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PEGレシオとは

PEG Ratio
バリュエーション
PER ÷ 利益成長率。1.0以下が割安、0.5以下なら強い買い候補。ピーター・リンチが多用した指標。
PEG = PER ÷ EPS成長率(%)

くわしく

PEGレシオ(Price/Earnings to Growth Ratio)は、企業の株価がその利益成長率に対して割安か割高かを評価するための指標です。単なるPER(株価収益率)だけでは、成長性の高い企業のPERが高く見えてしまうという欠点があります。例えば、PER20倍の企業とPER40倍の企業があったとして、前者の利益成長率が5%で後者が20%であれば、後者の方が成長性を考慮すると割安である可能性があります。PEGレシオは、この利益成長率をPERに織り込むことで、より実態に即したバリュエーションを可能にします。特に、ピーター・リンチが好んで使用したことで知られ、成長株投資において重要な指標の一つとされています。一般的に、PEGレシオが1.0を下回ると割安、0.5を下回ると非常に割安と判断されることが多いですが、これはあくまで目安であり、業種や企業の成熟度によって適切な水準は異なります。高い成長率を維持できる企業は、将来的に株価が大きく上昇する可能性を秘めているため、PEGレシオが低い企業は投資妙味があると言えるでしょう。

どう使うか

PEGレシオは、主に成長株の評価に用いられます。計算式は「PER ÷ EPS成長率(%)」です。EPS成長率は、通常、アナリスト予想の今後3〜5年間の年平均成長率を使用します。例えば、PERが15倍で、今後5年間のEPS成長率が15%と予想される企業の場合、PEGレシオは15 ÷ 15 = 1.0となります。PERが20倍で成長率が25%なら、20 ÷ 25 = 0.8となり、成長性を考慮すると割安と判断できます。同業他社や市場平均と比較することで、その企業の相対的な割安・割高を判断するのに役立ちます。ただし、成長率の予測は不確実性が高いため、あくまで参考指標の一つとして活用することが重要です。

具体例

よくある誤解

初学者が陥りがちな誤解として、まず「PEGレシオが低いほど良い」と単純に考えすぎることです。成長率の予測は非常に難しく、過度に楽観的な成長率を前提に計算すると、実際には割高な銘柄を割安と誤解する可能性があります。また、成長率が非常に低い、あるいはマイナスの企業にはPEGレシオは適用できません。さらに、業種や企業のライフサイクルによって適切なPEGレシオの水準は異なるため、一律に「1.0以下が良い」と判断するのではなく、同業他社比較や過去の推移も踏まえて多角的に評価することが重要です。

成長はバリュエーションの一部であり、バリュエーションは投資の一部である。成長とバリュエーションは切り離せない関係にある。 — ウォーレン・バフェット

実例

例:PER20倍で利益成長20%なら PEG=1.0。

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