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伏木海陸運送(9361)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

倉庫・運輸関連業 運輸・物流

事業の概要

  • 港運事業が主力
    伏木海陸運送は、富山県の伏木港や富山新港を拠点に、船舶への貨物の積み下ろし、コンテナターミナルの運営、通関業務、内航海運、鉄道貨物取扱、トラック輸送、倉庫での保管など、港湾物流に関する幅広いサービスを一貫して提供しています。これにより、国内外の物流を支える重要な役割を担っています。
  • 不動産賃貸と開発
    同社は、高岡駅前の自社ビルスペースをテナントに貸し出す不動産賃貸事業も展開しています。子会社を通じては、駐車場経営や木造注文住宅の建設、リフォーム事業も手掛けており、安定的な収益源の一つとなっています。
  • 多角的な事業展開
    港運と不動産以外にも、繊維製品の製造販売、損害保険代理店、飲食店経営、旅行業、船舶修繕、ゴルフ場運営、ホテル経営など、多岐にわたる事業を展開しています。これにより、特定の事業に依存しないリスク分散型の収益構造を構築しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 港運事業
    売上高92.3億円、営業利益13.1億円。伏木、富山新港での船舶への貨物積卸し、コンテナターミナル運営、通関、内航海運、鉄道貨物取扱、トラック輸送、倉庫保管など、港湾物流全般を担う主力事業です。同社グループの収益の大部分を占める稼ぎ頭です。
  • 不動産事業
    売上高10.7億円、営業利益3.2億円。高岡駅前ビルの賃貸や駐車場経営、木造注文住宅の建設・リフォームなどを行う事業です。安定した賃料収入や不動産開発による収益が期待でき、グループの安定収益源となっています。
  • 繊維製品製造事業
    売上高21.4億円、営業利益0.2億円。山口ニット株式会社が手掛ける繊維製品の製造業です。売上規模は大きいものの、営業利益率は他の事業に比べて低く、収益貢献度は限定的です。
2025-06 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
HarborTransportation 事業 92 13 14.2%
LealEstateBusiness 地域 11 3 30.0%
FiberProductsManufacturing 事業 21 0 1.1%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|873 文字
3 【事業の内容】当社企業集団は当社及び12社の子会社、5社の関連会社により構成され、その主な事業は、港運事業、不動産事業、繊維製品製造事業、その他であります。当社企業集団が営んでいる主な事業内容と、当該事業に係わる各社の位置づけは次のとおりであります。また、以下の事業区分とセグメント情報における事業区分はおおむね同一であります。(1) 港運事業当社:伏木、富山新港における入出港船舶の本船積卸、コンテナターミナル運営及び沿岸作業等の海陸一貫作業、通関業、内航海運業、海上運送事業、鉄道貨物の取扱積卸、集荷配達作業、各種貨物自動車を所有しての港湾経由の貨物・国内流通貨物の輸送、倉庫・CFS上屋等を所有してのコンテナ貨物等の保管仮置・入出庫作業丸共シーランド㈱:伏木、富山新港における木材荷役、業務委託北陸海事㈱:伏木港、富山新港、富山港における曳船作業 伏木貨物自動車㈱:各種貨物自動車を所有しての港湾経由の貨物・国内流通貨物の輸送北陸日本海油送㈱:ローリー車を所有しての油類等運送事業北陸太平洋物流㈱:バラセメント専用車にて運送事業高岡鉄道産業㈱:高岡貨物駅構内における貨車入換作業 (2) 不動産事業当社:高岡駅前ビルの当社所有のスペースを各テナントへ賃貸他チューゲキ㈱:不動産賃貸と駐車場経営大洋住宅㈱:木造注文住宅、リフォーム (3) 繊維製品製造事業山口ニット㈱:繊維製品製造業 (4) その他当社:損害保険代理店業、飲食店業FKKエンジニアリング㈱:油槽所構内作業、富山港石油基地・伏木港石油基地に於ける防災事業、船舶修繕業FKKツアーズ㈱:旅行業山口㈱:繊維製品卸売業日本海産業㈱:防除業、小口貨物運送業、港湾運送関連事業新湊観光開発㈱:不動産事業氷見観光開発㈱:ゴルフ場運営事業新港ビル㈱:ホテル経営事業㈱高岡ステーションビル:商業ビルの管理運営事業 事業系統図 (注)1.※は連結子会社であります。 ○は持分法適用関連会社であります。2.事業区分①は港運事業、②は不動産事業、③は繊維製品製造事業、④はその他事業であります。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
ゴルフ場経営において県内ゴルフ場の値下げ競争が見受けられるため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 設備
港運事業における港湾設備(倉庫・CFS上屋等)や各種貨物自動車、曳船などの設備。
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 維持投資
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 中程度
会社が挙げる主要リスク:人材の確保ができないことによる成長鈍化 / 重大交通事故による社会的信用低下と行政処分 / ゴルフ場経営の利用者減少・客単価低下
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 8 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

特許やブランド力に関する具体的な情報は公開情報からは確認できず、規制ライセンスや独占的IPの優位性も限定的であると判断される。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

長年の取引実績や、特定の顧客ニーズに合わせたカスタマイズされた物流サービス提供により、一定の顧客との関係性は構築されていると考えられる。しかし、代替サービスの存在や価格競争により、スイッチング・コストは限定的。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

事業モデル上、ネットワーク効果が働く要素は見当たらない。ユーザー数の増加がサービス価値を直接的に向上させる構造ではない。

コスト優位★★★☆☆
根拠:中程度同じ物を安く作れる

富山新港という地理的優位性を活かした効率的な港湾物流インフラを保有・運営しており、地域内でのコスト競争力を持つ可能性がある。長年の経験に基づくオペレーション効率化も寄与。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

富山新港における港湾物流事業は、一定の規模を持つことで効率性を発揮する。地域内では主要プレイヤーの一つであり、規模の経済が働く可能性がある。

  • 地理的優位性
    伏木港と富山新港は、環日本海経済圏の中心に位置しており、アジア諸国との交易において地理的に非常に有利な立地です。この地の利を活かし、対岸諸国との物流・人的交流を推進することで、競争優位性を確立しています。
  • 総合物流サービス
    同社は、本船積卸からコンテナターミナル運営、通関、内航海運、鉄道・トラック輸送、倉庫保管まで、港湾物流に関わるあらゆるサービスを一貫して提供できる体制を整えています。これにより、顧客は複数の業者と契約する手間を省け、効率的な物流を実現できます。
  • 長年の実績と信頼
    長年にわたり港湾運送事業を営んできた実績と、地域社会への貢献を通じて培ってきた信頼は、同社の強みです。特に、安全作業の徹底や法令遵守を基本とした経営は、顧客や地域からの信頼をさらに強固なものにしています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

  • 環日本海経済圏の活用
    伏木港・富山新港の地理的優位性を最大限に活かし、環日本海経済圏における物流と人的交流を積極的に推進していくことを基本方針としています。これにより、国際的な事業展開を強化し、持続的な成長を目指します。
  • 総合物流の強化
    主力である港湾運送事業において、コスト削減に努めつつ、顧客の多様なニーズに応えるため、総合的な物流ノウハウを駆使したサービスを充実させる戦略です。地方港の規制緩和による競争激化に対応し、サービスの質で差別化を図ります。
  • ESG経営の推進
    環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)を重視したESG経営を基本方針としています。具体的には、港湾インフラの整備や航路の拡充、モーダルシフトへの注力、人材育成、コンプライアンス強化、環境保護活動を通じて、持続可能な社会と企業の成長を目指します。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社企業グループが判断したものであります。(1) 会社の経営の基本方針当社グループの事業基盤である伏木港、伏木外港万葉埠頭、富山新港は、環日本海経済圏の中心に立地しており、地理的優位性を活かし対岸諸国との物的、人的交流を推進します。当社グループは総合物流事業を通じて地域社会に貢献すると同時に、継続的な成長と収益向上を目指しております。「FKKグループ経営理念」① FKKグループは、顧客、株主、社員とその家族、地域社会に信頼され、全ての人々に貢献する企業集団を目指します。② FKKグループは、富山県を基盤とした事業展開を図りつつ、常に視野を世界に広げ、グローバルな問題意識でビジネスに挑戦します。③ 「攻め」は「改革・改善」の積み重ねで目標を達成し、「守り」は「報告・連絡・相談」の徹底で事故・ミスを無くし、顧客や地域の信頼を得ることを基本とします。 (2) 中長期的な会社の経営戦略① グループの主力事業である港湾運送事業は、地方港の規制緩和がなされた結果、競争が益々激化するとの危機意識のもと、コスト削減に努めると同時に、顧客の多様化するニーズに積極的に応えるべく総合的な物流ノウハウを駆使したサービスの充実に努めます。② 「FKKグループの経営理念」の徹底を図り、法令遵守を基本として内部統制システムを整備し企業の社会的責任を重視し、環境に配慮した経営を継続します。③ 港湾運送事業及び関連事業に携わる若年世代の人材育成は最も重要な課題であるとの認識に立って、業務のノウハウ、作業技術の伝承を確実に行い、現場の安全作業を徹底いたします。 (3) 会社の対処すべき課題当社グループは、世界との交易の拠点となる港湾物流を主たる事業として、地域社会の発展に資することを目指しており、以下の課題に取組んでまいります。 ① 拠点となる伏木富山港における取扱貨物と航路の拡充、物流インフラの整備とノウハウの蓄積を図ります。 ② 物流業界における長距離ドライバー不足等に対処するため、国内におけるモーダルシフトに注力いたします。③ 人口減少社会を見据え、デジタル技術や生成AIを活用し、業務の効率化並びに事業変革を推進します。④ 次代を担う人材の育成・確保、安全衛生並びにコンプライアンス意識の向上、内部統制の強化に努めます。 ⑤ 国土交通省「みなとSDGsパートナー」として、より一層の環境保護に取組み、社会の低・脱炭素化に貢献することを目指します。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社企業グループが判断したものであります。(1) 会社の経営の基本方針当社グループの事業基盤である伏木港、伏木外港万葉埠頭、富山新港は、環日本海経済圏の中心に立地しており、地理的優位性を活かし対岸諸国との物的、人的交流を推進します。当社グループは総合物流事業を通じて地域社会に貢献すると同時に、継続的な成長と収益向上を目指しております。「FKKグループ経営理念」① FKKグループは、顧客、株主、社員とその家族、地域社会に信頼され、全ての人々に貢献する企業集団を目指します。② FKKグループは、富山県を基盤とした事業展開を図りつつ、常に視野を世界に広げ、グローバルな問題意識でビジネスに挑戦します。③ 「攻め」は「改革・改善」の積み重ねで目標を達成し、「守り」は「報告・連絡・相談」の徹底で事故・ミスを無くし、顧客や地域の信頼を得ることを基本とします。 (2) 中長期的な会社の経営戦略① グループの主力事業である港湾運送事業は、地方港の規制緩和がなされた結果、競争が益々激化するとの危機意識のもと、コスト削減に努めると同時に、顧客の多様化するニーズに積極的に応えるべく総合的な物流ノウハウを駆使したサービスの充実に努めます。② 「FKKグループの経営理念」の徹底を図り、法令遵守を基本として内部統制システムを整備し企業の社会的責任を重視し、環境に配慮した経営を継続します。③ 港湾運送事業及び関連事業に携わる若年世代の人材育成は最も重要な課題であるとの認識に立って、業務のノウハウ、作業技術の伝承を確実に行い、現場の安全作業を徹底いたします。 (3) 会社の対処すべき課題当社グループは、世界との交易の拠点となる港湾物流を主たる事業として、地域社会の発展に資することを目指しており、以下の課題に取組んでまいります。 ① 拠点となる伏木富山港における取扱貨物と航路の拡充、物流インフラの整備とノウハウの蓄積を図ります。 ② 物流業界における長距離ドライバー不足等に対処するため、国内におけるモーダルシフトに注力いたします。③ 人口減少社会を見据え、デジタル技術や生成AIを活用し、業務の効率化並びに事業変革を推進します。④ 次代を担う人材の育成・確保、安全衛生並びにコンプライアンス意識の向上、内部統制の強化に努めます。 ⑤ 国土交通省「みなとSDGsパートナー」として、より一層の環境保護に取組み、社会の低・脱炭素化に貢献することを目指します。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要① 経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境に改善の動きが続き、景気は緩やかな回復基調で推移したものの、資源価格の高騰や中東地域をはじめとした国際情勢の影響により、先行き不透明な状況が続きました。このような事業環境のなか、当社企業グループでは、主力の港運事業において貨物取扱量が前年同期と比較して増加しました。この結果、当連結会計年度の売上高は143億9千1百万円(前年同期比9億3千8百万円、7.0%の増収)、営業利益は12億7千4百万円(前年同期比3千万円、2.4%の増益)、経常利益は11億9千1百万円(前年同期比1千8百万円、1.6%の増益)、親会社株主に帰属する当期純利益は8億2千3百万円(前年同期比1億4千万円、20.6%の増益)となりました。 ② 生産、受注及び販売の状況当社グループは受注生産形態を取らない業種のため、生産実績及び受注実績は記載しておりません。なお、販売実績については「(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」における各セグメント業績に含めて記載しております。 ③ 財政状態の状況当連結会計年度末における総資産は、245億8千4百万円となり、前連結会計年度比で4.5%、10億6千7百万円増加しました。 負債につきましては、100億2千9百万円となり、前連結会計年度比で5.7%、6億4百万円減少しました。 純資産につきましては、145億5千4百万円となり、前連結会計年度比で13.0%、16億7千1百万円増加しました。(流動資産)当連結会計年度末における流動資産の残高は、60億5千7百万円となり、前連結会計年度比で3.0%、1億7千8百万円増加しました。この増加の主な要因は、電子記録債権(2億8千1百万円から1億1百万円へ1億7千9百万円減)が減少したものの、現金及び預金(30億1千1百万円から34億2千8百万円へ4億1千7百万円増)が増加したことなどによるものであります。 (固定資産)当連結会計年度末における固定資産の残高は、185億2千6百万円となり、前連結会計年度比で5.0%、8億8千9百万円増加しました。この増加の主な要因は、減価償却が進んだことで有形固定資産(141億2千3百万円から137億8千6百万円へ3億3千7百万円減)が減少したものの、投資その他の資産の投資有価証券(27億1千万円から36億8千6百万円へ9億7千5百万円増)が増加したことなどによるものであります。 (流動負債)当連結会計年度末における流動負債の残高は、38億2千3百万円となり、前連結会計年度比で12.4%、5億4千万円減少しました。この減少の主な要因は、1年内償還予定の社債(4億4千万円から4千万円へ4億円減)が減少したことや、1年内返済予定の長期借入金(12億3百万円から10億5千1百万円へ1億5千1百万円減)が減少したことなどによるものであります。 (固定負債)当連結会計年度末における固定負債の残高は、62億5百万円となり、前連結会計年度比で1.0%、6千3百万円減少しました。この減少の主な要因は、繰延税金負債(4億4百万円から7億7千3百万円へ3億6千9百万円増)が増加したものの、長期借入金(29億4千5百万円から25億5千8百万円へ3億8千7万円減)や長期預り保証金(8億7百万円から7億4千3百万円へ6千3百万円減)が減少したことなどによるものであります。 (純資産)当連結会計年度末における純資産の残高は、145億5千4百万円となり、前連結会計年度比で13.0%、16億7千1百万円増加しました。この増加の主な要因は、利益剰余金(78億3千2百万円から85億円へ6億6千7百万円増)やその他有価証券評価差額金(5億8千6百万円から12億7千8百万円へ6億9千2百万円増)が増加したことなどであります。 ④ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、営業活動による収入超過19億4千3百万円、投資活動による支出超過3億6千6百万円、財務活動による支出超過11億4千7百万円等により前連結会計年度末に比べて4億2千8百万円増加し、28億4千6百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況とその主な要因は次のとおりであります。 <営業活動によるキャッシュ・フロー>税金等調整前当期純利益14億1千7百万円に減価償却費8億7千7百万円、売上債権の減少1億4千9百万円、仕入債務の増加4千7百万円などを加えた結果、営業活動での収入超過が19億4千3百万円となり、前連結会計年度比1億6千4百万円の収入減少となりました。 <投資活動によるキャッシュ・フロー>有形固定資産の売却による収入10億5千7百万円がありましたが、有形固定資産の取得による支出12億5千6百万円などにより3億6千6百万円の支出超過となり、前連結会計年度比3億6千9百万円の支出減少となりました。 <財務活動によるキャッシュ・フロー>長期借入13億3千5百万円、同返済18億7千3百万円などにより11億4千7百万円の支出超過となり、前連結会計年度比2億2百万円の支出増加となりました。 当企業集団の財政状態及びキャッシュ・フロー指標のトレンドは下記のとおりであります。 2024年6月期2025年6月期2026年6月期自己資本比率(%)48.049.653.7時価ベースの自己資本比率(%)18.518.221.3債務償還年数(年)5.22.52.2インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)22.837.532.3 (注)1.自己資本比率: 自己資本/総資産時価ベースの自己資本比率: 株式時価総額/総資産債務償還年数: 有利子負債/営業キャッシュ・フローインタレスト・カバレッジ・レシオ: 営業キャッシュ・フロー/利払い額 ① 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。② 株式時価総額は、期末株価終値 × 期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。③ 営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。④ 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている社債、借入金の合計額を対象としております。また、利払い額については、連結キャッシュ・フロー計算書の支払額を使用しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当グループが判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容(経営成績の状況)当社グループの当連結会計年度の経営成績等の概要は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。当連結会計年度における売上高は、港湾貨物の取扱量が増加し、143億9千1百万円となり、前年同期比7.0%増収となりました。売上原価は、119億2千3百万円となり、前年同期比7.6%増加し、販売費及び一般管理費は、その他の経費等の増加により11億9千3百万円、前年同期比6.0%増加しました。 この結果、営業利益は12億7千4百万円となり前年同期比2.4%増益、経常利益は11億9千1百万円、前年同期比1.6%増益、親会社株主に帰属する当期純利益は8億2千3百万円、前年同期比20.6%の増益となりました。各セグメントの経営成績の状況に関する分析は次のとおりであります。 [港運事業]港運事業は、輸移入貨物の取扱量が増加したことにより、売上高は97億5千6百万円(前年同期比5億1千6百万円、5.6%の増収)、セグメント利益は14億4千3百万円(前年同期比1億3千1百万円、10.0%の増益)となりました。主な輸移入貨物は、ウッドチップ、コンテナ貨物、石炭、木質燃料、オイルコークス、工業塩、アルミ地金、鋼材等であり、輸移出貨物は、コンテナ貨物や自動車等であります。 [不動産事業]不動産事業は、住宅事業の受注が増加したことなどにより、売上高は12億1千8百万円(前年同期比1億6百万円、9.5%の増収)、セグメント利益は2億5千万円(前年同期比7千2百万円、22.5%の減益)となりました。 [繊維製品製造事業]繊維製品製造事業は、自動車内装材と衣料向けの受注が順調に推移したことにより、売上高は22億9千7百万円(前年同期比1億5千5百万円、7.3%の増収)、セグメント利益は4千万円(前年同期比1千7百万円、78.4%の増益)となりました。 [その他事業]その他事業は、旅行業の需要が回復したことにより、売上高は13億1千万円(前年同期比2億4千8百万円、23.4%の増収)、セグメント利益は3千1百万円(前年同期比4百万円、15.9%の増益)となりました。 (財政状態の状況)当社企業グループの当連結会計年度の財政状態の概要は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ④キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。当社グループの資金需要につきましては、運転資金が主なものであり、短期的な運転資金の需要は、自己資金及び金融機関からの短期借入金等で賄っております。また、設備投資などの長期的な資金需要につきましては、自己資金及び金融機関から金利コストを考慮した長期借入金等により賄っており、両者を組み合わせることで、過不足の無い効率的な調達に努めております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

事業リスク

  • 人材確保の困難性
    同社グループの事業は労働集約型が多く、優秀な人材の継続的な確保と育成が重要です。これが達成できない場合、将来の成長が鈍化し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。労働環境の整備と社員の定着が課題です。
  • 重大事故による信用失墜
    輸送事業を中心に車両による営業活動を行っており、重大な交通事故が発生した場合、社会的信用が大きく低下するリスクがあります。行政処分による車両使用停止などにより事業が中断・中止されれば、業績に深刻な影響を与える可能性があります。
  • 燃料価格の高騰
    輸送事業では多量の燃料を使用するため、原油価格の動向が燃料費に直接影響します。原油価格が大幅に高騰した場合、輸送コストが上昇し、収益を圧迫する可能性があります。これは業績に悪影響を及ぼす要因となります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2026|1,059 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社企業グループが判断したものであります。(1) 人材の確保について当社グループの展開する事業は労働集約型産業が多く、事業を行う上で労働力としての人材の確保が重要であります。そこで、優秀な人材を継続的に採用し育成を行い、適正な要員配置を行うこと、労働環境を整備し社員の定着を図る事が、当社企業グループの成長にとって必要となります。これが達成できなかった場合には、当社グループの将来の成長が鈍化し、業績に悪影響を与える可能性があります。 (2) 重大交通事故による社会的信用低下について当社グループは、デリバリー事業を中心に車両により営業活動を行っております。営業にあたり人命の尊重を最優先とし安全対策に努めておりますが、重大交通事故を発生させてしまった場合は社会的信用が低下し、業績に悪影響を与える可能性があります。また、重大交通事故を発生させた事業者に対しては行政処分として車両の使用停止が行われます。これらの行政処分により事業が中断中止するような事態となった場合は、当社企業グループの業績に悪影響を与える可能性があります。 (3) ゴルフ場経営による影響について当社企業集団には、ゴルフ場経営を行っている企業があります。 ゴルフ場経営は、全国的に極めて厳しい環境にあることが認識されている一方、当社グループにおいてはゴルフ場関係の業績は安定的に推移してはおりますが、県内ゴルフ場の値下げ競争も見受けられ、今後利用者数の減少、客単価の低下等のマイナス要因が強まった場合、当社企業グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) コスト上昇について当社グループの輸送事業において、多量の燃料を使用しております。 原油価格の動向により燃料費が大幅に高騰し、輸送コストが上昇する可能性があり、その場合、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5) 固定資産の減損について当社グループでは事業の運営のため固定資産を多数保有しております。現在使用している固定資産について、時価の著しい低下や将来キャッシュ・フローが見込めない場合には、減損処理を行う可能性があります。減損処理を行った場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

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