経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当行グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。(1)経営の基本方針 当行グループは、「地域共栄」の経営理念のもと、地域金融機関として求められる役割が一段と多様化、高度化するなかで、株主の皆さま、お客さま、そして地域の期待に的確にお応えし、地域の発展に貢献することを基本方針としております。(2)中長期的な経営戦略a 当行グループでは、2030年を展望する秋田銀行グループVISION『価値をつくる。未来へつなぐ。』を定め、地域の課題を解決し、お客さまのニーズに応える質の高い金融・非金融サービスの提供を通じて、将来にわたる豊かな地域の実現にチャレンジし続けることを中長期的な経営の方向性として示しております。 2025年4月からスタートした3か年の中期経営計画は、グループVISIONの実現に向けた第2フェーズと位置付けており、当年度はその初年度として、3つの基本方針に基づく各種施策に取り組みました。 b 中期経営計画2025~2027年度の3つの基本方針○基本方針① 価値共創ビジネスモデルの確立 課題解決の深化、金融が持つ力の最大化により、将来にわたって持続可能なビジネスモデルを確立してまいります。○基本方針② 地域資源の錬磨と高付加価値化 地域資源の磨き上げを通じて新たな付加価値の創出をはかり、地域と当行グループの持続的な成長へチャレンジしてまいります。○基本方針③ 人的資本の充実 社会的・経済的価値創造のために最も重要な経営資源の充実をはかってまいります。 c 目標とする経営指標 中期経営計画の最終年度である2027年度の経営指標につきまして、次の目標を掲げております。指 標2025年度実績2027年度目標当期純利益(連結)76.9億円100億円以上ROE(連結)4.59%5.0%以上OHR(単体・コア業務粗利益ベース)53.89%60%未満自己資本比率(連結)11.26%11%程度お客さまサービス等利益40.1億円50億円以上地域価値共創事業収益3.3億円7億円以上CO2排出量削減率(2013年度比)60.9%削減80%削減従業員エンゲージメントスコア56.2点58.0点以上女性管理職比率14.0%18%以上(注)2027年度目標について、2026年5月22日に一部上方修正しております。 (3)2025年度における取組み○基本方針① 価値共創ビジネスモデルの確立 「価値共創ビジネスモデルの確立」では、2022~2024年度中期経営計画で取り組んできたコンサルティングを軸とした営業活動に、地域課題の解決に向けた取組みにより培ってきた非金融分野の機能や知見を融合し、お客さまにより質の高いコンサルティングを提供することを通じて、一層の収益性向上に取り組みました。 法人のお客さまに対しては、お客さまが営む事業に対する深い理解を起点とした本質的な課題解決に取り組みました。対話や議論を通じて抽出した経営課題に対し、資金調達・ファイナンスに加え、地域商社「詩の国秋田株式会社」を通じた首都圏や海外への販路拡大、秋田県内就職に特化した就活サイト「キャリピタAKITA」等を通じた人材不足への対応など、多岐にわたる解決支援を行いました。また、事業承継・M&A支援および起業・創業支援など、法人のライフステージに応じた課題解決にも取り組みました。 個人のお客さまに対しては、一人ひとりが思い描く将来の実現を支えるライフパートナーを目指し、ライフプランに応じた最適な商品やサービスの提供・提案に取り組みました。また、人生100年時代における資産運用に対する意識が高まるなか、世代・テーマ別のセミナーやイベントを行うなど、幅広い世代を対象とした金融経済教育にも取り組みました。○基本方針② 地域資源の錬磨と高付加価値化 「地域資源の錬磨と高付加価値化」では、秋田県に存在する「地域資源」に着目した新規事業やプロジェクトの開発に取り組むことで、域外から事業や人、投資、消費などを呼び込み、新たな事業機会・収益機会を獲得していくことを目指し、当年度は「エネルギー」「農業」「観光」「森林」「教育」分野において、新規事業の開発に向けた調査・検討を進めました。また、秋田県の文化、風土などの地域資源を取材・発信するWebメディア(公式noteアカウント)を開設し、地域資源を新たな価値創出の起点として掘り下げる取組みも開始いたしました。 加えて、人口減少・高齢化が急速に進む秋田県は、日本の他の地方の近未来を示しているとの考えのもと、そうした環境での事業展開や社会課題解決に関心のあるスタートアップ等との価値共創にも取り組みました。2026年2月には、「秋田と岩手は日本の未来実験場」と題し、岩手銀行との共催のもと、地方銀行および地元企業と、スタートアップとの交流イベントを開催し、連携に向けた関係構築を進めました。 こうした取組みの結果、連結当期純利益は、前年度比20億円増加の76億円となり、中期経営計画策定当初の最終年度(2027年度)目標である80億円以上の達成に向け、着実に進捗いたしました。○基本方針③ 人的資本の充実 人材は最も重要な経営資本であり、職員の「成長実感」をキーワードに、多様な人材がそれぞれの強みを見つけ、成長を感じながら活躍し、お客さまや社会へ貢献し続けられる組織づくりを進めました。 経営戦略と人材戦略を連動させる仕組みの一つとして、人的資本を最大化するための新たな人事制度を導入し、「Will(やりたいこと) Can(できること) Must(やるべきこと)」の考え方を取り入れ、職員がキャリア実現に向けて自律的に取り組む仕組みを構築いたしました。また、職員のスキルを可視化する「スキルマップ」に基づくスキルランクに応じた研修などの学びの機会や、1on1ミーティングの運用改善、所属部署を超えたメンター制度の導入といったコミュニケーション施策の充実をはかり、職員の成長を後押しする環境を整えました。あわせて、2024年度より継続しているエンゲージメントサーベイにより組織の状態を定量的に把握し、働きやすく、働きがいのある職場環境の構築に向けた改善サイクルを進めました。 こうした取組みの結果、目標とする経営指標の一つである従業員エンゲージメントスコアは、2026年2月時点で56.2点となり、エンゲージメントサーベイを開始した2024年8月の50.7点から改善いたしました。中期経営計画最終年度である2027年度の目標値58.0点以上の達成に向けて、着実に組織づくりが進捗いたしました。 (4)経営環境及び対処すべき課題 人口減少・高齢化の進行、人手不足の深刻化、物価上昇の継続、デジタル化の加速に加え、政策金利の段階的な引上げなど、当行グループを取り巻く経営環境は大きく変化しております。当行グループは、こうした環境変化を踏まえ、事業活動を通じて優先的に対応すべき5つの重要経営課題(マテリアリティ)を設定しております。 当年度は、中期経営計画の初年度として、各施策の展開と基盤整備を進めてまいりました。重要経営課題ごとの主な進捗と今後の対処すべき課題への取組みは、次のとおりです。○ 地域の持続的成長 事業性理解に基づく深い対話を起点として、金融支援に加え、事業承継・M&A、人材の採用・育成など事業の成長を支援いたしました。また、地域商社事業の拡大、起業・創業の促進など、地域課題の解決に向けた取組みを進め、地域の持続的成長の実現に向けたシナジーを追求してまいりました。引き続き、課題解決力の向上とともに、新規事業の具体化に取り組み、シナジーの向上を進めてまいります。○ 人生100年時代の暮らしのサポート ライフプランに応じた商品・サービスの提供や金融経済教育の推進を通じて、お客さまの将来設計を支える取組みが着実に進展いたしました。引き続き、資産形成、資産承継、相続対策など多様化するニーズに応え続けていくため、お客さまのライフステージに応じた提案の高度化に加えて、対面・デジタルを組み合わせた接点の拡大に取り組んでまいります。○ 豊かな自然環境の維持と継承 サステナブルファイナンスの推進や再生可能エネルギー関連事業への支援、森林クレジット販売支援業務の開始、脱炭素経営に関するソリューションメニューの拡充など、地域の脱炭素化・環境保全に向けた取組みを着実に進めてまいりました。引き続き、脱炭素経営に対するお客さまの理解を深め、具体的な行動の促進、CO2排出量の可視化から削減までを一貫して支援する体制の強化とともに、エネルギー・森林分野における新規事業の具体化に取り組んでまいります。○ 人的資本経営の実践 新たな人事制度の導入やキャリア形成支援、人材育成施策、エンゲージメント向上に向けた取組みを通じて、職員の成長を支える基盤整備が進展いたしました。引き続き、自律的な学びや挑戦を成果につなげる仕組みづくりを進めるとともに、OJTや専門人材育成、戦略的な人員配置を通じて、専門性・マネジメント力の向上と組織力の強化に取り組んでまいります。○ 企業価値の持続的向上 情報開示の充実や株主の皆さまとの対話を積極的に進めるとともに、取締役会の実効性向上に取り組み、コーポレートガバナンスの強化は着実に進展してまいりました。引き続き、株主・投資家の皆さまの期待に応える価値を提供するため、さらなる情報開示の充実や対話の深化をはかるとともに、取締役会における監督機能の強化等に取り組んでまいります。 当行グループは、引き続きこれらの重要経営課題への対応を通じて、社会的価値と経済的価値の創出をはかり、グループVISION「価値をつくる。未来へつなぐ。」の実現に努めてまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当行グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。(1)経営の基本方針 当行グループは、「地域共栄」の経営理念のもと、地域金融機関として求められる役割が一段と多様化、高度化するなかで、株主の皆さま、お客さま、そして地域の期待に的確にお応えし、地域の発展に貢献することを基本方針としております。(2)中長期的な経営戦略a 当行グループでは、2030年を展望する秋田銀行グループVISION『価値をつくる。未来へつなぐ。』を定め、地域の課題を解決し、お客さまのニーズに応える質の高い金融・非金融サービスの提供を通じて、将来にわたる豊かな地域の実現にチャレンジし続けることを中長期的な経営の方向性として示しております。 2025年4月からスタートした3か年の中期経営計画は、グループVISIONの実現に向けた第2フェーズと位置付けており、当年度はその初年度として、3つの基本方針に基づく各種施策に取り組みました。 b 中期経営計画2025~2027年度の3つの基本方針○基本方針① 価値共創ビジネスモデルの確立 課題解決の深化、金融が持つ力の最大化により、将来にわたって持続可能なビジネスモデルを確立してまいります。○基本方針② 地域資源の錬磨と高付加価値化 地域資源の磨き上げを通じて新たな付加価値の創出をはかり、地域と当行グループの持続的な成長へチャレンジしてまいります。○基本方針③ 人的資本の充実 社会的・経済的価値創造のために最も重要な経営資源の充実をはかってまいります。 c 目標とする経営指標 中期経営計画の最終年度である2027年度の経営指標につきまして、次の目標を掲げております。指 標2025年度実績2027年度目標当期純利益(連結)76.9億円100億円以上ROE(連結)4.59%5.0%以上OHR(単体・コア業務粗利益ベース)53.89%60%未満自己資本比率(連結)11.26%11%程度お客さまサービス等利益40.1億円50億円以上地域価値共創事業収益3.3億円7億円以上CO2排出量削減率(2013年度比)60.9%削減80%削減従業員エンゲージメントスコア56.2点58.0点以上女性管理職比率14.0%18%以上(注)2027年度目標について、2026年5月22日に一部上方修正しております。 (3)2025年度における取組み○基本方針① 価値共創ビジネスモデルの確立 「価値共創ビジネスモデルの確立」では、2022~2024年度中期経営計画で取り組んできたコンサルティングを軸とした営業活動に、地域課題の解決に向けた取組みにより培ってきた非金融分野の機能や知見を融合し、お客さまにより質の高いコンサルティングを提供することを通じて、一層の収益性向上に取り組みました。 法人のお客さまに対しては、お客さまが営む事業に対する深い理解を起点とした本質的な課題解決に取り組みました。対話や議論を通じて抽出した経営課題に対し、資金調達・ファイナンスに加え、地域商社「詩の国秋田株式会社」を通じた首都圏や海外への販路拡大、秋田県内就職に特化した就活サイト「キャリピタAKITA」等を通じた人材不足への対応など、多岐にわたる解決支援を行いました。また、事業承継・M&A支援および起業・創業支援など、法人のライフステージに応じた課題解決にも取り組みました。 個人のお客さまに対しては、一人ひとりが思い描く将来の実現を支えるライフパートナーを目指し、ライフプランに応じた最適な商品やサービスの提供・提案に取り組みました。また、人生100年時代における資産運用に対する意識が高まるなか、世代・テーマ別のセミナーやイベントを行うなど、幅広い世代を対象とした金融経済教育にも取り組みました。○基本方針② 地域資源の錬磨と高付加価値化 「地域資源の錬磨と高付加価値化」では、秋田県に存在する「地域資源」に着目した新規事業やプロジェクトの開発に取り組むことで、域外から事業や人、投資、消費などを呼び込み、新たな事業機会・収益機会を獲得していくことを目指し、当年度は「エネルギー」「農業」「観光」「森林」「教育」分野において、新規事業の開発に向けた調査・検討を進めました。また、秋田県の文化、風土などの地域資源を取材・発信するWebメディア(公式noteアカウント)を開設し、地域資源を新たな価値創出の起点として掘り下げる取組みも開始いたしました。 加えて、人口減少・高齢化が急速に進む秋田県は、日本の他の地方の近未来を示しているとの考えのもと、そうした環境での事業展開や社会課題解決に関心のあるスタートアップ等との価値共創にも取り組みました。2026年2月には、「秋田と岩手は日本の未来実験場」と題し、岩手銀行との共催のもと、地方銀行および地元企業と、スタートアップとの交流イベントを開催し、連携に向けた関係構築を進めました。 こうした取組みの結果、連結当期純利益は、前年度比20億円増加の76億円となり、中期経営計画策定当初の最終年度(2027年度)目標である80億円以上の達成に向け、着実に進捗いたしました。○基本方針③ 人的資本の充実 人材は最も重要な経営資本であり、職員の「成長実感」をキーワードに、多様な人材がそれぞれの強みを見つけ、成長を感じながら活躍し、お客さまや社会へ貢献し続けられる組織づくりを進めました。 経営戦略と人材戦略を連動させる仕組みの一つとして、人的資本を最大化するための新たな人事制度を導入し、「Will(やりたいこと) Can(できること) Must(やるべきこと)」の考え方を取り入れ、職員がキャリア実現に向けて自律的に取り組む仕組みを構築いたしました。また、職員のスキルを可視化する「スキルマップ」に基づくスキルランクに応じた研修などの学びの機会や、1on1ミーティングの運用改善、所属部署を超えたメンター制度の導入といったコミュニケーション施策の充実をはかり、職員の成長を後押しする環境を整えました。あわせて、2024年度より継続しているエンゲージメントサーベイにより組織の状態を定量的に把握し、働きやすく、働きがいのある職場環境の構築に向けた改善サイクルを進めました。 こうした取組みの結果、目標とする経営指標の一つである従業員エンゲージメントスコアは、2026年2月時点で56.2点となり、エンゲージメントサーベイを開始した2024年8月の50.7点から改善いたしました。中期経営計画最終年度である2027年度の目標値58.0点以上の達成に向けて、着実に組織づくりが進捗いたしました。 (4)経営環境及び対処すべき課題 人口減少・高齢化の進行、人手不足の深刻化、物価上昇の継続、デジタル化の加速に加え、政策金利の段階的な引上げなど、当行グループを取り巻く経営環境は大きく変化しております。当行グループは、こうした環境変化を踏まえ、事業活動を通じて優先的に対応すべき5つの重要経営課題(マテリアリティ)を設定しております。 当年度は、中期経営計画の初年度として、各施策の展開と基盤整備を進めてまいりました。重要経営課題ごとの主な進捗と今後の対処すべき課題への取組みは、次のとおりです。○ 地域の持続的成長 事業性理解に基づく深い対話を起点として、金融支援に加え、事業承継・M&A、人材の採用・育成など事業の成長を支援いたしました。また、地域商社事業の拡大、起業・創業の促進など、地域課題の解決に向けた取組みを進め、地域の持続的成長の実現に向けたシナジーを追求してまいりました。引き続き、課題解決力の向上とともに、新規事業の具体化に取り組み、シナジーの向上を進めてまいります。○ 人生100年時代の暮らしのサポート ライフプランに応じた商品・サービスの提供や金融経済教育の推進を通じて、お客さまの将来設計を支える取組みが着実に進展いたしました。引き続き、資産形成、資産承継、相続対策など多様化するニーズに応え続けていくため、お客さまのライフステージに応じた提案の高度化に加えて、対面・デジタルを組み合わせた接点の拡大に取り組んでまいります。○ 豊かな自然環境の維持と継承 サステナブルファイナンスの推進や再生可能エネルギー関連事業への支援、森林クレジット販売支援業務の開始、脱炭素経営に関するソリューションメニューの拡充など、地域の脱炭素化・環境保全に向けた取組みを着実に進めてまいりました。引き続き、脱炭素経営に対するお客さまの理解を深め、具体的な行動の促進、CO2排出量の可視化から削減までを一貫して支援する体制の強化とともに、エネルギー・森林分野における新規事業の具体化に取り組んでまいります。○ 人的資本経営の実践 新たな人事制度の導入やキャリア形成支援、人材育成施策、エンゲージメント向上に向けた取組みを通じて、職員の成長を支える基盤整備が進展いたしました。引き続き、自律的な学びや挑戦を成果につなげる仕組みづくりを進めるとともに、OJTや専門人材育成、戦略的な人員配置を通じて、専門性・マネジメント力の向上と組織力の強化に取り組んでまいります。○ 企業価値の持続的向上 情報開示の充実や株主の皆さまとの対話を積極的に進めるとともに、取締役会の実効性向上に取り組み、コーポレートガバナンスの強化は着実に進展してまいりました。引き続き、株主・投資家の皆さまの期待に応える価値を提供するため、さらなる情報開示の充実や対話の深化をはかるとともに、取締役会における監督機能の強化等に取り組んでまいります。 当行グループは、引き続きこれらの重要経営課題への対応を通じて、社会的価値と経済的価値の創出をはかり、グループVISION「価値をつくる。未来へつなぐ。」の実現に努めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当行グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況は次のとおりであります。① 財政状態及び経営成績の状況a 連結損益の概要 (単位:百万円) 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 比較連結粗利益25,34128,5843,243資金利益26,55834,8758,317役務取引等利益5,1714,782△389その他業務利益△6,388△11,073△4,685うち国債等債券損益△6,758△11,393△4,635営業経費21,06221,900838貸倒償却引当費用2,906△6△2,912株式等関係損益7,1713,863△3,308その他576693117経常利益9,12111,2462,125特別損益△92△544△452うち減損損失3431428税金等調整前当期純利益9,02810,7021,674法人税等合計3,3532,987△365非支配株主に帰属する当期純利益13229親会社株主に帰属する当期純利益5,6627,6922,030(注)連結粗利益=(資金運用収益-資金調達費用)+(役務取引等収益-役務取引等費用)+(その他業務収益-その他業務費用) 前連結会計年度に比べて、国債等債券損益および株式等関係損益は悪化したものの、資金利益が増加し貸倒償却引当費用は減少したことにより経常利益は2,125百万円増加して11,246百万円となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は2,030百万円増加して7,692百万円となりました。 b セグメントごとの収益、利益 (単位:百万円) 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 比較銀行業務リース業務その他銀行業務リース業務その他銀行業務リース業務その他経常収益46,4005,8101,31455,4165,4761,3389,016△33424セグメント利益9,37212130911,2841881861,91267△123 c 当行単体損益の概要 連結損益の大宗である当行単体損益(セグメント、銀行業務)の概要は次のとおりであります。 (単位:百万円) 前事業年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 当事業年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 比較業務粗利益24,68027,6412,961資金利益27,24935,3118,062役務取引等利益4,1223,709△413その他業務利益△6,691△11,379△4,688うち国債等債券損益△6,758△11,393△4,635経費(除く臨時処理分)20,22721,039812うち人件費10,62310,851228うち物件費8,2078,745538コア業務純益11,21117,9966,785一般貸倒引当金繰入額①△348△571△223臨時損益4,5704,111△459不良債権処理額②3,135409△2,726株式等関係損益7,1713,863△3,308その他臨時損益534657123経常利益9,37211,2841,912特別損益△92△546△454うち減損損失3431428法人税等合計3,2412,899△342当期純利益6,0377,8381,801 与信関係費用①+②2,787△161△2,948(注)コア業務純益=(業務粗利益-国債等債券損益)-経費 資金利益が増加したことから、コア業務純益は前事業年度に比べて6,785百万円増加し17,996百万円となりました。(増加率60.5%) 国債等債券損益および株式等関係損益は悪化したものの、与信関係費用の減少に加えてコア業務純益の増加により経常利益は1,912百万円増加し11,284百万円となりました。(増加率20.4%) 当期純利益は1,801百万円増加し7,838百万円となりました。(増加率29.8%) 貸出金利息は、平残の増加と利回り上昇により、前事業年度に比べて5,949百万円増加し25,187百万円となりました。 有価証券利息配当金は、平残の増加と利回り上昇により、5,885百万円増加し14,521百万円となりました。 これらを主因に、資金利益は8,062百万円増加し35,311百万円となりました。 投資信託販売手数料は、前事業年度に比べて43百万円増加し517百万円となり、生命保険販売手数料は、233百万円減少して598百万円となりました。 一方、アドバイザリー手数料は94百万円減少して117百万円、シンジケートローンアレンジャーフィーは83百万円減少して80百万円となり、支払融資保険料は168百万円増加して1,767百万円となりました。 これらを主因に、役務取引等利益は413百万円減少して3,709百万円となりました。 d リース業務における損益の概要 売上高は減少しましたが、貸倒償却引当費用が減少したことから前連結会計年度に比べてセグメント利益は67百万円増加しました。e 連結財政状態の概要 (単位:億円) 前連結会計年度(2025年3月31日)当連結会計年度(2026年3月31日)比較資産の部34,60335,7681,165うち現金預け金4,6673,691△976うち有価証券8,7139,037324うち貸出金20,57321,255682負債の部33,03233,975943うち預金(譲渡性預金含む)31,88732,068181純資産の部1,5701,793223うち株主資本合計1,5851,63954うちその他の包括利益累計額合計△22145167 f セグメントごとの資産、負債 (単位:億円) 前連結会計年度(2025年3月31日)当連結会計年度(2026年3月31日)比較銀行業務リース業務その他銀行業務リース業務その他銀行業務リース業務その他セグメント資産34,43317212235,5241821171,09110△5セグメント負債33,0051214733,907130459029△2 g 当行単体の有価証券、貸出金、預金の概要 連結貸借対照表の大宗である当行単体(セグメント、銀行業務)の有価証券、貸出金および預金の概要は次のとおりであります。(a)有価証券の残高 (単位:億円) 前事業年度(2025年3月31日)当事業年度(2026年3月31日)比較有価証券8,7409,066326国債1,4361,788352地方債2,8412,825△16社債1,0871,17588株式563668105その他の証券2,8112,607△204 国債や社債、株式の残高が増加したことにより、有価証券残高は前事業年度末比326億円増加し9,066億円となりました。 (b)その他有価証券の評価損益 (単位:億円) 前事業年度(2025年3月31日)当事業年度(2026年3月31日)比較その他有価証券△134△4688株式292423131債券△255△404△149その他△172△65107 債券の評価損益は悪化したものの、株式およびその他の評価損益が好転したことから、前事業年度末比88億円好転し46億円の評価損となりました。 (c)貸出金の残高(貸出先別、中小企業等貸出) (単位:億円、%) 前事業年度(2025年3月31日)当事業年度(2026年3月31日)比較貸出金20,64121,328687うち住宅ローン3,5863,67084うちその他ローン287281△6うち事業先向け貸出12,87613,432556うち国・地公体向け貸出3,8593,91556中小企業等貸出11,11811,524406中小企業等貸出比率53.8654.030.17 個人ローン、事業先向け貸出、国・地公体向け貸出ともに増加し、前事業年度末比687億円増加し2兆1,328億円となりました。 中小企業等貸出は406億円増加し、中小企業等貸出比率は0.17ポイント上昇し54.03%となりました。 (d)金融再生法開示債権の残高と不良債権比率 (単位:億円、%) 前事業年度(2025年3月31日)当事業年度(2026年3月31日)比較破産更生債権及びこれらに準ずる債権7711538危険債権460381△79要管理債権2921△8計566517△49不良債権比率2.712.40△0.31 金融再生法開示債権は前事業年度末比49億円減少したことから、不良債権比率は0.31ポイント低下して2.40%となりました。 (e)預金(譲渡性預金含む)の残高(預り先別) (単位:億円) 前事業年度(2025年3月31日)当事業年度(2026年3月31日)比較預金(譲渡性預金含む)31,95732,136179うち個人預金21,07921,223144うち法人預金7,5587,762204うち公金預金3,0602,919△141 公金預金は減少しましたが、個人預金および法人預金の増加により、前事業年度末比179億円増加し、3兆2,136億円となりました。 (f)利回り (単位:%) 前事業年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 当事業年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 比較有価証券利回り1.001.540.54貸出金利回り0.961.190.23預金利回り0.050.180.13総資金利ざや0.180.390.21 h リース業務における資産・負債 前連結会計年度末に比べて資産・負債ともに大幅な変動はありません。 i 純資産の部の概要 (単位:億円) 前連結会計年度(2025年3月31日)当連結会計年度(2026年3月31日)比較資本金1411410資本剰余金92920利益剰余金1,3611,41453自己株式△9△72株主資本合計1,5851,63954その他有価証券評価差額金△124△3787繰延ヘッジ損益95445土地再評価差額金28280退職給付に係る調整累計額6410036その他の包括利益累計額合計△22145167非支配株主持分770純資産の部合計1,5701,793223 利益の積上げにより株主資本合計は前連結会計年度末比54億円増加しました。 その他有価証券評価差額金、繰延ヘッジ損益および退職給付に係る調整累計額の増加により、その他の包括利益累計額合計は167億円増加しました。 以上により、純資産の部合計は223億円増加しました。j 連結自己資本比率の状況(国内基準) (単位:億円、%) 前連結会計年度(2025年3月31日)当連結会計年度(2026年3月31日)比較自己資本比率11.9711.26△0.71自己資本1,5131,53118リスク・アセット12,63813,598960 自己資本は利益の積上げにより前連結会計年度末比18億円増加しましたが、リスク・アセットは貸出金の増加等を主因に960億円増加しました。これにより自己資本比率は0.71ポイント低下し11.26%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 (単位:億円) 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 比較営業活動によるキャッシュ・フロー△1,304△633671うち貸出金△668△688△20うち預金・譲渡性預金12618155うち借用金△1,2145471,761うちコールローン等147△960△1,107うちコールマネー等△213うち債券貸借取引受入担保金-108108うち資金運用による収入278394116うち資金調達による支出△22△63△41投資活動によるキャッシュ・フロー△878△314564うち有価証券の取得△8,482△5,3693,113うち有価証券の売却・償還7,6165,066△2,550財務活動によるキャッシュ・フロー△14△23△9うち自己株式の取得△0△1△1うち配当金の支払額△16△24△8現金及び現金同等物の期末残高4,6383,667△971 コールローンおよび貸出金の増加による支出を主因として、営業活動によるキャッシュ・フローは633億円の支出超過となりました。 有価証券の取得による支出が売却・償還による収入を上回ったことから、投資活動によるキャッシュ・フローは314億円の支出超過となりました。 配当金の支払により、財務活動によるキャッシュ・フローは23億円の支出超過となりました。 以上により、現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末比971億円減少して3,667億円となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 「生産、受注及び販売の実績」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度比2,125百万円増加の11,246百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2,030百万円増加の7,692百万円となりました。連結損益の大宗は当行単体損益であり、次のように認識しております。 当事業年度における貸出金は、平均残高、利回りともに計画を上回ったことから利息収入も計画を上回りました。有価証券については、平均残高は計画を下回ったものの、利回りが上回ったことから利息配当金は計画を上回りました。これにより資金利益は計画を上回ることができました。 役務取引等利益については、個人向けの預かり資産販売手数料が計画を下回ったことに加え、支払融資保険料の上回りなどにより、計画を下回る結果となりました。 経費については、人件費、物件費ともに計画を下回りました。 以上のように、資金利益の上回りと経費の下回りを要因に、コア業務純益は計画比+38億円となりました。 また、国債等債券損益と株式等関係損益は計画を下回りましたが、与信関係費用の下回りに加えてコア業務純益の上回りにより、経常利益は計画比+14億円となりました。当期純利益も計画比+10億円となりました。 経営課題に掲げている「本業利益の改善」については、貸出金利息の上回りと経費の下回りにより計画比+8億円となりました。 当連結会計年度末の純資産の部においては、利益の積上げにより株主資本合計は前連結会計年度末比54億円増加し、その他有価証券評価差額金、繰延ヘッジ損益および退職給付に係る調整累計額の増加により、その他の包括利益累計額合計は167億円増加しました。 これにより、純資産の部合計は223億円増加しました。 自己資本は増加しましたが、貸出金の増加等を主因にリスク・アセットが増加し、連結自己資本比率(国内基準)は前連結会計年度末から0.71ポイント低下し11.26%となりました。引き続き、財務の健全性は高いと評価しております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容ならびに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度においては、コールローンおよび貸出金の増加による支出を要因として、営業活動によるキャッシュ・フローは633億円の支出超過となりました。 有価証券の取得による支出が売却・償還による収入を上回ったことから、投資活動によるキャッシュ・フローは314億円の支出超過となりました。 配当金の支払により、財務活動によるキャッシュ・フローは23億円の支出超過となりました。 以上により、現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末比971億円減少して3,667億円となりました。 貸出金や有価証券による運用に多額の資金移動がありましたが、依然として十分な資金確保ができており、銀行業としての資本の財源及び資金の流動性に懸念はありません。 当行グループの資本の財源及び資金の流動性において、重要な資本的支出の予定は「第3 設備の状況」に記載しております。また、資金調達方法については自己資金で対応する予定であります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当行グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。 連結財務諸表の作成にあたっては、連結会計年度末日の資産・負債の計上及び会計期間の収益・費用の適正な計上を行うため、見積りや仮定を行う必要があります。連結財務諸表に影響を与え、より重要な経営判断や見積りを必要とする会計方針は次のとおりであります。 貸倒引当金 当行は、債務者の財務情報や入手可能な外部情報等に基づき、債務者ごとにその債務者区分(正常先、要注意先(要管理先、その他の要注意先)、破綻懸念先、実質破綻先、破綻先)を決定し、「第5 経理の状況 1 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項 (5) 貸倒引当金の計上基準」に記載した算出方法により貸倒引当金を計上しております。 債務者区分は、債務者の財務情報等に基づき定例及び随時の見直しを行っておりますが、業績不振や財務的な困難に直面している債務者の債務者区分は、今後の業績回復見込や経営改善計画の合理性及び実現可能性についての判断に依存している場合があります。経営改善計画の合理性及び実現可能性の判断の前提となる債務者を取り巻く経営環境等の変化により債務者の債務者区分が変動した場合、翌連結会計年度において貸倒引当金は増減する可能性があります。 貸倒引当金を算定するための予想損失率における将来見込み等必要な修正は、景気循環等を加味したより長期の過去の一定期間における平均値に基づく損失率が高い場合、その差分を加味して算定しております。 なお、仮定の前提となる状況が変化した場合には、翌連結会計年度において貸倒引当金は増減する可能性があります。 (参考)(1)国内業務・国際業務部門別収支 資金運用収支につきましては、国内業務部門で前連結会計年度比8,107百万円(30.7%)増加し、国際業務部門で前連結会計年度比213百万円(91.4%)増加したことから、合計では前連結会計年度比8,319百万円(31.3%)増加いたしました。 役務取引等収支につきましては、国際業務部門で前連結会計年度比2百万円(15.3%)増加したものの、国内業務部門で前連結会計年度比391百万円(7.5%)減少したことから、合計では前連結会計年度比389百万円(7.5%)減少いたしました。 その他業務収支につきましては、国内業務部門で前連結会計年度比4,632百万円減少し、国際業務部門で前連結会計年度比52百万円減少したことから、合計で前連結会計年度比4,685百万円減少いたしました。種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度26,32623326,560当連結会計年度34,43344634,879うち資金運用収益前連結会計年度28,3861,0581429,430当連結会計年度41,2491,4008042,569うち資金調達費用前連結会計年度2,059824142,869当連結会計年度6,816953807,689役務取引等収支前連結会計年度5,158135,171当連結会計年度4,767154,782うち役務取引等収益前連結会計年度7,417287,445当連結会計年度7,317307,348うち役務取引等費用前連結会計年度2,259142,273当連結会計年度2,550152,565その他業務収支前連結会計年度△6,45465△6,388当連結会計年度△11,08613△11,073うちその他業務収益前連結会計年度6,750656,816当連結会計年度5,397135,410うちその他業務費用前連結会計年度13,204-13,204当連結会計年度16,484-16,484(注)1.国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。2.資金調達費用は金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度1百万円、当連結会計年度4百万円)を控除して表示しております。3.資金運用収益及び資金調達費用の合計欄の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。 (2)国内業務・国際業務部門別資金運用/調達の状況① 国内業務部門 資金運用勘定平均残高は預け金の減少を主因に前連結会計年度比12,470百万円減少したものの、資金運用利回りは貸出金利回り及び有価証券利回りの上昇を主因に0.37ポイント増加したことから、運用利息は12,863百万円増加いたしました。一方、資金調達勘定平均残高は、借用金の減少を主因に前連結会計年度比24,581百万円減少したものの、資金調達利回りは預金利回りの上昇を主因に0.14ポイント増加したことから、調達利息は4,757百万円増加いたしました。種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度(28,546)(14)0.823,451,44228,386当連結会計年度(42,918)(80)1.193,438,97241,249うち貸出金前連結会計年度1,992,93019,0950.95当連結会計年度2,093,35725,0181.19うち商品有価証券前連結会計年度1100.00当連結会計年度2000.15うち有価証券前連結会計年度847,7717,9030.93当連結会計年度920,20313,8431.50うちコールローン及び買入手形前連結会計年度77,4382030.26当連結会計年度85,9045330.62うち買現先勘定前連結会計年度---当連結会計年度---うち預け金前連結会計年度495,9421,1370.22当連結会計年度290,5421,7420.59資金調達勘定前連結会計年度3,371,2632,0590.06当連結会計年度3,346,6826,8160.20うち預金前連結会計年度3,106,4471,8100.05当連結会計年度3,115,2855,7020.18うち譲渡性預金前連結会計年度93,806700.07当連結会計年度89,1002230.25うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度---当連結会計年度---うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度1,90200.00当連結会計年度19100.00うち借用金前連結会計年度170,810200.01当連結会計年度140,4153530.25(注)1.国内業務部門とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。2.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、連結子会社につきましては、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。3.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度25,350百万円、当連結会計年度14,411百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度2,047百万円、当連結会計年度2,060百万円)及び利息(前連結会計年度1百万円、当連結会計年度4百万円)を、それぞれ控除して表示しております。4.( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。② 国際業務部門 資金運用利回りはコールローン利回りの低下を主因に0.52ポイント減少したものの、資金運用勘定平均残高は有価証券及びコールローンの増加を主因に17,659百万円増加したことから、運用利息は342百万円増加いたしました。一方、資金調達利回りはコールマネー利回りの低下を主因に0.68ポイント減少したものの、資金調達勘定平均残高は債券貸借取引受入担保金の増加を主因に17,613百万円増加したことから、調達利息は129百万円増加いたしました。種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度31,3861,0583.37当連結会計年度49,0451,4002.85うち貸出金前連結会計年度3,3251093.28当連結会計年度3,2991063.23うち商品有価証券前連結会計年度---当連結会計年度---うち有価証券前連結会計年度9,488920.97当連結会計年度19,5363211.64うちコールローン及び買入手形前連結会計年度16,6898465.07当連結会計年度24,1629663.99うち買現先勘定前連結会計年度---当連結会計年度---うち預け金前連結会計年度---当連結会計年度---資金調達勘定前連結会計年度(28,546)(14)2.6231,403824当連結会計年度(42,918)(80)1.9449,016953うち預金前連結会計年度2,306120.52当連結会計年度1,96600.01うち譲渡性預金前連結会計年度---当連結会計年度---うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度328123.81当連結会計年度1,892462.47うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度---当連結会計年度2,049412.02うち借用金前連結会計年度---当連結会計年度---(注)1.国際業務部門とは、当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。2.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、連結子会社につきましては、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。なお、当行国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。3.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度5百万円、当連結会計年度5百万円)を控除して表示しております。4.( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。③ 合計種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度3,454,28229,4300.85当連結会計年度3,445,10042,5691.23うち貸出金前連結会計年度1,996,25519,2040.96当連結会計年度2,096,65725,1251.19うち商品有価証券前連結会計年度1100.36当連結会計年度2000.15うち有価証券前連結会計年度857,2597,9960.93当連結会計年度939,73914,1641.50うちコールローン及び買入手形前連結会計年度94,1271,0501.11当連結会計年度110,0661,4991.36うち買現先勘定前連結会計年度---当連結会計年度---うち預け金前連結会計年度495,9421,1370.22当連結会計年度290,5421,7420.59資金調達勘定前連結会計年度3,374,1202,8690.08当連結会計年度3,352,7817,6890.22うち預金前連結会計年度3,108,7541,8220.05当連結会計年度3,117,2525,7030.18うち譲渡性預金前連結会計年度93,806700.07当連結会計年度89,1002230.25うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度328123.81当連結会計年度1,892462.47うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度1,90200.00当連結会計年度2,241411.85うち借用金前連結会計年度170,810200.01当連結会計年度140,4153530.25(注)1.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度25,356百万円、当連結会計年度14,416百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度2,047百万円、当連結会計年度2,060百万円)及び利息(前連結会計年度1百万円、当連結会計年度4百万円)を、それぞれ控除して表示しております。2.国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息は、相殺して記載しております。 (3)国内業務・国際業務部門別役務取引の状況国内業務部門 役務取引等収益が前連結会計年度比100百万円(1.3%)減少し、役務取引等費用が前連結会計年度比291百万円(12.8%)増加したことから、役務取引等収支は前連結会計年度比391百万円(7.5%)減少いたしました。国際業務部門 役務取引等費用が前連結会計年度比1百万円(7.1%)増加したものの、役務取引等収益が前連結会計年度比2百万円(7.1%)増加しことから、役務取引等収支は前連結会計年度比2百万円(15.3%)増加いたしました。種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度7,417287,445当連結会計年度7,317307,348うち預金・貸出業務前連結会計年度2,142-2,142当連結会計年度2,181-2,181うち為替業務前連結会計年度1,615281,643当連結会計年度1,718231,742うち証券関連業務前連結会計年度83-83当連結会計年度90-90うち代理業務前連結会計年度124-124当連結会計年度130-130うち保護預り・貸金庫業務前連結会計年度19-19当連結会計年度18-18うち保証業務前連結会計年度256-256当連結会計年度229-229うちクレジット・カード業務前連結会計年度963-963当連結会計年度981-981役務取引等費用前連結会計年度2,259142,273当連結会計年度2,550152,565うち為替業務前連結会計年度15410164当連結会計年度18310193(注) 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。 (4)国内業務・国際業務部門別預金残高の状況○ 預金の種類別残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度3,127,2962,2833,129,579当連結会計年度3,153,8412,2253,156,067うち流動性預金前連結会計年度2,141,819-2,141,819当連結会計年度2,185,715-2,185,715うち定期性預金前連結会計年度941,766-941,766当連結会計年度926,531-926,531うちその他前連結会計年度43,7102,28345,993当連結会計年度41,5942,22543,820譲渡性預金前連結会計年度59,128-59,128当連結会計年度50,808-50,808総合計前連結会計年度3,186,4242,2833,188,707当連結会計年度3,204,6502,2253,206,876(注)1.国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。2.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金3.定期性預金=定期預金+定期積金 (5)国内業務・国際業務部門別貸出金残高の状況① 業種別貸出状況(末残・構成比)業種別前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内業務部門(除く特別国際金融取引勘定分)2,054,023100.002,122,428100.00製造業201,0789.79215,67810.16農業、林業7,5250.378,4200.40漁業580.00200.00鉱業、採石業、砂利採取業13,6870.6714,0430.66建設業82,2274.0080,7373.80電気・ガス・熱供給・水道業136,3386.64142,5936.72情報通信業11,6950.5711,6620.55運輸業、郵便業86,1164.1994,3744.45卸売業、小売業179,1668.72186,8568.80金融業、保険業226,54911.03230,17710.85不動産業、物品賃貸業207,89310.12224,30510.57学術研究、専門・技術サービス業6,6870.336,1660.29宿泊業11,4660.5612,2070.58飲食業8,7160.428,5910.40生活関連サービス業、娯楽業9,8560.489,5530.45教育、学習支援業2,5380.122,3650.11医療・福祉56,4972.7554,8262.58その他のサービス23,5751.1525,4801.20国、地方公共団体385,95118.79391,57818.45その他396,39519.30402,78718.98国際業務部門及び特別国際金融取引勘定分3,329100.003,101100.00政府等----金融機関1,00030.031,00032.24その他2,32969.972,10167.76 合計2,057,353-2,125,529-(注) 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。 ② 外国政府等向け債権残高(国別) 該当事項はありません。 (6)国内業務・国際業務部門別有価証券の状況○ 有価証券残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度143,691-143,691当連結会計年度178,871-178,871地方債前連結会計年度284,160-284,160当連結会計年度282,529-282,529短期社債前連結会計年度---当連結会計年度---社債前連結会計年度108,752-108,752当連結会計年度117,562-117,562株式前連結会計年度51,735-51,735当連結会計年度62,227-62,227その他の証券前連結会計年度272,61410,431283,045当連結会計年度240,83521,732262,567合計前連結会計年度860,95310,431871,384当連結会計年度882,02621,732903,759(注)1.国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。2.「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。 (自己資本比率の状況)(参考) 自己資本比率は、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(2006年金融庁告示第19号。以下、「告示」という。)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。 なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては標準的計測手法をそれぞれ採用しております。 連結自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2026年3月31日1.連結自己資本比率(2/3)11.262.連結における自己資本の額1,5313.リスク・アセットの額13,5984.連結総所要自己資本額543 単体自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2026年3月31日1.単体自己資本比率(2/3)11.172.単体における自己資本の額1,5073.リスク・アセットの額13,4874.単体総所要自己資本額539 (資産の査定)(参考) 資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるものならびに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 2.危険債権 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 3.要管理債権 要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 4.正常債権 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額債権の区分2025年3月31日2026年3月31日金額(億円)金額(億円)破産更生債権及びこれらに準ずる債権77115危険債権460381要管理債権2921正常債権20,29221,017
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当行グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。(1)経営の基本方針 当行は、「地域共栄」の経営理念のもと、地域金融機関として求められる役割が一段と多様化、高度化するなかで、株主の皆様、お客さま、そして地域の期待に的確にお応えし、地域の発展に貢献することを基本方針としております。(2)中長期的な経営戦略a 当行では、2030年を展望した中長期的に目指す姿として「秋田銀行グループVISION『価値をつくる。未来へつなぐ。』」を策定しております。これは、秋田銀行グループが、地域の課題を解決し、質の高い金融・非金融サービスの提供を通じて、将来にわたる豊かな地域の実現にチャレンジし続けることを中長期的な経営の方向性として示しております。そして、この目指す姿を実現する第2フェーズとして、2025年度から3年間を計画期間とする中期経営計画を策定しております。 b 中期経営計画2025~2027年度の基本方針〇価値共創ビジネスモデルの確立 課題解決の深化、金融が持つ力の最大化により、将来にわたって持続可能なビジネスモデルを確立してまいります。〇地域資源の錬磨と高付加価値化 地域資源の磨き上げを通じて新たな付加価値の創出をはかり、地域と当行グループの持続的な成長へチャレンジしてまいります。〇人的資本の充実 社会的・経済的価値創造のために最も重要な経営資源の充実をはかってまいります。 c 目標とする経営指標 中期経営計画の最終年度である2027年度の経営指標につきまして、次の目標を掲げております。指 標2024年度実績2027年度目標当期純利益(連結)56億円80億円以上ROE(連結)3.44%4.5%以上OHR(単体・コア業務粗利益ベース)64.33%65%未満自己資本比率(連結)11.97%11%程度お客さまサービス等利益19億円40億円以上地域価値共創事業収益3.2億円7億円以上CO2排出量削減率(2013年度比)61.3%削減80%削減従業員エンゲージメントスコア52.6点58点以上女性管理職比率10.4%18%以上 (3)2024年度における取組み 当行では、2030年を展望する秋田銀行グループVISION『価値をつくる。未来へつなぐ。』の実現に向け、2022年度から3年間を計画期間とする中期経営計画において、3つの基本戦略に基づく各種施策に積極的に取り組みました。○基本戦略 基盤強化戦略(3年戦略) 基盤強化戦略では、当行がこれまで構築してきた金融ビジネスの事業基盤をさらに強化し、より質の高いサービスの提供を通じて収益の向上に取り組んでまいりました。 法人のお客さまに対しては、原材料価格の高騰などに対応した円滑な資金供給に取り組み、地域の金融仲介機能の発揮に努めました。また、将来にわたるビジネスパートナーを目指し、お客さまの経営課題を適切に把握し、その解決に向けて有効な提案を行うため、担当営業店のほか、本部の各部署、グループ会社による協議・検討の機会を拡充いたしました。 個人のお客さまに対しては、一人ひとりが思い描く将来の実現を支えるライフパートナーを目指し、ライフプランに応じた最適な商品やサービスの提供・提案に取り組んでまいりました。対面による提案の拡大、高度化に加え、スマートフォンでご利用可能な銀行取引アプリ「あきぎんアプリ」において、普通預金や投資信託の口座を開設いただける機能を拡充するなど、デジタルを活用した利便性の向上をあわせて進めました。 こうした取組みの結果、中期経営計画の戦略目標としている「お客さまサービス等利益(本業利益)」は前年度比22億円改善の19億円となり、最終年度目標としていた黒字化を達成いたしました。○基本戦略 地域価値共創戦略(長期戦略) 地域価値共創戦略では、地域の課題を起点に、その解決を通じて新たな価値を創造する「地域価値共創事業」を推進し、新たな収益基盤の確立に取り組んでまいりました。① 地域産業の振興 地域商社「詩の国秋田株式会社」では、地域産品の首都圏や海外への販路拡大、高付加価値化に向けたブランディングなどに取り組んでまいりました。当社が現地拠点を置く台湾向けの事業に加え、当行グループのネットワーク活用により、新たに香港への秋田県内産の鶏卵の継続的な輸出を実現いたしました。また、投資専門子会社「株式会社あきぎんキャピタルパートナーズ」のファンド運営を通じて、次世代の地域経済を担うスタートアップ企業や、後継者不在等の経営課題を有する地域企業へのサポートを積極的に推進いたしました。② 人手不足への対応 秋田県内企業への就職に特化した就活サイト「キャリピタAKITA」の運営を通じて、求人企業と就職希望者とのマッチング機会の拡大に取り組んでまいりました。「キャリピタAKITA」は、多くの求人企業と求職者の皆さまにご利用いただいており、2024年11月からは、主に県外在住者の県内企業への就職をさらに促進するため、当行の専属担当者が就職・採用を個別支援する新たなサービス「キャリピタAKITA+(プラス)」を開始いたしました。このほか、当行職員が講師となり研修を行うことで、地域企業の人材育成や教育をサポートする「社員研修サービス」を拡充いたしました。③ 後継者不足への対応、新たな担い手の創出 事業承継・M&A支援事業においては、専門部署「事業承継支援室」を中心に、地域企業の皆さまの事業承継課題の解決、地域の産業や雇用の維持などをはかるべく、専門的なコンサルティングに取り組んでまいりました。また、起業・創業支援事業においては、当行と専門家が連携し、事業の構想から成長段階まで一貫して支援するスタートアップ伴走プログラム「スクラム」を推進し、将来の地域経済を担う事業者の創出に取り組んでまいりました。④ 高齢化への対応 当行独自のコンセプトとして、年齢を重ねても活き活きと元気に活躍する「長活(ながい)き」を掲げ、活力ある地域づくりに向けて「長活きプロジェクト」を推進しております。この一環として、高齢者の皆さまがお互いに教え、学び合う「あきぎん長活き学校」を運営しており、2024年度は、「より豊かに生きるための『衣食住』」をコンセプトとした授業やワークショップ等を開催し、延べ500名以上の皆さまに参加いただきました。⑤ 脱炭素への取組み 地域の脱炭素実現に向け、「サステナブルファイナンス実行額累計5,000億円(~2030年度)」を目標に掲げて積極的に取り組んでまいりました。秋田県が全国有数の供給地となっている風力発電事業向けプロジェクトファイナンスや、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅ローンの取扱いなどにより、2022年度からの累計実行額は1,900億円を超えて順調に推移しております。 また、2024年4月に、再生可能エネルギーの地産地消を実現するため、秋田県と東北電力株式会社が協働で提供する「あきたEネ!オプション水力100%」へ加入し、秋田市の本店ビルと事務センターの2施設において、地元秋田で発電されたCO2を排出しない電気の使用を開始いたしました。このほか、秋田県の新たな産業として大きな期待を集める洋上風力発電事業への地域企業の参入をサポートし、地域経済への波及効果の最大化をはかるため、2024年7月に「洋上風力産業支援室」を新設いたしました。○基本戦略 組織・人財戦略(長期戦略) 当行の経営戦略を支え、力強く推進していく組織を構築していくため、多様な人材がそれぞれの力を最大限発揮し、成長・活躍し続けることのできるフィールドをつくる「人財価値共創プロジェクト」を推進いたしました。個人・法人のお客さまに対するコンサルティングレベルの向上をはかるため、個人別のスキルを可視化する「スキルマップ」制度に基づく人材育成を進め、基盤強化戦略の推進力の強化をはかりました。また、既成概念に捉われない柔軟な発想力や、様々な変化から新たな事業機会を見出す構想力を備えた人材の育成に向けて、学校法人先端教育機構事業構想大学院大学が提供するプログラムに若手行員が参加する「事業構想プロジェクト研究」を開講いたしました。こうした取組みをさらに加速し、職員の自律的な成長を促すとともに、多様な人材が最大限の能力を発揮することを支えるため、役職定年の廃止やコース別人事制度の廃止、職員の期待役割に応じて処遇等を決定する「役割等級制度」への転換等を内容とする新たな人事制度の導入を決定いたしました。(4)経営環境及び対処すべき課題 人口減少・高齢化など、外部環境の変化がステークホルダーへ与える様々な影響を踏まえ、当行グループがその事業活動を通じて、お客さま、地域、従業員、株主の皆さまとともに価値共創をはかっていくために対応すべき重要経営課題(マテリアリティ)を設定しております。 マテリアリティに対応する当行グループの重点的な取組みは次のとおりです。〇 より付加価値が高い金融・非金融サービスの提供や、地域に新たな価値を創出する事業の成長・発展を通じて、地域と当行グループの持続的な成長を目指します。〇 多様化するお客さまのライフデザイン、ニーズに適切にお応えするコンサルティング・サービスの提供など、人生100年時代におけるお客さまの暮らしのサポートに取り組みます。〇 脱炭素をはじめとする気候変動への対応や、地域のネイチャーポジティブへの対応を通じて、地域の豊かな自然環境の将来にわたる維持・承継へ取り組みます。〇 お客さまへの貢献、よりよい社会の実現への貢献を通じて、職員一人ひとりが自身の成長を実感しながら、活き活きと活躍できる組織を目指します。〇 情報開示の拡充や株主の皆さまとの対話の強化をはかるとともに、取締役会の実効性向上を中心にコーポレート・ガバナンスの強化に取り組み、企業価値の持続的向上をはかります。 当行グループは、これらマテリアリティへの対応を通じて社会的価値と経済的価値の創出に取り組み、グループVISION「価値をつくる。未来へつなぐ。」の実現に努めてまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当行グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。(1)経営の基本方針 当行は、「地域共栄」の経営理念のもと、地域金融機関として求められる役割が一段と多様化、高度化するなかで、株主の皆様、お客さま、そして地域の期待に的確にお応えし、地域の発展に貢献することを基本方針としております。(2)中長期的な経営戦略a 当行では、2030年を展望した中長期的に目指す姿として「秋田銀行グループVISION『価値をつくる。未来へつなぐ。』」を策定しております。これは、秋田銀行グループが、地域の課題を解決し、質の高い金融・非金融サービスの提供を通じて、将来にわたる豊かな地域の実現にチャレンジし続けることを中長期的な経営の方向性として示しております。そして、この目指す姿を実現する第2フェーズとして、2025年度から3年間を計画期間とする中期経営計画を策定しております。 b 中期経営計画2025~2027年度の基本方針〇価値共創ビジネスモデルの確立 課題解決の深化、金融が持つ力の最大化により、将来にわたって持続可能なビジネスモデルを確立してまいります。〇地域資源の錬磨と高付加価値化 地域資源の磨き上げを通じて新たな付加価値の創出をはかり、地域と当行グループの持続的な成長へチャレンジしてまいります。〇人的資本の充実 社会的・経済的価値創造のために最も重要な経営資源の充実をはかってまいります。 c 目標とする経営指標 中期経営計画の最終年度である2027年度の経営指標につきまして、次の目標を掲げております。指 標2024年度実績2027年度目標当期純利益(連結)56億円80億円以上ROE(連結)3.44%4.5%以上OHR(単体・コア業務粗利益ベース)64.33%65%未満自己資本比率(連結)11.97%11%程度お客さまサービス等利益19億円40億円以上地域価値共創事業収益3.2億円7億円以上CO2排出量削減率(2013年度比)61.3%削減80%削減従業員エンゲージメントスコア52.6点58点以上女性管理職比率10.4%18%以上 (3)2024年度における取組み 当行では、2030年を展望する秋田銀行グループVISION『価値をつくる。未来へつなぐ。』の実現に向け、2022年度から3年間を計画期間とする中期経営計画において、3つの基本戦略に基づく各種施策に積極的に取り組みました。○基本戦略 基盤強化戦略(3年戦略) 基盤強化戦略では、当行がこれまで構築してきた金融ビジネスの事業基盤をさらに強化し、より質の高いサービスの提供を通じて収益の向上に取り組んでまいりました。 法人のお客さまに対しては、原材料価格の高騰などに対応した円滑な資金供給に取り組み、地域の金融仲介機能の発揮に努めました。また、将来にわたるビジネスパートナーを目指し、お客さまの経営課題を適切に把握し、その解決に向けて有効な提案を行うため、担当営業店のほか、本部の各部署、グループ会社による協議・検討の機会を拡充いたしました。 個人のお客さまに対しては、一人ひとりが思い描く将来の実現を支えるライフパートナーを目指し、ライフプランに応じた最適な商品やサービスの提供・提案に取り組んでまいりました。対面による提案の拡大、高度化に加え、スマートフォンでご利用可能な銀行取引アプリ「あきぎんアプリ」において、普通預金や投資信託の口座を開設いただける機能を拡充するなど、デジタルを活用した利便性の向上をあわせて進めました。 こうした取組みの結果、中期経営計画の戦略目標としている「お客さまサービス等利益(本業利益)」は前年度比22億円改善の19億円となり、最終年度目標としていた黒字化を達成いたしました。○基本戦略 地域価値共創戦略(長期戦略) 地域価値共創戦略では、地域の課題を起点に、その解決を通じて新たな価値を創造する「地域価値共創事業」を推進し、新たな収益基盤の確立に取り組んでまいりました。① 地域産業の振興 地域商社「詩の国秋田株式会社」では、地域産品の首都圏や海外への販路拡大、高付加価値化に向けたブランディングなどに取り組んでまいりました。当社が現地拠点を置く台湾向けの事業に加え、当行グループのネットワーク活用により、新たに香港への秋田県内産の鶏卵の継続的な輸出を実現いたしました。また、投資専門子会社「株式会社あきぎんキャピタルパートナーズ」のファンド運営を通じて、次世代の地域経済を担うスタートアップ企業や、後継者不在等の経営課題を有する地域企業へのサポートを積極的に推進いたしました。② 人手不足への対応 秋田県内企業への就職に特化した就活サイト「キャリピタAKITA」の運営を通じて、求人企業と就職希望者とのマッチング機会の拡大に取り組んでまいりました。「キャリピタAKITA」は、多くの求人企業と求職者の皆さまにご利用いただいており、2024年11月からは、主に県外在住者の県内企業への就職をさらに促進するため、当行の専属担当者が就職・採用を個別支援する新たなサービス「キャリピタAKITA+(プラス)」を開始いたしました。このほか、当行職員が講師となり研修を行うことで、地域企業の人材育成や教育をサポートする「社員研修サービス」を拡充いたしました。③ 後継者不足への対応、新たな担い手の創出 事業承継・M&A支援事業においては、専門部署「事業承継支援室」を中心に、地域企業の皆さまの事業承継課題の解決、地域の産業や雇用の維持などをはかるべく、専門的なコンサルティングに取り組んでまいりました。また、起業・創業支援事業においては、当行と専門家が連携し、事業の構想から成長段階まで一貫して支援するスタートアップ伴走プログラム「スクラム」を推進し、将来の地域経済を担う事業者の創出に取り組んでまいりました。④ 高齢化への対応 当行独自のコンセプトとして、年齢を重ねても活き活きと元気に活躍する「長活(ながい)き」を掲げ、活力ある地域づくりに向けて「長活きプロジェクト」を推進しております。この一環として、高齢者の皆さまがお互いに教え、学び合う「あきぎん長活き学校」を運営しており、2024年度は、「より豊かに生きるための『衣食住』」をコンセプトとした授業やワークショップ等を開催し、延べ500名以上の皆さまに参加いただきました。⑤ 脱炭素への取組み 地域の脱炭素実現に向け、「サステナブルファイナンス実行額累計5,000億円(~2030年度)」を目標に掲げて積極的に取り組んでまいりました。秋田県が全国有数の供給地となっている風力発電事業向けプロジェクトファイナンスや、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅ローンの取扱いなどにより、2022年度からの累計実行額は1,900億円を超えて順調に推移しております。 また、2024年4月に、再生可能エネルギーの地産地消を実現するため、秋田県と東北電力株式会社が協働で提供する「あきたEネ!オプション水力100%」へ加入し、秋田市の本店ビルと事務センターの2施設において、地元秋田で発電されたCO2を排出しない電気の使用を開始いたしました。このほか、秋田県の新たな産業として大きな期待を集める洋上風力発電事業への地域企業の参入をサポートし、地域経済への波及効果の最大化をはかるため、2024年7月に「洋上風力産業支援室」を新設いたしました。○基本戦略 組織・人財戦略(長期戦略) 当行の経営戦略を支え、力強く推進していく組織を構築していくため、多様な人材がそれぞれの力を最大限発揮し、成長・活躍し続けることのできるフィールドをつくる「人財価値共創プロジェクト」を推進いたしました。個人・法人のお客さまに対するコンサルティングレベルの向上をはかるため、個人別のスキルを可視化する「スキルマップ」制度に基づく人材育成を進め、基盤強化戦略の推進力の強化をはかりました。また、既成概念に捉われない柔軟な発想力や、様々な変化から新たな事業機会を見出す構想力を備えた人材の育成に向けて、学校法人先端教育機構事業構想大学院大学が提供するプログラムに若手行員が参加する「事業構想プロジェクト研究」を開講いたしました。こうした取組みをさらに加速し、職員の自律的な成長を促すとともに、多様な人材が最大限の能力を発揮することを支えるため、役職定年の廃止やコース別人事制度の廃止、職員の期待役割に応じて処遇等を決定する「役割等級制度」への転換等を内容とする新たな人事制度の導入を決定いたしました。(4)経営環境及び対処すべき課題 人口減少・高齢化など、外部環境の変化がステークホルダーへ与える様々な影響を踏まえ、当行グループがその事業活動を通じて、お客さま、地域、従業員、株主の皆さまとともに価値共創をはかっていくために対応すべき重要経営課題(マテリアリティ)を設定しております。 マテリアリティに対応する当行グループの重点的な取組みは次のとおりです。〇 より付加価値が高い金融・非金融サービスの提供や、地域に新たな価値を創出する事業の成長・発展を通じて、地域と当行グループの持続的な成長を目指します。〇 多様化するお客さまのライフデザイン、ニーズに適切にお応えするコンサルティング・サービスの提供など、人生100年時代におけるお客さまの暮らしのサポートに取り組みます。〇 脱炭素をはじめとする気候変動への対応や、地域のネイチャーポジティブへの対応を通じて、地域の豊かな自然環境の将来にわたる維持・承継へ取り組みます。〇 お客さまへの貢献、よりよい社会の実現への貢献を通じて、職員一人ひとりが自身の成長を実感しながら、活き活きと活躍できる組織を目指します。〇 情報開示の拡充や株主の皆さまとの対話の強化をはかるとともに、取締役会の実効性向上を中心にコーポレート・ガバナンスの強化に取り組み、企業価値の持続的向上をはかります。 当行グループは、これらマテリアリティへの対応を通じて社会的価値と経済的価値の創出に取り組み、グループVISION「価値をつくる。未来へつなぐ。」の実現に努めてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当行グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況は次のとおりであります。① 財政状態及び経営成績の状況a 連結損益の概要 (単位:百万円) 前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) 当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 比較連結粗利益26,52825,341△1,187資金利益23,06926,5583,489役務取引等利益4,7655,171406その他業務利益△1,306△6,388△5,082うち国債等債券損益△1,746△6,758△5,012営業経費21,24821,062△186貸倒償却引当費用1,4692,9061,437株式等関係損益2,9837,1714,188その他△195576771経常利益6,5979,1212,524特別損益△266△92174うち減損損失733△70税金等調整前当期純利益6,3319,0282,697法人税等合計1,7693,3531,584非支配株主に帰属する当期純利益2013△7親会社株主に帰属する当期純利益4,5415,6621,121(注)連結粗利益=(資金運用収益-資金調達費用)+(役務取引等収益-役務取引等費用)+(その他業務収益-その他業務費用) 前連結会計年度に比べて、国債等債券損益は悪化し貸倒償却引当費用は増加したものの、資金利益が増加し株式等関係損益が好転したことにより経常利益は2,524百万円増加して9,121百万円となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は1,121百万円増加して5,662百万円となりました。 b セグメントごとの収益、利益 (単位:百万円) 前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) 当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 比較銀行業務リース業務その他銀行業務リース業務その他銀行業務リース業務その他経常収益37,0845,3761,34046,4005,8101,3149,316434△26セグメント利益6,4432542969,3721213092,929△13313 c 当行単体損益の概要 連結損益の大宗である当行単体損益(セグメント、銀行業務)の概要は次のとおりであります。 (単位:百万円) 前事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) 当事業年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 比較業務粗利益25,46524,680△785資金利益23,44027,2493,809役務取引等利益3,7184,122404その他業務利益△1,694△6,691△4,997うち国債等債券損益△1,746△6,758△5,012経費(除く臨時処理分)20,40020,227△173うち人件費10,45910,623164うち物件費8,5848,207△377コア業務純益6,81111,2114,400一般貸倒引当金繰入額①208△348△556臨時損益1,5854,5702,985不良債権処理額②1,1613,1351,974株式等関係損益2,9837,1714,188その他臨時損益△235534769経常利益6,4439,3722,929特別損益△266△92174うち減損損失733△70法人税等合計1,5993,2411,642当期純利益4,5766,0371,461 与信関係費用①+②1,3692,7871,418(注)コア業務純益=(業務粗利益-国債等債券損益)-経費 資金利益と役務取引等利益の増加に加えて経費が減少したことから、コア業務純益は前事業年度に比べて4,400百万円増加し11,211百万円となりました。(増加率64.6%) 与信関係費用は増加し国債等債券損益は悪化したものの、株式等関係損益の好転により経常利益は2,929百万円増加し9,372百万円となりました。(増加率45.4%) 当期純利益は1,461百万円増加し6,037百万円となりました。(増加率31.9%) 貸出金利息は、平残の増加と利回り上昇により、前事業年度に比べて2,801百万円増加し19,238百万円となりました。 有価証券利息配当金は、平残の増加と利回り上昇により、1,948百万円増加し8,636百万円となりました。 これらを主因に、資金利益は3,809百万円増加し27,249百万円となりました。 投資信託販売手数料は、前事業年度に比べて12百万円増加し474百万円となり、生命保険販売手数料は、155百万円減少して831百万円となりました。シンジケートローンアレンジャーフィーは89百万円増加して163百万円となりました。 一方、支払融資保険料は264百万円減少して1,599百万円となりました。 これらを主因に、役務取引等利益は404百万円増加して4,122百万円となりました。 d リース業務における損益の概要 貸倒償却引当費用が増加したことから、前連結会計年度に比べてセグメント利益は133百万円減少しました。e 連結財政状態の概要 (単位:億円) 前連結会計年度(2024年3月31日)当連結会計年度(2025年3月31日)比較資産の部35,84134,603△1,238うち現金預け金6,8874,667△2,220うち有価証券8,0848,713629うち貸出金19,90720,573666負債の部34,11333,032△1,081うち預金(譲渡性預金含む)31,76031,887127純資産の部1,7271,570△157うち株主資本合計1,5431,58542うちその他の包括利益累計額合計176△22△198 f セグメントごとの資産、負債 (単位:億円) 前連結会計年度(2024年3月31日)当連結会計年度(2025年3月31日)比較銀行業務リース業務その他銀行業務リース業務その他銀行業務リース業務その他セグメント資産35,67316812234,433172122△1,24040セグメント負債34,0791184533,00512147△1,07432 g 当行単体の有価証券、貸出金、預金の概要 連結貸借対照表の大宗である当行単体(セグメント、銀行業務)の有価証券、貸出金および預金の概要は次のとおりであります。(a)有価証券の残高 (単位:億円) 前事業年度(2024年3月31日)当事業年度(2025年3月31日)比較有価証券8,1148,740626国債5091,436927地方債2,8292,84112短期社債49-△49社債1,0881,087△1株式621563△58その他の証券3,0152,811△204 国債の残高が増加したことにより、有価証券残高は前事業年度末比626億円増加し8,740億円となりました。 (b)その他有価証券の評価損益 (単位:億円) 前事業年度(2024年3月31日)当事業年度(2025年3月31日)比較その他有価証券120△134△254株式393292△101債券△121△255△134その他△151△172△21 株式、債券およびその他の評価損益が悪化したことから、前事業年度末比254億円悪化し134億円の評価損となりました。 (c)貸出金の残高(貸出先別、中小企業等貸出) (単位:億円、%) 前事業年度(2024年3月31日)当事業年度(2025年3月31日)比較貸出金19,97320,641668うち住宅ローン3,4993,58687うちその他ローン290287△3うち事業先向け貸出11,67312,8761,203うち国・地公体向け貸出4,4783,859△619中小企業等貸出10,65011,118468中小企業等貸出比率53.3253.860.54 国・地公体向け貸出は減少しましたが、事業先向け貸出の増加により、前事業年度末比668億円増加し2兆641億円となりました。 中小企業等貸出は468億円増加し、中小企業等貸出比率は0.54ポイント上昇し53.86%となりました。 (d)金融再生法開示債権の残高と不良債権比率 (単位:億円、%) 前事業年度(2024年3月31日)当事業年度(2025年3月31日)比較破産更生債権及びこれらに準ずる債権70777危険債権42846032要管理債権3529△6計53356633不良債権比率2.632.710.08 金融再生法開示債権は前事業年度末比33億円増加したことから、不良債権比率は0.08ポイント上昇して2.71%となりました。 (e)預金(譲渡性預金含む)の残高(預り先別) (単位:億円) 前事業年度(2024年3月31日)当事業年度(2025年3月31日)比較預金(譲渡性預金含む)31,83631,957121うち個人預金20,90321,079176うち法人預金7,8087,558△250うち公金預金2,8863,060174 法人預金は減少しましたが、個人預金および公金預金の増加により、前事業年度末比121億円増加し、3兆1,957億円となりました。 (f)利回り (単位:%) 前事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) 当事業年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 比較有価証券利回り0.821.000.18貸出金利回り0.840.960.12預金利回り0.000.050.05総資金利ざや0.170.180.01 h リース業務における資産・負債 前連結会計年度末に比べて資産・負債ともに大幅な変動はありません。 i 純資産の部の概要 (単位:億円) 前連結会計年度(2024年3月31日)当連結会計年度(2025年3月31日)比較資本金1411410資本剰余金92920利益剰余金1,3211,36140自己株式△10△91株主資本合計1,5431,58542その他有価証券評価差額金94△124△218繰延ヘッジ損益-99土地再評価差額金2928△1退職給付に係る調整累計額536411その他の包括利益累計額合計176△22△198非支配株主持分770純資産の部合計1,7271,570△157 利益の積上げにより株主資本合計は前連結会計年度末比42億円増加しました。 その他有価証券評価差額金の悪化により、その他の包括利益累計額合計は198億円減少しました。 以上により、純資産の部合計は157億円減少しました。j 連結自己資本比率の状況(国内基準) (単位:億円、%) 前連結会計年度(2024年3月31日)当連結会計年度(2025年3月31日)比較自己資本比率11.4811.970.49自己資本1,4941,51319リスク・アセット13,01712,638△379 自己資本は利益の積上げにより前連結会計年度末比19億円増加しましたが、リスク・アセットは379億円減少しました。これにより自己資本比率は0.49ポイント上昇し11.97%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 (単位:億円) 前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) 当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 比較営業活動によるキャッシュ・フロー△523△1,304△781うち貸出金△991△668323うち預金・譲渡性預金275126△149うち借用金193△1,214△1,407うちコールローン等7814769うちコールマネー等△64△262うち債券貸借取引受入担保金△51-51うち資金運用による収入23927839うち資金調達による支出△16△22△6投資活動によるキャッシュ・フロー△125△878△753うち有価証券の取得△4,690△8,482△3,792うち有価証券の売却・償還4,5777,6163,039財務活動によるキャッシュ・フロー△11△14△3うち自己株式の取得△0△00うち配当金の支払額△12△16△4現金及び現金同等物の期末残高6,8364,638△2,198 借用金の減少と貸出金の増加による支出を主因として、営業活動によるキャッシュ・フローは1,304億円の支出超過となりました。 有価証券の取得による支出が売却・償還による収入を上回ったことから、投資活動によるキャッシュ・フローは878億円の支出超過となりました。 配当金の支払により、財務活動によるキャッシュ・フローは14億円の支出超過となりました。 以上により、現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末比2,198億円減少して4,638億円となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 「生産、受注及び販売の実績」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度比2,524百万円増加の9,121百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,121百万円増加の5,662百万円となりました。連結損益の大宗は当行単体損益であり、次のように認識しております。 当事業年度における貸出金は、平均残高、利回りともに計画を上回ったことから利息収入も計画を上回りました。有価証券については、平均残高は計画を下回ったものの、利回りが上回ったことから利息配当金は計画を上回りました。これにより資金利益は計画を上回ることができました。 役務取引等利益については、シンジケートローン手数料が計画を上回ったものの、個人向けの預かり資産販売手数料が計画を下回ったことなどから、計画を下回る結果となりました。 経費については、人件費、物件費ともに計画を下回りました。 以上のように、資金利益の上回りと経費の下回りを要因に、コア業務純益は計画比+20億円となりました。 また、国債等債券損益は計画を下回りましたが、与信関係費用の下回りと株式等関係損益の上回りにより、経常利益は計画比+12億円となりました。当期純利益も計画比+10億円となりました。 経営課題に掲げている「本業利益の改善」については、貸出金利息の上回りと経費の下回りにより計画比+10億円となりました。 当連結会計年度末の純資産の部においては、利益の積上げにより株主資本合計は前連結会計年度末比42億円増加しましたが、その他有価証券評価差額金の悪化により、その他の包括利益累計額合計は198億円減少しました。 これにより、純資産の部合計は157億円減少しました。 自己資本の増加とリスク・アセットの減少により、連結自己資本比率(国内基準)は前連結会計年度末から0.49ポイント上昇し11.97%となりました。引き続き、財務の健全性は高いと評価しております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容ならびに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度においては、借入金の減少と貸出金の増加による支出を要因として、営業活動によるキャッシュ・フローは1,304億円の支出超過となりました。 有価証券の取得による支出が売却・償還による収入を上回ったことから、投資活動によるキャッシュ・フローは878億円の支出超過となりました。 配当金の支払により、財務活動によるキャッシュ・フローは14億円の支出超過となりました。 以上により、現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末比2,198億円減少して4,638億円となりました。 貸出金や有価証券による運用に多額の資金移動がありましたが、依然として十分な資金確保ができており、銀行業としての資本の財源及び資金の流動性に懸念はありません。 当行グループの資本の財源及び資金の流動性において、重要な資本的支出の予定は「第3 設備の状況」に記載しております。また、資金調達方法については自己資金で対応する予定であります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当行グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。 連結財務諸表の作成にあたっては、連結会計年度末日の資産・負債の計上及び会計期間の収益・費用の適正な計上を行うため、見積りや仮定を行う必要があります。連結財務諸表に影響を与え、より重要な経営判断や見積りを必要とする会計方針は次のとおりであります。 貸倒引当金 当行は、債務者の財務情報や入手可能な外部情報等に基づき、債務者ごとにその債務者区分(正常先、要注意先(要管理先、その他の要注意先)、破綻懸念先、実質破綻先、破綻先)を決定し、「第5 経理の状況 1 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項 (5) 貸倒引当金の計上基準」に記載した算出方法により貸倒引当金を計上しております。 債務者区分は、債務者の財務情報等に基づき定例及び随時の見直しを行っておりますが、業績不振や財務的な困難に直面している債務者の債務者区分は、今後の業績回復見込や経営改善計画の合理性及び実現可能性についての判断に依存している場合があります。経営改善計画の合理性及び実現可能性の判断の前提となる債務者を取り巻く経営環境等の変化により債務者の債務者区分が変動した場合、翌連結会計年度において貸倒引当金は増減する可能性があります。 貸倒引当金を算定するための予想損失率における将来見込み等必要な修正は、景気循環等を加味したより長期の過去の一定期間における平均値に基づく損失率が高い場合、その差分を加味して算定しております。 また、当行はこれまで、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済への影響を顕著に受けた宿泊業等の特定の業種に属する債務者の信用リスクは高い状況が継続していると判断し、当該債務者の債務者区分を引き下げたものとみなして貸倒実績率に必要な修正を加えて貸倒引当金を追加計上しておりましたが、当連結会計年度においては、当該信用リスクの高まりは落ち着いたと判断し、この貸倒引当金の追加計上を取り止めいたしました。この変更による貸倒引当金の減少額は956百万円になります。 なお、仮定の前提となる状況が変化した場合には、翌連結会計年度において貸倒引当金は増減する可能性があります。 (参考)(1)国内業務・国際業務部門別収支 資金運用収支につきましては、国内業務部門で前連結会計年度比3,413百万円(14.8%)増加し、国際業務部門で前連結会計年度比77百万円(49.3%)増加したことから、合計では前連結会計年度比3,491百万円(15.1%)増加いたしました。 役務取引等収支につきましては、国内業務部門で前連結会計年度比403百万円(8.4%)増加し、国際業務部門で前連結会計年度比3百万円(30.0%)増加したことから、合計では前連結会計年度比406百万円(8.5%)増加いたしました。 その他業務収支につきましては、国内業務部門で前連結会計年度比5,237百万円減少し、国際業務部門で前連結会計年度比153百万円増加したことから、合計で前連結会計年度比5,082百万円減少いたしました。種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度22,91315623,069当連結会計年度26,32623326,560うち資金運用収益前連結会計年度23,0231,699224,720当連結会計年度28,3861,0581429,430うち資金調達費用前連結会計年度1101,54321,651当連結会計年度2,059824142,869役務取引等収支前連結会計年度4,755104,765当連結会計年度5,158135,171うち役務取引等収益前連結会計年度7,152267,178当連結会計年度7,417287,445うち役務取引等費用前連結会計年度2,397152,412当連結会計年度2,259142,273その他業務収支前連結会計年度△1,217△88△1,306当連結会計年度△6,45465△6,388うちその他業務収益前連結会計年度6,546526,598当連結会計年度6,750656,816うちその他業務費用前連結会計年度7,7631417,905当連結会計年度13,204-13,204(注)1.国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。2.資金調達費用は金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度1百万円)を控除して表示しております。3.資金運用収益及び資金調達費用の合計欄の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。 (2)国内業務・国際業務部門別資金運用/調達の状況① 国内業務部門 資金運用勘定平均残高は預け金の増加を主因に前連結会計年度比404,528百万円増加し、資金運用利回りは貸出金利回り及び有価証券利回りの上昇を主因に0.07ポイント増加したことから、運用利息は5,363百万円増加いたしました。一方、資金調達勘定平均残高は、債券貸借取引受入担保金及び借用金の減少を主因に前連結会計年度比39,818百万円減少したものの、資金調達利回りは預金利回りの上昇を主因に0.06ポイント増加したことから、調達利息は1,949百万円増加いたしました。種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度(35,045)(2)0.753,046,91423,023当連結会計年度(28,546)(14)0.823,451,44228,386うち貸出金前連結会計年度1,932,98516,3650.84当連結会計年度1,992,93019,0950.95うち商品有価証券前連結会計年度1800.00当連結会計年度1100.00うち有価証券前連結会計年度801,5756,2690.77当連結会計年度847,7717,9030.93うちコールローン及び買入手形前連結会計年度164,562△4△0.00当連結会計年度77,4382030.26うち買現先勘定前連結会計年度---当連結会計年度---うち預け金前連結会計年度103,3743810.36当連結会計年度495,9421,1370.22資金調達勘定前連結会計年度3,411,0811100.00当連結会計年度3,371,2632,0590.06うち預金前連結会計年度3,059,556790.00当連結会計年度3,106,4471,8100.05うち譲渡性預金前連結会計年度123,458130.01当連結会計年度93,806700.07うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度4,135△1△0.02当連結会計年度---うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度27,29030.01当連結会計年度1,90200.00うち借用金前連結会計年度198,559140.00当連結会計年度170,810200.01(注)1.国内業務部門とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。2.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、連結子会社につきましては、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。3.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度445,713百万円、当連結会計年度25,350百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度2,047百万円、当連結会計年度2,047百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度1百万円)を、それぞれ控除して表示しております。4.( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。② 国際業務部門 資金運用勘定平均残高はコールローンの減少を主因に7,665百万円減少し、資金運用利回りはコールローン利回りの低下を主因に0.96ポイント減少したことから、運用利息は641百万円減少いたしました。一方、資金調達勘定平均残高はコールマネーの減少を主因に7,774百万円減少し、資金調達利回りはコールマネー利回りの低下を主因に1.30ポイント減少したことから、調達利息は719百万円減少いたしました。種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度39,0511,6994.33当連結会計年度31,3861,0583.37うち貸出金前連結会計年度2,695642.39当連結会計年度3,3251093.28うち商品有価証券前連結会計年度---当連結会計年度---うち有価証券前連結会計年度6,807681.00当連結会計年度9,488920.97うちコールローン及び買入手形前連結会計年度27,8431,4915.34当連結会計年度16,6898465.07うち買現先勘定前連結会計年度---当連結会計年度---うち預け金前連結会計年度---当連結会計年度---資金調達勘定前連結会計年度(35,045)(2)3.9239,1771,543当連結会計年度(28,546)(14)2.6231,403824うち預金前連結会計年度2,391220.95当連結会計年度2,306120.52うち譲渡性預金前連結会計年度---当連結会計年度---うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度1,527805.23当連結会計年度328123.81うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度7023.85当連結会計年度---うち借用金前連結会計年度---当連結会計年度---(注)1.国際業務部門とは、当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。2.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、連結子会社につきましては、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。なお、当行国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。3.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度5百万円、当連結会計年度5百万円)を控除して表示しております。4.( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。③ 合計種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度3,050,92124,7200.80当連結会計年度3,454,28229,4300.85うち貸出金前連結会計年度1,935,68116,4290.84当連結会計年度1,996,25519,2040.96うち商品有価証券前連結会計年度1800.00当連結会計年度1100.36うち有価証券前連結会計年度808,3826,3370.78当連結会計年度857,2597,9960.93うちコールローン及び買入手形前連結会計年度192,4061,4870.77当連結会計年度94,1271,0501.11うち買現先勘定前連結会計年度---当連結会計年度---うち預け金前連結会計年度103,3743810.36当連結会計年度495,9421,1370.22資金調達勘定前連結会計年度3,415,2131,6510.04当連結会計年度3,374,1202,8690.08うち預金前連結会計年度3,061,9481020.00当連結会計年度3,108,7541,8220.05うち譲渡性預金前連結会計年度123,458130.01当連結会計年度93,806700.07うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度5,663781.38当連結会計年度328123.81うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度27,36160.02当連結会計年度1,90200.00うち借用金前連結会計年度198,559140.00当連結会計年度170,810200.01(注)1.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度445,719百万円、当連結会計年度25,356百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度2,047百万円、当連結会計年度2,047百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度1百万円)を、それぞれ控除して表示しております。2.国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息は、相殺して記載しております。 (3)国内業務・国際業務部門別役務取引の状況国内業務部門 役務取引等収益が前連結会計年度比265百万円(3.7%)増加し、役務取引等費用が前連結会計年度比138百万円(5.7%)減少したことから、役務取引等収支は前連結会計年度比403百万円(8.4%)増加いたしました。国際業務部門 役務取引等収益が前連結会計年度比2百万円(7.6%)増加し、役務取引等費用が前連結会計年度比1百万円(6.6%)減少したことから、役務取引等収支は前連結会計年度比3百万円(30.0%)増加いたしました。種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度7,152267,178当連結会計年度7,417287,445うち預金・貸出業務前連結会計年度2,074-2,074当連結会計年度2,142-2,142うち為替業務前連結会計年度1,493261,520当連結会計年度1,615281,643うち証券関連業務前連結会計年度39-39当連結会計年度83-83うち代理業務前連結会計年度119-119当連結会計年度124-124うち保護預り・貸金庫業務前連結会計年度20-20当連結会計年度19-19うち保証業務前連結会計年度2710271当連結会計年度256-256うちクレジット・カード業務前連結会計年度966-966当連結会計年度963-963役務取引等費用前連結会計年度2,397152,412当連結会計年度2,259142,273うち為替業務前連結会計年度11710128当連結会計年度15410164(注) 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。 (4)国内業務・国際業務部門別預金残高の状況○ 預金の種類別残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度3,110,8572,5753,113,432当連結会計年度3,127,2962,2833,129,579うち流動性預金前連結会計年度2,119,725-2,119,725当連結会計年度2,141,819-2,141,819うち定期性預金前連結会計年度958,836-958,836当連結会計年度941,766-941,766うちその他前連結会計年度32,2962,57534,871当連結会計年度43,7102,28345,993譲渡性預金前連結会計年度62,654-62,654当連結会計年度59,128-59,128総合計前連結会計年度3,173,5122,5753,176,087当連結会計年度3,186,4242,2833,188,707(注)1.国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。2.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金3.定期性預金=定期預金+定期積金 (5)国内業務・国際業務部門別貸出金残高の状況① 業種別貸出状況(末残・構成比)業種別前連結会計年度当連結会計年度金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内業務部門(除く特別国際金融取引勘定分)1,987,588100.002,054,023100.00製造業190,9119.60201,0789.79農業、林業7,8900.407,5250.37漁業1,1430.06580.00鉱業、採石業、砂利採取業12,8920.6513,6870.67建設業81,3614.0982,2274.00電気・ガス・熱供給・水道業127,4696.41136,3386.64情報通信業11,7370.5911,6950.57運輸業、郵便業68,9673.4786,1164.19卸売業、小売業165,3378.32179,1668.72金融業、保険業165,7538.34226,54911.03不動産業、物品賃貸業195,4309.83207,89310.12学術研究、専門・技術サービス業7,7220.396,6870.33宿泊業11,9380.6011,4660.56飲食業9,2720.478,7160.42生活関連サービス業、娯楽業9,6520.499,8560.48教育、学習支援業2,9490.152,5380.12医療・福祉58,1232.9256,4972.75その他のサービス21,7761.1023,5751.15国、地方公共団体447,80122.53385,95118.79その他389,45519.59396,39519.30国際業務部門及び特別国際金融取引勘定分3,206100.003,329100.00政府等----金融機関1,00031.191,00030.03その他2,20668.812,32969.97 合計1,990,794-2,057,353-(注) 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。 ② 外国政府等向け債権残高(国別) 該当事項はありません。 (6)国内業務・国際業務部門別有価証券の状況○ 有価証券残高(末残)種類期別国内業務部門国際業務部門合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度50,936-50,936当連結会計年度143,691-143,691地方債前連結会計年度282,945-282,945当連結会計年度284,160-284,160短期社債前連結会計年度4,997-4,997当連結会計年度---社債前連結会計年度108,877-108,877当連結会計年度108,752-108,752株式前連結会計年度57,550-57,550当連結会計年度51,735-51,735その他の証券前連結会計年度295,5577,557303,114当連結会計年度272,61410,431283,045合計前連結会計年度800,8657,557808,422当連結会計年度860,95310,431871,384(注)1.国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。2.「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。 (自己資本比率の状況)(参考) 自己資本比率は、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(2006年金融庁告示第19号。以下、「告示」という。)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。 なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては標準的計測手法をそれぞれ採用しております。 連結自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2025年3月31日1.連結自己資本比率(2/3)11.972.連結における自己資本の額1,5133.リスク・アセットの額12,6384.連結総所要自己資本額505 単体自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2025年3月31日1.単体自己資本比率(2/3)11.792.単体における自己資本の額1,4773.リスク・アセットの額12,5244.単体総所要自己資本額500 (資産の査定)(参考) 資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるものならびに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 2.危険債権 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 3.要管理債権 要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 4.正常債権 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額債権の区分2024年3月31日2025年3月31日金額(億円)金額(億円)破産更生債権及びこれらに準ずる債権7077危険債権428460要管理債権3529正常債権19,65820,292