有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1) 経営方針、経営戦略等① 経営方針当社グループは、以下の経営理念のもと、中長期的に目指す姿である「世界をつなぐ日本発のトラステッド・パートナー」というビジョンの実現を目指してまいります。 ○お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する。○事業の発展を通じて、株主価値の永続的な増大を図る。○勤勉で意欲的な社員が、思う存分にその能力を発揮できる職場を作る。○社会課題の解決を通じ、持続可能な社会の実現に貢献する。 ② 経営環境当事業年度を顧みますと、世界経済は、昨年4月に米国政府が公表した関税措置等、通商政策の影響に対する懸念が高まりましたが、夏場にかけて、わが国を含む多くの国々が米国との通商協議で段階的な合意に至ったこと等を背景に、景気の下押し圧力が和らぎ、総じて緩やかに成長しました。特に米国では、関税引上げによる雇用情勢の悪化や政府閉鎖の影響等が重石となりましたが、旺盛なAI需要を受けた関連投資の拡大や、株高を背景とした高所得者層の消費増加により内需が押し上げられ、景気は底堅く推移しました。また、わが国の経済におきましても、米国による関税措置の影響を受け、米国向け輸出は減少しましたが、AI需要の高まり等を背景に、米国以外の国・地域向け輸出が堅調に推移し、総じて緩やかに回復しました。設備投資につきましても、AI関連をはじめとする成長分野や既存設備の更新等を中心に増加しました。一方、足許では、中東情勢の緊迫化を要因とする資源価格の高騰や各国における政治情勢の不安定化等、当社グループを取り巻く経済・金融環境については先行きの不透明感が一層大きくなっております。また、あらゆる分野においてAIの活用が急速に進展し、生成AI等を組み込んだ業務プロセスの高度化や、AIを前提としたサービス・ビジネスモデルへの転換ニーズが高まるなど、企業活動や個人の意思決定・消費行動は大きく変容しております。金融業界においても、プラットフォーマーやFintech、異業種企業がAIを活用した金融サービスの提供や顧客接点の高度化を進めております。同時に、AIの利活用に関する規制・ルール整備も進みつつあり、適切な管理態勢を前提として、新たな付加価値創出や業務変革に挑戦する余地が拡大しております。更に、世界が直面する社会課題についても、気候変動に加えて、少子高齢化や貧困・格差、人権問題等、課題が多様化・深刻化しており、企業として幅広い社会課題に主体的に取り組むことがより一層求められております。 ③ 経営戦略当社グループは、2028年度までの3年間を計画期間とする中期経営計画を策定しました。基本方針を「高みを目指して大胆な変革にチャレンジ」とし、新たなビジョンの実現に向けて、事業戦略、経営基盤、ITトランスフォーメーション、社会的価値創造の各領域において、各施策を着実に推進してまいります。これにより、欧米の大手金融機関に比肩する収益水準の実現を目指してまいります。 ④ 経営指標 本中期経営計画では、以下を最終年度の2028年度の財務目標として掲げております。 <連結財務目標(2028年度)>収益性ROTE※113%以上健全性普通株式等Tier1比率※210.5%程度 当社は、規律ある経費コントロールのもと、経費率を50%台前半で維持するとともに、事業ポートフォリオの変革を通じてRORA※3を0.5%改善させたうえで、ボトムライン利益を2兆円規模へ引き上げることにより、上記目標の達成を目指してまいります。 ※1 Return on Tangible Equityの略で、無形固定資産の影響を控除した有形自己資本利益率。分母は純資産から無形固定資産を控除し、分子は当期純利益に対してのれん償却費用を戻入れたもの。※2 バーゼルⅢ最終化時ベース、その他有価証券評価差額金を除く。※3 Return on Risk-Weighted Assetsの略で、リスクアセットに対する収益率を表す指標。分母はリスクアセットで、分子は粗利益。 (2) 対処すべき課題前中期経営計画においては、「Olive」を中心としたデジタルプラットフォームによる競合他社との差別化や、金融サービスに留まらない幅広い領域での新たなサービスの提供等を強みとして、主要事業が力強く成長し、業績は飛躍的に伸長しました。また、経営基盤の強化に加え、社会的価値創造に関する取組みの進展等、着実に成果を上げることができました。これまでの取組みが結実し、次の成長段階へ進むことができたと考えております。今後は、本邦トップかつグローバルに存在感を発揮できる企業グループを目指してまいります。今後の経営環境を見通しますと、国際秩序の揺らぎやテクノロジーの急速な進化等の歴史的な構造変化を背景に、事業を取り巻く前提条件は大きく変化していくことが想定されます。足許では、中東情勢をはじめとする地政学リスクの高まりや、各国の政策・規制環境の変化等により、先行きの不確実性は一段と高まっています。このような環境変化がもたらす影響やリスクには留意する必要がある一方、当社グループとしては、こうした状況を、戦略領域において競争優位性を確立し、プレゼンスを一段と高めていく好機でもあると捉えています。また、国内においては経済の再成長に向けた機運が定着しつつあり、その実現に最大限貢献していくことが、当社グループの重要な使命であると考えております。 こうした認識のもと、新たなビジョンとして、「世界をつなぐ日本発のトラステッド・パートナー」を掲げることといたしました。これまで一貫して重視してきたお客さまや社会からの信頼を礎に、国境を越えて企業活動や資金の流れをつなぐグローバルなプラットフォームを構築するとともに、日本においても、確固たる事業基盤の構築と強みを活かした競合他社との差別化に取り組み、ステークホルダーの皆さまにとって最高のパートナーとなることを目指してまいります。 本中期経営計画では、このビジョンの実現に向けて、基本方針を「高みを目指して大胆な変革にチャレンジ」としました。事業戦略につきましては、国内外の旺盛なビジネス機会を捉えて成長を加速させるとともに、資本効率の更なる向上を目指し、戦略領域におけるビジネスモデルの進化と事業ポートフォリオの変革に取り組んでまいります。経営基盤につきましては、グローバルで競争力のある事業展開を支えるため、中長期的にグローバルトップティア水準を目指し、高度化を進めてまいります。前中期経営計画から注力してきた社会的価値創造につきましては、取組みを一層拡充することで、人々の幸せが溢れる社会の実現に貢献してまいります。また、テクノロジー活用の巧拙が金融機関の競争力を大きく左右する情勢を踏まえ、ITトランスフォーメーションに集中的に取り組んでまいります。IT投資の拡大と開発力の強化を通じて、生成AIをはじめとした日々進化するテクノロジーを最大限に活用できる組織への変革を進めてまいります。 これらの取組みを通じて、本計画期間以降の中長期的な収益性ターゲットをROTE15%程度とし、欧米の大手金融機関に比肩する水準を目指してまいります。 <事業戦略>国内では、デジタルプラットフォームにおける優位性の発揮やグループ一体でのソリューションの提供等を通じて、顧客基盤の拡大と競合他社を上回る成長の実現を目指してまいります。また、S&T事業の強化による資本市場での当社グループのプレゼンス向上や、アジアにおける投資の成果の実現に注力し、海外の法人のお客さま向けの貸出業務において抜本的な資産の入替えも進めることにより、海外事業の収益性向上を図ります。更に、資本効率の高いアセットマネジメントビジネスや決済ビジネスの拡大にも国内外において一体的に取り組みます。これらの重点戦略領域へ優先的に経営資源を配分し、収益成長とROTE向上を両立してまいります。こうした事業ポートフォリオの変革にあたっては、「Optimize(ポートフォリオの最適化)」、「Capitalize(施策効果の最大化)」及び「Build Next Core(次の成長への布石)」の3つの方針に基づいて資源配分の最適化を図り、収益性、成長性及び安定性のバランスが取れた事業ポートフォリオの構築を目指してまいります。 <経営基盤>信頼と挑戦を重視する企業カルチャーを醸成するとともに、グループベースでのグローバル経営体制の高度化や、業務環境の変化及び事業領域の拡大に応じた各種リスクのコントロールの強化を図ります。また、成長戦略の着実な実行を支える人的資本の強化に継続的に取り組むなど、当社グループの強みである現場力の最大化にも注力してまいります。 <ITトランスフォーメーション>過去最大となる3カ年で1兆円規模のIT投資を通じ、クラウド化等のITインフラの抜本的な刷新を進めるとともに、専門人材の増員等によりIT関連の企画・開発体制の強化を進めてまいります。また、AI活用を一段と加速すべく、従業員への教育機会を拡充するほか、プロダクトやオペレーションを一体的に見直すことで、AIを前提とする業務プロセスを整備してまいります。 <社会的価値創造>目指す社会像や取組みの方向性を明確化すべく、2026年度より「SMBCグループ 社会的価値創造宣言」を制定するとともに、「緑の地球」、「輝く人々」及び「幸せな成長」の3つを、当社グループのマテリアリティと定めました。新たなマテリアリティのもと、従業員一人ひとりの主体的な参画を促進するとともに、本業を通じた取組みを一層強化することで、社会的価値創造の高度化を進めてまいります。 当社グループは、これらの取組みにおいて着実な成果をお示しすることにより、株主の皆さまのご期待にお応えしてまいりたいと考えております。株主の皆さまには、今後ともなお一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1) 経営方針、経営戦略等① 経営方針当社グループは、以下の経営理念のもと、中長期的に目指す姿である「世界をつなぐ日本発のトラステッド・パートナー」というビジョンの実現を目指してまいります。 ○お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する。○事業の発展を通じて、株主価値の永続的な増大を図る。○勤勉で意欲的な社員が、思う存分にその能力を発揮できる職場を作る。○社会課題の解決を通じ、持続可能な社会の実現に貢献する。 ② 経営環境当事業年度を顧みますと、世界経済は、昨年4月に米国政府が公表した関税措置等、通商政策の影響に対する懸念が高まりましたが、夏場にかけて、わが国を含む多くの国々が米国との通商協議で段階的な合意に至ったこと等を背景に、景気の下押し圧力が和らぎ、総じて緩やかに成長しました。特に米国では、関税引上げによる雇用情勢の悪化や政府閉鎖の影響等が重石となりましたが、旺盛なAI需要を受けた関連投資の拡大や、株高を背景とした高所得者層の消費増加により内需が押し上げられ、景気は底堅く推移しました。また、わが国の経済におきましても、米国による関税措置の影響を受け、米国向け輸出は減少しましたが、AI需要の高まり等を背景に、米国以外の国・地域向け輸出が堅調に推移し、総じて緩やかに回復しました。設備投資につきましても、AI関連をはじめとする成長分野や既存設備の更新等を中心に増加しました。一方、足許では、中東情勢の緊迫化を要因とする資源価格の高騰や各国における政治情勢の不安定化等、当社グループを取り巻く経済・金融環境については先行きの不透明感が一層大きくなっております。また、あらゆる分野においてAIの活用が急速に進展し、生成AI等を組み込んだ業務プロセスの高度化や、AIを前提としたサービス・ビジネスモデルへの転換ニーズが高まるなど、企業活動や個人の意思決定・消費行動は大きく変容しております。金融業界においても、プラットフォーマーやFintech、異業種企業がAIを活用した金融サービスの提供や顧客接点の高度化を進めております。同時に、AIの利活用に関する規制・ルール整備も進みつつあり、適切な管理態勢を前提として、新たな付加価値創出や業務変革に挑戦する余地が拡大しております。更に、世界が直面する社会課題についても、気候変動に加えて、少子高齢化や貧困・格差、人権問題等、課題が多様化・深刻化しており、企業として幅広い社会課題に主体的に取り組むことがより一層求められております。 ③ 経営戦略当社グループは、2028年度までの3年間を計画期間とする中期経営計画を策定しました。基本方針を「高みを目指して大胆な変革にチャレンジ」とし、新たなビジョンの実現に向けて、事業戦略、経営基盤、ITトランスフォーメーション、社会的価値創造の各領域において、各施策を着実に推進してまいります。これにより、欧米の大手金融機関に比肩する収益水準の実現を目指してまいります。 ④ 経営指標 本中期経営計画では、以下を最終年度の2028年度の財務目標として掲げております。 <連結財務目標(2028年度)>収益性ROTE※113%以上健全性普通株式等Tier1比率※210.5%程度 当社は、規律ある経費コントロールのもと、経費率を50%台前半で維持するとともに、事業ポートフォリオの変革を通じてRORA※3を0.5%改善させたうえで、ボトムライン利益を2兆円規模へ引き上げることにより、上記目標の達成を目指してまいります。 ※1 Return on Tangible Equityの略で、無形固定資産の影響を控除した有形自己資本利益率。分母は純資産から無形固定資産を控除し、分子は当期純利益に対してのれん償却費用を戻入れたもの。※2 バーゼルⅢ最終化時ベース、その他有価証券評価差額金を除く。※3 Return on Risk-Weighted Assetsの略で、リスクアセットに対する収益率を表す指標。分母はリスクアセットで、分子は粗利益。 (2) 対処すべき課題前中期経営計画においては、「Olive」を中心としたデジタルプラットフォームによる競合他社との差別化や、金融サービスに留まらない幅広い領域での新たなサービスの提供等を強みとして、主要事業が力強く成長し、業績は飛躍的に伸長しました。また、経営基盤の強化に加え、社会的価値創造に関する取組みの進展等、着実に成果を上げることができました。これまでの取組みが結実し、次の成長段階へ進むことができたと考えております。今後は、本邦トップかつグローバルに存在感を発揮できる企業グループを目指してまいります。今後の経営環境を見通しますと、国際秩序の揺らぎやテクノロジーの急速な進化等の歴史的な構造変化を背景に、事業を取り巻く前提条件は大きく変化していくことが想定されます。足許では、中東情勢をはじめとする地政学リスクの高まりや、各国の政策・規制環境の変化等により、先行きの不確実性は一段と高まっています。このような環境変化がもたらす影響やリスクには留意する必要がある一方、当社グループとしては、こうした状況を、戦略領域において競争優位性を確立し、プレゼンスを一段と高めていく好機でもあると捉えています。また、国内においては経済の再成長に向けた機運が定着しつつあり、その実現に最大限貢献していくことが、当社グループの重要な使命であると考えております。 こうした認識のもと、新たなビジョンとして、「世界をつなぐ日本発のトラステッド・パートナー」を掲げることといたしました。これまで一貫して重視してきたお客さまや社会からの信頼を礎に、国境を越えて企業活動や資金の流れをつなぐグローバルなプラットフォームを構築するとともに、日本においても、確固たる事業基盤の構築と強みを活かした競合他社との差別化に取り組み、ステークホルダーの皆さまにとって最高のパートナーとなることを目指してまいります。 本中期経営計画では、このビジョンの実現に向けて、基本方針を「高みを目指して大胆な変革にチャレンジ」としました。事業戦略につきましては、国内外の旺盛なビジネス機会を捉えて成長を加速させるとともに、資本効率の更なる向上を目指し、戦略領域におけるビジネスモデルの進化と事業ポートフォリオの変革に取り組んでまいります。経営基盤につきましては、グローバルで競争力のある事業展開を支えるため、中長期的にグローバルトップティア水準を目指し、高度化を進めてまいります。前中期経営計画から注力してきた社会的価値創造につきましては、取組みを一層拡充することで、人々の幸せが溢れる社会の実現に貢献してまいります。また、テクノロジー活用の巧拙が金融機関の競争力を大きく左右する情勢を踏まえ、ITトランスフォーメーションに集中的に取り組んでまいります。IT投資の拡大と開発力の強化を通じて、生成AIをはじめとした日々進化するテクノロジーを最大限に活用できる組織への変革を進めてまいります。 これらの取組みを通じて、本計画期間以降の中長期的な収益性ターゲットをROTE15%程度とし、欧米の大手金融機関に比肩する水準を目指してまいります。 <事業戦略>国内では、デジタルプラットフォームにおける優位性の発揮やグループ一体でのソリューションの提供等を通じて、顧客基盤の拡大と競合他社を上回る成長の実現を目指してまいります。また、S&T事業の強化による資本市場での当社グループのプレゼンス向上や、アジアにおける投資の成果の実現に注力し、海外の法人のお客さま向けの貸出業務において抜本的な資産の入替えも進めることにより、海外事業の収益性向上を図ります。更に、資本効率の高いアセットマネジメントビジネスや決済ビジネスの拡大にも国内外において一体的に取り組みます。これらの重点戦略領域へ優先的に経営資源を配分し、収益成長とROTE向上を両立してまいります。こうした事業ポートフォリオの変革にあたっては、「Optimize(ポートフォリオの最適化)」、「Capitalize(施策効果の最大化)」及び「Build Next Core(次の成長への布石)」の3つの方針に基づいて資源配分の最適化を図り、収益性、成長性及び安定性のバランスが取れた事業ポートフォリオの構築を目指してまいります。 <経営基盤>信頼と挑戦を重視する企業カルチャーを醸成するとともに、グループベースでのグローバル経営体制の高度化や、業務環境の変化及び事業領域の拡大に応じた各種リスクのコントロールの強化を図ります。また、成長戦略の着実な実行を支える人的資本の強化に継続的に取り組むなど、当社グループの強みである現場力の最大化にも注力してまいります。 <ITトランスフォーメーション>過去最大となる3カ年で1兆円規模のIT投資を通じ、クラウド化等のITインフラの抜本的な刷新を進めるとともに、専門人材の増員等によりIT関連の企画・開発体制の強化を進めてまいります。また、AI活用を一段と加速すべく、従業員への教育機会を拡充するほか、プロダクトやオペレーションを一体的に見直すことで、AIを前提とする業務プロセスを整備してまいります。 <社会的価値創造>目指す社会像や取組みの方向性を明確化すべく、2026年度より「SMBCグループ 社会的価値創造宣言」を制定するとともに、「緑の地球」、「輝く人々」及び「幸せな成長」の3つを、当社グループのマテリアリティと定めました。新たなマテリアリティのもと、従業員一人ひとりの主体的な参画を促進するとともに、本業を通じた取組みを一層強化することで、社会的価値創造の高度化を進めてまいります。 当社グループは、これらの取組みにおいて着実な成果をお示しすることにより、株主の皆さまのご期待にお応えしてまいりたいと考えております。株主の皆さまには、今後ともなお一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要、並びに経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりです。なお、本項に記載した将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであり、リスクと不確実性を内包しているため、将来生じる実際の結果と大きく異なる場合があります。 当連結会計年度の経常利益は前連結会計年度対比5,839億円増益の2兆3,034億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同4,050億円増益の1兆5,830億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比連結粗利益41,26748,4477,179資金運用収支23,38227,1963,814信託報酬9711720役務取引等収支15,59218,2062,614特定取引収支3,8361,994△1,841その他業務収支△1,6399332,573営業経費△24,020△26,515△2,496持分法による投資損益△551,3771,432連結業務純益17,19323,3096,116与信関係費用△3,445△3,884△439不良債権処理額△3,610△4,171△561貸出金償却△1,516△1,762△246貸倒引当金繰入額△1,676△1,922△246その他△418△486△68償却債権取立益164286122株式等損益5,0984,461△638その他△1,651△852799経常利益17,19523,0345,839特別損益△195△516△321うち固定資産処分損益△11817135うち減損損失△71△4526うち米州銀行子会社売却関連損失―△461△461うち段階取得に係る差損―△14△14税金等調整前当期純利益16,99922,5175,518法人税、住民税及び事業税△5,773△6,634△861法人税等調整額642△35△677当期純利益11,86915,8483,979非支配株主に帰属する当期純利益△89△1870親会社株主に帰属する当期純利益11,78015,8304,050 (注)1 減算項目には金額頭部に△を付しております。2 連結粗利益=資金運用収支+信託報酬+役務取引等収支+特定取引収支+その他業務収支 また、本中期経営計画において最終年度の2025年度の財務目標として掲げている項目について、当連結会計年度の実績は以下のとおりとなりました。 ROCET1ROCET1は、資本効率・採算性を重視した業務運営の下、15.2%となりました。 ベース経費ベース経費は、既存ビジネスの強化に向けた人員投入・IT投資を行った一方、国内におけるチャネル改革や海外業務効率化等のコスト削減施策を実施した結果、2022年度実績比横ばいを維持し、16,050億円となりました。 普通株式等Tier1比率普通株式等Tier1比率は、株主還元と成長投資をバランスよく実施したことにより、10.3%となりました。 当連結会計年度2025年度連結財務目標収益性ROCET1※115.2%9.5%以上効率性ベース経費※22022年度実績比横ばい 2022年度実績比 削減健全性普通株式等Tier1比率※110.3%10%程度 ※1 バーゼルⅢ最終化時、その他有価証券評価差額金を除く※2 営業経費から「収益連動経費」「先行投資にかかる経費」「マーケット環境に伴う変動」等を除いたもの 1 経営成績の分析(1) 連結業務純益資金運用収支資金運用収支は、円金利の上昇等により、前連結会計年度比3,814億円増益の2兆7,196億円となりました。 信託報酬信託報酬は、前連結会計年度比20億円増益の117億円となりました。 役務取引等収支役務取引等収支は、資産運用・決済ファイナンスビジネスの好調や、国内ホールセールビジネスにおける手数料収入の増加等により、前連結会計年度比2,614億円増益の1兆8,206億円となりました。 特定取引収支、その他業務収支特定取引収支は、前連結会計年度比1,841億円減益の1,994億円となり、その他業務収支は、前連結会計年度比2,573億円増益の933億円となりました。なお、外貨建特定取引(通貨スワップ等)とそのリスクヘッジのために行う外国為替取引等の損益は、財務会計上、特定取引収支とその他業務収支中の外国為替売買損益に区分して計上されるため、ヘッジ効果を踏まえた経済実態としては、特定取引収支及びその他業務収支の合算でみる必要があります。両者合算では、前連結会計年度比731億円増益の2,928億円となりました。 以上により、連結粗利益は、前連結会計年度比7,179億円増益の4兆8,447億円となりました。 営業経費営業経費は、インフレ影響に加え、リテール子会社等の業容拡大に伴う変動費が増加したこと及び将来の成長に向けた戦略的な資源投入を行ったこと等により、前連結会計年度比2,496億円増加の2兆6,515億円となりました。 持分法による投資損益持分法による投資損益は、昨年度計上したVietnam Prosperity Joint-Stock Commercial Bank及びVPBank SMBC Finance Company Limitedに係るのれん減損の剥落影響等により、前連結会計年度比1,432億円増益の1,377億円の利益となりました。 以上の結果、連結業務純益は、前連結会計年度比6,116億円増益の2兆3,309億円となりました。 (単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比資金運用収支①23,38227,1963,814資金運用収益 69,28672,2482,962資金調達費用 △45,904△45,051852信託報酬②9711720役務取引等収支③15,59218,2062,614役務取引等収益 18,74921,1012,352役務取引等費用 △3,158△2,895262特定取引収支④3,8361,994△1,841特定取引収益 5,6892,364△3,325特定取引費用 △1,853△3691,484その他業務収支⑤△1,6399332,573その他業務収益 1,7234,9253,201その他業務費用 △3,363△3,992△629連結粗利益(=①+②+③+④+⑤)⑥41,26748,4477,179営業経費⑦△24,020△26,515△2,496持分法による投資損益⑧△551,3771,432連結業務純益(=⑥+⑦+⑧) 17,19323,3096,116 (注) 減算項目には金額頭部に△を付しております。 (2) 与信関係費用与信関係費用は、中東情勢悪化等に対するフォワードルッキング引当を計上したこと等から、前連結会計年度比439億円増加の3,884億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比貸倒引当金繰入額①△1,676△1,922△246一般貸倒引当金繰入額 △1,285111,296個別貸倒引当金繰入額 △363△2,037△1,674特定海外債権引当勘定繰入額 △29103132貸出金償却②△1,516△1,762△246貸出債権売却損等③△418△486△68償却債権取立益④164286122与信関係費用(=①+②+③+④) △3,445△3,884△439 (注) 減算項目には金額頭部に△を付しております。 (3) 株式等損益株式等損益は、Kotak Mahindra Bank Ltd.株式の売却益を計上した一方、政策保有株式の売却益が減少したことや、東亜銀行有限公司株式の売却に伴う損失を計上したこと等により、前連結会計年度比638億円減益の4,461億円の利益となりました。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比株式等損益5,0984,461△638株式等売却益5,5865,211△374株式等売却損△170△355△185株式等償却△317△395△79 (注) 減算項目には金額頭部に△を付しております。 2 財政状態の分析(1) 貸出金貸出金は、株式会社三井住友銀行において、国内法人向け貸出が増加したこと等により、前連結会計年度末比6兆4,930億円増加して117兆6,292億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比貸出金残高(末残)1,111,3621,176,29264,930うち当社及び国内連結子会社1,205,9461,293,17787,231 うち住宅ローン115,294112,751△2,543うち海外連結子会社101,199107,3916,192 (注) 内訳については、各社の単体計数を単純合算して表示しております。 当社グループの銀行法及び再生法に基づく債権は、前連結会計年度末比4,676億円増加して1兆3,493億円となりました。その結果、不良債権比率は前連結会計年度末比0.30%上昇して0.97%となりました。債権区分別では、破産更生債権及びこれらに準ずる債権が154億円増加して906億円、危険債権が3,235億円増加して7,783億円、要管理債権が1,288億円増加して4,805億円となりました。開示債権の保全状況は、銀行法及び再生法に基づく債権1兆3,493億円に対して、貸倒引当金による保全が4,058億円、担保保証等による保全が5,317億円となり、保全率は69.48%となりました。 ① 銀行法及び再生法に基づく債権の状況銀行法及び再生法に基づく債権と保全状況は以下のとおりであります。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比破産更生債権及びこれらに準ずる債権752906154危険債権4,5487,7833,235要管理債権3,5174,8051,288三月以上延滞債権60870698貸出条件緩和債権2,9094,0991,190小計①8,81713,4934,676正常債権 1,300,8081,371,61770,809合計②1,309,6251,385,11075,485不良債権比率(=①/②)0.67%0.97%0.30% (単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比保全額③5,3719,3754,004貸倒引当金④2,0184,0582,040担保保証等⑤3,3545,3171,964 保全率(=③/①)60.92%69.48%8.56%貸倒引当金総額を分子に算入した場合の保全率143.05%114.07%△28.98% 担保保証等控除後の開示債権に対する引当率(=④/(①-⑤))36.93%49.64%12.71%貸倒引当金総額を分子に算入した場合の引当率169.48%123.23%△46.25% ② 銀行法及び再生法に基づく債権の業種別構成と地域別構成銀行法及び再生法に基づく債権の業種別構成(株式会社三井住友銀行単体)(単位:億円) 前事業年度末当事業年度末前事業年度末比国内店分(除く特別国際金融取引勘定)2,6573,278621製造業8811,392512農業、林業、漁業及び鉱業52△4建設業55648運輸、情報通信、公益事業176151△25卸売・小売業449686237金融・保険業568126不動産業177164△13物品賃貸業341各種サービス業584512△72地方公共団体―――その他271223△49海外店分及び特別国際金融取引勘定分2,7085,9153,207政府等―――金融機関―――商工業2,6605,8643,204その他48513合計5,3659,1933,829 銀行法及び再生法に基づく債権の地域別構成(株式会社三井住友銀行単体)(単位:億円) 前事業年度末当事業年度末前事業年度末比海外店分及び特別国際金融取引勘定分2,7085,9153,207アジア8951,425530オセアニア87959北米4151,306891中南米2651,9161,650欧州9671,06598その他7810831 (注) 債権額は債務者所在国を基準に集計しております。 (2) 有価証券有価証券は、前連結会計年度末比7,868億円減少して39兆9,741億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比有価証券407,610399,741△7,868国債112,90198,970△ 13,931地方債9,7458,349△ 1,395社債19,03314,102△ 4,931株式38,23542,7034,468うち時価のあるもの28,77332,9874,214その他の証券227,695235,6177,921 (注) 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式が含まれております。 また、有価証券等の評価損益は以下のとおりであります。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比満期保有目的の債券△62△1,786△ 1,725その他有価証券28,06032,2024,142うち株式19,60924,9725,363うち債券△1,448△2,712△ 1,264その他の金銭の信託―――合計27,99830,4162,417 (3) 繰延税金資産(負債)繰延税金資産は、前連結会計年度末比384億円増加して1,096億円となりました。また、繰延税金負債は、前連結会計年度末比1,977億円増加して6,197億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比繰延税金資産7131,096384繰延税金負債△4,221△6,197△1,977 なお、株式会社三井住友銀行単体の繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は以下のとおりであります。〔株式会社三井住友銀行単体〕(単位:億円) 前事業年度末当事業年度末前事業年度末比繰延税金資産①6,1927,3131,121貸倒引当金及び貸出金償却 2,5902,786196有価証券有税償却 92095939その他 2,6823,568886評価性引当額②△1,408△ 1,499△ 91評価性引当額控除後繰延税金資産合計(=①+②)③4,7845,8141,030繰延税金負債④△6,106△ 7,786△ 1,680その他有価証券評価差額金 △4,968△ 6,580△ 1,612その他 △1,138△ 1,206△ 69繰延税金資産の純額(△は繰延税金負債)(=③+④) △1,322△ 1,972△ 651 (4) 預金預金は、株式会社三井住友銀行において、国内預金が個人預金、法人預金ともに増加したことに加え、海外法人預金が増加したこと等から、前連結会計年度末比14兆1,756億円増加して185兆6,742億円となりました。また、譲渡性預金は、前連結会計年度末比1兆5,083億円減少して15兆6,671億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比預金1,714,9871,856,742141,756うち国内個人預金(注)647,726664,39416,668うち国内法人預金(注)697,620733,48335,863譲渡性預金171,754156,671△15,083 (注) 当社国内銀行子会社の単体計数を単純合算して表示しております。 (5) 純資産の部純資産の部合計は、15兆9,331億円となりました。このうち株主資本合計は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上や剰余金の配当等の結果、前連結会計年度末比5,430億円増加して11兆7,520億円となりました。また、その他の包括利益累計額合計は、前連結会計年度末比5,391億円増加して4兆334億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比純資産の部合計148,415159,33110,916うち株主資本合計112,090117,5205,430うちその他の包括利益累計額合計34,94440,3345,391 なお、詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 ③ 連結株主資本等変動計算書」に記載しております。 3 セグメント別の状況の分析各事業部門別の業績は以下のとおりであります。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比連結粗利益連結業務純益連結粗利益連結業務純益連結粗利益連結業務純益ホールセール事業部門9,3137,29212,5349,9712,3022,135リテール事業部門13,7732,73815,5564,2772,0021,394グローバル事業部門13,4495,92015,5096,5581,101163市場事業部門6,3664,7456,9785,087567390本社管理等△1,634△3,502△2,130△2,5841,2072,034合計41,26717,19348,44723,3097,1796,116 (注)1 セグメントは内部管理上採用している区分によっております。2 本社管理等には、内部取引として消去すべきものを含めております。3 前連結会計年度比は、金利・為替影響等を調整しております。 ① ホールセール事業部門活況なコーポレートアクション等を背景に、お客さまの資金調達、資本政策等に関するニーズが高まる中、リスクテイクの強化や銀証をはじめとするSMBCグループ各社の連携を通じて、付加価値の高いソリューションを提供しました。上記取り組みの結果、株式会社三井住友銀行における預貸金収益・手数料収益の伸長のほか、グループ各社の着実な増益により、連結業務純益は前連結会計年度比2,135億円増益の9,971億円となりました。 ② リテール事業部門「Olive」を軸に、顧客基盤及び業容の大幅な拡大を実現させることができました。ビジネス別には、資産運用ビジネスにおいては投資信託や外貨預金等を中心に運用資産を積み上げ、更に株高等の良好な市場環境の追い風もあり残高を拡大しました。決済・コンシューマーファイナンスビジネスにおいても、順調な会員獲得に加えキャッシュレス市場拡大を着実に捉え、買物取扱高及びファイナンス残高を伸長させました。上記取り組みに加え、預金収益の増益もあり、連結業務純益は前連結会計年度比1,394億円増益の4,277億円となりました。 ③ グローバル事業部門事業ポートフォリオの収益性向上に向けた資源シフト加速、Jefferies Financial Group Inc.との連携の強化をはじめとしたCIBの高度化、アジアマルチフランチャイズ戦略におけるインドのYES BANKへの出資等、成長に向けた取り組みを着実に進めました。上記取り組みの結果、低採算アセットに係る売却損を計上しつつも、ROE重視の運営強化を通じた利鞘改善や、FX・デリバティブ・DCMなどの付帯取引拡充に加え、SMBC Aviation Capital limitedの好業績も寄与し、連結業務純益は前連結会計年度比163億円増益の6,558億円となりました。 ④ 市場事業部門昨年4月の米国政府による関税措置の公表を受けた相場変動の影響など、ボラタイルな相場環境が継続する中、株式や債券のポートフォリオ運営において適切にリスク量をコントロールしつつ投資機会を着実に捉え、収益を確保しました。上記取り組みの結果、連結業務純益は前連結会計年度比390億円増益の5,087億円となりました。 4 国内・海外別業績(1) 国内・海外別収支当連結会計年度の資金運用収支は前連結会計年度比3,814億円増益の2兆7,196億円、信託報酬は同20億円増益の117億円、役務取引等収支は同2,614億円増益の1兆8,206億円、特定取引収支は同1,841億円減益の1,994億円、その他業務収支は同2,573億円増益の933億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の資金運用収支は前連結会計年度比5,889億円増益の1兆3,129億円、信託報酬は同20億円増益の117億円、役務取引等収支は同1,736億円増益の1兆3,304億円、特定取引収支は同1,980億円減益の349億円、その他業務収支は同1,322億円増益の△575億円となりました。海外の資金運用収支は前連結会計年度比1,638億円減益の2兆160億円、役務取引等収支は同944億円増益の5,190億円、特定取引収支は同139億円増益の1,645億円、その他業務収支は同1,258億円増益の1,538億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度724,0142,179,735△565,5302,338,218当連結会計年度1,312,8662,015,974△609,2032,719,636うち資金運用収益前連結会計年度2,307,6535,034,957△414,0336,928,577当連結会計年度2,770,0874,852,194△397,5237,224,758うち資金調達費用前連結会計年度1,583,6392,855,222151,4974,590,358当連結会計年度1,457,2212,836,220211,6804,505,121信託報酬前連結会計年度9,733――9,733当連結会計年度11,722――11,722役務取引等収支前連結会計年度1,156,746424,640△22,2091,559,176当連結会計年度1,330,372519,039△28,8331,820,578うち役務取引等収益前連結会計年度1,397,233512,576△34,8751,874,934当連結会計年度1,551,486604,261△45,6372,110,110うち役務取引等費用前連結会計年度240,48787,935△12,665315,758当連結会計年度221,11385,221△16,803289,531特定取引収支前連結会計年度232,871150,695―383,566当連結会計年度34,896164,547―199,444うち特定取引収益前連結会計年度499,828152,645△83,583568,890当連結会計年度178,294168,384△110,305236,374うち特定取引費用前連結会計年度266,9571,950△83,583185,324当連結会計年度143,3983,837△110,30536,930その他業務収支前連結会計年度△189,72028,043△2,272△163,949当連結会計年度△57,507153,828△3,00893,312うちその他業務収益前連結会計年度44,101130,720△2,492172,329当連結会計年度215,324280,213△3,064492,473うちその他業務費用前連結会計年度233,822102,676△219336,278当連結会計年度272,832126,384△56399,160 (注)1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 (2) 国内・海外別資金運用/調達の状況当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は前連結会計年度比8兆439億円増加して261兆6,023億円、利回りは同0.03%上昇して2.76%となりました。また、資金調達勘定の平均残高は同11兆7,322億円増加して256兆7,590億円、利回りは同0.12%低下して1.75%となりました。国内・海外別に見ますと、国内の資金運用勘定の平均残高は前連結会計年度比8,891億円減少して171兆303億円、利回りは同0.28%上昇して1.62%となりました。また、資金調達勘定の平均残高は同9,676億円減少して173兆5,590億円、利回りは同0.07%低下して0.84%となりました。海外の資金運用勘定の平均残高は前連結会計年度比10兆5,957億円増加して97兆1,387億円、利回りは同0.82%低下して5.00%となりました。また、資金調達勘定の平均残高は同12兆6,376億円増加して76兆9,962億円、利回りは同0.76%低下して3.68%となりました。 ① 国内 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度171,919,4162,307,6531.34当連結会計年度171,030,3202,770,0871.62うち貸出金前連結会計年度63,581,5361,060,9361.67当連結会計年度67,433,6631,268,5461.88うち有価証券前連結会計年度25,935,371726,7292.80当連結会計年度25,573,455785,8643.07うちコールローン及び買入手形前連結会計年度1,112,3292,1770.20当連結会計年度1,260,5741,9510.15うち買現先勘定前連結会計年度6,413,83612,6500.20当連結会計年度4,361,65026,9420.62うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度5,305,687119,2952.25当連結会計年度5,285,298126,3182.39うち預け金前連結会計年度63,088,711243,5940.39当連結会計年度60,803,498425,3240.70うちリース債権及びリース投資資産前連結会計年度―――当連結会計年度―――資金調達勘定前連結会計年度174,526,6231,583,6390.91当連結会計年度173,559,0481,457,2210.84うち預金前連結会計年度134,134,538319,0790.24当連結会計年度135,831,972454,9900.33うち譲渡性預金前連結会計年度3,930,1387,4900.19当連結会計年度4,443,12225,4970.57うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度4,045,2788,1320.20当連結会計年度3,386,69313,7180.41うち売現先勘定前連結会計年度11,728,898473,1574.03当連結会計年度14,477,258406,9822.81うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度1,861,54038,3412.06当連結会計年度1,825,75424,5141.34うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度53,472820.15当連結会計年度44,4802500.56うち借用金前連結会計年度14,012,02971,7390.51当連結会計年度9,339,53649,2090.53うち短期社債前連結会計年度1,099,5943,2980.30当連結会計年度758,4625,2130.69うち社債前連結会計年度799,57226,8123.35当連結会計年度1,246,00726,4012.12 (注)1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の連結子会社については、週末毎、月末毎ないし四半期毎の残高に基づく平均残高を使用しております。3 資金運用勘定には無利息預け金の平均残高(前連結会計年度2,444,103百万円、当連結会計年度1,983,847百万円)を含めずに表示しております。 ② 海外 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度86,543,0065,034,9575.82当連結会計年度97,138,7324,852,1945.00うち貸出金前連結会計年度45,973,3622,925,6456.36当連結会計年度47,960,1122,757,7925.75うち有価証券前連結会計年度10,772,443388,8413.61当連結会計年度11,475,505383,2393.34うちコールローン及び買入手形前連結会計年度4,994,174180,5413.62当連結会計年度5,256,833124,5752.37うち買現先勘定前連結会計年度8,628,452381,6114.42当連結会計年度15,144,949565,1283.73うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度71,4911,1041.54当連結会計年度82,8151,8252.20うち預け金前連結会計年度10,649,166500,6454.70当連結会計年度11,766,742469,6133.99うちリース債権及びリース投資資産前連結会計年度234,37512,1855.20当連結会計年度240,77611,5714.81資金調達勘定前連結会計年度64,358,6202,855,2224.44当連結会計年度76,996,1862,836,2203.68うち預金前連結会計年度36,487,3341,444,5733.96当連結会計年度42,831,1001,390,1683.25うち譲渡性預金前連結会計年度11,398,364551,7614.84当連結会計年度12,241,001486,3083.97うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度1,048,02339,9173.81当連結会計年度948,15426,1212.75うち売現先勘定前連結会計年度10,087,523490,2994.86当連結会計年度14,356,640576,0374.01うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度6,881640.93当連結会計年度16,6351570.95うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度2,351,295109,4744.66当連結会計年度3,362,470130,4283.88うち借用金前連結会計年度1,458,67581,8225.61当連結会計年度1,778,11199,3015.58うち短期社債前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち社債前連結会計年度274,49321,5967.87当連結会計年度318,39522,6807.12 (注)1 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。2 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の連結子会社については、週末毎、月末毎ないし四半期毎の残高に基づく平均残高を使用しております。3 資金運用勘定には無利息預け金の平均残高(前連結会計年度3,828,747百万円、当連結会計年度3,974,773百万円)を含めずに表示しております。 ③ 合計 種類期別平均残高(百万円)利息(百万円)利回り(%)小計消去又は全社(△)合計小計消去又は全社(△)合計資金運用勘定前連結会計年度258,462,422△4,904,003253,558,4197,342,611△414,0336,928,5772.73当連結会計年度268,169,052△6,566,739261,602,3127,622,282△397,5237,224,7582.76うち貸出金前連結会計年度109,554,898△111,929109,442,9693,986,582△1,8723,984,7103.64当連結会計年度115,393,776△87,005115,306,7704,026,338△1,4044,024,9343.49うち有価証券前連結会計年度36,707,814352,18537,059,9991,115,570△179,592935,9782.53当連結会計年度37,048,960399,59237,448,5521,169,104△152,3611,016,7422.72うちコールローン及び買入手形前連結会計年度6,106,504―6,106,504182,718―182,7182.99当連結会計年度6,517,407―6,517,407126,527―126,5271.94うち買現先勘定前連結会計年度15,042,288△2,825,50512,216,782394,261△126,213268,0482.19当連結会計年度19,506,600△3,517,63915,988,960592,070△128,101463,9682.90うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度5,377,178△6,7455,370,432120,400△36120,3632.24当連結会計年度5,368,114△13,5775,354,536128,143△39128,1042.39うち預け金前連結会計年度73,737,877△2,305,17371,432,703744,240△94,034650,2050.91当連結会計年度72,570,240△3,342,73869,227,502894,937△108,230786,7071.14うちリース債権及びリース投資資産前連結会計年度234,375―234,37512,185―12,1855.20当連結会計年度240,776―240,77611,571―11,5714.81資金調達勘定前連結会計年度238,885,2436,141,492245,026,7364,438,861151,4974,590,3581.87当連結会計年度250,555,2346,203,731256,758,9664,293,441211,6804,505,1211.75うち預金前連結会計年度170,621,873△2,332,448168,289,4241,763,652△92,6031,671,0480.99当連結会計年度178,663,072△3,394,041175,269,0311,845,159△107,6711,737,4870.99うち譲渡性預金前連結会計年度15,328,503―15,328,503559,252―559,2523.65当連結会計年度16,684,123△7,19216,676,931511,806△296511,5093.07うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度5,093,301―5,093,30148,050―48,0500.94当連結会計年度4,334,848―4,334,84839,839―39,8390.92うち売現先勘定前連結会計年度21,816,421△2,825,50518,990,916963,457△126,213837,2444.41当連結会計年度28,833,899△3,517,63925,316,260983,019△128,101854,9173.38うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度1,868,422△6,7431,861,67938,405△3638,3682.06当連結会計年度1,842,390△13,5771,828,81224,671△3924,6321.35うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度2,404,767―2,404,767109,557―109,5574.56当連結会計年度3,406,951―3,406,951130,678―130,6783.84うち借用金前連結会計年度15,470,704△114,43015,356,274153,56217,374170,9371.11当連結会計年度11,117,647384,68611,502,333148,51016,086164,5971.43うち短期社債前連結会計年度1,099,594―1,099,5943,298―3,2980.30当連結会計年度758,462―758,4625,213―5,2130.69うち社債前連結会計年度1,074,06511,426,41712,500,48248,408365,272413,6813.31当連結会計年度1,564,40312,756,09114,320,49449,081439,096488,1773.41 (注)1 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。2 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の連結子会社については、週末毎、月末毎ないし四半期毎の残高に基づく平均残高を使用しております。3 資金運用勘定には無利息預け金の平均残高(前連結会計年度6,267,009百万円、当連結会計年度5,922,815百万円)を含めずに表示しております。 (3) 国内・海外別役務取引の状況当連結会計年度の役務取引等収益は前連結会計年度比2,352億円増加の2兆1,101億円、一方役務取引等費用は同262億円減少の2,895億円となったことから、役務取引等収支は同2,614億円増益の1兆8,206億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の役務取引等収益は前連結会計年度比1,543億円増加の1兆5,515億円、一方役務取引等費用は同194億円減少の2,211億円となったことから、役務取引等収支は同1,736億円増益の1兆3,304億円となりました。海外の役務取引等収益は前連結会計年度比917億円増加の6,043億円、一方役務取引等費用は同27億円減少の852億円となったことから、役務取引等収支は同944億円増益の5,190億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度1,397,233512,576△34,8751,874,934当連結会計年度1,551,486604,261△45,6372,110,110うち預金・貸出業務前連結会計年度21,632317,385△9,172329,845当連結会計年度21,482360,773△13,647368,608うち為替業務前連結会計年度115,88243,158△73158,967当連結会計年度117,20148,383△91165,492うち証券関連業務前連結会計年度182,39675,857△8,570249,683当連結会計年度207,967108,050△13,395302,623うち代理業務前連結会計年度8,608――8,608当連結会計年度8,293――8,293うち保護預り・貸金庫業務前連結会計年度4,0204―4,025当連結会計年度3,6344―3,638うち保証業務前連結会計年度76,95016,692△2,45291,190当連結会計年度78,34719,291△1,68995,949うちクレジットカード関連業務前連結会計年度481,4562,082―483,539当連結会計年度513,0302,642△0515,672うち投資信託関連業務前連結会計年度183,8418,749△962191,627当連結会計年度214,42710,568△1,190223,805役務取引等費用前連結会計年度240,48787,935△12,665315,758当連結会計年度221,11385,221△16,803289,531うち為替業務前連結会計年度24,8868,748△1,98031,654当連結会計年度27,14110,313△1637,437 (注)1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 (4) 国内・海外別特定取引の状況① 特定取引収益・費用の内訳当連結会計年度の特定取引収益は前連結会計年度比3,325億円減少の2,364億円、一方特定取引費用は同1,484億円減少の369億円となったことから、特定取引収支は同1,841億円減益の1,994億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の特定取引収益は前連結会計年度比3,215億円減少の1,783億円、一方特定取引費用は同1,236億円減少の1,434億円となったことから、特定取引収支は同1,980億円減益の349億円となりました。海外の特定取引収益は前連結会計年度比157億円増加の1,684億円、一方特定取引費用は同19億円増加の38億円となったことから、特定取引収支は同139億円増益の1,645億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)特定取引収益前連結会計年度499,828152,645△83,583568,890当連結会計年度178,294168,384△110,305236,374うち商品有価証券収益前連結会計年度―52,645△52,645―当連結会計年度170,02560,213―230,238うち特定取引有価証券収益前連結会計年度―6,481△5,796685当連結会計年度―2,255△5781,676うち特定金融派生商品収益前連結会計年度495,59493,518△23,664565,449当連結会計年度3,809105,916△109,726―うちその他の特定取引収益前連結会計年度4,233―△1,4772,756当連結会計年度4,459――4,459特定取引費用前連結会計年度266,9571,950△83,583185,324当連結会計年度143,3983,837△110,30536,930うち商品有価証券費用前連結会計年度237,969―△52,645185,324当連結会計年度――――うち特定取引有価証券費用前連結会計年度5,796―△5,796―当連結会計年度578―△578―うち特定金融派生商品費用前連結会計年度23,191472△23,664―当連結会計年度142,8193,837△109,72636,930うちその他の特定取引費用前連結会計年度―1,477△1,477―当連結会計年度―――― (注)1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 ② 特定取引資産・負債の内訳(末残)当連結会計年度末の特定取引資産残高は前連結会計年度末比4兆7,255億円増加の16兆7,019億円、特定取引負債残高は同3兆3,633億円増加の13兆900億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の特定取引資産残高は前連結会計年度末比2兆8,673億円増加の12兆929億円、特定取引負債残高は同3兆1,489億円増加の10兆6,994億円となりました。海外の特定取引資産残高は前連結会計年度末比1兆8,799億円増加の4兆9,938億円、特定取引負債残高は同2,361億円増加の2兆7,753億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)特定取引資産前連結会計年度末9,225,5523,113,900△363,07711,976,375当連結会計年度末12,092,8614,993,766△384,71416,701,913うち商品有価証券前連結会計年度末4,425,2931,512,182―5,937,476当連結会計年度末3,374,8613,157,241―6,532,103うち商品有価証券派生商品前連結会計年度末150,482603―151,086当連結会計年度末32,089136―32,226うち特定取引有価証券前連結会計年度末――――当連結会計年度末――――うち特定取引有価証券派生商品前連結会計年度末21,692633―22,326当連結会計年度末59,3601,643―61,004うち特定金融派生商品前連結会計年度末4,424,8881,600,481△363,0775,662,292当連結会計年度末8,326,2811,834,745△384,7149,776,312うちその他の特定取引資産前連結会計年度末203,194――203,194当連結会計年度末300,267――300,267特定取引負債前連結会計年度末7,550,4842,539,208△363,0779,726,615当連結会計年度末10,699,4002,775,273△384,71413,089,960うち売付商品債券前連結会計年度末3,991,068844,398―4,835,466当連結会計年度末2,935,5961,194,994―4,130,590うち商品有価証券派生商品前連結会計年度末12,74067―12,808当連結会計年度末19,321245―19,567うち特定取引売付債券前連結会計年度末――――当連結会計年度末――――うち特定取引有価証券派生商品前連結会計年度末22,071620―22,691当連結会計年度末62,0101,807―63,818うち特定金融派生商品前連結会計年度末3,524,6031,694,121△363,0774,855,647当連結会計年度末7,682,4721,578,226△384,7148,875,984うちその他の特定取引負債前連結会計年度末――――当連結会計年度末―――― (注)1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 (5) 国内・海外別預金残高の状況○預金の種類別残高(末残) 種類期別国内海外合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度末135,361,61436,137,036171,498,651当連結会計年度末140,058,88845,615,352185,674,241うち流動性預金前連結会計年度末103,292,63323,299,582126,592,215当連結会計年度末103,347,20428,602,787131,949,991うち定期性預金前連結会計年度末21,846,70112,656,73834,503,440当連結会計年度末25,423,13616,771,50542,194,641うちその他前連結会計年度末10,222,279180,71510,402,995当連結会計年度末11,288,547241,06011,529,608譲渡性預金前連結会計年度末4,264,29512,911,09617,175,391当連結会計年度末2,985,45212,681,68015,667,132総合計前連結会計年度末139,625,90949,048,133188,674,042当連結会計年度末143,044,34058,297,033201,341,373 (注)1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金4 「定期性預金」とは、定期預金であります。 (6) 国内・海外別貸出金残高の状況① 業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別前連結会計年度末当連結会計年度末金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内(除く特別国際金融取引勘定分)65,205,435100.0069,749,166100.00製造業10,501,90016.1111,085,15115.89農業、林業、漁業及び鉱業252,9270.39310,5660.45建設業965,6491.481,094,7151.57運輸、情報通信、公益事業6,463,9519.916,815,7929.77卸売・小売業5,245,9278.046,165,9578.84金融・保険業4,119,8636.325,546,7387.95不動産業、物品賃貸業14,921,48722.8816,290,48223.36各種サービス業4,999,4967.675,263,2567.55地方公共団体506,8820.78936,5391.34その他17,227,34826.4216,239,96523.28海外及び特別国際金融取引勘定分45,930,803100.0047,880,048100.00政府等638,0371.39920,5371.92金融機関3,756,5708.183,665,4557.65商工業37,323,42681.2639,244,92781.97その他4,212,7699.174,049,1278.46合計111,136,239―117,629,215― (注)1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。 ② 外国政府等向け債権残高(国別) 期別国別金額(百万円)前連結会計年度末ロシア120,363エジプト7,102ミャンマー2,847イエメン253アルゼンチン5合計130,573(資産の総額に対する割合:%)(0.04)当連結会計年度末ロシア63,338ミャンマー2,586イエメン271アルゼンチン3合計66,200(資産の総額に対する割合:%)(0.02) (注) 対象国の政治経済情勢等を勘案して必要と認められる金額を引き当てる特定海外債権引当勘定の引当対象とされる債権残高を記載しております。 (7) 国内・海外別有価証券の状況○有価証券残高(末残) 種類期別国内海外全社合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度末11,290,096――11,290,096当連結会計年度末9,896,985――9,896,985地方債前連結会計年度末974,457――974,457当連結会計年度末834,933――834,933社債前連結会計年度末1,843,76559,572―1,903,338当連結会計年度末1,350,87359,353―1,410,227株式前連結会計年度末3,148,026―675,5053,823,532当連結会計年度末3,605,828―664,4734,270,302その他の証券前連結会計年度末12,592,77810,169,2467,51922,769,543当連結会計年度末10,849,88712,703,0258,75923,561,672合計前連結会計年度末29,849,12410,228,818683,02440,760,968当連結会計年度末26,538,50712,762,379673,23339,974,120 (注)1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。 5 キャッシュ・フローの状況の分析(1) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度のキャッシュ・フローは、資金の運用・調達や貸出金・預金の増減等の「営業活動によるキャッシュ・フロー」が前連結会計年度比15兆1,316億円減少の△10兆2,831億円、有価証券の取得・売却や有形固定資産の取得・売却等の「投資活動によるキャッシュ・フロー」が同7兆7,672億円増加の+3兆2,542億円、配当金の支払等の「財務活動によるキャッシュ・フロー」が同4,338億円増加の△464億円となりました。その結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末比6兆7,559億円減少の59兆4,318億円となりました。 (2) 資本政策の方針① 資本政策の基本方針当社の資本政策の基本方針は、健全性確保を前提に、株主還元強化と成長投資をバランス良く実現していくこととしております。本中期経営計画では、健全性の指標である普通株式等Tier1比率について、バーゼルⅢ最終化の影響を織り込み、その他有価証券評価差額金を除いたベースで、計画期間を通じて段階的に向上させ、最終年度に10.5%程度とすることを目標といたします。これは規制上求められる所要水準8.0%をベースに、バッファーを加えた数字であり、前中期経営計画の運営目線である10%程度から、構造的な地政学リスクの高まりや事業ポートフォリオの変化、政策保有株式の削減に伴う含み益の減少等を踏まえて0.5%の目線引き上げを行うものになります。2026年3月末の普通株式等Tier1比率は10.3%であり、今後も、機動的かつ効果的に資本の最適配分に努めてまいります。 ② 株主還元強化当社の株主還元の基本は配当であり、配当性向40%とし、本中期経営計画では累進的配当から一歩踏み込み毎期の増配を原則といたします。前中期経営計画では、2023年度の90円から2025年度の157円へ3年間で合計67円の増配を実現しました。本中期経営計画においても、配当性向40%を維持する方針のもと、親会社株主に帰属する当期純利益の増加を通じて増配を目指してまいります。これをもとに、2026年度の配当予想は、前連結会計年度対比23円増配の180円といたしました。また、自己株式の取得については、前中期経営計画の3年間で、6,500億円の自己株式の取得を発表いたしました。本中期経営計画では、オーガニック・IT投資や株主還元をさらに強化してまいります。2026年度においても、5月に発表した1,800億円の自己株式の取得に加え、事業環境を注視しつつ、業績の進捗や資本の状況、成長投資の機会、当社の株価水準等を踏まえ、期中の追加実施も検討してまいります。 ③ 成長投資当社は、バーゼル規制最終化を見据えた資本蓄積を達成してきたことを背景に、株主還元の充実と成長投資への資本活用を強化してまいりました。成長分野にはオーガニック・インオーガニックともにしっかりと資本を投入して、成長を追求してまいりました。本中期経営計画では、国内を中心としたオーガニック投資を優先し、国内の旺盛な資金需要にしっかりと応えることで、日本の再成長に貢献してまいります。また、テクノロジーを経営の柱と位置づけ、ITへも一定の資本を投入してまいります。インオーガニック投資については、既存出資先の収益化に注力していく方針です。 ④ 政策保有株式当社は政策保有株式の削減に取り組んでおり、2023年3月末からの3ヵ年で2,000億円(国内上場株式、取得原価)を削減する計画を1.5ヵ年前倒しで達成したことから、2024年11月に、2024年3月末からの5ヵ年で6,000億円の残高を削減する計画を公表し、計画初年度にあたる2024年度には約1,850億円、2025年度は約1,240億円を削減しました。2026年度においても、公表している計画の達成に向けて、着実に削減を進めてまいります。なお、本計画により、三井住友銀行設立時以降累計で9割超の削減となります。また、足元の株価上昇を受けて、純資産に対する時価残高の比率が下がりにくい状況にありますが、今後は時価残高の削減も意識して取り組み、本中期経営計画(2026年度~2028年度)の期間中に、当社連結純資産に対する政策保有株式時価残高の割合は、20%未満となるよう目処をつける方針です。引き続き、お客さまとの十分な対話を重ねながら、政策保有株式の削減に取り組んでまいります。 6 自己資本比率等の状況(参考)自己資本比率は、「銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(平成18年金融庁告示第20号)に定められた算式に基づき、連結ベースで算出しております。当社は、国際統一基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては先進的内部格付手法を採用しております。また、マーケット・リスク規制を導入しており、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては標準的計測手法を採用しております。また、自己資本比率の補完的指標であるレバレッジ比率は、「銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準の補完的指標として定めるレバレッジに係る健全性を判断するための基準」(平成31年金融庁告示第12号)に定められた算式に基づき、連結ベースで算出しております。 連結自己資本比率(国際統一基準)(単位:億円、%) 2025年3月31日2026年3月31日1.連結総自己資本比率(4/7)15.1815.692.連結Tier1比率(5/7)14.2314.493.連結普通株式等Tier1比率(6/7)12.4412.414.連結における総自己資本の額141,441158,6595.連結におけるTier1資本の額132,588146,5596.連結における普通株式等Tier1資本の額115,851125,4407.リスク・アセットの額931,1711,010,7828.連結総所要自己資本額74,49480,863 持株レバレッジ比率(国際統一基準)(単位:%) 2025年3月31日2026年3月31日持株レバレッジ比率5.015.00 7 生産、受注及び販売の実績「生産、受注及び販売の実績」は、銀行持株会社としての業務の性格上、該当する情報がないため記載しておりません。 8 重要な会計上の見積り当社が連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りのうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1) 経営方針、経営戦略等① 経営方針当社グループは、以下の経営理念のもと、中長期的に目指す姿である「最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」というビジョンの実現を目指してまいります。 ○お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する。○事業の発展を通じて、株主価値の永続的な増大を図る。○勤勉で意欲的な社員が、思う存分にその能力を発揮できる職場を作る。○社会課題の解決を通じ、持続可能な社会の実現に貢献する。 ② 経営環境当事業年度を顧みますと、世界経済は、インフレ圧力の緩和による個人消費の持ち直しや欧米諸国での政策金利の引下げ、生成AIの普及等を受けたデジタル関連財の需要の高まり等を背景に緩やかに回復いたしました。特に米国では、既往の利上げによる金融環境の引き締まりが企業活動の重石となったものの、底堅い雇用・所得環境や株価上昇による資産効果等が個人消費を下支えし、景気拡大が続きました。また、わが国の経済におきましても、製造業の輸出や生産に弱さが見られたものの、堅調なインバウンド需要等を追い風に、緩やかに景気回復が続きました。また、人手不足に対応した省力化への投資やデジタル化に向けたソフトウェア投資を中心に、設備投資が底堅く推移しました。一方、足許では、米国トランプ政権による関税施策を端緒とした金融市場の大きな変動や各国における政治情勢の不安定化等、当社グループを取り巻く経済・金融環境については、先行きの不透明感が一層大きくなっております。また、あらゆる分野においてデジタル化がますます加速し、デジタル完結型のサービスの拡大やIT・デジタル技術を活用したビジネス変革ニーズの高まり等、企業活動や個人の消費行動が大きく変容しております。金融業界においても、プラットフォーマーやFintech、異業種との協業や、互いの業界への参入が活発に実施され、競争が複雑化・激化しております。同時に、様々な規制の見直しも行われており、新たなビジネスへの挑戦余地も生じております。更に、世界が直面する社会課題についても、気候変動に加えて、人権や貧困、少子高齢化等、課題が多様化・深刻化しており、企業として幅広い社会課題に主体的に取り組むことがより一層求められております。 ③ 経営戦略当社グループは、2023年度からの3年間を計画期間とする中期経営計画において、「最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」というビジョンの実現に向け、次の3つの基本方針に則った取組みを推進してまいります。 ④ 経営指標 本中期経営計画では、次の3項目を最終年度の2025年度の財務目標として掲げております。 <連結財務目標(2025年度)>収益性ROCET1※19.5%以上ボトムライン(親会社株主に帰属する当期純利益)向上とディシプリンを利かせた資本運営により極大化効率性ベース経費※22022年度実績比削減経費額を適切にコントロールし、成長投資を実行健全性普通株式等Tier1比率※110%程度規制最終化に対応した十分な資本水準を確保 ※1 バーゼルⅢ最終化時ベース、その他有価証券評価差額金を除く※2 営業経費から「収益連動経費」「先行投資に係る経費」等を除いたもの (2) 対処すべき課題足許、国内では賃金と物価の好循環や金利上昇の本格化が想定される一方、海外では相場環境や政治情勢の不安定化等、先行きの不透明な業務環境が継続しています。当社グループは、こうした大きな経営環境の変化にも対応しながら「質の伴った成長」を実現するため、中期経営計画で掲げた前述の3つの基本方針に基づき、従来以上にお客さまや社会の動きを捉えつつ、グループの総合力を発揮してこれまでの取組みを加速させてまいります。 ① 社会的価値の創造 : 「幸せな成長」への貢献社会課題の解決を主導することにより、経済の成長とともに社会課題が解決に向かい、そこに生きる人々が幸福を感じられる「幸せな成長」に貢献してまいります。今年度は、様々なステークホルダーが「幸せな成長」に向けた変化を実感できるよう、従業員の参画機会の更なる拡充や、社会的価値創造本部による本業を通じた取組支援等により、従業員による自発的な社会的価値創造に向けた取組みを拡大してまいります。また、これまでに着手した事業の成果を踏まえて、当社グループの持つ強みを活かせる注力領域の特定を進め、社会的価値創造における当社グループの強みを創出してまいります。更に、当社グループの社会的価値創造に関する取組みを幅広いステークホルダーへお示しするため、開示の高度化にも継続的に取り組んでまいります。そのうえで、当社グループとして主体的に取り組むべき重点課題として定めた後述の5つの課題に対して、解決に向けたビジネスの強化や新たな事業の創出、環境・社会関連リスクの管理体制の高度化を通じたリスク低減等の取組みを、グループを挙げて本格化させてまいります。 ※3 Diversity(ダイバーシティ、多様性)、Equity(エクイティ、公正性)、Inclusion(インクルージョン、包括性)の3つを合わせた概念。個々の異なる状況や特性に応じて、企業が適切なサポートを行い、多様な人材がその能力を最大限発揮できる環境を整備すること。 ② 経済的価値の追求 : Transformation & Growth資本効率を更に意識し、経営資源を大胆に配分するとともに、スピード感をもって各種施策を進めることにより、飛躍的な収益の強化を図ります。これまでの成長投資や施策の成果を着実に実現させるとともに、大きな環境変化を踏まえた「不断のビジネスモデル改革」と「重点領域におけるフランチャイズの確立」に向けた取組みを進めてまいります。これらにより、事業ポートフォリオを変革し、資本効率の向上を伴った収益力の確実な強化を目指してまいります。 そのうえで、グループ間の更なる連携を通じた相乗効果の追求や時機を捉えた適切なリスクテイク、新たなチャレンジやイノベーション等を重視して取組みを進めてまいります。 国内ビジネスにおいては、経済がデフレから脱却して成長に向けて動き出した中、事業機会が拡大しています。法人のお客さまにおける成長投資の拡大や企業価値向上に向けた取組みや、個人のお客さまにおける「貯蓄から資産形成へ」の流れ等、経済活動の増加や変化を捉えることで顧客基盤の強化及びシェアの拡大を図り、当社グループの更なる成長を実現してまいります。海外ビジネスにおいては、事業ポートフォリオの見直しや大胆な経営資源のシフトを通じて資本効率の向上を図るとともに、低採算なアセットの削減により捻出した経営資源を重点領域に投入してまいります。アジア地域における「マルチフランチャイズ戦略」では、出資を行った各社とともに各国の成長を取り込んでまいります。特に、インドは、人口の増加と高い教育水準を背景に経済成長が継続し、グローバルサウスの中で存在感を増していることから、最も注力すべき国と位置付け、同国における成長機会を最大限に捕捉してまいります。また、Jefferies Financial Group Inc.との連携をグローバルに更に強化し、国内外における資本市場の拡大を当社グループの成長に繋げてまいります。 ③ 経営基盤の格段の強化 : Quality builds Trust当社グループのあらゆる活動の礎である、お客さまをはじめとするステークホルダーからの信頼を得るべく、経営基盤の格段の強化を進めてまいります。各国の不安定な政治情勢や経済悪化への懸念、地政学リスク等により先行きの不透明感が高まる一方で、業務範囲は拡大しており、経営における適応力、いわゆる「レジリエンス」の確保の重要性がますます高まっております。このような環境において、健全な組織文化の更なる浸透とコーポレートガバナンス・コンプライアンスの質の向上に、グループを挙げて取り組んでまいります。具体的には、グループ役職員の規律意識醸成に向けた取組みや、IT投資・人材投入を通じた内部管理体制の強化について、グループ・グローバルベースで進めてまいります。また、先行きが不透明な環境下においてもビジネスモデルの拡大や高度化を実現するため、多様で優秀な人材の確保・育成に向けた人事制度の整備や、人的資本投資と人材マネジメントの強化を推進してまいります。更に、グループの競争力向上やガバナンス強化に必要なデジタル化を進めるため、積極的なIT投資等を通じてシステムインフラを増強し、経営基盤の強化を図ってまいります。 なお、当社グループは、足許、政策金利が引きあがったことに加え、国内を中心に業務環境も良好であることから、もう一段高い水準を目指すべく、中期的に目指す財務的成果を策定しました。具体的には、2024年度の実績では1兆1,780億円であった親会社株主に帰属する当期純利益について、2030年ごろに2兆円を目指すこととしました。 現状に満足することなく、質の高い成長を実現させるため、主要施策を進め、これらの取組みにおいて着実な成果をお示ししたいと考えております。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1) 経営方針、経営戦略等① 経営方針当社グループは、以下の経営理念のもと、中長期的に目指す姿である「最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」というビジョンの実現を目指してまいります。 ○お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する。○事業の発展を通じて、株主価値の永続的な増大を図る。○勤勉で意欲的な社員が、思う存分にその能力を発揮できる職場を作る。○社会課題の解決を通じ、持続可能な社会の実現に貢献する。 ② 経営環境当事業年度を顧みますと、世界経済は、インフレ圧力の緩和による個人消費の持ち直しや欧米諸国での政策金利の引下げ、生成AIの普及等を受けたデジタル関連財の需要の高まり等を背景に緩やかに回復いたしました。特に米国では、既往の利上げによる金融環境の引き締まりが企業活動の重石となったものの、底堅い雇用・所得環境や株価上昇による資産効果等が個人消費を下支えし、景気拡大が続きました。また、わが国の経済におきましても、製造業の輸出や生産に弱さが見られたものの、堅調なインバウンド需要等を追い風に、緩やかに景気回復が続きました。また、人手不足に対応した省力化への投資やデジタル化に向けたソフトウェア投資を中心に、設備投資が底堅く推移しました。一方、足許では、米国トランプ政権による関税施策を端緒とした金融市場の大きな変動や各国における政治情勢の不安定化等、当社グループを取り巻く経済・金融環境については、先行きの不透明感が一層大きくなっております。また、あらゆる分野においてデジタル化がますます加速し、デジタル完結型のサービスの拡大やIT・デジタル技術を活用したビジネス変革ニーズの高まり等、企業活動や個人の消費行動が大きく変容しております。金融業界においても、プラットフォーマーやFintech、異業種との協業や、互いの業界への参入が活発に実施され、競争が複雑化・激化しております。同時に、様々な規制の見直しも行われており、新たなビジネスへの挑戦余地も生じております。更に、世界が直面する社会課題についても、気候変動に加えて、人権や貧困、少子高齢化等、課題が多様化・深刻化しており、企業として幅広い社会課題に主体的に取り組むことがより一層求められております。 ③ 経営戦略当社グループは、2023年度からの3年間を計画期間とする中期経営計画において、「最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」というビジョンの実現に向け、次の3つの基本方針に則った取組みを推進してまいります。 ④ 経営指標 本中期経営計画では、次の3項目を最終年度の2025年度の財務目標として掲げております。 <連結財務目標(2025年度)>収益性ROCET1※19.5%以上ボトムライン(親会社株主に帰属する当期純利益)向上とディシプリンを利かせた資本運営により極大化効率性ベース経費※22022年度実績比削減経費額を適切にコントロールし、成長投資を実行健全性普通株式等Tier1比率※110%程度規制最終化に対応した十分な資本水準を確保 ※1 バーゼルⅢ最終化時ベース、その他有価証券評価差額金を除く※2 営業経費から「収益連動経費」「先行投資に係る経費」等を除いたもの (2) 対処すべき課題足許、国内では賃金と物価の好循環や金利上昇の本格化が想定される一方、海外では相場環境や政治情勢の不安定化等、先行きの不透明な業務環境が継続しています。当社グループは、こうした大きな経営環境の変化にも対応しながら「質の伴った成長」を実現するため、中期経営計画で掲げた前述の3つの基本方針に基づき、従来以上にお客さまや社会の動きを捉えつつ、グループの総合力を発揮してこれまでの取組みを加速させてまいります。 ① 社会的価値の創造 : 「幸せな成長」への貢献社会課題の解決を主導することにより、経済の成長とともに社会課題が解決に向かい、そこに生きる人々が幸福を感じられる「幸せな成長」に貢献してまいります。今年度は、様々なステークホルダーが「幸せな成長」に向けた変化を実感できるよう、従業員の参画機会の更なる拡充や、社会的価値創造本部による本業を通じた取組支援等により、従業員による自発的な社会的価値創造に向けた取組みを拡大してまいります。また、これまでに着手した事業の成果を踏まえて、当社グループの持つ強みを活かせる注力領域の特定を進め、社会的価値創造における当社グループの強みを創出してまいります。更に、当社グループの社会的価値創造に関する取組みを幅広いステークホルダーへお示しするため、開示の高度化にも継続的に取り組んでまいります。そのうえで、当社グループとして主体的に取り組むべき重点課題として定めた後述の5つの課題に対して、解決に向けたビジネスの強化や新たな事業の創出、環境・社会関連リスクの管理体制の高度化を通じたリスク低減等の取組みを、グループを挙げて本格化させてまいります。 ※3 Diversity(ダイバーシティ、多様性)、Equity(エクイティ、公正性)、Inclusion(インクルージョン、包括性)の3つを合わせた概念。個々の異なる状況や特性に応じて、企業が適切なサポートを行い、多様な人材がその能力を最大限発揮できる環境を整備すること。 ② 経済的価値の追求 : Transformation & Growth資本効率を更に意識し、経営資源を大胆に配分するとともに、スピード感をもって各種施策を進めることにより、飛躍的な収益の強化を図ります。これまでの成長投資や施策の成果を着実に実現させるとともに、大きな環境変化を踏まえた「不断のビジネスモデル改革」と「重点領域におけるフランチャイズの確立」に向けた取組みを進めてまいります。これらにより、事業ポートフォリオを変革し、資本効率の向上を伴った収益力の確実な強化を目指してまいります。 そのうえで、グループ間の更なる連携を通じた相乗効果の追求や時機を捉えた適切なリスクテイク、新たなチャレンジやイノベーション等を重視して取組みを進めてまいります。 国内ビジネスにおいては、経済がデフレから脱却して成長に向けて動き出した中、事業機会が拡大しています。法人のお客さまにおける成長投資の拡大や企業価値向上に向けた取組みや、個人のお客さまにおける「貯蓄から資産形成へ」の流れ等、経済活動の増加や変化を捉えることで顧客基盤の強化及びシェアの拡大を図り、当社グループの更なる成長を実現してまいります。海外ビジネスにおいては、事業ポートフォリオの見直しや大胆な経営資源のシフトを通じて資本効率の向上を図るとともに、低採算なアセットの削減により捻出した経営資源を重点領域に投入してまいります。アジア地域における「マルチフランチャイズ戦略」では、出資を行った各社とともに各国の成長を取り込んでまいります。特に、インドは、人口の増加と高い教育水準を背景に経済成長が継続し、グローバルサウスの中で存在感を増していることから、最も注力すべき国と位置付け、同国における成長機会を最大限に捕捉してまいります。また、Jefferies Financial Group Inc.との連携をグローバルに更に強化し、国内外における資本市場の拡大を当社グループの成長に繋げてまいります。 ③ 経営基盤の格段の強化 : Quality builds Trust当社グループのあらゆる活動の礎である、お客さまをはじめとするステークホルダーからの信頼を得るべく、経営基盤の格段の強化を進めてまいります。各国の不安定な政治情勢や経済悪化への懸念、地政学リスク等により先行きの不透明感が高まる一方で、業務範囲は拡大しており、経営における適応力、いわゆる「レジリエンス」の確保の重要性がますます高まっております。このような環境において、健全な組織文化の更なる浸透とコーポレートガバナンス・コンプライアンスの質の向上に、グループを挙げて取り組んでまいります。具体的には、グループ役職員の規律意識醸成に向けた取組みや、IT投資・人材投入を通じた内部管理体制の強化について、グループ・グローバルベースで進めてまいります。また、先行きが不透明な環境下においてもビジネスモデルの拡大や高度化を実現するため、多様で優秀な人材の確保・育成に向けた人事制度の整備や、人的資本投資と人材マネジメントの強化を推進してまいります。更に、グループの競争力向上やガバナンス強化に必要なデジタル化を進めるため、積極的なIT投資等を通じてシステムインフラを増強し、経営基盤の強化を図ってまいります。 なお、当社グループは、足許、政策金利が引きあがったことに加え、国内を中心に業務環境も良好であることから、もう一段高い水準を目指すべく、中期的に目指す財務的成果を策定しました。具体的には、2024年度の実績では1兆1,780億円であった親会社株主に帰属する当期純利益について、2030年ごろに2兆円を目指すこととしました。 現状に満足することなく、質の高い成長を実現させるため、主要施策を進め、これらの取組みにおいて着実な成果をお示ししたいと考えております。
MD&A(経営者による分析)
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要、並びに経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりです。なお、本項に記載した将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであり、リスクと不確実性を内包しているため、将来生じる実際の結果と大きく異なる場合があります。 当連結会計年度の経常利益は前連結会計年度対比2,534億円増益の1兆7,195億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同2,150億円増益の1兆1,780億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比連結粗利益37,38841,2673,879資金運用収支18,80723,3824,576信託報酬829715役務取引等収支14,82015,592771特定取引収支1,0783,8362,758その他業務収支2,602△1,639△4,241営業経費△22,506△24,020△1,514持分法による投資損益720△55△775連結業務純益15,60217,1931,591与信関係費用△2,740△3,445△705不良債権処理額△2,910△3,610△700貸出金償却△1,437△1,516△79貸倒引当金繰入額△1,184△1,676△493その他△289△418△129償却債権取立益169164△5株式等損益2,4985,0982,600その他△699△1,651△952経常利益14,66117,1952,534特別損益△1,238△1951,042うち固定資産処分損益△82△118△35うち減損損失△137△7166うち貨車リース事業売却関連損失△1,082―1,082うち段階取得に係る差益71―△71税金等調整前当期純利益13,42316,9993,576法人税、住民税及び事業税△4,427△5,773△1,346法人税等調整額691642△48当期純利益9,68711,8692,182非支配株主に帰属する当期純利益△57△89△31親会社株主に帰属する当期純利益9,62911,7802,150 (注)1 減算項目には金額頭部に△を付しております。2 連結粗利益=資金運用収支+信託報酬+役務取引等収支+特定取引収支+その他業務収支 また、本中期経営計画において最終年度の2025年度の財務目標として掲げている項目について、当連結会計年度の実績は以下のとおりとなりました。ROCET1ROCET1は、資本効率・採算性を重視した業務運営の下、12.0%となりました。 ベース経費ベース経費については、グループの機能集約や国内外における業務効率化を実施した一方で、海外重点領域への人材投入等を実施しました。その結果、2022年度実績比200億円増加し、16,250億円となりました。 普通株式等Tier1比率普通株式等Tier1比率は、株主還元と成長投資をバランスよく実施したことにより、10.2%となりました。 当連結会計年度2025年度連結財務目標収益性ROCET1※112.0%9.5%以上効率性ベース経費※22022年度実績比▲200億円 2022年度実績比 削減健全性普通株式等Tier1比率※110.2%10%程度 ※1 バーゼルⅢ最終化時、その他有価証券評価差額金を除く※2 営業経費から「収益連動経費」「先行投資にかかる経費」「マーケット環境に伴う変動」等を除いたもの 1 経営成績の分析(1) 連結業務純益資金運用収支資金運用収支は、円安による為替影響に加え、国内外の預貸金収益が増加したこと等により、前連結会計年度比4,576億円増益の2兆3,382億円となりました。 信託報酬信託報酬は、前連結会計年度比15億円増益の97億円となりました。 役務取引等収支役務取引等収支は、資産運用・決済ファイナンスビジネスの好調や、国内ホールセールビジネスにおける手数料収入の増加等により、前連結会計年度比771億円増益の1兆5,592億円となりました。 特定取引収支、その他業務収支特定取引収支は、前連結会計年度比2,758億円増益の3,836億円となり、その他業務収支は、前連結会計年度比4,241億円減益の△1,639億円となりました。なお、外貨建特定取引(通貨スワップ等)とそのリスクヘッジのために行う外国為替取引等の損益は、財務会計上、特定取引収支とその他業務収支中の外国為替売買損益に区分して計上されるため、ヘッジ効果を踏まえた経済実態としては、特定取引収支及びその他業務収支の合算でみる必要があります。両者合算では、海外における低採算アセットの売却損を計上したこと等により、前連結会計年度比1,483億円減益の2,196億円となりました。 以上により、連結粗利益は、前連結会計年度比3,879億円増益の4兆1,267億円となりました。 営業経費営業経費は、円安による為替影響やインフレ影響に加え、リテール子会社等の業容拡大に伴う変動費が増加したこと及び将来の成長に向けた戦略的な資源投入を行ったこと等により、前連結会計年度比1,514億円増加の2兆4,020億円となりました。 持分法による投資損益持分法による投資損益は、SMBC Aviation Capital Limitedにおいてリース機体に対する保険金を受領した一方、Vietnam Prosperity Joint-Stock Commercial Bank及びVPBank SMBC Finance Company Limitedに係るのれんを減損したこと等により、前連結会計年度比775億円減益の55億円の損失となりました。 以上の結果、連結業務純益は、前連結会計年度比1,591億円増益の1兆7,193億円となりました。 (単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比資金運用収支①18,80723,3824,576資金運用収益 62,13569,2867,151資金調達費用 △43,329△45,904△2,575信託報酬②829715役務取引等収支③14,82015,592771役務取引等収益 17,16318,7491,586役務取引等費用 △2,343△3,158△815特定取引収支④1,0783,8362,758特定取引収益 3,7115,6891,978特定取引費用 △2,634△1,853781その他業務収支⑤2,602△1,639△4,241その他業務収益 6,0911,723△4,368その他業務費用 △3,489△3,363126連結粗利益(=①+②+③+④+⑤)⑥37,38841,2673,879営業経費⑦△22,506△24,020△1,514持分法による投資損益⑧720△55△775連結業務純益(=⑥+⑦+⑧) 15,60217,1931,591 (注) 減算項目には金額頭部に△を付しております。 (2) 与信関係費用与信関係費用は、米国の関税政策を端緒とする景気後退リスクに備えてフォワードルッキング引当を計上したこと等から、前連結会計年度比705億円増加の3,445億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比貸倒引当金繰入額①△1,184△1,676△493一般貸倒引当金繰入額 △261△1,285△1,024個別貸倒引当金繰入額 △955△363592特定海外債権引当勘定繰入額 32△29△61貸出金償却②△1,437△1,516△79貸出債権売却損等③△289△418△129償却債権取立益④169164△5与信関係費用(=①+②+③+④) △2,740△3,445△705 (注) 減算項目には金額頭部に△を付しております。 (3) 株式等損益株式等損益は、政策保有株式の削減加速に伴う売却益の増加等により、前連結会計年度比2,600億円増益の5,098億円の利益となりました。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比株式等損益2,4985,0982,600株式等売却益3,1855,5862,400株式等売却損△43△170△127株式等償却△644△317327 (注) 減算項目には金額頭部に△を付しております。 2 財政状態の分析(1) 貸出金貸出金は、株式会社三井住友銀行において、国内法人向け貸出が増加したこと等により、前連結会計年度末比4兆1,223億円増加して111兆1,362億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比貸出金残高(末残)1,070,1391,111,36241,223うち当社及び国内連結子会社1,172,2191,205,94633,728 うち住宅ローン114,390115,294904うち海外連結子会社92,523101,1998,676 (注) 内訳については、各社の単体計数を単純合算して表示しております。 当社グループの銀行法及び再生法に基づく債権は、前連結会計年度末比1,414億円減少して8,817億円となりました。その結果、不良債権比率は前連結会計年度末比0.14%低下して0.67%となりました。債権区分別では、破産更生債権及びこれらに準ずる債権が850億円減少して752億円、危険債権が1,079億円減少して4,548億円、要管理債権が514億円増加して3,517億円となりました。開示債権の保全状況は、銀行法及び再生法に基づく債権8,817億円に対して、貸倒引当金による保全が2,018億円、担保保証等による保全が3,354億円となり、保全率は60.92%となりました。 ① 銀行法及び再生法に基づく債権の状況銀行法及び再生法に基づく債権と保全状況は以下のとおりであります。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比破産更生債権及びこれらに準ずる債権1,602752△850危険債権5,6264,548△1,079要管理債権3,0033,517514三月以上延滞債権58460825貸出条件緩和債権2,4202,909489小計①10,2318,817△1,414正常債権 1,250,3161,300,80850,492合計②1,260,5481,309,62549,077不良債権比率(=①/②)0.81%0.67%△0.14% (単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比保全額③6,9685,371△1,597貸倒引当金④2,2102,018△192担保保証等⑤4,7583,354△1,405 保全率(=③/①)68.11%60.92%△7.19%貸倒引当金総額を分子に算入した場合の保全率126.42%143.05%16.63% 担保保証等控除後の開示債権に対する引当率(=④/(①-⑤))40.38%36.93%△3.45%貸倒引当金総額を分子に算入した場合の引当率149.38%169.48%20.10% ② 銀行法及び再生法に基づく債権の業種別構成と地域別構成銀行法及び再生法に基づく債権の業種別構成(株式会社三井住友銀行単体)(単位:億円) 前事業年度末当事業年度末前事業年度末比国内店分(除く特別国際金融取引勘定)4,1742,657△1,517製造業964881△84農業、林業、漁業及び鉱業105△4建設業6855△12運輸、情報通信、公益事業197176△21卸売・小売業699449△251金融・保険業52563不動産業310177△133物品賃貸業330各種サービス業1,564584△980地方公共団体―――その他308271△37海外店分及び特別国際金融取引勘定分2,1262,708582政府等―――金融機関―――商工業2,0802,660580その他45483合計6,3005,365△935 銀行法及び再生法に基づく債権の地域別構成(株式会社三井住友銀行単体)(単位:億円) 前事業年度末当事業年度末前事業年度末比海外店分及び特別国際金融取引勘定分2,1262,708582アジア1,099895△204オセアニア28785北米444415△28中南米24726518欧州256967712その他7878△1 (注) 債権額は債務者所在国を基準に集計しております。 (2) 有価証券有価証券は、前連結会計年度末比3兆6,182億円増加して40兆7,610億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比有価証券371,428407,61036,182国債76,259112,90136,642地方債11,9599,745△2,214社債21,72719,033△2,693株式48,34638,235△10,110うち時価のあるもの39,38028,773△10,607その他の証券213,138227,69514,558 (注) 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式が含まれております。 また、有価証券等の評価損益は以下のとおりであります。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比満期保有目的の債券△14△62△48その他有価証券33,93128,060△5,871うち株式28,37019,609△8,761うち債券△1,001△1,448△447その他の金銭の信託―――合計33,91727,998△5,918 (3) 繰延税金資産(負債)繰延税金資産は、前連結会計年度末比2億円減少して713億円となりました。また、繰延税金負債は、前連結会計年度末比2,766億円減少して4,221億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比繰延税金資産714713△2繰延税金負債△6,986△4,2212,766 なお、株式会社三井住友銀行単体の繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は以下のとおりであります。〔株式会社三井住友銀行単体〕(単位:億円) 前事業年度末当事業年度末前事業年度末比繰延税金資産①4,8686,1921,324貸倒引当金及び貸出金償却 2,2582,590332有価証券有税償却 89492026その他 1,7162,682966評価性引当額②△1,039△1,408△369評価性引当額控除後繰延税金資産合計(=①+②)③3,8294,784955繰延税金負債④△8,127△6,1062,021その他有価証券評価差額金 △7,198△4,9682,230その他 △929△1,138△209繰延税金資産の純額(△は繰延税金負債)(=③+④) △4,298△1,3222,976 (4) 預金預金は、株式会社三井住友銀行において、国内預金が個人預金、法人預金ともに増加したこと等から、前連結会計年度末比6兆6,593億円増加して171兆4,987億円となりました。また、譲渡性預金は、前連結会計年度末比2兆5,031億円増加して17兆1,754億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比預金1,648,3941,714,98766,593うち国内個人預金(注)633,039647,72614,687うち国内法人預金(注)680,010697,62017,610譲渡性預金146,723171,75425,031 (注) 当社国内銀行子会社の単体計数を単純合算して表示しております。 (5) 純資産の部純資産の部合計は、14兆8,415億円となりました。このうち株主資本合計は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上や剰余金の配当等の結果、前連結会計年度末比5,791億円増加して11兆2,090億円となりました。また、その他の包括利益累計額合計は、前連結会計年度末比5,357億円減少して3兆4,944億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比純資産の部合計148,000148,415415うち株主資本合計106,300112,0905,791うちその他の包括利益累計額合計40,30134,944△5,357 なお、詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 ③ 連結株主資本等変動計算書」に記載しております。 3 セグメント別の状況の分析各事業部門別の業績は以下のとおりであります。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比連結粗利益連結業務純益連結粗利益連結業務純益連結粗利益連結業務純益ホールセール事業部門8,3526,3219,3137,2921,054950リテール事業部門12,9002,15713,7732,7381,189526グローバル事業部門13,7596,44913,4495,920444△299市場事業部門5,2623,8996,3664,745906720本社管理等△2,885△3,224△1,634△3,502286△306合計37,38815,60241,26717,1933,8791,591 (注)1 セグメントは内部管理上採用している区分によっております。2 本社管理等には、内部取引として消去すべきものを含めております。3 前連結会計年度比は、金利・為替影響等を調整しております。 ① ホールセール事業部門環境変化等を背景に複雑化・高度化するお客さまの資金ニーズに対するリスクテイクを強化するとともに、銀証等の更なるグループ連携強化を通じ、SMBCグループ一体でより付加価値の高いソリューション提供に尽力いたしました。上記取り組みの結果、株式会社三井住友銀行における貸出金残高増加・利鞘改善による貸金収益やシンジケーション等の手数料収益の伸長のほか、SMBC日興証券株式会社において、活発化するコーポレートアクションの着実な捕捉により引受手数料が増加したこと等に伴い、連結業務純益は前連結会計年度比950億円増益の7,292億円となりました。 ② リテール事業部門「Olive」を軸としたグループビジネスの拡大に向け、サービス・利便性の向上を通じた顧客基盤の更なる拡大やデジタルと対面のハイブリッドチャネル戦略を推進しました。また、三井住友カード株式会社によるSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の子会社化や、銀行・証券・信託一体となった富裕層ビジネス戦略を進め、事業体制の高度化や競争力強化を図りました。上記取り組みの結果、決済・ファイナンスビジネスにおける買物取扱高及びファイナンス残高の増加や、資産運用ビジネスにおける投資信託や外貨預金等の資産運用残高の積み上げ、円金利上昇及び預金残高の積み上げによる預金の運用収益の増益等により、連結業務純益は前連結会計年度比526億円増益の2,738億円となりました。 ③ グローバル事業部門米国の総合証券会社Jefferies Financial Group Inc.との連携を通じたグローバルCIBの強化やアジアマルチフランチャイズ戦略の深化を進めるとともに、資本効率改善のための事業ポートフォリオの見直しを加速させました。上記取り組みの結果、欧米の利下げに伴う堅調な資金需要を背景とした貸出金残高の増加、採算を意識したアセットの入れ替えによる利ざや改善により、貸金収益が増益になった一方で、プロジェクトファイナンス等における低採算の貸出金売却による売却損計上のほか、重点施策への資源投入や、規制対応等の経営基盤強化に向けた経費の増加により、連結業務純益は前連結会計年度比299億円減益の5,920億円となりました。 ④ 市場事業部門バンキング業務においては、「金利のある世界」の到来、地政学リスクや財政リスクの高まり等を受け、ボラタイルな相場環境が継続する中、臨機応変にリスク量をコントロールしながら、着実に収益を積み上げました。セールス&トレーディング業務においては、お客さまの多様なニーズへ対応するため、グローバルな連携体制を強化するとともに、市場変動や顧客動意を捉えたソリューション提供に努めました。上記取り組みの結果、連結業務純益は前連結会計年度比720億円増益の4,745億円となりました。 4 国内・海外別業績(1) 国内・海外別収支当連結会計年度の資金運用収支は前連結会計年度比4,576億円増益の2兆3,382億円、信託報酬は同15億円増益の97億円、役務取引等収支は同771億円増益の1兆5,592億円、特定取引収支は同2,758億円増益の3,836億円、その他業務収支は同4,241億円減益の△1,639億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の資金運用収支は前連結会計年度比3,455億円増益の7,240億円、信託報酬は同15億円増益の97億円、役務取引等収支は同580億円増益の1兆1,567億円、特定取引収支は同3,512億円増益の2,329億円、その他業務収支は同3,691億円減益の△1,897億円となりました。海外の資金運用収支は前連結会計年度比3,040億円増益の2兆1,797億円、役務取引等収支は同255億円増益の4,246億円、特定取引収支は同754億円減益の1,507億円、その他業務収支は同541億円減益の280億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度378,4731,875,728△373,5491,880,653当連結会計年度724,0142,179,735△565,5302,338,218うち資金運用収益前連結会計年度1,764,7474,686,857△238,0846,213,520当連結会計年度2,307,6535,034,957△414,0336,928,577うち資金調達費用前連結会計年度1,386,2732,811,129135,4644,332,866当連結会計年度1,583,6392,855,222151,4974,590,358信託報酬前連結会計年度8,195――8,195当連結会計年度9,733――9,733役務取引等収支前連結会計年度1,098,705399,101△15,7761,482,030当連結会計年度1,156,746424,640△22,2091,559,176うち役務取引等収益前連結会計年度1,291,450464,247△39,3621,716,335当連結会計年度1,397,233512,576△34,8751,874,934うち役務取引等費用前連結会計年度192,74465,146△23,586234,305当連結会計年度240,48787,935△12,665315,758特定取引収支前連結会計年度△118,338226,094―107,756当連結会計年度232,871150,695―383,566うち特定取引収益前連結会計年度299,416230,489△158,769371,135当連結会計年度499,828152,645△83,583568,890うち特定取引費用前連結会計年度417,7544,394△158,769263,379当連結会計年度266,9571,950△83,583185,324その他業務収支前連結会計年度179,33882,095△1,250260,183当連結会計年度△189,72028,043△2,272△163,949うちその他業務収益前連結会計年度356,149254,610△1,678609,082当連結会計年度44,101130,720△2,492172,329うちその他業務費用前連結会計年度176,811172,515△427348,899当連結会計年度233,822102,676△219336,278 (注)1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 (2) 国内・海外別資金運用/調達の状況当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は前連結会計年度比45兆3,598億円増加して253兆5,584億円、利回りは同0.25%低下して2.73%となりました。また、資金調達勘定の平均残高は同12兆1,934億円増加して245兆267億円、利回りは同0.01%上昇して1.87%となりました。国内・海外別に見ますと、国内の資金運用勘定の平均残高は前連結会計年度比38兆8,861億円増加して171兆9,194億円、利回りは同0.01%上昇して1.34%となりました。また、資金調達勘定の平均残高は同7兆3,545億円増加して174兆5,266億円、利回りは同0.08%上昇して0.91%となりました。海外の資金運用勘定の平均残高は前連結会計年度比7兆4,546億円増加して86兆5,430億円、利回りは同0.11%低下して5.82%となりました。また、資金調達勘定の平均残高は同3兆5,466億円増加して64兆3,586億円、利回りは同0.18%低下して4.44%となりました。 ① 国内 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度133,033,3541,764,7471.33当連結会計年度171,919,4162,307,6531.34うち貸出金前連結会計年度60,474,547950,5881.57当連結会計年度63,581,5361,060,9361.67うち有価証券前連結会計年度24,692,606438,1671.77当連結会計年度25,935,371726,7292.80うちコールローン及び買入手形前連結会計年度2,594,4171,5240.06当連結会計年度1,112,3292,1770.20うち買現先勘定前連結会計年度4,477,993△5,632△0.13当連結会計年度6,413,83612,6500.20うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度5,283,57487,3391.65当連結会計年度5,305,687119,2952.25うち預け金前連結会計年度29,217,730119,5310.41当連結会計年度63,088,711243,5940.39うちリース債権及びリース投資資産前連結会計年度―――当連結会計年度―――資金調達勘定前連結会計年度167,172,1131,386,2730.83当連結会計年度174,526,6231,583,6390.91うち預金前連結会計年度129,418,982217,6090.17当連結会計年度134,134,538319,0790.24うち譲渡性預金前連結会計年度4,242,1191640.00当連結会計年度3,930,1387,4900.19うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度2,346,7813060.01当連結会計年度4,045,2788,1320.20うち売現先勘定前連結会計年度10,763,073423,4953.93当連結会計年度11,728,898473,1574.03うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度1,208,42915,7651.30当連結会計年度1,861,54038,3412.06うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度62,64860.01当連結会計年度53,472820.15うち借用金前連結会計年度14,595,90972,3830.50当連結会計年度14,012,02971,7390.51うち短期社債前連結会計年度1,000,0872100.02当連結会計年度1,099,5943,2980.30うち社債前連結会計年度967,75523,9622.48当連結会計年度799,57226,8123.35 (注)1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の連結子会社については、週末毎、月末毎ないし四半期毎の残高に基づく平均残高を使用しております。3 資金運用勘定には無利息預け金の平均残高(前連結会計年度34,019,884百万円、当連結会計年度2,444,103百万円)を含めずに表示しております。なお、日本銀行による政策金利の引き上げに伴い、当連結会計年度に行った日本銀行宛の預け金の集計方法の変更等を遡及適用しております。当該遡及適用を行わなかった場合の預け金の平均残高、利息、利回りは、以下のとおりであります。 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)うち預け金前連結会計年度2,542,50495,0703.74当連結会計年度2,625,807107,0204.08 無利息預け金の平均残高(前連結会計年度60,695,111百万円、当連結会計年度62,907,007百万円)を含めずに表示しております。 ② 海外 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度79,088,3774,686,8575.93当連結会計年度86,543,0065,034,9575.82うち貸出金前連結会計年度42,589,3792,692,7816.32当連結会計年度45,973,3622,925,6456.36うち有価証券前連結会計年度9,606,167311,0543.24当連結会計年度10,772,443388,8413.61うちコールローン及び買入手形前連結会計年度5,212,578205,6763.95当連結会計年度4,994,174180,5413.62うち買現先勘定前連結会計年度5,061,536209,4424.14当連結会計年度8,628,452381,6114.42うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度27,1621760.65当連結会計年度71,4911,1041.54うち預け金前連結会計年度11,295,353574,5415.09当連結会計年度10,649,166500,6454.70うちリース債権及びリース投資資産前連結会計年度234,26612,4835.33当連結会計年度234,37512,1855.20資金調達勘定前連結会計年度60,812,0272,811,1294.62当連結会計年度64,358,6202,855,2224.44うち預金前連結会計年度35,963,2491,543,1464.29当連結会計年度36,487,3341,444,5733.96うち譲渡性預金前連結会計年度9,975,436518,4185.20当連結会計年度11,398,364551,7614.84うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度852,91143,5495.11当連結会計年度1,048,02339,9173.81うち売現先勘定前連結会計年度8,454,547409,9304.85当連結会計年度10,087,523490,2994.86うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度1,678412.45当連結会計年度6,881640.93うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度2,314,621116,1935.02当連結会計年度2,351,295109,4744.66うち借用金前連結会計年度1,399,03569,4184.96当連結会計年度1,458,67581,8225.61うち短期社債前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち社債前連結会計年度213,87817,9418.39当連結会計年度274,49321,5967.87 (注)1 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。2 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の連結子会社については、週末毎、月末毎ないし四半期毎の残高に基づく平均残高を使用しております。3 資金運用勘定には無利息預け金の平均残高(前連結会計年度4,097,585百万円、当連結会計年度 3,828,747百万円)を含めずに表示しております。 ③ 合計 種類期別平均残高(百万円)利息(百万円)利回り(%)小計消去又は全社(△)合計小計消去又は全社(△)合計資金運用勘定前連結会計年度212,121,732△3,923,109 208,198,6226,451,605△238,084 6,213,5202.98当連結会計年度258,462,422△4,904,003253,558,4197,342,611△414,0336,928,5772.73うち貸出金前連結会計年度103,063,927△112,871102,951,0553,643,370△6,5743,636,7963.53当連結会計年度109,554,898△111,929109,442,9693,986,582△1,8723,984,7103.64うち有価証券前連結会計年度34,298,774304,61634,603,390749,222△44,656704,5652.04当連結会計年度36,707,814352,18537,059,9991,115,570△179,592935,9782.53うちコールローン及び買入手形前連結会計年度7,806,995―7,806,995207,201―207,2012.65当連結会計年度6,106,504―6,106,504182,718―182,7182.99うち買現先勘定前連結会計年度9,539,530△1,955,7087,583,822203,809△84,054119,7551.58当連結会計年度15,042,288△2,825,50512,216,782394,261△126,213268,0482.19うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度5,310,736△2,9905,307,74687,516△1387,5021.65当連結会計年度5,377,178△6,7455,370,432120,400△36120,3632.24うち預け金前連結会計年度40,513,083△1,971,68238,541,401694,072△89,316604,7551.57当連結会計年度73,737,877△2,305,17371,432,703744,240△94,034650,2050.91うちリース債権及びリース投資資産前連結会計年度234,266―234,26612,483―12,4835.33当連結会計年度234,375―234,37512,185―12,1855.20資金調達勘定前連結会計年度227,984,1414,849,206232,833,3474,197,402135,4644,332,8661.86当連結会計年度238,885,2436,141,492245,026,7364,438,861151,4974,590,3581.87うち預金前連結会計年度165,382,231△1,993,352163,388,8781,760,756△90,1851,670,5701.02当連結会計年度170,621,873△2,332,448168,289,4241,763,652△92,6031,671,0480.99うち譲渡性預金前連結会計年度14,217,556△3,59114,213,965518,583△197518,3853.65当連結会計年度15,328,503―15,328,503559,252―559,2523.65うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度3,199,692―3,199,69243,855―43,8551.37当連結会計年度5,093,301―5,093,30148,050―48,0500.94うち売現先勘定前連結会計年度19,217,620△1,955,70817,261,912833,426△84,054749,3714.34当連結会計年度21,816,421△2,825,50518,990,916963,457△126,213837,2444.41うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度1,210,108△3,0001,207,10815,806△1315,7921.31当連結会計年度1,868,422△6,7431,861,67938,405△3638,3682.06うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度2,377,270―2,377,270116,199―116,1994.89当連結会計年度2,404,767―2,404,767109,557―109,5574.56うち借用金前連結会計年度15,994,945221,92716,216,872141,80112,516154,3180.95当連結会計年度15,470,704△114,43015,356,274153,56217,374170,9371.11うち短期社債前連結会計年度1,000,087―1,000,087210―2100.02当連結会計年度1,099,594―1,099,5943,298―3,2980.30うち社債前連結会計年度1,181,6348,766,5779,948,21141,904310,902352,8063.55当連結会計年度1,074,06511,426,41712,500,48248,408365,272413,6813.31 (注)1 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。2 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の連結子会社については、週末毎、月末毎ないし四半期毎の残高に基づく平均残高を使用しております。3 資金運用勘定には無利息預け金の平均残高(前連結会計年度38,108,683百万円、当連結会計年度6,267,009百万円)を含めずに表示しております。なお、日本銀行による政策金利の引き上げに伴い、当連結会計年度に行った日本銀行宛の預け金の集計方法の変更等を遡及適用しております。当該遡及適用を行わなかった場合の預け金の平均残高、利息、利回りは、以下のとおりであります。 種類期別平均残高(百万円)利息(百万円)利回り(%)小計消去又は全社(△)合計小計消去又は全社(△)合計うち預け金前連結会計年度13,837,857△1,971,68211,866,174669,612△89,316580,2954.89当連結会計年度13,274,974△2,305,17310,969,800607,666△94,034513,6324.68 無利息預け金の平均残高(前連結会計年度64,783,910百万円、当連結会計年度66,729,912百万円)を含めずに表示しております。 (3) 国内・海外別役務取引の状況当連結会計年度の役務取引等収益は前連結会計年度比1,586億円増加の1兆8,749億円、一方役務取引等費用は同815億円増加の3,158億円となったことから、役務取引等収支は同771億円増益の1兆5,592億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の役務取引等収益は前連結会計年度比1,058億円増加の1兆3,972億円、一方役務取引等費用は同477億円増加の2,405億円となったことから、役務取引等収支は同580億円増益の1兆1,567億円となりました。海外の役務取引等収益は前連結会計年度比483億円増加の5,126億円、一方役務取引等費用は同228億円増加の879億円となったことから、役務取引等収支は同255億円増益の4,246億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度1,291,450464,247△39,3621,716,335当連結会計年度1,397,233512,576△34,8751,874,934うち預金・貸出業務前連結会計年度19,985284,260△8,142296,103当連結会計年度21,632317,385△9,172329,845うち為替業務前連結会計年度113,53238,749△42152,239当連結会計年度115,88243,158△73158,967うち証券関連業務前連結会計年度149,66659,490△10,546198,609当連結会計年度182,39675,857△8,570249,683うち代理業務前連結会計年度9,543――9,543当連結会計年度8,608――8,608うち保護預り・貸金庫業務前連結会計年度4,3164―4,321当連結会計年度4,0204―4,025うち保証業務前連結会計年度80,24016,168△4,74791,662当連結会計年度76,95016,692△2,45291,190うちクレジットカード関連業務前連結会計年度431,985946―432,932当連結会計年度481,4562,082―483,539うち投資信託関連業務前連結会計年度157,48610,488△995166,979当連結会計年度183,8418,749△962191,627役務取引等費用前連結会計年度192,74465,146△23,586234,305当連結会計年度240,48787,935△12,665315,758うち為替業務前連結会計年度23,1568,835△1,75230,240当連結会計年度24,8868,748△1,98031,654 (注)1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 (4) 国内・海外別特定取引の状況① 特定取引収益・費用の内訳当連結会計年度の特定取引収益は前連結会計年度比1,978億円増加の5,689億円、一方特定取引費用は同781億円減少の1,853億円となったことから、特定取引収支は同2,758億円増益の3,836億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の特定取引収益は前連結会計年度比2,004億円増加の4,998億円、一方特定取引費用は同1,508億円減少の2,670億円となったことから、特定取引収支は同3,512億円増益の2,329億円となりました。海外の特定取引収益は前連結会計年度比778億円減少の1,526億円、一方特定取引費用は同24億円減少の20億円となったことから、特定取引収支は同754億円減益の1,507億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)特定取引収益前連結会計年度299,416230,489△158,769371,135当連結会計年度499,828152,645△83,583568,890うち商品有価証券収益前連結会計年度279,96069,282―349,242当連結会計年度―52,645△52,645―うち特定取引有価証券収益前連結会計年度13,0926,215―19,307当連結会計年度―6,481△5,796685うち特定金融派生商品収益前連結会計年度3,561154,992△158,553―当連結会計年度495,59493,518△23,664565,449うちその他の特定取引収益前連結会計年度2,801―△2162,585当連結会計年度4,233―△1,4772,756特定取引費用前連結会計年度417,7544,394△158,769263,379当連結会計年度266,9571,950△83,583185,324うち商品有価証券費用前連結会計年度――――当連結会計年度237,969―△52,645185,324うち特定取引有価証券費用前連結会計年度――――当連結会計年度5,796―△5,796―うち特定金融派生商品費用前連結会計年度417,7544,178△158,553263,379当連結会計年度23,191472△23,664―うちその他の特定取引費用前連結会計年度―216△216―当連結会計年度―1,477△1,477― (注)1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 ② 特定取引資産・負債の内訳(末残)当連結会計年度末の特定取引資産残高は前連結会計年度末比4,363億円増加の11兆9,764億円、特定取引負債残高は同372億円増加の9兆7,266億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の特定取引資産残高は前連結会計年度末比1兆2,262億円増加の9兆2,256億円、特定取引負債残高は同7,441億円増加の7兆5,505億円となりました。海外の特定取引資産残高は前連結会計年度末比7,776億円減少の3兆1,139億円、特定取引負債残高は同6,946億円減少の2兆5,392億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)特定取引資産前連結会計年度末7,999,3603,891,527△350,82411,540,063当連結会計年度末9,225,5523,113,900△363,07711,976,375うち商品有価証券前連結会計年度末4,397,5421,892,355―6,289,897当連結会計年度末4,425,2931,512,182―5,937,476うち商品有価証券派生商品前連結会計年度末40,654――40,654当連結会計年度末150,482603―151,086うち特定取引有価証券前連結会計年度末――――当連結会計年度末――――うち特定取引有価証券派生商品前連結会計年度末18,895153―19,048当連結会計年度末21,692633―22,326うち特定金融派生商品前連結会計年度末3,345,8661,999,018△350,8244,994,060当連結会計年度末4,424,8881,600,481△363,0775,662,292うちその他の特定取引資産前連結会計年度末196,401――196,401当連結会計年度末203,194――203,194特定取引負債前連結会計年度末6,806,4313,233,827△350,8249,689,434当連結会計年度末7,550,4842,539,208△363,0779,726,615うち売付商品債券前連結会計年度末4,281,963639,351―4,921,315当連結会計年度末3,991,068844,398―4,835,466うち商品有価証券派生商品前連結会計年度末132,210364―132,575当連結会計年度末12,74067―12,808うち特定取引売付債券前連結会計年度末――――当連結会計年度末――――うち特定取引有価証券派生商品前連結会計年度末17,211203―17,415当連結会計年度末22,071620―22,691うち特定金融派生商品前連結会計年度末2,375,0452,593,907△350,8244,618,128当連結会計年度末3,524,6031,694,121△363,0774,855,647うちその他の特定取引負債前連結会計年度末――――当連結会計年度末―――― (注)1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 (5) 国内・海外別預金残高の状況○預金の種類別残高(末残) 種類期別国内海外合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度末132,079,47432,759,882164,839,357当連結会計年度末135,361,61436,137,036171,498,651うち流動性預金前連結会計年度末107,017,09121,297,799128,314,891当連結会計年度末103,292,63323,299,582126,592,215うち定期性預金前連結会計年度末16,561,84311,332,10227,893,945当連結会計年度末21,846,70112,656,73834,503,440うちその他前連結会計年度末8,500,539129,9808,630,520当連結会計年度末10,222,279180,71510,402,995譲渡性預金前連結会計年度末3,583,42411,088,85014,672,275当連結会計年度末4,264,29512,911,09617,175,391総合計前連結会計年度末135,662,89943,848,733179,511,633当連結会計年度末139,625,90949,048,133188,674,042 (注)1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金4 「定期性預金」とは、定期預金であります。 (6) 国内・海外別貸出金残高の状況① 業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別前連結会計年度末当連結会計年度末金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内(除く特別国際金融取引勘定分)62,634,369100.0065,205,435100.00製造業9,733,43415.5410,501,90016.11農業、林業、漁業及び鉱業235,0900.38252,9270.39建設業962,3771.54965,6491.48運輸、情報通信、公益事業5,947,2319.496,463,9519.91卸売・小売業5,124,1858.185,245,9278.04金融・保険業3,017,1654.824,119,8636.32不動産業、物品賃貸業13,625,97221.7514,921,48722.88各種サービス業5,442,9578.694,999,4967.67地方公共団体614,8570.98506,8820.78その他17,931,09728.6317,227,34826.42海外及び特別国際金融取引勘定分44,379,537100.0045,930,803100.00政府等594,8081.34638,0371.39金融機関3,280,1527.393,756,5708.18商工業36,407,40182.0437,323,42681.26その他4,097,1749.234,212,7699.17合計107,013,907―111,136,239― (注)1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。 ② 外国政府等向け債権残高(国別) 期別国別金額(百万円)前連結会計年度末ロシア177,990エジプト9,098ミャンマー3,151イエメン241ナイジェリア192アルゼンチン7合計190,681(資産の総額に対する割合:%)(0.06)当連結会計年度末ロシア120,363エジプト7,102ミャンマー2,847イエメン253アルゼンチン5合計130,573(資産の総額に対する割合:%)(0.04) (注) 対象国の政治経済情勢等を勘案して必要と認められる金額を引き当てる特定海外債権引当勘定の引当対象とされる債権残高を記載しております。 (7) 国内・海外別有価証券の状況○有価証券残高(末残) 種類期別国内海外全社合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度末7,625,937――7,625,937当連結会計年度末11,290,096――11,290,096地方債前連結会計年度末1,195,889――1,195,889当連結会計年度末974,457――974,457社債前連結会計年度末2,105,99466,656―2,172,651当連結会計年度末1,843,76559,572―1,903,338株式前連結会計年度末4,199,996―634,5824,834,578当連結会計年度末3,148,026―675,5053,823,532その他の証券前連結会計年度末11,251,65710,055,9466,14721,313,750当連結会計年度末12,592,77810,169,2467,51922,769,543合計前連結会計年度末26,379,47510,122,602640,72937,142,808当連結会計年度末29,849,12410,228,818683,02440,760,968 (注)1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。 5 キャッシュ・フローの状況の分析(1) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度のキャッシュ・フローは、資金の運用・調達や貸出金・預金の増減等の「営業活動によるキャッシュ・フロー」が前連結会計年度対比4兆2,056億円増加の+4兆8,485億円、有価証券の取得・売却や有形固定資産の取得・売却等の「投資活動によるキャッシュ・フロー」が同3兆5,940億円減少の△4兆5,129億円、配当金の支払等の「財務活動によるキャッシュ・フロー」が同7,608億円減少の△4,801億円となりました。その結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末対比1,927億円減少の66兆1,877億円となりました。 (2) 資本政策の方針① 資本政策の基本方針当社の資本政策の基本方針は、健全性確保を前提に、株主還元強化と成長投資をバランス良く実現していくこととしております。健全性の指標である普通株式等Tier1比率は、バーゼルⅢ最終化の影響を織り込み、その他有価証券評価差額金を除いたベースで10%程度を目標としております。これは規制上求められる所要水準8.0%をベースに、さまざまなストレスシナリオにおいても所用水準を維持できる2.0%のバッファーを加えた数字であり、±0.5%を運営目線としております。2025年3月末の普通株式等Tier1比率は10.2%と運営目線の範囲内にあり、今後も、機動的かつ効果的に資本の最適配分に努めてまいります。 ② 株主還元強化当社の株主還元の基本は配当であり、配当性向40%及び累進的配当、すなわち、原則減配せず、配当維持もしくは増配を実施する方針としております。2024年度は、親会社株主に帰属する当期純利益が目標対比上振れたことも踏まえ、株式分割影響を考慮後で前連結会計年度対比32円の増配の年間配当122円とする予定です。また、2025年度の配当予想は、配当性向40%の維持と、親会社株主に帰属する当期純利益の増加を通じた増配の実現を目指し、前連結会計年度対比14円増配の136円といたしました。本中期経営計画では、株主還元と成長投資のバランスをより重視した資本政策の実現を目指しており、2023年度に1,500億円、2024年度に2,500億円の自己株式の取得を発表いたしました。2025年度においても、5月に発表した1,000億円の自己株式の取得に加え、業績の進捗や資本の状況、成長投資の機会、当社の株価水準等を踏まえ、期中の追加実施も検討してまいります。 ③ 成長投資当社は、バーゼル規制最終化を見据えた資本蓄積を達成してきたことから、前中期経営計画では株主還元と成長投資への資本活用を強化する方針に変更し、成長分野にはオーガニック・インオーガニックともにしっかりと資本を投入して、成長を追求してまいりました。本中期経営計画においても、資本効率を意識し、高成長が期待できる戦略領域を中心に資本を投入していきます。特に、インオーガニック投資については、アジアのマルチフランチャイズ戦略や海外証券における提携も深化しており、これらのビジネスのPMI(経営統合作業)に注力して収益貢献につなげていくことで、新たな成長ドライバーに育ててまいります。 ④ 政策保有株式当社は政策保有株式の削減に取り組んでおります。2024年11月に2024年度~2028年度の5カ年で6,000億円(国内上場株式、取得原価)の残高削減計画を公表しており、2024年度は標準進捗(1,200億円)を上回る約1,850億円を削減いたしました。2025年度においても、公表している計画の達成に向けて、着実に削減を進めてまいります。本計画により、次期中期経営計画(2026年度~2028年度)の期間中に、当社連結純資産に対する政策保有株式時価残高の割合は、20%未満となる見通しです。引き続き、お客さまとの十分な対話を重ねながら、政策保有株式の削減に取り組んでまいります。 6 自己資本比率等の状況(参考)自己資本比率は、「銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(平成18年金融庁告示第20号)に定められた算式に基づき、連結ベースで算出しております。当社は、国際統一基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては先進的内部格付手法を採用しております。また、マーケット・リスク規制を導入しており、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては標準的計測手法を採用しております。また、自己資本比率の補完的指標であるレバレッジ比率は、「銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準の補完的指標として定めるレバレッジに係る健全性を判断するための基準」(平成31年金融庁告示第12号)に定められた算式に基づき、連結ベースで算出しております。 連結自己資本比率(国際統一基準)(単位:億円、%) 2024年3月31日2025年3月31日1.連結総自己資本比率(4/7)15.2915.182.連結Tier1比率(5/7)14.3314.233.連結普通株式等Tier1比率(6/7)12.9112.444.連結における総自己資本の額141,979141,4415.連結におけるTier1資本の額133,116132,5886.連結における普通株式等Tier1資本の額119,926115,8517.リスク・アセットの額928,486931,1718.連結総所要自己資本額74,27974,494 持株レバレッジ比率(国際統一基準)(単位:%) 2024年3月31日2025年3月31日持株レバレッジ比率5.275.01 7 生産、受注及び販売の実績「生産、受注及び販売の実績」は、銀行持株会社としての業務の性格上、該当する情報がないため記載しておりません。 8 重要な会計上の見積り当社が連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りのうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1) 経営方針、経営戦略等① 経営方針当社グループは、従来、グループ経営における普遍的な考え方として「お客さま」「株主」「従業員」を重視した経営理念を定め、これに基づき持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に努めてまいりました。一方、当社グループを取り巻く経営環境は、環境・社会問題の深刻化や持続可能な社会の実現に向けた気運の高まり、金融業界の構造変化や異業種を交えた競争の激化、当社グループにおける組織風土の変化や従業員の多様化等、大きく変化してきました。そこで、この普遍的な考え方は継承しつつも、こうした変化に真摯に向き合い、あるべき姿を追求すべく、2020年4月に、当社グループが発足してから初めて経営理念を改定し、「社会課題の解決を通じ、持続可能な社会の実現に貢献する」旨を追加しました。また、経営理念に基づき、中長期的に目指す姿であるビジョンを「最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」とし、併せて、全ての役職員が共有すべき価値観である「Five Values」も見直しました。当社グループは、本経営理念のもと、ビジョンの実現を目指してまいります。 ② 経営環境2019年12月以降、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、経済活動が大きく制限され、その結果、企業業績の急速な悪化や金融市場における混乱など、日本経済・世界経済に深刻な影響が生じております。新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、新規感染者の発生は今年半ばまでにはピークを過ぎ、世界経済は今年後半に徐々に持ち直しつつも2020年度内には一定の影響が残るとみておりますが、今後数年に亘り第二波・第三波の流行が発生する等、新型コロナウイルス感染症の感染拡大とそれに伴う経済の停滞が想定以上に長期化する虞れもあります。一方、新型コロナウイルス感染症の感染拡大前から想定していた、当社グループを取り巻く中長期的な環境認識といたしましては、グローバルベースで「低成長・低金利・低インフレ」が常態化し、景気も減速傾向にあることに加え、わが国では、人口減少などにより経済成長の停滞が続く見込みであるなど、金融機関にとっては厳しい経済環境が続く見通しであり、従来からのビジネスモデルや業務運営を踏襲していては苛烈な競争に勝ち抜いていくことはできず、先行きに対して強い危機感を抱いております。また、テクノロジーの進展と相俟って、デジタルネイティブ世代の台頭やシェアリングエコノミーの普及など、社会・経済の様々な面で構造的な変化が進んでおります。金融業界においても、金融と非金融の垣根を超えたサービスの再構築に伴い、異業種を交えた競争が一層激化すると同時に、様々な規制の見直しが行われております。加えて、気候変動をはじめ環境・社会問題が深刻化する中、持続可能な社会の実現に向けた気運が高まっており、その中で金融機関が果たすべき役割も増大しております。このような中長期的な環境認識は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によっても、不変であると考えております。 ③ 経営戦略このような中長期的な環境認識を踏まえ、当社グループは、2020年度から3年間を計画期間とする中期経営計画を策定しました。「最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」というビジョンの実現に向けて、次の3つの基本方針に基づいた諸施策の推進により、着実な第一歩を踏み出してまいります。 ④ 経営指標本中期経営計画では、次の3項目を最終年度の2022年度の財務目標として掲げております。 <連結財務目標(2022年度)>収益性ROCET1※18.5%以上普通株式等Tier1を重点的に管理しつつ資本効率の向上を追及効率性ベース経費※22019年度実績比削減成長投資と経費コントロールを両立すべくベース経費削減に注力健全性普通株式等Tier1比率※110%程度規制最終化に対応した十分な資本水準を確保 ※1 バーゼルⅢ最終化時、その他有価証券評価差額金を除く※2 営業経費から「収益連動経費」「先行投資に係る経費」等を除いたもの なお、新型コロナウイルス感染症による影響を踏まえ、2020年度は、財務目標の各項目について、当初計画より切り下げた水準にするなど、柔軟な業務運営を行ってまいります。 (2) 対処すべき課題目下、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によりお客さまや社会へ甚大な影響が生じています。当社グループは、新たな経営理念と本中期経営計画のもとで事業を行うにあたり、まずもって、社会機能の維持に不可欠な金融インフラとして、グループ各社が提供している金融サービスをお客さまに円滑にお届けすることに加え、地域・社会への様々な貢献活動を通じて、社会的使命を果たしてまいります。具体的には、個人のお客さまに対しましては、緊急の資金需要への対応として、利息負担を抑えたローンの提供や審査プロセスの柔軟化等に取り組むとともに、お客さまが来店せずとも様々なサービスをご利用いただけるよう、グループ各社においてオンラインサービスの充実に取り組んでまいります。法人のお客さまに対しましては、特別な融資ファンドの設定等を通じた円滑な資金供給、各種決済や手続きにかかるオンラインサービスの提供等を通じて、事業継続の支援に努めてまいります。また、地域・社会への貢献活動として、医学研究・医療活動等に対する支援や文化・芸術活動の維持に向けた支援を行ってまいります。加えて、お客さまや従業員の安全を確保しながら、必要な業務を継続すべく、業務拠点における感染拡大防止や従業員の在宅勤務促進等に取り組んでまいります。 その上で、当社グループは、本中期経営計画で掲げた3つの基本方針のもと、次の取組みを進めてまいります。 <事業戦略>① Transformation:既存ビジネスのモデル改革優先的に資源投入するビジネスの選別を徹底しつつ、ビジネスモデルとコスト構造の抜本的な改革に取り組むことで、主要事業の収益性・効率性向上を目指してまいります。具体的には、国内事業を中心に、市場の将来性等に応じて営業体制の再編や資源配分の見直しを行ってまいります。また、デジタル化の推進や業務効率化等を通じて、サービスの品質向上と業務の生産性向上との両立を追求してまいります。更に、成長が見込まれる国内外の市場では、当社グループの総合力を最大限活用するために、ビジネスモデルや組織体制を見直し、お客さまのニーズへの対応力向上、商品・サービスの競争力強化を目指します。 ② Growth:新たなビジネス領域への挑戦将来に向けた投資を着実に行うとともに、金融サービス以外の事業も含めた新たな成長機会の捕捉や付加価値の創出に努め、収益基盤の拡大を目指します。具体的には、金融業界の構造的な変化を踏まえ、アセットマネジメントビジネスや決済ビジネスをはじめとする資産効率の高い事業を強化するほか、中長期的に市場の拡大が見込めるアジアでの事業拡大、デジタル技術やデータの利活用を通じた新たなソリューションビジネスの展開等、当社グループの中長期的な成長に向けた事業基盤の拡充に取り組んでまいります。 これらの「Transformation」「Growth」という方針のもとで事業戦略を進めていくにあたり、本中期経営計画では、7つの重点戦略を定めました。 <経営基盤>③ Quality:あらゆる面での質の向上グローバル金融グループとして、持続的な成長を実現すべく、経営基盤の不断の強化に取り組んでまいります。具体的には、グループ経営における基本姿勢として、お客さま本位の業務運営を徹底していくことに加え、持続可能な社会の実現に貢献すべく、環境関連分野における投融資や金融経済教育の充実等に向けた取組みをより一層推進してまいります。また、各従業員がその能力を最大限発揮できるよう、人事・人材育成の高度化を進めるほか、お客さまの利便性向上と強固なサイバーセキュリティを両立させたITインフラの構築を進めてまいります。更に、グローバルベースのガバナンスやリスク管理、コンプライアンスについて、より一層の体制強化に取り組んでまいります。 当社グループは、これらの取組みにおいて、着実な成果をお示ししたいと考えております。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1) 経営方針、経営戦略等① 経営方針当社グループは、従来、グループ経営における普遍的な考え方として「お客さま」「株主」「従業員」を重視した経営理念を定め、これに基づき持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に努めてまいりました。一方、当社グループを取り巻く経営環境は、環境・社会問題の深刻化や持続可能な社会の実現に向けた気運の高まり、金融業界の構造変化や異業種を交えた競争の激化、当社グループにおける組織風土の変化や従業員の多様化等、大きく変化してきました。そこで、この普遍的な考え方は継承しつつも、こうした変化に真摯に向き合い、あるべき姿を追求すべく、2020年4月に、当社グループが発足してから初めて経営理念を改定し、「社会課題の解決を通じ、持続可能な社会の実現に貢献する」旨を追加しました。また、経営理念に基づき、中長期的に目指す姿であるビジョンを「最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」とし、併せて、全ての役職員が共有すべき価値観である「Five Values」も見直しました。当社グループは、本経営理念のもと、ビジョンの実現を目指してまいります。 ② 経営環境2019年12月以降、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、経済活動が大きく制限され、その結果、企業業績の急速な悪化や金融市場における混乱など、日本経済・世界経済に深刻な影響が生じております。新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、新規感染者の発生は今年半ばまでにはピークを過ぎ、世界経済は今年後半に徐々に持ち直しつつも2020年度内には一定の影響が残るとみておりますが、今後数年に亘り第二波・第三波の流行が発生する等、新型コロナウイルス感染症の感染拡大とそれに伴う経済の停滞が想定以上に長期化する虞れもあります。一方、新型コロナウイルス感染症の感染拡大前から想定していた、当社グループを取り巻く中長期的な環境認識といたしましては、グローバルベースで「低成長・低金利・低インフレ」が常態化し、景気も減速傾向にあることに加え、わが国では、人口減少などにより経済成長の停滞が続く見込みであるなど、金融機関にとっては厳しい経済環境が続く見通しであり、従来からのビジネスモデルや業務運営を踏襲していては苛烈な競争に勝ち抜いていくことはできず、先行きに対して強い危機感を抱いております。また、テクノロジーの進展と相俟って、デジタルネイティブ世代の台頭やシェアリングエコノミーの普及など、社会・経済の様々な面で構造的な変化が進んでおります。金融業界においても、金融と非金融の垣根を超えたサービスの再構築に伴い、異業種を交えた競争が一層激化すると同時に、様々な規制の見直しが行われております。加えて、気候変動をはじめ環境・社会問題が深刻化する中、持続可能な社会の実現に向けた気運が高まっており、その中で金融機関が果たすべき役割も増大しております。このような中長期的な環境認識は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によっても、不変であると考えております。 ③ 経営戦略このような中長期的な環境認識を踏まえ、当社グループは、2020年度から3年間を計画期間とする中期経営計画を策定しました。「最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」というビジョンの実現に向けて、次の3つの基本方針に基づいた諸施策の推進により、着実な第一歩を踏み出してまいります。 ④ 経営指標本中期経営計画では、次の3項目を最終年度の2022年度の財務目標として掲げております。 <連結財務目標(2022年度)>収益性ROCET1※18.5%以上普通株式等Tier1を重点的に管理しつつ資本効率の向上を追及効率性ベース経費※22019年度実績比削減成長投資と経費コントロールを両立すべくベース経費削減に注力健全性普通株式等Tier1比率※110%程度規制最終化に対応した十分な資本水準を確保 ※1 バーゼルⅢ最終化時、その他有価証券評価差額金を除く※2 営業経費から「収益連動経費」「先行投資に係る経費」等を除いたもの なお、新型コロナウイルス感染症による影響を踏まえ、2020年度は、財務目標の各項目について、当初計画より切り下げた水準にするなど、柔軟な業務運営を行ってまいります。 (2) 対処すべき課題目下、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によりお客さまや社会へ甚大な影響が生じています。当社グループは、新たな経営理念と本中期経営計画のもとで事業を行うにあたり、まずもって、社会機能の維持に不可欠な金融インフラとして、グループ各社が提供している金融サービスをお客さまに円滑にお届けすることに加え、地域・社会への様々な貢献活動を通じて、社会的使命を果たしてまいります。具体的には、個人のお客さまに対しましては、緊急の資金需要への対応として、利息負担を抑えたローンの提供や審査プロセスの柔軟化等に取り組むとともに、お客さまが来店せずとも様々なサービスをご利用いただけるよう、グループ各社においてオンラインサービスの充実に取り組んでまいります。法人のお客さまに対しましては、特別な融資ファンドの設定等を通じた円滑な資金供給、各種決済や手続きにかかるオンラインサービスの提供等を通じて、事業継続の支援に努めてまいります。また、地域・社会への貢献活動として、医学研究・医療活動等に対する支援や文化・芸術活動の維持に向けた支援を行ってまいります。加えて、お客さまや従業員の安全を確保しながら、必要な業務を継続すべく、業務拠点における感染拡大防止や従業員の在宅勤務促進等に取り組んでまいります。 その上で、当社グループは、本中期経営計画で掲げた3つの基本方針のもと、次の取組みを進めてまいります。 <事業戦略>① Transformation:既存ビジネスのモデル改革優先的に資源投入するビジネスの選別を徹底しつつ、ビジネスモデルとコスト構造の抜本的な改革に取り組むことで、主要事業の収益性・効率性向上を目指してまいります。具体的には、国内事業を中心に、市場の将来性等に応じて営業体制の再編や資源配分の見直しを行ってまいります。また、デジタル化の推進や業務効率化等を通じて、サービスの品質向上と業務の生産性向上との両立を追求してまいります。更に、成長が見込まれる国内外の市場では、当社グループの総合力を最大限活用するために、ビジネスモデルや組織体制を見直し、お客さまのニーズへの対応力向上、商品・サービスの競争力強化を目指します。 ② Growth:新たなビジネス領域への挑戦将来に向けた投資を着実に行うとともに、金融サービス以外の事業も含めた新たな成長機会の捕捉や付加価値の創出に努め、収益基盤の拡大を目指します。具体的には、金融業界の構造的な変化を踏まえ、アセットマネジメントビジネスや決済ビジネスをはじめとする資産効率の高い事業を強化するほか、中長期的に市場の拡大が見込めるアジアでの事業拡大、デジタル技術やデータの利活用を通じた新たなソリューションビジネスの展開等、当社グループの中長期的な成長に向けた事業基盤の拡充に取り組んでまいります。 これらの「Transformation」「Growth」という方針のもとで事業戦略を進めていくにあたり、本中期経営計画では、7つの重点戦略を定めました。 <経営基盤>③ Quality:あらゆる面での質の向上グローバル金融グループとして、持続的な成長を実現すべく、経営基盤の不断の強化に取り組んでまいります。具体的には、グループ経営における基本姿勢として、お客さま本位の業務運営を徹底していくことに加え、持続可能な社会の実現に貢献すべく、環境関連分野における投融資や金融経済教育の充実等に向けた取組みをより一層推進してまいります。また、各従業員がその能力を最大限発揮できるよう、人事・人材育成の高度化を進めるほか、お客さまの利便性向上と強固なサイバーセキュリティを両立させたITインフラの構築を進めてまいります。更に、グローバルベースのガバナンスやリスク管理、コンプライアンスについて、より一層の体制強化に取り組んでまいります。 当社グループは、これらの取組みにおいて、着実な成果をお示ししたいと考えております。
MD&A(経営者による分析)
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度の経常利益は前連結会計年度対比2,032億円減益の9,321億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同228億円減益の7,039億円となりました。当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。 (単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比連結粗利益 28,46227,686△776資金運用収支 13,31412,766△548信託報酬 47470役務取引等収支 10,59910,834235特定取引収支 1,9142,628715その他業務収支 2,5881,411△1,177営業経費 △17,151△17,396△246持分法による投資損益 611561△51連結業務純益 11,92310,850△1,072与信関係費用 △1,103△1,706△604不良債権処理額 △1,270△1,831△560貸出金償却 △1,054△1,0531貸倒引当金繰入額 ―△706△706その他 △216△72144貸倒引当金戻入益 57―△57償却債権取立益 11012414株式等損益 1,163805△359その他 △631△6282経常利益 11,3539,321△2,032特別損益 △117△434△317うち固定資産処分損益 △39△139うち減損損失 △96△651△555うち段階取得に係る差益 23220198税金等調整前当期純利益 11,2368,886△2,349法人税、住民税及び事業税 △2,763△2,135628法人税等調整額 △5514581,009当期純利益 7,9227,210△712非支配株主に帰属する当期純利益 △655△171484親会社株主に帰属する当期純利益 7,2677,039△228 (注)1 減算項目には金額頭部に△を付しております。2 連結粗利益=資金運用収支+信託報酬+役務取引等収支+特定取引収支+その他業務収支 なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による当連結会計年度の経営成績への影響(概数)は下表のとおりであります。 (単位:億円) 当連結会計年度連結業務純益△500与信関係費用△400株式等損益△230特別損益△400親会社株主に帰属する当期純利益△1,100 (注)減算項目には金額頭部に△を付しております。 また、本中期経営計画において最終年度の2019年度の財務目標として掲げている項目について、当連結会計年度の実績は下表の通りとなりました。新型コロナウイルス感染症の影響を受けた連結粗利益の減益等により、経費率は未達となったものの、ROE及び普通株式等Tier1比率については達成しております。 当連結会計年度2019年度連結財務目標資本効率ROE※17.6%7~8%程度経費効率経費率62.8% 2016年度(62.1%)比 △1%程度低下健全性普通株式等Tier1比率※29.8%10%程度 ※1 株主資本ベース※2 バーゼルⅢ最終化時ベース。普通株式等Tier1から「その他有価証券評価差額金」、リスクアセットから株式評価益見合い分を控除。 1 経営成績の分析(1) 連結業務純益資金運用収支は、株式会社三井住友銀行において貸出金利息や有価証券利息配当金が減少したこと等により、前連結会計年度比548億円減益の1兆2,766億円となりました。 信託報酬は、前連結会計年度比0億円増益の47億円となりました。 役務取引等収支は、クレジットカードビジネスが堅調であったこと等により、前連結会計年度比235億円増益の1兆834億円となりました。 特定取引収支は、前連結会計年度比715億円増益の2,628億円となり、その他業務収支は、前連結会計年度比1,177億円減益の1,411億円となりました。なお、外貨建特定取引(通貨スワップ等)とそのリスクヘッジのために行う外国為替取引等の損益は、財務会計上、特定取引収支とその他業務収支中の外国為替売買損益に区分して計上されるため、ヘッジ効果を踏まえた経済実態としては、特定取引収支及びその他業務収支の合算でみる必要があります。両者合算では、海外における金利低下を捉えたオペレーションの実施等により市場事業部門が増益となった一方、前年度11月に三井住友ファイナンス&リース株式会社を連結子会社から持分法適用の関連会社としたこと等により、前連結会計年度比463億円減益の4,039億円となりました。 以上により、連結粗利益は、前連結会計年度比776億円減益の2兆7,686億円となりました。 営業経費は、海外ビジネスにおける継続的な資源投入等により、前連結会計年度比246億円増加の1兆7,396億円となりました。 持分法による投資損益は、東亜銀行有限公司における貸倒引当金の計上等により、前連結会計年度比51億円減益の561億円の利益となりました。 以上の結果、連結業務純益は、前連結会計年度比1,072億円減益の1兆850億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比資金運用収支①13,31412,766△548資金運用収益 24,88924,564△325資金調達費用 △11,575△11,798△223信託報酬②47470役務取引等収支③10,59910,834235役務取引等収益 12,40912,875466役務取引等費用 △1,810△2,042△232特定取引収支④1,9142,628715特定取引収益 1,9472,628682特定取引費用 △33―33その他業務収支⑤2,5881,411△1,177その他業務収益 15,78210,501△5,281その他業務費用 △13,193△9,0904,104連結粗利益(=①+②+③+④+⑤)⑥28,46227,686△776営業経費⑦△17,151△17,396△246持分法による投資損益⑧611561△51連結業務純益(=⑥+⑦+⑧) 11,92310,850△1,072 (注) 減算項目には金額頭部に△を付しております。 (2) 与信関係費用与信関係費用は、前年度に計上した株式会社三井住友銀行における大口先の引当金戻り益の剥落に加え、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う貸倒引当金の計上等により、前連結会計年度比604億円増加の1,706億円の費用となりました。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比貸倒引当金繰入額①57△706△763一般貸倒引当金繰入額 575△334△909個別貸倒引当金繰入額 △525△372152特定海外債権引当勘定繰入額 70△6貸出金償却②△1,054△1,0531貸出債権売却損等③△216△72144償却債権取立益④11012414与信関係費用(=①+②+③+④) △1,103△1,706△604 (注) 減算項目には金額頭部に△を付しております。 (3) 株式等損益株式等損益は、株価下落に伴い保有株式を減損処理したこと等により、前連結会計年度比359億円減益の805億円の利益となりました。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比株式等損益 1,163805△359株式等売却益 1,3471,547200株式等売却損 △65△289△224株式等償却 △119△454△334 (注) 減算項目には金額頭部に△を付しております。 (4) セグメントの業績 各事業部門別の業績は以下のとおりであります。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比連結粗利益連結業務純益連結粗利益連結業務純益連結粗利益連結業務純益ホールセール事業部門7,8494,8496,4154,092△67△9リテール事業部門12,8162,74612,5772,345△96△139国際事業部門6,8963,9516,6713,71226233市場事業部門3,3362,9854,2163,988606599本社管理等△2,435△2,608△2,193△3,287△1,481△1,556合計28,46211,92327,68610,850△776△1,072 (注) 1 セグメントは内部管理上採用している区分によっております。 2 本社管理等には、内部取引として消去すべきものを含めております。 3 前連結会計年度比は、金利・為替影響等を調整しております。 ① ホールセール事業部門マイナス金利政策や厳しい競争環境が継続する中、非金利収益の減益等はあったものの、株式会社三井住友銀行においては、買収ファイナンス等の高付加価値貸金の投入を通じ10年振りに貸出金収益が増益となり、連結業務純益は4,092億円と昨年とほぼ同水準を確保いたしました。 また、M&Aアドバイザリー件数において3年連続で第一位、IPO主幹事件数もこの3年間で着実に増加する等、グループ全体でお客さまの企業価値向上に向けたソリューションを提供できる体制を構築してきております。 ② リテール事業部門業界平均を上回る買物取扱高の伸張、個人の健全な資金ニーズの捕捉等、決済ビジネス、コンシューマーファイナンスビジネスが順調に推移した一方、市場環境低迷を背景とした投資マインドの冷え込みにより、資産運用ビジネスが減益となり、連結業務純益は前連結会計年度比139億円減益の2,345億円となりました。 一方で、お客さま本位の資産管理型ビジネスの定着やキャッシュレス決済戦略、店舗改革を着実に実行したことで、収益を持続的に支える実力は着実に向上してきております。 ③ 国際事業部門米中貿易摩擦や世界的な金利低下、Brexit等の厳しい事業環境下、貸出金の積み上げによる金利収益増加や、為替・デリバティブ等の非金利収益の拡大、銀証連携の着実な推進を通じた証券業務の増益により、連結業務純益は前連結会計年度比33億円増益の3,712億円となりました。 また、持続的成長を支える基盤である外貨預金については、その質の向上を図りつつ、2,000億米ドル前後の高水準の調達額を維持しております。 ④ 市場事業部門市場環境の変化が激しい中、海外金利の低下局面を捉えた債券売却益の計上等、機動的なポートフォリオ運営により収益を計上し、連結業務純益は前連結会計年度比599億円増益の3,988億円となりました。 セールス&トレーディングは、お客さまの様々なニーズにお応えするべく、質の高いソリューション提案を追求し、多くのお客さまにお取引をいただいたことで、過去最高益を達成いたしました。 2 財政状態の分析(1) 貸出金貸出金は、株式会社三井住友銀行において、国内法人向け貸出及び米州、アジアを中心とした海外貸出が増加したこと等により、前連結会計年度末比4兆5,384億円増加して82兆5,176億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比貸出金残高(末残)779,792825,17645,384うちリスク管理債権6,7656,278△486うち住宅ローン(注)122,328117,207△5,121 (注) 当社国内銀行子会社の単体計数を単純合算して表示しております。 当社グループのリスク管理債権は、前連結会計年度末比486億円減少して6,278億円となりました。債権区分別では、破綻先債権額が12億円、3カ月以上延滞債権額が10億円、貸出条件緩和債権額が279億円それぞれ増加した一方で、延滞債権額が786億円減少しております。その結果、貸出金残高比率は、前連結会計年度末比0.1%低下して0.8%となりました。 ① リスク管理債権の状況(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比破綻先債権①12814012延滞債権②4,5683,782△7863カ月以上延滞債権③13414410貸出条件緩和債権④1,9342,213279合計 6,7656,278△486 直接減額実施額 1,1901,133△57 貸出金残高(末残)⑤779,792825,17645,384 貸出金残高比率(単位:%) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比破綻先債権(=①/⑤)0.00.00.0延滞債権(=②/⑤)0.60.5△0.13カ月以上延滞債権(=③/⑤)0.00.00.0貸出条件緩和債権(=④/⑤)0.20.30.0合計 0.90.8△0.1 ② リスク管理債権の地域別構成と業種別構成リスク管理債権の地域別構成(株式会社三井住友銀行単体)(単位:億円) 前事業年度末当事業年度末前事業年度末比国内3,6083,012△596海外1,0101,122112アジア3287283北米39244452中南米167126△41欧州338149△189オセアニア―99その他110108△2合計4,6184,134△484 (注) 1 「国内」は国内店(特別国際金融取引勘定を除く)の合計であります。「海外」は海外店(特別国際金融取引勘定を含む)の合計であります。2 債務者所在国を基準に集計しております。 リスク管理債権の業種別構成(株式会社三井住友銀行単体)(単位:億円) 前事業年度末当事業年度末前事業年度末比国内3,6083,012△596製造業956457△499農業、林業、漁業及び鉱業01616建設業150100△51運輸、情報通信、公益事業37839315卸売・小売業64265210金融・保険業5753△5不動産業340333△7物品賃貸業33△0各種サービス業565549△16地方公共団体―――その他516456△59海外1,0101,122112政府等―――金融機関―――商工業49057990その他52054222合計4,6184,134△484 (注) 「国内」は国内店(特別国際金融取引勘定を除く)の合計であります。「海外」は海外店(特別国際金融取引勘定を含む)の合計であります。 また、金融再生法開示債権と保全状況は以下のとおりであります。 金融再生法開示債権は、前連結会計年度末比449億円減少して6,503億円となりました。その結果、不良債権比率は前連結会計年度末比0.08%低下して0.68%となりました。債権区分別では、破産更生債権及びこれらに準ずる債権が18億円減少して879億円、危険債権が714億円減少して3,269億円、要管理債権が283億円増加して2,355億円となりました。開示債権の保全状況は、金融再生法開示債権6,503億円に対して、貸倒引当金による保全が1,530億円、担保保証等による保全が3,135億円となり、保全率は71.74%となりました。 (単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比破産更生債権及びこれらに準ずる債権897879△18危険債権3,9833,269△714要管理債権2,0722,355283合計①6,9526,503△449正常債権 906,946952,73245,785総計②913,898959,23545,337不良債権比率(=①/②)0.76%0.68%△0.08% (単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比保全額③5,1954,665△530貸倒引当金④1,5251,5305担保保証等⑤3,6703,135△535 保全率(=③/①)74.73%71.74%△2.99%貸倒引当金総額を分子に算入した場合の保全率120.23%121.90%1.67% 担保保証等控除後の開示債権に対する引当率(=④/(①-⑤))46.48%45.43%△1.05%貸倒引当金総額を分子に算入した場合の引当率142.86%142.28%△0.58% (2) 有価証券有価証券は、前連結会計年度末比2兆7,907億円増加して27兆1,288億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比有価証券243,380271,28827,907国債65,14673,4808,334地方債9922,6271,635社債26,50227,391888株式39,94532,250△7,694うち時価のあるもの34,24226,696△7,546その他の証券110,796135,53924,744 (注) 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式が含まれております。 また、有価証券等の評価損益は以下のとおりであります。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比満期保有目的の債券91△7その他有価証券23,21318,923△4,290うち株式19,02912,696△6,334うち債券604215△388その他の金銭の信託―――合計23,22218,925△4,298 (3) 繰延税金資産(負債)繰延税金資産は、前連結会計年度末比139億円減少して263億円となりました。また、繰延税金負債は、前連結会計年度末比1,208億円減少して2,574億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比繰延税金資産402263△139繰延税金負債△3,782△2,5741,208 なお、株式会社三井住友銀行単体の繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は以下のとおりであります。 〔株式会社三井住友銀行単体〕(単位:億円) 前事業年度末当事業年度末前事業年度末比繰延税金資産①4,2714,596325貸倒引当金及び貸出金償却 1,1391,17435有価証券有税償却 2,1542,24995その他 9791,173194評価性引当額②△2,253△2,798△545評価性引当額控除後繰延税金資産合計(=①+②)③2,0181,799△220繰延税金負債④△5,764△5,106658その他有価証券評価差額金 △5,274△4,0871,187その他 △490△1,018△529繰延税金資産の純額(△は繰延税金負債)(=③+④) △3,745△3,307438 (4) 預金預金は、株式会社三井住友銀行において、国内預金が個人預金、法人預金ともに増加したこと等から、前連結会計年度末比4兆7,172億円増加して127兆422億円となりました。また、譲渡性預金は、前連結会計年度末比9,851億円減少して10兆1,804億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比預金1,223,2501,270,42247,172うち国内個人預金(注)495,616515,59119,975うち国内法人預金(注)504,303535,16930,866譲渡性預金111,655101,804△9,851 (注) 当社国内銀行子会社の単体計数を単純合算して表示しております。 (5) 純資産の部純資産の部合計は、10兆7,849億円となりました。このうち株主資本合計は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上や剰余金の配当等の結果、前連結会計年度末比2,999億円増加して9兆3,543億円となりました。また、その他の包括利益累計額合計は、前連結会計年度末比3,482億円減少して1兆3,657億円となりました。 (単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比純資産の部合計114,516107,849△6,667うち株主資本合計90,54493,5432,999うちその他の包括利益累計額合計17,13913,657△3,482 なお、詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ③連結株主資本等変動計算書」に記載しております。 3 国内・海外別業績(1) 国内・海外別収支当連結会計年度の資金運用収支は前連結会計年度比548億円減益の1兆2,766億円、信託報酬は同0億円増益の47億円、役務取引等収支は同235億円増益の1兆834億円、特定取引収支は同715億円増益の2,628億円、その他業務収支は同1,177億円減益の1,411億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の資金運用収支は前連結会計年度比452億円減益の7,776億円、信託報酬は同0億円増益の47億円、役務取引等収支は同271億円増益の9,000億円、特定取引収支は同614億円増益の2,206億円、その他業務収支は同676億円減益の520億円となりました。海外の資金運用収支は前連結会計年度比287億円増益の6,887億円、役務取引等収支は同88億円減益の1,940億円、特定取引収支は同101億円増益の423億円、その他業務収支は同477億円減益の898億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度822,812659,921△151,3121,331,421当連結会計年度777,647688,654△189,7081,276,593うち資金運用収益前連結会計年度1,178,3371,409,909△99,3422,488,904当連結会計年度1,122,2031,413,309△79,1492,456,364うち資金調達費用前連結会計年度355,524749,98851,9701,157,482当連結会計年度344,555724,655110,5581,179,770信託報酬前連結会計年度4,656――4,656当連結会計年度4,701――4,701役務取引等収支前連結会計年度872,876202,798△15,7761,059,898当連結会計年度900,003194,025△10,6781,083,350うち役務取引等収益前連結会計年度1,033,005230,997△23,0841,240,917当連結会計年度1,075,452229,143△17,0571,287,538うち役務取引等費用前連結会計年度160,12928,199△7,308181,019当連結会計年度175,44935,117△6,379204,188特定取引収支前連結会計年度159,16932,202―191,371当連結会計年度220,56942,257―262,826うち特定取引収益前連結会計年度163,22737,423△5,974194,676当連結会計年度220,85151,822△9,846262,826うち特定取引費用前連結会計年度4,0585,220△5,9743,305当連結会計年度2829,564△9,846―その他業務収支前連結会計年度119,566137,5221,740258,830当連結会計年度52,00389,795△684141,114うちその他業務収益前連結会計年度1,291,973286,957△7711,578,159当連結会計年度912,316139,144△1,3951,050,065うちその他業務費用前連結会計年度1,172,406149,435△2,5121,319,328当連結会計年度860,31249,349△710908,951 (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 (2) 国内・海外別資金運用/調達の状況当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は前連結会計年度比2兆8,549億円増加して128兆5,099億円、利回りは同0.07%低下して1.91%となりました。また、資金調達勘定の平均残高は同5兆7,422億円増加して174兆5,717億円、利回りは同0.01%低下して0.68%となりました。国内・海外別に見ますと、国内の資金運用勘定の平均残高は前連結会計年度比1兆8,327億円増加して85兆8,645億円、利回りは同0.09%低下して1.31%となりました。また、資金調達勘定の平均残高は同5兆1,567億円増加して133兆2,429億円、利回りは同0.02%低下して0.26%となりました。海外の資金運用勘定の平均残高は前連結会計年度比1兆233億円増加して45兆5,696億円、利回りは同0.07%低下して3.10%となりました。また、資金調達勘定の平均残高は同1,602億円減少して37兆8,403億円、利回りは同0.05%低下して1.92%となりました。 ① 国内 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度84,031,8451,178,3371.40当連結会計年度85,864,5311,122,2031.31うち貸出金前連結会計年度49,778,260765,6301.54当連結会計年度51,570,227748,2871.45うち有価証券前連結会計年度17,019,375261,9211.54当連結会計年度18,201,943251,4411.38うちコールローン及び買入手形前連結会計年度108,6973580.33当連結会計年度198,7341440.07うち買現先勘定前連結会計年度3,940,030△3,090△0.08当連結会計年度5,191,204△2,473△0.05うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度5,324,29817,7460.33当連結会計年度3,965,10721,1750.53うち預け金前連結会計年度1,961,67420,8981.07当連結会計年度2,142,80719,9850.93うちリース債権及びリース投資資産前連結会計年度1,374,20229,7732.17当連結会計年度―――資金調達勘定前連結会計年度128,086,199355,5240.28当連結会計年度133,242,885344,5550.26うち預金前連結会計年度97,629,92358,8510.06当連結会計年度101,322,74351,7720.05うち譲渡性預金前連結会計年度5,526,2494290.01当連結会計年度5,259,4794070.01うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度580,1801890.03当連結会計年度1,221,029△288△0.02うち売現先勘定前連結会計年度5,795,96153,8770.93当連結会計年度8,586,28954,7110.64うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度2,658,3131,2720.05当連結会計年度1,835,5131,1110.06うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度101,122110.01当連結会計年度100,091110.01うち借用金前連結会計年度9,637,10265,9940.68当連結会計年度10,272,20435,7970.35うち短期社債前連結会計年度966,046600.01当連結会計年度233,005290.01うち社債前連結会計年度4,151,35087,1232.10当連結会計年度3,140,91765,8602.10 (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の連結子会社については、週末毎、月末毎ないし四半期毎の残高に基づく平均残高を使用しております。3 資金運用勘定には無利息預け金の平均残高(前連結会計年度44,359,932百万円、当連結会計年度49,066,481百万円)を含めずに表示しております。 ② 海外 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度44,546,3691,409,9093.17当連結会計年度45,569,6211,413,3093.10うち貸出金前連結会計年度26,222,907929,6323.55当連結会計年度27,230,587948,9803.48うち有価証券前連結会計年度5,236,149115,4932.21当連結会計年度5,737,546126,6582.21うちコールローン及び買入手形前連結会計年度2,026,87616,1920.80当連結会計年度1,575,53015,7461.00うち買現先勘定前連結会計年度1,857,21139,9672.15当連結会計年度2,580,54057,5732.23うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度12,108370.31当連結会計年度24,706720.29うち預け金前連結会計年度4,830,53199,6362.06当連結会計年度4,149,23578,0271.88うちリース債権及びリース投資資産前連結会計年度420,96717,8004.23当連結会計年度224,5827,3073.25資金調達勘定前連結会計年度38,000,522749,9881.97当連結会計年度37,840,304724,6551.92うち預金前連結会計年度23,044,643422,4641.83当連結会計年度22,611,324407,0811.80うち譲渡性預金前連結会計年度6,017,305135,7492.26当連結会計年度6,424,927131,4422.05うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度807,51014,0801.74当連結会計年度727,83410,5731.45うち売現先勘定前連結会計年度4,186,35182,2751.97当連結会計年度5,240,834100,2591.91うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度―――当連結会計年度―――うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度2,433,96145,3441.86当連結会計年度1,811,25131,5131.74うち借用金前連結会計年度1,033,62932,4783.14当連結会計年度496,30119,0143.83うち短期社債前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち社債前連結会計年度193,4607,2583.75当連結会計年度83,0253,3674.06 (注) 1 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。2 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の連結子会社については、週末毎、月末毎ないし四半期毎の残高に基づく平均残高を使用しております。3 資金運用勘定には無利息預け金の平均残高(前連結会計年度3,210,358百万円、当連結会計年度3,486,210百万円)を含めずに表示しております。 ③ 合計 種類期別平均残高(百万円)利息(百万円)利回り(%)小計消去又は全社(△)合計小計消去又は全社(△)合計資金運用勘定前連結会計年度128,578,214△2,923,267125,654,9472,588,247△99,3422,488,9041.98当連結会計年度131,434,153△2,924,268128,509,8842,535,513△79,1492,456,3641.91うち貸出金前連結会計年度76,001,168△591,04975,410,1181,695,262△28,9791,666,2832.21当連結会計年度78,800,815△151,60078,649,2141,697,268△4,2511,693,0162.15うち有価証券前連結会計年度22,255,524△220,13622,035,388377,414△12,729364,6851.65当連結会計年度23,939,490△51,71023,887,779378,099△31,277346,8221.45うちコールローン及び買入手形前連結会計年度2,135,574―2,135,57416,551―16,5510.78当連結会計年度1,774,265―1,774,26515,890―15,8900.90うち買現先勘定前連結会計年度5,797,241△906,0784,891,16336,877△16,41920,4570.42当連結会計年度7,771,744△1,270,3606,501,38455,100△23,65031,4490.48うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度5,336,406―5,336,40617,784―17,7840.33当連結会計年度3,989,813―3,989,81321,247―21,2470.53うち預け金前連結会計年度6,792,206△1,172,6145,619,591120,535△17,399103,1351.84当連結会計年度6,292,043△1,287,3335,004,70998,012△17,08880,9241.62うちリース債権及びリース投資資産前連結会計年度1,795,169△21,795,16747,573△047,5732.65当連結会計年度224,582―224,5827,307―7,3073.25資金調達勘定前連結会計年度166,086,7222,742,740168,829,4621,105,51251,9701,157,4820.69当連結会計年度171,083,1893,488,473174,571,6631,069,211110,5581,179,7700.68うち預金前連結会計年度120,674,567△1,182,716119,491,850481,315△17,326463,9890.39当連結会計年度123,934,068△1,316,454122,617,614458,853△17,376441,4770.36うち譲渡性預金前連結会計年度11,543,554―11,543,554136,178―136,1781.18当連結会計年度11,684,407―11,684,407131,849―131,8491.13うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度1,387,690―1,387,69014,270―14,2701.03当連結会計年度1,948,864―1,948,86410,284―10,2840.53うち売現先勘定前連結会計年度9,982,312△906,0789,076,234136,153△16,419119,7331.32当連結会計年度13,827,124△1,270,37612,556,748154,971△23,650131,3201.05うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度2,658,313―2,658,3131,272―1,2720.05当連結会計年度1,835,513―1,835,5131,111―1,1110.06うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度2,535,084―2,535,08445,356―45,3561.79当連結会計年度1,911,343―1,911,34331,525―31,5251.65うち借用金前連結会計年度10,670,732△374,03610,296,69598,472△22,58975,8830.74当連結会計年度10,768,50650,73710,819,24454,8122,82057,6320.53うち短期社債前連結会計年度966,046―966,04660―600.01当連結会計年度233,005―233,00529―290.01うち社債前連結会計年度4,344,8115,239,5259,584,33694,381132,154226,5362.36当連結会計年度3,223,9436,171,3129,395,25569,227151,646220,8742.35 (注) 1 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。2 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の連結子会社については、週末毎、月末毎ないし四半期毎の残高に基づく平均残高を使用しております。3 資金運用勘定には無利息預け金の平均残高(前連結会計年度47,559,830百万円、当連結会計年度52,536,286百万円)を含めずに表示しております。 (3) 国内・海外別役務取引の状況当連結会計年度の役務取引等収益は前連結会計年度比466億円増加の1兆2,875億円、一方役務取引等費用は同232億円増加の2,042億円となったことから、役務取引等収支は同235億円増益の1兆834億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の役務取引等収益は前連結会計年度比424億円増加の1兆755億円、一方役務取引等費用は同153億円増加の1,754億円となったことから、役務取引等収支は同271億円増益の9,000億円となりました。海外の役務取引等収益は前連結会計年度比19億円減少の2,291億円、一方役務取引等費用は同69億円増加の351億円となったことから、役務取引等収支は同88億円減益の1,940億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度1,033,005230,997△23,0841,240,917当連結会計年度1,075,452229,143△17,0571,287,538うち預金・貸出業務前連結会計年度15,736131,375△6,541140,570当連結会計年度16,975131,138△5,568142,545うち為替業務前連結会計年度116,87122,740△36139,574当連結会計年度119,89421,612△30141,475うち証券関連業務前連結会計年度122,23336,278△6,980151,532当連結会計年度119,02341,135△5,921154,238うち代理業務前連結会計年度11,423――11,423当連結会計年度9,551――9,551うち保護預り・貸金庫業務前連結会計年度4,5442―4,547当連結会計年度4,3472―4,350うち保証業務前連結会計年度79,11011,461△4,97185,599当連結会計年度76,3869,549△35085,585うちクレジットカード関連業務前連結会計年度316,8770―316,878当連結会計年度335,6780―335,678うち投資信託関連業務前連結会計年度122,4755,286―127,761当連結会計年度146,8493,500―150,349役務取引等費用前連結会計年度160,12928,199△7,308181,019当連結会計年度175,44935,117△6,379204,188うち為替業務前連結会計年度31,50110,630△442,127当連結会計年度32,9057,817△12440,598 (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 (4) 国内・海外別特定取引の状況① 特定取引収益・費用の内訳当連結会計年度の特定取引収益は前連結会計年度比682億円増加の2,628億円、一方特定取引費用は同33億円減少したことから、特定取引収支は同715億円増益の2,628億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の特定取引収益は前連結会計年度比576億円増加の2,209億円、一方特定取引費用は同38億円減少の3億円となったことから、特定取引収支は同614億円増益の2,206億円となりました。海外の特定取引収益は前連結会計年度比144億円増加の518億円、一方特定取引費用は同43億円増加の96億円となったことから、特定取引収支は同101億円増益の423億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)特定取引収益前連結会計年度163,22737,423△5,974194,676当連結会計年度220,85151,822△9,846262,826うち商品有価証券収益前連結会計年度83,367―△71882,648当連結会計年度64,0828,418―72,501うち特定取引有価証券収益前連結会計年度――――当連結会計年度9,088176―9,265うち特定金融派生商品収益前連結会計年度79,51537,423△5,245111,693当連結会計年度147,59943,223△9,846180,976うちその他の特定取引収益前連結会計年度345―△10334当連結会計年度802―83特定取引費用前連結会計年度4,0585,220△5,9743,305当連結会計年度2829,564△9,846―うち商品有価証券費用前連結会計年度―718△718―当連結会計年度――――うち特定取引有価証券費用前連結会計年度2,956348―3,305当連結会計年度――――うち特定金融派生商品費用前連結会計年度1,1024,143△5,245―当連結会計年度2829,564△9,846―うちその他の特定取引費用前連結会計年度―10△10―当連結会計年度―――― (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 ② 特定取引資産・負債の内訳(末残)当連結会計年度末の特定取引資産残高は前連結会計年度末比2兆325億円増加の7兆3,613億円、特定取引負債残高は同1兆8,652億円増加の6兆845億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の特定取引資産残高は前連結会計年度末比1兆6,389億円増加の5兆9,733億円、特定取引負債残高は同1兆4,522億円増加の5兆1,375億円となりました。海外の特定取引資産残高は前連結会計年度末比5,054億円増加の1兆5,199億円、特定取引負債残高は同5,249億円増加の1兆790億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)特定取引資産前連結会計年度末4,334,4151,014,471△20,1085,328,778当連結会計年度末5,973,2911,519,904△131,9427,361,253うち商品有価証券前連結会計年度末2,346,123365,398―2,711,521当連結会計年度末2,473,626215,669―2,689,295うち商品有価証券派生商品前連結会計年度末74,204――74,204当連結会計年度末128,871――128,871うち特定取引有価証券前連結会計年度末――――当連結会計年度末――――うち特定取引有価証券派生商品前連結会計年度末28,1200―28,121当連結会計年度末28,60419―28,624うち特定金融派生商品前連結会計年度末1,841,968649,072△20,1082,470,932当連結会計年度末3,284,1851,298,633△131,9424,450,876うちその他の特定取引資産前連結会計年度末43,997――43,997当連結会計年度末58,0055,581―63,586特定取引負債前連結会計年度末3,685,269554,132△20,1084,219,293当連結会計年度末5,137,4871,078,983△131,9426,084,528うち売付商品債券前連結会計年度末1,872,773119,540―1,992,314当連結会計年度末1,942,95969,515―2,012,475うち商品有価証券派生商品前連結会計年度末92,370――92,370当連結会計年度末129,596――129,596うち特定取引売付債券前連結会計年度末――――当連結会計年度末――――うち特定取引有価証券派生商品前連結会計年度末29,0302―29,032当連結会計年度末28,9319―28,941うち特定金融派生商品前連結会計年度末1,691,095434,588△20,1082,105,576当連結会計年度末3,035,9991,009,457△131,9423,913,513うちその他の特定取引負債前連結会計年度末――――当連結会計年度末―――― (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 (5) 国内・海外別預金残高の状況○ 預金の種類別残高(末残) 種類期別国内海外合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度末100,022,18022,302,858122,325,038当連結会計年度末105,004,12922,038,088127,042,217うち流動性預金前連結会計年度末74,819,07414,237,04489,056,118当連結会計年度末80,041,18914,594,96394,636,153うち定期性預金前連結会計年度末17,885,1947,875,02925,760,223当連結会計年度末17,764,4937,264,05425,028,548うちその他前連結会計年度末7,317,911190,7857,508,696当連結会計年度末7,198,446179,0697,377,515譲渡性預金前連結会計年度末4,962,6516,202,83511,165,486当連結会計年度末4,081,7406,098,69510,180,435総合計前連結会計年度末104,984,83128,505,693133,490,525当連結会計年度末109,085,87028,136,783137,222,653 (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金4 「定期性預金」とは、定期預金であります。 (6) 国内・海外別貸出金残高の状況① 業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別前連結会計年度末当連結会計年度末金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内(除く特別国際金融取引勘定分)51,471,087100.0052,653,427100.00製造業6,715,30613.057,264,65613.80農業、林業、漁業及び鉱業272,3060.53271,2160.52建設業730,1871.42753,2161.43運輸、情報通信、公益事業5,341,65010.385,228,3109.93卸売・小売業4,299,2328.354,393,8948.34金融・保険業2,282,7254.432,738,5835.20不動産業、物品賃貸業8,727,78816.969,302,24417.67各種サービス業4,247,5928.254,355,9128.27地方公共団体754,5001.47784,2731.49その他18,099,79635.1617,561,12033.35海外及び特別国際金融取引勘定分26,508,102100.0029,864,181100.00政府等286,3101.08276,4930.93金融機関1,821,7176.872,087,8896.99商工業21,381,48380.6623,939,81680.16その他3,018,59111.393,559,98211.92合計77,979,190―82,517,609― (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。 ② 外国政府等向け債権残高(国別) 期別国別金額(百万円)前連結会計年度末アゼルバイジャン677アルゼンチン15合計692(資産の総額に対する割合:%)(0.00)当連結会計年度末アルゼンチン8合計8(資産の総額に対する割合:%)(0.00) (注) 対象国の政治経済情勢等を勘案して必要と認められる金額を引き当てる特定海外債権引当勘定の引当対象とされる債権残高を記載しております。 (7) 国内・海外別有価証券の状況○ 有価証券残高(末残) 種類期別国内海外全社合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度末6,514,573――6,514,573当連結会計年度末7,348,013――7,348,013地方債前連結会計年度末99,164――99,164当連結会計年度末262,681――262,681社債前連結会計年度末2,582,01468,226―2,650,240当連結会計年度末2,666,21272,866―2,739,079株式前連結会計年度末3,618,083―376,3733,994,456当連結会計年度末2,867,103―357,9313,225,034その他の証券前連結会計年度末5,711,7455,365,1812,64311,079,570当連結会計年度末7,284,7756,265,4163,74913,553,941合計前連結会計年度末18,525,5805,433,407379,01624,338,005当連結会計年度末20,428,7866,338,283361,68127,128,751 (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。 4 キャッシュ・フローの状況の分析(1) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度のキャッシュ・フローは、資金の運用・調達や貸出金・預金の増減等の「営業活動によるキャッシュ・フロー」が前連結会計年度対比2兆4,912億円増加の+7兆875億円、有価証券の取得・売却や有形固定資産の取得・売却等の「投資活動によるキャッシュ・フロー」が同4兆179億円減少の△3兆117億円、配当金の支払等の「財務活動によるキャッシュ・フロー」が同3,917億円減少の△1兆246億円となりました。その結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末対比2兆9,768億円増加の56兆978億円となりました。 (2) 資本政策の方針当社は、健全性確保、株主還元強化、成長投資をバランスよく実現していくことを資本政策の基本方針としております。2020年度からの3年間を計画期間とする本中期経営計画においても、引き続き当該基本方針のもと、持続的な株主価値の向上を目指してまいります。 ① 健全性確保前中期経営計画で資本蓄積を進めた結果、普通株式等Tier1比率(※)が目標の10%程度に到達し、十分な資本余力を保持しております。この資本の厚みを活かして、まずは、新型コロナウイルス感染症に苦しむ国内外のお客さまに対する資金繰り支援に確りと対応してまいります。このために、2020年度末では当初中期経営計画の1年目の計画としていた残高と比べてリスクアセットが5兆円程度増加する見通しで、これは普通株式等Tier1比率で約0.5%の低下影響となります。従って、当面の資本運営として、普通株式等Tier1比率を本中期経営計画の財務目標10%程度から、新型コロナウイルス感染症関連の貸出金の増加分に相当する0.5%を切り下げて、9.5%程度で運営していく方針としております。(※)当社連結ベース、バーゼルⅢ最終化時、その他有価証券評価差額金を除く ② 株主還元強化 前中期経営計画では、3期連続で合計40円の増配を実現するとともに、合計1,700億円の自己株式取得を実施いたしました。本中期経営計画においても、配当を基本に機動的な自己株式取得も実施するという株主還元の方針は不変であります。また、累進的配当、すなわち減配せず、配当維持もしくは増配を原則とし、本中期経営計画期間中に配当性向を40%まで引き上げるという点についても、継続して取り組んでまいります。2019年度の配当については、親会社株主に帰属する当期純利益が目標の7,000億円を超えたことに加え、配当性向の目標40%に向けて、期初予想比、前年比ともに10円の増配となる190円といたしました。また、2020年度の配当予想は、新型コロナウイルス感染症の影響により、親会社株主に帰属する当期純利益の大幅な減益を見込んでおりますが、累進的に配当を行うという当社の方針に基づき、2019年度と同じ190円で据置きとしております。 ③ 成長投資資本蓄積の途上にあった前中期経営計画とは異なり、上述の通り普通株式等Tier1比率が目標水準に到達したことで、本中期経営計画は将来の成長に向けた資本活用ができるステージとなりました。本中期経営計画では、引き続き資産効率を重視しつつ、7つの重点事業領域を中心に3年間で5,000億円の資本を投入し、5兆円のリスクアセットの増加を図る計画としております。なお、新型コロナウイルス感染症による影響は、2022年度末までには関連する貸出金が全て返済され、ニュートラルとみております。また、M&Aを通じたインオーガニック成長についても、「海外における資本・資産効率の高い投資」や「中長期的な成長に向けたビジネスプラットフォームを創るための投資」をターゲットに、当社の投資規準を満たす案件を追求してまいります。 ④ 政策保有株式2015年10月より、5ヵ年で簿価5,000億円の削減を目指してまいりましたが、期限まで半年を残した2020年3月末の段階で約4,800億円を削減し、売却についてお客さまの応諾を取得済のものを含めれば、約5,500億円の削減に目処をつけ、同計画の達成を見込んでおります。これを受けて、本中期経営計画に合わせて、政策保有株式も新たな削減計画に移行し、2020年4月以降の今後5ヵ年で合計3,000億円の削減を目指しております。 (自己資本比率等の状況)(参考)自己資本比率は、「銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(平成18年金融庁告示第20号)に定められた算式に基づき、連結ベースで算出しております。 当社は、国際統一基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては先進的内部格付手法を採用しております。また、マーケット・リスク規制を導入しており、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては先進的計測手法を採用しております。また、自己資本比率の補完的指標であるレバレッジ比率は、「銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準の補完的指標として定めるレバレッジに係る健全性を判断するための基準」(平成31年金融庁告示第12号)に定められた算式に基づき、連結ベースで算出しております。 連結自己資本比率(国際統一基準)(単位:億円、%) 2019年3月31日2020年3月31日1.連結総自己資本比率(4/7)20.7618.752.連結Tier1比率(5/7)18.1916.633.連結普通株式等Tier1比率(6/7)16.3715.554.連結における総自己資本の額122,405115,5205.連結におけるTier1資本の額107,272102,4996.連結における普通株式等Tier1資本の額96,54595,8137.リスク・アセットの額589,428615,9918.連結総所要自己資本額47,15449,279 持株レバレッジ比率(国際統一基準) (単位:%) 2019年3月31日2020年3月31日持株レバレッジ比率4.884.31 5 重要な会計上の見積り当社が連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは以下のとおりであります。 (貸倒引当金)貸倒引当金は、貸出金を含むすべての債権について、自己査定基準に基づいて資産査定を実施し、債務者の信用リスクの状況に応じた債務者区分を判定した上で、次のとおり計上しております。・債務者区分ごとに貸倒実績率又は倒産確率の過去の一定期間における平均値に基づき予想損失額を見込んで計上・債権の元本の回収及び利息の受取りに係るキャッシュ・フローを合理的に見積ることができる要管理先及び破 綻懸念先に係る債権のうち、大口債務者に対してはキャッシュ・フロー見積法(DCF法)を適用し計上・過去実績や個社の債務者区分に反映しきれない、特定のポートフォリオにおける蓋然性の高い将来の見通しに 基づく予想損失については、総合的な判断を踏まえて必要と認められる金額を計上これらの方法による貸倒引当金の計上については、次のような見積りの不確実性が存在するため、経営者による高度な判断が求められます。・債務者区分判定における将来予測情報を含む定性的要因の勘案・DCF法における個別の将来キャッシュ・フローの合理的な見積り・直近の経済環境やリスク要因を踏まえた将来の見通しに基づく予想損失の見積り手法と対象となるポートフォリオの決定これらは経済環境等の変化によって影響を受ける可能性があり、翌連結会計年度以降の貸倒引当金の金額に重要な影響を与える可能性があります。(注)新型コロナウイルス感染症の影響拡大に係る貸倒引当金の見積りについては、第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項 (追加情報)をご参照ください。 (固定資産の減損)減損の兆候がある固定資産については、減損損失の認識要否の判定を行い、認識が必要となった場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。回収可能価額には、固定資産の時価から処分費用見込額を控除した正味売却価額と、固定資産の継続的使用と使用後の処分によって生ずると見込まれるキャッシュ・フローの現在価値である使用価値のいずれかを使用しております。減損損失の認識要否の判定及び使用価値の算出に使用する将来のキャッシュ・フロー、成長率については、経営者の見積りや判断、市場成長率等に基づき決定しており、使用価値の算出に使用する割引率については、市場金利やその他の市場環境に基づき決定しておりますが、これらは金融経済環境等の変化等によって影響を受ける可能性があり、見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の減損損失の金額に重要な影響を与える可能性があります。 (金融商品の時価評価)時価を把握することが極めて困難と認められるもの以外の有価証券や、デリバティブ取引については時価をもって連結貸借対照表計上額としております。金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には、合理的に算定された価額が含まれております。合理的に算定された価額の具体例といたしましては、市場価格のない債券等や、店頭デリバティブ取引等があります。市場価格のない債券等につきましては、与信先の内部格付や担保設定状況等を勘案した将来キャッシュ・フローの見積額を、無リスク金利に一定の調整を加えたレートにて割り引いた現在価値をもって時価としております。ただし、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先の私募債等につきましては、貸出金と同様に、当該債券の帳簿価額から貸倒見積高を控除した金額をもって時価としております。店頭デリバティブ取引のうち、金利・通貨・株式・債券及びクレジットデリバティブにつきましては、将来キャッシュ・フローの割引現在価値やオプション価格計算モデル等により算定した価額をもって時価としております。また、商品関連デリバティブ取引につきましては、取引対象物の価格、契約期間等の構成要素に基づき算定した価額をもって時価としております。当該価額の算定においては、これらの算出方法を採用しているため、金融経済環境等の前提が変動したことにより、内部格付や将来キャッシュ・フロー等条件が変化した場合には、翌連結会計年度以降の金融商品の時価の金額に重要な影響を与える可能性があります。 (利息返還損失引当金)利息返還損失引当金は、利息制限法の定める上限を超える利率で貸し出していた顧客からの利息返還請求に備えて、将来の返還請求額の見込みをもとに計上しております。将来の返還請求額の見込みは、顧客からの返還請求件数、返還金額等の過去の実績を用い、一定の仮定のもと算出しております。今後の顧客からの返還請求の動向が、翌連結会計年度以降の利息返還損失引当金の金額に重要な影響を与える可能性があります。 (退職給付費用及び退職給付債務)従業員の確定給付制度に係る退職給付費用及び退職給付債務は、割引率、退職率、将来の昇給率などの様々な仮定に基づき計上しております。割引率は日本国債の利回り、退職率や将来の昇給率などの指標については過去の実績や直近の見通しに基づき決定しております。これらの決定にあたっては、経営者の高度な判断が求められ、見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の退職給付費用、退職給付債務の金額に重要な影響を与える可能性があります。 (繰延税金資産)一時差異等に係る税金の額は、将来の会計期間において回収または支払が見込まれない税金の額を除き、繰延税金資産又は繰延税金負債として計上しております。なお、そのうち繰延税金資産の回収可能性については、一時差異等のスケジューリングや課税所得を合理的に見積もって判断しておりますが、一時差異等のスケジューリングが変更になった場合や課税所得が見積りを下回ることとなった場合、または法人税率の引き下げ等の税制改正がなされた場合には、翌連結会計年度以降の繰延税金資産の金額に重要な影響を与える可能性があります。
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1) 経営方針、経営戦略等① 経営方針当社グループは、以下の経営理念のもと、「最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、お客さまと共に成長するグローバル金融グループ」を目指してまいります。 ○お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する。○事業の発展を通じて、株主価値の永続的な増大を図る。○勤勉で意欲的な社員が、思う存分にその能力を発揮できる職場を作る。 ② 経営環境当年度を顧みますと、年度後半には、米中貿易摩擦を受けた各国の輸出入の鈍化等を背景に、世界経済の先行き不透明感が高まりましたが、総じて緩やかな回復基調が続きました。海外では、中国の成長ペースが鈍化したものの、新興国において、緩やかな経済の成長が見られました。先進国においても、個人消費が底堅く推移し、経済の回復基調が続きました。わが国の経済は、企業業績が概ね好調に推移する中、設備投資の増加や雇用・所得環境の改善を通じた個人消費の持直し等から、内需を中心に緩やかな回復が続きました。わが国の金融資本市場におきましては、日本銀行による「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」のもと、短期金利はマイナス0.06%前後で推移しました。一方、長期金利は、昨年7月に決定された金融緩和の持続性強化に向けた政策において、長期金利の変動許容幅が拡大されたことを受け、10月には0.15%台まで上昇しましたが、米中貿易摩擦を巡る不透明感を背景に反転した後、米国において利上げの一時停止が示唆されたことを受け、当年度末にかけてマイナス圏で推移しました。円相場は、昨年10月に1ドル114円台まで円安が進んだ後、本年1月には一時1ドル107円台まで上昇しましたが、米国長期金利の下落等を受け、当年度末にかけて概ね1ドル110円台で推移しました。日経平均株価は、好調な企業業績や米国における株価上昇等を背景に2万4千円台前半まで上昇した後、本年1月には一時的に2万円台を割り込みましたが、当年度末には2万1千円台まで回復しました。こうした中、昨年6月、株式会社東京証券取引所により「コーポレートガバナンス・コード」が改訂されたほか、金融機関と金融関連IT企業等(いわゆる「フィンテック企業」)が連携・協働して技術革新を進めていくための法制度の整備等を目的とした「銀行法等の一部を改正する法律」が施行されました。 ③ 経営戦略当社グループは、グループ総合力の結集と構造改革の推進により、お客さまに価値ある商品・サービスを適時に提供し、お客さまに選ばれる金融グループとして、持続的成長と企業価値の更なる向上を目指してまいります。そのための施策として、2017年度からの3年間を計画期間とする中期経営計画で掲げた以下の3つの基本方針に則った取組みを加速してまいります。 ○規律を重視した事業展開○強みに重点を置いた成長戦略の推進○持続的成長を支えるグループ・グローバルベースの運営高度化 ④ 経営指標本中期経営計画では、資本効率・資産効率・経費効率の改善に取り組み、下表の3項目を最終年度の2019年度の財務目標として掲げております。 <連結財務目標(2019年度)>資本効率ROE※17~8%程度経費効率経費率2016年度(62.1%)比△1%程度低下健全性普通株式等Tier1比率※210%程度 ※1 株主資本ベース。※2 バーゼルⅢ最終化時ベース。普通株式等Tier1から「その他有価証券評価差額金」、リスクアセットから株式評価益見合い分を控除。 (2) 対処すべき課題当社グループは、中期経営計画の最終年度にあたる2019年度は、業務運営方針を「中期経営計画の最終年度を着実に仕上げるとともに、次期中期経営計画を展望し、持続的成長に向けた施策に着手する」とし、中期経営計画で掲げた前述の3つの基本方針に則った取組みの総仕上げにより、お客さまに価値ある商品・サービスを適時に提供し、お客さまに選ばれる金融グループとして、持続的成長と企業価値の更なる向上を目指してまいります。 ① 規律を重視した事業展開ボトムライン収益の持続的成長を実現するため、資本効率、資産効率及び経費効率の向上のためのビジネスモデル改革を加速し、規律を重視した収益性の高い金融機関を目指してまいります。具体的には、国内の安定的な収益基盤における競争優位性を維持しつつ、優先的に資源投入するビジネスを選別することで、資本効率の良い収益構造への転換を進めていくとともに、国際的な金融規制の強化を踏まえ、資産の総額もコントロールしてまいります。加えて、デジタル技術を活用した業務の効率化やグループ内での業務基盤の共有化を進め、グループ全体の生産性向上と効率化を推進してまいります。 ② 強みに重点を置いた成長戦略の推進当社グループの競争優位性と事業の成長性をもとに定めた以下の「7つの戦略事業領域」に重点を置き、4つの事業部門において、安定的な収益基盤である国内事業の一層の強化、海外事業における成長戦略の推進及び将来の成長に向けた新たな強みづくりに取り組んでまいります。 <7つの戦略事業領域>・本邦ナンバーワンの個人向け金融ビジネスの実現 ・本邦中堅企業向けビジネスにおける優位性の拡大 ・国内外の大企業向けビジネスにおける存在感の拡大 ・高採算かつグローバルに強みがある金融商品の提供におけるトップクラスの地位の確立 ・「アジア・セントリック」の進化 ・市場関連業務の収益力強化 ・当社グループ独自の付加価値の高い信託・資産運用ビジネスの構築 イ.リテール事業部門お客さま本位に根ざした資産管理型ビジネスと個人向けローンの拡充に注力するとともに、キャッシュレス化を先導してまいります。また、株式会社三井住友銀行におきまして、全店舗の次世代型店舗への移行完了を目指してまいります。 ロ.ホールセール事業部門貸出に加え、お客さまの経営課題に応じた解決策をグループベースで提供し、収益性を向上させてまいります。また、デジタル化の進展や異業種の参入等によりお客さまのビジネス環境が変化する中、お客さまとともに新たなビジネスの創出にも取り組んでまいります。 ハ.国際事業部門海外のお客さまに対しまして、貸出に加え、為替取引や債券・株式の引受け等への対応力を強化し、お取引の複合化を推進してまいります。また、航空機リース等の高採算かつ当社グループが強みを持つビジネスを強化してまいります。更に、インドネシアをはじめとするアジア地域においてマルチフランチャイズ戦略を一層推進してまいります。 ニ.市場事業部門ALM業務において、株式や債券のポートフォリオを機動的に調整することで収益を拡大させてまいります。また、調達手段の多様化等により、外貨の安定的かつ低コストな調達を推進してまいります。更に、お客さまの多様な運用志向やニーズに応じたソリューション提案型のビジネスモデルを確立するとともに、グループ・グローバルベースでのサービス提案力を一段と向上させてまいります。 ③ 持続的成長を支えるグループ・グローバルベースの運営高度化イ.ビジネスにおける可能性を最大化する経営体制事業部門制のもと、引き続き、グループ・グローバルベースで当社グループの経営資源を最大限活用してまいります。具体的には、グループ各社が、統一された経営戦略のもとで商品・サービス提供力を強化することによって、幅広いお客さまの多様なニーズに的確にお応えしてまいります。また、企画・管理機能を高度化し、人員・システム投資額等をグループ・グローバルベースでコントロールすることで、全体最適の観点から資源の投入を行ってまいります。 ロ.デジタル化の推進社会のデジタル化、キャッシュレス化が急速に進展する中、様々な新しい技術を積極的に取り入れ、当社グループの生産性向上・業務効率化や経営基盤の高度化並びにお客さまの利便性向上や新規ビジネスの創造等、あらゆる分野でデジタル化を推進いたします。 ハ.サステナビリティ経営の推進経営トップの強力なリーダーシップのもと、持続可能な社会の実現を目指して、事業を通じた社会的課題の解決とSDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けた取組みを進めてまいります。 当社グループは、お客さま本位の業務運営を一層推進するとともに、これらの取組みにおいて、着実な成果をお示ししたいと考えております。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1) 経営方針、経営戦略等① 経営方針当社グループは、以下の経営理念のもと、「最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、お客さまと共に成長するグローバル金融グループ」を目指してまいります。 ○お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する。○事業の発展を通じて、株主価値の永続的な増大を図る。○勤勉で意欲的な社員が、思う存分にその能力を発揮できる職場を作る。 ② 経営環境当年度を顧みますと、年度後半には、米中貿易摩擦を受けた各国の輸出入の鈍化等を背景に、世界経済の先行き不透明感が高まりましたが、総じて緩やかな回復基調が続きました。海外では、中国の成長ペースが鈍化したものの、新興国において、緩やかな経済の成長が見られました。先進国においても、個人消費が底堅く推移し、経済の回復基調が続きました。わが国の経済は、企業業績が概ね好調に推移する中、設備投資の増加や雇用・所得環境の改善を通じた個人消費の持直し等から、内需を中心に緩やかな回復が続きました。わが国の金融資本市場におきましては、日本銀行による「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」のもと、短期金利はマイナス0.06%前後で推移しました。一方、長期金利は、昨年7月に決定された金融緩和の持続性強化に向けた政策において、長期金利の変動許容幅が拡大されたことを受け、10月には0.15%台まで上昇しましたが、米中貿易摩擦を巡る不透明感を背景に反転した後、米国において利上げの一時停止が示唆されたことを受け、当年度末にかけてマイナス圏で推移しました。円相場は、昨年10月に1ドル114円台まで円安が進んだ後、本年1月には一時1ドル107円台まで上昇しましたが、米国長期金利の下落等を受け、当年度末にかけて概ね1ドル110円台で推移しました。日経平均株価は、好調な企業業績や米国における株価上昇等を背景に2万4千円台前半まで上昇した後、本年1月には一時的に2万円台を割り込みましたが、当年度末には2万1千円台まで回復しました。こうした中、昨年6月、株式会社東京証券取引所により「コーポレートガバナンス・コード」が改訂されたほか、金融機関と金融関連IT企業等(いわゆる「フィンテック企業」)が連携・協働して技術革新を進めていくための法制度の整備等を目的とした「銀行法等の一部を改正する法律」が施行されました。 ③ 経営戦略当社グループは、グループ総合力の結集と構造改革の推進により、お客さまに価値ある商品・サービスを適時に提供し、お客さまに選ばれる金融グループとして、持続的成長と企業価値の更なる向上を目指してまいります。そのための施策として、2017年度からの3年間を計画期間とする中期経営計画で掲げた以下の3つの基本方針に則った取組みを加速してまいります。 ○規律を重視した事業展開○強みに重点を置いた成長戦略の推進○持続的成長を支えるグループ・グローバルベースの運営高度化 ④ 経営指標本中期経営計画では、資本効率・資産効率・経費効率の改善に取り組み、下表の3項目を最終年度の2019年度の財務目標として掲げております。 <連結財務目標(2019年度)>資本効率ROE※17~8%程度経費効率経費率2016年度(62.1%)比△1%程度低下健全性普通株式等Tier1比率※210%程度 ※1 株主資本ベース。※2 バーゼルⅢ最終化時ベース。普通株式等Tier1から「その他有価証券評価差額金」、リスクアセットから株式評価益見合い分を控除。 (2) 対処すべき課題当社グループは、中期経営計画の最終年度にあたる2019年度は、業務運営方針を「中期経営計画の最終年度を着実に仕上げるとともに、次期中期経営計画を展望し、持続的成長に向けた施策に着手する」とし、中期経営計画で掲げた前述の3つの基本方針に則った取組みの総仕上げにより、お客さまに価値ある商品・サービスを適時に提供し、お客さまに選ばれる金融グループとして、持続的成長と企業価値の更なる向上を目指してまいります。 ① 規律を重視した事業展開ボトムライン収益の持続的成長を実現するため、資本効率、資産効率及び経費効率の向上のためのビジネスモデル改革を加速し、規律を重視した収益性の高い金融機関を目指してまいります。具体的には、国内の安定的な収益基盤における競争優位性を維持しつつ、優先的に資源投入するビジネスを選別することで、資本効率の良い収益構造への転換を進めていくとともに、国際的な金融規制の強化を踏まえ、資産の総額もコントロールしてまいります。加えて、デジタル技術を活用した業務の効率化やグループ内での業務基盤の共有化を進め、グループ全体の生産性向上と効率化を推進してまいります。 ② 強みに重点を置いた成長戦略の推進当社グループの競争優位性と事業の成長性をもとに定めた以下の「7つの戦略事業領域」に重点を置き、4つの事業部門において、安定的な収益基盤である国内事業の一層の強化、海外事業における成長戦略の推進及び将来の成長に向けた新たな強みづくりに取り組んでまいります。 <7つの戦略事業領域>・本邦ナンバーワンの個人向け金融ビジネスの実現 ・本邦中堅企業向けビジネスにおける優位性の拡大 ・国内外の大企業向けビジネスにおける存在感の拡大 ・高採算かつグローバルに強みがある金融商品の提供におけるトップクラスの地位の確立 ・「アジア・セントリック」の進化 ・市場関連業務の収益力強化 ・当社グループ独自の付加価値の高い信託・資産運用ビジネスの構築 イ.リテール事業部門お客さま本位に根ざした資産管理型ビジネスと個人向けローンの拡充に注力するとともに、キャッシュレス化を先導してまいります。また、株式会社三井住友銀行におきまして、全店舗の次世代型店舗への移行完了を目指してまいります。 ロ.ホールセール事業部門貸出に加え、お客さまの経営課題に応じた解決策をグループベースで提供し、収益性を向上させてまいります。また、デジタル化の進展や異業種の参入等によりお客さまのビジネス環境が変化する中、お客さまとともに新たなビジネスの創出にも取り組んでまいります。 ハ.国際事業部門海外のお客さまに対しまして、貸出に加え、為替取引や債券・株式の引受け等への対応力を強化し、お取引の複合化を推進してまいります。また、航空機リース等の高採算かつ当社グループが強みを持つビジネスを強化してまいります。更に、インドネシアをはじめとするアジア地域においてマルチフランチャイズ戦略を一層推進してまいります。 ニ.市場事業部門ALM業務において、株式や債券のポートフォリオを機動的に調整することで収益を拡大させてまいります。また、調達手段の多様化等により、外貨の安定的かつ低コストな調達を推進してまいります。更に、お客さまの多様な運用志向やニーズに応じたソリューション提案型のビジネスモデルを確立するとともに、グループ・グローバルベースでのサービス提案力を一段と向上させてまいります。 ③ 持続的成長を支えるグループ・グローバルベースの運営高度化イ.ビジネスにおける可能性を最大化する経営体制事業部門制のもと、引き続き、グループ・グローバルベースで当社グループの経営資源を最大限活用してまいります。具体的には、グループ各社が、統一された経営戦略のもとで商品・サービス提供力を強化することによって、幅広いお客さまの多様なニーズに的確にお応えしてまいります。また、企画・管理機能を高度化し、人員・システム投資額等をグループ・グローバルベースでコントロールすることで、全体最適の観点から資源の投入を行ってまいります。 ロ.デジタル化の推進社会のデジタル化、キャッシュレス化が急速に進展する中、様々な新しい技術を積極的に取り入れ、当社グループの生産性向上・業務効率化や経営基盤の高度化並びにお客さまの利便性向上や新規ビジネスの創造等、あらゆる分野でデジタル化を推進いたします。 ハ.サステナビリティ経営の推進経営トップの強力なリーダーシップのもと、持続可能な社会の実現を目指して、事業を通じた社会的課題の解決とSDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けた取組みを進めてまいります。 当社グループは、お客さま本位の業務運営を一層推進するとともに、これらの取組みにおいて、着実な成果をお示ししたいと考えております。
MD&A(経営者による分析)
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度の経常利益は前連結会計年度対比288億円減益の1兆1,353億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同77億円減益の7,267億円となりました。当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。 (単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比連結粗利益 29,81128,462△1,349資金運用収支 13,90213,314△588信託報酬 39478役務取引等収支 10,66610,599△67特定取引収支 2,4631,914△549その他業務収支 2,7402,588△152営業経費 △18,162△17,1511,011持分法による投資損益 390611222連結業務純益 12,03811,923△116与信関係費用 △942△1,103△161不良債権処理額 △1,160△1,270△110貸出金償却 △1,052△1,054△2貸倒引当金繰入額 ― ― ― その他 △108△216△108貸倒引当金戻入益 11657△58償却債権取立益 1021108株式等損益 1,1891,163△26その他 △645△63114経常利益 11,64111,353△288特別損益 △553△117435うち固定資産処分損益 △47△398うち減損損失 △499△96403うち段階取得に係る差益 ―2323税金等調整前当期純利益 11,08911,236147法人税、住民税及び事業税 △2,256△2,763△507法人税等調整額 △449△551△102当期純利益 8,3837,922△462非支配株主に帰属する当期純利益 △1,040△655385親会社株主に帰属する当期純利益 7,3447,267△77 (注)1 減算項目には金額頭部に△を付しております。2 連結粗利益=資金運用収支+信託報酬+役務取引等収支+特定取引収支+その他業務収支 また、本中期経営計画において最終年度の2019年度の財務目標として掲げている項目について、当連結会計年度の実績は下表の通りとなりました。普通株式等Tier1比率については、中期経営計画で目標とする10%に1年前倒しで到達しました。 当連結会計年度2019年度連結財務目標資本効率ROE※18.2%7~8%程度経費効率経費率60.3% 2016年度(62.1%)比 △1%程度低下健全性普通株式等Tier1比率※210.3%10%程度 ※1 株主資本ベース※2 バーゼルⅢ最終化時ベース。普通株式等Tier1から「その他有価証券評価差額金」、リスクアセットから株式評価益見合い分を控除。 1 経営成績の分析(1) 連結業務純益資金運用収支は、海外ビジネスが堅調であった一方、株式会社みなと銀行及び株式会社関西アーバン銀行の持分法適用会社化(以下、「地銀再編」)の影響等により、前連結会計年度比588億円減益の1兆3,314億円となりました。 信託報酬は、前連結会計年度比8億円増益の47億円となりました。 役務取引等収支は、クレジットカードビジネス及び海外ビジネスが堅調であった一方、資産運用ビジネスがマーケット環境の悪化により低調に推移したこと等により、前連結会計年度比67億円減益の1兆599億円となりました。 特定取引収支は、前連結会計年度比549億円減益の1,914億円となり、その他業務収支は、前連結会計年度比152億円減益の2,588億円となりました。なお、外貨建特定取引(通貨スワップ等)とそのリスクヘッジのために行う外国為替取引等の損益は、財務会計上、特定取引収支とその他業務収支中の外国為替売買損益に区分して計上されるため、ヘッジ効果を踏まえた経済実態としては、特定取引収支及びその他業務収支の合算でみる必要があります。両者合算では、SMBC日興証券株式会社においてトレーディング損益が減益となったこと等により、前連結会計年度比701億円減益の4,502億円となりました。 以上により、連結粗利益は、前連結会計年度比1,349億円減益の2兆8,462億円となりました。 営業経費は、地銀再編影響に加え、グループベースでの経費コントロール強化が奏功したこと等により、前連結会計年度比1,011億円減少の1兆7,151億円となりました。 持分法による投資損益は、地銀再編影響等により、前連結会計年度比222億円増益の611億円の利益となりました。 以上の結果、連結業務純益は、前連結会計年度比116億円減益の1兆1,923億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比資金運用収支①13,90213,314△588資金運用収益 21,65824,8893,231資金調達費用 △7,756△11,575△3,819信託報酬②39478役務取引等収支③10,66610,599△67役務取引等収益 12,44112,409△31役務取引等費用 △1,774△1,810△36特定取引収支④2,4631,914△549特定取引収益 2,4631,947△517特定取引費用 △0△33△33その他業務収支⑤2,7402,588△152その他業務収益 18,63315,782△2,852その他業務費用 △15,894△13,1932,700連結粗利益(=①+②+③+④+⑤)⑥29,81128,462△1,349営業経費⑦△18,162△17,1511,011持分法による投資損益⑧390611222連結業務純益(=⑥+⑦+⑧) 12,03811,923△116 (注) 減算項目には金額頭部に△を付しております。 (2) 与信関係費用与信関係費用は、株式会社三井住友銀行における戻り益の縮小等により、前連結会計年度比161億円増加の1,103億円の費用となりました。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比貸倒引当金繰入額①11657△58一般貸倒引当金繰入額 342575233個別貸倒引当金繰入額 △234△525△291特定海外債権引当勘定繰入額 87△1貸出金償却②△1,052△1,054△2貸出債権売却損等③△108△216△108償却債権取立益④1021108与信関係費用(=①+②+③+④) △942△1,103△161 (注) 減算項目には金額頭部に△を付しております。 (3) 株式等損益株式等損益は、前連結会計年度比26億円減益の1,163億円の利益となりました。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比株式等損益 1,1891,163△26株式等売却益 1,4071,347△59株式等売却損 △121△6557株式等償却 △96△119△23 (注) 減算項目には金額頭部に△を付しております。 (4) セグメントの業績 各事業部門別の業績は以下の通りであります。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比連結粗利益連結業務純益連結粗利益連結業務純益連結粗利益連結業務純益ホールセール事業部門7,7294,7877,8494,8496△46リテール事業部門13,1172,99612,8162,746△257△223国際事業部門6,3203,9826,8963,95131236市場事業部門3,5623,1983,3362,9854864本社管理等△917△2,924△2,435△2,608△1,45853合計29,81112,03828,46211,923△1,349△116 (注) 1 セグメントは内部管理上採用している区分によっております。 2 本社管理等には、内部取引として消去すべきものを含めております。 3 前連結会計年度比は、金利・為替影響等を調整しております。 ① ホールセール事業部門マイナス金利政策や厳しい競争環境による、株式会社三井住友銀行の国内貸金収益の減益等はあったものの、SMBC日興証券株式会社におけるIB業務の伸長や、株式会社三井住友銀行における収益構造転換への取り組みによる非金利収益の大幅な増加もあり、業務純益は4,849億円と高い水準を確保しました。また、M&Aアドバイザリー件数において2年連続で第一位、IPO主幹事件数においても第一位を獲得する等、事業部門全体の実力は着実に増大しております。 ② リテール事業部門業界平均を上回る買物取扱高の伸張、個人の健全な資金ニーズの捕捉等、クレジットカード、コンシューマーファイナンスビジネスが順調に推移した一方、市場環境低迷を背景とした投資マインドの冷え込みにより、資産運用ビジネスが減益となり、連結業務純益は前連結会計年度比223億円減益の2,746億円となりました。一方で、お客さま本位の資産管理型ビジネスの定着やキャッシュレス決済戦略、店舗改革を着実に実行したことで、収益を持続的に支える実力は着実に向上してきております。 ③ 国際事業部門PT Bank Tabungan Pensiunan Nasional Tbkとの統合費用など一過性の費用を計上したものの、ボラティリティの高いマーケット環境下、預金・為替・デリバティブをはじめとした非アセット関連収益の拡大や資産回転型ビジネス等の重点戦略を着実に推進することで、連結業務純益は前連結会計年度比36億円増益の3,951億円となりました。また、持続的成長を支える基盤である外貨預金については、その質の向上を図りつつ、2,000億米ドル前後の高水準の調達額を維持しております。 ④ 市場事業部門市場環境の変化が激しい中、米中通商問題の深刻化に先んじたリスクリバランスを実施する等、機動的なポートフォリオ運営により収益を計上し、連結業務純益は前連結会計年度比64億円増益の2,985億円となりました。セールス&トレーディングは、お客さまの様々なニーズにお応えするべく、質の高いソリューション提案を追及し、多くのお客さまにお取引をいただいたことで、外国為替関連の取引が堅調に推移しました。 2 財政状態の分析(1) 貸出金貸出金は、株式会社三井住友銀行において、国内法人向け貸出及び米州、アジアを中心とした海外貸出が増加したこと等により、前連結会計年度末比5兆333億円増加して77兆9,792億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比貸出金残高(末残)729,459779,79250,333うちリスク管理債権6,5726,765193うち住宅ローン(注)126,551122,328△4,223 (注) 当社国内銀行子会社の単体計数を単純合算して表示しております。 当社グループのリスク管理債権は、前連結会計年度末比193億円増加して6,765億円となりました。債権区分別では、破綻先債権額が149億円、貸出条件緩和債権額が172億円それぞれ減少した一方で、延滞債権額が507億円、3カ月以上延滞債権額が6億円それぞれ増加しております。その結果、貸出金残高比率は0.9%となりました。 ① リスク管理債権の状況(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比破綻先債権①277128△149延滞債権②4,0614,5685073カ月以上延滞債権③1281346貸出条件緩和債権④2,1061,934△172合計 6,5726,765193 直接減額実施額 1,4051,190△215 貸出金残高(末残)⑤729,459779,79250,333 貸出金残高比率(単位:%) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比破綻先債権(=①/⑤)0.00.0△0.0延滞債権(=②/⑤)0.60.60.03カ月以上延滞債権(=③/⑤)0.00.0△0.0貸出条件緩和債権(=④/⑤)0.30.2△0.0合計 0.90.9△0.0 ② リスク管理債権の地域別構成と業種別構成リスク管理債権の地域別構成(株式会社三井住友銀行単体)(単位:億円) 前事業年度末当事業年度末前事業年度末比国内3,2383,608369海外1,0151,010△6アジア83△5北米31039282中南米186167△18欧州345338△7オセアニア―――その他167110△57合計4,2544,618364 (注) 1 「国内」は国内店(特別国際金融取引勘定を除く)の合計であります。「海外」は海外店(特別国際金融取引勘定を含む)の合計であります。2 債務者所在国を基準に集計しております。 リスク管理債権の業種別構成(株式会社三井住友銀行単体)(単位:億円) 前事業年度末当事業年度末前事業年度末比国内3,2383,608369製造業561956395農業、林業、漁業及び鉱業450△45建設業9815052運輸、情報通信、公益事業429378△51卸売・小売業60064242金融・保険業35754不動産業481340△142物品賃貸業331各種サービス業49356572地方公共団体―――その他526516△10海外1,0151,010△6政府等―――金融機関―――商工業45449036その他562520△42合計4,2544,618364 (注) 「国内」は国内店(特別国際金融取引勘定を除く)の合計であります。「海外」は海外店(特別国際金融取引勘定を含む)の合計であります。 また、金融再生法開示債権と保全状況は以下のとおりであります。 金融再生法開示債権は、前連結会計年度末比228億円増加して6,952億円となりました。一方、不良債権比率は前連結会計年度末比0.02%低下して0.76%となりました。債権区分別では、破産更生債権及びこれらに準ずる債権が83億円減少して897億円、危険債権が474億円増加して3,983億円、要管理債権が163億円減少して2,072億円となりました。開示債権の保全状況は、金融再生法開示債権6,952億円に対して、貸倒引当金による保全が1,525億円、担保保証等による保全が3,670億円となり、保全率は74.73%となりました。 (単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比破産更生債権及びこれらに準ずる債権979 897△83危険債権3,5093,983474要管理債権2,2352,072△163合計①6,7236,952228正常債権 852,118906,94654,828総計②858,841913,89855,057不良債権比率(=①/②)0.78%0.76%△0.02% (単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比保全額③5,0585,195138貸倒引当金④1,4841,52541担保保証等⑤3,5733,67097 保全率(=③/①)75.23%74.73%△0.50%貸倒引当金総額を分子に算入した場合の保全率132.89%120.23%△12.66% 担保保証等控除後の開示債権に対する引当率(=④/(①-⑤))47.13%46.48%△0.65%貸倒引当金総額を分子に算入した場合の引当率170.19%142.86%△27.33% (2) 有価証券有価証券は、前連結会計年度末比1兆3,747億円減少して24兆3,380億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比有価証券257,127243,380△13,747国債95,75565,146△30,609地方債470992521社債25,84126,502661株式41,68439,945△1,740うち時価のあるもの38,31634,242△4,073その他の証券93,377110,79617,419 (注) 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式が含まれております。 また、有価証券等の評価損益は以下のとおりであります。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比満期保有目的の債券219△12その他有価証券24,08223,213△868うち株式21,73719,029△2,707うち債券444604160その他の金銭の信託―――合計24,10323,222△881 (3) 繰延税金資産(負債)繰延税金資産は、前連結会計年度末比126億円増加して402億円となりました。また、繰延税金負債は、前連結会計年度末比770億円減少して3,782億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比繰延税金資産276402126繰延税金負債△4,552△3,782770 なお、株式会社三井住友銀行単体の繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は以下のとおりであります。 〔株式会社三井住友銀行単体〕(単位:億円) 前事業年度末当事業年度末前事業年度末比繰延税金資産①4,6754,271△404貸倒引当金及び貸出金償却 1,2891,139△150有価証券有税償却 2,0912,15463その他 1,295979△316評価性引当額②△2,256△2,2533評価性引当額控除後繰延税金資産合計(=①+②)③2,4192,018△401繰延税金負債④△6,017△5,764254その他有価証券評価差額金 △5,516△5,274242その他 △501△49012繰延税金資産の純額(△は繰延税金負債)(=③+④) △3,598△3,745△147 (4) 預金預金は、株式会社三井住友銀行において、国内預金が個人預金、法人預金ともに増加したこと等から、前連結会計年度末比5兆8,475億円増加して122兆3,250億円となりました。また、譲渡性預金は、前連結会計年度末比548億円減少して11兆1,655億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比預金1,164,7751,223,25058,475うち国内個人預金(注)475,909495,61619,707うち国内法人預金(注)477,381504,30326,922譲渡性預金112,203111,655△548 (注) 当社国内銀行子会社の単体計数を単純合算して表示しております。 (5) 純資産の部純資産の部合計は、11兆4,516億円となりました。このうち株主資本合計は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上や剰余金の配当等の結果、前連結会計年度末比4,174億円増加して9兆544億円となりました。また、その他の包括利益累計額合計は、前連結会計年度末比395億円減少して1兆7,139億円となりました。 (単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比純資産の部合計116,129114,516△1,613うち株主資本合計86,37090,5444,174うちその他の包括利益累計額合計17,53417,139△395 なお、詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ③連結株主資本等変動計算書」に記載しております。 3 国内・海外別業績(1) 国内・海外別収支当連結会計年度の資金運用収支は前連結会計年度比588億円減益の1兆3,314億円、信託報酬は同8億円増益の47億円、役務取引等収支は同67億円減益の1兆599億円、特定取引収支は同549億円減益の1,914億円、その他業務収支は同152億円減益の2,588億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の資金運用収支は前連結会計年度比1,318億円減益の8,228億円、信託報酬は同8億円増益の47億円、役務取引等収支は同370億円減益の8,729億円、特定取引収支は同568億円減益の1,592億円、その他業務収支は同143億円減益の1,196億円となりました。海外の資金運用収支は前連結会計年度比1,239億円増益の6,599億円、役務取引等収支は同308億円増益の2,028億円、特定取引収支は同18億円増益の322億円、その他業務収支は同28億円減益の1,375億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度954,589535,999△100,3601,390,228当連結会計年度822,812659,921△151,3121,331,421うち資金運用収益前連結会計年度1,251,484986,827△72,5232,165,788当連結会計年度1,178,3371,409,909△99,3422,488,904うち資金調達費用前連結会計年度296,895450,82727,837775,560当連結会計年度355,524749,98851,9701,157,482信託報酬前連結会計年度3,884――3,884当連結会計年度4,656――4,656役務取引等収支前連結会計年度909,840171,964△15,1591,066,645当連結会計年度872,876202,798△15,7761,059,898うち役務取引等収益前連結会計年度1,050,071211,755△17,7631,244,063当連結会計年度1,033,005230,997△23,0841,240,917うち役務取引等費用前連結会計年度140,23139,791△2,604177,418当連結会計年度160,12928,199△7,308181,019特定取引収支前連結会計年度215,94430,357―246,301当連結会計年度159,16932,202―191,371うち特定取引収益前連結会計年度220,12737,511△11,299246,338当連結会計年度163,22737,423△5,974194,676うち特定取引費用前連結会計年度4,1837,153△11,29936当連結会計年度4,0585,220△5,9743,305その他業務収支前連結会計年度133,849140,317△176273,990当連結会計年度119,566137,5221,740258,830うちその他業務収益前連結会計年度1,460,912403,890△1,4571,863,345当連結会計年度1,291,973286,957△7711,578,159うちその他業務費用前連結会計年度1,327,062263,573△1,2801,589,355当連結会計年度1,172,406149,435△2,5121,319,328 (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 (2) 国内・海外別資金運用/調達の状況当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は前連結会計年度比6兆1,333億円減少して125兆6,549億円、利回りは同0.34%上昇して1.98%となりました。また、資金調達勘定の平均残高は同2兆9,942億円減少して168兆8,295億円、利回りは同0.24%上昇して0.69%となりました。国内・海外別に見ますと、国内の資金運用勘定の平均残高は前連結会計年度比8兆2,426億円減少して84兆318億円、利回りは同0.04%上昇して1.40%となりました。また、資金調達勘定の平均残高は同7兆7,222億円減少して128兆862億円、利回りは同0.06%上昇して0.28%となりました。海外の資金運用勘定の平均残高は前連結会計年度比2兆612億円増加して44兆5,464億円、利回りは同0.85%上昇して3.17%となりました。また、資金調達勘定の平均残高は同3兆803億円増加して38兆5億円、利回りは同0.68%上昇して1.97%となりました。 ① 国内 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度92,274,4201,251,4841.36当連結会計年度84,031,8451,178,3371.40うち貸出金前連結会計年度56,680,119822,3971.45当連結会計年度49,778,260765,6301.54うち有価証券前連結会計年度18,983,741280,1611.48当連結会計年度17,019,375261,9211.54うちコールローン及び買入手形前連結会計年度81,2994120.51当連結会計年度108,6973580.33うち買現先勘定前連結会計年度93,971310.03当連結会計年度3,940,030△3,090△0.08うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度8,896,91914,6190.16当連結会計年度5,324,29817,7460.33うち預け金前連結会計年度1,484,75514,1500.95当連結会計年度1,961,67420,8981.07うちリース債権及びリース投資資産前連結会計年度1,870,30051,7542.77当連結会計年度1,374,20229,7732.17資金調達勘定前連結会計年度135,808,445296,8950.22当連結会計年度128,086,199355,5240.28うち預金前連結会計年度99,591,18344,0510.04当連結会計年度97,629,92358,8510.06うち譲渡性預金前連結会計年度5,919,8704970.01当連結会計年度5,526,2494290.01うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度845,3763010.04当連結会計年度580,1801890.03うち売現先勘定前連結会計年度1,742,21816,2920.94当連結会計年度5,795,96153,8770.93うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度10,299,77011,3160.11当連結会計年度2,658,3131,2720.05うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度137,316160.01当連結会計年度101,122110.01うち借用金前連結会計年度10,437,45570,7900.68当連結会計年度9,637,10265,9940.68うち短期社債前連結会計年度1,169,237540.00当連結会計年度966,046600.01うち社債前連結会計年度4,714,64898,2522.08当連結会計年度4,151,35087,1232.10 (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の連結子会社については、週末毎、月末毎ないし四半期毎の残高に基づく平均残高を使用しております。3 資金運用勘定には無利息預け金の平均残高(前連結会計年度41,874,204百万円、当連結会計年度44,359,932 百万円)を含めずに表示しております。 ② 海外 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度42,485,121986,8272.32当連結会計年度44,546,3691,409,9093.17うち貸出金前連結会計年度24,442,168683,3412.80当連結会計年度26,222,907929,6323.55うち有価証券前連結会計年度4,275,38977,1241.80当連結会計年度5,236,149115,4932.21うちコールローン及び買入手形前連結会計年度1,740,86419,0501.09当連結会計年度2,026,87616,1920.80うち買現先勘定前連結会計年度2,377,01435,4771.49当連結会計年度1,857,21139,9672.15うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度―――当連結会計年度12,108370.31うち預け金前連結会計年度5,070,54871,2321.40当連結会計年度4,830,53199,6362.06うちリース債権及びリース投資資産前連結会計年度466,19119,1874.12当連結会計年度420,96717,8004.23資金調達勘定前連結会計年度34,920,175450,8271.29当連結会計年度38,000,522749,9881.97うち預金前連結会計年度20,416,044248,9731.22当連結会計年度23,044,643422,4641.83うち譲渡性預金前連結会計年度6,152,64986,3121.40当連結会計年度6,017,305135,7492.26うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度786,3728,1691.04当連結会計年度807,51014,0801.74うち売現先勘定前連結会計年度4,112,83743,2471.05当連結会計年度4,186,35182,2751.97うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度―――当連結会計年度―――うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度2,005,99718,3760.92当連結会計年度2,433,96145,3441.86うち借用金前連結会計年度970,11719,5302.01当連結会計年度1,033,62932,4783.14うち短期社債前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち社債前連結会計年度167,8875,3133.16当連結会計年度193,4607,2583.75 (注) 1 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。2 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の連結子会社については、週末毎、月末毎ないし四半期毎の残高に基づく平均残高を使用しております。3 資金運用勘定には無利息預け金の平均残高(前連結会計年度3,089,333百万円、当連結会計年度3,210,358百万円)を含めずに表示しております。 ③ 合計 種類期別平均残高(百万円)利息(百万円)利回り(%)小計消去又は全社(△)合計小計消去又は全社(△)合計資金運用勘定前連結会計年度134,759,541△2,971,325131,788,2162,238,312△72,5232,165,7881.64当連結会計年度128,578,214△2,923,267125,654,9472,588,247△99,3422,488,9041.98うち貸出金前連結会計年度81,122,288△643,96980,478,3191,505,739△36,5061,469,2321.83当連結会計年度76,001,168△591,04975,410,1181,695,262△28,9791,666,2832.21うち有価証券前連結会計年度23,259,130△242,13623,016,994357,286△15,273342,0131.49当連結会計年度22,255,524△220,13622,035,388377,414△12,729364,6851.65うちコールローン及び買入手形前連結会計年度1,822,164―1,822,16419,462―19,4621.07当連結会計年度2,135,574―2,135,57416,551―16,5510.78うち買現先勘定前連結会計年度2,470,986△1,173,8551,297,13035,508△10,94224,5661.89当連結会計年度5,797,241△906,0784,891,16336,877△16,41920,4570.42うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度8,896,919―8,896,91914,619―14,6190.16当連結会計年度5,336,406―5,336,40617,784―17,7840.33うち預け金前連結会計年度6,555,303△860,4185,694,88485,383△9,76475,6191.33当連結会計年度6,792,206△1,172,6145,619,591120,535△17,399103,1351.84うちリース債権及びリース投資資産前連結会計年度2,336,491△02,336,49070,941△070,9413.04当連結会計年度1,795,169△21,795,16747,573△047,5732.65資金調達勘定前連結会計年度170,728,6201,094,997171,823,617747,72227,837775,5600.45当連結会計年度166,086,7222,742,740168,829,4621,105,51251,9701,157,4820.69うち預金前連結会計年度120,007,227△867,137119,140,090293,025△9,795283,2290.24当連結会計年度120,674,567△1,182,716119,491,850481,315△17,326463,9890.39うち譲渡性預金前連結会計年度12,072,519―12,072,51986,810―86,8100.72当連結会計年度11,543,554―11,543,554136,178―136,1781.18うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度1,631,748―1,631,7488,471―8,4710.52当連結会計年度1,387,690―1,387,69014,270―14,2701.03うち売現先勘定前連結会計年度5,855,056△1,173,8554,681,20059,539△10,94248,5971.04当連結会計年度9,982,312△906,0789,076,234136,153△16,419119,7331.32うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度10,299,770―10,299,77011,316―11,3160.11当連結会計年度2,658,313―2,658,3131,272―1,2720.05うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度2,143,314―2,143,31418,393―18,3930.86当連結会計年度2,535,084―2,535,08445,356―45,3561.79うち借用金前連結会計年度11,407,572△548,54810,859,02490,321△35,66654,6540.50当連結会計年度10,670,732△374,03610,296,69598,472△22,58975,8830.74うち短期社債前連結会計年度1,169,237―1,169,23754―540.00当連結会計年度966,046―966,04660―600.01うち社債前連結会計年度4,882,5363,736,0428,618,579103,56582,530186,0952.16当連結会計年度4,344,8115,239,5259,584,33694,381132,154226,5362.36 (注) 1 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。2 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の連結子会社については、週末毎、月末毎ないし四半期毎の残高に基づく平均残高を使用しております。3 資金運用勘定には無利息預け金の平均残高(前連結会計年度44,957,810百万円、当連結会計年度47,559,830百万円)を含めずに表示しております。 (3) 国内・海外別役務取引の状況当連結会計年度の役務取引等収益は前連結会計年度比31億円減少の1兆2,409億円、一方役務取引等費用は同36億円増加の1,810億円となったことから、役務取引等収支は同67億円減益の1兆599億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の役務取引等収益は前連結会計年度比171億円減少の1兆330億円、一方役務取引等費用は同199億円増加の1,601億円となったことから、役務取引等収支は同370億円減益の8,729億円となりました。海外の役務取引等収益は前連結会計年度比192億円増加の2,310億円、一方役務取引等費用は同116億円減少の282億円となったことから、役務取引等収支は同308億円増益の2,028億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度1,050,071211,755△17,7631,244,063当連結会計年度1,033,005230,997△23,0841,240,917うち預金・貸出業務前連結会計年度22,291115,568△4,783133,075当連結会計年度15,736131,375△6,541140,570うち為替業務前連結会計年度119,47220,469△38139,903当連結会計年度116,87122,740△36139,574うち証券関連業務前連結会計年度122,10436,172△2,029156,248当連結会計年度122,23336,278△6,980151,532うち代理業務前連結会計年度16,559――16,559当連結会計年度11,423――11,423うち保護預り・貸金庫業務前連結会計年度5,2232―5,225当連結会計年度4,5442―4,547うち保証業務前連結会計年度81,07412,235△4,47588,834当連結会計年度79,11011,461△4,97185,599うちクレジットカード関連業務前連結会計年度290,7821―290,783当連結会計年度316,8770―316,878うち投資信託関連業務前連結会計年度147,7246,694―154,418当連結会計年度122,4755,286―127,761役務取引等費用前連結会計年度140,23139,791△2,604177,418当連結会計年度160,12928,199△7,308181,019うち為替業務前連結会計年度30,2069,616△239,820当連結会計年度31,50110,630△442,127 (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 (4) 国内・海外別特定取引の状況① 特定取引収益・費用の内訳当連結会計年度の特定取引収益は前連結会計年度比517億円減少の1,947億円、一方特定取引費用は同33億円増加の33億円となったことから、特定取引収支は同549億円減益の1,914億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の特定取引収益は前連結会計年度比569億円減少の1,632億円、一方特定取引費用は同1億円減少の41億円となったことから、特定取引収支は同568億円減益の1,592億円となりました。海外の特定取引収益は前連結会計年度比1億円減少の374億円、一方特定取引費用は同19億円減少の52億円となったことから、特定取引収支は同18億円増益の322億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)特定取引収益前連結会計年度220,12737,511△11,299246,338当連結会計年度163,22737,423△5,974194,676うち商品有価証券収益前連結会計年度191,693―△4,638187,054当連結会計年度83,367―△71882,648うち特定取引有価証券収益前連結会計年度6,004―△2815,722当連結会計年度――――うち特定金融派生商品収益前連結会計年度22,34737,511△6,29753,561当連結会計年度79,51537,423△5,245111,693うちその他の特定取引収益前連結会計年度82―△82―当連結会計年度345―△10334特定取引費用前連結会計年度4,1837,153△11,29936当連結会計年度4,0585,220△5,9743,305うち商品有価証券費用前連結会計年度―4,638△4,638―当連結会計年度―718△718―うち特定取引有価証券費用前連結会計年度―281△281―当連結会計年度2,956348―3,305うち特定金融派生商品費用前連結会計年度4,1832,114△6,297―当連結会計年度1,1024,143△5,245―うちその他の特定取引費用前連結会計年度―119△8236当連結会計年度―10△10― (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 ② 特定取引資産・負債の内訳(末残)当連結会計年度末の特定取引資産残高は前連結会計年度末比2,568億円減少の5兆3,288億円、特定取引負債残高は同1,828億円減少の4兆2,193億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の特定取引資産残高は前連結会計年度末比3,404億円減少の4兆3,344億円、特定取引負債残高は同657億円増加の3兆6,853億円となりました。海外の特定取引資産残高は前連結会計年度末比758億円増加の1兆145億円、特定取引負債残高は同2,563億円減少の5,541億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)特定取引資産前連結会計年度末4,674,817938,646△27,8725,585,591当連結会計年度末4,334,4151,014,471△20,1085,328,778うち商品有価証券前連結会計年度末2,896,497228,922―3,125,419当連結会計年度末2,346,123365,398―2,711,521うち商品有価証券派生商品前連結会計年度末74,802――74,802当連結会計年度末74,204――74,204うち特定取引有価証券前連結会計年度末――――当連結会計年度末――――うち特定取引有価証券派生商品前連結会計年度末13,83459―13,894当連結会計年度末28,1200―28,121うち特定金融派生商品前連結会計年度末1,648,189709,664△27,8722,329,981当連結会計年度末1,841,968649,072△20,1082,470,932うちその他の特定取引資産前連結会計年度末41,493――41,493当連結会計年度末43,997――43,997特定取引負債前連結会計年度末3,619,541810,441△27,8724,402,110当連結会計年度末3,685,269554,132△20,1084,219,293うち売付商品債券前連結会計年度末2,042,93797,043―2,139,980当連結会計年度末1,872,773119,540―1,992,314うち商品有価証券派生商品前連結会計年度末94,962――94,962当連結会計年度末92,370――92,370うち特定取引売付債券前連結会計年度末――――当連結会計年度末――――うち特定取引有価証券派生商品前連結会計年度末14,035147―14,182当連結会計年度末29,0302―29,032うち特定金融派生商品前連結会計年度末1,467,606713,250△27,8722,152,983当連結会計年度末1,691,095434,588△20,1082,105,576うちその他の特定取引負債前連結会計年度末――――当連結会計年度末―――― (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 (5) 国内・海外別預金残高の状況○ 預金の種類別残高(末残) 種類期別国内海外合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度末95,583,81820,893,715116,477,534当連結会計年度末100,022,18022,302,858122,325,038うち流動性預金前連結会計年度末70,073,53813,298,12683,371,664当連結会計年度末74,819,07414,237,04489,056,118うち定期性預金前連結会計年度末18,171,6617,469,54125,641,202当連結会計年度末17,885,1947,875,02925,760,223うちその他前連結会計年度末7,338,619126,0477,464,666当連結会計年度末7,317,911190,7857,508,696譲渡性預金前連結会計年度末5,408,0205,812,26411,220,284当連結会計年度末4,962,6516,202,83511,165,486総合計前連結会計年度末100,991,83926,705,979127,697,819当連結会計年度末104,984,83128,505,693133,490,525 (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金4 「定期性預金」とは、定期預金であります。 (6) 国内・海外別貸出金残高の状況① 業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別前連結会計年度末当連結会計年度末金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内(除く特別国際金融取引勘定分)49,580,236100.0051,471,087100.00製造業6,178,84012.466,715,30613.05農業、林業、漁業及び鉱業133,8660.27272,3060.53建設業755,0811.52730,1871.42運輸、情報通信、公益事業4,963,27110.015,341,65010.38卸売・小売業4,197,4598.474,299,2328.35金融・保険業2,138,8434.312,282,7254.43不動産業、物品賃貸業7,700,98415.538,727,78816.96各種サービス業4,180,3968.434,247,5928.25地方公共団体914,7631.85754,5001.47その他18,416,72937.1518,099,79635.16海外及び特別国際金融取引勘定分23,365,696100.0026,508,102100.00政府等296,2361.27286,3101.08金融機関1,591,5366.811,821,7176.87商工業19,036,59381.4721,381,48380.66その他2,441,33010.453,018,59111.39合計72,945,934―77,979,190― (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。 ② 外国政府等向け債権残高(国別) 期別国別金額(百万円)前連結会計年度末アゼルバイジャン5,553エジプト4,711ガーナ1,062モンゴル28アルゼンチン22合計11,378(資産の総額に対する割合:%)(0.01)当連結会計年度末アゼルバイジャン677アルゼンチン15合計692(資産の総額に対する割合:%)(0.00) (注) 対象国の政治経済情勢等を勘案して必要と認められる金額を引き当てる特定海外債権引当勘定の引当対象とされる債権残高を記載しております。 (7) 国内・海外別有価証券の状況○ 有価証券残高(末残) 種類期別国内海外全社合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度末9,575,499――9,575,499当連結会計年度末6,514,573――6,514,573地方債前連結会計年度末47,032――47,032当連結会計年度末99,164――99,164社債前連結会計年度末2,508,61875,495―2,584,113当連結会計年度末2,582,01468,226―2,650,240株式前連結会計年度末4,111,234―57,1754,168,409当連結会計年度末3,618,083―376,3733,994,456その他の証券前連結会計年度末4,692,5314,645,121―9,337,653当連結会計年度末5,711,7455,365,1812,64311,079,570合計前連結会計年度末20,934,9164,720,61657,17525,712,709当連結会計年度末18,525,5805,433,407379,01624,338,005 (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。 4 キャッシュ・フローの状況の分析当連結会計年度のキャッシュ・フローは、資金の運用・調達や貸出金・預金の増減等の「営業活動によるキャッシュ・フロー」が前連結会計年度対比4兆7,466億円減少の+4兆5,962億円、有価証券の取得・売却や有形固定資産の取得・売却等の「投資活動によるキャッシュ・フロー」が同4兆4,016億円増加の+1兆63億円、配当金の支払等の「財務活動によるキャッシュ・フロー」が同2,824億円減少の△6,328億円となりました。その結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末対比5兆1,378億円増加の53兆1,210億円となりました。 (自己資本比率等の状況)(参考)自己資本比率は、「銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(平成18年金融庁告示第20号)に定められた算式に基づき、連結ベースで算出しております。 当社は、国際統一基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては先進的内部格付手法を採用しております。また、マーケット・リスク規制を導入しており、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては先進的計測手法を採用しております。また、自己資本比率の補完的指標であるレバレッジ比率は、「銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準の補完的指標として定めるレバレッジに係る健全性を判断するための基準」(平成31年金融庁告示第12号)に定められた算式に基づき、連結ベースで算出しております。 連結自己資本比率(国際統一基準)(単位:億円、%) 2018年3月31日2019年3月31日1.連結総自己資本比率(4/7)19.3620.762.連結Tier1比率(5/7)16.6918.193.連結普通株式等Tier1比率(6/7)14.5016.374.連結における総自己資本の額123,041122,4055.連結におけるTier1資本の額106,102107,2726.連結における普通株式等Tier1資本の額92,17496,5457.リスク・アセットの額635,403589,4288.連結総所要自己資本額50,83247,154 持株レバレッジ比率(国際統一基準) (単位:%) 2018年3月31日2019年3月31日持株レバレッジ比率5.014.88
経営方針・経営戦略
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1) 経営方針、経営戦略等① 経営方針当社グループは、以下の経営理念のもと、「最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、お客さまと共に成長するグローバル金融グループ」を目指してまいります。 ○お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する。○事業の発展を通じて、株主価値の永続的な増大を図る。○勤勉で意欲的な社員が、思う存分にその能力を発揮できる職場を作る。 ② 経営環境当年度を顧みますと、海外では、新興国において、資源価格の底入れや景気刺激策の実施等を背景に経済成長率が総じて上昇したほか、先進国においても、米国経済や欧州経済が堅調な消費に支えられて回復傾向を維持しました。わが国の経済も、企業業績が概ね好調に推移する中、雇用・所得環境の改善を通じて個人消費が持ち直したこと等から、緩やかな回復基調が続きました。わが国の金融資本市場におきましては、日本銀行による「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」のもとで、当年度末にかけて短期金利はマイナス0.07%前後、長期金利は0.05%前後となりました。円相場は、昨年末まで総じて110円から114円の範囲で推移しましたが、その後、米国や中国の貿易政策を巡る不確実性等から円高に転じ、当年度末には106円台前半となりました。日経平均株価は、好調な企業業績や欧米における堅調な株価等を背景に、昨年9月以降上昇に転じ、本年1月には平成3年以来の高値となる2万4千円台を記録しました。その後、米国における株価下落等を受け、当年度末にかけて2万1千円台前半まで下落しました。こうした中、昨年5月に、金融機関と金融関連IT企業等(いわゆる「フィンテック企業」)が連携・協働して技術革新を進めていくことを目的とした「銀行法等の一部を改正する法律」や、債権関係の規定を見直す「民法の一部を改正する法律」等が成立しました。また、昨年12月に、バーゼル銀行監督委員会が、銀行の自己資本比率等に関する国際的な規制の枠組み(いわゆる「バーゼルⅢ」)の見直しに係る最終規則文書を公表しました。 ③ 経営戦略当社グループは、グループ総合力の結集と構造改革の推進により、お客さまに価値ある商品・サービスを適時に提供し、お客さまに選ばれる金融グループとして、持続的成長と企業価値の更なる向上を目指してまいります。そのための施策として、平成29年度からの3年間を計画期間とする中期経営計画で掲げた以下の3つの基本方針に則った取組みを加速してまいります。 ○規律を重視した事業展開○強みに重点を置いた成長戦略の推進○持続的成長を支えるグループ・グローバルベースの運営高度化 ④ 経営指標本中期経営計画では、資本効率・資産効率・経費効率の改善に取り組み、下表の3項目を最終年度の平成31年度の財務目標として掲げております。 <連結財務目標(平成31年度)>資本効率ROE7~8%程度経費効率経費率平成28年度(62.1%)比△1%程度低下健全性普通株式等Tier1比率※10%程度 ※ バーゼルⅢ最終化時ベース。普通株式等Tier1から「その他有価証券評価差額金」、リスクアセットから株式評価益見合い分を控除。 (2) 対処すべき課題当社グループは、中期経営計画の2年目にあたる平成30年度の基本方針を、「中期経営計画の加速」としております。中期経営計画で掲げた3つの基本方針に則った取組みの加速により、お客さまに価値ある商品・サービスを適時に提供し、お客さまに選ばれる金融グループとして、持続的成長と企業価値の更なる向上を目指してまいります。 ① 規律を重視した事業展開金融機関を取り巻く環境は、当面は総じて堅調に推移することが見込まれますが、一方で、マイナス金利の継続やデジタル化による手数料率の低下等の構造的要因による収益への下押し圧力や、業種を超えた競争激化が想定されるほか、国際的な金融規制の強化も予定されております。当社グループでは、こうした環境下でもボトムライン収益の持続的成長を実現するため、資本効率、資産効率及び経費効率の向上に向けたビジネスモデル改革を加速し、規律を重視した収益性の高い金融機関を目指してまいります。具体的には、国内の安定的な収益基盤における競争優位性を維持しつつ、優先的に資源投入するビジネスを選別することで、引き続き、資本効率の良い収益構造への転換を進めていくとともに、国際的な金融規制の強化を踏まえ、資産の総額もコントロールしてまいります。加えて、デジタル技術を活用した業務の効率化や、グループ内での業務基盤の共有化を進め、グループ全体の生産性向上と効率化を推進してまいります。 ② 強みに重点を置いた成長戦略の推進当社グループの競争優位性と事業の成長性をもとに定めた以下の「7つの戦略事業領域」に重点を置き、安定的な収益基盤である国内事業の一層の強化、海外事業における成長戦略の推進及び将来の成長に向けた新たな強みづくりに取り組んでまいります。 <7つの戦略事業領域>・本邦ナンバーワンの個人向け金融ビジネスの実現・本邦中堅企業向けビジネスにおける優位性の拡大・国内外の大企業向けビジネスにおける存在感の拡大・高採算かつグローバルに強みがある金融商品の提供におけるトップクラスの地位の確立・「アジア・セントリック」の進化・市場関連業務の収益力強化・当社グループ独自の付加価値の高い信託・資産運用ビジネスの構築 具体的には、4つの事業部門において、次の取組みを推進してまいります。リテール事業部門におきましては、株式会社三井住友銀行とSMBC日興証券株式会社が一体となり、お客さま本位の資産管理型ビジネスの強化を加速し、預り資産の拡大を図ってまいります。また、個人のお客さま向けの店舗について、デジタル技術を活用した次世代型店舗への転換を加速してまいります。ホールセール事業部門におきましては、中堅企業のお客さまに対しまして、貸出に加え、課題に応じた解決策をグループベースでご提供し、収益性の向上に努めてまいります。大企業のお客さまに対しましては、高度化・複雑化するお客さまのニーズに対し、グループ・グローバルベースでの一体運営を一層進めることにより、サービス提案力を一段と向上させてまいります。国際事業部門におきましては、海外のお客さまに対しまして、貸出に加え、為替取引や債券・株式の引受け等のお客さまのニーズへの対応力を強化し、お取引の複合化を推進してまいります。また、航空機リースや貨車リース等の高採算かつ当社が強みを持つビジネスの強化を進めてまいります。加えて、「アジア・セントリック」の進化につきましては、インドネシアにおいてマルチフランチャイズ戦略を更に推進してまいります。市場事業部門におきましては、株式会社三井住友銀行とSMBC日興証券株式会社の国内外の拠点の連携を通じ、機関投資家のお客さまに運用商品を提供する体制を一層強化してまいります。 ③ 持続的成長を支えるグループ・グローバルベースの運営高度化イ.ビジネスにおける可能性を最大化する経営体制当社は、事業部門制のもと、グループ・グローバルベースで、当社グループの経営資源を最大限活用してまいります。具体的には、グループ各社が、統一された経営戦略のもとで、商品・サービス提供力を強化することによって、幅広いお客さまの多様なニーズに的確にお応えしてまいります。更に、企画・管理機能を高度化し、人員・システム投資額等をグループベースでコントロールすることで、全体最適の観点から資源の投入を行ってまいります。加えて、本年4月には、当社グループのマスターブランドを「SMBC」と定めておりますが、この新たなグループブランドのもと、グループ一体となった取組みを加速し、お客さまへのサービスを一層向上してまいります。これらの取組みのほか、グローバル金融グループとしての社会的使命を果たすべく、「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に向けた取組みも進めてまいります。 ロ.デジタル化の推進社会のデジタル化、キャッシュレス化が急速に進展する中、当社グループは、様々な新しい技術を積極的に取り入れ、当社グループの生産性向上・業務効率化や経営基盤の高度化並びにお客さまの利便性向上や新規ビジネスの創造等、あらゆる分野でデジタル化を推進いたします。デジタル技術を活用した生産性向上、経営基盤の高度化につきましては、マネー・ローンダリング等の防止にかかる規制対応において、人工知能を活用した対応強化と業務効率化に引き続き取り組んでまいります。また、お客さまの利便性向上や新規ビジネスの創造等につきましては、株式会社ポラリファイにおいて、生体認証技術を活用したサービスの提供を拡大していくほか、オープンイノベーション拠点「hoops link tokyo」において、多種多様な外部企業とアイデアをともに創造するワークショップ「SMBC Brewery」を展開してまいります。更に、決済業務におきましては、事業者向けの次世代決済プラットフォームの構築についてGMOペイメントゲートウェイ株式会社と提携協議を開始するなど、お客さまに対する新しいキャッシュレス決済の機会の創出に向けた取組みを推進し、わが国におけるキャッシュレス化の推進を先導してまいります。 当社グループは、お客さま本位の業務運営を一層推進するとともに、上記の取組みにおいて、着実な成果をお示しすることにより、お客さま、株主・市場、社会からのご評価を更に高めてまいりたいと考えております。
対処すべき課題
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1) 経営方針、経営戦略等① 経営方針当社グループは、以下の経営理念のもと、「最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、お客さまと共に成長するグローバル金融グループ」を目指してまいります。 ○お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する。○事業の発展を通じて、株主価値の永続的な増大を図る。○勤勉で意欲的な社員が、思う存分にその能力を発揮できる職場を作る。 ② 経営環境当年度を顧みますと、海外では、新興国において、資源価格の底入れや景気刺激策の実施等を背景に経済成長率が総じて上昇したほか、先進国においても、米国経済や欧州経済が堅調な消費に支えられて回復傾向を維持しました。わが国の経済も、企業業績が概ね好調に推移する中、雇用・所得環境の改善を通じて個人消費が持ち直したこと等から、緩やかな回復基調が続きました。わが国の金融資本市場におきましては、日本銀行による「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」のもとで、当年度末にかけて短期金利はマイナス0.07%前後、長期金利は0.05%前後となりました。円相場は、昨年末まで総じて110円から114円の範囲で推移しましたが、その後、米国や中国の貿易政策を巡る不確実性等から円高に転じ、当年度末には106円台前半となりました。日経平均株価は、好調な企業業績や欧米における堅調な株価等を背景に、昨年9月以降上昇に転じ、本年1月には平成3年以来の高値となる2万4千円台を記録しました。その後、米国における株価下落等を受け、当年度末にかけて2万1千円台前半まで下落しました。こうした中、昨年5月に、金融機関と金融関連IT企業等(いわゆる「フィンテック企業」)が連携・協働して技術革新を進めていくことを目的とした「銀行法等の一部を改正する法律」や、債権関係の規定を見直す「民法の一部を改正する法律」等が成立しました。また、昨年12月に、バーゼル銀行監督委員会が、銀行の自己資本比率等に関する国際的な規制の枠組み(いわゆる「バーゼルⅢ」)の見直しに係る最終規則文書を公表しました。 ③ 経営戦略当社グループは、グループ総合力の結集と構造改革の推進により、お客さまに価値ある商品・サービスを適時に提供し、お客さまに選ばれる金融グループとして、持続的成長と企業価値の更なる向上を目指してまいります。そのための施策として、平成29年度からの3年間を計画期間とする中期経営計画で掲げた以下の3つの基本方針に則った取組みを加速してまいります。 ○規律を重視した事業展開○強みに重点を置いた成長戦略の推進○持続的成長を支えるグループ・グローバルベースの運営高度化 ④ 経営指標本中期経営計画では、資本効率・資産効率・経費効率の改善に取り組み、下表の3項目を最終年度の平成31年度の財務目標として掲げております。 <連結財務目標(平成31年度)>資本効率ROE7~8%程度経費効率経費率平成28年度(62.1%)比△1%程度低下健全性普通株式等Tier1比率※10%程度 ※ バーゼルⅢ最終化時ベース。普通株式等Tier1から「その他有価証券評価差額金」、リスクアセットから株式評価益見合い分を控除。 (2) 対処すべき課題当社グループは、中期経営計画の2年目にあたる平成30年度の基本方針を、「中期経営計画の加速」としております。中期経営計画で掲げた3つの基本方針に則った取組みの加速により、お客さまに価値ある商品・サービスを適時に提供し、お客さまに選ばれる金融グループとして、持続的成長と企業価値の更なる向上を目指してまいります。 ① 規律を重視した事業展開金融機関を取り巻く環境は、当面は総じて堅調に推移することが見込まれますが、一方で、マイナス金利の継続やデジタル化による手数料率の低下等の構造的要因による収益への下押し圧力や、業種を超えた競争激化が想定されるほか、国際的な金融規制の強化も予定されております。当社グループでは、こうした環境下でもボトムライン収益の持続的成長を実現するため、資本効率、資産効率及び経費効率の向上に向けたビジネスモデル改革を加速し、規律を重視した収益性の高い金融機関を目指してまいります。具体的には、国内の安定的な収益基盤における競争優位性を維持しつつ、優先的に資源投入するビジネスを選別することで、引き続き、資本効率の良い収益構造への転換を進めていくとともに、国際的な金融規制の強化を踏まえ、資産の総額もコントロールしてまいります。加えて、デジタル技術を活用した業務の効率化や、グループ内での業務基盤の共有化を進め、グループ全体の生産性向上と効率化を推進してまいります。 ② 強みに重点を置いた成長戦略の推進当社グループの競争優位性と事業の成長性をもとに定めた以下の「7つの戦略事業領域」に重点を置き、安定的な収益基盤である国内事業の一層の強化、海外事業における成長戦略の推進及び将来の成長に向けた新たな強みづくりに取り組んでまいります。 <7つの戦略事業領域>・本邦ナンバーワンの個人向け金融ビジネスの実現・本邦中堅企業向けビジネスにおける優位性の拡大・国内外の大企業向けビジネスにおける存在感の拡大・高採算かつグローバルに強みがある金融商品の提供におけるトップクラスの地位の確立・「アジア・セントリック」の進化・市場関連業務の収益力強化・当社グループ独自の付加価値の高い信託・資産運用ビジネスの構築 具体的には、4つの事業部門において、次の取組みを推進してまいります。リテール事業部門におきましては、株式会社三井住友銀行とSMBC日興証券株式会社が一体となり、お客さま本位の資産管理型ビジネスの強化を加速し、預り資産の拡大を図ってまいります。また、個人のお客さま向けの店舗について、デジタル技術を活用した次世代型店舗への転換を加速してまいります。ホールセール事業部門におきましては、中堅企業のお客さまに対しまして、貸出に加え、課題に応じた解決策をグループベースでご提供し、収益性の向上に努めてまいります。大企業のお客さまに対しましては、高度化・複雑化するお客さまのニーズに対し、グループ・グローバルベースでの一体運営を一層進めることにより、サービス提案力を一段と向上させてまいります。国際事業部門におきましては、海外のお客さまに対しまして、貸出に加え、為替取引や債券・株式の引受け等のお客さまのニーズへの対応力を強化し、お取引の複合化を推進してまいります。また、航空機リースや貨車リース等の高採算かつ当社が強みを持つビジネスの強化を進めてまいります。加えて、「アジア・セントリック」の進化につきましては、インドネシアにおいてマルチフランチャイズ戦略を更に推進してまいります。市場事業部門におきましては、株式会社三井住友銀行とSMBC日興証券株式会社の国内外の拠点の連携を通じ、機関投資家のお客さまに運用商品を提供する体制を一層強化してまいります。 ③ 持続的成長を支えるグループ・グローバルベースの運営高度化イ.ビジネスにおける可能性を最大化する経営体制当社は、事業部門制のもと、グループ・グローバルベースで、当社グループの経営資源を最大限活用してまいります。具体的には、グループ各社が、統一された経営戦略のもとで、商品・サービス提供力を強化することによって、幅広いお客さまの多様なニーズに的確にお応えしてまいります。更に、企画・管理機能を高度化し、人員・システム投資額等をグループベースでコントロールすることで、全体最適の観点から資源の投入を行ってまいります。加えて、本年4月には、当社グループのマスターブランドを「SMBC」と定めておりますが、この新たなグループブランドのもと、グループ一体となった取組みを加速し、お客さまへのサービスを一層向上してまいります。これらの取組みのほか、グローバル金融グループとしての社会的使命を果たすべく、「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に向けた取組みも進めてまいります。 ロ.デジタル化の推進社会のデジタル化、キャッシュレス化が急速に進展する中、当社グループは、様々な新しい技術を積極的に取り入れ、当社グループの生産性向上・業務効率化や経営基盤の高度化並びにお客さまの利便性向上や新規ビジネスの創造等、あらゆる分野でデジタル化を推進いたします。デジタル技術を活用した生産性向上、経営基盤の高度化につきましては、マネー・ローンダリング等の防止にかかる規制対応において、人工知能を活用した対応強化と業務効率化に引き続き取り組んでまいります。また、お客さまの利便性向上や新規ビジネスの創造等につきましては、株式会社ポラリファイにおいて、生体認証技術を活用したサービスの提供を拡大していくほか、オープンイノベーション拠点「hoops link tokyo」において、多種多様な外部企業とアイデアをともに創造するワークショップ「SMBC Brewery」を展開してまいります。更に、決済業務におきましては、事業者向けの次世代決済プラットフォームの構築についてGMOペイメントゲートウェイ株式会社と提携協議を開始するなど、お客さまに対する新しいキャッシュレス決済の機会の創出に向けた取組みを推進し、わが国におけるキャッシュレス化の推進を先導してまいります。 当社グループは、お客さま本位の業務運営を一層推進するとともに、上記の取組みにおいて、着実な成果をお示しすることにより、お客さま、株主・市場、社会からのご評価を更に高めてまいりたいと考えております。
MD&A(経営者による分析)
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度の経常利益は前連結会計年度対比1,583億円増益の1兆1,641億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同278億円増益の7,344億円となりました。当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。 (単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比連結粗利益 29,20729,811603資金運用収支 13,58613,902316信託報酬 38391役務取引等収支 10,13310,666533特定取引収支 2,3742,46389その他業務収支 3,0762,740△336営業経費 △18,124△18,162△38持分法による投資損益 246390144連結業務純益 11,32912,038710与信関係費用 △1,644△942702不良債権処理額 △1,785△1,160625貸出金償却 △878△1,052△174貸倒引当金繰入額 △759― 759その他 △148△10840貸倒引当金戻入益 ―116116償却債権取立益 141102△39株式等損益 5501,189639その他 △176△645△468経常利益 10,05911,6411,583特別損益 △266△553△287うち固定資産処分損益 △62△4715うち減損損失 △495△499△4うち段階取得に係る差益 293―△293税金等調整前当期純利益 9,79311,0891,295法人税、住民税及び事業税 △2,650△2,256394法人税等調整額 941△449△1,390当期純利益 8,0848,383300非支配株主に帰属する当期純利益 △1,018△1,040△21親会社株主に帰属する当期純利益 7,0657,344278 (注)1 減算項目には金額頭部に△を付しております。2 連結粗利益=資金運用収支+信託報酬+役務取引等収支+特定取引収支+その他業務収支 1 経営成績の分析(1) 連結業務純益資金運用収支は、株式会社三井住友銀行において、海外における貸出金利息が増加したこと等から、前連結会計年度比316億円増益の1兆3,902億円となりました。 信託報酬は、前連結会計年度比1億円増益の39億円となりました。 役務取引等収支は、リテール向け運用商品販売の好調や、クレジットカードビジネスが堅調であったこと等により、前連結会計年度比533億円増益の1兆666億円となりました。 特定取引収支は、前連結会計年度比89億円増益の2,463億円となり、その他業務収支は、前連結会計年度比336億円減益の2,740億円となりました。なお、外貨建特定取引(通貨スワップ等)とそのリスクヘッジのために行う外国為替取引等の損益は、財務会計上、特定取引収支とその他業務収支中の外国為替売買損益に区分して計上されるため、ヘッジ効果を踏まえた経済実態としては、特定取引収支及びその他業務収支の合算でみる必要があります。両者合算では、株式会社三井住友銀行において国債等債券損益が減益となったこと等により、前連結会計年度比247億円減益の5,203億円となりました。 以上により、連結粗利益は、前連結会計年度比603億円増益の2兆9,811億円となりました。 営業経費は、SMBC日興証券株式会社や三井住友カード株式会社のトップライン増益に伴う増加の一方、グループベースでの経費コントロール強化もあり、前連結会計年度比38億円増加の1兆8,162億円となりました。 持分法による投資損益は、東亜銀行有限公司における子会社売却益計上等により、前連結会計年度比144億円増益の390億円の利益となりました。 以上の結果、連結業務純益は、前連結会計年度比710億円増益の1兆2,038億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比資金運用収支①13,58613,902316資金運用収益 19,12021,6582,538資金調達費用 △5,534△7,756△2,222信託報酬②38391役務取引等収支③10,13310,666533役務取引等収益 11,95512,441486役務取引等費用 △1,821△1,77447特定取引収支④2,3742,46389特定取引収益 2,3742,46389特定取引費用 ―△0△0その他業務収支⑤3,0762,740△336その他業務収益 15,83318,6332,800その他業務費用 △12,757△15,894△3,136連結粗利益(=①+②+③+④+⑤)⑥29,20729,811603営業経費⑦△18,124△18,162△38持分法による投資損益⑧246390144連結業務純益(=⑥+⑦+⑧) 11,32912,038710 (注) 減算項目には金額頭部に△を付しております。 (2) 与信関係費用与信関係費用は、株式会社三井住友銀行において、大口先で貸倒引当金の戻りが発生したこと等から、前連結会計年度比702億円減少の942億円の費用となりました。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比貸倒引当金繰入額①△759116875一般貸倒引当金繰入額 △341342682個別貸倒引当金繰入額 △417△234183特定海外債権引当勘定繰入額 △2810貸出金償却②△878△1,052△174貸出債権売却損等③△148△10840償却債権取立益④141102△39与信関係費用(=①+②+③+④) △1,644△942702 (注) 減算項目には金額頭部に△を付しております。 (3) 株式等損益株式等損益は、前連結会計年度比639億円増益の1,189億円の利益となりました。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比株式等損益 5501,189639株式等売却益 8031,407604株式等売却損 △105△121△17株式等償却 △149△9652 (注) 減算項目には金額頭部に△を付しております。 2 財政状態の分析(1) 貸出金貸出金は、株式会社みなと銀行及び株式会社関西アーバン銀行が持分法適用の関連会社となったこと等により、前連結会計年度末比7兆2,914億円減少して72兆9,459億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比貸出金残高(末残)802,373729,459△72,914うちリスク管理債権8,6856,572△2,113うち住宅ローン(注)152,610126,551△26,059 (注) 当社国内銀行子会社の単体計数を単純合算して表示しております。 当社グループのリスク管理債権は、前連結会計年度末比2,113億円減少して6,572億円となりました。債権区分別では、破綻先債権額が67億円、延滞債権額が1,528億円、3カ月以上延滞債権額が96億円、貸出条件緩和債権額が422億円それぞれ減少しております。その結果、貸出金残高比率は、前連結会計年度末比0.2%低下して0.9%となりました。 ① リスク管理債権の状況(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比破綻先債権①344277△67延滞債権②5,5894,061△1,5283カ月以上延滞債権③224128△96貸出条件緩和債権④2,5282,106△422合計 8,6856,572△2,113 直接減額実施額 2,4571,405△1,052 貸出金残高(末残)⑤802,373729,459△72,914 貸出金残高比率(単位:%) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比破綻先債権(=①/⑤)0.00.0△0.0延滞債権(=②/⑤)0.70.6△0.13カ月以上延滞債権(=③/⑤)0.00.0△0.0貸出条件緩和債権(=④/⑤)0.30.3△0.0合計 1.10.9△0.2 ② リスク管理債権の地域別構成と業種別構成リスク管理債権の地域別構成(株式会社三井住友銀行単体)(単位:億円) 前事業年度末当事業年度末前事業年度末比国内3,8963,238△658海外1,2501,015△234アジア1008△92北米326310△17中南米372186△186欧州3403456オセアニア―――その他11316754合計5,1464,254△892 (注) 1 「国内」は国内店(特別国際金融取引勘定を除く)の合計であります。「海外」は海外店(特別国際金融取引勘定を含む)の合計であります。2 債務者所在国を基準に集計しております。 リスク管理債権の業種別構成(株式会社三井住友銀行単体)(単位:億円) 前事業年度末当事業年度末前事業年度末比国内3,8963,238△658製造業730561△168農業、林業、漁業及び鉱業24544建設業14198△43運輸、情報通信、公益事業38542944卸売・小売業694600△94金融・保険業330不動産業756481△275物品賃貸業153△13各種サービス業642493△149地方公共団体―――その他528526△2海外1,2501,015△234政府等―――金融機関―――商工業626454△172その他624562△62合計5,1464,254△892 (注) 「国内」は国内店(特別国際金融取引勘定を除く)の合計であります。「海外」は海外店(特別国際金融取引勘定を含む)の合計であります。 また、金融再生法開示債権と保全状況は以下のとおりであります。 金融再生法開示債権は、前連結会計年度末比2,554億円減少して6,723億円となりました。その結果、不良債権比率は前連結会計年度末比0.22%低下して0.78%となりました。債権区分別では、破産更生債権及びこれらに準ずる債権が627億円減少して979億円、危険債権が1,405億円減少して3,509億円、要管理債権が522億円減少して2,235億円となりました。開示債権の保全状況は、金融再生法開示債権6,723億円に対して、貸倒引当金による保全が1,484億円、担保保証等による保全が3,573億円となり、保全率は75.23%となりました。 (単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比破産更生債権及びこれらに準ずる債権1,607979△627危険債権4,9143,509△1,405要管理債権2,7562,235△522合計①9,2776,723△2,554正常債権 915,752852,118△63,634総計②925,029858,841△66,188不良債権比率(=①/②)1.00%0.78%△0.22% (単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比保全額③7,2065,058△2,148貸倒引当金④2,1141,484△630担保保証等⑤5,0923,573△1,518 保全率(=③/①)77.68%75.23%△2.45%貸倒引当金総額を分子に算入した場合の保全率124.55%132.89%8.34% 担保保証等控除後の開示債権に対する引当率(=④/(①-⑤))50.52%47.13%△3.39%貸倒引当金総額を分子に算入した場合の引当率154.41%170.19%15.78% (2) 有価証券有価証券は、前連結会計年度末比1兆809億円増加して25兆7,127億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比有価証券246,318257,12710,809国債84,54795,75511,208地方債902470△432社債28,09925,841△2,258株式39,80841,6841,876うち時価のあるもの36,52138,3161,795その他の証券92,96293,377414 (注) 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式が含まれております。 また、有価証券等の評価損益は以下のとおりであります。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比満期保有目的の債券6921△48その他有価証券21,88724,0822,195うち株式19,21921,7372,518うち債券604444△160その他の金銭の信託―――合計21,95624,1032,147 (3) 繰延税金資産(負債)繰延税金資産は、前連結会計年度末比354億円減少して276億円となりました。また、繰延税金負債は、前連結会計年度末比1,193億円増加して4,552億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比繰延税金資産630276△354繰延税金負債△3,359△4,552△1,193 なお、株式会社三井住友銀行単体の繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は以下のとおりであります。 〔株式会社三井住友銀行単体〕(単位:億円) 前事業年度末当事業年度末前事業年度末比繰延税金資産①4,7234,675△47貸倒引当金及び貸出金償却 1,3261,289△37有価証券有税償却 2,4212,091△329その他 9761,295319評価性引当額②△2,588△2,256332評価性引当額控除後繰延税金資産合計(=①+②)③2,1352,419285繰延税金負債④△5,427△6,017△590その他有価証券評価差額金 △4,931△5,516△585その他 △496△501△5繰延税金資産の純額(△は繰延税金負債)(=③+④) △3,293△3,598△306 (4) 預金預金は、株式会社三井住友銀行において、国内預金が個人預金、法人預金ともに増加した一方、株式会社みなと銀行及び株式会社関西アーバン銀行が持分法適用の関連会社となったこと等から、前連結会計年度末比1兆3,527億円減少して116兆4,775億円となりました。また、譲渡性預金は、前連結会計年度末比6,607億円減少して11兆2,203億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比預金1,178,3021,164,775△13,527うち国内個人預金(注)512,802475,909△36,893うち国内法人預金(注)460,510477,38116,871譲渡性預金118,809112,203△6,607 (注) 当社国内銀行子会社の単体計数を単純合算して表示しております。 (5) 純資産の部純資産の部合計は、11兆6,129億円となりました。このうち株主資本合計は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上や剰余金の配当等の結果、前連結会計年度末比5,180億円増加して8兆6,370億円となりました。また、その他の包括利益累計額合計は、前連結会計年度末比1,410億円増加して1兆7,534億円となりました。 (単位:億円) 前連結会計年度末当連結会計年度末前連結会計年度末比純資産の部合計112,343116,1293,786うち株主資本合計81,19186,3705,180うちその他の包括利益累計額合計16,12517,5341,410 なお、詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ③連結株主資本等変動計算書」に記載しております。 3 セグメントの業績ホールセール事業部門の連結業務純益は前連結会計年度比15億円増益の4,787億円、リテール事業部門は同147億円増益の2,996億円、国際事業部門は同348億円増益の3,982億円、市場事業部門は同150億円増益の3,198億円、本社管理等は同50億円増益の△2,924億円となりました。(単位:億円) 前連結会計年度当連結会計年度前連結会計年度比連結粗利益連結業務純益連結粗利益連結業務純益連結粗利益連結業務純益ホールセール事業部門7,7644,7727,7294,787△3415リテール事業部門13,1392,84913,1172,996△22147国際事業部門5,6613,6346,3203,982658348市場事業部門3,4683,0483,5623,19894150本社管理等△824△2,974△917△2,924△9350合計29,20711,32929,81112,038603710 (注) 1 セグメントは内部管理上採用している区分によっております。 2 本社管理等には、内部取引として消去すべきものを含めております。 4 国内・海外別業績(1) 国内・海外別収支当連結会計年度の資金運用収支は前連結会計年度比316億円増益の1兆3,902億円、信託報酬は同1億円増益の39億円、役務取引等収支は同533億円増益の1兆666億円、特定取引収支は同89億円増益の2,463億円、その他業務収支は同336億円減益の2,740億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の資金運用収支は前連結会計年度比310億円増益の9,546億円、信託報酬は同1億円増益の39億円、役務取引等収支は同703億円増益の9,098億円、特定取引収支は同38億円増益の2,159億円、その他業務収支は同456億円減益の1,338億円となりました。海外の資金運用収支は前連結会計年度比284億円増益の5,360億円、役務取引等収支は同125億円減益の1,720億円、特定取引収支は同51億円増益の304億円、その他業務収支は同123億円増益の1,403億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)資金運用収支前連結会計年度923,594507,563△72,5241,358,632当連結会計年度954,589535,999△100,3601,390,228うち資金運用収益前連結会計年度1,169,655827,003△84,6311,912,027当連結会計年度1,251,484986,827△72,5232,165,788うち資金調達費用前連結会計年度246,060319,440△12,106553,394当連結会計年度296,895450,82727,837775,560信託報酬前連結会計年度3,797――3,797当連結会計年度3,884――3,884役務取引等収支前連結会計年度839,506184,488△10,6461,013,348当連結会計年度909,840171,964△15,1591,066,645うち役務取引等収益前連結会計年度983,977224,712△13,2371,195,452当連結会計年度1,050,071211,755△17,7631,244,063うち役務取引等費用前連結会計年度144,47040,224△2,590182,104当連結会計年度140,23139,791△2,604177,418特定取引収支前連結会計年度212,14425,250―237,394当連結会計年度215,94430,357―246,301うち特定取引収益前連結会計年度221,61042,858△27,073237,394当連結会計年度220,12737,511△11,299246,338うち特定取引費用前連結会計年度9,46517,607△27,073―当連結会計年度4,1837,153△11,29936その他業務収支前連結会計年度179,415127,997155307,568当連結会計年度133,849140,317△176273,990うちその他業務収益前連結会計年度1,256,723327,406△8141,583,316当連結会計年度1,460,912403,890△1,4571,863,345うちその他業務費用前連結会計年度1,077,307199,409△9701,275,747当連結会計年度1,327,062263,573△1,2801,589,355 (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 (2) 国内・海外別資金運用/調達の状況当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は前連結会計年度比6兆1,577億円増加して131兆7,882億円、利回りは同0.12%上昇して1.64%となりました。また、資金調達勘定の平均残高は同15兆9,535億円増加して171兆8,236億円、利回りは同0.09%上昇して0.45%となりました。国内・海外別に見ますと、国内の資金運用勘定の平均残高は前連結会計年度比4兆5,284億円増加して92兆2,744億円、利回りは同0.03%上昇して1.36%となりました。また、資金調達勘定の平均残高は同12兆1,495億円増加して135兆8,084億円、利回りは同0.02%上昇して0.22%となりました。海外の資金運用勘定の平均残高は前連結会計年度比1兆9,514億円増加して42兆4,851億円、利回りは同0.28%上昇して2.32%となりました。また、資金調達勘定の平均残高は同2兆2,604億円増加して34兆9,202億円、利回りは同0.31%上昇して1.29%となりました。 ① 国内 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度87,746,070 1,169,655 1.33 当連結会計年度92,274,420 1,251,484 1.36 うち貸出金前連結会計年度55,634,086 826,571 1.49 当連結会計年度56,680,119 822,397 1.45 うち有価証券前連結会計年度17,693,281 212,691 1.20 当連結会計年度18,983,741 280,161 1.48 うちコールローン及び買入手形前連結会計年度76,166 467 0.61 当連結会計年度81,299 412 0.51 うち買現先勘定前連結会計年度36,530 △10△0.03当連結会計年度93,971 310.03うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度7,827,996 12,172 0.16 当連結会計年度8,896,919 14,619 0.16 うち預け金前連結会計年度984,203 6,306 0.64 当連結会計年度1,484,755 14,150 0.95 うちリース債権及びリース投資資産前連結会計年度1,801,420 51,237 2.84 当連結会計年度1,870,300 51,754 2.77 資金調達勘定前連結会計年度123,658,898 246,060 0.20 当連結会計年度135,808,445 296,895 0.22 うち預金前連結会計年度92,978,393 33,592 0.04 当連結会計年度99,591,183 44,051 0.04 うち譲渡性預金前連結会計年度6,064,857 1,081 0.02 当連結会計年度5,919,870 497 0.01 うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度603,065 91 0.02 当連結会計年度845,376 301 0.04 うち売現先勘定前連結会計年度1,325,978 7,854 0.59 当連結会計年度1,742,218 16,292 0.94 うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度7,374,658 4,631 0.06 当連結会計年度10,299,770 11,316 0.11 うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度138,698 59 0.04 当連結会計年度137,316 16 0.01 うち借用金前連結会計年度7,621,066 67,559 0.89 当連結会計年度10,437,455 70,790 0.68 うち短期社債前連結会計年度1,183,878 118 0.01 当連結会計年度1,169,237 54 0.00 うち社債前連結会計年度5,358,345 102,926 1.92 当連結会計年度4,714,648 98,252 2.08 (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の連結子会社については、週末毎、月末毎ないし四半期毎の残高に基づく平均残高を使用しております。3 資金運用勘定には無利息預け金の平均残高(前連結会計年度33,983,080百万円、当連結会計年度41,874,204百万円)を含めずに表示しております。 ② 海外 種類期別平均残高利息利回り金額(百万円)金額(百万円)(%)資金運用勘定前連結会計年度40,533,726 827,003 2.04 当連結会計年度42,485,121 986,827 2.32 うち貸出金前連結会計年度23,868,315 599,614 2.51 当連結会計年度24,442,168 683,341 2.80 うち有価証券前連結会計年度4,014,209 79,703 1.99 当連結会計年度4,275,389 77,124 1.80 うちコールローン及び買入手形前連結会計年度1,319,676 11,738 0.89 当連結会計年度1,740,864 19,050 1.09 うち買現先勘定前連結会計年度2,198,666 26,255 1.19 当連結会計年度2,377,014 35,477 1.49 うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち預け金前連結会計年度4,888,341 44,092 0.90 当連結会計年度5,070,548 71,232 1.40 うちリース債権及びリース投資資産前連結会計年度497,302 18,990 3.82 当連結会計年度466,191 19,187 4.12 資金調達勘定前連結会計年度32,659,822 319,440 0.98 当連結会計年度34,920,175 450,827 1.29 うち預金前連結会計年度18,867,692 157,977 0.84 当連結会計年度20,416,044 248,973 1.22 うち譲渡性預金前連結会計年度6,461,498 66,151 1.02 当連結会計年度6,152,649 86,312 1.40 うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度645,301 5,399 0.84 当連結会計年度786,372 8,169 1.04 うち売現先勘定前連結会計年度3,241,888 15,784 0.49 当連結会計年度4,112,837 43,247 1.05 うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度―――当連結会計年度―――うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度2,206,493 15,450 0.70 当連結会計年度2,005,997 18,376 0.92 うち借用金前連結会計年度830,387 13,805 1.66 当連結会計年度970,117 19,530 2.01 うち短期社債前連結会計年度―――当連結会計年度―――うち社債前連結会計年度107,166 4,153 3.88 当連結会計年度167,887 5,313 3.16 (注) 1 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。2 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の連結子会社については、週末毎、月末毎ないし四半期毎の残高に基づく平均残高を使用しております。3 資金運用勘定には無利息預け金の平均残高(前連結会計年度2,134,415百万円、当連結会計年度3,089,333百万円)を含めずに表示しております。 ③ 合計 種類期別平均残高(百万円)利息(百万円)利回り(%)小計消去又は全社(△)合計小計消去又は全社(△)合計資金運用勘定前連結会計年度128,279,796 △2,649,324125,630,472 1,996,659 △84,6311,912,027 1.52当連結会計年度134,759,541 △2,971,325131,788,216 2,238,312 △72,5232,165,788 1.64うち貸出金前連結会計年度79,502,402 △822,70878,679,693 1,426,186 △42,0661,384,119 1.76当連結会計年度81,122,288 △643,96980,478,319 1,505,739 △36,5061,469,232 1.83うち有価証券前連結会計年度21,707,491 △212,88121,494,609 292,394 △32,554259,840 1.21当連結会計年度23,259,130 △242,13623,016,994 357,286 △15,273342,013 1.49うちコールローン及び買入手形前連結会計年度1,395,842 ―1,395,842 12,205 ―12,205 0.87当連結会計年度1,822,164 ―1,822,164 19,462 ―19,462 1.07うち買現先勘定前連結会計年度2,235,196 △1,138,3691,096,826 26,244 △7,35818,886 1.72当連結会計年度2,470,986 △1,173,8551,297,130 35,508 △10,94224,566 1.89うち債券貸借取引支払保証金前連結会計年度7,827,996 ―7,827,996 12,172 ―12,172 0.16当連結会計年度8,896,919 ―8,896,919 14,619 ―14,619 0.16うち預け金前連結会計年度5,872,544 △442,0415,430,503 50,398 △2,35748,040 0.88当連結会計年度6,555,303 △860,4185,694,884 85,383 △9,76475,619 1.33うちリース債権及びリース投資資産前連結会計年度2,298,723 △02,298,722 70,227 △070,227 3.06当連結会計年度2,336,491 △02,336,490 70,941 △070,941 3.04資金調達勘定前連結会計年度156,318,720 △448,620155,870,100 565,501 △12,106553,394 0.36当連結会計年度170,728,620 1,094,997171,823,617 747,722 27,837775,560 0.45うち預金前連結会計年度111,846,086 △461,901111,384,184 191,569 △2,365189,204 0.17当連結会計年度120,007,227 △867,137119,140,090 293,025 △9,795283,229 0.24うち譲渡性預金前連結会計年度12,526,355 ―12,526,355 67,232 ―67,232 0.54当連結会計年度12,072,519 ―12,072,519 86,810 ―86,810 0.72うちコールマネー及び売渡手形前連結会計年度1,248,366 ―1,248,366 5,491 ―5,491 0.44当連結会計年度1,631,748 ―1,631,748 8,471 ―8,471 0.52うち売現先勘定前連結会計年度4,567,866 △1,138,3693,429,496 23,639 △7,35816,281 0.47当連結会計年度5,855,056 △1,173,8554,681,200 59,539 △10,94248,597 1.04うち債券貸借取引受入担保金前連結会計年度7,374,658 ―7,374,658 4,631 ―4,631 0.06当連結会計年度10,299,770 ―10,299,770 11,316 ―11,316 0.11うちコマーシャル・ペーパー前連結会計年度2,345,192 ―2,345,192 15,510 ―15,510 0.66当連結会計年度2,143,314 ―2,143,314 18,393 ―18,393 0.86うち借用金前連結会計年度8,451,454 △796,9557,654,498 81,365 △41,83739,528 0.52当連結会計年度11,407,572 △548,54810,859,024 90,321 △35,66654,654 0.50うち短期社債前連結会計年度1,183,878 ―1,183,878 118 ―118 0.01当連結会計年度1,169,237 ―1,169,237 54 ―54 0.00うち社債前連結会計年度5,465,511 1,985,4897,451,001 107,080 37,675144,755 1.94当連結会計年度4,882,536 3,736,0428,618,579 103,565 82,530186,095 2.16 (注) 1 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。2 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、一部の連結子会社については、週末毎、月末毎ないし四半期毎の残高に基づく平均残高を使用しております。3 資金運用勘定には無利息預け金の平均残高(前連結会計年度36,098,076百万円、当連結会計年度44,957,810百万円)を含めずに表示しております。 (3) 国内・海外別役務取引の状況当連結会計年度の役務取引等収益は前連結会計年度比486億円増加の1兆2,441億円、一方役務取引等費用は同47億円減少の1,774億円となったことから、役務取引等収支は同533億円増益の1兆666億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の役務取引等収益は前連結会計年度比661億円増加の1兆501億円、一方役務取引等費用は同42億円減少の1,402億円となったことから、役務取引等収支は同703億円増益の9,098億円となりました。海外の役務取引等収益は前連結会計年度比130億円減少の2,118億円、一方役務取引等費用は同4億円減少の398億円となったことから、役務取引等収支は同125億円減益の1,720億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)役務取引等収益前連結会計年度983,977224,712△13,2371,195,452当連結会計年度1,050,071211,755△17,7631,244,063うち預金・貸出業務前連結会計年度22,622118,683△5,703135,602当連結会計年度22,291115,568△4,783133,075うち為替業務前連結会計年度118,76819,881△30138,618当連結会計年度119,47220,469△38139,903うち証券関連業務前連結会計年度118,16442,662△1,056159,769当連結会計年度122,10436,172△2,029156,248うち代理業務前連結会計年度16,772――16,772当連結会計年度16,559――16,559うち保護預り・貸金庫業務前連結会計年度5,4132―5,416当連結会計年度5,2232―5,225うち保証業務前連結会計年度75,72514,915△3,89486,745当連結会計年度81,07412,235△4,47588,834うちクレジットカード関連業務前連結会計年度264,2553―264,258当連結会計年度290,7821―290,783うち投資信託関連業務前連結会計年度122,0184,574―126,592当連結会計年度147,7246,694―154,418役務取引等費用前連結会計年度144,47040,224△2,590182,104当連結会計年度140,23139,791△2,604177,418うち為替業務前連結会計年度29,9979,750△2739,720当連結会計年度30,2069,616△239,820 (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 (4) 国内・海外別特定取引の状況① 特定取引収益・費用の内訳当連結会計年度の特定取引収益は前連結会計年度比89億円増加の2,463億円、一方特定取引費用は同0億円増加の0億円となったことから、特定取引収支は同89億円増益の2,463億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の特定取引収益は前連結会計年度比15億円減少の2,201億円、一方特定取引費用は同53億円減少の42億円となったことから、特定取引収支は同38億円増益の2,159億円となりました。海外の特定取引収益は前連結会計年度比53億円減少の375億円、一方特定取引費用は同105億円減少の72億円となったことから、特定取引収支は同51億円増益の304億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)特定取引収益前連結会計年度221,61042,858△27,073237,394当連結会計年度220,12737,511△11,299246,338うち商品有価証券収益前連結会計年度178,218―△13,099165,119当連結会計年度191,693―△4,638187,054うち特定取引有価証券収益前連結会計年度13,025―△15512,869当連結会計年度6,004―△2815,722うち特定金融派生商品収益前連結会計年度30,33642,858△13,81859,375当連結会計年度22,34737,511△6,29753,561うちその他の特定取引収益前連結会計年度30――30当連結会計年度82―△82-特定取引費用前連結会計年度9,46517,607△27,073―当連結会計年度4,1837,153△11,29936うち商品有価証券費用前連結会計年度―13,099△13,099―当連結会計年度―4,638△4,638―うち特定取引有価証券費用前連結会計年度―155△155―当連結会計年度―281△281―うち特定金融派生商品費用前連結会計年度9,4654,353△13,818―当連結会計年度4,1832,114△6,297―うちその他の特定取引費用前連結会計年度――――当連結会計年度―119△8236 (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 ② 特定取引資産・負債の内訳(末残)当連結会計年度末の特定取引資産残高は前連結会計年度末比1兆1,698億円減少の5兆5,856億円、特定取引負債残高は同3,028億円減少の4兆4,021億円となりました。国内・海外別に見ますと、国内の特定取引資産残高は前連結会計年度末比1兆2,074億円減少の4兆6,748億円、特定取引負債残高は同2,845億円減少の3兆6,195億円となりました。海外の特定取引資産残高は前連結会計年度末比317億円増加の9,386億円、特定取引負債残高は同241億円減少の8,104億円となりました。 種類期別国内海外消去又は全社(△)合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)特定取引資産前連結会計年度末5,882,221906,906△33,7006,755,428当連結会計年度末4,674,817938,646△27,8725,585,591うち商品有価証券前連結会計年度末3,543,982136,723―3,680,705当連結会計年度末2,896,497228,922―3,125,419うち商品有価証券派生商品前連結会計年度末56,901――56,901当連結会計年度末74,802――74,802うち特定取引有価証券前連結会計年度末――――当連結会計年度末――――うち特定取引有価証券派生商品前連結会計年度末10,58697―10,684当連結会計年度末13,83459―13,894うち特定金融派生商品前連結会計年度末2,172,657770,086△33,7002,909,043当連結会計年度末1,648,189709,664△27,8722,329,981うちその他の特定取引資産前連結会計年度末98,093――98,093当連結会計年度末41,493――41,493特定取引負債前連結会計年度末3,904,067834,564△33,7004,704,931当連結会計年度末3,619,541810,441△27,8724,402,110うち売付商品債券前連結会計年度末2,013,24958,334―2,071,583当連結会計年度末2,042,93797,043―2,139,980うち商品有価証券派生商品前連結会計年度末58,961――58,961当連結会計年度末94,962――94,962うち特定取引売付債券前連結会計年度末――――当連結会計年度末――――うち特定取引有価証券派生商品前連結会計年度末8,63391―8,724当連結会計年度末14,035147―14,182うち特定金融派生商品前連結会計年度末1,823,223776,138△33,7002,565,661当連結会計年度末1,467,606713,250△27,8722,152,983うちその他の特定取引負債前連結会計年度末――――当連結会計年度末―――― (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。 (5) 国内・海外別預金残高の状況○ 預金の種類別残高(末残) 種類期別国内海外合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)預金合計前連結会計年度末97,675,65120,154,558117,830,210当連結会計年度末95,583,81820,893,715116,477,534うち流動性預金前連結会計年度末68,135,73812,766,30180,902,039当連結会計年度末70,073,53813,298,12683,371,664うち定期性預金前連結会計年度末22,249,0437,256,46629,505,509当連結会計年度末18,171,6617,469,54125,641,202うちその他前連結会計年度末7,290,869131,7917,422,660当連結会計年度末7,338,619126,0477,464,666譲渡性預金前連結会計年度末6,021,2355,859,70211,880,937当連結会計年度末5,408,0205,812,26411,220,284総合計前連結会計年度末103,696,88726,014,260129,711,148当連結会計年度末100,991,83926,705,979127,697,819 (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金4 定期性預金=定期預金+定期積金 (6) 国内・海外別貸出金残高の状況① 業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別前連結会計年度末当連結会計年度末金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)国内(除く特別国際金融取引勘定分)56,926,799100.0049,580,236100.00製造業7,714,40513.556,178,84012.46農業、林業、漁業及び鉱業120,1600.21133,8660.27建設業906,7991.59755,0811.52運輸、情報通信、公益事業4,633,7258.144,963,27110.01卸売・小売業4,556,8658.004,197,4598.47金融・保険業2,468,7634.342,138,8434.31不動産業、物品賃貸業8,716,52115.317,700,98415.53各種サービス業4,694,1538.254,180,3968.43地方公共団体1,108,2021.95914,7631.85その他22,007,20238.6618,416,72937.15海外及び特別国際金融取引勘定分23,310,523100.0023,365,696100.00政府等217,0560.93296,2361.27金融機関1,494,2786.411,591,5366.81商工業19,037,47081.6719,036,59381.47その他2,561,71610.992,441,33010.45合計80,237,322―72,945,934― (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。 ② 外国政府等向け債権残高(国別) 期別国別金額(百万円)前連結会計年度末エジプト10,162アゼルバイジャン9,719ガーナ2,740モンゴル189アルゼンチン26合計22,838(資産の総額に対する割合:%)(0.01)当連結会計年度末アゼルバイジャン5,553エジプト4,711ガーナ1,062モンゴル28アルゼンチン22合計11,378(資産の総額に対する割合:%)(0.01) (注) 対象国の政治経済情勢等を勘案して必要と認められる金額を引き当てる特定海外債権引当勘定の引当対象とされる債権残高を記載しております。 (7) 国内・海外別有価証券の状況○ 有価証券残高(末残) 種類期別国内海外全社合計金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)国債前連結会計年度末8,454,687――8,454,687当連結会計年度末9,575,499――9,575,499地方債前連結会計年度末90,243――90,243当連結会計年度末47,032――47,032社債前連結会計年度末2,731,85678,031―2,809,888当連結会計年度末2,508,61875,495―2,584,113株式前連結会計年度末3,925,112―55,6543,980,766当連結会計年度末4,111,234―57,1754,168,409その他の証券前連結会計年度末5,297,7013,998,504―9,296,205当連結会計年度末4,692,5314,645,121―9,337,653合計前連結会計年度末20,499,6014,076,53655,65424,631,792当連結会計年度末20,934,9164,720,61657,17525,712,709 (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。3 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。 5 キャッシュ・フローの状況の分析当連結会計年度のキャッシュ・フローは、資金の運用・調達や貸出金・預金の増減等の「営業活動によるキャッシュ・フロー」が前連結会計年度対比4兆8,284億円増加の+9兆3,428億円、有価証券の取得・売却や有形固定資産の取得・売却等の「投資活動によるキャッシュ・フロー」が同3兆9,766億円減少の△3兆3,953億円、劣後調達等の「財務活動によるキャッシュ・フロー」が同1,839億円減少の△3,505億円となりました。その結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末対比5兆5,047億円増加の47兆9,831億円となりました。 (自己資本比率の状況)(参考)自己資本比率は、「銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(平成18年金融庁告示第20号)に定められた算式に基づき、連結ベースで算出しております。 当社は、国際統一基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては先進的内部格付手法を採用しております。また、マーケット・リスク規制を導入しており、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては先進的計測手法を採用しております。 連結自己資本比率(国際統一基準)(単位:億円、%) 平成29年3月31日平成30年3月31日1.連結総自己資本比率(4/7)16.9319.362.連結Tier1比率(5/7)14.0716.693.連結普通株式等Tier1比率(6/7)12.1714.504.連結における総自己資本の額119,737123,0415.連結におけるTier1資本の額99,462106,1026.連結における普通株式等Tier1資本の額86,08592,1747.リスク・アセットの額706,835635,4038.連結総所要自己資本額56,54750,832
経営方針・経営戦略
3 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1) 経営方針、経営戦略等① 経営方針当社グループは、以下の経営理念のもと、「最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、お客さまと共に成長するグローバル金融グループ」を目指してまいります。 ○お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する。○事業の発展を通じて、株主価値の永続的な増大を図る。○勤勉で意欲的な社員が、思う存分にその能力を発揮できる職場を作る。 ② 経営環境当年度を顧みますと、海外では、新興国において、資源価格の底入れや景気刺激策の効果等から、年度後半にかけて経済の持直しの動きが見られたほか、先進国でも、米国経済や欧州経済が堅調な消費に支えられ回復を続けるなど、緩やかな景気回復が続きました。わが国の経済も、企業収益が概ね高水準で推移する中、雇用・所得環境の改善を通じて個人消費に持直しの動きが見られたこと等から、緩やかな回復基調が続きました。わが国の金融資本市場におきましては、期初から長短金利ともにマイナス圏で推移しましたが、昨年9月に日本銀行が「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を導入したことを受け、当年度末にかけて短期金利はマイナス0.04%前後、長期金利は0.07%前後となりました。円相場は、世界経済の先行き不透明感の高まりからリスク回避姿勢が強まったこと等を受けて、昨年秋頃まで円高基調で推移しましたが、11月の米国大統領選挙を機に円安に転じ、12月には一時1ドル118円台となりました。その後、米国トランプ政権の経済政策運営や、欧州の政治情勢を巡る先行き不透明感の高まり等から、当年度末にかけて1ドル111円台前半まで円高が進みました。日経平均株価は、昨年6月に行われた英国の国民投票でEU離脱派が勝利したこと等を背景に、一時1万4千円台まで下落しましたが、米国トランプ政権の経済政策に対する期待感等から、本年3月には一時1万9千円台後半まで回復し、当年度末には1万8千円台後半となりました。規制面では、本年1月に、バーゼル銀行監督委員会が、銀行の自己資本比率と流動性比率等に関する国際的な規制の枠組み(いわゆる「バーゼルⅢ」)の見直しに関する最終合意を延期することを公表しました。国内では、昨年5月に、金融グループの経営管理機能の充実や、金融グループ内の共通・重複業務の集約、金融関連IT企業(いわゆる「フィンテック企業」)等への出資を容易にすること等を盛り込んだ「情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律」が成立しました。加えて、本年3月には、金融機関とフィンテック企業が連携・協働して技術革新を進めていくための法制度の整備等を目的とした「銀行法等の一部を改正する法律案」が国会に提出されました。また、金融庁より、金融機関等が自ら主体的に創意工夫し、顧客本位の良質な金融商品・サービスを提供するうえで有用と考えられる原則として、「顧客本位の業務運営に関する原則」が公表されました。 こうした中、金融機関を取り巻く環境は、国内におけるマイナス金利、国際的な金融規制の強化等、厳しい状況が継続する見通しです。政治・社会面においても、保護主義の台頭や地政学リスクの高まり等もあり、不透明・不確実な環境が続くと見込まれます。一方で、国内においては、個人のお客さまの「貯蓄から資産形成へ」の流れや、取引のデジタル化・キャッシュレス化の進展、法人のお客さまにおける業界再編・海外展開の加速、低金利下での運用ニーズの拡大等が期待されます。また、海外においては、米国経済の安定的な成長や、グローバルな企業再編ニーズの高まり、中長期的なアジアの発展やインフラ投資の増加等が予想されます。 ③ 経営戦略当社グループは、平成29年度からの3年間を計画期間とする中期経営計画「SMFG Next Stage」を策定いたしました。前述の環境認識を踏まえ、本中期経営計画では、新たなグループ経営体制のもと、グループ総合力の結集と構造改革の推進により、お客さまに価値ある商品・サービスを適時に提供し、お客さまに選ばれる金融グループとして、持続的成長と企業価値の更なる向上を目指してまいります。そのための施策として、本中期経営計画では、以下の3つの基本方針を定め、「最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、お客さまと共に成長するグローバル金融グループ」というビジョンの実現に向けて、次のステージに進んでまいります。 ○「規律」を重視した事業展開○強みに重点を置いた成長戦略の推進○持続的成長を支えるグループ・グローバルベースの運営高度化 ④ 経営指標本中期経営計画では、前述の環境認識を踏まえ、資本効率・資産効率・経費効率の改善に取り組み、下表の3項目を最終年度の平成31年度の財務目標として掲げております。なお、経費率については、目先は過年度の投資に係る経費増加影響がありますが、経費コントロールの徹底により、低下トレンドを定着させ、平成32年度以降、早期に60%程度への改善を目指してまいります。また、国際的な金融規制の強化を踏まえ、資本基盤を強化し、健全性を確保してまいります。 <SMFG連結財務目標(平成31年度)>資本効率ROE7~8%程度資本蓄積を進める中で少なくとも7%を確保経費効率経費率平成28年度比△1%程度低下早期に60%程度へ(平成28年度62.1%)健全性普通株式等Tier1比率※1,210%程度規制強化※1に対応した資本水準を早期に確保(平成28年度8.3%) ※1 国際金融規制強化の最終的な影響として、平成32年度にリスクアセットが現状比+25%程度増加する前提で、最終化時ベースの目標を設定。※2 普通株式等Tier1から「その他有価証券評価差額金」、リスクアセットから株式評価益見合い分を控除。 (2) 対処すべき課題当社グループは、中期経営計画で掲げた3つの基本方針のもと、次の取組みを進めてまいります。 ① 「規律」を重視した事業展開今後も、金融機関を取り巻く環境は厳しいと見込まれますが、こうした環境下においてもボトムライン収益の持続的成長を実現するため、従来以上に資本効率、資産効率、経費効率にこだわった運営、すなわち、「規律」を重視した収益性の高い金融機関を目指してまいります。まず、国内の安定的な収益基盤における競争優位性を維持しつつ、優先的に資源投入するビジネスを選別することで、資本効率の良い収益構造へ転換してまいります。また、国際的な金融規制の強化を見据え、資産のコントロールを一段と強化いたします。具体的には、適切なリスクテイクを行い、高採算で資産効率の良好なビジネスへ資産を投入する一方、低採算の資産を削減し、資産の入替えを進めてまいります。更に、情報通信技術を活用した業務の効率化や、グループ内での業務基盤の共有化を進めてまいります。具体的には、個人のお客さま向けの店舗の改革や、証券子会社等の事業再編を行い、グループ全体の生産性の向上と効率化を推進してまいります。 ② 強みに重点を置いた成長戦略の推進当社グループの競争優位性と事業の成長性をもとに、次の「7つの戦略事業領域」を定めました。安定的な収益基盤である国内事業の一層の強化、海外事業における成長戦略の推進及び将来の成長に向けた新たな強みづくりに取り組んでまいります。 <7つの戦略事業領域>・本邦ナンバーワンの個人向け金融ビジネスの実現・本邦中堅企業向けビジネスにおける優位性の拡大・国内外の大企業向けビジネスにおける存在感の拡大・高採算かつグローバルに強みがある金融商品の提供におけるトップクラスの地位の確立・「アジア・セントリック」の進化・市場関連業務の収益力強化・当社グループ独自の付加価値の高い信託・資産運用ビジネスの構築 ③ 持続的成長を支えるグループ・グローバルベースの運営高度化イ.ビジネスにおける可能性を最大化する経営体制当社は、国際的に広く認知されたコーポレートガバナンス体制を構築し、業務執行に対する取締役会の監督機能の強化及び業務執行の迅速化を図るため、指名委員会等設置会社へ移行いたしました。また、事業部門制、CxO(注)制を導入し、グループ・グローバルベースで、ビジネスにおける可能性を最大化してまいります。具体的には、グループ各社が、統一された経営戦略のもとで、商品提供力・サービスを強化することによって、幅広いお客さまの多様なニーズに的確にお応えしてまいります。加えて、グループ各社間で人材交流を活発化するなど経営資源を共有化し、全体最適の観点から資源投入を行ってまいります。更に、企画・管理機能を高度化し、人員・システム投資額等をグループベースでコントロールいたします。これらを支える経営管理体制として、事業部門別の経営指標の導入や経営情報システムの高度化を進めてまいります。 (注) CxOCFO(Chief Financial Officer)、CRO(Chief Risk Officer)等の総称。 ロ.デジタル化の推進社会のデジタル化が急速に進展する中、当社グループは、様々な新しい技術を積極的に取り入れ、お客さまの利便性向上や新規ビジネスの創造、当社グループの生産性向上・業務効率化や経営基盤の高度化等、あらゆる分野でデジタル化を推進いたします。 当社グループは、これらの取組みにおいて着実な成果をお示しすることにより、お客さま、株主・市場、社会からのご評価を更に高めてまいりたいと考えております。
対処すべき課題
3 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1) 経営方針、経営戦略等① 経営方針当社グループは、以下の経営理念のもと、「最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、お客さまと共に成長するグローバル金融グループ」を目指してまいります。 ○お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する。○事業の発展を通じて、株主価値の永続的な増大を図る。○勤勉で意欲的な社員が、思う存分にその能力を発揮できる職場を作る。 ② 経営環境当年度を顧みますと、海外では、新興国において、資源価格の底入れや景気刺激策の効果等から、年度後半にかけて経済の持直しの動きが見られたほか、先進国でも、米国経済や欧州経済が堅調な消費に支えられ回復を続けるなど、緩やかな景気回復が続きました。わが国の経済も、企業収益が概ね高水準で推移する中、雇用・所得環境の改善を通じて個人消費に持直しの動きが見られたこと等から、緩やかな回復基調が続きました。わが国の金融資本市場におきましては、期初から長短金利ともにマイナス圏で推移しましたが、昨年9月に日本銀行が「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を導入したことを受け、当年度末にかけて短期金利はマイナス0.04%前後、長期金利は0.07%前後となりました。円相場は、世界経済の先行き不透明感の高まりからリスク回避姿勢が強まったこと等を受けて、昨年秋頃まで円高基調で推移しましたが、11月の米国大統領選挙を機に円安に転じ、12月には一時1ドル118円台となりました。その後、米国トランプ政権の経済政策運営や、欧州の政治情勢を巡る先行き不透明感の高まり等から、当年度末にかけて1ドル111円台前半まで円高が進みました。日経平均株価は、昨年6月に行われた英国の国民投票でEU離脱派が勝利したこと等を背景に、一時1万4千円台まで下落しましたが、米国トランプ政権の経済政策に対する期待感等から、本年3月には一時1万9千円台後半まで回復し、当年度末には1万8千円台後半となりました。規制面では、本年1月に、バーゼル銀行監督委員会が、銀行の自己資本比率と流動性比率等に関する国際的な規制の枠組み(いわゆる「バーゼルⅢ」)の見直しに関する最終合意を延期することを公表しました。国内では、昨年5月に、金融グループの経営管理機能の充実や、金融グループ内の共通・重複業務の集約、金融関連IT企業(いわゆる「フィンテック企業」)等への出資を容易にすること等を盛り込んだ「情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律」が成立しました。加えて、本年3月には、金融機関とフィンテック企業が連携・協働して技術革新を進めていくための法制度の整備等を目的とした「銀行法等の一部を改正する法律案」が国会に提出されました。また、金融庁より、金融機関等が自ら主体的に創意工夫し、顧客本位の良質な金融商品・サービスを提供するうえで有用と考えられる原則として、「顧客本位の業務運営に関する原則」が公表されました。 こうした中、金融機関を取り巻く環境は、国内におけるマイナス金利、国際的な金融規制の強化等、厳しい状況が継続する見通しです。政治・社会面においても、保護主義の台頭や地政学リスクの高まり等もあり、不透明・不確実な環境が続くと見込まれます。一方で、国内においては、個人のお客さまの「貯蓄から資産形成へ」の流れや、取引のデジタル化・キャッシュレス化の進展、法人のお客さまにおける業界再編・海外展開の加速、低金利下での運用ニーズの拡大等が期待されます。また、海外においては、米国経済の安定的な成長や、グローバルな企業再編ニーズの高まり、中長期的なアジアの発展やインフラ投資の増加等が予想されます。 ③ 経営戦略当社グループは、平成29年度からの3年間を計画期間とする中期経営計画「SMFG Next Stage」を策定いたしました。前述の環境認識を踏まえ、本中期経営計画では、新たなグループ経営体制のもと、グループ総合力の結集と構造改革の推進により、お客さまに価値ある商品・サービスを適時に提供し、お客さまに選ばれる金融グループとして、持続的成長と企業価値の更なる向上を目指してまいります。そのための施策として、本中期経営計画では、以下の3つの基本方針を定め、「最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、お客さまと共に成長するグローバル金融グループ」というビジョンの実現に向けて、次のステージに進んでまいります。 ○「規律」を重視した事業展開○強みに重点を置いた成長戦略の推進○持続的成長を支えるグループ・グローバルベースの運営高度化 ④ 経営指標本中期経営計画では、前述の環境認識を踏まえ、資本効率・資産効率・経費効率の改善に取り組み、下表の3項目を最終年度の平成31年度の財務目標として掲げております。なお、経費率については、目先は過年度の投資に係る経費増加影響がありますが、経費コントロールの徹底により、低下トレンドを定着させ、平成32年度以降、早期に60%程度への改善を目指してまいります。また、国際的な金融規制の強化を踏まえ、資本基盤を強化し、健全性を確保してまいります。 <SMFG連結財務目標(平成31年度)>資本効率ROE7~8%程度資本蓄積を進める中で少なくとも7%を確保経費効率経費率平成28年度比△1%程度低下早期に60%程度へ(平成28年度62.1%)健全性普通株式等Tier1比率※1,210%程度規制強化※1に対応した資本水準を早期に確保(平成28年度8.3%) ※1 国際金融規制強化の最終的な影響として、平成32年度にリスクアセットが現状比+25%程度増加する前提で、最終化時ベースの目標を設定。※2 普通株式等Tier1から「その他有価証券評価差額金」、リスクアセットから株式評価益見合い分を控除。 (2) 対処すべき課題当社グループは、中期経営計画で掲げた3つの基本方針のもと、次の取組みを進めてまいります。 ① 「規律」を重視した事業展開今後も、金融機関を取り巻く環境は厳しいと見込まれますが、こうした環境下においてもボトムライン収益の持続的成長を実現するため、従来以上に資本効率、資産効率、経費効率にこだわった運営、すなわち、「規律」を重視した収益性の高い金融機関を目指してまいります。まず、国内の安定的な収益基盤における競争優位性を維持しつつ、優先的に資源投入するビジネスを選別することで、資本効率の良い収益構造へ転換してまいります。また、国際的な金融規制の強化を見据え、資産のコントロールを一段と強化いたします。具体的には、適切なリスクテイクを行い、高採算で資産効率の良好なビジネスへ資産を投入する一方、低採算の資産を削減し、資産の入替えを進めてまいります。更に、情報通信技術を活用した業務の効率化や、グループ内での業務基盤の共有化を進めてまいります。具体的には、個人のお客さま向けの店舗の改革や、証券子会社等の事業再編を行い、グループ全体の生産性の向上と効率化を推進してまいります。 ② 強みに重点を置いた成長戦略の推進当社グループの競争優位性と事業の成長性をもとに、次の「7つの戦略事業領域」を定めました。安定的な収益基盤である国内事業の一層の強化、海外事業における成長戦略の推進及び将来の成長に向けた新たな強みづくりに取り組んでまいります。 <7つの戦略事業領域>・本邦ナンバーワンの個人向け金融ビジネスの実現・本邦中堅企業向けビジネスにおける優位性の拡大・国内外の大企業向けビジネスにおける存在感の拡大・高採算かつグローバルに強みがある金融商品の提供におけるトップクラスの地位の確立・「アジア・セントリック」の進化・市場関連業務の収益力強化・当社グループ独自の付加価値の高い信託・資産運用ビジネスの構築 ③ 持続的成長を支えるグループ・グローバルベースの運営高度化イ.ビジネスにおける可能性を最大化する経営体制当社は、国際的に広く認知されたコーポレートガバナンス体制を構築し、業務執行に対する取締役会の監督機能の強化及び業務執行の迅速化を図るため、指名委員会等設置会社へ移行いたしました。また、事業部門制、CxO(注)制を導入し、グループ・グローバルベースで、ビジネスにおける可能性を最大化してまいります。具体的には、グループ各社が、統一された経営戦略のもとで、商品提供力・サービスを強化することによって、幅広いお客さまの多様なニーズに的確にお応えしてまいります。加えて、グループ各社間で人材交流を活発化するなど経営資源を共有化し、全体最適の観点から資源投入を行ってまいります。更に、企画・管理機能を高度化し、人員・システム投資額等をグループベースでコントロールいたします。これらを支える経営管理体制として、事業部門別の経営指標の導入や経営情報システムの高度化を進めてまいります。 (注) CxOCFO(Chief Financial Officer)、CRO(Chief Risk Officer)等の総称。 ロ.デジタル化の推進社会のデジタル化が急速に進展する中、当社グループは、様々な新しい技術を積極的に取り入れ、お客さまの利便性向上や新規ビジネスの創造、当社グループの生産性向上・業務効率化や経営基盤の高度化等、あらゆる分野でデジタル化を推進いたします。 当社グループは、これらの取組みにおいて着実な成果をお示しすることにより、お客さま、株主・市場、社会からのご評価を更に高めてまいりたいと考えております。