事業の概要
- スポーツ用品製造販売ゴールドウインは、登山、トレーニング、フィットネス、水泳、ラグビー、ゴルフ、スキー、スノーボードなど、多岐にわたるスポーツ用品やアウトドアウェアの企画、製造、販売を主な事業としています。自社ブランドだけでなく、ザ・ノース・フェイスなどの有力ブランドも展開し、幅広い顧客層にアプローチしています。
- グローバル展開日本国内だけでなく、中国、韓国、欧州(ドイツ、イギリス)、北米(アメリカ)にも販売拠点を持ち、製品の輸入販売や企画販売を行っています。これにより、世界中のスポーツ愛好家やアウトドアユーザーに製品を届け、収益源を多様化しています。
- 多角的な関連事業スポーツ用品事業を核としつつ、物流(ゴールドウインロジテム)、損害保険代理店・不動産(ゴールドウインエンタープライズ)、職域販売(ゴールドウイントレーディング)、ベンチャー投資(ゴールドウインベンチャーパートナーズなど)、旅行業(アルパインツアーサービス)、ゴルフ場運営(ゴールドウイン開発)など、幅広い関連事業を展開し、グループ全体の収益基盤を強化しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- スポーツ用品関連事業ゴールドウイングループは、登山用ウェア、マリンウェア、トレーニングウェア、フィットネスウェア、スイムウェア、ラグビーウェア、ゴルフウェア、スキーウェア、スノーボードウェアなど、多岐にわたるスポーツ用品やアウトドア関連商品を製造・販売しています。この事業がグループ全体の主要な収益源であり、単一セグメントとして報告されています。
- アウトドア関連ブランド商品登山用ウェアやマリンウェア、アウトドア用品など、自然環境下での活動に適した商品を展開しています。ザ・ノース・フェイスなどのブランドがこの分野を牽引し、国内外で高い人気を誇っています。
- アスレチック・ウインター関連ブランド商品トレーニングウェア、フィットネスウェア、スイムウェア、ラグビーウェア、ゴルフウェアなどのアスレチック関連商品と、スキーウェア、スノーボードウェアなどのウインター関連商品を扱っています。これらの商品は、特定のスポーツや季節に特化したニーズに応え、幅広い顧客層にアプローチしています。
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3【事業の内容】当社グループ(当社および当社の関係会社)は、当社および子会社20社、関連会社2社で構成されており、主として繊維製品を中心に各種スポーツ用品の製造・販売を行っております。当社グループの事業内容および各社の位置づけは次のとおりであります。なお、当社グループは、スポーツ用品関連事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。〔事業内容〕スポーツ用品関連事業アウトドア関連ブランド商品………登山用ウエア、マリンウエア、アウトドア用品および関連商品アスレチック関連ブランド商品……トレーニングウエア、フィットネスウエア、スイムウエア、ラグビーウエア、ゴルフウエアおよび関連商品ウインター関連ブランド商品………スキーウエア、スノーボードウエアおよび関連商品そ の 他………………………………機能アンダーウエア、ハイテックウエア(防塵服)など〔各社の位置づけ〕スポーツウエア関係は主に当社が製品企画・製造・販売を行っております。中国においては、高得運(北京)服装商貿有限公司(中国)および高得運(蘇州)商貿有限公司(中国)はスポーツウエアの販売を行っております。高得運(上海)服装科技有限公司(中国)はハイテックウエア(防塵服)の販売を行っており、娜娜蜜卡(上海)商貿有限公司は、スポーツカジュアルウエアの輸入販売を行っております。韓国においては、Goldwin Korea Corporation(韓国)はスポーツウエアの販売を行っており、YOUNGONE OUTDOOR Corporation(韓国)は、スポーツウエアの企画・販売を行っております。Goldwin Europe GmbH(ドイツ)およびGOLDWIN LONDON LIMITED(英国)は欧州およびイギリスでのスポーツウエアの輸入販売をそれぞれ行っております。北米においては、GOLDWIN AMERICA, INC.(アメリカ)は、スポーツウエアの輸入販売を行っており、nanamica USA,Inc.(アメリカ)は、スポーツカジュアルウエアの輸入販売を行っております。㈱アンパスィはスポーツウエアを中心に販売を行っており、㈱ナナミカおよび㈱ウールリッチジャパンはスポーツカジュアルウエアの企画・販売を行っております。㈱ゴールドウインロジテムは主に当社の物流部門を担当しており、㈱ゴールドウインエンタープライズは主として当社グループおよびその社員に対する損害保険の代理店業務および不動産関連事業を行っております。㈱ゴールドウイントレーディングは当社グループ商品を中心とした職域販売等を行っており、㈱ゴールドウインベンチャーパートナーズおよびGOLDWIN PLAY EARTH FUND投資事業有限責任組合はベンチャー投資事業を行っております。GOLDWIN SAI GON VIETNAM CO.,LTD(ベトナム)は、製品の検査、検品、企画等を行っております。㈱PLAY EARTH PARKはPlay Earth Park Naturing Forestの開発事業を行っており、アルパインツアーサービス㈱は、国内外でのハイキング、トレッキング、登山を企画の中心とする旅行業を行っております。ゴールドウイン開発㈱は主にゴルフ場の運営を行っております。 名称事業内容(取扱商品) ㈱ゴールドウインアウトドア関連ブランド商品、アスレチック関連ブランド商品、ウインター関連ブランド商品、その他子会社 ㈱ゴールドウインロジテムアウトドア関連ブランド商品、アスレチック関連ブランド商品、ウインター関連ブランド商品、その他子会社 ㈱ゴールドウインエンタープライズその他子会社 ㈱ゴールドウイントレーディングアウトドア関連ブランド商品、アスレチック関連ブランド商品、ウインター関連ブランド商品、その他子会社 ㈱ナナミカアウトドア関連ブランド商品、アスレチック関連ブランド商品、その他子会社 ㈱アンパスィアスレチック関連ブランド商品子会社 GOLDWIN AMERICA, INC.ウインター関連ブランド商品、その他子会社 ㈱ウールリッチジャパンアウトドア関連ブランド商品、その他子会社 Goldwin Europe GmbHウインター関連ブランド商品、その他子会社 nanamica USA,Inc.アウトドア関連ブランド商品、アスレチック関連ブランド商品、その他 名称事業内容(取扱商品)子会社 ㈱ゴールドウインベンチャーパートナーズその他子会社 GOLDWIN PLAY EARTH FUND投資事業有限責任組合その他子会社 ㈱PLAY EARTH PARKその他子会社 高得運(蘇州)商貿有限公司アウトドア関連ブランド商品子会社 Goldwin Korea Corporationアウトドア関連ブランド商品子会社 アルパインツアーサービス㈱その他子会社 GOLDWIN LONDON LIMITEDウインター関連ブランド商品、その他子会社 娜娜蜜卡(上海)商貿有限公司アウトドア関連ブランド商品、アスレチック関連ブランド商品、その他非連結子会社 高得運(北京)服装商貿有限公司アウトドア関連ブランド商品、アスレチック関連ブランド商品、ウインター関連ブランド商品、その他非連結子会社 高得運(上海)服装科技有限公司その他非連結子会社 GOLDWIN SAI GON VIETNAM CO.,LTDアウトドア関連ブランド商品、その他関連会社(持分法) YOUNGONE OUTDOOR Corporationアウトドア関連ブランド商品関連会社(持分法) ゴールドウイン開発㈱その他 事業の系統図は次のとおりであります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 中程度 ブランド力と高機能製品の研究開発に注力しているため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | ブランド アウトドア、アスレチック、ウインター関連など多岐にわたるスポーツ用品ブランドを展開。 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | シクリカル |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 中程度 |
会社が挙げる主要リスク:為替レート変動に伴うリスク / 製造物責任に関するリスク / 海外展開に関するリスク
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 9 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★★★☆☆
「ザ・ノース・フェイス」や「ヘリーハンセン」といった強力なブランド力を持つ。特に「ザ・ノース・フェイス」はアウトドア市場で高い認知度と信頼性を誇り、限定品やコラボレーションが話題を呼ぶなど、単なる機能性以上の価値を顧客に提供している。このブランドロイヤリティは容易に模倣できない。
スイッチングコスト★★☆☆☆
アウトドア愛好家や特定のブランドファンは、愛着のあるブランドへのスイッチングコストを感じる可能性がある。しかし、機能性や価格、デザインの好みに応じて他社製品への乗り換えも十分に考えられるため、スイッチングコストは限定的。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
特定のプラットフォームやサービス利用によるネットワーク効果は、同社のビジネスモデルには見られない。
コスト優位★☆☆☆☆
高品質な製品を提供しているが、製造コストにおいて他社に対する圧倒的な優位性を示すデータはない。SPA(製造小売業)モデルの効率化を進めている可能性はあるが、コストリーダーシップを確立しているとは言えない。
規模の経済★★★☆☆
アウトドアアパレル市場において、有力なプレイヤーとして一定の規模を持つ。特に国内市場では、ブランド力と販売網を活かして、一定の市場シェアを確保している。しかし、グローバル市場ではさらに巨大な競合が存在する。
- 強力なブランドポートフォリオザ・ノース・フェイスをはじめとする複数の有力ブランドを展開しており、それぞれのブランドが特定の市場や顧客層に強い支持を得ています。これにより、多様な消費者のニーズに対応し、市場での競争優位性を確立しています。
- グローバルな事業展開力日本だけでなく、中国、韓国、欧州、北米に販売拠点を持つことで、世界中の市場で製品を展開できる体制を構築しています。これにより、特定の地域に依存しない安定した収益基盤と、成長機会の獲得を実現しています。
- 高品質・高機能な製品開発力長年の経験と技術に基づき、登山用ウェアからトレーニングウェア、スキーウェアまで、各分野で高い機能性と品質を追求した製品を開発しています。これにより、顧客からの信頼を獲得し、ブランド価値を高めています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
- パーパス「PLAY EARTH 2030」2030年に向けた長期ビジョン「PLAY EARTH 2030」を掲げ、「人を挑戦に導き、人と自然の可能性をひろげる」ことを目指しています。スポーツとアウトドアを通じて、持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値の向上と地球環境の再生を追求する方針です。
- グローバルマルチブランド戦略ゴールドウインブランドのグローバル展開を推進し、ザ・ノース・フェイスの安定的な成長を維持するとともに、多様なブランドを展開するマルチブランド戦略で事業を拡大します。各ブランドの相乗効果を図りながら、スポーツ市場だけでなく、ライフスタイルやファッション市場での存在感も高めていく計画です。
- 新規事業と人的資本への投資PLAY EARTH PARK事業のような体験型サービスや良質なツアー事業を通じて、新たな顧客体験と感動の場を創造する「コト事業・トキ事業」を確立します。また、企業価値の源泉である人材の育成に注力し、人的資本経営を推進することで、経営戦略の実行力を高める方針です。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 1.会社の経営の基本方針当社グループは「人を挑戦に導き、人と自然の可能性をひろげる」をパーパスとして掲げて、スポーツおよびアウトドアウエア・用品の企画・製造・販売、およびその他関連事業を行っております。自然は、生成・分解を繰り返す大きな循環の中で、それぞれの環境に応じた多様な可能性を進化させています。私たちの社会も自然の一部としてその循環に適切に組み込まれるようにデザインされることが私たちに求められている課題であると考えています。当社は事業活動を通じてステークホルダーの皆様と共にこの課題解決への取り組みを進めていくことを目指し、2024年4月より、2030年に向けた長期ビジョン「PLAY EARTH 2030」をスタートしております。自然をフィールドとして営みを続けてきたGoldwinのモノづくり、コトづくり、環境づくりは、人間の可能性を拡張していくものであり、自然がより豊かになる可能性を探求していくものです。スポーツの起源である「遊び」を通じて常識やルールを更新しながら、変化し続ける人間と自然のあるべき姿を常に模索し、これからの地球と人間をめぐる新しい未来の実現を目指します。 2.目標とする経営指標当社は、継続的な事業成長を通じて企業価値を向上することを目標としております。収益性・効率性をはかる経営指標として、自己資本利益率(ROE)20.0%以上を安定的に創出することを目指してまいります。また、有利子負債比率(D/Eレシオ)は0.3倍以下の維持を目途とし、積極的な成長投資と財務健全性のバランス保持に努めます。 3.中長期的な会社の経営戦略および対処すべき課題(1) 経営戦略スポーツの起源である「遊び」を通じて常識やルールを更新しながら、変化し続ける人間と自然のあるべき姿を常に模索し、これからの地球と人間をめぐる新しい未来の実現を目指します。そのために、常に利他の精神を持ち続けるとともに、企業価値の持続的向上と地球環境の再生を目指してまいります。 ①ゴールドウインブランドのグローバル事業推進ゴールドウインブランドは、社会・環境問題に広い視野を持ち、自然との共生を図るビジネスをより一層追求してまいります。国内のみならず海外市場においても、当社グループの商品力の優位性を背景に、ゴールドウインブランドを世界で展開してまいります。 ②ザ・ノース・フェイスの安定的な成長ザ・ノース・フェイスブランドは、革新的な機能性を備えた製品開発、環境配慮素材の積極採用に代表されるサステナビリティへの取り組み、サプライチェーンとの強固な関係性、直営店を基点としたブランドマーケティングを背景に、安定的な成長を維持しております。製品開発の強化促進、ターゲット市場の拡大、販売チャネル戦略の磨き上げにより、ブランドの魅力を向上し、多様な顧客層への訴求力を強めることで持続的な成長を実現してまいります。 ③マルチブランド戦略による安定的・継続的な成長各分野において、高機能・高品質にこだわった製品を開発し、お客様に満足していただくブランドポジションを確立し、スポーツマーケットの領域を超え、ライフスタイル、ファッション市場においても存在感を発揮してまいります。また、ブランド間の相乗効果を図りながら、マルチブランドで事業を展開する強みを十分に生かし、各ブランド事業の継続的な成長を実現し、価値向上を目指してまいります。 ④新規事業の確立当社の企業理念を実現するため、豊かな体験価値を提供するコト事業・トキ事業へ取り組んでまいります。その一つとして、現在開発を進めているPLAY EARTH PARK事業は、お客様が、自然と関わる機会・自然との体験を通してその楽しさと豊かさに触れ、当社のフィロソフィーに共感いただくことで、ザ・ノース・フェイスをはじめとする当社ブランドの魅力を再認識いただくための体験型サービスであり、今後不可欠と認識しています。また、アルパインツアーサービスと共に、良質なツアー事業を通じて、遊びの機会と感動の場を創造することを推進してまいります。多くの人々と共に自然の尊さの体感や、アウトドア文化及び地球環境の改善に関する気づきを共有し、当社のPurposeやVisionを体現することを目指してまいります。 (2) 対処すべき課題①人的資本への投資人的資本経営を推進し、経営戦略を実行するため、当社の企業価値の源泉となる人財を育成してまいります。 ②コーポレート・ガバナンスの強化当社理念の実現のために、組織運営基盤の継続的な強化に取り組んでまいります。強固な財務基盤の維持、グループ運営管理の最適化、ステークホルダーとの関係強化等を行い、機動的な組織運営を実施してまいります。 ③CSR・コンプライアンス体制社会の中で信頼の置ける必要な会社であると認められるためには、取扱商品への高いニーズ・信頼性にはじまり、企業倫理・法令遵守はもとより、環境問題への積極的な取り組み、さらには当社グループとしての独自の社会貢献活動が今後の取り組み課題となります。 当社は、堅実な財務戦略により維持してきた強固な財務基盤を背景に、上記の施策に取り組み、ブランド事業の収益基盤強化と企業価値の向上に取り組んでまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 1.会社の経営の基本方針当社グループは「人を挑戦に導き、人と自然の可能性をひろげる」をパーパスとして掲げて、スポーツおよびアウトドアウエア・用品の企画・製造・販売、およびその他関連事業を行っております。自然は、生成・分解を繰り返す大きな循環の中で、それぞれの環境に応じた多様な可能性を進化させています。私たちの社会も自然の一部としてその循環に適切に組み込まれるようにデザインされることが私たちに求められている課題であると考えています。当社は事業活動を通じてステークホルダーの皆様と共にこの課題解決への取り組みを進めていくことを目指し、2024年4月より、2030年に向けた長期ビジョン「PLAY EARTH 2030」をスタートしております。自然をフィールドとして営みを続けてきたGoldwinのモノづくり、コトづくり、環境づくりは、人間の可能性を拡張していくものであり、自然がより豊かになる可能性を探求していくものです。スポーツの起源である「遊び」を通じて常識やルールを更新しながら、変化し続ける人間と自然のあるべき姿を常に模索し、これからの地球と人間をめぐる新しい未来の実現を目指します。 2.目標とする経営指標当社は、継続的な事業成長を通じて企業価値を向上することを目標としております。収益性・効率性をはかる経営指標として、自己資本利益率(ROE)20.0%以上を安定的に創出することを目指してまいります。また、有利子負債比率(D/Eレシオ)は0.3倍以下の維持を目途とし、積極的な成長投資と財務健全性のバランス保持に努めます。 3.中長期的な会社の経営戦略および対処すべき課題(1) 経営戦略スポーツの起源である「遊び」を通じて常識やルールを更新しながら、変化し続ける人間と自然のあるべき姿を常に模索し、これからの地球と人間をめぐる新しい未来の実現を目指します。そのために、常に利他の精神を持ち続けるとともに、企業価値の持続的向上と地球環境の再生を目指してまいります。 ①ゴールドウインブランドのグローバル事業推進ゴールドウインブランドは、社会・環境問題に広い視野を持ち、自然との共生を図るビジネスをより一層追求してまいります。国内のみならず海外市場においても、当社グループの商品力の優位性を背景に、ゴールドウインブランドを世界で展開してまいります。 ②ザ・ノース・フェイスの安定的な成長ザ・ノース・フェイスブランドは、革新的な機能性を備えた製品開発、環境配慮素材の積極採用に代表されるサステナビリティへの取り組み、サプライチェーンとの強固な関係性、直営店を基点としたブランドマーケティングを背景に、安定的な成長を維持しております。製品開発の強化促進、ターゲット市場の拡大、販売チャネル戦略の磨き上げにより、ブランドの魅力を向上し、多様な顧客層への訴求力を強めることで持続的な成長を実現してまいります。 ③マルチブランド戦略による安定的・継続的な成長各分野において、高機能・高品質にこだわった製品を開発し、お客様に満足していただくブランドポジションを確立し、スポーツマーケットの領域を超え、ライフスタイル、ファッション市場においても存在感を発揮してまいります。また、ブランド間の相乗効果を図りながら、マルチブランドで事業を展開する強みを十分に生かし、各ブランド事業の継続的な成長を実現し、価値向上を目指してまいります。 ④新規事業の確立当社の企業理念を実現するため、豊かな体験価値を提供するコト事業・トキ事業へ取り組んでまいります。その一つとして、現在開発を進めているPLAY EARTH PARK事業は、お客様が、自然と関わる機会・自然との体験を通してその楽しさと豊かさに触れ、当社のフィロソフィーに共感いただくことで、ザ・ノース・フェイスをはじめとする当社ブランドの魅力を再認識いただくための体験型サービスであり、今後不可欠と認識しています。また、アルパインツアーサービスと共に、良質なツアー事業を通じて、遊びの機会と感動の場を創造することを推進してまいります。多くの人々と共に自然の尊さの体感や、アウトドア文化及び地球環境の改善に関する気づきを共有し、当社のPurposeやVisionを体現することを目指してまいります。 (2) 対処すべき課題①人的資本への投資人的資本経営を推進し、経営戦略を実行するため、当社の企業価値の源泉となる人財を育成してまいります。 ②コーポレート・ガバナンスの強化当社理念の実現のために、組織運営基盤の継続的な強化に取り組んでまいります。強固な財務基盤の維持、グループ運営管理の最適化、ステークホルダーとの関係強化等を行い、機動的な組織運営を実施してまいります。 ③CSR・コンプライアンス体制社会の中で信頼の置ける必要な会社であると認められるためには、取扱商品への高いニーズ・信頼性にはじまり、企業倫理・法令遵守はもとより、環境問題への積極的な取り組み、さらには当社グループとしての独自の社会貢献活動が今後の取り組み課題となります。 当社は、堅実な財務戦略により維持してきた強固な財務基盤を背景に、上記の施策に取り組み、ブランド事業の収益基盤強化と企業価値の向上に取り組んでまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】1.業績等の概要(1)業績当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)における当社グループを取り巻く外部環境は、秋冬商戦に複数の逆風が重なる局面となりました。国内消費におきましては、消費者の価格選別姿勢が強まり、価格改定の累積に対する反応は一段と敏感になりました。訪日外国人消費につきましては、2025年11月以降、中国大陸からの個人消費に構造的な変化が現れ、当社主要直営店における免税売上の伸長は同月を境に明確に鈍化いたしました。あわせて、12月以降の暖冬傾向が、アウターおよび保温系商品を中心に秋冬商戦の需要動向に影響を及ぼしました。こうした環境下、当社グループの属するアウトドア関連市場におきましては、ブランド体験と機能性を兼備するプレミアム領域の需要は相対的に堅調に推移した一方、定番品を中心に数量の伸びは鈍化し、市場全体が数量の拡大から品質と体験の深化へと移行する局面にあるものと認識しております。当社グループは、このような環境認識のもと、基幹ブランドTHE NORTH FACEの収益基盤強化、自社ブランドGoldwinの成長加速、および販売チャネル全体における質的深化を、中期経営計画の基本方針として推進してまいりました。以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高137,516百万円(前期比3.9%増)、営業利益25,859百万円(前期比18.1%増)、経常利益33,904百万円(前期比10.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は24,094百万円(前期比1.4%減)となりました。 (2)キャッシュ・フロー当連結会計年度末における現金及び現金同等物は50,956百万円となり、前連結会計年度末より1,028百万円減少いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは26,257百万円の収入(前連結会計年度比1,820百万円の収入増)となりました。主な要因は、持分法による投資利益7,770百万円、法人税及び住民税の支払5,581百万円および株式給付引当金の減少4,993百万円があったものの、税金等調整前当期純利益32,130百万円および利息・配当金の受取7,528百万円があったためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは13,468百万円の支出(前連結会計年度は208百万円の収入)となりました。これは主に、定期預金の純増加額7,000百万円および固定資産の取得による支出6,046百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは13,675百万円の支出(前連結会計年度比1,092百万円の支出減)となりました。これは主に、借入金の純増加額426百万円があったものの、配当金の支払9,665百万円および自己株式の取得による支出3,717百万円によるものであります。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期2026年3月期 自己資本比率(%)63.967.470.973.276.9 時価ベースの自己資本比率(%)283.6478.9315.1245.1180.3 債務償還年数(年)0.20.10.10.00.0 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)223.8474.0501.7635.6385.4自己資本比率:自己資本/総資産時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産債務償還年数:有利子負債/キャッシュ・フローインタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い(注1)各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。(注2)株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。(注4)有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている短期借入金、長期借入金(1年以内返済分を含む)および社債(1年以内返済分を含む)を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 (3)生産、受注及び販売の実績当社グループは、製品の種類、性質、製造方法および販売市場等の類似性から判断して、同種・同系列のスポーツ用品を専ら製造販売しているため、生産および販売の実績についての記載を省略しております。また、受注状況についても一部の特殊商品のみ受注生産を行っておりますが、全体に占める割合が僅少であるため、記載を省略しております。 2.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)重要な会計方針および見積り当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されておりますが、その中で以下に掲げる重要な会計方針および見積りにつきましては特に、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因になっていると考えております。 ① 売上高の計上基準当社グループの売上高は、商品を顧客に引渡した時点で履行義務が充足されると判断し、当該時点で売上を計上しております。ただし、国内の販売において、出荷時から商品又は製品の支配が顧客に移転される時までの時間が通常の期間である場合には、出荷時に売上を計上しております。 ② 製品・商品・原材料の評価棚卸資産のうち、製品・商品についてはあらかじめ設定された販売適用時期を過ぎたものについて、過去の販売実績に基づき開発年度ごとに算定した評価率を乗じて時価(正味売却価額)を算出し、その時価の見積り額と原価との差額を評価減しております。原材料は生地等の今後の使用可能性とともに、一定の滞留期間を経過したものについて、処分価格を基準として評価減しております。 ③ 固定資産の減損処理固定資産の減損に係る回収可能性の評価にあたっては、主として営業店舗等を基本単位とした資産のグルーピングを行っております。業績不振により収益性が著しく低下したグループについては、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減損処理しております。 ④ 有価証券の減損処理市場価格のある有価証券については、基本的に連結会計年度末の市場価格が取得原価を50%以上下回ったものは全て、下落率が30%以上50%未満のものは、回復可能性を一定の基準で判定し減損処理を行っております。また、市場価格のない会社への投資については、当該会社の1株当たり純資産額が取得原価を30%以上下回った場合に、回復可能性を一定の基準で判定し減損処理しております。(2)財政状態の分析① 流動資産当連結会計年度末における流動資産の残高は102,923百万円となり、前連結会計年度末と比べ9,484百万円増加いたしました。その主な要因は、現金及び預金の増加5,971百万円、売掛金の増加2,248百万円等があったためであります。・売上債権(受取手形及び売掛金、電子記録債権)当連結会計年度末の売上債権は22,603百万円となり、前連結会計年度末と比べ3,066百万円増加いたしました。当連結会計年度末の売上債権回転月数につきましては、前連結会計年度末1.77ヵ月から当連結会計年度末1.97ヵ月となりました。・棚卸資産(商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品)当連結会計年度末の棚卸資産は19,741百万円となり、前連結会計年度末と比べ521百万円増加いたしました。棚卸資産回転月数につきましては、前連結会計年度末1.74ヵ月から当連結会計年度末1.72ヵ月となりました。 ② 固定資産当連結会計年度末における固定資産の残高は65,304百万円となり、前連結会計年度末と比べ7,865百万円増加いたしました。その主な要因は、建設仮勘定の増加4,345百万円、投資有価証券の増加2,422百万円等によるものであります。・投資有価証券投資有価証券には、関連会社の株式27,916百万円のほか、長期・安定的な取引関係維持のために所有している主要取引金融機関や主要仕入先等の株式が含まれております。当連結会計年度末における投資有価証券の残高は35,436百万円となり、前連結会計年度末と比べ2,422百万円増加いたしました。 ③ 負債(流動負債および固定負債)当連結会計年度末における負債合計の残高は37,728百万円となり、前連結会計年度末と比べ1,945百万円減少いたしました。主な要因は、リース債務の増加1,196百万円、繰延税金負債の増加1,007百万円があったものの、株式給付引当金の減少4,993百万円があったためであります。 ④ 純資産当連結会計年度末における純資産合計の残高は130,499百万円となり、前連結会計年度末と比べ19,295百万円増加いたしました。主な要因は、利益剰余金の増加14,547百万円、その他有価証券評価差額金の増加2,090百万円があったためであります。 ・自己資本比率当連結会計年度末の自己資本比率は76.9%となり、前連結会計年度末と比べ3.7ポイント上昇いたしました。・ROE当連結会計年度末のROEは20.1%となり、前連結会計年度末と比べ3.1ポイント下落いたしました。 (3)資本の財源および資金の流動性に係る情報等① キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末より1,028百万円減少し、50,956百万円となりました。これは、営業活動による収入26,257百万円に対し、固定資産の取得等の投資活動による支出が13,468百万円あったことおよび配当金の支払等の財務活動による支出が13,675百万円あったことによるものです。当社グループは、運転資金および設備投資について、営業活動から獲得する自己資金ならびに金融機関からの借入による調達を行うものとしております。なお、手元現預金等に加え、主力銀行を中心とした取引金融機関の協力も得て、資金の充分な流動性を確保しており、当社の当面の資金繰りおよび財務の安定性に懸念はございません。 ② 財務政策現在、当社グループの財務政策の重点課題として、「グループキャッシュ・フロー重視経営の徹底」を掲げております。有利子負債の削減を目的としてキャッシュ・フロー管理の徹底を図り、ブランド事業ごとの収益基盤の強化を推進し、財務体質を強化いたします。また、財務の健全性を高めるため、長期安定資金の比率を高めるとともに総資産の圧縮を進めます。主たる経営指標としては、自己資本利益率(ROE)の向上を目標とし、収益性・効率性の高い経営を目指しております。具体的には、引き続きキャッシュ・フロー重視の経営を推進することで、ROE20.0%以上の維持を目標として取り組みます。また、積極的に投資を推進する方針でありますが、経営の健全性を保つために有利子負債比率(D/Eレシオ)は0.3倍以下の維持を目指して取り組んでまいります。 (4)経営成績の分析① 売上高当連結会計年度の売上高は137,516百万円(前期比3.9%増)となり、過去最高額を更新しました。基幹ブランドTHE NORTH FACEにおきましては、パフォーマンスブランドとしての本質への回帰を経営方針の中核に据え、SUMMIT SERIES 25周年を契機としたマウンテンパフォーマンス領域の強化を進めてまいりました。カテゴリ別では、ハードグッズおよびフットウエアは、新規ラインの立ち上がりが計画を上回り、直営店の拡充とあわせて順調に推移いたしました。とりわけフットウエアにおきましては、VECTIVシリーズを中心とするトレイルランニング領域の新規ラインが牽引役となりました。一方、アパレルにつきましては、主力定番品の価格改定が重ねられた結果、価格に対する顧客の反応が従来以上に厳しくなり、数量の伸びが鈍化いたしました。なお、12月の月次売上が暖冬および訪日外国人消費の変化を受けて期初計画を下回って推移して以降、第4四半期におきましては、売上高を短期的に積み上げることを目的とした値引き販売を抑制し、売上総利益率の確保および翌期の在庫の健全性を優先する販売姿勢を貫きました。これは、ブランド価値の維持と、翌期以降の収益基盤の持続性を最優先に据えた経営判断であります。自社ブランドGoldwinにおきましては、国内直営店の編集・演出力を高めるとともに、海外事業、とりわけ長期ビジョン「Goldwin500」に基づく中国事業において明確な進展を得ました。中国子会社は黒字転換を達成し、直近四半期には前年を大きく上回る利益成長を記録しております。これは出店数の拡大のみに頼るのではなく、一店舗当たり収益性の向上を軸とする成長モデルが現地市場で機能し始めたことを示しております。 ② 売上総利益当連結会計年度の売上総利益は売上高の増加により、72,946百万円(前期比5.8%増)となりました。値引き抑制、商品ミックスの改善、および在庫健全性を重視した販売姿勢により53.0%(前期比0.9ポイント上昇)となりました。 ③ 営業利益当連結会計年度の営業利益は25,859百万円(前期比18.1%増)となりました。販売費及び一般管理費は、成長に向けた基盤投資、海外事業の展開に伴う関連経費、ならびに直営店ネットワークの拡充に要した経費の増加があったものの66百万円(前期比0.1%増)の増加にとどまり、営業利益は前期比増益となりました。 ④ 経常利益当連結会計年度の経常利益は33,904百万円(前期比10.1%増)となりました。韓国における持分法適用関連会社であるYOUNGONE OUTDOOR Corporationは、営業利益につきましては前期並みの水準を維持いたしましたが、為替影響により営業外損益が減少し、同社の当期利益および当社の持分法投資利益の減少要因となりました。 ⑤ 親会社株主に帰属する当期純利益特別損益には、投資有価証券売却損1,075百万円を計上いたしました。また、法人税等の計上が前期比38.4%増の7,979百万円となりました。その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は24,094百万円(前期比1.4%減)となりました。 (5)目標とする経営指標の達成状況引き続き円安や資源価格高騰の影響はあるものの、旺盛なインバウンド需要に加え、実質賃金の上昇により国内経済が活性化することは、当社のようなブランドビジネスには良い影響を与えると認識しております。このような状況下、当社グループは、自社ブランドGoldwinの海外展開を積極的に推進すべく、2025年3月期を初年度とする新しい中期経営計画をスタートさせております。新しい中期経営計画では、これまでの「事業と環境の2つのサステナビリティの両立」の基本方針を継続しつつ、Goldwinブランドによる海外展開具体化、THE NORTH FACEの市場拡張、成長投資先の探索や株主還元、人的資本への投資等のキャッシュアロケーションの方針等を織り込んでおります。こうした環境のもと、当社グループは、2025年3月期より始動した中期経営計画に基づき、自社ブランド「Goldwin」のグローバル展開を成長戦略の中核に位置づけ、2033年3月期における全世界売上高500億円の達成を長期目標に掲げ、その実現に向けて、戦略的な海外出店を着実に進めております。また、THE NORTH FACEブランドにおいては、アウトドアアパレルという中核領域の収益基盤を維持しつつ、ウィメンズ・キッズ・フットウェアといった周辺カテゴリーへの展開を加速させ、さらなる成長の可能性を追求しております。2027年3月期におきましては、小売・アパレル業界を取り巻く構造変化が継続することを前提に、当社グループは引き続き、短期的な数量の積み上げではなく、売上総利益率の確保およびブランド価値の持続性を優先する経営を一貫して行ってまいります。基幹ブランドTHE NORTH FACEにおける体質強化、自社ブランドGoldwinの収益化加速、ならびにポートフォリオ全体の成長ドライバーの再定義を通じて、中期経営計画の達成確度の向上に努めてまいります。2027年3月期の連結業績予想につきましては、売上高145,400百万円(前期比5.7%増)、営業利益26,100百万円(前期比0.9%増)、経常利益34,100百万円(前期比0.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益25,600百万円(前期比6.3%増)を見込んでおります。 (単位:百万円) 2022年3月期(実績)2023年3月期(実績)2024年3月期(実績)2025年3月期(実績)2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)連結売上高98,235115,052126,907132,305137,516145,400連結営業利益16,50121,904 23,847 21,905 25,859 26,100連結経常利益20,28528,08332,60130,806 33,904 34,100ROE24.7%29.3%27.0%23.2%20.1%-
事業リスク
- 為替レート変動リスク製品の海外生産比率が高いため、為替レートの変動が製品調達コストに影響を与え、業績が悪化する可能性があります。為替予約取引などでリスク回避策を講じていますが、変動幅によっては影響を受ける可能性があります。
- 海外展開に伴うリスク海外に生産・販売拠点を有しているため、展開する国や地域の法改正、規制強化、貿易摩擦、政治的・経済的混乱などが生じた場合、業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 消費者の嗜好・気象状況リスク景気変動による個人消費の動向や消費者の嗜好の変化が売上に影響を与える可能性があります。また、特定の季節に利用される商品が多いため、天候不順や異常気象が売上を大きく左右するリスクがあります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】当社グループの経営成績、株価および財政状態等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。なお、記載内容のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。1.為替レート変動に伴うリスク当社グループの製品調達は、海外生産比率が高く、為替レートの変動は外貨建ての直接取引および商社等を経由する間接取引の製品調達に影響を及ぼす可能性があります。為替レートの変動リスクを回避するために為替予約取引等の手段を講じておりますが今後の為替レートの変動によっては、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。2.製造物責任に関するリスク当社グループは、品質管理基準に従って生産および仕入を行っております。しかしながらすべての製品に不良がなく、製造物責任賠償が発生しないという保証はありません。製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、製造物責任問題の発生で企業責任を問われることによる社会的評価の低下は、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。3.海外展開に関するリスク当社グループは、海外に生産・販売拠点を有しておりますが、展開する国又は地域における法律の改正や規制の強化、貿易摩擦、政治的・社会的・経済的な混乱、紛争やテロ等が発生した場合には、業績及び財務状況等に悪影響を及ぼす可能性があります。4.個人情報の取扱いに係るリスク当社グループは売上の一部を通信販売によっていることから、顧客の個人情報を保有しております。個人情報については社内管理体制を整備し、情報管理への意識を高めるとともに、安易に情報が漏洩することの無いように、取り扱いには留意しております。しかしながら、外部からのハッキングなど、不測の事態により、万が一、個人情報が外部に漏洩するような事態となった場合には当社グループの信用失墜による売上の減少、または損害賠償による費用の発生等が起こることも考えられ、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。5.固定資産の減損に係るリスク当社グループが保有する固定資産について、資産の収益性低下等により投資額の回収が見込めなくなる可能性があります。これに伴い「固定資産の減損に係る会計基準」に規定される減損処理が必要になった場合には、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。6.他社との提携に関するリスク当社グループは、シナジー効果による市場での優位性を確保するために技術提携およびコラボレーション等共同での活動を行っております。今後も継続していく予定でありますが、当事者間において市場や事業運営等につき大きな見解の相違が生じた場合は当該事業の継続が困難になり、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。7.消費者の嗜好の変化ならびに気象状況などによるリスク当社グループが扱う商品は景気の変動による個人消費の動向、そして消費者の嗜好の変化に影響を受けやすく、また特定の季節に利用される商品においては、天候不順、暑さ寒さなど気象条件が、大きく売上に影響を及ぼす可能性があります。8.大規模自然災害等の天災に関するリスク想定外の自然災害、政治経済状況の変化、感染症・伝染病等の流行、法律・規制の変更、テロ・戦争・その他社会情勢の混乱などが、販売、回収活動等に影響を及ぼす可能性があります。その場合には、当社グループの業績や財政状態に悪影響を与える可能性があります。 9.知的財産権に関するリスク当社は、多くの商標権等の知的財産権を所有しております。知的財産権に関する侵害事件の発生など、商品開発への悪影響やブランドイメージの低下等を招く可能性があります。知的財産権に関する侵害訴訟は解決までに相当な時間と費用を要し、財政状態および経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。10.人材育成及び確保に関するリスク当社グループにとって人材は経営の基盤であり、人材の確保・育成が計画通りに進まない場合や今後の人口態様の変化により適正な労働力を確保できない場合には、事業の遂行や展開に支障をきたす恐れがあり、業績等に影響を及ぼす可能性があります。また、各種労働法令の改正や社会保険等従業員の処遇に関連した法改正が行われた場合、対応コストや人件費等が増加する可能性があり、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 11.原材料価格変動に伴うリスク当社グループが製造・販売する商品の原材料は資源価格の変動リスクにさらされており、不測の資源価格の上昇が発生した場合には、原材料コストの増大によって当社グループの業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。12.株価下落のリスク当社の発行済株式は、東京証券取引所にて売買可能であり、大株主による当社株式の大量売却が発生した場合、当社株式の市価を低下させる可能性があります。 13.事業投資に伴うリスク当社グループの事業展開においては、出資を行い持分を取得するケースがあります。投資先の財政状態及び経営成績によっては減損損失を計上することとなり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 14.感染症によるパンデミックに伴うリスク感染症の拡大により、消費マインドの変化やサプライチェーンへの影響などが業績に与えるリスクが想定されます。これらの影響が長期にわたって続く場合には、売上高や利益率の低下、生産能力の低下、在庫の過剰や不足、費用の増加などの影響を受ける可能性があります。