事業の概要
- 多角的な事業展開KYCOMホールディングスは、情報処理事業を核に、不動産事業、レンタカー事業、無線ソリューション事業と多岐にわたるビジネスを展開しています。これにより、特定の市場変動リスクを分散し、安定した収益基盤の構築を目指しています。
- 持株会社体制当社は純粋持株会社として、子会社10社と関連会社2社を統括しています。主な収益源は子会社からの経営指導料であり、グループ全体のシナジーを追求しながら、各事業の専門性を高めています。
- 情報処理事業が主力グループの中核を担う情報処理事業では、情報システムのコンサルティングから開発、保守、データエントリー、さらには指紋認証システムの開発・販売まで幅広く手掛けています。共同コンピュータ株式会社などの主要子会社がこの分野を支え、グループ全体の売上高の大部分を占める稼ぎ頭となっています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 情報技術事業情報技術事業は、KYCOMホールディングスグループの最も大きな収益源であり、売上高610.4億円、営業利益4.89億円を計上しています。この事業では、情報システムのコンサルティング、設計、開発、保守、データエントリー、指紋認証システムの開発・販売など、幅広いITサービスを提供しており、共同コンピュータ株式会社などが主要な役割を担っています。
- 不動産事業不動産事業は、社員寮を兼ねたマンション経営や太陽光発電事業を展開しており、売上高1.54億円、営業利益0.60億円を上げています。この事業は、グループ内の資産を有効活用し、安定的な収益確保に貢献しています。
- レンタカー事業レンタカー事業は、北陸エリアを中心に展開しており、売上高1.63億円、営業利益0.14億円を計上しています。地域に根差したサービスを提供することで、特定の地域における移動ニーズに応えています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| InformationTechnologyBusiness | 地域 | 61 | 5 | 8.0% |
| RealEstateBusiness | 地域 | 2 | 1 | 39.3% |
| RentACarBusiness | 地域 | 2 | 0 | 8.8% |
| WirelessSolutionBusiness | 地域 | 3 | -0 | -0.6% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】(1) 当社グループは、当社(KYCOMホールディングス㈱)、子会社11社、関連会社2社で構成され、情報処理事業(ソフトウエア開発、コンピュータ関連サービス、データエントリー業務等)、不動産事業、レンタカー事業、無線ソリューション事業を行っております。 当社グループの事業内容及び主要子会社の位置付け及びセグメントとの関係は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 セグメントの名称事業内容主要子会社情報処理事業(ソフトウエア開発、コンピュータ関連サービス、データエントリー業務等)情報システムのコンサルティング、企画、設計、開発、保守等の業務ヘルプデスク、コンピュータ運用業務経理及び人事・労務等のアウトソーシング受託業務文字データ及びイメージデータのエントリー業務指紋認証システムの開発及び販売、コンピュータ機器等オフィス設備のリース業等共同コンピュータ㈱(東京)共同コンピュータ㈱(福井)㈱共栄システムズ㈱九州共栄システムズ㈱共栄データセンターGISコンサルティング㈱㈱KYCOMネクストナレッジファクトリー㈱不動産事業社員寮と兼用したマンション経営、太陽光発電事業共同コンピュータ㈱(東京)㈱共栄システムズ㈱共栄データセンターサムソン総合ファイナンス㈱レンタカー事業北陸エリアを中心としたレンタカー事業北陸エリア・レンタカー㈱無線ソリューション事業無線設備の設置工事・修理・点検・保守、無線通信ソリューション㈱綿引無線 当社は有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 事業部門の系統図は次のとおりであります。2026年3月31日現在
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 情報サービス業界の激しい競争と製品・サービスの価格下落 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 規制 労働者派遣事業法に基づく資格ある技術者の派遣事業、その他退職給付債務、関税、消費税、環境リサイクル法等 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 中程度 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:子会社と密接に連動するリスク / お客様におけるリスク / 価格競争によるリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 3 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
KYCOMホールディングスは、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという明確な証拠は公開情報からは見当たらない。事業内容は情報通信サービスやシステム開発が中心であり、これらの分野での無形資産の優位性は限定的であると考えられる。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
顧客がKYCOMホールディングスの提供するシステム開発やITサービスから他社へ乗り換える場合、システム再構築やデータ移行に伴うコストや手間が発生する可能性がある。しかし、そのスイッチング・コストが顧客にとって極めて高いレベルにあるとは断定できず、限定的な優位性にとどまる。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
KYCOMホールディングスの事業モデルにおいて、ユーザー数の増加がサービスの価値を指数関数的に高めるようなネットワーク効果は確認できない。個別のシステム開発やITサービス提供が中心であり、プラットフォーム型ビジネスのような特性は見られない。
コスト優位☆☆☆☆☆
KYCOMホールディングスが、競合他社と比較して構造的に低コストでサービスを提供できるような優位性を示す具体的な情報は公開されていない。情報通信サービス業界は競争が激しく、コスト優位性を確立することは一般的に困難である。
規模の経済★★☆☆☆
情報通信サービスやシステム開発分野において、一定の事業規模を有していると考えられる。しかし、業界全体を寡占するほどの圧倒的な規模の経済性や、効率的な少数寡占体制を築いているとまでは言えない。規模の面での優位性はまだ発展途上である。
- 多様な事業ポートフォリオ情報処理、不動産、レンタカー、無線ソリューションと多角的な事業を展開しているため、特定の市場や経済状況に左右されにくい安定した収益構造を持っています。これにより、リスク分散と持続的な成長が期待できます。
- 情報処理の専門性と実績長年にわたり培ってきた情報システムのコンサルティング、開発、保守、データエントリーなどの専門知識と実績は、顧客からの信頼獲得に繋がっています。特に公共関連、通信、電力、旅行といった幅広い業界の顧客基盤を持つことは強みです。
- セキュリティと品質管理体制プライバシーマークやISO9001認証を取得している子会社もあり、情報セキュリティと品質管理を徹底しています。これは、機密情報や個人情報を扱う情報処理事業において、顧客からの信頼を得る上で非常に重要な競争優位性となります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、主に当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社は1968年に地域企業によるコンピュータの共同利用を目的として設立され、情報産業の発展とともにその業容を拡大し、第59期を迎えております。当社グループの経営の基本方針は次の三つであり、これらに基づいて経営戦略を立案、実行しております。① 収益拡大と経費節減② 企業リスクの管理③ 新規分野への挑戦 即ち、経営にあたっては、株主各位、お客様、お取引先、地域社会ならびに従業員に利益を還元すべく収益拡大に努めコスト管理を徹底し、遵法精神を貫いて業務に精励し、常に業務に潜むリスクを回避すべく万全を期し、更にお客様始めステークホルダーへの貢献を増大すべく新規分野に挑戦努力することを経営理念としております。 (2)経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、欧米における高い金利水準の継続や中国における不動産市場の停滞の継続に伴う影響など、海外景気の下振れ懸念のほか、物価上昇、中東情勢の緊迫化、金融資本市場の変動等、依然として先行き不透明な状況が続きました。 このような環境の中で当社グループは、事業の柱であるIT関連分野において、ソフトウエア開発及び関連業務では、よりユーザーに近い立場での開発業務ができるようにグループ会社間で連携を取りながら企業体質の強化をしてまいりました。また、コンピュータ関連サービス分野におきましても、教育機会を増やしサービスの質の向上、高度化に取り組み、ユーザーからも評価していただけるような提案営業の強化をしてまいりました。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループの中核事業であるソフトウエア開発業務、運用管理、サポート業務については、IT人材の需給逼迫が継続しており、要員確保は大きな課題であると認識しています。また、人材が当社グループにおける最も重要な経営資本であり、適切な賃上げの実施をすることで、更なる業務の受注価格を維持向上のためにも技術者の付加価値を不断に向上させることが必要です。また、ニーズの高まるニアショア市場(国内での開発回帰)やDX(デジタルトランスフォーメーション)、生成AIなどの関連技術に対応するために、組織体制の構築や必要とされる技術教育の機会拡大など、社員への投資がより一層必要と考えております。この対策として、当社グループは、① 技術者の技術力の向上を行います。特に若年技術者には資格取得の推進を図るとともに、経験を積んだ技術者に対しては、付加価値の高い新しい技術の習得機会を増やし、引き続きお客様に信頼されるサービスを提供するよう努めます。② 優秀な人材確保のため、通年中途採用を実施します。③ 積極的な新卒採用を実施します。具体的には、毎月グループ全体でリクルート委員会を開催しており、採用戦略の協議や学生の動向の情報交換を実施しております。④ 従業員満足度や定着率の向上を目指して、従業員が成長を実感できるような人事制度や研修制度の充実を推進して参ります。また、ワンルームマンション等の取得・運営を通じ、採用力や福利厚生の強化も随時検討します。⑤ 営業力及び技術力強化のために社内外から適切な要員を登用し、新規顧客の獲得や既在顧客との取引拡大に努め ます。⑥ 更なる収益重視とコスト削減により、高収益体質への転換を図り、本業以外の事業拡大に挑戦するための原資を確保し、当グループの強みを活かせる分野への展開を進め、中長期的な安心成長と収益拡大の実現に努めます。また、事業領域の拡大と資本効率向上を目的に、戦略的なM&Aの検討も継続いたします。 以上の諸施策を実行し、更に業績向上に努める所存であります。 (4)優先的に処理すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、組織の活性化と人事制度の強化拡充を進め、常に変化し、成長し続ける企業体質の構築が必要であると考えております。また、スピードを意識して、開発の推進、将来に向けた積極的な成長投資等を実行してまいります。 (5)目標とする経営指標 当社グループは、中期計画において次のとおり目標を設定いたしております。① 売上高経常利益率 目標 6%② 自己資本利益率(ROE) 目標 15%
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、主に当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社は1968年に地域企業によるコンピュータの共同利用を目的として設立され、情報産業の発展とともにその業容を拡大し、第59期を迎えております。当社グループの経営の基本方針は次の三つであり、これらに基づいて経営戦略を立案、実行しております。① 収益拡大と経費節減② 企業リスクの管理③ 新規分野への挑戦 即ち、経営にあたっては、株主各位、お客様、お取引先、地域社会ならびに従業員に利益を還元すべく収益拡大に努めコスト管理を徹底し、遵法精神を貫いて業務に精励し、常に業務に潜むリスクを回避すべく万全を期し、更にお客様始めステークホルダーへの貢献を増大すべく新規分野に挑戦努力することを経営理念としております。 (2)経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、欧米における高い金利水準の継続や中国における不動産市場の停滞の継続に伴う影響など、海外景気の下振れ懸念のほか、物価上昇、中東情勢の緊迫化、金融資本市場の変動等、依然として先行き不透明な状況が続きました。 このような環境の中で当社グループは、事業の柱であるIT関連分野において、ソフトウエア開発及び関連業務では、よりユーザーに近い立場での開発業務ができるようにグループ会社間で連携を取りながら企業体質の強化をしてまいりました。また、コンピュータ関連サービス分野におきましても、教育機会を増やしサービスの質の向上、高度化に取り組み、ユーザーからも評価していただけるような提案営業の強化をしてまいりました。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループの中核事業であるソフトウエア開発業務、運用管理、サポート業務については、IT人材の需給逼迫が継続しており、要員確保は大きな課題であると認識しています。また、人材が当社グループにおける最も重要な経営資本であり、適切な賃上げの実施をすることで、更なる業務の受注価格を維持向上のためにも技術者の付加価値を不断に向上させることが必要です。また、ニーズの高まるニアショア市場(国内での開発回帰)やDX(デジタルトランスフォーメーション)、生成AIなどの関連技術に対応するために、組織体制の構築や必要とされる技術教育の機会拡大など、社員への投資がより一層必要と考えております。この対策として、当社グループは、① 技術者の技術力の向上を行います。特に若年技術者には資格取得の推進を図るとともに、経験を積んだ技術者に対しては、付加価値の高い新しい技術の習得機会を増やし、引き続きお客様に信頼されるサービスを提供するよう努めます。② 優秀な人材確保のため、通年中途採用を実施します。③ 積極的な新卒採用を実施します。具体的には、毎月グループ全体でリクルート委員会を開催しており、採用戦略の協議や学生の動向の情報交換を実施しております。④ 従業員満足度や定着率の向上を目指して、従業員が成長を実感できるような人事制度や研修制度の充実を推進して参ります。また、ワンルームマンション等の取得・運営を通じ、採用力や福利厚生の強化も随時検討します。⑤ 営業力及び技術力強化のために社内外から適切な要員を登用し、新規顧客の獲得や既在顧客との取引拡大に努め ます。⑥ 更なる収益重視とコスト削減により、高収益体質への転換を図り、本業以外の事業拡大に挑戦するための原資を確保し、当グループの強みを活かせる分野への展開を進め、中長期的な安心成長と収益拡大の実現に努めます。また、事業領域の拡大と資本効率向上を目的に、戦略的なM&Aの検討も継続いたします。 以上の諸施策を実行し、更に業績向上に努める所存であります。 (4)優先的に処理すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、組織の活性化と人事制度の強化拡充を進め、常に変化し、成長し続ける企業体質の構築が必要であると考えております。また、スピードを意識して、開発の推進、将来に向けた積極的な成長投資等を実行してまいります。 (5)目標とする経営指標 当社グループは、中期計画において次のとおり目標を設定いたしております。① 売上高経常利益率 目標 6%② 自己資本利益率(ROE) 目標 15%
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の通商政策による影響が一部にみられたものの、雇用・所得環境や企業収益の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、物価上昇の継続による景気の下振れ懸念のほか、不安定な国際情勢や金融資本市場の変動等、先行き不透明な状況が続きました。 このような環境の中で当社グループは、事業の柱であるIT関連分野において、ソフトウエア開発及び関連業務では、よりユーザーに近い立場での開発業務ができるようにグループ会社間で連携を取りながら企業体質の強化をしてまいりました。また、コンピュータ関連サービス分野におきましても、教育機会を増やしサービスの質の向上、高度化に取り組み、ユーザーからも評価していただけるような提案営業の強化をしてまいりました。 当連結会計年度の売上高は72億24百万円(前年同期比6.7%増)、営業利益は5億98百万円(前年同期比1.3%増)、経常利益は6億73百万円(前年同期比5.4%増)となりました。これに、受取保険金66百万円等の特別損益の計上及び税金費用を加味した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は5億32百万円(前年同期比13.7%増)となりました。 当連結会計年度におけるセグメントの業績は次のとおりです。 当社グループの報告セグメントは、業績の評価、事業戦略の構築、経営資源の配分等を行ううえで重要性に基づいて決定しており、「情報処理事業」、「不動産事業」、「レンタカー事業」、「無線ソリューション事業」の4つで構成されています。 当連結会計年度におけるセグメントの業績は、情報処理事業では、DX/AI関連をはじめ経営資源を一元管理するERP構築事業やローコード・ノーコード開発需要、AIシステム開発需要もあり、売上高65億83百万円(前年同期比6.9%増)となりました。その一方、オフィススペースの拡張及び必要とされる新技術教育の受講機会拡大や従業員の待遇改善による人件費等のコストも引き続き増加しており、営業利益4億10百万円(前年同期比16.1%減)となりました。不動産事業では、太陽光発電所で、豪雪により一部破損が生じていたものの、前々期の盗難被害からの復旧もあったため、売上高2億44百万円(前年同期比11.9%増)、営業利益93百万円(前年同期比54.3%増)となりました。なお、太陽光発電所の雪害に対する受取保険金66百万円を特別利益に計上しております。レンタカー事業では、北陸新幹線の敦賀延伸による客足の伸びが一段落し、またカーシェアリングとの競合もあり、売上高1億72百万円(前年同期比5.7%増)、営業損失16百万円(前年同期は14百万円の営業利益)となりました。無線ソリューション事業では、業務の効率化に努め、売上高3億51百万円(前年同期比0.9%増)、営業利益26百万円(前年同期は2百万円の営業損失)となりました。 また、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)中長期的な会社の経営戦略」に記載しました各種施策に取り組んでおります。経営指標につきましては売上高経常利益率9.3%、ROE10.9%となり、中期計画において目標としておりました売上高経常利益率6%は達成したものの、ROEにつきましては目標としておりました15%を下回る結果となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は23億2百万円で、前連結会計年度末に比べて1億42百万円増加しました。 当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、増加した資金は5億98百万円(前年同期は5億19百万円の増加)となりました。主な増加の内訳は、税金等調整前当期純利益7億61百万円、減価償却費1億63百万円であります。主な減少の内訳は、売上債権の増加39百万円、法人税等の支払額2億39百万円であります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、減少した資金は2億96百万円(前年同期は2億27百万円の減少)となりました。主な増加の内訳は、投資有価証券の売却及び償還による収入1億44百万円であります。主な減少の内訳は、有形固定資産の取得による支出3億53百万円、投資有価証券の取得による支出52百万円であります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、減少した資金は1億59百万円(前年同期は2億81百万円の減少)となりました。増加の内訳は、短期借入れによる収入10億円、長期借入れによる収入1億15百万円であります。主な減少の内訳は、短期借入金の返済による支出10億30百万円、長期借入金の返済による支出1億93百万円、配当金の支払による支出50百万円であります。 ③生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称生産高(千円)前期比(%)情報処理事業6,579,628106.8不動産事業--レンタカー事業--無線ソリューション事業352,394100.2 報告セグメント計6,932,022106.5その他--合計6,932,022106.5(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去前の数値によっております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称受注高(千円)前期比(%)情報処理事業6,608,310106.6不動産事業--レンタカー事業--無線ソリューション事業347,162101.0 報告セグメント計6,955,472106.3その他--合計6,955,472106.3(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去前の数値によっております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称販売高(千円)前期比(%)情報処理事業6,583,803106.9不動産事業244,378111.9レンタカー事業172,861105.7無線ソリューション事業351,793100.9 報告セグメント計7,352,837106.7その他△128,211-合計7,224,626106.7(注)1.セグメント間の取引については相殺消去前の数値によっております。なお、「その他」の欄には、報告セグメントに含まれない事業セグメントの販売高とセグメント間の内部売上高消去額の合計を記載しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。相手先前連結会計年度当連結会計年度販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)㈱日立システムズ876,85713.01,065,80514.8㈱日立製作所834,26612.3864,77412.0㈱日立システムズエンジニアリングサービス788,10411.6814,99411.3 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容a.財政状態の分析(資産) 当連結会計年度末の総資産は88億72百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億9百万円の増加となりました。 流動資産は35億79百万円となり、2億23百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が1億56百万円増加したこと等によるものであります。 固定資産は52億93百万円となり、6億86百万円増加いたしました。これは主に投資その他の資産の投資有価証券が4億39百万円、有形固定資産の建物及び構築物(純額)が74百万円、土地が85百万円増加したこと等によるものであります。 なお、建物及び構築物並びに土地の増加は、不動産事業において、グループ各社の社員寮としても利用する賃貸用物件を取得したことによるものであります。(負債) 当連結会計年度末の負債は35億56百万円となり、前連結会計年度末に比べ82百万円の増加となりました。 流動負債は16億85百万円となり、15百万円増加いたしました。これは主に賞与引当金が43百万円、1年内返済予定の長期借入金が17百万円増加したこと及び、短期借入金が30百万円減少したこと等によるものであります。 固定負債は18億71百万円となり、66百万円増加いたしました。これは主に繰延税金負債が1億60百万円増加したこと及び、長期借入金が83百万円減少したこと等によるものであります。 b.経営成績の分析(売上高) 売上高は、72億24百万円(前年同期比6.7%増)となりました。セグメント別の内訳は、情報処理事業では、DX/AI関連をはじめ経営資源を一元管理するERP構築事業やローコード・ノーコード開発需要、AIシステム開発需要もあり、65億83百万円(前年同期比6.9%増)、不動産事業では、2億44百万円(前年同期比11.9%増)、レンタカー事業では、1億72百万円(前年同期比5.7%増)、無線ソリューション事業では、3億51百万円(前年同期比0.9%増)となりました。(売上原価、販売費及び一般管理費) 売上原価は56億93百万円(前年同期比6.8%増)、販売費及び一般管理費は9億33百万円(前年同期比9.9%増)となりました。(営業利益) 上記の結果、営業利益は5億98百万円(前年同期比1.3%増)となりました。(営業外損益、経常利益) 営業利益に営業外損益を加味した結果、経常利益は6億73百万円(前年同期比5.4%増)となりました。(特別損益、法人税等合計、親会社株主に帰属する当期純利益) 経常利益に受取保険金66百万円等の特別損益の計上及び税金費用等を加味した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は5億32百万円(前年同期比13.7%増)となりました。
事業リスク
- 子会社業績への連動リスクKYCOMホールディングスは純粋持株会社であり、収益の大部分が子会社からの経営指導料に依存しています。この指導料は子会社の売上高や営業外収益に連動するため、子会社の業績が悪化すると、ホールディングス全体の業績に直接的な影響を及ぼす可能性があります。
- 顧客依存と景気変動リスク情報処理事業の主要顧客は公共関連、通信、電力、旅行など多岐にわたりますが、これらの顧客の景気動向や業界特有のリスク(原油価格高騰、為替変動、災害など)は、子会社の受注状況や業績に大きな影響を与え、結果として当社グループ全体の収益を圧迫する可能性があります。
- 激しい価格競争リスク情報サービス業界は競争が非常に激しく、製品やサービスの価格下落が常態化しています。新規顧客開拓や経費削減努力を続けていますが、想定を超える価格競争の激化や受注単価の下落が発生した場合、当社グループの収益性が悪化する可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
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3【事業等のリスク】 当社グループの事業に関する主なリスクとして、株主各位の判断に影響すると考えられるものを次に記します。当社グループは、これらのリスクを認識し、その防止と回避に努めるものであり、発生時には真摯に対応に取り組む所存でおります。なお、これらの事態は必ずしも発生するものではなく、積極的な情報開示という観点から当社グループの事業に内包するリスクを公表するものであります。なお、文中の将来に関する事項は、主に当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。① 子会社と密接に連動するリスク: 当社は純粋持株会社であり、売上高の大部分は連結子会社から得られる経営指導料であります。この経営指導料は子会社の売上高及び営業外収益の一定割合として算出しますので、当社の業績は子会社の業績と密接に連動するというリスクがあります。② お客様におけるリスク: 子会社の重要なお客様の動向は、子会社の業績に多大な影響を及ぼします。現在、子会社は、公共関連事業、通信事業、電力事業、旅行事業等の案件を受注しておりますが、発注元であるお客様は、景気の動向、競合による業績の変動、原油価格高騰の長期化、為替の動向、金利の変動、不慮の災害等のリスクを抱えるものであり、お客様にかかるリスクが発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。③ 価格競争によるリスク: 情報サービス業界においては非常に競争が激しく、製品やサービスの価格の下落を招いております。当社グループでは新規顧客の開拓及び更なる経費節減に努めておりますが、想定を超える受注価格の下落が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。④ 規制、法制によるリスク: 公的規制、政策や税制が業績に影響を及ぼす可能性があります。例えば、当社グループには、労働者派遣事業法に基づき、資格ある優秀な技術者の派遣を事業としている子会社がありますが、労働条件や租税等に関する法令の変動により対応コストが増加し利益が減少する等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。その他退職給付債務、関税、消費税、環境リサイクル法等による規制も当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。⑤ 情報セキュリティのリスク: 当社グループが保有する機密情報及び個人情報については、「情報機密保護規程」及び「個人情報保護規程」を制定し、かつ情報開示にあたっては常に機密保持契約を交わし、その保護に万全を期しております。更にプライバシーマーク(JIS規格)認証及びISO9001等を取得し、データセンター事業の運営においてセキュリティ及び品質管理を徹底している子会社もありますが、予期し得ない不正アクセスにより情報漏洩等が発生する場合があります。この場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。⑥ 新規事業及び海外投資におけるリスク: 新規事業及び海外投資には、相当の体制及び環境を整備し知識と情報を集約しても、経験不足によって潜在リスクを認識できず、対応が遅れる場合があります。この場合は、新規事業及び海外への投資額が大きいとき、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、海外投資において著しい為替変動が生じた場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。⑦ 他社との業務提携、合弁事業、戦略的投資によるリスク: 子会社がお客様のニーズに対応するため、また、当社グループ発展のために必要と判断し、国内外の他社との業務提携、合弁事業、戦略的投資を行うことが考えられますが、当事者間の利害の不一致、交渉期間の延長、適切な人材の配置が困難等により、計画どおりの成果が得られない場合があります。この場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。⑧ 訴訟等の法的手続きによるリスク: 当社グループが自己の認識あるいは責任の有無にかかわらず、第三者の権利や利益を侵害したという理由で損害賠償等の訴訟を提起された場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、現在は当社グループの労使関係は良好ですが、何らかの理由で労使関係に変化が生じ訴訟に発展した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。⑨ その他のリスク: 製品やサービスの欠陥、自然災害、テロ、ストライキ等のリスク、人材確保と育成が計画どおりに進まなかった場合のリスク等が、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。