事業の概要
- 飲食業が主要業務木曽路グループは、料理や飲食物の加工・調理・提供を主な事業とする飲食業です。具体的には、しゃぶしゃぶ・日本料理の「木曽路」をはじめ、焼肉、居酒屋、和食、からあげ専門店など、多様なブランドを展開しています。これらの店舗運営を通じて収益を得るビジネスモデルです。
- 単一セグメント経営同社グループは、事業のほとんどが飲食店としての事業であるため、事業セグメントとしては「飲食店」という単一セグメントとして報告されています。これは、複数の異なる事業分野に分かれていないことを意味し、飲食業に特化した経営を行っていることを示しています。
- 多角的なブランド展開主力である「木曽路」の他に、「大将軍」「くいどん」(焼肉)、「大穴」「とりかく」(居酒屋)、「鈴のれん」(和食)、「からしげ」(からあげ専門店)など、様々な業態の飲食店を経営しています。これにより、幅広い顧客層のニーズに応え、収益源の多様化を図っています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 木曽路部門しゃぶしゃぶ・日本料理の「木曽路」を経営しており、グループの主力事業です。2025年3月31日現在、全国に126店舗を展開しており、特に中部地区に34店舗、関東地区に59店舗と集中しています。グループ全体の売上の約79.3%を占める稼ぎ頭であり、高品質な日本料理とサービスを提供しています。
- 焼肉部門特選和牛の「大将軍」と国産牛焼肉の「くいどん」を経営しています。2025年3月31日現在、全国に47店舗を展開しており、中部地区に12店舗、関東地区に35店舗と、主に東日本を中心に展開しています。木曽路部門に次ぐ第2の柱として、今後の業容拡大を目指しています。
- その他部門居酒屋の「大穴」・鶏料理の「とりかく」、和食旬彩処の「鈴のれん」、からあげ専門店の「からしげ」などを経営しています。居酒屋は8店舗、鈴のれんは5店舗、からしげは4店舗を展開しており、物販や不動産賃貸、食肉の加工販売も行っています。多様な顧客ニーズに対応し、事業の多角化を図っています。
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】 当社グループは、料理及び飲食物の加工調理提供を主要業務とする飲食業であり、事業は飲食店としての事業がほとんどを占める単一セグメントであります。 当社グループの部門別の主な事業内容は次のとおりであります。事業部門の名称事業内容木曽路部門しゃぶしゃぶ・日本料理の「木曽路」の経営焼肉部門特選和牛の「大将軍」・国産牛焼肉の「くいどん」の経営その他部門居酒屋居酒屋の「大穴」・鶏料理の「とりかく」の経営鈴のれん和食 旬彩処の「鈴のれん」の経営からしげからあげ専門店の「からしげ」の経営その他物販、不動産賃貸の経営、食肉の加工販売 当社グループの部門別及び地域別の店舗数は次のとおりであります。 2026年3月31日現在部門別中部地区関東地区関西地区九州地区 合計木曽路3459303126焼肉1331--44居酒屋-10--10鈴のれん5---5からしげ4---4合計56100303189
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 外食産業は低価格化が進み客単価が下がる傾向にあり、競争が激化しているため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | なし 外食産業は比較的参入障壁が低く新規参入が多い。 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 低い(分散) |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | シクリカル |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 混合 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 中程度 |
会社が挙げる主要リスク:業績の季節変動 / 主力業態への依存 / 立地環境の変化
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 6 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
「木曽路」ブランドは一定の認知度を持つが、高級和食レストラン市場における強力なブランドロイヤリティや特許、独占的IPは限定的。地域限定の店舗展開が中心であり、全国的なブランド力はまだ発展途上。
スイッチングコスト★★☆☆☆
高級和食レストランという性質上、顧客は特定の店舗や味に慣れると、他店への乗り換えに心理的なハードルを感じる可能性がある。しかし、食の嗜好は多様であり、競合店へのスイッチングコストは限定的。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
レストラン事業であり、ユーザーが増えることでサービスの価値が向上するネットワーク効果は基本的に見られない。
コスト優位★☆☆☆☆
セントラルキッチン方式の導入や仕入れルートの最適化など、コスト削減努力は行われていると考えられるが、外食産業全体の競争環境を鑑みると、構造的なコスト優位性は確立されていない。
規模の経済★★☆☆☆
国内に約30店舗を展開しており、一定の規模を持つ。しかし、外食産業全体や高級和食市場においては、規模の経済が十分に発揮されているとは言えず、寡占化の度合いは低い。
- 高品質な食文化の提供木曽路グループは「よろこびの食文化の創造」を経営理念とし、上質な食材の使用、他店にない特徴的な商品、落ち着ける店舗環境、質の高いサービス、そしてお値打ち感のある価格設定を追求しています。これにより、顧客に感動と満足を提供し、ブランド価値を高めています。
- 多様な業態と顧客ニーズ対応しゃぶしゃぶ・日本料理の「木曽路」を中核としつつ、焼肉、居酒屋、和食、からあげ専門店など、多岐にわたるブランドを展開しています。これにより、様々な顧客の嗜好や利用シーンに対応し、幅広い客層を獲得できる強みを持っています。
- 主要都市圏への集中出店店舗網は中部、関東、関西、九州の大都市圏に集中しており、特に中部地区に強固な基盤を持っています。これにより、人口が多く消費活動が活発な地域で効率的な店舗運営を行い、安定した収益を確保しやすい立地戦略をとっています。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
- 顧客感動の追求木曽路グループは「お客様の感動が私たちの喜び」を経営理念とし、日本一質の高い外食企業を目指しています。上質な食材、特徴的な商品、落ち着ける店舗、良いサービス、お値打ち価格を通じて、顧客に「食べる喜び」を提供し、企業価値向上を図る方針です。
- 多角的な事業展開と地域バランス中核である「木曽路」の拡大に加え、焼肉、居酒屋など各部門で市場変化や顧客ニーズに合わせたビジネスモデルを構築し、経営基盤の拡充を目指します。また、東海地区の強固な基盤を活かしつつ、中部・関東・関西地区へのバランスの取れた出店を進めることで、地域リスクの分散と成長を図ります。
- 収益性・成長性の追求と経営基盤強化売上高成長率と売上高経常利益率を目標指標とし、顧客起点経営と価値ある商品・サービスの開発・提供に努めます。同時に、コンプライアンス徹底、食の安全・安心の追求、組織体制の強化、人材の確保・育成、生産性向上、経費削減、海外展開やM&Aの模索を通じて、持続的な成長と収益改善を目指します。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは「よろこびの食文化の創造」即ち「お客様の感動が私たちの喜びとし、日本一質の高い外食企業を目指す」という経営理念を掲げております。 この経営理念を実現すべく、当社グループは、「食べる」ということを、単に栄養の摂取というレベルに押しとどめることなく、潤いのある人生の喜びとしてとらえ、ひとつの文化にまで高めたいと考えています。そのために、①食材は常に上質のものを使う、②商品に他店にない特長を持たせる、③落ち着ける店舗をつくる、④常に良いサービスを心がける、⑤お値打ち感のある価格設定をすることにより、多くの人々に外食の楽しさ、人生のよろこびを感じていただけるように全力を注いでいます。 この経営理念のもとに、当社グループは外食企業としてさまざまな事業分野に進出して、お客様の多様なニーズにお応えすることとしております。現時点では、しゃぶしゃぶと日本料理の「木曽路」、特選和牛の「大将軍」、国産牛焼肉の「くいどん」、居酒屋の「大穴」、鶏料理の「とりかく」、和食 旬彩処の「鈴のれん」、からあげ専門店の「からしげ」及び「物販(しぐれ煮、胡麻だれ類)」を運営しております。 それぞれの部門が付加価値の高い料理・サービス・商品を手頃な価格で提供することによって、会社の業績進展と企業価値の向上を図ることを基本方針としています。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当連結会計年度末の部門別の店舗配置状況は、木曽路部門126店舗、焼肉部門44店舗、居酒屋10店舗、鈴のれん5店舗、からしげ4店舗の合計189店舗であります。 今後も中核部門の「木曽路」を中心に拡大しつつ、各部門それぞれに市場の変化や顧客ニーズの多様化に適合したビジネスモデルの構築に努め、経営基盤の拡充を図っていく方針であります。 一方、地域別にみた店舗配置は中部地区56店舗、関東地区100店舗、関西地区30店舗、九州地区3店舗と大都市経済圏を中心に店舗網を形成しております。今後の店舗展開につきましては、東海地区の強固な基盤の上に立って、中部・関東・関西の各地区に出店しバランスのとれた経営基盤を形成していく方針であります。 (3) 目標とする経営指標 当社は成長性と収益性の追求を通じて企業価値の向上を実現していく方針であり、売上高成長率及び売上高経常利益率を経営の目標指標として掲げています。その目標指標の向上のために、経営理念を指針として顧客起点経営に徹し、価値観と独自性のある商品・サービスの開発・提供に努めていきます。同時に高い成長性・収益性が期待される事業分野に対して積極的に経営資源を投入していきます。 (4) 会社の対処すべき課題 当社グループを取り巻く経営環境は、インバウンド需要の回復等により外食需要は持ち直しつつあるものの、原材料価格や人件費の上昇、物価高を背景とした消費者の節約志向の継続等により、依然として厳しい状況が続いております。 このような環境のもと、当社グループは2026年度の経営方針「~伝統を未来につなぐために~」に基づき、持続的な成長と企業価値向上に向け、以下の課題に取り組んでまいります。 ① 顧客起点経営の徹底(顧客価値の最大化) お客様ニーズの多様化や選別消費の進展に対応するため、顧客起点での商品・サービスの提供体制を一層強化することが重要な課題であります。 このため、「お客様の声の収集・分析」「商品力・サービス品質の向上」「推奨力の強化」を推進し、「選ばれるブランド」の確立に取り組んでまいります。② 既存事業の収益力の強化 厳しいコスト環境の中で安定的な利益を確保するためには、既存事業の収益力向上が不可欠であります。 具体的には、「価値の追求と利用動機の拡大による来店客数増」「原価管理の強化」「店舗運営の効率化」を通じて、各業態の収益構造の改善に取り組んでまいります。③ 生産性の向上 人手不足の深刻化や人件費上昇に対応するため、生産性の向上が重要な経営課題となっております。 このため、「業務プロセスの標準化・簡素化」および「デジタル技術の活用による業務効率化」を推進します。週間マネジメント(PDCAサイクル)と継続的な改善活動を通じて、強固な経営体質を構築してまいります。 ④ 人材力の強化と組織力の向上 持続的な成長の実現には、人材の確保・育成および組織力の強化が不可欠であります。 当社グループでは、「育成プログラムの見直し」、「多様な人材の活躍推進」、「働きがいのある職場環境の整備」を進めるとともに、チームで成果を創出する企業文化の醸成に取り組んでまいります。⑤ 成長戦略の推進(新たな価値創出) 中長期的な成長に向けては、既存事業の強化に加え、新たな価値創出が必要であります。 このため、新規出店、既存業態の改良・確立、市場環境の変化に即した事業展開を推進してまいります。加えて、新業態開発やM&Aなどの成長投資を模索し、中長期的な企業価値の向上を図ってまいります。⑥ 経営基盤の強化 企業の持続的成長と社会的信頼の確保に向けて、経営基盤の強化が不可欠であります。 具体的には、コンプライアンスの徹底、食の安全・安心の追求、チームワークの醸成、そして常にQSCA(品質・サービス・清潔・雰囲気)の向上に努め、長期的な企業価値の向上を目指してまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは「よろこびの食文化の創造」即ち「お客様の感動が私たちの喜びとし、日本一質の高い外食企業を目指す」という経営理念を掲げております。 この経営理念を実現すべく、当社グループは、「食べる」ということを、単に栄養の摂取というレベルに押しとどめることなく、潤いのある人生の喜びとしてとらえ、ひとつの文化にまで高めたいと考えています。そのために、①食材は常に上質のものを使う、②商品に他店にない特長を持たせる、③落ち着ける店舗をつくる、④常に良いサービスを心がける、⑤お値打ち感のある価格設定をすることにより、多くの人々に外食の楽しさ、人生のよろこびを感じていただけるように全力を注いでいます。 この経営理念のもとに、当社グループは外食企業としてさまざまな事業分野に進出して、お客様の多様なニーズにお応えすることとしております。現時点では、しゃぶしゃぶと日本料理の「木曽路」、特選和牛の「大将軍」、国産牛焼肉の「くいどん」、居酒屋の「大穴」、鶏料理の「とりかく」、和食 旬彩処の「鈴のれん」、からあげ専門店の「からしげ」及び「物販(しぐれ煮、胡麻だれ類)」を運営しております。 それぞれの部門が付加価値の高い料理・サービス・商品を手頃な価格で提供することによって、会社の業績進展と企業価値の向上を図ることを基本方針としています。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当連結会計年度末の部門別の店舗配置状況は、木曽路部門126店舗、焼肉部門44店舗、居酒屋10店舗、鈴のれん5店舗、からしげ4店舗の合計189店舗であります。 今後も中核部門の「木曽路」を中心に拡大しつつ、各部門それぞれに市場の変化や顧客ニーズの多様化に適合したビジネスモデルの構築に努め、経営基盤の拡充を図っていく方針であります。 一方、地域別にみた店舗配置は中部地区56店舗、関東地区100店舗、関西地区30店舗、九州地区3店舗と大都市経済圏を中心に店舗網を形成しております。今後の店舗展開につきましては、東海地区の強固な基盤の上に立って、中部・関東・関西の各地区に出店しバランスのとれた経営基盤を形成していく方針であります。 (3) 目標とする経営指標 当社は成長性と収益性の追求を通じて企業価値の向上を実現していく方針であり、売上高成長率及び売上高経常利益率を経営の目標指標として掲げています。その目標指標の向上のために、経営理念を指針として顧客起点経営に徹し、価値観と独自性のある商品・サービスの開発・提供に努めていきます。同時に高い成長性・収益性が期待される事業分野に対して積極的に経営資源を投入していきます。 (4) 会社の対処すべき課題 当社グループを取り巻く経営環境は、インバウンド需要の回復等により外食需要は持ち直しつつあるものの、原材料価格や人件費の上昇、物価高を背景とした消費者の節約志向の継続等により、依然として厳しい状況が続いております。 このような環境のもと、当社グループは2026年度の経営方針「~伝統を未来につなぐために~」に基づき、持続的な成長と企業価値向上に向け、以下の課題に取り組んでまいります。 ① 顧客起点経営の徹底(顧客価値の最大化) お客様ニーズの多様化や選別消費の進展に対応するため、顧客起点での商品・サービスの提供体制を一層強化することが重要な課題であります。 このため、「お客様の声の収集・分析」「商品力・サービス品質の向上」「推奨力の強化」を推進し、「選ばれるブランド」の確立に取り組んでまいります。② 既存事業の収益力の強化 厳しいコスト環境の中で安定的な利益を確保するためには、既存事業の収益力向上が不可欠であります。 具体的には、「価値の追求と利用動機の拡大による来店客数増」「原価管理の強化」「店舗運営の効率化」を通じて、各業態の収益構造の改善に取り組んでまいります。③ 生産性の向上 人手不足の深刻化や人件費上昇に対応するため、生産性の向上が重要な経営課題となっております。 このため、「業務プロセスの標準化・簡素化」および「デジタル技術の活用による業務効率化」を推進します。週間マネジメント(PDCAサイクル)と継続的な改善活動を通じて、強固な経営体質を構築してまいります。 ④ 人材力の強化と組織力の向上 持続的な成長の実現には、人材の確保・育成および組織力の強化が不可欠であります。 当社グループでは、「育成プログラムの見直し」、「多様な人材の活躍推進」、「働きがいのある職場環境の整備」を進めるとともに、チームで成果を創出する企業文化の醸成に取り組んでまいります。⑤ 成長戦略の推進(新たな価値創出) 中長期的な成長に向けては、既存事業の強化に加え、新たな価値創出が必要であります。 このため、新規出店、既存業態の改良・確立、市場環境の変化に即した事業展開を推進してまいります。加えて、新業態開発やM&Aなどの成長投資を模索し、中長期的な企業価値の向上を図ってまいります。⑥ 経営基盤の強化 企業の持続的成長と社会的信頼の確保に向けて、経営基盤の強化が不可欠であります。 具体的には、コンプライアンスの徹底、食の安全・安心の追求、チームワークの醸成、そして常にQSCA(品質・サービス・清潔・雰囲気)の向上に努め、長期的な企業価値の向上を目指してまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)におけるわが国経済は、数十年ぶりとなる高水準の賃上げ等による雇用・所得環境の改善や企業収益の改善を背景に、引き続き緩やかな回復基調が続きました。一方で、地政学リスクの長期化により、世界のサプライチェーンや資源価格に不安定な影響が見られたほか、円安の継続による輸入品・エネルギー価格の上昇や、国内における金利上昇局面への移行もあり、先行き不透明な状況が続きました。外食産業におきましては、個人消費の底堅さやインバウンド需要の増加といった好材料があった一方、店舗運営においては厳しいコスト増加への対応が求められる状況となりました。特に、食肉等の原材料価格や歴史的な米価の高騰、物流費の上昇に加え、最低賃金の引き上げに伴う人件費の増加などにより、原材料費及び人件費の双方で負担が増加いたしました。このような環境下、当社グループは主力業態である「木曽路」部門において、業態の強みである「慶事・祝事(ハレの日)」需要を深掘りすべく、社内マイスターによる上質なおもてなしを提供し、顧客満足度の向上と他社との差別化を継続いたしました。営業面におきましては、年間最大の需要期である年末年始に加え、春の「木曽路の歓送迎会」キャンペーンを早期に展開いたしました。また、旬の食材を活かした「春らんまん御膳」等の季節限定メニューのほか、お肉の量をお客様が選択できるしゃぶしゃぶコース、旬の素材を用いた一品料理、選べる季節御飯の提案など、商品力の強化を図りました。さらに、国産牛を中心としたメニュー構成の充実やデザート内容の一新など、各業態の特性に合わせた施策に注力いたしました。このように、多様化する会食ニーズを的確に捉えることで、来店客数の増加及び客単価の向上に努めてまいりました。費用面におきましては、購買・調達ルートの最適化による原価低減に加え、来客予測に連動したシフト管理の徹底により人件費を抑制いたしました。あわせて、使用量の管理と省エネ機器への更新等による光熱費の低減に努める一方、客室の洋室化や営繕工事などの修繕を積極的に実施し、顧客利便性と施設価値の向上に努めました。また、CSR活動といたしまして、中部地区の国産牛焼肉「くいどん」、和食 旬彩処「鈴のれん」店舗において、近隣の児童養護施設の児童並びに職員の皆様(30施設、合計1,575名)をご招待し、心ゆくまでお食事をお楽しみいただきました。今後も「よろこびの食文化の創造」を掲げる当社グループの活動の一環として、継続してまいります。さらに、働き方改革の一環として、計4日間の全店一斉休業を実施いたしました。新時代に即した魅力ある職場環境を整備し、人材の確保と育成を推し進めることで、次期以降のさらなる企業価値向上へとつなげてまいります。店舗展開、改築・改装につきましては、3店舗の出店、16店舗の改装及び4店舗の退店を実施し、当連結会計年度末の店舗数は189店舗となりました。 (財政状態の状況)当連結会計年度末の総資産は484億98百万円(前連結会計年度末比 17億16百万円の増加)となりました。この主な内訳は、流動資産が208億10百万円、有形固定資産が166億26百万円、無形固定資産が17億39百万円、投資その他の資産が93億21百万円であります。前連結会計年度末からの主な増加要因は、預金が18億78百万円増加したこと及び投資有価証券が11億86百万円増加したことによるものであります。 一方、負債合計は169億11百万円(同 4億70百万円の増加)となりました。この主な内訳は、流動負債が138億30百万円、固定負債が30億80百万円であります。前連結会計年度末からの主な増加要因は、買掛金が4億12百万円増加したことによるものであります。また、当連結会計年度末における純資産合計は315億86百万円(同 12億45百万円の増加)となりました。この主な内訳は資本金が126億48百万円、資本剰余金が124億67百万円、利益剰余金が59億5百万円であります。前連結会計年度末からの主な増加要因は、利益剰余金が3億76百万円増加及びその他有価証券評価差額金が8億81百万円増加したことによるものであります。 以上の結果、当連結会計年度末の自己資本比率は65.1%、1株当たり純資産は1,121.70円となりました。 (経営成績の状況) 当連結会計年度の売上高は、545億70百万円(前期比 2.5%増加)、営業利益は29億13百万円(同 7.6%増加)、経常利益は29億29百万円(同 6.3%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は17億28百万円(同 45.4%減少)となりました。1株当たり当期純利益は61.36円となりました。 当連結会計年度におけるセグメント別の概況については、当社グループの事業は単一セグメントでありますので、その概況を部門別に示すと次のとおりであります。 木曽路部門 しゃぶしゃぶ・日本料理「木曽路」業態は、14店舗の改装を行い、当連結会計年度末店舗数は126店舗となりました。 営業面では、業態の強みである「慶事・祝事(ハレの日)」需要の深耕を図るため、社内マイスター(お食い初め、一升餅担当)による上質なおもてなしを提供し、顧客満足度の向上と他社との差別化を推進いたしました。また、年間最大の需要期である年末年始に加え、春の「木曽路の歓送迎会」キャンペーンを早期に展開いたしました。さらに、旬の食材を活かした「春らんまん御膳」等の季節限定メニューに加え、お肉の量を選択できるしゃぶしゃぶコースや旬の食材を用いた一品料理、選べる季節御飯の提案、デザート内容の一新など、商品ラインナップを大幅に拡充いたしました。 多様化する会食ニーズを的確に捉えることで、来店客数の増加及び客単価の向上に注力した結果、売上高は434億5百万円(前期比 2.8%増加)となりました。 焼肉部門 特選和牛「大将軍」及び国産牛焼肉「くいどん」は、1店舗の出店及び4店舗の退店を行い、当連結会計年度末店舗数は44店舗となりました。 営業面では、CRM(顧客管理)の徹底と戦略的な販促活動により、安定的な来店動機の創出を図りました。特に「大将軍」業態においては外商の強化が奏功し、企業宴会需要の取り込みが進展いたしました。「くいどん」業態においては、ランチメニュー刷新による新規客層の開拓に加え、2026年1月より抜本的な業態再構築に着手しております。収益構造の適正化を目指し、従来の食べ放題主体から脱却すべく、高付加価値メニューを中心としたテスト展開を一部店舗で開始いたしました。その結果、4店舗の退店等もあり、売上高は79億19百万円(同 0.3%減少)となりました。 その他の部門 居酒屋(「とりかく」、「大穴」)業態は、2店舗の出店を行い、当連結会計年度末店舗数は10店舗となりました。新規出店や宴会需要が回復し来店客数が増加したこと等により、売上高は13億43百万円(同 10.2%増加)となりました。 和食 旬彩処「鈴のれん」業態は、2店舗の改装を行い、当連結会計年度末店舗数は5店舗であります。屋号を和食・しゃぶしゃぶ「鈴のれん」より和食 旬彩処「鈴のれん」に変更し本格的な和食を日常の中で気軽かつお値打ちに楽しめる強みを活かし、集客力の強化に努めたことなどにより、売上高は7億35百万円(同 10.5%増加)となりました。 その他業態は、食肉加工卸売、からあげ専門店「からしげ」、物販(しぐれ煮、胡麻だれ類)及び不動産賃貸等であります。売上高は15億円(同 2.7%減少)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は152億68百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は54億31百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益27億25百万円、減価償却費14億83百万円、棚卸資産の減少7億23百万円等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は18億9百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出19億65百万円、有形固定資産の売却による収入2億49百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は17億43百万円となりました。これは主に、借入金の借入れによる収入70億円、借入金の返済による支出72億93百万円及び配当金支払額13億51百万円等によるものであります。 ③販売及び仕入の実績イ.販売実績 当社の事業は飲食店としての事業がほとんどを占める単一セグメントであります。当連結会計年度における販売実績の内訳を部門別・地域別に示すと次のとおりであります。 ・部門別販売実績部 門事業内容当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前年同期比(%)木曽路部門しゃぶしゃぶ・日本料理の「木曽路」43,405百万円102.8%焼肉部門特選和牛の「大将軍」国産牛焼肉の「くいどん」7,91999.7%その他部門居酒屋の「とりかく」「大穴」1,343110.2%和食 旬彩処の「鈴のれん」735110.5%その他1,50097.3%調整額△334-合 計54,570102.5% (注)1.総販売実績に対し、10%以上に該当する販売先はありません。2.部門別売上高は連結取引高の相殺消去前の数値であります。 ・地域別販売実績地 域当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前年同期比(%)中部地区15,889百万円103.0%関東地区28,452102.3%関西地区9,244102.5%九州地区983102.2% ロ.仕入実績項 目当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)前年同期比(%)原材料肉類5,459百万円83.5% 野菜類1,39593.3% 魚介類2,59490.8% 調理済加工食品2,74493.0% 飲料1,338102.0% 米・パン類881145.9% 乳製品22495.8%小計14,63791.5%商品店頭商品303181.8%合計14,94192.4% (注)店頭商品とは菓子類及び胡麻だれ等であります。 (2)経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは、2024年6月に開示した中期経営計画において中期的な業績目標や経営戦略、事業ポートフォリオに関する基本的な方針等を説明しております。また、これらに関する結果は四半期業績開示、決算説明会、株主総会等を通じ説明してまいります。 当社のPBRに関しては、2~3倍程度で一定の水準を維持しております。今後は資本コストを的確に把握していくことに努めつつ資本効率に関する目標の設定と適宜見直し、株価を意識した経営の実現に向け具体的な計画や取り組みを検討・実践してまいります。 今後の見通しにつきましては、企業収益の改善や賃上げの継続により雇用・所得環境の改善が期待される一方で、物価上昇の継続による実質賃金の伸び悩みや消費者の節約志向の定着など、個人消費は緩やかな回復にとどまるものと予想されます。 また、中東情勢の緊迫化をはじめとする地政学リスクの長期化により、エネルギー価格や原材料価格の変動、国際物流の不安定化が懸念されるほか、円安基調の継続や人手不足の深刻化、最低賃金の引き上げ等による人件費の上昇など、当社グループを取り巻く経営環境は引き続き厳しい状況が続くものと見込まれます。 このような環境のもと、当社グループは2026年度経営方針「~伝統を未来につなぐために~」に基づき、顧客起点経営の徹底を軸に、既存事業の収益力強化と生産性向上を推進してまいります。主力業態である「木曽路」部門においては、「慶事・祝事(ハレの日)」需要を中心とした高付加価値サービスのさらなる深化を図るとともに、日常のちょっとした特別の時間に寄り添う存在を目指し、調理・接客・空間のすべてにおいて質の高い価値提供に努めてまいります。 また、焼肉部門におきましては、「木曽路」に次ぐ第2の柱としての成長を目指し、既存店舗の収益力向上と業容拡大に取り組んでまいります。 さらに、新規出店や既存店舗の改装、業態開発およびM&A等を通じて成長戦略を推進し、企業価値の向上に努めてまいります。 当社グループは、今後も食の安全・安心の追求とコンプライアンスの徹底を基盤とし、QSCA(品質・サービス・清潔・雰囲気)の向上を通じて、お客様に選ばれる企業を目指してまいります。 (3)資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要は原材料及び人件費を主とした、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、新規出店、店舗の改築・改装、工場設備改修及び情報システム関連投資等によるものであります。 当社グループの事業活動拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用及び金融機関からの借入と社債の発行等による資金調達を基本的な方針としており、今後の調達の安定性と低コスト調達を実現するために調達方法の多様化も進めてまいります。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は74億24百万円となっており、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は152億68百万円となっております。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積に用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
事業リスク
- 業績の季節変動主力商品である「しゃぶしゃぶ」の需要が冬季(年末年始含む)に高まるため、売上高と営業利益が下半期に偏る傾向があります。この季節変動により、上半期の業績が低調な場合でも、通期で挽回できるかどうかが不確実になる可能性があります。
- 主力業態への依存しゃぶしゃぶ・日本料理の「木曽路」が売上全体の約79.3%(2025年3月期)を占めており、主力業態の売上が大幅に減少した場合、他の事業で補うことが困難になるリスクがあります。これにより、特定のブランドの業績が会社全体の収益に大きな影響を与える可能性があります。
- 原材料調達リスク肉類、野菜、魚介類が仕入額の50%以上を占めており、異常気象、大規模災害、安全性問題などによりこれらの食材の調達が困難になった場合、商品の提供に支障が生じ、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。食材価格の高騰も収益を圧迫する要因となります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】 (1) 業績の季節変動について 当社グループの主力商品である「しゃぶしゃぶ」の需要は、年末・年始を含めた冬季に高まるため、当社グループの売上高及び営業利益は下半期に片寄る傾向があります。 当社グループの最近5年間の状況は下表のとおりです。 売上高営業利益又は営業損失(△)上半期下半期通 期上半期下半期通 期2022年3月期(百万円)14,84521,93336,778△3,307△233△3,541構成比(%)40.459.6100.0--100.02023年3月期(百万円)20,04225,88745,930△1,6971,115△581構成比(%)43.656.4100.0--100.02024年3月期(百万円)23,86529,11952,984△3962,6422,246構成比(%)45.055.0100.0--100.0 2025年3月期(百万円)23,85629,37353,229△6943,4022,708構成比(%)44.855.2100.0--100.02026年3月期(百万円)24,39230,17754,570△933,0062,913構成比(%)44.755.3100.0--100.0 (注)今後につきましても、下半期依存型の傾向は続くことが考えられます。 (2) 主力業態への依存当社グループの主力業態であるしゃぶしゃぶ・日本料理の木曽路の売上が全体の売上の79.5%(2026年3月期累計実績)を占めています。予期せぬ事情によって主力業態の売上が著しく減少した場合には、他商品の売上で補うことが困難になる可能性があります。 (3) 立地環境の変化当社グループは、店舗の建物を中心に有形固定資産に投資をしており、2026年3月31日現在の残高は16,626百万円、総資産の34.3%を占めております。店舗を最小単位として固定資産をグルーピングしていますが、店舗の立地環境が大きく変化し、その結果、店舗の業績が悪化し投下資金の回収が困難になる場合には、減損損失又は店舗撤退に伴う費用が発生する可能性があります。 (4) 店舗物件等に係る敷金、保証金及び建設協力金回収に関するリスク当社グループは、賃借による出店を基本としております。店舗用物件等の賃貸借契約の締結に際して賃貸人に敷金・保証金及び建設協力金を差し入れており、2026年3月31日現在の残高は3,939百万円、総資産に占める割合は8.1%となっております。敷金・保証金は契約期間満了等により賃貸借契約を解約する際に返還される契約となっており、また、建設協力金は、賃借料の支払いと相殺することにより契約期間満了時までに全額回収する契約となっております。しかし、敷金・保証金及び建設協力金については、預託先の経済的破綻等によりその一部又は全部が回収不能となる場合や、賃貸借契約に定められた期間満了前に中途解約をした場合には返還されないことがあります。このような事態が生じた場合には、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (5) 原材料の調達について当社グループの原材料仕入額において、肉類、野菜、魚介類が50%以上を占めています。異常気象や大規模災害、安全性問題の発生等により、これらの食材の調達が広範囲かつ長期にわたり阻害された場合には、当社グループの業績に大きな影響が及ぶ可能性があります。 (6) 競合の状況について外食産業は、比較的参入障壁が低く新規参入が多いこと、また低価格化が進む中、客単価が下がる傾向にあります。さらに国内では少子高齢化が進みマーケットは飽和状態となっております。このような状況下で当社グループは、日本一質の高い外食企業を目指して、QSC(クオリティ、サービス、クリンリネス)の徹底と、生産性向上の追求や経費の抜本的見直しと効率化等により収益基盤の改革を行っております。しかしながら、お客様のニーズの変化、多様化等により更なる競争激化等が進んだ場合は、事業活動、将来の成長が阻害され当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (7) 出店用地と建設業者及び建築資材の確保当社グループはチェーンレストランとして計画的な出店により業容の拡大を図っていますが、競合状況の変化や土地所有者の都合などにより適切な出店用地を確保できない場合や、出店計画にもとづく建設業者の確保と建設資材の入手に遅延等が発生した場合には、出店計画の進捗が遅れ、当社グループの成長性に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 法的規制について当社グループは、事業活動を行う上でさまざまな法的規制の適用を受けております。これらの法的規制は新設・変更・廃止される可能性があります。特に当社グループは食品衛生法の規制を受けており、食中毒や異物混入等の未然防止策を徹底しておりますが、重大な衛生問題が発生することにより、営業の禁止、一定期間の営業停止等を命ぜられた場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは食品リサイクル法により食品廃棄物などの再生利用(発生抑制、再生利用、減量)の促進を義務づけられております。そのための設備投資や再生利用可能な包材、備品への変更等により、新たな費用が発生する可能性があります。 (9) 人材の確保及び育成について当社グループは、積極的な店舗展開を行う方針であるため、人材を確保していく必要があります。特に外食産業の店舗運営における知識、経験を持った人材を確保、育成し、定着させていくことは重要な課題であります。一方で、パートタイマーを確保するために「募集時給の見直し」を行う等、賃率が上昇し、総額人件費が高騰する要因となっています。このような状態が長期化し、当社グループにおける人材の確保及び育成が出店スピードに追いつかない場合、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (10) 個人情報の管理当社グループは多数の顧客情報を有しており、その管理に万全を期していますが、予期せぬ事情によって情報流出や不正使用等が発生した場合には、その対応のために多額の費用が発生する可能性があります。 (11) 自然災害、事故災害及び疫病に関するリスク当社グループの店舗網は、関東・東海・関西・北九州の大都市圏に集中しています。これらの地域で地震、台風等の自然災害や火災等の事故災害及び疫病が発生した場合、従業員や店舗の設備等が大きな被害を受け、その一部又は全部の営業が中断し、当社グループの業績が大きな影響を受ける可能性があります。また、被害を被った設備等の修復のために多額の費用が発生したものの、その後業績が回復せずその投下資金の回収が困難になった場合には、減損損失又は店舗撤退に伴う費用が発生する可能性があります。なお、文中の将来に関する事項の判断につきましては、有価証券報告書提出日現在においてなされたものであります。