プランの有効期間中であっても、本プランに関する法令、証券取引所規則等の新設もしくは改廃が行われ、または重要な司法判断が示され、当該新設、改廃または判断を反映するのが適切である場合、形式的な修正を行うのが適切である場合、株主総会決議の趣旨の範囲内で独立委員会の承認を得たうえで、本プランを修正・変更する場合があります。 なお、本プランの詳細につきましては、当社ホームページ(http://www.chuosoko.co.jp)に掲載する平成27年5月11日付け「当社株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)の継続について」をご覧ください。 Ⅳ.特別な取組みおよび本プランが本基本方針に沿うものであること当社取締役会は、上記特別な取組みである企業価値向上への取組み、コーポレート・ガバナンスへの取組みを推進することは、当社の企業価値・株主共同の利益を向上させ、当社の企業価値・株主共同の利益に反する買付行為が行われることを未然に防止しようとするものであり、本基本方針に沿うものであると判断しております。また、本プランにつきましても、当社株式の大量買付等を行う者に対して、遵守すべき一定の手続があること、また、法令および当社定款等の許容する限度において相当な対抗措置を実施することがあり得ることを具体的に明記しており、本基本方針の考え方に沿って設計されたものであると判断しております。 Ⅴ.特別な取組みおよび本プランが当社株主の共同の利益を損なうものではないこと当社取締役会は、上記特別な取組みは当社の企業価値・株主共同の利益を向上させるものであり、当社株主の共同の利益を損なうものではないと判断しております。また、本プランも①買収防衛策に関する指針の要件をすべて充足していること②株主共同の利益の確保・向上の目的をもって導入されていること③株主意思を重視するものであることから、当社株主の共同の利益を損なうものではないと判断しております。 Ⅵ.特別な取組みおよび本プランが当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないこと当社取締役会は、上記特別な取組みは当社の企業価値・株主共同の利益を向上させるものであり、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと判断しております。また、本プランは①独立性の高い社外者の判断の重視と情報開示を適時適正に行うこと②合理的客観的な発動要件を設定していること③第三者専門家の意見を取得すること④デッドハンド型もしくはスローハンド型買収防衛策ではないことから、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと判断しております。
対処すべき課題
3【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1) 経営方針① 会社の経営の基本方針 当社グループの営んでおります倉庫業を中心とする総合物流業は、経済活動に不可欠な公共性の高い事業であると認識し、事業を通じて顧客のために、また、顧客とともに物流システムの合理化及び効率化をすすめることにより、社会と経済の発展に貢献することを基本方針としております。 そのため、事業の安定的な経営基盤を拡充することにより、株主と顧客及び従業員の満足度を高めていくことを目標としております。② 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、平成28年5月に2016年度から2018年度までを対象期間とする、第5次3カ年中期経営計画「FORWARD 2018」を策定しており、最終年度である2018年度において、営業収益260億円、営業利益17億円、経常利益18億円、営業利益率6.5%、自己資本比率80%程度、ROIC(投下資本利益率)4.5%を連結業績目標としております。 第5次中期経営計画「FORWARD 2018」の内容につきましては、以下のとおりであります。(グループ経営中長期ビジョン)・お客様の満足を得るソリューションを提案できる企業・多様な物流サービスが提供できる総合物流会社・収益力、健全な財務バランスと高度な品質に支えられた信頼感のある企業・ESG(環境・社会・ガバナンス)に取組む企業・未来志向で創造力ある人材が育つ風土を持つ企業(戦略基本方針) 当社は、第5次中期経営計画「FORWARD 2018」の最終年度である2018年度において、・多様化する物流に適応できる企業・強固な経営財務基盤と高度な品質に支えられた信頼できる企業・全てのステークホルダーと共に歩み成長していく企業を目指してまいります。(具体的取組み) 第5次中期経営計画「FORWARD 2018」では以下の課題に取組んでまいります。・提案営業力の強化・総合物流機能の強化・保有資産の収益性向上に向けた取組み・業務品質の維持向上・環境経営の継続、地域社会への貢献と更なるガバナンス強化への取組み・人的資源の確保・育成と多様な人材の活躍推進 (2) 経営環境及び対処すべき課題等について 今後の見通しにつきましては、日本経済は、雇用環境の改善等から回復基調にあるものの、海外情勢の不安定さ等により、引き続き先行き不透明な予断を許さない状況で推移するものと思われます。 物流業界におきましても、荷動きは回復傾向にあるものの競争激化等により、厳しい経営環境が続くものと予想されます。 こうした状況のもと、当社グループは第5次中期経営計画「FORWARD 2018」の実現に向け、より一層の経営の効率化と経営基盤に拡充に努めてまいります。 (3) 将来に関する事項について 以上に記載している将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(平成29年6月29日)現在において当社グループが判断したものであります。 (4) 株式会社の支配に関する基本方針について Ⅰ.基本方針の内容の概要当社は、上場会社である当社の株式は、株主または投資家の皆様に自由に取引されるものであり、特定の者による当社の株式の大量買付等に応じるか否かは、当社株主の皆様に十分な情報が提供された上で、最終的には当社株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えており、これが、当社の企業価値ひいては株主共同の利益に中長期的に資するものである限りにおいて、これを否定するものではありません。しかしながら、株式の大量買付等の中には、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあるもの等の不適切な買付等があることを、否定することができません。当社は、このような特定の者による当社株式の大量買付等に伴い、会社の存立、発展が阻害されるおそれが生ずる等、会社の企業価値が毀損され、会社の利益ひいては株主の共同の利益が害されることになるような場合には、その防止のために当該株主を差別的に取り扱ったとしても、当該取扱いが衡平の理念に反し、相当性を欠くものでない限り、最終的には会社の利益の帰属主体である株主の皆様自身の判断において対抗措置を行うことができるほか、当該特定の者が必要な情報や時間を提供しない場合や、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を顧みずに当該特定の者自身の利益のみを図る場合等、取締役会の判断により相当な対抗措置を講ずることが許容される場合があると考えております。当社は、当社株式の大量買付等を行う者に対して、遵守すべき一定の手続があること、また、法令および当社定款等の許容する限度において、相当な対抗措置を実施することがあり得ることを事前に警告すること等により、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがある買付等を防止することとします。 Ⅱ.当社の財産の有効な活用、適切な企業集団の形成その他の基本方針の実現に資する特別な取組みの概要① 企業価値向上への取組み当社は、『誠実』『進歩』『挑戦』の企業理念に基づき、コーポレートスローガン「未来を預かる、未来を運ぶ」を制定するとともに、以下のとおりグループ経営中長期ビジョンを策定しております。■お客様の満足を得るソリューションを提案できる企業■多様な物流サービスが提供できる総合物流会社■収益力、健全な財務バランスと高度な品質に支えられた信頼感のある企業■ESG(環境・社会・ガバナンス)に取組む企業■未来志向で創造力ある人材が育つ風土を持つ企業この中長期ビジョン実現に向け、更なる「前進」を図るべく、第5次中期経営計画「FORWARD2018」を以下のとおり策定いたしました。第5次中期経営計画「FORWARD 2018」では、企業理念とコーポレートスローガンを踏まえつつ、あらゆる「変化」を睨みながら、様々なステークホルダーと「協働」して、自ら「変化」し、新たな取組みに「挑戦」し企業価値向上に努めてまいります。(戦略基本方針)●多様化する物流に適応できる企業●強固な経営財務基盤と高度な品質に支えられた信頼できる企業●全てのステークホルダーと共に歩み成長していく企業(具体的取組み)◆提案営業力の強化◆総合物流機能の強化◆保有資産の収益性向上に向けた取組み◆業務品質の維持向上◆環境経営の継続、地域社会への貢献と更なるガバナンス強化への取組み◆人的資源の確保・育成と多様な人材の活躍推進② コーポレート・ガバナンスへの取組み当社は、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うための仕組みとしてのコーポレートガバナンスの強化に取組み、継続的な企業の成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、コーポレートガバナンス・ガイドラインを策定しております(http://www.chuosoko.co.jp/company/governance.php)。その取組みとして、株主総会招集通知の発送を開催日の3週間前に発送することやインターネット上において株主総会招集通知の発送前開示を実施する等株主の権利が実質的に確保されるよう適切な対応を行う等株主の権利・平等性の確保に努めております。また、「誠実」「進歩」「挑戦」の企業理念を定め、それらに相応しい企業作りに取組むとともに持続可能性を巡る課題に対応するため、環境に配慮したグリーン経営(交通エコロジー・モビリティ財団認証取得)を行う等株主以外のステークホルダーとの適切な協働に努めております。加えて、中期経営計画等の情報開示等法令に基づく開示以外の情報提供にも主体的に取組み、適切な情報開示と透明性の確保に努めております。更に、独立した客観的な立場から経営陣に対する実効性の高い監督を果たすため、平成20年6月から社外取締役を従来の1名から2名に増員する等取締役会等の責務を適切に果たすべく機能強化に取組んでおり、コーポレート・ガバナンスを実効的に適切に実践するための取組みとして、社外取締役および社外監査役と代表取締役で構成され、社外取締役が委員長を務めるコーポレートガバナンス委員会を設置し、コーポレート・ガバナンスに係る重要な事項を審議しております。加えて株主懇談会やアナリスト向けミーティングの開催等株主との建設的な対話にも努めております。 Ⅲ.本基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み(本プラン)の概要当社は平成27年6月29日開催の第135回定時株主総会において、本基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みとして、当社株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)(以下「本プラン」といいます。)を決議しました。本プランの概要は以下のとおりです。ア.本プランの対象となる買付等当社取締役会の同意を得ないで行われる買付等のうち、①当社が発行者である株券等(以下「当社株券等」といいます。)について、保有者およびその共同保有者等の株券等保有割合が20%以上となる買付等、ならびに②当社株券等について、公開買付を行う者の株券等の株券等所有割合およびその特別関係者等の株券等所有割合の合計が20%以上となる公開買付を対象とします(以下、本プランの対象となる上記行為を「買付等」といいます。)。イ.本プランの手続概要買付等を行う者または提案する者(以下「買付者等」といいます。)は、①当社取締役会および独立委員会に対し、当該買付等に関する必要かつ十分な情報を当社取締役会または独立委員会が定める合理的期間内に提供し、②原則として60日間(対価を現金(円貨)のみとする当社株券等全部の公開買付の場合)または90日間(その他の買付等の場合)の当社独立委員会による検討、対抗措置の発動、不発動、株主総会招集等の勧告のための期間(以下「独立委員会検討期間」といいます。)が経過し、かつ③当社取締役会または株主総会が対抗措置の発動の是非について決議を行うまでは、買付等を開始し、または進めることが許されないものとします。また、本プランを適正に運用し、当社取締役会の恣意的判断を防止するため独立委員会を設置するとともに、株主の皆様の意思を確認するため、必要に応じて株主総会の招集を行うこととします。独立委員会は当社経営陣から独立している当社の社外取締役、社外監査役または社外の有識者(実績ある会社経営者、官庁出身者、弁護士、公認会計士、および学識経験者等)の中から当社の取締役会が選任した3名以上の委員で構成されます。ウ.独立委員会の勧告独立委員会は、当該買付者等が本プランに定める手続を遵守していないと認めた場合、下記①ないし⑤に相当する買付等(以下「不適切な買付等」といいます。)であると認めた場合、または下記⑥ないし⑦に相当する等、当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると認めた場合には、「対抗措置を発動することを勧告する」旨(以下「発動勧告」といいます。)、またそのおそれがないと認めた場合には、「対抗措置を発動しないことを勧告する」旨の勧告(以下「不発動勧告」といいます。)を行うこととします。また、独立委員会は、発動勧告または不発動勧告のいずれも行わず、株主総会の招集等が相当と認める旨の勧告を行うことができます。さらに、独立委員会は、当社取締役会が対抗措置の発動または不発動を決定した後であっても、当該決定の前提となる事実関係に変動が生じた場合等においては、改めて不発動勧告または発動勧告を行うことができます。当社取締役会は、上記勧告を最大限尊重するものとします。① 株価を高騰させて高値で当社およびその関係者に引取らせることを目的とする行為② 当社が事業を行うために必要な資産(有形資産のほか、知的財産権、ノウハウ、企業秘密情報および主要取引先ならびに顧客等の無形資産を含みます。)を当該買付者等またはその関係者に取得させることを目的とする行為③ 当社の資産(その定義は上記②に定めるところによります。)を当該買付者等またはその関係者等の債務の担保として供することまたはその弁済原資として用いることを目的とする行為④ 当面当社の積極的な事業の用に供されていない不動産および有価証券等の高額資産を処分させ、その処分利益をもって一時的な高配当を行わせることまたは一時的な高配当によって株価を急上昇させて当社株式の高値売り抜けを目的とする行為⑤ 強圧的二段階買付(最初の買付で当社株券等全部の買付を勧誘することなく、二段階目の買付条件を不利に設定し、または二段階目の買付条件を明確にしないで公開買付等による株券等の大量買付等を行うことをいいます。)その他当社株券等の保有者にその売却を事実上強要するおそれのある行為⑥ 買付等の条件(買付対価の種類・金額、買付等の時期、買付等の方法の適法性、買付等の実行の可能性、買付等の後における当社従業員、労働組合、取引先、顧客、地域社会その他の当社に係る利害関係者(以下「当社利害関係者」といいます。)の処遇等の方針等を含みます。)が、当社の本源的価値に鑑み、不十分または不適当な買付等である場合⑦ 買付者等による買付等の後の経営方針、事業計画、投下資本の回収方針等の内容が不十分または不適当であること等のため、当社と当社利害関係者との間の信頼関係・取引関係等を毀損する、または当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損する重大なおそれのある買付等である場合エ.取締役会による決議① 手続を遵守しない買付者等に対する対抗措置の発動の決議当社取締役会は、独立委員会が当該買付者等は本プランの定める手続を遵守していないと認めて発動勧告をしたときは、独立委員会の発動勧告を最大限尊重して、対抗措置の発動を決議することができます。② 不適切な買付等に対する対抗措置の発動の決議当社取締役会は、独立委員会が当該買付等は上記ウ.①ないし⑤に相当する不適切な買付等に該当すると認めて発動勧告をしたときは、独立委員会の発動勧告を最大限尊重して、原則として株主総会の決議を経ることなく、対抗措置の発動を決議することができます。③ 企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがある買付等に対する対抗措置の発動の決議当社取締役会は、独立委員会が上記ウ.⑥ないし⑦に相当する等、当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると認めて発動勧告をしたときは、株主総会を招集し、当該株主総会における対抗措置を発動する旨の決議を経て、当該買付等に対し対抗措置の発動を決議することができるものとします。また、当社取締役会は、独立委員会が株主総会の招集を勧告したときは、独立委員会の勧告を最大限尊重して、株主総会を招集し、当該株主総会における対抗措置を発動する旨の決議を経て、当該買付等に対し対抗措置の発動を決議することができるものとします。④ 対抗措置の不発動の決議当社取締役会は、必要があると認めたときは、買付者等に対し対抗措置を発動しないことを決議することができます。当社取締役会は、独立委員会が不発動勧告をしたときは、当該勧告を最大限尊重します。なお、当社取締役会は、対抗措置の不発動を決定した後であっても、当該決定の前提となった事実関係に変動が生じ、買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると判断される場合等には、改めて独立委員会に諮問し、その勧告を最大限尊重して、対抗措置を発動することを決定することがあります。⑤ 取締役会による決議を行うまでの期間当社取締役会は、独立委員会が発動勧告をしたとき、不発動勧告をしたときまたは株主総会の招集等が相当と認める勧告をしたときのいずれの場合においても、独立委員会からの勧告を書面で受領後10営業日以内に、対抗措置を発動する旨、対抗措置を発動しない旨、または株主総会を招集する旨を決議しなければならないものとします。オ.株主総会当社取締役会は、独立委員会が当該買付等は当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがあると認めて発動勧告したときは、当該買付等に対し対抗措置を発動するか否かについて、当社株主の皆様の意思の確認を行うために株主総会を招集し、当該株主総会における対抗措置を発動する旨の承認決議を経て、対抗措置を発動する取締役会決議を行うことができるものとします。また、当社取締役会は、独立委員会が株主総会の招集を勧告した場合等においても、株主総会を招集することができるものとします。カ.対抗措置の手段当社は独立委員会の勧告を最大限尊重し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を確保し向上を図るため、買付等に対する対抗措置として、新株予約権の無償割当等必要な措置の中からその時点で最も適切と当社取締役会が判断したものを選択し、当社取締役会または株主総会で決議するものとします。キ.対抗措置発動後の中止、停止または変更当社取締役会は、本プランに従い対抗措置を発動することを決定した後であっても、①買付者等が当該買付等を中止した場合や、②対抗措置を発動する旨の決定の前提となった事実関係に変動が生じ、当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれがないと判断される場合には、改めて独立委員会に諮問し、その勧告を最大限尊重して、対抗措置の発動の中止、停止または変更を決定することがあります。対抗措置として、新株予約権無償割当をする場合において、権利の割当を受けるべき株主が確定した後に、上記事情が生じ、当社取締役会が対抗措置の発動の中止または停止を決定した場合には、新株予約権の効力発生日の前日までの間は新株予約権の無償割当を中止または停止し、新株予約権の無償割当後、行使期間の開始日の前日までの間は当社が無償で新株予約権を取得すること等ができるものとします。ク.本プランの発効、有効期間、廃止および変更本プランは、上記第135回定時株主総会において決議されたことをもって発効しており、その有効期間は、上記第135回定時株主総会終結後3年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結のときまでとなっております。ただし、本プランの有効期間中であっても、当社株主総会または当社取締役会において本プランを廃止する旨の決議が行われた場合には、本プランはその時点で廃止されるものとします。また、当社取締役会は、本プランの有効期間中であっても、本プランに関する法令、証券取引所規則等の新設もしくは改廃が行われ、または重要な司法判断が示され、当該新設、改廃または判断を反映するのが適切である場合、形式的な修正を行うのが適切である場合、株主総会決議の趣旨の範囲内で独立委員会の承認を得たうえで、本プランを修正・変更する場合があります。 なお、本プランの詳細につきましては、当社ホームページ(http://www.chuosoko.co.jp)に掲載する平成27年5月11日付け「当社株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)の継続について」をご覧ください。 Ⅳ.特別な取組みおよび本プランが本基本方針に沿うものであること当社取締役会は、上記特別な取組みである企業価値向上への取組み、コーポレート・ガバナンスへの取組みを推進することは、当社の企業価値・株主共同の利益を向上させ、当社の企業価値・株主共同の利益に反する買付行為が行われることを未然に防止しようとするものであり、本基本方針に沿うものであると判断しております。また、本プランにつきましても、当社株式の大量買付等を行う者に対して、遵守すべき一定の手続があること、また、法令および当社定款等の許容する限度において相当な対抗措置を実施することがあり得ることを具体的に明記しており、本基本方針の考え方に沿って設計されたものであると判断しております。 Ⅴ.特別な取組みおよび本プランが当社株主の共同の利益を損なうものではないこと当社取締役会は、上記特別な取組みは当社の企業価値・株主共同の利益を向上させるものであり、当社株主の共同の利益を損なうものではないと判断しております。また、本プランも①買収防衛策に関する指針の要件をすべて充足していること②株主共同の利益の確保・向上の目的をもって導入されていること③株主意思を重視するものであることから、当社株主の共同の利益を損なうものではないと判断しております。 Ⅵ.特別な取組みおよび本プランが当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないこと当社取締役会は、上記特別な取組みは当社の企業価値・株主共同の利益を向上させるものであり、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと判断しております。また、本プランは①独立性の高い社外者の判断の重視と情報開示を適時適正に行うこと②合理的客観的な発動要件を設定していること③第三者専門家の意見を取得すること④デッドハンド型もしくはスローハンド型買収防衛策ではないことから、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと判断しております。