事業の概要
- 学生向け不動産事業首都圏の大学生を主なターゲットに、学生向け賃貸住宅の開発から運営管理までを一貫して手掛けています。不動産オーナーへのコンサルティング、物件の一括借り上げ(サブリース)、入居者募集、賃貸管理、さらには自社での物件開発・売却まで幅広く展開し、安定した家賃収入や売却益を収益源としています。
- 学生生活支援サービス学生のクラブ・サークル活動における合宿や研修旅行の企画手配を行う旅行業を基盤としています。また、新卒採用支援として、学生への就職情報提供、企業への採用コンサルティング、採用広報支援なども手掛けており、学生の充実した生活とキャリア形成をサポートすることで収益を得ています。
- 自然エネルギー発電不動産ソリューション事業の一環として、自社で開発・管理する賃貸物件やオフィスで使用する電力の一部を自然エネルギーで賄うことを目指し、太陽光発電施設を運営しています。発電した電力を電力会社に販売することで、売電収入を得ており、環境配慮と収益確保を両立させるビジネスモデルです。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 不動産ソリューション事業この事業は、学生向け賃貸住宅の開発、賃貸・管理、そして自然エネルギーによる発電事業で構成されています。売上高は178.4億円、営業利益は31.5億円と、グループ全体の収益の大部分を占める主力事業であり、学生の住まいに関するニーズに応えることで安定した収益を上げています。
- 学生生活ソリューション事業学生の課外活動(合宿・研修旅行など)の企画・販売と、新卒採用支援(就職情報の提供、採用コンサルティングなど)を行う事業です。売上高は44.2億円、営業利益は3.2億円であり、不動産事業に次ぐ規模で、学生の充実した生活とキャリア形成をサポートしています。
- 事業領域の拡大と深化同社は、首都圏の大学生を主なターゲットとして事業を展開してきましたが、今後は地方都市での物件開発や、単身社会人向け物件の開発、さらには人事コンサルティングや人事DX化システム開発など、既存事業の領域を広げ、新たな市場への参入も積極的に進めていく方針です。
2025-05 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| RealEstateSolution | 事業 | 178 | 31 | 17.6% |
| SchoolLifeSolution | 事業 | 44 | 3 | 7.3% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3 【事業の内容】当社グループは、株式会社毎日コムネット(当社)、連結子会社株式会社毎日コムネットレジデンシャル、株式会社毎日コムネットグリーン電力、株式会社ワークス・ジャパン、持分法適用関連会社TUA学生寮PFI株式会社及びその他の関係会社株式会社KJホールディングスの6社により構成されております。当社グループは首都圏の大学生を中心とした学生(以下学生等)を対象にクラブ・サークル活動で行われる合宿・研修旅行の企画手配を中心とした旅行業に端を発し、学生等と密接なネットワークを構築しながらそのニーズを的確に捉え、事業領域を拡大してまいりました。現在は、「ワンストップ・ソリューション」という企業コンセプトを掲げ、不動産の有効活用策として学生向け賃貸住宅開発を中心に行う不動産デベロップメント部門と、その運営管理を行う不動産マネジメント部門及び自然エネルギーによる発電事業を行うエネルギーマネジメント部門で構成される不動産ソリューション事業を当社グループの成長の原動力として全力を傾注する事業戦略を展開しております。一方の学生生活ソリューション事業は、学生が充実した学生生活を過ごすためのさまざまなサービスを提供する課外活動ソリューション部門と、新卒採用支援を行う人材ソリューション部門で構成されており、両部門を連携させることで事業の拡大深化を進めております。事業区分と事業内容、また、当社グループ内における事業の位置付けは次のとおりであります。なお、事業区分及び事業部門・内容とセグメントは同一の区分であります。 事業区分事業区分事業部門・内容関係する会社不動産ソリューション事業(不動産デベロップメント部門)学生向け賃貸住宅の開発、不動産有効活用コンサルティング当社(不動産マネジメント部門)学生向け賃貸住宅の賃貸及び管理学生向け賃貸住宅の入居者募集及び仲介当社、株式会社毎日コムネットレジデンシャル、TUA学生寮PFI株式会社(エネルギーマネジメント部門)自然エネルギーによる発電事業 株式会社毎日コムネットグリーン電力学生生活ソリューション事業(課外活動ソリューション部門)合宿・研修及び一般旅行の企画・販売、イベントの企画・運営当社(人材ソリューション部門)新卒採用支援(学生への就職情報の提供、採用コンサルティング、採用広報支援、採用システムの提供、企業説明会及び就職関連セミナーの開催)当社、株式会社ワークス・ジャパン 各事業の内容は次のとおりであります。 (1) 不動産ソリューション事業当該事業は首都圏に進学する学生等への住まいの提供を事業の軸として、三つの部門から構成されております。「不動産デベロップメント部門」では、不動産オーナーに対し不動産有効活用コンサルティングを行い、オーナーが竣工した学生向け賃貸住宅をサブリース(転貸を目的とした当社による一括借上げ)契約にて賃借します。この部門では、当社独自で学生向け賃貸住宅に適した不動産を取得し、学生向け賃貸住宅として開発した後に売却していく開発業務、当社の開発実績のノウハウを活かした物件開発コンサルティング、一級建築士事務所としての建物の設計業務等を展開しております。「不動産マネジメント部門」では、不動産デベロップメント部門により開発された学生向け賃貸住宅への入居者(学生等)の募集及び賃貸管理を行い、また、一般仲介を行います。この部門には、物件自体の警備や建物管理業務も含まれております。当社グループの不動産マネジメント部門は、入居者の身分を学生等に限定していることから卒業等での部屋の入退去の状況が一般の賃貸住宅に比較して把握しやすく、その特性を活かして、主に地方から上京する新入居希望者に対しては実際の入居(3月下旬~4月上旬)に先駆けて部屋の予約を可能にし、無駄な家賃負担を発生させない「家賃スライドシステム」を提供しております。また一方で、大学推薦入学者が決定する前年秋から入居者の募集を開始するため、空室リスクを比較的低く抑えることが可能となっております。なお、当該事業については、宅地建物取引業法に基づく国土交通大臣の宅地建物取引業者としての許可を取得しております。また、建築士法に基づく一級建築士事務所登録及び警備業法に基づく東京都公安委員会の認定を受けております。「エネルギーマネジメント部門」では、不動産デベロップメント部門で開発され不動産マネジメント部門において管理する賃貸物件及び当社グループの自社オフィスの使用電力相当量を、自然エネルギーにより発電することを目標として事業を開始しており、現在全5ヶ所の太陽光発電施設が稼動しております。 各部門の業務の主な内容は次のとおりであります。(不動産デベロップメント部門)不動産を所有する個人・法人のニーズに応じて、学生向け賃貸住宅による事業プランを提案、資金調達から設計、施工にいたるコンサルティング業務を経た後、竣工した学生向け賃貸住宅を通常10年から15年間のサブリース契約を締結します。不動産オーナーにとっては、入居者の有無や当社の受け取る家賃の額に関係なく賃貸借契約に定めた毎月定額の家賃を収受できるため、安定した資産運用の手段として位置付けられます。主にコンサルティングにかかるフィー(手数料)等が収益となります。一方で、当社独自の開発基準に基づいて不動産を取得し、その後、学生向け賃貸住宅を建設、稼動させた後、安定した資産運用案件として法人や個人に売却し、当該物件をサブリースする開発事業も行っております。なお、この業務においては、不動産の売却価額と帳簿価額との差額が収益となります。(主な関係会社)当社(不動産マネジメント部門)① 賃貸・管理業務不動産デベロップメント部門が開発した学生向け賃貸住宅を学生等に賃貸する業務であります。入居者から収受する家賃等とオーナーへ支払う家賃との差額が主な収益となります。入居者を学生等に限定することで安定した入居率を実現し、安定的な収益ストック型の事業となっております。また、管理する物件の賃貸契約及び更新契約代行、入居者のクレーム対応、建物の警備、修繕等の管理業務もあわせて受託しております。この業務においては、管理業務の受託報酬と、一部業務の管理委託会社への委託料との差額が主な収益となります。なお、不動産デベロップメント部門が開発した学生向け賃貸住宅を当社が固定資産として保有し、直接学生等へ賃貸する業務も行っております。この場合には、入居者から収受する家賃等と減価償却費及び物件管理に係る費用等との差額が主な収益となります。 ② 入居者募集・仲介業務大学等との提携、独自の媒体雑誌の発刊、Webサイトの運営等により、管理物件の入居者募集を行っており、入居者からの入館金が主な収益となります。また、学生向けに一般のアパート・マンションの仲介業務も行っており、仲介手数料が主な収益となります。(主な関係会社)当社、㈱毎日コムネットレジデンシャル、TUA学生寮PFI㈱(エネルギーマネジメント部門)太陽光発電施設等の施設を設置し、発電した電気を電力会社等に販売しております。この業務においては、電気の売却売上と施設の減価償却費、維持管理費等の差額が主な収益となります。(主な関係会社)㈱毎日コムネットグリーン電力 (2) 学生生活ソリューション事業当該事業は、主に首都圏大学生のクラブ・サークル活動をはじめとする課外活動関連サービスを提供する「課外活動ソリューション部門」と、新卒採用支援を行う「人材ソリューション部門」との二つの部門で構成されております。この二つの部門を学生時代における一連の時間軸で捉えることにより、参入障壁の高い独自サービスの提供を可能にしております。なお、当該事業については、旅行業法に基づく観光庁長官の旅行業者としての許可及び職業安定法に基づく厚生労働大臣の有料職業紹介事業者及び一般労働者派遣事業者としての許可を取得しております。 各部門の業務の主な内容は次のとおりであります。(課外活動ソリューション部門)① 合宿・研修旅行業務主に東京圏(東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県)の大学のサークルを対象に営業展開を図っております。サークルにとって重要な活動である合宿・研修旅行は、新入生歓迎合宿、夏合宿、秋合宿、冬合宿、強化合宿など年間を通じて行われていますが、スポーツ系、音楽系、文化系などサークルの種別によってニーズは多様であります。それらのサークルに対して長年にわたり蓄積した情報力と企画提案力を活かし、それぞれのニーズに応じた付加価値の高いサービスを提供しております。② イベント企画・運営業務サッカー大会を中心に、スポーツ大会や音楽イベントなどを企画・募集・運営しております。最近では、企業や各種団体等が協賛あるいは主催する、さまざまなイベントや大会の運営を一括して請け負うなどイベント運営ノウハウを活かす機会も増えております。 なお、課外活動ソリューション部門における中核商品である旅行商品は、その契約形態により二つに大別されます。手配型旅行商品においては、顧客の要望により手配する宿泊施設、交通機関等からの送客手数料及び顧客から収受する取扱手数料等が主な収益となり、当社独自に企画・募集する企画型旅行商品においては、顧客への販売代金と企画に応じて手配する宿泊施設、交通機関等の代金合計との差額が主な収益となります。(主な関係会社)当社(人材ソリューション部門)当該部門は、学生生活の「出口」となる就職分野を担う事業分野であります。主に、連結子会社である株式会社ワークス・ジャパンが、中核商品である企業人事部向け「若年層人材ソリューション」コンサルティング等のサービスを提供しております。① 採用プロモーション業務企業一社一社の採用ニーズに応える最適なプロモーション戦略を立案し、Web、入社案内、映像、セミナーなど多彩な採用プロモーションツールを提供しております。この業務においては、販売代金と制作費等との差額が主な収益となります。② 採用イベント・キャリア支援業務企業と学生の出会いを創出するための情報提供や、ターゲット採用ニーズに対応するターゲティングセミナー等のイベントを企画し提供しております。この業務においては、販売代金と運営費等との差額が主な収益となります。 ③ 採用業務支援システムの提供採用業務支援システムは、応募者管理からリクルーター、アセスメント、面接実務支援まであらゆる採用実務を一元的に管理しサポートするプラットフォームを提供しております。このシステムにより、企業の人事ご担当者様の実務の軽減化を実現しております。この業務においては、システムの設定料及び利用料とシステムの減価償却費、維持管理費等との差額が主な収益となります。(主な関係会社)当社、㈱ワークス・ジャパン 事業の系統図は、次のとおりであります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 中程度 サブリース契約にフリーレント期間や家賃改定条項を織り込む施策を講じているため |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 規制 宅地建物取引業法、建築士法、警備業法、旅行業法、職業安定法に基づく許可・認定が必要 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 中程度 |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | 中程度 |
| 設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか | 成長投資 |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:サブリース契約における空室の長期化・大量発生 / 販売用不動産の評価損計上や資金回収の長期化 / 少子化の進行による対象顧客の急激な減少
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 4 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
財務データが未収録のため、ブランド力、特許、規制ライセンス、IPなどの無形資産に関する具体的な評価は不可能。不動産業界全体として、特定の企業が突出した無形資産を持つケースは少ない。
スイッチングコスト★☆☆☆☆
不動産賃貸業においては、入居者にとってのスイッチング・コストは限定的。しかし、特定の物件や管理会社への継続的な利用意向は存在する可能性があり、弱いシグナルとして評価。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
不動産賃貸業は、基本的に個別の物件の価値が中心であり、ユーザー数の増加が直接的に物件価値を高めるネットワーク効果は期待できない。
コスト優位★☆☆☆☆
不動産開発・管理においては、規模の経済や効率的なオペレーションによるコスト優位性が一部存在する可能性はあるが、毎日コムネットに特化した構造的なコスト優位性は不明。
規模の経済★★☆☆☆
不動産賃貸業は一般的に規模の経済が働きやすいが、毎日コムネットの事業規模が業界全体に対して最適化された少数寡占を形成しているかは不明。一定の規模による効率性は期待できる。
- 学生特化のワンストップ学生向け賃貸住宅の開発から管理、学生生活支援、就職支援までを「ワンストップ・ソリューション」として提供しています。これにより、学生のニーズを深く理解し、多様なサービスを連携させることで、他社にはない包括的な顧客体験を提供し、顧客の囲い込みに繋げています。
- 安定した入居率と収益学生に特化し、卒業による入退去時期が予測しやすい特性を活かした「家賃スライドシステム」や、大学推薦入学決定前から募集を開始する戦略により、空室リスクを低く抑えています。これにより、一般の賃貸住宅と比較して安定した入居率を実現し、サブリース契約による安定的な家賃収入を確保しています。
- 首都圏の強固なネットワーク創業以来、首都圏の大学生を中心に密接なネットワークを構築しており、これが学生向けビジネスにおける強力な基盤となっています。全国の高校への媒体送付や大学との提携、独自のWebサイト運営などを通じて、地方から首都圏に進学する学生を効率的に集客できる体制を築いています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
- 不動産事業の成長軸不動産ソリューション事業を成長の中軸と位置づけ、経営資源を集中投資しています。特に、不動産を直接取得・開発するデベロッパー事業を強化し、企業や個人オーナーへの不動産有効活用コンサルティングから、設計、施工、一括借り上げ、運営管理までをワンストップで提供し、管理戸数の拡大を目指します。
- 学生生活支援の連携強化学生生活ソリューション事業では、課外活動支援と新卒採用支援の2部門を連携させ、学生の充実した生活とキャリア形成を包括的にサポートするビジネスへと発展させる方針です。大学の就職率向上にも貢献することで、学生、大学、企業をつなぐ新たな価値創造を目指します。
- ESG経営と人的資本創業50周年を迎える2029年5月期に向けた中期経営計画では、既存事業の強化・拡大に加え、ESG(環境・社会・ガバナンス)経営と人的資本の最大化に取り組むことを基本方針としています。社会と共存し、持続可能な企業グループを目指すことで、長期的な企業価値向上を図ります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社グループは「ワンストップ・ソリューション」という企業コンセプトのもと、不動産・旅行・人材と3つの事業領域から日本の未来を担う若者と、大学及び企業等の社会の若者を応援する人たちとをつなぎ、新たな価値を創造し、将来にわたり地域経済や社会に貢献することを経営ビジョンとしております。不動産ソリューション事業におきましては、不動産を直接取得し開発するディベロッパー事業の他、企業及び個人オーナーに対する保有不動産の有効活用案件について、事業スキームの提案から、収支計画、設計、建設会社の紹介、融資金融機関の紹介、竣工後の一括借上げ、入居者募集、運営管理にいたるまで全ての機能をワンストップ体制で提供することで、管理戸数の安定拡大を図り、事業基盤の強化を進めてまいります。学生生活ソリューション事業においては、学生が充実した学生生活を過ごすためのさまざまなサービスを提供する課外活動ソリューション部門と、企業と新卒学生人材をつなぐサービスを提供する人材ソリューション部門を連携させ、就職率向上を目指す大学までも含めた新卒採用の課題解決をはかる学生生活ソリューションビジネスへと発展させてまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標① 中長期的な会社の経営戦略及び中期経営計画上記基本方針のもと、第一には不動産ソリューション事業を成長の中軸として、引き続き経営資源の集中投資を行います。第二には学生生活ソリューション事業において学生人材育成と企業人事への営業体制強化を図ります。この両面を展開することで学生生活に不可欠なサービスをさらに包括的に提供しうる事業体を構築し、地域経済や社会に貢献する企業グループへの進化を進めてまいります。経営指標については、創業50周年を迎える2029年5月期に向け、「中期経営計画(2024~2029)」を策定し、定量目標として最終年度の2029年5月期において、連結売上高300億円、連結営業利益31億円、連結経常利益30億円、親会社株主に帰属する当期純利益20億円を目標としております。4年目となる2027年5月期の連結計画につきましては、売上高25,960百万円(前年同期比4.0%減)、営業利益2,950百万円(同0.4%増)、経常利益2,800百万円(同1.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,900百万円(同0.4%増)を計画し、1株当たり配当につきましては、中間配当10円、期末配当29円の年間配当39円を予定しております。② 中期経営計画の主な内容(会社の目指すべき姿)当社は、創業50周年を迎える2029年に向け、社会と共存し、つぶれない・つぶさない経営で100年持続可能な企業を目指します。(基本方針及び事業戦略)「中期経営計画(2024~2029)」では、既存事業を強化・拡大し、事業領域の拡大・変革を行い、新たな事業を創出することとともに、社会と共存し持続的に成長するためにESG経営及び人的資本の最大化に取り組んでいくことを基本方針としております。なお、各セグメントの主な事業戦略は次のとおりであります。不動産ソリューション事業(不動産デベロップメント部門)・既存事業の拡大(総管理戸数15,000戸、 新規地方物件の開発目標1,000戸)・事業領域の拡大、変革(単身社会人向け物件開発、多様な建築手法等による物件開発)・新たな不動産事業(土地情報を活用した新たな不動産事業を模索) 不動産ソリューション事業(不動産マネジメント部門)・DX化による差別化(拠点展開を必要としないオンライン営業、AI、マイページのフル活用による24時間 リーシング)・全国学生ひとり暮らしCLUB40社との共同事業(アプリによる地域を超えた併願受験生の獲得)・単身社会人市場へ参入(社会人市場におけるインターネット直販体制の構築、優位性のある立地、高い商品 性による募集の差別化)学生生活ソリューション事業(課外活動ソリューション部門)・復活再構築(コロナ禍によって生じた課外活動の活性化等)・事業のDX化(DX化による募集力の強化、管理業務の効率化、サークル幹事への蓄積されたノウハウの提 供)・事業領域の拡大(学生マーケット情報を活用した新サービスの開発、展開)学生生活ソリューション事業(人材ソリューション部門)・人事コンサルティング(人事課題の解決に向けたソリューションの提案、人的資本経営に対応した人材育成 支援サービスの提供)・人事DX化システム(人事DX化に向けた企業のニーズに合ったシステム開発、蓄積されたノウハウに基づ くシステム構築サポート)・プロモーション(人的資本経営情報開示サイト等IR分野に領域を拡大、経験者、専門職等中途採用分野向 けサービスの提供開始) ③ 中期経営計画の取り組み状況「中期経営計画(2024~2029)」の3年目である2026年5月期は、売上高は27,055百万円(当初計画比2.5%増)、営業利益は2,938百万円(同13.0%増)、経常利益は2,758百万円(同14.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,893百万円(同17.6%増)となり、売上高及びすべての利益項目で計画を上回り、過去最高値を更新いたしました。なお、当連結会計年度における主な取り組みの状況は次のとおりであります。また、サステナビリティの取り組み状況については「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載しております。(不動産ソリューション事業)・新規開発物件は5棟367戸(うち地方物件2棟118戸)、管理戸数は235棟12,810戸。・業務のDX化として、ITサービスを拡充し、24時間リーシング体制を推進。・当社貸主の学生マンションの賃貸借契約に傷害保険を盛り込む新サービスを提供。(学生生活ソリューション事業)・旅行分野である課外活動ソリューション部門の売上高及び売上総利益は、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前の96.2%、80.3%まで回復。・人材ソリューション部門においては、人手不足、人材像の見直し等、多様化する企業の広報活動のニーズに対応した商品を提供する採用プロモーション業務関連の案件が増加。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題(1)及び(2)に記載の会社の経営の基本方針及び中長期的な会社の経営戦略を実行していくうえで、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。① 不動産ソリューション事業・不動産デベロップメント部門当社の学生向け賃貸住宅は、単に戸数を増やすものではなく一定の収益性を確保していく中で、入居者ニーズに応える商品バリエーションの拡充を図りつつ、立地や品質にこだわった付加価値の高い物件開発を行うことを方針としております。そのためには、高度で幅広い事業ノウハウの蓄積を進めるとともに、土地オーナー等の主な情報入手先である金融機関等との協力・連携の強化が重要であると考えております。また、東京圏一極集中リスクを回避する観点及びESGのS(地域・社会への貢献)の取り組みから、地方都市での物件開発にも積極的に取り組んでまいります。・不動産マネジメント部門賃貸住宅運営管理においては、入居者ニーズに応える新たなサービスを拡充し、入居者対応についても継続的に強化していくことで入居者への付加価値を高めていくことが重要であると考えております。また、入居者募集においては、既に導入済みのWeb契約や360°VR内見等に加え、Web接客等のITサービスの拡充を図るとともに、非対面型の入居者募集体制を推進していくことが必要であると考えております。② 学生生活ソリューション事業・課外活動ソリューション部門学生のサークル合宿旅行・研修旅行やスポーツ大会の企画手配等を行う当部門は、中長期的にみて学生の課外活動への参加率の減少等による縮小傾向にある中で、新型コロナウイルス感染症の様な大規模感染症が流行した場合には大きな影響を受けることが見込まれます。また、それらが収束した場合においても、直ちにこれまでの市場環境に戻らないことも想定し、より一層の効率化を進め生産性を高める体制を整備することが必要であると考えております。・人材ソリューション部門企業の採用活動は、新卒一括採用から通年採用への企業意識の変化等により、今後、新卒採用方針や新卒採用の活動方法が変化し、多様化していくことが想定されます。それらに対応するためには、企業毎のニーズにあった商品・サービスの開発、拡充を図るとともに、急激な変化に対応できる柔軟な発想と組織の強化及び人材の育成が重要であると考えております。③ 全社自然災害や大規模感染症の流行等の有事の際において、従業員の出社抑制や営業活動の一時停止等による当社グループの事業活動に与える影響を最小限に抑えるため、事業継続体制の強化・推進を図ってまいります。また、女性社員の活躍、働きやすい職場環境づくりを推進し、将来を担う人材の育成に取り組んでまいります。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社グループは「ワンストップ・ソリューション」という企業コンセプトのもと、不動産・旅行・人材と3つの事業領域から日本の未来を担う若者と、大学及び企業等の社会の若者を応援する人たちとをつなぎ、新たな価値を創造し、将来にわたり地域経済や社会に貢献することを経営ビジョンとしております。不動産ソリューション事業におきましては、不動産を直接取得し開発するディベロッパー事業の他、企業及び個人オーナーに対する保有不動産の有効活用案件について、事業スキームの提案から、収支計画、設計、建設会社の紹介、融資金融機関の紹介、竣工後の一括借上げ、入居者募集、運営管理にいたるまで全ての機能をワンストップ体制で提供することで、管理戸数の安定拡大を図り、事業基盤の強化を進めてまいります。学生生活ソリューション事業においては、学生が充実した学生生活を過ごすためのさまざまなサービスを提供する課外活動ソリューション部門と、企業と新卒学生人材をつなぐサービスを提供する人材ソリューション部門を連携させ、就職率向上を目指す大学までも含めた新卒採用の課題解決をはかる学生生活ソリューションビジネスへと発展させてまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標① 中長期的な会社の経営戦略及び中期経営計画上記基本方針のもと、第一には不動産ソリューション事業を成長の中軸として、引き続き経営資源の集中投資を行います。第二には学生生活ソリューション事業において学生人材育成と企業人事への営業体制強化を図ります。この両面を展開することで学生生活に不可欠なサービスをさらに包括的に提供しうる事業体を構築し、地域経済や社会に貢献する企業グループへの進化を進めてまいります。経営指標については、創業50周年を迎える2029年5月期に向け、「中期経営計画(2024~2029)」を策定し、定量目標として最終年度の2029年5月期において、連結売上高300億円、連結営業利益31億円、連結経常利益30億円、親会社株主に帰属する当期純利益20億円を目標としております。4年目となる2027年5月期の連結計画につきましては、売上高25,960百万円(前年同期比4.0%減)、営業利益2,950百万円(同0.4%増)、経常利益2,800百万円(同1.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,900百万円(同0.4%増)を計画し、1株当たり配当につきましては、中間配当10円、期末配当29円の年間配当39円を予定しております。② 中期経営計画の主な内容(会社の目指すべき姿)当社は、創業50周年を迎える2029年に向け、社会と共存し、つぶれない・つぶさない経営で100年持続可能な企業を目指します。(基本方針及び事業戦略)「中期経営計画(2024~2029)」では、既存事業を強化・拡大し、事業領域の拡大・変革を行い、新たな事業を創出することとともに、社会と共存し持続的に成長するためにESG経営及び人的資本の最大化に取り組んでいくことを基本方針としております。なお、各セグメントの主な事業戦略は次のとおりであります。不動産ソリューション事業(不動産デベロップメント部門)・既存事業の拡大(総管理戸数15,000戸、 新規地方物件の開発目標1,000戸)・事業領域の拡大、変革(単身社会人向け物件開発、多様な建築手法等による物件開発)・新たな不動産事業(土地情報を活用した新たな不動産事業を模索) 不動産ソリューション事業(不動産マネジメント部門)・DX化による差別化(拠点展開を必要としないオンライン営業、AI、マイページのフル活用による24時間 リーシング)・全国学生ひとり暮らしCLUB40社との共同事業(アプリによる地域を超えた併願受験生の獲得)・単身社会人市場へ参入(社会人市場におけるインターネット直販体制の構築、優位性のある立地、高い商品 性による募集の差別化)学生生活ソリューション事業(課外活動ソリューション部門)・復活再構築(コロナ禍によって生じた課外活動の活性化等)・事業のDX化(DX化による募集力の強化、管理業務の効率化、サークル幹事への蓄積されたノウハウの提 供)・事業領域の拡大(学生マーケット情報を活用した新サービスの開発、展開)学生生活ソリューション事業(人材ソリューション部門)・人事コンサルティング(人事課題の解決に向けたソリューションの提案、人的資本経営に対応した人材育成 支援サービスの提供)・人事DX化システム(人事DX化に向けた企業のニーズに合ったシステム開発、蓄積されたノウハウに基づ くシステム構築サポート)・プロモーション(人的資本経営情報開示サイト等IR分野に領域を拡大、経験者、専門職等中途採用分野向 けサービスの提供開始) ③ 中期経営計画の取り組み状況「中期経営計画(2024~2029)」の3年目である2026年5月期は、売上高は27,055百万円(当初計画比2.5%増)、営業利益は2,938百万円(同13.0%増)、経常利益は2,758百万円(同14.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,893百万円(同17.6%増)となり、売上高及びすべての利益項目で計画を上回り、過去最高値を更新いたしました。なお、当連結会計年度における主な取り組みの状況は次のとおりであります。また、サステナビリティの取り組み状況については「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載しております。(不動産ソリューション事業)・新規開発物件は5棟367戸(うち地方物件2棟118戸)、管理戸数は235棟12,810戸。・業務のDX化として、ITサービスを拡充し、24時間リーシング体制を推進。・当社貸主の学生マンションの賃貸借契約に傷害保険を盛り込む新サービスを提供。(学生生活ソリューション事業)・旅行分野である課外活動ソリューション部門の売上高及び売上総利益は、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前の96.2%、80.3%まで回復。・人材ソリューション部門においては、人手不足、人材像の見直し等、多様化する企業の広報活動のニーズに対応した商品を提供する採用プロモーション業務関連の案件が増加。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題(1)及び(2)に記載の会社の経営の基本方針及び中長期的な会社の経営戦略を実行していくうえで、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。① 不動産ソリューション事業・不動産デベロップメント部門当社の学生向け賃貸住宅は、単に戸数を増やすものではなく一定の収益性を確保していく中で、入居者ニーズに応える商品バリエーションの拡充を図りつつ、立地や品質にこだわった付加価値の高い物件開発を行うことを方針としております。そのためには、高度で幅広い事業ノウハウの蓄積を進めるとともに、土地オーナー等の主な情報入手先である金融機関等との協力・連携の強化が重要であると考えております。また、東京圏一極集中リスクを回避する観点及びESGのS(地域・社会への貢献)の取り組みから、地方都市での物件開発にも積極的に取り組んでまいります。・不動産マネジメント部門賃貸住宅運営管理においては、入居者ニーズに応える新たなサービスを拡充し、入居者対応についても継続的に強化していくことで入居者への付加価値を高めていくことが重要であると考えております。また、入居者募集においては、既に導入済みのWeb契約や360°VR内見等に加え、Web接客等のITサービスの拡充を図るとともに、非対面型の入居者募集体制を推進していくことが必要であると考えております。② 学生生活ソリューション事業・課外活動ソリューション部門学生のサークル合宿旅行・研修旅行やスポーツ大会の企画手配等を行う当部門は、中長期的にみて学生の課外活動への参加率の減少等による縮小傾向にある中で、新型コロナウイルス感染症の様な大規模感染症が流行した場合には大きな影響を受けることが見込まれます。また、それらが収束した場合においても、直ちにこれまでの市場環境に戻らないことも想定し、より一層の効率化を進め生産性を高める体制を整備することが必要であると考えております。・人材ソリューション部門企業の採用活動は、新卒一括採用から通年採用への企業意識の変化等により、今後、新卒採用方針や新卒採用の活動方法が変化し、多様化していくことが想定されます。それらに対応するためには、企業毎のニーズにあった商品・サービスの開発、拡充を図るとともに、急激な変化に対応できる柔軟な発想と組織の強化及び人材の育成が重要であると考えております。③ 全社自然災害や大規模感染症の流行等の有事の際において、従業員の出社抑制や営業活動の一時停止等による当社グループの事業活動に与える影響を最小限に抑えるため、事業継続体制の強化・推進を図ってまいります。また、女性社員の活躍、働きやすい職場環境づくりを推進し、将来を担う人材の育成に取り組んでまいります。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績当連結会計年度におけるわが国の経済環境は、雇用・所得環境の改善により個人消費に持ち直しの動きがみられ、景気は緩やかな回復基調で推移しました。その一方で、継続的な物価上昇、金融資本市場の変動、米国の通商政策の動向に加え、中東情勢をはじめとする地政学的リスクの長期化などにより、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。当社グループは、事業の方向性を明確にし、戦略的投資を促進するため、不動産デベロップメント部門、不動産マネジメント部門及びエネルギーマネジメント部門の3部門からなる「不動産ソリューション事業」と課外活動ソリューション部門と人材ソリューション部門の2部門からなる「学生生活ソリューション事業」の2事業(セグメント)計5部門で事業展開を図っております。当社グループの主要顧客層である大学生マーケットにおきましては、2025年春の大学入学者数は64.5万人、大学生総数297.2万人(文部科学省「学校基本調査」による)といずれも過去最高水準を維持しております。引き続き、少子化時代にあっても安定的に推移する大学生市場においては、さまざまなサービス分野において学生の多様化するライフスタイルとニーズに応える低廉で高品質なサービスが求められていると言えます。当連結会計年度においては、全部門において前期を上回り推移いたしました。特に主力部門である不動産マネジメント部門においては入居者募集が好調に推移し、サブリース物件及び自社保有物件について満室スタートとなる等、業績は順調に推移しました。また、不動産デベロップメント部門においては販売用不動産の売却が計画どおり進み、そのうち1物件は規模が大きく、売上高は前期を大幅に上回りました。その結果、当連結会計年度の売上高は27,055,729千円(前年同期比21.6%増)、営業利益は2,938,499千円(同16.6%増)、経常利益は2,758,678千円(同15.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,893,291千円(同18.4%増)となりました。なお、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも最高益を更新いたしました。① 売上高 当連結会計年度の売上高は27,055,729千円(前年同期比21.6%増)となりました。セグメント別の業績を示すと次のとおりであります。(不動産ソリューション事業)首都圏における学生賃貸住宅市場は、首都圏進学志向と女子大生比率の高まり、セキュリティ意識の浸透などにより、より安全性・快適性が求められており、学生向け賃貸住宅の需要は今後もますます高まるものと予想されます。不動産デベロップメント部門におきましては、この需要の高さを背景に金融機関等との連携によるコンサルティング営業を強化し、個人オーナーのみならず、企業に対してもCRE戦略に応える事業プランを積極的に提案、物件開発に努めました。また、当社が土地を仕入れ学生向け賃貸住宅を建設し、法人又は個人投資家等へ販売した後にサブリースで運営を受託する独自開発にも注力してまいりました。その中でも、特に食事付き寮タイプの学生向け賃貸住宅は、健康志向の高まりに加え学生同士のコミュニケーションや交流の場としてニーズが高く、東京圏のみならず地方物件の開発を積極的に進めております。当連結会計年度における物件開発については、自社保有物件(販売用不動産及び固定資産)においては、1件の開発、3件の売却を行い、管理戸数は16棟988戸となりました。サブリース(転貸を目的とした当社による一括借上)物件においては、4件の開発を行い、上記の売却した3件及び契約変更を含め、管理戸数は212棟10,517戸となりました。また管理受託において1件の解約があり、その結果、総管理戸数は235棟12,810戸(前年同期末比2.7%増)となりました。 一方、賃貸・管理業務を行う不動産マネジメント部門におきましては、ITサービスを拡充し24時間いつでも自宅に居ながらお部屋探しから契約までを行えるよう入居者DXを推進し、安定した入居者確保を図ってまいりました。また、エネルギーマネジメント部門におきましては、自然エネルギーによる自社事業に係る電力の自力調達を目的とする自然環境に配慮した取り組みとして運営している太陽光発電所において、前期の上半期は盗難被害の影響が残っていたものの、当期は5ヵ所すべてが年間を通じて稼働しました。その結果、不動産ソリューション事業の売上高は22,402,090千円(前年同期比25.6%増)となりました。また、部門別売上高は、不動産デベロップメント部門は5,922,652千円(同146.8%増)、不動産マネジメント部門は16,146,528千円(同6.7%増)、エネルギーマネジメント部門は332,909千円(同8.7%増)となりました。なお、不動産デベロップメント部門の売上高の大幅な増加については、販売用不動産の売却を前期と同様に3件行ったものの、当期は物件規模の大きい案件が含まれていたことによるものであります。(学生生活ソリューション事業)学生等を中心顧客とし、合宿・研修関連を主な事業とする課外活動ソリューション部門は、売上高が新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前の2020年5月期の96.2%まで回復しております。一方、学生生活の「出口」となる就職分野を担う人材ソリューション部門は、連結子会社の株式会社ワークス・ジャパンが提供する中核商品である企業人事部向け「若年層人材ソリューション」コンサルティング等のサービス提供は、企業の採用活動方法の変化からサービスが多様化していく中で企業の旺盛な新卒採用等の広報活動に支えられ売上高は増加いたしました。その結果、学生生活ソリューション事業の売上高は4,653,638千円(前年同期比5.4%増)となりました。また、部門別売上高は、課外活動ソリューション部門は1,487,301千円(同11.0%増)、人材ソリューション部門は3,166,337千円(同2.9%増)となりました。② 営業利益当連結会計年度の不動産ソリューション事業の売上総利益は5,091,534千円(前年同期比6.9%増)、セグメント利益(営業利益)は3,529,008千円(同12.2%増)となりました。また、学生生活ソリューション事業の売上総利益は2,193,501千円(同8.3%増)、セグメント利益(営業利益)は393,222千円(同22.6%増)となりました。なお、学生生活ソリューション事業のセグメント利益の大幅な増加は、売上総利益の増加によるものであります。その結果、各セグメントに配分していない全社費用983,732千円(同3.9%増)を調整し、全社の当連結会計年度の営業利益は2,938,499千円(同16.6%増)となりました。③ 経常利益当連結会計年度の営業外損益はマイナス179,821千円(前年同期はマイナス135,983千円)となり、その結果、当連結会計年度の経常利益は2,758,678千円(前年同期比15.7%増)となりました。④ 親会社株主に帰属する当期純利益当連結会計年度の特別利益に受取保険金20,257千円、特別損失に災害損失10,600千円、法人税等に856,430千円及び非支配株主に帰属する当期純利益18,613千円を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は1,893,291千円(前年同期比18.4%増)となりました。その結果、1株当たり当期純利益は108円21銭となりました。 (2) 財政状態当連結会計年度の資産合計は28,138,078千円となり前連結会計年度に比べ2,756,734千円減少いたしました。この減少の主な要因は、受取手形及び売掛金が71,085千円の減少、販売用不動産が3,371,162千円の減少、建物及び構築物が86,286千円の減少、機械装置及び運搬具が114,472千円の減少及び現金及び預金が905,155千円増加したことによるものであります。負債合計は13,900,870千円となり前連結会計年度に比べ3,644,168千円減少いたしました。この減少の主な要因は、長期借入金(1年内返済予定分を含む)が3,969,720千円の減少、支払手形及び買掛金が72,340千円の増加及び流動負債のその他が181,749千円増加したことによるものであります。また、純資産合計は14,237,208千円となり前連結会計年度に比べ887,433千円増加いたしました。この増加の要因は、親会社株主に帰属する当期純利益1,893,291千円、前期の剰余金処分による配当金405,324千円、中間配当金176,228千円、自己株式の取得462,713千円、その他有価証券評価差額金が19,794千円の増加及び非支配株主持分が18,613千円増加したことによるものであります。その結果、1株当たり純資産額は816円28銭となり前連結会計年度に比べ72円46銭増加いたしました。また、自己資本比率は前連結会計年度の42.4%から49.7%となりました。 (3) キャッシュ・フロー当連結会計年度末における連結ベースでの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ905,155千円増加し9,204,504千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。① 営業活動によるキャッシュ・フロー営業活動により得られた資金は6,258,395千円(前年同期は得られた資金は2,441,879千円)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益2,768,335千円、非資金項目である減価償却費821,574千円、棚卸資産の減少による収入3,644,095千円、仕入債務の増加による収入91,255千円、その他の負債の増加による収入179,080千円、その他の資産の増加による支出528,347千円及び法人税等の支払による支出855,798千円によるものであります。② 投資活動によるキャッシュ・フロー投資活動により使用した資金は287,342千円(前年同期は使用した資金は1,010,750千円)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出48,126千円及び無形固定資産の取得による支出241,215千円によるものであります。③ 財務活動によるキャッシュ・フロー財務活動により使用した資金は5,065,897千円(前年同期は得られた資金は70,003千円)となりました。これは主に長期借入金の純減額による支出3,969,720千円、自己株式の取得による支出462,713千円及び配当金の支払による支出580,888千円によるものであります。 (4) 生産、受注及び販売の実績① 生産実績該当事項はありません。② 受注実績該当事項はありません。③ 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称(部門)販売高(千円)前年同期比(%)不動産ソリューション事業(不動産デベロップメント部門)5,922,652146.8(不動産マネジメント部門)16,146,5286.7(エネルギーマネジメント部門)332,9098.7小計22,402,09025.6学生生活ソリューション事業(課外活動ソリューション部門)1,487,30111.0(人材ソリューション部門)3,166,3372.9小計4,653,6385.4合計27,055,72921.6 (注) 1 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合相手先前連結会計年度当連結会計年度販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)小田急電鉄株式会社--3,654,57513.5 上記は不動産デベロップメント部門における販売用不動産の売却によるものであります。2 不動産ソリューション事業(不動産デベロップメント部門)における売上高の大幅な増加は、販売用不動産の売却を前期と同様に3件行ったものの、当期は物件規模の大きい案件が含まれていたことによるものであります (5) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容当連結会計年度の経営成績等は、全部門において業績は前期実績を上回りました。その中でも、主力部門である不動産マネジメント部門においてサブリース物件及び自社保有物件について満室スタートとなる等、業績の伸びをけん引しました。また、不動産デベロップメント部門においても物件規模の大きい売却案件が含まれていたことから売上高の増加に貢献し、旅行分野である課外活動ソリューション部門においては、売上高は新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前の水準までおおむね回復し、人材ソリューション部門においては多様化する企業の広報活動のニーズを取込めたことにより採用プロモーション業務関連の案件が増加しました。この結果、全社として売上高及びすべての利益項目で当初計画を上回り、過去最高値を更新しました。② 経営成績に重要な影響を与える要因について経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。また、他のリスクについても引き続き、リスク管理委員会や事業現場等との連携を強化し、それらの状況等が発生しうる可能性がある場合には、即座に対応できる体制を整えてまいります。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社は、不動産ソリューション事業における学生向け賃貸住宅開発において、建設用地としての土地の取得及び学生向け賃貸住宅の建設を行っており、資金については主に金融機関からの借入により調達しております。開発資金の一つとして、2017年12月26日付で株式会社みずほ銀行をアレンジャーとする総額100億円のタームアウトオプション付コミットメントライン契約を締結し、2023年5月31日付で3年間の延長契約を締結しており、安定的かつ長期的な資金が確保できております。なお、2024年9月30日付でグリーンローン・フレームワークに基づいたグリーンローンとして使用できる変更契約を締結しております。また、手元流動性資金(現預金残高)も一定額を保持する方針でありますので、資金の流動性は十分に確保できていると考えております。④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択及び適用を行い、決算日における資産、負債及び収益・費用の金額に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計上の見積りにつきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。
事業リスク
- サブリース契約のリスク不動産オーナーへのサブリース契約では、入居者の有無や家賃収入に関わらず、定額の家賃を支払い続ける義務があります。空室の長期化や大量発生、家賃相場の急激な下落が発生した場合、家賃改定条項などの対策を講じていても、業績に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
- 不動産市況変動リスク学生向け賃貸住宅の開発・売却事業において、土地取得から売却までには通常1年半から3年程度の期間を要します。この間に経済情勢が変化し、不動産市況が悪化した場合、販売用不動産の評価損が発生したり、資金回収が長期化したりするリスクがあり、業績に大きな影響を与える可能性があります。
- 少子化と大学動向18歳人口の減少傾向は続いており、将来的に学生数が急激に減少した場合、学生を主要顧客とする事業全体に大きな影響が出る可能性があります。また、大学の統廃合やキャンパス移転が発生すると、周辺物件の需要と供給バランスが崩れ、空室率の上昇や家賃収入の減少に繋がるリスクがあります。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。 (1) 不動産ソリューション事業について① サブリース契約についてサブリース契約は不動産オーナーに対する契約の期間(10年~15年間)において入居者の有無や当社の受け取る家賃の額に関係なく賃貸借契約に定めた毎月定額の家賃を支払いする内容となっております。当社は空室発生や家賃相場下落による業績への影響を低減するために当該賃貸借契約にフリーレント期間(家賃無償期間)条項や一定期間毎の家賃改定条項を織り込む等施策を講じておりますが、こうした対応が万全とはいえません。このため空室が長期間かつ大量に発生した場合には当社グループの業績に重大な影響が発生する可能性があります。② 募集方法及び開発について当社は、地方から首都圏の大学等に進学する高校3年生をターゲットに、春の入居シーズンに向け独自のWebサイトに加え、全国各高校宛への媒体送付、もしくは他社媒体雑誌等の広告掲載により入居者募集を行っております。しかしながら、当該募集行為は反響型の集客営業であることから、反響数が予想を下回った場合には空室が発生し当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。また、賃貸物件の開発においては標準的な建物の建設期間に1年以上を要するため、新入学の時期にあわせて計画どおりに工事が進捗しなかった場合には、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。③ 販売用不動産について当社は、不動産ソリューション事業において、サブリース事業と並行し、独自に学生向け賃貸住宅開発事業を行っております。建設用地としての土地の取得から学生向け賃貸住宅の建設、当該物件の売却まで通常1年半から3年程度の期間が必要となります。そのため、想定を上回る経済情勢の変化等による不動産市況の悪化により販売用不動産の評価損の計上や資金回収の長期化等が発生した場合には、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。また、販売用不動産の取得については、主に金融機関からの借入により行っており、販売用不動産の増加にあわせて借入金が増加いたします。そのため、大幅な金利上昇があった場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (2) 経営成績の変動について① 季節変動性並びに第2四半期累計の経営成績について当社グループでは、不動産ソリューション事業の不動産マネジメント部門において、3月及び4月の入学シーズン時期にあわせた学生向け賃貸住宅入居者募集関連売上により第4四半期連結会計期間(3月から5月まで)に売上高が増加する傾向があります。また、学生生活ソリューション事業の人材ソリューション部門における連結子会社である株式会社ワークス・ジャパンにおいて、企業の新卒採用活動が主に3月から開始することにより、人材ソリューション部門の売上高が第3四半期連結会計期間(12月から2月まで)及び第4四半期連結会計期間(3月から5月まで)に集中する傾向があるため、第2四半期連結累計期間(6月から11月まで)の利益は非常に小さくなるか、もしくはマイナスとなる可能性があります。これらの季節性や、不動産ソリューション事業の不動産デベロップメント部門において、販売用不動産の売却の時期、売却の金額によっては、通期に占める第2四半期連結累計期間(6月から11月まで)の連結経常利益等の各利益は、非常に小さくなる可能性があります。なお、2026年5月期の四半期ごとの連結売上高、経常利益及び通期に占める割合は、以下のとおりであります。 第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期連結売上高(千円)4,792,8644,614,9279,396,6818,251,255(四半期構成比)17.7%17.1%34.7%30.5%連結経常利益(千円)251,486172,113541,6131,793,465(四半期構成比)9.1%6.3%19.6%65.0% ② 販売用不動産の売却について当社は、不動産ソリューション事業の不動産デベロップメント部門において、販売用不動産の売却を行う場合があります。これは、当社が学生向け賃貸住宅建設のための土地を取得し、当社の企画により学生向け賃貸住宅を建設し、入居者募集を行ったうえで、法人又は個人の投資家の方々へ利回り商品として売却を行い、当該物件を当社がサブリース契約にて一括借上を行うといった取引形態に伴うものであります。そのため、販売用不動産の売却が発生した場合には、売上高が増大するとともに売上総利益率、営業利益率等が大きく変動する場合があります。さらに、販売用不動産の売却時期によっては、四半期業績についても前年同期に比べ大きく変動する場合があります。また、販売用不動産の売却もしくは取得が発生した場合には、販売用不動産の在庫金額が前年同期に比べ大きく変動する場合があります。なお、2026年5月期の四半期ごとの販売用不動産の売上高は、以下のとおりであります。 第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期売上高(千円)--4,755,1541,162,388 ③ 新卒採用活動時期について当社グループでは、学生生活ソリューション事業の人材ソリューション部門における連結子会社である株式会社ワークス・ジャパンにおいて、企業人事部向け「若年層人材ソリューション」コンサルティング等のサービス提供を行っております。現在企業の新卒採用活動時期は、主に広報活動は3月開始、選考活動は6月開始となっております。今後これらの時期が変更になった場合は、人材ソリューション部門の四半期業績が前年同期に比べ大きく変動する場合があります。④ 営業キャッシュ・フローの変動について当社は、不動産ソリューション事業の不動産デベロップメント部門において、販売用不動産の取得を行う場合には取得に要する資金のほとんどを金融機関からの借入により調達しております。この場合、販売用不動産の取得の規模・時期によっては、棚卸資産の増加により「キャッシュ・フロー計算書」の営業キャッシュ・フローがマイナスとなる場合や前年同期に比べ大きく変動する場合があります。 (3) 少子化の影響について18歳人口は10年前に比べ約10.7万人(約8.9%)減少し、2024年度には108.9万人(総務省統計局「人口推計」による)となっております。当社といたしましては、この減少傾向は続くものと考えており、10年後の18歳人口は現在に比べ約8%程度減少するものと予想しております。一方、大学生人口は2025年春の大学入学者数が64.5万人、大学生総数は297.2万人(文部科学省「学校基本調査」による)といずれも過去最高水準を維持しております。この要因は大学への進学を希望する受験生の割合が増加していることに加え、大学側の経営確立のための学生確保が重なったものと考えられます。当社グループの主力事業エリアである首都圏における大学生数は、2025年度は121.1万人となり、10年前に比べ約4.4万人増加しており過去最高水準を維持しております。当社グループといたしましては、当面の間、首都圏大学生数は安定して推移するものと認識しており、今後5年~10年程度の中期的なスパンでの少子化の進行による影響は少ないものと考えております。しかし、少子化がさらに進行し、当社グループの認識とは相違して対象顧客である学生等の人口が急激に減少した場合には、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 (4) 大学の統廃合、キャンパス移転について当社グループの不動産ソリューション事業では、新規に開発する学生向け賃貸住宅については、物件の主な対象となる大学、短期大学及び専門学校の学生数、下宿生の傾向を勘案して開発を行っておりますが、大学の統廃合又はキャンパスの移転が発生した場合、地域によっては周辺物件の需要と供給のバランスが崩れる可能性があります。このような事態が発生した場合には、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 (5) 首都圏に事業が集中していることについて当社グループの不動産ソリューション事業及び学生生活ソリューション事業は、いずれの事業も一部で地方展開を開始しているものの、首都圏、特に東京圏に事業が集中しているため、東京直下型大地震のような大規模な災害等が発生した場合には、当社グループの業績に重大な影響を与える可能性があります。 (6) 外注先等に起因するトラブルによる影響について当社グループの事業に係る外注先等において、貸切バス事故、賃貸物件における大規模火災や食事付物件における食中毒等の発生などによる外注先等を起因とするトラブルが発生した場合、当社グループは道義的責任等に対し真摯に最大限の対応を行ったとしても、対外的評価や風評被害等が当社グループの想定の範囲を超えた場合には、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 (7) 法的規制等について当社グループは、以下の3つの法的規制等による事業を行っております。① 不動産ソリューション事業は、宅地建物取引業法に基づき、国土交通大臣より宅地建物取引業者免許を取得しており、不動産仲介及び売買等の事業を行っております。また、建築士法に基づく一級建築士事務所登録及び警備業法に基づく東京都公安委員会の認定を受けております。② 学生生活ソリューション事業における課外活動ソリューション部門は、旅行業法に基づき、観光庁長官登録旅行業者として登録しており、旅行サービス等の販売を行っております。③ 学生生活ソリューション事業における人材ソリューション部門は、職業安定法に基づく厚生労働大臣の有料職業紹介事業者及び労働者派遣事業者としての許可を取得しております。今後、これらの法令等が改正される可能性があり、その場合、当社グループの事業が制約される可能性があります。 (8) 個人情報の保護について当社グループは、当社グループ事業の中において、不動産ソリューション事業における入居者情報、学生生活ソリューション事業における顧客情報等を取得し、利用しております。 一方、2005年4月に全面施行された「個人情報の保護に関する法律」(個人情報保護法)は、当社グループのビジネスにも影響があると考えられ、それに対する取り組みを誤れば、企業の存続にも影響する可能性があります。当社グループでは、徹底した情報管理を継続的に行い、高度のセキュリティ技術の活用、各種社内教育及びガイドラインを充実させ運用管理の徹底を行っております。なお、当社及び株式会社ワークス・ジャパンはプライバシーマークを取得しております。しかし、以上のような対策を講じたとしても、個人情報の流出等の重大なトラブルが当社グループにおいて発生した場合には、当社グループへの損害賠償請求や信用の低下等により、当社グループの事業及び業績に重大な影響を与える可能性があります。 (9) 新型コロナウイルス感染症等の感染症について新型コロナウイルス感染症等の感染症が流行した場合には、下記の可能性により当社グループの事業及び業績に重大な影響を与える可能性があります。・不動産ソリューション事業不動産マネジメント部門において、大学のリモート授業が長期化した場合には一時的な退去者が増加する可能性があり、また、新入生の入学時期の変更があった場合にはその変更期は入居率が低下する可能性があります。・学生生活ソリューション事業課外活動ソリューション部門において、学生のサークル合宿旅行・研修旅行やスポーツ大会の企画手配旅行等が行えず売上が大幅に減少する可能性があります。また、人材ソリューション部門においては、感染症等が長期化することで企業の業績が悪化し、新卒採用者が抑制される可能性があります。