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明和地所(8869)は何で稼いでいるか — 事業の柱と依存度

不動産業 不動産

事業の概要

  • 分譲事業中心の不動産開発
    明和地所グループは、マンションなどの開発・分譲を主力事業としています。自社で土地を仕入れ、企画・建設を行い、完成した物件を個人のお客様に販売することで収益を得ています。高額な商品を扱うため、景気や金利の動向が業績に大きく影響します。
  • 多角的な不動産関連サービス
    分譲事業だけでなく、中古不動産の売買仲介や買取再販、リノベーションを行う流通事業も展開しています。また、分譲マンションの管理やリフォーム、賃貸、さらには住宅ローン提供やインテリア販売など、住まいに関する幅広いサービスを提供し、顧客の多様なニーズに応えることで収益源を多角化しています。
  • グループ会社による専門性
    明和地所コミュニティ株式会社がマンションの総合管理やリフォーム、賃貸、インテリア販売、広告代理業務を担い、明和地所ライフサポート株式会社が管理員・清掃業務を、明和地所ファイナンス株式会社が住宅ローンを提供しています。これにより、各分野の専門性を高め、グループ全体で顧客のライフサイクルに合わせた包括的なサービスを提供できる体制を構築しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
  • 不動産開発事業
    主にマンションなどの開発・分譲を行う事業です。最新年度の売上高は533.88億円、営業利益は38.86億円と、グループ全体の収益の大部分を占める主力事業であり、首都圏を中心に展開しています。高額な商品を扱うため、景気や金利の動向が業績に大きく影響します。
  • 不動産流通事業
    中古不動産の売買仲介、買取再販、リノベーション、投資用不動産の一棟販売(ウェルスソリューション)を行う事業です。最新年度の売上高は196.69億円、営業利益は13.4億円であり、分譲事業に次ぐ規模の収益源となっています。資本回転率の改善を通じて、事業全体の効率化を目指しています。
  • 不動産管理事業
    分譲マンションの総合管理やリフォーム、管理員・清掃業務などを提供する事業です。最新年度の売上高は60.3億円、営業利益は5.15億円です。分譲したマンションの管理を担うことで、顧客との長期的な関係を構築し、安定的な収益基盤となっています。顧客満足度の向上にも注力しています。
2025-03 セグメント別業績
セグメント区分売上(億)営業利益(億)営業利益率
ResidentialDevelopmentBusiness 地域 534 39 7.3%
RealEstateAgencyBusiness 地域 197 13 6.8%
RealEstateManagementBusiness 地域 60 5 8.5%
RealEstateRentalBusiness 地域 7 2 33.8%
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
FY2026|657 文字
3【事業の内容】当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び関係会社4社により構成されております。当社グループでは分譲事業を中心として、流通事業、管理事業、賃貸事業、その他の関連事業を展開しております。当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る当連結会計年度末での位置付けは次のとおりであります。なお、非連結子会社1社は、重要性がないため以下の図及び文章には記載しておりません。分譲事業当社はマンション等の開発・分譲を行っております。流通事業当社は中古不動産の売買仲介、買取再販、リノベーション及びウェルスソリューション(投資用不動産の一棟販売)を行っております。管理事業連結子会社である明和地所コミュニティ㈱は、当社が分譲したマンション等の総合管理及びリフォーム事業を行っており、連結子会社である明和地所ライフサポート㈱は、当社が分譲したマンション等の管理員・清掃業務を行っております。賃貸事業当社及び明和地所コミュニティ㈱はマンション等の賃貸を行っており、当社は賃貸管理を行っております。その他事業(住設企画販売事業)明和地所コミュニティ㈱は、当社が分譲したマンションを購入したお客様に対して、インテリア用品、住設機器の企画・販売を行っております。(広告宣伝事業)明和地所コミュニティ㈱は、当社が分譲するマンションの広告代理業務を行っております。(住宅ローン事業)連結子会社である明和地所ファイナンス㈱は、当社が分譲したマンションを購入したお客様に対して購入資金の貸付を主に行っております。

事業の優位性(モート)

事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い 弱い
経済環境の変化、金融環境の変化、不動産市況の動向により価格が変動するため。
参入障壁新規参入を阻む要因の種類 規制
建築基準法・都市計画法・不動産取引に関する法律等、種々の法的規制を受けている。
顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい 低い(分散)
景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか シクリカル
設備投資の性質稼いだ現金がどれだけ設備維持に消えるか 成長投資
規制依存規制は障壁にも足枷にもなる 高い
会社が挙げる主要リスク:経済環境の変化による購入意欲低下や資産価値低下 / 金融環境の変化による資金調達困難や金利上昇 / 法制度の変更による新たな義務、制約、費用負担
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 3 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産☆☆☆☆☆
根拠:弱いブランド・特許・許認可

明和地所は特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという明確な証拠はない。不動産業界の性質上、これらの無形資産が競争優位の源泉となるケースは限定的である。

スイッチングコスト★☆☆☆☆
根拠:弱い乗り換えの手間・コスト

不動産賃貸事業において、テナントが現在の物件から他の物件へ移転する際には、移転コスト(引越し費用、新物件の契約費用、業務中断リスク等)が発生する。しかし、物件の立地や仕様に強いこだわりがなければ、スイッチングは比較的容易であるため、スイッチング・コストは限定的と言える。

ネットワーク効果☆☆☆☆☆
根拠:弱い利用者増が価値を生む

明和地所の事業モデル(不動産開発・賃貸・管理)において、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果は発生しない。プラットフォーム型ビジネスとは異なり、顧客間の相互作用による価値創出は見られない。

コスト優位☆☆☆☆☆
根拠:弱い同じ物を安く作れる

不動産開発・賃貸業において、明和地所が構造的に競合他社よりも低コストで物件を取得、開発、または維持管理できるという明確な証拠はない。土地の仕入れコストや建築コストは市場要因に大きく左右される。

規模の経済★★☆☆☆
根拠:中程度規模が参入障壁になる

明和地所は一定規模の不動産ポートフォリオを保有しており、開発・賃貸・管理におけるオペレーション効率はある程度期待できる。しかし、業界全体で見ると、大手デベロッパーと比較して規模の経済による圧倒的な優位性は確立されていない。

  • 高品質なマンション開発力
    明和地所は、長年の経験と実績に基づき、立地や住環境にこだわった高付加価値マンションを提供しています。特に「ZEH-M Oriented」などの環境共生型住宅の開発に積極的であり、顧客に選ばれる上質な住まいづくりを追求することで、ブランド価値を高め、競争優位性を確立しています。
  • 顧客ライフサイクルをカバーする体制
    新築分譲から中古不動産の流通、マンション管理、賃貸、リフォーム、住宅ローンまで、住まいに関する多様なサービスをグループ内で一貫して提供できる体制が強みです。これにより、顧客のライフステージの変化に合わせた包括的なサポートが可能となり、顧客との長期的な関係構築に繋がっています。
  • 首都圏に特化した事業展開
    主力事業であるマンション分譲は、新規供給が限られる首都圏の好立地物件に注力しています。実需層だけでなく、資産形成目的のニーズも捉え、1億円を超える価格帯の物件販売比率が上昇していることから、安定した需要基盤と高い収益性を維持しやすい環境にあると考えられます。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)

経営戦略

  • 顧客視点での上質な住まいづくり
    創業以来の顧客視点を貫き、社会の変化に対応しながら、住まいを通じた新しい価値創造を目指しています。具体的には、「ZEH-M Oriented」などの環境共生型住宅や、立地・住環境にこだわった高付加価値マンションの開発を推進し、引渡し後のマンション管理における顧客満足度向上にも努めることで、市場環境に左右されないブランド価値の向上を図ります。
  • 資本効率を意識した事業運営
    中期経営計画「中期経営計画2027」に基づき、持続的な成長を目指しています。流通事業におけるウェルスソリューション(投資用不動産の一棟販売)や買取再販の回転率改善、売買仲介や管理事業の拡大を通じて、資産を多く持たない「アセットライト化」を進め、ROIC(投下資本利益率)の向上を図ることで、資本効率を高めた経営を目指します。
  • 安定した案件パイプラインの整備
    分譲プロジェクト期間の長期化に対応するため、競合が比較的少ない不動産M&Aによる用地確保や、再開発・建替え事業に積極的に取り組んでいます。これにより、中期経営計画の先を見据えた将来の案件パイプラインを安定的に整備し、持続的な成長に向けた事業基盤を強固なものにすることを目指しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1)企業理念当社グループは、生活の基盤となる住まいに関わる多様なニーズに対応するため、新築分譲事業、リノベーション事業、ならびに買い替えに伴う不動産仲介事業など、多角的な事業を展開しております。お客様のライフサイクルの変化や多層的な需要に対し、包括的な住まいのサービスを一体的に提供できる体制を構築しております。こうした体制のもと、創業以来変わることのない顧客視点に立った住まいづくりの姿勢を貫きつつ、社会の変化に対応しながら、住まいを通じた新しい価値を創造していくことで、グループ全体としての持続的な成長と企業価値の一層の向上を目指してまいります。 (2)対処すべき課題 当社グループとして、当面優先的に対処すべき課題は次のとおりであります。当社グループの主力事業である首都圏マンション市場においては、金融政策の正常化に伴う住宅ローン金利の上昇が、顧客の購買心理に与える影響については注視が必要であると認識しております。一方で、新規供給の限られるなか、厳選された好立地物件に対する実需および資産形成目的でのニーズは根強く、当社では1億円を超える価格帯の物件の販売比率が上昇しております。今後も、こうした資産価値の高い住宅に対する需要は底堅く推移するものと考えております。当社は2025年3月期から2027年3月期までを計画期間とした「中期経営計画2027」に基づき、持続的な成長を目指しております。当連結会計年度におきましては、売上高・利益ともに計画を大きく超過いたしました。中計最終年度となる次期(2027年3月期)の連結業績予想は、当連結会計年度比では減収減益の計画となりますが、利益額においては中計の目標値を上回る業績を見込んでおります。以下の3点に特に注力し、計画達成とさらなる企業価値向上を目指してまいります。① 上質な住まいづくりを追求し、お客様に選ばれる企業に「ZEH-M Oriented」等の環境共生型住宅の積極的な開発や、立地・住環境に徹底してこだわった高付加価値マンションの提供を引き続き推進します。また、引渡し後のマンション管理における顧客満足度の向上にも努め、市場環境の変化に左右されず、多くのお客様から選ばれ続けるブランド価値の向上に努めてまいります。② 資本回転を意識した事業運営強化している流通事業において、ウェルスソリューションや買取再販の回転率を改善するとともに、売買仲介や管理事業の拡大により、全体としてアセットライト化を目指し、ROICの向上を図ります。③ 分譲事業における安定した案件パイプラインの整備分譲プロジェクト期間が長期化しているなかで、競合が比較的少ない不動産M&Aを通じた用地確保や、再開発・建替え事業に積極的に取り組んでいます。こうした取り組みにより、中期経営計画の先を見据えた将来の案件パイプラインを整備し、持続的な成長に向けた基盤を強固なものとしてまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1)企業理念当社グループは、生活の基盤となる住まいに関わる多様なニーズに対応するため、新築分譲事業、リノベーション事業、ならびに買い替えに伴う不動産仲介事業など、多角的な事業を展開しております。お客様のライフサイクルの変化や多層的な需要に対し、包括的な住まいのサービスを一体的に提供できる体制を構築しております。こうした体制のもと、創業以来変わることのない顧客視点に立った住まいづくりの姿勢を貫きつつ、社会の変化に対応しながら、住まいを通じた新しい価値を創造していくことで、グループ全体としての持続的な成長と企業価値の一層の向上を目指してまいります。 (2)対処すべき課題 当社グループとして、当面優先的に対処すべき課題は次のとおりであります。当社グループの主力事業である首都圏マンション市場においては、金融政策の正常化に伴う住宅ローン金利の上昇が、顧客の購買心理に与える影響については注視が必要であると認識しております。一方で、新規供給の限られるなか、厳選された好立地物件に対する実需および資産形成目的でのニーズは根強く、当社では1億円を超える価格帯の物件の販売比率が上昇しております。今後も、こうした資産価値の高い住宅に対する需要は底堅く推移するものと考えております。当社は2025年3月期から2027年3月期までを計画期間とした「中期経営計画2027」に基づき、持続的な成長を目指しております。当連結会計年度におきましては、売上高・利益ともに計画を大きく超過いたしました。中計最終年度となる次期(2027年3月期)の連結業績予想は、当連結会計年度比では減収減益の計画となりますが、利益額においては中計の目標値を上回る業績を見込んでおります。以下の3点に特に注力し、計画達成とさらなる企業価値向上を目指してまいります。① 上質な住まいづくりを追求し、お客様に選ばれる企業に「ZEH-M Oriented」等の環境共生型住宅の積極的な開発や、立地・住環境に徹底してこだわった高付加価値マンションの提供を引き続き推進します。また、引渡し後のマンション管理における顧客満足度の向上にも努め、市場環境の変化に左右されず、多くのお客様から選ばれ続けるブランド価値の向上に努めてまいります。② 資本回転を意識した事業運営強化している流通事業において、ウェルスソリューションや買取再販の回転率を改善するとともに、売買仲介や管理事業の拡大により、全体としてアセットライト化を目指し、ROICの向上を図ります。③ 分譲事業における安定した案件パイプラインの整備分譲プロジェクト期間が長期化しているなかで、競合が比較的少ない不動産M&Aを通じた用地確保や、再開発・建替え事業に積極的に取り組んでいます。こうした取り組みにより、中期経営計画の先を見据えた将来の案件パイプラインを整備し、持続的な成長に向けた基盤を強固なものとしてまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】経営成績等の概要(1)経営成績当連結会計年度におきまして、当社グループの主力市場である首都圏マンション市場については、建設業界の人手不足や資材価格の高止まりにより分譲マンション価格が高値圏で推移するなか、資産価値の高い住宅に対する需要は引き続き底堅く推移しております。このような環境下、分譲事業におきましては、立地や利便性・住環境にこだわり厳選した用地取得を行うとともに、ZEH-M Oriented等の環境共生型住宅を含め、高付加価値のマンション開発を推進しております。こうした上質な住まいづくりの追求が奏功し、お客様から選ばれる企業となり、1億円を超える価格帯の物件においても販売は順調に推移しております。また、強化を図っている流通事業におきましては、買取再販および売買仲介がともに好調に推移したことに加え、ウェルスソリューション(投資用不動産の一棟販売)において10棟の引渡しを完了し、大幅な増収増益に寄与いたしました。管理事業におきましても、リプレイス獲得の推進により管理委託料収入が着実に増加しております。この結果、当連結会計年度における業績については、売上高901億8百万円(前期比12.8%増)、営業利益77億51百万円(同47.9%増)、経常利益58億91百万円(同56.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益38億26百万円(同32.1%増)となりました。 (連 結)区分当期実績(百万円)前期実績(百万円)増減金額(百万円)増減率(%)売上高90,10879,90210,20612.8営業利益7,7515,2402,51047.9経常利益5,8913,7692,12256.3親会社株主に帰属する当期純利益3,8262,89792832.1 (個 別)区分当期実績(百万円)前期実績(百万円)増減金額(百万円)増減率(%)売上高84,30473,59910,70514.5営業利益7,0854,8322,25246.6経常利益5,6563,7721,88449.9当期純利益3,6322,80382929.6 (2)連結セグメント別の業績各セグメントの売上高は、外部顧客に対する売上を記載しております。なお、当連結会計年度より、業績管理区分を見直したことにより、従来「分譲事業」に含まれていた一部の土地売却等の「土地・建物」取引を「流通事業」に含める方法に変更しております。以下の前連結会計年度の比較については、変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。① 分譲事業分譲事業におきましては、完成在庫の販売を着実に進めた結果、前期末時点の135戸から当期末時点では2戸まで減少しました。完成在庫分を含め、新築分譲マンション825戸(前期比9戸増)の引渡しを行ったこと等から、売上高は551億96百万円(同5.1%増)、セグメント利益は55億82百万円(同47.7%増)となりました。分譲マンションの契約高は前期から10億54百万円増加し507億58百万円、期末契約残高は前期末から20億67百万円減少し659億77百万円となっています。 売上の状況は次のとおりです。区分当期実績構成比分譲マンション戸数(戸)825 売上高(百万円)52,84595.7%土地・建物売上高(百万円)2,2234.0%手数料等売上高(百万円)1270.2%計戸数(戸)825 売上高(百万円)55,196100.0% ② 流通事業流通事業におきましては、中古マンションの買取再販において高い利益率を確保したこと、ウェルスソリューションにおいて10棟の引渡しを行ったこと等から、売上高は274億64百万円(前期比33.7%増)、セグメント利益は21億46百万円(同48.2%増)となりました。 売上の状況は次のとおりです。区分当期実績構成比買取再販戸数(戸)180 売上高(百万円)17,78864.8%土地・建物売上高(百万円)7,85028.6%手数料等売上高(百万円)1,8256.6%計戸数(戸)売上高(百万円)18027,464100.0% ③ 管理事業管理事業におきましては、売上高は66億56百万円(前期比10.4%増)、セグメント利益は6億44百万円(同25.0%増)となりました。 ④ 賃貸事業賃貸事業におきましては、売上高は6億61百万円(前期比3.0%減)、セグメント利益は2億30百万円(同0.2%増)となりました。 ⑤ その他事業その他事業におきましては、売上高は1億30百万円(前期比1.1%減)、セグメント利益は67百万円(同16.7%減)となりました。 (3)キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)の残高は205億70百万円となり、前連結会計年度末比15億52百万円減少いたしました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、6億25百万円の資金の増加(前期は333億73百万円の減少)となりました。これは税金等調整前当期純利益58億85百万円の計上、仕入債務の減少60億88百万円、棚卸資産の増加11億41百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、5億74百万円の資金の減少(前期は58億43百万円の減少)となりました。これは有形固定資産の取得による支出6億40百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは16億3百万円の資金の減少(前期は267億87百万円の増加)となりました。これは、新規プロジェクトにかかる長期借入れによる収入286億2百万円、プロジェクトの終了等に伴う長期借入金の返済による支出306億48百万円、配当金の支払額9億37百万円等によるものであります。 生産、受注及び販売の実績(1)生産実績該当事項はありません。 (2)契約実績当連結会計年度における分譲事業の契約状況は次のとおりであります。なお、当連結会計年度より、業績管理区分を見直したことにより、従来「分譲事業」に含まれていた一部の土地売却等の「土地・建物」取引を「流通事業」に含める方法に変更しております。以下の前連結会計年度の比較については、変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。 契約高契約残高数量金額(百万円)前期比(%)数量金額(百万円)前期比(%)分譲マンション592戸50,758102.1739戸65,97797.0土地・建物1,118.53㎡5,46075.6256.19㎡3,240-計592戸 1,118.53㎡56,21898.8739戸 256.19㎡69,217101.7(注)土地・建物の数量は、土地の実測面積を記載しております。 (3)販売実績当連結会計年度におけるセグメントごとの販売実績は次のとおりであります。セグメントの名称販売実績(百万円)前期比(%)分譲事業55,196105.1流通事業27,464133.7管理事業6,656110.4賃貸事業66197.0報告セグメント計89,978112.8その他事業13098.9合計90,108112.8(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において判断したものであります。 (1)重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたり、連結会計年度末日における資産・負債の報告数値及び偶発債権・債務の開示並びに連結会計年度における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り、判断及び仮定を使用する必要があります。当社グループは、過去の実績や状況に応じ最も合理的と考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループは、重要な会計方針のうち、判断と見積りに重要な影響を及ぼすものは以下のものであると考えております。 ① 棚卸資産評価当社グループは、通常の販売目的で保有する棚卸資産についての評価を実施し、評価額が帳簿価額を下回った場合には評価損失を計上しております。棚卸資産の評価は、鑑定評価に基づくものの他、近隣売買事例や過去の価格推移等により行っております。② 貸倒引当金当社グループは、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を貸倒引当金として計上しております。取引先の財務状況が悪化し、その支払能力が低下した場合、追加引当が必要となる可能性があります。③ 繰延税金資産当社グループは、企業会計上の資産又は負債の額と課税所得計算上の資産又は負債の額との間に生じる一時的な差異に係る税効果については、当該差異の解消時に適用される法定実効税率に基づいて繰延税金資産又は繰延税金負債を計上しております。当社グループが計上している繰延税金資産は、将来減算される一時差異及び繰越欠損金等によるものであります。繰延税金資産のうち、将来において回収が不確実であると考えられる部分に対しては評価性引当額を計上して繰延税金資産を減額していますが、将来の課税所得の見込み額の変化や法人税率の変動等に基づき繰延税金資産の回収可能性の評価が変更された場合、繰延税金資産の増減により法人税等調整額が増減し、純利益が増減する可能性があります。④ 退職給付費用当社グループは、従業員の退職給付費用及び債務を数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出しております。これらの前提条件となる基礎率には、割引率、昇給率、退職率、死亡率、年金資産の長期期待運用収益率等が含まれ、これまでの実績及び将来の見通しを考慮して設定しておりますが、実際の基礎率との差異については数理計算上の差異額として、発生期の翌連結会計年度において一括費用処理することとしております。前提条件として使用する基礎率は、その算定の基となる統計数値等に重要な変動が生じていない限り見直しを行いません。基礎率を変更した場合、割引率の減少(増加)は、退職給付債務が増加(減少)するため、数理計算上の差異の費用処理を通じて退職給付費用を増加(減少)させる可能性があります。長期期待運用収益率の引き下げ(引き上げ)は、退職給付費用を構成する期待運用収益を減少(増加)させることになり、その結果、退職給付費用は増加(減少)することになります。⑤ 賞与引当金当社グループは、従業員に対して支給する賞与の支出に充てるため、賞与支給見込額の当連結会計年度負担額を計上しております。⑥ 役員賞与引当金当社は役員賞与の支出に備えて、当連結会計年度における支給見込額を計上しております。⑦ 役員退職慰労引当金当社及び一部の連結子会社は役員の退職慰労金の支出に備えて、内規に基づく期末要支給額の全額を計上しております。⑧ 株主優待引当金株主優待制度の利用による費用負担に備えるため、発生すると見込まれる額を計上しております。 (2)当連結会計年度の経営成績の分析① 売上高分譲事業におきましては、完成在庫の販売を着実に進めた結果、前期末時点の135戸から当期末時点では2戸まで減少しました。完成在庫分を含め、新築分譲マンション825戸(前期比9戸増)の引渡しを行いました。流通事業におきましては、中古マンションの買取再販において高い利益率を確保しました。また、ウェルスソリューションにおいて10棟の引渡しを行いました。以上の結果、売上高は901億8百万円(前期比12.8%増)となりました。② 売上原価、販売費及び一般管理費売上原価は、分譲事業における用地費の上昇等から、709億29百万円(前期比12.0%増)となりました。販売費及び一般管理費は114億27百万円(前期比0.9%増)となりました。③ 営業外損益営業外収益は、受取保険金等により3億61百万円(前期比131.0%増)となりました。営業外費用は、支払利息が増加したこと等から22億21百万円(前期比36.5%増)となりました。④ 特別損益固定資産売却益3百万円を特別利益として計上いたしました。固定資産売却損8百万円、固定資産除却損1百万円を特別損失として計上いたしました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は901億8百万円(前期比12.8%増)、営業利益は77億51百万円(同47.9%増)、経常利益は58億91百万円(同56.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は38億26百万円(同32.1%増)となりました。 (3)資本の財源及び資金の流動性についての分析当社グループの資金需要の主なものはマンション分譲・買取再販・ウェルスソリューション等における事業資金であり、金融機関からの借入れにより資金調達を行っております。資金の状況につきましては、「経営成績等の概要 (3)キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。

事業リスク

  • 経済・金融環境の変動
    不動産は高額商品であり、景気後退による消費者心理の冷え込みや不動産取得にかかる税制変更、金利上昇、住宅ローン融資姿勢の厳格化などが、顧客の購入意欲や事業用地の仕入れ、棚卸資産の価値に影響を及ぼし、業績や財政状態を悪化させる可能性があります。
  • 法制度・自然災害・工事関連リスク
    建築基準法や都市計画法などの法制度変更による新たな義務や費用負担、自然災害(地震、風水害、感染症など)による事業中断や大規模修復工事、建築資材価格や人件費の高騰、工事中の事故、施工不良などが、事業計画の遅延やコスト増加、社会的な信用失墜、損害賠償発生に繋がり、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 事業用地・建築工事の不確実性
    不動産市況の変動による事業用地の仕入れ価格の変動や計画の遅延、土壌汚染や地中埋設物などの予期せぬ瑕疵による追加費用発生リスクがあります。また、建築工事における予期せぬ事象(施工会社の倒産、設計・施工上の不具合、近隣住民の反対など)による工事の中止・遅延やコスト上昇、さらには建物引渡し後の契約不適合責任を問われる可能性があり、これらが業績や財政状態に影響を与える可能性があります。
出典: FY2025 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
FY2025|2,054 文字
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末(2025年3月31日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経済環境の変化について分譲事業及び流通事業で取扱う商品については、消費者向け高額商品あるいは投下元本の大きな投資商品ということから、国内外経済等の影響を大きく受けます。景気後退局面における消費者心理の冷え込みや不動産取得にかかる税制等の変更による、お客様の購入意欲への影響や、当社保有の棚卸資産及び固定資産の資産価値の低下等により、簿価切下げによる評価損計上等、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)金融環境の変化について金融環境の変化もしくは当社業績の変動により、資金調達が困難になった場合、金利水準が上昇した場合、あるいは住宅ローンを利用するお客様に対する金融機関の融資姿勢が著しく消極的になった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)法制度の変更等について事業を遂行する上で建築基準法・都市計画法・不動産取引に関する法律等、種々の法的規制を受けており、法令違反が生じることのないように社内研修等による社員教育の実施を含めその遵守に努めておりますが、事業に関連する法制度が変更され、事業において新たな義務、制約及び費用負担等が発生することになった場合、また、関連する税制度が変更された場合には、社会的な信用失墜や規制当局による業務停止処分等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)自然災害や突発的事象発生による影響について火災や地震、風水害、感染症の流行等の災害発生に備えて事業継続計画(BCP)を策定しておりますが、被災状況によっては業務の中断等により当社の事業活動に多大な影響が及ぶ可能性があります。また、建設中あるいは完成引渡し前のマンションに大規模な修復工事を余儀なくされる事態が発生した場合は、工期の延長により引渡し時期が変動する等事業計画に大きな差異が生じます。さらに、大規模な修復工事は多額の補償を伴い、増加したコストについては保険により求償することになりますが、すべての損失を補填できるとは限らず、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)事業用地の仕入について不動産市況の動向により事業用地の価格が変動することで取得が計画どおりに進まない場合や、様々な調査を行い用地取得の意思決定をしたものの予想がつかない土壌汚染や地中埋設物等の瑕疵の発見による追加費用が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)建築工事について建築資材の価格や建築工事にかかる人件費の高騰により、予定原価を超過し収益性が悪化したり、建築工事中の事故、施工会社の倒産や請負契約の不履行、設計・施工上の不具合、近隣住民の反対等予期せぬ事象が発生することによる建築工事の中止又は遅延や建築コストの上昇があった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)契約不適合責任について建築工事に関して当社品質管理部による施工会社への指導強化、検査体制の強化や建築工事フォローアップを行い、従前にも増して品質管理体制の向上に努めておりますが、万一、建物竣工後に設計・施工上の不具合等に起因する売主としての契約不適合責任を問われ、売買契約の錯誤無効や損害賠償請求の訴訟の対象とされた場合、これらの訴訟等の内容及び結果によっては、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)業績の変動要因について四半期ごとに業績を比較した場合、竣工・引渡しのタイミングにより売上高が変動するため、四半期ごとの業績は他の四半期と比較して均一にはならず、各四半期の偏重の度合は過年度と同様になるとは限りません。また、売買契約のキャンセル、建築工期や建築確認手続の遅延等により引渡し時期が各決算期末を越えた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9)繰延税金資産について将来の収益見通しに基づく回収可能性を十分に検討したうえで繰延税金資産を計上しておりますが、収益見通しの変更や税率変動等を含む税制の変更等があった場合には、繰延税金資産計上額の見直しが必要となり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10)個人情報について個人情報の取扱い及び管理については、規程の整備、研修の実施等により周知徹底を図っておりますが、個人情報が漏洩した場合には、社会的な信用失墜や損害賠償の発生等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

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