事業の概要
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 中程度 主要原材料の価格変動リスクがあるが、特殊な原材料を使用 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 パネトーネ種の品質保持・製パン工程への応用に関する微生物学的研究 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 中程度 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | ディフェンシブ |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:食品の安全性に関する問題発生 / 本社工場の操業停止による製品供給停止 / 原材料の調達困難または価格高騰
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 5 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
コモは時系列財務データが未収録であり、ブランド力、特許、規制ライセンス、独占的IPに関する具体的な情報が入手困難。現時点では無形資産による競争優位性は確認できない。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
コモの主力製品である「非常食」は、一度購入すると一定期間(数年)は消費されないため、顧客が他社製品へ乗り換える頻度は低い。しかし、災害発生時の緊急性が高いため、代替品へのスイッチングコストは限定的。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
コモの事業モデルは、製品の利用者が増えることで価値が増すネットワーク効果を生み出すものではない。個々の消費者の購入決定が主であり、プラットフォーム型ビジネスではない。
コスト優位★★☆☆☆
食料品業界において、コモは長年の経験とノウハウに基づいた効率的な生産体制を構築している可能性がある。しかし、競合他社とのコスト構造における明確な優位性を示す具体的なデータは現時点では不足している。
規模の経済★★☆☆☆
食料品業界は競争が激しいが、コモは非常食というニッチ市場に特化している。この分野での一定の規模は有していると考えられるが、業界全体に対する最適な規模の少数寡占を形成しているかは不明。
- 製品の独自性:コモの製品は「パネトーネ種」という特別な酵母を使っており、これにより保存期間が長い「ロングライフパン」という特徴があります。この独自の技術は、一般的なパンにはない強みであり、他社が簡単に真似できない競争優位性となっています。この特性を活かし、全国への安定供給や非常食としての需要も期待できます。
- 品質管理体制:FSSC22000という食品安全に関する国際規格に基づいた品質管理システムを導入しており、製品の安全性を徹底しています。これにより、消費者の食の安全に対する高い関心に応え、信頼を維持することで、ブランド価値の向上と事業継続の基盤を強化しています。万一の事態に備えた対応マニュアルや保険も整備されています。
- 全国供給体制:本社工場のみで製品を製造し、全国に販売する体制を確立しています。ロングライフという製品特性が、この集中生産・広域販売モデルを可能にしており、効率的な生産と物流を実現しています。これにより、全国の顧客に対して安定的に製品を供給できる点が強みとなります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
- 付加価値の高い新製品開発と市場開拓:コモは、主力である「パネトーネ種」の特性を最大限に活かしつつ、より高付加価値な新製品の開発に注力する方針です。同時に、既存の販路だけでなく、新たな市場の開拓にも積極的に取り組み、売上拡大を目指します。これにより、厳しい経営環境下でも持続的な成長を実現しようとしています。
- 収益力向上と品質強化:原材料価格や物流費の高騰が続く中で、業務プロセスの見直しを進め、市場動向を見極めながら適正な価格での取引を継続することで、収益力の向上を図ります。また、食品製造業の根幹である食品の安全・安心を確保するため、品質のさらなる向上に努め、顧客からの信頼を維持・強化していくことを重視しています。
- 企業価値向上とROE目標:コモは、ロングライフパンのトップメーカーとしてのブランド力を高めながら、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。中長期的な目標として、資本コストを上回るROE(自己資本利益率)の達成を掲げており、中期経営計画の最終年度である2027年3月期にはROE10.0%以上を目指し、株主価値の向上にコミットしています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。今後の経営環境は、賃上げ等による消費の下支えが期待される一方、地政学リスクの更なる高まり、原材料価格及びエネルギー価格の上昇、労働力人口の減少等を背景とする人件費・物流費の上昇、米国の通商政策の転換、日銀による政策金利の引上げ等が懸念され、依然として厳しい状況が続くことが予想されます。このような状況下、2027年3月期においては、当社製品の根幹であるパネトーネ種の特長を活かし、より付加価値の高い新製品の開発及び原材料の見直しに注力するとともに、原材料等の価格及び消費者の動向等を見極めながら、新たな市場の開拓、販路の拡大、適正な価格による取引等を図ることにより、収益力の向上につなげてまいります。同時に、2026年3月期に決定した設備投資計画の実施を着実に進めるほか、子会社の吸収合併等を含む業務の合理化にも努めてまいります。また、食品製造業においては、製造する食品の安全・安心は、お客様からの信頼を支える源であり、事業の継続・発展の基礎となるものであることから、品質の一層の向上を目指してまいります。以上の取組を強力に推進し、ロングライフパンのトップメーカーとしてのブランドを高めつつ、持続的な成長と企業価値の向上に努めてまいります。なお、当社は2027年3月期より非連結決算に移行するため、連結業績予想を開示せず、個別業績予想を開示することといたしました。次期につきましては、売上高73億円、営業利益2億8百万円、経常利益1億8千4百万円、当期純利益2億5百万円を見込んでおります。また、当社は、中長期的に資本コストを上回るROE(自己資本利益率)の向上を目指す価値創造企業でありたいと考えております。このため、ROEを重要な指標として位置付けており、中期経営計画においては、最終年度となる2027年3月期にROE10.0%以上の達成を目指しております。当連結会計年度におけるROEは3.7%であり、引き続き当該指標の達成に邁進していく所存でございます。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。今後の経営環境は、賃上げ等による消費の下支えが期待される一方、地政学リスクの更なる高まり、原材料価格及びエネルギー価格の上昇、労働力人口の減少等を背景とする人件費・物流費の上昇、米国の通商政策の転換、日銀による政策金利の引上げ等が懸念され、依然として厳しい状況が続くことが予想されます。このような状況下、2027年3月期においては、当社製品の根幹であるパネトーネ種の特長を活かし、より付加価値の高い新製品の開発及び原材料の見直しに注力するとともに、原材料等の価格及び消費者の動向等を見極めながら、新たな市場の開拓、販路の拡大、適正な価格による取引等を図ることにより、収益力の向上につなげてまいります。同時に、2026年3月期に決定した設備投資計画の実施を着実に進めるほか、子会社の吸収合併等を含む業務の合理化にも努めてまいります。また、食品製造業においては、製造する食品の安全・安心は、お客様からの信頼を支える源であり、事業の継続・発展の基礎となるものであることから、品質の一層の向上を目指してまいります。以上の取組を強力に推進し、ロングライフパンのトップメーカーとしてのブランドを高めつつ、持続的な成長と企業価値の向上に努めてまいります。なお、当社は2027年3月期より非連結決算に移行するため、連結業績予想を開示せず、個別業績予想を開示することといたしました。次期につきましては、売上高73億円、営業利益2億8百万円、経常利益1億8千4百万円、当期純利益2億5百万円を見込んでおります。また、当社は、中長期的に資本コストを上回るROE(自己資本利益率)の向上を目指す価値創造企業でありたいと考えております。このため、ROEを重要な指標として位置付けており、中期経営計画においては、最終年度となる2027年3月期にROE10.0%以上の達成を目指しております。当連結会計年度におけるROEは3.7%であり、引き続き当該指標の達成に邁進していく所存でございます。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調なインバウンド需要や継続的な賃金の引上げ等の動きがみられた一方、ウクライナや中東における地政学リスクを背景としたサプライチェーンへの影響、米国の保護主義的な通商政策への転換、日銀による政策金利の引上げ、円安の進行による輸入品価格の上昇等により、先行き不透明な状況が続きました。当業界においては、原材料価格、エネルギー価格の高騰等を背景として、製品価格の値上げが続くなか、消費者による生活防衛意識の高まりもあり、厳しい経営環境となりました。こうしたなか、当社グループは、生産・品質の安定と設備の老朽化による生産リスクの軽減を図るため、2027年10月の操業を予定する設備投資計画を作成し、順次、工事等を進めてまいりました。販売に関しては、新たに「クレセントショコラ」、「クレセントホワイト」のNB製品2品のほか、PB製品3品を発売しました。また、原材料価格等の上昇を踏まえ、製品価格の改定による適正な取引の推進に努める一方、販路の拡大等に注力し、主要販売先である生活協同組合及び自動販売機オペレーターとの取引を堅持しつつ、量販店等への売上高増加を図りました。以上の結果、当期の経営成績は、売上高73億2千3百万円(前期比3.0%増)、経常利益1億1千7百万円(前期比64.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7千6百万円(前期比80.4%増)となりました。当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1千2百万円増加し、47億3千9百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末に比べ3千6百万円増加し、15億6千3百万円となりました。これは主に現金及び預金の増加(4千2百万円)、売掛金の増加(2千2百万円)、商品及び製品の減少(1千4百万円)、原材料及び貯蔵品の減少(1千9百万円)等によるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ2千3百万円減少し、31億7千5百万円となりました。これは主に建物及び構築物の減少(4千8百万円)、機械装置及び運搬具の減少(1億4千万円)、リース資産の減少(2千4百万円)、建設仮勘定の増加(1億2千7百万円)、投資有価証券の増加(7千2百万円)等によるものであります。当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ8千8百万円減少し、25億9千7百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度末に比べ2千8百万円増加し、19億7千3百万円となりました。これは主に買掛金の減少(2千6百万円)、短期借入金の増加(5千万円)、1年内返済予定の長期借入金の減少(2千万円)、未払消費税等の増加(2千7百万円)等によるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ1億1千7百万円減少し、6億2千4百万円となりました。これは主に長期借入金の減少(7千8百万円)、リース債務の減少(2千万円)、退職給付に係る負債の減少(1千万円)等によるものであります。純資産は、前連結会計年度末に比べ1億1百万円増加し、21億4千1百万円となりました。これは主に利益剰余金の増加(5千2百万円)、その他有価証券評価差額金の増加(4千9百万円)等によるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4千2百万円増加(前年同期比15.6%増)し、当連結会計年度末には3億1千3百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は4億3千6百万円(前年同期は3千万円の獲得)となりました。 これは主に税金等調整前当期純利益(1億1千7百万円)、減価償却費(3億2千5百万円)、仕入債務の減少額(2千6百万円)、法人税等の支払額(3千7百万円)等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は2億3千5百万円(前年同期比23.5%減)となりました。 これは主に有形固定資産の取得による支出(2億1千7百万円)、無形固定資産の取得による支出(2千4百万円)等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は1億5千9百万円(前年同期比45.7%増)となりました。 これは主に短期借入金の純増加額(5千万円)、長期借入金の借入れによる収入(1億1千5百万円)、長期借入金の返済による支出(2億1千3百万円)、配当金の支払額(2千4百万円)、リース債務の返済による支出(2千8百万円)、シンジケートローン手数料の支払額(5千8百万円)によるものであります。③生産、受注及び販売の実績当社グループはロングライフパンの製造及び販売事業の単一セグメントであるため、以下の記載については品目別に記載しております。a.生産実績 当連結会計年度の生産実績を品目別に示すと次のとおりであります。品目別金額(千円)前年同期比(%)デニッシュ3,060,34396.9クロワッサン2,980,475106.0ワッフル432,44691.1パネトーネ20,019146.0その他894,629120.4合計7,387,914102.6 (注)上記の金額は、販売価格を基礎として算定しております。b.受注実績 当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を品目別に示すと次のとおりであります。品目別金額(千円)前年同期比(%)デニッシュ3,041,19296.9クロワッサン2,980,304107.2ワッフル433,60290.7パネトーネ17,530145.0その他851,125121.3合計7,323,754103.0(注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。相手先前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)日本生活協同組合連合会993,73314.01,092,44414.9サントリービバレッジソリューション㈱874,62912.3983,67913.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりです。売上高は、品目別では、「デニッシュ群」は30億4千1百万円、「クロワッサン群」は29億8千万円、「ワッフル群」は4億3千3百万円、「パネトーネ群」は1千7百万円、セット製品などが含まれる「その他」は8億5千1百万円となりました。また、業態別では、「生活協同組合」が24億7千1百万円、「自動販売機オペレーター」が18億4千4百万円、「量販店」が9億8千万円、「卸問屋」が6億4千8百万円、その他が13億7千9百万円となりました。その結果、当連結会計年度の売上高は、73億2千3百万円となりました。売上原価は53億1千7百万円で売上原価率は72.6%となりました。その内、原材料費が31億1千8百万円、労務費が11億4千3百万円、経費が10億9千5百万円となりました。また、売上総利益は20億5百万円で売上高総利益率は27.4%となりました。販売費及び一般管理費は、18億3千3百万円で売上高比25.0%となりました。その内、人件費が6億4千7百万円、配送費が6億2千8百万円、賃借料が4千8百万円、諸手数料が1億7千7百万円となりました。経常利益は1億1千7百万円で売上高経常利益率は1.6%となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は7千6百万円で売上高比1.1%となりました。当社グループの資本の財源及び資金の流動性については次のとおりです。当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は15億6千3百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は3億1千3百万円となっております。 ③重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるためこれらの見積りとは異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5(経理の状況)の連結財務諸表の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しておりますが、特に次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすものと考えております。 繰延税金資産の回収可能性の評価当社は繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して、将来の課税所得の見込み及び税務計画に基づき、回収可能性を十分に検討し、回収可能な額を計上しております。なお、既に計上した繰延税金資産については、その実現可能性について毎期検討し、内容の見直しを行っておりますが、将来の課税所得の見込みの変化やその他要因に基づき繰延税金資産の実現可能性の評価が変更された場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。
事業リスク
- 食品の安全性:食品業界では、偽装表示や異物混入など、食の安全を揺るがす問題が頻繁に発生しており、消費者の関心は非常に高まっています。コモはFSSC22000に基づく品質管理を徹底していますが、予期せぬ製品欠陥や原材料の問題が発生した場合、大規模な製品回収や製造物責任が生じ、企業の業績や財政状態に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
- 製品供給の停止:コモの製品は本社工場のみで製造されており、全国に供給されています。そのため、地震や台風などの自然災害、または工場での重大な事故が発生し、本社工場が操業停止に陥った場合、製品の供給が全面的に停止するリスクがあります。これにより、売上の大幅な減少や顧客からの信頼失墜など、業績と財政状態に大きな影響が出る可能性があります。
- 原材料の調達と価格変動:コモの主要原材料は小麦粉、砂糖、油脂などの農産物加工品や、卵、レーズンといった農産物です。これらは天候不順による収穫量減少や需要増加で価格が高騰したり、安定的な調達が困難になる可能性があります。また、原油価格の上昇は燃料費や包装材料費の増加につながり、特殊な原材料を使用しているため、仕入先の経営破綻なども調達リスクとなります。これらの要因は、業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 食品の安全性について 近年、食品業界におきましては、製品の規格や産地の偽装問題、賞味期限についての虚偽表示や誤表示など、食の安全・安心を揺るがす事件がたびたび発生しております。消費者の食品の安全性に対する関心はますます高まっており、この対応を誤れば企業の存続に関わる大きなダメージにつながります。 こうしたリスク回避のために当社ではFSSC22000に基づき、各種品質関連マニュアルの徹底による事前防止システムを確立し、食の安全・安心について万全の体制で臨むとともに、万一発生した場合の対応マニュアルの整備や、生産物賠償責任保険の付保を行っております。 しかし、予期せぬ製品の欠陥の発生や、仕入原料に不適切な物質の使用・混入あるいはその他の原因により、大規模な製品回収や製造物責任が発生した場合には、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(2) 製品の供給体制について当社の製品は、ロングライフである特性を活かして、本社工場のみで製造し、全国に販売しております。そのため、事故や地震、台風等の自然災害が発生し、本社工場が重大な被害を受け操業停止となった場合、製品の供給が全面的に停止することが想定されます。従って、当社の危機管理対策の想定範囲を超えた自然災害等が発生した場合には、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。(3) 原材料の調達及び価格変動について当社製品の主要原材料は、小麦粉、砂糖、油脂等農産物の一次加工品であり、卵、レーズン等の農産物も原料として多量に使用しております。これらの生産地域の異常気象等による収穫量の減少や消費量の急激な増加のために需給が逼迫する可能性があります。また、原油価格の上昇等により、重油等の燃料や石油製品である包装材料、容器類の価格上昇が生じる可能性があります。また、当社では、原材料を安定的に確保するため、仕入先について、調査機関や業界からの情報収集に基づく経営状況の見極め、調達先の分散によるリスク回避等に努めておりますが、ロングライフパンという当社製品の特性から、使用する原材料にも特殊性が求められ、突発的な事情による経営破綻等により、原材料の安定的な調達ができなくなる可能性があります。上記理由により、原材料の調達が不可能となった場合、または仕入価格が高騰した場合、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 法的規制について 当社は、食品衛生法、PL法(製造物責任法)、不当景品類及び不当表示防止法、食品表示法や環境・リサイクル関連法規など、各種の法的規制を受けております。これらの規制を遵守できない場合には、当社の活動が制限される可能性や、コストの増加を招く可能性があります。こうしたことから、各種社内規定の整備を行うとともに、主管部門及び関連する部署が連携してすべての法的規制を遵守するように取り組んでおります。 しかし、予測外の法的規制の強化や新たな規制が発生し、当社の事業活動の制限やコスト増加が発生した場合には、業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。