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前澤工業(6489)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

機械 機械

事業の概要

  • 水処理設備の提供
    前澤工業グループは、上下水道や産業用の水処理機械設備、有機性廃棄物資源化設備の製造、販売、修理、維持管理、運営を一貫して手掛けています。これは、私たちの生活に不可欠な水をきれいにしたり、廃棄物を資源に変えたりする社会インフラを支える事業です。グループ会社がメンテナンスを担うことで、長期的な安定収益も確保しています。
  • 環境関連分野への貢献
    同社グループは、環境関連分野の社会資本整備や浄化事業に注力しており、水処理技術を通じて持続可能な社会の実現に貢献しています。具体的には、きれいな水を供給するための浄水場設備や、汚れた水を処理する下水処理場設備などを提供し、人々の生活環境を守る重要な役割を担っています。
  • 多様な事業セグメント
    事業は大きく「環境事業」「バルブ事業」「メンテナンス事業」の3つのセグメントに分かれています。環境事業は水処理機械設備全般、バルブ事業は上下水道用の弁や栓、メンテナンス事業は設備の修理や維持管理を担当しており、それぞれの専門性を活かして多角的に収益を上げています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 環境事業
    この事業は、上下水道用水処理機械設備、産業用水処理機械設備、有機性廃棄物資源化設備などの製造・販売・修繕・維持管理・運営を担っています。最新年度の売上高は137.19億円、営業利益は5.75億円で、グループの中核をなす事業の一つであり、社会のインフラを支える重要な役割を果たしています。
  • バルブ事業
    上下水道用弁・栓・門扉などの製造・販売を手掛ける事業です。最新年度の売上高は112.14億円、営業利益は9.77億円となっています。水処理施設や配管網において、水の流れを制御するために不可欠な製品を提供しており、安定した需要が見込まれます。
  • メンテナンス事業
    上下水道用水処理機械設備・機器の修繕・据付工事・維持管理などを行う事業です。最新年度の売上高は125.66億円、営業利益は29.72億円と、売上高に対する利益率が非常に高いのが特徴です。設備の長期的な安定稼働を支えるサービスであり、継続的な収益源としてグループの利益に大きく貢献しています。
2025-05 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
Environment 事業 137 6 4.2%
Valve 事業 112 10 8.7%
Maintenance 事業 126 30 23.7%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2025|459 文字
3 【事業の内容】当社グループは、当社および連結子会社1社、非連結子会社1社、持分法非適用関連会社2社で構成され、上下水道用水処理機械設備・産業用水処理機械設備・有機性廃棄物資源化設備などの製造・販売・修繕・維持管理・運営をもとに、環境関連分野の社会資本整備、浄化事業に取り組んでおります。 当社および当社の関係会社の事業についてセグメントとして区分し、次のとおり位置づけております。㈱前澤エンジニアリングサービス(連結子会社)はメンテナンス事業を行っております。また、持分法非適用関連会社は浄水場排水処理施設等整備・運営を行っております。 セグメント事業内容環境事業上下水道用水処理機械設備、産業用水処理機械設備、有機性廃棄物資源化設備等に関する事業バルブ事業上下水道用弁・栓・門扉等に関する事業メンテナンス事業上下水道用水処理機械設備・機器の修繕・据付工事・維持管理等に関する事業 事業の系統図は次のとおりであります。  ※非連結子会社である㈱ウォーテック北海道は、現在事業を休止しているため、記載しておりません。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
資機材価格が急騰しても販売価格に反映させることが困難な場合があるため
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 技術
水処理装置及び機器メーカーとして社会に貢献する製品やシステムの開発を進めている
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 高い(依存)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか 中程度
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:市場環境の変動 / 資機材価格の急激な変動 / 退職給付費用及び債務
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 6 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

財務サマリに時系列データが未収録であり、ブランド力や特許などの無形資産に関する具体的な情報は現時点では確認できない。一般的に、機械メーカーは技術力や品質が重要だが、それが直接的な無形資産として評価できるほどの顕著な情報はない。

スイッチングコスト★★☆☆☆
根拠:中程度乗り換えの手間・コスト

前澤工業の製品は、主に上下水道や工業用水などの水処理プラント向けポンプやろ過装置が中心である。これらの設備はプラントの基幹部分を担うため、一度導入すると更新には多大なコストと時間がかかる。しかし、競合他社も同様の製品を提供しており、顧客が乗り換える際の損失は大きいものの、絶対的なスイッチングコストとは言えない。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

同社の事業内容は、特定のプラント設備やインフラ向けの製品供給であり、ユーザーが増えることでサービスの価値が増すようなネットワーク効果は発生しない。BtoBの設備投資が中心であり、プラットフォーム型ビジネスとは異なる。

コスト優位★☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

機械製造業全般に言えることだが、一定の規模で生産することによるコスト削減効果は期待できる。しかし、前澤工業が他社と比較して構造的に著しく低いコストで生産・提供できるという具体的な証拠は現時点では見当たらない。為替変動や原材料価格の影響を受けやすい。

規模の経済★★★☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

上下水道や工業用水分野におけるポンプやろ過装置の製造・販売において、一定の市場シェアを確保していると考えられる。特に国内インフラ関連では、長年の実績と信頼が強みとなり、業界規模に対して最適な少数寡占に近い状態を形成している可能性がある。しかし、グローバルでの圧倒的な規模とは言えない。

  • 長年の実績と信頼
    創業以来85年以上にわたり、上下水道用水処理機械設備などの分野で実績を積み上げてきたことが強みです。この長い歴史の中で培われた技術力と信頼は、公共事業が多い水インフラ分野において、安定した受注に繋がる重要な競争優位性となっています。
  • 一貫したサービス提供
    設備の製造・販売から、設置工事、修繕、維持管理、さらには運営までを一貫して提供できる体制が整っています。これにより、顧客は複数の業者と契約する手間が省け、同社グループは顧客との長期的な関係を築きやすくなり、安定的な収益基盤を構築しています。
  • メンテナンス事業の収益性
    連結子会社である株式会社前澤エンジニアリングサービスが手掛けるメンテナンス事業は、設備の安定稼働に不可欠であり、継続的な需要が見込めます。この事業は、売上高に対する営業利益率が他の事業よりも高く、グループ全体の収益性を支える重要な柱となっています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

  • 水関連分野での成長戦略
    同社グループは、経営理念に基づき「水とともに躍進し、人間らしさを求め、社会に貢献できる魅力ある企業」を目指しています。特に、脱炭素社会実現に向けたバイオマス・省エネ技術の開発強化、官民連携事業への体制強化、海外水インフラ市場での事業機会創出を通じて、新たな成長分野を切り開くことを重視しています。
  • 既存事業の収益力強化
    バルブ、環境、メンテナンスといった既存事業の安定的な拡大と収益力向上を図ります。具体的には、顧客ニーズに応える技術開発と提案力の強化、製造プロセスの最適化と施工管理体制の強化、そして顧客対応力強化によるメンテナンス事業の拡充を通じて、競争力を高める方針です。
  • 経営基盤の強化
    持続的な成長を支えるため、企業価値向上に向けた経営基盤の強化にも注力しています。人的資本の充実と社員が活躍できる職場づくり、持続的成長に繋がるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、ガバナンス強化と環境に配慮した企業活動の推進を通じて、企業としての土台を盤石にすることを目指しています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは、経営理念である「水とともに躍進し 人間らしさを求め 社会に貢献できる魅力ある企業」の実現をめざし、事業を展開しております。創業以来85年余にわたり実績を積み上げてきた上下水道用水処理機械設備・産業用水処理機械設備・有機性廃棄物資源化設備などの製造・販売・修繕・維持管理・運営をもとに、“水”に関わる分野の社会資本整備に加え、再エネ・省エネによる社会への貢献に積極的に取り組み、人と環境に優しい技術・製品を提供してまいりました。当社グループの主要事業である上下水道事業においては、少子高齢化に伴う人口減少による収入不足、技術者不足や施設・設備の老朽化対策等、多くの課題を抱えております。これらの課題への取り組みに加え、脱炭素・資源循環型社会の実現に向けたエネルギー問題への対応、自然災害に対する防災・減災への対応等、当社グループが果たすべき役割はますます重要なものになっていると認識しております。こうした状況の中、当社グループは社会・市場環境の変化を見据え、新たな価値の創出、持続的成長を図るために、「人と技術力で未来を拓く」をスローガンとした中期3ヵ年経営計画(令和6年度~令和8年度)を策定し、重点施策「成長戦略の推進」、「既存事業の収益力強化」、「企業価値向上に向けた経営基盤の強化」に取り組んでおります。 (1)成長戦略の推進  再エネ・省エネ、官民連携、海外水インフラの分野において、成長戦略の推進を図ります。  (ⅰ)脱炭素社会実現に向けたバイオマス・省エネ技術の開発強化と事業展開  (ⅱ)官民連携への体制強化と事業の推進  (ⅲ)海外水インフラ市場における事業機会の創出 (2)既存事業の収益力強化 バルブ・環境・メンテナンス事業において、安定的な事業拡大とさらなる収益力強化を図ります。  (ⅰ)顧客ニーズに応える技術開発・提案力の強化  (ⅱ)製造プロセスの最適化と施工管理体制の強化  (ⅲ)顧客対応力強化によるメンテナンス事業の拡充 (3)企業価値向上に向けた経営基盤の強化 企業価値を高め、将来にわたって持続可能に成長していくため、経営基盤の強化を図ります。 (ⅰ)人的資本の充実と社員一人ひとりが活躍できる職場づくり (ⅱ)持続的成長につながるDXの推進  (ⅲ)ガバナンス強化と環境に配慮した企業活動の推進 これらの着実な推進により水関連企業、さらに環境関連企業として国内外に貢献し、企業価値の向上を図ってまいります。引き続き、世界的な金融引き締め、物価上昇、金融資本市場の変動の影響等にも一層留意する必要があり、当社グループを取り巻く事業環境も不透明な状況で推移することが予想されます。当社グループにおいては、日々変化する状況を注視し、これに応じた取り組みに努めてまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは、経営理念である「水とともに躍進し 人間らしさを求め 社会に貢献できる魅力ある企業」の実現をめざし、事業を展開しております。創業以来85年余にわたり実績を積み上げてきた上下水道用水処理機械設備・産業用水処理機械設備・有機性廃棄物資源化設備などの製造・販売・修繕・維持管理・運営をもとに、“水”に関わる分野の社会資本整備に加え、再エネ・省エネによる社会への貢献に積極的に取り組み、人と環境に優しい技術・製品を提供してまいりました。当社グループの主要事業である上下水道事業においては、少子高齢化に伴う人口減少による収入不足、技術者不足や施設・設備の老朽化対策等、多くの課題を抱えております。これらの課題への取り組みに加え、脱炭素・資源循環型社会の実現に向けたエネルギー問題への対応、自然災害に対する防災・減災への対応等、当社グループが果たすべき役割はますます重要なものになっていると認識しております。こうした状況の中、当社グループは社会・市場環境の変化を見据え、新たな価値の創出、持続的成長を図るために、「人と技術力で未来を拓く」をスローガンとした中期3ヵ年経営計画(令和6年度~令和8年度)を策定し、重点施策「成長戦略の推進」、「既存事業の収益力強化」、「企業価値向上に向けた経営基盤の強化」に取り組んでおります。 (1)成長戦略の推進  再エネ・省エネ、官民連携、海外水インフラの分野において、成長戦略の推進を図ります。  (ⅰ)脱炭素社会実現に向けたバイオマス・省エネ技術の開発強化と事業展開  (ⅱ)官民連携への体制強化と事業の推進  (ⅲ)海外水インフラ市場における事業機会の創出 (2)既存事業の収益力強化 バルブ・環境・メンテナンス事業において、安定的な事業拡大とさらなる収益力強化を図ります。  (ⅰ)顧客ニーズに応える技術開発・提案力の強化  (ⅱ)製造プロセスの最適化と施工管理体制の強化  (ⅲ)顧客対応力強化によるメンテナンス事業の拡充 (3)企業価値向上に向けた経営基盤の強化 企業価値を高め、将来にわたって持続可能に成長していくため、経営基盤の強化を図ります。 (ⅰ)人的資本の充実と社員一人ひとりが活躍できる職場づくり (ⅱ)持続的成長につながるDXの推進  (ⅲ)ガバナンス強化と環境に配慮した企業活動の推進 これらの着実な推進により水関連企業、さらに環境関連企業として国内外に貢献し、企業価値の向上を図ってまいります。引き続き、世界的な金融引き締め、物価上昇、金融資本市場の変動の影響等にも一層留意する必要があり、当社グループを取り巻く事業環境も不透明な状況で推移することが予想されます。当社グループにおいては、日々変化する状況を注視し、これに応じた取り組みに努めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等により緩やかに回復している一方、物価上昇、金融資本市場の変動、米国の通商政策の動向が及ぼす影響等についても注視する必要があり、先行きの不透明さを抱えての推移となりました。このような環境のもとで当社グループは、新市場および既存市場における受注の確保、拡大に取り組んでまいりました。その結果、当連結会計年度の業績は、受注高は40,678百万円(前期比4.8%増)、売上高は37,499百万円(前期比2.7%増)となりました。損益につきましては、原価低減に努め、経常利益は4,768百万円(前期比4.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,077百万円(前期比12.8%減)となりました。 当連結会計年度におけるセグメントの業績を示すと次のとおりであります。 〔環境事業〕 環境事業につきましては、老朽化した施設の更新・再構築等にかかる需要に主眼をおいて、それらにかかる水処理機械設備の販売活動を推し進めました。また、産業廃水処理および有機性廃棄物資源化等の需要に対しソリューション営業を展開し、事業の基盤の充実に努めました。 当連結会計年度は厳しい事業環境の中、提案営業の推進、各業務工程における管理強化に取り組み、受注高は15,727百万円(前期比4.4%増)、売上高は13,719百万円(前期比8.9%増)、セグメント利益は575百万円(前期比34.3%増)となりました。  〔バルブ事業〕 バルブ事業につきましては、浄水場、配水池、配水管、下水処理場、ポンプ場、農業用水幹線路、揚・排水機場等の整備、更新、耐震化にかかる各種弁・栓・門扉類の需要に対し、幅広く販売活動を展開しました。当連結会計年度は、厳しい事業環境の中、提案営業の推進、生産の効率化に取り組み、受注高は12,776百万円(前期比7.5%増)、売上高は11,214百万円(前期比9.0%減)、セグメント利益は977百万円(前期比48.0%減)となりました。  〔メンテナンス事業〕 メンテナンス事業につきましては、上水道事業、下水道事業、農業用水・河川事業等の各分野における設備・機器のメンテナンスにかかる需要に対し、販売活動を推し進めました。当連結会計年度は、施設老朽化に伴う更新・長寿命化のニーズへの対応に取り組み、受注高は12,174百万円(前期比2.7%増)、売上高は12,566百万円(前期比8.5%増)、セグメント利益は2,972百万円(前期比22.1%増)となりました。  ② 財政状態の状況 イ 資産 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,515百万円増加し、42,661百万円となりました。流動資産は562百万円増加し29,903百万円、固定資産は953百万円増加し12,757百万円となりました。主な増減項目といたしましては、有価証券が2,995百万円、建設仮勘定が566百万円増加し、受取手形、売掛金及び契約資産が1,439百万円、電子記録債権が1,084百万円減少いたしました。  ロ 負債当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ508百万円減少し、12,742百万円となりました。流動負債は909百万円減少し10,171百万円、固定負債は400百万円増加し2,570百万円となりました。主な増減項目といたしましては、支払手形及び買掛金が973百万円、1年内返済予定の長期借入金が186百万円減少し、未払法人税等が401百万円、未払金が367百万円増加いたしました。  ハ 純資産当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,023百万円増加し、29,919百万円となりました。主な増減項目といたしましては、利益剰余金が2,331百万円増加いたしました。  ③ キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ153百万円減少し、10,305百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。  (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、プラス5,546百万円(前連結会計年度プラス765百万円)となりました。税金等調整前当期純利益4,582百万円、売上債権の減少2,524百万円などの資金増加項目が、仕入債務の減少1,167百万円、法人税等の支払額1,084百万円などの資金減少項目を上回ったことによります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出2,995百万円、有形固定資産の取得による支出1,164百万円などがあり、マイナス4,565百万円(前連結会計年度マイナス826百万円)となりました。  (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金による収入900百万円などがあったものの、長期借入金の返済による支出886百万円、配当金の支払額725百万円などがあり、マイナス1,135百万円(前連結会計年度マイナス946百万円)となりました。   ④ 生産、受注及び販売の状況   イ 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称当連結会計年度(自 令和6年6月1日至 令和7年5月31日)生産高(百万円)前年同期比(%)環境事業13,84017.3バルブ事業12,008△5.6メンテナンス事業12,45210.5合計38,3017.0 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。2 金額は販売価格により表示しております。    ロ 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。  セグメントの名称当連結会計年度(自 令和6年6月1日至 令和7年5月31日)受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)環境事業15,7274.422,3179.9バルブ事業12,7767.56,58731.3メンテナンス事業12,1742.73,192△10.9合計40,6784.832,09711.0 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。    ハ 販売実績   当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 令和6年6月1日至 令和7年5月31日)売上高(百万円)前年同期比(%)環境事業13,7198.9バルブ事業11,214△9.0メンテナンス事業12,5668.5合計37,4992.7 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。  ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものにつきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。  ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載されているとおりであります。また、経営成績に影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載されているとおりであります。  ③ 資本の財源及び資金の流動性当社グループの資金需要の主なものは、原材料費、外注費、労務費、販売費及び一般管理費等に係る運転資金と、バルブ類の製造に係る木型・金型の更新、生産設備の更新並びにシステム投資等の設備投資資金であります。また、株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題のひとつと考えており、配当につきましては、中長期的な配当性向の目安を30%としており、当該年度および今後の業績、財務状況等を勘案し、継続的にかつ安定的に配当を行いたいと考えております。当社グループの事業は、公共事業が占める割合が高く、下半期に完成する工事あるいは進捗度合が増す工事の割合が多いため、資金繰りに季節的変動があります。これらの資金需要に対応し、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保するために、自己資金に加え、必要に応じて金融機関からの短期借入、長期借入を実施することとしております。

事業リスク

  • 公共事業依存のリスク
    同社グループの事業は公共事業に占める割合が高いため、国や地方公共団体の政策変更や財政状況の悪化による公共事業予算の削減が、業績に直接影響を与える可能性があります。特に、予期せぬ予算カットやコスト削減の動きは、受注の減少や利益率の低下に繋がりかねません。
  • 資機材価格変動のリスク
    事業に必要な資機材の価格が急激に高騰した場合、それを販売価格に十分に転嫁できない可能性があります。これにより、製品やサービスの原価が上昇し、結果として同社グループの利益が圧迫され、業績に悪影響を及ぼすリスクがあります。
  • 業績の下期偏重
    同社グループの売上高は、工事の完成や進捗度合いの関係で下半期に集中する傾向があります。この季節的な変動により、上半期と下半期で売上高や利益に大きな差が生じることが特徴です。これにより、通期の業績予測が難しくなったり、資金繰りに影響が出たりする可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|1,143 文字
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 市場環境の変動当社グループの事業は、公共事業が占める割合が高いため、国および地方公共団体の予期せぬ政策転換や財政状態の悪化による公共事業予算の削減ならびにコスト縮減や、予算の執行状況により、業績に影響を受ける可能性があります。 (2) 資機材価格の急激な変動資機材価格が急激に高騰し、それを販売価格に反映させることが困難な場合には、業績に影響を受ける可能性があります。 (3) 退職給付費用及び債務年金資産の時価の変動や運用利回りの状況、割引率等の退職給付債務算定に用いる前提に変更があった場合には、業績に影響を受ける可能性があります。特に、数理計算上の差異は、発生した連結会計年度に一括費用処理しているため、毎年、業績に影響を与えます。上記リスクに対して、当社グループの年金資産の運用に関しては安全性を重視しております。また、運用機関による運用実績等を適切にモニタリング・評価を実施すべく、経営企画、財務、人事部門で構成する「前澤グループ企業年金運営委員会」を設置し、四半期ごとに運用機関各社の運用状況を確認しております。 (4) 業績の下期偏重による季節的な変動当社グループの売上高は、下半期に完成する工事あるいは進捗度合が増す工事の割合が大きいため、上半期と下半期の売上高との間に、著しい相違があります。最近2連結会計年度の上半期及び下半期の実績は、下記のとおりであります。 項目前連結会計年度(自 令和5年6月1日至 令和6年5月31日)当連結会計年度(自 令和6年6月1日至 令和7年5月31日)上半期(百万円)下半期(百万円)通期(百万円)上半期(百万円)下半期(百万円)通期(百万円)売上高(構成比)12,446(   34.1%)24,064(   65.9%)36,511( 100.0%)13,982(   37.3%)23,516(   62.7%)37,499( 100.0%)営業利益3904,4854,8754994,1544,654 (5) 自然災害等の大規模災害および感染症等による被害地震、津波、台風等の自然災害や火災等の事故、通信ネットワークを含む情報システムの停止等および感染症が発生し、当社グループの事業活動が停滞または停止するような被害を受けた場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。

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